JP2021026642A - 情報処理装置、サポートプログラムおよびサポートシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】呼出命令を含むユーザプログラムの解析を容易にする。【解決手段】サポート装置が有する表示手段は、仮引数を用いて定義された第1のプログラムを実引数を指定して呼び出す呼出命令を有する第2のプログラムについて、ユーザ操作に応じて仮引数を用いて定義された第1のプログラムの内容を第2のプログラム中の呼出命令に関連付けて表示する。この場合に、表示手段は、呼出命令において指定された実引数を第1のプログラム中の仮引数に反映して表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、制御対象を制御する制御装置で実行されるユーザプログラムの開発を支援する情報処理装置と、ユーザプログラムの開発を支援するサポートプログラムと、情報処理装置を備えるサポートシステムに関する。
様々な製造現場において、PLC(Programmable Logic Controller)などの制御装置が導入されている。このような制御装置は、一種のコンピュータであり、製造装置または製造設備などに応じて設計されたユーザプログラムを実行する。このようなユーザプログラムは、制御装置とは別に用意された開発環境にて作成される。
ユーザプログラムにおいては、利用頻度の高い演算処理を規定する1または複数のプログラムを準備し、ユーザプログラム中で当該プログラムを呼び出す呼出命令を記述することで、プログラムの部品化および再利用が可能となる。プログラムの部品化および再利用化は、ユーザプログラムの作成を容易にするものの、プログラムが階層化されることで作成されたユーザプログラムの解析を困難にする。
特開2014−071862号公報(特許文献1)は、サブプログラム呼び出し命令を表示するとともに、サブプログラム表示展開処理部により、サブプログラム呼び出し命令とその次のステップとの間にサブプログラムの表示を展開するシーケンス・プログラム表示処理部を備えるプログラマブルコントローラの周辺装置を開示する。
特開2014−071862号公報
特許文献1に開示されるように呼出命令によって呼び出されるプログラムが表示されることで、呼出命令によって呼び出されるプログラムをユーザが確認することができる。しかし、呼び出し元の呼出命令ごとに任意の実引数を指定してプログラムを呼び出すことが可能であるため、仮引数で定義されたままプログラムが表示されると、ユーザは、呼出時に指定される実引数に置き換えて当該プログラムを確認しなければならない。そのため、呼出命令を利用して部品化および再利用化したプログラムを利用したユーザプログラムの解析を行い難かった。
本発明は、呼出命令を含むユーザプログラムの解析を容易にする技術を提供することを一つの目的とする。
本開示の一例によれば、制御対象を制御する制御装置で実行されるユーザプログラムの開発を支援する情報処理装置が提供される。情報処理装置は、ユーザ操作を受け付ける受付手段と、ユーザによって作成または更新されたユーザプログラムを保持する保持手段と、保持手段が保持するユーザプログラムを表示する表示手段とを含む。ユーザプログラムは、仮引数を用いて定義された第1のプログラムと、実引数を指定して第1のプログラムを呼び出すための呼出命令を有する第2のプログラムと、を含む。表示手段は、ユーザ操作に応じて第1のプログラムの内容を第2のプログラム中の呼出命令に関連付けて表示する場合に、呼出命令において指定された実引数を第1のプログラム中の仮引数に反映して表示する。
本開示によれば、第1のプログラムが第2のプログラム中で具体的にどのような引数を利用して実行されるかを視覚的に示すことができ、その結果、第2のプログラムの解析を容易にする。
上述の開示において、ユーザプログラムは、1または複数の命令からなる手続き型プログラミング言語を用いて定義されていてもよい。表示手段は、呼出命令において指定された実引数の反映として、第1のプログラム中の仮引数を呼出命令において指定された実引数に置換してもよい。
この構成によれば、仮引数が実引数に置換されるため、ユーザは、仮引数を意識することなく、第2のプログラムの解析を行うことができる。
上述の開示において、表示手段は、第2のプログラム中の呼出命令の直後に、第2のプログラムの一部として、第1のプログラムの内容を表示してもよい。
この構成によれば、第2のプログラムの流れを分かりやすく表示することができ、その結果、ユーザプログラムの解析を容易にする。
上述の開示において、表示手段は、第2のプログラム中の呼出命令に並べて、第2のプログラムの表示列とは異なる列に、第1のプログラムの内容を表示してもよい。
この構成によれば、呼び出しの階層構造をわかりやすく表すことができ、その結果、ユーザプログラムの解析を容易にする。
上述の開示において、第1のプログラムは、第1のプログラムを再帰的に呼び出す呼出命令を有していてもよい。表示手段は、第1のプログラムの内容を第2のプログラム中の呼出命令に関連付けて表示する場合に、第1のプログラム中の呼出命令によって呼び出される第1のプログラムの内容については、所定回数まで表示してもよい。
この構成によれば、第1のプログラムの内容が繰り返し表示されて、ユーザプログラムの内容を把握し難くすることを防止し、その結果、ユーザプログラムについて、その内容を把握しやすい態様で表示することができる。
上述の開示において、第1のプログラムは、1または複数種類の呼出命令を有していてもよい。表示手段は、1または複数種類の呼出命令のうちの予め定められた特定命令については、呼出命令によって呼び出されるプログラムの内容を呼出命令に関連付けて表示する対象としないようにしてもよい。
この構成によれば、予め定められた特定命令について、その内容を省略することができるので、必要なプログラムの内容だけを表示することができ、その結果、ユーザプログラムの解析を容易にする。
上述の開示において、第1のプログラムおよび第2のプログラムは、ファンクションブロックまたはファンクションを示す、少なくとも1つの入力変数および少なくとも1つの出力変数を含むブロック表現を用いて定義されていてもよい。表示手段は、呼出命令において指定された実引数の反映として、第1のプログラムを示す第1のブロック表現を、第2のプログラムに含まれる呼出命令を示す第2のブロック表現の内部に組み入れるとともに、第2のブロック表現の実引数に対応する端子と第1のブロック表現の仮引数に対応する端子とを結合した態様で表示してもよい。
この構成によれば、ブロック表現を用いて定義された第1のプログラムと第2のプログラムについて、第1のプログラムと第2のプログラムとの関係性を視覚的にわかりやすい態様で表示することができ、その結果、ユーザプログラムの解析を容易にする。
上述の開示において、ユーザプログラムは、成立条件に応じて異なる処理を実行する分岐プログラムを含んでもよい。表示手段は、分岐プログラムについて、ユーザ操作に応じて、異なる処理の各々の内容を並列に表示してもよい。
この構成によれば、処理がどのように分岐するのかをわかりやすくすることができ、その結果、ユーザプログラムの解析を容易にする。
上述の開示において、制御装置は、1または複数の入力ポートを有していてもよい。表示手段は、実引数と1または複数の入力ポートの各々示すアドレスとを対応付けた変数マップに基づいて、ユーザプログラムの内容について、実引数をアドレスに置換して表示してもよい。
この構成によれば、ユーザプログラムがいずれのアドレスの入力値を利用しているかを一見して示すことができ、その結果、プログラムの解析を容易にする。
上述の開示において、ユーザプログラムは、他のプログラムとデータの遣り取りを実行するための第3のプログラムを含んでもよい。表示手段は、第3のプログラムと、他のプログラムとを関連付けて表示してもよい。
この構成によれば、別々のプログラムであっても、その間でデータの遣り取りがされている場合に、プログラム同士を関連付けて表示することで、各々の対応関係を示すことが可能であり、その結果、プログラムの解析を容易にする。
本開示の別の一例によれば、制御対象を制御する制御装置で実行されるユーザプログラムの開発を支援するサポートプログラムが提供される。ユーザプログラムは、仮引数を用いて定義された第1のプログラムと、実引数を指定して第1のプログラムを呼び出すための呼出命令を有する第2のプログラムと、を含む。サポートプログラムはコンピュータに、ユーザによって作成または更新されたユーザプログラムを保持するステップと、ユーザ操作を受け付ける受け付けステップと、受け付けた操作に応じて、保持されたユーザプログラムについて、第1のプログラムの内容を第2のプログラム中の呼出命令に関連付けて表示するとともに、呼出命令において指定された実引数を第1のプログラム中の仮引数に反映して表示するステップと、を実行させる。
この開示によれば、第1のプログラムが第2のプログラム中で具体的にどのような引数を利用して実行されるかが表示されることで、第2のプログラムの解析を容易にする。
本開示のさらに別の一例によれば、制御対象を制御する制御装置で実行されるユーザプログラムの開発を支援する情報処理装置と、表示装置とを有するサポートシステムが提供される。サポートシステムは、ユーザ操作を受け付ける受付手段と、ユーザによって作成または更新されたユーザプログラムを保持する保持手段と、保持手段が保持するユーザプログラムを表示する表示手段とを含む。ユーザプログラムは、仮引数を用いて定義された第1のプログラムと、実引数を指定して第1のプログラムを呼び出すための呼出命令を有する第2のプログラムと、を含む。表示手段は、ユーザ操作に応じて第1のプログラムの内容を第2のプログラム中の呼出命令に関連付けて表示する場合に、呼出命令において指定された実引数を第1のプログラム中の仮引数に反映して表示する。
この開示によれば、第1のプログラムが第2のプログラム中で具体的にどのような引数を利用して実行されるかが表示されることで、第2のプログラムの解析を容易にする。
本発明によれば、呼出命令を含むユーザプログラムの解析を容易にする。
