JP2021055770A - Manufacturing method of bearing device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、軸受装置の製造方法、特に、軸受装置の外周に塗装やコーティングを施す方法に関する。 The present invention relates to a method for manufacturing a bearing device, particularly a method for applying a coating or coating to the outer periphery of the bearing device.
転がり軸受は、外輪と内輪とが転動体を介して同軸に組み合わされている。外輪の内周に外側軌道面が形成され、内輪の外周に内側軌道面が形成されており、転動体は、当該軌道面を転動する。
外輪と内輪との間の環状の空間(軸受内部空間)にはグリースが封入されており、軌道面が潤滑されている。軸受内部空間に水や塵埃等が浸入すると軌道面が損傷して、回転中に異音を生じたり発熱したりする恐れがある。このため、軸受内部空間の軸方向両側の開口部には密封装置が組み込まれている。
しかしながら、自動車の車輪用軸受装置のように外気中に露出した状態で使用される軸受装置は、泥水や塩水を被水することによって外輪や内輪に錆を生じる場合がある。錆が大きくなると、外観が悪くなるばかりでなく、錆が密封装置を越えて軸受内部に浸入する恐れがある。そこで、錆の発生を防止するために、軸受外周面に塗装やコーティングを施すことによって、軸受外周面を全面にわたって塗料やコーティング剤で被覆する場合がある。
In a rolling bearing, an outer ring and an inner ring are coaxially combined via a rolling element. An outer raceway surface is formed on the inner circumference of the outer ring, and an inner raceway surface is formed on the outer circumference of the inner ring, and the rolling element rolls on the raceway surface.
Grease is sealed in the annular space (bearing internal space) between the outer ring and the inner ring to lubricate the raceway surface. If water, dust, or the like enters the internal space of the bearing, the raceway surface may be damaged, causing abnormal noise or heat generation during rotation. For this reason, a sealing device is incorporated in the openings on both sides of the bearing internal space in the axial direction.
However, a bearing device used in a state of being exposed to the outside air, such as a bearing device for a wheel of an automobile, may rust on the outer ring and the inner ring when it is exposed to muddy water or salt water. When the rust becomes large, not only the appearance is deteriorated, but also the rust may infiltrate into the bearing beyond the sealing device. Therefore, in order to prevent the occurrence of rust, the outer peripheral surface of the bearing may be coated with a paint or a coating agent over the entire outer peripheral surface of the bearing.
通常、塗料やコーティング剤(以下、被覆剤)で被覆するときには、圧縮空気によって被覆剤が軸受装置の外周に吹き付けられる。このため、外輪と内輪との間で密封装置が組み込まれている部分に被覆剤が吹き付けられると、密封装置を構成するゴム製のリップに被覆剤が付着し、更に、この被覆剤がリップを越えて軸受内部空間に浸入すると、軌道面に付着して異音を生じたり発熱したりする恐れがある。
このため、被覆剤を吹き付けるときには密封装置の部分にマスキング等の処理が必要となるが、マスキング装置等を設置すると、装置の設置費用ばかりでなくマスキングをするための作業工数が必要となり、軸受装置の製造コストが上昇するという問題がある。
Normally, when coating with a paint or a coating agent (hereinafter referred to as a coating agent), the coating agent is sprayed on the outer periphery of the bearing device by compressed air. Therefore, when the coating agent is sprayed between the outer ring and the inner ring where the sealing device is incorporated, the coating agent adheres to the rubber lip constituting the sealing device, and the coating agent further coats the lip. If it penetrates into the internal space of the bearing beyond that, it may adhere to the raceway surface and generate abnormal noise or generate heat.
For this reason, when spraying the coating agent, it is necessary to perform processing such as masking on the part of the sealing device, but if a masking device or the like is installed, not only the installation cost of the device but also the work man-hours for masking are required, and the bearing device. There is a problem that the manufacturing cost of the bearing rises.
上記の事情に鑑み、本発明は、軸受装置の製造工程において、軸受装置の外周面に塗装やコーティング(塗装等)をするときに、密封装置についてマスキング等の処理を必要とせず、簡易な方法で軸受装置の全面に塗装等ができるようにすることを目的としている。 In view of the above circumstances, the present invention is a simple method that does not require masking or the like for the sealing device when painting or coating (painting or the like) the outer peripheral surface of the bearing device in the manufacturing process of the bearing device. The purpose is to make it possible to paint the entire surface of the bearing device.
