JP2021044203A - 電池パック及び電池パックを用いた電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部装置と無線通信を行うことが可能な電池パックにおいて、電圧チェック用の表示エリアを利用して電波強度も表示可能にする。【解決手段】電池セルと、電池セルの電圧又は残量を検出する検出部と、検出部の検出結果を表示可能な表示部40と、表示部への表示を切り替える操作部45と、外部機器と無線通信を行う無線通信部と、を備えた電池パックであって、無線通信部は操作部45の長押しによって外部機器との無線通信を開始し、表示部40で無線通信の接続状態の表示(41)をする。無線通信の接続中に操作部45の押し操作がなされたら(ステップ304)、無線通信の信号強度を表示する(ステップ305)。表示部40は複数の表示窓41〜44を有し、信号強度は表示窓の点灯個数で示される。【選択図】図9

Description

本発明は電動工具等の電気機器又は電気機器と無線通信を行うことが可能な電池パックにおいて、無線通信の接続状態と無線通信の信号強度を表示可能としたものである。
様々な電気機器が、二次電池を用いた電池パックにて駆動されるようになり、電気機器のコードレス化が進んでいる。例えば、モータにより先端工具を駆動する手持ち式の電動工具においては、複数の二次電池セルを収容した電池パックが用いられ、電池パックに蓄電された電気エネルギーにてモータを駆動する。電池パックは電気機器本体に着脱可能に構成され、放電によって電圧が低下したら電池パックを電動工具本体から取り外して、外部充電器を用いて充電される。特許文献1では電池の充放電保護を制御する制御部を電池パック内に搭載させて、最適な状態で充電できるようにし、過放電状態になったら使用できないように制御している。また充電時に充電停止電圧に到達したらそれ以上の充電ができないように制御している。さらに、電池パックに複数のLEDと、残量表示スイッチを設けて、LEDの点灯数にて電池パックの残量を表示している。特許文献2では、電動工具に電池の残量表示用のチェックボタン及びランプを設けた構成が記載されている。電池パックの残量チェックボタンを電動工具本体側に設け、チェックボタンが押された際に電池パックの残量(電圧)をLEDの表示個数にて示すようにしている。
国際公開第2019/031273号公報 特開2010−207992号公報
電池パックを用いた従来の電気機器において、ブルートゥース(Bluetooth:Bluetooth SIG, Inc. USAの登録商標)による近接無線通信装置を用いて、通信装置を有する外部機器と電気機器本体との間で無線通信を行うものが実用化されている。また、電気機器本体側に無線通信装置を設けるのではなく、電気機器本体に装着される電池パックに外部機器と無線通信を行う無線通信装置を搭載しようとする動きもある。発明者らが電池パックに無線通信装置を搭載する際の課題を検討した結果、以下のような課題があることを見いだした。
電池パックが外部機器と無線通信を行う際には、無線通信を開始するための操作部を設ける必要がある。一般的な操作部としては、無線通信を開始するための専用のボタンであるが、電池パックに専用のボタンを新たに設けるには、操作部の設置スペースをどう確保するかが問題になり、製造コスト上昇の問題が生ずる。さらに、特許文献1で開示されたような電池パックに電池の残量表示手段が設けられた構成に、さらに無線通信を開始するための操作ボタンを設けるのは、ボタンの数が多くなり使い勝手が悪くなる。一方、発明者らは、電池パックに近接無線通信装置を設ける場合には、受信した電波の強度表示を行うようにすれば、利便性が向上すると考えた。
本発明は上記背景に鑑みてなされたもので、その目的は、外部装置と無線通信を行うことが可能な電池パック又は電気機器において、無線通信の信号強度を表示可能とすることにある。
本発明の他の目的は、電池の残量表示手段が設けられた電池パック又は電気機器において、電圧チェック用の表示部を利用して受信した電波の強度も表示可能にすることにある。
本発明のさらに他の目的は、電圧チェック用の操作ボタンを利用して無線通信の接続及び遮断と、受信した電波の強度の表示を行うようにした電池パック又は電気機器を提供することにある。
本願において開示される発明のうち代表的な特徴を説明すれば次のとおりである。
本発明の一つの特徴によれば、電池セルと、電池セルの電圧又は残量を検出する検出部と、検出部の検出結果を表示可能な表示部と、表示部への表示を切り替える操作部と、外部機器と無線通信を行う無線通信部と、を備えた電池パックであって、表示部において無線通信の接続状態の表示と、無線通信の信号強度を表示するようにした。表示部への表示内容は、操作部の操作によって変更される。また、無線通信部は操作部の操作によって外部機器との無線通信を開始するようにした。
本発明の他の特徴によれば、操作部には作業者が操作する操作ボタンが設けられ、電池パックは、操作ボタンの第1の操作が行われたら検出部で検出された電池セルの電圧又は残量を表示し、操作部が第1の操作とは異なる第2の操作がされたら、外部機器との無線通信が開始する。また、電池パックは、外部機器と無線通信の接続が確立されたら、表示部に無線通信の接続状態を表示する。さらに、電池パックは、表示部に無線通信の接続状態が表示されている状態において操作部の操作がされたら、無線通信の信号強度の表示に切り替えるようにした。
本発明のさらに他の特徴によれば、表示部は複数の表示窓を有し、複数の表示窓内にそれぞれ発光手段が割り当てられ、表示窓のうち少なくとも1つの表示窓内には、複数の発光手段が割り当てられることにより異なる表示形態を実現可能とした。この表示窓には、電圧と残量のいずれかに関する第1の表示形態と、無線通信の状態又は無線通信の強度のいずれかに関する第2の表示形態が選択的に表示される。第1の表示形態は電池セルの電圧又は残量を、表示させる表示窓の数で示すものであり、第2の表示形態は無線通信の信号強度(電波強度)を第1の表示形態と異なる表示形態を用いて表示させるものである。尚、無線通信部は、無線通信の接続確立中に第2の操作(例えば長押し)が行われたら、外部機器との無線通信の接続を解除するようにした。このような無線通信部のついた電池パック実現し、さらには、その電池パックが装着可能な電気機器を実現した。
本発明によれば、無線通信の信号強度を表示することができる。また、電池の残量表示手段を用いて無線通信の信号強度を表示するよう構成したので、機能兼用による省スペース化を図ることができる。また、無線通信部は操作部の操作によって外部機器との無線通信(ペアリング)を実行するように構成したので、機能兼用による省スペース化を図ることができる。また、無線通信部は操作部の操作によって表示手段の表示内容を変更するよう構成したので、機能兼用による省スペース化を図ることができる。これらの構成により、使い勝手も向上することができる。
