JP2021033218A - 潤滑剤のニアエンド及びエンドを検知する機能を備える潤滑剤塗布装置 - Google Patents

潤滑剤のニアエンド及びエンドを検知する機能を備える潤滑剤塗布装置 Download PDF

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Abstract

【課題】潤滑剤塗布装置で、潤滑剤のニアエンド等を低コスト及び省スペースで検知すること。【解決手段】本開示の潤滑剤塗布装置によれば、固体の潤滑剤源102からの潤滑剤を回転部材に塗布するための回転可能なアプリケータ101と、前記回転可能なアプリケータと接触状態で前記固体の潤滑剤源を支持するための支持部材103と、前記固体の潤滑剤源の第1の量の消費後に前記回転可能なアプリケータと接触するように、前記支持部材に結合されたニアエンド検知部材110と、前記固体の潤滑剤源の第2の量の消費後に前記回転可能なアプリケータと接触するように、前記支持部材に結合されたエンド検知部材とを含むことで、ニアエンド及びエンドを低コスト及び省スペースで検知する事が可能になる。【選択図】図4B

Description

電子写真方式の画像形成装置の基本動作は、潜在画像が形成された像担持体にトナーを付着させ、これを用紙に転写し、用紙上に転写したトナーを用紙に定着することである。像担持体は、感光体ドラム及び中間転写ベルトなどに対応する。像担持体の保護および低摩擦化のために、像担持体の表面に潤滑剤が塗布されている。この潤滑剤を塗布するための装置は一般に、潤滑剤塗布装置と呼ばれている。潤滑剤が消費されて空になった(エンドになった)場合には、潤滑剤塗布装置、又は潤滑剤塗布装置を含むユニットは、交換される必要がある。
一例による画像形成装置の概略構成を示す図である。 一例による画像形成装置の感光体ドラム周辺を模式的に示す断面図である。 一例による、環境に応じた潤滑剤の消費量を表すグラフである。 一例による潤滑剤塗布装置の概略的な側面図であり、潤滑剤が初期の状態を示す。 一例による潤滑剤塗布装置の概略的な斜視図であり、潤滑剤が初期の状態を示す。 一例による潤滑剤塗布装置の概略的な側面図であり、潤滑剤のニアエンドを検知する状態を示す。 一例による潤滑剤塗布装置の概略的な斜視図であり、潤滑剤のニアエンドを検知する状態を示す。 一例による潤滑剤塗布装置の概略的な側面図であり、潤滑剤のニアエンドを検知した後の状態を示す。 一例による潤滑剤塗布装置の概略的な斜視図であり、潤滑剤のニアエンドを検知した後の状態を示す。 一例による潤滑剤塗布装置の支持部材の概略的な側面図である。 一例による潤滑剤塗布装置の支持部材の概略的な斜視図である。 一例による潤滑剤塗布装置のニアエンド検知部材の概略的な側面図である。 一例による潤滑剤塗布装置のニアエンド検知部材の概略的な斜視図である。 別の例による潤滑剤塗布装置の概略的な側面図であり、潤滑剤のニアエンドを検知する状態を示す。 別の例による潤滑剤塗布装置の概略的な側面図であり、潤滑剤のニアエンドを検知した後の状態を示す。 一例による、エンド検知部材の構成を定義するための略図である。 一例による潤滑剤塗布装置の概略的な側面図であり、潤滑剤のエンドを検知する状態を示す。 一例による潤滑剤塗布装置の概略的な斜視図であり、潤滑剤のエンドを検知する状態を示す。 供給ローラの走行距離に対するトルクの関係を示すグラフであり、ニアエンド及びエンドを検知することを示す。 供給ローラの走行距離に対するトルクの関係を示すグラフであり、正常時のトルク上昇の例を示す。 供給ローラの走行距離に対するトルクの関係を示すグラフであり、故障によるトルク上昇の例を示す。
本開示は、添付図面と共に読まれる場合に、以下の詳細な説明から最も良く理解されるであろう。異なる図面における同一の又は同様な参照符号は、同一の又は同様の特徴要素を意味し、係る特徴要素に関する重複した説明は省略する。「上」、「下」、「右」及び「左」といった用語は、図面を正面から見た場合の方向を意味し、実際の装置の使用時における方向とは必ずしも一致しない。特徴要素は、必ずしも一律の縮尺に従って描かれておらず、本開示の動作および効果等を説明するために部分的に強調されている場合がある。
本開示の一例によれば、潤滑剤塗布装置が提供される。その潤滑剤塗布装置は、固体の潤滑剤源からの潤滑剤を回転部材に塗布するための回転可能なアプリケータと、前記回転可能なアプリケータと接触状態で前記固体の潤滑剤源を支持するための支持部材と、前記固体の潤滑剤源の第1の量の消費後に前記回転可能なアプリケータと接触するように、前記支持部材に結合されたニアエンド検知部材と、前記固体の潤滑剤源の第2の量の消費後に前記回転可能なアプリケータと接触するように、前記支持部材に結合されたエンド検知部材とを含む。このような潤滑剤塗布装置により、潤滑剤のニアエンド及びエンドを検出することが可能となり、潤滑剤または潤滑剤塗布装置または潤滑剤塗布装置を含むユニットの交換タイミングを最適化することが可能となる。
本開示の別の例によれば、前記ニアエンド検知部材は、前記回転可能なアプリケータと接触した際に前記回転可能なアプリケータを駆動するモータのトルクを増大させるように構成され、前記トルクが増大した後に前記回転可能なアプリケータとの接触を解除される。このような潤滑剤塗布装置では、潤滑剤のニアエンド等を低コスト及び省スペースで検知することが可能となる。
