JP2021017178A - tire - Google Patents
tire Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021017178A JP2021017178A JP2019135002A JP2019135002A JP2021017178A JP 2021017178 A JP2021017178 A JP 2021017178A JP 2019135002 A JP2019135002 A JP 2019135002A JP 2019135002 A JP2019135002 A JP 2019135002A JP 2021017178 A JP2021017178 A JP 2021017178A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- vertical wall
- tire
- block
- grooves
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
Description
本発明は、車両に装着されるタイヤに関する。 The present invention relates to a tire mounted on a vehicle.
タイヤに求められる重要な性能の一つにウェット性能がある。このウェット性能は、濡れた路面でのグリップ性能や制動性能等を含む走行性能である。特開2017−43208公報には、ウェット性能を維持しつつ耐偏摩耗性能を向上させた重荷重用タイヤが開示されている。このタイヤでは、路面に接地する陸部の側縁に凹部が設けられ、陸部の接地面にサイプ及び細溝が設けられている。また、特開2007−38924公報には、騒音性能と雪上性能とを向上させた重荷重用タイヤが開示されている。このタイヤでは、トレッドのブロック壁面に壁溝が形成されている。 Wet performance is one of the important performances required for tires. This wet performance is running performance including grip performance and braking performance on a wet road surface. Japanese Unexamined Patent Publication No. 2017-43208 discloses a heavy-duty tire having improved uneven wear resistance while maintaining wet performance. In this tire, a recess is provided on the side edge of the land portion that comes into contact with the road surface, and a sipe and a narrow groove are provided on the ground contact surface of the land portion. Further, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2007-38924 discloses a heavy-duty tire having improved noise performance and snow performance. In this tire, a wall groove is formed on the wall surface of the tread block.
タイヤには、更なるウェット性能の向上が求められている。特開2017−43208公報のタイヤでは、陸部のサイプ及び細溝の本数を増やすことで、ウェット性能が向上しうる。しかしながら、この接地面にサイプ及び細溝の本数を増やすことは、接地面の偏摩耗やブロック欠けを招来する。このサイプ及び細溝によって、更にウェット性能を向上させることは容易でない。 Tires are required to have further improved wet performance. In the tires of JP-A-2017-43208, the wet performance can be improved by increasing the number of sipe and narrow grooves in the land area. However, increasing the number of sipes and narrow grooves on the ground plane causes uneven wear of the ground plane and chipping of blocks. It is not easy to further improve the wet performance by the sipe and the narrow groove.
本発明の目的は、ウェット性能に優れるタイヤの提供にある。 An object of the present invention is to provide a tire having excellent wet performance.
本発明に係るタイヤは、路面に接地するトレッド面を形成するトレッドを備えている。このトレッドに溝が刻まれて、複数の陸部が形成されている。上記陸部は、上記溝によって形成される壁面を備えている。上記壁面にトレッド面から半径方向内向きに延在する縦壁溝が形成されている。上記縦壁溝の幅は、0.05mm以上1.0mm以下である。 The tire according to the present invention includes a tread that forms a tread surface that touches the road surface. A groove is carved in this tread to form a plurality of land areas. The land portion includes a wall surface formed by the groove. A vertical wall groove extending inward in the radial direction from the tread surface is formed on the wall surface. The width of the vertical wall groove is 0.05 mm or more and 1.0 mm or less.
好ましくは、上記縦壁溝は、上記縦壁溝の幅で形成される本体部と、この本体部から上記壁面に開口する開口部とを備えている。上記開口部の開口幅は、上記本体部の幅より小さい。 Preferably, the vertical wall groove includes a main body portion formed by the width of the vertical wall groove, and an opening opening from the main body portion to the wall surface. The opening width of the opening is smaller than the width of the main body.
好ましくは、上記トレッド面から上記縦壁溝における液面の上昇高さまでの範囲において、上記壁面に上記縦壁溝と交差して延在する横壁溝が形成されている。 Preferably, in the range from the tread surface to the rising height of the liquid level in the vertical wall groove, a horizontal wall groove extending intersecting with the vertical wall groove is formed on the wall surface.
好ましくは、上記横壁溝が複数形成されている。 Preferably, a plurality of the lateral wall grooves are formed.
好ましくは、上記縦壁溝の半径方向の高さは、上記縦壁溝が形成された陸部の高さ以上にされている。 Preferably, the height of the vertical wall groove in the radial direction is set to be equal to or higher than the height of the land portion where the vertical wall groove is formed.
好ましくは、上記縦壁溝は、半径方向内向きに回転方向前方から後方に向かって傾斜して延在する。 Preferably, the vertical wall groove extends inward in the radial direction so as to be inclined from the front to the rear in the rotation direction.
