JP2021054638A - Image formation device and method of controlling the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、排出されたシートを積載する複数の積載部を備える画像形成装置およびその制御方法に関する。 The present invention relates to an image forming apparatus including a plurality of loading portions for loading discharged sheets and a control method thereof.
従来、画像が形成され排出されたシートを積載する複数の積載部を備える画像形成装置が知られている。例えば、特許文献1の画像形成装置は、作像部とその上方のリーダ部との間の胴内空間に積載部(ビントレイを含む)を複数備えることで、省スペースを図っている。この画像形成装置は、シートの排出先となる積載部を切り替え可能であり、また、一部の積載部が昇降可能に構成されている。 Conventionally, an image forming apparatus including a plurality of loading portions for loading a sheet on which an image is formed and discharged is known. For example, the image forming apparatus of Patent Document 1 is designed to save space by providing a plurality of loading portions (including a bin tray) in the space inside the body between the image forming portion and the leader portion above the image forming portion. In this image forming apparatus, the loading portion to be the discharge destination of the sheet can be switched, and a part of the loading portion can be raised and lowered.
一般に、画像形成装置の搬送路においてジャム(シート詰まり)が発生することがある。通常、ジャムが発生した場合は、詰まったシートをユーザが除去することで画像形成が再開可能となる。ところが、排出口の近傍でのジャム、例えば、装置内部と積載部とに跨った位置にシートが残留するジャムが発生した場合、ユーザは通常、積載部側からそのシートを除去する。 In general, jam (sheet clogging) may occur in the transport path of the image forming apparatus. Normally, when a jam occurs, the image formation can be restarted by the user removing the clogged sheet. However, when a jam occurs near the discharge port, for example, a jam in which a sheet remains at a position straddling the inside of the device and the loading portion, the user usually removes the sheet from the loading portion side.
しかし、特許文献1のように、胴内空間に複数の積載部を備える装置においては、シートの除去作業が行いにくい場合がある。例えば、上下方向のスペースを小さくする観点から、上下方向に隣接する積載部同士の間隔、あるいは、積載部とリーダ部との間隔はあまり広くない。しかも、積載部が可動することから、ジャム発生時に積載部同士の間隔が狭くなっている場合もある。ジャム箇所に該当する空間が狭いと手を入れにくくなるため、シートを取り除く作業が困難になるという問題があった。 However, as in Patent Document 1, in a device provided with a plurality of loading portions in the body space, it may be difficult to remove the sheet. For example, from the viewpoint of reducing the space in the vertical direction, the distance between the loading parts adjacent to each other in the vertical direction or the distance between the loading part and the leader part is not so wide. Moreover, since the loading portions are movable, the distance between the loading portions may be narrowed when a jam occurs. If the space corresponding to the jam portion is narrow, it becomes difficult to put a hand in it, so that there is a problem that the work of removing the sheet becomes difficult.
本発明は、排出口で発生したジャムの処理作業を容易にすることを目的とする。 An object of the present invention is to facilitate the processing work of jam generated at the discharge port.
上記目的を達成するために本発明は、昇降可能な少なくとも1つの可動積載部を含み、それぞれ対応する排出口から排出されたシートを積載する複数の積載部と、前記可動積載部を昇降させる昇降手段と、前記可動積載部に対応する第1の排出口の近傍でのシートのジャム、または前記可動積載部の1つ下の積載部に対応する第2の排出口の近傍でのシートのジャムが発生したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記第1の排出口の近傍または前記第2の排出口の近傍においてシートのジャムが発生したと判定されたことに応じて、前記昇降手段を制御して、前記可動積載部を下降または上昇させる制御手段と、を有することを特徴とする。 In order to achieve the above object, the present invention includes at least one movable loading section that can be raised and lowered, and a plurality of loading sections for loading sheets discharged from the corresponding discharge ports, and raising and lowering the movable loading section. Means and jam of the seat in the vicinity of the first discharge port corresponding to the movable loading portion, or jam of the seat in the vicinity of the second discharging port corresponding to the loading portion immediately below the movable loading portion. In response to the determination means for determining whether or not the occurrence of a sheet has occurred and the determination means for determining that a sheet jam has occurred in the vicinity of the first discharge port or the vicinity of the second discharge port. It is characterized by having a control means for controlling the elevating means to lower or raise the movable loading portion.
本発明によれば、排出口で発生したジャムの処理作業を容易にすることができる。 According to the present invention, it is possible to facilitate the processing work of jam generated at the discharge port.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の模式的断面図である。この画像形成装置1は、例えば、画像形成機能と後処理機能とを備える複合機として構成される。 FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of an image forming apparatus according to an embodiment of the present invention. The image forming apparatus 1 is configured as, for example, a multifunction device having an image forming function and a post-processing function.
