JP2021053037A - 医療器具 - Google Patents

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加央里 榎本
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Abstract

【課題】簡便な構成を備えるとともに使用に伴う作業負担が軽減された、創傷治癒を促進することが可能な医療器具を提供する。【解決手段】医療器具100は、患者の足Fに装着可能な装着部110と、装着部に配置され、患者の足の指先の血流を促進させる電界を発生させることが可能な電極120と、装着部に配置され、足に装着部を装着した状態において、指先を装着部及び電極から離隔させるスペーサー130と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、創傷治癒を促進するための医療器具に関する。
患者の身体の一部に物理的な刺激を与えて治療対象部位(創傷部)の血流を改善し、創傷治癒を促進する方法が従来より知られている。
例えば、特許文献1では、局所陰圧閉鎖療法(NPWT)により創傷治癒を促進する医療器具が提案されている。特許文献1の医療器具は、創傷部を覆うカバー部材と、カバー部材と創傷部との間に形成された空間に陰圧を発生させる真空装置と、真空装置とカバー部材とを気密・液密に接続するリザーバー、ポート、及びコネクタと、を備える。
医師等の医療従事者は、特許文献1の医療器具を使用した治療において、カバー部材を患者の創傷部の周囲を囲むように患者の身体に貼り付け、カバー部材により覆われた空間に陰圧を発生させる。これにより、医療従事者は、患者の創傷部の血流を改善し、創傷治癒を促進させることができる。
特開2017−60883号公報
特許文献1の医療器具は、カバー部材により覆われた空間に陰圧を発生させる真空ポンプを備える。さらに、特許文献1の医療器具は、当該医療器具を使用して治療を行っている間、カバー部材により覆われた空間の陰圧を適切に維持するためにリザーバー、ポート、及びコネクタ等の部材が備えられる。そのため、特許文献1の医療器具は、装置構成が複雑かつ大掛かりなものとなる。
また、特許文献1の医療器具を使用して治療を行う場合、患者の身体の適切な部位にカバー部材を貼り付ける作業や、カバー部材により覆われた空間の陰圧を設定及び調整する作業が必要になる。したがって、特許文献1の医療器具を使用して治療を行う場合、煩雑な使用手順を強いられる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、簡便な構成を備えるとともに使用に伴う作業負担が軽減された、創傷治癒を促進することが可能な医療器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成する医療器具は、患者の身体に装着可能な装着部と、前記装着部に配置され、前記患者の治療対象部位の血流を促進させる電界を発生させることが可能な電極と、前記装着部に配置され、前記身体に前記装着部が装着された状態において、前記治療対象部位を前記装着部及び前記電極から離隔させるスペーサーと、を有する。
上記医療器具によれば、患者の身体に装着部を装着させた状態で、電極から電界を発生させることにより、患者の治療対象部位の血流を改善させることができる。また、上記医療器具によれば、スペーサーにより、治療対象部位を装着部及び電極から離隔させることができる。そのため、医療器具の小型化が図られる場合においても、患者の治療対象部位が装着部及び電極に接触することを抑制できる。したがって、簡便な構成を備えるとともに使用に伴う作業負担が軽減された、創傷治癒を促進することが可能な医療器具を提供することができる。
第1実施形態に係る医療器具の斜視図である。 第1実施形態に係る医療器具の平面図である。 第1実施形態に係る医療器具の断面図であって、図2に示す矢印3A−3A線に沿う断面図である。 第1実施形態に係る医療器具の使用例を示す断面図である。 第1実施形態の変形例1に係る医療器具の平面図である。 第1実施形態の変形例1に係る医療器具の使用例を示す図であって、図5に示す6A−6A線に沿う断面図である。 第1実施形態の変形例2に係る医療器具の平面図である。 第1実施形態の変形例3に係る医療器具の平面図である。 第1実施形態の変形例3に係る医療器具の断面図であって、図8に示す矢印9A−9A線に沿う断面図である。 第1実施形態の変形例3に係る医療器具の使用例を示す断面図である。 第1実施形態の変形例4に係る医療器具の平面図である。 第1実施形態の変形例4に係る医療器具の使用例を示す図であって、図11に示す12A−12A線に沿う断面図である。 