JP2021042824A - 鉄道車両用ブレーキ装置 - Google Patents

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秀幸 大家
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Tadashi Yoshimura
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Abstract

【課題】駐車ブレーキを有する鉄道車両用ブレーキ装置を提供することを目的の一つとする。【解決手段】ブレーキ装置100は、常用ブレーキ1と、バネブレーキ2とを備える。常用ブレーキ1は、第1ブレーキシリンダ30から入力される力に応じて制輪子94を移動させる第1梃子10を有する。バネブレーキ2は、第1梃子10の第1入力部13と第1支点部11との間に配置され、第2ブレーキシリンダ40から入力される力によってブレーキ梃子を押す。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道車両用ブレーキ装置に関する。
ブレーキシリンダと、制輪子と、ブレーキ力伝達機構とを組み合わせた鉄道車両用ブレーキユニットが知られている。例えば、特許文献1には、シューヘッドを取り付けたハンガと、シリンダ本体と押棒とを備える鉄道車両用ブレーキユニットが記載されている。このブレーキユニットのブレーキシリンダは、シリンダ本体がユニット本体に固定されている。また、押棒は、ハンガのユニット本体の支点とシューヘッドの取付点との間に連結されている。このユニットは走行中の制動を目的とする常用ブレーキである。
特開2007−203879号公報
鉄道車両は、常用ブレーキの他に、別構成のブレーキを備えることが望ましい。一例として、鉄道車両は、停車中の車両が何らかの力で自然に動き出す転動を防止するために駐車ブレーキを備えることが望ましい。特許文献1に記載のブレーキユニットのようにブレーキ梃子を有するブレーキについては、駐車ブレーキを設けることの必要性はわかっていたが、具体的に検討されていなかった。
本発明は、こうした課題に鑑みてなされたものであり、駐車ブレーキを有する鉄道車両用ブレーキ装置を提供することを目的の一つとしている。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の鉄道車両用ブレーキ装置は、第1ブレーキシリンダから入力される力に応じて制輪子を移動させるブレーキ梃子を有する圧力ブレーキと、ブレーキ梃子の力点と支点との間に配置され、第2ブレーキシリンダから入力される力によってブレーキ梃子を押すバネブレーキとを備える。
なお、以上の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、プログラム、プログラムを記録した一時的なまたは一時的でない記憶媒体、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、駐車ブレーキを有する鉄道車両用ブレーキ装置を提供できる。
本発明の実施の形態に係る車両用ブレーキ装置を概略的に示す側面図である。 図1の車両用ブレーキ装置を概略的に示す正面図である。 図1の車両用ブレーキ装置を模式的に示す模式図である。 図4(a)は、図1の車両用ブレーキ装置の移動規制部の第1状態を模式的に示す模式図である。図4(b)は、図1の車両用ブレーキ装置の移動規制部の第2状態を模式的に示す模式図である。 図1の車両用ブレーキ装置を模式的に示す別の模式図である。 図1の車両用ブレーキ装置を模式的に示す別の模式図である。 第1変形例に係るばねブレーキを示す側面図である。 第1変形例に係るばねブレーキを示す別の側面図である。
以下、本発明を好適な実施形態をもとに各図面を参照しながら説明する。実施形態および変形例では、同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
また、第1、第2などの序数を含む用語は多様な構成要素を説明するために用いられるが、この用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ用いられ、この用語によって構成要素が限定されるものではない。
[実施の形態]
図面を参照して、本発明の実施の形態に係る鉄道車両用ブレーキ装置100の構成を説明する。このブレーキ装置100は、鉄道線路を走行する鉄道車両のブレーキ装置として好適に用いられる。図1は、ブレーキ装置100を概略的に示す側面図である。図2は、ブレーキ装置100を概略的に示す正面図である。図3は、ブレーキ装置100を模式的に示す模式図である。この図は、理解を容易にするため、ブレーキ装置100の要部をモデル化して示している。図1〜図3は、ブレーキが解除された状態を示している。
