JP2004195642A - 螺旋状コイルインサートの動力装着工具 - Google Patents

螺旋状コイルインサートの動力装着工具 Download PDF

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Abstract

【課題】螺旋状コイルインサートをタッピングされた穴に装着し、装着後コイルインサートの突片を折ることの出来る工具を提供する。
【解決手段】軸方向に延びる穴を有する管状体と、管状体の穴内に同軸に配置されたマンドレルと、マンドレルを回転させるモーターと、マンドレルに軸方向の力を加える空気シリンダーとを含む。管状体は、螺旋状コイルインサートを穴と一列にさせる、一端に設けられた凹部を含む。管状体内の開口によって、ユーザーは凹部にアクセスすることができる。管状体は、螺旋状コイルインサートがマンドレルと選択的に係合する位置へ移動することができ、マンドレルが回転することで、螺旋状コイルインサートはワークピースのタップ加工された穴に所定の深さで装着される。螺旋状コイルインサートがタップ加工された穴に装着されると、マンドレルは管状体の穴内を軸方向にスライドし、螺旋状コイルインサートから突片を取り除く。
【選択図】図1

Description

本発明は、概して、螺旋状コイルインサートをタッピングされた穴に装着するための工具に関する。さらに詳細には、本発明は、螺旋状コイルインサートの突片を折ることのできる動力装着工具に関する。
螺旋状コイルインサートは、ネジ山が形成された締め具(ネジなど)がより確実に保持されるように、通常、ワークピースのタッピングされた穴に装着される。合金鋼などの比較的硬質な材料からなる、ネジ山が形成された締め具を、アルミニウムなどの比較的軟質な母材に装着する場合に、螺旋状コイルインサートは、締め具の締まり具合を向上させるために頻繁に使用される。螺旋状コイルインサートは、代表的には、これをタッピングされた穴にねじ込むための装着工具のマンドレルによるグリップとして使用される、直径方向に延びる突片を含む。
このような螺旋状コイルインサートは、通常、予め巻き締めることによってその直径を縮小させ、その後、タッピングされた穴に回転させながらねじ込んで装着される。一旦装着されると、インサートは、その縮小していた直径から拡がり、タッピングされた穴の内壁を放射状に外方に押すことによって、適切な場所に確実に保持される。インサートを装着するための動力工具は、代表的には、空気モーターによって駆動され、軸方向に延びるネジ山が形成された穴と、インサートを穴内に設置するために一端に設けられた開口と、を有する管状体を含む。マンドレルは、ネジ山が形成された穴内をモーターによって回転し、インサートと係合する。マンドレルが前進することによって、インサートは、その直径を小さくするプリワインダーを通過し、隣のワークピースのタッピングされた穴に挿入される。
インサートがワークピースの穴に正しい深さで一旦装着されると、マンドレルをインサートから取り除かれるまで逆回転させる。多くの場合、特に、貫通孔に沿ってインサートが配置されている場合には、装着後に突片を除去する必要がある。さもないと、インサートに係合するボルトに突片が干渉することになる。突片の除去を容易にするため、従来は、直径方向に延びる突片が隣接コイルの巻きに連結する点の近傍でワイヤにノッチが設けられている。したがって、従来の動力工具を使用してインサートを装着した後、装着者はノッチにおいて突片を折るために第2の工具を使用することになる。
特に、大規模生産のためのセッティングの際、多くの穴に沿って螺旋状コイルインサートを配置する必要がある場合、2つの工具を使用するプロセスは時間がかかり、効率が悪い。螺旋状コイルインサートの装着と突片の除去プロセスを組み合せるとともに単純化することによって、非常に優れた効率性とコスト削減を実現することができる。
ワークピースに形成されたタップ加工された穴に螺旋状コイルインサートを装着し、突片をコイルの巻きの先端から取り除くための単一の工具によって、螺旋状コイルインサートの装着プロセスを単純化することができる。本発明に係る動力装着工具は、軸方向に延びる穴を有する管状体を含む。好ましくは管状体の一端に設けられた凹部によって、螺旋状コイルインサートを穴と整列させる。管状体内の開口部によって、内部にインサートを設置するための凹部へのアクセスが可能となる。マンドレルが、管状体の穴に同軸に配置され、螺旋状コイルインサートを装着するために、螺旋状コイルインサートと係合し、これを回転させる。より詳細には、マンドレルの先端部のフックが、ワークピースのタップ加工された穴にコイルを装着する前に、螺旋状コイルインサートを巻き締めるために、螺旋状コイルインサートの突片と係合する。ワークピースのタップ加工された穴にインサートが完全に装着されると、マンドレルは螺旋状コイルインサートから突片を切断するために移動できるパンチとしての役目を果たす。モーターによってマンドレルを回転させ、螺旋状コイルインサートをタップ加工された穴に所定の距離で挿入する。空気シリンダーがマンドレルに軸方向の力を加え、マンドレルを引っ込む位置から突片を取り除く延伸位置へと移動させる。
