JP2021033339A - 情報処理装置、情報処理方法、制御装置及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】より高い精度で制御装置の動作試験をすることができる情報処理装置、情報処理方法、制御装置及びコンピュータプログラムを提供することである。【解決手段】実施形態の情報処理装置は、通信部と、試験処理部と、試験結果出力部とを持つ。通信部は、試験の対象となる制御装置と通信可能に接続される。試験処理部は、制御装置が満たすべき仕様通りに動作するか否かを判別する試験の内容を示す試験情報に基づいて試験に関する所定の処理を指示する試験信号を制御装置に送信する。試験結果出力部は、制御装置が試験信号に基づいて実行した試験の結果を示す試験結果を所定の手段で出力する。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法、制御装置及びコンピュータプログラムに関する。
監視制御盤の動作試験では、試験官がPLC(Programmable Logic Controller)等の制御装置に、故障や機器操作を模擬した信号を入力する。試験官は、端子台から制御装置の入力モジュールに信号を入力する。制御装置は、試験の結果を出力モジュールに接続されている補助リレーや、出力モジュールに設けられたLED(Light Emitting Diode)に出力する。試験官は、補助リレーの状態やLEDの点灯状態を目視することで、試験の結果を記録していた。しかしながら、動作試験に慣れていない試験官は、試験結果を見落としたり、試験結果を記録漏れしたりする場合がある。このように、動作試験は、試験官の動作試験に対する習熟度に応じて不十分な精度になる場合があった。
本発明が解決しようとする課題は、より高い精度で制御装置の動作試験をすることができる情報処理装置、情報処理方法、制御装置及びコンピュータプログラムを提供することである。
実施形態の情報処理装置は、通信部と、試験処理部と、試験結果出力部とを持つ。通信部は、試験の対象となる制御装置と通信可能に接続される。試験処理部は、前記制御装置が満たすべき仕様通りに動作するか否かを判別する試験の内容を示す試験情報に基づいて試験に関する所定の処理を指示する試験信号を前記制御装置に送信する。試験結果出力部は、前記制御装置が前記試験信号に基づいて実行した試験の結果を示す試験結果を所定の手段で出力する。
以下、実施形態の情報処理装置、情報処理方法、制御装置及びコンピュータプログラムを、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態の検証システム1のシステム構成を示すシステム構成図である。検証システム1は、情報処理装置100及び制御装置200を備える。検証システム1は、制御装置200の試験処理を行う。試験処理において、検証システム1では、情報処理装置100が制御装置200に試験信号を送信する。試験信号は、制御装置200の試験に関する所定の処理を指示する信号である。所定の処理は、例えば、保護連動試験又は操作連動試験等の試験に関する処理である。保護連動試験は、故障を模擬して該当する故障表示器が点灯するか否かを確認したり、該当する機器が連動して動作するか否かを確認したりする試験である。操作連動試験は、監視制御盤から機器操作を行ったり、遠隔から機器操作を行ったりして、該当する機器が正しく動作するかを確認する試験である。
情報処理装置100及び制御装置200は、いずれもネットワーク300を介して通信可能である。ネットワーク300は、例えばEhternet(登録商標)、USB(登録商標)又はシリアル等のケーブルであってもよい。ネットワーク300は、例えば有線LAN(Local Area Network)や無線LAN等の閉域の情報通信網であってもよい。
情報処理装置100は、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ又はサーバ等の情報処理装置を用いて構成される。情報処理装置100は、制御装置200にて設計及び製造されたソフトウェアの整合性に関する試験を制御装置200に指示するための機能(以下、「試験指示」という。)が実装されている。試験指示の機能は、ハードウェアによって情報処理装置100に実装されてもよいし、ソフトウェアのインストールによって実装されてもよい。情報処理装置100は、通信部101、入力部102、出力部103、試験情報記憶部104、試験結果記憶部105及び制御部106を備える。
