JP2021013307A - 乗用草刈機のフロントバンパー - Google Patents
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Abstract
【課題】車体の前側部に設けるフロントバンパーは、作業目的や用途等によって、設置位置の高さや形態を異にすることが多く、簡単な構成、及び操作で利用目的を達成させるものである。例えば、乗用走行形態の草刈機において、草丈の長い草茎や幼灌木等を刈取る場合に、刈取機の走行によって、これらの草茎や幼灌木等を、一定の刈取し易い姿勢に押倒して揃えることが難しい場合がある。又、給油時に給油容器を載置する場所がないという問題もある。【解決手段】車体1の前側部にシートフロア3前部の左右両側部に設けたバンパー軸32、32周りに上下方向に回動して、底部位置Aから中間位置Bを経て、燃料給油口6に対する給油位置Cに亘って昇降回動Dして、適宜回動位置に固定可能のフロントバンパー8を設ける。【選択図】図1
Description
この発明は、乗用草刈機のフロントバンパーに関するもので、乗用シート前方のシートフロア、及び操縦ハンドル等を車体の前部に配置した乗用草刈機のフロントバンパーとして有効に実施できる。
運転者が乗用して走行移動運転しながら、草刈業等を行う乗用草刈機において、車体の前側、又は後側部にバンパーを設ける技術(特許文献1)は周知である。
乗用草刈機の車体の前側部に設けるフロントバンパーは、作業目的や用途等によって設置位置の高さや形態を異にすることが多く、簡単な構成、及び操作で利用目的を達成させるものである。例えば、乗用走行形態の草刈機において、草丈の長い草茎や幼灌木等を刈取る場合に、刈取機の走行によって、これらの草茎や幼灌木等を、一定の刈取し易い姿勢に押し倒して揃えることが難しい場合がある。又、草刈機に対する給油時に、給油容器を載置する場所がなく、運転者が手で給油容器を給油可能位置まで持ち上げたままの保持状態で、この容器の供給口を直接給油口上にのぞませたり、別途用意している手動ポンプ等の使用、操作で給油することが多く、刈取作業途中に燃料切れを起こしたときのように、作業現場において周囲の作業条件等によっては、このような運転者による給油操作が行い難いことも多い。
請求項1に記載の発明は、車体1の左右中央部に乗用シート2を設け、該乗用シート2前方に操縦ハンドル4と、燃料タンク5、及び、給油口6を設け、前記乗用シート2と操縦ハンドル4間の下方にシートフロア3を設けた乗用草刈機のフロントバンパーにおいて、車体1の前側部に、シートフロア3前部の左右両側部に設けたバンパー軸32、32周りに上下方向に回動して、車体1の前側部に沿って、底部位置Aから中間位置Bを経て、該燃料給油口6に対する給油位置Cに亘って昇降回動して、適宜回動位置に固定可能のフロントバンパー8を設けたことを特徴とする乗用草刈機のフロントバンパーの構成とする。
運転者がシートフロア3上のシート2に搭乗して、操縦ハンドル4を操作しながら車体1を走行させて、草刈取作業を行うことができる。この草刈機による草刈取作業時においては、車体1の前側のフロントバンパー8を、走行地面上近くの底部位置Aに設定して、草茎や幼灌木等があるときは、これらをフロントバンパー8で前倒れ姿勢に押倒して、この車体1の走行移動や、刈取作業、走行が円滑に行われる。このとき、草丈や、灌木の高さ等によって、フロントバンパー8の設定高さ位置を調節、乃至変更するときは、フロントバンパー8の位置決めをしているハンドルピン37の抜き差し操作によって、フロントバンパー8を後側部のバンパー軸32部の周りに適宜上、下回動して、最適の草茎押倒し整揃可能の形態に設定することができる。
