JP2021060072A - ロータリアクチュエータ - Google Patents

ロータリアクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP2021060072A
JP2021060072A JP2019184115A JP2019184115A JP2021060072A JP 2021060072 A JP2021060072 A JP 2021060072A JP 2019184115 A JP2019184115 A JP 2019184115A JP 2019184115 A JP2019184115 A JP 2019184115A JP 2021060072 A JP2021060072 A JP 2021060072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
rotary actuator
way valve
piston
pinion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019184115A
Other languages
English (en)
Inventor
裕生 堀河
Yuki HORIKAWA
裕生 堀河
薬師神 忠幸
Tadayuki Yakushijin
忠幸 薬師神
石橋 圭介
Keisuke Ishibashi
圭介 石橋
圭吾 小林
Keigo Kobayashi
圭吾 小林
俊治 小原
Toshiharu Obara
俊治 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikin Inc
Original Assignee
Fujikin Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikin Inc filed Critical Fujikin Inc
Priority to JP2019184115A priority Critical patent/JP2021060072A/ja
Publication of JP2021060072A publication Critical patent/JP2021060072A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Actuator (AREA)

Abstract

【課題】簡単な構造で回動角度が90°の2方弁と180°の3方弁の両方に兼用して使用することのできるロータリアクチュエータを提供すること。【解決手段】内部にシリンダ室2aを備えた本体2と、このシリンダ室2a内で作動流体によって移動するピストン3と、ピストン3に取り付けられ一側面にラック40が刻設されたロッド4と、本体1の外部に延設される回転軸5に嵌合し、ラック40に噛合するピニオン50とを備え、ロッド4には、ロッド4の移動方向と平行に溝部41が形成され、本体2には、溝部41に先端が進入可能なネジ部材6が螺合する雌ネジ孔24を形成する。【選択図】図1