通信部101は、ネットワークインタフェース等の通信装置である。通信部101は所定のプロトコルでネットワーク300に通信可能に接続する。通信部101は、制御部106の制御に応じてネットワーク300を介して、制御装置200との間でデータ通信する。
入力部102は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、ボタン、タッチパネル等の入力装置を用いて構成される。入力部102は、ユーザの指示を情報処理装置100に入力する際にユーザによって操作される。入力部102は、入力装置を情報処理装置100に接続するためのインタフェースであってもよい。この場合、入力部102は、入力装置においてユーザの入力に応じて生成された入力信号を情報処理装置100に入力する。
出力部103は、情報処理装置100に接続された不図示の出力装置を介し、情報処理装置100のユーザに対してデータの出力を行う。出力部103は、試験処理の結果をユーザに知らせる。試験処理については後述する。出力装置は、例えば画像や文字を画面に出力する装置を用いて構成されても良い。例えば、出力装置は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、電子泳動方式ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の画像表示装置を用いて構成できる。また、出力装置は、画像や文字をシートに印刷(印字)する印刷装置を用いて構成されても良い。例えば、出力装置は、インクジェットプリンタやレーザープリンタ等を用いて構成できる。また、出力装置は、文字を音声に変換して出力する装置を用いて構成されても良い。この場合、出力装置は、音声合成装置及び音声出力装置(スピーカー)を用いて構成できる。出力装置は、LED等の発光装置を用いて構成されてもよい。出力部103は、情報処理装置100に設けられた通信装置を介して他の情報処理装置に対し判定結果を送信してもよい。なお、出力部103は、情報処理装置100と一体として構成された出力装置であってもよい。
試験情報記憶部104は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。試験情報記憶部104は、試験情報、IO(Input Output)表及び連動表等の試験指示に必要となる各種の情報を記憶する。
試験情報は、制御装置200が満たすべき仕様通りに動作するか否かを判別する試験内容を示す。制御装置200が満たすべき仕様とは、予め制御装置200を使用する者によって決定される。試験内容は、例えばユーザによって入力部102を介して入力される。試験内容は、例えば保護連動試験又は操作連動試験等の制御装置200の動作の内容を示す。試験情報は、1つ以上の試験内容を示す。試験情報が複数の試験内容を示す場合、試験情報は、試験内容とその試験内容が実行される順番と対応付けて示す。
試験情報は、試験内容とIO表と連動表とに基づいて生成される。試験情報は、例えば、試験内容、入力レジスタ、試験名称、連動項目及び処理内容を対応付けた情報である。試験情報は、試験内容を実行するタイミングに関する情報を示してもよい。この場合、タイミングは、ユーザによって入力部102を介して入力される。タイミングは、例えば、同じ試験情報が示す2つ以上の試験内容を実行する際の時間差に関する情報であってもよいし、2つ以上の試験内容を同時に実行することを示す情報であってもよい。
IO表は、試験情報が示す情報を有するテーブルである。図2は、実施形態におけるIO表の一具体例を示す図である。IO表は、入力レジスタ、信号名称及び試験内容の各値を有する。入力レジスタは、制御装置200が有する入力レジスタのアドレスを表す。信号名称は、試験信号の種類を示す。信号名称は、試験信号の種類に応じて異なる。試験内容は、制御装置200にて行われる試験処理の内容を示す。
図2に示されるIO表の最上段の行について説明する。入力レジスタの値が“X000”、信号名称の値が“故障入力”、試験内容の値が“二重化試験”である。従って、IO表の最上段の行によると、試験内容“二重化試験”において、信号名称“故障入力”は、入力レジスタ“X000”に入力される。なお、図2に示されるIO表は一具体例に過ぎない。そのため、図2とは異なる態様でIO表が構成されてもよい。
