JP2021015082A - レインセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】車両が夜間雨天時にトンネルに進入する際、早期にオートワイパ制御を停止させることができるレインセンサを提供する。【解決手段】処理部107は、トンネル400の入口部403に設けられた入口照明401の照明強度に対応した入口照明閾値と、トンネル400の入口部403よりも内側の内部404に等間隔に設けられた基本照明402の照明強度に対応した基本照明閾値と、を有する。処理部107は、オートワイパ制御行われている場合、上方光信号を入力して上方光信号が示す信号値と入口照明閾値及び基本照明閾値とを比較する。処理部107は、信号値が入口照明閾値を1回超えた後に信号値が基本照明閾値を1回超える場合、車両500が夜間にトンネル400に進入したと判定し、オートワイパ制御を停止させる。【選択図】図4

Description

本発明は、レインセンサに関する。
従来より、車両のワイパ装置を制御する処理部を備えたレインセンサが、例えば特許文献1で提案されている。
処理部は、発光素子からパルス光を連続して発光させ、発光前のタイミングと発光タイミングとの受光値の差分をパルス光毎にセンサ出力として取得する。また、処理部は、センサ出力の前回値と今回値との差分値を取得し、差分値が異常判定値を超えない場合は今回値が正常値であると判定して今回値をセンサ出力とする。一方、処理部は、差分値が異常判定値を超える場合は今回値が異常値であると判定して今回値を前回値に置き換え、センサ出力とする。そして、処理部は、センサ出力に基づいて車両のワイパ装置の動作を制御する。
これによると、発光時間が非常に短い光が入射したとしても今回値は制御処理には利用されないので、不要な出力変動が起こらない。よって、発光時間が短い光が入射した場合にワイパ装置を誤作動させないようにすることが可能になっている。
特開2018−136220号公報
レインセンサとして、車両の外部の照度を検出するライトセンサを備えるものが知られている。レインセンサの処理部は、ライトセンサの検出照度がトンネル内を示す閾値を超えた場合、車両がトンネルに進入したと判定してオートワイパ制御を停止させる。これにより、昼間雨天時、トンネル進入後にワイパの空払拭を避けることができる。
しかしながら、車両が夜間にトンネルに進入する際、トンネルの外部と内部とでは照度差が小さいので、ライトセンサの検出照度が閾値を超えにくくなる。このため、レインセンサは、車両がトンネルに進入したことを判定することができず、トンネル進入の際にオートワイパ制御を停止させることが難しかった。よって、夜間雨天時、トンネル進入後にワイパの空払拭が続いてしまう可能性があった。
本発明は上記点に鑑み、車両が夜間雨天時にトンネルに進入する際、早期にオートワイパ制御を停止させることができるレインセンサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1、2に記載の発明では、レインセンサは、車両(500)のフロントガラス(200)に設置され、フロントガラスに付着する雨滴量を検出し、雨滴量に応じて車両のワイパ装置(300)を動作させるオートワイパ制御を行う。
レインセンサは、車両の前方よりも上方から照射される上方光を検出して上方光信号として出力する受光素子(103)を含む。また、レインセンサは、処理部(107)を含む。
請求項1に記載の発明では、処理部は、トンネル(400)の入口部(403)に設けられた入口照明(401)の照明強度に対応した入口照明閾値を有する。処理部は、トンネルの入口部よりも内側の内部(404)に等間隔に設けられた基本照明(402)の照明強度に対応した基本照明閾値を有する。処理部は、オートワイパ制御が行われている場合、上方光信号を入力して上方光信号が示す信号値と入口照明閾値及び基本照明閾値とを比較する。処理部は、信号値が入口照明閾値を1回超えた後に信号値が基本照明閾値を1回超える場合、車両が夜間にトンネルに進入したと判定し、オートワイパ制御を停止させる夜間トンネル判定処理を行う。
請求項2に記載の発明では、処理部は、トンネル(400)の入口部(403)よりも内側の内部(404)に等間隔に設けられた基本照明(402)の照明強度に対応した基本照明閾値を有する。処理部は、オートワイパ制御が行われている場合、上方光信号を入力して上方光信号が示す信号値と基本照明閾値とを比較する。処理部は、信号値が基本照明閾値を複数回超える場合、車両が夜間にトンネルに進入したと判定し、オートワイパ制御を停止させる夜間トンネル判定処理を行う。
