JP2021023815A - バイオセンサ用挿入装置とその挿入方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】バイオセンサの挿入と引き抜きの作業において、ピアシング部材がホストに斜めに挿入されると、引き抜きの際にも斜めになり、ホストの不快感を引き起こす欠点を解決する。【解決手段】挿入装置は、上ケーシング10と下ケーシング20と挿入モジュール30とを有する。該下ケーシング20が該上ケーシング10に接続されると、該前記下ケーシングの当接部228が該上ケーシング10のケーシング係合構造124の移動を制限することにより、前記上ケーシング10は下へ移動することができなくなり、該挿入装置の予期しない挿入オペレーションを防止することができる。【選択図】図1

Description

本発明は挿入装置とその挿入方法に関し、特に、バイオセンサ用挿入装置とその挿入方法に関する。
米国特許第10413183号に開示された従来の挿入装置は、バイオセンサをホストに挿入するもので、プランジャーとセンサアセンブリが設置されたピアシング部材とを備えている。
該ピアシング部材は、該プランジャーの押圧によりホストに挿入され、プランジャーがリリースされることによりホストから引き抜かれる。この挿入と引き抜きの作業において、ピアシング部材がホストに斜めに挿入されると、引き抜きの際にも斜めになり、ホストの不快感を引き起こす可能性がある。
従って、本開示は該従来技術の少なくとも1つの欠点を解決する挿入装置の提供を目的とする。
本開示によれば、該挿入装置は上ケーシングと下ケーシングと挿入モジュールとを有する。該上ケーシングはその下部にケーシング係合構造を有する。該下ケーシングは分離可能に上ケーシングに接続される。該下ケーシングは内周面に上ケーシングのケーシング係合構造の外側に当接する当接部を有する。該挿入モジュールは該上ケーシング内に配置され、該上ケーシングと移動関係を形成し、且つ、本体アセンブリを有する。該本体アセンブリは該上ケーシングのケーシング係合構造の内側に当接する本体係合構造を有する。該下ケーシングが該上ケーシングに接続されている際、該下ケーシングの当接部が該上ケーシングのケーシング係合構造の移動を制限することにより、該上ケーシングは下へ移動することができなくなり、挿入装置の予期しない挿入オペレーションを防止する。
本発明の他の特徴および利点は、添付の図面を参照する以下の実施形態の詳細な説明において明白になるであろう。
本発明の挿入装置の第1の実施形態の分解斜視図。 本発明の挿入装置の第1の実施形態のもう1つの分解斜視図。 本発明の挿入装置の第1の実施形態の断面図であり、コンテナのセンサがインプラントされる状態が示される。 図3におけるIV-IV線における断面図。 第1の実施形態におけるベースから取り除かれた下ケーシングが示される断面図。 図5におけるV-V線における断面図。 第1の実施形態の上ケーシングが押圧される様子が示される断面図。 図7におけるVIII-VIII線における断面図。 第1の実施形態の挿入シートがホストへ移動される様子が示される断面図。 図9におけるX-X線における断面図。 第1の実施形態の引き抜きシートがホストから引き離される様子が示される断面図。 図11におけるXII-XII線における断面図。 第1の実施形態の補助挿入シートがセンサアセンブリから分離される様子が示される断面図。 図13におけるXIV-XIV線における断面図。 下ケーシングが上ケーシングと再接続する様子が示される断面図。 図15におけるXVI-XVI線における断面図。 該挿入装置の変更例の斜視図。 図17の変更例の断面図であり、インプラントが用意された段階が示されている。 図18におけるXIX-XIX線における断面図。 該変更例のもう1つの断面図であり、インプラント中の様子が示されている。 図20におけるXXI-XXI線における断面図。 本発明の挿入装置の第2の実施形態が示される概略図。 第2の実施形態におけるベースから取り除かれた下ケーシングが示される概略図。 挿入モジュールの作動が示される概略図。 下ケーシングがベースをカバーする様子が示される概略図。 下ケーシングがベースをカバーしていない時に引き剥がし部材を介してリリース層を引き剥がす様子が示される概略図。 本発明の挿入装置の挿入オペレーションのフローチャートである。 ベースに取り付けられたセンサアセンブリが示される断面図。 補助挿入シートに接続されたセンサアセンブリが示される一部断面図。 該挿入装置のもう1つの分解斜視図。 本発明の挿入装置の第3の実施形態の断面図。 第3の実施形態の一部拡大断面図。 本発明の挿入装置の第4の実施形態の断面図。
本発明をより詳細に説明する前に、適切と考えられる場合において、符号又は符号の末端部は、同様の特性を有し得る対応の又は類似の要素を示すために各図面間で繰り返し用いられることに留意されたい。
図1〜4に示されているように、本開示の挿入装置の第1の実施形態はセンサをホストに挿入するためのものである。該挿入装置は容器(例えば乾燥容器)の形をとることができるが、これに制限されない。該挿入装置は上ケーシング10と挿入モジュール30とを有する。
上ケーシング10は収容空間14(図4参照)と、一対のケーシング係合構造124(図4参照)とを有する。
挿入モジュール30は収容空間14内に配置され、本体アセンブリ300と、挿入シート33と、第1の弾性部材34と、引き抜きシート35と、第2の弾性部材37と、ベース50と、センサアセンブリ70と、を有する。
特に、図3と図4に示されているように、本体アセンブリ300は、上部302と、上部302と共に両者の間に変位空間301を画成する下部303と、を有する。本体アセンブリ300の下部303は、上ケーシング10のケーシング係合構造124の内側に当接する一対の本体係合構造315を有し、上ケーシング10が下へ押圧される際、該一対の本体係合構造315は上ケーシング10の各ケーシング係合構造124とそれぞれ係合する。
挿入シート33は本体アセンブリ300の上部302内に取り外し可能に配置され、変位空間301内において所定の軸線(L)に沿って上部302と下部303との間で移動することができる。
上ケーシング10は一対の作動部123(図4参照)を有する。本体アセンブリ300の下部303は、一対の阻止部317(図4参照)を有する。挿入シート33は本体アセンブリ300の下部303の各阻止部317にそれぞれ対応して分離可能に当接する一対のバックル部335(図4参照)を有し、これにより挿入シート33を本体アセンブリ300に相対的に位置決められ、また、上ケーシング10の作動部123により押されるバックル部335は本体アセンブリ300の下部303の各阻止部317から分離される。挿入シート33の各バックル部335はそれぞれ分離可能に本体アセンブリ300の下部303の各阻止部317に当接して挿入制限構造(A)(図4参照)を形成する。
