JP2021057053A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】クライアント装置側に高機能なアプリや、クライアント装置と画像形成装置以外の装置を必要せずに、画像形成装置に対して簡易に印刷処理を指示可能にする。【解決手段】画像形成装置は、外部装置からアクセス可能な画像形成装置内にあるフォルダに対して、監視対象フォルダとして登録することを受け付け、外部装置からアクセス可能であって、印刷設定が関連づけられ、かつ、監視対象フォルダとして登録されている第1のフォルダと、外部装置からアクセス可能、かつ、監視対象フォルダとして登録されていない第2のフォルダと、を少なくとも含む複数のフォルダを有する。そして、外部装置から送信されたファイルを、複数のフォルダのいずれかのフォルダに格納し、第1のフォルダにファイルが格納された場合、ファイルと第1のフォルダに関連付けられた印刷設定に基づき、印刷ジョブを生成し、画像形成を行う。【選択図】図2
Description
本発明は、クライアント装置からネットワークを介して送信された印刷対象ファイルの印刷処理を実行する画像形成装置に関する。
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置に対して印刷処理を実行させる手段として、ホットフォルダの仕組みが知られている(特許文献1)。この仕組みは、クライアント装置にホットフォルダアプリケーションを用意し、ホットフォルダにファイルが格納されるとプリンタに印刷データが転送され印刷処理を実行する仕組みである。
クライアント装置のホットフォルダを利用する事により、印刷対象ファイルを、ファイルの格納操作という比較的簡易な操作によって印刷処理の指示をする事が出来る。そのため、オペレータが例えば大量の印刷データ(ファイル)を同一設定で印刷することを望む場合、プリントドライバアプリケーションによって個別のファイルに対して印刷指示する等の煩雑さから解放する事が出来る。ひいては、定型印刷業務において、効率を向上させることが出来る。
従来技術によるホットフォルダの仕組みにおいては、クライアント装置側に高機能なアプリケーション、すなわちホットフォルダアプリケーションを用意しなければならなかった。何故ならば、印刷対象ファイルに印刷設定を付加し、複写機或いはプリンタが解釈可能な独自のデータ形式に必要に応じて変換し、該変換後のファイルを複写機或いはプリンタに送信するプログラムが必要であるからである。このようなプログラムはそれが動作するオペレーティングシステム、あるいはそのオペレーティングシステム上に提供されるアプリケーションプラットフォームに固有のものにならざるを得ない。
また、クライアント装置上のホットフォルダを利用した印刷システムは、クライアント装置におけるオペレーティングシステムに依存する性質のものである。また、オペレーティングシステムのバージョンがアップデートされることに応じて、ホットフォルダアプリケーションについてもアップデート版をユーザに提供しなくてはならない場合がある。
さらには、近年においてはクライアント装置としてタブレットやスマートフォン等と呼ばれる携帯端末の需要も高まっている。これら携帯端末も、各々に独自のオペレーティングシステムによってプログラムの動作環境が提供されている。これら携帯端末から複写機或いはプリンタに印刷をするという需要も高まっている。しかしながら、これら携帯端末用に印刷クライアントプログラムを提供することは、携帯端末から複写機或いはプリンタを開発するベンダにとって、多くの開発コストを要する。
本発明は上述のような状況を鑑みて為されたものである。すなわち、クライアント装置側に高機能なアプリや、クライアント装置と画像形成装置以外の装置を必要とすることなしに、画像形成装置に対して簡易に印刷処理を指示可能にするための設定を、画像形成装置において設定可能な技術を提供する。
上記の目的を達成するために本発明の画像形成装置は、外部装置からアクセス可能な前記画像形成装置内にあるフォルダに対して、監視対象フォルダとして登録することを受け付けるための受付画面を表示する表示手段と、前記受付画面を介して、外部装置からアクセス可能な前記画像形成装置内にあるフォルダに対して、監視対象フォルダとして登録することを受け付ける受付手段と、外部装置からアクセス可能な前記画像形成装置内にあるフォルダであって、印刷設定が関連づけられ、かつ、前記受付手段により監視対象フォルダとして登録されている第1のフォルダと、外部装置からアクセス可能な前記画像形成装置内にあるフォルダであって、かつ、前記受付手段により監視対象フォルダとして登録されていない第2のフォルダとを少なくとも含む複数のフォルダを有する記憶手段と、前記外部装置からの指示に基づき、前記外部装置から送信されたファイルを前記複数のフォルダのいずれかのフォルダに格納するよう制御する制御手段と、前記制御手段によって前記第1のフォルダにファイルが格納された場合、前記ファイルと前記第1のフォルダに関連付けられた前記印刷設定に基づき、前記画像形成装置内で印刷ジョブを生成する生成手段と、前記印刷ジョブに基づいて、画像形成を行う画像形成手段を有し、前記制御手段によって前記第2のフォルダにファイルが格納された場合、前記第2のフォルダにファイルが格納されたことをトリガーとして、前記ファイルに対する処理は行われないことを特徴とする。
本発明によれば、クライアント装置側に高機能なアプリや、クライアント装置と画像形成装置以外の装置を必要とすることなしに、画像形成装置に対して簡易に印刷処理を指示可能にするための設定を、画像形成装置において設定可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。
まず、第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る印刷処理システムを示すブロック図である。本実施形態では画像形成装置の一例として複合機(MFP、Multifunction Peripheralの略)200を、クライアント装置又は外部装置の一例としてPC101、PC102、携帯端末103を説明する。複合機200とPC101はネットワーク100を介して通信可能に接続されている。
また、ネットワーク100には、異なるクライアント装置であるPC102が互いに通信可能に接続され、PC101と同様に複合機200と接続されている。PC102およびPC101は、異なるオペレーティングシステムによって動作するシステムであっても構わない。あるいは、同一オペレーティングシステムの異なるバージョンによるシステムであっても構わない。本実施形態は、このような、クライアント装置のアプリケーション実行環境の種別が混在した印刷システム環境を想定している。
さらには、ネットワーク100には無線LANアクセスポイント104が接続されている。無線LANアクセスポイント104には、同図において示す携帯端末103や、図示しないその他様々な種類の機器と無線LANによって通信可能なよう構成される。換言すれば、本実施形態は、携帯端末のような種類のデバイスをも、PC101、102のようなクライアント装置と同列に印刷環境を提供することを可能とする。
このような携帯端末は、急速に普及が進み、かつ製品の多様化も著しい。また、このような携帯性の高い端末の普及に伴い、たとえば同図に示すネットワーク100上に配置された複合機200に対して印刷を要望するユーザのクライアント装置は、パブリック環境から持ちこまれた装置である場合なども想定されうる。
ネットワーク100にはLANの外部、例えばインターネット105を経由し、クラウド環境上に配置された変換サーバ106も通信可能に接続されている。変換サーバ106は、複合機200が直接印刷可能なファイル形式でない印刷対象ファイルを、直接印刷可能なファイル形式に変換する機能を有した装置である。変換サーバ106は、複合機200からの依頼に基づき、複合機200が印刷できる形式のファイルに変換し、変換後のファイルを複合機200に送信する。
なお、図1においては、変換サーバ106をインターネット105経由としてネットワーク100の外部に配置した場合の例を示した。しかしながら、変換サーバ106をネットワーク100に直接接続するような形態であっても勿論構わない。
まずクライアント装置であるPC101、PC102、携帯端末103について説明する。PC101、102、携帯端末103は、近代的なオペレーティングシステムが通常有している、SMBやWebDAV等のファイル共有プロトコルを使用したネットワークファイル共有手段は有していることを前提としている。SMBやWebDAVのプロトコルはファイル共有プロトコルの一例である。
PC101、PC102、携帯端末103は、SMBやWebDAVといったファイル共有プロトコルを利用する事により、ネットワーク100に接続された機器間で相互にファイルの送受信、共有する事ができる。従って、PC101、PC102、携帯端末103は、印刷対象のファイルを、ネットワークファイル共有プロトコルを利用して、複合機200に送信することが可能である。これにより、オペレーティングシステムに強く依存する性質を持つアプリケーションをクライアント装置に用意するなしに、複合機200に印刷を行わせることができる。
なお、PC101、102、携帯端末103は、これら印刷用アプリケーションプログラムを有していてもよい。
図2は、複合機200のハードウェア構成について説明する図である。複合機200は、シート上の画像を読み取る読取機能や、シートに画像を印刷する印刷機能を有する。また、複合機200は、画像が印刷された複数のシートを綴じたり、複数のシートを揃えたり、複数のシートの排出先を複数のトレイに分けたりする後処理機能を有する。なお、シートには、普通紙や厚紙などの用紙、OHPシートなどが含まれる。
