JP2021047506A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】ペン部材が取り出しやすい電子機器を提供する。【解決手段】第1筐体10と、第2筐体20と、第1筐体10の内部に設けられるペン収納ユニットと、ペン収納ユニットに取り出し可能に収納されるペン部材40と、を備え、第1筐体10は、第2筐体20のディスプレイ21と対向可能な第1カバー10aと、第1筐体10の厚さ方向において第1カバー10aとは反対側を向く第2カバー10bと、側面10cと、側面10cと第1カバー10aとにわたって開口し、ペン収納ユニットの内部と連通する開口部14と、を有し、開口部14は、側面10cに開口する側面開口部14aと、第1カバー10aに開口するカバー開口部14bと、を有し、ペン部材40は、ペン本体41と、ペン部材40の中心軸と直交する径方向の外側へ向けて、ペン本体41の外周面から突出する取出し操作部42と、を有し、取出し操作部42は、カバー開口部14bに配置される。【選択図】図1
Description
本発明は、電子機器に関する。
従来、例えば特許文献1に記載の電子機器が知られている。この電子機器は、筐体と、筐体に形成された収納穴に挿入されるスタイラスペン(ペン型入力装置)と、を備えている。収納穴は、電子機器の側面に開口している。
また電子機器として、開閉可能な一対の筐体を備えるノート型PC(Personal Computer)等が知られている。ノート型PC等の電子機器では、一対の筐体のうち、キーボードおよびバッテリ等が収容される一方の筐体に収納穴が設けられ、この収納穴にスタイラスペン等のペン部材が挿入される。
従来の電子機器は、収納穴からペン部材を取り出しやすくする点に改善の余地があった。
上記事情に鑑み、本発明は、ペン部材が取り出しやすい電子機器を提供することを目的の一つとする。
本発明の電子機器の一つの態様は、外形が板状の第1筐体と、外形が板状であり、前記第1筐体と回動可能に接続される第2筐体と、前記第1筐体の内部に設けられるペン収納ユニットと、前記ペン収納ユニットに取り出し可能に収納されるペン部材と、を備え、前記第2筐体は、ディスプレイを有し、前記第1筐体は、前記第1筐体の厚さ方向を向き、前記ディスプレイと対向可能な第1カバーと、前記厚さ方向において前記第1カバーとは反対側を向く第2カバーと、前記第1カバーと前記第2カバーとを接続する側面と、前記側面と前記第1カバーとにわたって開口し、前記ペン収納ユニットの内部と連通する開口部と、を有し、前記開口部は、前記側面に開口する側面開口部と、前記側面開口部と繋がり、前記第1カバーに開口するカバー開口部と、を有し、前記ペン部材は、前記側面開口部から前記ペン収納ユニットの内部に挿入されるペン本体と、前記ペン部材の中心軸と直交する径方向の外側へ向けて、前記ペン本体の外周面から突出する取出し操作部と、を有し、前記取出し操作部は、前記カバー開口部に配置される。
本発明の一つの態様の電子機器によれば、ペン部材が取り出しやすい。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態の電子機器1について、図1〜図9を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の電子機器1は、いわゆるクラムシェル型(ノート型)のパーソナルコンピュータである。
本発明の第1実施形態の電子機器1について、図1〜図9を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の電子機器1は、いわゆるクラムシェル型(ノート型)のパーソナルコンピュータである。
図1および図2に示すように、電子機器1は、第1筐体10と、第1筐体10と回動可能に接続される第2筐体20と、ヒンジ15a,15bと、を備える。第1筐体10と第2筐体20とは、ヒンジ15a,15bを介して互いに回動可能に連結される。第1筐体10および第2筐体20は、ヒンジ15a,15bのヒンジ軸回りに、閉じた状態と開いた状態との間で相対的に移動可能である。図1は、第1筐体10と第2筐体20とが、ヒンジ15a,15bのヒンジ軸回りに鈍角の角度で開いた状態を示す。図2は、第1筐体10と第2筐体20とが、ヒンジ15a,15bのヒンジ軸回りに0°の角度で閉じた状態を示す。なお図2は、電子機器1の下面図であり、後述する第2カバー10b等の図示を省略している。
第1筐体10は、外形が板状である。第1筐体10は、外観が四角形板状または扁平した直方体状である。第1筐体10は、箱状であり、内部に収容スペースを有する。図1に示すように、第1筐体10は、第1カバー10aと、第2カバー10bと、側面10cと、キーボード11と、タッチパッド12と、パームレスト部13と、開口部14と、を有する。
第1カバー10aおよび第2カバー10bは、第1筐体10の外面のうち、第1筐体10の厚さ方向を向く表面および裏面を構成する。すなわち、第1カバー10aと第2カバー10bとは、第1筐体10の厚さ方向において、互いに反対側を向く。具体的に、第1カバー10aは、第1筐体10の外面のうち、表面を構成する。第2カバー10bは、第1筐体10の外面のうち、裏面を構成する。
第1カバー10aは、第1筐体10と第2筐体20とがヒンジ15a,15bのヒンジ軸回りに0°の角度で閉じた状態において、第2筐体20の後述するディスプレイ21と対向する。すなわち、第1カバー10aは、第1筐体10の厚さ方向を向き、ディスプレイ21と対向可能である。