第1実施形態の変形例5に係る医療器具の斜視図である。 第1実施形態の変形例6に係る医療器具の斜視図である。 第1実施形態の変形例6に係る医療器具の使用例を示す斜視図である。 第1実施形態の変形例7に係る医療器具を示す斜視図である。 第2実施形態に係る医療器具を示す平面図である。 第2実施形態に係る医療器具の使用例を示す斜視図である。 第3実施形態に係る医療器具の断面図である。 第3実施形態の変形例1に係る医療器具の断面図である。 第3実施形態の電極の配置例を示す平面図である。 第3実施形態の変形例2に係る医療器具の斜視図である。 第3実施形態の変形例2に係る医療器具の部分断面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の記載は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
医療器具100の使用対象となる患者は、例えば、糖尿病患者や末梢動脈疾患の有病者である。患者は、これらの疾患に罹病すると、下肢が虚血状態になる場合がある。下肢の虚血状態が悪化すると、足Fの指先f1に創傷(潰瘍)が発生する。さらに下肢の虚血状態が進行すると、壊疽を発症する。患者(又は医療従事者)は、医療器具100を使用し、指先f1及び指先f1付近の血流を改善させることにより、壊疽を発症することを未然に抑制することが可能になる。
<第1実施形態>
図1、図2、図3、図4を参照して、医療器具100を概説する。医療器具100は、患者の足Fに装着可能な装着部110と、装着部110に配置され、患者の足Fの指先f1(「治療対象部位」に相当する)の血流を促進させる電界を発生させることが可能な電極120と、装着部110に配置され、足Fに装着部110を装着した状態において、指先f1を装着部110及び電極120から離隔させるスペーサー130と、を有する。
図3、図4に示すように、装着部110は、患者の足Fに装着可能な靴型の形態を有する。装着部110は、患者の足Fの少なくとも一部を載置可能な載置部113を有する。載置部113は、靴のインソール部分で構成している。装着部110は、患者の足Fの少なくとも一部を挿入可能な空間部115を有する。
装着部110が靴型の形態を有する場合、装着部110は、右足用、左足用のいずれで構成してもよい。装着部110が靴型の形態を有する場合、装着部110の具体的なデザイン(意匠外観)は特に限定されない。装着部110は、例えば、ヒール付きの靴、運動靴、ビジネスシューズ、糖尿病患者用に構成された靴型装具等で構成することができる。装着部110の各部の材質も特に限定されない。ただし、装着部110に各電極121、122や各導電部123、124が埋設される場合、装着部110からの漏電を防止する観点より、装着部110は電気絶縁性を備える材料で構成することが好ましい。
電極120は、第1電極121と第2電極122を有する。第1電極121は、装着部110の足Fの甲側に配置される部分(以下、単に「甲部分114」とする)に埋設されている。第2電極122は、足Fの一部を間に挟んで第1電極121と対向する位置に配置されている。第2電極122は、装着部110の足Fの載置部113に埋設されている。
第1電極121は、例えば、正極(又は負極)で構成することができる。第2電極122は、例えば、負極(又は正極)で構成することができる。第1電極121と第2電極122は両者の間に空間を隔てて配置されている。第1電極121と第2電極122に電流が供給されると、第1電極121と第2電極122の間に電界が発生する。各電極121、122は、例えば、導電性を備える金属製の電極板で構成することができる。
医療器具100は、各電極121、122の駆動を制御する制御ユニット125を有する。制御ユニット125は、甲部分114の外面に配置している。装着部110において制御ユニット125を設置する位置は特に限定されない。
制御ユニット125と第1電極121は、第1導電部123を介して電気的に接続されている。第1電極121と第2電極122は、第2導電部124を介して電気的に接続されている。第1導電部123及び第2導電部124は、装着部110の内部に埋設されている。第1導電部123及び第2導電部124は、例えば、絶縁被覆された導電性を備える金属で構成することができる。装着部110において各導電部123、124を設置する位置や個数等は特に限定されない。
