JP2021016292A - 電子機器およびその充電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 充電装置の電源である電池の電圧低下を原因として生じ得る、電子機器の意図しない電源オン状態への遷移を防いで、無駄に電力を消費することなく実使用できる時間を長くすることができる電子機器および充電システムを提供する。【解決手段】 電子機器の制御回路は、第1被給電端子と第2被給電端子との間の電圧値を継続的に計測して、電圧値が所定の第1電圧値から第1電圧値よりも低い所定の第2電圧値に変化する経過時間を測定し、経過時間が所定の閾値よりも短い時間である場合には、電子機器を電源オン状態に遷移させ、経過時間が所定の閾値よりも長い時間である場合には、電子機器を電源オン状態に遷移させない。【選択図】 図1

Description

本発明は、充電池を備える電子機器と、その電子機器を含む充電システムに関して、特に、その電子機器を充電する充電装置が、内蔵する電池により充電池を充電する電子機器およびその充電システムに関する。
充電池を備える電子機器として、例えば、携帯電話、ポータブルオーディオ機器、ワイヤレスイヤホンなどの充電池で動作する無線通信機能を有する電子機器がある。充電池を備える電子機器は、内蔵する充電池を充電する場合に、電子機器を充電装置に連結するようにして給電の端子同士を接続し、充電池に電力を供給する。
補聴器またはイヤホンといった充電池を備える小型の電子機器では、携帯性に優れるこれらの電子機器を収容して携帯可能にするケースを設ける場合がある。また、その場合には、携帯可能なケースにも電池を内蔵して、ケースに電子機器の充電装置としての充電機能を設けるものがある。
例えば、従来には、補聴器を収納するケース本体と、このケース本体内に配設した充電装置と、この充電装置に設けられ補聴器の受電用電極と接触する給電用電極と、上記充電装置に接続してケース本体に設けられ補聴器の充電状況を表示する表示素子と、上記ケース本体に開閉自在に取付けた蓋体に設けられ蓋体を通して表示素子の表示を透視させ乞透視窓とを具備したことを特徴とする補聴器収納装置がある(特許文献1)。
また、従来には、無線通信機を含むポータブル聴取デバイス用のケースであって、前記ポータブル聴取デバイスの受容領域を有するハウジングと、前記ハウジングに取り付けられ、前記ポータブル聴取デバイスが前記受容領域に配置されたときに前記ポータブル聴取デバイスを覆う閉鎖位置と、ユーザーが前記受容領域から前記ポータブル聴取デバイスを取り出し可能な開放位置との間で動作可能な蓋と、前記ケースとのユーザーの相互作用を検出し、前記検出されたユーザーの相互作用に応じて信号を生成するように構成された回路を含む入力デバイスと、前記入力デバイスに結合したプロセッサであって、前記生成された信号に応じて、前記ポータブル聴取デバイスに命令を送信し、ホスト電子デバイスへの前記ポータブル聴取デバイスの無線ペアリングを開始するように構成された、プロセッサと、を備えるケースがある(特許文献2)。
例えば、特許文献2のポータブル聴取デバイスはワイヤレスイヤホンであって、ワイヤレスイヤホンのケースに電池が備わっており、ワイヤレスイヤホンがケース内に配置された場合にケースの電池からワイヤレスイヤホンの充電池に充電することができる。また、ケースは蓋が開いているかどうかを検出して、ワイヤレスイヤホンのワイヤレス無線機をオン/オフさせることができ、ワイヤレスイヤホンの電力消費の最小化を図っている。
つまり、このようなワイヤレスイヤホンでは、ユーザーがワイヤレスイヤホンをケースに収めている場合には、ケースに内蔵する電池がワイヤレスイヤホンの充電池に対して充電するように動作し、ユーザーがワイヤレスイヤホンをケースから取り出す場合には、給電端子に電力が供給されなくなって充電装置から充電できなくなるので、これを検知してユーザーがワイヤレスイヤホンを使用できるように電源オン状態に遷移させる。