本開示の更に別の例によれば、前記エンド検知部材は、前記回転可能なアプリケータと接触した際に前記モータのトルクを増大させるように構成されている。また、前記回転可能なアプリケータとの接触の解除は、前記回転可能なアプリケータを逆回転させることにより達成される。更に、前記モータはトルク検知手段を有する。このような潤滑剤塗布装置では、潤滑剤のニアエンド及びエンドを正確に検知することが可能となり、潤滑剤をほぼ使い切った状態で交換することが可能となる。
本開示の更に別の例によれば、前記ニアエンド検知部材は、基部、基部から前記アプリケータの方へ延びる延長部分、前記基部と前記延長部分から構成される上端面、及び前記上端面から突出する係合部材を含み、前記ニアエンド検知部材が前記回転可能なアプリケータと接触する位置において、前記上端面が前記支持部材の下端部に当接し、前記係合部材が、前記支持部材の下端部から延びる張り出し部分に係合する。また、前記係合部材の前記張り出し部分に対する係合は、前記回転可能なアプリケータを逆回転させることにより解除され、それによって、前記ニアエンド検知部材は前記回転可能なアプリケータとの接触を解除される。このような潤滑剤塗布装置では、潤滑剤のニアエンド等を低コスト及び省スペースで検知することが可能となる。
本開示の更に別の例によれば、前記ニアエンド検知部材の前記基部は、前記支持部材に回転自在に支持される回転支点を有する側部を備え、前記係合の解除によって、前記ニアエンド検知部材は、前記回転支点の回りに回転して、前記ニアエンド検知部材の前記延長部分が前記回転可能なアプリケータに接触しない位置になる。また、前記エンド検知部材は、前記支持部材の一部である。このような潤滑剤塗布装置では、潤滑剤のニアエンド及びエンドを低コスト及び省スペースで検知することが可能となる。
本開示の一例によれば、潤滑剤塗布装置を含む画像形成装置が提供される。その画像形成装置に含まれる前記潤滑剤塗布装置は、固体の潤滑剤源からの潤滑剤を感光体ドラムに塗布するための回転可能なアプリケータと、前記回転可能なアプリケータと接触状態で前記固体の潤滑剤源を支持するための支持部材と、前記固体の潤滑剤源の第1の量の消費後に前記回転可能なアプリケータと接触するように、前記支持部材に結合されたニアエンド検知部材と、前記固体の潤滑剤源の第2の量の消費後に前記回転可能なアプリケータと接触するように、前記支持部材に結合されたエンド検知部材とを含む。このような画像形成装置により、潤滑剤のニアエンド及びエンドを検出することが可能となり、潤滑剤または潤滑剤塗布装置または潤滑剤塗布装置を含むユニットの交換タイミングを最適化することが可能となる。
本開示の別の例によれば、前記ニアエンド検知部材は、前記回転可能なアプリケータと接触した際に前記回転可能なアプリケータを駆動するモータのトルクを増大させるように構成され、前記トルクが増大した後に前記回転可能なアプリケータとの接触を解除される。また、前記エンド検知部材は、前記回転可能なアプリケータと接触した際に前記モータのトルクを増大させるように構成されている。このような画像形成装置では、潤滑剤のエンド及びニアエンドを低コスト及び省スペースで検知することが可能となる。
本開示の更に別の例によれば、画像形成装置は、コントローラを含み、前記コントローラは、前記モータのトルクを監視し、前記ニアエンド検知部材が前記回転可能なアプリケータと接触した際に前記モータのトルクが増大することにより、前記固体の潤滑剤源のニアエンドを検知し、前記エンド検知部材が前記回転可能なアプリケータと接触した際に前記モータのトルクが増大することにより、前記固体の潤滑剤源のエンドを検知する。このような画像形成装置では、潤滑剤のニアエンド及びエンドを正確に検知することが可能となる。
前記潤滑剤のニアエンド及び/又はエンドを検知することは、前記感光体ドラムの表面が移動した距離を観測することを含み、前記距離が所定値を超えている場合にのみ、前記潤滑剤がニアエンド及び/又はエンドであると判断される。また、前記モータのトルクの急激な上昇は、前記検知が誤りであることを示す。このような画像形成装置では、潤滑剤のニアエンド及びエンドの検知精度を高めることが可能となる。
図1を参照して、一例による画像形成装置1の概略構成を説明する。画像形成装置1は、マゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの各色を用いてカラー画像を形成する装置であることができる。画像形成装置1は、用紙Pを搬送する記録媒体搬送ユニット10と、静電潜像を現像する現像装置20と、トナー像を用紙Pに二次転写する転写ユニット30と、周面に画像が形成される静電潜像担持体である感光体ドラム40と、トナー像を用紙Pに定着させる定着ユニット50と、を備えることができる。
記録媒体搬送ユニット10は、画像が形成される記録媒体としての用紙Pを搬送経路R1上で搬送することができる。用紙Pは、カセットKに積層されて収容され得る。記録媒体搬送ユニット10は、用紙Pに転写されるトナー像が二次転写領域R2に到達するタイミングで、搬送経路R1を介して二次転写領域R2に用紙Pを到達させることができる。
現像装置20は、色ごとに1個、合計4個設けられ得る。各現像装置20は、トナーを感光体ドラム40に担持させる現像ローラ21を備えることができる。現像装置20では、トナーとキャリアを所望の混合比になるように調整し、さらに混合撹拌してトナーを均一に分散させて、最適な帯電量を付与した現像剤が調整され得る。この現像剤を現像ローラ21に担持させる。そして、現像ローラ21の回転により現像剤が感光体ドラム40と対向する領域まで搬送されると、現像ローラ21に担持された現像剤のうちのトナーが感光体ドラム40の周面上に形成された静電潜像に移動し、静電潜像が現像され得る。