本発明の一形態は、内周に外側軌道面を有する外方部材と、外周に内側軌道面を有する内方部材と、前記外側軌道面と前記内側軌道面との間に配置される複数の転動体と、前記外方部材と前記内方部材との間の軸受内部空間の端部に密封装置を配置した軸受装置の製造方法であって、前記軸受装置は、前記外方部材と前記内方部材とが互いに近接して形成された環状のすきまを有しており、前記密封装置は、前記環状のすきまで開口し周方向に連通するシール内部空間を有し、前記すきまを含む領域の少なくとも一か所において、前記軸受装置の外面を被覆する被覆剤を空気とともに吹き付ける塗布工程と、前記一か所から離間した箇所において、前記すきまを介して前記シール内部空間に空気を送気する送気工程と、を有し、前記塗布工程と前記送気工程とを同時に行うことを特徴としている。 One embodiment of the present invention includes an outer member having an outer raceway surface on the inner circumference, an inner member having an inner raceway surface on the outer circumference, and a plurality of arrangements arranged between the outer raceway surface and the inner raceway surface. A method for manufacturing a bearing device in which a rolling element and a sealing device are arranged at an end of a bearing internal space between the outer member and the inner member. The bearing device is the outer member and the inner member. The sealing device has an annular gap formed in close proximity to the square members, and the sealing device has a seal internal space that opens to the annular gap and communicates in the circumferential direction, and is a region including the gap. At least in one place, a coating step of spraying a coating agent covering the outer surface of the bearing device together with air, and in a place separated from the one place, air is sent to the seal internal space through the gap. It has an air step, and is characterized in that the coating step and the air feeding step are performed at the same time.
本発明によると、軸受装置の製造工程において、軸受装置の外周面に塗装やコーティングをするときに、密封装置についてマスキング等の処理を必要とせず、簡易な方法で軸受装置の全面に塗装等をすることができる。これにより、軸受内部空間への被覆剤等の異物の浸入を防止して、長期にわたって良好な回転調子を維持するとともに、塗装等のコストを抑制し、安価な軸受装置を提供することができる。 According to the present invention, when painting or coating the outer peripheral surface of the bearing device in the manufacturing process of the bearing device, the sealing device does not need to be masked or the like, and the entire surface of the bearing device is painted or the like by a simple method. can do. As a result, it is possible to prevent foreign matter such as a coating agent from entering the bearing internal space, maintain a good rotational condition for a long period of time, suppress costs such as painting, and provide an inexpensive bearing device.
本発明に係る軸受装置の製造方法の一形態(本実施形態)を、図を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態によって製造された軸受装置10の軸方向断面図である。この軸受装置10は、自動車などの車輪を回転支持する用途で使用される。
One embodiment (the present embodiment) of the method for manufacturing a bearing device according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is an axial sectional view of the bearing