本実施の形態に係る情報処理装置200Xの適用場面を模式的に示す図である。 制御システム1の構成例を示す模式図である。 PLC100のハードウェア構成例を示す模式図である。 サポート装置200のハードウェア構成例を示す模式図である。 HMI300のハードウェア構成例を示す模式図である。 PLC100のソフトウェア構成例を示す模式図である。 サポート装置200のソフトウェア構成例を示す模式図である。 HMI300のソフトウェア構成例を示す模式図である。 反映表示の第1例を示す図である。 反映表示の第1例の別の表示例を示す図である。 反映表示の第2例を示す図である。 再帰的な呼び出しを含むユーザプログラムの表示例を示す図である。 表示省略リスト470に登録されたプログラムを含むユーザプログラムの表示例を示す図である。 分岐プログラムの表示例を示す図である。 実引数をアドレスに置き換えたプログラムの表示例を示す図である。 別々に実行されているプログラムとの間でデータの送受信を行うように構成されたプログラムの表示例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に従う各実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、以下で説明される各実施の形態および各変形例は、適宜選択的に組み合わせてもよい。
§1.適用例
図1を参照して、本発明が適用される場面の一例について説明する。図1は、本実施の形態に係る情報処理装置200Xの適用場面を模式的に示す図である。
情報処理装置200Xは、ユーザプログラム400Xの開発を支援するための装置である。情報処理装置200Xは、ユーザプログラム400Xの開発を支援するための機能として、たとえば、ユーザプログラム400Xを編集または更新するためのエディタ機能を有している。なお、エディット機能は、オンラインエディット機能とオフラインエディット機能とを含み得る。
また、情報処理装置200Xは、エディタ機能を有していなくとも、ユーザプログラム400Xの開発を支援するための機能として、たとえば、PLC100Xにおいて実行されているユーザプログラム400Xを表示する機能のみを有していてもよい。
図1を参照して、情報処理装置200Xは、保持部201Xと、操作受付部221Xと、表示部226Xとを有する。情報処理装置200Xは、典型的には、パーソナルコンピュータで実現される。
保持部201Xは、ユーザによって作成または編集されたユーザプログラム400Xを保持する。保持部201Xは、典型的には、情報処理装置200Xにおいて実行される各種プログラムを不揮発的に格納するハードディスクによって実現される機能である。
ユーザプログラム400Xは、制御対象を制御するための制御装置の一例であるPLC(Programmable Logic Controller)100Xにおいて実行される。ユーザプログラム400Xは、複数のプログラムを組み合わせて構成されており、呼出命令460Xを有するメインプログラム420Xと、呼出命令460Xによって呼び出されるサブプログラム440Xとを含む。サブプログラム440Xは、仮引数を用いて定義されており、仮引数が呼出命令460Xによって指定される実引数に置き換えられて実行される。
図1に示す例では、ユーザプログラム400Xは、メインプログラム420X−Aと、サブプログラム440Xとを含む。メインプログラム420X−Aに含まれる呼出命令460X−Aは、実引数として「A」を指定してサブプログラム440Xを呼び出して実行する命令である。
なお、ユーザプログラム400Xは、サブプログラム440Xがさらに、呼出命令460Xを有し、呼び出されたサブプログラムが更に別のサブプログラムを呼び出すような構造を有していてもよい。
操作受付部221Xは、ユーザ操作を受け付ける。たとえば、操作受付部221Xは、マウスやキーボードからの入力信号を受け付ける、入力インターフェイスである。
表示部226Xは、ユーザプログラム400Xをディスプレイなどに視覚的に表示する。図1を参照して、表示部226Xは、操作受付部221Xが受け付けたユーザ操作に応じて、メインプログラム420X−Aに含まれる呼出命令460Xに関連付けて、当該呼出命令460Xによって呼び出されるサブプログラム440Xの内容を表示する。
表示部226Xは、この場合に、呼出命令460Xにおいて指定された実引数をサブプログラム440Xの仮引数に反映して表示する。図1に示す例では、「A+A」が表示されることとなる。
サブプログラム440Xの内容を表示する機能は、たとえば、ユーザプログラム400Xを作成した後の、デバッグ作業中に利用される。また、サブプログラム440Xの内容を表示する機能は、ユーザプログラム400XをPLC100Xにインストールして実行している間に不具合が生じたときなどにも利用され得る。
ユーザプログラム400Xを作成している間は、呼出命令460Xの形式で記述し、サブプログラム440Xの内容を意識することなく当該サブプログラム440Xを利用できる点に利便性がある。
しかし、ユーザプログラム400Xに不具合が生じている場合や、ユーザプログラム400Xのテストをしている間はもちろん、ユーザプログラム400Xを作成している間であっても、サブプログラム440Xの内容を確認したい状況が発生する。このような場合に、サブプログラム440Xが仮引数で定義されたまま表示されると、ユーザは、サブプログラム440Xを呼び出す際に指定した実引数を覚えておきながらサブプログラム440Xの内容を確認する必要がある。
特に、サブプログラム440Xが、さらに呼出命令460Xを有している場合など、ユーザプログラム400Xの構造が複雑化した場合に、仮引数のまま表示されると、ユーザプログラム400Xの解析をより困難にする。
表示部226Xは、実引数を仮引数に反映してサブプログラム440Xの内容を表示するため、ユーザプログラム400Xの解析を容易にすることができる。
§2.具体例
<A.システム構成>
図2を参照して、本実施の形態に従うサポート装置200を含む制御システム1について説明する。図2は、制御システム1の構成例を示す模式図である。
図2を参照して、制御システム1は、複数のPLC100−1,PLC100−2,PLC100−3,PLC100−4,…(以下、「PLC100」とも総称する)と、HMI(Human Machine Interface)300と、サポート装置200とを含む。
PLC100の各々は、リレー,センサー等のフィールド機器である制御対象を制御する制御装置の一例である。なお、制御システム1は、1台のPLC100を含む構成であってもよい。制御システム1は、以下では、説明を簡単にするため、1台のPLC100を対象とした開発環境および実行環境を説明する。
PLC100は、典型的には、ユーザプログラムを含む各種プログラムを実行する主体であるCPU(Central Processing Unit)ユニット10と、CPUユニット10などへ電力を供給する電源ユニット12と、フィールドからの信号を遣り取りするI/O(Input/Output)ユニット14とを含む。I/Oユニット14は、CPUユニット10とシステムバス11を介して接続されている。PLC100は、サポート装置200と接続可能である。
HMI300は、ユーザプログラムの開発環境を提供する情報処理装置の一例である。なお、HMI300は、PLC100において実行されているユーザプログラムを視覚的に表示可能な表示装置の一例でもある。HMI300は、PLC100での制御演算によって得られる各種情報をオペレータへ提示するとともに、オペレータからの操作に従ってPLC100に対して内部コマンドなどを生成する機能をさらに備えていてもよい。HMI300とPLC100との間の通信プロトコルは、典型的には、EtherNet/IP(登録商標)が利用される。また、HMI300は、サポート装置200と接続可能である。
サポート装置200は、PLC100で実行されるユーザプログラムの開発環境を提供する情報処理装置の一例である。また、サポート装置200は、HMI300にユーザプログラムを表示するための各種情報を生成する。このような開発環境は、サポート装置200にサポートプログラムがインストールされることで提供される。
サポートプログラムは、たとえば、オムロン社製の「Sysmac Studio」である。ユーザ(設計者)は、サポートプログラムを利用して、PLC100用のユーザプログラムを設計し、設計したユーザプログラムをPLC100にインストールすることができる。
サポートプログラムは、たとえば、記録媒体250に格納されて流通し、サポート装置200にインストールされる。記録媒体250に代えて、外部のサーバ装置などからネットワークを介して、サポートプログラムをインストールするようにしてもよい。サポート装置200は、一例として、接続ケーブルを介してPLC100のCPUユニット10またはHMI300と接続される。サポート装置200は、典型的には、パーソナルコンピュータで実現される。
サポート装置200が提供する開発支援環境は、プログラムのエディタ(編集)、デバッカ、シミュレータおよびこれらの出力情報をディスプレイ等のモニタに出力するためのモニタ機能等を有し得る。サポート装置200は、さらに、運転中のPLC100の状態値を取得し、ディスプレイ等のモニタに出力する機能などを備えていてもよい。
開発対象のユーザプログラムは、例えば国際規格IEC61131−3に従うプログラムを含み得る。国際規格IEC61131−3おいては、ユーザプログラムを含むPLCアプリケーションのプログラミング言語として、ラダーダイアグラム(LD:Ladder Diagram)、ファンクションブロックダイアグラム(FBD:Function Block Diagram)、シーケンシャルファンクションチャート(SFC:Sequential Function Chart)、インストラクションリスト(IL:Instruction List)、ストラクチャードテキスト(ST:Structured Text)の5種類を規定する。本実施の形態に係るユーザプログラムは、国際規格IEC61131−3に従ういずれのプログラミング言語で記述されていてもよく、また、各メーカ独自の言語や、C言語等の手続き型プログラミング言語で記述されていてもよい。
サポート装置200およびHMI300は、ユーザプログラムの内容を表示可能である。具体的には、サポート装置200およびHMI300は、ユーザプログラムのソースコードを表示可能である。サポート装置200は、たとえば、ユーザプログラムの編集、更新作業中にユーザプログラムの内容を表示する。また、HMI300は、たとえば、ユーザの操作を受け付け、当該操作に基づいてユーザプログラムの内容を表示する。たとえば、ユーザは、制御システム1に不具合が生じているときなどに、ユーザプログラムの内容を表示するための操作をHMI300に対して行う。