図1に戻って、試験情報記憶部104の説明を続ける。連動表は、遮断器、断路器又は変圧器等の電気機器の相互間の動作制限を示す。電気機器は、電気鉄道の主回路機器である。連動表は、試験情報が示す情報を有するテーブルである。図3は、実施形態における連動表の一具体例を示す図である。連動表は、試験内容、処理内容及び連動項目の各値を有する。処理内容は、試験内容において実行される処理の具体的な内容を示す。連動項目は、電気機器がどのような状態になった場合に、処理内容に示す処理が実行されるのかを示す。連動表は、遮断器や変圧器以外の電気機器以外の鉄道関連機器(例えば、信号機や転轍機等)の相互間の動作制限を示す表であってもよい。
図3に示される連動表の最上段の行について説明する。試験内容の値が“二重化試験”、処理内容の値が“開放”、連動項目の値が“過負荷”である。従って、連動表の最上段の行によると、処理内容“二重化試験”において、電気機器過負荷である場合、処理内容として“開放”が実行される。なお、図3に示される連動表は一具体例に過ぎない。そのため、図3とは異なる態様で連動表が構成されてもよい。
図1に戻って、情報処理装置100の説明を続ける。試験結果記憶部105は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。試験情報記憶部104は、試験結果を記憶する。試験結果は、制御装置200によって実行された試験処理の結果を示す。試験結果は、制御装置200によって生成される。試験結果は、例えば時刻とレジスタの値とを示す。試験結果は、例えば、所定の時刻と所定の時刻における内部レジスタ又は出力レジスタの値とを示す。試験結果は、所定の時刻における複数の異なるレジスタを示してもよい。
制御部106は、情報処理装置100の各部の動作を制御する。制御部106は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ及びRAM(Random Access Memory)を用いて構成される。制御部106は、プロセッサが特定のプログラムを実行することによって、試験情報生成部161、試験処理部162、試験結果出力部163及びレジスタ制御部164として機能する。
試験情報生成部161は、試験情報を生成する。具体的には、試験情報生成部161は、ユーザから試験内容を受け付ける。ユーザは、入力部102を操作することで試験内容を入力する。試験情報生成部161は、試験情報記憶部104に記憶されたIO表から受け付けた試験内容に関する入力レジスタ及び信号名称を取得する。例えば、試験内容が“二重化試験”である場合、試験情報生成部は、試験内容が“二重化試験”である入力レジスタ及び信号名称を取得する。なお、試験内容が“二重化試験”である入力レジスタ及び信号名称が複数ある場合、試験情報生成部161は、複数の入力レジスタ及び信号名称を取得する。
試験情報生成部161は、試験情報記憶部104に記憶された連動表から受け付けた試験内容に関する連動項目及び処理内容を取得する。例えば、試験内容が“二重化試験”である場合、試験情報生成部は、試験内容が“二重化試験”である処理内容及び連動項目を取得する。なお、試験内容が“二重化試験”である処理内容及び連動項目が複数ある場合、試験情報生成部161は、複数の処理内容及び連動項目を取得する。試験情報生成部161は、取得された情報と試験内容とに基づいて試験情報を生成する。試験情報生成部161は、生成された試験情報を試験情報記憶部104に記録する。
また、試験情報生成部161は、複数の試験内容を受け付けた場合、試験内容毎にIO表から受け付けた試験内容に関する入力レジスタ及び信号名称を取得する。試験情報生成部161は、複数の試験内容を受け付けた場合、試験内容毎に試験情報記憶部104に記憶された連動表から受け付けた試験内容に関する連動項目及び処理内容を取得する。試験情報生成部161は、試験内容毎に取得された情報と複数の試験内容とに基づいて試験情報を生成する。