第1カバー10aは、ディッシュ部10fを有する。ディッシュ部10fは、キーボード11のキーが配置される開口を有する。つまりディッシュ部10fには、キーボード11が配置される。ディッシュ部10fは、厚さ方向から見た平面視で、四角形状である。ディッシュ部10fは、ディッシュ部10fの周縁に4つの辺部10gを有する。各辺部10gは、ディッシュ部10fの周縁の一部を構成する。
第2カバー10bは、厚さ方向において第1カバー10aとは反対側を向く。第2カバー10bは、第1筐体10と第2筐体20とがヒンジ15a,15bのヒンジ軸回りに0°の角度で閉じた状態において、ディスプレイ21とは反対方向を向く。
側面10cは、第1筐体10の外面のうち、厚さ方向と直交する方向を向く。側面10cは、4つ設けられる。4つの側面10cは、第1筐体10の表面と裏面とを接続する。すなわち側面10cは、第1カバー10aと第2カバー10bとを接続する。
キーボード11、タッチパッド12、パームレスト部13および開口部14については、後述する。
キーボード11、タッチパッド12、パームレスト部13および開口部14については、後述する。
第2筐体20は、外形が板状である。第2筐体20は、外観が四角形板状または扁平した直方体状である。第2筐体20は、ディスプレイ21を有する。ディスプレイ21は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等である。
ヒンジ15a,15bは、ヒンジ軸が延びる方向に互いに離れて、一対設けられる。一対のヒンジ15a,15bは、第1ヒンジ15aと、第2ヒンジ15bと、を有する。
ヒンジ15a,15bは、ヒンジ軸が延びる方向に互いに離れて、一対設けられる。一対のヒンジ15a,15bは、第1ヒンジ15aと、第2ヒンジ15bと、を有する。
本実施形態では、XYZ直交座標系を設定して各構成の位置関係を説明する。以下、X軸に沿う方向を左右方向と呼び、Y軸に沿う方向を前後方向と呼び、Z軸に沿う方向を厚さ方向と呼ぶ。
厚さ方向は、第1筐体10の厚さ方向に相当する。厚さ方向のうち、第1カバー10aから第2カバー10bへ向かう方向を、裏面側(−Z側)と呼び、第2カバー10bから第1カバー10aへ向かう方向を、表面側(+Z側)と呼ぶ。なお本実施形態において、厚さ方向は上下方向に相当し、表面側は上側に相当し、裏面側は下側に相当する。
左右方向は、厚さ方向と直交する方向のうち、ヒンジ15a,15bのヒンジ軸と平行な方向である。左右方向のうち、第1ヒンジ15aから第2ヒンジ15bへ向かう方向を右側(+X側)と呼び、第2ヒンジ15bから第1ヒンジ15aへ向かう方向を左側(−X側)と呼ぶ。
前後方向は、厚さ方向と直交する方向のうち、ヒンジ15a,15bのヒンジ軸と直交する方向である。つまり前後方向は、厚さ方向および左右方向と直交する方向である。第1カバー10aの外周縁の4つの辺のうち、ヒンジ15a,15bが設けられる第1辺10dと、第1辺10dと平行でありヒンジ15a,15bが設けられない第2辺10eとは、前後方向において互いに異なる位置に配置される。前後方向のうち、第1辺10dから第2辺10eへ向かう方向を前側(−Y側)と呼び、第2辺10eから第1辺10dへ向かう方向を後側(+Y側)と呼ぶ。
キーボード11は、電子機器1が有する複数の入力デバイスのうちの1つである。キーボード11は、複数のキーと、バックプレートと、を有する。複数のキーは、キーボード11のうち、ディッシュ部10fの開口を通して表面側(+Z側)に露出される部分である。複数のキーは、左右方向および前後方向に並ぶ。バックプレートは、キーボード11のうち、第1筐体10の内部に配置されて複数のキーを支持する部分である。
タッチパッド12は、電子機器1が有する複数の入力デバイスのうちの1つである。タッチパッド12は、第1カバー10aに配置され、キーボード11の前側(−Y側)に位置する。
パームレスト部13は、第1カバー10aに配置される。パームレスト部13は、キーボード11の前側に位置し、タッチパッド12の左側と右側とに一対設けられる。
パームレスト部13は、第1カバー10aに配置される。パームレスト部13は、キーボード11の前側に位置し、タッチパッド12の左側と右側とに一対設けられる。
図1、図7および図8に示すように、開口部14は、第1筐体10の外壁を貫通する孔である。開口部14は、第1筐体10の外面に開口する。具体的に、開口部14は、側面10cと第1カバー10aとにわたって開口する。開口部14は、後述するペン収納ユニット30の内部と連通する。開口部14には、後述するペン部材40が通される。
開口部14は、側面開口部14aと、カバー開口部14bと、を有する。側面開口部14aは、側面10cに開口する。カバー開口部14bは、側面開口部14aと繋がり、第1カバー10aに開口する。カバー開口部14bは、厚さ方向(Z軸方向)から見た平面視で、四角形状である。カバー開口部14bの前後方向(Y軸方向)の長さは、側面開口部14aの前後方向の長さよりも小さい。カバー開口部14bの前後方向の長さは、カバー開口部14bの左右方向(X軸方向)の長さよりも小さい。つまりカバー開口部14bは、左右方向に延びる長方形孔状である。
カバー開口部14bは、カバー開口部14bの周縁に3つの辺部14cを有する。各辺部14cは、カバー開口部14bの周縁の一部を構成する。
