JP2021025616A - Valve structure and operation machine - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、弁構造および作動機械に関する。 The present disclosure relates to valve structures and actuators.
従来の弁構造としては、例えば、油圧作動機械に組み込まれている。油圧作動機械は、ピストン、シリンダ、クランクシャフト、および、電磁ソレノイドバルブを有している。油圧作動機械は、バルブの開弁動作および閉弁動作によって、ポンピング及びモータリング動作が行われ、作動流体の流体エネルギーと回転軸の回転エネルギーとが相互に変換可能に構成される。油圧作動機械において、バルブの開弁動作あるいは閉弁動作は、エネルギー変換効率や動作の信頼性を左右する重要動作である。 As a conventional valve structure, for example, it is incorporated in a hydraulically operated machine. The hydraulically operated machine has a piston, a cylinder, a crankshaft, and a solenoid valve. In a hydraulically operated machine, pumping and motoring operations are performed by valve opening and closing operations of a valve, and the fluid energy of the working fluid and the rotational energy of the rotating shaft are configured to be mutually convertible. In a hydraulically operated machine, the valve opening operation or valve closing operation is an important operation that affects energy conversion efficiency and operation reliability.
例えば、コイルへ通電した場合、電磁力がスプリングの付勢力を上回り、弁体を閉弁状態へ移行する。また、コイルへの通電を停止した場合、弁体はスプリングの付勢力により開弁状態へ戻る。コイル非通電時においては、弁体はスプリングの付勢力により開弁状態に保持される。 For example, when the coil is energized, the electromagnetic force exceeds the urging force of the spring, and the valve body shifts to the closed state. Further, when the energization of the coil is stopped, the valve body returns to the valve open state by the urging force of the spring. When the coil is not energized, the valve body is held in the open state by the urging force of the spring.
また、例えば、コイルへ通電した場合、電磁力がスプリングの付勢力を上回り、弁体を開弁状態へ移行する。また、コイルへの通電を停止した場合、弁体はスプリングの付勢力により閉弁状態へ戻る。コイル非通電時においては、弁体はスプリングにより閉弁状態に保持される(例えば、特許文献1)。 Further, for example, when the coil is energized, the electromagnetic force exceeds the urging force of the spring, and the valve body shifts to the valve open state. Further, when the energization of the coil is stopped, the valve body returns to the closed state by the urging force of the spring. When the coil is not energized, the valve body is held in a closed state by a spring (for example, Patent Document 1).
ところで、弁体がスプリングにより開弁状態に保持されるバルブにおいては、弁体が作動流体から受ける力によって、開弁不良、例えば、バウンド(跳ね)動作が生じる場合があるため、必ずしも動作の安定性が高いとは言えない。また、コイル非通電時において意図しない閉弁動作が起こる場合がある。これにより、ポンピング及びモータリング動作の不安定化や、エネルギー変換効率の低下を招くなどの問題がある。 By the way, in a valve in which the valve body is held in the valve open state by a spring, a valve opening failure, for example, a bouncing motion may occur due to the force received by the valve body from the working fluid, so that the operation is not always stable. It cannot be said that the sex is high. In addition, an unintended valve closing operation may occur when the coil is not energized. This causes problems such as destabilization of pumping and motoring operations and a decrease in energy conversion efficiency.
また、弁体がプリングにより閉弁状態に保持されるバルブにおいては、弁体がスプリングより受ける力と作動流体から受ける圧力とにより、閉弁状態が保持されるが、作動流体の条件、例えば、作動流体の流速や圧力によっては、閉弁不良、例えば、弁体がバウンド(跳ね)動作し得るという問題がある。 Further, in a valve in which the valve body is held in the closed state by pulling, the valve body is maintained in the closed state by the force received from the spring and the pressure received from the working fluid, but the conditions of the working fluid, for example, Depending on the flow velocity and pressure of the working fluid, there is a problem that the valve is not closed properly, for example, the valve body may bounce.
本開示の目的は、弁体の動作不良を抑制することが可能な弁構造および作動機械を提供することである。 An object of the present disclosure is to provide a valve structure and an operating machine capable of suppressing malfunction of a valve body.
