JP2021060404A - 試料採取装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1および図2を参照して、本発明の第一実施形態における試料採取装置1について説明する。試料採取装置1は、図1に示すように、上下方向に延びる様に地盤1000に設けられた掘削穴910から試料を採取するものである。なお、本発明において上下方向とは、鉛直方向の成分を含む全ての方向を指す。したがって、上下方向には、鉛直方向のみならず、鉛直方向に対して傾斜する方向も含まれる。掘削穴910には、例えば、セメントミルク法により根固め部920および杭周固定部930が形成される。なお、根固め部920は、セメントミルクにより構成される根固め液を含む。杭周固定部930は、セメントミルクにより構成される杭周固定液を含む。なお、根固め液、杭周固定液は、セメントミルク以外のもので構成されていてもよい。
図1〜図3を参照して、試料側収容部2について説明する。試料側収容部2は、図2および図3に示すように、内部空間22を有する。そして、試料側収容部2は、掘削穴910から採取される試料を内部空間22で収容する。試料側収容部2は、例えば、筒状(例えば、円筒状)の試料側筒状体20により構成される。試料側筒状体20は、軸方向Aの先端側に、試料を外部から導入するための導入口21を有する。試料が内部空間22に取入れられる際に、試料は導入口21を通過する。導入口21は、軸方向Aに開口している。このため、外部と、試料側筒状体20の内部空間22とは、導入口21を介して軸方向Aにおいて連通する。
図2〜図4を参照して、栓部3について説明する。栓部3は、図2および図3に示すように、試料側収容部2の内部側から導入口21を閉じる。そして、栓部3は、図2および図3に示すように、内周面傾斜領域24に当接可能な当接領域30を有する。当接領域30は、図3の下段図に示すように、試料側収容部2の軸周りを一周する環状の領域となる。
図2〜図4を参照して、開閉部4について説明する。開閉部4は、栓部3を試料側収容部2の軸方向Aに移動させて、導入口21を開閉する。開閉部4は、例えば、軸部40と、駆動部41と、保護部42と、開閉側操作部43と、案内部44と、を有する。なお、案内部44は、あれば好ましいが、無くてもよい。
軸部40は、図2および図3に示すように、軸方向Aに延在する。軸部40は、例えば、棒状体により構成される。栓部3は、軸部40の先端に設けられる。栓部3は、軸部40の先端側において軸部40に連結されてもよいし、軸部40と一体形成されてもよい。また、軸部40の中心軸と、試料側筒状体20の中心軸25とは、略一致することが好ましい。
駆動部41は、軸部40を軸方向Aに移動させるものである。駆動部41は、図2および図3に示すように、例えば、ピストン45と、シリンダ46と、ピストン駆動部47と、を有する。ピストン45は、自身の先端側に軸部40が設けられる。ピストン45は、自身の下端側において軸部40に連結されてもよいし、軸部40と一体形成されてもよい。このため、軸部40は、ピストン45の動作に連動して移動する。
保護部42は、シリンダ46の内部に試料が入り込まないように保護する(シールする)ものである。保護部42は、図2および図3に示すように、例えば、シリンダ46の開口45Aの外側近傍に設けられる蛇腹カバーにより構成される。蛇腹カバーは、軸部40の軸周りを覆うと共に、板状体26の内部空間22側の面を起点として軸方向Aの先端側に延在する。また、蛇腹カバーは、蛇腹状に形成され、軸方向Aに伸縮自在である。
開閉側操作部43は、閉モード、開モードおよび開閉停止モードに対応する操作である閉操作、開操作、開閉停止操作を外部から受け付けて、その操作を指示信号に変換して、流体供給部470(開閉側切替え弁474)に伝達する。従って、開閉側操作部43は、閉モード、開モードおよび開閉停止モードを切り替えるような操作ボタン、操作レバー、タッチパネル等を備えることが好ましい。また、開閉側操作部43は、外部の制御装置(例えば、PC)からの操作信号を受け付けて、その操作信号を指示信号に変換して、流体供給部470(開閉側切替え弁474)に送信してもよい。また、開閉側操作部43自身が制御装置となっており、後述する試料検知部7や開閉側検知部8からの検知信号を受け付けて、これらの信号に基づいて指示信号に変化して、流体供給部470(開閉側切替え弁474)に伝達してもよい。すなわち、手動操作と自動操作の双方に適用可能である。
