JP2021034683A - 太陽電池モジュール - Google Patents

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朋秀 吉田
稔 樋口
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Abstract

【課題】太陽電池モジュールの出力用配線の長さを短くする。
【解決手段】太陽電池モジュール1は、複数の太陽電池セル10を内包する矩形状のパネル14と、第1の端子ボックス61および第2の端子ボックス62と、第1の出力用配線71と、第2の出力用配線72と、引き出し線41とを備える。第1の端子ボックス61は、第1の共通領域Pxに設けられ、かつ、直列接続で構成された全ての太陽電池セル10のうちの一方端Gaの太陽電池セルc11に接続されている。第2の端子ボックス62は、第2の共通領域Pyに設けられている。引き出し線41は、直列接続で構成された全ての太陽電池セル10のうちの他方端Gbの太陽電池セルc59に接続され、かつ、第2方向D2に沿って上記片側の領域Psに向かって引き出され、第2の端子ボックス62に接続されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の太陽電池セルを備える太陽電池モジュールに関する。
光エネルギーを電気エネルギーに変換する光電変換装置として、太陽電池モジュールの開発が進められている。太陽電池モジュールは、無尽蔵の太陽光を直接電気に変換できることから、また、化石燃料による発電と比べて環境負荷が小さくクリーンであることから、新しいエネルギー源として期待されている。
太陽電池モジュールは、行方向および列方向に配置された複数の太陽電池セルによって構成される。このような太陽電池モジュールの一例として、特許文献1には、行方向および列方向に隣り合う太陽電池モジュールが、電力を出力するための出力用配線によって接続されている太陽電池モジュール集合体が開示されている。
特許第6195541号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている太陽電池モジュールでは、隣り合う太陽電池モジュールを接続する出力用配線の長さが長くなるという問題がある。
そこで本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、太陽電池モジュールの出力用配線の長さを短くすることができる太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る太陽電池モジュールは、第1方向および第2方向に沿って配置された複数の太陽電池セルを備える太陽電池モジュールであって、前記複数の太陽電池セルを内包する矩形状のパネルと、前記パネルに設けられた第1の端子ボックスおよび第2の端子ボックスと、前記第1の端子ボックスに接続される第1の出力用配線と、前記第2の端子ボックスに接続される第2の出力用配線と、前記パネルに設けられ、前記第2の端子ボックスに接続される引き出し線とを備え、前記複数の太陽電池セルは、前記第1方向に沿って直列接続される複数の太陽電池セルを一組とする複数の太陽電池ストリングを構成し、前記複数の太陽電池ストリングは、前記第2方向に沿って奇数組配置され、前記第2方向に隣り合う前記太陽電池ストリングは、前記複数の太陽電池セルの全てが直列接続で構成されるように接続され、前記第1の端子ボックスは、前記第1方向における前記パネルの一方の端部領域、および、前記第2方向における前記パネルの中心線を境とする片側の領域の両方を満たす第1の共通領域に設けられ、かつ、直列接続で構成された全ての前記太陽電池セルのうちの一方端の太陽電池セルに接続され、前記第2の端子ボックスは、前記第1方向における前記パネルの他方の端部領域、および、前記片側の領域の両方を満たす第2の共通領域に設けられ、前記引き出し線は、直列接続で構成された全ての前記太陽電池セルのうちの他方端の太陽電池セルに接続され、かつ、前記第2方向に沿って前記片側の領域に向かって引き出され、前記第2の端子ボックスに接続されている。
太陽電池モジュールの出力用配線の長さを短くすることができる。
実施の形態1に係る太陽電池モジュールを複数備える太陽電池モジュール集合体を示す概略図である。 実施の形態1に係る太陽電池モジュールの平面図である。 実施の形態1に係る太陽電池モジュールのパネルの内部における接続状態を示す図である。 実施の形態1に係る太陽電池モジュールのパネル上における各領域を示す図である。 実施の形態1に係る太陽電池モジュールを背面側から見た斜視図である。 実施の形態1に係る太陽電池モジュールを正面側から見た斜視図である。 太陽電池モジュール集合体の変形例1を示す概略図である。 実施の形態2に係る太陽電池モジュールを複数備える太陽電池モジュール集合体を示す概略図である。 実施の形態2に係る太陽電池モジュールの平面図である。 太陽電池モジュール集合体の変形例2を示す概略図である。 実施の形態3に係る太陽電池モジュールの平面図である。 実施の形態3に係る太陽電池モジュールのパネル上における各領域を示す図である。 実施の形態3に係る太陽電池モジュールを複数備える太陽電池モジュール集合体を示す概略図である。 実施の形態3に係る太陽電池モジュールを複数備える太陽電池モジュール集合体の他の例を示す概略図である。 太陽電池モジュール集合体の変形例3を示す概略図である。 太陽電池モジュール集合体の変形例4を示す概略図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の一形態に係る実現形態を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。本発明の実現形態は、現行の独立請求項に限定されるものではなく、他の独立請求項によっても表現され得る。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態1)
[1−1.太陽電池モジュール集合体の構成]
まず、複数の太陽電池モジュールを備える太陽電池モジュール集合体について図1を参照しながら説明する。