挿入シート33は更に制限溝330(図4参照)を少なくとも1つ有する。本体アセンブリ300の上部302は制限部材323(図4参照)を少なくとも1つ有し、該制限部材323は取り外し可能に挿入シート33の制限溝330と係合する。挿入シート33は更に引き抜き位置決め部334を少なくとも1つ有し、引き抜き位置決め部334は分離可能に本体アセンブリ300の上部302の制限部材323に当接する。
第1の弾性部材34は、挿入シート33と本体アセンブリ300の上部302とにそれぞれ当接する2つの反対端を有する。この実施形態において、第1の弾性部材34は予め圧縮されたスプリングとして構成することができる。
引き抜きシート35には挿入ニードル36が取り付けられ、且つ、取り外し可能に挿入シート33に対して位置決めされている。特に、挿入シート33の引き抜き位置決め部334は、本体アセンブリ300の上部302の制限部材323により取り外し可能に制限されることにより、引き抜きシート35を挿入シート33に相対的に位置決めすることができる引き抜き制限構造(B)(図4参照)を形成する。
第2の弾性部材37は、挿入シート33と引き抜きシート35とにそれぞれ当接する2つの反対端を有する。この実施形態において、第2の弾性部材37は予め圧縮されたスプリングとして構成することができる。
ベース50は分離可能に本体アセンブリ300の下部303に相対的に位置決められ、且つ、ベースシート51と、ベースシート51に固定的に接続されている接着パッド52とを有する。1つの実施形態において、ベース50は接着パッド52に分離可能に接着されるリリース層55(図31及び図33参照)を更に有することができる。
挿入モジュール30は挿入ニードル36に分離可能に取り付けられる補助挿入シート38を更に有する。センサアセンブリ70は分離可能に補助挿入シート38に取り付けられる。補助挿入シート38はベース部381と、互いに角度的に離れながらそれぞれベース部381から径方向外側へ延伸する3つのウィング部382と、ベース部381の底面から突起する複数のカップリング部383(図3参照)と、を有する。各ウィング部382はそれぞれ複数のノッチ384を有し、これによりウィング部382は補助挿入シート38の径方向にフレキシブルになる。
図3と図4に示されるように、挿入装置の第1の実施形態が組み立てられると、本体アセンブリ300の上部302と下部303は互いに接続され、上ケーシング10のトップ部と本体アセンブリ300の上部302のトップ部は距離(D)を置いて互いに離れており(図3参照)、挿入シート33のバックル部335はそれぞれ本体アセンブリ300の下部303の阻止部317に当接して挿入シート33を挿入前位置に配置させ、第1の弾性部材34は挿入シート33と本体アセンブリ300の上部302との間で予め圧縮されて復元力を生成し、第2の弾性部材37は引き抜きシート35と挿入シート33との間で予め圧縮されて復元力を生成し、引き抜きシート35は挿入前位置に位置し、補助挿入シート38のカップリング部383はセンシングシート71のカップリング部711内に嵌め込まれるためセンシングシート71と補助挿入シート38とは互いに接続され、補助挿入シート38は挿入ニードル36のニードルシート361に接続されるため挿入ニードル36は本体アセンブリ300の下部303内に保持されると共にベース50により遮蔽され、そしてベース50は本体アセンブリ300の下部303に相対的に位置決めされる。
第1の実施形態により実行される(センサ72をホストに挿入するための)挿入オペレーションは以下のように示される。
図5、図6に示されるように、接着パッド52はホストの皮膚表面に接着される。図7、図8に示されるように、上ケーシング10が押されていない時、挿入シート33のバックル部335と本体アセンブリ300の下部303の阻止部317との間に形成される挿入制限構造(A)が挿入シート33を挿入前位置に維持する。上ケーシング10が皮膚表面に向かって押されると、挿入シート33の各バックル部335がそれぞれ上ケーシング10の各作動部123に押されて内側へ変形し、且つ、それぞれ本体アセンブリ300の下部303の阻止部317から離れるため挿入制限構造(A)は崩れる。これと同時に、本体アセンブリ300の本体係合構造315はそれぞれ上ケーシング10のケーシング係合構造124に係合するため、上ケーシング10は本体アセンブリ300に相対的に位置決めされる。使用者によりカバーボディ12が押されると、アクチュエーティング部123(即ち作動部123)は本体31の下で止められるので、カバーボディ12は上方へ移動することができず、そして使用者は振動やノイズを感じない。
図9、図10に示されるように、挿入制限構造(A)が崩れると、第1の弾性部材34の復元力が解放されて挿入シート33を挿入位置に移動して自動挿入を実行させることにより、センサアセンブリ70が挿入シート33により挿入後位置に移動され、センサ72の一部分が皮膚表面の下に挿入され、そしてセンシングシート71がベース50のマウンティング部500の上に位置決めされる。センサ72が皮膚表面の下に挿入された後、本体アセンブリ300の上部302の制限部材323は制限溝330及び挿入シート33の引き抜き位置決め部334から離れるため、引き抜き位置決め部334は外側へ変形することができるようになり引き抜き制限構造(B)が崩れる。これにより第2の弾性部材37の復元力が解放され、引き抜きシート35を駆動して引き抜き方向(R)に移動させて挿入シート33の引き抜き位置決め部334を皮膚表面から離れさせるので、挿入ニードル36は補助挿入シート38から離れて挿入シート33内に引き抜かれてニードル362をそこに隠して自動引き抜きを実行させる(図11と図12参照)。これと同時に、補助挿入シート38のカップリング部383がセンシングシート71のカップリング部711内にはめ込まれたままなので、補助挿入シート38はセンサアセンブリ70のセンシングシート71に接続されている。
それから、上ケーシング10及び挿入モジュール30はベース50及びホストの皮膚表面から分離される(補助挿入シート38がセンサアセンブリ70のセンシングシート71から分離される)ので、該自動挿入及び自動引き抜きオペレーションを含む挿入装置の第1の実施形態の挿入オペレーションが完了する。