更に、複合機200は、PC101、PC102、携帯端末103などのクライアント装置からアクセス可能なファイル共有機能を有する。ファイル共有機能については後述する。
プリンタ部203は、展開されたイメージ画像データを給紙部220に格納されたメディアを搬送し、該メディア上にトナーを用いて画像形成するための装置である。プリンタ部203の一般的な構成および動作原理は下記のとおりである。
回転多面鏡(ポリゴンミラー等)が、前記画像データに応じて変調された、例えばレーザ光などの光線を入射させ、反射ミラーを介して反射走査光として感光ドラムに照射する。感光ドラム上に前記レーザ光によって形成された潜像はトナーによって現像され、転写ドラム上に貼り付けられたシート材、すなわちメディアに対してトナー像を転写する。この一連の画像形成プロセスをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーに対して順次実行することによりフルカラー画像が形成される。また、これらの4色に加え、特色と呼ぶトナーや、透明トナーなどを転写可能とする構成としても良い。
フルカラー画像形成された転写ドラム上のシート材は、定着器へ搬送される。定着器は、ローラやベルトの組み合わせによって構成され、ハロゲンヒータなどの熱源を内蔵し、トナー像が転写されたシート材上のトナーを、熱と圧力によって溶解、定着させる。
なお、本実施形態における複合機200には、スキャナ部201、および操作部204が備え付けられている。操作部204は、複合機200の上面に配置されている。操作部204は複合機200の各種設定や操作などをオペレータが行う場合の各種インタフェースを提供する。
複合機200は、各種付随装置が装着可能なよう構成されている。前記付随装置の一例としてシート処理装置を本実施例においては示している。
シート処理装置250は、プリンタ部203によって画像形成された後のメディアに対して各種加工を施した成果物を得るための装置である。ここにおける各種加工とは、シート処理装置250に搬送されてきたメディアの束の端部を針で閉じる針綴じ処理等が含まれる。また、同様にシート処理装置250に搬送されてきたメディアの束の中央部を針で綴じ、針に沿って折り曲げる製本処理が含まれる。また、さらにシート処理装置250に搬送されてきたメディアの束の端部を歯型で圧力を加えて閉じる針無綴じ処理が含まれる。さらに、シート処理装置250に搬送されてきたメディアの端部に穴あけ処理を行うパンチ処理が含まれる。
シート処理装置250は、インサータ251を備えた構成である。インサータ251は、プリンタ部203より送られてくるメディアに対して、設定に基づき適切なタイミングでインサータ251に保持されているメディアを挿入する機能を有したユニットである。インサータ251により、印刷を要しないメディアを印刷済みのメディアの間に差し込むことが可能となる。
出力トレイ252は、シート処理装置250によって処理された出力物を排出し、積載するためのトレイ部を形成する。
複合機200は、自装置内部に複数の処理対象となるジョブのデータを記憶可能なハードディスク209(以下、HDDとも呼ぶ)等の不揮発性メモリを具備する。なお、本実施形態ではハードディスクを用いているが、同様の大容量かつ不揮発性の記憶装置であれば、ハードディスクに限定されなくてもよい。
且つ、複合機200が具備するスキャナ部201から受付けたジョブデータをHDD209を介してプリンタ部203で印刷するコピー機能を具備する。且つ、ネットワークを介してクライアント装置からネットワークI/F202を介して受付けたジョブデータを、HDD209を介してプリンタ部203で印刷する印刷機能等を具備する。すなわち複合機200は、このような複数の機能を具備したMFPタイプの装置である。
尚、複合機200は、カラープリント可能な印刷装置でも、モノクロプリント可能な印刷装置でも、本形態で述べる各種制御を実行可能であるならば如何なる構成でも良い。
複合機200は、原稿画像を読み取り、読み取られた画像データを画像処理するスキャナ部201を具備する。又、ネットワーク接続された機器と画像データなどを送受するネットワークI/F202を具備する。又、スキャナ部201及びネットワークI/F202の何れかから受付けた複数の印刷対象となるジョブの画像データを記憶可能なHDD209を具備する。
HDD209には、複合機200によって永続的に記憶および変更、管理される各種管理情報なども格納される。
又、HDD209に記憶された印刷対象のジョブのデータの印刷処理を印刷媒体に対して実行するプリンタ部203を具備する。又、複合機200は、ユーザインタフェース部の一例に該当する、表示部を有する操作部204も具備する。
コントローラ部(或いは、CPUとも呼ぶ)205は、複合機200が具備する各種ユニットの処理や動作を統括的に制御する。ROM207には、図17のフローチャートの各種処理等を実行する為のプログラムを含む本実施形態にて要する各種の制御プログラムが記憶されている。
又、ROM207には、図示しているユーザインタフェース画面(以下、UI画面と呼ぶ)を含む、操作部204の表示部に各種のUI画面を表示させる為の表示制御プログラムも記憶されている。
コントローラ部205は、ROM207のプログラムを読み出し、実行することで、本形態にて説明する各種の動作を複合機200により実行させる。例えば、ROM207には、PDFプリント機能プログラムが記憶されている。このプログラムは、ネットワークI/F202を介して外部装置から受信したPDL(ページ記述言語)コードデータを解釈し、ラスターイメージデータ(ビットマップ画像データ)に展開する動作を実行するプログラムである。
ROM207は読み出し専用のメモリで、ブートシーケンスやフォント情報等のプログラムや上記のプログラム等の各種プログラムが予め記憶されている。ROM207に格納される各種プログラムの詳細については後述する。RAM208は読み出し及び書き込み可能なメモリで、スキャナ部201やネットワークI/F202より送られてきた画像データや、各種プログラムや設定情報を記憶する。
HDD(ハードディスク)209は、圧縮展開部210によって圧縮された画像データを記憶する大容量の記憶装置である。HDD209は、処理対象となるジョブのプリントデータ等複数のデータを保持可能に構成されている。コントローラ部205は、スキャナ部201やネットワークI/F202等の各種入力ユニットを介して入力された処理対象となるジョブのデータを、HDD209を介して、プリンタ部203でプリント可能に制御する。又、ネットワークI/F202を介して外部装置へ送信できるようにも制御する。このようにHDD209に格納した処理対象ジョブのデータの各種出力処理を実行可能にコントローラ部205により制御する。さらに、HDD209内に構築されたファイルシステムを外部の装置に対してファイル共有や送受信等の機能を、コントローラ部205がROM207のプログラムを読出し、実行することによって実現可能な様、構成されている。
圧縮展開部210は、JBIGやJPEG等といった各種圧縮方式によってRAM208、HDD209に記憶されている画像データ等を圧縮・伸張動作を行う。以上のような構成のもと、本印刷システムが具備する制御部の1例としてのコントローラ部205が、シート処理装置250の動作も制御する。
シート処理装置250は、図1において説明したシート処理装置250に相当する。メディア管理部211は、複合機200が処理可能なメディア種に関する情報を管理するためのモジュールである。
図3は、実施形態1に係るクライアント装置、すなわち図1におけるPC102、PC102、携帯端末103の構成を示すブロック図である。
同図において、CPU301は、ROM303のプログラム用ROMに記憶された、或いはHDD311からRAM302にロードされたOSや一般アプリケーションのプログラムを実行する。また、ROM303はフォントROMやデータROMを有している。RAM302は、CPU301の主メモリ、ワークエリア等として機能する。キーボードコントローラ(KBC)305は、キーボード309やポインティングデバイス(不図示)からの入力を制御する。表示コントローラ306は、表示部310への表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC)307は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、フォントデータ等を記憶するHDD311等とのアクセスを制御する。ネットワークコントローラ(NC)312は、ネットワーク100に接続されて、そのネットワーク100に接続された他の機器との通信制御処理を実行する。バス304は、CPU301とRAM302、ROM303及び各種コントローラを接続して、データ信号や制御信号を搬送している。
なお、携帯端末103の場合にはキーボードコントローラ(KBC)の代わりにタッチパネルコントローラを構成に含む場合がある。また、HDD311の代わりとなる大容量記憶装置を備える場合もある。さらに、ネットワークコントローラ(NC)312は、備える装置が有線LAN、無線LAN其々の場合、あるいは双方を備える場合とで、内部構成が異なる。ただし、これらの内部構成による差異は、ネットワークコントローラ(NC)312内部に隠蔽され、同図に示す他のモジュールには等価なものとしてシステムを制御可能な様、構成される。
図4は、クライアント装置であるPC101、PC102、携帯端末103が有するプログラムの構成を例示した図である。
ブートローダ401は、PC101、PC102、携帯端末103の電源投入直後に実行されるプログラムである。これらプログラムには、システムの起動に必要となる各種起動シーケンスを実行するためのプログラムが含まれる。