図1は、実施の形態1に係る太陽電池モジュールを複数備える太陽電池モジュール集合体9を示す概略図である。
図1に示すように、太陽電池モジュール集合体9は、例えば、第1方向D1および第2方向D2に沿って配置された複数の太陽電池モジュールm11、m12、m13、m14、m21、m22、m23、m24によって構成される太陽電池モジュール群である。図1に示す太陽電池モジュール集合体9は、2行4列に配置された合計8個の太陽電池モジュールm12〜m24によって構成されている。以降において、太陽電池モジュールm12〜m24のうちの1部または全部を指して、太陽電池モジュール1と呼ぶ場合がある。
太陽電池モジュール1は、2つの出力用配線71、72を有している。第1方向D1に隣り合う太陽電池モジュール1のうち、例えば一方の太陽電池モジュールm11から引き出された出力用配線72と、他方の太陽電池モジュールm12から引き出された出力用配線71とは、互いに接続されている。出力用配線71、72は、例えば、屈曲可能なケーブルである。
太陽電池モジュール集合体9の横には、パワーコンディショナ5が配置されている。複数の太陽電池モジュール1のうち、パワーコンディショナ5の近くに位置する太陽電池モジュールm11、m21の出力用配線71は、それぞれに対応する延長ケーブル3aに接続されている。パワーコンディショナ5から遠くに位置する太陽電池モジュールm14、m24の出力用配線72は、それぞれに対応する延長ケーブル3bに接続されている。各延長ケーブル3a、3bは、パワーコンディショナ5に接続される。
なお上記では、第1方向D1に隣り合う太陽電池モジュール1が出力用配線71および72で接続されている例を示したが、それに限られず、第2方向D2に隣り合う太陽電池モジュール1が出力用配線71および72で接続されていてもよい。また、太陽電池モジュール集合体9は、第1方向D1のみに沿って配置された複数の太陽電池モジュール1で構成されていてもよいし、第2方向D2のみに沿って配置された複数の太陽電池モジュール1で構成されていてもよい。
[1−2.太陽電池モジュールの構成]
次に、太陽電池モジュール1の構成について、図2〜図6を参照しながら説明する。
図2は、太陽電池モジュール1の平面図である。図3は、太陽電池モジュール1のパネル14の内部における接続状態を示す図である。
図2に示すように、太陽電池モジュール1は、第1方向D1および第2方向D2に沿って行列状に配置された複数の太陽電池セルc11〜c19、c21〜c29、c31〜c39、c41〜c49、c51〜c59を備える。以降において、複数の太陽電池セルc11〜c19、c21〜c29、c31〜c39、c41〜c49、c51〜c59のうちの一部または全部を指して、太陽電池セル10と呼ぶ場合がある。
なお、本実施の形態における第1方向D1および第2方向D2は、互いに垂直な方向である。また、第1方向D1および第2方向D2の両方に垂直な方向から太陽電池モジュール1を見る場合を平面視と呼ぶ場合がある。
太陽電池モジュール1は、複数の太陽電池セル10、タブ配線20およびわたり配線30を内包するパネル14と、パネル14の外周部を覆う枠体15とを備える。
太陽電池セル10は、太陽電池モジュール1の受光面に2次元状に配置され、光照射により電力を発生する平板状の光起電力素子である。
タブ配線20は、太陽電池セル10の表面に配置され、第1方向D1に隣り合う太陽電池セル10を直列接続する配線部材である。複数の太陽電池セル10は、第1方向D1に隣り合う複数の太陽電池セル10を一組とする複数の太陽電池ストリングS1〜S5を構成している。複数の太陽電池ストリングS1〜S5は、第2方向D2に沿って、奇数組配置されている。
わたり配線30は、第2方向D2に隣り合う太陽電池ストリングS1〜S5を電気的に接続する配線部材である。第2方向D2に隣り合う太陽電池ストリングS1〜S5は、複数の太陽電池セル10の全てが直列接続で構成されるように接続されている。
具体的には、1組目の太陽電池ストリングS1の太陽電池セルc19と、2組目の太陽電池ストリングS2の太陽電池セルc29とが接続され、2組目の太陽電池ストリングS2の太陽電池セルc21と、3組目の太陽電池ストリングS3の太陽電池セルc31とが接続され、3組目の太陽電池ストリングS3の太陽電池セルc39と、4組目の太陽電池ストリングS4の太陽電池セルc49とが接続され、4組目の太陽電池ストリングS4の太陽電池セルc41と、5組目の太陽電池ストリングS5の太陽電池セルc51とが接続されている。
このようにして、複数の太陽電池セル10は、平面視してミアンダ状となるように、全ての太陽電池セル10が直列接続で構成されている。以下において、直列接続で構成された全ての太陽電池セル10を太陽電池セル群Gと呼ぶ場合がある。直列接続で構成された全ての太陽電池セル10の一方端Gaすなわち太陽電池セル群Gの一方端Gaには、太陽電池セルc11が配置されている。太陽電池セル群Gの他方端Gbには、太陽電池セルc59が配置されている。
次に、複数の太陽電池セル10等を内包するパネル14について説明する。
パネル14は、矩形状の板であり、第1方向D1に互いに対向する2つの短辺14a、14bと、第2方向D2に互いに対向する2つの長辺14c、14dとを有している。また、パネル14は、短辺14a、14bおよび長辺14c、14dに垂直で、互いに背向する正面14eおよび背面14fを有している。
図4は、太陽電池モジュール1のパネル14上における各領域を示す図である。
ここで、パネル14の短辺14a側に位置する端部領域を、第1方向D1におけるパネル14の一方の端部領域P1aと呼び、短辺14b側に位置する端部領域を、第1方向D1におけるパネル14の他方の端部領域P1bと呼ぶ。また、パネル14の長辺14c側に位置する端部領域を、第2方向D2における一方の端部領域P2aと呼び、長辺14d側に位置する端部領域を、第2方向D2における他方の端部領域P2bと呼ぶ。なお、本実施の形態における端部領域は、パネル14の外周から、太陽電池セル群Gの最外周に配置された太陽電池セル10を含む位置までの領域を指す。
また、パネル14上の領域であって、第2方向D2におけるパネル14の中心線Pc(すなわち長辺14cと14dとの中間に位置する中心線)を境とするいずれか一方の領域を片側の領域Psと呼ぶ。本実施の形態では、パネル14の長辺14c側を片側の領域Psとしている。