このように、本発明の挿入装置の第1の実施形態は、ワンタッチ操作により操作される。上ケーシング10が押されると、圧縮される第1の弾性部材34に駆動される挿入シート33は皮膚表面へ移動して自動挿入オペレーションを実行し、そして挿入シート33と本体アセンブリ300の上部302との間の制限構造(即ち制限溝330と制限部材323)を分離させる。自動挿入オペレーションが完了すると、上ケーシング10はリバウンドせずに本体アセンブリ300に相対的に位置決めされ、挿入シート33と上部302との間の制限構造は互いに分離されることにより、予め圧縮される第2の弾性部材37により駆動される引き抜きシート35は自動引き抜きオペレーションを実行する。この実施形態において、自動挿入オペレーションと自動引き抜きオペレーションを実行する所要時間は100ミリ秒以下である。言い換えると、第1の実施形態の挿入オペレーションの期間中に、挿入ニードル36がホストに挿入される期間は100ミリ秒以下である。他の実施形態では、この期間は50ミリ秒以下、8ミリ秒以下、6ミリ秒以下、4ミリ秒以下、もしくは2ミリ秒以下であることも可能である。
戻って図1〜図4に示されているように、本発明の挿入装置の第1の実施形態の1つの変更例は、センサをホストに挿入するためのものである。該変更例は容器(例えば乾燥容器)の形をとることができるが、これに制限されない。
この挿入装置の変更例は、上ケーシング10と、下ケーシング20と、挿入モジュール30と、ベース50と、乾燥剤60と、を有する。
上ケーシング10は外シェル11と、外シェル11内に配置されるカバーボディ12と、を有する。カバーボディ12はその下部に少なくとも1つのケーシング係合構造124を有する。該外ケーシング11は環状突起部115と上位置決め部116とを有する。
下ケーシング20は分離可能及び気密に上ケーシング10に接続されることによりそれらの間に気密空間200(図4参照)を画成する。乾燥剤60は気密空間200内に配置される。
この変更例において、上ケーシング10と下ケーシング20とは互いにハード干渉により接続されるが、これに限らない。下ケーシング20はトップエッジ233を有する。下ケーシング20のトップエッジ233は、上ケーシング10の上位置決め部116と位置及び形状が対応する下位置決め部227を有する。下ケーシング20は、その内周面に、上ケーシング10のケーシング係合構造124の外側に当接する少なくとも1つの当接部228と、上ケーシング10の環状突起部115を係合させて上ケーシング10と下ケーシング20とを接続させる環状溝224と、を更に有する。
この変更例において、該挿入装置は更に上ケーシング10の環状突起部115と下ケーシング20の環状溝224との間に介在する密封リング13(図3及び図4参照)を更に有することができ、これにより上ケーシング10と下ケーシング20との間に画成される気密空間200の気密性を強化することができる。
挿入モジュール30は上ケーシング10内に配置されて該上ケーシング10により動かされることができる。該挿入モジュール30は本体アセンブリ300を有する。該本体アセンブリ300は本体31と、本体31に接続されるメインカバー32と、を有し、該メインカバー32と該本体31は共に両者の間に変位空間301を画成する。該本体アセンブリ300は更に上ケーシング10のケーシング係合構造124の内側に当接する少なくとも1つの本体係合構造315を有する。上ケーシング10が押圧される際、該本体係合構造315は上ケーシング10のケーシング係合構造124に係合する。
この変更例において、本体アセンブリ300の本体係合構造315は本体アセンブリ300の本体31に配置され、そして該本体係合構造315は上ケーシング10のカバーボディ12のケーシング係合構造124の内側に当接する。下ケーシング20が上ケーシング10と係合すると、下ケーシング20の当接部228は上ケーシング10のカバーボディ12のケーシング係合構造124の移動を制限し、これにより上ケーシング10は下方へ移動することができず、予期しない外力によって挿入装置の挿入オペレーションが予期せずに実行されることを防止することができる。
該挿入モジュール30は、変位空間301内に配置される挿入シート33と、挿入シート33とメインカバー32とにそれぞれ当接する2つの反対端を有し、挿入シート33を挿入方向(F)に沿って移動するための第1の弾性部材34と、挿入シート33内に配置される引き抜きシート35と、引き抜きシート35に接続される挿入ニードル36と、挿入シート33と引き抜きシート35にそれぞれ当接する2つの反対端を有し、引き抜きシート35を挿入方向(F)に反対する引き抜き方向(R)に沿って移動するための第2の弾性部材37と、分離可能に挿入ニードル36に接続される補助挿入シート38と、分離可能に補助挿入シート38に接続されるセンサアセンブリ70と、を更に有する。センサアセンブリ70はセンシングシート71と、センシングシート71に設置されると共に分離可能に挿入ニードル36に接続されるセンサ72と、を有する。
この変更例において、第1の弾性部材34と第2の弾性部材37は予め圧縮されたスプリングとして構成することができる。
上ケーシング10のカバーボディ12はその内周面に一対の作動部123を有する。該挿入シート33は一対のバックル部335(図4参照)を有し、該一対のバックル部335は本体31の2つの阻止部317とそれぞれ分離可能に当接し、且つ、カバーボディ12の作動部123によりそれぞれ押されることにより、本体31の各阻止部317から分離されることができる。挿入シート33のバックル部335は本体31の各阻止部317にそれぞれ分離可能に当接して挿入シート33と本体31との間の挿入制限構造(A)を形成する。
挿入シート33は更に少なくとも1つの制限溝330を有する。メインカバー32は、取り外し可能に挿入シート33の制限溝330と係合する少なくとも1つの制限部材323を有する。挿入シート33は、メインカバー32の制限部材323に分離可能に当接して引き抜きシート35の動きを制限する少なくとも1つの引き抜き位置決め部334を更に有する。挿入シート33の引き抜き位置決め部334がメインカバー32の制限部材323に制限されることにより、引き抜きシート35と挿入シート33と本体アセンブリ300のメインカバー32との間に引き抜き制限構造(B)を形成する。
この実施形態において,センサアセンブリ70は分離可能にベース50に取り付けられ、且つ、センシングシート71と、センシングシート71に取り付けられると共に、分離可能に挿入ニードル36に接続されるセンサ72と、を有する。センシングシート71はカップリング部711(図3参照)を有する。