又、フロントバンパー8を最上位置の給油位置Cに上昇させて、このフロントバンパー8の前端部にポリ容器等からなる燃料容器9を載置して、給油ポンプ等を使用して、燃料容器9内の燃料を給油口6へ注入する。このように車体1の前端部位置に取付けられたフロントバンパー8を、上下方向に回動して、適宜位置に切替選択しながら固定することによって、地面上の草木を押し倒すバンパー本来としての目的、機能のための仕様に限定されないで、燃料容器9の長時間に亘る給油支持等を可能にして、作業を簡単化し、容易化することができる。
請求項2に記載の発明は、フロントバンパー8は、下降回動域の底部位置A、及びその上方の中間位置Bにおいて草茎を押倒案内する草茎案内縁10と、操縦ハンドル4左右両側の前端開放部7において運転者の足先部を受けることが可能の補助ステップ縁11を形成し、上限回動させた給油位置Cにおいて燃料収容の燃料容器9を支持できる燃料容器支持デッキ12を形成する構成とする。
運転者がシート2上に座って足元部をシートフロア3上面に踏載せた姿勢で、手で操縦ハンドル4を把持操作しながら運転操縦し、作業を行うとき、車体1前端部のフロントバンパー8を下降域位置の底部位置Aや中間位置Bに設定すれば、このフロントバンパー8の草茎押倒縁10が走行地面上適宜高さの位置に設定されて、走行地面上に突出する草、木片や、突出地面、石礫類、乃至異物等に接当して、これら接当する異物を車体1の走行正面から外側へ押し出したり、押し倒してバンパーとしての働きを発揮し、車体1走行を行い易くすることができる。
特に、車体1の腹部下方に刈取装置13を有した刈取機の形態である場合は、この草茎案内縁10が、刈取草茎部の適宜高さ位置に接当して、草茎部を前方へ適宜角度の姿勢に押倒して、前倒し姿勢に揃えた草茎部に回転刈刃を当てて草刈取作用を行わせることができる。又、この草刈機のように、刈取草の種類や、成長度等によって、草茎案内縁10の高さが、高、低に調節されることを要する形態では、このフロントバンパー8の高さ位置を適切な位置に調節した状態で刈取作業を行うことができる。
フロントバンパー8の車体1に対する取付基部近くで、操縦ハンドル4左右両側のシートフロア3前端部上方には、補助ステップ縁11を設けておき、このフロントバンパー8の上下回動位置の変更によって、補助ステップ縁11がシートフロア3の前側の開放部7の領域において、適宜高さ位置に固定できるように構成して、運転者が作業姿勢を長時間に亘って作業操作を行う場合に、この補助ステップ縁11に足先部を載せた姿勢で運転操作することができる。
又、このフロントバンパー8を上昇位置の給油位置Cに操作設定して、このフロントバンパー8の容器支持デッキ12の上面に燃料容器9を支持することができる。この支持デッキ12の近傍位置には、燃料タンク5に連通する給油口6が設けられているため、スポイドポンプ等の如き補助器等を用いて、燃料容器9内の燃料を給油口6へ、正確、簡単、容易に供給する。
請求項1に記載の発明は、 車体1前側端部のフロントバンパー8を、上下方向に回動して、車体1の移動走行に適応する適切位置に選択して固定した状態で、車体1の移動走行運転、作業操作を行うことができる。フロントバンパー8の高さ位置は、移動車体1の種類によって予め基準位置が決められているが、車体1の移動走行する場所や、作業の種類等によって、更には刈草の背丈や太さ、密集状況等によって、比較的低位置域でフロントバンパー8を上下回動させて、切替えて、的確なバンパー作用を行わせることができる
又、車体1のエンジン15燃料として供給するための燃料容器9を載置するために、フロントバンパー8を上方の給油可能な高さ位置へ回動して固定することにより、このフロントバンパー8上(給油位置C)に燃料容器9を載せた状態で、給油ポンプ41等を用いて、ハンドル4近傍位置に設けられる給油口6へ給油することができる。