これによると、夜間トンネル判定処理において、トンネルに特有の照明光が判定される。このため、トンネルの外部と内部とで照度差が小さい夜間において、車両がトンネルに進入したことを判定することができる。したがって、車両が夜間雨天時にトンネルに進入する際、早期にオートワイパ制御を停止させることができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態に係るレインセンサの断面図である。 トンネルに設置された入口照明及び基本照明を示した模式図である。 トンネル進入後の時間と上方光強度との関係を示した図である。 第1実施形態に係る夜間トンネル判定処理の内容を示したフローチャートである。 第2実施形態に係る夜間トンネル判定処理の内容を示したフローチャートである。 第3実施形態に係る夜間トンネル判定処理の内容を示したフローチャートである。 第4実施形態に係るレインセンサの構成を示したブロック図である。 トンネルの手前で撮影された画像の模式図である。 トンネルの内部で撮影された画像の模式図である。 第4実施形態に係る画像認識処理の内容を示したフローチャートである。 第5実施形態に係るレインセンサの構成を示したブロック図である 第5実施形態に係る照合処理の内容を示したフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態に係るレインセンサは、車両のフロントガラスに設置され、フロントガラスに付着した雨滴量に応じて車両のワイパ装置を制御する装置である。
図1に示されるように、レインセンサ100は、発光素子101、受光素子102、103、104、レンズ105、106、処理部107、及び回路基板108を備える。
発光素子101は、車両のフロントガラス200の外面201に付着した雨滴を検出するための測定光を照射する発光装置である。発光素子101は、フロントガラス200の内面202側に配置されると共に、内面202側に向かって発光する。
発光素子101は、フロントガラス200に向かって発光する発光ダイオード(LED)として構成されている。発光素子101は例えば半導体チップに形成されている。なお、フロントガラス200の外面201は車両の外側の面であり、内面202は車室内の面である。
受光素子102は、発光素子101の光を受光する受光装置である。受光素子102は、フロントガラス200の内面202側に配置されると共に、フロントガラス200の外面201で反射した発光素子101の光を受光する。
各受光素子103、104は、車両の外部からフロントガラス200を介して車室に入射する光を検出する受光装置である。受光素子103は、車両の前方よりも上方から照射される上方光を検出して上方光信号として処理部107に出力する。受光素子104は、車両の前方から照射される前方光を検出して前方光信号として処理部107に出力する。
各受光素子102〜104は、フロントガラス200の内面202側に配置される。各受光素子102〜104は、受光した光の強度を検出するフォトダイオード(PD)として構成されている。各受光素子102〜104は例えば半導体チップに形成されている。なお、受光素子103、104は、上方光や前方光の光を受光するために光の指向特性が設定される。
レンズ105は、雨滴を検出するための光学部品である。レンズ105は、発光素子101から照射された光を内部に導くと共に平行光になるようにコリメートし、当該コリメートした光をフロントガラス200の外面201に導くと共に外面201で反射した光を受光素子102に導く。レンズ106は、車両の外部の照度を検出するための光学部品である。レンズ106は、車両の外部からフロントガラス200を介して車室に入射する光を内部に導くと共に受光素子103、104に導く。
レンズ105、106は、ガラス、ポリカーボネート、アクリル等の材料によって形成されている。発光素子101、受光素子102、及びレンズ105が雨滴検出部を構成する。また、受光素子103、104及びレンズ106が光検出部を構成する。
処理部107は、雨滴検出部及び光検出部に共通の信号処理装置である。処理部107は、予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う。処理部107は、例えばマイクロコンピュータとして構成されている。
処理部107は、雨滴がフロントガラス200に付着していない状態での受光素子102の受光量を100%とし、受光素子102の受光量の変化を雨滴量として検出する。つまり、処理部107は、受光量の低下分を雨滴量として検出する。処理部107は、雨滴量に応じて車両のワイパ装置300を動作させるオートワイパ制御を行う。
ワイパ装置300は、車両のワイパを駆動制御する装置であり、例えばECU(Electrical Control Unit)として構成されている。ワイパ装置300は、図示しないマイクロコンピュータ、ワイパモータ制御回路、及びワイパモータ駆動部を備え、車両のバッテリからの電源供給によって動作可能になっている。なお、オートワイパ制御は、ユーザによってON/OFFが設定される。