画像形成装置1は、印刷処理に使用するシートPが収容される給紙カセット151を有する。シートPは、カセットピックローラ161によって給送され、カセットフィード/リタードローラ162によって一枚ずつ分離して送り出される。給紙カセット151に収容されたシートPの有無は有無センサ152により検知される。給紙カセット151から給送されたシートPは、レジストローラ163へ搬送された後、適正なタイミングで搬送されているかどうかがレジストセンサ164により検知される。
The image forming apparatus 1 has a
一方、転写部145にシートPが到達するタイミングに間に合うように、画像形成処理が開始される。まず、感光体ドラム141は、帯電ローラ142により所定の極性・電位に一様に帯電処理される。光学ユニット144は、画像情報に応じて変調されたレーザ光を感光体ドラム141上に出射し、静電潜像を形成する。感光体ドラム141上に形成された静電潜像は、現像ローラ143によりトナーを付着されてトナー画像として現像される。感光体ドラム141上に形成されたトナー画像は、感光体ドラム141の回転によって、感光体ドラム141と転写部145とで形成されるニップ部へと至る。
On the other hand, the image forming process is started in time for the sheet P to reach the
レジストセンサ164を通過したシートPは、感光体ドラム141上のトナー画像に同期したタイミングで転写部145へ搬送される。そして、転写部145にて感光体ドラム141に転写電圧が印加され、感光体ドラム141上のトナー画像がシートPへ転写される。その後、シートPは転写部145から定着部171へ搬送され、定着部171にて、熱と圧力によりトナー画像が定着される。
The sheet P that has passed through the
排紙部300は、複数の積載部として、上段の第1トレイ337、中段の第2トレイ336および下段の第3トレイ335の3つの排出トレイを含む。排紙部300において、第1トレイ337、第2トレイ336、第3トレイ335にそれぞれ対応して、第1の排出口187、第2の排出口186、第3の排出口185が設けられる。画像形成が完了したシートPは、排紙部300に搬送され、印刷面を下向きにして、いずれかの排出トレイに排出される。
The
定着部171を通過したシートPは、指定された排出先に排出される。例えば、ユーザにより、排出先として第3トレイ335が指定された場合は、シートPは、第1フラッパ312により下段側に導かれ、第3排出ローラ311によって第3の排出口185から排出され、第3トレイ335上に積載される。排出先として第2トレイ336を指定された場合は、シートPは、まず、第1フラッパ312により中段および上段側に導かれる。その後、シートPは、第2フラッパ313により中段側に導かれ、第2排出ローラ314によって第2の排出口186から排出され、第2トレイ336上に積載される。
The sheet P that has passed through the
排出先として第1トレイ337を指定された場合は、シートPは、まず、第1フラッパ312により中段および上段側に導かれる。その後、シートPは、第2フラッパ313により上段側に導かれ、搬送ローラ315および搬送ローラ316を通過し、処理トレイ338を通過した後、一対の第1排出ローラ317によって第1の排出口187から排出され、第1トレイ337上に積載される。
When the
また、ユーザにより針綴じを指定された場合は、シートPは搬送ローラ316を経て第1トレイ337に向けて搬送される。そして、複数のシートPが、搬送路内のジョガー322および針綴じ装置321等により針綴じ処理(図4で後述)されることで、針綴じシート束が生成される。その後、針綴じシート束は第1排出ローラ317によって排出され、第1トレイ337上に積載される。ジョガー322は、処理トレイ338上の図面手前側と奥側とに一対設けられる。ジョガー322は、ジョガーモータ342(図2)によって、搬送方向と直交するシート幅方向へ移動可能である。ジョガー322は、ジョガーモータ342により駆動されることで、処理トレイ338上のシートPをシート幅方向に整合する。
When needle binding is specified by the user, the sheet P is conveyed to the
操作表示部120は、印刷情報や警告の表示、印刷設定の入力などをするために使用される。原稿読取部130は、原稿を読み取る読み取り部であり、原稿読取部130の上面に置かれた原稿を光学センサによって読み取って印刷情報を生成する。
The
図2は、画像形成装置1の制御ブロック図である。画像形成装置1の電気的な制御構成について、図2を用いて説明する。 FIG. 2 is a control block diagram of the image forming apparatus 1. The electrical control configuration of the image forming apparatus 1 will be described with reference to FIG.
画像形成装置1は、CPU100、ROM101、RAM102、I/F110、操作表示部120、原稿読取部130、画像形成部140、排紙部300等を備える。ユーザは、パソコンなどの外部機器2からI/F110を介して、または原稿読取部130から画像形成装置1に対して、印刷に用いる用紙の紙種やサイズ、画像等の指定を含めた印刷指示(印刷ジョブ)を送ることが可能である。CPU100は、印刷ジョブを取得し、画像形成部140、排紙部300等を制御して印刷処理を行う。その際、CPU100は、印刷処理等を行うためのプログラムをROM101から読み出して実行すると共に、処理結果を記憶するためにRAM102を使用する。
The image forming apparatus 1 includes a
排紙部300は、上限センサ331、下限センサ332、第1満載センサ333、第2満載センサ334、第3満載センサ330、昇降モータ340(昇降手段)、ステイプルモータ341、ジョガーモータ342、複数の搬送センサ181を有する。複数の搬送センサ181は、搬送路における複数の所定位置に配置され、シートの有無を検出する(図1には図示せず)。CPU100は、複数の搬送センサ181の検出結果に基づいて、ジャム(紙詰まり)が発生したか否かを判定する。CPU100は、例えば、複数の搬送センサ181のうち、シートPを検出している(出力がオンとなっている)1つのセンサ、または出力がオンとなっている2以上のセンサの組み合わせによって、ジャム発生の有無を判定できると共にジャム発生箇所を特定できる。CPU100は、印刷処理中に複数の搬送センサ181によりジャムを検出した場合は、各制御部(印刷処理のために動作する各部)を停止させ、シートPの印刷処理を停止させる。そしてCPU100は、操作表示部120に、ジャムしたシートPの除去を促すジャム警告を表示する。CPU100は、複数の搬送センサ181による検出結果を定期的に確認し、該当するシートPの除去が確認できたら、印刷処理を再開する。またCPU100は、操作表示部120におけるジャム警告の表示を解除する。