軸受装置10について説明する。軸受装置10は、車両に固定される外輪11(外方部材)と、車輪を取付ける内軸12(内方部材)を備えている。内軸12は、外輪11に対して、中心軸mの回りで自在に回転することができる。以下の説明では、中心軸mの方向を軸方向といい、中心軸mと直交する方向を径方向、中心軸mの回りを周回する方向を周方向という。また、図の右側を車両インナー側といい、左側を車両アウター側という場合がある。
The
外輪11は、S55Cなどの高炭素鋼で製造されており、内周に転動体としての玉13が転動する二列の外側軌道面14を有している。外周に、軸受装置10を車両本体に取り付けるためのフランジ15が複数形成されている。
The
内軸12は、内輪12aとハブ軸12bとが一体に組み合わされた形態である。内輪12aは、SUJ2などの軸受鋼で製造され、外周に第1の内側軌道面16aを有している。ハブ軸12bは、S55Cなどの高炭素鋼で製造されている。ハブ軸12bの外周に第2の内側軌道面16bが形成されている。ハブ軸12bの車両アウター側の軸方向端部に、車輪を取付けるハブフランジ17が形成されている。内輪12aは、ハブ軸12bの車両インナー側の軸方向端部に嵌め合わされた後、ハブ軸12bの軸端を塑性変形させてかしめることによってハブ軸12bと強固に固定されている。こうして、内軸12の外周には、玉13が転動する二列の内側軌道面16a、16bが形成されている。
The
外輪11と内軸12とが同軸に組み合わされて、外輪11に形成された二列の外側軌道面14、14と、内軸12に形成された二列の内側軌道面16a、16bが、互いに径方向に対向している。互いに対向する軌道面の間に、それぞれ複数の玉13が組み込まれて、二列の玉列が形成されている。各列の玉13は、保持器18によって周方向に等しい間隔で転動自在に保持されている。こうして、内軸12は外輪11に対して回転することができる。
The
外輪11の内周と、内軸12の外周との間には、環状の空間(以下、「軸受内部空間K」という)が形成されている。軸受内部空間Kにグリースが封入されて、各軌道面14、14、16a、16bが潤滑されている。軸受内部空間Kは軸方向の両側に開口しており、それぞれの開口部に密封装置21,22が組み込まれている。密封装置21,22は、水や塵埃が軸受内部空間Kに浸入するのを防止している。
An annular space (hereinafter referred to as “bearing internal space K”) is formed between the inner circumference of the
図2は、軸受内部空間Kの車両インナー側の開口部に装着される第1密封装置21の形状を示す軸方向断面図である。第1密封装置21は、外輪11に固定されるシール部材24と内軸12に固定されるスリンガ35を備えている。
FIG. 2 is an axial sectional view showing the shape of the
シール部材24は、薄肉の冷間圧延鋼板等をプレス成形することによって形成される金属部材25と、ニトリルブタジエンゴムやアクリルゴムなどの弾性体で製造される弾性部材30を備えている。
金属部材25は、軸方向断面が略L字状の環状体であって、第1リップ保持部26(第1円板部)と第1外輪嵌合部27とを備えている。第1リップ保持部26は、環状の平板で、中心軸mと直交する向きに延伸しており、第1外輪嵌合部27は、第1リップ保持部26の外周が全周にわたって略直角に折り曲げられて中心軸mと同軸の円筒形状になっている。
弾性部材30は、第1外輪嵌合部27の車両インナー側端部の外周に全周にわたって設けられた凸部27aと、複数のリップを備えたリップ部28と、金属部材25の内壁及び第1外輪嵌合部27の車両インナー側端面に沿って薄い膜状に形成されて凸部27aとリップ部28をつなぐ薄膜部29と、を備えている。凸部27aとリップ部28と薄膜部29は、加硫成型によって一体に形成されるとともに金属部材25と接着されている。リップ部28は、径方向内方に突出する一つのラジアルリップ28aと、軸方向に突出する二つのサイドリップ28b、28cを備えている。
第1外輪嵌合部27と凸部27aと薄膜部29の一部(薄膜部29のうち第1外輪嵌合部27の内周を覆う部分)は、シール部材24の第1円筒部を構成する。また、第1リップ保持部26とリップ部28と薄膜部29の他部(薄膜部29のうち第1リップ保持部26の内壁を覆う部分)は、シール部材24の第1円板部を構成する。第1円筒部は、外輪11の内周に固定される。このとき、凸部27aが外輪11と弾性接触して、外輪11と第1外輪嵌合部27との嵌合部が密封されている。
The sealing
The
The
The first outer
スリンガ35は、薄肉の冷間圧延鋼板等をプレス成形することによって形成される。スリンガ35は、軸方向断面が略L字状の環状体であって、鍔部36と内輪嵌合部37(第2円筒部)とを備えている。鍔部36は、環状の平板で中心軸mと直交する向きに延伸しており、内輪嵌合部37は、鍔部36の内周が全周にわたって略直角に折り曲げられて中心軸mと同軸の円筒形状になっている。
The
スリンガ35は、磁気信号を発生するエンコーダを有していてもよい。本実施形態では、スリンガ35は、鍔部36の車両インナー側の側面に貼り付けられたエンコーダ38を有している。エンコーダ38には、永久磁石のS極とN極の領域が周方向に交互に複数組配置されており、図示しない磁気検出器によって、車輪の回転速度を検出することができる。エンコーダ38は、磁性体粉末が配合されたゴムや合成樹脂などの弾性体で形成されており、本実施形態では、鍔部36の外周を覆うようにスリンガ35と一体に形成されている。鍔部36とエンコーダ38は、スリンガ35の第2円板部を構成する。