発明の実施例に係る電池パック1を用いた電気機器の動作システムを示す概要図である。 図1の動作システムに含まれる各機器の回路構成を示す概略ブロック図である。 本発明の実施例に係る電池パック1の斜視図である。 図3の電池パック1に収容される電池セル71〜80の回路基板48の組み立て体の斜視図である。 本実施例の電池パック1の回路図である。 図1の動作システムにおいて、ランドマーク機と電気機器側との接続手順を説明するための図である。 図1の電池パック1において、電池残量を表示する際の操作手順を示すフローチャートと、各手順に対応する表示部40の表示状態を示す図である。 図7のステップ302における、電池残量の表示例を示す図である。 無線接続状態において、電池残量表示画面と電波強度を切り替え表示する操作の手順を示すフローチャートである。 図9のステップ305における、電波強度の表示例を示す図である。 図10の電波強度の表示画面から、電池残量を表示する画面への移行操作手順を示すフローチャートである。 図1の電池パック1の表示部40におけるその他の表示例を示す図である。 本発明の第2の実施例を示す各機器の回路構成を示す概略ブロック図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後、上下の方向は図中に示す方向であるとして説明する。
図1は、本発明の実施例に係る釘打機の動作管理システムを示す概要図である。釘打機150−1〜4は、電池パック1を電源として図示しないモータを駆動することによって、釘を打ち込む電気機器である。図1では従来例による釘打機150−1〜4の本体に、近距離無線通信装置を有する本実施例の電池パック1を装着したものである。尚、釘打機150−1〜4には、近距離無線用の通信装置を持たない従来の電池パック(図示せず)も装着可能である。釘打機150は、図1では作業者が把持している状態を示し、それぞれが同じ外観で図示したが、釘打機150−1〜4の種類は任意であって、同一型式の釘打機だけに限られずに、異なる型式の釘打機が混在しても良い。また、釘打機150とその他の電気機器を混在させても良い。
釘打機150は、エアタンクに貯蔵される圧縮空気を用いた空気バネと電動モータの組みあわせによって釘を打ち込む携帯型の電気機器である。釘打機150は、打ち込み動作に圧縮空気を用いるものの、モータを直接の動力源とするので、釘打ち作業時にコンプレッサ101とエアホース(図示せず)で接続する必要が無い。釘打機150のエアタンクのエア圧力が低下したら、コンプレッサ101に図示しないエアホースを接続して釘打機150にエアを補充する。
ランドマーク機は、電気機器本体と通信装置を有する外部機器であって、無線通信を用いて複数の釘打機150−1〜4の動作状況を管理する機器である。コンプレッサ101は、携帯型の釘打機150を使用する作業現場に存在する可能性が高く、しかも大きさ的に頻繁に場所移動をさせないため、可搬型の電気機器を管理するためのランドマーク機として使用するには好適である。ランドマーク機が管理する情報は種々設定でき、例えば、釘打機150による打ち込み回数、電池パック1の電圧、放電状況である。また、釘打機150に特有の管理として、コンプレッサ101から通信可能範囲内においてのみ電池パック1の使用機器(図1の例では釘打機150−1〜3)の稼働が許可されるように構成すれば、近接無線通信を一点鎖線で示す範囲180を使用可能領域として制限することが可能となる。尚、ランドマーク機は、コンプレッサ101だけに限られずに、制御部(マイコン)と近距離無線通信装置を有する何らかの電気機器を用いることができ、例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ(PC)等の電気機器(外部機器)であっても良い。
コンプレッサ101は、空気を圧縮して2つのエアタンク102に高圧の空気(エア)を貯蔵し、高圧のエアをカプラ134a、134bに装着される図示しないホースにて供給する装置である。コンプレッサ101は外部から電源コード125を介して供給される電力によって後述するモータを駆動して、空気を圧縮する。電源コード125の先端にはプラグ126が設けられ、商用電源のコンセント(図示せず)に直接又は延長コードを介して間接的に接続される。コンプレッサ101は、比較的重量がある機器であるため、前後両サイドには移動の際に用いるハンドル104a、104bが設けられる。コンプレッサ101の上面の一部には、操作パネル120が設けられ、そこにはコンプレッサ101の電源スイッチ(メインスイッチ)121と、後述するペアリングスイッチ122が設けられる。これらのスイッチはプッシュ式、スライド式、回転式のスイッチで実現できるが、ここではソフトタッチスイッチにて構成される。また、図1では見えないが、電源スイッチ121とペアリングスイッチ122のそれぞれには、接続状況を示すLED等の指示ランプを併用して設けると良い。コンプレッサ101としては、従来から広く用いられるものに図2にて後述する無線通信部117を追加すれば良い。
釘打機150の本体側にマイコンを用いる場合には、本体側に近距離無線通信装置を搭載することも考えられる。その場合は、釘打機150の本体側と、電池パック1の双方が近接無線通信装置を有することになるが、その場合はいずれか一方の近接無線通信装置がランドマーク機と通信を行うようにすれば良い。本明細書では、電池パック1の内部に、特定の操作によって外部機器との通信を可能とする無線通信部を設けたので、無線通信装置を持たない従来の釘打機においても、本実施例の電池パックを用いることによってランドマーク機による遠隔管理が可能となる。近距離無線通信としてブルートゥース(登録商標)を用いる場合は、釘打機150−1〜4に装着された電池パック1とコンプレッサ101をペアリングする必要がある。このペアリング手順については図5にて後述する。
図1の例では、ランドマーク機から無線通信可能な一点鎖線で示す範囲180内で釘打機150−1〜3の打ち込み作業が可能となる一方、一点鎖線で示す範囲180を外れた釘打機150−4は、使用できないように制限される。この制限は、電池パック1に含まれるマイコン(図2で後述)によって制御可能であり、コンプレッサ101との通信が不能な場合には、放電を停止するか、釘打機150側のマイコンに放電禁止信号を送信すれば良い。