一つの実施の形態では、空気モーターは管状体の軸からずれており、歯車列によってマンドレルと接続され、モーターシャフトの回転によってマンドレルが回転する。歯車列をマンドレルと接続するために、管状体は駆動スリーブを含むことが好ましい。
本発明が適用可能なその他の分野については、以下の詳細な説明から明らかになるだろう。詳細な説明と具体例は、本発明の好ましい実施の形態を示すものではあるが、これらは例示のみを目的としたものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
以下の好ましい実施の形態の説明は本質的に代表例のみを示すに過ぎず、本発明とその応用または使用を限定するものではない。
図面に、突片14(図6参照)を有する螺旋状コイルインサート12を装着するための動力装着工具10を示す。図1に最も良く示すように、本発明の実施の形態に係る動力装着工具10は、概して、空気シリンダー18が搭載されたギアハウジング16と、空気モーター20と、アダプター本体22とを含む。図2、図3及び図4に示すように、螺旋状コイルインサート12をワークピース(被加工物)28の穴26に挿入するためのマンドレル24が、アダプター本体22の全長にわたって軸方向に延びる穴30に収容されている。
図5に最も良く示すように、マンドレル24は、空気モーターシャフト32および歯車列を介して、空気モーター20によってアダプター本体22内を回転する。空気モーター20はアダプター本体22の軸方向の穴30からずれているため、歯車列がシャフト32とマンドレル24とを連結している。歯車列は、モーター20のシャフト32によって直接回転させられ、ブシュ36によって支持された駆動ギア34を含む。より詳細には、シャフト32は、同軸に駆動ギア34を搭載するスプライン38およびスプラインアダプター40を回転させる。スプラインアダプター40は、ブシュ36に軸受けされた軸方向に延びる部分と、ギア34の内径表面のスロット44と整列しスロット42と、を含む。整列したスロット42、44に配置されたキー(例えば楔)46は、駆動ギア34を、スプラインアダプター40とともに回転し、したがってモーターシャフト32ととともに回転するように固定している。駆動ギア34は、固定軸54を介して支持された中間ギア52の歯50を駆動するための歯48を含む。ブシュ56は、好ましくはギアハウジング16内に圧入されてカバー58によって固定されたものであって、固定軸54を囲むとともに、ギア歯50が駆動ギア34の歯48および駆動スリーブギア62の歯60と噛み合いながら、ギア52が軸54の回りを自由に回転できるようにしており、それによって駆動ギア34からの回転を駆動スリーブギア62に伝達する。より詳細には、ギア62は、アダプター22の駆動ハウジング66の長さにわたって延びる駆動スリーブ64を駆動する。ギア62の内径表面は、駆動スリーブ64およびギア62それぞれのスロット70、72をずれないように揃えるキー(例えば楔)68を介して駆動スリーブ64とともに回転するように固定されている。最後に、各ギア34、52、62の両側に同軸に配置されたギア座金74は、ギアハウジング16内で歯車列を中心に置き、ギア34、52、62が適切に噛み合うようにしている。
図2〜4に示すように、駆動スリーブ64が駆動ハウジング66内で回転するように同軸に設置され、駆動ハウジング66のほぼ全長にわたって延びている。駆動スリーブ64の両端であって、その外側の部分では、針状ころ軸受76が駆動スリーブ64と駆動ハウジング66との間に間隔を設け、両者が相対的に回転できるようにしている。したがって、ギア62が空気モーターのシャフト32が作動することによって回転すると、駆動スリーブ64も駆動ハウジング66内で同様に回転する。図2および図5に示すように、駆動スリーブ64は、マンドレル24のスプライン80を収容するために内表面に沿って形成された縦スロット78を含む。したがって、駆動スリーブ64が回転することによってマンドレル24が回転する。以下に詳述するように、スロット78は、マンドレル24が螺旋状コイルインサート12の装着および突片14の除去のためにアダプター本体22に対して相対的に動くにつれて回転し、マンドレル24が駆動スリーブ64内を軸方向にスライドできるようにしている。
図2および図6に示すように、マンドレル24は、穴30内をほぼアダプター本体22の長さにわたって延び、第1〜第3の円筒状部82,84,86を含む。第1の円筒状部82は、螺旋状コイルインサート12の突片14と係合するための先端部88を含む。図6に示すように、先端部88は、特定の螺旋状コイルインサート12のワイヤー厚さとほぼ等しい幅を有する、突片14と係合する中央凹部90を含む。中央凹部90は、螺旋状コイルインサート12を装着するための突片14と係合し、概して、突片14がマンドレル24に対して相対的に回転するのを防止するのに役立つ。すなわち、マンドレル24が回転すると、突片14は凹部90との摩擦係合によって保持されるので、螺旋状コイルインサート12が共に回転する。