The
シール部材24は、第1円筒部が外輪11の内周に締まりばめの状態で嵌め合わされて、外輪11の車両インナー側の端部に固定されており、第1円板部は、第1円筒部の車両アウター側の端部(軸方向一端)から径方向に延伸している。スリンガ35は、第2円筒部が内輪12aの外周に締まりばめの状態で嵌め合わされて、内軸12の車両インナー側の端部に固定されており、第2円板部は、第2円筒部の車両インナー側の端部(軸方向他端)から径方向に延伸している。こうして、シール部材24とスリンガ35が互いに向き合って配置されている。
In the
リップ部28に形成された各リップ28a,28b,28cは、スリンガ35に向けて突出している。ラジアルリップ28aは、内輪嵌合部37の外周に弾性接触しており、リップ先端が径方向外方に撓んでいる。サイドリップ28b、28cは、鍔部36の側面に弾性接触しており、リップ先端が軸方向で車両アウター側に撓んでいる。こうして、各リップ28a,28b、28cは、外輪11と内軸12との間の軸受内部空間Kの開口部を密封しており、外部空間から軸受内部空間Kに向けて水や塵埃が浸入するのを防止している。
Each of the
更に、リップ部28より外部空間側(リップ部28に対して軸受内部空間Kと反対側である)で、シール部材24とスリンガ35とが近接している。スリンガ35の第2円板部の外径寸法は、シール部材24の第1円筒部の内径寸法より小径であって、第1円筒部と第2円板部との間には、環状のすきまs1が形成されている。本実施形態では、スリンガ35の鍔部36の外径側端部をエンコーダ38が覆っており、すきまs1は、エンコーダ38の外径側端面と第1外輪嵌合部27の内周を覆う薄膜部29との間に形成されている。スリンガ35がエンコーダ38を有さない場合は、すきまs1は、スリンガ35の鍔部36の外径側端面と薄膜部29との間に形成される。
このようにして本実施形態では、シール部材24が外輪11に圧入され、スリンガ35が内軸12の一部である内輪12aの外周に圧入されており、すきまs1は、実質的に外輪11と内軸12とが互いに近接して形成されている。
Further, the
In this way, in the present embodiment, the
リップ部28の外部空間側で実質的に外輪11と内軸12とが互いに近接することにより、軸受装置10が泥水等を被水したときに、外輪11及び内軸12が障壁となって、リップ部28が直接被水するのを抑制することができる。当該すきまs1が大きい場合には、リップ部28の被水量が増加して密封性能が低下するので、すきまs1の大きさは、概ね0.5mmから1mm程度に設定されている。
Since the
第1密封装置21では、すきまs1の内側に、シール部材24の薄膜部29と、サイドリップ28cと、スリンガ35の鍔部36とで囲まれて、周方向に連通するシール内部空間E1が形成されている。すなわち、第1密封装置21は、周方向に連通するシール内部空間E1を有し、シール内部空間E1は、外輪11と内軸12とが互いに近接して形成されるすきまs1を介して外部空間に向かって開口している。
In the
次に、軸受装置10の製造方法について説明する。
軸受装置10の製造工程は、軸受装置10を組み立てる組立工程と、軸受装置10の外周に塗装やコーティングを行う塗装工程を備えている。
図1を参照する。組立工程では、先ず、第2密封装置22(詳細については後述する)が外輪11に固定され、車両アウター側の玉列に玉13及び保持器18が組み込まれて、外輪11とハブ軸12bが同軸に組み合わされる。次に、車両インナー側の玉列に玉13及び保持器18が組み込まれて、その後、ハブ軸12bの軸方向端部に内輪12aが固定される。軸受内部空間Kにはグリースが封入される。
その後、シール部材24とスリンガ35とが互いに向き合って組み合わされ、所定の位置関係を保った状態で、外輪11の内周と内輪12aの外周に同時に圧入される。こうして、第1密封装置21が、軸受装置10の車両インナー側の開口部に組み付けられる。
Next, a method of manufacturing the
The manufacturing process of the bearing
See FIG. In the assembly process, first, the second sealing device 22 (details will be described later) is fixed to the
After that, the
図4は、本実施形態の塗装工程を説明する説明図である。
塗装工程では、軸受装置10の各構成部品が組立てられた後、軸受装置10の外周の全面にわたって塗装やコーティング(以下「塗装等」という)が施される。これにより、軸受装置10の外周面が、塗料やコーティング剤(以下、「被覆剤」という)で被覆される。塗装等の作業は、塗装ノズル41の先端から、被覆剤を含んだ圧縮空気を噴射して行う。なお、コーティング剤は防錆性能を有する材料が使用され、ジンクフレークコーティング剤などが好適に使用される。軸受装置10の外面に塗布されたときの被覆剤の厚さは、概ね10μmから50μmである。なお、被覆剤の材質は例示であり、目的に応じて種々の被覆剤を使用することができる。
塗装等は、軸受装置10全体を中心軸mの回りで回転させながら、図4に示すように、軸受装置10の外周に沿ってAからFに向けて、塗装ノズル41を軸方向及び径方向に連続的に移動させて行う。
FIG. 4 is an explanatory diagram illustrating a coating process of the present embodiment.