試験処理部162は、試験信号を制御装置200に送信する。まず、試験処理部162は、ユーザから試験開始の指示を受け付ける。ユーザは、入力部102を操作することで試験開始の指示を入力する。試験処理部162は、試験開始の指示を受け付けると、試験信号を制御装置200に送信する。具体的には、試験処理部162は、試験情報記憶部104から試験情報を取得する。なお、試験処理部162は、試験情報生成部161によって生成された試験情報を用いてもよい。試験処理部162は、試験情報に基づいて試験信号を生成する。試験処理部162は、試験情報が示す試験内容に対応付けされた試験名称、連動項目及び処理内容を示す試験信号を生成する。試験処理部162は、試験情報が複数の試験内容を示す場合、試験内容に対応付けされた順番に試験信号を生成する。
試験処理部162は、生成された試験信号を制御装置200に送信する。なお、試験処理部162は、制御装置200の入力レジスタのうち、試験内容に対応付けされた入力レジスタに試験信号を送信する。試験処理部162は、試験情報が複数の試験内容を示す場合、試験情報が示す順番に試験信号を生成する。また、試験処理部162は、試験情報に基づいて、試験信号を送信するタイミングについて、時間差を設けたり、同時に送信したりしてもよい。試験処理部162は、試験情報に基づいて、複数条件の試験信号を送信してもよい。
また、試験処理部162は、制御装置200から試験結果を受信する。試験処理部162は、受信した試験結果を試験結果記憶部105に記録する。試験処理部162は、試験結果出力部163に試験結果を出力する。試験処理部162は、試験情報が示す試験内容をすべて実施すると、試験処理を終了する。
試験結果出力部163は、試験結果を出力部103に出力する。例えば、出力部103がプリンタ等の印刷装置である場合、試験結果出力部163は、試験結果を出力部103に印刷させる。また、出力部103がディスプレイ等の表示装置である場合、試験結果出力部163は、試験結果を出力部103に表示させる。試験結果出力部163は、受信した試験結果を即座に出力部103に出力することで、試験結果をリアルタイムに出力することができる。また、ユーザは出力された試験結果に基づいて、今実施されている試験の状況を把握することができる。試験結果出力部163は、試験結果をタイムチャートで表示してもよい。また、試験結果出力部163は、試験情報記憶部104に記憶された試験情報を出力部103に出力してもよい。例えば、試験結果出力部163は、試験情報が示す試験内容と試験内容に対応付けられた情報とが、試験情報が示す順番に出力されるように、出力部103に出力してもよい。このように構成されることで、ユーザは、出力された試験情報に基づいて、試験の順番及び内容を把握することができる。
また、試験結果出力部163は、試験結果記憶部105に記憶された試験結果を出力部103に出力してもよい。このように構成されることで、ユーザは、試験結果を見落とした場合であっても、後から試験結果を把握することができる。また、ユーザは、夜間に試験を実施しておき、翌日にまとめて試験結果を把握することができる。
レジスタ制御部164は、内部レジスタの値を変更するレジスタ変更指示を制御装置200に送る。まずレジスタ制御部164は、ユーザからレジスタ変更指示を受け付ける。ユーザは、入力部102を操作することでレジスタ変更指示を入力する。レジスタ変更指示は、制御装置200の内部レジスタのアドレスと、変更後の値とを示す。内部レジスタの値は、例えば0又は1の二値で表される。したがって、変更後の値は、0又は1の二値で表される。レジスタ制御部164は、レジスタ変更指示を制御装置200に送信する。制御装置200は、レジスタ変更指示を受け付けると、レジスタ変更指示によって示される内部レジスタのアドレスを変更後の値に変更する。
制御装置200は、PLC(Programmable Logic Controller)等の制御装置である。制御装置200は、情報処理装置100から試験信号を受信する。制御装置200は、試験信号に基づいて試験処理を行う。試験処理は、制御対象の動作を模擬する処理である。試験処理は、試験信号が示す試験内容に応じて実行される。試験処理は、複数の機能で構成される。機能は、制御装置200に実装されている具体的な動作内容を示す。機能は、例えば検定モジュール処理、表示信号作成処理又は伝送処理等の試験処理を実行するための動作の内容を示す。機能は、制御装置200に記録されている。制御対象は、例えば、遮断器、断路器又は変圧器等の電気機器である。制御装置200は、試験処理の結果に基づいて試験結果を情報処理装置100に送信する。試験処理の機能は、ハードウェアによって制御装置200に実装されてもよいし、ソフトウェアのインストールによって実装されてもよい。制御装置200は、通信部201及び制御部202を備える。