The
図3は、排紙部300の模式的断面図である。印刷処理されたシートPは、第3トレイ335、第2トレイ336、第1トレイ337の3段の排出トレイのうち指定された排出先へ排出される。
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view of the
第3トレイ335には第3満載センサ330が設けられる。第3満載センサ330は、第3トレイ335に積載されたシートPの満載状態を検出する。第2トレイ336には第2満載センサ334が設けられる。第2満載センサ334は、第2トレイ336に積載されたシートPの満載状態を検出する。第1トレイ337には第1満載センサ333が設けられる。検出手段としての第1満載センサ333は、第1トレイ337に積載されたシートPの満載状態を検出する。第1トレイ337は昇降可能な可動積載部である。上限センサ331、下限センサ332はそれぞれ、第1トレイ337が、可動方向(昇降方向)における上限位置にあること、下限位置(図3の点線の位置)にあることを検出する。
A third
第1満載センサ333は、第1トレイ337上に排出されたシートPが第1の排出口187から所定の高さまで到達したことを検出すると、オン信号(ハイレベル)を出力する。通常の昇降制御においては、第1満載センサ333がシートPを検出した場合、CPU100は、第1満載センサ333がシートPを検出しなくなるまで第1トレイ337を下降させる。もしくは、CPU100は、下限センサ332が第1トレイ337を検出してオン信号を出力するまで第1トレイ337を下降させる。
When the first
下限センサ332が第1トレイ337を検出してオン信号を出力し、且つ第1満載センサ333がシートPを検出してオン信号を出力すると、CPU100は、第1トレイ337が満載状態であると判定する。満載状態において、ユーザが第1トレイ337上のシートPを除去することにより、第1満載センサ333がシートPを検出しなくなる。すると、CPU100は、第1満載センサ333がシートPを検出するか、または上限センサ331が第1トレイ337を検出してオン信号を出力するまで第1トレイ337を上昇させる。
When the
第2トレイ336、第3トレイ335はいずれも昇降機能を有しないので、それぞれの位置は固定されている。第2満載センサ334は、第2トレイ336上に排出されたシートPが第2の排出口186から所定の高さまで到達したことを検出すると、オン信号を出力する。第2満載センサ334がオン信号を出力すると、CPU100は、第2トレイ336が満載状態であると判定する。第3満載センサ330は、第3トレイ335に排出されたシートPが第3の排出口185から所定の高さまで到達したことを検出すると、オン信号を出力する。第3満載センサ330がオン信号を出力すると、CPU100は、第3トレイ335が満載状態であると判定する。
Since neither the
図4は、針綴じ処理部およびその周辺の模式的断面図である。図4で、針綴じ処理部の基本的な構成および動作を説明する。針綴じ処理部は、主に針綴じ装置321、ジョガー322、ジョガーモータ342(図2)および処理トレイ338を有する。シート束を針綴じするための針綴じ装置321は、第2フラッパ313から第1トレイ337に向かう搬送経路に設けられている。一対の第1排出ローラ317は、不図示の離間ソレノイドにより、接触状態から上下方向に離間可能に構成されている。
FIG. 4 is a schematic cross-sectional view of the needle binding processing unit and its surroundings. FIG. 4 describes the basic configuration and operation of the needle binding processing unit. The needle binding processing unit mainly includes a needle
一対の第1排出ローラ317は正逆転可能であり、逆転したときにシートPを突き当て部318に突き当てることにより、シートPを搬送方向に対して整合する。また、処理トレイ338には、突き当て部318から第1の排出口187までの間でシート束が形成できるように、上下方向に空間が形成されている。その空間の高さは、針綴じ装置321が針綴じ可能な最大枚数のシートPを整合処理できる高さに設定されている。
The pair of
一対のジョガー322は、処理トレイ338上の搬送方向に直交するシート幅方向における図面手前側と奥側とに設けられている。一対のジョガー322は、針綴じ処理を行う際にシートを整合するために板状に形成されている。ジョガー322は、ジョガーモータ342によってシート幅方向に移動し、シート幅方向のそれぞれの端部にジョガー322の側面を突き当てることにより、幅方向に対する整合が可能である。
The pair of
ユーザにより針綴じを指定された場合、シートPは一旦、処理トレイ338に積載される。処理トレイ338に積載されたシートPは、第1排出ローラ317が逆転することによって、搬送方向の後方へと引き戻される。引き戻されたシートPは、突き当て部318に突き当たり停止する。処理トレイ338上に積載され突き当て部318に突き当たったシートPは、ジョガー322により整合される。対象となる全てのシートPが処理トレイ338上に積載され、整合されると、針綴じ装置321により針綴じ処理が行われる。針綴じ処理後の針綴じシート束は、第1排出ローラ317が正転することにより第1トレイ337に排出される。
When needle binding is specified by the user, the sheet P is once loaded on the
図5は、画像形成処理(印刷処理)のフローチャートである。この処理は、CPU100が、ROM101に格納されたプログラムをRAM102に展開して実行することにより実現される。この処理は、例えば、装置電源が入れられると開始される。
FIG. 5 is a flowchart of an image forming process (printing process). This process is realized by the
まず、ステップS101では、CPU100は、印刷ジョブが投入されるまで待機する。すなわち、CPU100は、操作表示部120による印刷指示(印刷要求)、あるいはI/F110より外部機器2から受信した印刷指示が確認されるまで待機する。印刷ジョブが投入されると、CPU100は、ステップS102で、印刷ジョブに応じた印刷処理を行う。
First, in step S101, the