先ず、ブレーキ装置100の全体構成を説明する。ブレーキ装置100は、車輪92の踏面に制輪子94を押し付けることにより制動力を発生させる踏面ブレーキである。ブレーキ装置100は、常用ブレーキ1と、ばねブレーキ2と、ロック機構50と、ケーシング60と、ブレーキ出力部93とを備える。ブレーキ出力部93は、制輪子94と、制輪子94を保持する制輪子保持部95とを有する。
常用ブレーキ1の用途を限定するものではないが、本実施形態の常用ブレーキ1は、走行する車両の減速を目的とするブレーキである。ばねブレーキ2の用途を限定するものではないが、本実施形態のばねブレーキ2は、駐車する車両の駐車状態の維持を目的とする駐車ブレーキである。ロック機構50は、ばねブレーキ2が車輪92に制動力を生じさせるときに後述する第1梃子10の第1入力部13の位置をロックする。ロック機構50については、後に詳述する。ケーシング60は、車体90に取付けられ、常用ブレーキ1と、ばねブレーキ2と、ロック機構50とを支持するためのベース部として機能する。
以下、各図において、車輪92の車軸の延伸方向を「車軸方向」という。また、便宜的に、水平方向で制輪子94から視て車輪92側を車輪側(図1中で左側)と、車輪側と反対側を反車輪側(図1中で右側)という。
(常用ブレーキ)
本実施形態において、常用ブレーキ1は、圧力ブレーキを例示している。常用ブレーキ1は、第1ブレーキシリンダ30から入力される力に応じて制輪子94を移動させる第1梃子10を有する。この例では、第1梃子10は、ブレーキ梃子を例示している。特に、常用ブレーキ1は、第1支点部11(支点)と第1出力部12(作用点)との間に設けられた第1入力部13(力点)に第1ブレーキシリンダ30から入力される力に応じて制輪子94を移動させて車輪92に制動力を生じさせる第1梃子10を有する。第1ブレーキシリンダ30は、第1シリンダ部31と、第1ピストン32と、第1押棒33とを主に含み、ブレーキを作動させるアクチュエータとして機能する。本実施形態の第1ブレーキシリンダ30は、第1ピストン32により第1押棒33を介して第1梃子10の第1入力部13を押す方向に動作するときに車輪92に制動力を生じさせるように構成されている。具体的には、第1シリンダ部31は、略円筒形状を呈し、反車輪側の端部を塞ぐ第1底部31bと、車輪側の端部を覆う第1端部カバー31cとを有する。第1端部カバー31cは、伸縮自在な蛇腹状の部分を含んでもよい。第1シリンダ部31の内部に、第1押棒33と第1ピストン32等が収容される。
第1ピストン32は、第1シリンダ部31の内部空間を大気空間と第1圧力空間30aとに区画する。第1圧力空間30aは、第1ピストン32と第1底部31bとの間に設けられる。第1ピストン32と第1端部カバー31cとの間は大気空間である。第1押棒33は、ブレーキ作動方向に沿って延びるように配置される略棒状の部材である。第1押棒33は、その延伸方向(以下、「第1軸方向」という)に進退可能に支持される。第1押棒33は、基端部が第1ピストン32に固定され、他端部が第1梃子10の第1入力部13に第1入力部ピン13pを介して連結される。第1押棒33は第1端部カバー31cの中心を貫通している。第1ブレーキシリンダ30は、第1圧力空間30aに圧力流体として圧縮空気Ap1の供給及び排出が行われることで第1ピストン32を移動させることにより、第1押棒33を進退させる。
第1梃子10は、第1支点部11から第1出力部12に延びるレバー状の部分で、第1支点部11と第1出力部12の間に第1入力部13が設けられる。第1梃子10は、第1支点部11に支点が設けられ、第1出力部12に作用点が設けられ、第1入力部13に力点が設けられる第3種梃子として機能する。第1梃子10は、第1支点部11を介して突出部60dに吊下げ支持される。第1梃子10は、ブレーキハンガと称されることがある。突出部60dはハンガ支持部と称されることがある。
本実施形態の第1梃子10は、正面視で縦長の略矩形状を呈し、略矩形の内側切欠部10bを有する。第1支点部11は、車軸方向に伸びる管状の部分で、ケーシング60から突出する一対の突出部60dに挟まれて第1支点ピン11pを介して回動自在に連結される。第1支点ピン11pは、一方の突出部60dと、第1支点部11と、他方の突出部60dとを車軸方向に貫通して、端部にナット11nが螺合される。この構成により、第1梃子10は、第1支点部11を中心に第1出力部12が回動自在に構成される。
