JP2021025355A - Portable key device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、携帯型キー装置に関する。 The present invention relates to a portable key device.
従来、ユーザが携帯する携帯型キー装置からの遠隔操作により、車両ドアのロック機構を施錠および解錠できるようにした、いわゆる電子キーシステムが知られている。このような電子キーシステムに用いられる携帯型キー装置として、例えば、ケースに対して回転収容可能且つ収容可能に設けられたメカニカルキーを備えたものがある。 Conventionally, there is known a so-called electronic key system in which a lock mechanism for a vehicle door can be locked and unlocked by remote control from a portable key device carried by a user. As a portable key device used in such an electronic key system, for example, there is one provided with a mechanical key provided so as to be rotatable and accommodating in a case.
例えば、下記特許文献1には、メカニカルキーが格納位置にあるときに、リリースボタンが押下されると、トーションスプリングからの付勢力により、メカニカルキーのロータ部材を回転させて、メカニカルキーを完全展開位置へ自動的に回転させることが可能な、いわゆるジャックナイフ型のキーユニットが開示されている。 For example, in Patent Document 1 below, when the release button is pressed while the mechanical key is in the retracted position, the rotor member of the mechanical key is rotated by the urging force from the torsion spring to completely expand the mechanical key. A so-called jackknife type key unit that can be automatically rotated to a position is disclosed.
しかしながら、上記特許文献1の技術では、トーションスプリングの両端部に回転止めを形成する必要があるため、メカニカルキーを回転させるための構造に係るコストが増加する、電子キーの組み立て容易性が低下する、等の各種問題が生じる虞がある。 However, in the technique of Patent Document 1, since it is necessary to form rotation stoppers at both ends of the torsion spring, the cost related to the structure for rotating the mechanical key increases, and the ease of assembling the electronic key decreases. , Etc. may occur.
一実施形態の携帯型キー装置は、ケースと、ケースの開口部から先端部が突出する柱状部と、ケースの裏側に当接する当接部とを有し、柱状部による押圧操作可能なリリースノブと、リリースノブを回転軸として、ケースに対して回転可能且つ収容可能に設けられたメカニカルキーと、リリースノブを裏側から軸方向に付勢するコイルスプリングと、ケースの裏側において、開口部の周縁部に沿って延在して設けられ、リリースノブの当接部が押し当てられて摺動することにより、リリースノブをメカニカルキーとともに開く方向に回転させる傾斜面とを備える。 The portable key device of one embodiment has a case, a columnar portion whose tip protrudes from an opening of the case, and a contact portion that abuts on the back side of the case, and a release knob that can be pressed by the columnar portion. A mechanical key that can rotate and accommodate the case with the release knob as the rotation axis, a coil spring that urges the release knob from the back side in the axial direction, and the peripheral edge of the opening on the back side of the case. It is provided so as to extend along the portion, and is provided with an inclined surface that rotates the release knob in the opening direction together with the mechanical key by being pressed against the contact portion of the release knob and sliding.
一実施形態によれば、回転可能且つ収容可能なメカニカルキーを備える携帯型キー装置において、メカニカルキーを回転させるための構造に係るコストが増加する、組み立て容易性が低下する、等の各種問題の発生を抑制することができる。 According to one embodiment, in a portable key device including a mechanical key that can be rotated and accommodated, various problems such as an increase in the cost related to a structure for rotating the mechanical key and a decrease in ease of assembly. The occurrence can be suppressed.
以下、図面を参照して、一実施形態について説明する。 Hereinafter, one embodiment will be described with reference to the drawings.