ステップS103で、CPU100は、複数の搬送センサ181の検出結果に基づいて、ジャムが発生したか否かを判別する。ジャムが発生していない場合は、CPU100は、今回の印刷ジョブの内容を印刷したシートPの排出先として第1トレイ337が指定されているか否かを判別する。シートPの排出先として第1トレイ337が指定されていない場合は、第1トレイ337に対しての昇降処理は不要であるため、CPU100は、昇降処理を実施することなく印刷処理を継続するために、処理をステップS111に進める。シートPの排出先として第1トレイ337が指定されている場合は、第1トレイ337に積載されたシートPが第1の排出口187を塞がないようにするために、CPU100は、後述する第1の昇降処理(図6)を実行して、処理をステップS111に進める。
In step S103, the
ステップS111では、CPU100は、今回の印刷ジョブに係る全ての印刷処理が終了したか否かを判別する。そして、全ての印刷処理が終了していない場合は、CPU100は、処理をステップS102に戻す。これにより、未実施の印刷処理が再開される。一方、全ての印刷処理が終了した場合は、CPU100は、処理をステップS101に戻す。
In step S111, the
ステップS103での判別の結果、ジャムが発生した場合は、CPU100は、ステップS106で、印刷処理のために動作する各部を停止させる停止処理を実行する。その後、ステップS107で、CPU100は、後述する第2の昇降処理(図7)を実行して、処理をステップS108に進める。ステップS108では、CPU100は、ジャム警告表示を操作表示部120に表示させる。このジャム警告表示においては、CPU100は、ジャムが発生したこと、ジャムの発生箇所、さらには、ジャムを生じさせたシートPの除去を促すメッセージ等を表示する。なお、ジャム警告は、音声による報知であってもよい。
If a jam occurs as a result of the determination in step S103, the
ステップS109では、CPU100は、複数の搬送センサ181の検出結果を監視し、ジャムを生じさせたシートPが除去されるまで待機する。ジャムを生じさせたシートPが除去されたと判別した場合は、CPU100は、ステップS110で、操作表示部120におけるジャム警告表示をクリア(解除)し、処理をステップS105に進める。
In step S109, the
図6は、図5のステップS105で実行される第1の昇降処理のフローチャートである。まず、ステップS201では、CPU100は、第1満載センサ333の出力がONである(オン信号を出力している)か否かを判別する。第1満載センサ333の出力がONでない場合は、CPU100は、ステップS202以降で第1トレイ337の上昇処理を試みる。第1満載センサ333がONである場合は、CPU100はステップS205以降で第1トレイ337の下降処理を試みる。
FIG. 6 is a flowchart of the first elevating process executed in step S105 of FIG. First, in step S201, the
まず、ステップS202では、CPU100は、上限センサ331の出力がONであるか否かを判別する。上限センサ331の出力がONである場合は、第1トレイ337を現在以上に上昇させることができないので、CPU100は、ステップS212に進んで、第1トレイ337を停止させ、図6に示す第1の昇降処理を終了する。一方、上限センサ331の出力がONでない場合は、第1トレイ337の上昇の余地があるので、第1トレイ337の上昇処理を実行する。ここではCPU100は、第1トレイ337の上昇中でない場合は上昇を開始し、上昇中であれば上昇処理を継続する。ステップS204では、CPU100は、第1満載センサ333の出力がONであるか否かを判別する。第1満載センサ333の出力がONでない場合は、CPU100は、処理をステップS202に戻す。しかし、第1満載センサ333の出力がONである場合は、第1トレイ337が、シートPの排出に適した位置まで上昇しているので、CPU100はステップS212を実行する。
First, in step S202, the
ステップS205では、CPU100は、下限センサ332の出力がONであるか否かを判別する。下限センサ332がONでない場合、第1トレイ337の下降の余地があるので、CPU100は、ステップS206で、第1トレイ337の下降処理を実行する。ここではCPU100は、第1トレイ337の下降中でない場合は下降を開始し、下降中であれば下降処理を継続する。ステップS207では、第1満載センサ333の出力がOFF(オフ)である(ONでなくなった)か否かを判別する。その判別の結果、第1満載センサ333の出力がOFFでない場合は、CPU100は、処理をステップS205に戻す。しかし、第1満載センサ333の出力がOFF(オフ)である(ONでなくなった)場合は、第1トレイ337が、シートPの排出に適した位置まで下降しているので、CPU100は処理をステップS212に進める。
In step S205, the
ステップS205での判別の結果、下限センサ332の出力がONである場合は、第1トレイ337が満載状態であり、第1トレイ337を現在以上に下降させることができないので、CPU100は、処理をステップS208に進める。CPU100は、ステップS208では第1トレイ337を停止させ、ステップS209では、操作表示部120に満載警告を表示させる。この満載警告では、第1トレイ337が満載となったこと、第1トレイ337に積載されたシートPの除去を促すメッセージ等を表示する。なお、満載警告は、音声による報知であってもよい。
As a result of the determination in step S205, when the output of the
次に、ステップS210では、CPU100は、第1満載センサ333の出力がOFFになる(ONでなくなる)まで待機する。ユーザが第1トレイ337上のシートPを取り除く等によって、第1満載センサ333の出力がOFFになると、CPU100は、処理をステップS211に進める。ステップS211では、CPU100は、操作表示部120に表示されていた満載警告をクリア(解除)し、処理をステップS202に進める。
Next, in step S210, the
図7は、図5のステップS107で実行される第2の昇降処理のフローチャートである。この処理は、第1の排出口187または第2の排出口186の近傍でシートPが残留(停止)するようなジャムが発生した場合に、ジャムを生じさせたシートPを除去しやすくするように第1トレイ337を変位させて作業空間を広げる処理である。この処理において、CPU100は、本発明における判定手段、制御手段に該当する。図8〜図10で、第2の昇降処理の具体例を概説する。
