JP2021011062A - Printer - Google Patents
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Description
本発明は印刷装置に関する。 The present invention relates to a printing apparatus.
従来から、記録媒体上に所望の画像を印刷する印刷装置が知られている。例えば特許文献1には、記録媒体を搬送する搬送機構と、記録媒体上にインクを吐出するインクヘッドと、インクヘッドが設けられた位置よりも搬送方向の上流側で記録媒体を予熱するプレヒータ部と、インクヘッドと対向する位置で記録媒体を加熱するプラテンヒータ部と、インクヘッドが設けられた位置よりも搬送方向の下流側で記録媒体を加熱するアフターヒータ部と、を備えたインクジェット式の印刷装置が開示されている。特許文献1の各ヒータ部は、記録媒体を支持する支持面を構成する支持部材を有する。各ヒータ部は、支持面と反対側の面から、熱伝導により支持部材を伝導加熱する。これにより、支持面上の記録媒体を間接的に加熱する。
Conventionally, a printing device for printing a desired image on a recording medium has been known. For example,
しかし、大判サイズの記録媒体に印刷を行う印刷装置は、支持部材の面積が広い。このため、特許文献1のように伝導加熱によって支持部材を温め、さらに支持面上の記録媒体を間接的に加熱しようとすると、記録媒体の昇温から温度の安定化までに多くの時間を必要とする。したがって、装置の立ち上げから印刷開始までの待ち時間が長くなり、例えば急いで印刷したい場合等にユーザが不便を感じることがあった。また、支持部材と外気との接する面積が広かったり、支持部材と記録媒体との密着性が低かったりすると、放熱による熱損失が大きくなる。このため、加熱に多くの電力を消費することがあった。
However, a printing device that prints on a large-format recording medium has a large area of support members. Therefore, if the support member is heated by conduction heating as in
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、記録媒体を効率的に加熱することができる印刷装置を提供することである。 The present invention has been made in view of this point, and an object of the present invention is to provide a printing apparatus capable of efficiently heating a recording medium.
本発明に係る印刷装置は、記録媒体が載置されるプラテンと、前記記録媒体を搬送方向に搬送する搬送機構と、前記搬送方向と直交する主走査方向に延びるガイドレールと、前記ガイドレールに摺動自在に係合するキャリッジと、前記キャリッジに設けられ、前記プラテンの上に載置された前記記録媒体を加熱するヒータと、前記プラテンの上に載置された前記記録媒体にインクを吐出する複数のノズルを有するインクヘッドと、前記搬送機構と前記ヒータと前記インクヘッドとを制御する制御部と、を備える。前記制御部は、印刷データを受信する受信部と、前記印刷データに基づいて、前記ヒータによる前記記録媒体の加熱を制御する加熱制御部と、前記印刷データに基づいて、前記インクヘッドの前記ノズルから前記インクを吐出する吐出制御部と、を備える。 The printing apparatus according to the present invention includes a platen on which a recording medium is placed, a transport mechanism for transporting the recording medium in a transport direction, a guide rail extending in a main scanning direction orthogonal to the transport direction, and the guide rail. Ink is ejected to a carriage that is slidably engaged, a heater that is provided on the carriage and heats the recording medium mounted on the platen, and the recording medium mounted on the platen. It includes an ink head having a plurality of nozzles, and a control unit that controls the transport mechanism, the heater, and the ink head. The control unit includes a receiving unit that receives print data, a heating control unit that controls heating of the recording medium by the heater based on the print data, and the nozzle of the ink head based on the print data. A discharge control unit for discharging the ink from the ink is provided.
上記印刷装置では、印刷データに基づいて記録媒体の加熱を制御する。これにより、実際に印刷が行われる範囲(印刷範囲)を集中的かつ選択的に加熱することができる。したがって、記録媒体を効率的に加熱することができる。例えば、印刷前に印刷範囲を予熱する(プレヒートする)ことにより、印刷範囲内のインク定着性を印刷範囲外に比べて相対的に高めることができる。これにより、例えば記録媒体の全体を加熱する場合に比べて、装置の立ち上げから印刷開始までの待ち時間を短縮することができる。また例えば、印刷後に記録媒体上のインクが付与された部分を加熱する(アフターヒートする)ことにより、インクを素早く乾燥させて記録媒体に定着させることができる。 In the printing apparatus, the heating of the recording medium is controlled based on the print data. As a result, the range in which printing is actually performed (printing range) can be heated intensively and selectively. Therefore, the recording medium can be heated efficiently. For example, by preheating (preheating) the print range before printing, the ink fixability within the print range can be relatively improved as compared with the ink fixability outside the print range. As a result, the waiting time from the start-up of the apparatus to the start of printing can be shortened as compared with the case of heating the entire recording medium, for example. Further, for example, by heating (afterheating) the portion of the recording medium to which the ink is applied after printing, the ink can be quickly dried and fixed on the recording medium.