オペレーティングシステム402は、PC101、PC102、携帯端末103の機能を実現する各種プログラムの実行環境を提供することを目的としたプログラムである。これは、PC101、PC102、携帯端末103のメモリ、即ちROM303やRAM302,HDD311等の資源管理等の機能を提供する。
ファイルシステム403は、HDD311に格納された各種ファイルの管理、外部機器との送受信、共有等、各種ファイル管理機能を実現するプログラムである。ネットワークコントローラ(NC)312を介して、ネットワーク100に接続される外部の機器が供するファイルシステムにアクセスし、ファイルの送受信やコピー等を可能にする。
ネットワーク制御プログラム404は、ネットワーク100を介して接続される機器に対してデータを送受信する際に実行されるプログラムである。ネットワーク制御プログラム404は、印刷するファイルの送信をファイルシステム403が実行する際に利用されうる。
その他のプログラム405は、上記のいずれにも該当しないプログラム群が含まれるが、それらの詳細な説明は省略する。
上述したファイルシステム403やネットワーク制御プログラム404がオペレーティングシステム402の一部として提供される形態などもあり得る。しかしながら、その様な場合であっても、上述した各種プログラムが備える機能と等価な手段を代替して、オペレーティングシステムが結果的に備えるに過ぎない。換言すれば、上述した各種手段をオペレーティングシステム402がそれ自身の機能として内包するか否かに依らず、クライアント装置がこれら機能を有する限り、本実施形態は適用されることは言うまでもない。
図5は、複合機200が備える操作部204を示す外観図である。操作部204は、後述する操作画面を表示するパネル501及びハードキー入力部502からなる。パネル501は例えばタッチパネルディスプレイである。ハードキー入力部502は、スタートボタン512などの各種のハードキーを有する。ユーザはパネル501に表示されているキーをタッチする、又はハードキー入力部502の各種ハードキーを押下して指示を入力する。なお、パネル501は、タッチパネル機能を有さないディスプレイであってもよい。この場合、タッチ操作によるキー入力に代えて、ディスプレイに表示されるキーを選択するためのスクロールキー及び当該キーを決定するための決定キーをハードキー入力部として備えればよい。
図6は、実施形態1に係る複合機200のプログラムを説明する図である。これらプログラムはROM207に格納され、複合機200のコントローラ部205により読み出されて実行される。
ブートローダ601は、複合機200の電源投入直後に実行されるプログラムである。これらプログラムには、システムの起動に必要となる各種起動シーケンスを実行するためのプログラムが含まれる。オペレーティングシステム602は、複合機200の機能を実現する各種プログラムの実行環境を提供することを目的としたプログラムである。これは、主に複合機200のメモリ、即ちROM207やRAM208,HDD209等の資源管理、及び図2に示す各部の基本的な入出力制御等の機能を提供する。
ファイルシステム603は、HDD209内に格納された各種ファイルの管理、外部機器との送受信、共有等、各種ファイル管理機能を実現するプログラムである。ネットワークI/F202を介して、ネットワーク100に接続される外部の機器が提供するファイルシステムからアクセスされ、ファイルの送受信やコピー等を実行可能にする。外部の機器から複合機200のファイルシステムに対してファイルを作成、複製、送受信を可能とするためのプログラムである。
データ送受信プログラム604は、ネットワークI/F202を経由してデータの入出力要求が発生した際に行われる送受信処理を行う。具体的には、TCP/IP等のプロトコルスタックを内包し、ネットワーク100経由で接続される外部機器等との間で交わされる各種データの通信を制御する。ここで行われる通信処理は、データパケットの送受信レベルやHTTPサーバ等の通信処理に特化した処理で、後述する受信したデータの内容に関する解析処理は含まない。データの解析処理は、コントローラ部205によって別プログラムの記述内容に基づいて実行される。
JDF機能プログラム605は、JDFジョブデータがネットワークI/F202経由で複合機200に受信された場合に、ネットワークI/F202の指示でコントローラ部205によって実行されるJDFプリント機能を実行するプログラムである。JDFプリント機能では、JDF機能プログラム605に記述された処理順序、処理条件に基づいてコントローラ部205が適切な順序で各デバイスの動作を順次指示する。その結果として最終的にJDFプリント処理が実行されるように制御される。各デバイスには、シート処理装置250、プリンタ部203、HDD209、圧縮展開部210、RAM208等が含まれる。また、ネットワークI/F202経由で受信されたJDFジョブデータの解析処理及び、解析処理の結果、JDFに正しくない設定が含まれるか否かの判断処理、及び正しくない設定を解消するための設定変更等を行うプログラムも含まれる。
コピー機能プログラム606は、複合機200のユーザが、操作部204からコピーファンクションの実行を指示した際に、その操作部204からの指示によりコントローラ部205によって実行されるコピー機能を実行するためのプログラムである。コントローラ部205によって行われるコピー機能では、複合機200の資源を、コピー機能プログラム606に記述された処理順序、処理条件に基づいてコントローラ部205によって適切な順序でこれら各デバイスの動作を順次指示する。それにより最終的にコピー処理が実行されるように制御される。これら各デバイスには、スキャナ部201やプリンタ部203、シート処理装置250、HDD209、圧縮展開部210、RAM208等が含まれる。
スキャン機能プログラム607は、複合機200のユーザが操作部204からスキャン機能の実行を指示した際に、操作部204からの指示によりコントローラ部205によって実行されるスキャン機能を実行するためのプログラムである。スキャナ部201、HDD209、圧縮展開部210、RAM208等のモジュールが、スキャン機能プログラム607に記述された処理順序、処理条件に従ってコントローラ部205によって制御される。その際に、適切な順序でこれら各デバイスの動作を順次指示することにより最終的にスキャン処理が実行されるように制御される。
PDLプリント機能プログラム608は、PDLデータ(印刷ジョブデータ)がネットワークI/F202経由で複合機200によって受信された場合に、コントローラ部205によって実行されるPDLプリント機能を実行する。コントローラ部205によって行われるPDLプリント機能では、PDLプリント機能プログラム608に記述された処理順序、処理条件に基づいてコントローラ部205によって適切な順序で各デバイスの動作を順次指示する。その結果として最終的にPDLプリント処理が実行されるように制御される。これら各デバイスには、シート処理装置250、プリンタ部203、HDD209、圧縮展開部210、RAM208等が含まれる。
BOX機能プログラム609は、複合機200のユーザが操作部204からBOXファンクションの実行を指示した際に、操作部204からの指示によりコントローラ部205によって実行されるBOX機能を実行する。BOX機能では、BOX機能プログラム609に記述された処理順序、処理条件に基づいてコントローラ部205によって適切な順序でこれら各デバイスの動作を順次指示することによりBOX処理が実行される。これらデバイスには、スキャナ部201やプリンタ部203、シート処理装置250、HDD209、圧縮展開部210、RAM208等が含まれる。また、BOX機能によりHDD209に格納されたジョブデータを、格納時のそのジョブの設定を変更して、そのジョブを実行できる。
UI機能プログラム610は、操作部204の制御用プログラムである。UI機能プログラム610は、複合機200のユーザが操作部204から入力した内容を識別し、適切な画面遷移及びコントローラ部205に対する処理依頼指示を行う。
メディア管理プログラム611は、複合機200が利用可能なシートに関連する管理機能を実行するためのプログラムである。UI機能プログラム610によって管理されるシート関連情報は、HDD209に格納される。
ジョブホールド機能プログラム612は、複合機200のユーザが操作部204からジョブホールド機能の実行を指示した際に、コントローラ部205によって実行されるプログラムである。ジョブホールド機能は、複合機200のHDD209に印刷対象のデータをユーザから印刷指示があるまで記憶しておき、その後、ユーザから印刷指示を受け付けたデータに従って印刷を実行する機能である。ジョブホールド機能では、ジョブホールド機能プログラム612に記述された処理順序、処理条件に基づいてコントローラ部205によって適切な順序でこれら各デバイスの動作を順次指示することによりジョブホールドによる印刷処理が実行される。これらデバイスには、プリンタ部203、シート処理装置250、HDD209、圧縮展開部210、RAM208等が含まれる。格納されたジョブデータに対して、格納時の設定を変更して実行することが可能である。
尚、図6に示す機能プログラムの全てを備える必要はなく、その一部或いは前述した以外の機能プログラムを備える構成であっても構わない。
保存文書格納領域613は、ジョブホールド機能プログラム612によって管理される保存ジョブデータの格納領域である。クライアント装置101〜103や他の外部装置から受信した保存対象となるジョブデータは、印刷設定と共に、この保存文書格納領域613に格納される。