FIG. 7 is a flowchart of the second ascending / descending process executed in step S107 of FIG. This treatment facilitates the removal of the jam-caused sheet P when a jam occurs in the vicinity of the
図8は、第1の排出口187を跨ぐジャムの発生時に第1トレイ337を下降させる様子を示す図である。第1トレイ337に対応する第1の排出口187にシートPが残留するジャムが発生した場合、この残留したシートPをユーザが取り除くためには、第1トレイ337の上方の空間から手を入れるのが通常である。ところが、第1トレイ337の上方には原稿読取部130の底面がある。そのため、第1トレイ337の上面または第1トレイ337に積載されている最上のシートPの上面と原稿読取部130との間隔が、シートPを取り除くのに利用できる空間となる。ここで、第1の昇降処理(図6)によって、第1トレイ337の上面(または最上のシートPの上面)は、第1の排出口187の近くに位置しているため、上記間隔は充分に広くなく、除去作業を行にくい。
FIG. 8 is a diagram showing a state in which the
そこで、CPU100は、第1トレイ337を下降させる。例えば、CPU100は、第1トレイ337の可動範囲内で最大限(下限センサ332の出力がONとなるまで)、第1トレイ337を下降させる。これにより、第1トレイ337の上面(または最上位のシートPの上面)と原稿読取部130との間隔が広がる。
Therefore, the
図9は、第2の排出口186を跨ぐジャムの発生時に第1トレイ337を上昇させる様子を示す図である。第2トレイ336に対応する第2の排出口186にシートPが残留するジャムが発生した場合、この残留したシートPをユーザが取り除くためには、第1トレイ337と第2トレイ336との間の空間から手を入れるのが通常である。ところが、コンパクトに設計されることからこの空間はあまり広くない。特に、第1トレイ337にシートPが複数積載されている場合は、第1の昇降処理(図6)によって、第1トレイ337上の最上のシートPの上面は、第1の排出口187の近くに位置するように、第1トレイ337が下降した位置にある。そのため、第1トレイ337と第2トレイ336との間隔が一層狭くなっており、除去作業を行いにくい。
FIG. 9 is a diagram showing how the
そこで、CPU100は、第1トレイ337の可動範囲内(上限センサ331の出力がONとなるまでの範囲内)で第1トレイ337を上昇させる。その際、CPU100は、第1トレイ337にシートPが積載されていなければ、最大限(上限センサ331の出力がONとなるまで)、第1トレイ337を上昇させる。しかし、第1トレイ337にシートPが積載されている場合は、CPU100は、最上のシートPの上面が原稿読取部130と接触しない高さまで上昇させる。これにより、第1トレイ337と第2トレイ336との間隔が広がる。
Therefore, the
図10(a)、(b)はそれぞれ、針綴じ処理中に第1の排出口187、第2の排出口186を跨ぐジャムが発生した様子を示す図である。針綴じ処理(図4)を行うために、処理トレイ338にシートPがある状態で、第1の排出口187、第2の排出口186の近傍でシートP´が残留するジャムが発生した場合は、CPU100は、第1トレイ337の昇降処理を行わない。
10 (a) and 10 (b) are diagrams showing a state in which jams straddling the
まず、図10(a)に示すように、処理トレイ338にシートP(点線)がある状態で、シートP´が第1の排出口187の近傍で残留するジャムが発生したとする。この状態では、処理対象のシートP(点線)の先端近傍が第1トレイ337にもたれるように支えられていることがある。この状況においてシートP´が第1の排出口187に残留した場合に、仮に第1トレイ337を下降させると、シートP(点線)はその先端近傍に対する支えがなくなる。すると、シートPは、実線で示すように自重によって第1の排出口187からすり抜けて落ちてしまう可能性がある。このような理由から、第1トレイ337の下降処理は行わない。
First, as shown in FIG. 10A, it is assumed that a jam occurs in which the sheet P'remains in the vicinity of the
また、図10(b)に示すように、処理トレイ338にシートPがある状態で、シートP´が第2の排出口186の近傍で残留するジャムが発生したとする。綴じ処理対象のシートPは第1の排出口187を跨いでいる。このような状況は、処理トレイ338を使用する印刷ジョブの途中で、第2トレイ336にシートを排出する別の印刷ジョブが割込みで入力された場合に、割り込んだ印刷ジョブでジャムが発生した状況である。この場合に、仮に第1トレイ337を上昇させると、第1トレイ337に積載されているシートPの束が、綴じ処理対象のシートPを押し上げることになる。すると、第1の排出口187付近で綴じ処理対象のシートPを折り曲げてしまう可能性がある。このような理由から、第1トレイ337の上昇処理は行わない。
Further, as shown in FIG. 10B, it is assumed that a jam occurs in which the sheet P'remains in the vicinity of the
図7のステップS301では、CPU100は、第1トレイ337が満載状態であるか否かを判別する。満載状態か否かは、図6のステップS209で操作表示部120に表示された満載警告が表示を維持しているか否かによって判別される。あるいは、上限センサ331および第1満載センサ333の出力が共にONであるか否かによって判別されてもよい。その判別の結果、第1トレイ337が満載状態である場合は、第1トレイ337は最下位置にあり、これ以上、下降できない。また満載状態の場合に仮に上昇処理をすると、第1トレイ337上の最上のシートPの上面と原稿読取部130の下端との間隔が狭くなり、ユーザが第1トレイ337上のシートPを取り除きにくくなる。しかも、満載状態ではユーザが第1トレイ337に積載されたシートPを取り除く作業をする可能性がある。そこで、第1トレイ337が満載状態である場合は、CPU100は、上昇処理または下降処理を実施することなく、ステップS311で、第1トレイ337を停止させ、図7に示す第2の昇降処理を終了する。
In step S301 of FIG. 7, the
一方、第1トレイ337が満載状態でない場合は、CPU100は、ステップS302で、印刷ジョブの内容に基づき、処理トレイ338にシートPがあるか否かを判別する。処理トレイ338にシートPがある場合は、図10(a)、(b)で説明したとおり、処理トレイ338に積載されている針綴じ処理対象のシートPに対して影響を与える可能性がある。そこで、CPU100は、上昇処理または下降処理を実施することなく、処理をステップS311に進める。処理トレイ338にシートPがない場合は、CPU100は、下降処理または上昇処理のいずれを行うかを決定するため、処理をステップS303に進める。