転写ユニット30は、現像装置20で形成されたトナー像を用紙Pに二次転写する二次転写領域R2に搬送することができる。転写ユニット30は、転写ベルト31と、転写ベルト31を懸架する懸架ローラ31a、31b、31c、31dと、感光体ドラム40と共に転写ベルト31を挟持する一次転写ローラ32と、懸架ローラ31dと共に転写ベルト31を挟持する二次転写ローラ33と、を備えることができる。
転写ベルト31は、懸架ローラ31a、31b、31c、31dにより循環移動する無端状のベルトであることができる。一次転写ローラ32は、転写ベルト31の内周側から感光体ドラム40を押圧するように設けられ得る。二次転写ローラ33は、転写ベルト31の外周側から懸架ローラ31dを押圧するように設けられ得る。
感光体ドラム40は、色ごとに1個、合計4個設けられ得る。各感光体ドラム40は、転写ベルト31の移動方向に沿って設けられ得る。感光体ドラム40の周上には、現像装置20、帯電ローラ41、露光ユニット42、及びクリーニングユニット44等が、設けられ得る。
帯電ローラ41は、感光体ドラム40の表面を所定の電位に均一に帯電させる帯電手段であることができる。帯電ローラ41は、感光体ドラム40の回転に追従するように回転することができる。露光ユニット42は、帯電ローラ41によって帯電した感光体ドラム40の表面を、用紙Pに形成する画像に応じて露光することができる。これにより、感光体ドラム40の表面のうち露光ユニット42により露光された部分の電位が変化し、静電潜像が形成され得る。4個の現像装置20は、それぞれの現像装置20に対向して設けられたトナータンクNから供給されたトナーによって感光体ドラム40上の静電潜像を現像し、トナー像を生成する。各トナータンクN内にはそれぞれ、マゼンタ、イエロー、シアン及びブラックのトナーが充填されている。クリーニングユニット44は、感光体ドラム40上のトナー像が転写ベルト31に一次転写された後に、感光体ドラム40上に残存するトナーを回収する。一例では、クリーニングユニット44を形成する筐体に感光体ドラム40及び帯電ローラ41が取り付けられている。即ち、クリーニングユニット44、感光体ドラム40及び帯電ローラ41がユニット化されている。
定着ユニット50は、転写ベルト31から用紙Pへ二次転写されたトナー像を用紙Pに付着させ、定着させることができる。定着ユニット50は、用紙Pを加熱する加熱ローラ51と、加熱ローラ51を押圧する加圧ローラ52と、を備え得る。加熱ローラ51及び加圧ローラ52は円筒状に形成されており、加熱ローラ51は内部にハロゲンランプ等の熱源を備え得る。加熱ローラ51と加圧ローラ52との間には接触領域である定着ニップ部が設けられ、定着ニップ部に用紙Pを通過させることにより、トナー像を用紙Pに溶融定着させることができる。
また、画像形成装置1には、定着ユニット50によりトナー像が定着された用紙Pを装置外部へ排出するための排出ローラ61及び62が設けられ得る。
続いて、画像形成装置1による印刷工程について説明する。画像形成装置1に被記録画像の画像信号が入力されると、画像形成装置1のコントローラ70は、受信した画像信号に基づいて、帯電ローラ41により感光体ドラム40の表面を所定の電位に均一に帯電させる(帯電工程)。その後、露光ユニット42により感光体ドラム40の表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する(露光工程)。
現像装置20では、静電潜像が現像されてトナー像が形成される(現像工程)。こうして形成されたトナー像は、感光体ドラム40と転写ベルト31とが対向する領域において、感光体ドラム40から転写ベルト31へ一次転写される(転写工程)。転写ベルト31には、4個の感光体ドラム40上に形成されたトナー像が順次積層されて、1つの積層トナー像が形成され得る。そして、積層トナー像は、懸架ローラ31dと二次転写ローラ33とが対向する二次転写領域R2において、記録媒体搬送ユニット10から搬送された用紙Pに二次転写され得る。
積層トナー像が二次転写された用紙Pは、定着ユニット50へ搬送され得る。用紙Pを加熱ローラ51と加圧ローラ52との間で熱及び圧力を加えながら通過させることにより、積層トナー像を用紙Pへ溶融定着させる(定着工程)。その後、用紙Pは、排出ローラ61及び62によって画像形成装置1の外部へ排出され得る。
上述された画像形成装置1の動作等は、コントローラ70により制御され得る。コントローラ70は、中央処理装置のようなプロセッサで実行可能な機械可読命令の形態で実現され得る。機械可読命令は、任意の適切なコンピュータ可読媒体で利用可能にすることができる。
図2は、図1に示された例示的な画像形成装置1における感光体ドラム(像担持体または回転部材とも呼ばれる)40の周辺を模式的に示す断面図である。図2は、転写ベルト31上にトナー像が形成される状態を示している。図2において、22はトナーを表す。
図2に示されるように、一例による画像形成装置1は、感光体ドラム40の回転方向Raに沿って、一時転写ローラ32、クリーニングブレード4、潤滑剤塗布装置100、ブレード5、帯電ローラ41、露光ユニット42、及び現像装置20等を有する。帯電ローラ41、露光ユニット42、及び現像装置20については、前述された。