上記の目的を達成するため、本開示における弁構造は、
作動流体が通過可能な作動流体流路を有する本体と、
前記作動流体流路を開閉する弁体と、
前記作動流体流路を開弁する開弁状態および前記作動流体流路を閉弁する閉弁状態の少なくとも一方の状態に前記弁体を保持する永久磁石と、
を備える。
In order to achieve the above object, the valve structure in the present disclosure is
A main body having a working fluid flow path through which the working fluid can pass,
A valve body that opens and closes the working fluid flow path,
A permanent magnet that holds the valve body in at least one of a valve open state for opening the working fluid flow path and a valve closed state for closing the working fluid flow path.
To be equipped.
本開示における作動機械は、
上記の弁構造を備える。
The operating machine in the present disclosure is
It has the above valve structure.
本開示の弁構造によれば、弁体の動作不良を抑制することができる。 According to the valve structure of the present disclosure, it is possible to suppress malfunction of the valve body.
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態の一例であり、本開示はこの実施の形態により限定されるものではない。 Hereinafter, embodiments of the present disclosure will be described with reference to the drawings. It should be noted that this is an example of the embodiment described below, and the present disclosure is not limited to this embodiment.
図1を参照して、本実施の形態に係る弁構造1が組み込まれた油圧ポンプモータ2について説明する。以下の説明では、作動機械の一例として、油圧ポンプモータを例に説明を行うが、作動機械は、油圧ポンプモータに限定されない。
The
図1には、油圧ポンプモータ2における1つのシリンダ3が描かれている。シリンダ3は、バルブ20Aを介して油路4と接続されるとともに、バルブ20Bを介して油路5と接続されている。バルブ20A,20Bは、ともに逆止弁である。
In FIG. 1, one
シリンダ3には、ピストン6が設けられており、ピストン6の下端は、クランク軸8のカム部8aに当接している。ピストン6の往復運動は、クランク軸8の回転運動に変換される。ピストン6が往復運動することにより、シリンダ3の容積が周期的に変化する。
The
図1は、弁構造1の一例を示す図である。図1に示すように、弁構造1は、油圧ポンプモータ2のシリンダ3と、油路4,5の間に設けられている。弁構造1は、バルブ20A,20Bを含んで構成される。
FIG. 1 is a diagram showing an example of the valve structure 1. As shown in FIG. 1, the valve structure 1 is provided between the
バルブ20Aは、弁座18と、弁体21とを有する。スプリング(不図示)は、弁体21を、例えば、弁座18から離間させる方向(開弁方向)に付勢する。本実施の形態では、バルブ20Aは、ポペット弁である。
The
バルブ20Bは、弁座18と、弁体21とを有する。スプリング(不図示)は、弁体21を、例えば、弁座18に着座させる方向(閉弁方向)に付勢する。本実施の形態では、バルブ20Bは、ポペット弁である。
The
油圧ポンプモータ2は、クランク軸8の回転運動によって作動流体(作動油)を油路4からシリンダ3に吸入して油路5に吐出するポンプとしての機能と、作動流体を油路5からシリンダ3に導入してクランク軸8を回転させ、クランク軸8の回転に用いた作動流体をシリンダ3から油路4に導出するモータとしての機能とを、有する。
The
次に、バルブ20Aを含む弁構造1について、図2および図3を参照して説明する。図2は、弁構造1の構成を示す模式的な断面図である。図2には、上下方向に延在する中心軸CLが描かれている。以下の説明では、中心軸CLに沿う方向を「軸方向」又はX方向といい、便宜上、図2における上方向を、上側、軸方向上側又は「+X方向」といい、図2における下方向を、下側、軸方向下側又は「−X方向」という。また、中心軸CLと直交する方向を「径方向」又はY方向といい、中心軸CLから離間する方向を、径方向外側又は「+Y方向」といい、中心軸CLに近接する方向を、径方向内側又は「−Y方向」という。また、図2では、説明に関係のない一部の構成が省略されている。
Next, the valve structure 1 including the
弁構造1は、ボディ10と、バルブ20Aと、永久磁石40と、を有している。