図2は動作管理システムに含まれる各機器の回路構成を示す概略ブロック図である。電池パック1は、合成樹脂製のケース内に電池セル(電池セル組)70を収容したものである。電池セル70への充放電はマイコン2を有する制御部によって監視および制御される。マイコン2は、電池セル70への充電および放電を制御するとともに電池セル70の状態を検知し、記憶部3に検知した情報を定期的に格納する。記憶部3としては、マイコン2に内蔵された、または、マイコン2とは別に設けられる不揮発性のメモリを用いれば良い。電池パック1内には、ブルートゥース(登録商標)を用いた無線通信部7が設けられる。無線通信部7による無線通信は、マイコン2によって管理される。マイコン2は、物理接続端子60に含まれる金属端子のうち、LD端子、D端子等の信号伝達用の端子を用いて、釘打機150側のマイコン151(制御部)との間で信号での伝達(有線通信)により通信を行う。物理接続端子60は複数の金属端子を含み、例えば正極入力端子(充電用や放電用)、負極入力端子、LD端子(放電許可信号端子)、D端子(制御信号端子)が含まれる(詳細は図4にて後述)。
図2には図示していないが電池パック1には電圧チェック手段が搭載され、電池パック1の筐体の一部に複数セグメントのLEDにて点灯されるLED表示器50(図3で後述)と、作業者によって操作されるスイッチ56(図3で後述)が設けられる。電圧チェック手段は、例えば、分圧抵抗とマイコン2のA/D入力ポートへの信号入力によって実現できる。作業者によってチェックボタン45(後述の図3参照)が操作されてスイッチ56がONになると、操作されている間、分圧抵抗に電池セルの電圧が付加され、マイコン2のA/D入力ポートへ分圧された電圧が印加されるので、マイコン2はその電圧をデジタル値に変換することによって、電池セルの電圧値を読み取る。そして測定電圧を5段階(0、1、2、3、4)に区分して、その段階に応じた数のLEDが点灯するようにLED発光手段(LED表示器)50を制御する。このLEDの点灯は、スイッチ56がONになったときから数秒程度だけ点灯させる。このように電池パック1には電圧チェック手段が設けられるので、電池パック1を電動工具から取り外しているときでも電池の残量チェックが可能となる。尚、電圧チェック機能はマイコン2で行うのではなく、マイコン2とは独立した回路構成で実現しても良い。
電気機器本体150には放電負荷部となるモータ153が設けられ、図示しない作業機器(ここでは釘の打ち込み機構)を駆動する。釘打機150は、本体側にマイコン151を有する制御部を設けるようにして、打ち込み動作の高度な管理を行う。トリガスイッチ154は、釘打ち動作を行う指示のために作業者によって操作されるトリガによって動作するスイッチであり、トリガスイッチ154がオンになるとマイコン151はモータ153の回転を開始する。電気機器本体150には図示しない衝撃センサ等の、釘打ち動作を監視するセンサが設けられ、その信号がマイコン151に入力され、マイコン151は打ち込み回数等を記憶部152内に格納する。釘打機150の本体機器側には無線通信部が含まれないため、釘打機150に無線通信用のペアリングスイッチを設ける必要は無い。
コンプレッサ101は、AC電源115を用いて放電負荷部となるモータ113を駆動する。モータによる放電負荷の回転制御は、マイコン111によって行われる。モータ113によって作業機器、ここでは図示しない高圧及び低圧圧縮機を駆動する。コンプレッサ101にはブルートゥース(登録商標)用の無線通信部117が設けられる。無線通信部117は、マイコン111の制御によってペアリング登録された外部機器との無線通信を行うもので、図示しないアンテナ部が含まれる。マイコン111には記憶部112が接続され、外部機器とのペアリング、ペアリング後に送受信される情報を適宜記憶する。図1にて示したようにコンプレッサ101のペアリングスイッチ(SW)122が設けられ、作業者がペアリングスイッチ122を押すことによってマイコン111によるペアリング登録処理が実行される(この処理手順は図6にて後述する)。
以上の構成によって、電池パック1とコンプレッサ101は双方向の通信が可能となる。この通信によってコンプレッサ101は電池パック1から管理情報を入手して、所定のアルゴリズムを用いて電池パック1の状態を分析することが可能となる。
図3は本発明の実施例に係る電池パック1の斜視図である。電池パック1の筐体は、上下方向に分割可能な下ケース9と上ケース10により形成される。上ケース10は、釘打機150の電池パック装着部に取り付けるために2本のレール13a、13bが形成された装着機構が形成される。レール13a、13bは、電池パック1の装着方向と平行な方向に延びるように、且つ、上ケース10の左右側面に突出するように形成される。レール13a、13bは、釘打機150の電池パック装着部に形成されたレール溝(図示せず)と対応した形状に形成され、レール13a、13bが電気機器本体側のレール溝と嵌合した状態で、ラッチ35aの爪となる係止部36aにて係止することにより電池パック1が釘打機150に固定される。電池パック1を釘打機150から取り外すときは、左右両側にあるラッチ35a、35bを押すことにより、係止部36a、36b(36bは図1では見えない)が内側に移動して釘打機150の本体側との係止状態が解除されるので、その状態で電池パック1を装着方向と反対側に移動させる。
上ケース10の下段面11と上段面15は階段状に高さが異なるように形成され、それらの接続部分から後方側に延びるスロット群20が設けられる。スロット群20には8つのスロット21〜28が形成される。スロット21〜28は電池パック装着方向に所定の長さを有するように切り欠かれた部分であって、この切り欠かれた部分の内部には、釘打機150又は外部の充電装置(図示せず)の機器側端子と嵌合可能な複数の接続端子(接続端子群)が配設される。スロット21〜28は、電池パック1の右側のレール13aに近い側のスロット21が充電用正極端子(C+端子)の挿入口となり、スロット22が放電用正極端子(+端子)の挿入口となる。また、左側のレール13bに近い側のスロット27が負極端子(−端子)の挿入口となる。正極端子と負極端子の間には、電池パック1と釘打機150や外部の充電装置(図示せず)への信号伝達用の複数の信号端子が配置され、ここでは信号端子用の4つのスロット23〜26が電力端子群の間に設けられる。スロット23は予備の端子挿入口であり、本実施例では端子は設けられない。スロット24は電池パック1の識別情報となる信号を電動工具本体又は充電装置に出力するためのT端子用の挿入口である。スロット25は外部の充電装置(図示せず)からの制御信号が入力されるためのV端子用の挿入口である。スロット26はセルに接触して設けられた図示しないサーミスタ(感温素子)による電池の温度情報を出力するためのLS端子用の挿入口である。負極端子(−端子)の挿入口となるスロット27の左側には、さらに電池パック1内に含まれる電池保護回路(図示せず)による異常停止信号を出力するLD端子用のスロット28が設けられる。