Description

この発明は、作動流体によって作動するロータリアクチュエータに関する。
化学物質をサンプリングし、分析するためのアナライザサンプリングシステム等においては、化学物質を含有した流体の流入・停止や流路の切り替えを行うために2方弁や3方弁が多数設けられている。これら2方弁、3方弁としては、ボール弁が用いられ、2方弁においては流路の開放と閉鎖、3方弁においては流路の切り替えを本体内に配設されるボールの回動によって行うようにしている。
この種の2方弁、3方弁の回動は、ボールから延設されるステムを回転させることで行われるが、ステムを回転させるアクチュエータとして、直進運動を回転運動に変換するラックピニオン型のロータリアクチュエータが用いられている(特許文献1〜2参照)。
特許文献1に記載のロータリアクチュエータは、本体内に回転可能に設けられたピニオンと、このピニオンに噛合するラックが刻設されたロッドとが配設され、ロッドは作動流体によって移動するピストンに取り付けられている、所謂単ロッドタイプとして構成されている。そして、作動流体の流入、流出によってロッドが直進運動をし、ロッドに刻設されたラックと噛合するピニオンが回転し、ピニオンの中心軸として設けられた回転軸が回転することで回転軸と接続される2方弁、3方弁のステムが回転する。
図5に2方弁9A、3方弁9Bのボール90の動きを示す。2本弁では流入口92に対し、流出口93が一つであるのに対し、3方弁では流入口92に対し、流出口は流出口93a、93bの2箇所が存在する。2方弁9Aでは、流入口92から流出口93に流体流路を開閉するもので、ボール90の回動角度は本体91に対して90°である。一方、3方弁9Bでは流入口92からの流体を流出口93a、93bの何れかに流す、両方に流す、何れにも流さない(流出口93a、93bが連通)の切り替えを行うことができる。図に示すような流出口切替式の3方弁の場合は、ボール90の回動角度が本体91に対し、180°である(270°、360°回動可能ものもある)。このように、2方弁9A、3方弁9Bに用いられるロータリアクチュエータは、ピニオンに取り付けられる回転軸が90°と180°となるようにロッドの移動距離が異なる2種類のアクチュエータが使用されている。
しかし、2種類のアクチュエータは、ロッドのストローク(回転軸の回転角度)が異なるだけで外観は同じであり、取り付けミスを生じる可能性がある他、在庫管理に手数や費用を要するという問題があった。
これらの問題を解消するために適用可能な単ロッドタイプのロータリアクチュエータとして、中間位置で停止するタイプのロータリアクチュエータが存在する(特許文献3参照)。
特許文献3に記載の従来例として、回転軸にレバーを配設し、エアシリンダによって出没するストッパをレバーに当接させることでロータリアクチュエータの回転を中間位置で停止させるようにしている。また、ロッドの両端にシールを設けたピストンとし、ロッドの一端と当接可能でエアの流入によってロッドの一端との距離を変動させるストッパピストンを配設することでロータリアクチュエータの回転を中間位置で停止させる構成が記載されている。
特開昭51−141972号公報 特開2002−139004号公報 特開平02−199303号公報
しかし、特許文献3に記載のロータリアクチュエータでは、回転軸に取り付けたレバーと当接するストッパをエアシリンダで動作させる必要があり、また、ロッドをピストンとし、その一端と当接するストッパピストンもエア駆動させる必要がある。このような構成では、ステムの回転が90°又は180°の何れかとするだけで十分であるロータリアクチュエータの使用用途では構成が複雑で、製品の費用が嵩み、目的とする使用用途にはそぐわないという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構造で回動角度が90°の2方弁と180°の3方弁の両方に兼用して使用することのできるロータリアクチュエータを提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明に係るロータリアクチュエータは、
内部にシリンダ室を備えた本体と、
前記シリンダ室内で作動流体によって移動するピストンと、
該ピストンに取り付けられ一側面にラックが刻設されたロッドと、
前記本体外部に延設される回転軸に嵌合し、前記ラックに噛合するピニオンとを備え、
前記ロッドには、ロッドの移動方向と平行に溝部が形成され、
前記本体には、前記溝部に先端が進入可能なネジ部材が螺合する雌ネジ孔を形成している。
このロータリアクチュエータは、溝部にネジ部材が進入していないときはロッドの移動は阻止されずにフルストローク移動(ピニオンの回動が180°)し、溝部にネジ部材が進入しているときは、溝部の段差にネジ部先端が当接し、ロッドの動きが阻止されることで、ロッドは半ストローク(ピニオンの回動が90°)の移動となる。
この場合において、ネジ部材には、先端が前記溝部に進入しない位置で停止する停止機構を備えることができる。
また、これらの場合において、前記溝部と、溝部に対応する前記本体に形成する雌ネジ孔を複数設けることができる。これによって、ピニオンの回動を例えば、90°、180°、270°に変更することができる。
本発明によれば、簡単な構造で回動角度が90°の2方弁と180°の3方弁の両方に兼用して使用することのできるロータリアクチュエータを提供することができる。
本発明の実施の形態に係るロータリアクチュエータの断面図で、(a)3方弁対応時の初期状態を、(b)は3方弁対応時の回動状態を示す。 同ロータリアクチュエータの断面図で、(a)2方弁対応時の初期状態を、(b)は2方弁対応時の回動状態を示す。 同ロータリアクチュエータの停止機構を示す部分拡大図である。 同ロータリアクチュエータのロッドに溝部を複数形成する例を示す斜視図である。 2方弁、3方弁の構造を示す概略図で、(a−1)、(a−2)は2方弁を、(b−1)、(b−2)は3方弁を示す。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
<実施形態1>
図1〜図4に、本発明のロータリアクチュエータの実施形態1を示す。