案内部44は、軸部40を軸方向Aに案内する。案内部44は、試料側筒状体20の内部に設けられる。案内部44は、例えば、板状に形成されることが好ましい。試料側筒状体20の内部空間22における試料収容可能体積をなるべく大きくするためである。案内部44は、図2および図3に示すように、試料側筒状体20の内部空間22を軸方向Aに2分するように仕切る。また、案内部44は、軸方向Aに貫通するピストン側貫通孔440を有する。ピストン側貫通孔440は、軸部40を通す。ピストン側貫通孔440を構成するピストン側貫通孔構成面は、軸方向Aの一部区間において、軸部40の軸回りの周面を取り囲むと共に、軸方向Aに延在する。また、ピストン側貫通孔440の直径は、軸部40の直径よりもわずかに大きい。このため、ピストン側貫通孔構成面は、軸部40を軸方向Aに案内する案内面として機能する。また、案内部44がない場合、試料等により軸部40に力が加わり、軸部40は、軸方向とはずれた方向に移動するおそれがある。軸部40が軸方向とはずれた方向に移動すると、栓部3は導入口21を閉じることができない。一方で、案内部44があれば、軸部40は、軸方向に案内されることを保証されるため、栓部3は、確実に導入口21を閉じることができる。
図2および図3を参照して、開閉側収容部5について説明する。開閉側収容部5は、収容空間52を有する。収容空間52には、ピストン45およびシリンダ46が収容される。開閉側収容部5は、筒状の開閉側筒状体50により構成される。
図2および図3を参照して、通気部6について説明する。通気部6は、外部と、試料側筒状体20の内部との間の通気を行う。通気部6は、図2および図3に示すように、通気配管60と、通気側切替え弁61と、真空ポンプ62と、通気側操作部63と、を有する。通気配管60は、地上の外部空間と、試料側収容部2の内部との間を通気するための配管である。通気配管60は、外部側通気流路60Aと、内部側通気流路60Bと、を有する。
試料検知部7は、試料側収容部2の基準位置(以下、試料高さ側基準位置と呼ぶ。)からの試料側収容部2に収容された試料の軸方向Aにおける高さが所定の閾値に達したことを検知する。なお、試料高さ側基準位置は、例えば、導入口21が挙げられるが、これに限定されるものではなく、試料側収容部2におけるその他の位置であってもよい。試料検知部7は、例えば、水位計、浮き球式のフロートスイッチにより構成される。試料検知部7における検知結果は、(図示しない)報知部を通じて作業者に知らされる。報知部での報知態様として、例えば、表示部への表示、または、音の出力、検知灯の点灯等が挙げられる。なお、検知信号を、通気側操作部63や開閉側操作部43に伝達することも好ましい。以上のように構成される試料検知部7によれば、試料側収容部2において収容される試料の充填量を地上からでも把握することができる。
開閉側検知部8は、導入口21の開閉について検知する。開閉側検知部8は、試料側収容部2の基準位置(以下、移動量側基準位置と呼ぶ。)からの軸部40の軸方向Aの移動量に基づいて、導入口21の開閉状態を検知する。本実施形態では、開閉側検知部8は、基準位置からの軸部40の軸方向Aの移動量を、シリンダ46に対するピストン45の基準位置からのストローク量と見做し、当該ストローク量に基づいて導入口21の開閉状態を検知する。なお、開閉側検知部8は、ピストン45の基準位置からのストローク量を直接計測する態様であってもよい。例えば、栓部3が導入口21を閉じている状態の軸部40(ピストン45)の位置を移動量側基準位置とした場合、軸部40(ピストン45)が移動量側基準位置から軸方向Aの上端側に移動すると、導入口21は開いた状態になる。したがって、開閉側検知部8は、軸部40(ピストン45)の位置が移動量側基準位置からずれている場合、導入口21は開いていると検知する。一方、開閉側検知部8は、軸部40(ピストン45)の位置が移動量側基準位置にある場合、導入口21は閉じていると検知する。開閉側検知部8における検知結果は、(図示しない)報知部を通じて作業者に知らされる。報知部での報知態様として、例えば、表示部への表示、または、音の出力、検知灯の点灯等が挙げられる。なお、検知信号を、通気側操作部63や開閉側操作部43に伝達することも好ましい。