クリーニングユニット44の一部であることができるクリーニングブレード4は、トナー像が感光体ドラム40から中間転写体(例えば、転写ベルト31)に一次転写された後においても感光体ドラム40に残存しているトナー(転写残トナー)を回収することができる。クリーニングブレード4は、例えばウレタンゴムなどの弾性体により形成され得る。クリーニングブレード4は、感光体ドラム40の表面に押し付けられるように構成され、感光体ドラム40の表面上の転写残トナーをそぎ落とすことができる。
例示的な潤滑剤塗布装置100は、像担持体(例えば、感光体ドラム40)の保護および低摩擦化のために、像担持体の表面に潤滑剤を塗布することができる。潤滑剤塗布装置100は、感光体ドラム40の周上に設けられた供給ローラ(アプリケータとも呼ばれる)101、及び固形の潤滑剤源102を含む。供給ローラ101は、感光体ドラムの周上においてクリーニングブレード4とブレード5との間に位置する。
ブレード5は、感光体ドラム40の表面に塗布された潤滑剤の微粒子を均一に層状化するために設けられ得る。ブレード5は、例えばウレタンゴムなどの弾性体により形成され得る。ブレード5は、感光体ドラム40の表面に押し付けられるように構成される。他の例では、ブレード5が、クリーニングブレードの役割も担うことができ、この場合、クリーニングブレード4は省略され得る。
潤滑剤源102は、供給ローラ101に接触するように設けられ得る。潤滑剤源102は、供給ローラ101の弾性体101b(後述される)に接触することにより、潤滑剤を供給ローラ101に担持させる。特に、潤滑剤源102は、供給ローラ101に押し当てられるように付勢部材(図示せす)により付勢され得る。これにより、供給ローラ101の弾性体101bは、潤滑剤を削り取り、潤滑剤の微粒子を担持することができる。そして、供給ローラ101は、担持した潤滑剤の微粒子を、感光体ドラム40の表面40aに塗布することができる。
固形の潤滑剤源102は、例えば潤滑剤を所定の形状(棒状、角柱状または円柱状など)に成型してなる成形体であることができる。潤滑剤源102は、例えばステアリン酸亜鉛、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸鉛などからなることができる。
供給ローラ101は、回転可能な軸部101a、及び軸部101aの周面に形成されている弾性体101bを有する。軸部101aの両端部は、図示しない軸受け部材により回転可能に支持されることができ、図示しない駆動装置により回転駆動され得る。供給ローラ101は、感光体ドラム40の回転に追従して回転方向Rbの方向に回転するように駆動される。弾性体101bは、発泡体(発泡体層)で形成され得る。即ち、弾性体101bはスポンジ状の弾性体とすることができる。発泡体は、例えば発泡ウレタンなどであることができる。また、弾性体101bは、発泡体ではなく、例えば起毛状の繊維で形成されることもできる。即ち、弾性体101bは、ブラシ状の弾性体である。起毛状の繊維は、可撓性を有することができ、例えばポリオレフィン系樹脂(例えば、ポリエチレン又はポリプロピレン)であることができる。一例において、潤滑剤塗布装置100は、画像形成装置1に単体として交換可能に設けられ得る。別の例において、供給ローラ101、潤滑剤源102、及びブレード5等は、クリーニングユニット44を形成する筐体に取り付けられ得る。
潤滑剤塗布装置100において、固形の潤滑剤源102は、供給ローラ101の回転動作によって消費され、最終的には固形の潤滑剤源102は無くなる又はエンドとなる。固形の潤滑剤源102がエンドになった場合には、潤滑剤源102、又は潤滑剤塗布装置100、又は潤滑剤塗布装置100を含むユニットは、サービス等によって交換される必要がある。このため、画像形成装置1において、固形の潤滑剤源の残量等を検知することが行われている。例えば、供給ローラ101の表面が移動した距離(走行距離)に基づいて、潤滑剤源の消費量を予測することができる。しかしながら、この予測は、環境条件等に起因して変動する。
図3は、潤滑剤消費量と供給ローラの走行距離との関係を示し、Aは常温環境、Bは低温低湿環境である場合を表している。図3のグラフから明らかなように、潤滑剤の消費量は、環境条件によって変動している。例えば、図3において、常温環境に対して低温低湿環境では、潤滑剤の消費量は、約1.5倍となっている。そのため、供給ローラ101の走行距離に基づいて、潤滑剤のニアエンド及びエンドを判定した場合には、その判定は大きくばらつくことになる。潤滑剤をほぼ使い切った状態で交換することが望ましい。
本開示の一例による、潤滑剤塗布装置100’は、固体の潤滑剤源102からの潤滑剤を感光体ドラム(回転部材とも呼ばれる)40に塗布するための回転可能な供給ローラ(アプリケータとも呼ばれる)101と、回転可能な供給ローラ101と接触状態で固体の潤滑剤源102を支持するための支持部材103と、固体の潤滑剤源102の第1の量の消費後に、回転可能な供給ローラ101と接触するように支持部材103に結合されたニアエンド検知部材110と、固体の潤滑剤源102の第2の量の消費後に、回転可能な供給ローラ101と接触するように支持部材103に結合されたエンド検知部材130と、を含む。