次に、パネル14に設けられている配線部品および配線構造等について説明する。
図5は、太陽電池モジュール1を背面側から見た斜視図である。図6は、太陽電池モジュール1を正面側から見た斜視図である。なお、図5および図6では、枠体15の図示を省略している。
太陽電池モジュール1は、前述したように太陽電池セル10を内包するパネル14を有し、さらに、パネル14に設けられた第1の端子ボックス61および第2の端子ボックス62と、第1の端子ボックス61に接続される第1の出力用配線71と、第2の端子ボックス62に接続される第2の出力用配線72とを備える。また、太陽電池モジュール1は、パネル14に設けられ、第2の端子ボックス62に接続される引き出し線41を備える。
第1の端子ボックス61および第2の端子ボックス62は、太陽電池モジュール1で得られた電力を出力するための出力端子台である。第1の端子ボックス61および第2の端子ボックス62は、表面実装型の端子台であり、パネル14の背面14fに設けられている。
第1の端子ボックス61は、正または負の第1極性を有している。本実施の形態では、第1の端子ボックス61の第1極性は、正極(+)である。第1の端子ボックス61は、直列接続で構成された全ての太陽電池セル10のうちの一方端Gaの太陽電池セルc11に接続される。
第1の端子ボックス61は、第1方向D1におけるパネル14の一方の端部領域P1a、かつ、第2方向D2におけるパネル14の中心線Pcを境とする片側の領域Psの両方を満たす第1の共通領域Px(図4の斜線ハッチング参照)に設けられている。また、第1の端子ボックス61は、平面視した場合に、複数の太陽電池ストリングS1〜S5のうち第2方向D2におけるパネル14の一方の端部領域P2aに最も近い太陽電池ストリングS1に重なって第1方向D1に沿って延びる第1直線L1上に配置されている。
第2の端子ボックス62は、第1の端子ボックス61と反対の第2極性を有している。本実施の形態では、第2の端子ボックス62の第2極性は、負極(−)である。第2の端子ボックス62は、引き出し線41を介して、太陽電池セル群Gの他方端Gbの太陽電池セルc59に接続される。
第2の端子ボックス62は、第1方向D1におけるパネル14の他方の端部領域P1b、かつ、上記片側の領域Psの両方を満たす第2の共通領域Py(図4の斜線ハッチング参照)に設けられている。また、第2の端子ボックス62は、上記第1直線L1上に配置されている。
引き出し線41は、パネル14の内部に設けられている。引き出し線41は、引き出し線41の一端41aが、直列接続で構成された全ての太陽電池セル10のうちの他方端Gbの太陽電池セルc59に接続されている。また、引き出し線41は、上記一端41aから第2方向D2に沿って片側の領域Psに向かって引き出され、第2の共通領域Pyにおいて背面14fに露出している。そして、背面14fに露出した引き出し線41の他端41bが、第2の端子ボックス62に接続されている。
第1の出力用配線71および第2の出力用配線72は、太陽電池モジュール1にて得られた電力を外部に出力するための配線である。
第1の出力用配線71の基端は、第1の端子ボックス61に接続されている。第1の出力用配線71の先端には、プラグ型のコネクタ71aが取り付けられている。第2の出力用配線72の基端は、第2の端子ボックス62に接続されている。第2の出力用配線72の先端には、ソケット型のコネクタ72aが取り付けられている。
隣り合う太陽電池モジュール1は、プラグ型のコネクタ71aとソケット型のコネクタ72aとが接続されることで、一方の太陽電池モジュール1の第2の出力用配線72と他方の太陽電池モジュール1の第1の出力用配線71とが接続され、電気的に接続される。
第1の出力用配線71および第2の出力用配線72のそれぞれの長さは、パネル14の長辺14cの長さの半分以下となっている。本実施の形態によれば、太陽電池モジュール1の出力用配線71、72の長さを短くすることができる。
本実施の形態のように出力用配線の長さが短い場合は、第1の出力用配線71および第2の出力用配線72は、結束バンドやクリップなどの固定部材を用いてパネル14または枠体15に固定されていなくてもよい。
また、例えば太陽電池モジュール1が住宅の屋根に設けられる場合、太陽電池モジュール1は、一方の端部領域P2aが屋根の棟側を向き、他方の端部領域P2bが屋根の軒側を向くように配置されることが望ましい。この配置によれば、屋根の棟側に第1の端子ボックス61および第2の端子ボックス62が配置されるので、太陽電池モジュール1を配線する際の作業負担を軽減することができる。
なお、第2方向D2に沿って隣り合う太陽電池モジュール1が接続される場合は、第1の出力用配線71および第2の出力用配線72のそれぞれの長さは、パネル14の短辺14aの長さの半分以上であって、かつ、パネル14の長辺14cの長さの半分以下であってもよい。
[1−3.効果等]
本実施の形態に係る太陽電池モジュール1は、第1方向D1および第2方向D2に沿って配置された複数の太陽電池セル10を備える太陽電池モジュール1であって、複数の太陽電池セル10を内包する矩形状のパネル14と、パネル14に設けられた第1の端子ボックス61および第2の端子ボックス62と、第1の端子ボックス61に接続される第1の出力用配線71と、第2の端子ボックス62に接続される第2の出力用配線72と、パネル14に設けられ、第2の端子ボックス62に接続される引き出し線41とを備える。複数の太陽電池セル10は、第1方向D1に沿って直列接続される複数の太陽電池セルを一組とする複数の太陽電池ストリングS1〜S5を構成している。複数の太陽電池ストリングS1〜S5は、第2方向D2に沿って奇数組配置されている。第2方向D2に隣り合う太陽電池ストリングS1〜S5は、複数の太陽電池セル10の全てが直列接続で構成されるように接続されている。第1の端子ボックス61は、第1方向D1におけるパネル14の一方の端部領域P1a、および、第2方向D2におけるパネル14の中心線Pcを境とする片側の領域Psの両方を満たす第1の共通領域Pxに設けられ、かつ、直列接続で構成された全ての太陽電池セル10のうちの一方端Gaの太陽電池セルc11に接続されている。第2の端子ボックス62は、第1方向D1におけるパネル14の他方の端部領域P1b、および、上記片側の領域Psの両方を満たす第2の共通領域Pyに設けられている。引き出し線41は、直列接続で構成された全ての太陽電池セル10のうちの他方端Gbの太陽電池セルc59に接続され、かつ、第2方向D2に沿って上記片側の領域Psに向かって引き出され、第2の端子ボックス62に接続されている。