試料側収容部2に試料が収容されると、その分だけ、通気配管60を通じて試料側筒状体20の内部の空気が外部に排気される。このことを利用して、充填量検出部9は、試料側収容部2から外部に排気される空気の排気量を計測し、該排気量に基づいて試料側収容部2における試料の充填量を検出する。具体的に充填量検出部9は、図2に示すように、例えば、排気量計測部90と、充填量計算部91と、を有する。
図1および図5〜図8を参照して、試料採取装置1を用いて試料を採取する手順について説明する。なお、図5〜図8に示す試料採取装置1では、図2および図3に示す試料採取装置1とは、開閉側操作部43、開閉側切替え弁474、通気側操作部63、および通気側切替え弁61の配置が異なるが、これは図を描く都合上、配置を異ならせているだけで、いずれも実質的に同じものである。
図9を参照して、本発明の第二実施形態における試料採取装置1について説明する。本実施形態における試料採取装置1は、第一実施形態における試料採取装置1に、更に、洗浄用液体により試料側筒状体20(試料側収容部2)の内部を洗浄する洗浄部10を加えたものである。洗浄部10は、例えば、洗浄用液体供給部11と、洗浄側通気部12と、振動部13と、洗浄側操作部14と、洗浄用液体検知部15と、報知部16と、圧力検知部17と、を備える。
洗浄用液体供給部11は、洗浄側操作部14で受け付けた操作に応じて試料側筒状体20の内部に洗浄用液体を供給するものであり、例えば、洗浄用液体源111と、洗浄用液体配管112と、洗浄側切替え弁113と、を有する。
洗浄側通気部12は、洗浄側操作部14で受け付けた操作に応じて試料側筒状体20の内部を外部空間に開放するものである。洗浄側通気部12は、図9に示すように、例えば、洗浄側切替え弁113と、これに接続される洗浄側通気配管60Cを有する。洗浄側通気配管60Cは、通気配管60(外部側通気流路60A)の途中に合流している。即ち、通気配管60の一部が、洗浄側通気配管60Cを兼ねる構造となっている。洗浄側通気配管60Cは、洗浄用液体源111から試料側筒状体20の内部に洗浄用液体が流れ込んだ際、その試料側収容部2の内部に流れ込んだ液体に相当する分の空気を外部空間に排出する役割を有すする。一方で、開閉側収容部5の内部に洗浄側内部側通気流路を専用で設けておき、これに洗浄側通気配管60Cを直接接続することで、試料を採取する際に内部空気を排気する通気配管60から完全に独立させても良い。
振動部13は、洗浄側操作部14で受け付けられる操作に応じて、試料側収容部2に振動を与えるものである。振動部13は、例えば、圧電セラミックス等の圧電体に加えられた電圧を力に変換する圧電素子を有する。圧電素子に超音波に相当する周波数の交流電圧を加えると、圧電素子は超音波振動を行う。
洗浄側操作部14は、洗浄用液体供給モード、洗浄用液体停止モード、及び洗浄停止モードに対応する操作である洗浄操作、洗浄用液体停止操作、及び洗浄停止操作を外部から受け付けて、その操作を指示信号に変換して、洗浄用液体供給部11(洗浄側切替え弁113)及び振動部13に伝達する。従って、洗浄側操作部14は、洗浄用液体供給モード、洗浄用液体停止モード、及び洗浄停止モードを切り替えるような操作ボタン、操作レバー、タッチパネル等を備えることが好ましい。
洗浄用液体検知部15は、試料側筒状体20の基準位置(以下、適宜、洗浄用液体高さ側基準位置と呼ぶ。)からの試料側筒状体20に収容された洗浄用液体の軸方向Aにおける高さ(水位)が所定の閾値に達したことを検知するものである。洗浄用液体検知部15は、例えば、試料側筒状体20の内部に設けられる水位センサにより構成される。栓部3で導入口21が閉じられた状態で洗浄用液体が試料側筒状体20の内部に供給され続けると、試料側筒状体20の内部は、洗浄用液体で一杯になる。洗浄用液体で一杯になった状態から、更に、試料側筒状体20の内部に洗浄用液体が供給され続けると、洗浄用液体が、洗浄側通気配管60C及び洗浄側通気配管60Cを通じて外部に排出される。