Internal HOTFOLDERプログラム614は、本実施形態の複合機200が備える特徴的なプログラムである。Internal HOTFOLDERプログラム614は、ファイルシステム603によってネットワーク100に接続されるクライアント装置101〜103からのファイル格納を検知する。そして、検知したファイルが、複合機200で印刷可能なファイル形式であった場合に、予め指定された印刷条件に基づいて印刷ジョブを実行するよう構成されたプログラムである。Internal HOTFOLDERプログラム614は、外部装置からのファイル送信操作を、印刷操作に置き換える事を可能とする。すなわち、従来技術においては、印刷処理を実行するプログラムは、クライアント装置側に設ける必要があったが、本実施形態においては、そのようなクライアント装置側において印刷用プログラムを設ける必要がない。何故ならば、ファイルシステムさえ備えていれば、複合機のファイルシステムにファイルを送信することが出来る。そしてこのファイル送信操作が印刷操作としてInternal HOTFOLDERプログラム614によって処理される。そして、近代的なオペレーティングシステムあるいはそのアプリケーション実行環境であれば共有機能を有したファイルシステムは通常備えられているのである。同プログラムの処理の詳細については後述する。
空き領域615は、上述した各種プログラムおよび各種領域のいずれにも属さないHDD209内の領域を指す。
図7は、コントローラ部205によって操作部204に表示される、図6において示した各種機能プログラムの選択画面の一例を示したものである。Internal HOTFOLDERプログラム614の設定ボタン701も、同図に配置される。
図8は、Internal HOTFOLDERプログラム614の設定画面801の一例を示したものである。図8の画面は、図7の選択画面において、Internal HOTFOLDERプログラム614の設定ボタン701をタッチ操作した直後に表示される。以下、図8の設定画面の構成要素を個別に説明する。
符号802によって示されている情報は、現在操作対象である複合機200のファイルシステムにおけるファイル階層表示領域である。ネットワーク100経由で接続されるクライアント装置であるPC101、PC102、携帯端末103等から、複合機200のファイルシステムにアクセスする際に、このような階層情報に基づいて行う。また、図8において示す設定画面によって、設定および操作対象となるフォルダの階層を示している。同図において示した例においては、”/share/folder/”という階層が操作対象となっている事を示している。
ファイルリスト803は、ファイル階層表示領域802に示される階層に配置されるファイルシステム上のエントリを表示する領域である。換言すれば、”/share/folder/”の階層に置かれているファイルシステム上のエントリが表示される。ファイルシステム上のエントリとは、フォルダ、もしくはファイルのいずれかである。同図における例においては、”tmpFolder”という符号805によって示されるフォルダが1つ配置されている場合を示している。なお、符号804によって示される”上の階層に移動する”は、”/share/folder”の上位階層、すなわち”/share”に移動する際に操作するボタンである。図8に示した状態において、同ボタンをタッチした場合、ファイル階層表示領域は”/share”になるよう制御される。つまり、操作対象のフォルダ階層が一段上がる。
同様に、符号805によって示される”tmpFolder”もボタンとなっており、同符号によって示されるボタンをタッチすることにより、”/share/folder/tmpFolder”の階層が操作対象階層となる。同ボタン押下後には、符号802によって示されるファイル階層表示領域802の表示情報が”/share/folder/tmpFolder”となる。つまり、操作対象のフォルダ階層が一段下がる。
このような階層を上に移動したり、下に移動したりする術を同図におけるファイルリスト803は提供する。仮に、図8において示したファイルリストに、フォルダではないファイルシステム上のエントリ、すなわちファイルが配置されていた場合には、該ファイルに相当するボタンをタッチしても、階層の移動は行われないよう制御される。また、”/share/folder”の階層に配置されるファイルシステム上のエントリ数が多く、同図のファイルリスト803に表示しきれない場合は、スクロールボタン809をタッチ操作する。これにより、表示領域に表示できないエントリを、画面を切り替えて表示可能としている。
ジョブ状況ボタン806は、Internal Hotfolder機能を利用して印刷実行された印刷ジョブの状況確認画面へ遷移するためのボタンである。
登録ボタン807は、現在操作対象となっている階層のフォルダを、InternalHotfolderプログラムにより、監視対象フォルダとして登録することを指示するボタンである。
解除ボタン808は、現在操作対象となっている階層のフォルダを、InternalHotfolderプログラムによる監視対象フォルダから除外することを指示するボタンである。
登録ボタン807、および解除ボタン808は、既に登録されているフォルダの二重登録操作や、登録されていないフォルダの解除等、意味のない操作が行われないよう、ボタン操作を有効化・無効化するよう制御される。図8に示した例では、”/share/folder”がInternal HOTFOLDERプログラム614により監視対象となっていない状態の例である。従って、登録ボタン807は有効となるよう制御される一方で、解除ボタン808は無効となるよう制御されている。
ここに作成するボタン811は、現在操作対象となっている階層にホットフォルダとして使用する新規フォルダを作成するためのボタンである。セットを作成するボタン810は、現在操作対象となっている階層に、プリセットされた複数のフォルダを一括して作成するボタンである。ボタン810がタッチ操作されると、複数のホットフォルダを作成するとともに、プリセットされた印刷条件が定義された印刷仕様ファイルを前記複数のホットフォルダの各々に配置する。そして、それらフォルダをInternal Hotfolder機能プログラムの監視対象フォルダとして登録する。複合機200の設置時に、頻繁に使用する印刷条件が記載されている印刷仕様ファイルに紐づいたInternalHotfolderを複数まとめて作成する際の利便性を向上させることを目的として設けられたものである。プリセットされたフォルダ数、および各々のフォルダに紐付ける印刷仕様ファイル数は任意である。
図9は、図8において示した画面の状態において、ここに作成するボタン811をタッチ操作した直後に表示される画面の一例を示したものである。同図に示すのは、新規に作成するフォルダ名称を入力するソフトキーボードである。すなわち、作成対象となるフォルダ名入力領域901に対し、ソフトキー902を用いて入力を行う。OKボタン903をタッチ操作すると、入力した名称によるフォルダが作成され、キャンセルボタン904を押下すると、何も作成せずに図8の画面に遷移する。図8の画面状態の時に、図9に示す画面状態となるよう遷移させ、OKボタン903をタッチ操作した場合、”/share/folder/myfolder”というフォルダが作成されるよう制御される。
図10は、図9に示した画面においてOKボタン903がタッチ操作された直後に遷移する画面である、作成したフォルダに印刷条件を設定するための選択画面の一例を示したものである。
同図に示す通り、符号1001によって示す領域がリスト表示され、複数の印刷仕様に名称がつけられている。リスト上の各アイテム部はボタンになっておりタッチ操作する事で選択状態となるよう制御可能なよう構成される。同図においては、”A4片面”という印刷仕様が選択状態となっている場合の例を示している。
なお、図8に示した画面において登録ボタン807をタッチ操作した場合には同図において選択状態となっているフォルダをInternal Hotfolderプログラムの監視対象とするためのボタンである。従って、登録ボタン807がタッチされた時には、図9に示すフォルダ作成時のソフトキーボード画面はスキップし、直接図10において示すような印刷仕様の設定画面に遷移する。
図10において示した画面が表示されている状態において、取消ボタン1000がタッチ操作されると、作成したフォルダに印刷仕様を設定することなく、設定処理は終了する。すなわち、その場合は図9で作成した、あるいは図8で選択したフォルダはInternal Hotfolderプログラム614による監視対象とはならない。一方で、OKボタン1003がタッチ操作された場合には、図9で作成した、あるいは図8で選択したフォルダに、図10で選択した印刷仕様と関連付けた上で、Internal Hotfolderプログラム614による監視対象に設定する。すなわち、”/share/folder/myfolder”が、Internal Hotfolderとして登録され、A4片面という印刷仕様が対応づけられる。すなわち、クライアント装置であるPC101、PC102、携帯端末103等から、複合機200が公開するフォルダ”/share/folder/myfolder”に、印刷を希望するファイルをコピー若しくは転送する。前記ファイルの転送処理自体は、クライアント装置側のオペレーティングシステム402上で動作するファイルシステム403を経由して行われる。換言すれば、ファイルをクライアント装置から複合機200にコピーする際に動作するプログラムは、クライアント装置で動作する汎用的なプログラムであり、複合機200で所望のファイルを印刷させるために供する特別なプログラムではない。各々のオペレーティングシステムにより提供される、汎用的プログラムであるファイルシステム403を使用し、印刷対象ファイルを複合機200に転送することが可能であるだけで、印刷効果を複合機200にもたらすための仕組みである。Internal Hotfolderプログラム614を供する事の目的がここに達成される。