The valve structure 1 has a
(ボディ10)
ボディ10は、鉄等の磁性材料からなる。ボディ10は、略円柱形状をなし、ボディ10には、中心軸CLに沿って延在する穴10aが設けられている。換言すると、ボディ10は、中空部としての穴10aを有する円筒部10bと、円筒部10bの軸方向上側(+X方向)に配置された円板部10cと、円筒部10bの軸方向下側(−X方向)に配置された円板部10dとを備える有底円筒形状をなす。
(Body 10)
The
穴10aは、第1空間11と、第2空間12と、第3空間13と、第4空間14とに区分される。第1空間11は、円板部10dの上側の面11aと、円筒部10bの軸方向下側(-X方向)の端面11bとにより画定される。第1空間11は、シリンダ3の作動室に接続されている。
The
第2空間12は、端面11bよりも上側に位置し、下側を向く円環状の面12aと、端面11bと面12aとを繋ぐ内周面12bとにより画定される。
The
第3空間13は、面12aよりも上側に位置し、下側を向く円環状の面13aと、面12aと面13aとを繋ぐ内周面13bとにより画定される。
The
第4空間14は、面13aと円板部10cの上側の面11cとを繋ぐ内周面14aにより画定される。
The
内周面12bの径は、内周面13bの径および内周面14aの径よりも大きい。内周面13bの径は、内周面14aの径よりも大きい。
The diameter of the inner
円筒部10b内には流路10fが設けられている。流路10fは、径方向に延在している。流路10fの径方向外側(+Y方向)の端は油路4に接続されている。流路10fの径方向内側(-Y方向)の端においては、流路10fは、延在する方向を軸方向(X方向)に変更し、軸方向下側(-X方向)に延在している。流路10fの軸方向下側(−X方向)の端は、端面11bに開口している。端面11bは、弁体21が着座する弁座18として機能する。
A
第3空間13の径方向外側(+Y方向)には第5空間15が形成されている。第5空間15にはコイル30が配置されている。コイル30は、非磁性材料からなる円環状のボビンの外周に、巻線が巻回されたものである。
A
(バルブ20A)
バルブ20Aは、油路4(図1を参照)とシリンダ3(図1を参照)の作動室とを連通する作動流体流路10g(流路10f、第1空間11)を開閉する低圧バルブである。
(
The
バルブ20Aは、弁体21と、弁座18(端面11b)と、弁体21を開弁方向に付勢するスプリング25と、を含む。
The
弁体21は、鉄等の磁性材料からなる。なお、弁体21は、非磁性材料でもよい。弁体21は、概略円環状をなし、円環部22と、軸状部23と、を有する。弁体21は、軸方向(X方向)に移動可能である。
The
円環部22の上側の面22aは、スプリング25の軸方向下側の端部に当接している。図2に示すスプリング25の軸方向上側の端部は、円環状の面12aに当接している。
The upper surface 22a of the annular portion 22 is in contact with the axially lower end of the
スプリング25は、軸状部23に外嵌する圧縮コイルスプリングである。スプリング25の内径は、内周面12bの内径より小さく、かつ、軸状部23の径より大きい。スプリング25は、面12aと面22aとの間に圧縮された状態で配置される。これにより、スプリング25は、弁体21を−X方向に付勢する。以下の説明で、−X方向を開弁方向という。また、+X方向を閉弁方向という。
The
軸状部23は、軸部23aと軸部23bとを有している。軸部23aは、面22aの中心部から軸方向上側(+X方向)に延在している。軸部23aの径は、第3空間13の内径よりも小さく、かつ、第4空間14の内径よりも大きい。
The shaft-shaped
軸部23bは、軸部23aからさらに軸方向上側(+X方向)に延在している。軸部23bは、第4空間14を貫通している。
The
コイル30への通電を停止した非通電時においては、弁体21は、スプリング25の付勢力により、軸方向下側(−X方向)に移動する。弁体21は、スプリング25の付勢力により、作動流体流路10gを開弁する開弁状態に保持される。
When the
ところで、弁体21がスプリング25の付勢力によって開弁状態に保持されているとき、弁体21が作動流体から受ける力によって、バウンド(跳ね)動作が生じ、必ずしも安定性が高いと言えない。コイル非通電時において意図しない閉弁動作が起こる場合がある。これにより、ポンピング及びモータリング動作の不安定化や、エネルギー変換効率の低下を招くなどの問題が生じる。
By the way, when the
バウンド(跳ね)動作が生じないように、例えば、スプリング25の付勢力を大きくすることが考えられるが、スプリング25の大型化に応じて装置全体も大型化する。また、閉弁時には、スプリング25の付勢力に抗して、大きな電磁力により弁体21を移動する必要があるため、消費電力が増加する。また、弁体21を高速で動作させることが困難になるため、応答性が低下するという問題が生じる。
For example, it is conceivable to increase the urging force of the
(永久磁石40)
そこで、本実施の形態では、永久磁石40の吸引力によって、弁体21を開弁状態に保持する。永久磁石40は、弁体21の円環部22と、円板部10dとの間に配置されている。永久磁石40は、円環部22の下側の面22bに対向するように、かつ、円環部22の円周方向に沿って所定の間隔で円板部10dの上側の面11aに配置されている。
(Permanent magnet 40)