In the painting process, after each component of the bearing
For painting and the like, while rotating the
本実施形態では、特に、塗装ノズル41が図4のAまたはDで示す位置において、第1密封装置21または第2密封装置22が装着されている部分の外周を塗装等するときに有効である。以下、車両インナー側の側面に塗装等をするときに、塗装ノズル41がAの位置、すなわち、塗装ノズル41の噴射領域が第1密封装置21のすきまs1と軸方向に対向する位置にあって、被覆剤がすきまs1を含む領域に噴射される場合を例にして詳細に説明する。なお、噴射領域とは、塗装ノズル41から噴射されたあと、軸受装置10の表面に到達するまでに被覆剤を含む空気が存在する領域をいう。
In this embodiment, it is particularly effective when the outer periphery of the portion where the
車両インナー側の側面に塗装等をするときには、塗装ノズル41と空気ノズル42が使用される。図5(a)は、軸受装置10に組み込まれた状態の第1密封装置21の軸方向断面と各ノズル41,42の向きを模式的に示しており、図5(b)は、軸方向から見たときの各ノズル41,42の配置を示している。
なお、図5(b)は、シール内部空間E1を流動する空気の流れを説明するために、図5(a)のX−Xにおける断面で示している。また、説明の便宜のため、すきまs1を形成するスリンガ35の第2円板部の外径側端面の位置(本実施形態ではエンコーダ38の外径側端面となっている)を破線で示している。
When painting or the like on the side surface on the inner side of the vehicle, the
Note that FIG. 5B is shown in a cross section taken along the line XX of FIG. 5A in order to explain the flow of air flowing through the seal internal space E1. Further, for convenience of explanation, the position of the outer diameter side end face of the second disk portion of the
車両インナー側の側面に塗装等をするときには、塗装ノズル41から被覆剤を噴射する塗布工程と、複数の空気ノズル42から空気のみを噴射する送気工程が、同時に実施される。
When painting or the like on the side surface on the inner side of the vehicle, a coating step of injecting a coating agent from the
塗布工程では、一つの塗装ノズル41が使用される。塗装ノズル41は、圧縮空気によって被覆剤を噴射するノズルである。
図4のAの位置では、塗装ノズル41の噴射領域は、第1密封装置21に対して軸方向に対向しており、被覆剤を中心軸mと同じ方向に噴射している。軸受装置10は、中心軸mの周りで回転しているので、図5(a)に示すように、塗装ノズル41が被覆剤を中心軸mの方向に噴射しつつ矢印Gで示す向きに径方向に位置を変えることによって、軸受装置10の車両インナー側の側面の全面に塗装等を施すことができる。
In the coating process, one
At the position A in FIG. 4, the injection region of the
送気工程では、複数の空気ノズル42が使用される。空気ノズル42は、空気のみを噴射して被覆剤を噴射しないノズルである。図5(b)に示すように、本実施形態では、塗装ノズル41を挟んで、7本の空気ノズル42が、周方向に等間隔に配置されている。
なお、空気ノズル42は、位置が固定されており、塗装ノズル41が変位しているときにおいても、常に、すきまs1に向けて、空気を噴射している。
各空気ノズル42から噴射される圧縮空気の圧力(送気圧)は、塗装ノズル41から被覆剤を噴射するときの圧縮空気の圧力(吹付圧)と同等である。
In the air supply process, a plurality of
The position of the
The pressure of the compressed air (air pressure) injected from each
このように、複数の空気ノズル42が、互いに周方向で離間して配置されているので、すきまs1に対して周方向の複数の位置(送気箇所)において同時に空気が噴射されている。これによって、シール内部空間E1は、空気ノズル42から噴射された空気で充満されているので、塗装ノズル41から噴射された被覆剤を含む空気がシール内部空間E1を通って周方向に流れるのを遮断することができる。
また、各空気ノズル42が、塗装ノズル41の位置から周方向に離間した位置に配置されているので、塗装ノズル41の位置では、シール内部空間E1から外部空間に向けて空気が流動する。このため、塗装ノズル41から噴射された被覆剤を含む空気が、すきまs1からシール内部空間E1に流入するのを確実に防止できる。
In this way, since the plurality of
Further, since each
こうして、本実施形態の製造方法では、噴射された被覆剤を含む空気が、すきまs1を通ってシール内部空間E1に流入するのを効果的に抑制できる。 In this way, in the manufacturing method of the present embodiment, it is possible to effectively prevent the sprayed air containing the coating agent from flowing into the seal internal space E1 through the gap s1.