ベース50は本体アセンブリ300の本体32に対応して分離可能に位置決めされ、補助挿入シート38から分離されたセンサアセンブリ70がそこに取り付けられることを許容する。ベース50はベースシート51と、ベースシート51に固定されるように接続された接着パッド52と、2つのベースフック構造54(図3参照)と、を有する。1つの実施形態において、ベース50は接着パッド52に分離可能に接着されるリリース層55(図31と図33参照)を更に有する。ベース50はセンサアセンブリ70が分離可能にそこに取り付けられるマウンティング部500(図4参照)を更に有する。この変更例において、ベース50のマウンティング部500は、センサアセンブリ70がそこに押し込まれることを許容する窪み501を含み、窪み501内に配置される接着層502(例えば、両面テープ)(図31参照)をあるいは含んでもよく、またはセンサアセンブリ70と係合するための少なくとも1つの弾性フック503(図32参照)を含んでもよい。
この変更例において、挿入装置は更に一対の固定部材40を有する。固定部材40は本体アセンブリ300の本体31のスライド溝310(図2参照)に取り付けられる。各固定部材40は、下ケーシング20が有する2つの停止部226(図3参照)における対応の1つにそれぞれ位置的に対応する押圧部41と、押圧部41の反対側にあるサポート部42と、押圧部41とサポート部42との間に配置される固定フック構造43と、押圧部41とサポート部42との間に配置されて傾斜するカム面441を有するカム部44と、を有する。
各固定部材40の押圧部41はそれぞれ下ケーシング20の停止部226の1つにより制限されるので、各固定部材40は本体31に対して位置決めされる。センサアセンブリ70のセンシングシート71は各固定部材40のサポート部42により支持されるので、本体31に対して位置決めされる。各固定部材40の固定フック構造43はそれぞれベース50の各ベースフック構造54と係合する。
図3、図4に示されるように、下ケーシング20が上ケーシング10から分離される前では、各固定部材40は下ケーシング20と上ケーシング10のカバーボディ12とに干渉することにより、固定部材40が上ケーシング10の下方への移動を阻止し、挿入装置の予期しない挿入オペレーションを阻止することができる。
センサアセンブリ70が固定部材40により支持される下端があることと、固定部材40がベース50と係合することにより、ベース50は挿入装置内に制限される。下ケーシング20が上ケーシング10から分離される(もしくは1つの変更例においてベース50が上ケーシング10に接続されたままでむき出しにされる)と、上ケーシング10は押圧されることが可能になり、これによりカバーボディ12が下方へ移動して固定部材40を横方向に外側に押し動かして固定部材40とセンサアセンブリ70とベース50との間の制限構造を崩す。これにより、挿入モジュール30の第1の弾性部材34はその復元力が解放されて挿入ニードル36とセンサアセンブリ70のセンサ72をホストの皮膚表面の下に挿入できるようになり、そして挿入モジュール30の第2の弾性部材37はその復元力が解放されて挿入ニードル36を引き抜いて自動挿入と自動引き抜きオペレーションを完了する。
図3、図4、及び図22〜図26(図22〜図26は概略図)に示されるように、本発明の挿入装置の第2の実施形態もしくは第1の実施形態の変更例は、センサをホストに挿入するためのものである。外シェル11と下ケーシング20(もしくは上ケーシング20と下ケーシング20)は互いに気密に接続されており、従って挿入装置の内部空間は気密である。乾燥剤60は挿入装置の内部空間の任意の適切な場所に配置されることができる。他の変更例において、挿入モジュール30のどの部材も乾燥剤を含む材料により射出成形技術(図22、23に示される)で作成することができる。更に他の変更例において、外シェル11の内表面に乾燥剤層62(図25、26参照)が提供され、もしくはセンサアセンブリ70が乾燥剤60(図示せず)を有することにより、挿入装置の内部空間の乾燥を維持してセンサアセンブリ70が湿ることを防止する。
図25と図26に示されるように、ベース50は下ケーシング20のベースプレート21に固定されるように取り付けられる引き剥がし部材23を更に有する。該引き剥がし部材23は接着パッド52に分離可能に接着されるリリース層55(図31と図33参照)に接続される。下ケーシング20が上ケーシング10から分離する(もしくはベース50が上ケーシング10に接続されたままでむき出しにされる)と、引き剥がし部材23はそれと同時にリリース層55を接着パッド52から分離させる。リリース層55は挿入装置が挿入オペレーションを実行するまで接着パッド52から分離されないので、挿入オペレーションの前の接着パッド52が劣化するのを防止することができる。この実施形態において、下ケーシング20はカップ状である。他の実施形態において、下ケーシング20はアルミ箔(図示しない)の形をとることも可能である。
図3と図4に示されるように、挿入モジュール30の部品が組み立てられると、外シェル11は挿入モジュール30に外挿される。この際、センサアセンブリ70は補助挿入シート38(図29参照)を介して挿入モジュール30に取り付けられ、下ケーシング20もその後外シェル11に取り付けられる。該挿入装置の挿入オペレーションにおいて、センサアセンブリ70に対する手動調整は不要である。言い換えると、このインプラントモジュール30(即ち挿入モジュール30)により、使用者がセンサアセンブリ70を取ってベース50に設置するという更なる手動操作は不要であることを意味する。この実施形態において、該挿入装置のすべての部材は工場で組み立てられるが、医療従事者もしくは使用者(図30参照)により解体及び再組立されることができる。該挿入装置が挿入オペレーションに使用されると、使用者は該挿入装置を簡単に操作して(例えば、単に上ケーシング10を押圧して)ベース50の接着パッド52によりベース50をホストの皮膚表面に設置すると共に、センサアセンブリ70をベース50に接続することができる。
図15と図16に示されるように、分離された下ケーシング20は上ケーシング10と再接続することができる。下ケーシング20は、上ケーシング10の環状突起部115と下ケーシング20の環状溝224との係合により、外シェル11のボトム部を封止できる。下ケーシング20が上ケーシング10の外シェル11に再接続すると、下ケーシング20の下位置決め部227と上ケーシング10の上位置決め部116との間の係合により下ケーシング20と上ケーシング10とは互いに適切に位置決めされる。更に、挿入装置の内部空間は廃材収容空間として利用できる。使用済みのベース50はホストから取り除かれて挿入装置の内部空間内に配置されることができ、これにより使用済みの挿入装置は医療廃棄物の廃棄基準に従って廃棄されることができる。本発明の挿入装置の全挿入オペレーションは図27に示される。