処理部107は、各受光素子103、104の検出結果に基づき、昼間雨天時に、車両がトンネルに進入したことを判定し、オートワイパ制御を停止させる判定処理を行う。また、処理部107は、上方光を受光する受光素子103の検出結果に基づき、夜間雨天時に、車両がトンネルに進入したことを判定する夜間トンネル判定処理を行う。このため、処理部107は、入口照明の照明強度に対応した入口照明閾値と、基本照明の照明強度に対応した基本照明閾値と、を有する。入口照明閾値及び基本照明閾値は、上方光信号が示す信号値に対する比較対象である。
ここで、図2に示されるように、トンネル400には入口照明401及び基本照明402が設けられている。入口照明401は、トンネル400の入口部403に設けられた複数の照明である。一方、基本照明402は、トンネル400の入口部403よりも内側の内部404に等間隔に設けられた複数の照明である。日本の国土交通省から発表されている「LED道路・トンネル照明導入ガイドライン(案)」の「3.2.1.2 灯具の配置」の欄によると、基本照明402が等間隔で配置される旨が記載されている。
基本照明402は、トンネル400の入口部403にも設置されている。基本照明402の照度は、入口照明401の照度よりも小さい。したがって、トンネル400の入口部403において車両500に与える影響は、基本照明402よりも入口照明401の方が大きい。
具体的には、図3に示されるように、車両500が一定速度でトンネル400に進入した場合、最初に入口照明401の照明光に対応した1つの大きなピーク405が現れる。この後、基本照明402の照明光に対応した複数のピーク406が現れる。車速が一定の場合、複数のピーク406は等間隔に現れる。
入口照明閾値は、入口照明401のピーク405に対して設定されている。基本照明閾値は、基本照明402のピーク406に対して設定されている。入口照明閾値は、基本照明閾値よりも大きな値に設定されている。
その他、処理部107は、各受光素子103、104の検出結果に基づき、例えば日中に橋げたやトンネルに進入したときに車両のヘッドライト及びテールライトを自動点消灯させるオートライトシステムに適用される。
図1に示された回路基板108は、発光素子101、各受光素子102〜104、処理部107やコネクタ等の図示しない電子部品が実装された部品である。回路基板108は例えばプリント基板である。また、受光素子102は、回路基板108において、発光素子101に対して所定の距離だけ離されて実装されている。
以上が、本実施形態に係るレインセンサ100の構成である。発光素子101、各受光素子102〜104、処理部107等が実装された回路基板108、レンズ105、106は図示しないカバーハウジングに収容されてパッケージ化されている。レンズ105、106は一部がカバーハウジングから露出している。
そして、図1に示されるように、雨滴検出用のレンズ105はシート109に押し付けられる。シート109は、レインセンサ100とフロントガラス200とに挟まれる部材であり、例えばシリコーンシートが採用される。レンズ105に導入された測定光はこのシート109を介してフロントガラス200に入射する。
次に、処理部107の夜間トンネル判定処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。図4に示されたフローチャートは、オートワイパ制御が行われている状態でスタートする。
まず、ステップS110では、受光素子103によって上方光が検出される。上方光の強度は、上方光信号として処理部107に入力される。
ステップS111では、上方光信号が示す信号値が入口照明閾値を1回超えるか否かが判定される。信号値が入口照明閾値を1回超えるとは、図3のピーク405に示されるように、信号値が入口照明閾値を少なくとも1回上回る状態を指す。
信号値が入口照明閾値を超えない場合、車両500は夜間にトンネル400に進入していないとして、夜間トンネル判定処理は終了する。オートワイパ制御が行われている限り、再度、夜間トンネル判定処理がスタートする。
信号値が入口照明閾値を1回超える場合、ステップS112に進む。ステップS112では、上方光信号が示す信号値が基本照明閾値を1回超えるか否かが判定される。信号値が基本照明閾値を1回超えるとは、図3の各ピーク406に示されるように、信号値が基本照明閾値を少なくとも1回上回る状態を指す。
よって、信号値が基本照明閾値を超える回数がカウントされ、信号値が基本照明閾値を超えない場合、車両500は夜間にトンネル400に進入していないとして、夜間トンネル判定処理は終了する。信号値が基本照明閾値を1回超える場合、ステップS113に進む。
ステップS111において信号値が入口照明閾値を1回超えると判定され、この後、ステップS112において信号値が基本照明閾値を1回超えると判定された場合、車両500が夜間にトンネル400に進入したと判定される。