ディッシュ部10fの周縁の一部を構成する辺部10gと、カバー開口部14bの周縁の一部を構成する辺部14cとは、同一の仮想直線上に位置する。本実施形態では、ディッシュ部10fの4つの辺部10gのうち、ディッシュ部10fの前側(−Y側)の端部に位置して左右方向(X軸方向)に延びる1つの辺部10gと、カバー開口部14bの3つの辺部14cのうち、カバー開口部14bの前側の端部に位置して左右方向に延びる1つの辺部14cとが、同一の仮想直線上に位置する。
ディッシュ部10fの周縁の一部を構成する辺部10gと、カバー開口部14bの周縁の一部を構成する辺部14cとは、同一の仮想直線上に位置する。本実施形態では、ディッシュ部10fの4つの辺部10gのうち、ディッシュ部10fの前側(−Y側)の端部に位置して左右方向(X軸方向)に延びる1つの辺部10gと、カバー開口部14bの3つの辺部14cのうち、カバー開口部14bの前側の端部に位置して左右方向に延びる1つの辺部14cとが、同一の仮想直線上に位置する。
また本実施形態では、カバー開口部14bの前後方向の開口幅と、ディッシュ部10fの前側の縁部に設けられた傾斜面の前後方向の幅とが、互いに同じである。ディッシュ部10fの前記傾斜面は、キーボード11の複数のキーのうち最も前側に位置するキーと、ディッシュ部10fの前側の端部に配置されて左右方向に延びる辺部10gと、の間に位置しており、前側へ向かうに従い表面側(+Z側)へ向けて傾斜する。
図2に示すように、電子機器1は、バッテリ16と、ペン収納ユニット30と、ペン部材40と、を備える。ペン部材40は、棒状であり、中心軸Cに沿って延びる。
本実施形態では、ペン部材40の中心軸Cが延びる方向を、軸方向と呼ぶ。中心軸Cの軸方向は、左右方向(X軸方向)と平行である。軸方向のうち、ペン部材40の先端部(ペン先)41aから後端部41bへ向かう方向を、後端側または取出し側と呼び、後端部41bから先端部41aへ向かう方向を、先端側または挿入側と呼ぶ。本実施形態では、軸方向の取出し側が、左側(−X側)に相当し、軸方向の挿入側が、右側(+X側)に相当する。
中心軸Cと直交する方向を径方向と呼ぶ。径方向のうち、中心軸Cに近づく方向を径方向内側と呼び、中心軸Cから離れる方向を径方向外側と呼ぶ。
中心軸C回りに周回する方向を周方向と呼ぶ。
本実施形態では、ペン部材40の中心軸Cが延びる方向を、軸方向と呼ぶ。中心軸Cの軸方向は、左右方向(X軸方向)と平行である。軸方向のうち、ペン部材40の先端部(ペン先)41aから後端部41bへ向かう方向を、後端側または取出し側と呼び、後端部41bから先端部41aへ向かう方向を、先端側または挿入側と呼ぶ。本実施形態では、軸方向の取出し側が、左側(−X側)に相当し、軸方向の挿入側が、右側(+X側)に相当する。
中心軸Cと直交する方向を径方向と呼ぶ。径方向のうち、中心軸Cに近づく方向を径方向内側と呼び、中心軸Cから離れる方向を径方向外側と呼ぶ。
中心軸C回りに周回する方向を周方向と呼ぶ。
バッテリ16は、第1筐体10に収容される。バッテリ16は、第1筐体10の内部スペースのうち、キーボード11の前側(−Y側)に隣接する部分に配置される。バッテリ16は、板状であり、一対の板面が厚さ方向を向く。バッテリ16は、略長方形板状である。バッテリ16は、左右方向に延びる。
ペン収納ユニット30は、第1筐体10に収容される。つまりペン収納ユニット30は、第1筐体10の内部に設けられる。ペン収納ユニット30は、バッテリ16とキーボード11との間を延びる。ペン収納ユニット30は、前後方向においてバッテリ16とキーボード11との間に配置され、ペン部材40の軸方向つまり左右方向に沿って延びる。ペン収納ユニット30は、図2に示す電子機器1の下面図で、キーボード11の前側(−Y側)の端部に位置して左右方向(X軸方向)に延びる辺部、および、バッテリ16の後側(+Y側)の端部に位置して左右方向に延びる辺部に沿って延びる。
図3、図4および図9に示すように、ペン収納ユニット30は、ペンスロット31と、係止突起32と、支持壁33と、取付壁34と、ネジ35と、端子支持壁36aと、給電端子36bと、配線36cと、ネジ37と、を有する。
ペンスロット31は、ペンスロット31の径方向内側にペン部材40を収容する。ペンスロット31には、ペン部材40の後述するペン本体41が収納される。ペンスロット31は、ペン部材40の外周面の少なくとも一部を、径方向外側から囲う。ペンスロット31は、軸方向に延びる。ペンスロット31は、中心軸Cに垂直な断面の形状が、裏面側(−Z側)つまり下側に開口するU字状である。
ペンスロット31は、第1壁31aと、第2壁31bと、第3壁31cと、を有する。第1壁31a、第2壁31bおよび第3壁31cは、それぞれ、ペンスロット31の周壁の一部を構成する。
第1壁31aは、板状であり、一対の板面が前後方向(Y軸方向)を向く。第1壁31aは、ペンスロット31の前側(−Y側)の端部に位置する。第1壁31aは、ペン収納ユニット30に収納されたペン部材40に、前側から対向する。
第2壁31bは、板状であり、一対の板面が前後方向を向く。第2壁31bは、ペンスロット31の後側(+Y側)の端部に位置する。第2壁31bは、ペン収納ユニット30に収納されたペン部材40に、後側から対向する。
第3壁31cは、板状であり、一対の板面が厚さ方向(Z軸方向)を向く。第3壁31cは、ペンスロット31の表面側(+Z側)つまり上側の端部に位置する。第3壁31cは、第1壁31aの表面側の端部と、第2壁31bの表面側の端部と、に接続される。第3壁31cは、ペン収納ユニット30に収納されたペン部材40に、表面側から対向する。