第1入力部13は、第1押棒33の先端部に第1入力部ピン13pを介して連結される。第1入力部ピン13pは、第1入力部13と、後述する第2支点部22と、第1押棒33とを車軸方向に貫通して、端部にナット13nが螺合される。第1入力部13は、第1シリンダ部31からの作動力Fpが入力される入力部として機能する。
第1出力部12は、第1出力部ピン12pを介してブレーキ出力部93に連結される。第1出力部ピン12pは、第1出力部12と、後述する第2出力部23と、制輪子保持部95の連結部95dとを車軸方向に貫通して、端部にナット12nが螺合される。この構成により、第1出力部12は、作動力を出力する出力部として機能する。第1梃子10とブレーキ出力部93との間には、車輪92に対して制輪子94を制動に適した向きに向けるための姿勢調整機構62が設けられる。
常用ブレーキ1の動作を説明する。第1圧力空間30aに圧縮空気Ap1が供給されると、第1ピストン32は、ブレーキ作動方向すなわち車輪側へ移動し、第1押棒33は車輪側へ突出して作動力Fpを第1入力部13に出力する。第1押棒33が突出すると、第1押棒33の先端に連結された第1入力部13も車輪側に移動し、これに連れて、第1出力部12が第1支点部11を中心に揺動して車輪側に移動する。第1出力部12が車輪側に移動すると、第1出力部12に連結されたブレーキ出力部93が車輪側に移動し、制輪子94が車輪92に押し付けられ、これらの間に制動力が発生する。
第1圧力空間30aへの圧縮空気Ap1の供給が減ると、第1ピストン32および第1押棒33は反車輪側へ後退する。第1押棒33が後退すると、第1入力部13が反車輪側に移動し、これに連れて、第1出力部12およびブレーキ出力部93が反車輪側に移動し、制輪子94の制動力が減少する。
(バネブレーキ)
バネブレーキ2は、第2ブレーキシリンダ40から入力される力によって第1ブレーキシリンダ30の力によって移動した第1梃子10を押して車輪92に制動力を生じさせる。また、バネブレーキ2は、第2ブレーキシリンダ40から入力される力に応じて第1梃子10を押すとともに第2入力部21(力点)が第1梃子10の力点と支点との間に配置される第2梃子20を有する。特に、第2梃子20の第2入力部21は第1梃子10の第1入力部13(力点)と第1梃子10の第1支点部11(支点)の間に配置される。第2ブレーキシリンダ40は、第2シリンダ部41と、第2ピストン42と、第2押棒43と、付勢部材48とを主に含む。
第2ブレーキシリンダ40は、付勢部材48の付勢力と圧縮空気Ap2の圧力とにより、ブレーキ作動力Fbを出力するブレーキアクチュエータとして機能する。本実施形態の第2ブレーキシリンダ40は、第2ピストン42により第2押棒43を介して第2梃子20の第2入力部21を引く方向に動作するときに車輪92に制動力を生じさせるように構成されている。具体的には、第2シリンダ部41は、略円筒形状を呈し、反車輪側の端部を塞ぐ第2底部41bと、車輪側の端部を覆う第2端部カバー41cとを有する。第2シリンダ部41の内部に、第2押棒43と第2ピストン42等が収容される。
第2ピストン42は、第2シリンダ部41の内部空間を大気空間と第2圧力空間40aとに区画する。第2圧力空間40aは、第2ピストン42と第2底部41bとの間に設けられる。第2ピストン42と第2端部カバー41cとの間は大気空間である。付勢部材48は、第2ピストン42を反車輪側に付勢するコイルスプリングである。付勢部材48は、第2端部カバー41cと第2ピストン42との間に設けられる。
第2押棒43は、ブレーキ作動方向に沿って延びる略棒状の部材である。第2押棒43は、その延伸方向(以下、「第2軸方向」という)に進退可能に支持される。第2押棒43は、基端部が第2ピストン42に固定され、他端部が第2梃子20の第2入力部21に第2入力部ピン21pを介して連結される。第2押棒43は第2端部カバー41cの中心を貫通している。第2ブレーキシリンダ40は、圧力流体としての圧縮空気Ap2を第2圧力空間40aに供給または排出し、圧縮空気Apの圧力と付勢部材48の付勢力との差によって第2ピストン42を移動させ、第2押棒43を進退させる。
第2梃子20は、第2入力部21から第2出力部23に延びるレバー状の部分で、第2入力部21と第2出力部23の間に第2支点部22が設けられる。第2梃子20は、第2支点部22に支点が設けられ、第2出力部23に作用点が設けられ、第2入力部21に力点が設けられる第1種梃子として機能する。第2梃子20は、第2支点部22を中心に第2出力部23が回動自在に構成される。
