JP2017166462A - Evaporated fuel treatment device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、燃料タンクで生じた蒸発燃料を処理する蒸発燃料処理装置に関する。 The present invention relates to an evaporated fuel processing apparatus that processes evaporated fuel generated in a fuel tank.
燃料タンクで生じる蒸発燃料には、大気汚染の要因となる炭化水素(HC:Hydro Carbon)が含まれている。このため、燃料タンクを備えた車両にキャニスタを設けておき、燃料タンクで生じた蒸発燃料を、キャニスタ内の吸着材に吸着させている。そして、キャニスタにおける燃料の吸着量が所定の閾値を超えると、キャニスタと吸気路とを接続するパージ流路を開き、吸気路の負圧によって吸着材から燃料を脱離させる。こうして、脱離された燃料は吸気路へ供給され、蒸発燃料が処理されることとなる。 Evaporated fuel generated in the fuel tank contains hydrocarbons (HC) that cause air pollution. For this reason, a canister is provided in a vehicle equipped with a fuel tank, and the evaporated fuel generated in the fuel tank is adsorbed by an adsorbent in the canister. When the amount of fuel adsorbed in the canister exceeds a predetermined threshold, the purge flow path connecting the canister and the intake path is opened, and the fuel is desorbed from the adsorbent by the negative pressure in the intake path. Thus, the desorbed fuel is supplied to the intake passage, and the evaporated fuel is processed.
また、キャニスタ内部をポンプで吸引して蒸発燃料を脱離させた後、当該蒸発燃料をNOx吸蔵還元触媒(Lean NOx Trap、以下「LNT」と称する)の上流側に導入し、還元剤として利用する技術も開発されている(例えば、特許文献1)。 Also, after the canister is sucked with a pump to desorb the evaporated fuel, the evaporated fuel is introduced upstream of a NOx storage reduction catalyst (Lean NOx Trap, hereinafter referred to as “LNT”) and used as a reducing agent. The technique which performs is also developed (for example, patent document 1).
上記特許文献1の技術では、キャニスタにおける蒸発燃料の吸着量がLNTに吸蔵された窒素酸化物の還元に必要な量に満たない場合もある。この場合、LNTの一般的な還元処理と同様にリッチ燃焼を行う必要があり、燃費が低下したり、動力性能が低下したりするという問題がある。 In the technique disclosed in Patent Document 1, the amount of evaporated fuel adsorbed in the canister may not be enough for the reduction of nitrogen oxides stored in the LNT. In this case, it is necessary to perform rich combustion similarly to a general reduction process of LNT, and there is a problem that fuel efficiency is reduced and power performance is reduced.
そこで、本発明は、蒸発燃料を効率よく利用することで、燃費を向上させるとともに、動力性能の低下を抑制することが可能な蒸発燃料処理装置を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide an evaporative fuel processing apparatus that can improve fuel efficiency and suppress a decrease in power performance by efficiently using evaporative fuel.
上記課題を解決するために、本発明の蒸発燃料処理装置は、液体燃料を貯留する燃料タンクで生じた蒸発燃料を処理する蒸発燃料処理装置であって、前記燃料タンクに接続され、該燃料タンクで生じた前記蒸発燃料を含む混合ガスが循環する循環流路と、前記循環流路に設けられ、前記混合ガス中の前記蒸発燃料を吸着するキャニスタと、前記循環流路における前記混合ガスの循環量を調整する循環量調整手段と、エンジンの排気路に設けられたNOx吸蔵還元触媒と、前記キャニスタに吸着された前記蒸発燃料を該キャニスタから脱離して前記NOx吸蔵還元触媒へ導く燃料導入手段と、を備えたことを特徴とする。 In order to solve the above problems, an evaporated fuel processing apparatus of the present invention is an evaporated fuel processing apparatus that processes evaporated fuel generated in a fuel tank that stores liquid fuel, and is connected to the fuel tank, and the fuel tank A circulation channel through which the mixed gas containing the evaporated fuel generated in step circulates, a canister provided in the circulation channel to adsorb the evaporated fuel in the mixed gas, and circulation of the mixed gas in the circulation channel A circulation amount adjusting means for adjusting the amount; a NOx occlusion reduction catalyst provided in an engine exhaust passage; and a fuel introduction means for desorbing the evaporated fuel adsorbed by the canister from the canister and leading to the NOx occlusion reduction catalyst. And.