図28に示されるように、センサ72が生体の皮膚表面Pの下にインプラントされた後、センサアセンブリ70及びベース50は同時に生体の皮膚表面P上に配置され、送信機90は上カバーの形でベース50に設置されてセンサ72により測定された生理信号を処理し、且つ、該信号を外側へ送信する。インプラントプロセスにおいてインプラントされる部材の数を減らすと共にコンテナの負担を減らすため、本発明の挿入装置は送信機を有しない。送信機90とセンサアセンブリ70とを分離する構成は、電子部材が消毒プロセスにより損害を受けないことを確保することができ、生産の歩留まりを改善することができる。
図31と図32に示されているように該挿入装置の第3の実施形態(第1の実施形態の自動針挿入及び自動針引き抜きに類似するが、この実施形態においては外シェル11を有しない)はボトムカバー20を選択的に有し、もしくは密封パッケージを用いて該挿入装置を密封することができる。該挿入装置はカバーボディ12と挿入モジュール30とを有する。
カバーボディ12は収容空間14と一対のケーシング係合構造124とを有する。
挿入モジュール30は収容空間14内に配置され、本体31と、挿入シート33と、第1の弾性部材34と、引き抜きシート35と、第2の弾性部材37と、ベース50と、センサアセンブリ70とを有する。
本体31はカバーボディ12に関連し、カバーボディ12と共に両者の間に変位空間301を画成する。本体31はカバーボディ12のケーシング係合構造124とそれぞれ係合することができる一対の本体係合構造315を有する。
挿入シート33は取り外し可能にカバーボディ12内に配置され、変位空間301内において軸線(L)に沿って本体31とカバーボディ12との間で移動することができる。
カバーボディ12はその内周面に一対の作動部123を有する。本体31は一対の阻止部317を有する。該挿入シート33は一対のバックル部335を有し、該一対のバックル部335は本体31の各阻止部317とそれぞれ分離可能に当接することで挿入シート33を本体31に対して位置決めし、且つ、カバーボディ12の作動部123によりそれぞれ押されることにより、本体31の各阻止部317から分離されることができる。挿入シート33のバックル部335はそれぞれ分離可能に本体31の各阻止部317に当接して挿入シート33と本体31との間に挿入制限構造(A2)を形成する。
挿入シート33は更に制限溝330を少なくとも1つ有する。カバーボディ12は挿入シート33の制限溝330と取り外し可能に係合する少なくとも1つの制限部材100を更に有する。挿入シート33はカバーボディ12の制限部材100に分離可能に当接する少なくとも1つの引き抜き位置決め部334を更に有する。
第1の弾性部材34は、挿入シート33とカバーボディ12とにそれぞれ当接する2つの反対端を有する。この実施形態において、第1の弾性部材34は予め圧縮されたスプリングとして構成することができる。
引き抜きシート35には挿入ニードル36が取り付けられ、且つ、取り外し可能に挿入シート33に対して位置決めされている。挿入シート33の引き抜き位置決め部334は、カバーボディ12の制限部材100により取り外し可能に制限されることにより、引き抜きシート35を挿入シート33に相対的に位置決めすることができる引き抜き制限構造(B2)を形成する。
第2の弾性部材37は、挿入シート33と引き抜きシート35とにそれぞれ当接する2つの反対端を有する。この実施形態において、第2の弾性部材37は予め圧縮されたスプリングとして構成することができる。
ベース50は分離可能に本体31に相対的に位置決められ、且つ、ベースシート51と、ベースシート51に固定的に接続されている接着パッド52とを有する。
センサアセンブリ70はベース50に分離可能に取り付けられ、センシングシート71と、センシングシート71に取り付けられると共に分離可能に挿入ニードル36に接続されるセンサ72と、を有する。ベース50はセンサアセンブリ70が分離可能にそれに取り付けられるマウンティング部500を更に有し、その取り付け方法は上記実施形態と類似する。挿入モジュール30は挿入ニードル36に分離可能に取り付けられる補助挿入シート38を更に有する。センサアセンブリ70は分離可能に該補助挿入シート38に取り付けられる。該補助挿入シート38はスライド可能に本体アセンブリ300と係合して挿入ニードル36が位置ずれを起こしたり傾いたりせずにセンサ72を安定にホストに挿入するよう挿入ニードル36を案内し、ホストの苦痛を緩和する。
図33に示されるように、本発明の挿入装置の第4の実施形態(第3の実施形態の挿入モジュールに類似するが、独立したメインカバーを有する)は、カバーボディ12と挿入モジュール30とを有する。
カバーボディ12は収容空間14と一対のケーシング係合構造124とを有する。
挿入モジュール30は収容空間14内に配置され、本体31と、メインカバー32と、挿入シート33と、第1の弾性部材34と、引き抜きシート35と、第2の弾性部材37と、ベース50と、センサアセンブリ70とを有する本体31はメインカバー32と接続し、メインカバー32と共に両者の間に変位空間301を画成する。本体31はカバーボディ12のケーシング係合構造124とそれぞれ係合する一対の本体係合構造315を有する。カバーボディ12のトップ部とメインカバー32のトップ部とは、互いに距離(D)を開けて配置されている。
挿入シート33は取り外し可能にメインカバー32内に配置され、変位空間301内において軸線(L)に沿って本体31とメインカバー32との間で移動することができる。
カバーボディ12はその内周面に一対の作動部123を有する。本体31は一対の阻止部317を有する。該挿入シート33は一対のバックル部335を有し、該一対のバックル部335は本体31の各阻止部317とそれぞれ分離可能に当接し挿入シート33を本体31に対して位置決めし、且つ、カバーボディ12の作動部123によりそれぞれ押されることにより、本体31の各阻止部317から分離されることができる。挿入シート33のバックル部335はそれぞれ分離可能に本体31の各阻止部317に当接して挿入シート33と本体31との間に挿入制限構造(A1)を形成する。
挿入シート33は更に制限溝330を少なくとも1つ有する。メインカバー32は取り外し可能に挿入シート33の制限溝330と係合する少なくとも1つの制限部材320を更に有する。挿入シート33はメインカバー32の制限部材320に分離可能に当接する少なくとも1つの引き抜き位置決め部334を更に有する。
第1の弾性部材34は、挿入シート33とメインカバー32とにそれぞれ当接する2つの反対端を有する。この実施形態において、第1の弾性部材34は予め圧縮されたスプリングとして構成することができる。
引き抜きシート35には挿入ニードル36が取り付けられ、且つ、取り外し可能に挿入シート33に対して位置決めされている。挿入シート33の引き抜き位置決め部334は、メインカバー32の制限部材320により取り外し可能に制限されることにより、引き抜きシート35を挿入シート33に相対的に位置決めすることができる引き抜き制限構造(B1)を形成する。