本実施形態の第2梃子20は、正面視で縦長の略菱形形状を呈し、略菱形の内側切欠部20bを有する。第2入力部21は、第2押棒43の先端部に第2入力部ピン21pを介して連結される。第2入力部ピン21pは、第2入力部21と、第2押棒43の先端部とを車軸方向に貫通して、端部に係止具21nが係止される。第2入力部21は、第2ブレーキシリンダ40からのブレーキ作動力Fbが入力される入力部として機能する。第2出力部23は、第2出力部ピンを介してブレーキ出力部93に連結され、作動力を出力する出力部として機能する。この例では、第1出力部ピン12pが第2出力部ピンを兼ねており、第2出力部23は、第1出力部ピン12pによって制輪子保持部95の連結部95dに連結される。この場合、これらの出力ピンを別々に設ける場合に比べて部品点数を減らせ小型化に有利である。
図1、図2に示すように、本実施形態の第2梃子20の大部分は第1梃子10の内側切欠部10bに収容されており、第2梃子20の一部が突出している。また、第1押棒33の先端部が第2梃子20の内側切欠部20bに収容される。このように空間を有効利用することで、ブレーキ装置100の小型化を図れる。
第2梃子20の第2入力部21は、第1梃子10の第1入力部13と第1支点部11との間であれば、どこに配置されてもよい。本実施形態では、第2入力部21は、第1入力部13より第1支点部11に近い位置に配置される。この場合、第2シリンダ部41を大きくできるので、ブレーキに必要なブレーキ作動力Fbを容易に確保できる。
第2梃子20の第2支点部22は、第1梃子10の第1入力部13とは別に構成されてもよい。本実施形態では、第2支点部22は、第1入力部13と共通に設けられる。図3に示すように、第2支点部22は、第1入力部ピン13pを介して第1入力部13に連結される。この場合、第2支点部22と第1入力部13とが、共用の第1入力部ピン13p上に構成できる。
第2ブレーキシリンダ40の第2ピストン42の可動範囲(ストローク)は、任意に設定されてもよい。本実施形態では、第2ピストン42の可動範囲は、第1ブレーキシリンダ30の第1ピストン32の可動範囲より小さい。この場合、第2ピストン42を収容する第2シリンダ部41が小型化され、ブレーキ装置100の小型化に有利である。
バネブレーキ2の動作を説明する。上述したように、バネブレーキ2は、第2梃子20の第2入力部21に第2ブレーキシリンダ40から入力される力に応じて第1ブレーキシリンダ30の力によって移動した第1梃子10を押して車輪92に制動力を生じさせる。つまり、先に常用ブレーキ1が動作している状態で、以下のように動作する。第2圧力空間40aから圧縮空気Ap2が排出されると、付勢部材48の付勢力により、第2ピストン42および第2押棒43は反車輪側へ後退する。第2押棒43が後退すると、第2押棒43の先端に連結された第2入力部21も反車輪側に移動し、これに連れて、第2出力部23が第2支点部22を中心に揺動して車輪側に移動する。第2出力部23が車輪側に移動すると、第2出力部23に連結されたブレーキ出力部93が車輪側に移動し、制輪子94が車輪92に押し付けられ、これらの間に制動力が発生する。
第2圧力空間40aに圧縮空気Ap2が供給され、その圧力が付勢部材48の付勢力を超えると、第2ピストン42は車輪側へ移動し、第2押棒43は車輪側へ突出する。第2押棒43が突出すると、第2押棒43の先端に連結された第2入力部21も車輪側に移動する。これに連れて、第2出力部23およびブレーキ出力部93が反車輪側に移動し、制輪子94の制動力が減少する。
ブレーキ出力部93は、第1出力部12と第2出力部23の何れかが車輪側に移動するとき制動力を発生するように構成されている。このため、常用ブレーキ1は、バネブレーキ2の第2押棒43の位置に関わらず制動力を発生しうる。
(ロック機構)
図5も参照して、ロック機構50を説明する。図5は、ロック状態のブレーキ装置100を模式的に示す模式図である。第2梃子20の第2支点部22が、第1梃子10の第1入力部13と共通に構成されるため、第1入力部13に連結される第1押棒33の位置によっては、バネブレーキ2が十分な制動力を発生できない場合がある。このため、本実施形態は、バネブレーキ2が車輪92に制動力を生じさせるときに第1梃子10の第1入力部13の位置をロックするロック機構50を備える。なお、この例のロック機構50は、ブレーキ装置100を手動開放するとき、後述するラッチ棒54をスピンドル57の凹部57jから抜くことによりロック状態を解除できるように構成されている。
ロック機構50は、第1入力部13の位置を固定可能であれば、どのような機構でもよい。本実施形態のロック機構50は、検知部51と、伝達部52と、移動規制部55とを主に含む。検知部51は、バネブレーキ2が制動力を発生している否かを検知する。伝達部52は、検知部51の検知結果を移動規制部55に伝達する。移動規制部55は、検知部51の検知結果に応じて第1入力部13の位置をロックする。