また、前記燃料導入手段は、前記NOx吸蔵還元触媒の吸蔵量が所定の吸蔵閾値以上であると、前記キャニスタに吸着された蒸発燃料を脱離して前記NOx吸蔵還元触媒へ導くとしてもよい。 The fuel introducing means may desorb the evaporated fuel adsorbed by the canister and guide it to the NOx occlusion reduction catalyst when the occlusion amount of the NOx occlusion reduction catalyst is equal to or greater than a predetermined occlusion threshold.
また、前記循環量調整手段は、前記NOx吸蔵還元触媒の吸蔵量が前記吸蔵閾値以上である場合であって、前記キャニスタにおける前記蒸発燃料の吸着量が、該NOx吸蔵還元触媒に吸蔵された窒素酸化物の還元に必要な所定の還元閾値未満である場合、前記混合ガスの循環量を増加させ、前記燃料導入手段は、前記NOx吸蔵還元触媒の吸蔵量が前記吸蔵閾値以上であり、前記キャニスタにおける前記蒸発燃料の吸着量が前記還元閾値以上であると、該蒸発燃料を該キャニスタから脱離して該NOx吸蔵還元触媒へ導くとしてもよい。 Further, the circulation amount adjusting means is a case where the storage amount of the NOx storage reduction catalyst is greater than or equal to the storage threshold, and the amount of adsorption of the evaporated fuel in the canister is the nitrogen stored in the NOx storage reduction catalyst. When the amount is less than a predetermined reduction threshold required for the reduction of the oxide, the circulation amount of the mixed gas is increased, and the fuel introduction means has a storage amount of the NOx storage reduction catalyst equal to or greater than the storage threshold, and the canister If the amount of the evaporated fuel adsorbed in is equal to or greater than the reduction threshold, the evaporated fuel may be desorbed from the canister and guided to the NOx storage reduction catalyst.
本発明によれば、蒸発燃料を効率よく利用することで、燃費を向上させるとともに、動力性能の低下を抑制することが可能となる。 According to the present invention, by efficiently using evaporated fuel, it is possible to improve fuel efficiency and suppress a decrease in power performance.
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。 Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. The dimensions, materials, and other specific numerical values shown in the embodiments are merely examples for facilitating understanding of the invention, and do not limit the present invention unless otherwise specified. In the present specification and drawings, elements having substantially the same function and configuration are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted, and elements not directly related to the present invention are not illustrated. To do.