通信部201は、ネットワークインタフェース等の通信装置である。通信部201は所定のプロトコルでネットワーク300に通信可能に接続する。通信部201は、制御部202の制御に応じてネットワーク300を介して、情報処理装置100との間でデータ通信する。
制御部202は、制御装置200の各部の動作を制御する。制御部202は、CPU等のプロセッサ及びRAMを用いて構成される。制御部202は、プロセッサが特定のプログラムを実行することによって、レジスタ221、レジスタ割付部222及び試験動作部223として機能する。
レジスタ221は、制御部202に内蔵される記憶回路である。レジスタ221は、例えば試験内容の処理結果を一時的に記憶する。レジスタ221は、制御部202又は制御対象の状態を一時的に記憶する。実施形態のレジスタ221は、入力レジスタ、内部レジスタ及び出力レジスタの3種類のレジスタで構成される。
入力レジスタは、試験信号が示す値が入力されるレジスタである。制御部202は、試験信号を受け付けると、試験信号が示す入力レジスタに試験信号が示す値を記録する。内部レジスタは、試験処理における各機能の実行結果又は途中結果を記憶するレジスタである。内部レジスタのアドレスは、機能毎に予め定められる。出力レジスタは、試験処理における各機能の実行結果を記憶するレジスタである。出力レジスタのアドレスは、機能毎に予め定められる。入力レジスタ及び出力レジスタの各値は、0又は1の二値で表される。
レジスタ割付部222は、内部レジスタ割付処理を実行する。内部レジスタ割付処理とは、試験処理の各機能において、レジスタの値を所定の内部レジスタに記録する処理である。レジスタ割付部222は、例えば入力変数割付処理を実行する。入力変数割付処理は、入力レジスタの値を所定の内部レジスタに記録する処理である。入力変数割付処理は、内部レジスタ割付処理の一具体例である。また、レジスタ割付部222は、試験処理の各機能において実行された処理の結果を記憶したレジスタの値を所定の内部レジスタに記録する。所定の内部レジスタとは、機能毎に予め定められた内部レジスタである。
試験動作部223は、情報処理装置100から受信した試験信号と内部レジスタの値とに基づいて、制御装置200を動作させる。具体的には、試験動作部223は、試験信号が示す試験内容を内部レジスタの値に基づいて実行する。試験動作部223は、試験内容に基づいて、試験内容に対応付けされた機能を実行する。試験動作部223は、試験内容を実行した結果に基づいて試験結果を生成する。試験動作部223は、生成された試験結果を情報処理装置100に送信する。
図4は、実施形態の内部レジスタ割付処理の一具体例を示す図である。まず、内部レジスタ割付処理の一具体例として、レジスタ割付部222が入力変数割付処理を行う場合について説明する。制御装置200は試験信号を受信する。試験信号は、入力レジスタとして“X000”と“X010”とを示す。試験信号は値として例えば1を示す。制御部202は、入力レジスタのアドレス“X000”に1を記録する。制御部202は、入力レジスタのアドレス“X010”に1を記録する。次に、レジスタ割付部222は、入力レジスタのアドレス“X000”の値“1”を内部レジスタのアドレス“R1000”に記録する。同様に、レジスタ割付部222は、入力レジスタのアドレス“X010”の値“1”を内部レジスタのアドレス“R2000”に記録する。内部レジスタのアドレス“R1000”及び“R2000”は、入力変数割付処理において予め定められたアドレスである。このように、レジスタ割付部222は、入力レジスタの値を予め定められた内部レジスタに記録する。入力レジスタは第1レジスタの一具体例である。内部レジスタは、第2レジスタの一具体例である。
次に、試験モジュール処理において内部レジスタ割付処理が行われる場合について説明する。試験モジュール処理は、試験処理において実行される機能の1つである。試験モジュール処理は、試験動作部223によって実行される。試験動作部223は、試験モジュール処理を実行すると、実行結果を内部レジスタに記録する。レジスタ割付部222は、実行結果を記録された内部レジスタの値を内部レジスタのアドレスR3000及びR4000に記録する。内部レジスタのアドレス“R3000”及び“R4000”は、試験モジュール処理によって予め定められたアドレスである。このように、レジスタ割付部222は、実行結果を記録された内部レジスタの値を予め定められた内部レジスタに記録する。