本実施形態の検知部51は、第2ピストン42の車輪側の端部に接触する接触部51sと、接触部51sと一体に第2軸方向に移動する検知棒51bと、接触部51sと検知棒51bとを接続する接続部51jとを含む。接触部51sは、第2軸方向に延びる棒状を呈し、反車輪側の先端部が第2ピストン42に接触し、車輪側の基端部が接続部51jを介して検知棒51bに固定される。検知棒51bは、第2軸方向に延びる棒状の部材で、反車輪側の先端部が伝達部52に連結される。
本実施形態の伝達部52は、リンク部52pと、カウンタリンク部52sと、ラッチ棒54とカウンタ棒52mとを含む。リンク部52pと、カウンタリンク部52sとは、検知棒51bの先端部に揺動自在に連結される。リンク部52pは、四分円弧状に湾曲しており、基端側が第2軸方向に移動すると先端側はラッチ棒54を押し引きして上下に移動する。カウンタリンク部52sは、四分円弧状に湾曲しており、基端側が第2軸方向に移動すると先端側はカウンタ棒52mを押し引きして上下に移動する。
ラッチ棒54は、基端側から先端側に向かって下方に延びる略円形の棒状部材である。ラッチ棒54の基端側は、リンク部52pの先端側に揺動自在に連結される。ラッチ棒54の先端側は、リンク部52pの移動に応じて、移動規制部55に進退する。カウンタ棒52mは、基端側から先端側に向かって上方に延びる略円形の棒状部材で、カウンタリンク部52sの先端側に揺動自在に連結される。カウンタリンク部52sとカウンタ棒52mの間に、ロック外し機構53bが設けられる。ロック外し機構53bを操作することにより、ロック状態を手動で解消できる。
このように構成された伝達部52は、検知棒51bの第2軸方向の移動をリンク部52pと、ラッチ棒54とを介してラッチ棒54の先端側の上下方向の移動に変換する。つまり、第2ピストン42が反車輪側に移動すると、ラッチ棒54の先端側が移動規制部55に入り込み、第2ピストン42が車輪側に移動すると、ラッチ棒54の先端側が移動規制部55から退避する。
(移動規制部)
移動規制部55を説明する。図1に示すように、本実施形態の移動規制部55は、スピンドル57と、クラッチホイール58と、軸受機構59とを主に含む。図1の破線円Eにクラッチホイール58の周辺を拡大した図を示す。スピンドル57と、クラッチホイール58とは第1押棒33の移動に伴って回転する回転体であり、後述するようにロック時にラッチ棒54により回転規制される。スピンドル57は、スピンドル本体部57pと、スピンドル本体部57pの反車輪側の端部に一体的に設けられた大径部57dとを含む。スピンドル本体部57pは、第1押棒33の中空部33hの内側で回転自在に支持される略棒状の部分である。
スピンドル本体部57pの外周面に螺旋状の溝として雄ねじ57mが設けられる。クラッチホイール58は、第1押棒33の中空部側に接触可能に配置される円環状の部材である。クラッチホイール58の内周面に螺旋状の溝として雌ねじ58fが設けられる。雌ねじ58fは雄ねじ57mに螺合しており、クラッチホイール58が第1軸方向に移動すると、スピンドル57が回転する。これらは直線運動を回転運動に変換するスクリュウナット機構として機能する。
図4(a)、図4(b)も参照する。図4(a)は、移動規制部55の第1状態を模式的に示す模式図である。図4(b)は、移動規制部55の第2状態を模式的に示す模式図である。クラッチホイール58の外周面58tと、第1押棒33のクラッチホイール58に接する部分の内周面33tとは車輪側が反車輪側より小径になるテーパを有する。外周面58tと、内周面33tとは回転の伝達と遮断とを切り換え可能なクラッチ機構を構成する。図4(a)の矢印Fに示すように、第1押棒33が車輪側に移動するとき、外周面58tは内周面33tから浮上するので、これらは相対回転する状態になる。この状態では、クラッチホイール58は、スピンドル57を回転させながら車輪側に移動する。このとき、スピンドル57が回転しない場合もクラッチホイール58が回転することにより、クラッチホイール58は車輪側に移動する。
図4(b)の矢印Gに示すように、第1押棒33が反車輪側に移動するとき、外周面58tは内周面33tに押し付けられるので、これらは殆ど滑らず相対回転しない状態になる。この状態では、クラッチホイール58は、スピンドル57が回転規制されない場合に反車輪側に移動可能であり、スピンドル57が回転規制される場合は反車輪側への移動が規制される。つまり、スピンドル57が回転規制されるとき、クラッチホイール58および第1押棒33は反車輪側への移動が規制され、第1押棒33の位置がロックされる。