本発明によれば、従来よりも記録媒体を効率的に加熱することができる印刷装置を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a printing apparatus capable of heating a recording medium more efficiently than before.
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る印刷装置について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材、部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。 Hereinafter, the printing apparatus according to the embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. It should be noted that the embodiments described here are, of course, not intended to specifically limit the present invention. In addition, members and parts that perform the same action are designated by the same reference numerals, and duplicate description will be omitted or simplified as appropriate.
図1は、本実施形態に係る印刷装置1の正面図である。印刷装置1は、インクジェット式の印刷装置である。印刷装置1は、カッティングヘッドを取り付けることによって、記録媒体2を切断(カッティング)する機能を有しうる。以下の説明において、左、右、上、下とは、印刷装置1の正面にいるユーザ(印刷装置1の使用者)から見た左、右、上、下をそれぞれ意味し、印刷装置1からユーザに近づく方を前方、遠ざかる方を後方とする。また、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ、前、後、左、右、上、下を表すものとする。また、図面中の符号X、Y、Zは、副走査方向(前後方向)、副走査方向と直交する主走査方向(左右方向)、上下方向を表すものとする。また、副走査方向Xのうち、後方から前方に向かう方向を搬送方向という。ただし、これらは説明の便宜上定めたものに過ぎず、印刷装置1の設置態様を何ら限定するものではない。
FIG. 1 is a front view of the
印刷装置1は、大判サイズの記録媒体2に対して画像を印刷する業務用の大型プリンタである。本実施形態において、記録媒体2はロール状の媒体であり、所謂、ロール紙である。ただし、記録媒体2の形態はロール状に限定されない。また、記録媒体2の材質も特に限定されない。記録媒体2は、普通紙やインクジェット用印刷紙等の紙類以外に、例えば、ポリ塩化ビニル(polyvinyl chloride、PVC)やポリエステル等の樹脂製のシート、アルミニウム、鉄、ステンレス鋼、木材、ガラス、ゴム等の各種の材料からなる板材、織布や不織布等の布帛、皮革、その他の媒体であってもよい。記録媒体2は、台紙と、台紙上に積層され、粘着剤層を有する剥離紙と、を備えるシール材であってもよい。また、本明細書において「画像」とは、記録媒体2上に形成される像のことであり、その内容は特に限定されない。画像には、文字、数字、記号、図形、絵柄、模様等が含まれる。
The
なお、本明細書において「インクジェット式の印刷装置」とは、従来公知のインクジェット技術による印刷方法、例えば、二値偏向方式あるいは連続偏向方式等の連続方式や、サーマル方式、あるいは圧電素子方式等の各種のオンデマンド方式を利用した印刷装置全般をいう。また、本明細書において「切断」とは、記録媒体2の厚み方向の全体を切断する場合(例えば、シール材の台紙および剥離紙の両方を切断する場合)と、記録媒体2の厚み方向の一部を切断する場合(例えば、シール材の台紙は切断せず、剥離紙のみを切断する場合)とを包含する。
In the present specification, the term "invertical printing apparatus" refers to a printing method using a conventionally known inkjet technique, for example, a continuous method such as a binary deflection method or a continuous deflection method, a thermal method, a piezoelectric element method, or the like. Refers to all printing devices that use various on-demand methods. Further, in the present specification, "cutting" refers to the case of cutting the