図10のホールドボタン1004は、Internal Hotfolderに印刷対象ファイルが転送もしくはコピーされた際に、印刷処理ではなく、ホールドへの格納処理を実行させたい場合に選択するボタンである。ホールド機能については、図6におけるジョブホールド機能プログラム612において説明した機能の事を指す。なお、ホールドする、しない如何によって、シートに印刷された成果物が出力されるか、あるいは展開処理まで行われるがシートは出力されない等の挙動の違いはある。しかしながら、以後の記載においては、ホールド指定がされた場合であっても広義の意味で印刷処理に含まれるものとして説明する。
図11は、図10の画面が表示されている状態において、OKボタンがタッチされた直後に遷移する画面の一例を示した図である。図11に示す通り、”/share/folder/myfolder”という、図9の画面において作成したフォルダの下に、3つのサブフォルダが自動的に作成されていることが確認される。3つのフォルダとは、”IHF_completed”(印刷完了フォルダ1104)と、”IHF_error”(エラーフォルダ1105)と、”IHF_printing”(印刷中フォルダ1106)である。
サブフォルダ1104〜1106は、Internal Hotfolderの登録が成功した際にInternal Hotfolderプログラム614により自動的に作成される。サブフォルダ1104〜1106は、ファイルシステム603による制御および管理上は普通のフォルダである。しかしながら、Internal HOTFOLDERプログラム614は、これらのフォルダを特殊なフォルダとして識別し、利用する。すなわち、Internal Hotfolder以下に配置されたこれらのサブフォルダは、Internal HOTFOLDERプログラム614による印刷処理の過程で、コピーもしくは転送された印刷対象ファイルがこれらサブフォルダに移動される。フォルダの名称がその時点において、処理されている当該印刷対象ファイルを、複合機200のInternal HOTFOLDERプログラム614による処理ステータスが如何なるものであるかを表明している。換言すれば、これらサブフォルダの内容をクライアント装置であるPC101、PC102、携帯端末103等から監視する事によって、印刷を所望したファイルの印刷ステータスを確認することを可能としている。
サブフォルダ1104〜1106は、Internal Hotfolderの登録が成功した際にInternal Hotfolderプログラム614により自動的に作成される。サブフォルダ1104〜1106は、ファイルシステム603による制御および管理上は普通のフォルダである。しかしながら、Internal HOTFOLDERプログラム614は、これらのフォルダを特殊なフォルダとして識別し、利用する。すなわち、Internal Hotfolder以下に配置されたこれらのサブフォルダは、Internal HOTFOLDERプログラム614による印刷処理の過程で、コピーもしくは転送された印刷対象ファイルがこれらサブフォルダに移動される。フォルダの名称がその時点において、処理されている当該印刷対象ファイルを、複合機200のInternal HOTFOLDERプログラム614による処理ステータスが如何なるものであるかを表明している。換言すれば、これらサブフォルダの内容をクライアント装置であるPC101、PC102、携帯端末103等から監視する事によって、印刷を所望したファイルの印刷ステータスを確認することを可能としている。
すなわち、ここにおいても、複合機200が公開するフォルダのエントリをクライアント装置のファイルシステム403経由で確認するという、汎用的プログラムの機能しか用いていない。にもかかわらず、印刷ジョブのステータス監視という、従来技術においては各々のクライアント装置毎に特化したプログラムを要していた機能を、汎用的プログラムのみの機能によって実現する。
図12は、クライアント装置であるPC101、PC102、携帯端末103が標準機能として有するファイルシステム403の機能の一部である、ファイルブラウザの画面の一例を説明するためのものである。ファイルブラウザは、クライアント装置101〜103自身のファイルシステムの内容を表示するための機能に加え、ネットワーク100によって共有されている他のネットワーク装置のファイルシステムの内容を表示する機能も有する。符号1204にて示されるのが、ファイルシステムの内容を表示する領域である。符号1203によって示されるのが、ネットワーク100経由で接続された外部装置のファイルシステムの内容を表示する領域である。ここでは、ネットワークアドレス”172.24.123.123”が、複合機200に設定されている場合の例を示している。すなわち、クライアント装置101〜103によって、ネットワーク100経由で接続されている複合機200における、図8から図11までの説明で示したInternal Hotfolderを表示している例である。図示の如く、符号1202によって示される領域に、図11における符号1104、1105,1106に対応するフォルダが表示されている。また、符号1204によって示される”template.jdf”という名称のファイルが存在している。これは、図10において説明した、Internal Hotfolderに紐づけられた印刷仕様の実体を格納した印刷仕様ファイルである。本実施形態では、JDF形式にて印刷仕様を記述した印刷仕様ファイルの例を示している。JDFはテキスト形式によって記述される。
図11において示した画面には、”template.jdf”という名称のファイルは表示されていない。一方で、図12においては表示されている。これは、本実施例によるInternal Hotfolderが汎用のファイルシステムの機能のみをクライアント装置に要求していることに由来した結果である。すなわち、図11において示した画面は、複合機200で動作するInternal HOTFOLDERプログラム614の一部である。従って、紐付けるファイルを表示する事は必ずしも必要ではない。むしろ煩雑となる可能性があるため、敢えて印刷仕様ファイルは表示しない、という制御を行っている。一方、クライアント装置側でInternal Hotfolderの内容をファイルシステムの機能を利用して表示すると、図12のように、印刷仕様ファイルもフォルダと同様に、ユーザは確認できる。さらに言えば、印刷仕様ファイルは、ユーザがクライアント装置のファイルブラウザを使用し、適宜編集、削除、追加することも可能である。ひいては、一旦任意の名称で任意の印刷仕様を紐付けたIntenal Hotfolderを作成しておけば、ユーザは印刷仕様ファイルを任意のものに編集可能である。
なお、印刷仕様ファイルの編集、削除、追加をする際には、クライアント装置の動作するオペレーティングシステムあるいはアプリケーション実行環境に対し汎用用途に供しているテキストエディタ等のコマンドやアプリケーションを使用してもよい。
本実施形態によれば、汎用ファイルシステムおよび各々の装置にて動作する汎用用途のテキスト編集手段によって、印刷設定をも設定することが可能である。一方、従来技術においては、プリントドライバ、あるいはホットフォルダ管理アプリケーション等を用いて印刷仕様は設定もしくは変更されていた。従って、従来技術においては、印刷仕様の編集には、クライアント装置毎に設けられた汎用ではないプログラムを要していた。この点が本実施形態では、印刷仕様の設定もしくは変更においても、汎用的な仕組みのみによって可能としている効果を示しているものである。
図13は、図12において示した印刷仕様を定義したファイル、”template.jdf”の内容の一例を示したものである。図10の操作時に、”A4片面”という印刷仕様を”/share/folder/myfolder”に割り当てた。図13において示すJDF形式による印刷仕様にはこの用紙サイズがA4で、印刷面が片面、という内容の設定が含まれている。
図12における説明でも述べた通り、同ファイルはクライアント装置で動作する汎用用途に供されたテキストエディタ等の編集プログラムによって変更可能である。JDF形式による、任意の設定を作成したInternal Hotfolderに対して与えることを可能としている。
図14は、クライアント装置におけるファイルブラウザを使用して、印刷対象ファイルを複合機200の所定Internal Hotfolderにコピーした際に表示される画面の一例を示したものである。同図に示す符号1401によって示される、”Sample.pdf”というファイルが、当該クライアント装置のユーザが複合機200に対して本実施形態の仕組みを利用し印刷指示した印刷対象ファイルである。ただし、この場合の印刷指示は既述の通り、ファイルシステムが備えるファイルのコピーもしくは転送機能を利用している為、クライアント装置に固有の非汎用的プログラムには一切依存することなく行われる。換言すると、オペレータは、クライアント装置でドラッグ&ドロップ操作又はコピー&ペースト操作をするだけで印刷を指示できる。
図15は、クライアント装置において図14に示したような操作を実施した後の、複合機200の、操作部204の画面表示の一例を示したものである。符号1501によって示される領域はステータスラインである。すなわち、複合機200の作動状況を簡易に表示している。同図に示される例においては、複合機200が印刷処理実行中であることを示すために、”プリント中です・・・”という表示が為されている。これは、図14において示した、”Sample.pdf”というファイルが、本実施形態のInternal Hotfolderが提供する仕組みによって、ファイルコピー処理のみで印刷の効果を生み出したことを示している。