本発明に係る空気入りタイヤでは、縦壁溝によって路面の水が吸い上げる。このタイヤでは、トレッド面と路面との間に水膜が形成されることが抑制される。このタイヤは、ウェット性能に優れている。 In the pneumatic tire according to the present invention, water on the road surface is sucked up by the vertical wall groove. In this tire, the formation of a water film between the tread surface and the road surface is suppressed. This tire has excellent wet performance.
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。 Hereinafter, the present invention will be described in detail based on preferred embodiments with reference to the drawings as appropriate.
図1には、空気入りタイヤ2が示されている。図1において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面に対して垂直方向がタイヤ2の周方向である。図1において、一点鎖線CLは、タイヤ2の赤道面を表している。このタイヤ2の形状は、ブロックパターンを除き、赤道面に対して対称である。直線BLは、ビードベースラインを表す。このビードベースラインは、図示されないが、タイヤ2が装着されるリムのリム径を規定する線である。
FIG. 1 shows the
このタイヤ2は、トレッド4、一対のサイドウォール6、一対のクリンチ8、一対のビード10、カーカス12、ベルト14、インナーライナー16及び一対のチェーファー20を備えている。このタイヤ2は、チューブレスタイプである。このタイヤ2は、トラック、バス等に装着される。このタイヤ2は、重荷重用空気入りタイヤである。
The
トレッド4は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド4は、路面と接地するトレッド面22を形成する。図示されないが、トレッド4は、ベース層とキャップ層とを有している。キャップ層は、ベース層の半径方向外側に位置している。キャップ層は、ベース層に積層されている。ベース層は、接着性に優れた架橋ゴムからなる。ベース層の典型的な基材ゴムは、天然ゴムである。キャップ層は、耐摩耗性、耐熱性及びグリップ性に優れた架橋ゴムからなる。
The tread 4 has a shape that is convex outward in the radial direction. The tread 4 forms a
図1の符号Peは、トレッド端を表している。このトレッド端Peは、路面に接地するトレッド面22の軸方向外端である。このトレッド端Peは、タイヤ2が正規リムに組み込まれて正規内圧で正規荷重が負荷された状態において特定される。このトレッド4は、トレッド端Peから半径方向内向きに延びる端面24を備えている。
The reference numeral Pe in FIG. 1 represents the tread end. This tread end Pe is the axially outer end of the
それぞれのサイドウォール6は、トレッド4の端から半径方向略内向きに延びている。このサイドウォール6の半径方向外側端は、トレッド4と接合されている。このサイドウォール6の半径方向内側端は、クリンチ8と接合されている。このサイドウォール6は、耐カット性及び耐候性に優れた架橋ゴムからなる。
Each
それぞれのクリンチ8は、サイドウォール6の半径方向略内側に位置している。クリンチ8は、軸方向において、ビード10及びカーカス12よりも外側に位置している。クリンチ8は、耐摩耗性に優れた架橋ゴムからなる。タイヤ2がリムに組み込まれると、このクリンチ8がリムのフランジと当接する。
Each clinch 8 is located approximately inside the
それぞれのビード10は、サイドウォール6の半径方向内側に位置している。ビード10は、コア26と、このコア26から半径方向外向きに延びるエイペックス28とを備えている。このエイペックス28は、コア26から半径方向外向きに延びる硬質エイペックス30と、この硬質エイペックス30から半径方向外向きに延びる軟質エイペックス32とを備えている。コア26はリング状であり、巻回された非伸縮性ワイヤーを含む。ワイヤーの典型的な材質は、スチールである。硬質エイペックス30は、半径方向外向きに先細りである。硬質エイペックス30は、高硬度な架橋ゴムからなる。軟質エイペックス32は、硬質エイペックス30に比べて軟質な架橋ゴムからなる。
Each
カーカス12は、カーカスプライ34を備えている。カーカスプライ34は、両側のビード10の間に架け渡されている。カーカスプライ34は、トレッド4及びサイドウォール6の内側に沿っている。カーカスプライ34は、コア26の周りを、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、カーカスプライ34には、主部34aと折り返し部34bとが形成されている。この主部34aは両側のビード10の間に位置している。折り返し部34bは、ビード10の軸方向外側に位置している。
The
図示されていないが、カーカスプライ34は、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。各コードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、例えば、75°から90°である。換言すれば、このカーカス12はラジアル構造を有する。コードは、例えば、スチールからなる。カーカス12が、2枚以上のカーカスプライ34から形成されてもよい。
