JP2021035845A - 吐出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ノズル本体部に対するピストンの固着を抑制しつつ、ノズル本体部内におけるピストンのスムーズなスライド移動を助長することができる吐出装置を提供する。【解決手段】吐出装置10はノズル本体部11及びピストン12を備える。ノズル本体部11は、延長軸線Aに沿って延びる案内路21と、案内路21に連通する供給路22及び吐出口23とを有する。ピストン12は、案内路21を区画するノズル本体部11の内壁部20上をスライドする。ノズル本体部11及びピストン12はセラミック製である。内壁部20は、周方向D2に延びる滞留部15を有する。滞留部15は、少なくとも3つの凹部と、凹部間に位置する少なくとも3つの凸部とを有する。ピストン12は、少なくとも3つの凹部とは接触せず且つ少なくとも3つの凸部上をスライドするように、滞留部15を通過する。【選択図】図1
Description
本発明は、吐出装置に関する。
液体充填用のノズルは、さびの発生などを考慮してステンレスなどの金属で作られることが多い。一般に金属は熱による膨張度が大きいので、ピストンと流路形成面(すなわちノズル内壁部)との間に比較的大きなすき間を形成する必要がある。ノズルに供給される充填物に固形物(例えば玉ねぎなど)が含まれている場合、ピストンと流路形成面との間のすき間が大きいと、すき間に固形物が入り込んでしまうことがある。この場合、ピストンが吐出位置に移動しても、固形物は、ピストンと流路形成面との間からぶら下がった状態を維持し、ノズルから適切に吐出されないことがある。
特許文献1は、充填ノズル及びピストンを熱膨張率の小さいセラミックで形成した充填装置を開示する。この充填装置によれば、充填ノズルとピストンとの間の間隔を小さくすることができ、固形物が充填ノズルとピストンとの間に挟まれることを防ぐことができる。
ノズルとピストンとの間の間隔が小さい場合、ノズルに充填される物質(すなわち充填物)に含まれる液状物がノズルとピストンとの間で乾くことで、ピストンが充填ノズルに対して固着することがある。この場合、ピストンを充填ノズル上でスライド移動させるために、大きな力をピストンに加える必要がある。ピストンが充填ノズルに対して強固に固着している場合、ピストンを駆動する装置のみではピストンを動かすことができず、場合によっては修理作業が必要になる。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、ノズル本体部に対するピストンの固着を抑制しつつ、ノズル本体部内におけるピストンのスムーズなスライドを助長する技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、延長軸線に沿って延びる案内路、案内路に連通する供給路、及び案内路に連通する吐出口を有するノズル本体部と、案内路を区画するノズル本体部の内壁部上をスライドするピストンと、を備え、ノズル本体部及びピストンはセラミック製であり、内壁部は、延長軸線を基準とした周方向に延びる滞留部を有し、滞留部は、少なくとも3つの凹部及び当該少なくとも3つの凹部間に位置する少なくとも3つの凸部であって、延長軸線と垂直を成す同一平面上に位置する少なくとも3つの凹部及び少なくとも3つの凸部を有し、ピストンは、少なくとも3つの凹部とは接触せず且つ少なくとも3つの凸部上をスライドするように、滞留部を通過する吐出装置に関する。
少なくとも3つの凸部のうちの少なくとも1つは、延長軸線とは非平行な方向に延びていてもよい。
周方向に関して隣り合う凹部は、延長軸線と平行な方向に関し、凸部を介して部分的にお互いに向かい合ってもよい。
少なくとも3つの凸部は、延長軸線を中心に周方向に関して180度を超える範囲にわたって設けられていてもよい。
滞留部は、延長軸線が延びる方向に関し、供給路と吐出口との間に位置してもよい。
滞留部は複数設けられ、複数の滞留部は、延長軸線が延びる方向に関し、供給路と吐出口との間に位置する第1滞留部と、供給路を介して第1滞留部とは反対側に位置する第2滞留部と、を含んでもよい。