この際、図9に示すように、洗浄用液体高さ側基準位置を基準とした洗浄用液体の水位が所定の閾値に達したことを洗浄用液体検知部15で検知し、その検知信号を洗浄側操作部14に伝達する。結果、報知部16によって外部にその旨を報知できる。報知部16は、例えば、光(LED等)や表示画面への表示により外部にその旨を報知してもよいし、音により外部にその旨を報知してもよい。これにより、作業者は、試料側筒状体20の内部が洗浄用液体で満たされたことを素早く認識できるため、洗浄用液体の供給を停止できる。結果、洗浄用液体が、洗浄側通気配管60Cや洗浄側切替え弁113に流出させることが無くなるので、洗浄側通気配管60Cの目詰まりや洗浄側切替え弁113の故障を抑制できる。なお、この洗浄用液体検知部15は、試料検知部7で代用することも可能である。
また、図9に示すように、洗浄用液体検知部15と同時に、又は、洗浄用液体検知部15に代えて、圧力検知部17を設けてもよい。この圧力検知部17は、洗浄用液体配管112又は試料側筒状体20の内部のいずれかの圧力を検知する。圧力検知部17が設けられる位置は、試料側筒状体20の内部であってもよいし、洗浄用液体配管112の内部であってもよいし、それらに連通する任意の位置であってもよい。圧力検知部17の圧力値を、洗浄側操作部14に伝達することで、洗浄用液体配管112又は試料側筒状体20の内部の圧力が所定の閾値に達したか否か判定できる。洗浄側操作部14で、内部の圧力が所定の閾値を超えたと判定されると、報知部16によって所望の報知を実行する。
次に、洗浄用液体供給モード、洗浄用液体停止モード、及び洗浄停止モードについて詳細に説明する。洗浄用液体供給モードとは、試料側収容部2の内部を外部空間に開放した状態で試料側筒状体20の内部に洗浄用液体を供給するモードである。そして、洗浄用液体供給モードにおいて洗浄側切替え弁113は、図10(A)に示すように、洗浄用液体源側ポート1130と洗浄用液体配管側ポート1132の間を開通させると共に、大気開放側ポート1131と洗浄側通気配管側ポート1133の間を開通させる。結果、洗浄用液体源111と洗浄用液体配管112は繋がると共に、洗浄側通気配管60Cが地上の外部空間に開放される。そして、洗浄用液体配管112を通じて洗浄用液体源111から試料側筒状体20の内部に洗浄用液体が流れ込むと共に、洗浄側通気配管60Cを通じて流れ込んだ洗浄用液体に相当する分の空気又は洗浄用液体が試料側筒状体20の内部から外部空間に排出される。また、本実施形態において洗浄用液体供給モードでは、振動部13が動作(振動)することが好ましい。
図12〜図15を参照して、試料側筒状体20の内部の洗浄方法について説明する。第一実施形態の説明の<試料採取装置の動作>で説明したように、試料採取装置1により地下で試料を採取した後に、試料採取装置1を地上900に移動させる。そして、図12(A)に示すように、試料採取装置1を大気開放モードにしつつ、開モードにして、栓部3を軸部40と共に、軸方向Aの上方側に移動させて、導入口21を通じて試料側筒状体20の内部から試料を容器800に取り出す。これにより、試料は自然落下して、図11(B)に示すように、容器800に試料が溜まる。この時、図12(B)に示すように、試料側筒状体20の内部の内周面23には、試料の残り(以下、残試料)700が付着した状態になる。試料側筒状体20の内部を洗浄して、このような残試料700を除去するのが洗浄部10である。
2 試料側収容部
3 栓部
4 開閉部
5 開閉側収容部
6 通気部
7 検知部
8 開閉側検知部
9 充填量検出部
10 洗浄部
11 洗浄用液体供給部
12 洗浄側通気部
13 振動部
14 洗浄側操作部
15 洗浄用液体検知部
16 報知部
17圧力検知部
20 試料側筒状体
20A 通気側接続部
20B 液体側接続部
21 導入口
22 内部空間
23 内周面
24 内周面傾斜領域
25,55 中心軸
26,56 板状体
30 当接領域
31 対向面
32 可撓性領域
33 隙間
40 軸部
41 駆動部
42 保護部
43 開閉側操作部
44 案内部
45 ピストン
46 シリンダ
