JP2021037541A - 引き締め工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブラインドナットの取り付け工具として、小型の動力機器に装着又は、駆動軸に直接動力源を接続し、ブラインドナットの引き締めネジへの取り付けと、圧着工程を連続、且つ、自動的に行う為に三角形可動片を用いた構造の引き締め工具を提供する。【解決手段】一対のネジを螺合し片側1を駆動側とし他方10を被動側として被動側に設けた突起10bに三角形可動片12bのトルクリミッタ作用により駆動軸11aの回転力を被動軸10aの回転と直動との動力伝達方向を切り替えさせる構造とする。【選択図】図1
Description
ブラインドナットは広く知られているが、主としてこのブラインドナットを圧着する為の工具である
従来はブラインドリベットの圧着に用いられる様な、手動レバー式か大掛かりな物としては専用の動力式装置があり、手軽に使用するにはどちらも難点が多く、特にブラインドナットの引き締めネジへの取り付けは手動式の物は、手回し作業の為手間がかかる
本発明は、手動でも電動式ドライバー・ドリルの様な小型の電動等の工具に装着しても使用出来る事により、前述の欠点を解消し早く、快適に作業出来る事を目的として、ブラインドナットを引き締めネジに取り付ける事と、引き締めネジの引き込を自動的に切り替える事に依り容易にすることにある
勿論駆動軸に動力源を直接構成する事が出来る
勿論駆動軸に動力源を直接構成する事が出来る
ブラインドナットを引き締めネジに取り付け・引き締めネジを引き締めてブラインドナットを圧着するために為に駆動軸の回転動力を途切れることなく、被動軸を回転から軸方向への直進運動に変える為、三角形可動片状のトルクリミッタを設けたもの
本発明は第1図にほぼ等寸大で、部品の交換により多様なブラインドナットの取り付け作用が出来、従来品に比べ構造が簡単な為、製作も使用も容易に可能であり、且つ、廉価に提供出来、作業を大いに改善出来る物である
ブラインドナット取り付け装置において、主要な工程は次の4工程になる
1. 取り付け工程(ブラインドナットを引き締めネジに取り付ける)
2. 引き締め工程(駆動ネジを正回転し、ブラインドナットを圧着し対象板に取 り付ける)
3. 押し戻し工程(駆動ネジを逆回転方向に回転し基点に戻す)
4. 取外し工程(ブラインドナットを引き締めネジから取り外す)
3.と4.は同時進行でも可能であり別の構造も可能であり、本発明は、1. と2.の工程を自動的に切り替えることを目的としたものである
1. 取り付け工程(ブラインドナットを引き締めネジに取り付ける)
2. 引き締め工程(駆動ネジを正回転し、ブラインドナットを圧着し対象板に取 り付ける)
3. 押し戻し工程(駆動ネジを逆回転方向に回転し基点に戻す)
4. 取外し工程(ブラインドナットを引き締めネジから取り外す)
3.と4.は同時進行でも可能であり別の構造も可能であり、本発明は、1. と2.の工程を自動的に切り替えることを目的としたものである
本発明は基本的に、第1図により構成する
以上の構成は一例で有り、全体に構造を特定する物ではない
第1図Aに於いて、筒状部材9の両端を中央部に穴のある蓋6と12で塞ぎ本体とし、蓋12に駆動軸11aを通し蓋12で回転のみ自由に支承させ、筒状部材9内で駆動ネジ11と駆動軸11aを一体に構成する
この駆動ネジ11に被動ネジ10を螺合し被動ネジ10と被動軸10aを一体に構成し、被動軸10aを蓋6で回転と軸方向への直動運動を可能な状態に支承させる
通常、ネジは右ネジを使用する為、本発明も右ネジ基準とするが、左ネジにもネジそれぞれを替える事により対応できる
以上の構成は一例で有り、全体に構造を特定する物ではない
第1図Aに於いて、筒状部材9の両端を中央部に穴のある蓋6と12で塞ぎ本体とし、蓋12に駆動軸11aを通し蓋12で回転のみ自由に支承させ、筒状部材9内で駆動ネジ11と駆動軸11aを一体に構成する
この駆動ネジ11に被動ネジ10を螺合し被動ネジ10と被動軸10aを一体に構成し、被動軸10aを蓋6で回転と軸方向への直動運動を可能な状態に支承させる
通常、ネジは右ネジを使用する為、本発明も右ネジ基準とするが、左ネジにもネジそれぞれを替える事により対応できる
第1図Aの駆動軸11aを矢印b方向から見て、第1図Bの矢印c方向を正回転方向とし、回転させる事に依り、被動ネジ11aは、第1図Aの矢印イ方向の引き締め方向に移動し、第1図Bの矢印d方向を逆回転方向として回転させる事に依り、第1図Aの矢印ロ方向の押し戻し方向に移動し、被動ネジ10の基点は、押し戻し方向の戻り着く所とし、駆動ネジ11と一体としたストッパー8と当たる事等の方法により決められる