図4A〜図6Bはそれぞれ、感光体ドラム40に対して潤滑剤を塗布するように配置された、本開示の一例による潤滑剤塗布装置100’を示す。図4Aと図4Bは、潤滑剤源102が初期の状態を示す。図5Aと図5Bは、固体の潤滑剤源102の第1の量の消費後にニアエンド検知部材110が供給ローラ101と接触して、ニアエンドを検知する状態を示す。図6Aと図6Bは、ニアエンド検知後に、供給ローラ101が逆回転されることにより、ニアエンド検知部材110が、回転支点104の回りに回転して、供給ローラ101に接触しない状態になることを示す。
一例において、潤滑剤塗布装置100’の供給ローラ101は、感光体ドラム40を回転駆動するモータからの動力を伝える駆動ユニット(図示せず)を介して、回転駆動されることができる。一般に、感光体ドラム40を回転駆動するためのモータは、トルク検知手段を備えている。例えば、係るモータは、Nidec(日本電産株式会社)製のブラシレスDCモータ アウターロータの42Mシリーズとすることができる。代案として、供給ローラ101は、トルク検知手段を備える別個のモータにより回転駆動されてもよい。モータは、画像形成装置1のコントローラ70により制御され、コントローラ70は係るモータのトルク検知手段からのトルク情報を監視することができる。
図7Aは、潤滑剤塗布装置100’の支持部材103を概略的に示す側面図である。図7Bはその支持部材103を概略的に示す斜視図である。支持部材103は、ベースプレート108を有し、ベースプレート108の上部においてベースプレート108の底面108bから垂直に延びる上端部109、及びベースプレート108の下部においてベースプレート108の上面108aから垂直に延びる下端部105を有する。例えば、固体の潤滑剤源102は、支持部材103の下端部105の上面105aに担持され、ベースプレート108の上面108aに両面テープ等を用いて固定され得る。支持部材103は、ステンレス鋼のような金属であることができる。支持部材103は、図示されていない付勢手段により、固体の潤滑剤源102を供給ローラ101に押し当てるように付勢され得る。支持部材103は、下端部105からベースプレート108の長手方向に延びる張り出し部分106を有する。支持部材103は、張り出し部分106の端部から下端部105の底面105bに垂直な方向に延び及びベースプレートの底面108bに垂直な方向に延びる側端部107を有する。側端部107は、ニアエンド検知部材110を回転自在に支持するための開口104aを有する。支持部材103の下端部105は、潤滑剤源102のエンドを検知するためのエンド検知部材130を兼ねるように構成され得る。エンド検知については後述される。
図8Aは、潤滑剤塗布装置100’のニアエンド検知部材110を概略的に示す側面図である。図8Bはそのニアエンド検知部材110を概略的に示す斜視図である。ニアエンド検知部材110は、例えば樹脂(例えば、ABS樹脂)から形成されることができる。ニアエンド検知部材110は、基部111、及び基部111の長手方向に垂直な方向に延びる延長部分112を有する。ニアエンド検知部材110の上端面113は、基部111と延長部分112から構成される。支持部材103の張り出し部分106にスナップフィット又は係合するための係合部材114が、上端面113から突出している。係合部材114は、軸部114a及び凸状係止部114bを有する。軸部114aの幅は、例えば約1mm〜約2mmとすることができ、好適には約1.5mmとすることができる。軸部114aの厚みは、例えば約0.5mm〜約1.5mmとすることができ、好適には、約0.8mmとすることができる。また、凸状係止部114bが張り出し部分106に係合して接触する部分の幅は、例えば約0.2mm〜約0.4mmとすることができ、好適には約0.3mmとすることができる。例えば、係合部材114は、支持部材103の張り出し部分106との係合を解除するために必要な最低荷重が1N(102gf)となるように構成される。
ニアエンド検知部材110の基部111は、突起物104bを有する側部115を備える。一例として、突起物104bは、ニアエンド検知部材110が回転自在に支持部材103に支持されるために、支持部材103の側端部107に設けられた開口104aにスナップ嵌合するように構成される。代案として、スナップ嵌合の代わりに、突起物104bの軸部に溝が形成され、その溝に止め輪を弾装して固定するように、突起物104bが構成されてもよい。
図10は、エンド検知部材130の構成を定義するための略図である。図10において、Rは、供給ローラ101が支持部材102に接触した時の半径であり、lは、供給ローラ101と潤滑剤源の支持部材103の接点Cからエンド検知部材130までの距離、Tは支持部材103からエンド検知部材130先端部までの距離である。潤滑剤が完全に無くなる前にエンド検知部材130が供給ローラ101に接触するように、エンド検知部材130は、以下の式、即ち
T>R−(R−l1/2 (1)
を満たすように構成され得る。
図4A及び図4Bに示されるように、潤滑剤源102は支持部材103に固定されている。この場合、潤滑剤源102は初期の状態である。ニアエンド検知部材110は、回転支点104を介して支持部材103に回転自在に支持されるように配置される。そして、ニアエンド検知部材110の上端面113が、支持部材103の下端部105の底面105bに当接して、且つ係合部材114が支持部材103の張り出し部分106に係合することにより、ニアエンド検知部材110が支持部材103に固定される。このようにニアエンド検知部材110が支持部材103に固定されることによって、潤滑剤源102のニアエンドを検知する準備が整っている。
