JP2021012662A - 電力シミュレーション装置、および電力シミュレーション方法 - Google Patents

電力シミュレーション装置、および電力シミュレーション方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の照射条件毎に、太陽電池を有する電源部と電子機器によるシステムが稼動可能か否かをシミュレーションすることができる。【解決手段】電力シミュレーション装置は、太陽電池を含む電源部と、該電源部から電力が供給される負荷回路とを有するシステムにおける電力のシミュレーションを行う電力シミュレーション装置であって、複数の太陽電池のうちから選択された1つの太陽電池の特性と、負荷回路の消費電力と、に基づいて、太陽電池に照射される光の照射量と照射時間との組み合わせ毎にシステムが稼働可能か否かを推定し、組み合わせ毎の推定結果を示す情報を表示させる演算部、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、電力シミュレーション装置、および電力シミュレーション方法に関する。
近年、環境発電を行う発電機器(例えば、太陽電池)と、該発電機器で発電された電力によって動作する電子機器(例えば、ワイヤレスセンサ)とを有するシステムが注目されている。このようなシステムにおいて、電子機器を安定的に連続動作させるためには、設計段階で、発電機器から電子機器に供給される電力と、電子機器で消費される電力とのバランスを考慮することが重要視されている。以下の特許文献1には、太陽電池の発電量をシミュレータで演算する従来技術が開示されている。
特開2003−005849号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシミュレーション手法では、1つの照射条件における太陽電池の発電量をシミュレーションしている。このため、複数の照射条件(例えば、照射量、照射時間)のシミュレーションの結果を、1回のシミュレーションで得ることができないという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、複数の照射条件毎に、太陽電池を有する電源部と電子機器によるシステムが稼動可能か否かをシミュレーションすることができる電力シミュレーション装置、および電力シミュレーション方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る電力シミュレーション装置は、太陽電池を含む電源部と、該電源部から電力が供給される負荷回路とを有するシステムにおける電力のシミュレーションを行う電力シミュレーション装置であって、複数の前記太陽電池のうちから選択された1つの前記太陽電池の特性と、前記負荷回路の消費電力と、に基づいて、前記太陽電池に照射される光の照射量と照射時間との組み合わせ毎に前記システムが稼働可能か否かを推定し、前記組み合わせ毎の推定結果を示す情報を表示させる演算部、を備える。
この構成により、太陽電池の仕様にあわせてシステムが稼働可能か否かの目安を示すことにより、照度と照射時間から利用可能の目安を表示することができる。
また、本発明の一態様に係る電力シミュレーション装置において、前記演算部は、前記電源部によって前記負荷回路に供給可能な電力量の平均値と、前記電源部によって前記負荷回路に供給可能な電力量の最小値を用いて、前記組み合わせ毎に前記システムが稼働可能か否かを推定し、前記推定した結果を稼働可能か否かに基づいて区別し、前記区別した結果をそれぞれ異なる表示形態で表示させるようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る電力シミュレーション装置において、前記電源部は、一次電池をさらに備え、前記演算部は、前記一次電池の容量と、前記一次電池の有効活用可能な容量とを用いて、前記組み合わせ毎に前記システムが稼働可能か否かを推定し、前記推定した結果を稼働可能か否かに基づいて区別し、前記区別した結果をそれぞれ異なる表示形態で表示させるようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る電力シミュレーション装置において、前記演算部は、目標とする所定の稼動可能期間を取得し、取得した所定の稼動可能期間において、前記組み合わせ毎に前記システムが稼働可能か否かを推定し、前記推定した結果を稼働可能か否かに基づいて区別し、前記区別した結果をそれぞれ異なる表示形態で表示させるようにしてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る電力シミュレーション方法は、太陽電池を含む電源部と、該電源部から電力が供給される負荷回路とを有するシステムにおける電力のシミュレーションを行う電力シミュレーション装置における電力シミュレーション方法であって、演算部が、複数の前記太陽電池のうちから選択された1つの前記太陽電池の特性と、前記負荷回路の消費電力と、に基づいて、前記太陽電池に照射される光の照射量と照射時間との組み合わせ毎に前記システムが稼働可能か否かを推定する手順と、前記演算部が、前記組み合わせ毎の推定結果を示す情報を表示させる手順と、を含む。
本発明によれば、動作毎にシミュレーションすることができる。
実施形態に係る電力シミュレーション装置の概略構成例を示す図である。 実施形態に係るセンサシステムの構成モデル例を示す図である。 実施形態に係るセンサシステムが一次電池を備えていない場合の表示部上に表示される画像例を示す図である。 第1実施形態に係る表示部上に表示される照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像を含む画像例を示す図である。 第1実施形態に係る照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像を示す図である。 第1実施形態に係る照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像の表示手順例を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る演算部、表示部が行う処理手順例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る第1動作部と第2動作部の動作タイミングが異なる場合の表示部上に表示される画像例を示す図である。 第2実施形態に係る第1動作部と第2動作部それぞれの消費電力の設定画像の例を示す図である。 第2実施形態に係る第1動作部の動作状態や消費電力の表示画像の例を示す図である。 第2実施形態に係る第2動作部の動作状態や消費電力の表示画像の例を示す図である。 第2実施形態に係る第1動作部の消費エネルギーと第2動作部の消費エネルギーと待機時の消費エネルギーと総消費エネルギーを示す画像の例を示す図である。 第2実施形態に係る照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像を示す図である。 第2実施形態に係る演算部、表示部が行う処理手順例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る一次電池を併用した場合の表示部上に表示される画像例を示す図である。 第3実施形態に係る一次電池の情報を設定する画像の例を示す図である。 第3実施形態に係る照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像を示す図である。 第3実施形態に係る稼動可能期間を示す画像の例を示す図である。 第3実施形態に係る稼動可能期間の画像、稼動可否の画像の表示手順例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
[電力シミュレーション装置の構成]
図1は、本実施形態に係る電力シミュレーション装置1の概略構成例を示す図である。図1に示すように、電力シミュレーション装置1は、設定部11、演算部12、記憶部13、および表示部14(演算部)を備える。
