JP2021042741A - Control device of internal combustion engine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、内燃機関の制御装置に関し、詳しくは、キャニスタにおける蒸発燃料の吸着量を推定する技術に関する。 The present invention relates to a control device for an internal combustion engine, and more particularly to a technique for estimating an adsorption amount of evaporated fuel in a canister.
特許文献1に開示される蒸発燃料処理装置は、内燃機関に供給する燃料を貯蔵する燃料タンク内で発生する蒸発燃料を捕集するキャニスタと、該キャニスタと前記機関の吸気系とを接続するパージ通路と、該パージ通路に設けられ、該パージ通路を流れるパージガスの流量を制御するパージ制御弁と、該パージ制御弁の開度を制御するパージガス流量制御手段と、前記パージガス中の蒸発燃料濃度を推定する蒸発燃料濃度推定手段と、推定された蒸発燃料濃度が高くなるほど、前記機関に供給する燃料量を減少させるように補正する燃料量補正手段とを備える。
The evaporative fuel processing apparatus disclosed in
ところで、キャニスタにおける蒸発燃料の吸着量が多いほど、換言すれば、キャニスタ内の吸着ガス濃度が高いほど、キャニスタの通気抵抗(圧損)が大きくなり、この通気抵抗の違いによって同じ吸気管圧力の条件でもパージ流量が異なるようになる。
このため、キャニスタの通気抵抗によって、蒸発燃料濃度の推定に誤差を生じ、濃度推定値に基づき内燃機関の制御を実施することで、内燃機関の運転性や排気性状を低下させるおそれがあった。
By the way, the larger the amount of adsorbed fuel evaporated in the canister, in other words, the higher the concentration of adsorbed gas in the canister, the larger the ventilation resistance (pressure loss) of the canister. But the purge flow rate will be different.
Therefore, the ventilation resistance of the canister causes an error in the estimation of the evaporated fuel concentration, and the control of the internal combustion engine based on the estimated concentration value may deteriorate the operability and the exhaust property of the internal combustion engine.
本発明は、従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、キャニスタにおける蒸発燃料の吸着量の推定精度を改善できる、内燃機関の制御装置を提供することにある。 The present invention has been made in view of the conventional circumstances, and an object of the present invention is to provide a control device for an internal combustion engine capable of improving the estimation accuracy of the adsorption amount of evaporated fuel in a canister.
本発明によれば、その1つの態様において、キャニスタの通気抵抗によって変化する所定の状態量を検出する状態検出センサと、内燃機関の運転状態を検出する運転状態センサと、を備えた内燃機関において、前記キャニスタにおける蒸発燃料の吸着量が所定量であるときの前記状態量である基準状態量を、前記運転状態センサが検出した前記内燃機関の運転状態に基づき求め、前記基準状態量と前記状態検出センサが検出した状態量との比較に基づき、前記キャニスタにおける蒸発燃料の吸着量の推定値を求め、前記推定値に基づき前記内燃機関の制御を行う。 According to the present invention, in one embodiment of the internal combustion engine, the internal combustion engine includes a state detection sensor that detects a predetermined state amount that changes depending on the ventilation resistance of the canister, and an operating state sensor that detects the operating state of the internal combustion engine. The reference state amount, which is the state amount when the adsorption amount of the evaporated fuel in the canister is a predetermined amount, is obtained based on the operating state of the internal combustion engine detected by the operating state sensor, and the reference state amount and the state are obtained. Based on the comparison with the state amount detected by the detection sensor, an estimated value of the adsorption amount of the evaporated fuel in the canister is obtained, and the internal combustion engine is controlled based on the estimated value.
上記発明によると、キャニスタにおける蒸発燃料の吸着量の推定精度を改善できる。 According to the above invention, it is possible to improve the estimation accuracy of the adsorption amount of the evaporated fuel in the canister.
以下、本発明に係る内燃機関の制御装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、蒸発燃料処理装置を備える内燃機関の一態様を示す図である。
図1に示す内燃機関1は、過給機としてのターボチャージャ2、及び、蒸発燃料処理装置3を備えたV型内燃機関であり、図示省略した車両に動力源として搭載される。
Hereinafter, embodiments of the internal combustion engine control device according to the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a diagram showing an aspect of an internal combustion engine including an evaporative fuel processing device.
The
内燃機関1の吸気管4には、上流から、ターボチャージャ2のコンプレッサ2a、インタークーラ5、スロットルバルブ6がこの順に設けられている。
ターボチャージャ2は、コンプレッサ2aとタービン2bとで構成され、排気管21を流れる排気ガスによってタービン2bを回転させることで、タービン2bと同軸に設けたコンプレッサ2aが回転し、コンプレッサ2aが吸気管4を流れる吸気を圧縮(過給)して内燃機関1に供給する。
The intake pipe 4 of the
The
インタークーラ5は、コンプレッサ2aによって圧縮(過給)された吸気である過給気を冷却する。
スロットルバルブ6は、吸気管4の開口面積を調整することで、内燃機関1に吸入される吸気量を調節する。
The intercooler 5 cools the supercharged air which is the intake air compressed (supercharged) by the
The
蒸発燃料処理装置3は、燃料タンク7内で発生した蒸発燃料をキャニスタ8に捕集し、その後、キャニスタ8から内燃機関1の吸気管4に蒸発燃料をパージする装置である。
キャニスタ8は、蒸発燃料を吸着及び脱離可能な活性炭などの吸着材をケース内に充填した装置である。
The evaporative fuel processing device 3 is a device that collects the evaporative fuel generated in the
The canister 8 is a device in which the case is filled with an adsorbent such as activated carbon capable of adsorbing and desorbing evaporative fuel.