図6Aに示すように、先端部88は、螺旋状コイルインサート12をワークピース28内に挿入した後に、螺旋状コイルインサート12から突片14を折る際に使用される第1および第2の傾斜部92,93を含む。第1の傾斜部92は、マンドレル24の長手軸と大体交差するように配置され、マンドレル24の中心軸から第3の円筒状部86(又は第1の円筒状部82)の外径に向かって下がるように傾斜する第1の表面95を含む。こうして、第1の表面95は、高い点Wから、マンドレル24の本体を横切り、凹部90に沿って低い点Xに向かって傾斜している。さらに、図6Aに最も良く示すように、第1の表面95は、ほぼ凹部90の縁に配置された点Yから、第3の円筒状部86(又は第1の円筒状部82)の外径上に配置された点Zに向かって傾斜している。
図6Aに示すように、第2の傾斜部93は、マンドレル24の長手軸と交差するように配置され、マンドレル24の中心軸から、ほぼ第3の円筒状部86(又は第1の円筒状部82)の外径に向かって下がるように傾斜する第2の表面97を含む。こうして、第2の表面97は、高い点W’から、マンドレル24の本体を横切り、凹部90に沿って低い点X’に傾斜している。さらに、図6Aに最も良く示すように、第2の表面97は、ほぼ凹部90の縁に配置された点Y’から、第3の円筒状部86(又は第1の円筒状部82)の外径上に配置された点Z’に向かって傾斜している。
第2の表面97のマンドレル24の長手軸に対する角度的関係は、第1の表面95のマンドレル24の長手軸に対する角度的関係と大体反対になっている。すなわち、図6Aに最も良く示すように、第1の表面95の高い点Wは、第2の表面97の低い点X’から凹部90を横切って配置され、第2の表面97の高い点W’は、第1の表面95の低い点Xから凹部90を横切って配置されている。
第2の円筒状部84は、第1の円筒状部82の隣に配置され、図3に最も良く示すように、第1および第2の円筒状部82,84の接続部分が第1の環状肩部94を形成するように、第1の円筒状部82よりも直径が大きくなっている。第3の円筒状部86は、第2の円筒状部84の隣に配置され、第2の円筒状部84よりも直径が大きい。第2および第3の円筒状部84,86の接合部分は、第2の環状肩部96を形成している。第3の円筒状部86は、第2の環状肩部96の大体反対側に配置されたスプライン80をさらに含む。スプライン80によって、後述するように、マンドレル24が、ハウジング66に対して相対的に、駆動スリーブ64とともに回転することができるようになっている。
アダプター本体22は、プリワインダースリーブ98およびプリワインダー100と同軸に整列したハウジング66を含む。穴30は、3つの部分の内部を同軸に延びている。ハウジング66は、その内部を穴30が貫通するほぼ円筒状部材であり、図5に示すようにギアハウジング16への取り付けのための第1の連続するネジ山102と、図4に示すようにハウジング66をプリワインダースリーブ98にしっかりと固定するときの助けとなる第2の連続するネジ山104を含む。図5に最も良く示すように、ハウジング66は、針状ころ軸受76を収容するために穴30の内表面に形成された一対の凹部108をさらに含む。針状ころ軸受76は、駆動スリーブ64、ひいてはマンドレル24が、ハウジング66と相対的に回転するときの助けとなる。
図4に示すように、プリワインダースリーブ98は、その内部を穴30が貫通するほぼ円筒状部材であり、ハウジング66に隣接する第1の端部と、プリワインダー100をスライドできるように収容するための第2の端部と、大体第1および第2の端部の間に配置されたスロット110(図1参照)とを含む。プリワインダースリーブ98の第1の端部は、軸フランジ112および延長部114を含み、延長部114は大体軸フランジ112の基部に配置され、そこから延びている。軸フランジ112と延長部114との接続部分には、ハウジング66を収容するための凹部116が形成されている。プリワインダー固定具118は、ハウジング66とプリワインダースリーブ98をそれらの接続部分において軸周りに囲み、ハウジング66を、動かないように凹部116に接触させている。
図4に最も良く示すように、プリワインダー固定具118は、連続したネジ山120と、凹部124を大体規定する延長部122とを含む。ネジ山120は、ハウジング66のネジ山104を噛み合うように受け入れ、凹部124は、プリワインダースリーブ98の軸延長部114を収容している。ネジ山120がハウジング66のネジ山104と噛み合い、凹部124がプリワインダースリーブ98の延長部114を収容すると、ハウジング66とプリワインダースリーブ98は固定された状態となる。
図4に示すように、プリワインダースリーブ98は、ストッパー128をネジ式に受け入れるための連続するネジ山126をさらに含む。ストッパー128は、プリワインダースリーブ98のネジ山126と噛み合うために内表面に配置された連続するネジ山132を有する円筒状のリングである。ストッパー128は、回転するとそのネジ山132がプリワインダースリーブ98のネジ山126上を相対的に移動するので、これによって、プリワインダースリーブ98に対して相対的に軸方向に調節することができる。すなわち、ストッパー128がプリワインダースリーブ98に対して相対的に回転すると、ネジ山126,132が噛み合うことによって、ストッパー128は、回転方向に応じて、ギアハウジング16に近付く方向または離れる方向に軸に沿って移動する。ストッパー128を所望の位置に一旦設けたら、ストッパー128をプリワインダースリーブ98に対して所望の位置に保持するためにストッパー座金130を設ける。ストッパー128をプリワインダースリーブ98に対して相対的に調節することによって、後述するように、プリワインダー100がプリワインダースリーブ98内を軸方向に移動できる深さが設定される。