[ロータリアクチュエータ]
図1に示すロータリアクチュエータ1は、内部にシリンダ室2aを備えた本体2と、このシリンダ室2a内で作動流体によって移動するピストン3と、ピストン3に取り付けられ一側面にラック40が刻設されたロッド4と、本体1の外部に延設される回転軸5に嵌合し、ラック40に噛合するピニオン50とを備えている。
[本体]
本体2の内部は、上方が開放されるとともに、環状の底部を有するシリンダ室2aと、シリンダ室2aの底部から下方に向かって形成されるラック40の収納空間21を備えている。また、ラック40の収納空間21の軸方向(ラック40の移動方向)と直交する方向にピニオン50及び回転軸5が収納される回転孔22が形成され、回転軸5はこの回転孔22に対し、ベアリング(図示省略)等の軸受部材を介し、ピニオン50がラック40に噛合する位置で回動自在に固定される。本体2の表面にシリンダ室2aの底部よりも下方からシリンダ室2aに連通する作動流体の導入口23が開口される。
[ピストン]
ピストン3は、シリンダ室2aの周面を摺接する円盤状で、側面にOリング30等のシール部材を配設し、作動流体の漏れを防止する。作動流体による圧力が付加されていない状態ではピストン3は、シリンダ室2aの底面側に向かってバネ8によってシリンダ室2aの底面側に付勢されている。バネ8は、一端がピストン3の表面3Aに形成される環状溝部31に当接し、他端が本体2の開放端側に取り付けられている蓋部材7の底面に当接している。ピストン3の裏面3Bの中心部は、ピストン3の厚みより薄い、若干の段差を設け、この段差にロッド4が取り付けられている。
[ロッド]
ロッド4は、ボルト等の締結手段又は溶接等の固着手段によって上述したように、ピストン3の裏面3Bの中心部に取り付けられている。ロッド4は中実の柱状であれば円柱形状、角柱形状の何れであっても構わない。そして、ロッド4の長手方向(ロッドの移動方向と平行な方向)にはラック40が刻設されており、ピニオン50と噛合する。ロッド4のラック40が刻設されている長手方向と異なる長手方向、本実施形態ではラック40の刻設箇所の反対面に、移動方向と平行に溝部41が形成されている。この溝部41の長手方向で反ピストン3側となるロッド4先端側端部は開放されておらず、壁部41aを有している。これによって、溝部41に進入したネジ部材6の先端部6aが、壁部41aと当接し、ロッド4の移動を規制する。
溝部41は、ピニオン50が回転していない初期状態においてネジ部材6の先端部6aの進入を許容し、ピニオン50の回動を途中規制する位置(例えば、180°回動可能なときに90°の位置で規制する場合)で壁部41aにネジ部材6の先端部6aが当接するように形成されている。
そして、本体2には、上述した溝部41に先端部6aが進入可能なネジ部材6が螺合する雌ネジ孔24が形成されている。この雌ネジ孔24の形成する位置もピニオン50の回動を上述した位置で規制できる箇所に形成する。
溝部41と、溝部41に対応する本体2に形成する雌ネジ孔24は、例えば図4に示すように、ロッド4のラック40が刻設されていない上面と下面の2箇所に長さの異なる溝部41A、41Bを設ける等、複数設けることができる。溝部41と雌ネジ孔24とを2箇所に設けることで、ピニオン50の回動を、例えば、90°、180°、270°に変更することができる。
[停止機構]
ネジ部材6は、先端部6aの直径が溝部41に進入できる大きさで、一般的なネジやボルト、例えば、六角穴付きボルトを利用することができる。そして、ネジ部材6には、先端6aが溝部41に進入しない位置で停止する停止機構60を備えることが好ましい。
停止機構60は、ネジ部材6の後端側6bの軸部に、ネジ部材6の軸心と直交する方向に開口した貫通孔62と、この貫通孔62に挿通されるピン部材61とから構成される。ロッド4の動きを規制しないとき(回転軸5を180°回動させるとき)にはピン部材61を貫通孔62に挿通し、ネジ部材6の先端部6aが溝部41に進入しない位置で、ネジ部材6の螺合進入を阻止する。ピン部材61は、貫通孔62に挿通され、所定の操作を施さない限り抜け落ちることのない構造であれば特にその構造は限定するものではなく、例えば、図例のように割りピン構造で、端部に屈曲部を形成し、端部を押さえつけることで貫通孔62への着脱を可能にする構造が採用できる。
ネジ部材6の螺合進入を阻止する停止機構6は、ピン部材61と貫通孔62とに限られず、ネジ部材6の螺合進入を途中で停止させる構造であれば、例えば、ネジ部材6の後端側6bの外表面に溝部を形成し、この溝部に止め輪を嵌めることでネジ部材6の螺合進入を阻止することもできる。
上記構成において、図5(b−1)、(b−2)に示す3方弁9Bにロータリアクチュエータ1を取り付ける場合、図1に示すように、ネジ部材6の係止機構60が機能するように、貫通孔62にピン部材61を挿通する。これによって、ネジ部材6の先端部6aがロッド4の溝部41に干渉することがなく、ピニオン50及び回転軸5は、ピストン3の移動に伴って移動するロッド4の全長に亘る移動により180°回動する。ロッド4の全長に亘るピニオン50の回動角度は、ラック40及びピニオン50の歯数によって決定するもので、180°に限られず270°、360°に調整することも可能である。
そして、同じアクチュエータ1を図5(a−1)、(a−2)に示す2方弁9Aに使用するときは、図2に示すように、ネジ部材6の係止機構60が機能しないよう、貫通孔62からピン部材61を抜き取り、ネジ部材6の先端部6aが、溝部42内に進入するまでを捻じ込んでいく。これによって、ピストン3の移動に伴うロッド4の移動が、ピニオン50及び回転軸5が90°回動する位置で停止する。
以上説明したように、本発明のロータリアクチュエータは、ロッドの移動を規制するネジ部材を備えているから、1つのロータリアクチュエータで90°回動させる2方弁と180°回動させる3方弁の両方に好適に用いることができる。
1 ロータリアクチュエータ
2 本体
21 シリンダ室
24 雌ネジ孔
3 ピストン
4 ロッド
40 ラック
41 溝部
5 回転軸
50 ピニオン
6 ネジ部材
60 停止機構