第2壁31bは、板状であり、一対の板面が前後方向を向く。第2壁31bは、ペンスロット31の後側(+Y側)の端部に位置する。第2壁31bは、ペン収納ユニット30に収納されたペン部材40に、後側から対向する。
第3壁31cは、板状であり、一対の板面が厚さ方向(Z軸方向)を向く。第3壁31cは、ペンスロット31の表面側(+Z側)つまり上側の端部に位置する。第3壁31cは、第1壁31aの表面側の端部と、第2壁31bの表面側の端部と、に接続される。第3壁31cは、ペン収納ユニット30に収納されたペン部材40に、表面側から対向する。
係止突起32は、ペンスロット31の内周面から突出する。本実施形態では係止突起32が、リブ状である。係止突起32は、第1壁31aおよび第2壁31bに一対設けられる。一対の係止突起32は、それぞれ径方向内側に突出し、厚さ方向つまり上下方向に延びる。係止突起32は、ペンスロット31の内周面のうち、軸方向の挿入側(+X側)の端部に設けられる。
支持壁33は、板状であり、一対の板面が前後方向を向く。支持壁33は、ペンスロット31よりも左側(−X側)に配置される。支持壁33は、第1壁31aの左側の端部に接続される。
取付壁34は、板状であり、一対の板面が厚さ方向を向く。取付壁34は、支持壁33の表面側の端部に接続される。取付壁34は、支持壁33の表面側の端部から前側(−Y側)に向けて突出する。
本実施形態では、ペンスロット31、支持壁33および取付壁34が、単一の部材により一体に形成される。ペンスロット31、支持壁33および取付壁34は、例えば樹脂製である。ネジ35は、取付壁34を第1カバー10aに固定する。ネジ35により取付壁34を第1カバー10aに固定することで、ペンスロット31、支持壁33および取付壁34が、第1カバー10aと固定される。
端子支持壁36aは、前後方向において、支持壁33と間隔をあけて配置される。端子支持壁36aは、支持壁33の後側(+Y側)に配置される。端子支持壁36aは、給電端子36bを支持する。端子支持壁36aは、ネジ37により第1カバー10aに固定される。端子支持壁36aは、中心軸Cに垂直な断面の形状が、L字状である。
給電端子36bは、ペン部材40の二次電池(図示省略)に充電を行うための充電用端子である。給電端子36bは、端子支持壁36aから前側(−Y側)へ向けて突出する。給電端子36bは、図9に示すように厚さ方向(Z軸方向)から見て、前側へ向けて凸となるV字状である。図4に示すように、給電端子36bは一対設けられる。一対の給電端子36bは、厚さ方向に並んで配置される。一対の給電端子36bには、それぞれ配線36cが接続される。
図5から図9に示すように、ペン部材40は、いわゆるスタイラスペンやデジタイザーペン等と呼ばれる部材であり、ペン型入力装置と言い換えてもよい。ペン部材40は、ペン収納ユニット30に取り出し可能に収納される。
ペン部材40は、ペン本体41と、取出し操作部42と、係止溝43と、図示しない二次電池と、端子44と、を有する。
ペン部材40は、ペン本体41と、取出し操作部42と、係止溝43と、図示しない二次電池と、端子44と、を有する。
ペン本体41は、円柱状である。ペン本体41の先端部は、先端側へ向かうに従い外径が小さくなるテーパ状である。図1、図7および図8に示すように、ペン本体41は、第1筐体10の外面に開口する開口部14のうち、側面開口部14aからペン収納ユニット30の内部に挿入される。本実施形態ではペン本体41が、側面開口部14aから右側(+X側)へ向けて、ペンスロット31の内部に挿入される。
図3から図6に示すように、取出し操作部42は、ペン部材40の後端部に配置される。取出し操作部42は、ペン部材40の中心軸Cと直交する径方向の外側へ向けて、ペン本体41の外周面から突出する。取出し操作部42の前後方向(Y軸方向)の長さは、取出し操作部42の左右方向(X軸方向)の長さよりも小さい。つまり取出し操作部42は、左右方向に延びる。取出し操作部42の前後方向の長さつまり幅は、ペン本体41の外径よりも小さい。
取出し操作部42は、第2筐体20のディスプレイ21よりも軟らかい材料で構成される。取出し操作部42は、例えばエラストマー製である。
取出し操作部42は、取出し操作部42の外面に凹凸状の滑り止め部42aを有する。本実施形態では滑り止め部42aが、軸方向へ向かうに従い径方向位置が変化する凹凸状である。
取出し操作部42は、取出し操作部42の外面に凹凸状の滑り止め部42aを有する。本実施形態では滑り止め部42aが、軸方向へ向かうに従い径方向位置が変化する凹凸状である。
図1に示すように、ペン部材40がペン収納ユニット30に収納された状態で、取出し操作部42は、カバー開口部14bに配置される。本実施形態では取出し操作部42が、カバー開口部14bを開放可能に塞ぐ。詳しくは、取出し操作部42の表面側(+Z側)を向く面つまり滑り止め部42aが、カバー開口部14b全体を塞ぐ。滑り止め部42aは、カバー開口部14bから表面側に露出する。本実施形態では、滑り止め部42aのうち径方向外側に位置する外側面と、第1カバー10a(の表面)とが、互いに面一である。また図1において、ペン本体41の後端面および取出し操作部42の後端面は、側面開口部14aを開放可能に塞ぐ。ペン本体41の後端面および取出し操作部42の後端面と、側面10cとは、互いに面一である。