46A ピストン前進側接続部
46B ピストン後退側接続部
47 ピストン駆動部
50 開閉側筒状体
52 収容空間
60 通気配管
60A 外部側通気流路
60B 内部側通気流路
60C 分岐配管
61 通気側切替え弁
62 真空ポンプ
63 通気側操作部
64 真空ポンプ側ポート
65 大気開放側ポート
66 通気配管側ポート
111 洗浄用液体源
112 洗浄用液体配管
113 洗浄側切替え弁
114 外部側液体流路
115 内部側液体流路
120 多方弁
120 根固め部
130 杭周固定部
140 砂利
440 ピストン側貫通孔
441 試料側貫通孔
470 流体供給部
471 ピストン前進側配管
472 ピストン後退側配管
473 流体源
474 開閉側切替え弁
475 流体源側ポート
476 上開放側ポート
477 ピストン前進側ポート
478 ピストン後退側ポート
910 掘削穴
1000 地盤
Claims (12)
- 上下方向に延びる様に地盤に設けられた掘削穴から試料を採取する試料採取装置であって、
自身の軸方向の下端において該軸方向に開口した、前記試料を導入する導入口を有することで、前記試料を収容可能な筒状の試料側収容部と、
前記試料側収容部の内部側から前記導入口を閉じることが可能な栓部と、
前記栓部が先端に設けられると共に、前記試料側収容部の内部において前記軸方向に延在する軸部と、
前記試料側収容部の上端側に配置され、前記軸部を介して前記栓部を前記試料側収容部の前記軸方向に移動させて、前記導入口を開閉する駆動部と、
を備えることを特徴とする、
試料採取装置。 - 前記試料側収容部の内周面は、前記導入口の近傍において、上方から下方に進むに従って前記試料側収容部の中心に向かって傾斜する内周面傾斜領域を有することを特徴とする、
請求項1に記載の試料採取装置。 - 前記栓部は、前記導入口を閉じたときに前記試料側収容部の前記内周面傾斜領域に当接する当接領域を有し、
前記当接領域を含む前記栓部の少なくとも一部は、可撓性の材料で形成されることを特徴とする、
請求項2に記載の試料採取装置。 - 前記試料側収容部の内部の前記軸方向の一部区間において、前記軸部の近傍で前記軸部の軸周りを取り囲むと共に、前記軸方向に延在する案内面を有する案内部を備えることを特徴とする、
請求項1〜3のいずれかに記載の試料採取装置。 - 前記試料側収容部における基準位置からの前記軸部の前記軸方向の移動量に基づいて、前記導入口の開閉状態を検知する開閉側検知部を備えることを特徴とする、
請求項1〜4のいずれかに記載の試料採取装置。 - 一端側が地上の外部空間に開放され、他端側が前記試料側収容部の内部と地上の外部空間とが連通するように前記試料側収容部に接続される配管を備えることを特徴とする、
請求項1〜5のいずれかに記載の試料採取装置。 - 前記配管を通じて前記試料側収容部の内部を地上の外部空間に対して開放および遮断するように開閉する弁を備えることを特徴とする、
請求項6に記載の試料採取装置。 - 前記試料側収容部に接続される配管と、
前記配管に接続され、前記配管を通じて前記試料側収容部の内部の空気を地上の外部空間に排気するポンプと、
を備えることを特徴とする、
請求項1〜5のいずれかに記載の試料採取装置。 - 前記試料側収容部の基準位置からの前記試料側収容部に収容された前記試料の前記軸方向における高さが所定の閾値に達したことを検知する試料検知部を備えることを特徴とする、
請求項1〜8のいずれかに記載の試料採取装置。 - 前記試料側収容部から外部に排気される空気の排気量を計測し、該排気量に基づいて前記試料側収容部における前記試料の充填量を検出する充填量検出部を備えることを特徴とする、
請求項1〜9のいずれかに記載の試料採取装置。 - 前記試料側収容部の内部に洗浄用液体を供給する洗浄用液体供給部と、
前記試料側収容部の内部を外部空間に開放する洗浄側通気部と、
を備えることを特徴とする、
請求項1〜10のいずれかに記載の試料採取装置。 - 前記試料側収容部に振動を与える振動部を備えることを特徴とする、
請求項11に記載の試料採取装置。
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