図1に示すように、大径部57dは、スピンドル本体部57pより大径の部分であり、その外周面に周方向に配列された複数の凹部57jが設けられる。大径部57dの凹部57jはラッチ棒54の先端側が進退可能な形状を有する。このように構成された移動規制部55では、ラッチ棒54の先端側が大径部57dの凹部57jに入り込むと、スピンドル57は回転規制され、ラッチ棒54の先端側が大径部57dの凹部57jから退避すると、スピンドル57の回転規制は解除される。
(軸受機構)
軸受機構59を説明する。図1に示すように、本実施形態の軸受機構59は、第1軸受59aと、第2軸受59bと、第3軸受59cとを含む。第1軸受59aは、スピンドル本体部57pの車輪側の端部外周と第1押棒33の中空部33hとの間に設けられるラジアル玉軸受である。第2軸受59bは、大径部57dの反車輪側の端部とケーシング60との間に設けられるスラスト軸受である。第1軸受59aと第2軸受59bとはスピンドル57を円滑に回転させるために設けられる。第3軸受59cは、クラッチホイール58と第1押棒33との間に設けられるスラスト玉軸受である。第3軸受59cは、第1押棒33に対してクラッチホイール58を円滑に回転させるために設けられる。
このように構成されたロック機構50の動作を説明する。図5、図6は、ロック状態のブレーキ装置100を模式的に示す模式図である。これらの図は、常用ブレーキ1が作動して第1ピストン32が車輪側に移動し、バネブレーキ2の第2ピストン42が付勢部材48に押されて反車輪側に移動した状態を示している。図5は、制輪子94が摩耗していない状態を示し、図6は、制輪子94が最大限摩耗した状態を示している。このように、第1ピストン32の位置は制輪子94の摩耗状態によって変動する。
第2ピストン42が反車輪側に移動すると、上述したメカニズムによりラッチ棒54の先端側が大径部57dの凹部57jに入り込み、スピンドル57は回転規制される。これにより、第1ピストン32の位置に関わらず、第1押棒33がそれぞれの位置でロックされる。この結果、第1押棒33の先端に連結された第1梃子10の第1入力部13の位置がロックされる。この状態では、第1入力部13と同じ位置に存在する第2支点部22を支点として、バネブレーキ2が作動する。この状態は、圧縮空気Ap1、Ap2が供給されない状態が長期間続いても維持されるので、バネブレーキ2が作動した状態が長期間維持される。
圧縮空気Ap2が供給され、第2ピストン42が車輪側に移動すると、ラッチ棒54の先端側は大径部57dの凹部57jから退避し、スピンドル57の回転規制は解除され、上述のロックも解除される。
以上のように構成された本実施形態に係るブレーキ装置100の作用および効果を説明する。
ブレーキ装置100は、第1ブレーキシリンダ30から入力される力に応じて制輪子94を移動させる第1梃子10を有する常用ブレーキ1と、第1梃子10の第1入力部13と第1支点部11との間に配置され、第2ブレーキシリンダ40から入力される力によってブレーキ梃子を押すバネブレーキ2とを備える。
この構成によれば、常用ブレーキ1の他に別構成のバネブレーキ2を含む駐車ブレーキを備えた鉄道車両用のブレーキ装置を提供できる。
バネブレーキ2は、第2ブレーキシリンダ40から入力される力によって第1ブレーキシリンダ30の力によって移動した第1梃子10を押すように構成されてもよい。この場合、バネブレーキ2のストロークを短くできる。
バネブレーキ2は、第2ブレーキシリンダ40から入力される力に応じて第1梃子10を押すとともに第2入力部21が第1梃子10の第1入力部13と第1支点部11との間に配置される第2梃子20を有してもよい。この場合、第2入力部21が第1入力部13と第1支点部11との間に配置されるので、第2ブレーキシリンダ40を低い位置に配置してブレーキ装置100の高さを低くできる。
第2梃子20の第2入力部21は、第1梃子10の第1入力部13より第1梃子10の第1支点部11に近い位置に配置されてもよい。この場合、第1入力部13と第2入力部21の離隔距離が大きくなるので、これに応じて第2ブレーキシリンダ40を大きくしてバネブレーキのブレーキ力を向上できる。
第2梃子20の第2支点部22は、第1梃子10の第1入力部13と共通に設けられてもよい。この場合、第2支点部22と第1入力部13とが、共用の第1入力部ピン13p上に構成できるので、部品点数を低減でき、簡単な構成によりバネブレーキ2を内蔵できる。
第1ブレーキシリンダ30は、第1梃子10を押す方向に動作するときに車輪92に制動力を生じさせるように構成され、第2ブレーキシリンダ40は、第2梃子20を引く方向に動作するときに車輪92に制動力を生じさせるように構成されている。この場合、両方のブレーキシリンダ30、40を押す方向に動作させる構成と比べて、第2梃子20の移動距離を短くでき、ブレーキ装置100の小型化を図れる。