図1は、本実施形態にかかるエンジンシステム100の構成を示す概略図である。なお、図1中、信号の流れを破線の矢印で示す。図1に示すように、エンジンシステム100には、中央処理装置(CPU)、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含むマイクロコンピュータでなるECU(Engine Control Unit)110が設けられ、ECU110によりエンジン120全体が統括制御される。ただし、以下では、本実施形態に関係する構成や処理について詳細に説明し、本実施形態と無関係の構成や処理については説明を省略する。
FIG. 1 is a schematic diagram illustrating a configuration of an
エンジン120は、複数の気筒122aを有する多気筒エンジンであり、シリンダブロック122に形成された各気筒122aの吸気ポート124に、吸気マニホールド126が連通される。吸気マニホールド126の集合部には、エアチャンバ128を介して吸気路130が連通され、吸気路130の上流側にエアクリーナ132が設けられ、エアクリーナ132の下流側にスロットル弁134が設けられる。
The engine 120 is a multi-cylinder engine having a plurality of
また、エンジン120のシリンダブロック122に形成された各気筒122aの排気ポート136には、排気マニホールド138が連通される。排気マニホールド138の集合部には、排気路140を介してマフラー142が連通されており、排気路140には、後述する排気ガス浄化装置200が設けられている。
An
エンジン120には、点火プラグ148が、その先端が燃焼室146内に位置するように各気筒122aそれぞれに対して設けられる。また、各気筒122aの燃焼室146には、インジェクタ150が設けられる。
The engine 120 is provided with a
エンジンシステム100には、吸気路130におけるエアクリーナ132とスロットル弁134との間に、エンジン120に流入する吸入空気量を検出する吸入空気量センサ160、および、エンジン120に流入する空気の温度を検出する吸気温センサ162が設けられる。また、エンジンシステム100には、スロットル弁134の開度を検出するスロットル開度センサ164が設けられる。また、エンジンシステム100には、クランクシャフトのクランク角を検出するクランク角センサ166が設けられる。
In the
また、エンジンシステム100には、燃焼室146と吸気ポート124とを開閉可能な吸気弁(図示せず)、および、燃焼室146と排気ポート136とを開閉可能な排気弁(図示せず)を開閉させるカム(図示せず)を駆動するVVTアクチュエータ152、および、当該カムの回転角度を検出するカムセンサ168が設けられる。また、エンジンシステム100は、アクセル(図示せず)の開度を検出するアクセル開度センサ170が設けられる。
The
これら各センサ160〜170は、ECU110に接続されており、検出値を示す信号をECU110に出力する。
Each of these
ECU110は、各センサ160〜170から出力された信号を取得してエンジン120を制御する。ECU110は、エンジン120を制御する際、信号取得部180、目標値導出部182、空気量決定部184、噴射量決定部186、スロットル開度決定部188、点火時期決定部190、駆動制御部192として機能する。また、ECU110は、後述する排気ガス浄化装置200を制御する際、流路切換部194として機能する。流路切換部194については、後に詳述する。
ECU 110 acquires signals output from
信号取得部180は、各センサ160〜170が検出した値を示す信号を取得する。目標値導出部182は、クランク角センサ166から取得したクランク角を示す信号に基づいて現時点のエンジン回転数を導出する。また、目標値導出部182は、導出したエンジン回転数、および、アクセル開度センサ170から取得したアクセル開度を示す信号に基づいて、予め記憶されたマップを参照して目標トルクおよび目標エンジン回転数を導出する。
The signal acquisition unit 180 acquires signals indicating values detected by the
空気量決定部184は、目標値導出部182により導出された目標エンジン回転数および目標トルクに基づいて、各気筒122aに供給する目標空気量を決定する。スロットル開度決定部188は、空気量決定部184により決定された各気筒122aの目標空気量の合計量を導出し、合計量の空気を外部から吸気するための目標スロットル開度を決定する。
The air
噴射量決定部186は、空気量決定部184により決定された各気筒122aの目標空気量に基づいて、例えば、空燃比が理論空燃比よりリーンとなるように、各気筒122aに供給する燃料の目標噴射量を決定する。また、噴射量決定部186は、決定した目標噴射量の燃料をエンジン120の吸気行程あるいは圧縮行程でインジェクタ150から噴射させるために、クランク角センサ166により検出されるクランク角を示す信号に基づいて、各インジェクタ150の目標噴射時期および目標噴射期間を決定する。
The injection