本発明によれば、ノズル本体部に対するピストンの固着を抑制しつつ、ノズル本体部内においてピストンのスムーズなスライド移動を助長することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係る吐出装置10の断面の一例を示す側方図であり、ピストン12が準備位置に配置されている状態を示す。図2は、第1実施形態に係る吐出装置10の断面の一例を示す側方図であり、ピストン12が吐出位置に配置されている状態を示す。図3は、図2に示す断面線III−IIIに沿った吐出装置10の断面の一例を示す。
吐出装置10は、セラミック製のノズル本体部11及びピストン12を備える。ノズル本体部11及びピストン12の各々の熱膨張率は、金属(例えばステンレス)の熱膨張率よりも小さい。ノズル本体部11及びピストン12は、お互いに同一の組成により構成されて同じ熱膨張率を有していてもよいが、お互いに異なる材料により構成されて異なる熱膨張率を有していてもよい。
ノズル本体部11は、延長軸線Aに沿って延びる案内路21、案内路21に連通する供給路22、及び案内路21に連通する吐出口23を有する。図示の例において、案内路21は鉛直方向(すなわち重力が作用する方向)と平行に延び、供給路22は水平方向(すなわち鉛直方向と直角を成す方向)に延び、吐出口23はノズル本体部11の下端に設けられている。したがって延長軸線Aが延びる方向(すなわち延在方向D1)は鉛直方向と平行であり、延長軸線Aは直線である。
ピストン12は、案内路21を区画するノズル本体部11の内壁部20上をスライドする。典型的には、ピストン12は内壁部20と接触しつつ案内路21を移動するが、ピストン12の少なくとも一部は必ずしも内壁部20と接触していなくてもよい。すなわち内壁部20上をスライドするピストン12は、内壁部20と接触しながら移動してもよいし、内壁部20と非接触状態で移動してもよい。案内路21におけるピストン12のスムーズな移動を確保するため、ノズル本体部11の内壁部20とピストン12との間にはクリアランス(すき間)が設けられている。セラミック製のノズル本体部11及びピストン12は熱膨張率が低いので、内壁部20とピストン12との間のクリアランスは小さくてもよい。例えば、内壁部20とピストン12との間のクリアランスが数μm〜10μm程度のクリアランスであっても、ピストン12を安定的に案内路21において移動させることが可能である。
図示のピストン12は円形断面を有する棒状部材であり、延在方向D1に延びる。ピストン12は、エアシリンダ等の駆動装置(図示省略)に接続されている。ピストン12は、駆動装置によって駆動され、内壁部20により案内されて、準備位置(図1参照)と吐出位置(図2参照)との間を直線的に延在方向D1へ往復移動させられる。図示の例において、準備位置に配置されているピストン12は、供給路22を介して吐出口23とは反対側に位置し、吐出位置に配置されているピストン12は、ノズル本体部11から(特に吐出口23から)下方へ突出する。準備位置及び吐出位置は図1及び図2に示す位置には限定されない。例えば、吐出位置に配置されているピストン12は、ノズル本体部11から(特に吐出口23から)突出しなくてもよい。
ノズル本体部11には供給装置13が装着され、供給装置13の供給口が供給路22に連通されている。供給装置13の供給口から供給路22に供給された物体(すなわち充填物)は、供給路22から案内路21に押し出される。案内路21内の充填物は、準備位置(図1参照)から吐出位置(図2参照)に向かって移動するピストン12により押されて、吐出口23を介してノズル本体部11外へ下方に押し出される。案内路21及び供給路22の両方にわたって一体的な充填物が存在する場合、ピストン12の先端部が、案内路21のうち供給路22に面する領域を通過する際、充填物はピストン12(特に先端面のエッジ部分)によって切断される。
供給装置13からノズル本体部11に供給される充填物は限定されない。典型的には、充填物は、流動性を有する液状物、ペースト状物、或いは固体状物(ゲルを含みうる)が混入された液状物又はペースト状物であってもよい。充填物は、典型的には食品であるが、日用品等の食品以外の用途に使われるものでもよい。