図4に示すように、プリワインダー100は、その内部を穴30が貫通する長い円筒状部材であり、第1の端部と、第2の端部と、足部134とを含む。プリワインダー100の第1の端部は、プリワインダー100がプリワインダースリーブ98内をスライドできるように、プリワインダースリーブ98の第2の端部にスライド可能に収容されている。さらに、プリワインダー100の第1の端部は、止めネジ136と、それに付随する座金138とを含む。止めネジ136と座金138は、プリワインダー100の外径から、プリワインダースリーブ98のスロット110内を延びている。止めネジ136と座金138は、プリワインダー100と固定された関係に保持されており、スロット110内をプリワインダースリーブ98に対して相対的にスライドできるようになっている。プリワインダー100は、プリワインダースリーブ98に対して相対的に軸方向にスライドできるようになっているが、両者の相対的な回転は、スロット110内の止めネジ136および座金138によって制限されている。
図4および図7に最も良く示すように、プリワインダースリーブ98に対するプリワインダー100の移動範囲は、ストッパー128の配置によって決定される。図7に最も良く示すように、プリワインダー100の軸方向の移動範囲は、スロット110の端部とストッパー128の位置との距離によって決定される。すなわち、止めネジ136がスロット110の端部とストッパー128の間でスロット110内を移動できる距離によって、プリワインダー100がプリワインダースリーブ98内を軸方向にスライドできる量が定まる。ストッパー128をギアハウジング16に向かって移動させると、プリワインダースリーブ98に対するプリワインダー100の移動範囲が増加する。反対に、ストッパー128をギアハウジング16から離れる方向にプリワインダースリーブ98のネジ山126の周りを回転させると、プリワインダースリーブ98に対するプリワインダー100の軸方向の移動範囲が減少する。
一つの実施の形態では、図3に示すように、足部134がワークピース28の表面からの反作用を受け、プリワインダー100はプリワインダースリーブ98内をギアハウジング16に向かってスライドする。図7に示すように、プリワインダー100がギアハウジング16に近付くと、マンドレル24は足部134から外方向に、ワークピース28の穴26内へと延びるようになる。足部134を通り、ワークピース28内へ挿入されるマンドレル24の全移動量は、プリワインダー100がプリワインダースリーブ98に対してスライドできる量によって決まる。マンドレル24の移動距離によって、螺旋状コイルインサート12がワークピース28内に挿入される深さが決まる。ストッパー128をプリワインダースリーブ98に対して調節することによって、マンドレル24がワークピース28の穴26内を移動できる深さが設定され、結果として、螺旋状コイルインサート12の配置位置が決まる。
足部134は、その内部を穴30が貫通するように延びており、螺旋状コイルインサート12を挿入するための凹部140を含む。足部134は、プリワインダー100の第2の端部から予め決められた距離に配置され、図3に最も良く示すように、足部134とプリワインダー100の第2の端部との間のオフセット距離あるいは凹部140は、螺旋状コイルインサート12の全長によって決まる。プリワインダー100の第2の端部は、螺旋状コイルインサート12の凹部140への挿入を容易にするためのテーパー状の端部142をさらに含む。図3に示すように、足部134は、螺旋状コイルインサート12と係合するためのネジ山146を有する小径穴144を含む。螺旋状コイルインサート12が小径穴144内を回転すると、螺旋状コイルインサート12の直径が小さくなる。本発明の実施の形態は、ネジ山146を有する小径穴144を開示しているが、小径穴144は、螺旋状コイルインサート12を締めつけ、確実に保持するための他の適切な手段を有していてもよく、これも本発明の範囲に含まれる。
上述したように、プリワインダー100は、プリワインダースリーブ98に対して相対的にスライドできるようになっており、プリワインダースリーブ98に収容され、プリワインダー100の移動はスロット110の止めネジ136の位置によって決まる。止めネジ136に加えて、プリワインダー100の移動はバネ(弾性体)148によっても影響を受ける。図3および図4に最も良く示すように、バネ148は、プリワインダー100の第1の端部とスペーサー150との間に配置されている。プリワインダー100には、ギアハウジング16から離れる第1の軸方向に力が加えられている。すなわち、プリワインダー100がギアハウジング16に近付く第2の軸方向に移動すると、バネ148はプリワインダー100の第1の端部とスペーサー150との間で押し縮められ、プリワインダー100に第1の軸方向の力を加える。プリワインダー100は、その足部134に加わる外力によって、穴30に沿って第2の方向に軸に沿って移動する。一つの実施の形態では、以下に詳述するように、足部134に加わる外力は、足部134がワークピース28の表面と接触することによって生じる。