点火時期決定部190は、目標値導出部182により導出された目標エンジン回転数、および、クランク角センサ166により検出されるクランク角を示す信号に基づいて、各気筒122aでの点火プラグ148の目標点火時期を決定する。
Based on the target engine speed derived by the target value deriving unit 182 and a signal indicating the crank angle detected by the
駆動制御部192は、スロットル開度決定部188により決定された目標スロットル開度でスロットル弁134が開口するように、スロットル弁用アクチュエータ(図示せず)を駆動する。また、駆動制御部192は、噴射量決定部186により決定された目標噴射時期および目標噴射期間でインジェクタ150を駆動することで、インジェクタ150から目標噴射量の燃料を噴射させる。また、駆動制御部192は、点火時期決定部190により決定された目標点火時期で点火プラグ148を点火させる。
The
このようにして、燃焼室146で燃料が燃焼されたことにより生じた排気ガスは、排気路140を通じて外部に排出されることになるが、排気ガスには、炭化水素、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)が含まれるため、これらを除去する必要がある。そこで、排気路140に排気ガス浄化装置200を設けておき、排気ガス浄化装置200において、炭化水素、一酸化炭素、窒素酸化物を除去する。
Thus, the exhaust gas generated by the combustion of the fuel in the
図2は、排気ガス浄化装置200の構成を示す概略図である。なお、図2中、信号の流れを破線の矢印で、排気ガスの流れを白抜き矢印で、蒸発燃料、混合ガス、および大気の流れを実線の矢印で示す。図2に示すように、排気ガス浄化装置200は、三元触媒(Three-Way Catalyst)210と、NOx吸蔵還元触媒212と、燃料タンク220と、循環流路230と、キャニスタ240と、パージ流路250と、導入流路260と、ポンプ270と、第1切換バルブ280と、第2切換バルブ282と、逆止弁284とを含んで構成される。
FIG. 2 is a schematic diagram showing the configuration of the exhaust
三元触媒210は、排気路140内に設けられる。三元触媒210は、例えば、プラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)を含んで構成され、排気ポート136から排出された排気ガス中の炭化水素、一酸化炭素、窒素酸化物を除去する。
The three-
NOx吸蔵還元触媒212は、排気路140内における三元触媒210の下流側に設けられ、三元触媒210で除去しきれなかった窒素酸化物を一旦吸蔵し、吸蔵した窒素酸化物を所定のタイミングで還元(浄化)する。
The NOx
具体的に説明すると、NOx吸蔵還元触媒212は、リーン雰囲気(かつ所定の吸蔵温度範囲)において、窒素酸化物を吸蔵し、吸蔵した窒素酸化物を、リッチ雰囲気(かつ吸蔵温度範囲の上限値よりも高温の還元温度以上)で還元するという特性を有する。
More specifically, the NOx
本実施形態のエンジン120は、通常はリーン燃焼を行い、間欠的に短期間(例えば、数秒)リッチ燃焼を行う。リーン燃焼を行っている間に排出された窒素酸化物はNOx吸蔵還元触媒212で吸蔵され、吸蔵された窒素酸化物はリッチ燃焼を行っている間に還元される。
The engine 120 of this embodiment normally performs lean combustion, and intermittently performs rich combustion intermittently for a short period (for example, several seconds). Nitrogen oxides exhausted during lean combustion are stored in the NOx
燃料タンク220は、液体燃料を貯留する。燃料タンク220に貯留された液体燃料は、インジェクタ150を介して燃焼室146に噴射される。燃料タンク220には、燃料タンク220で生じた蒸発燃料を含む混合ガスが循環する循環流路230が接続されている。循環流路230は、一端が燃料タンク220の上部に接続され、他端が燃料タンク220の側面に接続された配管で構成されている。
The
キャニスタ240は、循環流路230に設けられ、蒸発燃料を吸着する吸着剤(例えば、活性炭)が充填されている。パージ流路250は、一端が大気開放され、他端が循環流路230における燃料タンク220の下流側であってキャニスタ240の上流側に接続された配管で構成される。導入流路(燃料導入手段)260は、一端が循環流路230におけるキャニスタ240の下流側であって燃料タンク220の上流側に接続され、他端が排気路140における三元触媒210の下流側であってNOx吸蔵還元触媒212の上流側に接続された配管で構成される。