画像形成装置1を使用し続けることにより、潤滑剤源102は徐々に消費されていく。潤滑剤源102が消費されるにつれて、ニアエンド検知部材110の延長部分112の先端部が、矢印170に示されるように供給ローラ101に徐々に接近していく。図5A及び図5Bに示されたように、例えば、潤滑剤源102の約65%〜約85%、好適には、約70%〜約85%、更に好適には約80%が消費されると、ニアエンド検知部材110の延長部分112の先端部が供給ローラ101に接触し、その後、供給ローラ101に徐々に食い込んでいく。その結果、供給ローラ101を回転駆動するための駆動装置(図示せず)のトルクは、徐々に増大していく。このトルクが増大する様子は、図12に示される。
図12は、供給ローラ101の走行距離に対するモータのトルクの関係を示すグラフである。走行距離が0〜約60kmの範囲では、トルクが約3kgf・cmから約2.4kgf・cmまで下降している。これは、感光体ドラム40に潤滑剤が塗布されて、クリーニングブレード4及びブレ−ド5などに潤滑剤が徐々に付着していくことにより、低摩擦化されていくことを示している。その後、トルクは、約2.4kgf・cmで安定している。図12の円Dで示されるように、ニアエンド検知部材110の延長部分112の先端部が供給ローラ101に接触して徐々に食い込んでいくことにより、トルクは徐々に又は緩やかに増大していく。
前述されたように、供給ローラ101を回転駆動するためのモータ(図示せず)のトルク検知手段は、モータのトルクを表すトルク信号を出力することができる。画像形成装置1のコントローラ70は、当該トルク信号を常に監視することができる。例えば、コントローラ70は、1秒毎にトルク信号をサンプリングしてトルクを取得し、取得された20個のトルク値の区間で移動平均を求めることができる。トルクが徐々に増大していき、所定の閾値を超える場合、コントローラ70は、潤滑剤源102がニアエンドに達したと認識する(図12の円Eを参照)。この場合、コントローラ70は、潤滑剤源102がニアエンドであることを、画像形成装置1のモニタ画面を介してユーザ等に通知することができる。また、画像形成装置1がサービスセンタ等と通信することが可能となるように構成されている場合には、潤滑剤源102がニアエンドであることを、サービスセンタ等に通知することもできる。
図6A及び図6Bに示されるように、コントローラ70は、潤滑剤源102のニアエンドを検知した後、供給ローラ101の駆動装置を制御して、回転方向Rcに沿って供給ローラ101を逆回転させることができる。ニアエンド検知部材110の延長部分112の先端部が供給ローラ110に食い込んでいる状態(図6A及び図6Bにおいて破線で示される)で、供給ローラ101を逆回転させることにより、係合部材114と支持部材103の張り出し部分106との係合(スナップフィット)が解除され得る。係合が解除されることにより、ニアエンド検知部材110は、矢印Rdにより示されるように回転支点104の回りに回転して、供給ローラ101に接触しない状態になる(図6A及び図6Bにおいて実線で示される)。その後、コントローラ70は、供給ローラ101の駆動装置を制御して供給ローラ101を通常の回転方向Rbに沿って正回転させる。ニアエンド検知部材110が供給ローラ101に接触しないので、トルクは、図12の円Eに示される状態から、約2.4kgf・cmまで減少する。しかしながら、供給ローラ101を逆回転させた後に供給ローラ101を正回転させた際に、コントローラ70がトルクの減少を検知できない場合、コントローラ70は、ニアエンド検知部材の係合部材114と支持部材103の張り出し部分106との係合が解除されていないと判断することができる。この場合、コントローラ70は、再度、供給ローラ101を逆回転させることができる。コントローラ70は、トルクの減少を検知するまでは、供給ローラ101の逆回転を試みることができる。しかしながら、数回(例えば、4回)試みてもトルクの減少を検知できない場合には、ユーザに故障として通知し、画像形成装置1を停止することができる。
前述されたニアエンド検知部材110は、回転支点104を介して支持部材103に回転自在に支持されている。しかしながら、代案として、図9A及び図9Bに示されるように、ニアエンド検知部材110’は、回転支点104を介して支持部材103に支持されていなくてもよい。図9Aに示されるように、ニアエンド検知部材110’は支持部材103に対して係合部材114のみを用いて固定され得る。図9Aは、ニアエンド検知部材110’の延長部分112の先端部が供給ローラ110に食い込んでいる状態を示している。図9Bに示されるように、供給ローラ101を逆回転(Rc)させることにより、係合部材114と支持部材103の張り出し部分106との係合(スナップフィット)が解除され、ニアエンド検知部材110’は支持部材103から外れて落下する。落下したニアエンド検知部材110’は、画像形成装置1の動作に悪影響を与えないようにトレー等(図示せず)により受け止められ得る。