図2に示していないものの、HMI300は、ユーザプログラムの内容を視覚的に表示するための表示プログラムを実行可能である。
<B.PLC100のハードウェア構成>
図3は、PLC100のハードウェア構成例を示す模式図である。図3を参照して、PLC100は、予めインストールされたプログラムをプロセッサが実行することで、制御対象に対する制御を実現する。より具体的には、PLC100は、CPUやMPU(Micro-Processing Unit)などのプロセッサ102と、チップセット104と、メインメモリ106と、フラッシュメモリ108と、USB(Universal Serial Bus)インターフェイス116と、メモリカードインターフェイス118と、内部バスコントローラ122と、フィールドバスコントローラ124と、外部ネットワークコントローラ126とを含む。フラッシュメモリ108は、システムプログラム110およびユーザプログラム112を格納する。
プロセッサ102は、フラッシュメモリ108に格納されたシステムプログラム110およびユーザプログラム112を読み出して、メインメモリ106に展開して実行することで、制御対象に対する制御を実現する。
システムプログラム110は、データの入出力処理や実行タイミング制御などの、PLC100の基本的な機能を提供するための命令コードを含む。ユーザプログラム112は、ユーザにおける制御目的(たとえば、対象のラインやプロセス)に応じて作成される。
ユーザプログラム112は、たとえば、シーケンス制御を実行するためのシーケンスプログラムおよびモーション制御を実行するためのモーションプログラムである。なお、ユーザプログラム112は、これらのプログラムに限られず、PLC100にインストール可能なプログラムであって、ユーザによって作成または編集されたプログラムであればよい。たとえば、後述するライブラリ140に格納される共通部品142と化したプログラムを含む。なお、ユーザとは、PLC100を直接利用するユーザの他、PLC100を直接利用するユーザからの依頼等を受けてソフトウェア開発を行うユーザを含み得る。
チップセット104は、各コンポーネントを制御することで、PLC100全体としての処理を実現する。
内部バスコントローラ122は、PLC100と内部バスを通じて連結されるI/Oユニット14との間でデータを遣り取りするインターフェイスである。フィールドバスコントローラ124は、PLC100と図示しないフィールドバスを通じて連結されるI/Oユニット16との間でデータを遣り取りするインターフェイスである。内部バスコントローラ122およびフィールドバスコントローラ124は、対応のI/Oユニット14および16にそれぞれ入力される状態値を取得するとともに、プロセッサ102での演算結果を対応のI/Oユニット14および16から指令値としてそれぞれ出力する。
USB(Universal Serial Bus)インターフェイス116は、USBによりデータの遣り取りを制御する。サポート装置200は、USBインターフェイス116を介してPLC100と通信する。メモリカードインターフェイス118は、メモリカード120を着脱可能に構成されており、メモリカード120に対してデータを書込み、メモリカード120からデータを読出すことが可能になっている。
外部ネットワークコントローラ126は、各種の有線/無線ネットワークを通じたデータの遣り取りを制御する。PLC100は、外部ネットワークコントローラ126を介して、HMI300、ゲートウェイ、データベースサーバ、配信サーバ、または他のPLC100とデータの遣り取りをする。
ユーザによって作成または編集されたユーザプログラム112は、サポート装置200、メモリカード120、または、配信サーバなどからインストールされ得る。
図3には、プロセッサ102がプログラムを実行することで必要な機能が提供される構成例を示したが、これらの提供される機能の一部または全部を、専用のハードウェア回路(例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Fie ld-Programmable Gate Array)など)を用いて実装してもよい。あるいは、PLC100の主要部を、汎用的なアーキテクチャに従うハードウェア(例えば、汎用パソコンをベースとした産業用パソコン)を用いて実現してもよい。この場合には、仮想化技術を用いて、用途の異なる複数のOS(Operating System)を並列的に実行させるとともに、各OS上で必要なアプリケーションを実行させるようにしてもよい。
<C.サポート装置200のハードウェア構成>
図4は、サポート装置200のハードウェア構成例を示す模式図である。図4を参照して、サポート装置200は、典型的には、汎用のコンピュータで構成される。なお、PLC100が配置される製造現場における保守性の観点からは、可搬性に優れたノート型のパーソナルコンピュータが好ましい。
サポート装置200は、記憶部201と、OSを含む各種プログラムを実行するCPU202とを備える。記憶部201は、BIOSや各種データを格納するROM(Read Only Memory)204と、CPU202でのプログラムの実行に必要なデータを格納するための作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)206と、CPU202で実行されるプログラムなどを不揮発的に格納するハードディスク(HDD)208とを含む。これらのコンポーネントは、バス220を介して接続される。
サポート装置200は、さらに、サポート装置200に指示を入力するためにユーザが操作するキーボード210およびマウス211を含む操作部203、および情報をユーザに提示するためのディスプレイ214を含む。
サポート装置200は、記録媒体250からそれに格納されている開発支援環境を提供するためのサポートプログラムを読み取るための光学記録媒体読取装置216を含む。なお、サポートプログラムは、メモリカード、配信サーバなどからインストールされてもよい。
USBインターフェイス218は、USBによりデータの遣り取りを制御する。サポート装置200は、USBインターフェイス218を介してPLC100またはHMI300と通信する。なお、サポート装置200とPLC100との間の通信、および、サポート装置200とHMI300との間の通信は、USBに限らず、イーサネット(登録商標)などであってもよい。
図4には、CPU202等のプロセッサがプログラムを実行することで必要な機能が提供される構成例を示したが、これらの提供される機能の一部または全部を、専用のハードウェア回路(例えば、ASICまたはFPGAなど)を用いて実装してもよい。この場合には、仮想化技術を用いて、用途の異なる複数のOSを並列的に実行させるとともに、各OS上で必要なアプリケーションを実行させるようにしてもよい。
<D.HMI300のハードウェア構成>
図5は、HMI300のハードウェア構成例を示す模式図である。図5を参照して、HMI300は、典型的には、汎用のコンピュータで構成される。HMI300は、たとえば、据え置き型でもよいし、PLC100が配置される製造現場では可搬性に優れたノート型のパーソナルコンピュータの形態で提供されてもよく、また、タブレット型の端末の形態で提供されてもよい。なお、HMI300は、汎用のコンピュータではなく、専用のハードウェアで構成されていてもよい。
HMI300は、記憶部301と、OSを含む各種プログラムを実行するCPU302とを備える。記憶部301は、BIOSや各種データを格納するROM304と、CPU302でのプログラムの実行に必要なデータを格納するための作業領域を提供するメモリRAM306と、CPU302で実行されるプログラムなどを不揮発的に格納するHDD308とを含む。これらのコンポーネントは、バス320を介して接続される。
HMI300は、さらに、タッチパネル305、外部ネットワークコントローラ316、およびUSBインターフェイス318を含む。
タッチパネル305は、ディスプレイ314と、ユーザの操作を受け付ける入力部303とを備える。なお、ディスプレイ314と入力部303とが別体で構成されていてもよい。この場合、入力部303は、マウスとキーボードとから構成されていてもよい。また、タッチパネル305の一部として提供される入力部303に加えて、マウスおよびキーボードを備えていてもよい。
外部ネットワークコントローラ316は、PLC100との間のデータの遣り取りを制御する。
USBインターフェイス318は、USBによりデータの遣り取りを制御する。HMIは、USBインターフェイス318を介して、サポート装置200と通信する。
図5には、CPU302等のプロセッサがプログラムを実行することで必要な機能が提供される構成例を示したが、これらの提供される機能の一部または全部を、専用のハードウェア回路(例えば、ASICまたはFPGAなど)を用いて実装してもよい。この場合には、仮想化技術を用いて、用途の異なる複数のOSを並列的に実行させるとともに、各OS上で必要なアプリケーションを実行させるようにしてもよい。
<E.PLC100のソフトウェア構成例>
次に、PLC100のソフトウェア構成例について説明する。図6は、PLC100のソフトウェア構成例を示す模式図である。図6を参照して、PLC100では、制御プログラムとして、システムプログラム110およびユーザプログラム112が実行される。システムプログラム110は、その機能の一部として、I/Oモジュール160を有しており、I/Oユニット14,16がフィールド側と遣り取りするデータ(フィールドから取得したデータ、および、フィールドへ出力するデータ)をグローバル変数テーブル150と関連付ける。
PLC100では、変数プログラミングが可能になっており、ユーザプログラム112は、グローバル変数テーブル150において定義されたフィールドデータに関連付けられた変数を用いて、各種処理を実行する。なお、変数は、ユーザプログラム112の実引数として定義されている。また、実引数として定義される変数は、グローバル変数テーブル150において定義された変数(グローバル変数)に限られず、内部的に参照されるローカル変数であってもよい。