このように、引き出し線41が、第2方向D2に沿って上記片側の領域Psに向かって引き出され、第2の端子ボックス62に接続されることで、第2の端子ボックス62を第1の端子ボックス61と同じ片側の領域Psに配置することができる。これにより、隣り合う太陽電池モジュール1を接続する第1の出力用配線71および第2の出力用配線72の長さを短くすることができる。
また、第1の端子ボックス61は、複数の太陽電池ストリングS1〜S5のうち第2方向D2におけるパネル14の一方の端部領域P2aに最も近い太陽電池ストリングS1に重なって第1方向D1に沿って延びる第1直線L1上に配置され、第2の端子ボックス62は、上記第1直線L1上に配置されていてもよい。
これによれば、第1の端子ボックス61および第2の端子ボックス62を同じ第1直線L1上に配置することができる。これにより、隣り合う太陽電池モジュール1を接続する第1の出力用配線71および第2の出力用配線72の長さを短くすることができる。
また、第1の端子ボックス61は、正または負の第1極性を有し、第2の端子ボックス62は、第1の端子ボックス61と反対の第2極性を有していてもよい。
これによれば、隣り合う太陽電池モジュール1のうちの一方の太陽電池モジュール1の第2の出力用配線72と、他方の太陽電池モジュール1の第1の出力用配線71とを短い距離で接続することができる。これにより、隣り合う太陽電池モジュール1を接続する第1の出力用配線71および第2の出力用配線72の長さを短くすることができる。
また、パネル14は、矩形状であり、第1方向D1に互いに対向する2つの短辺14a、14bと、第2方向D2に互いに対向する2つの長辺14c、14dとを有し、第1の出力用配線71および第2の出力用配線72のそれぞれの長さは、パネル14の長辺14cの長さの半分以下であってもよい。
これによれば、太陽電池モジュール1の出力用配線71、72の長さを短くし、太陽電池モジュール1を配線する際の作業負担を軽減することができる。
[1−4.太陽電池モジュール集合体の変形例1]
次に、太陽電池モジュール集合体9の変形例1について説明する。変形例1では、太陽電池モジュール集合体9が、3角形状または台形形状の面を有する屋根に設けられる例について説明する。
図7は、太陽電池モジュール集合体9の変形例1を示す概略図である。
変形例1の太陽電池モジュール集合体9では、第1方向D1に沿って配置された4個の太陽電池モジュールm11〜m14、第1方向D1に沿って配置された3個の太陽電池モジュールm21〜m23、および、1個の太陽電池モジュールm24が、第2方向D2のプラス側に向かってこの順で並ぶように配置されている。この変形例1でも太陽電池モジュール1は、一方の端部領域P2aが屋根の棟側を向き、他方の端部領域P2bが屋根の軒を向くように配置されている。
第1方向D1に隣り合う太陽電池モジュール1は、太陽電池モジュール1から引き出された出力用配線71、72によって互いに接続されている。なお、第2方向D2のプラス側に向かって並ぶ2行目と3列目の太陽電池モジュールm23、m24は、太陽電池モジュールm23の出力用配線72と、太陽電池モジュールm24の出力用配線71とが中継ケーブル6によって接続されている。複数の太陽電池モジュール1のうち、パワーコンディショナ5の近くに位置する太陽電池モジュールm11、m21の出力用配線71は、それぞれに対応する延長ケーブル3aに接続されている。パワーコンディショナ5から遠くに位置する太陽電池モジュールm14、m24の出力用配線72は、それぞれに対応する延長ケーブル3bに接続されている。各延長ケーブル3a、3bは、パワーコンディショナ5に接続される。
本変形例においても、太陽電池モジュール1の出力用配線71、72の長さを短くすることができる。
(実施の形態2)
[2−1.太陽電池モジュールの構成]
次に、実施の形態2に係る太陽電池モジュール1Aについて図8および図9を参照しながら説明する。実施の形態2では、太陽電池モジュール1Aが、パネル14の長辺14cに平行なリターン線を備えている例について説明する。
図8は、実施の形態2に係る太陽電池モジュール1Aを複数備える太陽電池モジュール集合体9Aを示す概略図である。図9は、太陽電池モジュール1Aの平面図である。
図9に示すように、太陽電池モジュール1Aは、太陽電池セル10を内包するパネル14を有し、さらに、パネル14に設けられた第1の端子ボックス61および第2の端子ボックス62と、第1の端子ボックス61に接続される第1の出力用配線71と、第2の端子ボックス62に接続される第2の出力用配線72とを備える。また、太陽電池モジュール1Aは、パネル14に設けられ、第2の端子ボックス62に接続される引き出し線41を備える。
また、実施の形態2の太陽電池モジュール1Aは、さらに、第1方向D1に沿って延び、第1直線L1と平行なリターン線45を備えている。リターン線45は、平面視して、1組目の太陽電池ストリングS1と重ならないように、太陽電池ストリングS1と長辺14cとの間に設けられている。なお、リターン線45は、必ずしも太陽電池ストリングS1と長辺14cとの間に設けられていなくてもよい。例えばリターン線45は、太陽電池ストリングS1と絶縁された状態で、太陽電池ストリングS1の背面側に設けられていてもよい。
リターン線45は、パネル14の内部に設けられている。第1方向にD1おけるリターン線45の一端45aは、第1の共通領域Pxにおいて背面14fに露出し、第1の端子ボックス61に接続されている。第1方向D1におけるリターン線45の他端45bは、第2の共通領域Pyにおいて背面14fに露出し、第2の端子ボックス62に接続されている。