このようなフロントバンパー8の昇降回動において、底部位置Aから中間位置B、及び、容器支持デッキ12による給油位置C等への各昇降回動は、車体1の前端面を上下方向に沿った形態で、前後方向の変位が少ない領域内で行わせることができ、フロンバンパー8の車体1に対する回動可能の取付構成、操作を簡単、容易化することができる。フロントバンパー8の昇降回動角度域や、回動域象限等を、変更、乃至調節設定することによって、フロントバンパー8のバンパーとしての本来的機能のみならず、底部位置Aや、中間位置Bで草茎を押倒し、更には、給油位置Cの燃料容器9を支持する燃料容器支持デッキ12等の如き、全く異なる使用目的、構成、機能等の異なる構成位置相互間に亘って切替回動する形態であるから、簡単な構成、操作で、容易、迅速に設定することができる。
又、前記フロントバンパー8の昇降回動は、狭い前後間隔部に沿って上昇、又は下降操作できるため、車体1の前端面と、この正面の対向物面との間の間隔部の形成が容易であり、車体1の走行移動停止時における正面に対向する障害物等との間に形成される間隔部の有無を厳しく判断する必要を少くし、一旦走行停止した移動車体を後退させて、走行停止のやり直し運転するような操作を少くすることができる。
請求項2に記載の発明は、前記車体1の前端部において昇降回動するフロントバンパー8は、この昇降回動位置において作用位置に形成される草茎案内縁10や、補助ステップ縁11、及び燃料容器支持デッキ12等を、このフロントバンパー8に共有するものであるから、各々格別に構成される形態に比して簡単な構成、操作とすることができる。又、フロントバンパー8が底部位置A及び中間位置Bに位置している際に、補助ステップ縁11は、運転者が足を載せることのできる位置にあり、足を伸ばした楽な運転姿勢で草刈取作業を行うことができる。
前記フロントバンパー8を、操縦ハンドル4左右両側に設けたシートフロア3前端部の開放部7で底部位置Aと中間位置B間を回動、乃至固定させたときは、運転者の足を置く位置が補助ステップ縁11上にあって、この開放部7に、草茎部や灌木、その他異物等の障害物が接触、乃至当接しても、この補助ステップ縁11部で受け止めて、運転者の足先部への接触衝撃を防止することができる。又、運転者がこの補助ステップ縁11部を踏付けた形態で運転操作しているとき、このフロントバンパー8の下端部の草茎案内縁10を草茎部等に摺接させた作業状態であるときは、このフロントバンパー8の草茎案内縁10の受ける草茎押倒抵抗を、運転者の足先部で感知して、草茎案内縁10による的確な草茎押倒抵抗を維持させることができ、運転操作を行い易くする。又、前記車体1の前端上部に燃料容器9を載置する場合は、この移動車体1の前端部の周囲状況や、作業状態等によって、燃料容器9を載置し難いときでも、前記フロントバンパー8を車体1前端上部の給油位置Cへ上昇回動させれば容器支持デッキ12上面に燃料容器9を載置し易くなり、給油時間間隔に亘り、安定した容器9保持と、正確な給油を楽に、迅速に行うことができる。
図面に基づいて、車体1は、中央上部の運転者搭乗乗用のシート2を設け、このシート2と前端部のハンドル4を支持するハンドルポスト13との間に、運転者足元部を受けるシートフロア3を配置する。運転者がシート2上に着座して運転操作するハンドル4によって操向連動される左右一対の前輪14と、シート2の後側部に搭載のエンジン15によって駆動回転される左右一対の後輪16とを配置して、乗用走行(前進方向F)の乗用草刈機形態の構成としている。
この車体1の腹部に、平行リンク17を介して昇降自在に吊下げると共に、リフトアーム18によって昇降可能に連結されて、草刈作業の刈高さを調節できるミッドモア形態のモアデッキ19を装着する。モアデッキ19内には、回転により芝草等を刈取るブレード20のブレード軸21を軸装して、前記エンジン15によって駆動される連動装置から、伝動ベルト22を介して伝動回転される。このモアデッキ19の前側には、刈取対象の草茎を案内する刈取口23を設け、この後側には刈取られた草を排出する刈取排出口24を設けている。