そして、ステップS113では、ワイパ装置300のオートワイパ制御を停止させる。こうして、夜間トンネル判定処理は終了する。
以上説明したように、本実施形態では、上記の夜間トンネル判定処理において、トンネル400に特有の照明光が判定される。すなわち、トンネル400の入口照明401及び基本照明402が検出される。このため、トンネル400の外部と内部とで照度差が小さい夜間において、車両500がトンネル400に進入したことを判定することができる。したがって、車両500が夜間雨天時にトンネル400に進入する際、早期にオートワイパ制御を停止させることができ、ワイパの空払拭が続くことを回避することができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、主に第1実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、処理部107は、トンネル400の基本照明402のみを検知してオートワイパ制御を停止させる夜間トンネル判定処理を行う。このため、処理部107は、基本照明閾値のみを有する。
そして、処理部107は、図5に示されたフローを実行する。まず、ステップS120では、ステップS110と同様に、上方光が検出される。
続いて、ステップS121では、上方光信号が示す信号値が基本照明閾値を複数回超えるか否かが判定される。本実施形態では、基本照明402のみでトンネル400への進入を判定するため、複数の基本照明402を検知する必要があるからである。信号値が基本照明閾値を複数回超えるとは、図3の各ピーク406に示されるように、信号値が基本照明閾値を複数回上回る状態を指す。
信号値が基本照明閾値を複数回超えない場合、車両500は夜間にトンネル400に進入していないとして、夜間トンネル判定処理は終了する。オートワイパ制御が行われている限り、再度、夜間トンネル判定処理がスタートする。
信号値が基本照明閾値を複数回超える場合、ステップS122に進む。ステップS122では、ステップS113と同様に、ワイパ装置300のオートワイパ制御を停止させる。こうして、夜間トンネル判定処理は終了する。
以上のように、信号値が基本照明閾値を複数回超えると判定された場合、車両500が夜間にトンネル400に進入したと判定しても良い。入口部403に入口照明401が設置されていないトンネル400への進入時に有効である。
(第3実施形態)
本実施形態では、主に第2実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、処理部107は、図6に示されたフローを実行する。まず、ステップS130では、ステップS110と同様に、上方光が検出される。
ステップS131では、ステップS111と同様に、上方光信号が示す信号値が入口照明閾値を1回超えるか否かが判定される。信号値が入口照明閾値を超えない場合、夜間トンネル判定処理は終了する。オートワイパ制御が行われている限り、再度、夜間トンネル判定処理がスタートする。
信号値が入口照明閾値を1回超える場合、ステップS132に進む。ステップS132では、ステップS121と同様に、上方光信号が示す信号値が基本照明閾値を複数回超えるか否かが判定される。信号値が基本照明閾値を超えない場合、車両500は夜間にトンネル400に進入していないとして、夜間トンネル判定処理は終了する。信号値が基本照明閾値を複数回超える場合、ステップS133に進む。
ステップS133では、ステップS113と同様に、ワイパ装置300のオートワイパ制御を停止させる。こうして、夜間トンネル判定処理は終了する。
以上のように、処理部107は、夜間トンネル判定処理において、信号値が入口照明閾値を1回超えた後に信号値が基本照明閾値を複数回超える場合、車両500がトンネル400に進入したと判定し、オートワイパ制御を停止させても良い。入口照明401の有無を判定しているので、第2実施形態よりもトンネル判定の精度を向上させることができる。
(第4実施形態)
本実施形態では、主に第1〜第3実施形態と異なる部分について説明する。図7に示されるように、処理部107は、車両500の前方を撮影する撮影部600から車両500の前方が撮影された画像を取得する。
撮影部600は、例えば、車両500に搭載された先進運転支援システム(Advanced Driver Assistance System:ADAS)の一部を構成するものである。撮影部600は、例えば、CMOSカメラである。なお、撮影部600はレインセンサ100に専用のものでも良い。また、撮影部600はレインセンサ100に備えられていても良い。
処理部107は、トンネル400であることを示す認識モデルを用いて、画像に対して画像認識処理を行う。認識モデルとは、夜間に撮影されたトンネル400の手前あるいは内部404の画像に含まれるトンネル400の特徴を表したものである。