第2の弾性部材37は、挿入シート33と引き抜きシート35とにそれぞれ当接する2つの反対端を有する。この実施形態において、第2の弾性部材37は予め圧縮されたスプリングとして構成することができる。
ベース50は分離可能に本体31に相対的に位置決められ、且つ、ベースシート51と、ベースシート51に固定的に接続されている接着パッド52とを有する。
センサアセンブリ70はベース50に分離可能に取り付けられ、センシングシート71と、センシングシート71に取り付けられると共に分離可能に挿入ニードル36に接続されるセンサ72と、を有する。ベース50はセンサアセンブリ70が分離可能にそれに取り付けられるマウンティング部500を更に有し、その取り付け方法は上記実施形態と類似する。
挿入モジュール30は挿入ニードル36に分離可能に取り付けられる補助挿入シート38を更に有する。センサアセンブリ70は分離可能に該補助挿入シート38に取り付けられる。該補助挿入シート38はスライド可能に本体アセンブリ300と係合して挿入ニードル36が位置ずれを起こしたり傾いたりせずにセンサ72を安定にホストに挿入するよう挿入ニードル36を案内し、ホストの苦痛を緩和する。
本発明の挿入装置(第1〜第4の実施形態及びそれらの変更例)は、上ケーシング10もしくはカバーボディ12が押圧されると、挿入制限構造(A、A1、A2)が崩れ、第1の弾性部材34がそれにより復元力をリリースして挿入シート33を下へ移動して自動挿入オペレーションを実行するように作動する。言い換えると、本発明において、挿入ニードル36は使用者による手動の押圧ではなく、第1の弾性部材34により駆動されてホストに挿入される。従って、どの使用者であっても、たとえ熟練した操作者でなくても、挿入オペレーション及び引き抜きオペレーションをスムーズに実行することができる。
本発明の挿入装置の第3及び第4の実施形態により実行される挿入オペレーションは、ワンタッチの操作により作動される。このセンサ72のホストへの挿入オペレーションは以下のように示される。
図31〜33に示されるように、接着パッド52がホストの皮膚表面に接着され、且つ、カバーボディ12が押圧されない時、挿入シート33のバックル部335と本体31の各阻止部317の間に形成される挿入制限構造(A1、A2)は、挿入シート33を挿入前位置に維持する。カバーボディ12が皮膚表面に向かって押されると、挿入シート33の各バックル部335がそれぞれカバーボディ12の各作動部123に押されて内側へ変形し、且つ、それぞれ本体31の阻止部317から離れるため挿入制限構造(A1、A2)は崩れる。これと同時に、本体31の各本体係合構造315はそれぞれカバーボディ12の各ケーシング係合構造124に係合するため、カバーボディ12は本体31に相対的に位置決めされる。
挿入制限構造(A1、A2)が崩れると、第1の弾性部材34の復元力が解放されて挿入シート33を挿入位置に移動して自動挿入を実行させることにより、センサアセンブリ70が挿入シート33により挿入後位置に移動され、センサ72が皮膚表面の下に挿入され、そしてセンシングシート71がベース50のマウンティング部500の上に位置決めされる。センサ72が皮膚表面の下に挿入された後、メインカバー32の制限部材320もしくはカバーボディ12の制限部材100は制限溝330及び挿入シート33の引き抜き位置決め部334から離れるため、引き抜き位置決め部334は外側へ変形することができるようになり引き抜き制限構造(B1、B2)が崩れる。これにより第2の弾性部材37の復元力が解放され、引き抜きシート35を駆動して挿入シート33の引き抜き位置決め部334を皮膚表面から離れさせるので、挿入ニードルアセンブリ36は補助挿入シート38から離れて挿入シート33内に引き抜かれてニードル362をそこに隠して自動引き抜きを実行させる。これと同時に補助挿入シート38のカップリング部383はセンシングシート71のカップリング部711内に嵌めこまれたままなので、補助挿入シート38はセンサアセンブリ70のセンシングシート71に接続される。
この後、カバーボディ12及び挿入モジュール30はベース50及びホストの皮膚表面から分離されて該自動挿入及び自動引き抜きオペレーションを有する挿入装置の第3及び第4の実施形態の挿入オペレーションを完了する。
このように、該挿入装置の第3と第4の実施形態は、気密に且つ分離可能にカバーボディ12に接続されて挿入装置内に気密空間を形成する下ケーシング(図示せず)を更に有することができる。挿入装置の内部空間内に乾燥剤が配置されてもよく、これによりセンサアセンブリ70のセンサ72が湿ることを防止できる。
この第3もしくは第4の実施形態において、自動挿入オペレーション及び自動引き抜きオペレーションを実行する所要時間(即ち、挿入ニードル36がホストに挿入される期間)は、100ミリ秒以下、50ミリ秒以下、8ミリ秒以下、6ミリ秒以下、4ミリ秒以下、もしくは2ミリ秒以下である。
この第4の実施形態において、メインカバー32が挿入シート33と共に両者の間の第1の弾性部材34を圧縮するので、使用者がカバーボディ12を押圧する際、第1の弾性部材34の復元力はカバーボディ12に作用せず、これによりこの挿入装置の作動はスムーズになる。この挿入モジュールは更に挿入シート33と引き抜きシート35とを有する。挿入制限構造(A1、A2)は挿入シート33と本体31との間に形成される。引き抜き制限構造(B1、B2)は挿入シート33と引き抜きシート35とメインカバー31との間、もしくは挿入シート33と引き抜きシート35とカバーボディ12との間に形成される。
引き抜きシート35は挿入ニードル36を有する。挿入シート33はプッシュ部(図3における符号337を参照)を有する。挿入モジュール30により自動挿入オペレーションが実行された後、挿入ニードル36はベース50を介してセンサ72をホストの皮膚表面の下に挿入し、挿入シート33のプッシュ部がセンサアセンブリ70に(補助挿入シート38を介して)強く当接することにより、センサアセンブリ70がベース50のマウンティング部500から分離することを防止する。
本発明の挿入装置によると、以下の利点が得られる。
1.該挿入装置は予め圧縮された第1と第2の弾性部材34、37を利用して自動挿入及び自動引き抜きオペレーションを実行することにより、該挿入装置はワンタッチの操作により作動されて(即ち、上ケーシング10、外シェル11、またはカバーボディ12を押圧することにより)自動挿入及び自動引き抜きオペレーションを完了する。該挿入ニードル36は使用者による押圧により駆動されてホストに挿入されるのではない。従って、どの使用者であっても、たとえ熟練した操作者でなくても、挿入オペレーション及び引き抜きオペレーションをスムーズに実行することができる。