三角形可動片12bと成るバネ12の取り付けは、駆動ネジ11と一体と成るスリーブ7と被動軸10aとの間に、スリーブ7に取り付け部12aにて取り付け、被動軸10aの外径とバネ12の内径とは接触させない
バネ12は通常、駆動・被動のネジとは逆巻きとしピッチはネジより大きめとする
バネ12は通常、駆動・被動のネジとは逆巻きとしピッチはネジより大きめとする
不特定に位置する被動軸10aの突起10bに対して、駆動軸11aを逆回転し突起10bを基点に向け押し戻す過程に於いて、突起10bが基点に戻るまでの、ネジの最終周回で、第2図Fの突起10bがバネの滑り辺αの接触点fから当たる事に依りバネを押し更にバネの頂点tを超え、突起を基点に誘導する
この事は第2図A・Bに記載する
この事は第2図A・Bに記載する
この後第2図CからEに記載する様に、駆動軸11aを正回転方向に回転すると、バネの滑り辺βの滑り点rから接触し駆動軸11aの回転力を突起10bに与え被動軸10aを回転させ、被動軸10aへの負荷が大きくなった時、トルクリミッタとして突起10bの位置に対し辺βとの接触点が滑り点から移動し頂点tを超えさせ被動軸の回転を停止し被動軸10aは軸方向に引き込まれる
この辺α及びβを含む三角形状は図ではバネとして線材を使用しているが、第2図Hの様に板材を用いる事や、円筒カム状とする事が出来るので、総合して三角形可動片12bと言い表す
三角形可動片12bを固定したものに対し、突起10bをバネ状とし可動系とした場合にも有効に機能する
この辺α及びβを含む三角形状は図ではバネとして線材を使用しているが、第2図Hの様に板材を用いる事や、円筒カム状とする事が出来るので、総合して三角形可動片12bと言い表す
三角形可動片12bを固定したものに対し、突起10bをバネ状とし可動系とした場合にも有効に機能する
三角形可動片12bの支点sを他の形状の場合のスリーブ7又は被動軸10aとの接続点と成る
つまり、三角形可動片12bと突起10bは駆動側と被動側との相互を入れ替えて相対的に取り付けが可能と成る
更に三角形可動片を固定状態としても突起を可動形状とする事に依って同様の作用を行わせることが可能である
又、三角形可動片12bの頂点tが必要以上に出すぎないようにストッパー8により止めるなどの方法が有る
つまり、三角形可動片12bと突起10bは駆動側と被動側との相互を入れ替えて相対的に取り付けが可能と成る
更に三角形可動片を固定状態としても突起を可動形状とする事に依って同様の作用を行わせることが可能である
又、三角形可動片12bの頂点tが必要以上に出すぎないようにストッパー8により止めるなどの方法が有る
角rftは突起10bが直動する時、駆動軸の4分の3回転以内程度で辺αの接触点fから突起10bが当たる事に依りバネを押し更にバネの頂点tを超えられるなだらかな角度で、角frtは突起10bと辺βとの押圧力が増大した時滑りを生じさせトルクリミッタとして成り立つ角度で、突起10bと辺βとの関係で決まる
辺α及びβは直線である必要は無いし、突起10bの形状も特定した物では無い
辺α及びβは直線である必要は無いし、突起10bの形状も特定した物では無い
引き締めネジ1は被動軸10aの取り付け部10bを介して取り付け、蓋6と一体となるフランジ押さえ受け5とフランジ押さえ4を引き締めネジ1と同心に構成する
フランジ押さえ4はフランジ押さえ受け5との接続はフランジ押さえ受け5の外周にバネ5aを巻き付け一端を円筒の内側に突出させ、フランジ押さえ4の取り付け部に斜面4aと凹部4bとを設け、斜面4aをバネ5aの内側に突出した部分と合わせ挿入しバネ5aを押し出させ、後、フランジ押さえ4を回転しバネを凹部4bに合わせ抜け留とする
蓋6とフランジ押さえ受け5はネジで接続する場合、引き締めネジ1の繰り出し量の調整が出来る
この部分は本発明の要旨では無い為省略する
フランジ押さえ4はフランジ押さえ受け5との接続はフランジ押さえ受け5の外周にバネ5aを巻き付け一端を円筒の内側に突出させ、フランジ押さえ4の取り付け部に斜面4aと凹部4bとを設け、斜面4aをバネ5aの内側に突出した部分と合わせ挿入しバネ5aを押し出させ、後、フランジ押さえ4を回転しバネを凹部4bに合わせ抜け留とする
蓋6とフランジ押さえ受け5はネジで接続する場合、引き締めネジ1の繰り出し量の調整が出来る
この部分は本発明の要旨では無い為省略する
前記のように構成した本発明の動作として、不特定に位置する被動軸10aの突起10bに対して、駆動軸11aを逆回転し突起10bを基点に向け押し戻す過程に於いて、突起10bが三角形可動片12bの滑り辺αの接触点fから当たる事に依りバネを押し更にバネの頂点tを乗り超え、突起10bを基点に誘導する