例えば、図8に示されるように、トンネル400の手前で撮影された画像601の場合、暗闇の中で中央に明るい部分が写ると共に、明るい部分の中に一列に並んだ複数の光源602が写る。また、図9に示されるように、トンネル400の内部404で撮影された画像603の場合、画像603の上半分に一列に並んだ複数の光源604が写る。これらの明るい部分や光源602、604に対応する明るい部分をトンネル400の認識モデルとする。なお、図8及び図9では、暗闇をハッチングで表現している。
そして、処理部107は、図10に示されたフローを実行する。図10のフローは、例えば、夜間にオートワイパ制御が行われている状態でスタートする。
まず、ステップS140では、車両500の前方が撮影された画像が取得される。続いて、ステップS141では、車両500がトンネル400の入口付近あるいはトンネル400の内部404に位置するか否かが判定される。すなわち、上記の認識モデルを用いた画像認識が行われ、トンネル400の有無が判定される。
ステップS141において、画像にトンネル400が写っていないと判定された場合、ステップS140に戻る。画像にトンネル400が写るまで、画像の取得及び画像認識が繰り返される。
ステップS141において、車両500がトンネル400の手前に位置すると判定された場合、あるいは、車両500がトンネル400の内部404に位置する場合と判定された場合、ステップS142に進む。ステップS142では、第1〜第3実施形態で示された夜間トンネル判定処理が強制的に実行される。
以上説明したように、車両500の前方を撮影し、認識モデルを用いた画像認識を行うことで、早期にトンネル400を検知することができる。このため、早期に夜間トンネル判定処理に移行することができる。
(第5実施形態)
本実施形態では、主に第1〜第4実施形態と異なる部分について説明する。図11に示されるように、処理部107は、ナビゲーション装置700から車両500の位置を示すGPS情報と、地図情報と、を取得する。
ナビゲーション装置700は、ナビゲーション制御部やGPS受信機等を備えた位置検出部、地図情報等を表示する表示部等を有する。なお、GPS情報はレインセンサ100に専用の受信機で受信しても良い。また、地図情報はユーザの携帯端末機から取得したものでも良い。
処理部107は、取得したGPS情報と地図情報とを用いて、車両500の現在位置と地図情報に含まれるトンネル400の位置とを照合する照合処理を行う。トンネル400の位置は、トンネル400の内部404だけでなく、入口付近の位置を含む。
そして、処理部107は、図12に示されたフローを実行する。図12のフローは、例えば、夜間にオートワイパ制御が行われている状態でスタートする。
まず、ステップS150では、ナビゲーション装置700から地図情報が取得される。ステップS151では、車両500の現在の位置を示すGPS情報が取得される。
続いて、ステップS152では、車両500がトンネル400の入口付近あるいはトンネル400の内部404に位置するか否かが判定される。すなわち、上記の照合処理が行われ、車両500の位置が判定される。
ステップS152において、車両500がトンネル400の入口付近あるいは内部404に位置してないと判定された場合、ステップS150に戻る。車両500がトンネル400に近づくまで、GPS情報及び地図情報の取得と照合処理が繰り返される。
ステップS152において、GPS情報が示す車両500の現在位置がトンネル400の手前の位置に含まれると判定した場合、ステップS153に進む。あるいは、GPS情報が示す車両500の現在位置がトンネル400の内部404の位置に含まれると判定した場合、ステップS153に進む。ステップS153では、第1〜第3実施形態で示された夜間トンネル判定処理が強制的に実行される。
以上説明したように、車両500の位置情報を取得し、地図情報と照合する照合処理を行うことで、早期にトンネル400を検知することができる。このため、早期に夜間トンネル判定処理に移行することができる。
変形例として、本実施形態に係る照合処理と第4実施形態の画像認識処理とを組み合わせても良い。例えば、図12に示されたフローにおいて、ステップS152とステップS153との間にステップS140〜ステップS142を設ければ良い。ステップS150の前にステップS140〜ステップS142を設けても良い。これにより、トンネル400の検知精度をさらに向上させることができる。
(第6実施形態)
本実施形態では、主に第5実施形態と異なる部分について説明する。図11に示された構成において、処理部107は車両500の車速の情報を取得する。また、処理部107は、車速が基準値以下の場合、照合処理をスタートする。基準値は、例えば、渋滞による低速走行時の車速に対応する。