バネブレーキ2が車輪92に制動力を生じさせるときに第1梃子10の第1入力部13の位置をロックするロック機構50をさらに備えてもよい。この場合、バネブレーキ2が作動する際に第1入力部13が移動すると、バネブレーキ2の制動力が損なわれるが、第1入力部13の位置が固定されるので、バネブレーキ2の制動力を確保できる。
ロック機構50は、ロックするときに第1梃子10の第1入力部13に接続された第1押棒33の移動を規制する移動規制部55を有してもよい。この場合、簡単な構成で、第1入力部13の位置を固定できる。
移動規制部55は、第1押棒33の移動に伴って回転するスピンドル57を含み、ロック機構50は、ロックするときにスピンドル57の回転を規制するように構成されてもよい。この場合、制輪子94が摩耗して第1押棒33の位置が変化しても、第1押棒33をその変化した位置に固定できるので、制輪子94が摩耗しても、バネブレーキ2の制動力を確保できる。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明した。前述した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。実施形態の内容は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、請求の範囲に規定された発明の思想を逸脱しない範囲において、構成要素の変更、追加、削除等の多くの設計変更が可能である。前述の実施形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「実施形態の」「実施形態では」等との表記を付して説明しているが、そのような表記のない内容に設計変更が許容されないわけではない。また、図面の断面に付したハッチングは、ハッチングを付した対象の材質を限定するものではない。
[変形例]
以下、変形例について説明する。変形例の図面および説明では、実施形態と同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付する。実施形態と重複する説明を適宜省略し、実施の形態と相違する構成について重点的に説明する。
(第1変形例)
実施の形態の説明では、バネブレーキ2に手動解放機能を備えない例を示したが、これに限られない。バネブレーキ2は手動解放機能を備えてもよい。図7、図8は、手動解放機構64を備える第1変形例に係るバネブレーキ2を示す。図7は、手動解放されていない状態のバネブレーキ2を示し、図8は、手動解放された状態のバネブレーキ2を示す。手動解放機構64は、2ピース構造の第2押棒43と、手動解放レバー64bとを含む。
第2押棒43は、中空部43bを有する中空シャフト43cと、一部が中空部43bに収容され、中空シャフト43cに対して進退可能な可動シャフト43dとを含む。可動シャフト43dの基端部43fは、中空部43bから突出して第2ピストン42に連結される。可動シャフト43dの先端部43hは中空部43bに収容される。可動シャフト43dの外周には周溝43gが周設される。中空シャフト43cの内周面に、周方向に複数のボール43eが所定の間隔で埋め込まれる。
複数のボール43eは、筒状のボール環囲部44に環囲される。ボール環囲部44は、内径が小さい小径部44mと、小径部44mより大きな内径の大径部44nとを有する。図7に示すように、小径部44mに環囲されるとき、複数のボール43eは中空シャフト43cの軸中心に向かって強く付勢される。図8に示すように、大径部44nに環囲されるとき、複数のボール43eは殆ど付勢されない。
図7に示すように、連動状態では、複数のボール43eが周溝43gに嵌まり、可動シャフト43dと中空シャフト43cとは連動して、第2ピストン42の作動力Fbを第2梃子20に伝達する。この状態では、バネブレーキ2は上述のメカニズムにより制動力を生じる。図8に示すように、非連動状態では、複数のボール43eが周溝43gから離脱し、可動シャフト43dと中空シャフト43cとは連動しないので、第2ピストン42の作動力Fbは第2梃子20に伝達されない。したがって、この状態では、バネブレーキ2は、制動力を発生しない。つまり、連動状態から非連動状態に切り替えることにより、バネブレーキ2は手動解放される。
手動解放レバー64bは、連動状態と非連動状態とを切り替えるための手動操作部である。手動解放レバー64bは、操作部64dと、回動中心部64cと、掛かり部64eとを有する。回動中心部64cはボール環囲部44の車輪側の端部に連結され、手動解放レバー64bは、回動中心部64cを中心に回動自在に支持される。掛かり部64eは、中空シャフト43cの外周から外向きに突出するつば部43kに掛かる部分である。この構成の手動解放レバー64bは、掛かり部54eを支点とし、回動中心部64cを作用点とし、操作部64dを力点とする第2種梃子として機能する。