この後駆動軸11aを正回転方向に回転すると、三角形可動片12bの滑り辺βの滑り点rから接触し駆動軸の回転力を突起10bに与え、引き締めネジ1を回転し回転時に、引き締めネジ1にブラインドナット2を取り付け、ブラインドナット2のフランジ部2aがフランジ受け4と接触し、被動軸10aへの負荷が大きくなった時、突起10bの位置に対し辺βとの接触点rが滑り点から移動し頂点tを超えるようにトルクリミッタとして作動し被動軸10aの回転を停止し、被動軸10aは軸方向に引き込まれ取り付板3に挿入されているブラインドナット2が圧接される
取り付板3にブラインドナット2を挿入するのは、引き締めネジ1に取り付ける前から、引き締めネジ1に取り付け被動軸10aが引き込まれる前までの間で有れば良い
この後駆動軸11aを正回転方向に回転すると、三角形可動片12bの滑り辺βの滑り点rから接触し駆動軸の回転力を突起10bに与え、引き締めネジ1を回転し回転時に、引き締めネジ1にブラインドナット2を取り付け、ブラインドナット2のフランジ部2aがフランジ受け4と接触し、被動軸10aへの負荷が大きくなった時、突起10bの位置に対し辺βとの接触点rが滑り点から移動し頂点tを超えるようにトルクリミッタとして作動し被動軸10aの回転を停止し、被動軸10aは軸方向に引き込まれ取り付板3に挿入されているブラインドナット2が圧接される
取り付板3にブラインドナット2を挿入するのは、引き締めネジ1に取り付ける前から、引き締めネジ1に取り付け被動軸10aが引き込まれる前までの間で有れば良い
引き締めネジとフランジ受けとの組み合わせを変えることにより多様なネジの種類に対応する事が出来る
1・・引き締めネジ 2・・ブラインドナット
4・・フランジ押さえ 5・・フランジ押さえ受け
7・・スリーブ 9・・筒状部材
10・・被動ネジ 10a・被動軸
10b・突起 11・・駆動ネジ
11a・駆動軸 12・・バネ
12b・三角形可動片
4・・フランジ押さえ 5・・フランジ押さえ受け
7・・スリーブ 9・・筒状部材
10・・被動ネジ 10a・被動軸
10b・突起 11・・駆動ネジ
11a・駆動軸 12・・バネ
12b・三角形可動片
Claims (1)
- 筒状部材の両端面を貫通孔を設けた蓋で閉鎖した本体と、少なくとも駆動ネジと駆動軸が一体に構成された駆動側部材と、少なくとも先端部に引き締めネジを取り付け他端部に被動ネジが設けられた被動軸が一体として構成された被動側部材とを有し、前記駆動ネジと被動ネジが本体内で螺合した構造を有する引き締め工具であって、駆動側部材を逆回転し突起を基点に向け押し戻す過程に於いて、突起が基点に戻るまでの、ネジの最終周回で、三角形可動片の滑り辺αの接触点から三角形可動片を押し更に頂点を超え、突起を基点に誘導する事と、突起が基点付近にある時駆動側部材を正回転し突起と三角形可動片の滑り辺βとの接触により被動側部材が回転し、引き締めネジに取り付けたブラインドナットが被動側部材に負荷を与えた時突起と三角形可動片に依るトルクリミッタが働き被動側部材の回転を停止し螺合に依る直動作用をさせる構造の引き締め工具
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019183306A JP2021037541A (ja) | 2019-09-02 | 2019-09-02 | 引き締め工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019183306A JP2021037541A (ja) | 2019-09-02 | 2019-09-02 | 引き締め工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021037541A true JP2021037541A (ja) | 2021-03-11 |
Family
ID=74848042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019183306A Pending JP2021037541A (ja) | 2019-09-02 | 2019-09-02 | 引き締め工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021037541A (ja) |
-
2019
- 2019-09-02 JP JP2019183306A patent/JP2021037541A/ja active Pending
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