図6は、本実施形態の効果をより明確に理解するために、仮に、空気ノズル42を設置せず、一つの塗装ノズル41のみで塗装等したと仮定したときの、被覆剤を含む空気の流れを説明する説明図である。図6(b)は、図6(a)のX−Xの位置で矢印の向きに見た断面図である。図6(b)では、塗装ノズル41の表示を省略して、被覆剤を含む空気の流れを実線の矢印で示している。
塗装ノズル41は、図6(a)に示すように、塗装ノズル41の噴射領域がすきまs1に対して軸方向に対向するように配置され、被覆剤を含む空気がすきまs1に向けて噴射されている(このときの空気の流れを、図6(b)にP1で示す)。塗装ノズル41から噴射された被覆剤を含む空気は、すきまs1を通ってシール内部空間E1に流入する(同P2)。その後、被覆剤を含む空気は、シール内部空間E1を周方向に流動して、すきまs1の周方向の各位置から再び外部空間に流出する(同P3)。このように、一つの塗装ノズル41のみで塗装等した場合には、シール内部空間E1が被覆剤を含む空気の流動通路となって、塗装ノズル41から噴射された被覆剤を含む空気が容易に流動する。こうして、図6に示したような仮の実施形態では、シール内部空間E1の壁面に被覆剤が付着する。
In FIG. 6, in order to more clearly understand the effect of the present embodiment, it is assumed that the
As shown in FIG. 6A, the
これに対し、本実施形態では、空気ノズル42によってシール内部空間E1に空気を噴射して、シール内部空間E1における空気の周方向の流動を遮断したので、塗装ノズル41から噴射された被覆剤を含む空気がシール内部空間E1に流入するのを抑制することができる。このため、塗装ノズル41から噴射された被覆剤を含む空気は、シール内部空間E1に向けて流入することができず、被覆剤は、軸受装置10の車両インナー側の側面に塗布される。こうして、被覆剤を含む空気がシール内部空間E1に流入するのを防ぎつつ、外輪11や第1密封装置21の車両インナー側側面に塗装等をすることができる。
On the other hand, in the present embodiment, the
なお、各ノズル41、42の本数は例示であって、塗装ノズル41が複数本設置されてもよいし、空気ノズル42が1以上の任意の本数であってもよい。
また、各空気ノズル42から噴射される圧縮空気の圧力は、塗装ノズル41から被覆剤を噴射するときの圧縮空気の圧力と同等かそれ以上の大きさであればよい。空気ノズル42から噴射される空気圧より大きくすることによって、塗装ノズル41から噴射される被覆剤を含む空気がシール内部空間E1に流入するのを更に確実に防止できるからである。
The number of the
Further, the pressure of the compressed air injected from each
こうして、本実施形態の製造方法によると、軸受装置10の全面に塗装等をする場合であっても、マスキング等の処理を必要としない簡易な方法で、被覆剤を含む空気がシール内部空間E1に流入するのを抑制するとともに、軸受装置10の被水する面に対して効果的に塗装等をすることができる。また、被覆剤を含む空気がシール内部空間E1に流入しないので、被覆剤がリップ部28を超えて軸受内部空間Kに浸入することがない。このため、軸受装置10の回転性能を長期にわたって良好に維持することができる。
In this way, according to the manufacturing method of the present embodiment, even when the entire surface of the bearing
なお、本実施形態では、シール部材24の第1円筒部が外輪11の内周に固定され、スリンガ35の第2円筒部が内輪12aの外周に固定されている場合を例にして説明したが、これとは逆に、スリンガ35の第2円筒部が外輪11の内周に固定され、シール部材24の第1円筒部が内輪12aの外周に固定されていてもよい。
In the present embodiment, the case where the first cylindrical portion of the
以上、本発明の作用効果を、軸受装置10の車両インナー側に塗装等する場合を例に説明した。しかしながら、以下に説明するように、第2密封装置22が装着された車両アウター側の開口部に塗装等をする場合にも適用できる。図4のDで示す位置で塗装等するときの塗装方法について説明する。第1密封装置21の側に塗装等する場合と同様の作用については簡単に説明する。
The operation and effect of the present invention have been described above by taking as an example a case where the inner side of the vehicle of the bearing
図3は、軸受内部空間Kの車両アウター側の開口部に装着される第2密封装置22の軸方向断面の形状を示す断面図である。
FIG. 3 is a cross-sectional view showing the shape of the axial cross section of the
第2密封装置22は、冷間圧延鋼板等で製造される金属部材44と、ニトリルブタジエンゴムやアクリルゴムなどの弾性体で製造される弾性部材47を備えている。金属部材44は、軸方向断面が略L字状の環状体であって、第2リップ保持部45と第2外輪嵌合部46とを備えている。第2リップ保持部45は、中心軸mと直交する向きに形成された環状板材で、第2外輪嵌合部46は、第2リップ保持部45の外周が全周にわたって略直角に折り曲げられて中心軸mと同軸の円筒形状になっている。