2.下ケーシング20は上ケーシング10もしくはカバーボディ12と共に乾燥剤60が配される気密空間を形成するので、センサアセンブリ70のセンサ72が湿るのを防止しセンサアセンブリ70の精度を高める。更に、上ケーシング10の外シェル11の内側または外側に乾燥度指示器61(図4参照)を提供することも可能である。該乾燥度指示器61は乾燥指示材料であることが好ましい。外シェル11は透明もしくは半透明部を有しこれによって乾燥度指示器61が見えるようにすることにより、センサアセンブリ70が湿っているか否かを使用者が確認することができる。乾燥剤60を配置するか否かについては開示された実施形態によって制限されず、上ケーシング10と下ケーシング20との互いの接続についてもハード干渉に限らない。
3.下ケーシング20が上ケーシング10もしくはカバーボディ12から分離される前(もしくは開かれる前)、下ケーシング20の当接部228はカバーボディ12もしくは上ケーシング10のケーシング係合構造124の移動を制限するので、上ケーシング10またはカバーボディ12は下方へ移動できず、これにより該挿入装置が予期しない外力を受けて挿入装置の挿入オペレーションが予期せずに実行されることを防止することができる。
4.自動引き抜きオペレーションの後、挿入ニードル36は補助挿入シート38から分離されて挿入シート33内に引き抜かれてニードル362を隠す。
5.メインカバー32が挿入シート33と共に両者の間で第1の弾性部材34を圧縮することにより、使用者が上ケーシング10もしくはカバーボディ12を押圧する際において第1の弾性部材34の復元力は上ケーシング10もしくはカバーボディ12に作用せず、これによりこの挿入装置の作動はスムーズになる。
6.補助挿入シート38はスライド可能に本体アセンブリ300と係合して挿入ニードル36が位置ずれを起こしたり傾いたりせずにセンサ72を安定にホストに挿入するよう挿入ニードル36を案内し、ホストの苦痛を緩和する。
7.ベース50はセンサアセンブリ70がそこに分離可能に取り付けられるためのマウンティング部500を有する。マウンティング部500は、センサアセンブリ70が押し込まれることを許容する窪み501や、窪み501内に配置されてセンサアセンブリ70を接着させるための接着層502(例えば、両面テープ)、またはセンサアセンブリ70と係合するための少なくとも1つの弾性フック503を含んでもよい。
8.上ケーシング10(もしくはハウジング11)もしくはカバーボディ12が押圧されると、自動挿入オペレーション及び自動引き抜きオペレーションを実行する所要時間は、100ミリ秒以下、50ミリ秒以下、8ミリ秒以下、6ミリ秒以下、4ミリ秒以下、もしくは2ミリ秒以下である。
9.該挿入装置を組み立てる際、第1の弾性部材34と引き抜きシート35と第2の弾性部材37と挿入シート33とがまずメインカバー32と本体31との間に配置され、それから挿入ニードル36が引き抜きシート35に取り付けられる前に、補助挿入シート38とセンサアセンブリ70が挿入ニードル36に取り付けられる。これによりセンサアセンブリ70と挿入モジュール30とによりクラッチ構造的デザインが形成され、組み立ての歩留まりを大きく改善することができる上、センサアセンブリのコストを効率的に減らすことができる。
10.センサアセンブリ70は補助挿入シート38(図29参照)を介して挿入モジュール30に取り付けられるので、センサアセンブリ70はインプラントモジュール30により、使用者がセンサアセンブリ70を取ってベース50に設置する更なる手動操作は不要である。
11.上ケーシング10のボトム部の内側に実質的に環状のクッション壁80(図17〜21参照)を配置することができる。該挿入装置が作動される前に、ベース50はクッション壁80のボトム端より高い。クッション壁80の下端がホストの皮膚表面に当接すると、ベース50は皮膚表面から離れるため、使用者は皮膚表面に沿って挿入装置を所望の位置に移動してから上ケーシング10を押圧することができる。押圧されると該クッション壁80は上ケーシング10内に引き離されるので、ベース50を皮膚表面に取り付けることができるようになる。このクッション壁80により、挿入装置はクッション壁80を皮膚表面に当てながら所望の位置に移動することができるので、挿入オペレーションを安定化することができる。
12.下ケーシング20が上ケーシング10の外シェル11に再接続すると、下ケーシング20の下位置決め部227と上ケーシング10の上位置決め部116との間の係合により下ケーシング20と上ケーシング10とは互いに適切に位置決めされる。
上述した各実施形態に加えて、本開示は、請求項に定義される複数の実施形態をさらに開示し、各実施形態は、各請求項の請求項要素と、各請求項の従属先である任意の請求項の請求項要素とから構成されるものである。
上記においては、本発明の全体的な理解を促すべく、多くの具体的な詳細が示された。しかしながら、当業者であれば、一またはそれ以上の他の実施形態が具体的な詳細を示さなくとも実施され得ることが明らかである。また、本明細書における「一つの実施形態」「一実施形態」を示す説明において、序数などの表示を伴う説明は全て、特定の態様、構造、特徴を有する本発明の具体的な実施に含まれ得るものであることと理解されたい。さらに、本説明において、時には複数の変更例が一つの実施形態、図面、またはこれらの説明に組み込まれているが、これは本説明を合理化させるためのもので、また、本発明の多面性が理解されることを目的としたものであり、また、一実施形態における一またはそれ以上の特徴あるいは特定の具体例は、適切な場合には、本開示の実施において、他の実施形態における一またはそれ以上の特徴あるいは特定の具体例と共に実施され得る。
以上、本発明の好ましい実施形態及び変更例を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、最も広い解釈の精神および範囲内に含まれる様々な構成として、全ての修飾および均等な構成を包含するものとする。

Claims (19)

  1. その下部にケーシング係合構造(124)を有する上ケーシング(10)と、
    分離可能に前記上ケーシング(10)に接続されると共に、内周面に前記上ケーシング(10)の前記ケーシング係合構造(124)の外側に当接する当接部(228)を有する下ケーシング(20)と、
    前記上ケーシング(10)内に配置され、前記上ケーシング(10)と移動関係を形成している挿入モジュール(30)であって、前記上ケーシング(10)の前記ケーシング係合構造(124)の内側に当接する本体係合構造(315)を有する本体アセンブリ(300)を有する挿入モジュール(30)と、を備えた挿入装置であって、