図16は、上述にて示した通りの一連の操作を実施した後の、複合機200における、ファイルシステムの階層を表現した階層図である。符号1601によって示される記号は、対応する階層のファイルシステム上のエントリがフォルダであることを意味する。一方で、符号1603によって示される記号は、対応する階層のファイルシステム上のエントリがファイルであることを意味する。
図16のルートフォルダの下位フォルダに、“share”という名前のフォルダが配置されている。これが共有フォルダに該当する。そして、図8から図11までの処理によって作成した”share/folder/myfolder”というInternalHotfolderを確認する事が出来る(符号1609)。また、図11において説明した、Internal HOTFOLDERプログラム614が印刷処理のステータス確認を目的として使用するフォルダも確認される(符号1616、1607、1608)。
さらに、図8において、Internal Hotfolderに紐付けた印刷仕様ファイルである”template.jdf”も符号1603によって確認出来る。さらに、図14における例で示した、印刷を指示したファイルである”Sample.pdf”(符号1401)jが、印刷処理された結果、”IHF_completed”(印刷完了フォルダ1607)の下に移動されていることも確認出来る。この移動処理は、複合機200において、Internal HOTFOLDERプログラム614が印刷処理の進行に伴い、フォルダの移動処理を行う。印刷が最終的に成功した場合には、”IHF_completed”(印刷完了フォルダ1607)の下に移動される。一方で、何らかの理由で印刷が失敗した場合には、”IHF_error”(エラーフォルダ1606)の下に移動される。印刷処理の実行中には、”IHF_printing”(印刷中フォルダ1608)の下に移動される。これらのフォルダの何れかをクライアント装置が汎用的に備えるファイルブラウザ経由で確認する事によって、印刷処理を要望したファイルの印刷処理のステータス確認を、ファイルシステムの機能のみによって可能としている。
なお、Internal Hotfolderは、ファイルシステムの汎用機能のみを用いて印刷システムを構成可能としていることは既に述べた通りである。Internal Hotfolderとして設定したフォルダは、真の意味でファイルシステム的にフォルダそのものである。換言すれば、クライアント装置側に特殊なプログラムを一切要求するものではないことを意味する。例えば、図16において、”myfolder”(符号1607)の配下に”bbb”(符号1605)というフォルダが配置されている。このようなフォルダは、例えば図12において示したようなファイルブラウザ等を利用することによって、簡易に作成することが出来る。若しくは、フォルダ作成コマンドを端末アプリケーション経由で実行し作成することも可能である。さらに、例えば、同図において、”IHF_error”(エラーフォルダ1606)のさらに配下に”aaa”(符号1604)というフォルダが存在していることを確認出来る。このフォルダも同様にファイルブラウザ等を利用することによって、簡易に作成することが出来る。
これら、”aaa”(符号1604)や”bbb”(符号1605)は、Internal Hotfolderの下に作成されたものであるが、Internal HOTFOLDERプログラム614はこれらフォルダの存在を必要としていない。しかしながら、Internal Hotfolderである”/share/folder/myfolder”は、クライアント装置から見た場合、汎用ファイルシステムのフォルダそのものである。従って、Internal Hotfolderとして扱われているフォルダとそうでないフォルダとの区別はつけることが出来ない。あるいは区別をする必要がない。従って、この図16の様な例によって示したフォルダ構成をとることも、当然のことながら可能である。
図17は、複合機200において実行される印刷処理を説明するためのフローチャートである。同図に示す処理は、コントローラ部205が、図6に示したプログラムを統合的に実行する事によって行われる。
同図に示すフローチャートは、クライアント装置101〜103からのデータ受信を検知する処理をトリガとして開始される(ステップS1701)。
ステップS1702では、クライアント装置101〜103からネットワーク100を介して送信されたデータを解析し、クライアント装置からの指示が共有フォルダへファイル格納処理か否かを判断する。
ステップS1702の判断の結果が真である場合にはステップS1704に進む。一方、同ステップの判断結果が偽である場合にはステップS1718以降の処理に進む。
ステップS1718においては、ステップS1701において実行されたデータ受信処理の内容が、PDLプリントジョブの受信であるか否かの判断処理を実施する。同判別の結果、PDLジョブであると判別された場合には、ステップS1719に進み、受信したPDLジョブを実行する。同ステップにて実行されるPDLジョブは、図6におけるPDLプリント機能プログラム608をコントローラ部205が実行する事によって為される。同ステップにおけるPDLプリントジョブの処理が終了したら同図のフローを終了する。
また、ステップS1718の判別の結果、ステップS1701において実行されたデータ受信処理の内容が、PDLプリントジョブの受信でないと判別された場合にはステップS1720に進みさらなる判別を実施する。
ステップS1720においては、ステップS1701において実行されたデータ受信処理の内容が、JDFジョブの受信であるか否かの判別処理を実施する。同判別の結果、JDFジョブであると判別された場合には、ステップS1721に進み受信したJDFジョブを実行する。同ステップにて実行されるJDFジョブは、図6におけるJDF機能プログラム605をコントローラ部205が実行する事によって為される。同ステップにおけるJDFプリントジョブの処理が終了したら同図のフローを終了する。
ステップS1720の判別の結果、ステップS1701において実行されたデータ受信処理の内容が、JDFジョブの受信でもないと判別された場合には、ステップS1722に進む。ステップS1722では、ファイルのフォルダに対するコピー、PDLジョブ、JDFジョブの実行の何れにも属さない所定の処理を実行し、同図のフローを終了する。ステップS1722に属する機能が如何なるものであっても、本実施形態の効果を説明する上で重要ではない為、詳細な説明は省略する。
ステップS1704においては、ステップS1703までに実行されたクライアント装置から複合機200の共有フォルダにコピーされたファイルの配置フォルダがInternal Hotfolderであるか否かの判別を行う。コピー先のフォルダがInternal Hotfolderであるか否かは、該フォルダが図8から図11迄で説明した手順に従って複合機200において登録処理が為されたフォルダであるか否かに依る。
ステップS1704の判別の結果、コピー先のフォルダがInternal Hotfolderであると判別される場合にはステップS1705以降の処理に進む。一方で、同ステップにおいて、コピー先のフォルダがInternal Hotfolderでないと判別される場合には単なる公開フォルダに対するファイルコピー処理に過ぎない。従って、ステップS1705以降のInternal Hotfolder固有の処理を実行する必要がないため、同フロー図に示す処理を終了する。
ステップS1705において、直前までのステップにおいてコピー処理が実行されたInternal Hotfolder内に印刷仕様ファイルが配置されているか否かの判別を行う。記述の通り、本実施形態におけるInternal Hotfolderにおいては、何ら特殊な仕組みを用いることなくファイルシステムの仕組みのみに基づいて印刷処理が達成されることは図12から図15までの説明において述べた。その際に、印刷時に適用される印刷仕様自体もファイルとしてInternal Hotfolder内に配置される場合の例を図12の説明において示した。同ステップの判別処理において、印刷仕様ファイルが想定通りにコピー先のInternal Hotfolder内に配置されていれば、正常な印刷処理を実行する事の出来る条件を満たしている。故にその場合にはステップS1706以降に進む。一方、同ステップの判別処理において、印刷仕様ファイルが想定通りにコピー先のInternal Hotfolder内に配置されていない場合、正常な印刷処理を実行する事の出来る条件を満たしていない。例えば、クライアント装置のファイルブラウザを介して印刷仕様ファイルが削除された場合等が該当する。この場合にはステップS1717に進む。ステップS1717では、Internal Hotfolderにコピーされたファイルを“IHF_error”フォルダ(エラーフォルダ)にコピーする。そして、エラー終了状態として、Internal Hotfolderによる印刷処理を終了する。
ステップS1706においては、Internal Hotfolderにコピーされたファイルが、印刷可能であり、かつ複合機200において直接サポートしている形式のファイルであるか否かの判別を行う。
ステップS1706の判別の結果、印刷可能であり、かつ複合機200が直接サポートしている形式の印刷データである場合には、ステップS1709に進む。一方で、ステップS1706の判別の結果、印刷可能であるが、複合機200では直接サポートされていない形式の印刷データであると判別された場合にはステップS1707に進む。