ノズル本体部11において案内路21を区画する内壁部20は、延長軸線Aを基準とした周方向D2に延びる滞留部15を有する。本実施形態の滞留部15は、延在方向D1に関し、供給路22と吐出口23との間に位置する。滞留部15は、少なくとも3つの凹部30と、これらの凹部30間に位置する少なくとも3つの凸部31(図3に示す例では3つの凹部30及び3つの凸部31)を有する。すなわち周方向D2に関し、凹部30及び凸部31が交互に設けられ、複数の凹部30が断続的に設けられ、複数の凸部31が断続的に設けられる。滞留部15に含まれる凹部30及び凸部31の全ては、延長軸線Aと垂直を成す同一平面上に位置する。ピストン12は、駆動部によって、内壁部20上をスライドしつつ案内路21を往復移動可能に設けられており、凹部30とは接触せず且つ凸部31上をスライドするように滞留部15を通過する。
これらの凹部30及び凸部31は任意の方法によって形成することができる。典型的には、ノズル本体部11の一部を切削等により取り除くことで各凹部30を形成することができ、取り除かれなかったノズル本体部11の部分によって各凸部31を形成することができる。
滞留部15が有する少なくとも3つの凸部31は、延長軸線Aを中心に周方向D2に関して180度を超える範囲(すなわち中心角が180度を超える範囲)にわたって設けられている。また滞留部15が有する少なくとも3つの凹部30は、延長軸線Aを中心に周方向D2に関して180度を超える範囲にわたって設けられている。
各凹部30の形状は限定されない。各凹部30は、ピストン12の側面に付着した充填物(例えば液状物)の少なくとも一部を回収するのに適した形状を有することが好ましく、回収した充填物の一部をピストン12の側面に付着させるのに適した形状を有することが好ましい。また各凹部30は、ピストン12が準備位置に配置されている状態(図1参照)で充填物(例えば液状物)が各凹部30から吐出口23を介してノズル本体部11の外方に垂れることを防ぐのに適した形状を有することが好ましい。例えば各凹部30は、水平方向と平行に延びる底面、又は、案内路21に向かって上方向に傾斜した底面を有していてもよい。
図4は、凹部30及び凸部31の一例を示す図であって、滞留部15における内壁部20の一部を拡大して示す側方図である。図5は、凹部30及び凸部31の他の例を示す図であって、滞留部15における内壁部20の一部を拡大して示す側方図である。図4及び図5において、理解を容易にするため、凹部30にはハッチングが付される一方で、凸部31にはハッチングが付されていない。
各凸部31は、図4に示すように、延長軸線Aと平行な方向(すなわち延在方向D1と平行な方向)に延びていてもよい。この場合、凸部31間に挟まれるようにして設けられる各凹部30も延在方向D1へ直線的に延びる。当該構成によれば、周方向D2に関してピストン12の側面のうち凸部31と接触する範囲を小さくすることができる。
また各凸部31は、図5に示すように、延長軸線Aとは非平行な方向(すなわち延在方向D1とは非平行な方向)に延びていてもよい。この場合、ピストン12の側面のうち凹部30と向かい合う周方向D2の範囲を大きくすることができ、ピストン12の側面の周方向D2に関する広い範囲に対して、凹部30から充填物を付与することができる。特に、周方向D2に関して隣り合う凹部30は、延長軸線Aと平行な方向(すなわち延在方向D1と平行な方向)に関し、凸部31を介してお互いに部分的に向かい合っていてもよい。この場合、ピストン12の側面の周方向D2に関する全体に対して、凹部30から充填物を付与することができる。
上述の構成を有する吐出装置10によれば、ピストン12が準備位置(図1参照)に配置されている状態で、供給装置13の供給口から供給路22を介して案内路21に充填物が供給される。そしてピストン12が駆動装置により駆動されて準備位置から吐出位置に向かって移動することにより、案内路21内の充填物がピストン12の先端部によって押され、最終的には吐出口23を介してノズル本体部11から充填物が吐出される。
ピストン12の先端部が滞留部15を通過する際、ピストン12の側面は凸部31によって適切に支持されつつ、凹部30に滞留する充填物(例えば液状物)が付与される。またピストン12の側面に多量の充填物が付着している場合には、一部の充填物が各凹部30に回収される。ピストン12の側面に付着する充填物は、ピストン12の側面の乾燥を防ぐとともに潤滑作用を発揮するため、ピストン12は内壁部20上をスムーズにスライドすることができる。またピストン12は、凸部31により所望経路に沿って案内されるので、凹部30の底面に衝突することなく、案内路21を適切に移動することができる。