On the other hand, when the
ステップS303では、CPU100は、第1トレイ337に対応する第1の排出口187の近傍でシートPが残留しているか否かを判別する。例えば、CPU100は、複数の搬送センサ181のうち、第1の排出口187の内外に配置された2つのセンサ181がONを出力している場合に、第1の排出口187の近傍でシートPが残留していると判別する。なお、CPU100は、第1の排出口187の近傍に配置された1つのセンサ181がONを出力している場合に、第1の排出口187の近傍でシートPが残留していると判別してもよい。
In step S303, the
その判別の結果、第1の排出口187の近傍でシートPが残留していない場合は、CPU100は、ステップS304で、第2トレイ336に対応する第2の排出口186の近傍でシートPが残留しているか否かを判別する。例えば、CPU100は、複数の搬送センサ181のうち、第2の排出口186の内外に配置された2つのセンサ181がONを出力している場合に、第2の排出口186の近傍でシートPが残留していると判別する。なお、CPU100は、第2の排出口186の近傍に配置された1つのセンサ181がONを出力している場合に、第2の排出口186の近傍でシートPが残留していると判別してもよい。
As a result of the determination, if the sheet P does not remain in the vicinity of the
その判別の結果、第2の排出口186の近傍でシートPが残留していない場合は、第1の排出口187の近傍、第2の排出口186の近傍のいずれでもない搬送路でシートPが残留していると判断される。従って、CPU100は、上昇処理または下降処理を実施することなく、処理をステップS311に進める。
As a result of the determination, if the sheet P does not remain in the vicinity of the
ステップS303での判別の結果、第1の排出口187の近傍でシートPが残留している場合(図8参照)は、CPU100は、第1トレイ337の下降処理を試みるために、処理をステップS305に進める。ステップS305では、CPU100は、下限センサ332の出力がONであるか否かを判別する。下限センサ332の出力がONである場合は、第1トレイ337を現在以上に下降させることができないので、CPU100は、下降処理を実施することなく、処理をステップS311に進める。しかし、下限センサ332の出力がONでない(OFFである)場合は、CPU100は、第1トレイ337の下降処理を実行する。ここではCPU100は、第1トレイ337の下降中でない場合は下降を開始し、下降中であれば下降処理を継続する。その後、CPU100は、処理をステップS305に戻す。従って、第1トレイ337は、可動範囲における最下位置まで(下限センサ332の出力がONとなるまで)下降する。これにより、第1トレイ337の上面(または最上のシートPの上面)と原稿読取部130との間隔が広がる。
As a result of the determination in step S303, when the sheet P remains in the vicinity of the first discharge port 187 (see FIG. 8), the
ステップS304での判別の結果、第2の排出口186の近傍でシートPが残留している場合(図9参照)は、CPU100は、第1トレイ337の上昇処理を試みるために、処理をステップS307に進める。ステップS307では、CPU100は、上限センサ331の出力がONであるか否かを判別する。上限センサ331の出力がONである場合は、第1トレイ337を現在以上に上昇させることができないので、CPU100は、処理をステップS311に進める。しかし、上限センサ331の出力がONでない(OFFである)場合は、CPU100は、ステップS308で第1トレイ337を上昇させる。
As a result of the determination in step S304, when the sheet P remains in the vicinity of the second discharge port 186 (see FIG. 9), the
次に、ステップS309では、CPU100は、第1満載センサ333の出力がONであるか否かを判別する。第1満載センサ333の出力がONでない場合は、第1トレイ337を上昇させる余地があるので、CPU100は、処理をステップS307に戻す。しかし、第1満載センサ333の出力がONである場合は、第1トレイ337上の最上のシートPの上面が原稿読取部130の下端と接触しないように第1トレイ337の上昇を制限する必要がある。そこでCPU100は、ステップS310で、ステップS308で第1トレイ337の上昇を開始した後(上昇途中)において、ステップS309で第1満載センサ333の出力が最初にONになった時から所定時間が経過したか否かを判別する。ここで、第1の昇降処理(図6)により、第1トレイ337上の最上のシートPの上面と原稿読取部130の下端との間隔はシートPの積載量に拘わらず一定となっている。本実施例において上記間隔は既知であり、約50.0mmである。そこで、第1トレイ337上の最上のシートPの上面が原稿読取部130の下端と接触しないために、余裕(10.0mm)を持たせて、第1トレイ337を40.0mm(所定量)だけ上昇させる。第1トレイ337の変位速度は既知であるため、40.0mm上昇分の所要時間も既知である。上記所定時間は、40.0mm上昇分の所要時間に設定されている。
Next, in step S309, the
ステップS310での判別の結果、CPU100は、上記所定時間が経過していない場合は、処理をステップS307に戻す。しかし、上記所定時間が経過した場合は、第1トレイ337上の最上のシートPの上面と原稿読取部130の下端との間隔が余裕値である10.0mmとなったと推定できるので、CPU100は、処理をステップS311に進める。
As a result of the determination in step S310, if the predetermined time has not elapsed, the
なお、第2の排出口186の近傍でシートPが残留したことに応じて第1トレイ337を上昇させている途中で第1トレイ337が満載になった場合、その後、所定量だけ第1トレイ337を上昇させてもよい。例えば、ステップS310において、所定時間の経過を判別するのではなく、第1トレイ337の変位量または現在位置を検知する機構を設け、第1トレイ337が40.0mmだけ上昇したら上昇を停止させてもよい。第1トレイ337の変位量または現在位置を検知する機構として、昇降処理の出力パルス数の累積値を用いてもよい。なお、第1トレイ337上の最上のシートPの上面と原稿読取部130の下端との接触を回避できればよいので、上記余裕値は10.0mmに限定されない。従って、可動範囲内であれば、第1トレイ337の上昇量は40.0mmより大きくてもよい。