Although not shown, the carcass ply 34 consists of a large number of parallel cords and topping rubbers. The absolute value of the angle each code makes with respect to the equatorial plane is, for example, 75 ° to 90 °. In other words, the
ベルト14は、半径方向においてトレッド4の内側に位置している。ベルト14は、図1の断面において、軸方向一方から他方に延在している。このベルト14は、カーカス12の半径方向外側に位置している。ベルト14は、カーカス12を補強する。このベルト14は、第一層14a、第二層14b、第三層14c及び第四層14dからなる。この第一層14aから第四層14dまで、半径方向に積層されている。各層は、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。各コードは、スチールからなる。このコードは、赤道面に対して傾斜している。このコードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、15°から70°である。このベルト14は、補強層を構成している。
The
インナーライナー16は、タイヤ2の内面を構成している。インナーライナー16は、架橋ゴムからなる。インナーライナー16には、空気遮蔽性に優れたゴムが用いられている。インナーライナー16の典型的な基材ゴムは、ブチルゴム又はハロゲン化ブチルゴムである。インナーライナー16は、タイヤ2の内圧を保持する。
The
それぞれのチェーファー20は、ビード10の近傍に位置している。タイヤ2がリムに組み込まれると、このチェーファー20がリムと当接する。この当接により、ビード10の近傍が保護される。このタイヤ2では、チェーファー20は、クリンチ8と一体である。従って、チェーファー20の材質はクリンチ8の材質と同じである。チェーファー20が、布とこの布に含浸したゴムとからなってもよい。
Each
図2には、タイヤ2のブロックパターンの一部が示されている。図2の上下方向がタイヤ2の周方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向である。図1は、図2の線分I−Iに沿った断面の一部を示している。トレッド4に、周方向に延びる複数の主溝36と軸方向に延びる複数の横溝38とが刻まれている。この複数の主溝36と複数の横溝38とによって、ブロックパターンが形成されている。
FIG. 2 shows a part of the block pattern of the
このタイヤ2では、複数の主溝36は、軸方向において、中央に位置する主溝36cと、最も外側に位置する一対の主溝36sと、主溝36cと主溝36sとの間に位置する一対の主溝36mとからなっている。それぞれの主溝36は、トレッド4を周方向に一周している。このタイヤ2の主溝36は、主溝36cと一対の主溝36sと一対の主溝36mとの5本からなっているが、これは例示であって主溝36の数は特に制限されない。
In the
複数の横溝38は、複数の横溝38cと、複数の横溝38mと、複数の横溝38sとからなっている。複数の横溝38cは、周方向に間隔を空けて並んでいる。それぞれの横溝38cは、主溝36cと主溝36mとを繋いでいる。複数の横溝38mは、周方向に間隔を空けて並んでいる。それぞれの横溝38mは、主溝36mと主溝36sとを繋いでいる。複数の横溝38sは、周方向に間隔を空けて並んでいる。それぞれの横溝38sは、主溝36sからトレッド端Peまで延びている。横溝38sは、主溝36sと端面24とを繋いでいる。
The plurality of lateral grooves 38 are composed of a plurality of
このトレッド4には、複数の主溝36と複数の横溝38とに区画されて、陸部として、複数のブロック40cと、複数のブロック40mと、複数のブロック40sとが形成されている。それぞれのブロック40cは、主溝36cと主溝36mと周方向に隣合う2本の横溝38cとに区画されて形成されている。それぞれのブロック40mは、主溝36mと主溝36sと周方向に隣合う2本の横溝38mとに区画されて形成されている。それぞれのブロック40sは、主溝36sと端面24と周方向に隣合う2本の横溝38sとに区画されて形成されている。
The tread 4 is divided into a plurality of main grooves 36 and a plurality of lateral grooves 38, and a plurality of
ブロック40cは、軸方向において最も中央側に位置している。ブロック40mは、軸方向においてブロック40cとブロック40sとの間に位置している。ブロック40sは、軸方向において最も外側に位置している。このタイヤ2では、周方向に並ぶ2列のブロック40cの列が形成されている。それぞれのブロック40cの列の軸方向外側に、ブロック40mが周方向に並ぶ列が形成されている。それぞれのブロック40mの列の外側に、ブロック40sが周方向に並ぶ列が形成されている。
The
軸方向他方側のブロック40cは、壁面42c、壁面44c、壁面46c及び壁面48cを備えている。壁面42cは、そのブロック40cの軸方向一方端に、主溝36cによって形成されている。壁面42cは、周方向に延在する。壁面44cは、そのブロック40cの軸方向他方端に、主溝36mによって形成されている。壁面44cは、周方向に延在する。壁面46cは、そのブロック40cの周方向一方端に、横溝38cによって形成されている。壁面46cは、軸方向に延在する。壁面48cは、そのブロック40cの周方向他方端に、横溝38cによって形成されている。壁面48cは、軸方向に延在する。
The
軸方向一方側のブロック40cは、壁面42cをそのブロック40cの軸方向他方側に備えている。このブロック40cは、壁面44cをそのブロック40cの軸方向一方端に備えている。このブロック40cは、壁面46cをそのブロック40cの周方向他方端に、壁面48cをそのブロック40cの周方向一方端に、備えている。軸方向一方側のブロック40cと軸方向他方側のブロック40cといずれにも、壁面42c及び壁面44cに、多数の縦壁溝50が形成されている。