ただし、従来には、充電装置の内蔵する電池の電圧が著しく低下すると、給電端子に出力される電圧値が低くなり、その結果、ユーザーがワイヤレスイヤホンをケースから取り出さなくても、ワイヤレスイヤホンは誤って電源オン状態に遷移してしまう場合があるという問題がある。電子機器と充電装置との接続が、これらの給電端子が一組の正負の端子のみである場合には、充電装置から電子機器に充電装置の内蔵する電池の電圧低下を通知できないからである。また、この問題が生じる場合には、ユーザーが使用する意図が無いケースに収めている際にもワイヤレスイヤホンは無駄に電力を消費してしまうことになり、実使用できる時間が短くなるという問題を生じる。
電子機器であるワイヤレスイヤホンの充電池を充電する充電装置が携帯性に優れるケースであるような場合には、このケースが内蔵する電池も比較的に小型になるので、電池の電池容量が小さくなり、充電装置の給電端子に現れる電圧値が短時間で小さくなりやすい。したがって、充電装置の電池の電圧低下を原因とする意図せぬ電源オン状態への遷移は、可能な限り発生しないよう要望されている。
実公昭53−3682号公報 特許第6318315号公報
本発明は、上記の従来技術が有する問題を解決するためになされたものであり、その目的は、特に、充電池を備える電子機器と、その電子機器を含む充電システムに関して、充電装置の電源である電池の電圧低下を原因として生じ得る、電子機器の意図しない電源オン状態への遷移を防いで、無駄に電力を消費することなく実使用できる時間を長くすることができる電子機器および充電システムを提供することにある。
本発明の電子機器は、制御回路と、充電池である第1電池と、第1電池を充電する充電回路と、充電回路に接続する第1被給電端子並びに第2被給電端子と、を備える電子機器であって、制御回路が、第1被給電端子と第2被給電端子との間の電圧値を継続的に計測して、電圧値が所定の第1電圧値から第1電圧値よりも低い所定の第2電圧値に変化する経過時間を測定し、経過時間が所定の閾値よりも短い時間である場合には、電子機器を電源オン状態に遷移させ、経過時間が所定の閾値よりも長い時間である場合には、電子機器を電源オン状態に遷移させない。
好ましくは、本発明の電子機器は、制御回路が、充電回路が第1電池の充電を開始する際の第1被給電端子と第2被給電端子との間の電圧値を計測して、電圧値をもとに第1電圧値および第2電圧値を設定する。
好ましくは、本発明の電子機器は、制御回路が、継続的に計測した電圧値が、第1電圧値から第1電圧値と第2電圧値との間の電圧値である第3電圧値を経て第2電圧値に至ることを確認して、経過時間を測定する。
また、好ましくは、本発明の電子機器は、第1電池から電力を供給されて、制御回路から制御されて動作する負荷回路をさらに備え、負荷回路が、電源オン状態において無線により制御信号並びに音声信号を送受信する送受信回路と、音声信号を電力増幅する増幅回路と、増幅回路から出力される音声信号を音波に電気音響変換するスピーカーユニットと、を少なくとも含む。
また、好ましくは、本発明の電子機器の充電システムは、上記の電子機器と、電子機器を連結する際に、第1被給電端子に接続する第1給電端子、および、第2被給電端子に接続する第2給電端子と、第1給電端子並びに第2給電端子と接続して電子機器の充電回路に電力を供給して第1電池を充電する第2電池と、を備える充電装置と、を含む。
また、好ましくは、本発明の電子機器の充電システムは、充電装置が、電子機器を所定位置に収容するケースであり、所定位置に電子機器を収容する場合に、第1被給電端子と第1給電端子とが接続し、かつ、第2被給電端子と第2給電端子とが接続する。
以下、本発明の作用について説明する。
本発明の電子機器は、制御回路と、充電池である第1電池と、第1電池を充電する充電回路と、充電回路に接続する第1被給電端子並びに第2被給電端子と、を備える電子機器であって、第1電池を充電する充電装置と連結して充電システムを構成する。充電装置は、電子機器を連結する際に、第1被給電端子に接続する第1給電端子、および、第2被給電端子に接続する第2給電端子と、第1給電端子並びに第2給電端子と接続して電子機器の充電回路に電力を供給して第1電池を充電する第2電池と、を備えるようにすればよい。