上段面15の後方側には、隆起するように形成された隆起部32が形成される。隆起部32の中央付近に窪み状のストッパ部31が形成される。ストッパ部31は、電池パック1を、電気機器本体側の電池パック装着部に装着した際に突き当て面となる。電池パック1が釘打機150の所定の位置に装着されると釘打機150に配設された複数の端子(機器側端子)と電池パック1に配設された複数の接続端子が接触して導通状態となる。
電池パック1の後方斜面32aには、表示部40が設けられる。表示部40には4つの表示窓41〜44が設けられ、表示窓41の右側には押しボタン式のチェックボタン45が設けられる。チェックボタン45は、作業者によって操作される操作部である。つまり、操作部は操作ボタンたるチェックボタン45と後述するスイッチ56(図4参照)にて実現される。表示窓41〜44の内側には図4で後述するLED(発光ダイオード)が配置され、表示窓41〜44内が所定の色にて点灯される。表示部40の全体はラミネートフイルムによって覆われ、表示窓41〜44は印刷されたラミネートフイルムの一部を透明又は半透明にして光が透過されるように公正性することによって4つの表示窓41〜44とすれば良い。また、4つの凹部を設けて、その凹部の内側にプリズムや透明樹脂にてLEDを覆うようにしても良い。チェックボタン45は、作業者によって操作されるボタンであって、チェックボタン45が押されたら、電池パック1の電池残量を点灯する表示窓41〜44の数で表示する(詳細は図7以降で説明する)。
図4はセパレータ91に回路基板48を固定した状態(セル組立体)を示す斜視図であって、左後上方より見た状態を示す。セパレータ91は不導体たる合成樹脂製であって、10本の電池セル71〜80を積層させた状態で保持し、その上に回路基板48が固定される。電池セル71〜80の種類は任意であり、例えば18650サイズと呼ばれる直径18mm、長さ65mmの複数回充放電可能なリチウムイオン電池セル(図示せず)を10本直列に接続して定格36Vの出力を得ている。電池セルの種類はリチウムイオン電池だけに限られずに、ニッケル水素電池セル、リチウムイオンポリマー電池セル、ニッケルカドミウム電池セル等の任意の種類の二次電池を用いても良い。電池セル組の正極側出力と負極側出力は物理接続端子60に接続される。
回路基板48には複数の物理接続端子60(61、62、64〜68)が固定されると共に、これら接続端子と回路基板48上に形成された図示しない回路パターン(配線パターン)との電気的な接続を行う。回路基板48にはさらに、電池保護ICやPTCサーミスタ、抵抗、コンデンサ、ヒューズ、無線通信装置を形成する通信モジュールとアンテナ等の様々な電子素子(ここでは図示していない)を搭載する。さらに、回路基板48の中央付近には、制御部を構成するマイコンが搭載される。回路基板48の後方端部付近には、図3で示した表示窓41〜44内を点灯させるための複数のLED51〜55からなる発光手段50と、プッシュ式のスイッチ56が設けられる。回路基板48の材質は、素材に対して絶縁性のある樹脂を含浸した基板上に、銅箔など導電体によってパターン配線を印刷したプリント基板と呼ばれるものであり、単層基板、両面基板、多層基板を用いることができる。本実施例では、両面基板を用いて回路基板48の上面(表面であって図4から見える上側の面)と下面(裏面)に回路パターン(配線パターン)が形成される。
正極端子61、62と、負極端子67は、左右方向に大きく離れた箇所に配置され、それらの間には3つの信号端子(T端子64、V端子65、LS端子66)が設けられる。負極端子67の左側にはLD端子68が設けられる。すべての端子61〜62、64〜68は、回路基板48の形成された複数の取付孔にそれぞれの脚部を表面から裏面にまで貫通させて、裏面側で半田付けすることにより回路基板48に固定される。
隣接する複数の電池セルの端子間は、金属の薄い接続板により導通される。電池セル側からの出力の回路基板48との接続は、上方向に板状に延びる接続用の引出しタブ82a、82b、83a、83b、84a、84bを介して行われる。これら引き出しタブが回路基板48に形成された貫通穴を下から上方向に貫通させた後、回路基板48の上面にて半田付けによって固定される。以上のように、回路基板48上に図示しない電子素子が搭載され、複数の接続端子60が半田付けにより固定されたあとに、回路基板48の表面に防水、防塵のために樹脂(図示せず)が塗布される。
図5は、本実施例の電池パック1の回路図である。正極端子(+端子)62と負極端子(−端子)67の間には10本の電池セル71〜80が直列に接続される。各電池セル71〜80間には接続線が引き出され、電池セルの保護用のセル保護IC3が接続される。セル保護IC3は、電池セル71〜80から過放電状態又は過充電状態を検出したら、過放電信号8a、過充電信号8bをマイコン2に送出する。グランド電位側に配置される電池セル80と負極端子67の間には、電流検出回路6が接続され、電流検出回路6の出力はマイコン2のA/Dポートに入力される。電源回路4はマイコン2の動作電圧用の3.3V又は5Vの基準電圧(VDD1)を生成する。
マイコン2は電池パック1の充電又は放電状態を監視又は制御するもので、正極端子62に接続される電圧検出回路5の出力がマイコン2のA/Dポートに出力される。電池パック1の電圧を測定する電圧検出回路5はグランド電位と正極端子62の間に並列に接続される複数の分圧抵抗を含んで構成され、複数の分圧抵抗の間の電位がマイコン2のA/Dポートに接続される。マイコン2はチェックボタン45(図4参照)が押されてスイッチ56がオンになったら、電池セル71〜80の電圧を測定して残量を検出し、電池の残量を5段階にて発光手段50にて表示する。マイコン2は、さらに、外部装置とブルートゥースを用いた無線通信を制御し、LD端子68に放電許可信号を出力する。LD端子68がハイ状態になると、この信号を受信した電気機器本体(釘打機150)の動作は阻止又は制限される。電池パック1が充電も放電もされていない時は、マイコン2がスリープ状態に移行するが、電池パック1が図示しない電気機器本体に装着されるとスリープ状態からアクティブ状態に移行する。また、電池パック1のチェックボタン45を押すことでマイコン2をスリープ状態から起動させることができる。
図6は図1の動作システムにおいて、ランドマーク機と電気機器側との接続手順を説明するための図である。本動作システムにおいては、無線によって1台以上と通信可能な管理機器となるランドマーク機が、無線通信可能なエリア内で、受信可能な状態で待機していることが前提である。具体的には、図1に示すコンプレッサ101を管理対象エリア内において、電源コード125を接続して電源をオンとし、ランドマーク機たるコンプレッサ101のペアリングスイッチ122を作業者がオンにすると、コンプレッサ101は無線通信が可能なデバイスの探索を開始する(ステップ201)。ここでは、図1の一点鎖線で示す範囲180内にある釘打機150−1〜3等が探索可能である。この探索の際に、接続対象たる特定の電池パック1との接続(ペアリング)を完了するには下記の条件を満たす必要がある。