制御ユニット125は、CPU、記憶部、及び電源部を備える。記憶部は、各種のプログラムやデータを格納するROM、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAM、各種のプログラムやデータを格納可能なハードディスクを備える。記憶部には、各電極121、122の制御に必要な一連のプログラムを記憶させることができる。電源部は、各導電部123、124を介して各電極121、122へ電流を供給する。制御ユニット125は、電源部のON/OFFを切り替えるスイッチ127を有する。制御ユニット125は、例えば、各電極121、122への電流のON/OFFを自動的に切り替えるタイマー、各電極121、122へ供給する電流の大小を調整する調整部、使用時間や使用状態を外部に報知部等を有していてもよい。医療器具100を使用した治療を実施する際に各電極121、122へ供給する電流値は、各電極121、122が発生させる電界により創傷治癒の促進を図ることが可能な限り、特に限定されない。各電極121、122への電流の供給は、電源部のような内部電源(バッテリー)で行ってもよいし、外部電源から行ってもよい。
制御ユニット125は、装着部110に一体的に組み込まれていなくてもよい。制御ユニット125は、例えば、装着部110から分離されたコントローラ(外部通信手段等)等に実装させてもよい。既存の通信機器に専用のプログラムをインストールしたものを制御ユニット125として使用してもよい。
スペーサー130は、図3、図4に示すように、載置部113に配置されている。スペーサー130は、載置部113に足Fが載置された状態で、足Fの指先f1よりも足Fの踵h1側に配置されている。電極120は、スペーサー130よりも足Fの指先f1側に配置されている。スペーサー130は、装着部110と一体的に構成されていてもよいし、装着部110とは別部材で構成されていてもよい。
スペーサー130は、図3、図4に示す断面形状において、載置部113側から甲部分114側に向けて突出した形状を有する。スペーサー130は、装着部110の先端側(指先f1が配置される側)及び基端側(踵h1が配置される側)に向けて緩やかに傾斜した断面形状を有する。図2に示すように、スペーサー130は、載置部113の幅方向(図中の左右方向)に沿って所定の長さで連続的に延びている。装着部110に配置するスペーサー130の個数、位置、断面形状、配置パターン(連続的な配置や断続的な配置)等は特に限定されない。
図4を参照して、医療器具100の使用例を説明する。この使用例では、足Fの指先f1の血流の改善を図る際の使用例を説明する。
患者は、足Fを装着部110の空間部115に挿入する。患者が空間部115に足Fを挿入すると、載置部113に配置されたスペーサー130が足Fの足裏に接触する。スペーサー130よりも先端側に配置された指先f1は、空間部115内で載置部113から浮き上がった状態になる。患者は、指先f1が載置部113及び甲部分114と接触することを抑制できる。患者は、スイッチ127を押下することにより、制御ユニット125の電源部から各電極121、122へ電流を供給することができる。第1電極121及び第2電極122は、制御ユニット125から電流を受給すると、電界を発生させる。患者は、指先f1に電界を作用させることにより、血中のイオン成分の移動を活性化させることができる。それにより、患者は、指先f1及びその周辺部の血流を改善させることができる。その結果、患者は、足Fの指先f1の創傷治癒を促進させることができる。医療器具100は、第1電極121と第2電極122が指先f1を間に挟んで対向するように配置されている。そのため、患者は、第1電極121と第2電極122により、足Fの指先f1に対して効果的に電界を作用させることができる。
患者は、医療器具100を使用して創傷治癒を促進する治療を行う際、創傷が装着部110に直接接触することを抑制できる。患者は、創傷を傷つけることなく治療を行うことができるため、痛みを感じず、かつ、創傷治癒を効果的に促進することができる。また、医療器具100は、小型であり、かつ、足Fへの適用に特化した構造を有する。そのため、患者は、術後にベッド上で医療器具100を使用することができる。
以上のように本実施形態に係る医療器具100は、患者の足Fに装着可能な装着部110と、装着部110に配置され、患者の足Fの指先f1の血流を促進させる電界を発生させることが可能な電極120と、装着部110に配置され、足Fに装着部110が装着された状態において、指先f1を装着部110及び電極120から離隔させるスペーサー130と、を有する。
医療器具100によれば、患者の足Fに装着部110を装着させた状態で、電極120から電界を発生させることにより、患者の足Fの指先f1の血流を改善させることができる。また、医療器具100によれば、患者の足Fの指先f1をスペーサー130により装着部110及び電極120から離隔させることができる。そのため、医療器具100の小型化が図られている場合においても、患者の足Fの指先f1が装着部110及び電極120に接触することを抑制できる。したがって、本実施形態によれば、簡便な構成を備えるとともに使用に伴う作業負担が大幅に軽減された、創傷治癒を促進するための医療器具100を提供することができる。