第1の端子ボックス61および第2の端子ボックス62は、複数の端子を有している。リターン線45の一端45aは、太陽電池セル群Gの一方端Gaである太陽電池セルc11に対して絶縁された状態で第1の端子ボックス61に接続される。リターン線45の他端45bは、太陽電池セル群Gの他方端Gbである太陽電池セルc59に対して絶縁された状態で第2の端子ボックス62に接続される。
すなわち第1の端子ボックス61は、直列接続で構成された全ての太陽電池セル10のうちの一方端Gaに繋がる、正極または負極の第1極性の端子61aと、リターン線45の一端45aに繋がる、前記第1極性と反対の第2極性の端子61bとを有している。本実施の形態では、第1極性の端子61aは正極(+)であり、第2極性の端子61bは負極(−)である。
また、第2の端子ボックス62は、引き出し線41を介して、直列接続で構成された全ての太陽電池セル10のうちの他方端Gbに繋がる第2極性の端子62aと、リターン線45の他端45bに繋がる第1極性の端子62bとを有している。本実施の形態では、第2極性の端子62aは負極(−)であり、第1極性の端子62bは正極(+)である。
なお、第1の出力用配線71および第2の出力用配線72は、多芯ケーブルで構成され、各コネクタ71a、72aは、複数のピン端子を有している。このため、太陽電池モジュール集合体9Aにおいて、太陽電池セル群Gを経由する配線、および、リターン線45を経由する配線は、互いに絶縁された状態で延長ケーブル3に接続される。
図8に示すように、第1方向D1に隣り合う太陽電池モジュール1Aは、太陽電池モジュール1Aから引き出された出力用配線71および72によって互いに接続されている。パワーコンディショナ5から遠くに位置する太陽電池モジュールm14、m24は、第2の端子ボックス62の端子62aと端子62bとが、短絡用プラグ等によって短絡されている。パワーコンディショナ5の近くに位置する太陽電池モジュールm11、m21の出力用配線71は、それぞれに対応する延長ケーブル3に接続されている。各延長ケーブル3は、パワーコンディショナ5に接続される。
本実施の形態においても、太陽電池モジュール1Aの出力用配線71、72の長さを短くすることができる。
また、太陽電池モジュール1Aは、さらに、第1方向D1に沿って延びる第1直線L1と平行にパネル14に設けられたリターン線45を備え、第1方向D1におけるリターン線45の一端45aは、第1の端子ボックス61に接続され、第1方向D1におけるリターン線45の他端45bは、第2の端子ボックス62に接続されていてもよい。
これによれば、実施の形態1に比べて延長ケーブル3の本数を少なくすることができる。また、延長ケーブル3の合計の長さを短くすることができる。
また、第1の端子ボックス61は、直列接続で構成された全ての太陽電池セル10のうちの一方端Gaに繋がる、正極または負極の第1極性の端子61aと、リターン線45の一端45aに繋がる、第1極性と反対の第2極性の端子61bとを有し、第2の端子ボックス62は、引き出し線41を介して、直列接続で構成された全ての太陽電池セル10のうちの他方端Gbに繋がる第2極性の端子62aと、リターン線45の他端45bに繋がる第1極性の端子62bとを有していてもよい。
これによれば、リターン線45を含む第2の出力用配線72と第1の出力用配線71とを短い距離で接続することができる。これにより、隣り合う太陽電池モジュール1を接続する第1の出力用配線71および第2の出力用配線72の長さを短くすることができる。
[2−2.太陽電池モジュール集合体の変形例2]
次に、太陽電池モジュール集合体9Aの変形例2について説明する。変形例2では、太陽電池モジュール集合体9Aが、3角形状または台形形状の面を有する屋根に設けられる例について説明する。
図10は、太陽電池モジュール集合体9Aの変形例2を示す概略図である。
変形例2の太陽電池モジュール集合体9Aでは、第1方向D1に沿って配置された4個の太陽電池モジュールm11〜m14、第1方向D1に沿って配置された3個の太陽電池モジュールm21〜m23、および、1個の太陽電池モジュールm24が、第2方向D2のプラス側に向かってこの順で並ぶように配置されている。この変形例2でも太陽電池モジュール1Aは、一方の端部領域P2aが屋根の棟側を向き、他方の端部領域P2bが屋根の軒を向くように配置されている。
第1方向D1に隣り合う太陽電池モジュール1Aは、太陽電池モジュール1Aから引き出された出力用配線71、72によって互いに接続されている。なお、第2方向D2のプラス側に向かって並ぶ2行目と3列目の太陽電池モジュールm23、m24は、太陽電池モジュールm23の出力用配線72と、太陽電池モジュールm24の出力用配線71とが中継ケーブル6によって接続されている。太陽電池モジュール1Aのうち、パワーコンディショナ5から遠くに位置する太陽電池モジュールm14、m24は、第2の端子ボックス62の端子62aと端子62bとが短絡されている。パワーコンディショナ5の近くに位置する太陽電池モジュールm11、m21の出力用配線71は、それぞれに対応する延長ケーブル3に接続されている。各延長ケーブル3は、パワーコンディショナ5に接続される。
変形例2においても、太陽電池モジュール1Aの出力用配線71、72の長さを短くすることができる。また、変形例2では、変形例1に比べて延長ケーブル3の長さを短くすることができる。
(実施の形態3)
[3−1.太陽電池モジュールの構成]
次に、実施の形態3に係る太陽電池モジュール1Bの構成について、図11および図12を参照しながら説明する。
図11は、太陽電池モジュール1Bの平面図である。図12は、太陽電池モジュール1Bのパネル14上における各領域を示す図である。
図11に示すように、太陽電池モジュール1Bは、第1方向D1および第2方向D2に沿って行列状に配置された複数の太陽電池セルc11〜c19、c21〜c29、c31〜c39、c41〜c49、c51〜c59を備える。
太陽電池モジュール1Bは、複数の太陽電池セル10、タブ配線20およびわたり配線30を内包するパネル14と、パネル14の外周部を覆う枠体15とを備える。
太陽電池セル10は、太陽電池モジュール1Bの受光面に2次元状に配置され、光照射により電力を発生する平板状の光起電力素子である。