(1)ランドマーク機側のペアリングスイッチ122が押されて、無線通信機能がオンになっていること。
(2)ランドマーク機に接続されるデバイス(釘打機150−1〜3の各電池パック1)の無線通信機能がオンになっていること。
(3)ランドマーク機と接続されるデバイス(電池パック1)が、近接無線通信のできる範囲180内にあること
(4)ランドマーク機と接続されるデバイス(電池パック1)が、接続のための前提接続条件を満たすこと。
上記(4)の接続前提条件は、例えば同一メーカー製の電動工具同士であるとか、特定の組み合わせ(例えば、丸鋸と集塵機)等であり、この接続前提条件はランドマーク機及び接続されるデバイス側の製造メーカーがマイコン等に予め設定しておく。或いは、電池パック1が発信する報知信号(後述するステップ211)が特定の機器や作業者を示すIDを保持し、ランドマーク器101には接続可能な機器のIDを予め記憶しておき、これらのIDが一致した場合に接続条件を満たすと判断する。従って、ブルートゥース(登録商標)を有する機器のすべてが接続可能となる訳ではない。
図1にて示した釘打機150−1は、工具本体側に無線通信機能を有していないが、工具本体に装着される電池パック1が無線通信機能を有する。電池パック1がランドマーク機と通信を行うためには、電池パック1の無線通信機能をオンにする必要がある。その操作のために、作業者はチェックボタン45を一定時間押し続ける、いわゆるチェックボタン45の“長押し”(第2の操作)をする(ステップ210)。この一定時間は例えば2秒である。すると、電池パック1のマイコン2は無線通信部7を制御して、無線通信部7からコンプレッサ101に対してペアリング要求のための報知信号を発信する(ステップ211)。報知信号を受信したコンプレッサ101の無線通信部117は、ペアリング要求を発したデバイス情報をマイコン111に送出し、マイコン111はペアリング要求してきたデバイスが接続可能な機種であるか否かを判定する。上記(1)〜(4)の条件を満たす接続可能なデバイスの場合は(ステップ202)、マイコン111はコンプレッサ101と電池パック1との接続設定を行う(ステップ203)。ステップ203の実行時には、コンプレッサ101の無線通信部117は電池パック1の無線通信部7と通信を行うが、それらの手順は公知のブルートゥース(登録商標)での手順に従えば良いので、その手順の説明はここでは省略する(ステップ212)。
以上のようにして、ペアリング登録が完了すると、点線204で含む部分で双方向の無線通信が行われることになる。ステップ204の具体的手順は本発明の本質部分ではないので、ここでの説明は省略する。一方、釘打機150の本体側には無線通信部が設けられないため、本体側は無線通信に関しては待機状態、即ち何もしない状態が続く(ステップ220)。ステップ204にて示すペアリングが行われている状態からペアリング状態を解除する、即ち、無線接続を解除するには、作業者が操作することにより電池パック1からコンプレッサ101に対して切断要求信号を発する(ステップ213)。ここでは、作業者が電池パック1のチェックボタン45を長押しする。電池パック1から切断要求信号を受信したコンプレッサ101は、ペアリング確立状態を解消すべく無線通信を切断する(ステップ205)。この切断によって、電池パック1側も接続相手からの通信が遮断されるので切断状態になる。以上のように、ランドマーク機とのペアリングを電気機器本体側ではなくて電池パック1が実行するので、無線通信機能を持たない電気機器本体(電動工具本体)においても本実施例の電池パック1を用いて本発明を容易に実施できる。
図6ではコンプレッサ101が一つの電池パック1との接続手順を説明したが、コンプレッサ101の無線通信部117は順次複数台の電池パック1及び電動工具本体と接続可能であり、複数台の電池パック1及び電動工具本体との通信を並列に処理できる。尚、電池パック1及び電動工具本体の双方に無線通信機能を有する場合、或いは電動工具本体のみに無線通信機能を有する場合は、電池パック1との無線接続でなくて電動工具本体とペアリング状態を行うようにしても良い。その場合は、電池パック1のステップ210〜213の手順を電動工具本体側(釘打機150の本体側)が実行することになる。
図7は図1の電池パック1において、電池残量を表示する際の操作手順を示すフローチャートと、各手順に対応する表示部40の表示状態を示す図である。電池パック1が取り外されている状態において、又は、釘打機工具本体に装着されている状態において、作業者が手99でチェックボタン45を押下する(ステップ301)。このステップ301の動作時の表示部40の状態をフローの右側に対応させて図示している。ステップ301の実行直前、即ち、電池残量を表示する前には、4つの表示窓(第一表示窓41、第二表示窓42、第三表示窓43、第四表示窓44)内は消灯状態にある。すなわち4つの表示窓内に設けられたLED51〜54は消灯状態にある。この消灯状態の時に作業者が手99の指でチェックボタン45を押下する。尚、図7の右側の図は、本実施例の説明のために模式的に図示しており、第一表示窓41、第二表示窓42、第三表示窓43、第四表示窓44、チェックボタン45の大きさや間隔、手99のイラストの大きさは実際の大きさに即していない(以下、図8〜図12でも同じ)。
ステップ301にて手99の指にてチェックボタン45が1回押下されると(第1の操作)、電池パック1内のマイコン2は電池セル70の電圧を測定して、測定された電圧の大きさを4つの表示窓(41〜44)のうち、0個〜4個を用いて、レベル0からレベル4の5段階で表示する(ステップ302)。ステップ302では第一表示窓41(LED51)と第二表示窓42(LED52)が点灯された“電池残量レベル2”の状態にある。第三表示窓43(LED53)と第四表示窓44(LED54)は消灯している状態である。この第一表示窓41と第二表示窓42が点灯された状態で所定時間、例えば3秒経過したら、マイコン2はすべての表示窓(LED51〜55)を消灯状態にする(ステップ303)。このように、作業者は電池パック1のチェックボタン45を1回押すこと(第1の操作)で、検出部にて検出された電池セル70の電圧又は電池セルの残量を表示することができる。この操作は、電池パック1が電気機器本体に装着されているとき及び電池パック1が電気機器や外部充電器から取り外されている時のいずれにおいても操作可能である。