The
ポンプ270は、循環流路230におけるキャニスタ240の下流側であって燃料タンク220の上流側に設けられ、循環流路230における混合ガスの循環量を調整する循環量調整手段として機能する。また、ポンプ270は、パージ流路250から大気を吸引してキャニスタ240(吸着剤)から蒸発燃料を脱離させて、導入流路260を介してNOx吸蔵還元触媒212へ導く燃料導入手段として機能する。
The
第1切換バルブ280は、循環流路230とパージ流路250との接続箇所に設けられ、キャニスタ240の上流側の接続を、燃料タンク220の上部とパージ流路250とに切り換える。第2切換バルブ282は、循環流路230と導入流路260との接続箇所に設けられ、キャニスタ240の下流側の接続を、燃料タンク220の側面と導入流路260とに切り換える。逆止弁284は、導入流路260に設けられ、排気ガスのキャニスタ240への逆流を防止する。
The
流路切換部194は、ポンプ270、第1切換バルブ280、第2切換バルブ282を制御する。以下、流路切換部194による制御の具体的な処理について説明する。
The flow
図3は、蒸発燃料処理を説明するフローチャートである。蒸発燃料処理は、所定時間間隔の割込処理として実行される。なお、初期状態において、第1切換バルブ280は、燃料タンク220の上部とキャニスタ240とを連通するとともに、パージ流路250とキャニスタ240との連通を遮断している。また、第2切換バルブ282は、キャニスタ240と燃料タンク220の側面とを連通するとともに、キャニスタ240と導入流路260との連通を遮断している。さらに、ポンプ270は停止している。
FIG. 3 is a flowchart for explaining the evaporated fuel processing. The evaporated fuel process is executed as an interrupt process at predetermined time intervals. In the initial state, the
(ステップS110)
流路切換部194は、NOx吸蔵還元触媒212の窒素酸化物の吸蔵量が所定の第1所定値を上回るか否かを判定する。ここで、第1所定値は、NOx吸蔵還元触媒212の最大吸蔵量未満の所定の値(例えば、最大吸蔵量の80%〜90%程度)である。その結果、吸蔵量が第1所定値を上回ると判定した場合にはステップS120へ処理を移し、吸蔵量が第1所定値以下であると判定した場合には当該蒸発燃料処理を終了する。
(Step S110)
The flow
なお、本実施形態において、ECU110に設けられた不図示のROMには、エンジン120の運転条件と排気量とが関連付けられた排気量マップが予め保持されている。そして、流路切換部194は、排気量マップを参照して、各運転条件での運転時間分の排気量を積算することで、NOx吸蔵還元触媒212の吸蔵量を推定している。
In the present embodiment, an unillustrated ROM provided in the
(ステップS120)
流路切換部194は、キャニスタ240(吸着剤)における蒸発燃料の吸着量が所定の還元閾値を上回るか否かを判定する。ここで、還元閾値は、NOx吸蔵還元触媒212に吸蔵された窒素酸化物の還元に必要な燃料(還元剤)の量である。その結果、吸着量が還元閾値を上回ると判定した場合にはステップS130へ処理を移し、吸着量が還元閾値以下であると判定した場合にはステップS140へ処理を移す。
(Step S120)
The flow
なお、本実施形態において、ECU110に設けられた不図示のROMには、外気温度と、混合ガスの循環量(循環流路230を循環する混合ガスの流量)と、キャニスタ240における蒸発燃料の吸着量とが関連付けられた吸着量マップが予め保持されている。そして、流路切換部194は、吸着量マップを参照して、外気温度および混合ガスの循環量に基づいて、キャニスタ240の吸着量を推定している。
In the present embodiment, an unillustrated ROM provided in the
(ステップS130)
流路切換部194は、現在の運転状態が所定の運転状態であるか否か(排気ガスの推定温度がNOx吸蔵還元触媒212の還元温度に達しているか否か)を判定する。その結果、所定の運転状態であると判定した場合には、ステップS150に処理を移す。所定の運転状態ではないと判定した場合には、所定の運転状態となるまで待機する。
(Step S130)
The flow
(ステップS140)
流路切換部194は、第1切換バルブ280を切換制御して、燃料タンク220の上部とキャニスタ240とを連通するとともに、パージ流路250とキャニスタ240との連通を遮断する。また、流路切換部194は、第2切換バルブ282を切換制御して、キャニスタ240と燃料タンク220の側面とを連通するとともに、キャニスタ240と導入流路260との連通を遮断する。そして、流路切換部194は、ポンプ270を駆動させる。
(Step S140)
The flow