図8に示すように、操作部64dを反時計回りに回動させると、回動中心部64cが車輪側に移動し、これに連れてボール環囲部44も車輪側に移動し、複数のボール43eは大径部44nに環囲され、可動シャフト43dと中空シャフト43cとは非連動状態に切り替わり、バネブレーキ2は手動解放される。
バネブレーキ2に圧縮空気Ap2を供給して第2ピストン42を車輪側に移動させた状態で、操作部64dを時計回りに図7の位置まで回動させることにより、可動シャフト43dと中空シャフト43cとは連動状態に戻り、バネブレーキ2は上述のブレーキ機能を回復する。
このように構成された第1変形例は、実施の形態と同様の作用、効果を奏するとともに、手動解放機能を備える。
(その他の変形例)
実施の形態の説明では、バネブレーキ2が駐車ブレーキである例を示したが、これに限られない。バネブレーキ2は、緊急停車させる目的で使用されるブレーキであってもよい。
実施の形態の説明では、第1出力部ピン12pが第2出力部ピンを兼ねる例を示したが、これに限られない。第2出力部23は、第1出力部ピン12pとは別の構成により連結部95dに連結されてもよい。
実施の形態の説明では、第1軸受59aおよび第3軸受59cが転動体を有する転がり軸受である例を示したが、これに限られない。例えば、これらの軸受は滑り軸受であってもよい。
実施の形態の説明では、クラッチホイール58の外周面58tがテーパ状である例を示したが、これに限られない。外周面58tは、クラッチ機能を生じればテーパ状でなくてもよく、例えば段状であってもよい。
上述の変形例は、実施の形態と同様の作用、効果を奏する。
上述した実施形態と変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施形態は、組み合わされる実施形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。
1・・・常用ブレーキ、2・・・バネブレーキ、10・・・第1梃子、11・・・第1支点部、12・・・第1出力部、13・・・第1入力部、20・・・第2梃子、21・・・第2入力部、22・・・第2支点部、23・・・第2出力部、30・・・第1ブレーキシリンダ、40・・・第2ブレーキシリンダ、50・・・ロック機構、55・・・移動規制部、92・・・車輪、94・・・制輪子、100・・・ブレーキ装置。

Claims (9)

  1. 第1ブレーキシリンダから入力される力に応じて制輪子を移動させるブレーキ梃子を有する圧力ブレーキと、
    前記ブレーキ梃子の力点と支点との間に配置され、第2ブレーキシリンダから入力される力によって前記ブレーキ梃子を押すバネブレーキと
    を備える鉄道車両用ブレーキ装置。
  2. 前記バネブレーキは、第2ブレーキシリンダから入力される力によって前記第1ブレーキシリンダの力によって移動した前記ブレーキ梃子を押すことを特徴とする請求項1記載の鉄道車両用ブレーキ装置。
  3. 前記バネブレーキは、第2ブレーキシリンダから入力される力に応じて前記ブレーキ梃子を押すとともに力点が前記ブレーキ梃子の力点と支点との間に配置される第2梃子を有する請求項1または2に記載の鉄道車両用ブレーキ装置。
  4. 前記第2梃子の力点は、前記ブレーキ梃子の力点より前記ブレーキ梃子の支点に近い位置に配置される請求項3に記載の鉄道車両用ブレーキ装置。
  5. 前記第2梃子の支点は、前記ブレーキ梃子の力点と共通に設けられる請求項3または4に記載の鉄道車両用ブレーキ装置。
  6. 前記第1ブレーキシリンダは、前記ブレーキ梃子を押す方向に動作するときに車輪に制動力を生じさせるように構成され、
    前記第2ブレーキシリンダは、前記第2梃子を引く方向に動作するときに前記車輪に制動力を生じさせるように構成される請求項3から5のいずれかに記載の鉄道車両用ブレーキ装置。
  7. 前記バネブレーキが車輪に制動力を生じさせるときに前記ブレーキ梃子の力点の位置をロックするロック機構をさらに備える請求項1から6のいずれかに記載の鉄道車両用ブレーキ装置。
  8. 前記ロック機構は、ロックするときに前記ブレーキ梃子の力点に接続された押棒の移動を規制する移動規制部を有する請求項7に記載の鉄道車両用ブレーキ装置。
  9. 前記移動規制部は、前記押棒の移動に伴って回転する回転体を含み、
    前記ロック機構は、ロックするときに前記回転体の回転を規制する請求項8に記載の鉄道車両用ブレーキ装置。
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