The
軸方向他方側のブロック40mは、壁面42m、壁面44m、壁面46m及び壁面48mを備えている。壁面42mは、ブロック40mの軸方向一方端に、主溝36mによって形成されている。壁面42mは、周方向に延在する。壁面44mは、ブロック40mの軸方向他方端に、主溝36sによって形成されている。壁面44mは、周方向に延在する。壁面46mは、ブロック40mの周方向一方端に、横溝38mによって形成されている。壁面46mは、軸方向に延在する。壁面48mは、ブロック40mの周方向他方端に、横溝38mによって形成されている。壁面48mは、軸方向に延在する。
The
軸方向一方側のブロック40mは、壁面42mをそのブロック40mの軸方向他方側に備えている。このブロック40mは、壁面44mをそのブロック40mの軸方向一方端に備えている。このブロック40mは、壁面46mをそのブロック40mの周方向他方端に、壁面48mをそのブロック40cの周方向一方端に、備えている。軸方向一方側のブロック40mと軸方向他方側のブロック40mといずれにも、壁面42m及び壁面44mに、多数の縦壁溝50が形成されている。
The
軸方向他方側のブロック40sは、壁面42s、壁面44s、壁面46s及び壁面48sを備えている。壁面42sは、ブロック40sの軸方向一方端に、主溝36sによって形成されている。壁面42sは、周方向に延在する。壁面44sは、ブロック40sの軸方向他方端に、端面24によって形成されている。壁面44sは、端面24の一部を構成している。壁面46sは、ブロック40sの周方向一方端に、横溝38sによって形成されている。壁面46sは、軸方向に延在する。壁面48sは、ブロック40sの周方向他方端に、横溝38sによって形成されている。壁面48sは、軸方向に延在する。
The
軸方向一方側のブロック40sは、壁面42sをそのブロック40sの軸方向他方側に備えている。このブロック40sは、壁面44sをそのブロック40sの軸方向一方端に備えている。このブロック40sは、壁面46sをそのブロック40sの周方向他方端に、壁面48sをそのブロック40sの周方向一方端に、備えている。軸方向一方側のブロック40sと軸方向他方側のブロック40sとのいずれにも、壁面42s及び壁面44sに、多数の縦壁溝50が形成されている。
The
図3には、ブロック40sの壁面44sが示されている。このブロック40sは、トレッド面22の一部を形成する接地面22sを備えている。それぞれの縦壁溝50は、トレッド面22(接地面22s)から半径方向内向きに延在する。縦壁溝50はトレッド面22に開口して、開口50aが形成されている。図3の両矢印Hbは、横溝38sの深さを表している。この深さHbは、トレッド面22から横溝38sの底面までの半径方向距離として測定される。言い換えると、この高さHbは、ブロック40sの半径方向の高さを表している。両矢印Hgは、縦壁溝50の半径方向の高さを表している。この高さHgは、半径方向において、トレッド面22から縦壁溝50の内端までの距離として測定される。このタイヤ2では、ブロック40sの高さHbと縦壁溝50の高さHgと同じ大きさにされている。
FIG. 3 shows the
図4には、図3の線分IV−IVに沿った縦壁溝50の断面形状が示されている。この図4は、縦壁溝50の延びる方向に垂直な断面である。この縦壁溝50は壁面44sに開口して、開口50bが形成されている。この縦壁溝50では、底の輪郭は円弧で形成されている。図4の両矢印Wgは、縦壁溝50の幅を表している。両矢印Dgは、壁面44sから縦壁溝50の底までの深さを表している。片矢印Rgは、縦壁溝50の底の曲率半径を表している。この縦壁溝50では、開口50bから曲率半径Rgで形成された底に至るまで、縦壁溝50の幅は一定にされている。開口50bから底に至るまでの間で、この縦壁溝50の幅は、一定でなくても良い。幅が一定でない縦壁溝50では、幅Wgは、縦壁溝50の最大幅として測定される。
FIG. 4 shows the cross-sectional shape of the
このタイヤ2では、縦壁溝50が、所謂、毛細血管現象と同様の効果を発揮する。トレッド面22が液面に接地したときに、縦壁溝50によって、水が吸い上げられる。これにより、路面とトレッド面22との間において、水膜の形成が抑制される。この縦壁溝50は、タイヤ2のウェット性能の向上に寄与する。
In the
特に、雪道や凍結路では停車した状態では、接地するタイヤ2の面圧によって、雪や氷が融け出して、水分が発生する。この水分は、タイヤ2と路面との摩擦係数を低下させる。このタイヤ2では、縦壁溝50によって、この水分が吸い上げられる。このため、このタイヤ2は、雪道や凍結路で一時停止した後に発進する際に、特に高い性能を発揮しうる。
In particular, when the vehicle is stopped on a snowy road or an icy road, the surface pressure of the
この毛細血管現象は、細い管内で液面が上昇する現象である。この毛細血管現象によって、管外の液面に対して管内の液面は上昇高さhだけ高くなる。この上昇高さhは、表面張力T、接触角θ、液体の密度ρ、重力加速度g及び管内の半径rを用いて、式(1)で表される。
h=2Tcosθ/ρgr (1)
This capillary phenomenon is a phenomenon in which the liquid level rises in a thin tube. Due to this capillary phenomenon, the liquid level inside the tube rises by the rising height h with respect to the liquid level outside the tube. This rising height h is represented by the equation (1) using the surface tension T, the contact angle θ, the liquid density ρ, the gravitational acceleration g, and the radius r in the pipe.