設定部11は、例えば、キーボード、マウス、表示部14上に設けられたタッチパネルセンサ等である。設定部11は、利用者が設定した情報を検出して、検出した設定情報を演算部12に出力する。
演算部12は、設定部11が出力する設定情報を取得する。演算部12は、取得した設定情報に応じて、記憶部13が記憶する情報を参照して、発電される電力量と、消費される電力量のシミュレーションを行う。演算部12は、シミュレーションした結果を表示部14に出力する。なお、発電される電力量と、消費される電力量のシミュレーションについては、後述する。
記憶部13は、演算部12がシミュレーションの際に使用する数式を記憶する。記憶部13は、シミュレーションの際に選択可能な太陽電池21それぞれの特性(型番、セルサイズ、発電面積、最大動作点電力、動作電流、開放電圧等)を記憶する。記憶部13は、シミュレーションの際に選択可能な蓄電池23の仕様(充電上限電圧、放電下限電圧等)を記憶する。記憶部13は、センサシステム2の構成モデル131を記憶する。
なお、記憶部13が記憶する太陽電池21の特性は、代表値と仕様値である。太陽電池21の代表値とは、太陽電池21の代表的な特性、例えば太陽電池21の仕様書に記載されている定格の特性である。また、太陽電池21の仕様値とは、太陽電池21の仕様書に記載されている最低定格の特性である。
表示部14は、演算部12が出力するシミュレーションされた結果を表、グラフ等の画像情報として生成し、生成した画像情報を表示する。なお、画像情報の例については、後述する。表示部14は、画像表示装置を備える。画像表示装置は、例えば、液晶表示装置、有機EL(Electro Luminescence)表示装置等である。
[センサシステムの構成モデル]
ここで、センサシステム2の構成モデル例を説明する。
図2は、本実施形態に係るセンサシステム2の構成モデル例を示す図である。図2に示すように、センサシステム2は、電源モジュール20(電源部)、一次電池24(電源部)、および電子機器25(負荷回路)を含んで構成される。電源モジュール20は、太陽電池21、電源回路22、蓄電池23を含んで構成される。また、電源回路22は、昇圧回路221、降圧回路222を備える。なお、センサシステム2は、一次電池24を備える場合と、備えない場合とがある。
太陽電池21は、例えば、一般の太陽電池では十分な発電効率の得られない蛍光灯下などの光照度強度が低い(例えば10[lux])環境から、野外の太陽光下の光照度強度が高い(例えば10万[lux])環境まで、効率良く発電可能な例えば色素増感太陽電池である。太陽電池21は、発電した電力を電源回路22に供給する。
電源回路22は、太陽電池21によって発電された電力を蓄電池23に蓄電させ、蓄電池23に蓄電された電力を電子機器25に供給する。
昇圧回路221は、太陽電池21によって発電された電圧値を蓄電池23に応じた電圧値に昇圧するDC/DC(直流−直流)コンバータである。昇圧回路221は、昇圧した電圧値の電力を蓄電池23に蓄電させる。
降圧回路222は、蓄電池23に蓄電された電力を、電子機器25に供給する電圧値に降圧するDC/DCコンバータである。降圧回路222は、降圧した電圧値の電力を電子機器25に供給する。
蓄電池23は、太陽電池21によって発電され昇圧回路221によって昇圧された電力を蓄電する。蓄電池23は、蓄電した電力を降圧回路222に供給する。蓄電池23は、例えばリチウムイオンキャパシタ(LIC)である。
一次電池24は、例えば通常時の電圧値が3.0Vの電池である。
電子機器25は、例えば、第1動作部251、第2動作部252、および制御部(不図示)等を備える。第1動作部251は、例えばセンサである。第2動作部252は、例えば通信部である。電子機器25には、蓄電池23に蓄電されている電力が供給される。または、電子機器25には、蓄電池23に蓄電されている電力が供給されるか、一次電池24から電力が供給される。電子機器25がセンサを備える場合、電子機器25は、センサが計測した計測値を、設定部11(図1)で設定された設定情報に含まれるタイミングで、他の機器へ送信する。
なお、上述したセンサシステム2の構成は一例であり、これに限らない。センサシステム2は、例えば、電圧検出部、充放電制御部、一次電池24と蓄電池23との切り換えスイッチ等を備えていてもよい。
次に、電力シミュレーション装置1の演算部12が行うシミュレーションについて説明する。
演算部12は、設定部11によって設定された設定情報を用いて、太陽電池21によって発電される電力量、電子機器25によって消費される電力量の収支をシミュレーションする。演算部12は、図2に示したセンサシステム2の各構成要素について、待機時の消費電力、動作時の消費電力、昇圧効率、降圧効率、電子機器の動作する時間と周期等を用いて、シミュレーションを行う。これらの項目は、従来の設計では考慮されなかった項目も含まれる。
[設定項目と、シミュレーション結果の表示例]
次に、設定項目と、シミュレーション結果の例を説明する。
図3は、本実施形態に係るセンサシステム2が一次電池24を備えていない場合の表示部14上に表示される画像例を示す図である。
図3に示すように、センサシステム2が一次電池24を備えていない場合の表示部14上に表示される画像g100は、設定項目として、電源モジュールの構成画像g101、センサシステム2が設置される環境の光の状態の設定画像g102、太陽電池21の選択画像g103、g104、電力管理画像g105、蓄電池23の設定画像g106、電子機器25の消費電力の設定画像g107、および電子機器25の動作状態や消費電力の設定画像g108を備える。
画像g100は、シミュレーション結果として、電子機器25に供給可能な電力を示す情報の画像g111、総消費エネルギーを示す画像g112、蓄電池23の電圧対時間の変化を示すグラフの画像g113、発電量と消費電力のエネルギー収支を表す画像g114を含む。
[設定項目]
次に、設定項目について説明する。
電源モジュールの構成画像g101には、センサシステム2が設置される環境に照射される光量に関する情報画像、選択された太陽電池21に関する情報画像が含まれる。センサシステム2が設置される環境に照射される光量に関する情報画像は、センサシステム2が設置される環境の光の状態の設定画像g102の設定が更新される毎に更新される。また、選択された太陽電池に関する情報画像は、太陽電池の選択画像g104の設定が更新される毎に更新される。
センサシステム2が設置される環境の光の状態の設定画像g102には、照度[lux]、1日に光がセンサシステム2に照射される時間である光照射時間[hr/day]が含まれる。利用者は、センサシステム2が設置される環境の光の状態の設定画像g102の各欄を、設定部11を操作して選択し、各欄の値を選択または入力する。演算部12は、この設定に応じて、電源モジュールの構成画像g101において、照度と光照射時間を更新する。
電源モジュールの選択画像g103には、太陽電池型番、数量[pcs(パッケージ)]、外形サイズ[mm]、発電面積[cm]が含まれる。利用者は、太陽電池21の選択画像g103の各欄を、設定部11を操作して選択し、各欄の値を選択または入力する。演算部12は、設定に応じて、記憶部13が記憶する太陽電池21の情報を読み出し、外形サイズを変更する。さらに、演算部12は、この設定に応じて、電源モジュールの構成画像g101において、太陽電池型番と数量を更新する。
電源モジュールの選択画像g104には、選択可能な太陽電池21の外形図、寸法図が表示される。なお、利用者は、太陽電池21の選択画像g104に表示される各太陽電池の画像を、設定部11を操作して選択するようにしてもよい。
電力管理画像g105には、昇圧効率[%]、降圧効率[%]、静止電流[nA]、出力電圧[V]が含まれる。利用者は、電力管理画像g105の各欄を、設定部11を操作して選択し、各欄の値を選択または入力する。