If the
本実施の形態によれば、CPU100は、第1の排出口187の近傍または第2の排出口186の近傍においてジャムが発生したと判定されたことに応じて、昇降モータ340を制御して、第1トレイ337を下降または上昇させる。これにより、排出口で発生したジャムの処理作業を容易にすることができる。
According to the present embodiment, the
具体的には、第1の排出口187の近傍においてジャムが発生した場合、CPU100は、第1トレイ337を下降させる(S306)。これにより、第1トレイ337の上面(または最上のシートPの上面)と原稿読取部130との間隔を広げることができ、第1の排出口187の近傍で残留したシートPの除去が容易となる。特に、CPU100は、第1トレイ337を、可動範囲内における最下位置まで下降させるので(S305、S306)、上記間隔を最大限に広く確保できる。
Specifically, when a jam occurs in the vicinity of the
また、第2の排出口186の近傍においてジャムが発生した場合、CPU100は、第1トレイ337を上昇させる(S308)。これにより、第1トレイ337の下端と第2トレイ336の上端との間隔を広げることができ、第2の排出口186の近傍で残留したシートPの除去が容易となる。特に、第1トレイ337にシートPが積載されていない状態で、第2の排出口186の近傍でジャムが発生した場合、ステップS309で第1満載センサ333の出力がONになることなく、ステップS307で上限センサ331の出力がONとなる。従って、第1トレイ337は、可動範囲内における最上位置まで上昇するので、上記間隔を最大限に広く確保できる。一方、CPU100は、第1トレイ337にシートPが積載されている状態で、第2の排出口186の近傍においてジャムが発生した場合、次のように処理する。すなわち、CPU100は、第1トレイ337の上方に存在する構成物である原稿読取部130に対して第1トレイ337上の最上のシートPが接触しない範囲で、且つ可動範囲内で、第1トレイ337を上昇させる(S307〜S310)。これにより、第1トレイ337上のシートPと原稿読取部130との接触を回避しつつ、上記間隔を広く確保できる。
Further, when a jam occurs in the vicinity of the
また、第1トレイ337が満載状態であると、第1の排出口187の近傍または第2の排出口186の近傍においてジャムが発生したと判定された場合であっても、第1トレイ337の昇降処理は開始されない(S301)。これにより、まず、第1トレイ337が最下位置にあるときに無駄な下降処理の試みをすることが回避される。また、ユーザが第1トレイ337に積載されたシートPを取り除く作業をする可能性があることから、第1トレイ337上のシートPを取り除きにくくなることを回避することができる。
Further, when the
また、針綴じ処理の実施中においては、第1の排出口187の近傍または第2の排出口186の近傍においてジャムが発生したと判定された場合であっても、第1トレイ337の昇降処理が実施されない(S302)。これにより、針綴じ処理のように、シートPが第1の排出口187を跨いだ状態で行う後処理の対象のシートPに対して影響を与えることを回避することができる。なお、後処理として針綴じ処理を例示したが、針綴じ処理に限定されない。
Further, during the needle binding process, even if it is determined that a jam has occurred in the vicinity of the
なお、本発明の昇降制御の対象となる昇降可能な可動積載部は第1トレイ337の1つとしたが、2つ以上であってもよい。それぞれの可動積載部に本発明の昇降制御が適用可能である。また、第2の昇降処理(図7)で第1トレイ337を上昇させる際に、第1トレイ337の上方に存在し接触回避を考慮すべき構成物は、原稿読取部130であった。しかし、第1トレイ337の上方に他の積載部が存在する構成の場合は、当該他の積載部を、接触回避を考慮すべき対象とする。従って、CPU100は、他の積載部に対して、第1トレイ337に積載された最上のシートPが接触しない範囲で、第1トレイ337を上昇させる。
The movable loading unit that can be raised and lowered, which is the target of the raising and lowering control of the present invention, is one of the
なお、第1トレイ337の下降量、上昇量は、図7で説明した量に限定されない。例えば、上限センサ331または下限センサ332の出力がONとなるまで昇降させることは必須でない。第1トレイ337を現在位置よりも下降または上昇させることで、第1トレイ337の上下の間隔を広げる効果は得られる。
The amount of descent and the amount of ascent of the
なお、第1トレイ337の昇降処理時における昇降モータ340への出力パルス数の累積値もしくは昇降処理の出力時間の累積値を用いて、第1トレイ337の位置を推定するようにしてもよい。このように構成した場合、まず、CPU100は、排出枚数のカウント等によってシートPの積載量を取得する。そして、CPU100は、取得した積載量に応じて昇降量(変位量)を決定してもよい。例えば、ステップS307〜S310に代えて次のように制御してもよい。すなわち、CPU100は、積載量に応じて、第1トレイ337が最上位置に至るのに相当する量と同等以下の範囲で、第1トレイ337上の最上のシートPの上面と原稿読取部130の下端との間隔が10.0mmとなるような量に上昇量を決定する。そして、決定した上昇量だけ第1トレイ337を上昇させてもよい。あるいは、ステップS305、S306に代えて、CPU100は、積載量に応じて、第1トレイ337が最下位置に至るのに相当する量と同等以下の範囲で下降量を決定し、決定した下降量だけ第1トレイ337を下降させてもよい。
The position of the
なお、本発明は画像形成装置に適用されるとしたが、本発明が適用される装置は、後処理装置と呼称される装置であってもよい。 Although the present invention is applied to an image forming apparatus, the apparatus to which the present invention is applied may be an apparatus called a post-processing apparatus.