車速が低速の場合、トンネル400に進入する速度が遅いので、入口照明401や基本照明402の各ピーク405、406を検知するまでに時間が掛かってしまう。しかし、車速が低速の場合はGPS情報による照合処理をスタートすることで、早期にトンネル400を検知することができる。したがって、低速走行の場合でも早期にオートワイパ制御を停止させることができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示されたレインセンサ100の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
103 受光素子
107 処理部
200 フロントガラス
300 ワイパ装置
400 トンネル
401 入口照明
402 基本照明
403 トンネルの入口部
404 トンネルの内部
500 車両

Claims (6)

  1. 車両(500)のフロントガラス(200)に設置され、前記フロントガラスに付着する雨滴量を検出し、前記雨滴量に応じて前記車両のワイパ装置(300)を動作させるオートワイパ制御を行うレインセンサであって、
    前記車両(500)の前方よりも上方から照射される上方光を検出して上方光信号として出力する受光素子(103)と、
    トンネル(400)の入口部(403)に設けられた入口照明(401)の照明強度に対応した入口照明閾値と、前記トンネルの前記入口部よりも内側の内部(404)に等間隔に設けられた基本照明(402)の照明強度に対応した基本照明閾値と、を有し、前記オートワイパ制御が行われている場合、前記上方光信号を入力して前記上方光信号が示す信号値と前記入口照明閾値及び前記基本照明閾値とを比較し、前記信号値が前記入口照明閾値を1回超えた後に前記信号値が前記基本照明閾値を1回超える場合、前記車両が夜間に前記トンネルに進入したと判定し、前記オートワイパ制御を停止させる夜間トンネル判定処理を行う処理部(107)と、
    を含むレインセンサ。
  2. 車両(500)のフロントガラス(200)に設置され、前記フロントガラスに付着する雨滴量を検出し、前記雨滴量に応じて前記車両のワイパ装置(300)を動作させるオートワイパ制御を行うレインセンサであって、
    前記車両の前方よりも上方から照射される上方光を検出して上方光信号として出力する受光素子(103)と、
    トンネル(400)の入口部(403)よりも内側の内部(404)に等間隔に設けられた基本照明(402)の照明強度に対応した基本照明閾値を有し、前記オートワイパ制御が行われている場合、前記上方光信号を入力して前記上方光信号が示す信号値と前記基本照明閾値とを比較し、前記信号値が前記基本照明閾値を複数回超える場合、前記車両が夜間に前記トンネルに進入したと判定し、前記オートワイパ制御を停止させる夜間トンネル判定処理を行う処理部(107)と、
    を含むレインセンサ。
  3. 前記処理部は、前記トンネルの前記入口部に設けられた入口照明(401)の照明強度に対応した入口照明閾値を有し、前記夜間トンネル判定処理において、前記上方光信号を入力して前記上方光信号が示す信号値と前記入口照明閾値及び前記基本照明閾値とを比較し、前記信号値が前記入口照明閾値を1回超えた後に前記信号値が前記基本照明閾値を複数回超える場合、前記車両が前記トンネルに進入したと判定し、前記オートワイパ制御を停止させる請求項2に記載のレインセンサ。
  4. 前記処理部は、前記車両の前方を撮影する撮影部(600)から前記車両の前方が撮影された画像(601、603)を取得し、前記トンネルであることを示す認識モデルを用いて前記画像に対して画像認識処理を行い、前記画像認識処理に基づいて前記車両が前記トンネルの手前に位置すると判定した場合、あるいは、前記車両が前記トンネルの内部(404)に位置する場合と判定した場合、前記夜間トンネル判定処理をスタートする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のレインセンサ。
  5. 前記処理部は、前記車両の位置を示すGPS情報と、地図情報と、を取得し、前記車両の現在位置と前記地図情報に含まれる前記トンネルの位置とを照合する照合処理を行い、前記照合処理に基づいて、前記GPS情報が示す前記車両の現在位置が前記トンネルの手前の位置に含まれると判定した場合、あるいは、前記GPS情報が示す前記車両の現在位置が前記トンネルの内部(404)の位置に含まれると判定した場合、
    前記夜間トンネル判定処理をスタートする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のレインセンサ。
  6. 前記処理部は、前記車両の車速の情報を取得し、前記車速が基準値以下の場合、前記照合処理をスタートする請求項5に記載のレインセンサ。
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