そうすると、燃料タンク220で生じた混合ガスは、燃料タンク220の上部から循環流路230へ送出された後、キャニスタ240を通過し、キャニスタ240から燃料タンク220の側面に再導入されることで、循環流路230、燃料タンク220を循環することとなる。これにより、キャニスタ240における蒸発燃料の吸着量を増加させることが可能となる。
Then, the mixed gas generated in the
(ステップS150)
流路切換部194は、第1切換バルブ280を切換制御して、パージ流路250とキャニスタ240とを連通するとともに、燃料タンク220の上部とキャニスタ240との連通を遮断する。また、流路切換部194は、第2切換バルブ282を切換制御して、キャニスタ240と導入流路260とを連通するとともに、キャニスタ240と燃料タンク220の側面との連通を遮断する。
(Step S150)
The flow
これにより、キャニスタ240に吸着された蒸発燃料が脱離されて、NOx吸蔵還元触媒212に導入される。したがって、NOx吸蔵還元触媒212において、蒸発燃料によって窒素酸化物が還元されることとなる。
As a result, the evaporated fuel adsorbed on the
このように、燃料タンク220で生じた蒸発燃料を一旦キャニスタ240に吸着させておき、必要に応じてNOx吸蔵還元触媒212に導入して還元剤として利用することで、蒸発燃料を効率よく利用することができる。つまり、排気ガス浄化装置200は、蒸発燃料を処理する蒸発燃料処理装置としても機能する。
In this way, the evaporated fuel generated in the
また、キャニスタ240は、吸気路130よりもNOx吸蔵還元触媒212の近傍に設けられるため、蒸発燃料を吸気路130に導入する従来技術と比較して、配管を短縮することができる。したがって、部品点数を低減することができ、コストを削減することが可能となる。
Further, since the
さらに、蒸発燃料をNOx吸蔵還元触媒212の還元剤として利用できることから、リッチ燃焼を行う時間を短縮したり、リッチ燃焼を行う際の燃料の噴射量を低減したりすることができる。したがって、エンジン120の動力性能の低下を抑制するとともに、燃費を向上させることが可能となる。
Further, since the evaporated fuel can be used as a reducing agent for the NOx
(ステップS160)
流路切換部194は、NOx吸蔵還元触媒212の窒素酸化物の吸蔵量が所定の第2所定値以下であるか否かを判定する。その結果、吸蔵量が第2所定値以下であると判定した場合には、ステップS170に処理を移し、吸蔵量が第2所定値を上回ると判定した場合にはステップS120に処理を移す。なお、第2所定値は、第1所定値と等しくてもよいし、第1所定値未満の任意の値であってもよい。
(Step S160)
The flow
(ステップS170)
流路切換部194は、第1切換バルブ280を切換制御して、燃料タンク220の上部とキャニスタ240とを連通するとともに、パージ流路250とキャニスタ240との連通を遮断する。また、流路切換部194は、第2切換バルブ282を切換制御して、キャニスタ240と燃料タンク220の側面とを連通するとともに、キャニスタ240と導入流路260との連通を遮断する。そして、流路切換部194は、ポンプ270を停止させる。
(Step S170)
The flow
以上説明したように、本実施形態にかかる排気ガス浄化装置200によれば、燃料タンク220で生じた蒸発燃料をNOx吸蔵還元触媒212の還元剤として利用することができる。したがって、蒸発燃料の処理に要するコストを低減することが可能となる。また、キャニスタ240の吸着量が還元閾値未満であっても、循環流路230における混合ガスの循環量を増加させて、キャニスタ240の吸着量を増加させることができる。このため、燃料の噴射量を低減することができ、燃費を向上させるとともに、動力性能の低下を抑制することが可能となる。
As described above, according to the exhaust
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。 As mentioned above, although preferred embodiment of this invention was described referring an accompanying drawing, it cannot be overemphasized that this invention is not limited to this embodiment. It will be apparent to those skilled in the art that various changes and modifications can be made within the scope of the claims, and these are naturally within the technical scope of the present invention. Is done.