グローバル変数テーブル150は、ユーザプログラムで利用可能な変数と現実の機能ユニット(たとえば、I/Oユニット14,16)のポート番号(アドレス)とを関連付けるものであり、ある機能ユニットのあるポートにて収集される値に対して、任意の変数名の割り当てを定義する。また、ある機能ユニットのあるポートから出力される値に対して、任意の変数名の割り当てを定義する。
PLC100が備えるユーザプログラム112は、プロセッサ102により実行可能な形式のネイティブコードである。ユーザプログラム112は、中間コード130とライブラリ140とを含む。ライブラリ140には、ユーザプログラム112の記述を効率化するための共通部品142が格納されている。中間コード130は、高級言語で記述されたユーザプログラムに対してビルド処理がされることで得られる。ネイティブコード(ユーザプログラム112)は、プロセッサ102によって生成されてもよく、また、PLC100とは別に用意された開発環境下(たとえばサポート装置200)で生成されてもよい。プロセッサ102は、中間コード130から、ライブラリ140に格納された各共通部品142を参照しながらユーザプログラム112を生成する。なお、図6に示す例では、便宜的にユーザプログラム112が中間コード130とライブラリ140とを含み、プロセッサ102が中間コード130から、ライブラリ140に格納された各共通部品142を参照しながらユーザプログラム112を生成するとした。なお、ライブラリ140の一部または全部は、中間コード130またはネイティブコードに変換されていてもよい。
<F.サポート装置200のソフトウェア構成>
図7は、サポート装置200のソフトウェア構成例を示す模式図である。図7では、サポート装置200のソフトウェア構成に関連付けて、記憶部201に格納される情報の一例が示される。
(f1.サポート装置200に格納される情報)
記憶部201に格納される情報は、プログラムソースコードであるユーザプログラム400、中間コード130、ライブラリ140、グローバル変数テーブル150、呼出命令リスト273、オブジェクト情報274、表示省略リスト470、対応リスト490およびサポートプログラム275を含む。
ユーザプログラム400は、複数のプログラム410から構成されている。プログラム410の中には、他のプログラムを呼び出す呼出命令460を有するプログラムが存在する。なお、呼出命令460によって呼び出されたプログラムが、さらに呼出命令を有していてもよい。
呼出命令460によって他のプログラム410を呼び出すようなプログラム設計は、ユーザによって任意に行われる。また、呼出命令460をプログラム410に組み込む場合、ユーザは、実引数を指定して呼び出し先のプログラムを呼び出すように設計する。
中間コード130およびライブラリ140は、ビルダ223がユーザプログラム400に対してビルド処理をすることで生成される。中間コード130およびライブラリ140は、ユーザプログラム112としてPLC100にインストールされる。
オブジェクト情報274は、ユーザプログラム400の内容をディスプレイ214に表示するために用いられる。具体的には、オブジェクト情報274は、ユーザプログラム400の内容を視覚的に示すための各部品を含む。
呼出命令リスト273は、作成されたユーザプログラム400に基づいて作成されるリストである。呼出命令リスト273の詳細は、図8を参照して、後述する。
呼出命令リスト273は、HMI300に送られる。また、図7に示していないものの、サポート装置200は、ユーザプログラム400およびオブジェクト情報274に基づいて、プログラム410ごとに当該プログラム410の内容を視覚化した画像情報としてプログラム510を生成し、ユーザプログラム500としてHMI300に送信する。HMI300は、送られたユーザプログラム500および呼出命令リスト273に基づいてディスプレイ314にユーザプログラム400の内容を表示する。
表示省略リスト470は、プログラム410のうち、その内容を表示することなく省略するプログラム410を示す情報である。表示省略リスト470の詳細については、後述する。
対応リスト490は、別々に実行されるプログラム410の関係性を定義する情報である。対応リスト490の詳細については、後述する。
(f2.開発支援環境を提供するためのモジュール)
図7を参照して、記憶部201には、サポートプログラム275が格納されている。CPU202がサポートプログラム275を実行することで図7に示す各種機能が実現される。具体的には、サポートプログラム275は、操作受付部221、エディタ222、ビルダ223、登録部224、呼出命令リスト生成部225、および表示部226の機能を提供する。
操作受付部221は、操作部203からの操作の入力を受け付ける。操作受付部221は、典型的には、入力インターフェイスである。
エディタ222は、ユーザ操作に従いユーザプログラム400の編集および作成を実施する。エディタ222は、PLC100の運転中に実行される制御プログラムの一部を書き換える(編集する)オンラインエディット機能をさらに提供し得る。
ビルダ223は、ユーザプログラム400に対してビルド処理(パース、最適化、コンパイルなどを含む)をしてPLC100が実行可能な形式のユーザプログラム112を生成する。
登録部224は、エディタ222によって作成されたユーザプログラム400に基づいて、プログラム410の関係性を定義する対応リスト490を生成する。また、登録部224は、操作受付部221が受け付けたユーザ操作に基づいて表示省略リスト470を生成してもよい。
呼出命令リスト生成部225は、操作受付部221が受け付けたユーザ操作に応じて、ユーザプログラム400から呼出命令リスト273を作成する。
表示部226は、ユーザプログラム400の内容をディスプレイ214に表示する。また、表示部226は、操作受付部221が受け付けたユーザ操作に応じて、呼出命令460によって呼び出されるプログラム410の内容を表示する。表示方法については、図9〜図11を参照して後述する。ユーザ操作は、たとえば、呼出命令460を示すオブジェクトに対して特定の操作がされたこと、または、表示メニューに対する操作などがあげられる。
また、図12〜図16を参照して後述するものの、表示部226は、予め定められた特定の命令に対してユーザ操作がされた場合に、当該命令の内容を表示する態様を変更することができる。
<G.HMI300のソフトウェア構成例>
図8は、HMI300のソフトウェア構成例を示す模式図である。図8では、HMI300のソフトウェア構成に関連付けて、記憶部301に格納される情報の一例が示される。
記憶部301に格納される情報は、ユーザプログラム500、呼出命令リスト273、および表示プログラム375を含む。
ユーザプログラム500および呼出命令リスト273は、サポート装置200から送られる情報である。ユーザプログラム500は、複数のプログラム510を含む。各プログラム510は、当該プログラムの内容をディスプレイ314に表示するために視覚化された画像情報(テキスト情報を含む)として記憶部301に格納されている。ユーザプログラム500は、たとえば、サポート装置200に格納されたユーザプログラム400に基づいてサポート装置200により生成される。また、ユーザプログラム500は、HMI300がサポート装置200からユーザプログラム400をインストールした際にHMI300により生成されてもよい。
呼出命令リスト273は、呼出命令460を有する呼び出し元のプログラムが格納されたファイル名と、呼出命令460が出現する位置(呼出命令位置情報)と、呼出命令460によって呼び出されるプログラムが格納されたファイル名と、呼出命令460によって呼び出されるプログラムを定義するために用いられた仮引数と、呼出命令460によって指定される実引数とを示す情報を含む。また、呼出命令リスト273は、呼び出されるファイル名と、当該ファイルに格納されたプログラムとを示す情報を含む。
表示プログラム375は、ユーザプログラム500をディスプレイ314に表示するためのプログラムである。CPU302が表示プログラム375を実行することで図8に示す各種機能が実現される。具体的には、表示プログラム375は、操作受付部321、および表示部326の機能を提供する。
表示部326は、ユーザプログラム500に含まれる各プログラム510をディスプレイ314に表示する。また、表示部326は、操作受付部321が受け付けたユーザ操作に応じて、呼出命令460によって呼び出されるプログラム510を、呼出命令リスト273に基づいて特定し、当該プログラム510を表示する。ユーザ操作は、たとえば、呼出命令460を示すオブジェクトに対して特定の操作がされたこと、または、表示メニューに対する操作などがあげられる。
<H.実引数の反映表示>
本実施の形態において、サポート装置200は、ユーザ操作に応じて呼出命令460によって呼び出されるプログラムの内容を呼び出し元のプログラムの呼出命令460に関連付けて表示することが可能である。なお、以下の図9〜図16においては、サポート装置200がプログラム410の内容を表示するものとして説明する。
以下では、呼出命令460によって呼び出されるプログラムをサブプログラム440、呼出命令460を有するプログラムをメインプログラム420ともいう。なお、サブプログラム440が呼出命令460を有することも可能であり、この場合、サブプログラム440の呼出命令460によって呼び出されるプログラムからすれば、当該サブプログラム440は、メインプログラムとなる。すなわち、サブプログラム440とメインプログラム420とは、相対的な関係で定義されるものである。
サポート装置200のCPU202は、ユーザ操作に応じてサブプログラム440の内容をメインプログラム420の呼出命令460に関連付けて表示する場合に、呼出命令460において指定された実引数480をサブプログラム440中の仮引数442に反映して、サブプログラム440の内容(ソースコード)をディスプレイ214に表示する。
このように、呼出命令460において指定された実引数480をサブプログラム440中の仮引数442に反映して、サブプログラム440の内容が表示されることで、メインプログラム420の解析が容易になる。具体的には、サブプログラム440の内容が仮引数442のまま表示された場合に、ユーザは、サブプログラム440の呼出時に指定された実引数480を覚えておきながら解析しなければならない。サブプログラム440の内容が仮引数442のまま表示された場合、特に、サブプログラム440が更に別のサブプログラム440を呼び出す呼出命令460を含むような構成で記述されていると、呼び出しの階層が深くなり、解析がより困難となる。