車体1のシートフロア3部には、前記ハンドルポスト13部から、後側のシート2部等の外周部を包囲するようにフロアフレーム28を構成し、このフロアフレーム28の内周部に、前記シート2や、この左右両側部の操作パネル29、シートフロア3、及びハンドルポスト13等を位置するように配置構成している。前輪14の前端部がフロアフレーム28の前端縁から前側へ突出し、又、ポストカバー25、及びガードパネル27の前端縁部も若干突出した形態として、カバー効果、及びガード効果を有効に維持させている。
前記シートフロア3の前半部は、左右中央部にハンドルポスト13部を位置させて、このハンドルポスト13部の左右両側に前上り傾斜面に形成するフロントフロア31部を形成し、このフロントフロア31部で前輪14の上側部を覆っている。又、前記ハンドルポスト13部の前側には、燃料タンク5、及びポストカバー25を設け、このポストカバー25の左右両側部で、前記フロントフロア31部の前端上部は、開放部7を形成して、運転者は、足先部を前方に伸して、この開放部7から前側へのぞませることができる形態に構成している。前記ポストカバー25の上下中間部には、各種計器類や、操作具等を配置するメータパネル26を設け、車体1、及びシートフロア3の前端部には、左右の前輪14間隔部を覆うようにガードパネル27を設けている。
フロントバンパー8は、断面丸型のパイプ材によって、平面視凸字形状形態に屈曲形成して、この凸字状の突出部を、草茎案内縁10とし、この左右両側部を鉤型状に屈曲の屈曲部30を形成し、屈曲部30の後端外側端部に前輪14の前側幅域に亘る側部案内縁42部を形成する。車体1側中央部のガードパネル27や、ポストカバー25部等の正面に対向させて、しかも、左右両側の屈曲部30を前輪14の前側に対向させて、フロントバンパー8の左右両端部33を、車体1上のフロアフレーム28の外側面に沿わせ、フロアフレーム28に対して、バンパー軸32を中心に上下回動自在に枢着している。
前記フロアフレーム28の外側面には、フロントバンパー8を取付ける取付ブラケット34を固定していて、この取付ブラケット34の外側面に沿ってバンパー軸32周りに回動可能のフロントバンパー8側端部33に一体のバンパーアーム35が回動することができる。バンパーアーム35は、フロントバンパー8パイプ部の側端部33を左右外側面から挟持する形態の内外平行状で、コ字状断面形態にして一体的構成とし、外側からハンドル36と一体のピン37を差込むことのできるピン穴38を形成し、この内外二段形態のバンパーアーム35の内側には、ピン37を常時内側の取付ブラケット34側へ張圧するスプリング39を設けている。
このようにフロントバンパー8を枢支してバンパー軸32の周りに一体的に回動するバンパーアーム35は、ハンドル36によって外側から人為的操作等によってスプリング39に抗して抜き差しできるピン37を有するが、前記フロアフレーム28側に固定する取付ブラケット34には、バンパーアーム35のピン穴38と重合し合う位置決めピン穴40を形成してあり、これらバンパーアーム35をバンパー軸32周りに回動して、バンパーアーム35のピン穴38が、取付ブラケット34の位置決めピン穴40に重合したとき、前記ハンドル36のピン37を、スプリング39力によって押し込むことにより、フロントバンパー8の上下方向の回動を不能状態に固定することができる。