図1に示すように、印刷装置1は、プラテン3と、ガイドレール4と、搬送機構5と、ケーシング10と、第1キャリッジC1と、第2キャリッジC2と、キャリッジ移動機構13と、インクヘッド16と、ヒーティングユニット20と、制御部30と、を備えている。ケーシング10は、印刷装置1の筐体である。ケーシング10は、主走査方向Yに延びている。ケーシング10の右端部には、操作パネル10Aが設けられている。操作パネル10Aには、操作状態等を表示する表示部と、ユーザによって操作される入力キー等と、が設けられている。
As shown in FIG. 1, the
プラテン3は、印刷および切断を行う際に記録媒体2を支持するものである。プラテン3は、ケーシング10に設けられ、主走査方向Yに延びている。プラテン3は、ガイドレール4よりも下方に配置されている。プラテン3の少なくとも一部は、ガイドレール4と平行に配置されている。プラテン3には、記録媒体2が載置される。ガイドレール4は、主走査方向Yに延びている。ガイドレール4は、ケーシング10の左サイドフレーム10Lおよび右サイドフレーム10Rに支持されている。ガイドレール4は、プラテン3よりも上方に配置されている。
The
搬送機構5は、プラテン3に載置された記録媒体2を副走査方向Xに移動させる機構である。図1に示すように、搬送機構5は、グリットローラ6と、ピンチローラ7と、フィードモータ5M(図5参照)と、を備えている。グリットローラ6は、プラテン3に設けられている。ここでは、複数(例えば2つ)のグリットローラ6が主走査方向Yに並んで配置されている。グリットローラ6の少なくとも一部は、プラテン3から露出している。ピンチローラ7は、グリットローラ6の上方に設けられている。ピンチローラ7は、グリットローラ6と対向する位置に設けられている。ピンチローラ7は、記録媒体2を上から押さえつけている。ピンチローラ7は、グリットローラ6と共に記録媒体2を挟んでいる。なお、グリットローラ6およびピンチローラ7の設置位置や個数は一例に過ぎず、特に限定されない。
The
フィードモータ5Mは、グリットローラ6に連結されている。グリットローラ6は、フィードモータ5Mの駆動力を受けて回転可能に構成されている。フィードモータ5Mは、制御部30と電気的に接続されており、制御部30によって制御される。ピンチローラ7とグリットローラ6との間に記録媒体2が挟まれた状態でグリットローラ6が回転すると、記録媒体2が副走査方向(前後方向)Xに搬送される。ただし、ここで説明する機構は一例に過ぎず、搬送機構5の構成は特に限定されない。
The
図2A、図2Bは、第1キャリッジC1および第2キャリッジC2の正面図である。なお、図2Aは、第1キャリッジC1および第2キャリッジC2が、後述する連結機構12で連結された状態を表している。図2Bは、第2キャリッジC2が第1キャリッジC1から独立した状態を表している。図2Aに示すように、第1キャリッジC1および第2キャリッジC2は、主走査方向Yに並んで設けられている。本実施形態では、第2キャリッジC2が第1キャリッジC1の左方に配置されている。第1キャリッジC1には、インクヘッド16が搭載されている。第1キャリッジC1は、本発明の「インクキャリッジ」の一例である。第2キャリッジC2には、ヒーティングユニット20とヒータ移動機構28とが搭載されている。第2キャリッジC2は、本発明の「キャリッジ」の一例である。なお、キャリッジの配置や個数は一例に過ぎず、特に限定されない。第1キャリッジC1および第2キャリッジC2は、ガイドレール4に摺動自在に係合している。
2A and 2B are front views of the first carriage C1 and the second carriage C2. Note that FIG. 2A shows a state in which the first carriage C1 and the second carriage C2 are connected by a connecting
キャリッジ移動機構13は、第1キャリッジC1および第2キャリッジC2を主走査方向Yにさせる機構である。図1に示すように、キャリッジ移動機構13は、プーリ14L,14Rと、無端状のベルト15と、キャリッジモータ13Mと、を備えている。プーリ14L,14Rは、ガイドレール4の左右に配置されている。ベルト15は、2つのプーリ14L,14Rに巻き掛けられている。ベルト15には、第1キャリッジC1および第2キャリッジC2がそれぞれ固定されている。プーリ14Rは、キャリッジモータ13Mに連結されている。キャリッジモータ13Mは、制御部30と電気的に接続されており、制御部30によって制御される。キャリッジモータ13Mが駆動すると、プーリ14Rが回転してベルト15が走行する。これにより、図2A、図2Bに示すように、第1キャリッジC1および第2キャリッジC2が連結された状態で、あるいは第2キャリッジC2が単独で、ガイドレール4に沿って主走査方向Yに移動する。ただし、ここで説明する機構は一例に過ぎず、キャリッジ移動機構13の構成は特に限定されない。
The