タブ配線20は、太陽電池セル10の表面に配置され、第1方向D1に隣り合う太陽電池セル10を直列接続する配線部材である。複数の太陽電池セル10は、第1方向D1に隣り合う複数の太陽電池セル10を一組とする複数の太陽電池ストリングS1〜S5を構成している。複数の太陽電池ストリングS1〜S5は、第2方向D2に沿って奇数組配置されている。
わたり配線30は、第2方向D2に隣り合う太陽電池ストリングS1〜S5を電気的に接続する配線部材である。第2方向D2に隣り合う太陽電池ストリングS1〜S5は、複数の太陽電池セル10の全てが直列接続で構成されるように接続されている。
複数の太陽電池セル10は、平面視してミアンダ状となるように、全ての太陽電池セル10が直列接続で構成されている。直列接続で構成された全ての太陽電池セル10の一方端Gaすなわち太陽電池セル群Gの一方端Gaには、太陽電池セルc11が配置されている。太陽電池セル群Gの他方端Gbには、太陽電池セルc59が配置されている。
パネル14は、矩形状の板であり、第1方向D1に互いに対向する2つの短辺14a、14bと、第2方向D2に互いに対向する2つの長辺14c、14dとを有している。また、パネル14は、短辺14a、14bおよび長辺14c、14dに垂直で、互いに背向する正面14eおよび背面14fを有している。
次に、パネル14に設けられている配線部品および配線構造等について説明する。
太陽電池モジュール1Bは、太陽電池セル10を内包するパネル14を有し、さらに、パネル14に設けられた第1の端子ボックス61および第2の端子ボックス62と、第1の端子ボックス61に接続される第1の出力用配線71と、第2の端子ボックス62に接続される第2の出力用配線72とを備える。
第1の端子ボックス61および第2の端子ボックス62は、太陽電池モジュール1Bで得られた電力を出力するための出力端子台である。第1の端子ボックス61および第2の端子ボックス62は、パネル14の背面14fに設けられている。
第1の端子ボックス61は、正または負の第1極性を有している。本実施の形態では、第1の端子ボックス61の第1極性は、正極(+)である。第1の端子ボックス61は、直列接続で構成された全ての太陽電池セル10のうちの一方端Gaの太陽電池セルc11に接続される。
第1の端子ボックス61は、パネル14の4隅のうちの一方に設けられている。具体的には、第1の端子ボックス61は、第1方向D1におけるパネル14の一方の端部領域P1a、かつ、第2方向D2におけるパネル14の一方の端部領域P2aの両方を満たす第3の共通領域Pz1(図12の斜線ハッチング参照)に設けられている。また、第1の端子ボックス61は、平面視した場合に、複数の太陽電池ストリングS1〜S5のうち第2方向D2におけるパネル14の一方の端部領域P2aに最も近い太陽電池ストリングS1に重なって第1方向D1に沿って延びる第1直線L1上に配置されている。
第2の端子ボックス62は、第1の端子ボックス61と反対の第2極性を有している。本実施の形態では、第2の端子ボックス62の第2極性は、負極(−)である。第2の端子ボックス62は、直列接続で構成された全ての太陽電池セル10のうちの他方端Gbの太陽電池セルc59に接続される。
第2の端子ボックス62は、パネル14の4隅のうちの他方であって、第1の端子ボックス61に対して対角となる位置に設けられている。具体的には、第2の端子ボックス62は、第1方向D1におけるパネル14の他方の端部領域P1b、かつ、第2方向D2におけるパネル14の他方の端部領域P2bの両方を満たす第4の共通領域Pz2(図12の斜線ハッチング参照)に設けられている。また、第2の端子ボックス62は、平面視した場合に、複数の太陽電池ストリングS1〜S5のうち第2方向D2におけるパネル14の他方の端部領域P2bに最も近い太陽電池ストリングS5に重なって第1方向D1に沿って延びる第2直線L2上に配置されている。
第1の出力用配線71および第2の出力用配線72は、太陽電池モジュール1Bにて得られた電力を出力するための配線である。
第1の出力用配線71の基端は、第1の端子ボックス61に接続されている。第1の出力用配線71の先端には、プラグ型のコネクタ71aが取り付けられている。第2の出力用配線72の基端は、第2の端子ボックス62に接続されている。第2の出力用配線72の先端には、ソケット型のコネクタ72aが取り付けられている。
隣り合う太陽電池モジュール1Bは、このプラグ型のコネクタ71aとソケット型のコネクタ72aとが接続されることで、一方の太陽電池モジュール1の第2の出力用配線72と他方の太陽電池モジュール1の第1の出力用配線71とが接続され、電気的に接続される。
第1の出力用配線71および第2の出力用配線72のそれぞれの長さは、パネル14の短辺14aの長さの半分以上で、かつ、長辺14cの長さの半分以下となっている。本実施の形態においても、太陽電池モジュール1Bの出力用配線71、72の長さを短くすることができる。また、太陽電池モジュール1Bを配線する際の作業負担を軽減することができる。
[3−2.太陽電池モジュール集合体の構成]
図13は、実施の形態3に係る太陽電池モジュール1Bを複数備える太陽電池モジュール集合体9Bを示す概略図である。
図13に示すように、太陽電池モジュール1Bは、第2方向D2に沿って複数配置されている。第2方向D2に沿って配置される複数の太陽電池モジュール1Bのうち、偶数個目に配置される太陽電池モジュール1Bは、奇数個目に配置される太陽電池モジュール1Bに対して、第1方向D1および第2方向D2に垂直な軸を中心に180度反転して配置されている。
そして、第2方向D2に隣り合う一方の太陽電池モジュール(例えばm11)の第2の出力用配線72、および、第2方向D2に隣り合う他方の太陽電池モジュール(例えばm21)の第1の出力用配線71は、短辺14aに沿って配置され、互いに接続されている。
次に、太陽電池モジュール集合体9Bの他の例について説明する。
図14は、実施の形態3に係る太陽電池モジュール1Bを複数備える太陽電池モジュール集合体9Bの他の例を示す概略図である。
図14に示すように、この太陽電池モジュール1Bは、第1方向D1に沿って同じ向きで複数配置されている。そして、第1方向D1に隣り合う一方の太陽電池モジュールm11の第2の出力用配線72、および、第1方向D1に隣り合う他方の太陽電池モジュールm12の第1の出力用配線71は、長辺14dに沿って配置され、互いに接続されている。