電子機器は、第1電池から電力を供給されて、制御回路から制御されて動作する負荷回路をさらに備えてもよい。例えば、電子機器の負荷回路が、電源オン状態において無線により制御信号並びに音声信号を送受信する送受信回路と、音声信号を電力増幅する増幅回路と、増幅回路から出力される音声信号を音波に電気音響変換するスピーカーユニットと、を少なくとも含めば、ワイヤレスイヤホンを構成することができる。また、充電装置が、電子機器としてのワイヤレスイヤホンのケースである場合には、所定位置にワイヤレスイヤホンを収容する場合に、第1被給電端子と第1給電端子とが接続し、かつ、第2被給電端子と第2給電端子とが接続する。
したがって、電子機器と充電装置とを連結して充電する際には、電子機器の第1被給電端子並びに第2被給電端子の間の電圧値は、充電装置の第2電池の正負端子間の電圧値と等しくなる。また、電子機器が充電装置から連結を解除されて離れれば、電子機器の第1被給電端子並びに第2被給電端子の間の電圧値は、ほぼゼロになる。
電子機器の制御回路は、第1被給電端子と第2被給電端子との間の電圧値を継続的に計測して、電圧値が所定の第1電圧値から第1電圧値よりも低い所定の第2電圧値に変化する経過時間を測定する。経過時間が所定の閾値よりも短い時間である場合には、電子機器が充電装置から連結を解除されたと判断して、電子機器を第1電池の電力で動作する電源オン状態に遷移させる。また、経過時間が所定の閾値よりも長い時間である場合には、電子機器を電源オン状態に遷移させない。
つまり、充電装置の内蔵する第2電池の電圧が、例えば長期の充電によって著しく低下して、その結果として給電端子に出力される電圧値が低くなっても、本発明の電子機器の制御回路は、例えばユーザーがワイヤレスイヤホンをケースから取り出したと誤って判断することがなく、電源オン状態に遷移しない。その結果、ユーザーが使用する意図が無いケースに収めている際に、ワイヤレスイヤホンは無駄に電力を消費してしまうことが無くなり、実使用できる時間を長くすることができる。
電子機器の制御回路は、充電回路が第1電池の充電を開始する際の第1被給電端子と第2被給電端子との間の電圧値を計測して、電圧値をもとに第1電圧値および第2電圧値を設定するようにしてもよい。充電開始時に充電装置の内蔵する第2電池の電圧がある程度低下していたとしても、電子機器が充電装置から連結を解除されたと正確に判断することができる。
また、電子機器の制御回路は、継続的に計測した電圧値が、第1電圧値から第1電圧値と第2電圧値との間の電圧値である第3電圧値を経て第2電圧値に至ることを確認して、経過時間を測定するようにしてもよい。測定した経過時間が、電源オン状態に遷移させるべき場合なのか、電源オン状態に遷移させるべきでない場合なのか、を正確に判断することができる。
本発明の電子機器および充電システムは、充電装置の電源である電池の電圧低下を原因として生じ得る、電子機器の意図しない電源オン状態への遷移を防いで、無駄に電力を消費することなく実使用できる時間を長くすることができる。
本発明の好ましい実施形態による電子機器および充電システムについて説明する図である。(実施例1) 本発明の好ましい実施形態による電子機器の制御回路が、継続的に計測する電圧値について説明するグラフである。(実施例1) 本発明の好ましい実施形態による電子機器の制御回路の動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施形態による電子機器および充電システムについて説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
図1は、本発明の好ましい実施形態による電子機器および充電システムについて説明する図である。具体的には、図1は、電子機器1と、その充電装置2並びに充電システム3の構成を示すブロックダイアグラムである。なお、本発明の説明に不要な構成については、図示及び説明を省略する。