図5、図6および図9に示すように、係止溝43は、ペン部材40の先端部に配置される。係止溝43は、ペン本体41の外周面から径方向の内側に窪み、中心軸C回りの周方向に沿って延びる。係止溝43は、ペン本体41の周方向全周にわたって延びる環状の溝である。ペン収納ユニット30の係止突起32とペン部材40の係止溝43とは、互いに離脱可能に係止される。
特に図示しないが、二次電池は、ペン本体41の内部に収容される。
図4および図6に示すように、端子44は、ペン部材40の後端部に配置される。端子44は、ペン本体41の外周面に露出される。端子44は、ペン本体41の外周面のうち、後側(+Y側)を向く部分に位置する。端子44は、ペン部材40内の二次電池と、電気的に接続される。端子44は、一対設けられる。一対の端子44は、厚さ方向(Z軸方向)に並んで配置される。ペン部材40がペン収納ユニット30に収納された状態で、一対の端子44は、一対の給電端子36bと接触する。
図4および図6に示すように、端子44は、ペン部材40の後端部に配置される。端子44は、ペン本体41の外周面に露出される。端子44は、ペン本体41の外周面のうち、後側(+Y側)を向く部分に位置する。端子44は、ペン部材40内の二次電池と、電気的に接続される。端子44は、一対設けられる。一対の端子44は、厚さ方向(Z軸方向)に並んで配置される。ペン部材40がペン収納ユニット30に収納された状態で、一対の端子44は、一対の給電端子36bと接触する。
以上説明した本実施形態の電子機器1では、ペン部材40の取出し操作部42が、開口部14のうち、第1カバー10aに開口するカバー開口部14bに配置される。このため、ユーザーが取出し操作部42を操作することが容易であり、ペン収納ユニット30からペン部材40を取り出しやすい。
具体的に、本実施形態とは異なり、例えば、取出し操作部42が第2カバー10bに開口する開口部に配置される構成の場合、ユーザーはペン部材40を取り出す際、机の上面等から第2カバー10bを離すように一旦電子機器1を持ち上げてから、ペン部材40を取り出す必要が生じる。一方、本実施形態によれば、図1、図7および図8に示す順に、電子機器1を持ち上げることなくペン部材40を取り出すことができ、ペン部材40が簡単に取り出せる。
また本実施形態では、取出し操作部42を操作することにより、ペン部材40が単に軸方向にスライド移動させられて取り出される。本実施形態とは異なり、例えば、コイルばねや複数の筒体を用いたいわゆる「Push−Push式」、「ノック機構」などと呼ばれる取り出し構造をペン収納ユニットに設ける場合と比べて、本実施形態によればペン収納ユニット30の構造を簡素化できる。ペン収納ユニット30がコンパクトに構成されるため、第1筐体10の外形を小さく抑えられ、電子機器1の小型化を図ることができる。
また本実施形態では、取出し操作部42がカバー開口部14bを開放可能に塞ぐので、カバー開口部14bからペン収納ユニット30内に埃やゴミ等が入ることを抑制できる。
また本実施形態では、取出し操作部42が、ディスプレイ21よりも軟らかい材料で構成される。このため、第1筐体10と第2筐体20とが閉じられた状態、つまり第1カバー10aとディスプレイ21とが対向する状態において、取出し操作部42とディスプレイ21とが接触する場合でも、ディスプレイ21が傷付くことを抑制できる。
また本実施形態では、取出し操作部42が凹凸状の滑り止め部42aを有するので、取出し操作部42にユーザーの指が掛かりやすく、ユーザーが取出し操作部42を安定して操作できる。
また本実施形態では、取出し操作部42の幅つまり前後方向(Y軸方向)の長さが、ペン本体41の外径よりも小さい。このため、取出し操作部42の幅に合わせて、カバー開口部14bの幅を小さくすることができる。これにより、カバー開口部14bを目立ちにくくすることができる。また、カバー開口部14bから埃やゴミ等が入ることを抑制できる。
また本実施形態では、バッテリ16とキーボード11との間をペン収納ユニット30が延びる。このため、第1筐体10の内部スペースを有効に利用でき、電子機器1の小型化を図ることができる。
また本実施形態では、ペン収納ユニット30の係止突起32と、ペン部材40の係止溝43とが、互いに離脱可能に係止される。このため、例えば電子機器1を傾けた姿勢としても、ペン収納ユニット30からペン部材40が意図せず抜け出したり落下したりすることを抑制できる。
また本実施形態では、ディッシュ部10fの周縁の一部を構成する辺部10gと、カバー開口部14bの周縁の一部を構成する辺部14cとが、同一の仮想直線上に位置する。このため、第1カバー10aにカバー開口部14bが開口していても、カバー開口部14bを目立ちにくくすることができる。
また本実施形態では、カバー開口部14bの前後方向(Y軸方向)の開口幅と、ディッシュ部10fの前側の縁部に設けられた傾斜面の前後方向の幅とが、互いに同じである。このため、カバー開口部14bをより目立ちにくくすることができ、第1カバー10aの美観が良好に維持される。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態の電子機器2について、図10〜図15を参照して説明する。なお、第2実施形態では、第1実施形態と同じ構成要素については同じ符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態の電子機器2は、ペン収納ユニット30の構成の一部およびペン部材40の構成の一部が、前述の実施形態とは異なる。