この例においても、太陽電池モジュール1Bの出力用配線71、72の長さを短くすることができる。
[3−3.太陽電池モジュール集合体の変形例3]
次に、太陽電池モジュール集合体9Bの変形例3について説明する。変形例3では、太陽電池モジュール集合体9Bが、3角形状または台形形状の面を有する屋根に設けられる例について説明する。
図15は、太陽電池モジュール集合体9Bの変形例3を示す概略図である。
変形例3の太陽電池モジュール集合体9Bでは、第1方向D1に沿って配置された2個の太陽電池モジュールm11、m12、および、1個の太陽電池モジュールm21が、第2方向D2のプラス側に向かってこの順で並ぶように配置されている。
太陽電池モジュールm11の第1の出力用配線71は、延長ケーブル3aに接続される。太陽電池モジュールm11の第2の出力用配線72は、中継ケーブル6aを介して、太陽電池モジュールm21の第1の出力用配線71に接続され、さらに、太陽電池モジュールm21の第2の出力用配線72、太陽電池モジュールm12の第1の出力用配線71および第2の出力用配線72を介して、延長ケーブル3bに接続される。各延長ケーブル3a、3bは、パワーコンディショナ5に接続される。
なお、上記では、太陽電池モジュールm11の第2の出力用配線72が、中継ケーブル6aを介して、太陽電池モジュールm21の第1の出力用配線71に接続されている例を示したが、それに限られない。例えば、第2の出力用配線72および第1の出力用配線71の長さが十分に長い場合は、太陽電池モジュールm11の第2の出力用配線72が、太陽電池モジュールm21の第1の出力用配線71に直接接続されてもよい。
[3−4.太陽電池モジュール集合体の変形例4]
次に、太陽電池モジュール集合体9Bの変形例4について説明する。変形例4でも、太陽電池モジュール集合体9Bが、3角形状または台形形状の面を有する屋根に設けられる例について説明する。
図16は、太陽電池モジュール集合体9Bの変形例4を示す概略図である。
変形例4の太陽電池モジュール集合体9Bでは、第1方向D1に沿って配置された2個の太陽電池モジュールm11、m12、および、1個の太陽電池モジュールm21が、第2方向D2のプラス側に向かってこの順で並ぶように配置されている。
また、変形例4では、第2方向D2に沿って配置される複数の太陽電池モジュール(例えばm11、m21)のうち、偶数個目に配置される太陽電池モジュールm21は、奇数個目に配置される太陽電池モジュールm11に対して、第1方向D1および第2方向D2に垂直な軸を中心に180度反転して配置されている。
太陽電池モジュールm11の第1の出力用配線71は、延長ケーブル3aに接続される。太陽電池モジュールm11の第2の出力用配線72は、太陽電池モジュールm12の第1の出力用配線71に接続され、さらに、太陽電池モジュールm12の第2の出力用配線72、太陽電池モジュールm21の第1の出力用配線71および第2の出力用配線72を介して、延長ケーブル3bに接続される。各延長ケーブル3a、3bは、パワーコンディショナ5に接続される。
[3−5.実施の形態3のまとめ]
図11に示すように、実施の形態3の太陽電池モジュールは、第1方向および第2方向に沿って配置された複数の太陽電池セルを備える太陽電池モジュールである。
太陽電池モジュールは、前記複数の太陽電池セルを内包する矩形状のパネルと、前記パネルに設けられた第1の端子ボックスおよび第2の端子ボックスと、前記第1の端子ボックスに接続された第1の出力用配線と、前記第2の端子ボックスに接続された第2の出力用配線とを備えている。
前記パネルは、矩形状であり、前記第1方向に互いに対向する2つの短辺と、前記第2方向に互いに対向する2つの長辺とを有している。
前記複数の太陽電池セルは、前記第1方向に沿って直列接続される複数の太陽電池セルを一組とする複数の太陽電池ストリングを構成している。
前記複数の太陽電池ストリングは、前記第2方向に沿って複数組配置されている。
前記第2方向に隣り合う太陽電池ストリングは、前記複数の太陽電池セルの全てが直列接続で構成されるように接続されている。
前記第1の端子ボックスは、前記第1方向における前記パネルの一方側の端部領域、および、前記第2方向における前記パネルの一方側の端部領域の両方を満たす第3の共通領域に設けられ、かつ、直列接続で構成された全ての前記太陽電池セルのうちの一方端の太陽電池セルに接続されている。
前記第2の端子ボックスは、前記第1方向における前記パネルの他方側の端部領域、および、前記第2方向における前記パネルの他方の端部領域の両方を満たす第4の共通領域に設けられ、かつ、直列接続で構成された全ての前記太陽電池セルのうちの他方端の太陽電池セルに接続されている。
前記第1の出力用配線および前記第2の出力用配線のそれぞれの長さは、前記パネルの短辺の長さの半分以上かつ長辺の長さの半分以下である。
また、図13に示すように、実施の形態3の太陽電池モジュール集合体は、上記太陽電池モジュールを複数備える太陽電池モジュール集合体である。
前記太陽電池モジュールは、前記第2方向に沿って複数配置されている。
前記第2方向に沿って配置される複数の前記太陽電池モジュールのうち、偶数個目に配置される太陽電池モジュールは、奇数個目に配置される太陽電池モジュールに対して、前記第1方向および前記第2方向に垂直な軸を中心に180度反転して配置されている。
前記第2方向に隣り合う一方の前記太陽電池モジュールの前記第2の出力用配線、および、前記第2方向に隣り合う他方の前記太陽電池モジュールの前記第1の出力用配線は、前記短辺に沿って配置され、互いに接続されている。
また、図14に示すように、実施の形態3の太陽電池モジュール集合体9Bの変形例3は、上記太陽電池モジュールを複数備える太陽電池モジュール集合体である。
前記太陽電池モジュールは、前記第1方向に沿って同じ向きで複数配置されている。
前記第1方向に隣り合う一方の前記太陽電池モジュールの前記第2の出力用配線、および、前記第1方向に隣り合う他方の前記太陽電池モジュールの前記第1の出力用配線は、前記長辺に沿って配置され、互いに接続されている。
(その他の実施の形態)