図8は図7のステップ302における、電池残量の表示例を示す図である。電池残量は、表示窓(41〜44)の表示数で示される。図7のステップ302が実行されると、電池残量に応じていずれかの表示窓が点灯し、又は、消灯したままとなる。(A)がすべての表示窓、即ち、第一表示窓41〜第四表示窓44(LED51〜LED54)がすべて消灯している状態である。これはチェックボタン45が押下されていない通常の状態と同じ状態でもあるが、それ以外に、チェックボタン45が押下されても電池パック1の動作可能最低電圧を下回っていて電池残量レベルが“0”である状態を示す。(B)の状態は、チェックボタン45が押下され、マイコン2により電池電圧がほぼ上限電圧近くにあると判断された電池電圧レベル最大の状態である。この状態は、“満充電状態”でもあり“電池残量レベル4”となる。(C)の状態はマイコン2により電池残量が3/4程度にあると判断された状態であり、“電池残量レベル3”を示している。同様に(D)の状態はマイコン2により電池残量がほぼ半分である状態であり、“電池残量レベル2”を示している。(E)の状態はマイコン2により電池残量が少ない残り1/4程度であり、“電池残量レベル1”を示している。図8(B)〜(E)における表示窓の点灯色は、例えばLED51〜54の発光色である“緑色”とすれば良い。尚、LED55の発光色は青としている。
図9は無線接続状態において、電池残量表示画面と電波強度(無線通信の信号強度)を切り替え表示する操作の手順を示すフローチャートである。最初のステップ301と302は、図7の手順と同じであるが、ステップ301の前に、無線接続可能状態とするために、チェックボタン45を長押しする(第2の操作)ことでLED55が点灯し、第四表示窓44が表示された無線接続状態となる。ステップ301では、第四表示窓44だけ青色にて点灯している。ステップ301でチェックボタン45を1回押下すると(第1の操作)、電池残量の表示を行うために、第四表示窓44は消灯する(ステップ302)。次に、作業者が手99の指にて再びチェックボタン45を押下すると(ステップ304のYes)、表示部40の表示態様が、受信した無線通信の信号強度(電波強度)の表示に切り替わる(ステップ305)。電波強度表示状態では、第四表示窓44が青色の表示状態となり、その左側の3つの表示窓(第一表示窓41〜第三表示窓43)が、電波強度に応じて1つから3つの三段階の表示となる。尚、ステップ304におけるチェックボタン45の押下は、ステップ301の操作の後に、一端チェックボタン45の押下状態を解除して、A秒以内に次の押下を行う必要がある。但し、A秒は図7で示すステップ302の表示のための所定時間(本実施例では3秒)以内の短い時間である。このようなステップ301と304における作業者によるチェックボタン45の操作は、連続して2回押すという“ダブルプッシュ”の操作(第3の操作)である。
ステップ304にて作業者による2回目のチェックボタン45の押下が行われたら、ステップ305で示すように、電波強度が表示される。そのため図4にて前述したように、第四表示窓44の内側部分には緑色で発光するLED54(図4参照)に加えて、青色で発光するLED55(図4参照)が設けられる。複数のLED54、55を共通の表示窓(45)で表示することで表示窓を増やす必要がなくなる。ステップ305の状態では第四表示窓44では、緑色のLED54は消灯して、青色のLED55が点灯している状態である。この電波強度表示が所定時間、例えば3秒経過したら、もとの状態に戻る(ステップ306)。すなわち、電波強弱の表示はペアリングが行われている状態のみで行うため、ステップ306ではLED51〜54を消灯してLED55のみを点灯させ、ステップ301でチェックボタン45の操作をする前の表示状態、即ち無線接続状態(機器接続状態)の表示に戻る。以上のように本実施例では、表示部40に電圧と残量のいずれかに関する第1の表示形態(ステップ302)と、無線通信の状態(図9のステップ301)又は無線通信の強度(ステップ305)のいずれかに関する第2の表示形態を実現可能とした。また、これら2つの表示形態を共通の表示部40にて行うようにした。
図10は図9のステップ305における、電波強度の表示例を示す図である。図10(A)は、ブルートゥース(登録商標)によるペアリングが行われている通常時の表示部40の点灯状態を示し、無線通信の接続確立中の状態である。ここでは一番右側の第四表示窓44が、図8で示した第一の表示態様(LED54が緑色に点灯)と異なる第二の表示態様(LED55が青色に点灯)になる。従って、作業者は第四表示窓44が青色に点灯しているか消灯しているかで、ブルートゥース(登録商標)がペアリング状態にあるか否かを認識できる。第四表示窓44が青色に点灯している時に、ステップ304にてチェックボタン45が押下されたら(第3の操作が実行されたら)、マイコン2は受信している無線信号の強さを3段階で表示する。この表示は、表示窓41〜43の3つを使って行う。表示窓41〜43には、緑色のLED51〜53しか配置されていないので、表示窓41〜43は第一の表示態様(緑色の点灯)で行われる。
図10(B)は受信する無線信号の強度が“強い”状態を示し、表示窓41〜43のすべてのLED51〜53(図4参照)が点灯する。この際、電波強度の表示中であることを示すように、第四表示窓44はLED55(図4参照)が青色で点灯したままである。(C)は受信する無線信号の強度が“中程度”を示し、表示窓41、42のLED51、52が緑色で点灯し、第四表示窓44はLED55が青色で点灯したままである。(D)は受信する無線信号の強度が“弱い”状態を示し、表示窓41、42のLED51、52が緑色で点灯し、第四表示窓44はLED55が青色で点灯したままである。このように、本実施例では無線信号の強さを表示する際には第四表示窓44がLED55の青色で点灯したままであるので、作業者はその左側の緑色の点灯が電波強度を示していることを容易に認識することができる。また、電波強度自体が、弱(1つ点灯)、中(2つ点灯)、強(3つ点灯)で示されるので、作業者にとって容易に認識することが可能である。
図11は図1の電池パック1の表示部40において、電波強度を表示する画面から、電池残量を表示する画面へ戻る操作手順を示すフローチャートである。図11は図9のステップ305に続く手順を示す。図11においてステップ305は、図9のステップ305と同じ状態を示しており、この状態で作業者が更に手99の指でチェックボタン45を押下(3回目の押下)すると(ステップ306)、電池残量の表示画面に戻る(ステップ307)。このステップ307は、図7のステップ302と同じ状態であり、その時の電池残量を4つの表示窓41〜44を用いて表示する。この表示は、所定時間(ここでは3秒)経過したら、元の状態に戻り、電波強度の表示になる(ステップ308)。ステップ308は図9のステップ305と同じ状態である。尚、ステップ308においては、図7のステップ303のように全ての表示窓(LED)を消灯状態にしても良いし、図9のステップ306のように表示窓44内のLED55のみを点灯させ、他のLED51を消灯状態にしても良い。