またピストン12は、凹部30を区画するノズル本体部11の内壁部20とは接触しない。そのためピストン12の側面上の充填物が乾燥しても、ピストン12の側面のうち凹部30と向かい合う範囲では、基本的に、ピストン12がノズル本体部11に対して固着されることはない。このようにしてピストン12とノズル本体部11との間における固着可能範囲を狭めることで、ノズル本体部11に対してピストン12が固着される力(程度)を弱くすることができる。
図6に示すように滞留部15が円環状の凹部30のみを有し凸部31を有さない場合、ピストン12が滞留部15を通過する際、ピストン12の先端部の位置が本来の位置からズレてしまうことがある(図7参照)。この場合、ピストン12の先端部が凹部30の底面(すなわち下端面)と衝突してしまうことがある。当該衝突によってノズル本体部11及び/又はピストン12の一部が欠けた場合、ノズル本体部11及び/又はピストン12の破片が異物として充填物に混入する懸念がある。上述の本実施形態の吐出装置10によれば、ピストン12は、凹部30の底面と衝突することなく滞留部15を通過し、ノズル本体部11及び/又はピストン12の破片の充填物への混入を防ぐことができる。
なおピストン12により押されてノズル本体部11から吐出された充填物は、吐出口23と対向する位置に設けられた受け部(図示省略)によって受け止められる。そのような受け部は限定されず、典型的には袋などの容器であってもよい。また受け部は、充填物を受け止める際に静止していてもよいし、動いていてもよい。
以上説明したように本実施形態の吐出装置10によれば、セラミック製のノズル本体部11及びピストン12を用いることによって、熱膨張の影響を小さく抑えることができ、ノズル本体部11とピストン12との間のクリアランスを小さくすることができる。これにより、ピストン12は、充填物を案内路21と供給路22との間で適切に切断することができ、ノズル本体部11の内壁部20とピストン12との間への固形物の進入を防ぐことができる。また液状物の乾燥に起因するピストン12の固着及び動作不良を、凹部30によって防ぐことができる。その一方で、ピストン12の先端部と凹部30の底部との間の接触を、凸部31によって防ぐことができる。このようにして、ノズル本体部11に対するピストン12の固着を抑制しつつ、ノズル本体部11内におけるピストン12のスムーズなスライド移動が助長されている。
また延長軸線Aと非平行な方向に延びる凸部31によって、周方向D2に関してピストン12の側面の広範囲を支持することができ、ピストン12の配置精度を向上させることができる。特に少なくとも3つの凸部31を周方向D2に関して180度を超える範囲に設けることによって、ピストン12を所望位置に高精度に配置することが可能である。
また隣り合う凹部30がお互いに凸部31を介して部分的に延在方向D1に関して向かい合うように設けられることによって、周方向D2に関して凹部30を広範囲に設けることができる。延在方向D1に投影された凹部30の周方向D2に関する範囲が大きいほど、凹部30から充填物(例えば液状物)が付与されるピストン12の側面の周方向D2に関する範囲が大きくなる。延在方向D1に投影された凹部30の範囲が、延在方向D1に投影されたピストン12の全体を取り囲む場合、ピストン12の側面の周方向D2の全体に対して凹部30から充填物を付与することができる。
また滞留部15を供給路22と吐出口23との間に設けることによって、滞留部15に充填物を効率的に溜めることができ、各凹部30からピストン12の側面に対する充填物の付与を効率良く行うことができる。
[第2実施形態]
図8は、第2実施形態に係る吐出装置10の断面の一例を示す側方図であり、ピストン12が準備位置に配置されている状態を示す。本実施形態において上述の第1実施形態と同一又は類似の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図8は、第2実施形態に係る吐出装置10の断面の一例を示す側方図であり、ピストン12が準備位置に配置されている状態を示す。本実施形態において上述の第1実施形態と同一又は類似の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