キャニスタ8と燃料タンク7とは蒸発燃料配管9を介して連通され、燃料タンク7内で発生した蒸発燃料は、蒸発燃料配管9を通ってキャニスタ8に達し、キャニスタ8の吸着材に吸着される。
また、キャニスタ8は、大気開放管10を介して大気に開放されている。
大気開放管10の大気開口端には、空気をろ過して導入するためのフィルタ10aが配置され、更に、フィルタ10aの下流の大気開放管10には流量調節を行うオリフィス10bを設けてある。
The canister 8 and the
Further, the canister 8 is open to the atmosphere through the
A
また、キャニスタ8は、第1パージ配管11を介してスロットルバルブ6下流の吸気管4に接続されている。
第1パージ配管11には、キャニスタ8から順に、パージ制御弁12、第1逆止弁13がこの順に設けられている。
Further, the canister 8 is connected to the intake pipe 4 downstream of the
The
パージ制御弁12は、制御装置14が出力する電気信号によって開度が制御される電磁弁であり、このパージ制御弁12の開度に応じてキャニスタ8からのパージガス流量が制御される。
第1逆止弁13は、前後差圧に応じて開閉する機械式弁であり、スロットルバルブ6下流の吸気管4内の圧力である吸気管圧力IPが負圧になって弁体に吸引力が作用すると開弁する。
The
The
また、コンプレッサ2aの下流の吸気管4とコンプレッサ2aの上流の吸気管4とを連通させる還流配管15が設けられている。
還流配管15の途中にはノズル部15aが設けられ、ノズル部15aの下流の還流配管15と、パージ制御弁12と第1逆止弁13との間の第1パージ配管11とが、第2パージ配管16を介して連通されている。
Further, a
A nozzle portion 15a is provided in the middle of the
ノズル部15aは、コンプレッサ2aの上流に向けて徐々に内径が狭まり、コンプレッサ2aの下流の吸気管4からコンプレッサ2aの上流の吸気管4に流れる過給気を加速させる。
そして、ノズル部15aから噴射される高速の空気の流れによって第2パージ配管16に負圧が生じ、係る負圧によって過給気の流れに第2パージ配管16内の空気が引き込まれ、過給気及び第2パージ配管16内の空気は、コンプレッサ2a上流の吸気管4に排出される。
The inner diameter of the nozzle portion 15a gradually narrows toward the upstream of the
Then, a negative pressure is generated in the
つまり、ノズル部15aと、ノズル部15aの下流に連通される第2パージ配管16とによってエジェクタ17が構成され、エジェクタ17が発生する負圧によってキャニスタ8から蒸発燃料がパージされる。
第2パージ配管16の途中には、第2逆止弁18が設けられている。
第2逆止弁18は、第1逆止弁13と同様に、前後差圧に応じて開閉する機械式弁であり、エジェクタ17が発生する圧力が負圧になって弁体に吸引力が作用すると開弁する。
That is, the
A
Like the
そして、キャニスタ8の吸着材に吸着された蒸発燃料は、吸気管負圧又はエジェクタ17で発生する負圧によって、大気開放管10を介してキャニスタ8内に導入された空気とともに吸着材から脱離され、その後、第1パージ配管11又は第2パージ配管16を介して吸気管4にパージされる。
つまり、第1逆止弁13が開弁する場合、キャニスタ8の吸着材に吸着された蒸発燃料は、第1パージ配管11を介してスロットルバルブ6下流の吸気管4内にパージされる。
一方、第2逆止弁18が開弁する場合、キャニスタ8の吸着材に吸着された蒸発燃料は、第2パージ配管16を介してコンプレッサ2a上流の吸気管4内にパージされる。
Then, the evaporated fuel adsorbed on the adsorbent of the canister 8 is desorbed from the adsorbent together with the air introduced into the canister 8 via the
That is, when the
On the other hand, when the
ここで、スロットルバルブ6下流の吸気管4内の圧力である吸気管圧力IPは、内燃機関1の負荷の増大に応じて上昇して負圧から正圧に切替わる。また、エジェクタ17は、内燃機関1の負荷(過給圧)の増大に応じてより大きな負圧を発生する。
蒸発燃料処理装置3においては、第1逆止弁13に作用する吸引力が第2逆止弁18に作用する吸引力よりも大きいとき、換言すれば、吸気管圧力IPがエジェクタ17の発生圧力よりも低いときに、第1逆止弁13が開弁し第2逆止弁18が閉弁する。
Here, the intake pipe pressure IP, which is the pressure in the intake pipe 4 downstream of the
In the evaporated fuel treatment device 3, when the suction force acting on the
一方、第2逆止弁18に作用する吸引力が第1逆止弁13に作用する吸引力よりも大きいとき、換言すれば、エジェクタ17の発生圧力が吸気管圧力IPよりも低いときに、第1逆止弁13が閉弁し第2逆止弁18が開弁する。
このため、蒸発燃料処理装置3では、内燃機関1の負荷(吸気管圧力IP)の増加に応じて、第1パージ配管11を介して蒸発燃料がパージされる状態から第2パージ配管16を介して蒸発燃料がパージされる状態に切替わる。
On the other hand, when the suction force acting on the
Therefore, in the evaporative fuel processing device 3, the evaporated fuel is purged through the first purge pipe 11 according to the increase in the load (intake pipe pressure IP) of the
燃料噴射装置19は、内燃機関1の各気筒の吸気ポート内に燃料を噴射する装置で、制御装置14が出力する燃料噴射パルス信号(空燃比制御信号)に応じて、燃料噴射量及び燃料噴射タイミングが制御される。
なお、内燃機関1は、燃料噴射装置19として、内燃機関1の燃焼室内に燃料を直接噴射する装置を備えることができる。
The
The
制御装置14は、CPU、ROM、RAMなどを備えたマイクロコンピュータを主体とする電子制御装置であり、入力された情報に基づいて演算を行い、演算した結果をパージ制御弁12及び燃料噴射装置19に出力する。
制御装置14は、内燃機関1の運転条件を検出する各種センサ(運転状態センサ)が出力する信号を取得し、パージ制御弁12の開度を制御する信号、及び、燃料噴射装置19による燃料噴射量を制御する信号を出力する。
The
The
各種センサとして、スロットルバルブ6下流の吸気管4内の圧力である吸気管圧力IPを検出する吸気管圧力センサ22、コンプレッサ2a上流の吸気管4において内燃機関1の吸入空気量QAを検出するエアフローセンサ23、内燃機関1の吸気の温度IATを検出する吸気温センサ24、タービン2bと触媒コンバータ25との間の排気管21に配置され、排気中の酸素濃度に基づき内燃機関1の空燃比AFRを検出する空燃比センサ26、内燃機関1の回転速度NEを検出する回転速度センサ29などの内燃機関1の運転状態を検出する運転状態センサが、内燃機関1に設けられている。
また、オリフィス10bとキャニスタ8との間に、大気開放管10内の圧力PARを検出する圧力センサ27が配置されている。
As various sensors, an intake pipe pressure sensor 22 that detects the intake pipe pressure IP that is the pressure in the intake pipe 4 downstream of the