電子機器1は、電子機器1の動作を制御する制御回路としてのCPU11と、電子機器1の電源であって充電池である第1電池12と、第1電池12を充電する充電回路13と、を備える。また、電子機器1は、その筐体の底面10に露出する第1被給電端子14並びに第2被給電端子15を備え、第1被給電端子14並びに第2被給電端子15は、充電回路13に接続している。
電子機器1は、CPU11から制御されて動作する負荷回路16をさらに備える。本実施例の電子機器1の負荷回路16は、電源オン状態において無線により制御信号並びに音声信号を送受信する(図示しない)送受信回路と、音声信号を電力増幅する(図示しない)増幅回路と、増幅回路から出力される音声信号を音波に電気音響変換する(図示しない)スピーカーユニットと、を少なくとも含む。したがって、本実施例の電子機器1は、ワイヤレスイヤホンを構成する。
また、充電装置2は、電子機器1の底部10が載置される凹部20を備え、電子機器1を所定位置に収容して連結することができる。充電装置2は、凹部20に第1給電端子24および第2給電端子25を備え、第1給電端子24および第2給電端子25は第2電池22に接続している。
この充電システム3では、電子機器1の底部10が充電装置2の凹部20に載置されて連結されると、第1被給電端子14と第1給電端子24とが接続し、さらに、第2被給電端子15と第2給電端子25とが接続する。電子機器1と充電装置2とを連結して充電する際には、第1被給電端子14と第1給電端子24とが接続し、さらに、第2被給電端子15と第2給電端子25とが接続するので、第1被給電端子14並びに第2被給電端子15の間の電圧値(Charge)は、充電装置2の第2電池22の正負端子間の電圧値と等しくなる。
したがって、充電装置2は、電子機器1を連結する際に、第2電池22から電子機器1の充電回路13に電力を供給して第1電池12を充電することができる。本実施例の充電装置2が、ワイヤレスイヤホンのケースである場合には、所定位置である凹部20に電子機器1であるワイヤレスイヤホンを収容する際に、第2電池22から第1電池12を充電することができる。
図2は、電子機器1のCPU11が、継続的に計測する第1被給電端子14並びに第2被給電端子15の間の電圧値について説明するグラフである。具体的には、それぞれ横軸に時間をとり、縦軸に第1被給電端子14並びに第2被給電端子15の間の電圧値(Charge)をとった模式的なグラフであって、図2(a)がユーザーにより電子機器1が充電装置2から連結を解除されて離れる場合であり、図2(b)が充電装置2の第2電池22の電圧が長期の充電によって低下する場合である。
図2(a)に示すように、電子機器1が充電装置2から連結を解除されて離れれば、電子機器1の第1被給電端子14並びに第2被給電端子15の間の電圧値は、所定の第1電圧値Highから瞬時に急激に低下して所定の第2電圧値Lowに変化し、ほぼゼロになる。電圧が変化する時間は極めて短いが、電子機器1のCPU11は、第1被給電端子14並びに第2被給電端子15の間の電圧値を継続的に計測して、少なくとも電圧値がHighからLowに変化する経過時間を、タイマーを動作させて測定することができる。例えば、ユーザーがワイヤレスイヤホンをケースから取り出すように、電子機器1と充電装置2との連結を解除すれば、ワイヤレスイヤホンを使用可能になり、その際に動作できる電源オン状態に遷移するのが好ましい。
一方で、図2(b)に示すように、充電装置2の第2電池22の電圧が長期の充電によって低下するような場合には、電子機器1の第1被給電端子14並びに第2被給電端子15の間の電圧値は、所定の第1電圧値Highから徐々に低下して、HighとLowとの間の第3の電圧値であるMidを経て所定の第2電圧値Lowに変化する。電子機器1のCPU11は、電圧が変化する時間は比較的に長くなるものの、第1被給電端子14並びに第2被給電端子15の間の電圧値を継続的に計測して、同様に電圧値がHighからLowに変化する経過時間を、タイマーを動作させて測定することができる。例えば、ユーザーがワイヤレスイヤホンをケースに収めて充電する場合に、電子機器1を連結したまま充電装置2の第2電池22の電圧が低下してしまうことが想定される。