滞留部15は複数設けられていてもよい。図8に示す吐出装置10のノズル本体部11において案内路21を区画する内壁部20は、第1滞留部15a及び第2滞留部15bを有する。第1滞留部15aは、延在方向D1に関し、供給路22と吐出口23との間に位置する。第2滞留部15bは、延在方向D1に関し、供給路22を介して第1滞留部15a及び吐出口23とは反対側に位置する。
第1滞留部15a及び第2滞留部15bの各々は、第1実施形態の滞留部15と同様に、延長軸線Aと垂直を成す同一平面上に位置する少なくとも3つの凹部30及び少なくとも3つの凸部31を有する。
複数の滞留部15を設けることによって、凹部30からピストン12の側面に対する充填物(例えば液状物)の付与を効果的に行うことができる。特に、供給路22を介して反対側に第1滞留部15a及び第2滞留部15bを設けることによって、ピストン12が吐出位置に配置されている間だけではなく、ピストン12が準備位置に配置されている間も、凹部30からピストン12の側面に充填物を付与することができる。
以上説明したように本実施形態によれば、ピストン12の側面に対する充填物の付与を効果的に行って、液状物の乾燥に起因するピストン12の動作不良を防ぐことができる。
本発明は、上述の実施形態及び変形例には限定されない。例えば、上述の実施形態及び変形例の各要素に各種の変形が加えられてもよい。また上述の実施形態及び変形例の構成が、全体的に又は部分的に組み合わせられてもよい。
10 吐出装置
11 ノズル本体部
12 ピストン
13 供給装置
15 滞留部
15a 第1滞留部
15b 第2滞留部
20 内壁部
21 案内路
22 供給路
23 吐出口
30 凹部
31 凸部
A 延長軸線
D1 延在方向
D2 周方向
11 ノズル本体部
12 ピストン
13 供給装置
15 滞留部
15a 第1滞留部
15b 第2滞留部
20 内壁部
21 案内路
22 供給路
23 吐出口
30 凹部
31 凸部
A 延長軸線
D1 延在方向
D2 周方向
Claims (6)
- 延長軸線に沿って延びる案内路、前記案内路に連通する供給路、及び前記案内路に連通する吐出口を有するノズル本体部と、
前記案内路を区画する前記ノズル本体部の内壁部上をスライドするピストンと、を備え、
前記ノズル本体部及び前記ピストンはセラミック製であり、
前記内壁部は、前記延長軸線を基準とした周方向に延びる滞留部を有し、
前記滞留部は、少なくとも3つの凹部及び当該少なくとも3つの凹部間に位置する少なくとも3つの凸部であって、前記延長軸線と垂直を成す同一平面上に位置する少なくとも3つの凹部及び少なくとも3つの凸部を有し、
前記ピストンは、前記少なくとも3つの凹部とは接触せず且つ前記少なくとも3つの凸部上をスライドするように、前記滞留部を通過する吐出装置。 - 前記少なくとも3つの凸部のうちの少なくとも1つは、前記延長軸線とは非平行な方向に延びる請求項1に記載の吐出装置。
- 前記周方向に関して隣り合う凹部は、前記延長軸線と平行な方向に関し、凸部を介して部分的にお互いに向かい合う請求項2に記載の吐出装置。
- 前記少なくとも3つの凸部は、前記延長軸線を中心に前記周方向に関して180度を超える範囲にわたって設けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載の吐出装置。
- 前記滞留部は、前記延長軸線が延びる方向に関し、前記供給路と前記吐出口との間に位置する請求項1〜4のいずれか一項に記載の吐出装置。
- 前記滞留部は複数設けられ、
前記複数の滞留部は、前記延長軸線が延びる方向に関し、前記供給路と前記吐出口との間に位置する第1滞留部と、前記供給路を介して前記第1滞留部とは反対側に位置する第2前記滞留部と、を含む請求項1〜4のいずれか一項に記載の吐出装置。
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JPH09142404A (ja) * | 1995-11-27 | 1997-06-03 | Dai Ichi Seiyaku Co Ltd | ピストンポンプ |
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2019
- 2019-08-30 JP JP2019157767A patent/JP2021035845A/ja active Pending
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