Further, a
ここで、制御装置14は、キャニスタ8における蒸発燃料の吸着量の推定値を求め、求めた推定値に基づき、パージ制御弁12の開度、及び/又は、燃料噴射装置19による燃料噴射量を制御して、内燃機関1の運転を制御する。
以下では、制御装置14による吸着量の推定処理を説明する。
制御装置14は、パージ制御弁12を開弁してキャニスタ8から蒸発燃料をパージさせている状態において、圧力センサ27が検出した大気開放管10内の圧力PAR(換言すれば、キャニスタ8上流の配管内の圧力)と、圧力PARの基本値PARBとの比較に基づき、キャニスタ8における蒸発燃料の吸着量CAAを推定する。
Here, the
Hereinafter, the process of estimating the adsorption amount by the
The
なお、圧力センサ27が検出する圧力PARは、キャニスタ8の流入空気の圧力であって、キャニスタ8に導入される空気の流量に相関する状態量であり、キャニスタ8の通気抵抗によって変化する。
そして、圧力センサ27は、キャニスタ8の通気抵抗によって変化する所定の状態量を検出する状態検出センサに相当する。
The pressure PAR detected by the
The
本実施形態では、キャニスタ8に導入される空気流量を圧力に置き換えて計測するが、圧力センサ27に代えて、流量計28をオリフィス10bとキャニスタ8との間の大気開放管10に配置することができる。
また、基本値PARBは、キャニスタ8における蒸発燃料の吸着量CAAが所定量(例えば、最小量若しくは最大量)であるときの圧力PARとして予め求められ、制御装置14のメモリに保存されている値であり、基準状態量に相当する。
In the present embodiment, the air flow rate introduced into the canister 8 is replaced with the pressure for measurement, but instead of the
Further, the basic value PARB is a value obtained in advance as a pressure PAR when the adsorption amount CAA of the evaporated fuel in the canister 8 is a predetermined amount (for example, the minimum amount or the maximum amount) and stored in the memory of the
図2は、キャニスタ8における蒸発燃料の吸着量CAA及び圧力PARが、蒸発燃料のパージ開始後に変化する様子を示すタイムチャートである。
なお、図2は、内燃機関1の運転状態(機関回転速度及び機関負荷)が一定で、かつ、パージ制御弁12を一定の開度に開いたときの吸着量CAAと圧力PARの変化を示す。
FIG. 2 is a time chart showing how the adsorption amount CAA and the pressure PAR of the evaporated fuel in the canister 8 change after the start of purging the evaporated fuel.
Note that FIG. 2 shows changes in the suction amount CAA and the pressure PAR when the operating state (engine rotation speed and engine load) of the
パージ制御弁12が閉状態から開状態に切り替えられてパージが開始された当初において、キャニスタ8における蒸発燃料の吸着量CAAが多いと、キャニスタ8の通気抵抗が大きいために、圧力センサ27が検出する圧力PARは大気圧に近い値となる。
その後、パージの継続によって吸着量CAAが徐々に減るにしたがってキャニスタ8の通気抵抗が減り、圧力センサ27が検出する圧力PARは徐々に低下する。
When the
After that, as the suction amount CAA gradually decreases due to the continuation of purging, the ventilation resistance of the canister 8 decreases, and the pressure PAR detected by the
そして、キャニスタ8における蒸発燃料の吸着量CAAが最小量(換言すれば、空状態)に達すると、圧力センサ27が検出する圧力PARは、吸着量CAAが最小量であるときの通気抵抗に見合った値に保持されることになる。
つまり、実際に圧力センサ27が検出した圧力PARと、吸着量CAAが最小量であるときの圧力PARとの差分ΔPは、キャニスタ8における蒸発燃料の吸着量CAAに相関し、差分ΔPが大きいほど、キャニスタ8における蒸発燃料の吸着量CAAが多いことになる。
Then, when the adsorption amount CAA of the evaporated fuel in the canister 8 reaches the minimum amount (in other words, an empty state), the pressure PAR detected by the
That is, the difference ΔP between the pressure PAR actually detected by the
そこで、制御装置14は、吸着量CAAが最小量であるときの圧力PARを基本値PARBとしてメモリに記憶し、メモリ上の基本値PARBと圧力センサ27が検出した圧力PARとの差分ΔPを求め、差分ΔPに基づき吸着量CAAを推定する。
なお、基本値PARBは、キャニスタ8における蒸発燃料の吸着量CAAが最小量であるときの圧力PARに限定されず、例えば、キャニスタ8における蒸発燃料の吸着量CAAが最大量(飽和量)であるときの圧力PARとすることができる。
Therefore, the
The basic value PARB is not limited to the pressure PAR when the adsorption amount CAA of the vaporized fuel in the canister 8 is the minimum amount, and for example, the adsorption amount CAA of the vaporized fuel in the canister 8 is the maximum amount (saturation amount). The pressure can be PAR.
基本値PARBを、キャニスタ8における蒸発燃料の吸着量CAAが最大量であるときの圧力PARとした場合、圧力センサ27が検出した圧力PARと基本値PARBとの差分ΔPが大きいほどキャニスタ8における蒸発燃料の吸着量CAAが少ないことになる。
また、基本値PARBを、キャニスタ8における蒸発燃料の吸着量CAAが、最大量の所定割合(例えば、10%)であるときの圧力PARとすることもできる。
When the basic value PARB is the pressure PAR when the adsorption amount CAA of the evaporated fuel in the canister 8 is the maximum amount, the larger the difference ΔP between the pressure PAR detected by the
Further, the basic value PARB can be set to the pressure PAR when the adsorption amount CAA of the evaporated fuel in the canister 8 is a predetermined ratio (for example, 10%) of the maximum amount.