呼出命令460において指定された実引数480をサブプログラム440中の仮引数442に反映して、サブプログラム440の内容が表示されることで、呼出命令460によって呼び出されたサブプログラム440が具体的にどのような引数を利用して実行されるかが表示され、その結果、メインプログラム420を含むユーザプログラムの解析が容易になる。
図9〜図11を参照して、実引数480の反映表示について説明する。図9は、反映表示の第1例を示す図である。図10は、反映表示の第1例の別の表示例を示す図である。図11は、反映表示の第2例を示す図である。反映表示とは、呼出命令460において指定された実引数480をサブプログラム440中の仮引数442に反映して表示することをいうものとする。
(h1.反映表示の第1例)
図9を参照して、画面SC1は、反映表示前のプログラムを示しており、画面SC2は、反映表示した後のプログラムを示す。
図9に示すプログラム410−1は、複数の命令からなる手続き型プログラミング言語を用いて定義されており、プログラム410−2を呼び出す呼出命令460−2と、プログラム410−3を呼び出す呼出命令460−3とを含む。
呼出命令460−2は、実引数480−2として「x」を指定して、プログラム410−2を呼び出す。呼出命令460−3は、実引数480−3として「x」を指定してプログラム410−3を呼び出す。
プログラム410−2は、仮引数442−2として「a」を用いて定義されており、「a+a」というソースコードを含む。また、プログラム410−2は、実引数480−3として「y」を指定して、プログラム410−4を呼び出す呼出命令460−4を含む。プログラム410−3は、仮引数442−3として「b」を用いて定義されており、「b*b」というソースコードを含む。プログラム410−4は、仮引数442−4として「c」を用いて定義されており、「c*c」というソースコードを含む。
すなわち、プログラム410−1とプログラム410−2との間において、プログラム410−1はメインプログラム420に相当し、プログラム410−2はサブプログラム440に相当する。プログラム410−1とプログラム410−3との間において、プログラム410−1はメインプログラム420に相当し、プログラム410−3はサブプログラム440に相当する。プログラム410−2とプログラム410−4との間において、プログラム410−2はメインプログラム420に相当し、プログラム410−4はサブプログラム440に相当する。
プログラム410−1に含まれる呼出命令460−2および呼出命令460−3の各々について、それぞれが呼び出すプログラム410−2,プログラム410−3の内容が表示されると、呼出命令460において指定された実引数480がサブプログラム440中の仮引数442に反映された態様でサブプログラム440の内容がメインプログラム420中の呼出命令460に関連付けて表示される。図9に示す例では、プログラム410−2の内容が表示される場合に、プログラム410−2に含まれる呼出命令460−4によって呼び出されるプログラム410−4の内容も表示される。
具体的には、サブプログラム440中の仮引数442が、呼出命令460において指定された実引数480に置換されて、サブプログラム440が表示される。図9を参照して、プログラム410−2中の「a+a」は、「x+x」に変換されて表示される。プログラム410−3中の「b*b」は、「x*x」に変換されて表示される。また、プログラム410−4中の「c*c」は、「y*y」に変換されて表示される。
このように、サブプログラム440中の仮引数442が、呼出命令460において指定された実引数480に置換されることで、ユーザは仮引数442を意識することなく、メインプログラム420を含むユーザプログラムの解析を行うことができる。
また、プログラム410−2,プログラム410−3,プログラム410−4の内容は、それぞれ、呼出命令460の直後に表示され、呼出命令460を含むプログラムの一部として表示される。たとえば、プログラム410−2は、呼出命令460−2の直後に表示され、プログラム410−1の一部として表示される。プログラム410−3は、呼出命令460−3の直後に表示され、プログラム410−1の一部として表示される。プログラム410−4は、呼出命令460−4の直後に表示され、プログラム410−2の一部として表示される。なお、図9に示す例では、プログラム410−2がプログラム410−1の一部として表示されているため、プログラム410−4は、プログラム410−1の一部として表示されることとなる。
このように、サブプログラム440の内容を呼出命令460の直後に、呼出命令460を含むプログラムの一部として表示することで、プログラムの流れを分かりやすく表示することが可能であり、その結果、メインプログラム420を含むユーザプログラムの解析を容易にする。
なお、サブプログラム440の内容を表示する位置は、図9に示すような、呼出命令460の直後に限られない。図10を参照して、サブプログラム440を表示する位置の変形例について説明する。図10の画面SC2’は、図9の画面SC1を反映表示した後のプログラムを示す。
図10を参照して、サブプログラム440の内容を表示する位置は、呼出命令460に並べて、呼出命令460を有するプログラムの表示列とは異なる列に表示されてもよい。具体的には、第1列L1にプログラム410−1の内容が表示され、第2列L2であって、呼出命令460−2に並べてプログラム410−2の内容が表示される。同様に、プログラム410−3の内容は、第2列L2に、呼出命令460−3に並べて表示される。また、プログラム410−4の内容は、第3列L3であって、プログラム410−2内の呼出命令460−4に並べて表示される。
このように、サブプログラム440の内容を、呼出命令460に並べて、呼出命令460を有するプログラムの表示列とは異なる列に表示することで、呼び出しの階層構造をわかりやすく表現することができる。その結果、メインプログラム420を含むユーザプログラムの解析が容易になる。
なお、各プログラム410−2,410−3,410−4の内容を表示するタイミングについて、一の操作が実行されたタイミングであってもよい。また、選択された呼出命令460についてのみ、当該呼出命令460によって呼び出されるプログラムが表示されるようにしてもよい。たとえば、呼出命令460−2が選択された状況で所定の操作が受け付けられた場合、プログラム410−2の内容のみ表示し、プログラム410−3およびプログラム410−4の内容については表示しないようにしてもよい。
また、一の操作によって、現状、表示されているプログラムの呼出命令によって呼び出されるプログラムだけを表示するようにしてもよい。たとえば、画面SC1に示した状況で、一の操作が受け付けられた場合に、プログラム410−2の内容およびプログラム410−3の内容を表示する一方、プログラム410−4の内容については表示しないようにしてもよい。
また、図9および図10に示すように、一の操作によって、呼出命令460によって呼び出されるすべてのプログラムを表示するようにしてもよい。
(h2.反映表示の第2例)
反映表示の第1例においては、ユーザプログラム400が、複数の命令からなる手続き型プログラミング言語を用いて定義されている場合の表示例を示した。ユーザプログラム400は、たとえば、ユーザプログラム400を構成する一のプログラムが、一のファンクションブロックまたは一のファンクションを示す、ブロック表現を用いて定義された、ファンクションブロックダイアグラムを用いて記述されることもある。
図11に示した反映表示の第2例は、ユーザプログラム400を構成する1または複数のプログラムの各々がブロック表現(ファンクションブロックFB)で定義されている場合の表示例である。各ファンクションブロックFBは、一のプログラムをモジュール化したものであって、一のプログラムとみなせる。図11中の画面SC3は、反映表示前のファンクションブロック(プログラム)を示しており、画面SC4は、反映表示した後のファンクションブロック(プログラム)を示す。
ファンクションブロックFBを定義するにあたって、他のファンクションブロックFBを呼び出して実行させるようにしてもよい。図11に示す例では、ファンクションブロックFB1は、ファンクションブロックFB3を呼び出す呼出命令460−aを含む。ファンクションブロックFB1は、2つの仮引数442(入力変数「in1」および入力変数「in2」)によって定義されており、入力変数「in1」という仮引数442に対して「x1」という実引数480が、入力変数「in2」という仮引数442に対して「x2」という実引数480が指定されている。
また、呼出命令460−aにおいては、ファンクションブロックFB3の入力変数「in1」という仮引数442に対して、ファンクションブロックFB1の入力変数「in1」が対応付けられている。
ファンクションブロックFB1の入力変数「in1」に対して「x1」という実引数480が指定されているため、図11に示す例において、ファンクションブロックFB1は、実引数480として「x1」を指定してファンクションブロックFB3を呼び出す呼出命令460−aを有しているともいえる。
同様に、ファンクションブロックFB2は、実引数480として「y2」を指定してファンクションブロックFB3を呼び出す呼出命令460−bを有しているともいえる。
ファンクションブロックFBは、通常、ファンクションブロックFBを定義するプログラムの詳細を意識することなくプログラム設計を進めることができるという利点がある。しかし、プログラムを解析する場合に、ファンクションブロックFBの内部がブラックボックス化されたままであると、解析を困難にする。
本実施の形態において、サポート装置200は、ユーザ操作に応じて、ブラックボックス化されているファンクションブロックFBに含まれる呼出命令460によって呼び出されるファンクションブロックFBを、ファンクションブロックFBに関連付けて表示する。これにより、ブラックボックス化されたファンクションブロックの内容の一部を示すことができるため、解析を容易にする。