〔電子キー10の概要〕
図1および図2は、一実施形態に係る電子キー10の外観斜視図である。図1は、メカニカルキー120が閉じた状態(以下、「閉状態」と示す)の電子キー10を表す。図2は、メカニカルキー120が開いた状態(以下、「開状態」と示す)の電子キー10を表す。なお、以降の説明では、便宜上、図中Z軸方向(ケース100の厚さ方向)を上下方向とし、図中Y軸方向(ケース100の短手方向)を横幅方向とし、図中X軸方向(ケース100の長手方向)を前後方向とする。
[Overview of Electronic Key 10]
1 and 2 are external perspective views of the
図1に示す電子キー10は、ユーザによって携帯される携帯型キー装置であって、車両に搭載される車載機(図示省略)とともに、電子キーシステムを構成する装置である。電子キー10は、ユーザ操作に応じて、車載機と無線通信を行うことにより、車両ドアのロック機構の施錠および解錠等を遠隔操作することが可能である。
The
図1および図2に示すように、電子キー10は、ケース100と、ケース100によって回転可能に支持されたメカニカルキー120とを備えている。ケース100は、ABS樹脂,PC樹脂等の樹脂素材から形成される、概ね直方体形状を有する容器状の部品である。電子キー10は、メカニカルキー120が回転することにより、メカニカルキー120が開いた開状態と、メカニカルキー120が閉じた閉状態との間で、状態遷移することができる。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
図1に示すように、電子キー10は、閉状態において、メカニカルキー120のキープレート122が、ケース100が有する収容空間100Aの内部に収容された状態となる。そして、電子キー10は、ケース100の上面から突出して設けられたリリースノブ123が押下されることによって、メカニカルキー120が、ケース100の上下方向を軸方向とする回転中心軸AXを回転中心として、上方から見て時計回りに回転する。そして、電子キー10は、閉状態からメカニカルキー120が180°回転すると、図2に示すように、キープレート122が、ケース100の先端面から前方(図中X軸正方向)へ直線状に突出した状態、すなわち、開状態となる。
As shown in FIG. 1, in the closed state, the
例えば、電子キー10は、ユーザがキープレート122を用いて車両のキーシリンダーを機械的に回転させる際に、リリースノブ123が押下されることによって、閉状態から開状態へ遷移する。そして、電子キー10は、開状態において、キープレート122が、車両に設けられたキーシリンダーに挿し込まれることにより、当該キーシリンダーを機械的に回転させて、車両ドアのロック機構を施錠または解錠したり、車両のエンジンを始動したりすることができる。
For example, the
〔電子キー10の構成〕
図3は、一実施形態に係る電子キー10の構成を示す分解斜視図である。図3に示すように、電子キー10は、図中上方から順に、上側ケース101、メカニカルキー120、中間ケース103、および下側ケース102を備える。
[Configuration of electronic key 10]
FIG. 3 is an exploded perspective view showing the configuration of the
上側ケース101は、中間ケース103の上側を覆うカバー状の部材である。下側ケース102は、中間ケース103の下側を覆うカバー状の部材である。中間ケース103は、上側ケース101と下側ケース102との間に配置される部材である。上側ケース101、中間ケース103、および下側ケース102は、互いに組み合わされることにより、図1および図2に示すケース100を形成する。
The
上側ケース101の上面には、ノブ101a〜101cが設けられている。例えば、ノブ101aは、車両ドアのロック機構を施錠する際にユーザによって押下される。また、例えば、ノブ101bは、車両ドアのロック機構を解錠する際にユーザによって押下される。また、例えば、ノブ101cは、車両トランクのロック機構を解錠する際にユーザによって押下される。また、上側ケース101の上面における左前角部(X軸正側且つY軸正側の角部)の近傍には、円形の開口部101Aが形成されている。
Knobs 101a to 101c are provided on the upper surface of the
メカニカルキー120は、ケース100に対して回転収容可能に設けられる。メカニカルキー120は、いずれも金属製の、ロータ121、キープレート122、およびリリースノブ123を備える。
The
リリースノブ123は、概ね円柱状の部材である。リリースノブ123は、その上端部が上側ケース101の上面に形成された開口部101Aから突出するように、回転中心軸AX(図1および図2参照)上に設けられる。リリースノブ123は、回転中心軸AXを回転中心として、ロータ121とともに回転可能である。リリースノブ123は、ユーザによって押下されることにより、ロータ121の回転のロックを解除して、ロータ121を回転可能な状態とすることができる。
The