図3は、制御装置14が実施する吸着量CAAの推定処理の手順を示すフローチャートである。
なお、制御装置14は、図3に示すルーチンを所定時間毎に割り込み処理によって実行する。
FIG. 3 is a flowchart showing a procedure of the adsorption amount CAA estimation process performed by the
The
制御装置14は、ステップS1001で、基本値PARBを、エアフローセンサ23や回転速度センサ29などの運転状態センサが検出した内燃機関1の運転状態に基づき求める。
ここで、基本値PARBは、キャニスタ8における蒸発燃料の吸着量CAAが最小量であってパージ制御弁12の開度が所定開度であるときの圧力PARであって、実験又はシミュレーションによって内燃機関1の運転条件毎に予め求められた値である。
In step S1001, the
Here, the basic value PARB is a pressure PAR when the adsorption amount CAA of the evaporated fuel in the canister 8 is the minimum amount and the opening degree of the
図4は、内燃機関1の運転条件に応じて基本値PARBを記憶するマップを示す。
制御装置14は、内燃機関1の回転速度NEのデータと機関負荷を代表する吸入空気量QAのデータとの組み合わせによって複数に区分される格子毎に基本値PARBのデータを予め入力したマップである基本値マップを備える。
FIG. 4 shows a map that stores the basic value PARB according to the operating conditions of the
The
キャニスタ8における蒸発燃料の吸着量CAAが最小量であるときの圧力PARは、機関回転速度NE及び機関負荷に応じて変化するため、基本値マップは、機関回転速度NEと機関負荷とに応じて基本値PARBを記憶する。
ここで、基本値PARBは、機関回転速度NEが低く吸入空気量QAが多いときほど高い値に設定される。
Since the pressure PAR when the adsorption amount CAA of the evaporated fuel in the canister 8 is the minimum amount changes according to the engine speed NE and the engine load, the basic value map is based on the engine speed NE and the engine load. Store the basic value PARB.
Here, the basic value PARB is set to a higher value when the engine rotation speed NE is low and the intake air amount QA is large.
そして、制御装置14は、ステップS1001で、基本値マップから現時点の機関回転速度NE及び吸入空気量QAに対応して記憶されている基本値PARBを検索する。
なお、制御装置14は、基本値PARBを、機関回転速度NE及び吸入空気量QA(機関負荷)を変数とする関数に基づき算出することができる。
Then, in step S1001, the
The
図5は、パージ流量、圧力PAR、及び吸着量CAAの相関を示す。
図5は、パージ流量が、吸着量CAAが多いときほど少なくなり、吸着量CAAが少なくなるほど多くなることを示し、また、パージ流量が少ないときほど圧力PARは高くなることを示す。
FIG. 5 shows the correlation between the purge flow rate, the pressure PAR, and the adsorption amount CAA.
FIG. 5 shows that the purge flow rate decreases as the adsorption amount CAA increases, and increases as the adsorption amount CAA decreases, and the pressure PAR increases as the purge flow rate decreases.
そこで、制御装置14は、キャニスタ8における蒸発燃料の吸着量CAAが所定量のときのパージ流量での圧力PARを基本値PARBとし、図4に示したように、内燃機関1の運転条件に応じて基本値PARBを求める。
なお、制御装置14は、基本値PARBの算出に用いる機関運転条件として、吸入空気量QAのデータを用いるが、吸入空気量QAのデータに代えて吸気管圧力IPのデータを用いることができる。
Therefore, the
The
制御装置14は、ステップS1002でパージ制御弁12の開度の情報を取得し、また、ステップS1003で大気圧の情報を取得する。
なお、制御装置14は、パージ制御弁12の閉弁状態での圧力センサ27の出力を大気圧相当値として取得することができる。
The
The
制御装置14は、ステップS1004で、圧力センサ27の出力に基づき大気開放管10内の圧力PARを求める。
更に、制御装置14は、次のステップS1005で、ステップS1004で求めた圧力PARのデータを、ステップS1003で求めた大気圧を基準とする圧力に正規化する。
In step S1004, the
Further, in the next step S1005, the
そして、制御装置14は、ステップS1006で、ステップS1001で求めた基本値PARBと、ステップS1005で正規化した圧力PARとの差分ΔP(ΔP=|PARB−PAR|)を求める。
次いで、制御装置14は、ステップS1007で、内燃機関1の運転状態に応じて差分ΔPを補正するための補正値である第1補正係数PC1を求める。
Then, in step S1006, the
Next, in step S1007, the
図6は、機関回転速度NEと吸入空気量QAとに応じて第1補正係数PC1を記憶するマップを示す。
図6のマップにおいて、第1補正係数PC1は、機関回転速度NEが低く吸入空気量QAが多いときほど高い値に設定され、差分ΔPは、第1補正係数PC1によって、機関回転速度NEが低く吸入空気量QAが多いときは、機関回転速度NEが高く吸入空気量QAが少ないときに比べて、より大きな値に補正される。
この第1補正係数PC1による差分ΔPの補正によって、内燃機関1の運転状態(機関回転速度及び機関負荷)が異なっても、差分ΔPから吸着量CAAを精度良く推定できるようにする。
FIG. 6 shows a map that stores the first correction coefficient PC1 according to the engine rotation speed NE and the intake air amount QA.
In the map of FIG. 6, the first correction coefficient PC1 is set to a higher value when the engine rotation speed NE is low and the intake air amount QA is large, and the difference ΔP is set to a low engine rotation speed NE due to the first correction coefficient PC1. When the intake air amount QA is large, the engine speed NE is corrected to a larger value than when the intake air amount QA is small.