具体的には、呼び出し元のファンクションブロックの内部に、呼び出し先のファンクションブロックを組み入れて表示する。図11に示す例では、画面SC4に示すように、ファンクションブロックFB1の内部に、ファンクションブロックFB3が組み入れられて表示される。また、ファンクションブロックFB2の内部に、ファンクションブロックFB3が組み入れられて表示される。
図11に示すように、呼出命令460によって呼び出されるファンクションブロックFBを表示する場合に、呼び出されたファンクションブロックFB(ファンクションブロックFB3)についてはブラックボックス化したままとしてもよい。これにより、呼出命令460を含むファンクションブロックFBの構造を明らかにしつつ、プログラムの詳細を意識することなくプログラム設計を進めることができるというファンクションブロックFBの利点も活かすことができる。
また、呼び出し元のファンクションブロックの内部に、呼び出し先のファンクションブロックを組み入れて表示する場合に、指定された実引数480を呼び出し先のファンクションブロックの仮引数442に反映する。具体的には、呼び出し元のファンクションブロックの実引数480に対応する端子482と、呼び出し先のファンクションブロックの仮引数442に対応する端子444とが結合された態様で呼び出し先のファンクションブロックが表示される。
図11に示す例では、画面SC4に示すように、ファンクションブロックFB1の「x1」という実引数480に対応する端子482と、ファンクションブロックFB3の「in1」という仮引数442に対応する端子444とが結合された態様で表示される。また、ファンクションブロックFB2の「y2」という実引数480に対応する端子482と、ファンクションブロックFB3の「in1」という仮引数442に対応する端子444とが結合された態様で表示される。
このように、呼出命令において指定された実引数の反映として、指定された実引数に対応する端子と仮引数442に対応する端子444とが結合された態様で表示されることで、呼び出されたファンクションブロックFB3に入力される実引数が視覚的にわかりやすく、ファンクションブロックを解析することを容易にする。
<I.その他の表示例>
図12〜図16を参照して、特定の命令を含むプログラムを表示する方法を説明する。図12〜図16の各々に示した各プログラムの表示方法は、図9〜図11の各々に示した反映表示と任意に組み合わせることが可能である。
(i1.再帰的な呼び出しを含むユーザプログラムの表示例>
サポート装置200は、再帰的な呼び出しを含むユーザプログラム400を表示する場合に、再帰的に呼び出されるサブプログラムの内容を所定回数まで表示するようにしてもよい。すなわち、サポート装置200は、サブプログラムが再帰的に呼び出される場合に、当該サブプログラムの内容を所定回数を超えて表示しないようにしてもよい。
図12は、再帰的な呼び出しを含むユーザプログラムの表示例を示す図である。なお、図12においては、仮引数442および実引数480の表示を省略している。図12に示すプログラム410−5は、プログラム410−6を呼び出す呼出命令460−6を含む。プログラム410−6は、プログラム410−7を呼び出す呼出命令460−7を有する。プログラム410−7は、プログラム410−5を呼び出す呼出命令460−5を有する。呼出命令460−5は、再帰的な呼び出しである。
すなわち、プログラム410−5は、プログラム410−6およびプログラム410−7を再帰的に呼び出す命令を含むプログラムである。この場合に、呼出命令460によって呼び出されるサブプログラム440の内容を表示しようとしたときに、「再帰的に呼び出されるサブプログラムの内容を所定回数まで表示する」といった制限を設けないと、図12中の画面SC6’に示した表示例のように、再帰的に呼び出されるサブプログラム(プログラム410−6,プログラム410−7)の内容が繰り返し表示されることとなる。その結果、ユーザがプログラム410−5の内容を把握しにくくなる。
「再帰的に呼び出されるサブプログラムの内容を所定回数まで表示する」という制限を設けることで、図12中の画面SC6に示した表示例のように、サブプログラムの内容が繰り返し表示されることを防止し、その結果、プログラム410−5の内容を把握しやすい態様で表示することができる。なお、図12に示す例では、所定回数として1回が設定されている。サブプログラムの内容を表示する回数は、予め定められていればよく、1回に限られない。たとえば、2回以上であってもよい。なお、サブプログラムの内容を示し、かつ、プログラムの内容を把握しやすくするためには、サブプログラムの内容を表示する回数は、1回であることが好ましい。
また、図12中の画面SC6を参照して、サポート装置200は、再帰的に呼び出されていることを示す「再帰」というテキスト画像450が、呼出命令460−5の直後に表示されてもよい。再帰的に呼び出されていることを示す「再帰」というテキスト画像450が、呼出命令460−5の直後に表示されることで、呼出命令460−5が、再帰的に呼び出す命令であることがわかりやすい。なお、再帰的に呼び出されていることを示す画像は、図12に例示したテキスト画像450に限られない。
(i2.所定のサブプログラムの内容を表示しない例)
サポート装置200は、予め指定されたプログラムの内容を表示しないようにしてもよい。サポート装置200は、表示省略リスト470として登録されているプログラムについて、その内容については表示しないようにしてもよい。
表示省略リスト470は、たとえば、サポート装置200の記憶部201に格納されている。表示省略リスト470は、ユーザによって作成されてもよく、また、サポートプログラムを提供するベンダーによって予め作成されていてもよい。また、ベンダーによって予め作成された表示省略リスト470にさらに、ユーザがプログラムを追加してもよい。
図13は、表示省略リスト470に登録されたプログラムを含むユーザプログラムの表示例を示す図である。なお、図13においては、仮引数442および実引数480の表示を省略している。
図13に示すプログラム410−8は、プログラム410−9を呼び出す呼出命令460−9を含む。プログラム410−9は、プログラム410−10を呼び出す呼出命令460−10を有する。表示省略リスト470には、プログラム410−10が登録されている。
図13の画面SC8に示した表示例のように、サポート装置200は、プログラム410−8について、含まれる呼出命令460によって呼び出されるサブプログラム440の内容を反映した態様で示す場合に、表示省略リスト470に登録されたプログラム410−10については、その内容を表示することなく省略する。
プログラム410−8について、含まれる呼出命令460によって呼び出されるすべてのサブプログラム440の内容を表示すると、行数が膨大となったり、構造が複雑になったりして、かえって、解析を困難にする虞がある。
図13に示すように、表示省略リスト470に登録されたプログラムの内容については省略するようにすることで、必要なプログラムの内容だけを表示することができ、解析を容易にする。
(i3.分岐プログラムの表示例)
サポート装置200は、成立条件に応じて異なる処理を実行する分岐プログラムについて、その内容を示す場合に、ユーザ操作に応じて、異なる処理の各々を直列で表示する態様から、並列で表示する態様に切り替える機能を有してもよい。
図14は、分岐プログラムの表示例を示す図である。図14中の画面SC9は、異なる処理の各々を直列で表示した表示例である。図14中の画面SC10は、異なる処理の各々を並列で表示した表示例である。なお、図14においては、仮引数442および実引数480の表示を省略している。
図14に示すプログラム410−11は、Step1という処理と、Step2という処理と、Step3という処理とを含む。Step1〜Step3の各処理に対して、各々異なる実行条件が規定されている。具体的には、Step1は、条件1が成立したときに実行される処理である。Step2は、条件1が成立せずに条件2が成立したときに実行される処理である。Step3は、条件1および条件2のいずれも成立しなかったときに実行される処理である。
画面SC9が表示されている状態で、ユーザによる予め定められた操作が受け付けられたときに、サポート装置200は、画面SC10を表示する。なお、画面SC10を画面SC9に重ねて表示してもよく、また、画面SC9から画面SC10に切り替えてもよい。
画面SC9を参照して、プログラム410−11は、成立条件が互いに異なる複数の処理Step1〜Step3が直列で表示されている。画面SC10を参照して、プログラム410−11は、成立条件が互いに異なる複数の処理Step1〜Step3が互いに並列で表示されている。
このように、成立する条件が互いに異なり、処理が分岐するような論理構成となっているプログラムを表示する場合に、処理Step1〜Step3の各々を互いに並列に表示すると、処理がどのように分岐するのかがわかりやすく、プログラムの解析を容易にする。
図14に示した例では、if文を含むプログラムを示したが、分岐の生じるプログラムであればif文を含むプログラムに限られない。たとえば、分岐の生じるプログラムは、「switch〜case」を含むプログラム、「try〜catch」を含むプログラムなどが挙げられる。
(i4.実引数をアドレスに置き換えたプログラムの表示例)
サポート装置200は、グローバル変数テーブル150に基づいて、実引数480として指定された変数を、当該変数に対応する機能ユニット(たとえば、I/Oユニット14,16)のポート番号(アドレス)に置換して表示してもよい。
図15は、実引数をアドレスに置き換えたプログラムの表示例を示す図である。画面SC11は、実引数をアドレスに置き換える前のプログラムを示しており、画面SC12は、実引数をアドレスに置き換えた後のプログラムを示している。
図15に示すプログラム410−12は、実引数480で定義された「y=x1;」というソースコードと、プログラム410−13を呼び出す呼出命令460−13とを含む。呼出命令460−13は、実引数として「x1」および「x2」を指定してプログラム410−13を呼び出す。
プログラム410−13は、仮引数442として「a」および「b」を用いて定義されており、「a&b」というソースコードを含む。