前記取付ブラケット34に形成するピン穴40は、バンパー軸32の周りに所定の角度位置に配置形成して、ピン37の抜き差し操作によってフロントバンパー8の回動位置を、底部位置A、中間位置B、又は給油位置C等に切替えて回動することができ、前記取付ブラケット34のピン穴40に対してピン37を差し込むことによって、回動位置を固定することができる。又、底部位置Aから中間位置Bまでの低位置域にあっても、刈取草茎の高さによって、草茎に対する押倒位置を細かく調節して使用する場合には、この底部位置Aから中間位置Bの領域における取付ブラケット34のピン穴40を小間隔に多数形成して、多段調節できる形態とすることができる。このようなハンドル36操作による位置決めピン37の抜き差し操作は、車体1の左右両側部から各々同時に行うことを要するが、左右両側のハンドル36のピン37を、連動機構や、電磁ソレノイド機構等を介して、同時作動形態に連動構成することもできる。又、前記ピン37によるフロントバンパー8の位置決め機構は、フロアフレーム28の外側に配置しているが、フロアフレーム28よりも内側、例えばシートフロア3のフロントフロア31上域に設けて、障害物の接触し難い形態とすることもできる。
このように車体1に対して昇降回動D可能のフロントバンパー8は、前記シートフロア3の前部位置、即ち、フロントフロア31の近傍位置であって、できるだけ低位にバンパー軸32を設けることによって、このフロントバンパー8を上昇回動するときは、シートフロア3上の後側位置側への回動変位によって、このフロントバンパー8の前端縁の草茎案内縁10や補助ステップ縁11が、車体1の前端部から大きく前方へ突出したり、車体1等の前端面から前方へ大きく離間することなく、上昇回動に伴ってフロントフロア31上方位置を、後位側へ変位させて、周辺の障害物に邪魔されないように回動することができる。
前記フロントバンパー8を、草刈機のように草茎部を一定の姿勢に押倒して整揃する形態にあっては、前記フロントバンパー8の突出部を、草茎案内縁10として使用するように設定し、側面視において、鉤型状に屈折形成して、この前下端縁に草茎部を押し倒す草茎案内縁10として、左右の前輪14間の間隔部に亘って水平直線状に形成し、左右両側部の屈曲部30、補助ステップ縁11(側部案内縁42)部を、前輪14の前側上部に位置させて、草茎の押倒位置を草茎案内縁10位置よりも浅く(高い位置に)して、走行地面上の草茎等を押倒して刈り取を行い易い形態に整揃可能に構成している。
このフロントバンパー8の昇降回動Dの回動径は、基端部のバンパー軸32の位置と、鉤型状に屈折する屈折部43位置との間の補助ステップ縁11部の長さ間隔、及びバンパー軸32位置と、該屈折部43位置から吊下する燃料容器支持デッキ12の突出長さとによって、車体1前端部に突出して昇降回動Dする張出回動域が決まる。従って、フロントフロア31前端部に形成される補助ステップ縁11の張出長さや、フロントバンパー8先端部の草茎案内縁10位置等が決まる。このため、補助ステップ縁11の設定位置の高位置に調節設定しても、フロントバンパー8先端部の草茎押倒縁10を低位置に設定することができ、刈取草丈が低くても、フロントバンパー8による有効な草茎押倒姿勢の整揃作用を行わせることができる。
前記フロントバンパー8は、左右幅の中央部に、草茎案内縁10を形成し、この左右両側端部には屈曲部30を介して、側部案内縁42を形成し、更にこれらの外側端部には、屈折部43を介して、側端部33を形成して、車体1側に固定の取付ブラケット34に対して、バンパー軸32周りに上下回動可能に枢着する。このようなフロントバンパー8を、バンパー軸32の周りに回動して、底部位置Aに設定したときは、草茎案内縁10、及び側部案内縁42が、モアデッキ19の刈取口23で刈取案内される草茎を押倒し案内し、前輪14で踏付けられる草茎を押倒し案内できるとともに、側部案内縁42を運転者が足Mを乗せることのできる補助ステップ縁11として機能させることができる。