蓄電池23の設定画像g106には、容量[F]、初期電圧[V]、充電上限電圧[V]、放電下限電圧[V]、自己放電電流[μA]が含まれる。利用者は、蓄電池23の設定画像g106の各欄を、設定部11を操作して選択し、各欄の値を選択または入力する。演算部12は、この設定に応じて、記憶部13が記憶する充電上限電圧値と放電下限電圧を更新する。なお、充電上限電圧値と放電下限電圧は、蓄電池23に関わらず、固定値であってもよい。
電子機器25の消費電力の設定画像g107には、電子機器25の動作電圧[V]、動作時間[msec]、動作インターバル[sec]、動作電流[mA]、待機電流[μA]が含まれる。
電子機器25の動作状態や消費電力の設定画像g108には、動作状態の画像g108aと、動作電圧[V]、動作時間[msec]、動作インターバル[sec]、動作電流[mA]、待機電流[μA]が含まれる。
利用者は、設定画像g107の各欄を、設定部11を操作して選択し、各欄の値を選択または入力する。この場合、演算部12は、設定された情報に応じて電子機器25の動作状態や消費電力の設定画像g108を更新する。
または、利用者は、設定画像g108の波形の幅や高さを、設定部11を操作して選択する。この場合、演算部12は、設定された情報に応じて電子機器25の消費電力の設定画像g107を更新する。
[設定に使用する画面の説明]
次に、シミュレーション結果の画面について説明する。
電子機器25に供給可能な電力を示す情報の画像g111には、1日あたり供給可能な電力量の平均値[μWh/day](typ)と、1日あたり供給可能な電力量の最小値[μWh/day](min)が含まれる。なお、電子機器25に供給可能な電力は、太陽電池21に照射された光によって単位時間(1日)あたりの発電される発電電力である。表示部14は、演算部12が求めた単位時間あたりの発電される発電電力の数値を、テキスト形式で表示する。
総消費エネルギーを示す画像g112は、円グラフで示されている。総消費エネルギーを示す画像g112には、電子機器25が動作している期間の1日あたりの消費電力の総和[μWh/day]を表す領域画像g1121、電子機器25が待機状態の期間の1日あたりの消費電力の総和[μWh/day]を表す領域画像g1122、および電子機器25の1日あたりの消費電力の総和[μWh/day]を表す領域画像g1123が含まれている。なお、総消費エネルギーを示す画像g112を円グラフで表示する例を示したが、グラフは棒グラフ等であってもよい。
演算部12は、記憶部13が記憶する式と、設定部11の操作によって設定された設定値を用いて、電子機器25が動作している期間の1日あたりの消費電力の総和、電子機器25が待機状態の期間の1日あたりの消費電力の総和、電子機器25の1日あたりの消費電力の総和それぞれを求める。なお、記憶部13が記憶する式については、後述する。
表示部14は、演算部12が求めた電子機器25が動作している期間の1日あたりの消費電力の総和、電子機器25が待機状態の期間の1日あたりの消費電力の総和、電子機器25の1日あたりの消費電力の総和を用いてグラフを生成して、生成したグラフを表示する。
また、表示部14は、演算部12が求めた電子機器25が動作している期間の1日あたりの消費電力の総和、電子機器25が待機状態の期間の1日あたりの消費電力の総和、電子機器25の1日あたりの消費電力の総和をテキスト形式で、グラフの各要素に対応付けて表示する。
蓄電池23の電圧対時間の変化を示すグラフの画像g113には、1日あたり供給可能な電力量が平均値の際の蓄電池23の電圧対時間の変化を示す画像g1131、1日あたり供給可能な電力量が最小時の蓄電池23の電圧対時間の変化を示す画像g1132、太陽電池21によって発電が行われている期間を示す画像g1133を含む。蓄電池23の電圧対時間の変化を示すグラフの画像g113において、横軸は時刻(時)、左の縦軸は蓄電池23の電圧値(V)、右に縦軸は照度(lux)である。
また、蓄電池23の電圧対時間の変化を示すグラフの画像g113は、放電下限電圧(下限電圧;Under voltage)を表す鎖線、充電上限電圧(Over voltage)を表す鎖線、蓄電池23に蓄電された電力を再出力する電圧値を表す鎖線を含む。蓄電池23に蓄電された電力を再出力する電圧値は、放電下限電圧と充電上限電圧との間の鎖線である。蓄電池23の電圧値が、蓄電池23に蓄電された電力を再出力する電圧値に達したとき、蓄電池23の電力の放電を開始する。
蓄電池23の電圧対時間の変化を示すグラフの画像g113は、演算部12が、少なくとも電子機器25(負荷回路)の消費電力と、太陽電池21に対して光が照射されることによって発電される電力に基づいて蓄電池の電圧の変化を演算し、表示部14が経過時間に対する蓄電池の電圧の変化をグラフ化した結果である。また、蓄電池23の電圧対時間の変化を示すグラフの画像g113は、表示部14が、設定部11によって設定された太陽電池21に対して照射される照度と照射時間に基づいて、経過時間に対する照度の変化をグラフ化し、経過時間に対する蓄電池の電圧の変化をグラフに関連付けて表示した結果である。
また、蓄電池23の電圧対時間の変化を示すグラフの画像g113は、演算部12が、求めた時間変化に対する前記蓄電池の電圧の変化に基づいて、電子機器25(負荷回路)を駆動可能な期間および前記負荷回路を駆動できない期間のうち少なくとも1つを求めたものである。また、蓄電池23の電圧対時間の変化を示すグラフの画像g113は、表示部14が、演算部12が求めた電子機器25を駆動可能な期間および電子機器25を駆動できない期間のうち少なくとも1つを、グラフ化した蓄電池23の電圧の変化のグラフに関連付けて表示した結果である。
発電量と消費電力のエネルギー収支を表す画像g114には、単位時間あたり供給可能な電力量が平均値の場合のエネルギー収支を表す画像g1141、および単位時間あたり供給可能な電力量が最小値の場合のエネルギー収支を表す画像g1142が含まれている。また、発電量と消費電力のエネルギー収支を表す画像g114には、発電された発電電力量に対する総消費エネルギーの比が100%、すなわちバランスが取れているラインを表す鎖線が含まれている。発電量と消費電力のエネルギー収支を表す画像g114において、縦軸は、発電された発電電力量に対する総消費エネルギーの比である。なお、発電量と消費電力のエネルギー収支を表す画像g114は、表示部14が、演算部12が求めた結果に基づいてグラフを生成して表示する。
<第1実施形態>
本実施形態では、太陽電池21が選択された際、照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否をシミュレーション結果として、さらに表示させる例を説明する。
なお、電力シミュレーション装置1の構成は図1と同じである。また、センサシステム2の構成モデルは図2と同様である。
[設定項目と、シミュレーション結果の表示例]
図4は、本実施形態に係る表示部14上に表示される照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像を含む画像例を示す図である。
図4に示すように、表示部14上に表示される画像g100Aは、設定項目として、電源モジュールの構成画像g101、センサシステム2が設置される環境の光の状態の設定画像g102、太陽電池21の選択画像g103、g104、電力管理画像g105、蓄電池23の設定画像g106、電子機器25の消費電力の設定画像g107、および電子機器25が備える第1動作部の動作状態や消費電力の設定画像g108を備える。
また、画像g100Aは、シミュレーション結果として、電子機器25に供給可能な電力を示す情報の画像g111、総消費エネルギーを示す画像g112、蓄電池23の電圧対時間の変化を示すグラフの画像g113、発電量と消費電力のエネルギー収支を表す画像g114、および照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g115Aを含む。
まず、設定項目について説明する。
図4において、各設定項目の画像g101〜g108は図3と同様である。
次に、シミュレーション結果について説明する。