h = 2Tcosθ / ρgr (1)
図5には、縦壁溝50に水が吸い上げた状態が示されている。この縦壁溝50は、管形状ではないが、幅Wgを小さくすることで、水を吸い上げる効果を発揮しうる。図5の両矢印Hhは、縦壁溝50に吸い上げられた水の液面Sgの上昇高さを表している。この高さHhは、この液面Sgの高さと液面Swの高さとの差として求められる。この高さHhは、トレッド面22が液面Sに接した状態で測定される。
FIG. 5 shows a state in which water is sucked up into the
毛細血管現象と同様に、幅Wgが小さい縦壁溝50では、高さHhは高い。この縦壁溝50を多数形成することで、大量の水を吸い上げることができる。この縦壁溝50は、路面とトレッド面22との間に水膜が形成されることを抑制しうる。この観点から、この幅Wgは、1.0mm以下であり、好ましくは0.8mm以下である。一方で、この幅Wgが小さい縦壁溝50を多数形成することは、生産性を阻害する。この観点から、この幅Wgは、0.05mm以上であり、好ましくは0.1mm以上である。
Similar to the capillary phenomenon, the height Hh is high in the
図3に示される様に、このタイヤ2では、半径方向において、縦壁溝50の高さHgとブロック40sの高さHbとが同じ高さにされている。これにより、ブロック40sが摩耗した後においても、縦壁溝50は、水を吸い上げる効果を発揮しうる。このタイヤ2は、長期に亘り、高いウェット性能を発揮しうる。この観点から、縦壁溝50の高さHgは、ブロック40sの高さHb以上であることが、好ましい。
As shown in FIG. 3, in the
図4に示される様に、このタイヤ2では、縦壁溝50は開口50bを備えている。この縦壁溝50が水を吸い上げるときに、縦壁溝50内の空気は開口50bから排出される。開口50bを備える縦壁溝50は、水を吸い上げ易い。
As shown in FIG. 4, in the
このタイヤ2の回転によって、縦壁溝50に吸い上げられた水には遠心力が作用する。ブロック40sのトレッド面22が接地した状態では、縦壁溝50の開口50aは路面によって塞がれている。タイヤ2が回転してブロック40sが路面から離れることで、開口50aが開放される。縦壁溝50に吸い上げられた水は、遠心力によって、開口50aから排出される。縦壁溝50が水を排出するときに、縦壁溝50に開口50bから空気が吸い込まれる。開口50bを備える縦壁溝50は、水の吸い上げ性と排出性とが向上している。
Centrifugal force acts on the water sucked up by the
図2に示される様に、このタイヤ2では、ブロック40c及びブロック40mに、ブロック40sと同様に、複数の縦壁溝50が形成されている。ブロック40cでは、壁面42cと壁面44cとに、複数の縦壁溝50が形成されている。ブロック40mでは、壁面42mと壁面44mとに、複数の縦壁溝50が形成されている。
As shown in FIG. 2, in the
図2に示される様に、このタイヤ2では、ブロック40cの壁面46c及び48cにも、複数の縦壁溝50が形成されている。ブロック40mの壁面46m及び48mにも、複数の縦壁溝50が形成されている。ブロック40sの壁面46s及び48sにも、複数の縦壁溝50が形成されている。これらの縦壁溝50も、水の吸い上げに寄与する。なお、壁面46c、壁面48c、壁面46m、壁面48m、壁面46s及び壁面48sの一部又は全部に、縦壁溝50が形成されなくてもよい。
As shown in FIG. 2, in this
ここでは、陸部としてブロック40が形成されたタイヤ2を用いて説明がされたが、本発明に係るタイヤ2は、トレッド4にブロック40が形成されたものに限られない。本発明に係るタイヤ2は、例えば周方向に延びる溝で区画されて、陸部としてのリブが形成されたものであってもよい。また、このタイヤ2は、軸方向の延びる溝で区画されて、陸部としてのラグが形成されたものであってもよく、陸部としてリブとラグとの両者が形成されたものであってもよい。本発明は、トレッド4に溝が形成されて、溝に隣接して路面に接地する陸部を備えるタイヤに広く適用しうる。
Here, the
本発明では、タイヤ2の各部材の寸法及び角度は、タイヤ2が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2に空気が充填された状態で測定される。本明細書において正規リムとは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITSAT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。本明細書において正規荷重とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた荷重を意味する。JATMA規格における「最高負荷能力」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITSAT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「LOAD CAPACITY」は、正規荷重である。
In the present invention, the dimensions and angles of each member of the
図6(a)には、本発明に係る他の実施形態に係るタイヤ52の一部が示されている。このタイヤ52は、タイヤ2の縦壁溝50に代えて、縦壁溝54を備えている。その他は、タイヤ2と同様の構成を備えている。ここでは、この縦壁溝54について、説明がされる。タイヤ2と同様の構成についてはその説明が省略される。また、タイヤ2と同様の構成については、タイヤ2と同じ符号を用いて説明がされる。図6の(a)の矢印Fは、タイヤ2の回転向きを表している。この回転向きFは、タイヤ2を装着した車両が前進走行する際の回転向きである。