次に、本発明の第2実施形態の電子機器2について、図10〜図15を参照して説明する。なお、第2実施形態では、第1実施形態と同じ構成要素については同じ符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態の電子機器2は、ペン収納ユニット30の構成の一部およびペン部材40の構成の一部が、前述の実施形態とは異なる。
図11および図12に示すように、本実施形態ではペン収納ユニット30の取付壁34が、スライド孔34aを有する。スライド孔34aは、取付壁34を厚さ方向(Z軸方向)に貫通し、左右方向(X軸方向)に延びる。
また、ペン収納ユニット30の支持壁33は、ガイド壁33aを有する。ガイド壁33aは、支持壁33の後側(+Y側)を向く板面から後側へ突出し、左右方向に延びる。ガイド壁33aは板状であり、一対の板面が厚さ方向を向く。
また、ペン収納ユニット30の支持壁33は、ガイド壁33aを有する。ガイド壁33aは、支持壁33の後側(+Y側)を向く板面から後側へ突出し、左右方向に延びる。ガイド壁33aは板状であり、一対の板面が厚さ方向を向く。
また、ペン収納ユニット30は、シャッター38を有する。シャッター38は、カバー開口部14bを開閉可能である。シャッター38は、カバー開口部14bに対して、軸方向にスライド移動可能である。シャッター38は、第1カバー10aの裏面側(−Z側)に配置される。
シャッター38は、シャッター本体38aと、挿入壁38bと、係止爪38cと、垂下壁38dと、操作突起38eと、を有する。
シャッター38は、シャッター本体38aと、挿入壁38bと、係止爪38cと、垂下壁38dと、操作突起38eと、を有する。
シャッター本体38aは、板状であり、一対の板面が厚さ方向(Z軸方向)を向く。シャッター本体38aは、厚さ方向において、第1カバー10aと支持壁33との間に配置される。シャッター本体38aの裏面側(−Z側)の板面は、支持壁33の表面側(+Z側)を向く端面と接触する。シャッター本体38aは、裏面側から支持壁33に摺動可能に支持される。つまり支持壁33は、シャッター38を厚さ方向の裏面側から支持する。シャッター本体38aは、軸方向つまり左右方向(X軸方向)に移動可能である。シャッター本体38aは、カバー開口部14bを開放可能に塞ぐ。
挿入壁38bは、シャッター本体38aの前側(−Y側)の端部に接続される。挿入壁38bは、シャッター本体38aの前側の端部から裏面側(−Z側)へ延びる。挿入壁38bは、スライド孔34aに表面側(+Z側)から挿入される。
係止爪38cは、挿入壁38bの裏面側の端部に設けられる。係止爪38cは、挿入壁38bの裏面側の端部から前側に突出する。係止爪38cは、厚さ方向(Z軸方向)において、取付壁34の裏面側を向く板面と対向する。
係止爪38cは、挿入壁38bの裏面側の端部に設けられる。係止爪38cは、挿入壁38bの裏面側の端部から前側に突出する。係止爪38cは、厚さ方向(Z軸方向)において、取付壁34の裏面側を向く板面と対向する。
垂下壁38dは、シャッター本体38aの裏面側(−Z側)を向く板面から裏面側に突出する。垂下壁38dは、板状であり、一対の板面が前後方向(Y軸方向)を向く。垂下壁38dの裏面側を向く端面は、ガイド壁33aの表面側(+Z側)を向く板面と接触しまたは隙間をあけて対向する。
操作突起38eは、シャッター本体38aの左側(−X側)の端部に接続される。操作突起38eは、シャッター本体38aの左側の端部から表面側(+Z側)へ向けて突出し、前後方向(Y軸方向)に延びる。つまり操作突起38eは、表面側へ向けてシャッター本体38aから突出する。操作突起38eは、板状であり、一対の板面が左右方向(X軸方向)を向く。操作突起38eの一対の板面のうち、右側(+X側)つまり軸方向の挿入側を向く板面は、カバー開口部14bの周縁を構成する3つの辺部14cのうち、右側の端部に位置して前後方向に延びる1つの辺部14cと接触可能である。操作突起38eの一対の板面のうち、左側(−X側)つまり軸方向の取出し側を向く板面は、ペン部材40の取出し操作部42と接触可能である。つまり取出し操作部42は、操作突起38eのうち軸方向の取出し側を向く面と接触可能である。
図10、図13、図14および図15に示すように、本実施形態のペン部材40は、取出し操作部42が滑り止め部42aを有していない。また、取出し操作部42の幅つまり前後方向(Y軸方向)の長さが、ペン本体41の外径の半分以下である。
以上説明した本実施形態の電子機器2によれば、前述の実施形態の電子機器1と同様の作用効果が得られる。
また本実施形態では、ペン収納ユニット30が、カバー開口部14bを開閉可能なシャッター38を有する。このため図15に示すように、ペン収納ユニット30からペン部材40を取り出した状態においても、カバー開口部14bをシャッター38で塞ぐことができる。これにより、カバー開口部14bから埃やゴミ等が入ることを抑制できる。また、シャッター38でカバー開口部14bを塞ぐことにより、第1カバー10aの美観が良好に維持される。
また本実施形態では、ペン収納ユニット30が、カバー開口部14bを開閉可能なシャッター38を有する。このため図15に示すように、ペン収納ユニット30からペン部材40を取り出した状態においても、カバー開口部14bをシャッター38で塞ぐことができる。これにより、カバー開口部14bから埃やゴミ等が入ることを抑制できる。また、シャッター38でカバー開口部14bを塞ぐことにより、第1カバー10aの美観が良好に維持される。