弾性部材47は、径方向内方に突出する一つのラジアルリップ47aと、軸方向に突出する二つのサイドリップ47b、47cを備えている。各リップ47a,47b,47cは、加硫成型することによって金属部材44と一体に形成される。
The
The
第2密封装置22は、外輪11の車両アウター側の端部に固定される。第2外輪嵌合部46は、外輪11の内周に締まりばめの状態で嵌め合わされている。
各リップ47a,47b,47cはハブ軸12bの外周に弾性接触しており、ラジアルリップ47aのリップ先端が径方向外方に撓むとともに、サイドリップ47b,47cのリップ先端が軸方向で車両インナー側に撓んでいる。こうして、各リップ47a,47b、47cは外輪11と内軸12との間の軸受内部空間Kの車両アウター側の開口部を密封しており、外部空間から軸受内部空間Kに向けて水や塵埃が浸入するのを防止している。
The
The
第2密封装置22の外部空間側(弾性部材47に対して軸受内部空間Kと反対側である)では、外輪11とハブフランジ17とが軸方向に近接しており、外輪11の軸方向における車両アウター側端面とハブフランジ17の車両インナー側端面との間に、全周にわたって軸方向のすきまs2が形成されている。すきまs2の内側には、弾性部材47と外輪11とハブ軸12b(ハブフランジ17)とで囲まれて周方向に連通した空間(シール内部空間E2)が形成されている。すなわち、第2密封装置22は、周方向に連通したシール内部空間E2を有し、シール内部空間E2は外輪11と内軸12とが互いに近接して形成されるすきまs2を介して外部空間に向かって開口している。外輪11と内軸12とが近接することによって、軸受装置10が泥水等を被水したときに、弾性部材47が直接被水するのを抑制することができる。
On the outer space side of the second sealing device 22 (opposite to the bearing inner space K with respect to the elastic member 47), the
軸受装置10のすきまs2の近傍の外周面に塗装等をするときには、図4に示すDの位置で、周方向に塗装ノズル41と空気ノズル42が配置される。車両インナー側の面を塗装等する場合と同様に、1本の塗装ノズル41と7本の空気ノズル42とを設置した場合には、塗装ノズル41と空気ノズル42とが、周方向に45°ずつ離れて等間隔に配置される。
塗装等をするときには、塗装ノズル41は、被覆剤を含んだ空気を噴射しつつ外輪11及びハブフランジ17の外周に沿って軸方向及び径方向に移動する。各空気ノズル42は、圧縮空気を外輪11の径方向外方からすきまs2に向けて噴射する向きに配置されている。
When painting or the like on the outer peripheral surface in the vicinity of the clearance s2 of the bearing
When painting or the like, the
こうして車両アウター側においても、塗装ノズル41から離間した箇所に空気ノズル42が配置され、シール内部空間E2に空気が噴射されている。このため、塗装ノズル41から噴射された被覆剤を含む空気は、シール内部空間E2を流動することができないので、被覆剤を含む空気がシール内部空間E2に流入するのを抑制することができる。
In this way, also on the outer side of the vehicle, the
以上説明したように、本実施形態の製造方法によると、密封装置21,22についてマスキング等の処理を必要としない簡易な方法で、被覆剤を含む空気がシール内部空間E1,E2に流入するのを抑制しつつ、軸受装置10の外周の全面に塗装等をすることができる。更に、被覆剤を含む空気がシール内部空間E1,E2に流入しないので、被覆剤がリップ部28又は弾性部材47を超えて軸受内部空間Kに浸入することがない。このため、軸受装置10の回転性能を良好に維持することができる。
なお、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変更して実施することができる。
As described above, according to the manufacturing method of the present embodiment, the air containing the coating agent flows into the seal internal spaces E1 and E2 by a simple method that does not require masking or the like for the
It should be noted that the above-described embodiment is merely an example for carrying out the present invention. The present invention is not limited to the above-described embodiment, and the above-described embodiment can be appropriately modified and implemented without departing from the spirit of the present invention.