スペーサー150は、大体、ハウジング66とプリワインダースリーブ98との交差部分に配置され、中央円筒状部152と軸フランジ154とを含み、中央円筒状部152及び軸フランジ154の内部を穴30が延びる。図3に最も良く示すように、中央円筒状部152は、バネ148から抗力を受ける表面156を有し、軸フランジ154はプリワインダースリーブ98の延長部114を収容し、スペーサー150が穴30内を軸方向に移動するのを防ぐ。一つの実施の形態では、スペーサー150は、バネ148とプリワインダー100の第1の端部との間隔を調整するために取り外すことができる。
上述したように、マンドレル24は、螺旋状コイルインサート12を回転させながらワークピース28内に挿入する役目を果たす。また、マンドレル24は、螺旋状コイルインサート12がワークピース28の穴26に十分に挿入された後に、螺旋状コイルインサート12の突片14を折る。図5に示すように、パンチ160は、マンドレル24の第3の円筒状部86に作用し、マンドレル24をギアハウジング16から離れる第1の軸方向に移動させる。パンチ160は、マンドレル24の第3の円筒状部86と空気シリンダー18のポート162との間に配置されている。図2に示すように、パンチ160は、アダプター本体22の穴30内を延びる長い部材であり、一端にコネクタ163を、他端にパンチ部165を有する。コネクタ163は、好ましくは、空気シリンダー18内を延びるシャフト167の一端にあるネジ切りされた雌コネクタに受け入れられる、ネジ切りされた雄コネクタである。シャフト167の他端は、空気シリンダー18内の空気圧の力によって往復運動を行うピストン169に連結されている。ピストン169、したがってパンチ160には、空気シリンダー18の端部とピストン169との間であってシャフト167と同軸に位置する圧縮バネ164によって、引っ込む位置に向けた力が加えられている。パンチ160は、マンドレル24の第3の円筒状部86から外側に、バネ164の力に抗して自由に移動することができ、空気シリンダー18内でピストン169によってバネ164を押し縮める空気圧の力がない場合には、バネ164は、パンチ160を引っ込む位置に戻す。
一つの実施の形態では、図7に示すように、螺旋状コイルインサート12が完全にワークピース28内に装着されると、オペレーターが空気シリンダー18を遠隔作動させる。すなわち、螺旋状コイルインサート12が完全にワークピース28内に装着されると、オペレーターが空気シリンダー18を作動させ、大量の空気がピストン169に対抗するよう作用し、ピストン169が往復運動を行い、バネ164の力に抗して移動することになる。ピストン169が第1の方向に十分に移動すると、シャフト167はギアハウジング16から離れる第1の方向に移動し、パンチ160をマンドレル24の第3の部分86と接触させる。パンチ160によって加えられた力によって、マンドレル24は第1の軸方向に急速に加速し、図8に示すように、先端部88に螺旋状コイルインサート12から突片14を切断する。
別の実施の形態では、プリワインダー100が、止めネジ136がストッパー128と接触する点まで完全に移動し、バネ148の力によって第1の方向に動き始めると、空気シリンダー18が自動的に作動する。このように、プリワインダー100がギアハウジング16から離れる第1の軸方向に移動し始めると、空気シリンダー18はストッパー128に配置されたセンサー(図示せず)によって作動する。すなわち、プリワインダー100の止めネジ136がストッパー128と接触した後、止めネジ136がストッパー128から離れると、センサーが作動し、空気シリンダー18を作動させる信号を送る。ここではセンサーを開示しているが、プリワインダー100と空気シリンダー18との間の通信方法としては、電気機械的方法などのあらゆる方法が考えられ、それらも本発明の範囲に含まれる。
いずれの実施の形態でも、図7又は図8に示すように、マンドレル24は、スペーサー150の軸フランジ154およびマンドレル24の環状肩部96に隣接して配置されたバネ158を含み、突片14がコイル12から切断されると、バネ158はマンドレル24に第2の軸方向の力すなわちギアハウジング16に向かった力を加え、マンドレル24を引っ込む位置に戻す。詳しくは、パンチ160がマンドレル24と接触し、マンドレル24を第1の方向に移動させると、バネ158が押し縮められ、空気シリンダー18内の圧力が解放され、突片14がコイル12から正しく切断されると、マンドレル24に第2の軸方向に力が加えられる。マンドレル24が引っ込んだ位置に戻ることによって、別の螺旋状コイルインサート12をアダプター本体22の凹部140に挿入し、ワークピース28の別の穴26に挿入することができる。