By correcting the difference ΔP by the first correction coefficient PC1, the adsorption amount CAA can be accurately estimated from the difference ΔP even if the operating state (engine rotation speed and engine load) of the
制御装置14は、次のステップS1008で、パージ制御弁12の開度に応じて差分ΔPを補正するための補正値である第2補正係数PC2を求める。
図7は、パージ制御弁12の開度と第2補正係数PC2との相関を示す。
In the next step S1008, the
FIG. 7 shows the correlation between the opening degree of the
制御装置14は、例えば、パージ制御弁12の開度が全開(制御上の最大開度)であるときに第2補正係数PC2を1.0に設定し、パージ制御弁12の開度が全開(100%)から小さくなるほど、第2補正係数PC2を徐々により高い値に変更する。
つまり、パージ制御弁12の開度によって、吸着量CAAに対する差分ΔPが変化するので、第2補正係数PC2によって差分ΔPを補正して、パージ制御弁12の開度が異なっても、差分ΔPから吸着量CAAを精度良く推定できるようにする。
For example, when the opening degree of the
That is, since the difference ΔP with respect to the suction amount CAA changes depending on the opening degree of the
そして、制御装置14は、ステップS1009に進み、ステップS1006で求めた差分ΔPを、ステップS1007で機関運転条件に基づき求めた第1補正係数PC1、及び、ステップS1008でパージ制御弁12の開度に基づき求めた第2補正係数PC2で補正し、補正結果を、最終的に吸着量CAAを求めるための差分ΔPA(ΔPA=ΔP×PC1×PC2)に設定する。
次に、制御装置14は、ステップS1010で、補正後の差分ΔPAから吸着量CAAを算出する。換言すれば、制御装置14は、ステップS1010で、差分ΔPAのデータを吸着量CAAのデータに変換する。
Then, the
Next, in step S1010, the
図8は、差分ΔPAと吸着量CAAとの相関、つまり、差分ΔPAのデータを吸着量CAAに変換するテーブルの変換特性を示す線図である。
制御装置14は、キャニスタ8における蒸発燃料の吸着量CAAが最小量であるときの圧力PARを基本値PARBとするから、差分ΔPAが大きいときほど吸着量CAAをより大きな値に算出する。
FIG. 8 is a diagram showing the correlation between the difference ΔPA and the adsorption amount CAA, that is, the conversion characteristics of the table for converting the data of the difference ΔPA into the adsorption amount CAA.
Since the
制御装置14は、図3のフローチャートにしたがって吸着量CAAを推定することで、キャニスタ8の通気抵抗によって吸着量CAAの推定誤差が生じることを抑止して、吸着量CAAを高い精度で推定できる。
そして、制御装置14は、推定した吸着量CAAに基づき、パージ制御弁12の開度及び/又は燃料噴射装置19による燃料噴射量を制御することで、内燃機関1の運転性、排気性状を改善できる。
By estimating the adsorption amount CAA according to the flowchart of FIG. 3, the
Then, the
ところで、差分ΔPAに応じた吸着量CAAの推定処理では、吸気管圧力IP(又はエジェクタ17の発生圧)が高く吸気管4にパージエアを吸い込む力が弱くなると、パージ流量が減って差分ΔPも小さくなり、吸着量CAAの推定精度が低下する。
係る推定精度の低下の影響を抑えるため、制御装置14は、パージ制御弁12の開度及び/又は燃料噴射装置19による燃料噴射量の制御に用いる吸着量CAAの更新処理に制限を加える。
By the way, in the estimation process of the adsorption amount CAA according to the difference ΔPA, when the intake pipe pressure IP (or the pressure generated by the ejector 17) is high and the force for sucking the purge air into the intake pipe 4 becomes weak, the purge flow rate decreases and the difference ΔP also becomes small. Therefore, the estimation accuracy of the adsorption amount CAA is lowered.
In order to suppress the influence of such a decrease in estimation accuracy, the
図9は、吸着量CAAの更新処理の手順を示すフローチャートである。
なお、制御装置14は、図9に示すルーチンを所定時間毎に割り込み処理によって実行する。
制御装置14は、まず、ステップS1201で、図3のフローチャートに示した手順にしたがって吸着量CAA(キャニスタ8における蒸発燃料濃度)を推定する。
FIG. 9 is a flowchart showing a procedure for updating the adsorption amount CAA.
The
First, in step S1201, the
次いで、制御装置14は、ステップS1202に進み、吸着量CAAの推定結果の前回値と最新値(今回値)との偏差が、所定値以下であるか否かを判断する。
換言すれば、制御装置14は、ステップS1202で、吸着量CAAの推定結果の所定時間当たりの変化量が所定値以下であるか否かを判断する。
Next, the
In other words, in step S1202, the
吸着量CAAの推定結果の前回値と最新値との偏差が所定値を超える場合、最新値に推定誤差が発生している可能性があるため、制御装置14は、内燃機関1の制御に用いる吸着量CAAを更新することなく、そのまま本ルーチンを終了させることで、内燃機関1の制御に用いる吸着量CAAの更新を停止させ、前回値に保持する。
つまり、吸着量CAAの推定結果の所定時間当たりの変化量と比較される所定値は、通常のパージ状態における吸着量CAAの減少変化において超えることがない値である。
If the deviation between the previous value and the latest value of the estimation result of the adsorption amount CAA exceeds a predetermined value, there is a possibility that an estimation error has occurred in the latest value, so the
That is, the predetermined value to be compared with the change amount of the estimation result of the adsorption amount CAA per predetermined time is a value that does not exceed in the decrease change of the adsorption amount CAA in the normal purge state.
一方、吸着量CAAの推定結果の前回値と最新値との偏差が所定値以下である場合、制御装置14は、ステップS1203に進み、吸気管圧力IPが第1所定値IP1以下であるか否かを判断する。
第1所定値IP1は、吸着量CAAの推定精度が、最新の推定結果を内燃機関1の制御に用いる吸着量CAAに反映させることができない程度に低くなる条件であるか否かを判定するための閾値である。
On the other hand, when the deviation between the previous value and the latest value of the estimation result of the adsorption amount CAA is not more than a predetermined value, the
The first predetermined value IP1 is for determining whether or not the estimation accuracy of the adsorption amount CAA is such that the latest estimation result cannot be reflected in the adsorption amount CAA used for controlling the
吸気管圧力IPが第1所定値IP1よりも高い場合、吸気管4にパージエアを吸い込む力が弱く、差分ΔPAに基づく吸着量CAAの推定精度が大きく低下する可能性がある。
このため、制御装置14は、内燃機関1の制御に用いる吸着量CAAを更新することなく、そのまま本ルーチンを終了させることで、内燃機関1の制御に用いる吸着量CAAの更新を停止させる。
When the intake pipe pressure IP is higher than the first predetermined value IP1, the force for sucking purge air into the intake pipe 4 is weak, and the estimation accuracy of the adsorption amount CAA based on the difference ΔPA may be significantly lowered.