Therefore, in the present embodiment, the
コイル30への通電を停止した非通電時においては、弁体21は、スプリング25の付勢力F1により、軸方向下側(−X方向)に移動する。そして、弁体21は、図2に示すように、弁体21の下側の面22bが永久磁石40に当接した状態に、つまり、作動流体流路10gを開弁する開弁状態に永久磁石40の吸引力F2により保持される。永久磁石40の吸引力F2は、例えば、バウンド(跳ね)動作を抑制するための必要最小限の大きさに設定される。永久磁石40の吸引力F2は、実験やシミュレーションにより求めることが可能である。
When the
コイル30へ通電した通電時においては、電磁力F3がスプリング25の付勢力F1および永久磁石40の吸引力F2を上回り(F3>F1+F2)、弁体21は、軸方向上側(+X方向)に移動する。そして、弁体21は、電磁力F3により、図3に示すように、円環部22が弁座18に着座した状態に、つまり、作動流体流路10gを閉弁した閉弁状態に保持される。
When the
上記実施の形態に係る弁構造1によれば、作動油が通過可能な作動流体流路10gを有するボディ10と、作動流体流路10gを開閉する弁体21と、作動流体流路10gを開弁する開弁状態に弁体21を保持する永久磁石40と、を備える。
According to the valve structure 1 according to the above embodiment, the
これにより、弁21が永久磁石40の吸引力F2により閉弁状態に保持されているとき、弁体21が作動流体から力を受けた場合であっても、弁体21のバウンド動作を抑制することが可能となる。また、スプリング25の付勢力を大きくすることなく、弁体21を開弁状態に保持することができるため、装置全体が大型化するのを防止することができる。また、スプリング25の付勢力に抗して、大きな電磁力により弁体21を移動する必要がないため、消費電力の増加を抑制することができる。また、弁体21を高速で動作させることが困難にならないため、応答性が低下するのを阻止することができる。
As a result, when the
<変形例>
次に、本実施の形態の変形例について説明する。変形例の説明においては、主に上記実施の形態と異なる構成について説明し、同じ構成については、同一符号を付してその説明を省略する。
<Modification example>
Next, a modified example of the present embodiment will be described. In the description of the modified example, a configuration different from the above-described embodiment will be mainly described, and the same configuration will be designated by the same reference numerals and the description thereof will be omitted.
上記実施の形態では、永久磁石40は、弁体21を開弁状態に保持する。これに対して、変形例においては、永久磁石40は、弁体21を閉弁状態に保持する。
In the above embodiment, the
変形例では、バルブ20Bを含む弁構造1について、図4および図5を参照して説明する。なお、変形例の説明においては、上記実施の形態と同様に、中心軸CL、軸方向(X方向)、径方向(Y方向)等を用いる。
In the modified example, the valve structure 1 including the
弁構造1は、ボディ100と、バルブ20Bと、永久磁石40と、を有している。
The valve structure 1 has a
(ボディ100)
ボディ100は、中空部としての穴110aを有する円筒部110bと、円筒部110bの軸方向上側(+X方向)に配置された円板部110cとを備える有底円筒形状をなす。
(Body 100)
The
穴110aは、第1空間111と、第2空間112と、第3空間113と、第4空間114とに区分される。第1空間111は、円板部110cの下側の面111aと、円筒部110bの軸方向上側(+X方向)の端面111bとにより画定される。第1空間111は、油路5に接続されている。
The
第2空間112は、端面111bよりも下側に位置し、下側を向く円環状の面112aと、端面111bと面112aとを繋ぐ内周面112bとにより画定される。
The
第3空間113は、面112aよりも下側に位置し、下側を向く円環状の面113aと、面112aと面113aとを繋ぐ内周面113bとにより画定される。
The
第4空間114は、面113aと円筒部110bの下側の面111cとを繋ぐ内周面114aにより画定される。
The
内周面112bの径は、内周面113bの径および内周面114aの径よりも小さい。内周面113bの径は、内周面114aの径よりも小さい。
The diameter of the inner peripheral surface 112b is smaller than the diameter of the inner
円筒部110b内を軸方向(X方向)に沿って延びる流路110fの軸方向下側(−X方向)の端はシリンダ3の作動室に接続されている。流路110fの軸方向上側(+X方向)の端は、端面111bに開口している。端面111bは、弁体21が着座する弁座18として機能する。
The lower end (−X direction) of the