また本実施形態では、シャッター38が、カバー開口部14bに対して軸方向にスライド移動可能であるので、簡単な構造によってカバー開口部14bを開閉できる。
また本実施形態では、シャッター38が操作突起38eを有するので、ユーザーは、操作突起38eを操作することにより、シャッター38のスライド移動つまり開閉操作が簡単に行える。
また本実施形態では、取出し操作部42が、操作突起38eのうち軸方向の取出し側を向く面と接触可能である。このため図10に示すように、ペン収納ユニット30にペン部材40が収納された状態から、ユーザーが、操作突起38eを軸方向の取出し側つまり左側(−X側)へ移動させると、操作突起38eとともに取出し操作部42が取出し側へ押し出されて、図13に示すようにペン部材40を取り出すことが可能な状態となり、図15に示すようにペン部材40を取り出すことができる。また、この取り出し操作と同一工程において、シャッター38によりカバー開口部14bを閉じることができる。つまり、操作突起38eを取出し側に移動させるという1つの操作により、ペン部材40の取り出しとカバー開口部14bの閉塞とを同時に行うことができ、操作が簡単である。
また本実施形態では、取出し操作部42の幅つまり前後方向(Y軸方向)の長さが、ペン本体41の外径の半分以下である。このため、取出し操作部42の幅に合わせて、カバー開口部14bの幅をより小さくすることができる。カバー開口部14bをより目立ちにくくすることができ、カバー開口部14bから埃やゴミ等が入ることを抑制できる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されず、例えば下記に説明するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の変更等が可能である。
図16から図18は、前述の第2実施形態の電子機器2の第1変形例を示している。この第1変形例では、シャッター38は、カバー開口部14bに対する軸方向の位置が、磁力により保持される。すなわちシャッター38は、軸方向に所定値以上の力が作用した場合に、軸方向に移動可能である。シャッター38は、マグネット38fと、磁性体38gと、を有する。
マグネット38fは、支持壁33の前側(−Y側)を向く板面に設けられる。マグネット38fは、左右方向(X軸方向)に延びる。
磁性体38gは、例えば鉄製のプレートである。磁性体38gは、垂下壁38dの前側を向く板面に設けられる。図示の例では磁性体38gが、垂下壁38dの前側を向く板面に埋め込まれる。マグネット38fと磁性体38gとは、前後方向(Y軸方向)において、支持壁33の両側つまり前側(−Y側)と後側(+Y側)とに配置される。
磁性体38gは、例えば鉄製のプレートである。磁性体38gは、垂下壁38dの前側を向く板面に設けられる。図示の例では磁性体38gが、垂下壁38dの前側を向く板面に埋め込まれる。マグネット38fと磁性体38gとは、前後方向(Y軸方向)において、支持壁33の両側つまり前側(−Y側)と後側(+Y側)とに配置される。
支持壁33は、仕切り壁33bを有する。仕切り壁33bは、支持壁33の前側を向く板面から前側に突出し、左右方向に延びる。仕切り壁33bは、板状であり、一対の板面が厚さ方向(Z軸方向)を向く。仕切り壁33bは、厚さ方向において、スライド孔34aとマグネット38fとの間を仕切る。
この第1変形例によれば、シャッター38は、カバー開口部14bに対する軸方向の位置が磁力により保持される。このため、例えば電子機器2を傾けた姿勢としても、意図せずシャッター38が開いてカバー開口部14bが開放されることは抑制される。
この第1変形例によれば、シャッター38は、カバー開口部14bに対する軸方向の位置が磁力により保持される。このため、例えば電子機器2を傾けた姿勢としても、意図せずシャッター38が開いてカバー開口部14bが開放されることは抑制される。
図19から図21は、前述の第2実施形態の電子機器2の第2変形例を示している。この第2変形例では、ペン収納ユニット30が、一対の支持壁33,39を有する。一対の支持壁33,39は、厚さ方向および軸方向と直交する方向、つまり前後方向(Y軸方向)において、ペン部材40の両側に設けられる。一対の支持壁33,39のうち、後側(+Y側)に位置する支持壁39は、板状であり、一対の板面が前後方向を向く。支持壁39は、ペンスロット31よりも左側(−X側)に配置される。支持壁39は、第2壁31bの左側の端部に接続される。支持壁39は、端子挿入孔39aを有する。端子挿入孔39aは、支持壁39を前後方向に貫通する。端子挿入孔39aには、給電端子36bが挿入される。給電端子36bは、端子挿入孔39aを通して支持壁39よりも前側(−Y側)に突出する。
シャッター38は、一対の支持壁33,39により前後方向の2箇所で支持される。具体的に、支持壁33の表面側(+Z側)を向く端面と、シャッター本体38aの裏面側(−Z側)を向く板面とが、互いに接触する。また、支持壁39の表面側を向く端面と、シャッター本体38aの裏面側を向く板面とが、互いに接触する。
この第2変形例によれば、ペン収納ユニット30の一対の支持壁33,39が、ペン部材40の前後方向の両側でシャッター38を支持する。このため、シャッター38の開閉姿勢がより安定する。
この第2変形例によれば、ペン収納ユニット30の一対の支持壁33,39が、ペン部材40の前後方向の両側でシャッター38を支持する。このため、シャッター38の開閉姿勢がより安定する。