Therefore, the
一方、吸気管圧力IPが第1所定値IP1以下である場合、制御装置14は、ステップS1204に進み、吸気管圧力IPが第2所定値IP2以下であるか否かを判断する。
ここで、第2所定値IP2は、第1所定値IP1より低い圧力であり、吸気管圧力IPが第2所定値IP2以下の状態は、制御装置14が差分ΔPAに基づく吸着量CAAの推定を十分な精度で行える圧力条件であることを示す。
On the other hand, when the intake pipe pressure IP is equal to or less than the first predetermined value IP1, the
Here, the second predetermined value IP2 is a pressure lower than the first predetermined value IP1, and when the intake pipe pressure IP is equal to or less than the second predetermined value IP2, the
したがって、制御装置14は、吸気管圧力IPが第2所定値IP2以下の場合、ステップS1205に進み、今回ステップS1201で推定した結果に基づき、内燃機関1の制御に用いる吸着量CAAを通常に更新する。
一方、吸気管圧力IPが第2所定値IP2より高い場合、つまり、吸気管圧力IPが第1所定値IP1以下で、かつ、吸気管圧力IPが第2所定値IP2より高い場合、制御装置14は、ステップS1206に進む。
Therefore, when the intake pipe pressure IP is equal to or less than the second predetermined value IP2, the
On the other hand, when the intake pipe pressure IP is higher than the second predetermined value IP2, that is, when the intake pipe pressure IP is equal to or less than the first predetermined value IP1 and the intake pipe pressure IP is higher than the second predetermined value IP2, the
吸気管圧力IPが第1所定値IP1以下で、かつ、吸気管圧力IPが第2所定値IP2より高い状態は、吸着量CAAの推定結果が十分な精度で得られる条件ではないものの、制御にある程度反映させることができる推定精度が得られると見込まれる条件である。
そこで、制御装置14は、ステップS1206で、内燃機関1の制御に用いる吸着量CAAを今回のステップS1201で推定した結果に基づき更新する処理を実施するが、ステップS1205に比べて更新に伴う推定値の変化量(更新量)を小さく制限する。
The state where the intake pipe pressure IP is equal to or less than the first predetermined value IP1 and the intake pipe pressure IP is higher than the second predetermined value IP2 is a condition in which the estimation result of the adsorption amount CAA can be obtained with sufficient accuracy, but it is used for control. It is a condition that is expected to obtain an estimation accuracy that can be reflected to some extent.
Therefore, in step S1206, the
つまり、制御装置14は、ステップS1206で、ステップS1205で更新する場合よりも、更新後の値がより前回値に近くなるように制限する。
これにより、吸気管圧力IPが所定圧を上回るときに誤差を有する推定結果に基づき、内燃機関1の制御に用いられる吸着量CAAが通常に更新されることが抑止され、推定誤差によって内燃機関1の運転性や排気性状が悪化することを抑止できる。
That is, the
As a result, it is suppressed that the adsorption amount CAA used for controlling the
なお、制御装置14は、ステップS1206での更新処理を、ローパスフィルタ処理や加重平均演算などを用いて行うことができる。
また、制御装置14は、更新量の制限を行わずに、更新の停止と通常更新とをいずれか一方を選択することができ、更に、更新量の制限度合いを吸気管圧力IPに応じて複数段階に切り替えることができる。
The
Further, the
図10は、図9のフローチャートに示した更新処理を実施した場合での吸着量CAAと吸気管圧力IPとの相関を示すタイムチャートである。
図10の時刻t0から時刻t1までの間で、吸気管圧力IPは上昇変化するものの第2所定値IP2以下であるため、制御装置14は、最新の推定結果に基づき内燃機関1の制御に用いる吸着量CAAを通常に更新する。
FIG. 10 is a time chart showing the correlation between the adsorption amount CAA and the intake pipe pressure IP when the update process shown in the flowchart of FIG. 9 is performed.
Although the intake pipe pressure IP changes upward from time t0 to time t1 in FIG. 10, it is equal to or less than the second predetermined value IP2. Therefore, the
一方、時刻t1から時刻t2の間で、吸気管圧力IPは、第2所定値IP2より高く第1所定値IP1以下の状態になり、制御装置14は、最新の推定結果に基づき内燃機関1の制御に用いる吸着量CAAを更新するが、吸気管圧力IPが第2所定値IP2以下である場合に比べて更新に伴う推定値の変化量(更新量)を小さく制限する。
更に吸気管圧力IPが増加し、時刻t2から時刻t3の間で吸気管圧力IPが第1所定値IP1を超えると、制御装置14は、内燃機関1の制御に用いる吸着量CAAの更新を停止し、内燃機関1の制御に用いる吸着量CAAを前回値に保持する。
On the other hand, between the time t1 and the time t2, the intake pipe pressure IP becomes higher than the second predetermined value IP2 and equal to or less than the first predetermined value IP1, and the
Further, when the intake pipe pressure IP increases and the intake pipe pressure IP exceeds the first predetermined value IP1 between the time t2 and the time t3, the
ところで、制御装置14は、吸着量CAAの推定のために算出した差分ΔPAのデータに基づき、キャニスタ8の大気導入経路における異常である大気開放管10の詰まり(フィルタ10aの目詰まりなど)の有無を判定することができる。
図11は、制御装置14による大気開放管10の詰まり判定の手順を示すフローチャートである。
なお、制御装置14は、図11に示すルーチンを所定時間毎に割り込み処理によって実行する。
By the way, the
FIG. 11 is a flowchart showing a procedure for determining clogging of the
The
制御装置14は、ステップS1401で、図3のフローチャートに示した手順にしたがって求めた差分ΔPAのデータを取得する。
次いで、制御装置14は、ステップS1402で、差分ΔPAが所定値ΔPA1以上であるか否かを判断する。
In step S1401, the
Next, in step S1402, the
ここで、差分ΔPAが所定値ΔPA1以上である状態は、キャニスタ8に導入される空気の流量が少ない状態であり、キャニスタ8における蒸発燃料の吸着量CAAが多い状態、若しくは、大気開放管10の詰まり(フィルタ10aの目詰まり)が発生している状態が想定される。
制御装置14は、差分ΔPAが所定値ΔPA1以上である場合はステップS1403に進み、差分ΔPAが所定値ΔPA1を下回っている場合は、そのまま本ルーチンを終了させ、大気開放管10の詰まり発生を判定しない。
Here, when the difference ΔPA is a predetermined value ΔPA1 or more, the flow rate of the air introduced into the canister 8 is small, the adsorption amount CAA of the evaporated fuel in the canister 8 is large, or the atmosphere
When the difference ΔPA is equal to or greater than the predetermined value ΔPA1, the
制御装置14は、ステップS1403で、吸気管圧力IPが所定圧THP以下であるか否かを判断する。
吸気管圧力IPが所定圧THP以下である状態は、吸気管4にパージエアを吸い込む力が十分に高く、キャニスタ8からの蒸発燃料のパージが進行する状態であることを示す。
In step S1403, the
The state where the intake pipe pressure IP is equal to or lower than the predetermined pressure THP indicates that the force for sucking the purge air into the intake pipe 4 is sufficiently high and the purging of the evaporated fuel from the canister 8 proceeds.