第3空間113の径方向外側(+Y方向)には第5空間115が形成されている。第5空間115にはコイル30が配置されている。コイル30は、非磁性材料からなる円環状のボビンの外周に、巻線が巻回されたものである。
A
(バルブ20B)
バルブ20Bは、油路5とシリンダ3の作動室とを連通する作動流体流路110g(流路110f、第1空間111)を開閉する高圧バルブである。
(
The
バルブ20Bは、弁体21と、弁座18(端面111b)と、弁体21を閉弁方向に付勢するスプリング25と、を含む。
The
弁体21は、概略円環状をなし、円環部22と、軸状部23と、を有する。弁体21は、軸方向(X方向)に移動可能である。
The
円環部22の上側の面22aは、スプリング25の軸方向下側の端部に当接している。図4に示すスプリング25の軸方向上側の端部は、円板部110cの下側の面111aに当接している。
The upper surface 22a of the annular portion 22 is in contact with the axially lower end of the
スプリング25は、面22aと面111aとの間に圧縮された状態で配置される。これにより、スプリング25は、弁体21を−X方向に付勢する。以下の説明で、−X方向を閉弁方向という。また、+X方向を開弁方向という。
The
軸状部23は、円環部22の下側の面22bの中心部から軸方向下側(−X方向)に延在している。軸状部23の径は、内周面112bの内径よりも小さい。軸状部23は、第2空間112を貫通している。
The
コイル30への通電を停止した非通電時においては、弁体21は、スプリング25の付勢力により、軸方向下側(−X方向)に移動する。弁体21は、スプリング25の付勢力により、作動流体流路110gを閉弁する閉弁状態に保持される。
When the
ところで、弁体21がスプリング25の付勢力により閉弁状態に保持されているとき、弁体21が作動流体から受ける圧力によって、バウンド(跳ね)動作が生じ、必ずしも安定性が高いと言えないという問題がある。バウンド(跳ね)動作が生じないように、例えば、スプリング25の付勢力を大きくした場合、上記実施の形態と同様に、装置が大型化することや、消費電力が増加することや、応答性が低下することなどの問題が生じる。
By the way, when the
そこで、変形例では、永久磁石40の吸引力によって、弁体21を閉弁状態に保持する。永久磁石40は、弁体21の円環部22より軸方向下側(−X方向)に配置されている。永久磁石40は、円環部22の下側の面22bに対向するように、かつ、円環部22の円周方向に沿って所定の間隔で端面111bに配置されている。永久磁石40の上側の面40aと端面111bとは、同一の平面上に位置している。
Therefore, in the modified example, the
コイル30への通電を停止した非通電時においては、弁体21は、スプリング25の付勢力F1により、軸方向下側(−X方向)に移動する。そして、弁体21は、図5に示すように、弁体21の下側の面22bが永久磁石40の上側の面40aに当接した状態(弁座18に着座した状態)に、つまり、作動流体流路110gを閉弁する閉弁状態に永久磁石40の吸引力F2により保持される。
When the
コイル30へ通電した通電時においては、電磁力F3がスプリング25の付勢力F1および永久磁石40の吸引力F2を上回り(F3>F1+F2)、弁体21は、軸方向上側(+X方向)に移動する。そして、弁体21は、図4に示すように、円環部22が弁座18から離間した状態に、つまり、作動流体流路110gを開弁した開弁状態に保持される。
When the
変形例に係る弁構造1によれば、作動油が通過可能な作動流体流路110gを有するボディ100と、作動流体流路110gを開閉する弁体21と、作動流体流路110gを閉弁する閉弁状態に弁体21を保持する永久磁石40と、を備える。
According to the valve structure 1 according to the modified example, the
これにより、弁体21が永久磁石40の吸引力F2によって閉弁状態に保持されているとき、弁体21が作動流体から圧力を受けた場合であっても、弁体21のバウンド動作を抑制することが可能となる。また、スプリング25の付勢力を大きくすることなく、弁体21を閉弁状態に保持することができるため、装置全体が大型化するのを防止することができる。また、スプリング25の付勢力に抗して、大きな電磁力により弁体21を移動する必要がないため、消費電力の増加を抑制することができる。また、弁体21を高速で動作させることが困難にならないため、応答性が低下するのを阻止することができる。
As a result, when the
その他、上記実施の形態は、何れも本開示の実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。 In addition, all of the above embodiments are merely examples of embodiment of the present disclosure, and the technical scope of the present disclosure should not be construed in a limited manner by these. That is, the present disclosure can be implemented in various forms without departing from its gist or its main features.