図2、図7及び図8を特に参照して、動力装着工具10の動作を詳細に説明する。使用時には、螺旋状コイルインサート12を凹部140に配置し、アダプター本体22内の穴30と整列させる。螺旋状コイルインサート12を配置するために、図3に示すように、プリワインダー100をバネ148の力によって第1の方向に完全に延ばし、マンドレル24が凹部140内に届かないようにする。螺旋状コイルインサート12の装着を開始するために、装着者は、穴30がワークピース28の穴26と同軸になるように、動力装着工具10をワークピース28に対して配置する。
動力装着工具10がワークピース28の穴26と適切に整列されると、図2に示すように、装着者は動力装着工具10に力を加え、同時に空気モーター20を作動させ、ギア34、52、62および空気モーター20のシャフト32の連結によって駆動スリーブ64を回転させる。駆動スリーブ64は、図6に示すように、駆動スリーブスロット78内のマンドレルスプライン80の接続を介してマンドレル24を回転させる。マンドレル24の先端部88が穴30内で回転するとともに、図3に示すように、プリワインダー100はワークピース28に隣接する。十分な力が動力装着工具10に加わると、ワークピース28はプリワインダー100に反作用し、プリワインダー100はプリワインダースリーブ98内を反対方向(第2の方向)にスライドする。プリワインダー100がバネ148の力に対抗して反対方向に十分に移動すると、先端部88が凹部140内で螺旋状コイルインサート12と係合する。すなわち、先端部88は、中央凹部90が螺旋状コイルインサート12を回転させるために突片14を把持するまで、螺旋状コイルインサート12内をスライドする。次に、図4に最も良く示すように、マンドレル24は、インサート12を、回転させながら小径穴144に挿入し、小径穴144のネジ山146との係合によって押し縮めることで予め巻き締めておく。
プリワインダースリーブ98が第2の方向に継続的に前進することによって、バネ148がさらに押し縮められ、予め巻き締められたインサート12は小径穴144を通過し、ワークピース28の穴26に挿入される。図7を参照して説明したように、プリワインダー100は、止めネジ136がプリワインダースリーブ98上のストッパー128と接触するまで前進する。
図7に示すように、螺旋状コイルインサート12がワークピース28の穴26内の所望の深さに達すると、上述したように、空気シリンダー18が外部操作または自動制御によって作動する。いずれの場合でも、空気シリンダー18が作動すると、空気シリンダー18からの大量の空気によって、ピストン169がバネ164(図5参照)の力に対抗して第1の方向に移動する。ピストン169が第1の方向に十分に移動すると、シャフト167が、続いてパンチ160が、マンドレル24に接触する。パンチ160の動きによって、同時に、マンドレル24がバネ164の力に対抗して第1の方向にスライドし、パンチ部165およびマンドレル24の第3の円筒状部86の相互作用によって穴30内を軸方向にスライドする。
マンドレル24が第1の方向に十分に移動すると、先端部88の傾斜部92(図6A参照)が螺旋状コイルインサート12から突片14を切断する(図8参照)。突片14が螺旋状コイルインサート12から適切に切断されると、マンドレル24はバネ158による力によって第2の方向に移動し、引っ込み位置に戻され、パンチはピストン169に接する(図8ではピストン169下の)バネ164の力によって第2の方向に移動する。このとき、動力装着工具10に加えられた力が解放され、プリワインダー100は、第1の軸方向に移動し、別の螺旋状コイルインサート12が凹部140に設置されることになっている位置へと戻る。
本発明の説明は本質的に代表例を示したに過ぎず、本発明の要旨から逸脱しない変更は本発明の範囲に含まれる。そのような変更は、本発明の範囲から逸脱するものとはみなされない。
本発明の実施の形態に係る動力装着工具の斜視図である。 図1に示す動力装着工具の部分断面図である。 インサートを装着する前の、図1および図2に示す動力装着工具の穴の凹部に設置された螺旋状コイルインサートを示す部分断面図である。 インサートをワークピースの穴に装着する前の、螺旋状コイルインサートを予め巻き締めている、図1および図2に示す動力装着工具のマンドレルを示す部分断面図である。 図1および図2に示す動力装着工具のモーターによってマンドレルを駆動するための歯車列を示す部分断面図である。 図1および図2に示す動力装着工具のマンドレル、駆動スリーブ、パンチの分解図である。 図6に示すパンチをより詳細に示す図である。 ワークピースの穴の中に、図6に示すマンドレルによって螺旋状コイルインサートを挿入する様子を示す部分断面図である。 螺旋状コイルインサートの突片を取り除くためにマンドレルが延びた状態の動力装着工具の部分断面図である。
符号の説明
10…動力装着工具 12…螺旋状コイルインサート 14…突片
16…ギアハウジング 18…空気シリンダー 20…モーター
22…アダプター本体 24…マンドレル 28…ワークピース