グローバル変数テーブル150において、デバイス1のBit0というアドレスと、変数「x1」とが対応付けられており、デバイス1のBit1というアドレスと、変数「x2」とが対応付けられており、デバイス2のBit1というアドレスと、変数「y」とが対応付けられている。
プログラム410−12に含まれる呼出命令460−13について、呼び出すプログラム410−13の内容が表示される場合に、指定される実引数480に置換され、さらに当該実引数480に対応するアドレスに置換されて表示されてもよい。
具体的には、図15を参照して、プログラム410−13中の「a&b」は、「x1&x2」を経由して「デバイス1:Bit0&デバイス1:Bit1」に置換されて表示される。またプログラム410−12中の「y=x1;」は、「デバイス2:Bit1=デバイス0:Bit0;」に置換される。
このように、実引数480が実際のデバイス(I/Oユニット14,16など)のアドレスに置換されて表示されることで、各実引数480がいずれのアドレスと対応付けられているかを分かりやすく示すことができる。たとえば、PLC100では、実引数480として直接アドレスを指定したプログラムを利用することも可能であるが、アドレスが指定された場合には、アドレスを指定して作成したプログラムの再利用性が失われてしまうため、変数プログラミングを利用することが多い。しかし、プログラムを解析するにあたっては、各変数が具体的にいずれのアドレスに対応する入出力値であるかが特定された方が、解析が容易である。図15に示すように、実引数480をアドレスに置換して表示することで、解析対象のプログラムがいずれのデバイスの入出力値を利用しているかを一見して把握することができ、プログラムの解析を容易にすることができる。
(i5.他のプログラムとデータの遣り取りをするプログラムの表示例)
PLC100は、他のPLC100、HMI300など、他の装置と外部ネットワークコントローラ126を介してデータの遣り取りが可能である。また、PLC100は、異なるタスクに紐付けられた別々のプログラム間でデータの送受信を行うことも可能である。
すなわち、ユーザは、別々に実行されているプログラム間でデータの送受信を行うようなプログラムを作成することができる。なお、別々に実行されている各プログラムは、1のPLC100で実行されるプログラムであってもよく、また、互いに異なる装置で実行されるプログラムであってもよい。
サポート装置200は、別々に実行されているプログラムとの間でデータの送受信を行うように構成されたプログラムについて、データの送受信先のプログラムと関連付けて表示してもよい。
図16は、別々に実行されているプログラムとの間でデータの送受信を行うように構成されたプログラムの表示例を示す図である。たとえば、プログラム410−14とプログラム410−15とは、互いに別々に実行される。また、プログラム410−14は、プログラム410−15にデータを送る送信命令462を有する。プログラム410−15は、プログラム410−14からデータを受信する受信命令464を有する。
サポート装置200は、記憶部201に送信命令462と受信命令464とを対応づける対応リスト490を格納する。
サポート装置200は、プログラム410−14を表示するにあたり、対応リスト490に基づいてプログラム410−14とプログラム410−15とを対応付けて表示可能である。
具体的には、画面SC13に示すように、送信命令462に関連付けて受信命令464を表示するとともに、受信命令464によって受信される変数を受信命令464に反映して表示する。このとき、送信命令462を含むプログラム410−14の内容を示した列とは異なる列に、受信命令464を含むプログラム410−15の内容が示される。
このように、別々に実行されているプログラムとの間でデータの送受信を行うように構成されたプログラムについて、データを送信する命令を含むプログラムと、データを受信する命令を含むプログラムとを関連付けて表示することで、別々のプログラムであっても、各々の対応関係を示すことが可能であり、プログラムの解析を容易にする。
<J.HMI300による表示>
上記の実施の形態においては、図9〜図16に示すプログラムの表示が、サポート装置200のディスプレイ214に表示される例を示した。なお、HMI300のCPU302が、ユーザプログラム500および呼出命令リスト273を参照しながら表示プログラム375を実行することで、図9〜図12、および図14に示した表示を実行することが可能である。
なお、HMI300が、グローバル変数テーブル150を参照可能である場合に、ディスプレイ314に図15に示した表示を行ってもよい。また、HMI300が、表示省略リスト470を参照可能である場合に、ディスプレイ314に図13に示した表示を行ってもよい。また、HMI300が、対応リスト490を参照可能である場合に、ディスプレイ314に図16に示した表示を行ってもよい。
本実施の形態においては、HMI300は、呼出命令リスト273を有しているため、サブプログラム440の内容を表示する場合に、呼び出されるサブプログラム440を容易に特定することが可能となる。その結果、呼出命令460の内容を解釈した上で当該呼出命令460によって呼び出されるサブプログラム440の格納場所を検索する処理が不要となるため、サブプログラム440の内容を表示するための処理を簡略化することができる。また、実引数を仮引数に反映するにあたっても、呼出命令リスト273に従えばよいため、呼出命令460の内容を解釈した上で仮引数に対応する実引数を特定する処理が不要となるため、処理を簡略化することができる。
なお、HMI300がユーザプログラム500および呼出命令リスト273を利用してプログラムを表示する例を示したが、サポート装置200と同様、ユーザプログラム400を利用してプログラムを表示するようにしてもよい。
§3.付記
以上のように、上記の実施の形態は以下のような開示を含む。
<構成1>
制御対象を制御する制御装置で実行されるユーザプログラム(400)の開発を支援する情報処理装置(200X,200,300)であって、
ユーザ操作を受け付ける受付手段(221X,221,321)と、
ユーザによって作成または更新されたユーザプログラムを保持する保持手段(201X,201,301)と、
前記保持手段が保持するユーザプログラムを表示する表示手段(226X,226,326)とを備え、
前記ユーザプログラムは、
仮引数(442)を用いて定義された第1のプログラム(440)と、
実引数(480)を指定して前記第1のプログラムを呼び出すための呼出命令(460)を有する第2のプログラム(420)と、を含み、
前記表示手段は、ユーザ操作に応じて前記第1のプログラムの内容を前記第2のプログラム中の前記呼出命令に関連付けて表示する場合に、前記呼出命令において指定された実引数を前記第1のプログラム中の仮引数に反映して表示する(SC2,SC2’,SC4)、情報処理装置。
<構成2>
前記ユーザプログラムは、1または複数の命令からなる手続き型プログラミング言語を用いて定義されており、
前記表示手段は、前記呼出命令において指定された実引数の反映として、前記第1のプログラム中の仮引数を前記呼出命令において指定された実引数に置換する(SC2,SC2’)、構成1に記載の情報処理装置。
<構成3>
前記表示手段は、前記第2のプログラム中の前記呼出命令の直後に、前記第2のプログラムの一部として、前記第1のプログラムの内容を表示する(SC2)、構成2に記載の情報処理装置。
<構成4>
前記表示手段は、前記第2のプログラム中の前記呼出命令に並べて、前記第2のプログラムの表示列とは異なる列に、前記第1のプログラムの内容を表示する(SC2’)、構成2に記載の情報処理装置。
<構成5>
前記第1のプログラムは、当該第1のプログラムを再帰的に呼び出す呼出命令(460−5)を有し、
前記表示手段は、前記第1のプログラムの内容を前記第2のプログラム中の前記呼出命令に関連付けて表示する場合に、当該第1のプログラム中の呼出命令によって呼び出される当該第1のプログラムの内容については、所定回数まで表示する(SC6)、構成1〜構成4のうちいずれか1に記載の情報処理装置。
<構成6>
前記第1のプログラムは、1または複数種類の呼出命令を有し、
前記表示手段は、前記1または複数種類の呼出命令のうちの予め定められた特定命令(410−10)については、呼出命令によって呼び出されるプログラムの内容を当該呼出命令に関連付けて表示する対象としない(SC8)、構成1〜構成5のうちいずれか1に記載の情報処理装置。
<構成7>
前記第1のプログラムおよび前記第2のプログラムは、ファンクションブロックまたはファンクションを示す、少なくとも1つの入力変数および少なくとも1つの出力変数を含むブロック表現を用いて定義されており、
前記表示手段は、前記呼出命令(460−a)において指定された実引数の反映として、前記第1のプログラムを示す第1のブロック表現(FB3)を、前記第2のプログラムに含まれる前記呼出命令を示す第2のブロック表現(FB1,FB2)の内部に組み入れるとともに、前記第2のブロック表現の前記実引数に対応する端子(482)と前記第1のブロック表現の前記仮引数に対応する端子(444)とを結合した態様で表示する(SC4)、構成1に記載の情報処理装置。
<構成8>
前記ユーザプログラムは、成立条件に応じて異なる処理を実行する分岐プログラム(410−11)を含み、
前記表示手段は、前記分岐プログラムについて、ユーザ操作に応じて、前記異なる処理の各々の内容を並列に表示する(SC10)、構成1〜構成7のうちいずれか1に記載の情報処理装置。
<構成9>
前記制御装置は、1または複数の入力ポートを含み、
前記表示手段は、前記実引数と前記1または複数の入力ポートの各々示すアドレスとを対応付けた変数マップ(150)に基づいて、前記ユーザプログラムについて、前記実引数を前記アドレスに置換して表示する(SC12)、構成1〜構成8のうちいずれか1に記載の情報処理装置。
<構成10>
前記ユーザプログラムは、他のプログラム(410−14)とデータの遣り取りを実行するための第3のプログラム(410−15)を含み、
前記表示手段は、前記第3のプログラムと、前記他のプログラムとを関連付けて表示する(SC13)、構成1〜構成9のうちいずれか1に記載の情報処理装置。
<構成11>
制御対象を制御する制御装置で実行されるユーザプログラム(400)の開発を支援するサポートプログラム(275,375)であって、