上記実施の形態においては、永久磁石40は、弁体21を開弁状態に保持する。また、変形例においては、永久磁石40は、弁体21を閉弁状態に保持する。しかし、本開示はこれに限らない。永久磁石40は、弁体21のバウンド動作を抑制するため、開弁状態および閉弁状態の少なくとも一方の状態に弁体21を保持すればよい。例えば、開弁状態および閉弁状態の両方の状態に弁体21を保持してもよい。
In the above embodiment, the
また、本開示においては、バルブ20Aを開弁する場合、又は、バルブ20Bを閉弁する場合において、弁体21が永久磁石40に当接する際に生じる衝撃を吸収するための緩衝部材を設けてもよい。これにより、弁体21および永久磁石40が相互に受ける衝撃力を低減できるため、弁体21および永久磁石40の耐久性を上げることが可能となる。
Further, in the present disclosure, a cushioning member for absorbing the impact generated when the
本開示は、弁体の動作不良を抑制することが要求される弁構造を備える作動機械に好適に利用される。 The present disclosure is suitably used for an operating machine having a valve structure that is required to suppress malfunction of the valve body.
1 弁構造
2 油圧ポンプモータ
3 シリンダ
4 油路
5 油路
6 ピストン
8 クランク軸
10,100 ボディ
10a,110a 穴
10b,110b 円筒部
10c,110c 円板部
10d 円板部
10f,110f 流路
10g,110g 作動流体流路
11,111 第1空間
11a,111a 面
11b,111b 端面
11c,111c 面
12,112 第2空間
12a,112a 面
12b,112b 内周面
13,113 第3空間
13a,113a 面
13b,113b 内周面
14,114 第4空間
14a,114a 内周面
15,115 第5空間
18 弁座
20A,20B バルブ
21 弁体
22 円環部
22a,22b 面
23 軸状部
25 スプリング
30 コイル
40 永久磁石
40a 面
1
Claims (5)
前記作動流体流路を開閉する弁体と、
前記作動流体流路を開弁する開弁状態および前記作動流体流路を閉弁する閉弁状態の少なくとも一方の状態に前記弁体を保持する永久磁石と、
を備える、弁構造。 A main body having a working fluid flow path through which the working fluid can pass,
A valve body that opens and closes the working fluid flow path,
A permanent magnet that holds the valve body in at least one of a valve open state for opening the working fluid flow path and a valve closed state for closing the working fluid flow path.
A valve structure.
請求項1に記載の弁構造。 The permanent magnet holds the valve body in contact with the permanent magnet in at least one of the valve open state and the valve closed state.
The valve structure according to claim 1.
請求項2に記載の弁構造。 A cushioning member for absorbing an impact generated when the valve body abuts on the permanent magnet is further provided.
The valve structure according to claim 2.
前記弁体は、電磁力により前記一方の方向とは反対の方向に移動するように構成される、
請求項1から3のいずれか一項に記載の弁構造。 An urging member that urges the valve body in either the valve closing direction in which the valve body closes the working fluid flow path or the valve opening direction in which the valve body opens the working fluid flow path. With more
The valve body is configured to move in a direction opposite to the one direction by an electromagnetic force.
The valve structure according to any one of claims 1 to 3.
An operating machine comprising the valve structure according to any one of claims 1 to 4.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019145493A JP2021025616A (en) | 2019-08-07 | 2019-08-07 | Valve structure and operation machine |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7428286B1 (en) | 2023-03-20 | 2024-02-06 | いすゞ自動車株式会社 | valve device |
-
2019
- 2019-08-07 JP JP2019145493A patent/JP2021025616A/en active Pending
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