潤滑剤源102のニアエンド検知後、画像形成装置1を使用し続けることにより、潤滑剤源102は更に消費されていく。潤滑剤源102が消費されるにつれて、支持部材103のエンド検知部材130(下端部105)は、徐々に潤滑剤源102に接近する。例えば、潤滑剤源102の約90%〜約98%、好適には約95%が消費されると、エンド検知部材130の先端部は、供給ローラ101に接触し、その後、供給ローラ101に徐々に食い込んでいく。その結果、図12の円Fに示されるように、供給ローラ101を回転駆動するための駆動装置(図示せず)のトルクは、徐々に増大していく。図11Aと図11Bは、固体の潤滑剤源102の第2の量の消費後にエンド検知部材130が供給ローラ101に食い込んで、エンドが検知される状態を示す。その後、徐々に増大するトルクが所定の閾値を超える場合、コントローラ70は、潤滑剤源102がエンドに達したと認識する。この場合、コントローラ70は、潤滑剤源102がエンドであることを、画像形成装置1のモニタ画面を介してユーザ等に通知することができる。また、画像形成装置1がサービスセンタ等と通信することが可能となるように構成されている場合には、潤滑剤源102がエンドであることを、サービスセンタ等に通知することもできる。
コントローラ70は、画像形成装置1の動作中、供給ローラ101の走行距離、又は感光体ドラム40の走行距離も監視することができる。前述されたように、コントローラ70がニアエンド及びエンドを検知する際には、コントローラ70は供給ローラ101又は感光体ドラム40の走行距離も考慮して判断することができる。例えば、コントローラ70がニアエンド又はエンドを検知する際、走行距離が閾値を超えているか否かも判断することができる。コントローラ70は、閾値を超えている場合には、ニアエンド又はエンドであると判断し、閾値を越えていない場合には、誤検知であると判断することができる。従って、ニアエンド及びエンドの検知精度が向上することができる。
図13Aは、供給ローラの走行距離に対するトルクの関係を示すグラフであり、正常時のトルク上昇の例を示す。図13Bは、故障によるトルク上昇の例を示す。画像形成装置1の動作中、弾性体により形成されたクリーニングブレード4がめくれることがあり、この場合、感光体ドラム40の回転に対して大きな負荷が与えられる。供給ローラ101が、感光体ドラム40を回転駆動するモータからの動力を用いて回転駆動されている場合には、図13Bの円Hに示されるように急峻なトルク上昇が検出されるかもしれない。
前述されたように、コントローラ70は、例えば、1秒毎にトルク信号をサンプリングしてトルクを取得し、取得された20個のトルク値の区間で移動平均を求めることができる。次いで、コントローラ70は、供給ローラの走行距離に対するトルクの傾きを求めることができる。例えば、コントローラ70は、測定点の直前20個(測定点を含まず)のトルク値の平均値を、供給ローラの20秒間の走行距離で除算することにより、トルクの傾きを求めることができる。コントローラ70は、この傾きを常に算出することができる。例えば、図13Aの円Gで示されたように、正常時においてトルクが上昇した時の傾きは、約0.0085となることが実験的に求められている。コントローラ70が、潤滑剤源102のニアエンド及びエンドを検知する際には、コントローラ70は、この傾きも考慮して判定することができる。この例において、傾きの閾値は、例えば0.004に設定され得る。コントローラ70は、上述されたように潤滑剤源102のニアエンド及びエンドを検知する際に、傾きがこの閾値を超えているか否かも判定することができる。傾きが閾値を超えている場合には、コントローラ70は、ニアエンド及びエンドの検知が、正常であると判断することができる。
コントローラ70は、上述したような傾きを考慮してニアエンド及びエンドの検知を判定することに加えて、図13Bの円Hに示されるような急峻なトルク上昇も考慮することができる。コントローラ70は、上記の傾きを求めると同時に、直近20秒間のトルクの平均値を常に求めて保持することができる。この平均値が、所定値以上の値を取った際には、図13Bの円Hに示されるような急峻なトルク上昇であると判定することができる。例えば、図13Bにおいて、実験的に求められた直近20秒間(円Iの部分)のトルクの平均値は、約2.42kgf・cmである。そこで、コントローラ70には、閾値幅として、例えば0.2kgf・cmを設定し、判定用の閾値として2.62kgf・cmの値を予め設定しておく。図13Bの円Hに示されたように、急峻なトルク上昇が発生した場合には、トルクの平均値は閾値2.62kgf・cmを超える値となるので、コントローラ70は、急峻なトルク上昇であると判定して、ニアエンド及びエンドの検知が誤りであると判断し、画像形成装置1が故障であると判断することができる。
上述されたように、本開示による潤滑剤塗布装置によれば、既存の潤滑剤塗布装置の支持部材に対してニアエンド検知部材およびエンド検知部材等を追加し及び既存のモータからのトルク信号を監視することにより、潤滑剤のニアエンド及びエンドを正確に検知することが可能となる。従って、潤滑剤の残量等を検知するために、メカ機構および電気検出回路等を用いて行う導通検知方式または光センサを用いて行う検知方式に比べて、本開示の潤滑剤塗布装置は、低コスト且つ省スペースで潤滑剤の残量等を検知することが可能となる。また、本開示の潤滑剤塗布装置によれば、潤滑剤のニアエンド及びエンドの双方を検知することが可能となり、潤滑剤源、又は潤滑剤塗布装置、又は潤滑剤塗布装置を含むユニットの交換タイミングを最適化することも可能となる。更に、本開示の潤滑剤塗布装置によれば、潤滑剤をほぼ使い切った状態で交換することも可能となる。