電極120は、第1電極121と、患者の足Fの一部を間に挟んで第1電極121と対向する位置に配置される第2電極122と、を有する。そのため、患者は、第1電極121と第2電極122により、足Fの指先f1に対して効果的に電界を作用させることができる。
装着部110は、患者の足Fの少なくとも一部を載置可能な載置部113を有する。スペーサー130は、載置部113に配置されている。そのため、患者は、載置部113に足Fを載置する簡単な準備作業により、医療器具100を使用した治療を開始することが可能になる。
装着部110は、患者の足Fの少なくとも一部を挿入可能な空間部115を有する。そのため、患者は、空間部115に足Fを挿入することにより、足Fの指先f1を外部から保護しつつ、足Fの指先f1に対して治療を施すことができる。
スペーサー130は、載置部113に患者の足Fが載置された状態で、足Fの指先f1よりも足Fの踵h1側に配置されている。電極120は、スペーサー130よりも足Fの指先f1側に配置されている。そのため、患者は、足Fを載置部113に載置した際、指先f1が装着部110と接触することを抑制できる。
装着部110は、靴の形態で構成されている。そのため、患者は、足Fに靴を履く簡単な準備作業により、医療器具100を使用した治療を開始することが可能になる。
医療器具100は、装着部110に配置され、電極120への電流の供給を制御する制御ユニット125を有する。そのため、患者は、制御ユニット125を介して電極120への電流の供給を容易に制御することができる。
次に、第1実施形態の変形例、第2実施形態、及び第3実施形態に係る医療器具を説明する。以下の説明において、第1実施形態で既に説明した部材、機能、作用等についての説明は適宜省略する。
<第1実施形態の変形例1>
図5及び図6は、第1実施形態の変形例1に係る医療器具100Aを示す。医療器具100Aは、第1電極121と第2電極122の配置が第1実施形態に係る医療器具100と相違する。第1電極121と第2電極122は、装着部110の甲部分114内に埋設している。つまり、第1電極121と第2電極122は、両者の間に患者の足Fの一部を挟んで互いに対向するようには配置されていない。このように各電極121、122を装着部110に配置した場合においても、各電極121、122へ電流を供給することにより、各電極121、122の間に電界を発生させることができる。そのため、患者は、医療器具100Aを使用することにより、足Fの指先f1の血流を改善させることができる。
<第1実施形態の変形例2>
図7は、第1実施形態の変形例2に係る医療器具100Bを示す。変形例2に係る医療器具100Bは、電界を発生させるコイルにより電極120Bが構成されている。コイルが電界を発生させることにより、コイル周辺に配置された患者の足Fの指先f1に対して電界を作用させることができる。
<第1実施形態の変形例3>
図8、図9は、第1実施形態の変形例3に係る医療器具100Cを示す。図10は、第1実施形態の変形例3に係る医療器具100Cの使用例を示す。変形例3に係る医療器具100Cは、装着部110Cが中敷きの形態で構成されている。装着部110Cは足Fを載置可能な載置部としての機能も有する。装着部110Cにはスペーサー130を配置している。
第1電極121は、被覆部材121aにより被覆されている。被覆部材121aは、例えば、織布、不織布、高分子ポリマー、ゲル、ウレタンフォームなどで構成することができる。第2電極122は、載置部113に埋設されている。第1電極121と第2電極122は、支持部材140により接続されている。支持部材140は、導電性を有する材料により構成することができる。支持部材140は、被覆部材121aと同様の材質のもので被覆することができる。図10に示すように、患者は、靴Sの内部に医療器具100Cを配置することにより、靴Sに医療器具100Cの機能を付加することができる。制御ユニット125は、例えば、リモートコントローラ等の外部装置で構成することができる。
<第1実施形態の変形例4>