このように、レジスタ割付部222は、予め定められた内部レジスタに値を記録する。このため、試験動作部223は、試験信号を受信する都度、異なる入力レジスタに試験信号の値が記録された場合であっても、入力レジスタの値に合わせて試験処理を行う必要がなくなる。また、試験動作部223は、機能を実行する都度、異なる内部レジスタに実行結果が記録された場合であっても、内部レジスタの値に合わせて機能を実行する必要がなくなる。
図5は、実施形態のタイムチャートの一具体例を示す図である。試験結果出力部163は、試験結果に基づいて図5に示すようなタイムチャートを出力部103に出力する。図5のタイムチャートでは、縦軸は、第1点検対象〜第N点検対象の値を表す。以下、いずれの点検対象であるかを区別しないときは、単に点検対象と称して説明する。点検対象は、出力レジスタに記録される直前の内部レジスタの値を示す。点検対象と内部レジスタとは、一対一に対応付けされる。
図5のタイムチャートでは、横軸は時刻tを表す。図5において、試験処理の開始時刻はt0である。時刻t0において、第1点検対象の内部レジスタの値は1である。時刻t0において、第2点検対象の内部レジスタの値は0である。時刻t0において、第N点検対象の内部レジスタの値は0である。時刻t1において、第1点検対象の内部レジスタの値は1から0に変更される。時刻t1において、第2点検対象及び第N点検対象の内部レジスタの値は0のままである。なお、設定可能1とは、時刻t0から時刻t1までの期間を表す。設定可能1とは、情報処理装置100が、複数の内部レジスタの値に時間差をつけて設定したり、内部レジスタの値を同時に設定可能であることを示す期間である。時刻t2において、第1点検対象の内部レジスタの値は0のままである。時刻t2において、第2点検対象の内部レジスタの値は0から1に変更される。時刻t2において第N点検対象の内部レジスタの値は0のままである。なお、設定可能2とは、時刻t1から時刻t2までの期間を表す。設定可能2とは、情報処理装置100が、複数の内部レジスタの値に時間差をつけて設定したり、内部レジスタの値を同時に設定可能であることを示す期間である。このように試験結果出力部163は、試験結果をタイムチャートで出力部103に出力することができる。ユーザは、試験結果をタイムチャートで確認することができる。
図6は、実施形態の検証システム1における試験処理の流れを示すシーケンスチャートである。試験処理は、所定のタイミングで実施される。所定のタイミングとは、情報処理装置100が試験開始の指示を受け付けた場合に実施される。情報処理装置100は、試験情報が生成された後に試験開始の指示を受け付ける。情報処理装置100の試験情報生成部161は、ユーザから受け付けた試験内容と試験情報記憶部104に記憶されたIO表及び連動表とに基づいて試験情報を生成する(ステップS101)。試験情報生成部161は、生成された試験情報を試験情報記憶部104に記録する(ステップS102)。
情報処理装置100の試験処理部162は、ユーザから試験開始の指示を受け付ける(ステップS103)。試験処理部162は、生成された試験情報が示す試験内容に対応付けされた試験名称、連動項目及び処理内容を示す試験信号を生成する。試験処理部162は、生成された信号を制御装置200に送信する(ステップS104)。
制御装置200のレジスタ割付部222は、入力変数割付処理を実行する(ステップS105)。具体的には、制御部202は、試験信号が示す入力レジスタに試験信号が示す値を記録する。レジスタ割付部222は、入力レジスタに記録された値を、所定の内部レジスタに記録する。次に、制御装置200の試験動作部223は、試験信号が示す試験内容を実行する(ステップS106)。試験動作部223は、試験内容の実行結果を記録した内部レジスタの値を予め定められた所定の内部レジスタに記録する。試験動作部223は、試験内容を実行した結果に基づいて試験結果を生成する。試験動作部223は、生成された試験結果を情報処理装置100に送信する(ステップS107)。