32…シャフト 34…ギア 36…ブシュ 38…スプライン
40…スプラインアダプター 42…スロット 44…スロット 50…ギア歯
52…ギア 54…固定軸 56…ブシュ 58…カバー 62…ギア
64…駆動スリーブ 66…ハウジング 74…ギア座金 76…軸受
78…スロット 80…スプライン 82…第1の円筒状部
84…第2の円筒状部 86…第3の円筒状部 88…先端部 90…凹部
92…第1の傾斜部 93…第2の傾斜部 94…第1の環状肩部
95…第1の表面 96…第2の環状肩部 97…第2の表面
98…プリワインダースリーブ 100…プリワインダー 102…ネジ山
104…ネジ山 108…凹部 110…スロット 112…軸フランジ
114…延長部 116…凹部 118…プリワインダー固定具
120…ネジ山 122…延長部 124…凹部 126…ネジ山
128…ストッパー 130…ストッパー座金 132…ネジ山 134…足部
136…ネジ 138…座金 140…凹部 142…端部 144…小径穴
146…ネジ山 148…バネ 150…スペーサー 152…中央円筒状部
154…軸フランジ 156…表面 158…バネ 160…パンチ
162…ポート 163…コネクタ 164…バネ 165…パンチ部
167…シャフト 169…ピストン

Claims (36)

  1. ワークピース内に形成されたタップ加工された穴に、突片を有する螺旋状コイルインサートを装着するための工具であって、
    軸方向に延びる穴を含む管状体と、
    前記管状体の前記穴内に同軸に配置され、第1の位置および第2の位置の間で前記管状体の前記穴内を軸方向に移動し、前記螺旋状コイルインサートの前記突片と係合するための先端部を有するマンドレルと、
    前記管状体内で前記マンドレルを回転させるためのモーターと、
    前記マンドレルに軸方向の力を加え、前記マンドレルを前記第1の位置から前記第2の位置へと移動させるための空気シリンダーと、
    を含むことを特徴とする工具。
  2. 前記管状体の前記穴内に同軸に配置されたプリワインダーをさらに含み、前記プリワインダーは、前記マンドレルを軸周りに取り囲み、前記マンドレルと相対的に移動する、請求項1に記載の工具。
  3. 前記プリワインダーは、前記ワークピース内に前記螺旋状コイルインサートを装着する前に、前記螺旋状コイルインサートを収縮させるための小径穴を足部に含む、請求項2に記載の工具。
  4. 前記足部の前記小径穴にはネジ山が形成されている、請求項3に記載の工具。
  5. 前記モーターは、前記管状体の軸からずれており、
    前記マンドレルと前記モーターのシャフトを連結する歯車列をさらに含み、
    前記歯車列によって前記モーターの前記シャフトの回転が前記マンドレルに伝達される、請求項1に記載の工具。
  6. 前記歯車列を前記マンドレルに連結する駆動スリーブをさらに含む、請求項5に記載の工具。
  7. 前記空気シリンダー内に設けられたピストンと、前記ピストンを前記マンドレルと接続するパンチと、をさらに含み、
    前記空気シリンダー内での前記ピストンの軸方向の移動によって、前記マンドレルを前記第1の位置から前記第2の位置へと移動させる、請求項6に記載の工具。
  8. 前記パンチは、前記空気シリンダーからの空気の力によって前記駆動スリーブ内を軸方向にスライドし、前記空気シリンダーの出口ポートの隣の引っ込み位置から、前記マンドレルを前記第2の位置に移動させるための延伸位置に移動する、請求項7に記載の工具。
  9. 前記管状体は、前記管状体の前記穴と同軸に整列されたスペーサーを収容し、前記スペーサーは、前記管状体の前記穴内でのプリワインダースリーブの軸方向の移動を制限する、請求項1に記載の工具。
  10. 前記プリワインダースリーブは、前記マンドレルの軸方向の動きを制限し、前記マンドレルの前記第2の位置を決定する、請求項9に記載の工具。
  11. 前記プリワインダーの軸方向の移動を制限するストッパーをさらに含む、請求項1に記載の工具。
  12. 前記プリワインダーが、前記ストッパーと相互に作用する止めネジをさらに含む、請求項11に記載の工具。
  13. 前記ストッパーは、前記管状体と相対的に軸方向に調節できるように、ネジの噛み合いによって前記管状体に取り付けられてなる、請求項11に記載の工具。
  14. 前記マンドレルは、前記螺旋状コイルインサートが前記ワークピース内に挿入された後に、前記突片を前記螺旋状コイルインサートから切断する、請求項1に記載の工具。
  15. ワークピース内に形成されたタップ加工された穴に、突片を有する螺旋状コイルインサートを装着するための工具であって、
    軸方向に延びる穴を含む管状体と、
    前記管状体の前記穴内に同軸に配置され、第1の位置および第2の位置の間で前記管状体の前記穴内を軸方向に移動し、前記螺旋状コイルインサートの前記突片と係合するための先端部を有するマンドレルと、
    前記管状体の前記穴内に同軸に配置され、前記管状体の前記穴と一列に前記螺旋状コイルインサートを位置合わせするための開口を一端に含むプリワインダーと、