制御装置14は、吸気管圧力IPが所定圧THP以下であってパージが進行する条件が成立している場合、ステップS1404に進む。
一方、制御装置14は、吸気管圧力IPが所定圧THPよりも高くパージが進まない条件である場合、そのまま本ルーチンを終了させ、大気開放管10の詰まり発生を判定しない。
The
On the other hand, when the intake pipe pressure IP is higher than the predetermined pressure THP and the purging does not proceed, the
制御装置14は、ステップS1404で、パージ制御弁12の開度PODが所定開度THO以上であるか否かを判断する。
パージ制御弁12の開度PODが所定開度THO以上である状態は、パージ流量が多く、キャニスタ8からの蒸発燃料のパージが進行する状態であることを示す。
In step S1404, the
The state in which the opening POD of the
制御装置14は、パージ制御弁12の開度PODが所定開度THO以上であってパージが進行する条件が成立している場合、ステップS1405に進む。
一方、制御装置14は、パージ制御弁12の開度PODが所定開度THOよりも小さくパージが進まない条件である場合、そのまま本ルーチンを終了させ、大気開放管10の詰まり発生を判定しない。
The
On the other hand, when the opening POD of the
制御装置14は、ステップS1405で、キャニスタ8からの蒸発燃料のパージを開始させてからの経過時間T、つまり、パージ制御弁12を閉状態から開状態に切り替えてからパージ制御弁12を開状態に保持している時間が、所定時間THT以上であるか否かを判断する。
経過時間Tが所定時間THT以上である状態は、吸気管圧力IPが所定圧THP以下で、かつ、パージ制御弁12の開度PODが所定開度THO以上である条件下で、キャニスタ8の蒸発燃料の吸着量CAAが所定量を下回る、換言すれば、差分ΔPAが所定値ΔPA1を下回ると推定される状態である。
In step S1405, the
When the elapsed time T is THT or more for a predetermined time, the canister 8 evaporates under the condition that the intake pipe pressure IP is the predetermined pressure THP or less and the opening POD of the
ここで、制御装置14は、ステップS1402で差分ΔPAが所定値ΔPA1以上であると判断した後、ステップS1403及びステップS1404を経てステップS1405に進んでいる。
このため、制御装置14が、ステップS1405で経過時間Tが所定時間THT以上であると判断した場合は、差分ΔPAが所定値ΔPA1を下回る(換言すれば、吸着量CAAが所定量を下回る)と推定される条件が成立しているのに、実際には、差分ΔPAが所定値ΔPA1以上の状態(換言すれば、吸着量CAAが所定量以上の状態)を維持していることになる。
Here, the
Therefore, when the
つまり、ステップS1405で経過時間Tが所定時間THT以上であると判断される状態は、パージの進行が通常状態に比べて遅い異常状態(換言すれば、吸着量CAAの減少変化が基準よりも遅い異常状態)である。
そして、係るパージ処理の異常は、大気開放管10の詰まり(フィルタ10aの目詰まり)によってキャニスタ8に導入される空気流量が正常時よりも減ったときに発生する。
That is, in the state where the elapsed time T is determined to be equal to or longer than the predetermined time THT in step S1405, the purging progress is slower than the normal state (in other words, the decrease change of the adsorption amount CAA is slower than the reference). Abnormal state).
Then, the abnormality of the purging process occurs when the air flow rate introduced into the canister 8 becomes smaller than that in the normal state due to the clogging of the air opening pipe 10 (clogging of the
そこで、制御装置14は、ステップS1405で経過時間Tが所定時間THT以上であると判断すると、ステップS1406に進み、大気開放管10の詰まりの発生を判定し、判定結果に基づく異常時処理を実施する。
ここで、制御装置14は、大気開放管10の詰まりの発生を判定したときの異常時処理として、詰まり判定した結果を診断履歴としてメモリに保存する処理、車両の運転者に異常発生(大気開放管10の詰まり発生、蒸発燃料処理装置3の異常発生)を警告する処理、パージ制御弁12の開度を補正する処理などを実施する。
Therefore, when the
Here, the
一方、制御装置14は、ステップS1405で経過時間Tが所定時間THTを下回ると判断すると、そのまま本ルーチンを終了させ、大気開放管10の詰まり発生を判定しない。
このように、制御装置14は、吸着量CAAの推定のために算出した差分ΔPAのデータに基づき、大気開放管10の詰まりの有無を判断する。そして、制御装置14は、大気開放管10の詰まりを判定したときに異常時処理を実施することで、異常状態の解消を促したり、異常発生の影響を抑止したりすることができる。
On the other hand, if the
In this way, the
図12は、大気開放管10の詰まり(フィルタ10aの目詰まり)が発生したときの大気開放管10内の圧力PARの変化を示すタイムチャートである。
図12において、点線で示す圧力PARの変化は、フィルタ10aの目詰まりが発生していない正常時の特性を示し、実線で示す圧力PARの変化は、フィルタ10aの目詰まりが発生している異常時の特性を示す。
なお、図12に示す圧力PARの変化は、吸気管圧力IPが所定圧THP以下で、かつ、パージ制御弁12の開度PODが所定開度THO以上である条件での特性である。
FIG. 12 is a time chart showing a change in the pressure PAR in the
In FIG. 12, the change in the pressure PAR shown by the dotted line shows the characteristic in the normal state where the
The change in the pressure PAR shown in FIG. 12 is a characteristic under the condition that the intake pipe pressure IP is the predetermined pressure THP or less and the opening POD of the
ここで、フィルタ10aの目詰まりが発生していない正常時には、経過時間Tが所定時間THTに達した時点(時刻t1)で、差分ΔPAは所定値ΔPA1を下回っている。
一方、フィルタ10aの目詰まりが発生している異常時には、キャニスタ8に導入される空気の流量が減ることで、圧力PARが高い値を保持し、経過時間Tが所定時間THTに達した時点(時刻t1)でも、差分ΔPAは所定値ΔPA1以上になる。
したがって、制御装置14は、経過時間Tが所定時間THT以上のときに差分ΔPAが所定値ΔPA1以上に維持されているか否かに基づき、フィルタ10aの詰まりの有無を判断することができる。
Here, in the normal state where the
On the other hand, when the
Therefore, the
上記実施形態で説明した各技術的思想は、矛盾が生じない限りにおいて、適宜組み合わせて使用することができる。
また、好ましい実施形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
The technical ideas described in the above embodiments can be used in combination as appropriate as long as there is no contradiction.