情報処理装置100の試験処理部162は、受信した試験結果を試験結果記憶部105に記録する(ステップS108)。試験処理部162は、試験結果出力部163に試験結果を出力する。試験結果出力部163は、試験結果を出力部103に出力する(ステップS109)。なお、出力部103は、試験結果を印刷してもよいし、ディスプレイ等の表示装置に出力してもよい。
情報処理装置100の試験処理部162は、試験処理が終了したか否かを判定する(ステップS110)。具体的には、試験処理部162は、試験情報が示す試験の内容に関する試験信号を全て制御装置200に送信し、送信した試験信号に関する試験結果をすべて受信している場合、試験処理が終了したと判定する。試験処理部162は、試験情報が示す試験の内容に関する試験信号のうち、制御装置200に送信していない試験信号、又は送信した試験信号に関する試験結果のうち受信していない試験結果、がある場合、試験処理は終了していないと判定する。試験処理が終了した場合(ステップS110:YES)、試験処理部162は、処理を終了する。試験処理が終了していない場合(ステップS110:NO)、処理は、ステップS104に遷移する。
このように構成された検証システム1では、ユーザによって入力された試験内容に基づいて、試験信号を制御装置200に送信し、制御装置200によって実行された試験の結果を所定の手段で出力する。このため、ユーザは、試験情報を情報処理装置100に入力することで、検証システムに対する習熟度に関係なく、より高い精度で制御装置の動作試験をすることができる。
また、試験結果出力部163は、試験結果を出力部103に出力する。出力部103は、表示装置であってもよいし、印刷装置であってもよい。このため、ユーザは、表示装置に表示された試験結果を閲覧することができる。また、ユーザは、シートに印刷された試験結果を閲覧することができる。このように、ユーザは、補助リレーの状態やLEDの点灯状態を目視して、試験結果を確認する必要がなくなり、より簡単に試験結果を把握することができる。
また、従来は、目視等で確認された結果に基づいてユーザは試験成績表を作成していた。このようなやり方では、試験成績表はユーザが目視した際の記憶に基づいて作成される。このため、試験成績表には、記載誤りや記載漏れが生じる場合があった。しかし、実施形態の検証システム1では、ユーザは、出力部103に出力された試験結果を閲覧しながら試験成績表を作成することができる。このため、ユーザはより正確に試験成績表を作成することができる。
また、レジスタ制御部164は、内部レジスタの値を変更するレジスタ変更指示を制御装置200に送る。このため、情報処理装置100は、制御装置200の内部レジスタの値を直接操作することができる。このため、検証システム1では、内部レジスタの値を任意に操作することで、複数の入力条件を必要とする試験を容易に実施することができる。例えば、制御装置200が所定の連動試験を実行するために、複数の内部レジスタに1を記録しておく必要がある場合について説明する。従来の方法では、制御装置200に他の機能を実行させることで内部レジスタの値を1に変更させる必要があった。しかし、本実施形態では、情報処理装置100のレジスタ制御部164は、直接内部レジスタの値を1に変更することができる。このため、制御装置200は、所定の連動試験をより簡単に実施することができる。
上述の実施形態では、試験処理部162は、試験を途中で停止するように構成されてもよい。この場合、試験処理部162は、試験停止の指示を受け付ける。試験処理部162は、試験停止の指示を受け付けると、試験指示を停止する。ユーザは、入力部102を操作することで試験停止の指示を入力する。試験処理部162は、試験開始の指示を受け付けると、停止した試験内容から試験指示を再開する。このように構成されることで、ユーザは、試験の最中に気になる試験結果が出力された場合に、試験を停止して、試験結果を分析することが可能になる。
また、図2に示すIO表は、出力レジスタのカラムを有するように構成されてもよい。IO表の出力レジスタは、試験内容の結果が記録されるレジスタである。このため、試験処理部162は、IO表に基づいて出力レジスタの値を制御装置200に要求してもよい。この場合、制御装置200は、出力レジスタの値を試験結果として試験処理部162に送信する。また、試験結果出力部163は、制御装置200から取得した出力レジスタの値を出力部103に出力させてもよい。このように構成されることで、ユーザは出力レジスタの値を確認することが可能になり、試験に伴う出力レジスタの値を把握することができる。