なお、図4において、シミュレーション結果の画像g111〜g114は図3と同様である。
図5は、本実施形態に係る照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g115Aを示す図である。図5に示すように、照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g115Aには、選択された太陽電池21を示す画像g1151、および照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g1152Aが含まれている。画像g1152Aにおいて、横の項目は一日当たりの照射時間[hr/day]であり、縦の項目は照射量[lux]である。
また、符号g1153Aは、太陽電池21の出力が代表値、仕様値いずれの想定でも一次電池24を用いないでセンサシステム2を稼動可能な照射量と照射時間の組み合わせを表形式で表したものである。符号g1154Aは、太陽電池21の出力が代表値想定で一次電池24を用いないでセンサシステム2を稼動可能な照射量と照射時間の組み合わせである。符号g1155Aは、太陽電池21の出力が代表値、仕様値いずれの想定でも一次電池24を用いないでセンサシステム2を稼動不可能な照射量と照射時間の組み合わせである。
なお、図5に示した照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g115Aは、設定部11の操作に応じて、図3のように非表示にすることもできる。
[照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否のシミュレーション手順]
まず、照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g115Aの表示手順例を説明する。
図6は、本実施形態に係る照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g115Aの表示手順例を示すフローチャートである。
(ステップS101)演算部12は、利用者が設定部11を操作して設定、選択した設定情報を取得する。なお、設定情報には、少なくとも電子機器25の消費電力の設定画像g107、または電子機器25の動作状態や消費電力の設定画像g108で設定された情報が含まれている。
(ステップS102)演算部12は、取得した設定情報に応じたパラメータを、記憶部13から読み出す。続けて、演算部12は、記憶部13からシミュレーションに使用する数式を読み出す。
(ステップS103)演算部12は、太陽電池21が選択済みであるか否かを判別する。なお、太陽電池21は、初期値として1つが選択済みであってもよい。演算部12は、太陽電池21が選択済みであると判別した場合(ステップS103;YES)、ステップS104の処理に進める。演算部12は、太陽電池21が選択済みではないと判別した場合(ステップS103;NO)、ステップS103の処理を繰り返す。
(ステップS104)演算部12は、稼動可否の表示がオン状態であるか否かを判別する。なお、稼動可否の表示がオン状態とオフ状態の切り替えは、例えば稼動可否を示す画像g115Aの近傍または内部に設置されている。演算部12は、稼動可否の表示がオン状態であると判別した場合(ステップS104;YES)、ステップS105の処理に進める。演算部12は、稼動可否の表示がオン状態ではないと判別した場合(ステップS104;NO)、ステップS104の処理を繰り返す。
(ステップS105)演算部12は、照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を推定する。
(ステップS106)表示部14は、推定された稼動可否を表形式で表示する。
[照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否の推定方法]
次に、稼動可否の推定方法例を説明する。
演算部12は、選択された太陽電池21の特性(代表値、仕様値)を記憶部13から読み出す。また、演算部12は、電子機器25の消費電力の設定画像g107、または電子機器25の動作状態や消費電力の設定画像g108で設定された設定情報を取得する。
演算部12は、太陽電池21の代表値と仕様値それぞれに対して、照射量と照射時間との組み合わせ毎に、発電エネルギーEinを算出する。照射量と照射時間との組み合わせは、例えば図5に示したように、照射量が100,200,…,6000,10000以上それぞれと、照射時間が2,4,8,12,24時間それぞれの組み合わせである。
演算部12は、設定情報を用いて電子機器25の総消費エネルギーEoutを求める。なお、発電エネルギーEin、電子機器25の総消費エネルギーEoutの算出方法については後述する。なお、電力管理画像g105、蓄電池23の設定画像g106の設定値が取得できない場合、演算部12は、例えば初期値を用いて照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否の推定を行うようにしてもよい。
演算部12は、算出した照射量と照射時間との組み合わせの発電エネルギーEinで、算出した電子機器25の総消費エネルギーEoutをまかなえるか否か判別する。演算部12は、発電エネルギーEinで電子機器25の総消費エネルギーEoutをまかなえるか否か判別する。
演算部12は、代表値または仕様値の発電エネルギーEinでも、電子機器25の総消費エネルギーEoutをまかなえると区別した組み合わせに対して、図5の符号g1153Aのように例えば丸形印で表示する。
演算部12は、代表値の発電エネルギーEinで電子機器25の総消費エネルギーEoutをまかなえると区別した組み合わせに対して、図5の符号g1154Aのように例えば三角形印で表示する。
演算部12は、代表値、仕様値のいずれの発電エネルギーEinでも、電子機器25の総消費エネルギーEoutをまかなえないと区別した組み合わせに対して、図5の符号g1155Aのように例えば菱形印で表示する。
なお、演算部12は、図5において、代表値または仕様値の発電エネルギーEinでも、電子機器25の総消費エネルギーEoutをまかなえると区別した組み合わせの範囲g11531Aを第1色(例えば緑色)で表示させる。また、演算部12は、代表値の発電エネルギーEinで電子機器25の総消費エネルギーEoutをまかなえると区別した組み合わせの範囲g11541Aを第1色と異なる第2色(例えば黄色)で表示させる。また、演算部12は、代表値、仕様値のいずれの発電エネルギーEinでも、電子機器25の総消費エネルギーEoutをまかなえないと区別した組み合わせの範囲g11551Aを第1色と第2色と異なる第3色(例えば赤色)で表示させる。
[他のシミュレーション結果の表示方法]
次に、照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否以外のシミュレーション結果の表示方法について説明する。
図7は、本実施形態に係る演算部12、表示部14が行う処理手順例を示すフローチャートである。
(ステップS201)演算部12は、利用者が設定部11を操作して設定、選択した設定情報を取得する。
(ステップS202)演算部12は、取得した設定情報に応じたパラメータを、記憶部13から読み出す。続けて、演算部12は、記憶部13からシミュレーションに使用する数式を読み出す。
以下、演算部12と表示部14は、ステップS203〜S204の処理、ステップS205〜S207の処理、ステップS208の処理、ステップS210〜S211の処理のうち、少なくとも1つを行う。
(ステップS203)演算部12は、設定情報、パラメータ、数式を用いて、経過時間に対する蓄電池23の電圧の変化を求める。処理後、演算部12は、ステップS204に処理を進める。
(ステップS204)表示部14は、経過時間に対する蓄電池23の電圧の変化をグラフ化して画像情報を生成する。処理後、表示部14は、ステップS209に処理を進める。