また前述の第2実施形態では、シャッター38が、カバー開口部14bに対して軸方向にスライド移動可能である例を挙げたが、これに限らない。シャッター38は、カバー開口部14bに対して揺動可能とされて、カバー開口部14bを開閉可能であってもよい。
その他、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、前述の実施形態、変形例およびなお書き等で説明した各構成(構成要素)を組み合わせてもよく、また、構成の付加、省略、置換、その他の変更が可能である。また本発明は、前述した実施形態等によって限定されず、特許請求の範囲によってのみ限定される。
1,2…電子機器、10…第1筐体、10a…第1カバー、10b…第2カバー、10c…側面、10f…ディッシュ部、10g,14c…辺部、11…キーボード、14…開口部、14a…側面開口部、14b…カバー開口部、16…バッテリ、20…第2筐体、21…ディスプレイ、30…ペン収納ユニット、31…ペンスロット、32…係止突起、33,39…支持壁、38…シャッター、38a…シャッター本体、38e…操作突起、40…ペン部材、41…ペン本体、42…取出し操作部、42a…滑り止め部、43…係止溝、C…中心軸
Claims (14)
- 外形が板状の第1筐体と、
外形が板状であり、前記第1筐体と回動可能に接続される第2筐体と、
前記第1筐体の内部に設けられるペン収納ユニットと、
前記ペン収納ユニットに取り出し可能に収納されるペン部材と、を備え、
前記第2筐体は、ディスプレイを有し、
前記第1筐体は、
前記第1筐体の厚さ方向を向き、前記ディスプレイと対向可能な第1カバーと、
前記厚さ方向において前記第1カバーとは反対側を向く第2カバーと、
前記第1カバーと前記第2カバーとを接続する側面と、
前記側面と前記第1カバーとにわたって開口し、前記ペン収納ユニットの内部と連通する開口部と、を有し、
前記開口部は、
前記側面に開口する側面開口部と、
前記側面開口部と繋がり、前記第1カバーに開口するカバー開口部と、を有し、
前記ペン部材は、
前記側面開口部から前記ペン収納ユニットの内部に挿入されるペン本体と、
前記ペン部材の中心軸と直交する径方向の外側へ向けて、前記ペン本体の外周面から突出する取出し操作部と、を有し、
前記取出し操作部は、前記カバー開口部に配置される、
電子機器。 - 前記取出し操作部は、前記カバー開口部を開放可能に塞ぐ、
請求項1に記載の電子機器。 - 前記取出し操作部は、前記ディスプレイよりも軟らかい材料で構成される、
請求項1または2に記載の電子機器。 - 前記取出し操作部は、前記取出し操作部の外面に凹凸状の滑り止め部を有する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記取出し操作部の幅が、前記ペン本体の外径よりも小さい、
請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記第1筐体に収容されるバッテリを備え、
前記第 1筐体は、キーボードを有し、
前記ペン収納ユニットは、前記バッテリと前記キーボードとの間を延びる、
請求項1から5のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記ペン収納ユニットは、
前記ペン本体が収納されるペンスロットと、
前記ペンスロットの内周面から突出する係止突起と、を有し、
前記ペン部材は、前記ペン本体の外周面から前記径方向の内側に窪み、前記中心軸回りの周方向に沿って延びる係止溝を有し、
前記係止突起と前記係止溝とが、互いに離脱可能に係止される、
請求項1から6のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記ペン収納ユニットは、前記カバー開口部を開閉可能なシャッターを有する、
請求項1から7のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記シャッターは、前記カバー開口部に対して、前記中心軸が延びる軸方向にスライド移動可能である、
請求項8に記載の電子機器。 - 前記シャッターは、
前記カバー開口部を開放可能に塞ぐシャッター本体と、
前記厚さ方向のうち表面側へ向けて前記シャッター本体から突出する操作突起と、を有する、
請求項9に記載の電子機器。 - 前記取出し操作部は、前記操作突起のうち前記軸方向の取出し側を向く面と接触可能である、
請求項10に記載の電子機器。 - 前記シャッターは、前記カバー開口部に対する前記軸方向の位置が、磁力により保持される、
請求項9から11のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記ペン収納ユニットは、前記シャッターを前記厚さ方向の裏面側から支持する支持壁を有し、
前記支持壁は、前記厚さ方向および前記軸方向と直交する方向において、前記ペン部材の両側に一対設けられる、
請求項9から12のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記第1筐体は、キーボードを有し、
前記第1カバーは、前記キーボードが配置されるディッシュ部を有し、
前記ディッシュ部の周縁の一部を構成する辺部と、前記カバー開口部の周縁の一部を構成する辺部とが、同一の仮想直線上に位置する、
請求項1から13のいずれか1項に記載の電子機器。
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