印刷可能であるが、複合機200では直接サポートされていない形式の印刷データとは如何なるものであるか、例を示す。例えば、クライアント装置上で動作する、ワードプロセッサやスプレッドシート等のアプリケーション固有形式のデータが相当する。これらのアプリケーションは、広く普及しており、かつそのバージョンやバリエーションも多岐に及ぶ。また、アプリケーションベンダが独自に決める形式(所定の形式)のものが多い。従って、このような形式のデータを印刷処理する際には、該アプリケーションをクライアント装置上で作動させ、そのアプリケーションが有するプリントドライバ等の機能を使用することが一般的である。このようなアプリケーションは多数存在するために、ワードプロセッサやスプレッドシート等固有のアプリケーション形式のデータを印刷可能とするよう、複合機200を構成することは不可能ではないまでも非常に困難であることは言うまでもない。従って、このような形式のデータをInternal Hotfolderの仕組みによって印刷することは、困難である。そこで図1において示した変換サーバ106を使用することによって、複合機200が直接そのようなアプリケーション固有形式のデータをサポートしなくても、変換機能を有するシステムに変換部のみ委ねることにより印刷処理可能となる。このようなデータ形式変換サーバは、その変換対象であるアプリケーションベンダが提供したものであっても、他ベンダが提供したものであっても、いずれでも構わない。クラウド変換サービスと称し、これらベンダ固有アプリケーション形式のデータを変換するサービスが普及しつつある。従ってこれらクラウド変換サービスの機能を印刷システムが取り込むことが出来れば、印刷は可能であるが、複合機200が直接サポートしていない形式のデータについても印刷可能となる。換言すれば、Internal Hotfolderの印刷処理のフロー図に、S1706の判別処理、S1707のクラウド変換サーバへのデータ送信および変換依頼処理、変換後ファイルの取得処理(S1708)が含まれていればよい。変換後ファイルは、複合機200が直接サポートしている所定の形式のファイルであるため、ステップS1706の判別の結果が真であった場合と以後の処理は同様となる。
なお、Intenal Hotfolderに格納されたファイルが、複合機200でも印刷できないファイルであり(S1706でYES)、変換サーバ106でも印刷できないファイルである場合には、S1717に進むようにしてもよい。
ステップS1709において、印刷対象ファイル(変換サーバ106から取得した変換後ファイルを含む)を、印刷仕様ファイルと統合する。印刷仕様ファイルは、例えば図13において示したようなJDFファイル形式によるものである。印刷仕様ファイルと印刷対象ファイルを統合し、複合機200内部で印刷ジョブとして実行可能とする。換言すれば、Internal Hotfolderは内部的に印刷ジョブを生成し、その際に用いられる印刷仕様としてフォルダに関連づけられたJDFファイルを、印刷対象ファイルとしてフォルダにコピーされたファイルを使用する。
ステップS1710において、前ステップまでに作成した印刷ジョブデータの処理を開始する。同ステップにおける処理は、図6において示したJDF機能プログラム605を、ステップS1709にて作成したデータによって実行することに相応する。
次にInternal HOTFOLDERプログラム614は、複合機200が現在印刷できる状態であるかを判断する。そして、印刷できる状態であると判断したことに基づき、印刷対象ファイルを、Internal Hotfolder直下から、”IHF_printing”フォルダ(印刷中フォルダ1106)の下に移動する(ステップS1711)。
つまり、同ステップの処理以降に、クライアント装置のファイルブラウザ(図12)によって確認すると,Internal Hotfolderの直下から”IHF_printing”フォルダ(印刷中フォルダ1106)に移動されていることがわかる。これを以って、オペレータは、Internal Hotfolderに格納したファイルに対する印刷処理が開始されていることを、汎用的なファイルシステム機能によって確認できる。
ステップS1712からステップS1714までのステップは、複合機200内部で実行されるJDF機能プログラム605による実際の印刷処理である。Internal HOTFOLDERプログラム614としては、これらJDF機能プログラムによる実施あの印刷処理の終了を待つのみであり、実際のデータ処理、ジョブ実行処理はJDF機能プログラム605によって実行される。
ステップS1715において、JDF機能プログラム605によって処理されるステップS1712からS1714までの処理結果を判別する。JDF機能プログラム605によって正しく成果物が出力されたと判別される場合にはステップS1716に進む。一方で、JDF機能プログラム605によって正しく成果物が出力されなかった(すなわち印刷失敗)と判別される場合にはステップS1717に進む。
ステップS1716は、クライアント装置上で動作するファイルブラウザによって、複合機200のInternal Hotfolderに配置された印刷対象ファイルの印刷処理が正しく行われた場合に実行される。正しく出力されているため、その印刷対象ファイルは、”IHF_coompleted”(印刷完了フォルダ1104)フォルダの下に移動する。
ステップS1717は、クライアント装置上で動作するファイルブラウザによって、複合機200のInternal Hotfolderに配置された印刷対象ファイルの印刷処理が正しく行われなかった場合に実行される。正しく出力されていないため(印刷失敗しているため)、前記印刷対象ファイルは、”IHF_error”(エラーフォルダ1105)フォルダの下に移動する。
オペレータは、クライアント装置のファイルブラウザを介して、印刷対象ファイルが、何れのステータスフォルダに移動したのかを確認することで、印刷対象ファイルの印刷状況を確認出来る。その際に、使用するのは汎用用途に供されるファイルブラウザである。従って、印刷ステータスの確認においても、クライアント装置上で動作するオペレーティングシステム由来の制約を設ける必要がなく、汎用的な仕組みのみを用いてステータスの確認をすることが可能となる。
ステップS1715若しくはS1716のフォルダ移動処理が終了したら、同フロー図において示されるInternal Hotfolderによる印刷処理を終了する。
(第2の実施形態)
図17に例示したフロー図の説明において、Internal Hotfolder内に配置された印刷対象ファイルの出力処理が終了するまで、次のファイルの印刷処理が開始されないような形式になっている。しかしながら、印刷対象ファイルの監視処理と、実際のJDF機能プログラムによる印刷処理は、並列して処理するよう構成することも可能である。このような構成をとる場合には、ステップS1708、およびステップS1709において行われる内部的なジョブ生成処理において、複合機200内部に生成される上限数を管理する仕組みを第2の実施形態は備える。具体的には、内部的に生成されたジョブ数が閾値に達したら場合には、後続ファイルのジョブ生成を抑制し、先行する出力が完了したら後続ファイルのジョブ生成処理を再開する等の処理が行われる。この仕組みは、複合機200が内部的に保持可能な印刷ジョブキューは有限でることに由来する。換言すれば、例えばクライアント装置側で数百万にも及ぶ膨大な数の印刷対象ファイルを一括選択し、それらを一気にInternal Hotfolderにコピーした場合等を想定する。複合機ではこのような膨大な数の印刷ジョブキューを保持する事は想定していないため、キューあふれが発生する恐れがある。そのような事態を未然に防止するべく、上述のような上限値に基づくフロー制御を、第2の実施形態によるInternal Hotfolder機能プログラムは有する。
図17に例示したフロー図の説明において、Internal Hotfolder内に配置された印刷対象ファイルの出力処理が終了するまで、次のファイルの印刷処理が開始されないような形式になっている。しかしながら、印刷対象ファイルの監視処理と、実際のJDF機能プログラムによる印刷処理は、並列して処理するよう構成することも可能である。このような構成をとる場合には、ステップS1708、およびステップS1709において行われる内部的なジョブ生成処理において、複合機200内部に生成される上限数を管理する仕組みを第2の実施形態は備える。具体的には、内部的に生成されたジョブ数が閾値に達したら場合には、後続ファイルのジョブ生成を抑制し、先行する出力が完了したら後続ファイルのジョブ生成処理を再開する等の処理が行われる。この仕組みは、複合機200が内部的に保持可能な印刷ジョブキューは有限でることに由来する。換言すれば、例えばクライアント装置側で数百万にも及ぶ膨大な数の印刷対象ファイルを一括選択し、それらを一気にInternal Hotfolderにコピーした場合等を想定する。複合機ではこのような膨大な数の印刷ジョブキューを保持する事は想定していないため、キューあふれが発生する恐れがある。そのような事態を未然に防止するべく、上述のような上限値に基づくフロー制御を、第2の実施形態によるInternal Hotfolder機能プログラムは有する。
(第3の実施形態)
第1の実施形態においては、図12にて示される如く、印刷仕様ファイル(符号1204)を、ファイルシステム上の一ファイルとして配置するような構成をとった場合の例を示した。第3の実施形態においては、フォルダに紐付ける印刷仕様をファイルシステムではなく、Internal Hotfolderアプリケーションが隠蔽する仕組みに基づくものである。紐付け情報自体はInternal Hotfolder自体が図8から図11までに示した操作に伴い、管理する。ただし、印刷仕様ファイルをファイルシステム上に配置する代わりにInternal HOTFOLDERプログラム614自身が管理する点が異なる。