    前記下ケーシング(20)が前記上ケーシング(10)に接続されている際、前記下ケーシングの前記当接部(228)が前記上ケーシング(10)の前記ケーシング係合構造(124)の移動を制限することにより、前記上ケーシング(10)は下へ移動することができなくなり、該挿入装置の予期しない挿入オペレーションを防止する、挿入装置。
  2. 前記挿入モジュール(30)の前記本体アセンブリ(300)は、本体(31)と、前記本体(31)に接続され、且つ、前記本体(31)は共に両者の間に変位空間(301)を画成するメインカバー(32)と、を有し、
    前記上ケーシング(10)は外シェル(11)と、前記外シェル(11)内に配置されるカバーボディ(12)と、を有し、前記ケーシング係合構造(124)は前記カバーボディ(12)の下部に配置されている、請求項1に記載の挿入装置。
  3. 前記本体係合構造(315)は前記本体アセンブリ(300)の前記本体(31)に配置されていると共に、前記ケーシング係合構造(124)と係合することができる、請求項2に記載の挿入装置。
  4. 前記本体アセンブリ(300)の前記本体(31)にスライド可能に取り付けられる固定部材(40)を更に有し、該固定部材(40)は前記カバーボディ(12)及び前記下ケーシング(20)に干渉し、前記下ケーシング(20)が前記上ケーシング(10)に接続される際における前記挿入装置の予期しない挿入オペレーションを防止する、請求項2に記載の挿入装置。
  5. 前記固定部材(40)は、前記下ケーシング(20)と位置的に対応する押圧部(41)と、前記押圧部(41)の反対側にあるサポート部(42)と、前記押圧部(41)と前記サポート部(42)との間に配置される固定フック構造(43)と、前記押圧部(41)と前記サポート部(42)との間に配置されるカム部(44)と、を有する、請求項4に記載の挿入装置。
  6. 前記挿入モジュール(30)に接続されて且つ前記固定部材(40)の前記サポート部(42)により支持されるセンサアセンブリ(70)を更に備える、請求項5に記載の挿入装置。
  7. 前記固定部材(40)の前記固定フック構造(43)に対応するベースフック構造(54)を有するベース(50)を更に備え、前記ベースフック構造(54)は前記固定部材(40)の前記固定フック構造(43)と係合して前記ベース(50)を前記挿入装置内に位置決めし、前記挿入装置の前記挿入オペレーションの期間中に、前記センサアセンブリ(70)は前記挿入モジュール(30)から分離されて前記ベース(50)に配置される、請求項6に記載の挿入装置。
  8. 前記挿入モジュール(30)に接続され且つ前記挿入モジュール(30)により動かされる挿入ニードル(36)を更に備え、該挿入ニードル(36)は補助挿入シート(38)に接続され、前記センサアセンブリ(70)は分離可能に前記補助挿入シート(38)に取り付けられる、請求項6に記載の挿入装置。
  9. 前記挿入モジュール(30)は、 前記変位空間(301)内に配置される挿入シート(33)と、前記挿入シート(33)と前記メインボディ(32)とにそれぞれ当接する2つの反対端を有する第1の弾性部材(34)と、前記挿入シート(33)に対応して配置される引き抜きシート(35)と、前記挿入シート(33)と前記引き抜きシート(35)とにそれぞれ当接する2つの反対端を有する第2の弾性部材(37)と、を有する、請求項2に記載の挿入装置。
  10. 前記上ケーシング(10)の前記カバーボディ(12)は内周面に少なくとも1つの作動部(123)を有し、前記挿入シート(33)は少なくとも1つのバックル部(335)を有し、該バックル部(335)は前記本体(31)の阻止部(317)に分離可能に当接して前記挿入シート(33)と前記本体(31)との間に挿入制限構造(A)を形成する、請求項9に記載の挿入装置。
  11. 前記挿入シート(33)は制限溝(330)を有し、前記メインカバー(32)は取り外し可能に前記挿入シート(33)の前記制限溝(330)と係合する制限部材(323)を有し、前記挿入シート(33)は更に前記挿入シート(33)に対する前記引き抜きシート(35)の動きを制限する引き抜き位置決め部(334)を有し、前記挿入シート(33)の前記引き抜き位置決め部(334)が前記メインカバー(32)の前記制限部材(323)に制限されることにより、前記引き抜きシート(35)と前記挿入シート(33)と前記本体アセンブリ(300)の前記メインカバー(32)との間に引き抜き制限構造(B)を形成する、請求項9に記載の挿入装置。
  12. 前記挿入モジュール(30)の前記挿入シート(33)が下へ移動して自動挿入オペレーションを実行すると、前記メインカバー(32)の前記制限部材(323)は前記制限溝(330)から離れるので、前記挿入シート(33)と前記メインカバー(32)との間の構造的制限が崩れる、請求項11に記載の挿入装置。
  13. 前記挿入シート(33)と前記メインカバー(32)との間の構造的制限が崩れると、前記引き抜き位置決め部(334)は外側へ変形することが許容されるようになって前記引き抜き制限構造(B)が崩れるので、前記引き抜きシート(35)と前記挿入シート(33)との間の構造的制限が崩れる、請求項12に記載の挿入装置。
  14. 前記ベース(50)は前記センサアセンブリ(70)が分離可能に取り付けられるマウンティング部(500)を有する、請求項7に記載の挿入装置。
  15. 前記ベース(50)の前記マウンティング部(500)は前記センサアセンブリ(70)が押し込まれることを許容する窪み(501)有する、請求項14に記載の挿入装置。
  16. 前記ベース(50)の前記マウンティング部(500)は前記窪み(501)内に配置されて前記センサアセンブリ(70)が接着される接着層(502)を更に有する、請求項15に記載の挿入装置。
  17. 前記ベース(50)の前記マウンティング部(500)は前記センサアセンブリ(70)と係合するための少なくとも1つの弾性フック(503)を更に有する、請求項14に記載の挿入装置。
  18. 前記下ケーシング(20)は気密に且つ分離可能に前記上ケーシング(10)に接続されて該挿入装置内に気密空間を形成し、前記気密空間内に乾燥剤が配置される、請求項2に記載の挿入装置。
  19. 前記上ケーシング(10)のボトム部の内側に配置されるクッション壁(80)を更に有し、前記挿入装置が作動される前に前記ベース(50)は前記クッション壁(80)のボトム端より高い、請求項7に記載の挿入装置。

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