10:軸受装置、11:外輪、12:内軸、12a:内輪、12b:ハブ軸、13:玉、14:外側軌道面、15:フランジ、16a:第1の内側軌道面、16b:第2の内側軌道面、17:ハブフランジ、18:保持器、21:第1密封装置、22:第2密封装置、24:シール部材、25:金属部材、26:第1リップ保持部、27:第1外輪嵌合部、27a:凸部、28:リップ部、29:薄膜部、30:弾性部材、35:スリンガ、36:鍔部、37:内輪嵌合部、38:エンコーダ、41:塗装ノズル、42:空気ノズル、44:金属部材(第2密封装置)、45:第2円板部、46:第2外輪嵌合部、47:弾性部材 10: Bearing device, 11: Outer ring, 12: Inner shaft, 12a: Inner ring, 12b: Hub shaft, 13: Ball, 14: Outer raceway surface, 15: Flange, 16a: First inner raceway surface, 16b: Second Inner raceway surface, 17: hub flange, 18: cage, 21: first sealing device, 22: second sealing device, 24: sealing member, 25: metal member, 26: first lip holding part, 27: first 1 Outer ring fitting part, 27a: Convex part, 28: Lip part, 29: Thin film part, 30: Elastic member, 35: Slinger, 36: Flange part, 37: Inner ring fitting part, 38: Encoder, 41: Paint nozzle , 42: Air nozzle, 44: Metal member (second sealing device), 45: Second disk part, 46: Second outer ring fitting part, 47: Elastic member
Claims (4)
外周に内側軌道面を有する内方部材と、
前記外側軌道面と前記内側軌道面との間に配置される複数の転動体と、
前記外方部材と前記内方部材との間の軸受内部空間の端部に密封装置を配置した軸受装置の製造方法であって、
前記軸受装置は、前記外方部材と前記内方部材とが互いに近接して形成された環状のすきまを有しており、
前記密封装置は、前記環状のすきまで開口し周方向に連通するシール内部空間を有し、
前記すきまを含む領域の少なくとも一か所において、前記軸受装置の外面を被覆する被覆剤を空気とともに吹き付ける塗布工程と、
前記一か所から離間した箇所において、前記すきまを介して前記シール内部空間に空気を送気する送気工程と、を有し、
前記塗布工程と前記送気工程とを同時に行うことを特徴とする軸受装置の製造方法。 An outer member having an outer raceway surface on the inner circumference,
An inner member having an inner raceway surface on the outer circumference,
A plurality of rolling elements arranged between the outer raceway surface and the inner raceway surface,
A method for manufacturing a bearing device in which a sealing device is arranged at an end of a bearing internal space between the outer member and the inner member.
The bearing device has an annular gap formed by the outer member and the inner member in close proximity to each other.
The sealing device has a seal internal space that opens to the annular gap and communicates in the circumferential direction.
A coating step of spraying a coating agent covering the outer surface of the bearing device together with air at at least one of the regions including the gap.
It has an air supply step of supplying air to the seal internal space through the gap at a location separated from the one location.
A method for manufacturing a bearing device, characterized in that the coating process and the air supply process are performed at the same time.
前記外方部材及び前記内方部材のいずれか一方に固定される第1円筒部と、前記第1円筒部の軸方向一端から径方向に延伸する第1円板部を有するシール部材と、
前記外方部材及び前記内方部材のいずれか他方に固定される第2円筒部と、前記第2円筒部の軸方向他端から径方向に延伸する第2円板部とを有するスリンガと、
を有し、
前記第1円筒部と前記第2円板部との間に環状の前記すきまが形成され、
前記シール内部空間は、前記シール部材と前記スリンガとで囲まれた空間であることを特徴とする請求項1に記載する軸受装置の製造方法。 The sealing device is
A seal member having a first cylindrical portion fixed to either the outer member or the inner member, and a first disk portion extending in the radial direction from one axial end of the first cylindrical portion.
A slinger having a second cylindrical portion fixed to either the outer member or the inner member, and a second disc portion extending radially from the other end in the axial direction of the second cylindrical portion.
Have,
An annular gap is formed between the first cylindrical portion and the second disk portion.
The method for manufacturing a bearing device according to claim 1, wherein the seal internal space is a space surrounded by the seal member and the slinger.
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