したがって、電子機器1のCPU11は、第1被給電端子14並びに第2被給電端子15の間の電圧値を継続的に計測して、経過時間に基づいて電子機器1を電源オン状態に遷移するべきか否かを判断する。図2(a)に示すように、ユーザーが電子機器1と充電装置2との連結を解除する場合には、例えばワイヤレスイヤホンを使用可能になり、その際に動作できる電源オン状態に遷移するのが好ましい。一方で、図2(b)に示すように、充電装置2の第2電池22の電圧が長期の充電によって低下するような場合には、例えばワイヤレスイヤホンを使用可能な電源オン状態に遷移させるべきではない。ユーザーが使用する意図が無いケースに収めている際にもワイヤレスイヤホンは無駄に電力を消費してしまうことになり、実使用できる時間が短くなるからである。
図3は、電子機器1のCPU11の動作を説明するフローチャートである。CPU11は、電子機器1が充電装置2に連結されて充電中であるか否かを最初に判断する(S01)。CPU11は、電子機器1の第1被給電端子14並びに第2被給電端子15の間の電圧値を計測して、所定値未満の電圧値が計測されれば、充電中ではないと判断する(S01:No)。また、CPU11は、所定値以上の電圧値が計測できれば、充電中であると判断し(S01:Yes)、経過時間を測定するタイマーをクリアする(S02)。
次に、CPU11は、電子機器1の第1被給電端子14並びに第2被給電端子15の間の電圧値を計測して電圧値を取得し(S03)、電圧値が所定の第1電圧値よりも小さいか否かを判断する(S04)。CPU11は、電圧値が所定の第1電圧値よりも小さくないと判断する場合(S04:No)には、タイマーをクリアする(S10)とともに、タイマーをスタートして(S11)、電圧値を取得する(S03)。
CPU11は、電圧値が所定の第1電圧値よりも小さいか否かを判断する(S04)ことを繰り返し、電圧値が所定の第1電圧値よりも小さいと判断する場合(S04:Yes)には、電圧値が所定の第1電圧値よりも低い所定の第2電圧値よりも小さいか否かを判断する(S05)。CPU11は、電圧値が所定の第2電圧値よりも小さくないと判断する場合(S05:No)には、電圧値を再び取得し(S03)、電圧値が所定の第1電圧値よりも小さいか否かを判断する(S04)ことと、電圧値が所定の第2電圧値よりも小さいか否かを判断する(S05)ことと、を繰り返す。
CPU11は、電圧値が所定の第2電圧値よりも小さいと判断する場合(S05:Yes)には、タイマーから経過時間を取得する(S06)。この経過時間は、電圧値が所定の第1電圧値から第2電圧値に変化する時間である。CPU11は、タイマーから取得した経過時間がゼロか否かを判断し(S07)、経過時間がゼロであれば(S07:Yes)、第1被給電端子14並びに第2被給電端子15の間の電圧値を計測して電圧値を取得するステップ(S03)に戻る。
一方で、CPU11は、経過時間がゼロでなければ(S07:No)、CPU11は、一定時間を経過したかどうかによって、この経過時間が所定の閾値よりも短い時間であるか否かを判断する(S08)。経過時間が所定の閾値よりも短い時間であると判断する場合には(S08:No)、CPU11はPOWER ONに移行して、電子機器1を電源オン状態に遷移させる(S09)。経過時間が所定の閾値よりも短い時間であれば、例えば図2(a)の場合のように、ユーザーの操作によって電子機器1が充電装置2から連結を解除されたと判断できるからである。