ロータ121は、ケース100が有する収容空間100B内に、回転可能に設けられる。ロータ121には、リリースノブ123が上下方向に貫通して設けられており、且つ、リリースノブ123に対する回り止めがなされている。これにより、ロータ121は、収容空間100B内において、リリースノブ123とともに回転可能となっている。ロータ121は、キープレート122の根元部分を支持している。ロータ121は、回転することにより、キープレート122を、ケース100から前方に突出した状態と、ケース100の収容空間100Aに収容された状態との間で、状態遷移させる。
The
キープレート122は、細長い板状の部品である。キープレート122は、車両に設けられたキーシリンダーに挿し込まれることにより、当該キーシリンダーを機械的に回転させるための部分である。なお、キープレート122は、ロータ121と一体的に形成されたものであってもよい。
The
中間ケース103は、各種構成部品(例えば、回路基板、電池等)を支持する。図3に示すように、中間ケース103の左前角部(X軸正側且つY軸正側の角部)には、ロータ121が回転可能に収容される収容空間100Bが形成されている。また、中間ケース103の左側部(Y軸正側の側部)には、キープレート122が収容される収容空間100Aが形成されている。
The
中間ケース103において、収容空間100Aの奥底面には、板バネ105が設けられている。板バネ105は、X軸方向に直線状に延在するレバー状の弾性部材である。板バネ105は、前端部(X軸正側の端部)が中間ケース103の収容空間100Aの奥底面に固定されている。板バネ105は、中間ケース103と一体的に形成されている。板バネ105は、後端部(X軸負側の端部)において、収容空間100A内に収容されたキープレート122を、外側方向(Y軸正方向)に付勢する。
In the
〔メカニカルキー120の構成〕
図4は、一実施形態に係るメカニカルキー120の構成を示す分解斜視図である。図5は、一実施形態に係るメカニカルキー120の構成を示す斜視断面図である。図6は、図2に示す電子キー10のA−A断面図である。
[Structure of mechanical key 120]
FIG. 4 is an exploded perspective view showing the configuration of the
図4に示すように、メカニカルキー120は、ロータ121、キープレート122、リリースノブ123、コイルスプリング124、およびスプリングホルダ125を備える。
As shown in FIG. 4, the
図4に示すように、ロータ121の回転中心には、当該ロータ121を上下方向に貫通する貫通孔121Aが形成されている。貫通孔121Aは、上方(Z軸正方向)からの平面視において概ね円形の開口形状を有する。貫通孔121Aの内周面には、一対の係合溝121Bと、一対の係合溝121Cとが形成されている。一対の係合溝121Bは、貫通孔121Aの中心(すなわち、ロータ121の回転中心)に対して点対称に設けられている。一対の係合溝121Cは、貫通孔121Aの中心(すなわち、ロータ121の回転中心)に対して点対称に設けられている。但し、貫通孔121Aの内周面において、一対の係合溝121Bと、一対の係合溝121Cとは、互いに90°異なる位置に設けられている。
As shown in FIG. 4, a through
リリースノブ123は、概ね上下方向を軸方向とする、円柱状且つ中空の部材である。リリースノブ123の下部は、ロータ121の回転中心に形成された貫通孔121A内に、上下方向にスライド可能に嵌め込まれる。これにより、リリースノブ123は、ロータ121の回転軸として機能し、ロータ121とともに回転する。リリースノブ123の上部は、上側ケース101の裏側から、上側ケース101に形成された開口部101A(図3参照)を貫通する。これにより、リリースノブ123の上部は、開口部101Aから突出して設けられ、メカニカルキー120の回転のロックを解除するための押圧操作が可能となる。
The
リリースノブ123は、柱状部123A、一対の垂直壁部123B、および、一対の突起部123Cを有する。柱状部123Aは、円柱状且つ中空の部分である。一対の垂直壁部123Bは、「当接部」の一例である。一対の垂直壁部123Bは、柱状部123Aの外周面に、柱状部123Aの中心に対して点対称に設けられている。一対の突起部123Cは、柱状部123Aの外周面の下端部に、柱状部123Aの中心に対して点対称に設けられている。柱状部123Aの外周面において、一対の突起部123Cと、一対の垂直壁部123Bとは、互いに90°異なる位置に設けられている。
The
図5および図6に示すように、リリースノブ123の一対の垂直壁部123Bは、ロータ121の貫通孔121Aの内周面に設けられた、一対の係合溝121B内に、上下方向にスライド可能に嵌め込まれる。また、リリースノブ123の一対の突起部123C(図4参照)は、ロータ121の貫通孔121Aの内周面に設けられた、一対の係合溝121C(図4参照)内に、上下方向にスライド可能に嵌め込まれる。これにより、リリースノブ123は、ロータ121に対して、上下方向にスライド可能に設けられるとともに、ロータ121に対する回り止めがなされ、ロータ121とともに回転する。
As shown in FIGS. 5 and 6, the pair of
なお、図4に示すように、一対の係合溝121Cは、ロータ121の貫通孔121Aの内周面の下端部から、上方に一定の高さ寸法を有して形成されているが、貫通孔121Aの内周面の上端部までは達していない。このため、一対の突起部123Cが、一対の係合溝121Cの上端部に当接することにより、ロータ121に対する、リリースノブ123の上方へのさらなる移動は係止される。これにより、リリースノブ123は、ロータ121から上方へ抜け落ちないようになっている。