図11は、第1実施形態の変形例4に係る医療器具100Dを示す。図12は、第1実施形態の変形例4に係る医療器具100Dの使用例を示す。変形例4に係る医療器具100Dは、装着部110Dがスリッパの形態で構成されている。装着部110Dの載置部113には第1スペーサー131(スペーサー130)が配置されている。装着部110Dの甲部分114の内面には第2スペーサー132(スペーサー130)が配置されている。第2スペーサー132は空間部115に連通する挿入口付近に形成されている。図12に示すように、患者が装着部110Dの空間部115内に足Fを挿入すると、第1スペーサー131及び第2スペーサー132により足Fが支持される。そのため、患者は、装着部110Dに足Fを装着した状態において、足Fの指先f1が装着部110Dと接触することを抑制できる。患者は、スリッパの形態で構成された装着部110Dの空間部115内に足Fを挿入する簡単な準備作業により、医療器具100Dを使用した治療を開始することが可能になる。医療器具100Eは、例えば、外履きが可能なサンダルの形態で構成してもよい。
<第1実施形態の変形例5>
図13は、第1実施形態の変形例5に係る医療器具100Eを示す。図13に示すように装着部110Eをスリッパの形態で構成する場合、足Fの踵h1が配置される部分は装着部110Eに設けなくてもよい。これにより、医療器具100Eの構成をより簡便なものとすることができる。
<第1実施形態の変形例6>
図14は、第1実施形態の変形例6に係る医療器具100Fを示す。図15は、第1実施形態の変形例6に係る医療器具100Fの使用例を示す。変形例6に係る医療器具100Fは、装着部110Fが足Fの少なくとも一部を挿入可能な空間部115Fを備える円筒構造を有する。装着部110Fの内周面の一部で構成された載置部113Fには第1スペーサー131(スペーサ130)が配置されている。装着部110の載置部113Fに対向する上面には第2スペーサー132(スペーサ130)が配置されている。医療器具100Fは、装着部110Fを高さ調整可能に支持する台座部150を備える。図15に示すように、患者は足Fを空間部115Fに挿入することにより、足Fの指先f1に対して電界を作用させることができる。患者は、例えば、座位姿勢で医療器具100Fを装着することができる。患者は、載置部113Fに設けられた各スペーサー131、132により、足Fの指先f1が装着部110Fと接触することを抑制できる。
<第1実施形態の変形例7>
図16は、第1実施形態の変形例7に係る医療器具100Gを示す。図16に示すように装着部110Gを中敷きの形態で構成する場合、足Fの踵h1が配置される部分は装着部110Gに設けなくてもよい。これにより、医療器具100Gの構成をより簡便なものとすることができる。
<第2実施形態>
図17は、第2実施形態に係る医療器具200を示す。図18は、第2実施形態に係る医療器具200の使用例を示す。第2実施系形態に係る医療器具200は、装着部210が患者の足Fに巻き付けることが可能なバンド状の部材で構成されている。医療器具200は、装着部210の長手方向に沿ってアレイ状に所定の間隔を空けて配置された複数の電極(例えば、円盤状電極)120を有する。装着部210には、装着部210を患者の足Fに対して固定するための固定部260が設けられている。固定部260は、例えば、複数の孔部261と孔部261に対して挿通可能な挿通部が設けられた係止部262とにより構成することができる。装着部210は、装着部210を患者の足Fに装着した際に、患者の足Fの外周の一部に沿って配置されるスペーサー130を有する。スペーサー130は、例えば、装着部210の長手方向に沿って所定の長さで連続的に延びる形状で構成することができる。患者は、図18に示すように、スペーサー130により、装着部210が患者の足Fと接触することを抑制できる。
<第3実施形態>
図19は、第3実施形態に係る医療器具300を示す。第3実施形態に係る医療器具300は、電極120及びスペーサー130の配置が第1実施形態に係る医療器具100と相違する。
スペーサー130は、載置部113に足F(図示省略)が載置された状態で、足Fの踵h1よりも足Fの指先f1側に配置されている。電極120は、スペーサー130よりも足Fの踵h1側に配置されている。装着部310は、靴の形態で構成している。載置部113は靴の中敷きで構成している。スペーサー130は、載置部113に形成された凸部113a及び凹部113bにより構成している。凹部113bは、載置部113の基端(踵h1が配置される側の端部)付近に形成されている。足Fを空間部115に配置した際、踵h1は凹部113bに配置される。踵h1よりも指先f1側の部分は凸部113aに配置される。踵h1は、載置部113から浮き上がった状態で配置される。そのため、患者は、医療器具300を使用することにより、踵h1が装着部310と接触することを抑制しつつ、踵h1の血流を改善させることができる。
第1電極121及び第2電極122は、例えば、装着部310の踵部付近の靴底及び背部に埋設することができる。制御ユニット125は、例えば、装着部310の背部の外面に配置することができる。ただし、電極120を設置する位置及び制御ユニット125を設置する位置について特に制限はない。