(ステップS205)演算部12は、設定情報、パラメータ、数式を用いて、電子機器25を駆動可能な期間を求める。処理後、演算部12は、ステップS206に処理を進める。なお、シミュレーションに用いる数式については後述する。
(ステップS206)演算部12は、設定情報、パラメータ、数式を用いて、電子機器25を駆動できない期間を求める。処理後、演算部12は、ステップS207に処理を進める。なお、シミュレーションに用いる数式については後述する。
(ステップS207)表示部14は、電子機器25を駆動可能な期間、電子機器25を駆動できない期間をグラフ化して画像情報を生成する。処理後、表示部14は、ステップS209に処理を進める。
(ステップS208)演算部12は、取得した設定情報に含まれる照度の情報を表示部14に出力する。なお、照度の情報には、少なくとも照度が含まれ、光照射時間が含まれている。続けて、表示部14は、演算部12が出力する照度の情報をグラフ化する。処理後、表示部14は、ステップS209に処理を進める。
(ステップS209)表示部14は、ステップS204、ステップS207、ステップS208でグラフ化されたグラフを合成する。処理後、表示部14は、ステップS212に処理を進める。
(ステップS210)演算部12は、設定情報、パラメータ、数式を用いて、少なくとも電子機器25の消費電力を求める。処理後、演算部12は、ステップS211に処理を進める。
(ステップS211)表示部14は、経過時間に対する消費電力の変化をグラフ化して画像情報を生成する。処理後、表示部14は、ステップS212に処理を進める。
(ステップS212)表示部14は、ステップS209で合成された画像、ステップS211で生成されたグラフ等の画像を更新して表示する。処理後、表示部14は、ステップS201に処理を戻す。
これにより、本実施形態によれば、太陽電池21の仕様にあわせて判定結果を示すことにより、照射量と照射時間から利用可能の目安を表示することができる。
照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g115Aを表示することで、利用者は、光の状態の設定画像g102の設定を変更することなく、照射量と照射時間との組み合わせによるセンサシステム2を稼動可否の推定結果を知ることができる。利用者は、この推定結果を見て、選択した太陽電池21の発電量が十分であるのか不足しているのか等を知ることができる。
<第2実施形態>
本実施形態では、負荷の電子機器25(図2)が備える第1動作部251(図2)の動作タイミングと第2動作部252(図2)の動作タイミングが異なる場合のシミュレーション方法と、表示される画像例を説明する。
なお、電力シミュレーション装置1の構成は図1と同じである。また、センサシステム2の構成モデルは図2と同様である。
[設定項目と、シミュレーション結果の表示例]
図8は、本実施形態に係る第1動作部251と第2動作部252の動作タイミングが異なる場合の表示部14上に表示される画像例を示す図である。
図8に示すように、第1動作部251と第2動作部252の動作タイミングが異なる場合の表示部14上に表示される画像g100Bは、設定項目として、電源モジュールの構成画像g101、センサシステム2が設置される環境の光の状態の設定画像g102、太陽電池21の選択画像g103、g104、電力管理画像g105、蓄電池23の設定画像g106、電子機器25の消費電力の設定画像g107B、電子機器25が備える第1動作部の動作状態や消費電力の設定画像g108B、および電子機器25が備える第2動作部の動作状態や消費電力の設定画像g109Bを備える。
また、画像g100Bは、シミュレーション結果として、電子機器25に供給可能な電力を示す情報の画像g111、総消費エネルギーを示す画像g112B、蓄電池23の電圧対時間の変化を示すグラフの画像g113、発電量と消費電力のエネルギー収支を表す画像g114、および照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g115Bを含む。
まず、設定項目について説明する。
なお、図8において、各設定項目の画像g101〜g106は図3と同様である。
図9は、本実施形態に係る第1動作部251と第2動作部252それぞれの消費電力の設定画像g107Bの例を示す図である。図9に示すように、第1動作部251と第2動作部252それぞれの消費電力の設定画像g107Bには、電子機器25の動作電圧[V]、待機電流[μA]、第1動作部251の設定画像、および第2動作部252の設定画像が含まれている。
また、第1動作部251の設定画像g1071Bには、第1動作時間[msec]、第1動作インターバル[sec]、および第1動作電流[mA]が含まれる。
また、第2動作部252の設定画像g1072Bには、第2動作部の設定切替、第2動作時間[msec]、第2動作インターバル[sec]、および第2動作電流[mA]が含まれる。
なお、第2動作部252の設定切替がオフ状態の場合、表示部14は、図3の設定画像g107のように、電子機器25の動作電圧、待機電流、動作時間、動作インターバル、および動作電流を表示させる。
図10は、本実施形態に係る第1動作部251の動作状態や消費電力の設定画像g108Bの例を示す図である。図10において、横軸は時刻[min]であり、縦軸は電流値[mA]である。すなわち、第1動作部251の動作状態や消費電力の設定画像g108Bは、第1軸が時刻であり第2軸が電流値のグラフである。図10に示す例では、待機電流が10[μA]であり、第1動作時間が50[msec]であり、第1動作電流が20[mA]であり、第1動作インターバルが5[min]の例である。
図11は、本実施形態に係る第2動作部252の動作状態や消費電力の設定画像g109Bの例を示す図である。図11において、横軸は時刻[sec]であり、縦軸は電流値[mA]である。すなわち、第2動作部252の動作状態や消費電力の設定画像g109Bは、第1軸が時刻であり第2軸が電流値のグラフである。図11に示す例では、待機電流が10[μA]であり、第2動作時間が10[msec]であり、第2動作電流が10[mA]であり、第2動作インターバルが10[sec]の例である。
利用者は、設定画像g107Bの各欄を、設定部11を操作して選択し、各欄の値を選択または入力する。この場合、演算部12は、設定された情報に応じて第1動作部251の動作状態や消費電力の設定画像g108Bと、第2動作部252の動作状態や消費電力の設定画像g109Bを更新する。
または、利用者は、第1動作部の設定画像g108Bの波形の幅や高さと第2動作部の設定画像g108Bの波形の幅や高さを、設定部11を操作して選択するようにしてもよい。この場合、演算部12は、設定された情報に応じて設定画像g107Bを更新する。
次に、シミュレーション結果について説明する。
なお、図8において、シミュレーション結果の画像g111、g113、g114は図3と同様である。
図12は、本実施形態に係る第1動作部251の消費エネルギーと第2動作部252の消費エネルギーと待機時の消費エネルギーと総消費エネルギーを示す画像g112Bの例を示す図である。図12に示す例では、総消費エネルギーを示す画像g112Bは、円グラフで示されている。
符号g1121Bが示す領域は、第1動作部251が動作している期間の1日あたりの消費電力の総和[μWh/day]を表す画像領域である。符号g1124Bが示す領域は、第2動作部252が動作している期間の1日あたりの消費電力の総和[μWh/day]を表す画像領域である。符号g1122Bが示す領域は、電子機器25が待機状態の期間の1日あたりの消費電力の総和[μWh/day]である。符号g1123Bが示す領域は、電子機器25の1日あたりの消費電力の総和[μWh/day]である。
図12に示す例では、第1動作部251が動作している期間の1日あたりの消費電力の総和が240[μWh/day]であり、第2動作部252が動作している期間の1日あたりの消費電力の総和が720[μWh/day]であり、電子機器25が待機状態の期間の1日あたりの消費電力の総和が719.9[μWh/day]であり、総和が1.7[mWh/day]である。