1 画像形成装置
40 感光体ドラム(回転部材)
100、100’ 潤滑剤塗布装置
101 供給ローラ(アプリケータ)
102 潤滑剤源
103 支持部材
104 回転支点
110 ニアエンド検知部材
105 下端部
106 張り出し部分
111 基部
112 延長部分
113 上端面
114 係合部材
115 側部
130 エンド検知部材

Claims (15)

  1. 潤滑剤塗布装置であって、
    固体の潤滑剤源からの潤滑剤を回転部材に塗布するための回転可能なアプリケータと、
    前記回転可能なアプリケータと接触状態で前記固体の潤滑剤源を支持するための支持部材と、
    前記固体の潤滑剤源の第1の量の消費後に前記回転可能なアプリケータと接触するように、前記支持部材に結合されたニアエンド検知部材と、
    前記固体の潤滑剤源の第2の量の消費後に前記回転可能なアプリケータと接触するように、前記支持部材に結合されたエンド検知部材とを含む、潤滑剤塗布装置。
  2. 前記ニアエンド検知部材は、前記回転可能なアプリケータと接触した際に前記回転可能なアプリケータを駆動するモータのトルクを増大させるように構成され、前記トルクが増大した後に前記回転可能なアプリケータとの接触を解除される、請求項1に記載の潤滑剤塗布装置。
  3. 前記エンド検知部材は、前記回転可能なアプリケータと接触した際に前記モータのトルクを増大させるように構成されている、請求項2に記載の潤滑剤塗布装置。
  4. 前記回転可能なアプリケータとの接触の解除は、前記回転可能なアプリケータを逆回転させることにより達成される、請求項2又は3に記載の潤滑剤塗布装置。
  5. 前記モータがトルク検知手段を有する、請求項2〜4の何れか1項に記載の潤滑剤塗布装置。
  6. 前記ニアエンド検知部材は、基部、基部から前記アプリケータの方へ延びる延長部分、前記基部と前記延長部分から構成される上端面、及び前記上端面から突出する係合部材を含み、
    前記ニアエンド検知部材が前記回転可能なアプリケータと接触する位置において、前記上端面が前記支持部材の下端部に当接し、前記係合部材が、前記支持部材の下端部から延びる張り出し部分に係合する、請求項1〜5の何れか1項に記載の潤滑剤塗布装置。
  7. 前記係合部材の前記張り出し部分に対する係合は、前記回転可能なアプリケータを逆回転させることにより解除され、それによって、前記ニアエンド検知部材は前記回転可能なアプリケータとの接触を解除される、請求項6に記載の潤滑剤塗布装置。
  8. 前記ニアエンド検知部材の前記基部は、前記支持部材に回転自在に支持される回転支点を有する側部を備え、
    前記係合の解除によって、前記ニアエンド検知部材は、前記回転支点の回りに回転して、前記ニアエンド検知部材の前記延長部分が前記回転可能なアプリケータに接触しない位置になる、請求項7に記載の潤滑剤塗布装置。
  9. 前記エンド検知部材は、前記支持部材の一部である、請求項1〜8の何れか1項に記載の潤滑剤塗布装置。
  10. 潤滑剤塗布装置を含む画像形成装置であって、
    前記潤滑剤塗布装置は、
    固体の潤滑剤源からの潤滑剤を感光体ドラムに塗布するための回転可能なアプリケータと、
    前記回転可能なアプリケータと接触状態で前記固体の潤滑剤源を支持するための支持部材と、
    前記固体の潤滑剤源の第1の量の消費後に前記回転可能なアプリケータと接触するように、前記支持部材に結合されたニアエンド検知部材と、
    前記固体の潤滑剤源の第2の量の消費後に前記回転可能なアプリケータと接触するように、前記支持部材に結合されたエンド検知部材とを含む、画像形成装置。
  11. 前記ニアエンド検知部材は、前記回転可能なアプリケータと接触した際に前記回転可能なアプリケータを駆動するモータのトルクを増大させるように構成され、前記トルクが増大した後に前記回転可能なアプリケータとの接触を解除される、請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記エンド検知部材は、前記回転可能なアプリケータと接触した際に前記モータのトルクを増大させるように構成されている、請求項11に記載の画像形成装置。
  13. コントローラを含み、
    前記コントローラは、
    前記モータのトルクを監視し、
    前記ニアエンド検知部材が前記回転可能なアプリケータと接触した際に前記モータのトルクが増大することにより、前記固体の潤滑剤源のニアエンドを検知し、
    前記エンド検知部材が前記回転可能なアプリケータと接触した際に前記モータのトルクが増大することにより、前記固体の潤滑剤源のエンドを検知する、請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記潤滑剤のニアエンド及び/又はエンドを検知することは、前記感光体ドラムの表面が移動した距離を観測することを含み、前記距離が所定値を超えている場合にのみ、前記潤滑剤がニアエンド及び/又はエンドであると判断される、請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記モータのトルクの急激な上昇は、前記検知が誤りであることを示す、請求項13に記載の画像形成装置。
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