前記ユーザプログラムは、
仮引数(442)を用いて定義された第1のプログラム(440)と、
実引数(480)を指定して前記第1のプログラムを呼び出すための呼出命令(460)を有する第2のプログラム(420)と、を含み、
前記サポートプログラムはコンピュータに、
ユーザによって作成または更新されたユーザプログラムを保持するステップ(201,301)と、
ユーザ操作を受け付ける受け付けステップ(221,321)と、
受け付けた操作に応じて、保持された前記ユーザプログラムについて、前記第1のプログラムの内容を前記第2のプログラム中の前記呼出命令に関連付けて表示するとともに、前記呼出命令において指定された実引数を前記第1のプログラム中の仮引数に反映して表示するステップ(226,326,SC2,SC2’,SC4)と、を実行させる、サポートプログラム。
<構成12>
制御対象を制御する制御装置で実行されるユーザプログラムの開発を支援する情報処理装置(200)と、表示装置(300)とを備えるサポートシステム(1)であって、
ユーザ操作を受け付ける受付手段(221,321)と、
ユーザによって作成または更新されたユーザプログラムを保持する保持手段(201,301)と、
前記保持手段が保持するユーザプログラムを表示する表示手段(226,326)とを備え、
前記ユーザプログラムは、
仮引数(442)を用いて定義された第1のプログラム(440)と、
実引数(480)を指定して前記第1のプログラムを呼び出すための呼出命令(460)を有する第2のプログラム(420)と、を含み、
前記表示手段は、ユーザ操作に応じて前記第1のプログラムの内容を前記第2のプログラム中の前記呼出命令に関連付けて表示する場合に、前記呼出命令において指定された実引数を前記第1のプログラム中の仮引数に反映して表示する(SC2,SC2’,SC4)、サポートシステム。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、実施の形態および各変形例において説明された発明は、可能な限り、単独でも、組み合わせても、実施することが意図される。
1 制御システム、10 CPUユニット、11 システムバス、12 電源ユニット、14,16 I/Oユニット、100,100X PLC、102 プロセッサ、104 チップセット、106 メインメモリ、108 フラッシュメモリ、110 システムプログラム、112,400,400X,500 ユーザプログラム、116,218,318 USBインターフェイス、118 メモリカードインターフェイス、120 メモリカード、122 内部バスコントローラ、124 フィールドバスコントローラ、126,316 外部ネットワークコントローラ、130 中間コード、140 ライブラリ、142 共通部品、150 グローバル変数テーブル、160 I/Oモジュール、200 サポート装置、200X 情報処理装置、201,301 記憶部、201X 保持部、202,302 CPU、203 操作部、204,304 ROM、206,306 RAM、208,308 HDD、210 キーボード、211 マウス、214,314 ディスプレイ、216 光学記録媒体読取装置、220,320 バス、221,221X,321 操作受付部、222 エディタ、223 ビルダ、224 登録部、225 呼出命令リスト生成部、226,226X,326 表示部、250 記録媒体、273 呼出命令リスト、274 オブジェクト情報、275 サポートプログラム、303 入力部、305 タッチパネル、375 表示プログラム、410,510 プログラム、420,420X メインプログラム、440,440X サブプログラム、442 仮引数、444,482 端子、460,460X 呼出命令、450 テキスト画像、462 送信命令、464 受信命令、470 表示省略リスト、480 実引数、490 対応リスト。

Claims (12)

  1. 制御対象を制御する制御装置で実行されるユーザプログラムの開発を支援する情報処理装置であって、
    ユーザ操作を受け付ける受付手段と、
    ユーザによって作成または更新されたユーザプログラムを保持する保持手段と、
    前記保持手段が保持するユーザプログラムを表示する表示手段とを備え、
    前記ユーザプログラムは、
    仮引数を用いて定義された第1のプログラムと、
    実引数を指定して前記第1のプログラムを呼び出すための呼出命令を有する第2のプログラムと、を含み、
    前記表示手段は、ユーザ操作に応じて前記第1のプログラムの内容を前記第2のプログラム中の前記呼出命令に関連付けて表示する場合に、前記呼出命令において指定された実引数を前記第1のプログラム中の仮引数に反映して表示する、情報処理装置。
  2. 前記ユーザプログラムは、1または複数の命令からなる手続き型プログラミング言語を用いて定義されており、
    前記表示手段は、前記呼出命令において指定された実引数の反映として、前記第1のプログラム中の仮引数を前記呼出命令において指定された実引数に置換する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示手段は、前記第2のプログラム中の前記呼出命令の直後に、前記第2のプログラムの一部として、前記第1のプログラムの内容を表示する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示手段は、前記第2のプログラム中の前記呼出命令に並べて、前記第2のプログラムの表示列とは異なる列に、前記第1のプログラムの内容を表示する、請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1のプログラムは、当該第1のプログラムを再帰的に呼び出す呼出命令を有し、
    前記表示手段は、前記第1のプログラムの内容を前記第2のプログラム中の前記呼出命令に関連付けて表示する場合に、当該第1のプログラム中の呼出命令によって呼び出される当該第1のプログラムの内容については、所定回数まで表示する、請求項1〜請求項4のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1のプログラムは、1または複数種類の呼出命令を有し、
    前記表示手段は、前記1または複数種類の呼出命令のうちの予め定められた特定命令については、呼出命令によって呼び出されるプログラムの内容を当該呼出命令に関連付けて表示する対象としない、請求項1〜請求項5のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1のプログラムおよび前記第2のプログラムは、ファンクションブロックまたはファンクションを示す、少なくとも1つの入力変数および少なくとも1つの出力変数を含むブロック表現を用いて定義されており、
    前記表示手段は、前記呼出命令において指定された実引数の反映として、前記第1のプログラムを示す第1のブロック表現を、前記第2のプログラムに含まれる前記呼出命令を示す第2のブロック表現の内部に組み入れるとともに、前記第2のブロック表現の前記実引数に対応する端子と前記第1のブロック表現の前記仮引数に対応する端子とを結合した態様で表示する、請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記ユーザプログラムは、成立条件に応じて異なる処理を実行する分岐プログラムを含み、
    前記表示手段は、前記分岐プログラムについて、ユーザ操作に応じて、前記異なる処理の各々の内容を並列に表示する、請求項1〜請求項7のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御装置は、1または複数の入力ポートを含み、
    前記表示手段は、前記実引数と前記1または複数の入力ポートの各々示すアドレスとを対応付けた変数マップに基づいて、前記ユーザプログラムについて、前記実引数を前記アドレスに置換して表示する、請求項1〜請求項8のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記ユーザプログラムは、他のプログラムとデータの遣り取りを実行するための第3のプログラムを含み、
    前記表示手段は、前記第3のプログラムと、前記他のプログラムとを関連付けて表示する、請求項1〜請求項9のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 制御対象を制御する制御装置で実行されるユーザプログラムの開発を支援するサポートプログラムであって、
    前記ユーザプログラムは、
    仮引数を用いて定義された第1のプログラムと、
    実引数を指定して前記第1のプログラムを呼び出すための呼出命令を有する第2のプログラムと、を含み、
    前記サポートプログラムはコンピュータに、
    ユーザによって作成または更新されたユーザプログラムを保持するステップと、
    ユーザ操作を受け付ける受け付けステップと、
    受け付けた操作に応じて、保持された前記ユーザプログラムについて、前記第1のプログラムの内容を前記第2のプログラム中の前記呼出命令に関連付けて表示するとともに、前記呼出命令において指定された実引数を前記第1のプログラム中の仮引数に反映して表示するステップと、を実行させる、サポートプログラム。
  12. 制御対象を制御する制御装置で実行されるユーザプログラムの開発を支援する情報処理装置と、表示装置とを備えるサポートシステムであって、
    ユーザ操作を受け付ける受付手段と、
    ユーザによって作成または更新されたユーザプログラムを保持する保持手段と、
    前記保持手段が保持するユーザプログラムを表示する表示手段とを備え、
    前記ユーザプログラムは、
    仮引数を用いて定義された第1のプログラムと、
    実引数を指定して前記第1のプログラムを呼び出すための呼出命令を有する第2のプログラムと、を含み、
    前記表示手段は、ユーザ操作に応じて前記第1のプログラムの内容を前記第2のプログラム中の前記呼出命令に関連付けて表示する場合に、前記呼出命令において指定された実引数を前記第1のプログラム中の仮引数に反映して表示する、サポートシステム。
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