一方で、CPU11は、経過時間が所定の閾値よりも長い時間であると判断する場合には(S08:Yes)、第1被給電端子14並びに第2被給電端子15の間の電圧値を計測して電圧値を取得するステップ(S03)に戻る。したがって、この場合には、CPU11は電子機器1を電源オン状態に遷移させない。この場合には、例えば図2(b)の場合のように、充電装置2の第2電池22の電圧が長期の充電により低下してしまったのであって、ユーザーの操作によって電子機器1が充電装置2から連結を解除されたのではないと判断できるからである。
所定の第1電圧値並びに所定の第2電圧値は、充電装置2の第2電池22が出力可能な電圧の範囲であって、第2電圧値が第1電圧値よりも低い関係であれば、予めどのような値にも設定できる。例えば、所定の第1電圧値は、第2電池22の満充電時の約80%の電圧値であればよく、所定の第2電圧値は、第2電池22が第1電池12を充電可能な最低の電圧値と設定すればよい。また、経過時間を判断する所定の閾値は、例えば、1秒以上と設定すればよい。
また、CPU11は、充電回路13が第1電池12の充電を開始する際の第1被給電端子14と第2被給電端子15との間の電圧値を計測して、所定の第1電圧値並びに所定の第2電圧値を、計測した電圧値をもとに設定してもよい。例えば、充電回路13が第1電池12の充電を開始する際に取得した電圧値の90%の値を所定の第1電圧値に設定し、所定の第2電圧値を第1電圧値の約10%の電圧値により設定してもよい。また、予め設定していた所定の第1電圧値並びに所定の第2電圧値を、計測した電圧値をもとに再設定してもよい。
その結果、充電開始時に充電装置2の内蔵する第2電池22の電圧がある程度低下していたとしても、電子機器1のCPU11は、第1被給電端子14並びに第2被給電端子15の間の電圧値を継続的に計測して、この経過時間に基づいて電子機器1を電源オン状態に遷移するべきか否かを、正確に判断することができる。
また、CPU11は、図3のフローチャートには図示しないが、ステップ(S03)において継続的に計測した電圧値が、第1電圧値HighからHighとLowとの間の第3の電圧値であるMidを経て第2電圧値Lowに至ることを、ステップ(S04およびS05)で確認して、経過時間を測定するようにしてもよい。継続的に計測した電圧値が、長い経過時間を通じて第3の電圧値Midを経て低下することを確認できれば、長期の充電により充電装置2の内蔵する第2電池22の電圧が低下したと推測できるからである。したがって、測定した経過時間が、電源オン状態に遷移させるべき場合なのか、電源オン状態に遷移させるべきでない場合なのか、を正確に判断することができる。
本実施例の電子機器1のCPU11は、充電開始時に充電装置2の内蔵する第2電池22の電圧がある程度低下していたとしても、電子機器1が充電装置2から連結を解除されたと正確に判断することができる。また、したがって、充電装置2の内蔵する第2電池22の電圧が充電により低下しても、ユーザーが使用する意図が無く充電を続けるように充電装置2に連結している場合には、電子機器1を電源オン状態に遷移させない。したがって、電子機器1は、ユーザーが使用する意図が無い場合に無駄に電力を消費してしまうことが無くなり、実使用できる時間を長くすることができる。
また、充電装置2は、電子機器1の底部10が載置される凹部20に、第2電池22に接続する第1給電端子24および第2給電端子25を備えていればよく、電子機器1のCPU11に接続する別の制御端子をさらに備える必要がない。したがって、充電装置2の構成が単純になり、充電装置2を含む電子機器1の充電システム3は、安価に構成できる利点がある。本実施例の電子機器1と充電装置2の様に、これらの接続が一組の正負の給電端子がのみであって、充電装置2から電子機器1に充電装置の内蔵する電池の電圧低下を通知できない場合であっても、第2電池22の電圧が充電により低下しても、電子機器1を電源オン状態に遷移させないからである。