As shown in FIG. 4, the pair of engaging
コイルスプリング124は、リリースノブ123とスプリングホルダ125との間に、上下方向に弾性変形可能に設けられる。図5に示すように、コイルスプリング124の上部は、リリースノブ123の内部空間123D内に収容される。コイルスプリング124の上端は、内部空間123Dの天井面に当接する。コイルスプリング124の下部は、スプリングホルダ125によって支持される。コイルスプリング124は、自身のバネ力により、リリースノブ123を上方へ付勢する。
The
スプリングホルダ125は、上部が開口した容器状の部材である。スプリングホルダ125は、コイルスプリング124の下部を支持する。スプリングホルダ125は、中間ケース103における収容空間100Bの底部に形成された、当該スプリングホルダ125の外形状と同形状を有する開口103A(図3および図6参照)内に嵌め込まれる。これにより、スプリングホルダ125は、収容空間100Bの底部に固定される。
The
図4および図5に示す構成により、メカニカルキー120は、リリースノブ123がロータ121に対して上下方向にスライド可能であり、リリースノブ123がコイルスプリング124によって上方に付勢されており、且つ、リリースノブ123がロータ121とともに回転可能となっている。
According to the configurations shown in FIGS. 4 and 5, the
(上側ケース101の周壁部104の構成)
図7は、一実施形態に係る上側ケース101の裏側を表す外観斜視図である。図8は、一実施形態に係る上側ケース101の底面図である。図9は、図8に示す上側ケース101のB−B断面図である。
(Structure of
FIG. 7 is an external perspective view showing the back side of the
図7〜図9に示すように、上側ケース101の裏側(Z軸負側)には、円形の開口部101Aを取り囲み、且つ、下方(Z軸負方向)に突出した、概ね円筒形状の周壁部104が形成されている。
As shown in FIGS. 7 to 9, on the back side (Z-axis negative side) of the
図7および図8に示すように、周壁部104には、下端部から上方に向って切り欠かれた、一対の係合溝104Cが形成されている。一対の係合溝104Cは、リリースノブ123の一対の垂直壁部123Bを嵌め込み可能な幅を有する。これにより、周壁部104は、図7および図8に示すように、一対の係合溝104Cを境界として、いずれも開口部101Aの周縁部に沿って延在する、第1の周壁部104Aと、第2の周壁部104Bとを、点対称に有するものとなっている。
As shown in FIGS. 7 and 8, the
図7〜図9に示すように、第1の周壁部104Aの下面104Aa、および、第2の周壁部104Bの下面104Baは、いずれも、上方からの平面視における時計回り方向(すなわち、メカニカルキー120が開く方向)に進むにつれて、徐々に高さ位置が高くなる傾斜面となっている。
As shown in FIGS. 7 to 9, the lower surface 104Aa of the first
(リリースノブ123の回転原理)
図10は、一実施形態に係る上側ケース101の裏側の一部拡大斜視図である。図10では、上側ケース101とともに、リリースノブ123およびコイルスプリング124が示されている。図10に示すように、上側ケース101の裏側に設けられている、第1の周壁部104Aの下面104Aa、および、第2の周壁部104Bの下面104Baには、リリースノブ123の一対の垂直壁部123Bの上面が当接する。一対の垂直壁部123Bは、リリースノブ123の裏側(Z軸負側)に設けられたコイルスプリング124からの付勢力により、上方(Z軸正方向)に付勢されている(図中矢印D1)。これにより、一対の垂直壁部123Bは、下面104Aa,104Baに押し当てられる。下面104Aa,104Baは、いずれも、開口部101Aの周縁部に沿って延在する傾斜面である。このため、一対の垂直壁部123Bは、下面104Aa,104Baに沿って摺動する(図中矢印D2)。その結果、リリースノブ123は、上方からの平面視において時計回り(すなわち、メカニカルキー120が開く方向)に回転する。なお、本実施形態では、一対の垂直壁部123Bの各々の上面は平面であるが、例えば、一対の垂直壁部123Bの各々の上面を湾曲面としてもよい。これにより、一対の垂直壁部123Bと下面104Aa,104Baとの接触面積を少なくして、一対の垂直壁部123Bの摺動抵抗を低くすることができる。
(Rotation principle of release knob 123)
FIG. 10 is a partially enlarged perspective view of the back side of the