また、図12に示すように、演算部12は、各消費電力が総消費電力に占める割合を算出し、算出した各割合を、例えば百分率で表示する。なお、各消費電力に対する百分率は表示しなくてもよい。
図13は、本実施形態に係る照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g115Bを示す図である。図13に示すように、照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g115Bには、選択された太陽電池21を示す画像g1151、および照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g1152Bが含まれている。画像g1152Bにおいて、横の項目は一日当たりの照射時間[hr/day]であり、縦の項目は照射量[lux]である。
また、符号g1153Bは、太陽電池21の出力が代表値、仕様値いずれの想定でも一次電池24を用いないでセンサシステム2を稼動可能な照射量と照射時間の組み合わせを表形式で表したものである。符号g1154Bは、太陽電池21の出力が代表値想定で一次電池24を用いないでセンサシステム2を稼動可能な照射量と照射時間の組み合わせである。符号g1155Bは、太陽電池21の出力が代表値、仕様値いずれの想定でも一次電池24を用いないでセンサシステム2を稼動不可能な照射量と照射時間の組み合わせである。
照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g115Bを表示することで、利用者は、光の状態の設定画像g102の設定を変更することなく、照射量と照射時間との組み合わせによるセンサシステム2を稼動可否の推定結果を知ることができる。利用者は、この推定結果を見て、選択した太陽電池21の発電量が十分であるのか不足しているのか等を知ることができる。
なお、図13に示した照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g115Bは、設定部11の操作に応じて、図3のように非表示にすることもできる。なお、照射量と照射時間の推定方法、照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像の生成方法については、第1実施形態と同様である。
[シミュレーション手順]
次に、演算部12、表示部14が行う処理手順例を説明する。
図14は、本実施形態に係る演算部12、表示部14が行う処理手順例を示すフローチャートである。なお、第1実施形態の図7と同様の処理については同じ符号を用いて説明を省略する。
(ステップS201〜S202)演算部12は、ステップS201〜S202の処理を行う。処理後、演算部12は、ステップS301の処理に進める。
(ステップS301)演算部12は、設定画像g107Bにおいて、第2動作部252の設定切り替えがオン状態になっているか否かを判別する。演算部12は、第2動作部252の設定切り替えがオン状態になっていないと判別した場合(ステップS301;NO)、ステップS302の処理に進める。演算部12は、第2動作部252の設定切り替えがオン状態になっていると判別した場合(ステップS301;YES)、ステップS303の処理に進める。
(ステップS302)演算部12は、電子機器25が備える構成において、設定画像g107で設定された動作電圧、動作電流、動作時間、動作インターバル、および動作電流に基づいて以下の処理を行う。この場合、表示部14上には、画像g109Bは表示されない。また、表示部14上には、設定画像g107が表示され、第2動作部の設定が表示されない。なお、表示部14上には、第1動作部と第2動作部とを有する場合に照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g115Bが表示されないが、第1動作部を有する場合の照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g115A(図5)を表示することができる。
(ステップS303)演算部12は、電子機器25が備える構成において、設定画像g107Bで設定された動作電圧、待機電流、第1動作時間、第1動作インターバル、第1動作電流、第2動作時間、第2動作インターバル、および第2動作電流に基づいて以下の処理を行う。この場合、表示部14上には、画像g109B、g115Bは表示される。また、表示部14上には、設定画像g107Bが表示され、第1動作部と第2動作部の設定が表示される。
ステップS302またはS303の処理終了後、処理後、演算部12と表示部14は、ステップS203〜S204の処理、ステップS205〜S207の処理、ステップS208の処理、ステップS210〜S211の処理のうち、少なくとも1つを行う。
以下、演算部12と表示部14は、ステップS203〜S212の処理を行う。
これにより、本実施形態によれば、複数の動作部に対して別々に入力することができるので、例えばセンシングと送信など別々の動作に分けてシミュレーションし、それぞれの結果を表示することができる。
なお、上述した例では、電子機器25が備える2つの動作部について設定してシミュレーションする例を説明したが、設定とシミュレーションを行う対象の動作部は3つ以上であってもよい。設定画像は、例えば、温度センサ、気圧センサ、送信部それぞれに対して設定可能であってもよい。そして、演算部12は、これら3つの設定毎にシミュレーションを行った結果を、総消費エネルギーを示す画像として表示させるようにしてもよい。
<第3実施形態>
本実施形態では、一次電池を併用した場合のシミュレーション方法と、表示される画像例を説明する。
なお、電力シミュレーション装置1の構成は図1と同じである。また、センサシステム2の構成モデルは図2と同様である。
[設定項目と、シミュレーション結果の表示例]
図15は、本実施形態に係る一次電池を併用した場合の表示部14上に表示される画像例を示す図である。
図15に示すように、一次電池を併用した場合の表示部14上に表示される画像g100Cは、設定項目として、電源モジュールの構成画像g101、センサシステム2が設置される環境の光の状態の設定画像g102、太陽電池21の選択画像g103、g104、電力管理画像g105、蓄電池23の設定画像g106、電子機器25の消費電力の設定画像g107、および電子機器25の動作状態や消費電力の設定画像g108、および一次電池の情報を設定する画像g201を備える。
また、画像g100は、シミュレーション結果として、電子機器25に供給可能な電力を示す情報の画像g111、総消費エネルギーを示す画像g112、蓄電池23の電圧対時間の変化を示すグラフの画像g113、発電量と消費電力のエネルギー収支を表す画像g114、稼動可能期間(Battery Lifetimes)を示す画像g211、および照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g115Cを含む。
まず、設定項目について説明する。
なお、図15において、各設定項目の画像g101〜g108は図3と同様である。
図16は、本実施形態に係る一次電池24の情報を設定する画像g201の例を示す図である。図16に示すように、一次電池24の情報を設定する画像g201には、一次電池の使用状態(Hybrid operating)、一次電池の最大容量[mAh]、および標準容量比(Actuel capacity ratio)[%]が含まれる。なお、標準容量比とは、最大容量に対する有効活用できる容量の比である。なお、有効活用できる容量とは、例えば一定期間一次電池を保存後、規定した条件で数回充電を繰り返した時に得られる容量である。
利用者は、一次電池24の容量を設定する画像g201の各欄を、設定部11を操作して選択し、各欄の値を選択または入力する。図16に示す例では、一次電池24の使用状態がオン状態(ON)、一次電池24の最大容量が230[mAh]、標準容量比が50[%]として設定された例である。