以上説明したように、第四表示窓44を、LED54とLED55によって多色にて表示可能としたことによって、第一表示窓41〜第四表示窓44を、電池残量表示用と電波強度表示用に兼用することができる。このため、電池パック1の後方斜面32aの限られた面積内において、電池電圧レベルと電波強度表示の双方を行うことができる。尚、第一表示窓41〜第四表示窓44を用いた複数の表示窓を利用して、図7〜図12に示した表示以外のエラー表示等にも活用できる。
図12は図1の電池パック1の表示部40におけるその他の表示例を示す図である。(A)はペアリングするランドマーク機との接続を開始するペアリング登録時の状態を示すもので、第四表示窓44(LED55)が、青色の早い点滅表示となる。ランドマーク機との接続が完了すると図10(A)のように、第四表示窓44(LED55)が青色の点灯表示になる。また、ランドマーク機とのペアリングが失敗すると、第四表示窓44(LED55)が消灯状態(図7のステップ301と同じ状態)になる
図12(B)は、電池パック1が工具本体に装着されて使用中に、過放電によって電池電圧が低下した際の表示態様であり、表示窓41(LED51)を緑色で点滅表示することよって、釘打機150を使用中の作業者は電圧が低下して、すぐに使用不能となることを容易に認知することができる。この表示は、作業者が手99でチェックボタン45を押下しなくても自動で表示されるので、釘打ち機のように把持する作業者から見える位置に表示窓41〜44が面する電気機器本体の場合は、作業者が容易に電池切れの状態を認識できる。
図12(C)は、電池パック1が工具本体に装着されているか否かにかかわらず、何らかの理由によって電池パック1の使用が不能になった状態を示す。この使用不能状態は、電池パック1のマイコン2が判断するか、又は、工具本体(釘打機150)のマイコンによって判断されるものである。例えば、電池パック1の保護IC3からの信号によってマイコン2が過放電8aや過充電8b、又は過負荷状態であると判断した場合である。この異常時において、マイコン2はLD端子68を介して電池パック1に接続された電気機器本体(釘打機150、不図示の充電器)に異常信号を出力し、電気機器本体はこの異常信号がマイコン111やスイッチング素子等に入力されることで、動作を停止又は制限させる。第一表示窓41(LED51)と第四表示窓44(LED54)が緑色にて同じ周期で点滅する。
図12(D)は、電池パック1内の電池セルが高電圧による放電によって高温になって、使用を許可できる上限温度を超えた状態を示すもので、マイコン2は、4つの表示窓41〜44のすべてを緑色で同期して点滅させることによって、電池が高温になっていることを示す。尚、LED41〜44として多色表示可能なLEDとするか、又は、LED41〜44に隣接して別色表示のLEDを設ければ、表示窓41〜44の表示を赤色等の別の色にて点灯させることが可能である。
図13は本発明の第二の実施例を示す各機器の回路構成を示す概略ブロック図である。この例は、電池パック401側に無線通信部を有するのではなくて、電気機器本体150A側に無線通信部167が設けたものである。電池パック401に含まれる構成は、無線通信部7を持たないだけで、それ以外は第一の実施例の電池パック1のままである。電気機器本体150Aは、図2で示した電気機器本体150に無線通信部167を追加したものである。電気機器本体150Aには、ブルートゥース(登録商標)を用いた無線通信部167が設けられる。無線通信部167による無線通信は、マイコン151によって管理される。マイコン151は、物理接続端子160に含まれる金属端子のうち、LD端子、D端子等の信号伝達用の端子を用いて、電池パック401側のマイコン2との信号での伝達(有線通信)を行う。
電気機器本体150Aには電圧チェック手段が搭載され、装着された電池パック401の出力電圧を測定する。電気機器本体150Aのハウジングには、複数セグメントのLEDにて点灯される表示器161と、作業者によって操作されるチェックボタン164が設けられる。表示器161には第一の実施例の表示部40と同様に4つの表示窓と一つのチェックボタン164が設けられる。マイコン151は測定電圧を5段階(0、1、2、3、4)に区分して、その段階に応じた数のLEDが点灯するようにLED表示器161を制御する。このLEDの点灯は、図7〜図12にて説明したのと同じ手順で表示するようにすれば良く、チェックボタン164を押したときから数秒程度だけ点灯させる。このように電気機器本体150A側に電圧チェック回路と電波状況の表示手段を設ければ、電池パック1側に電圧チェック手段がなくても電気機器から電池の残量チェックが可能となる。
電気機器本体150Aには、放電負荷となるモータ153と、トリガスイッチ154と、記憶部152が含まれる。コンプレッサ101は、AC電源115を用いて放電負荷となるモータ113を駆動するもので、第一の実施例のものと同じである。マイコン111には記憶部112が接続され、外部機器とのペアリング、ペアリング後に送受信される情報を適宜記憶する。図1にて示したようにコンプレッサ101にはペアリングスイッチ(SW)122が設けられ、作業者がペアリングスイッチ122を押すことによってマイコン111によるペアリング登録手順が実行される。
第二の実施例においても、電気機器本体150Aの表示器161に、第一の実施例で説明した表示窓41〜44のように表示することによって、電池残量だけでなく電波強度を表示するように構成できる。その際のチェックボタン164の操作と、その操作に対応する表示窓の表示は第一の実施例と同様にすれば良い。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、チェックボタン45や164を、プッシュ式のスイッチ56で実現するだけでなく、静電容量検知型等のタッチ式のスイッチや、非接触型の検知スイッチを用いるようにしても良い。また、表示窓内での表示色は任意であり、電池残量表示と電波強度表示の表示態様が異なるようにすれば、表示色は任意である。さらに、表示部を複数の物理的に分離された表示窓にて構成するのではなく、液晶表示パネルを用いて複数の表示エリア(ウインドウ)を割り当てて、そのウインドウ内を異なる色、模様、文字、点灯又は点滅パターンなどで表示するようにしても良い。また、第二の実施例では電池パック401側にも発光手段50及びスイッチ56を設けたが、電気機器本体150A側に表示部161、チェックボタン164を設けているため、電池パック401側の発光手段50及びスイッチ56は設けなくても良い。