    前記管状体内で前記マンドレルを回転させるためのモーターと、
    前記マンドレルに軸方向の力を加えることによって前記マンドレルを前記第1の位置から前記第2の位置へと移動させるための空気シリンダーと、
    を含み、
    前記マンドレルは前記第1の位置で前記螺旋状コイルインサートを回転させることを特徴とする工具。
  16. 前記プリワインダーは、前記ワークピース内に前記螺旋状コイルインサートを装着する前に、前記螺旋状コイルインサートを収縮させるための小径穴を足部に含む、請求項15に記載の工具。
  17. 前記足部の前記小径穴にはネジ山が形成されている、請求項16に記載の工具。
  18. 前記モーターは、前記管状体の軸からずれており、
    前記マンドレルと前記モーターのシャフトを連結する歯車列をさらに含み、
    前記歯車列によって前記モーターの前記シャフトの回転が前記マンドレルに伝達される、請求項15に記載の工具。
  19. 前記歯車列を前記マンドレルに連結する駆動スリーブをさらに含む、請求項18に記載の工具。
  20. 前記空気シリンダー内に設けられたピストンと、前記ピストンを前記マンドレルと接続するパンチと、をさらに含み、
    前記空気シリンダー内での前記ピストンの軸方向の移動によって、前記マンドレルを前記第1の位置から前記第2の位置へと移動させる、請求項19に記載の工具。
  21. 前記パンチは、前記空気シリンダーからの空気の力によって前記駆動スリーブ内を軸方向にスライドし、前記空気シリンダーの出口ポートの隣の引っ込み位置から、前記マンドレルを前記第2の位置に移動させるための延伸位置に移動する、請求項20に記載の工具。
  22. 前記管状体は、前記管状体の前記穴と同軸に整列されたスペーサーを収容し、前記スペーサーは、前記管状体の前記穴内でのプリワインダースリーブの軸方向の移動を制限する、請求項15に記載の工具。
  23. 前記スリーブは、前記マンドレルの軸方向の動きを制限し、前記マンドレルの前記第2の位置を決定する、請求項22に記載の工具。
  24. 前記プリワインダーの軸方向の移動を制限するストッパーをさらに含む、請求項15に記載の工具。
  25. 前記プリワインダーが、前記ストッパーと相互に作用する止めネジをさらに含む、請求項24に記載の工具。
  26. 前記ストッパーは、前記管状体と相対的に軸方向に調節できるように、ネジの噛み合いによって前記管状体に取り付けられてなる、請求項24に記載の工具。
  27. 前記マンドレルは、前記螺旋状コイルインサートが前記ワークピース内に挿入された後に、前記螺旋状コイルインサートから前記突片を切断する、請求項15に記載の工具。
  28. 前記プリワインダーは、前記マンドレルを軸周りに取り囲み、前記マンドレルと相対的に移動する、請求項15に記載の工具。
  29. ワークピース内に形成されたタップ加工された穴に、突片を有する螺旋状コイルインサートを装着するための方法であって、
    管状体の軸に沿って延びる穴と一列になるように前記螺旋状コイルインサートを位置合わせする工程と、
    前記管状体の前記穴内に同軸に配置されたマンドレルを回転させ、選択的に前記マンドレルを前記螺旋状コイルインサートと係合させる工程と、
    前記螺旋状コイルインサートを前記マンドレルとの係合を介して回転させる工程と、
    前記マンドレルを回転させることによって、前記螺旋状コイルインサートを前記ワークピースの前記タップ加工された穴に回転させながら挿入する工程と、
    前記マンドレルを、前記管状体内の引っ込み位置から延伸位置へと駆動させ、前記突片を前記螺旋状コイルインサートから切断する工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  30. 前記管状体の小径穴内に前記螺旋状コイルインサートを巻き締めて、前記螺旋状コイルインサートを前記マンドレルの先端部で縮小させる工程をさらに含む、請求項29に記載の方法。
  31. 前記螺旋状コイルインサートと係合するためのネジ山を前記小径穴に設ける工程をさらに含む、請求項30に記載の方法。
  32. 前記マンドレルの先端部の凹部を、前記螺旋状コイルインサートの前記突片と係合させて、前記螺旋状コイルインサートを前記ワークピースの前記タップ加工された穴に所定の深さで装着する工程をさらに含む、請求項29に記載の方法。
  33. 前記螺旋状コイルインサートから前記突片を切断するための切断手段を、前記マンドレルに設ける工程をさらに含む、請求項29に記載の方法。
  34. 前記切断手段が、前記マンドレルの先端部に配置されている、請求項33に記載の方法。
  35. 前記螺旋状コイルインサートが、前記管状体の前記軸に沿って配置された小径穴と係合するように、前記マンドレルを回転させる工程をさらに含む、請求項29に記載の方法。
  36. 前記螺旋状コイルインサートが前記ワークピースの前記タップ加工された穴に回転しながら挿入されるように前記管状体に力を加える工程をさらに含む、請求項29に記載の方法。
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