なお、電子機器1のCPU11は、電子機器1を第1電池の電力で動作する電源オン状態に遷移させるのに、負荷回路16の全てを動作させるようにしてもよいが、その一部のみに電源を供給するに留めてもよい。ユーザーの操作によって電子機器1が充電装置2から連結を解除された電源オン状態において、例えば、無線により制御信号並びに音声信号を送受信する送受信回路にのみ電源を供給するようにしてもよい。CPU11は、更なるユーザー操作を受けて音声信号を電力増幅する増幅回路に電源を供給してもよい。電源オン状態においていきなり音声がスピーカーユニットから再生されるような不具合を防ぐことができる。
また、電子機器1は、本実施例のようなワイヤレスイヤホンでなくともよい。例えば、第1電池12で動作して無線接続するワイヤレスヘッドホン、ワイヤレスマイクロホン、あるいは、ワイヤレスヘッドセット、補聴器、助聴器、等でもよい。また、充電装置2は、電子機器1を連結する際に、これらの電子機器1の第1電池12を充電する第2電池22を備えるケース、置台、スタンド、等であればよい。
本発明の電子機器は、ワイヤレスイヤホンのような家庭用のステレオ再生、もしくはマルチチャンネルサラウンド再生用のオーディオ機器に限らず、車載用、または、携帯型のオーディオ機器や、携帯電話、通信設備等にも適用が可能である。
1 電子機器(ワイヤレスイヤホン)
2 充電装置(ケース)
3 充電システム
10 底部
11 CPU
12 第1電池
13 充電回路
14 第1被給電端子
15 第2被給電端子
16 負荷回路
20 収容部
22 第2電池
24 第1給電端子
25 第2給電端子

Claims (6)

  1. 制御回路と、充電池である第1電池と、該第1電池を充電する充電回路と、該充電回路に接続する第1被給電端子並びに第2被給電端子と、を備える電子機器であって、
    該制御回路が、該第1被給電端子と該第2被給電端子との間の電圧値を継続的に計測して、該電圧値が所定の第1電圧値から該第1電圧値よりも低い所定の第2電圧値に変化する経過時間を測定し、該経過時間が所定の閾値よりも短い時間である場合には、該電子機器を電源オン状態に遷移させ、該経過時間が所定の閾値よりも長い時間である場合には、該電子機器を該電源オン状態に遷移させない、
    電子機器。
  2. 前記制御回路は、前記充電回路が前記第1電池の充電を開始する際の前記第1被給電端子と前記第2被給電端子との間の電圧値を計測して、該電圧値をもとに前記第1電圧値および前記第2電圧値を設定する、
    請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御回路は、継続的に計測した前記電圧値が、前記第1電圧値から該第1電圧値と前記第2電圧値との間の電圧値である第3電圧値を経て該第2電圧値に至ることを確認して、前記経過時間を測定する、
    請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記第1電池から電力を供給されて、前記制御回路から制御されて動作する負荷回路をさらに備え、該負荷回路が、前記電源オン状態において無線により制御信号並びに音声信号を送受信する送受信回路と、該音声信号を電力増幅する増幅回路と、該増幅回路から出力される音声信号を音波に電気音響変換するスピーカーユニットと、を少なくとも含む、
    請求項1から3のいずれかに記載の電子機器。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の電子機器と、
    該電子機器を連結する際に、前記第1被給電端子に接続する第1給電端子、および、前記第2被給電端子に接続する第2給電端子と、該第1給電端子並びに該第2給電端子と接続して該電子機器の前記充電回路に電力を供給して前記第1電池を充電する第2電池と、を備える充電装置と、を含む、
    電子機器の充電システム。
  6. 前記充電装置が、前記電子機器を所定位置に収容するケースであり、該所定位置に該電子機器を収容する場合に、前記第1被給電端子と前記第1給電端子とが接続し、かつ、前記第2被給電端子と前記第2給電端子とが接続する、
    請求項5に記載の電子機器の充電システム。
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