第1の実施形態においては、図12にて示される如く、印刷仕様ファイル(符号1204)を、ファイルシステム上の一ファイルとして配置するような構成をとった場合の例を示した。第3の実施形態においては、フォルダに紐付ける印刷仕様をファイルシステムではなく、Internal Hotfolderアプリケーションが隠蔽する仕組みに基づくものである。紐付け情報自体はInternal Hotfolder自体が図8から図11までに示した操作に伴い、管理する。ただし、印刷仕様ファイルをファイルシステム上に配置する代わりにInternal HOTFOLDERプログラム614自身が管理する点が異なる。
このような実施形態をとる事は、次に示すような事態の防止を目的としている。すなわち、ファイルシステムの共有フォルダに印刷仕様ファイルを配置すると、その共有フォルダにアクセス可能なクライアント装置のユーザにより、印刷仕様ファイルが消去(削除)または別のフォルダへ移動されたりする可能性がある。このように、印刷仕様ファイルが削除または移動されてしまった場合、紐付け情報は存在していても、実際の印刷仕様ファイルが存在しないため、印刷処理を実行する事ができなくなる恐れがある。
印刷仕様ファイルを直接ファイルシステムに配置しないという、第3の実施形態によれば、このような事態をも未然に防止可能とすることが出来る。ただし、この構成をとった場合には第一の実施形態において説明した様な、印刷仕様をユーザが変更する際に、汎用用途に供されたテキストエディタ等のプログラムによって行うことの利便性はかえって失われる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、第3の実施形態および第1もしくは第2の実施形態の組み合わせを可能とするものである。すなわち、Internal Hotfolder毎に、印刷仕様ファイルを直接ファイルシステム上に配置するか、或いはInternal Hotfolderアプリケーションが内部的に紐付け管理するかを登録時に選択可能なよう構成する。これにより、印刷仕様ファイルの編集をユーザに許容しつつも、誤ってされる等の恐れのあるフォルダについては、印刷仕様ファイルを操作させないようにも構成出来る。このような運用上の選択の余地をシステム設定者に残すことによって、誤操作に伴うリスクと編集可能であることの利便性の双方をユーザに提供することが可能となる。
第4の実施形態は、第3の実施形態および第1もしくは第2の実施形態の組み合わせを可能とするものである。すなわち、Internal Hotfolder毎に、印刷仕様ファイルを直接ファイルシステム上に配置するか、或いはInternal Hotfolderアプリケーションが内部的に紐付け管理するかを登録時に選択可能なよう構成する。これにより、印刷仕様ファイルの編集をユーザに許容しつつも、誤ってされる等の恐れのあるフォルダについては、印刷仕様ファイルを操作させないようにも構成出来る。このような運用上の選択の余地をシステム設定者に残すことによって、誤操作に伴うリスクと編集可能であることの利便性の双方をユーザに提供することが可能となる。
また、ファイルシステムには、フォルダ毎にアクセス権を設定することなどが可能な仕様も存在する。そのような機能を利用可能な場合にはさらなる利便性を向上させることが可能である。例えば携帯端末103等をネットワーク100の外部から持ち込まれた場合などのように、“public”というフォルダを作成及び文字通り公開フォルダとして印刷を許す場合には印刷仕様との紐付けを内部的な運用として行う。その一方で、“private”というフォルダを作成し、こちらはネットワーク100に直接接続された既知のクライアント装置からのみアクセスを許し、かつこちらはファイル配置による印刷仕様の設定をしたとする。両者をファイルシステムが有するフォルダのアクセス権の設定に基づいて行わせる等の運用をも第4の実施形態は可能とする。ここにおいても、クライアント装置側には左記の様な運用をする上で、特別なプログラム等を必要とする事はない。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
101、102 PC
103 携帯端末
106 変換サーバ
200 複合機
202 ネットワークI/F
203 プリンタ部
205 コントローラ部
207 ROM
208 RAM
209 HDD
103 携帯端末
106 変換サーバ
200 複合機
202 ネットワークI/F
203 プリンタ部
205 コントローラ部
207 ROM
208 RAM
209 HDD
Claims (13)
- 画像形成装置であって、
外部装置からアクセス可能な前記画像形成装置内にあるフォルダに対して、監視対象フォルダとして登録することを受け付けるための受付画面を表示する表示手段と、
前記受付画面を介して、外部装置からアクセス可能な前記画像形成装置内にあるフォルダに対して、監視対象フォルダとして登録することを受け付ける受付手段と、
外部装置からアクセス可能な前記画像形成装置内にあるフォルダであって、印刷設定が関連づけられ、かつ、前記受付手段により監視対象フォルダとして登録されている第1のフォルダと、外部装置からアクセス可能な前記画像形成装置内にあるフォルダであって、かつ、前記受付手段により監視対象フォルダとして登録されていない第2のフォルダとを少なくとも含む複数のフォルダを有する記憶手段と、
前記外部装置からの指示に基づき、前記外部装置から送信されたファイルを前記複数のフォルダのいずれかのフォルダに格納するよう制御する制御手段と、
前記制御手段によって前記第1のフォルダにファイルが格納された場合、前記ファイルと前記第1のフォルダに関連付けられた前記印刷設定に基づき、前記画像形成装置内で印刷ジョブを生成する生成手段と、
前記印刷ジョブに基づいて、画像形成を行う画像形成手段を有し、
前記制御手段によって前記第2のフォルダにファイルが格納された場合、前記第2のフォルダにファイルが格納されたことをトリガーとして、前記ファイルに対する処理は行われないことを特徴とする画像形成装置。 - 前記受付画面は、前記第1のフォルダに格納されたファイルと前記第1のフォルダに関連付けられた前記印刷設定に基づいて前記画像形成装置内で生成され実行された印刷ジョブの状況を確認する画面へ遷移するためのボタンを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記表示手段は、少なくとも、コピー機能を選択可能なボタンと、前記受付画面へ遷移可能なボタンを含むメインメニュー画面を表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記生成手段は、前記第1のフォルダにファイルが格納された場合であっても、当該格納されたファイルのファイルタイプが印刷処理の対象外であると判断した場合、当該格納されたファイルの印刷ジョブは生成しないことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記記憶手段は、前記第1のフォルダに関連付けられた前記印刷設定を示す印刷仕様ファイルを記憶し、
前記生成手段は、前記第1のフォルダに格納されたファイルと、前記印刷設定を示す印刷仕様ファイルを統合し、前記画像形成装置内で印刷ジョブを生成することを特徴とする請求項1乃至3に記載の画像形成装置。 - 前記ファイルが格納されたフォルダに関連した、前記印刷仕様ファイルがあるか否かを判定する判定手段を有し、
前記生成手段は、前記判定手段により前記印刷仕様ファイルがあると判定された場合に、前記印刷仕様ファイルに記載された印刷設定に基づいて、前記印刷ジョブを生成し、
前記判定手段により前記印刷仕様ファイルがないと判定された場合には、前記ファイルの印刷をエラー終了することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記第1のフォルダ及び第2のフォルダは共有フォルダであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記共有フォルダは、複数の外部装置からファイル共有プロトコルを用いてアクセスされることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記ファイル共有プロトコルはSMB又はWebDAVであることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記第1のフォルダにファイルが格納されたことを検知したことに少なくとも従い、当該格納されたファイルを前記フォルダとは異なる記憶領域に移動することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記第1のフォルダに格納されたファイルを印刷することができる状態であるか否かを判断し、印刷できる状態であると判断したことに基づき、前記第1のフォルダに格納されているファイルを、印刷中のファイルを管理するフォルダに移動することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
- 前記第1のフォルダに格納されたファイルの形式が所定のファイル形式であるか否かを判断し、所定のファイル形式でないと判断したことに基づき、前記第1のフォルダに格納されている所定のファイル形式でないと判断されたファイルを、エラーを示すフォルダに移動することを特徴とする請求項10または11に記載の画像形成装置。
- 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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