FIG. 6A shows a part of the
このタイヤ52では、ブロック40sの壁面44sに、複数の縦壁溝54が形成されている。それぞれの縦壁溝54は、トレッド面22から半径方向内側に向かって、回転向きFに傾斜して延在する。この縦壁溝54は、回転方向前向き(回転向きF)の溝壁56を備えている。この溝壁56は、トレッド面22から半径方向内側に向かって、回転向きFに傾斜して延在する。この溝壁56は、タイヤ52の回転によって、縦壁溝54から水を排出する作用を助長する。このタイヤ52は、縦壁溝54の水の排出性に優れている。水を排出することで、次にブロック40sが路面に接地した際に水が吸い上げ易くされている。
In the
ここでは、ブロック40sの壁面44sについて説明がされたが、このタイヤ52では、ブロック40sの壁面42sについても、複数の縦壁溝54が形成されている。ブロック40cの壁面42c及び44cについても、複数の縦壁溝54が形成されている。ブロック40mの壁面42m及び44mについても、複数の縦壁溝54が形成されている。更に、壁面46c、48c、46m、48m、46s及び48sにも、複数の縦壁溝54が形成されてもよい。
Here, the
図6(b)には、本発明に係る更に他の実施形態に係るタイヤ58の一部が示されている。このタイヤ58についても、タイヤ2と同様の構成について、その説明が省略される。タイヤ2と同様の構成について同じ符号を用いて説明がされる。
FIG. 6B shows a part of the
ブロック40sの壁面44sに、複数の縦壁溝60と複数の横壁溝62とが形成されている。それぞれの縦壁溝60は、トレッド面22から半径方向内向きに延在する。それぞれの横壁溝62は、周方向に沿って延びている。横壁溝62は、例えば縦壁溝60と同じ断面形状にされている。横壁溝62は、縦壁溝60に交差して延びている。このタイヤ58では、トレッド面22の半径方向内側に、横壁溝62aが形成され、その内側に横壁溝62bが形成され、更にその内側に横壁溝62cが形成されている。
A plurality of
図6(b)の両矢印Hhは、この縦壁溝60と横壁溝62とが形成されたブロック40sにおいて、縦壁溝60に吸い上げられる液面の上昇高さを表している。このタイヤ58では、縦壁溝60に吸い上げられた水は、横壁溝62aに吸い込まれる。この縦壁溝60と横壁溝62aとが繋がっているので、大量の水を吸い上げられる。この横壁溝62の本数は、1本であってもよい。この横壁溝62は、縦壁溝60と交差して延びていればよく、周方向隣合う縦壁溝60の間で、横壁溝62は互いに繋がっていなくてもよい。
The double-headed arrow Hh in FIG. 6B represents the rising height of the liquid level sucked up by the
このタイヤ58では、高さHhの範囲に3本の横壁溝62が形成されている。この横壁溝62の本数が多いタイヤ58は、より大量の水を吸い上げられる。この観点から、この高さHhの範囲に形成される横壁溝62の本数は、好ましくは2本以上であり、更に好ましくは10本以上であり、特に好ましくは20本以上である。一方で、横壁溝62の本数が多いタイヤ58は、生産性が低下する。この観点から、高さHhに範囲に形成される横壁溝62の本数は、好ましくは40本以下である。
In the
横壁溝62は、直線状に延びていてもよい。横壁溝62は、周方向に傾斜して延びていてもよい。また、縦壁溝60は、半径方向に対して傾斜して延在してもよい。例えば、トレッド面22から半径方向内側に向かって、タイヤ58の回転向きFに傾斜して延在してもよい。
The lateral wall groove 62 may extend linearly. The lateral wall groove 62 may extend so as to be inclined in the circumferential direction. Further, the
図7(a)には、本発明に係る更に他の実施形態に係るタイヤ64の一部が示されている。このタイヤ64は、タイヤ2の縦壁溝50に代えて縦壁溝66を備えている。ここでは、この縦壁溝66について説明がされる。このタイヤ64について、タイヤ2と同様の構成について、その説明が省略される。タイヤ2と同様の構成について同じ符号を用いて説明がされる。
FIG. 7A shows a part of the
この縦壁溝66は、縦壁溝50の断面形状が異なる他は、縦壁溝50と同様に形成されている。この縦壁溝66は、本体部68及び開口部70を備えている。本体部68は、断面における輪郭は円弧状にされている。開口部70は、本体部68から壁面44sまで延在する。図7(a)の両矢印Wgは、縦壁溝66としての本体部68の幅を表している。両矢印Dgは、縦壁溝66の深さを表している。両矢印Waは、開口部70の幅を表している。この縦壁溝66の本体部68の輪郭は、直径がWgの円弧で形成されている。この開口部70の幅Waは、本体部68の幅Wgより小さい。
The
この縦壁溝66は、開口部70の幅Waを小さくすることで、水を吸い上げる効果が高い。この幅Waを小さくすることで、吸い上げられる水の高さを高くしうる。この縦壁溝66を多数形成することで、より大量の水が吸い上げられる。この縦壁溝66は、水膜の形成を抑制する効果を高める。この縦壁溝66が半径方向に傾斜して延びてもよい。また、縦壁溝66に交差する横溝が形成されてもよい。
The