Claims (3)

  1. 内部にシリンダ室を備えた本体と、
    前記シリンダ室内で作動流体によって移動するピストンと、
    該ピストンに取り付けられ一側面にラックが刻設されたロッドと、
    前記本体外部に延設される回転軸に嵌合し、前記ラックに噛合するピニオンとを備え、
    前記ロッドには、ロッドの移動方向と平行に溝部が形成され、
    前記本体には、前記溝部に先端が進入可能なネジ部材が螺合する雌ネジ孔を形成しているロータリアクチュエータ。
  2. 前記ネジ部材には、先端が前記溝部に進入しない位置で停止する停止機構を備えた請求項1に記載のロータリアクチュエータ。
  3. 前記溝部と、溝部に対応する前記本体に形成する雌ネジ孔を複数設けた請求項1又は2に記載のロータリアクチュエータ。
JP2019184115A 2019-10-04 2019-10-04 ロータリアクチュエータ Pending JP2021060072A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019184115A JP2021060072A (ja) 2019-10-04 2019-10-04 ロータリアクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019184115A JP2021060072A (ja) 2019-10-04 2019-10-04 ロータリアクチュエータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021060072A true JP2021060072A (ja) 2021-04-15

Family

ID=75379852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019184115A Pending JP2021060072A (ja) 2019-10-04 2019-10-04 ロータリアクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021060072A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013534602A (ja) ステップモータ作動の平衡型流量制御弁
US6371439B1 (en) Device for adjusting the central position of the pistons and the angular position of the pinion in a valve driving actuator
US10054240B2 (en) Valve top
KR20160048776A (ko) 유체 제어 밸브
KR20160087354A (ko) 스테퍼 모터 작동형 균형 유량 조절 밸브
US4941504A (en) Manual fluid-control valve with limited closing pressure
CA2619400C (en) Packing nut for control valve
US5346173A (en) Actuator
JPH03555B2 (ja)
KR20050005718A (ko) 밸브 마개 및 밸브
JP2008223913A (ja) パイロット形3ポート弁
US5106055A (en) Dynamic double action valve
US3204925A (en) Valve with nonrotating valve stem
JP2021060072A (ja) ロータリアクチュエータ
US20090056659A1 (en) Direct-acting type valve lifter for internal-combustion engines
JP4928879B2 (ja) ボール弁
US4700735A (en) Fluid actuated valve apparatus
US3408041A (en) Sliding block valve
JP2012057651A (ja) バルブの開閉位置ロック装置
WO2017221524A1 (ja) スピードコントローラ
CN109386619A (zh) 无密封阀
JPS6035809Y2 (ja) ロツク機構付ガススプリング
CN205956446U (zh) 一种轴向结构的换向阀系统
JP6220669B2 (ja) バルブ用アクチュエータ
JP4566131B2 (ja) ガス配管用ブロックと、このブロックを用いたガス配管およびこのガス配管に用いられるガス開閉用部品

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191031

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230731

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240227