情報処理装置100は、ネットワークを介して通信可能に接続された複数台の情報処理装置を用いて実装されてもよい。この場合、情報処理装置100が備える各機能部は、複数の情報処理装置に分散して実装されてもよい。例えば、試験結果出力部163とレジスタ制御部164とはそれぞれ異なる情報処理装置に実装されてもよい。
上記各実施形態では、試験情報生成部161、試験処理部162、試験結果出力部163、レジスタ制御部164、レジスタ割付部222及び試験動作部223はソフトウェア機能部であるものとしたが、LSI等のハードウェア機能部であってもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、試験処理部162及び試験結果出力部163を持つことにより、より高い精度で制御装置の動作試験をすることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…検証システム、100…情報処理装置、101…通信部、102…入力部、103…出力部、104…試験情報記憶部、105…試験結果記憶部、106…制御部、161…試験情報生成部、162…試験処理部、163…試験結果出力部、164…レジスタ制御部、200…制御装置、201…通信部、202…制御部、221…レジスタ、222…レジスタ割付部、223…試験動作部
Claims (7)
- 試験の対象となる制御装置と通信可能に接続される通信部と、
前記制御装置が満たすべき仕様通りに動作するか否かを判別する試験の内容を示す試験情報に基づいて試験に関する所定の処理を指示する試験信号を前記制御装置に送信する試験処理部と、
前記制御装置が前記試験信号に基づいて実行した試験の結果を示す試験結果を所定の手段で出力する試験結果出力部と、
を備える、情報処理装置。 - 前記制御装置に記憶され前記試験内容の処理結果を記憶するレジスタの値を、ユーザによって指定された値に制御するレジスタ制御部をさらに備える、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記試験結果出力部は、前記制御装置に記憶されるレジスタの値を時系列で示すタイムチャートで出力する、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記試験処理部は、複数の試験信号をユーザによって指定された時間差をつけて前記制御装置に送信する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 情報処理装置が、試験の対象となる制御装置と通信可能に接続される通信ステップと、
情報処理装置が、前記制御装置が満たすべき仕様通りに動作するか否かを判別する試験の内容を示す試験情報に基づいて前記制御装置に試験に関する所定の処理を指示する試験信号を送信する試験処理ステップと、
情報処理装置が、前記制御装置が前記試験信号に基づいて実行した試験の結果を示す試験結果を所定の手段で出力する試験結果出力ステップと、
を有する、情報処理方法。 - 自装置が満たすべき仕様通りに動作するか否かを判別する試験に関する所定の処理を指示する試験信号が示す第1レジスタに記録された値を予め定められた第2レジスタに記録するレジスタ割付部と、
前記試験信号が示す試験内容を第2レジスタに記録された値に基づいて実行する試験動作部と、
前記試験内容の実行結果を情報処理装置に送信する通信部と、
を備える、制御装置。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019148722A JP2021033339A (ja) | 2019-08-14 | 2019-08-14 | 情報処理装置、情報処理方法、制御装置及びコンピュータプログラム |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2021033339A (ja) |
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2019
- 2019-08-14 JP JP2019148722A patent/JP2021033339A/ja active Pending
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