図7(b)には、本発明に係る更に他の実施形態に係るタイヤ72の一部が示されている。このタイヤ72は、タイヤ64の縦壁溝66に代えて縦壁溝74を備えている。この縦壁溝74は、本体部76及び開口部78を備えている。この本体部76は、底から壁面44sに向かって、幅が漸減している。開口部78は、本体部76から壁面44sまで延在する。図7(b)の両矢印Wgは、縦壁溝74としての本体部76の幅を表している。両矢印Dgは、縦壁溝74の深さを表している。両矢印Waは、開口部78の幅を表している。この開口部78の幅Waは、本体部76の幅Wgより小さい。このタイヤ72でも、縦壁溝74は、幅Waを小さくすることで、水を吸い上げる効果が高められる。この縦壁溝74が半径方向に傾斜して延びてもよい。また、縦壁溝74に交差する横溝が形成されてもよい。
FIG. 7B shows a part of the
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。 Hereinafter, the effects of the present invention will be clarified by Examples, but the present invention should not be construed in a limited manner based on the description of these Examples.
[実施例1]
図1−4に示されたタイヤを製作した。このタイヤでは、更に、縦壁溝に交差する横壁溝が形成されていた。この縦壁溝の幅Wgと、横壁溝の本数とは、表1に示される通りであった。表1の横壁溝の本数は、縦壁溝に吸い上げられる水の液面の高さHhの範囲にある本数を表している。
[Example 1]
The tires shown in Figure 1-4 were manufactured. In this tire, a horizontal wall groove intersecting the vertical wall groove was further formed. The width Wg of the vertical wall groove and the number of horizontal wall grooves are as shown in Table 1. The number of horizontal wall grooves in Table 1 represents the number of water in the range of the height Hh of the liquid level of water sucked up by the vertical wall grooves.
[比較例1]
市販タイヤが準備された。このタイヤは、縦壁溝及び横壁溝が形成されていなかった。その他の基本的構成は、実施例1と同様であった。
[Comparative Example 1]
Commercial tires were prepared. This tire had no vertical wall grooves and no horizontal wall grooves. Other basic configurations were the same as in Example 1.
[実施例2−4]
この縦壁溝の幅Wgと横壁溝の本数とを、下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2−4のタイヤを得た。
[Example 2-4]
The tires of Example 2-4 were obtained in the same manner as in Example 1 except that the width Wg of the vertical wall grooves and the number of horizontal wall grooves were set as shown in Table 1 below.
[耐ウェット性評価]
これらのタイヤが水槽の貯められた水の液面に接触した状態で所定時間保持された。その後に、水槽内の水の重量の変化が求められた。この重量の変化量が水の吸い上げ量とされた。この結果が、実施例1のタイヤを100とした指数として、下記の表1に示されている。この指数の数値が大きいほど、水の吸い上げ量が大きい。この数値が大きいほど好ましい。
[Wet resistance evaluation]
These tires were held for a predetermined time in contact with the liquid level of the stored water in the water tank. After that, a change in the weight of water in the aquarium was sought. The amount of this change in weight was taken as the amount of water sucked up. This result is shown in Table 1 below as an index with the tire of Example 1 as 100. The larger the value of this index, the larger the amount of water sucked up. The larger this value is, the more preferable.
表1に示される様に、実施例のタイヤでは、比較例のタイヤに比較して、水の吸い上げ量が大きい。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。 As shown in Table 1, the amount of water sucked up by the tires of the examples is larger than that of the tires of the comparative examples. From this evaluation result, the superiority of the present invention is clear.