例えば、上記実施形態において、導入流路260が、循環流路230に接続される構成を例に挙げて説明した。しかし、導入流路260は、キャニスタ240が吸着した蒸発燃料をNOx吸蔵還元触媒212に導くことができれば、接続位置に限定はない。例えば、導入流路260の一端がキャニスタ240に直接接続されていてもよい。
For example, in the above embodiment, the configuration in which the
また、上記実施形態において、循環流路230の他端が、燃料タンク220の側面のうち、液体燃料の液面より上方に位置する箇所に接続される構成を例に挙げて説明した。しかし、循環流路230は、混合ガスを循環させることができれば、構成に限定はない。例えば、循環流路230の他端が、燃料タンク220の側面のうち、液体燃料の液面より下方に位置する箇所に接続されるとしてもよい。この場合、混合ガスによって液体燃料がバブリングされることとなるため、蒸発燃料の発生量を増加させることができる。
In the above embodiment, the configuration in which the other end of the
また、上記実施形態において、流路切換部194は、排気量マップに基づいて、NOx吸蔵還元触媒212の吸蔵量を推定する構成を例に挙げて説明した。しかし、排気路140にNOxセンサを設けておき、NOxセンサによる信号に基づいて、NOx吸蔵還元触媒212の吸蔵量を推定してもよい。例えば、排気路140におけるNOx吸蔵還元触媒212の下流側にNOxセンサを備えておき、NOxセンサがNOxを検知したら、NOx吸蔵還元触媒212の吸蔵量が第1所定値を上回ると判定してもよい。
Moreover, in the said embodiment, the flow-
また、キャニスタ240から脱離された蒸発燃料を吸気系に送出する流路が設けられていてもよい。
Further, a flow path for sending the evaporated fuel desorbed from the
本発明は、燃料タンクで生じた蒸発燃料を処理する蒸発燃料処理装置に利用できる。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can be used for an evaporated fuel processing apparatus that processes evaporated fuel generated in a fuel tank.
120 エンジン
140 排気路
146 燃焼室
200 排気ガス浄化装置(蒸発燃料処理装置)
212 NOx吸蔵還元触媒
220 燃料タンク
230 循環流路
240 キャニスタ
250 パージ流路(燃料導入手段)
260 導入流路(燃料導入手段)
270 ポンプ(循環量調整手段、燃料導入手段)
120
212 NOx
260 Introduction channel (fuel introduction means)
270 Pump (circulation amount adjusting means, fuel introducing means)
Claims (3)
前記燃料タンクに接続され、該燃料タンクで生じた前記蒸発燃料を含む混合ガスが循環する循環流路と、
前記循環流路に設けられ、前記混合ガス中の前記蒸発燃料を吸着するキャニスタと、
前記循環流路における前記混合ガスの循環量を調整する循環量調整手段と、
エンジンの排気路に設けられたNOx吸蔵還元触媒と、
前記キャニスタに吸着された前記蒸発燃料を該キャニスタから脱離して前記NOx吸蔵還元触媒へ導く燃料導入手段と、
を備えたことを特徴とする蒸発燃料処理装置。 An evaporative fuel processing apparatus for processing evaporative fuel generated in a fuel tank that stores liquid fuel,
A circulation passage connected to the fuel tank, through which a mixed gas containing the evaporated fuel generated in the fuel tank circulates;
A canister that is provided in the circulation channel and adsorbs the evaporated fuel in the mixed gas;
A circulation amount adjusting means for adjusting a circulation amount of the mixed gas in the circulation channel;
A NOx storage reduction catalyst provided in the exhaust passage of the engine;
Fuel introduction means for desorbing the evaporated fuel adsorbed by the canister from the canister and leading it to the NOx storage reduction catalyst;
An evaporative fuel processing apparatus comprising:
前記燃料導入手段は、前記NOx吸蔵還元触媒の吸蔵量が前記吸蔵閾値以上であり、前記キャニスタにおける前記蒸発燃料の吸着量が前記還元閾値以上であると、該蒸発燃料を該キャニスタから脱離して該NOx吸蔵還元触媒へ導くことを特徴とする請求項2に記載の蒸発燃料処理装置。 The circulation amount adjusting means is a case where the storage amount of the NOx storage reduction catalyst is greater than or equal to the storage threshold, and the amount of adsorption of the evaporated fuel in the canister is the nitrogen oxide stored in the NOx storage reduction catalyst The amount of circulation of the mixed gas is increased when it is less than a predetermined reduction threshold required for the reduction of
The fuel introduction means desorbs the vaporized fuel from the canister when the occlusion amount of the NOx occlusion reduction catalyst is equal to or greater than the occlusion threshold value and the adsorption amount of the vaporized fuel in the canister is equal to or greater than the reduction threshold value. The evaporative fuel processing device according to claim 2, wherein the evaporative fuel processing device is led to the NOx storage reduction catalyst.
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WO2021049575A1 (en) * | 2019-09-13 | 2021-03-18 | 日立Astemo株式会社 | Internal combustion engine control device and control method |
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- 2016-03-18 JP JP2016055219A patent/JP2017166462A/en active Pending
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