以上、本発明に係る太陽電池モジュール1、1Aおよび1Bについて、実施の形態および変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態および変形例に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態1〜3では、隣り合う太陽電池モジュール1が屈曲可能なケーブル等の出力用配線で接続されている例を示したが、それに限られない。例えば、隣り合う太陽電池モジュール1は、U字状の導通金具等の出力用配線によって接続されていてもよい。
例えば、上記実施の形態1〜3では、パネル14上の領域であって、第2方向D2におけるパネル14の中心線Pcを境とする長辺14c側を片側の領域Psとしたが、逆であってもよい。例えば、長辺14c側を片側の領域Psとしない場合は、中心線Pcを境に反対に位置する長辺14d側を片側の領域Psとしてもよい。
その他、上記実施の形態および変形例に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態および変形例における構成要素および機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、1A、1B、m11〜M14、m21〜m24 太陽電池モジュール
10、c11〜c19、c21〜c29、c31〜c39、c41〜c49、c51〜c59 太陽電池セル
14 パネル
14a、14b 短辺
14c、14d 長辺
41 引き出し線
41a 一端
41b 他端
45 リターン線
45a 一端
45b 他端
61 第1の端子ボックス
61a、61b 端子
62 第2の端子ボックス
62a、62b 端子
71 第1の出力用配線
72 第2の出力用配線
D1 第1方向
D2 第2方向
Ga 直列接続で構成された全ての太陽電池セルの一方端
Gb 直列接続で構成された全ての太陽電池セルの他方端
L1 第1直線
L2 第2直線
P1a 第1方向におけるパネルの一方の端部領域
P1b 第1方向におけるパネルの他方の端部領域
P2a 第2方向におけるパネルの一方の端部領域
P2b 第2方向におけるパネルの他方の端部領域
Pc パネルの中心線
Ps 片側の領域
Px 第1の共通領域
Py 第2の共通領域
Pz1 第3の共通領域
Pz2 第4の共通領域
S1、S2、S3、S4、S5 太陽電池ストリング

Claims (6)

  1. 第1方向および第2方向に沿って配置された複数の太陽電池セルを備える太陽電池モジュールであって、
    前記複数の太陽電池セルを内包する矩形状のパネルと、
    前記パネルに設けられた第1の端子ボックスおよび第2の端子ボックスと、
    前記第1の端子ボックスに接続される第1の出力用配線と、
    前記第2の端子ボックスに接続される第2の出力用配線と、
    前記パネルに設けられ、前記第2の端子ボックスに接続される引き出し線と
    を備え、
    前記複数の太陽電池セルは、前記第1方向に沿って直列接続される複数の太陽電池セルを一組とする複数の太陽電池ストリングを構成し、
    前記複数の太陽電池ストリングは、前記第2方向に沿って奇数組配置され、
    前記第2方向に隣り合う前記太陽電池ストリングは、前記複数の太陽電池セルの全てが直列接続で構成されるように接続され、
    前記第1の端子ボックスは、前記第1方向における前記パネルの一方の端部領域、および、前記第2方向における前記パネルの中心線を境とする片側の領域の両方を満たす第1の共通領域に設けられ、かつ、直列接続で構成された全ての前記太陽電池セルのうちの一方端の太陽電池セルに接続され、
    前記第2の端子ボックスは、前記第1方向における前記パネルの他方の端部領域、および、前記片側の領域の両方を満たす第2の共通領域に設けられ、
    前記引き出し線は、直列接続で構成された全ての前記太陽電池セルのうちの他方端の太陽電池セルに接続され、かつ、前記第2方向に沿って前記片側の領域に向かって引き出され、前記第2の端子ボックスに接続されている
    太陽電池モジュール。
  2. 前記第1の端子ボックスは、前記複数の太陽電池ストリングのうち前記第2方向におけるパネルの一方の端部領域に最も近い太陽電池ストリングに重なって前記第1方向に沿って延びる第1直線上に配置され、
    前記第2の端子ボックスは、前記第1直線上に配置されている
    請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記第1の端子ボックスは、正または負の第1極性を有し、
    前記第2の端子ボックスは、前記第1の端子ボックスと反対の第2極性を有する
    請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
  4. さらに、前記第1方向に沿って延びる第1直線と平行に前記パネルに設けられたリターン線を備え、
    前記第1方向における前記リターン線の一端は、前記第1の端子ボックスに接続され、
    前記第1方向における前記リターン線の他端は、前記第2の端子ボックスに接続されている
    請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記第1の端子ボックスは、直列接続で構成された全ての前記太陽電池セルのうちの一方端に繋がる、正極または負極の第1極性の端子と、前記リターン線の一端に繋がる、前記第1極性と反対の第2極性の端子とを有し、
    前記第2の端子ボックスは、前記引き出し線を介して、直列接続で構成された全ての前記太陽電池セルのうちの他方端に繋がる前記第2極性の端子と、前記リターン線の他端に繋がる前記第1極性の端子とを有する
    請求項4に記載の太陽電池モジュール。
  6. 前記パネルは、矩形状であり、前記第1方向に互いに対向する2つの短辺と、前記第2方向に互いに対向する2つの長辺とを有し、
    前記第1の出力用配線および前記第2の出力用配線のそれぞれの長さは、前記パネルの長辺の長さの半分以下である
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
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