図11〜図13は、一実施形態に係る電子キー10の動作を説明するための図である。図11は、電子キー10の閉状態を表す斜視断面図である。図11に示すように、電子キー10の閉状態において、メカニカルキー120は、キープレート122が、下側ケース102に設けられた収容空間100A内に収容された状態となる。また、図11に示す電子キー10の閉状態において、リリースノブ123の一対の垂直壁部123Bが、上側ケース101の周壁部104に形成された一対の係合溝104C(図7,図8,図10参照)に係合することによって、メカニカルキー120の回転がロックされる。
11 to 13 are diagrams for explaining the operation of the electronic key 10 according to the embodiment. FIG. 11 is a perspective sectional view showing a closed state of the
また、図11に示す電子キー10の閉状態において、収容空間100A内に収容されたキープレート122は、当該収容空間100Aの奥底面に設けられた板バネ105により、外側方向(Y軸正方向、図中矢印D3方向)に付勢されている。これにより、一実施形態に係る電子キー10は、メカニカルキー120の回転系におけるガタが抑制され、当該ガタによる不快な音の発生を抑制することができる。
Further, in the closed state of the electronic key 10 shown in FIG. 11, the
また、一実施形態に係る電子キー10は、当該電子キー10を落下させてしまった場合であっても、メカニカルキー120を介して中間ケース103(収容空間100Aの奥底面)に加わる衝撃を、板バネ105によって吸収することができる。したがって、一実施形態に係る電子キー10は、当該電子キー10の落下による、中間ケース103、および、中間ケース103によって保持された電子部品等の破損を抑制することができる。
Further, the electronic key 10 according to one embodiment receives an impact applied to the intermediate case 103 (the inner bottom surface of the
また、一実施形態に係る電子キー10において、板バネ105は、中間ケース103と一体的に形成される。これにより、一実施形態に係る電子キー10は、部品点数を増加させたり、組み立て作業工程を増加させたりすることなく、板バネ105を、収容空間100A内に容易に設置することができる。
Further, in the electronic key 10 according to the embodiment, the
図12は、電子キー10の閉状態からリリースノブ123が押圧された直後の状態を表す斜視断面図である。電子キー10は、閉状態からリリースノブ123が下方へ押下されると、リリースノブ123がコイルスプリング124を押縮めながら下方へ移動する。そして、リリースノブ123の一対の垂直壁部123Bが、上側ケース101の周壁部104に形成された一対の係合溝104Cから下方(Z軸負方向)へ抜け出すと、一対の垂直壁部123Bと一対の係合溝104Cとの係合が解消され、メカニカルキー120の回転のロックが解除される。
FIG. 12 is a perspective sectional view showing a state immediately after the
これにより、図12に示すように、メカニカルキー120は、板バネ105からの付勢力によってキープレート122が外側(Y軸正方向)に押し出されることにより(図中矢印D4)、開く方向に回転を開始する(図中矢印D5)。同時に、リリースノブ123の一対の垂直壁部123Bは、図10に示すように、上側ケース101の裏側に設けられている、第1の周壁部104Aの下面104Aa、および、第2の周壁部104Bの下面104Baに乗り上げる。
As a result, as shown in FIG. 12, the
続いて、ユーザによるリリースノブ123の押圧が解消されると、メカニカルキー120は、図10を参照して説明したように、コイルスプリング124からの上方(Z軸正方向)への付勢力によって、リリースノブ123の一対の垂直壁部123Bが、上側ケース101の裏側に設けられている、第1の周壁部104Aの下面104Aa、および、第2の周壁部104Bの下面104Baを摺動することにより、リリースノブ123を回転軸として、開く方向にさらに回転する。
Subsequently, when the pressing of the
図13は、電子キー10の開状態を表す斜視断面図である。そして、メカニカルキー120は、キープレート122が収容空間100A内に収容された状態から180°回転すると、リリースノブ123の一対の垂直壁部123Bが、上側ケース101の周壁部104に形成された一対の係合溝104C(図7,図8,図10参照)に再び係合することによって、メカニカルキー120の回転が停止し、且つ、メカニカルキー120の回転が再びロックされる。これにより、電子キー10は、図13に示す開状態となる。図13に示す電子キー10の開状態において、メカニカルキー120は、キープレート122が、ケース100の先端面から前方(図中X軸正方向)へ突出した状態、すなわち、開いた状態となる。
FIG. 13 is a perspective sectional view showing an open state of the