以上説明されたタイヤは、トレッドに溝が形成されたタイヤに広く適している。ここでは、重荷重用タイヤを例に説明がされたが、本発明は、乗用車、SUV、ライトトラック等に装着されるタイヤに広く適用できる。特に、このタイヤは、雪道や凍結路で一時停止した後の発進時に高いウェット性能を発揮しうる。この観点から、スタッドレスタイヤ、スパイクタイヤ、スノータイヤ等の冬用タイヤに特に適している。 The tires described above are widely suitable for tires with grooves formed in the tread. Here, the explanation has been given using a heavy-duty tire as an example, but the present invention can be widely applied to a tire mounted on a passenger car, an SUV, a light truck, or the like. In particular, this tire can exhibit high wet performance when starting after pausing on a snowy road or an icy road. From this point of view, it is particularly suitable for winter tires such as studless tires, studded tires and snow tires.
2、52、58、64、72・・・タイヤ
4・・・トレッド
22・・・トレッド面
24・・・端面
36・・・主溝
38・・・横溝
40・・・ブロック
42・・・壁面
44・・・壁面
46・・・壁面
48・・・壁面
50、54、60、66、74・・・縦壁溝
56・・・溝壁
62・・・横壁溝
66、76・・・本体部
68、78・・・開口部
2, 52, 58, 64, 72 ... Tires 4 ...
Claims (6)
上記トレッドに溝が刻まれて複数の陸部が形成されており、
上記陸部が上記溝によって形成される壁面を備えており、
上記壁面にトレッド面から半径方向内向きに延在する縦壁溝が形成されており、
上記縦壁溝の幅が0.05mm以上1.0mm以下であるタイヤ。 Equipped with a tread that forms a tread surface that touches the road surface
Grooves are carved in the above tread to form multiple land areas.
The land portion has a wall surface formed by the groove.
A vertical wall groove extending inward in the radial direction from the tread surface is formed on the wall surface.
A tire having a vertical wall groove width of 0.05 mm or more and 1.0 mm or less.
上記開口部の開口幅が上記本体部の幅より小さい請求項1に記載のタイヤ。 The vertical wall groove is provided with a main body portion formed by the width of the vertical wall groove and an opening opening from the main body portion to the wall surface.
The tire according to claim 1, wherein the opening width of the opening is smaller than the width of the main body.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019135002A JP2021017178A (en) | 2019-07-23 | 2019-07-23 | tire |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019135002A JP2021017178A (en) | 2019-07-23 | 2019-07-23 | tire |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021017178A true JP2021017178A (en) | 2021-02-15 |
Family
ID=74562959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019135002A Pending JP2021017178A (en) | 2019-07-23 | 2019-07-23 | tire |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021017178A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102021000853A1 (en) | 2020-02-21 | 2021-08-26 | Ngk Insulators, Ltd. | Zeolite membrane complex, process for the preparation of a zeolite membrane complex and hydrothermal synthesis device |
-
2019
- 2019-07-23 JP JP2019135002A patent/JP2021017178A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102021000853A1 (en) | 2020-02-21 | 2021-08-26 | Ngk Insulators, Ltd. | Zeolite membrane complex, process for the preparation of a zeolite membrane complex and hydrothermal synthesis device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8210219B2 (en) | Pneumatic tire with tread having crown rib and middle ribs | |
US10343462B2 (en) | Pneumatic tire | |
JP6006772B2 (en) | Pneumatic tire | |
JP6436080B2 (en) | Pneumatic tire | |
US8640750B2 (en) | Pneumatic tire with tread having shoulder blocks and crown blocks | |
US9457622B2 (en) | Pneumatic tire | |
JP5044289B2 (en) | Pneumatic tire | |
US10899178B2 (en) | Pneumatic tire | |
EP1189770B1 (en) | High-performance tyre for a motor vehicle | |
JP5564224B2 (en) | Pneumatic tire | |
US6079464A (en) | Studless tire having lateral grooves | |
US11241918B2 (en) | Pneumatic tire | |
JP6828496B2 (en) | Pneumatic tires | |
JP2011225084A (en) | Pneumatic tire | |
JP7187255B2 (en) | pneumatic tire | |
WO2018225371A1 (en) | Pneumatic tire | |
JP2018111453A (en) | Pneumatic tire | |
JPH0268205A (en) | Pneumatic tire | |
JP4979864B2 (en) | High performance tire for automobile | |
JP2018131125A (en) | Pneumatic tire | |
JP2018111450A (en) | Pneumatic tire | |
JP2021003948A (en) | Pneumatic tire | |
JP6446112B2 (en) | Pneumatic tire | |
JP2021017178A (en) | tire | |
JP2018131048A (en) | Pneumatic tire |