図20は、第3実施形態の変形例1に係る医療器具300Aを示す。図20に示すように装着部310には、装着部310の先端部(指先f1が配置される側の端部)及び装着部310の基端部(踵h1が配置される側の端部)の両方に電極120を配置することもできる。載置部113の先端部には指先f1が載置部113と接触することを防止するための凹部113cを設けることができる。
図20Aに示すように、医療器具300又は医療器具300Aにおいて、装着部310の踵部付近に配置される電極120は患者の踵h1を装着部310の側面側から挟み込む位置に配置してもよい。
図21は、第3実施形態の変形例2に係る医療器具300Bを示す。図22は、第3実施形態の変形例2に係る医療器具300Bの使用例を示す。変形例2に係る医療器具300Bは、装着部310が足Fの踵h1を挿入可能な空間部315を備えるカップ構造で構成されている。装着部310の内周面の一部は載置部313を構成する。載置部313の空間部315に臨む開口の下側縁部には第1スペーサー131(スペーサー130)が配置されている。装着部310の開口の上側縁部には第1スペーサー131と対向するように第2スペーサー132(スペーサー130)が配置されている。医療器具300Bは、装着部310を支持する台座部350を備える。台座部350は、床面に水平に配置することが可能な載置面を有する。台座部350は装着部310の高さを調整する機構を備えていてもよい。図22に示すように、患者は足Fの踵h1を空間部315に挿入することにより、踵h1に対して電界を作用させることができる。患者は、例えば、座位姿勢で医療器具300Bを装着することができる。患者は、各スペーサー131、132により、踵h1が装着部310Bと接触することを抑制できる。
本発明は明細書で説明した実施形態及び変形例のみに限定されず、特許請求の範囲の記載において種々の変更が可能である。
例えば、医療器具は、各実施形態及び各変形例で説明した構成を任意に組み合わせることができる。また、医療器具を装着する身体の部位、治療対象となる創傷の原因となる疾患等について特に制限はない。
100、100A、100B、100C、100D、100E、100F、100G、200、300、300A、300B 医療器具
110、110C、110D、110E、110F、110G、210、310、310B 装着部
113、113F、313 載置部
120、120B 電極
121 第1電極
122 第2電極
125 制御ユニット
130 スペーサー
131 第1スペーサー
132 第2スペーサー
F 足
f1 指先(治療対象部位)
h1 踵

Claims (8)

  1. 患者の身体に装着可能な装着部と、
    前記装着部に配置され、前記患者の治療対象部位の血流を促進させる電界を発生させることが可能な電極と、
    前記装着部に配置され、前記身体に前記装着部が装着された状態において、前記治療対象部位を前記装着部及び前記電極から離隔させるスペーサーと、を有する医療器具。
  2. 前記電極は、
    第1電極と、
    前記身体の一部を間に挟んで前記第1電極と対向する位置に配置される第2電極と、を有する、請求項1に記載の医療器具。
  3. 前記装着部は、前記患者の足の少なくとも一部を載置可能な載置部を有し、
    前記スペーサーは、前記載置部に配置されている、請求項1に記載の医療器具。
  4. 前記装着部は、前記患者の足の少なくとも一部を挿入可能な空間部を有する、請求項3に記載の医療器具。
  5. 前記スペーサーは、前記載置部に前記足が載置された状態で、前記足の指先よりも前記足の踵側に配置されており、
    前記電極は、前記スペーサーよりも前記足の指先側に配置されている、請求項3又は請求項4に記載の医療器具。
  6. 前記スペーサーは、前記載置部に前記足が載置された状態で、前記足の踵よりも前記足の指先側に配置されており、
    前記電極は、前記スペーサーよりも前記足の踵側に配置されている、請求項3又は請求項4に記載の医療器具。
  7. 前記装着部は、靴、スリッパ、サンダル、及び靴に装着な中敷きの形態のいずれか1つで構成されている、請求項3〜6のいずれか1項に記載の医療器具。
  8. 前記装着部に配置され、前記電極への電流の供給を制御する制御ユニットを有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の医療器具。
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