電子キー10は、図13に示す開状態から、ユーザによってリリースノブ123が押下され、且つ、ユーザからキープレート122に対して閉じる方向への付勢力が加えられると、メカニカルキー120が、リリースノブ123を回転軸として、閉じる方向へ(上方からの平面視において反時計回りに)回転する。そして、メカニカルキー120は、図13に示す開いた状態から閉じる方向へ180°回転すると、キープレート122が収容空間100A内に収容された状態、すなわち、図11に示す閉じた状態となる。
When the
以上説明したように、一実施形態に係る電子キー10は、ケース100と、ケース100の開口部101Aから先端部が突出する柱状部123Aと、ケース100の裏側に当接する垂直壁部123B(当接部)とを有し、柱状部123Aによる押圧操作可能なリリースノブ123と、リリースノブ123を回転軸として、ケース100に対して回転可能且つ収容可能に設けられたメカニカルキー120と、リリースノブ123を裏側から軸方向に付勢するコイルスプリング124と、ケース100の裏側において、開口部101Aの周縁部に沿って延在して設けられ、リリースノブ123の垂直壁部123Bが押し当てられて摺動することにより、リリースノブ123をメカニカルキー120とともに開く方向に回転させる下面104Aa,104Ba(傾斜面)とを備える。
As described above, the electronic key 10 according to the embodiment includes a
これにより、一実施形態に係る電子キー10は、トーションスプリングよりも簡単な構造のコイルスプリング124のばね力により、メカニカルキー120を回転させることができる。コイルスプリング124は、両端部に回転止めを有しないため、トーションスプリングよりも低コストである。また、コイルスプリング124は、両端部に回転止めを有しないため、ケース100に組み込む際に回転方向の向きを考慮する必要がなく、よって、組み立て容易性を高めることができる。また、コイルスプリング124は、両端部に回転止めを有しないため、径方向のサイズ増加を抑制することができ、よって、電子キー10の小型化を実現することができる。このため、一実施形態に係る電子キー10によれば、メカニカルキー120を回転させるための構造に係るコストが増加する、組み立て容易性が低下する、等の各種問題の発生を抑制することができる。
As a result, the electronic key 10 according to the embodiment can rotate the
なお、一実施形態に係る電子キー10は、コイルスプリング124からの上方への付勢力を利用して、リリースノブ123の垂直壁部123Bを下面104Aa,104Ba(傾斜面)に押し当てることによって、メカニカルキー120の回転力を生じさせているため、トーションスプリングによってメカニカルキーを回転させる構成と比較して、メカニカルキー120の回転速度を緩やかなものとすることができる。これにより、一実施形態に係る電子キー10は、例えば、メカニカルキー120の開動作時における、ロータ121によるケース100に対する衝撃や当接音を抑制することができる。
The electronic key 10 according to the embodiment uses the upward urging force from the
また、一実施形態に係る電子キー10は、コイルスプリング124のバネ力を変更することなく、下面104Aa,104Ba(傾斜面)の傾斜角度を調整することによって、メカニカルキー120の回転速度を調整することができる。
Further, the electronic key 10 according to one embodiment adjusts the rotation speed of the
また、一実施形態に係る電子キー10は、下面104Aa,104Ba(傾斜面)の傾斜角度を段階的に変化させることによって、メカニカルキー120の回転速度を調整することができる。例えば、下面104Aa,104Baにおいて、メカニカルキー120の開状態となる直前の傾斜角度を緩くすることにより、メカニカルキー120の回転速度を、部分的に緩めるようにしてもよい。これにより、一実施形態に係る電子キー10は、例えば、メカニカルキー120の開動作時における、ロータ121によるケース100に対する衝撃や当接音をさらに抑制することができる。
Further, in the electronic key 10 according to one embodiment, the rotation speed of the
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。 Although one embodiment of the present invention has been described in detail above, the present invention is not limited to these embodiments, and various modifications or modifications are made within the scope of the gist of the present invention described in the claims. It can be changed.
10 電子キー(携帯型キー装置)
100 ケース
100A 収容空間
100B 収容空間
101 上側ケース