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。 Although the present invention has been described in detail based on the preferred embodiments thereof, the present invention is not limited to these specific embodiments, and various embodiments within the scope of the gist of the present invention are also included in the present invention. included.
100 CPU
187 第1の排出口
186 第2の排出口
300 排紙部
336 第2トレイ
337 第1トレイ
340 昇降モータ
100 CPU
187
Claims (13)
前記可動積載部を昇降させる昇降手段と、
前記可動積載部に対応する第1の排出口の近傍でのシートのジャム、または前記可動積載部の1つ下の積載部に対応する第2の排出口の近傍でのシートのジャムが発生したか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により、前記第1の排出口の近傍または前記第2の排出口の近傍においてシートのジャムが発生したと判定されたことに応じて、前記昇降手段を制御して、前記可動積載部を下降または上昇させる制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。 A plurality of loading units including at least one movable loading unit that can be raised and lowered, and loading sheets discharged from the corresponding discharge ports, respectively.
Lifting means for raising and lowering the movable loading unit,
A sheet jam occurred in the vicinity of the first discharge port corresponding to the movable loading portion, or a sheet jam occurred in the vicinity of the second discharge port corresponding to the loading portion immediately below the movable loading portion. Judgment means for determining whether or not
In response to the determination by the determination means that the sheet jam has occurred in the vicinity of the first discharge port or the vicinity of the second discharge port, the elevating means is controlled to control the movable loading unit. An image forming apparatus comprising: a control means for lowering or raising the image.
前記制御手段は、前記第2の排出口の近傍においてシートのジャムが発生したと判定されたことに応じて前記可動積載部を上昇させている途中で前記検出手段により前記可動積載部にシートが満載されたことが検出された場合は、その後、所定量または所定時間だけ前記可動積載部を上昇させることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 It has a detecting means for detecting that the movable loading portion is full of sheets.
In the control means, the sheet is moved to the movable loading portion by the detecting means while the movable loading portion is being raised in response to the determination that the sheet jam has occurred in the vicinity of the second discharge port. The image forming apparatus according to claim 6, wherein when it is detected that the image is fully loaded, the movable loading unit is then raised by a predetermined amount or a predetermined time.
前記制御手段は、前記検出手段により前記可動積載部にシートが満載されたことが検出された状態では、前記第1の排出口または前記第2の排出口の近傍においてシートのジャムが発生したと判定された場合であっても前記可動積載部を下降または上昇させる制御を開始しないことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。 It has a detecting means for detecting that the movable loading portion is full of sheets.
According to the control means, when the detection means detects that the movable loading portion is full of sheets, the sheet jam occurs in the vicinity of the first discharge port or the second discharge port. The image forming apparatus according to any one of claims 1 to 8, wherein the control for lowering or raising the movable loading portion is not started even when the determination is made.
前記可動積載部に対応する第1の排出口の近傍でのシートのジャム、または前記可動積載部の1つ下の積載部に対応する第2の排出口の近傍でのシートのジャムが発生したか否かを判定し、
前記第1の排出口の近傍または前記第2の排出口の近傍においてシートのジャムが発生したと判定されたことに応じて、前記昇降手段を制御して、前記可動積載部を下降または上昇させることを特徴とする画像形成装置の制御方法。 A control method for an image forming apparatus including at least one movable loading unit that can be raised and lowered, a plurality of loading parts for loading sheets discharged from corresponding discharge ports, and a raising and lowering means for raising and lowering the movable loading part. And
A sheet jam occurred in the vicinity of the first discharge port corresponding to the movable loading portion, or a sheet jam occurred in the vicinity of the second discharge port corresponding to the loading portion immediately below the movable loading portion. Judge whether or not
In response to the determination that the sheet jam has occurred in the vicinity of the first discharge port or the vicinity of the second discharge port, the elevating means is controlled to lower or raise the movable loading portion. A method of controlling an image forming apparatus.
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