次に、シミュレーション結果について説明する。
なお、図15において、シミュレーション結果の画像g111〜g114は図3と同様である。
図17は、本実施形態に係る照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g115Cを示す図である。図17に示すように、照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g115Cには、選択された太陽電池21を示す画像g1151、および照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g1152C、目標稼動年数の設定画像g1157が含まれている。画像g1152Cにおいて、横の項目は一日当たりの照射時間[hr/day]であり、縦の項目は照射量[lux]である。
なお、演算部12は、一次電池24の使用状態で設定された電池容量、標準容量比を用いて図17の稼動可否を算出する。
また、符号g1153Cは、太陽電池21の出力が代表値、仕様値いずれの想定でも一次電池24を用いないでセンサシステム2を稼動可能な照射量と照射時間の組み合わせを表形式で表したものである。符号g1154Cは、太陽電池21の出力が代表値、仕様値いずれの想定でも所定の稼動可能期間以上、センサシステム2を稼動可能な照射量と照射時間の組み合わせである。
符号g1155Cは、太陽電池21の出力が代表値想定で所定の稼動可能期間以上、センサシステム2を稼動可能な照射量と照射時間の組み合わせである。符号g1156Cは、太陽電池21の出力が代表値、仕様値いずれの想定でも所定の稼動可能期間以上、センサシステム2を稼動できない照射量と照射時間の組み合わせである。
目標稼動年数の設定画像g1157は、所定の稼動可能期間を設定する画像である。演算部12は、例えば稼動可能期間の設定画像g1157の右上を利用者が設定部11によって操作された操作結果に応じて所定の稼動可能期間を設定する。図17に示す例では、所定の稼動可能期間が5年の例である。
なお、図17に示した照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を示す画像g115Cは、設定部11の操作に応じて、図3のように非表示にすることもできる。
図18は、本実施形態に係る稼動可能期間を示す画像g211の例を示す図である。図18に示すように、稼動可能期間を示す画像g211には、1日あたり供給可能な電力量が平均値の場合のセンサシステム2の稼動可能期間[years](typ)、単位時間あたり供給可能な電力量が最小値の場合のセンサシステム2の稼動可能期間[years](min)、電源モジュール20を併用しない場合のセンサシステム2の稼動可能期間(without EH)が含まれる。
図18に示す例では、一次電池24を併用した場合、1日あたり供給可能な電力量が平均値の場合のセンサシステム2の稼動可能期間が10年以上であることを示している。また、図18に示す例では、一次電池24を併用した場合、1日あたり供給可能な電力量が最小値の場合のセンサシステム2の稼動可能期間が5年であることを示している。図18に示す例では、電源モジュール20を併用しない場合、センサシステム2の稼動可能期間は1年であることを示している。
図18に示す例では、選択した太陽電池21に選択した一次電池24を併用することで、最低でも5年間、センサシステム2の稼動を継続することができることを示している。
[照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否の推定方法]
次に、稼動可否の推定方法例を説明する。
演算部12は、選択された太陽電池21の特性(代表値、仕様値)を記憶部13から読み出す。また、演算部12は、電子機器25の消費電力の設定画像g107、または電子機器25の動作状態や消費電力の設定画像g108で設定された設定情報を取得する。
演算部12は、太陽電池21の代表値と仕様値それぞれに対して、照射量と照射時間との組み合わせ毎に、発電エネルギーEinを算出する。演算部12は、設定情報を用いて電子機器25の総消費エネルギーEoutを求める。なお、発電エネルギーEin、電子機器25の総消費エネルギーEoutの算出方法については後述する。なお、電力管理画像g105、蓄電池23の設定画像g106の設定値が取得できない場合、演算部12は、例えば初期値を用いて照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否の推定を行うようにしてもよい。
演算部12は、算出した照射量と照射時間との組み合わせの発電エネルギーEinで、算出した電子機器25の総消費エネルギーEoutをまかなえるか否か判別する。また、演算部12は、所定の稼動可能期間以上、発電エネルギーEinで電子機器25の総消費エネルギーEoutをまかなえるか否か判別する。
演算部12は、一次電池24を用いないで、代表値または仕様値の発電エネルギーEinでも、電子機器25の総消費エネルギーEoutをまかなえると区別した組み合わせに対して、図17の符号g1153Cのように例えば塗りつぶし無し丸形印で表示する。
演算部12は、一次電池24を用いることにより、代表値または仕様値の発電エネルギーEinで、所定の稼動可能期間以上、電子機器25の総消費エネルギーEoutをまかなえると区別した組み合わせに対して、図17の符号g1154Cのように例えば塗りつぶし有り丸形印で表示する。
演算部12は、一次電池24を用いることにより、代表値の発電エネルギーEinで、所定の稼動可能期間以上、電子機器25の総消費エネルギーEoutをまかなえると区別した組み合わせに対して、図17の符号g1155Cのように例えば三角形印で表示する。
演算部12は、一次電池24を用いたとしても、代表値、仕様値のいずれの発電エネルギーEinでも、所定の稼動可能期間以上、電子機器25の総消費エネルギーEoutをまかなえないと区別した組み合わせに対して、図17の符号g1156Cのように例えば菱形印で表示する。
なお、演算部12は、図17において、一次電池24を用いないで、代表値または仕様値の発電エネルギーEinでも、電子機器25の総消費エネルギーEoutをまかなえると区別した組み合わせの範囲g11531Cを第1色(例えば緑色)で表示させる。また、演算部12は、一次電池24を用いることにより、代表値または仕様値の発電エネルギーEinでも、電子機器25の総消費エネルギーEoutをまかなえると区別した組み合わせの範囲g11541Cを第1色と異なる第2色(例えば濃い緑色)で表示させる。また、演算部12は、一次電池24を用いることにより、代表値の発電エネルギーEinで、所定の稼動可能期間以上、電子機器25の総消費エネルギーEoutをまかなえると区別した組み合わせの範囲g11551Cを第1色と第2色と異なる第3色(例えば黄色)で表示させる。また、演算部12は、一次電池24を用いたとしても、代表値、仕様値のいずれの発電エネルギーEinで、所定の稼動可能期間以上、電子機器25の総消費エネルギーEoutをまかなえないと区別した組み合わせの範囲g11561Cを第1色と第2色と第3色と異なる第4色(例えば赤色)で表示させる。
[稼動可能期間、稼動可否のシミュレーション手順]
次に、稼動可能期間の画像g211、稼動可否の画像g115Cの表示手順例を説明する。図19は、本実施形態に係る稼動可能期間の画像g211、稼動可否の画像g115Cの表示手順例を示すフローチャートである。
(ステップS401)演算部12は、利用者が設定部11を操作して設定、選択した設定情報を取得する。なお、設定情報には、少なくとも電子機器25の消費電力の設定画像g107、または電子機器25の動作状態や消費電力の設定画像g108で設定された情報が含まれている。
(ステップS402)演算部12は、取得した設定情報に応じたパラメータを、記憶部13から読み出す。続けて、演算部12は、記憶部13からシミュレーションに使用する数式を読み出す。