101A 開口部
102 下側ケース
103 中間ケース
104 周壁部
104A 第1の周壁部
104Aa 下面(傾斜面)
104B 第2の周壁部
104Ba 下面(傾斜面)
104C 係合溝
105 板バネ
120 メカニカルキー
121 ロータ
122 キープレート
123 リリースノブ
123A 柱状部
123B 垂直壁部(当接部)
123C 突起部
123D 内部空間
124 コイルスプリング
125 スプリングホルダ
AX 回転中心軸
10 Electronic key (portable key device)
100
104B Second peripheral wall 104Ba Lower surface (inclined surface)
123C Protrusion
Claims (4)
前記ケースの開口部から先端部が突出する柱状部と、前記ケースの裏側に当接する当接部とを有し、前記柱状部による押圧操作可能なリリースノブと、
前記リリースノブを回転軸として、前記ケースに対して回転可能且つ収容可能に設けられたメカニカルキーと、
前記リリースノブを裏側から軸方向に付勢するコイルスプリングと、
前記ケースの裏側において、前記開口部の周縁部に沿って延在して設けられ、前記リリースノブの前記当接部が押し当てられて摺動することにより、前記リリースノブを前記メカニカルキーとともに開く方向に回転させる傾斜面と
を備えることを特徴とする携帯型キー装置。 With the case
A release knob having a columnar portion whose tip protrudes from the opening of the case and a contact portion that abuts on the back side of the case, and which can be pressed by the columnar portion.
A mechanical key provided so as to be rotatable and accommodating with respect to the case with the release knob as a rotation axis.
A coil spring that urges the release knob from the back side in the axial direction,
On the back side of the case, the release knob is opened along with the mechanical key by being provided so as to extend along the peripheral edge of the opening and the abutting portion of the release knob is pressed against and slides. A portable key device characterized by having an inclined surface that rotates in a direction.
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯型キー装置。 The portable according to claim 1, further comprising a leaf spring for urging the mechanical key housed in the case in the accommodation space in which the mechanical key is housed in a direction of opening the mechanical key. Type key device.
ことを特徴とする請求項2に記載の携帯型キー装置。 The portable key device according to claim 2, wherein the leaf spring is integrally formed with the case.
前記メカニカルキーが開いた状態と閉じた状態との各々において、前記当接部が前記係合溝に係合することにより、前記リリースノブおよび前記メカニカルキーの回転がロックされる
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯型キー装置。 On the back side of the case, an engaging groove formed on the path of the inclined surface is further provided.
The rotation of the release knob and the mechanical key is locked by engaging the contact portion with the engaging groove in each of the open state and the closed state of the mechanical key. The portable key device according to any one of claims 1 to 3.
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