In addition, although the contents of the present invention have been specifically described with reference to preferred embodiments, it is obvious that those skilled in the art can adopt various modifications based on the basic technical idea and teaching of the present invention. Is.
例えば、内燃機関1が過給機を備えない自然吸気機関である場合も、前述のようにして吸着量CAAの推定を行えることは明らかである。
また、制御装置14は、差分ΔPのデータを、燃料温度や燃料タンク7内の燃料残量などに応じて補正することができる。
For example, even when the
Further, the
1…内燃機関、3…蒸発燃料処理装置、4…吸気管、6…スロットルバルブ、7…燃料タンク、8…キャニスタ、10…大気開放管、10a…フィルタ、10b…オリフィス、11…第1パージ配管、12…パージ制御弁、14…制御装置、16…第2パージ配管、17…エジェクタ、19…燃料噴射装置、23…エアフローセンサ(運転状態センサ)、27…圧力センサ(状態検出センサ)、29…回転速度センサ(運転状態センサ) 1 ... Internal engine, 3 ... Evaporated fuel processing device, 4 ... Intake pipe, 6 ... Throttle valve, 7 ... Fuel tank, 8 ... Canister, 10 ... Open air pipe, 10a ... Filter, 10b ... orifice, 11 ... First purge Piping, 12 ... Purge control valve, 14 ... Control device, 16 ... Second purge piping, 17 ... Ejector, 19 ... Fuel injection device, 23 ... Airflow sensor (operating state sensor), 27 ... Pressure sensor (state detection sensor), 29 ... Rotation speed sensor (operating state sensor)
Claims (6)
前記キャニスタと内燃機関の吸気管とを接続し、前記キャニスタからのパージガスを前記吸気管に導入するパージ配管と、
前記パージ配管に備えられ、前記キャニスタからのパージガス流量を制御するパージ制御弁と、
前記キャニスタの通気抵抗によって変化する所定の状態量を検出する状態検出センサと、
前記内燃機関の運転状態を検出する運転状態センサと、
を備えた内燃機関に適用される制御装置であって、
前記キャニスタにおける蒸発燃料の吸着量が所定量であるときの前記状態量である基準状態量を、前記運転状態センサが検出した前記内燃機関の運転状態に基づき求め、
前記基準状態量と前記状態検出センサが検出した状態量との比較に基づき、前記キャニスタにおける蒸発燃料の吸着量の推定値を求め、
前記推定値に基づき前記内燃機関の制御を行う、
内燃機関の制御装置。 A canister that adsorbs the evaporated fuel generated in the fuel tank,
A purge pipe that connects the canister and the intake pipe of the internal combustion engine and introduces purge gas from the canister into the intake pipe.
A purge control valve provided in the purge pipe and controlling the flow rate of purge gas from the canister,
A state detection sensor that detects a predetermined amount of state that changes depending on the ventilation resistance of the canister, and
An operating state sensor that detects the operating state of the internal combustion engine, and
It is a control device applied to an internal combustion engine equipped with
The reference state amount, which is the state amount when the adsorption amount of the evaporated fuel in the canister is a predetermined amount, is obtained based on the operating state of the internal combustion engine detected by the operating state sensor.
Based on the comparison between the reference state amount and the state amount detected by the state detection sensor, an estimated value of the adsorption amount of the evaporated fuel in the canister was obtained.
Control the internal combustion engine based on the estimated value.
Internal combustion engine control device.
請求項1記載の内燃機関の制御装置。 The predetermined state quantity detected by the state detection sensor is the pressure or flow rate of the inflow air to the canister.
The control device for an internal combustion engine according to claim 1.
請求項1又は請求項2記載の内燃機関の制御装置。 When the pressure of the intake pipe to which the purge pipe is connected exceeds a predetermined pressure, the update amount of the estimated value is limited to a small amount.
The control device for an internal combustion engine according to claim 1 or 2.
請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の内燃機関の制御装置。 The predetermined amount is the minimum or maximum amount of adsorption of evaporated fuel in the canister.
The control device for an internal combustion engine according to any one of claims 1 to 3.
前記差分を、前記内燃機関の運転状態及び前記パージ制御弁の開度に基づき補正し、
補正後の前記差分に基づき前記推定値を求める、
請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の内燃機関の制御装置。 The difference between the reference state quantity and the state quantity detected by the state detection sensor is obtained.
The difference is corrected based on the operating state of the internal combustion engine and the opening degree of the purge control valve.
The estimated value is obtained based on the corrected difference.
The control device for an internal combustion engine according to any one of claims 1 to 4.
請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の内燃機関の制御装置。 When the decrease change of the estimated value is slower than the reference, the occurrence of an abnormality in the atmosphere introduction path of the canister is determined.
The control device for an internal combustion engine according to any one of claims 1 to 5.
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