又、フロントバンパー8を、中間位置Bに設定したときは、特に草丈の高い草茎は、前記草茎案内縁10による作用と同様の草茎押倒作用が行われるが、側部案内縁42は、補助ステップ縁11として、フロントフロア31前の開放部7に位置して、この開放部7に踏置きする運転者の足Mを支持する。このため、このフロントバンパー8は、前輪14前側の草茎を押倒すことができるが、補助ステップとしての機能をも有する。
更には、フロントバンパー8を給油位置Cへ上昇すると、この補助ステップ縁11や、下端部の草茎案内縁10部は、屈折部43の屈折形態により、車体1前端面部を形成するガードパネル27や、ポストカバー25や、ボンネット等の前面側に沿って接近した形態で上昇し、開放部7の前方位置を越えると、後退回動角に従って回動することによって、ポストカバー25の後退傾斜面に沿って回動し、ポストカバー25面上に位置して、この草茎案内縁10が、燃料容器9を支持できる容器支持デッキ12を形成することができる。又、前記補助ステップ縁11の上面、足置面は、板状形態のステップ板を設けて、踏み置き運転操作し易くすることも可能である。
燃料を供給するときは、一旦草刈作業を停止して、前記ハンドル36のピン37の操作により、フロントバンパー8の作業位置である底部位置Aや中間位置Bから給油位置Cへ上昇させて係止し、このフロントバンパー8の容器支持デッキ12部上に、燃料容器9を載せて、給油ポンプ41等を使用して、燃料容器9の燃料を給油口6へ供給する。このとき、燃料容器9の大きさ等によって、容器支持デッキ12上面に十分に支持させることができない場合は、燃料容器9底部の一部を隣接のポストカバー25等の上面に亘って支持させて、安定した支持姿勢で給油することができる。
1 車体
2 シート
3 シートフロア
4 ハンドル
5 燃料タンク
6 給油口
7 開放部
8 フロントバンパー
9 燃料容器
10 草茎案内縁
11 補助ステップ縁
12 容器支持デッキ
32 バンパー軸
A 底部位置
B 中間位置
C 給油位置
D 昇降回動
2 シート
3 シートフロア
4 ハンドル
5 燃料タンク
6 給油口
7 開放部
8 フロントバンパー
9 燃料容器
10 草茎案内縁
11 補助ステップ縁
12 容器支持デッキ
32 バンパー軸
A 底部位置
B 中間位置
C 給油位置
D 昇降回動
Claims (2)
- 車体(1)の左右中央部に乗用シート(2)を設け、該乗用シート(2)の前方に操縦ハンドル(4)と、燃料タンク(5)及び燃料給油口(6)を設け、前記乗用シート(2)と操縦ハンドル(4)間の下方にシートフロア(3)を設けた乗用草刈機のフロントバンパーにおいて、車体(1)の前側部に、シートフロア(3)前部の左右両側部に設けたバンパー軸(32)、(32)周りに上下方向に回動して、車体(1)の前端部に沿って、底部位置(A)から中間位置(B)を経て、該燃料給油口(6)に対する給油位置(C)に亘って昇降回動(D)して、適宜回動位置に固定可能のフロントバンパー(8)を設けたことを特徴とする乗用草刈機のフロントバンパー。
- フロントバンパー(8)は、底部位置(A)及び中間位置(B)において、車体(1)の前側下方で草茎を押し倒して案内する草茎案内縁(10)と、操縦ハンドル(4)左右両側の前端開放部(7)で運転者が足先部を乗せることが可能の補助ステップ縁(11)とを形成し、フロントバンパー(8)を給油位置(C)に回動固定した際には、草茎案内縁(10)が、燃料収容の燃料容器(9)を載置可能の燃料容器支持デッキ(12)として兼用できるよう構成してなる請求項1に記載の乗用草刈機のフロントバンパー。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019128304A JP2021013307A (ja) | 2019-07-10 | 2019-07-10 | 乗用草刈機のフロントバンパー |
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