1 電池パック 2 マイコン 3 記憶部 4 電源回路
5 電圧検出回路(電池電圧検出部) 6 電流検出回路 7 無線通信部
8a 過放電信号 8b 過充電信号 9 下ケース 10 上ケース
11 下段面 13a、13b レール 15 上段面
20 スロット群 21〜26 スロット 31 ストッパ部
32 隆起部 32a 後方斜面 35a、35b ラッチ
36a、36b 係止部 40 表示部 41 表示窓(第一表示窓)
42 表示窓(第二表示窓) 43 表示窓(第三表示窓)
44 表示窓(第四表示窓) 45 チェックボタン(操作部)
48 回路基板 50 発光手段 51〜55 LED
56 スイッチ 60 物理接続端子 61、62 正極端子
64 T端子 65 V端子 66 LS端子 67 負極端子
68 LD端子 70 (複数の)電池セル 71〜80 電池セル
82a、82b、83a、83b、84a、84b 引出しタブ
91 セパレータ 99 (作業者の)手 101 コンプレッサ
102 エアタンク 104a、104b ハンドル 111 マイコン
112 記憶部 113 モータ 114 作業機器 115 電源
117 無線通信部 120 操作パネル 121 電源スイッチ
122 ペアリングスイッチ 125 電源コード 126 プラグ
134a、134b カプラ 150、150A 釘打機(電気機器本体)
151 マイコン 152 記憶部 153 モータ
154 トリガスイッチ 160 物理接続端子 161 LED表示器
164 チェックボタン 167 無線通信部
180 近接無線通信可能範囲 401 電池パック

Claims (15)

  1. 電池セルと、
    前記電池セルの電圧又は残量を検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果を表示可能な表示部と、
    前記表示部への表示を切り替える操作部と、
    外部機器と無線通信を行う無線通信部と、を備えた電池パックであって、
    前記表示部で前記無線通信の接続状態の表示と、前記無線通信の信号強度を表示することを特徴とする電池パック。
  2. 前記操作部の操作によって前記表示部への表示内容が変更されることを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記無線通信部は前記操作部の操作によって前記外部機器との無線通信を開始することを特徴とする請求項1又は2に記載の電池パック。
  4. 前記操作部は、作業者が操作する操作ボタンを有し、
    前記操作ボタンの第1の操作が行われたら前記検出部で検出された前記電池セルの電圧又は残量が表示され、
    前記操作部が前記第1の操作とは異なる第2の操作がされたら、前記外部機器との無線通信が開始されることを特徴とする請求項3の電池パック。
  5. 外部機器と前記無線通信の接続が確立されたら、前記表示部に前記無線通信の接続状態を表示することを特徴とする請求項3又は4に記載の電池パック。
  6. 前記表示部に前記無線通信の接続状態が表示されている状態で、前記操作部の第3の操作がされたら、前記無線通信の信号強度が表示されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電池パック。
  7. 前記表示部は複数の表示窓を有し、
    前記複数の表示窓内にそれぞれ発光手段が割り当てられ、
    前記表示窓のうち少なくとも1つの表示窓内には、複数の発光手段が割り当てられることにより異なる表示を可能としたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電池パック。
  8. 前記表示窓には、前記電圧と前記残量のいずれかに関する第1の表示形態と、前記無線通信の状態又は前記無線通信の強度のいずれかに関する第2の表示形態を表示可能としたことを特徴とする請求項7に記載の電池パック。
  9. 前記第1の表示形態は、前記電池セルの電圧又は残量を、表示させる前記表示窓の数で示すものであり、
    前記第2の表示形態は、前記無線通信の信号強度を、前記第1の表示形態と異なる表示形態を用いて表示させる前記表示窓の表示数で示すことを特徴とする請求項8に記載の電池パック。
  10. 前記無線通信部は、前記無線通信の接続確立中に第2の操作が行われたら、前記外部機器との無線通信の接続を解除することを特徴とする請求項4から9のいずれか一項に記載の電池パック。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の電池パックが装着可能なことを特徴とする電気機器。
  12. 電池セルと、
    前記電池セルの電圧又は残量を検出する電池電圧検出部と、
    前記電池電圧検出部の検出結果を表示可能な表示部と、
    前記表示部への表示を切り替える操作部と、
    外部機器との無線通信を行う無線通信部と、を備えた電気機器において、
    前記表示部で前記無線通信の接続状態と、前記無線通信の信号強度を表示することを特徴とする電気機器。
  13. 電池セルと、
    前記電池セルの電圧又は残量を検出する電池電圧検出部と、
    前記電池電圧検出部の検出結果を表示可能な表示部と、
    前記表示部への表示を切り替える操作部と、
    外部機器との無線通信を行う無線通信部と、を備えた電気機器において、
    前記無線通信部と外部機器との無線通信時に、前記操作部の操作によって無線通信の信号強度を表示することを特徴とする電気機器。
  14. 前記電池セルの電圧検出を指示するボタンを有し、
    前記ボタンの第1の操作がされたら前記表示部に前記電池セルの電圧又は残量を表示し、
    前記ボタンの前記第1の操作と異なる第2の操作又は第3の操作がされたら前記表示部に前記接続状態又は前記信号強度を表示することを特徴とする請求項12又は13に記載の電気機器。
  15. 前記表示部は複数の表示窓を有し、
    前記複数の表示窓内にそれぞれ発光手段が割り当てられ、
    前記表示窓のうち少なくとも1つの表示窓には、複数の発光手段が割り当てられることを特徴とする請求項12から14のいずれか一項に記載の電気機器。

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023021912A1 (ja) * 2021-08-17 2023-02-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 蓄電パック、携帯端末装置および無線通信プログラム

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