(ステップS403)演算部12は、一次電池24を併用するか否かを判別する。演算部12は、一次電池24を併用すると判別した場合(ステップS403;YES)、ステップS104の処理に進める。演算部12は、一次電池24を併用しないと判別した場合(ステップS403;NO)、一次電池24を併用しない場合の処理(図6のステップS103〜S106を行う(ステップS407)。
(ステップS404)演算部12は、1日あたり供給可能な電力量が平均値の場合のセンサシステム2の稼動可能期間、単位時間あたり供給可能な電力量が最小値の場合のセンサシステム2の稼動可能期間、一次電池24を併用しない場合のセンサシステム2の稼動可能期間を推定する。
(ステップS405)演算部12は、照射量と照射時間の関係に基づく稼動可否を推定する。
(ステップS406)表示部14は、推定した各稼動可能期間を示す画像g211と、推定された稼動可否の画像g115Cを表示する。
なお、演算部12は、第1実施形態の図7と同様の処理によって、他の各シミュレーションを行って、シミュレーション結果を表示する。
これにより、本実施形態によれば、一次電池24に関する項目を入力することができるので、太陽電池21に一次電池24を併用した場合のシミュレーションを行い、結果を表示できる。
本実施形態によれば、太陽電池21に一次電池24を併用してセンサシステム2を構築する際、例えば5年間継続して稼動した場合に、どの太陽電池21を選択すれば実現できるかを利用者が知ることができる。
<シミュレーション方法>
次に、上述した各実施形態で演算部12が行うシミュレーションについて説明する。まず、演算部12がシミュレーションに用いる符号を以下のように定義する。
[1]電子機器25の消費エネルギー側
・動作電圧(Operating Voltage);Vope(V)
・動作時間(Operating Time);Tope(msec)
・動作インターバル(Operating Interval);Tint(sec)
・動作電流(Operating Current);Aope(mA)
・待機電流(Standby Current);Asb(μA)
[2]供給エネルギー側
・電子機器25への供給エネルギー;Echg(J/day)
・蓄電池23で消費される自己消費エネルギー;Esd(J/day)
・電源回路22で消費される自己消費エネルギー;Eic(J/day)
・発電エネルギー;Ein(J/day)
・発電電力(Generating Power);Win(μW)
・光照射時間(Irradiation time);Tlight(hr/day)
・電源回路22の変換効率(昇圧回路221の昇圧効率);ηin(%)
・電源回路22の変換効率(降圧回路222の降圧効率);ηout(%)
・電源回路22の自己消費電力(昇圧回路221の自己消費電力);Ain(nA)
・電源回路22の自己消費電力(降圧回路222の自己消費電力);Aout(nA)
・蓄電池23の容量(Capacity);C(F)
・蓄電池23の電圧(Storage device voltage);Vsd(V)
・蓄電池23の自己消費電流(Leakage Current);Asd(μA)
演算部12は、[1]電子機器25の消費エネルギー、[2]供給エネルギーを用いて、1日あたりの電力量に対して、供給と消費のエネルギーを比較する演算を以下のように行う。
演算部12は、電子機器25の駆動時の消費エネルギーEopeを、次式(1)を用いて求める。
Figure 2021012662
次に、演算部12は、電子機器25の待機時の消費エネルギーEsbを、次式(2)を用いて求める。
Figure 2021012662
次に、演算部12は、電子機器25の総消費エネルギーEoutを、次式(3)を用いて求める。
Figure 2021012662
次に、演算部12は、発電エネルギーEinを、次式(4)を用いて求める。
Figure 2021012662
次に、演算部12は、電源回路22で消費される自己消費エネルギーEicを、次式(5)を用いて求める。
Figure 2021012662
次に、演算部12は、蓄電池23で消費される自己消費エネルギーEsdを、次式(6)を用いて求める。
Figure 2021012662
次に、演算部12は、電子機器25への供給エネルギーEchgを、次式(7)を用いて求める。
Figure 2021012662
そして、演算部12は、次式(8)が成り立たつ場合に、エナジーハーベスティングの連続駆動できると判断するようにしてもよい。
Figure 2021012662
なお、本発明における電力シミュレーション装置1の機能の全てまたは一部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより電力シミュレーション装置1が行う処理の全てまたは一部を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形および置換を加えることができる。
1…電力シミュレーション装置、11…設定部、12…演算部、13…記憶部、14…表示部、131…センサシステムの構成モデル、2…センサシステム、20…電源モジュール、24…一次電池、25…電子機器、21…太陽電池、22…電源回路、23…蓄電池、221…昇圧回路、222…降圧回路

Claims (5)

  1. 太陽電池を含む電源部と、該電源部から電力が供給される負荷回路とを有するシステムにおける電力のシミュレーションを行う電力シミュレーション装置であって、
    複数の前記太陽電池のうちから選択された1つの前記太陽電池の特性と、前記負荷回路の消費電力と、に基づいて、前記太陽電池に照射される光の照射量と照射時間との組み合わせ毎に前記システムが稼働可能か否かを推定し、前記組み合わせ毎の推定結果を示す情報を表示させる演算部、
    を備える電力シミュレーション装置。
  2. 前記演算部は、
    前記電源部によって前記負荷回路に供給可能な電力量の平均値と、前記電源部によって前記負荷回路に供給可能な電力量の最小値を用いて、前記組み合わせ毎に前記システムが稼働可能か否かを推定し、前記推定した結果を稼働可能か否かに基づいて区別し、前記区別した結果をそれぞれ異なる表示形態で表示させる、請求項1に記載の電力シミュレーション装置。
  3. 前記電源部は、一次電池をさらに備え、
    前記演算部は、
    前記一次電池の容量と、前記一次電池の有効活用可能な容量とを用いて、前記組み合わせ毎に前記システムが稼働可能か否かを推定し、前記推定した結果を稼働可能か否かに基づいて区別し、前記区別した結果をそれぞれ異なる表示形態で表示させる、請求項1または請求項2に記載の電力シミュレーション装置。
  4. 前記演算部は、
    目標とする所定の稼動可能期間を取得し、取得した所定の稼動可能期間において、前記組み合わせ毎に前記システムが稼働可能か否かを推定し、前記推定した結果を稼働可能か否かに基づいて区別し、前記区別した結果をそれぞれ異なる表示形態で表示させる、請求項3に記載の電力シミュレーション装置。
  5. 太陽電池を含む電源部と、該電源部から電力が供給される負荷回路とを有するシステムにおける電力のシミュレーションを行う電力シミュレーション装置における電力シミュレーション方法であって、
    演算部が、複数の前記太陽電池のうちから選択された1つの前記太陽電池の特性と、前記負荷回路の消費電力と、に基づいて、前記太陽電池に照射される光の照射量と照射時間との組み合わせ毎に前記システムが稼働可能か否かを推定する手順と、
    前記演算部が、前記組み合わせ毎の推定結果を示す情報を表示させる手順と、
    を含む電力シミュレーション方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022125137A (ja) * 2017-04-06 2022-08-26 サステイン ホールディングス,エルエルシー コラーゲンペプチドに基づく医薬組成物及びデバイス、並びにその製造の方法及び使用

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