インクヘッド16は、記録媒体2に向かってインクの液滴を吐出することで、印刷を行う。図1に示すように、インクヘッド16は、プラテン3よりも上方に配置されている。インクヘッド16は、第1キャリッジC1に支持されている。インクヘッド16は、第1キャリッジC1を介して、ガイドレール4に沿ってスライド可能に構成されている。本実施形態において、インクヘッド16は4つである。ただし、インクヘッド16の個数は一例に過ぎず、特に限定されない。
The
図3は、第1キャリッジC1および第2キャリッジC2をプラテン3の側(図1の下方)から見た図である。図3に示すように、4つのインクヘッド16は、主走査方向Yに並んでいる。各インクヘッド16の下面には、インクを吐出する複数のノズル17が形成されている。本実施形態では、複数のノズル17が副走査方向Xに一直線上に並んで、ノズル列17Aを形成している。ノズル列17Aは、副走査方向Xに長さL1を有している。長さL1は、複数のノズル17のなかで副走査方向Xの最も前方に位置するノズル(最前ノズル)17の中心から最も後方に位置するノズル(最後ノズル)17の中心までの長さである。ただし、ノズル列17Aにおけるノズル17の配置は特に限定されない。ノズル列17Aは、例えば千鳥状に配列された複数のノズル17によって形成されていてもよいし、2つのノズル列を備えていてもよい。
FIG. 3 is a view of the first carriage C1 and the second carriage C2 as viewed from the side of the platen 3 (lower side of FIG. 1). As shown in FIG. 3, the four ink heads 16 are arranged in the main scanning direction Y. A plurality of
各インクヘッド16の内部には、圧電素子等からなるアクチュエータ18(図5参照)が設けられている。アクチュエータ18は、制御部30と電気的に接続されており、制御部30によって制御される。アクチュエータ18が駆動することにより、インクヘッド16のノズル17からインクの液滴が吐出される。インクは、溶剤インク(ソルベントインク)であってもよいし、水性インクであってもよい。溶剤インクは、例えば、色材(例えば顔料)と有機溶剤とを含み、必要に応じてその他の各種添加剤を含みうる。溶剤インクは、例えば、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインク等の画像形成用のプロセスカラーインクであってもよく、画像の下地または裏地を形成する前処理用のプライマーインクであってもよく、画像の表面に光沢を付与するためのグロスインク(透明インク)やメタリックインクであってもよい。
An actuator 18 (see FIG. 5) made of a piezoelectric element or the like is provided inside each
ヒーティングユニット20は、プラテン3上の記録媒体2を加熱する。図1に示すように、ヒーティングユニット20は、プラテン3よりも上方に配置されている。ヒーティングユニット20は、記録媒体2を上方から非接触で加熱する。ヒーティングユニット20は、記録媒体2を直接加熱する。ヒーティングユニット20は、第2キャリッジC2の左側面に取り付けられている。ヒーティングユニット20は、後述する連結機構12とは反対側の側面に取り付けられている。ヒーティングユニット20は着脱式で、カッティングヘッドと交換可能に構成されている。ヒーティングユニット20は、第2キャリッジC2に支持されている。ヒーティングユニット20は、インクヘッド16とは異なるキャリッジに搭載されている。ヒーティングユニット20は、第2キャリッジC2を介して、ガイドレール4に沿ってスライド可能に構成されている。本実施形態において、ヒーティングユニット20は1個である。ただし、ヒーティングユニット20の個数は一例に過ぎず、特に限定されない。
The
図4は、ヒーティングユニット20の正面図である。図4に示すように、ヒーティングユニット20は、上下方向Zに延びる第1部分21と、第1部分21の下方に連結された第2部分22と、を備えている。第2部分22は、ヒータ23と、ヒータ制御基板24と、を備えている。ヒータ23と、ヒータ制御基板24とは、第2部分22の内部に設けられている。第1部分21は、第2キャリッジC2のホルダ29に着脱自在に支持される。第1部分21は、ユーザによって手動で第2キャリッジC2のホルダ29に取り付けられる。
FIG. 4 is a front view of the
ヒーティングユニット20は、ヒータ移動機構28によって上下方向Zに移動する。図1に示すように、ヒータ移動機構28は、第2キャリッジC2に設けられている。ヒータ移動機構28は、本実施形態において、上下方向Zに延びる支柱(図示せず)と、ボイスコイルモータ28M(図5参照)に連結され、支柱に対して上下方向Zに摺動自在に設けられたホルダ29と、を備えている。ボイスコイルモータ28Mは、制御部30と電気的に接続されており、制御部30によって制御される。ボイスコイルモータ28Mが駆動すると、ホルダ29およびヒーティングユニット20が支柱に沿って上下方向Zに移動する。これによって、ヒーティングユニット20が、記録媒体2に対して接近および離反する方向に移動する。ただし、ここで説明する機構は一例に過ぎず、ヒータ移動機構28の構成は特に限定されない。
The
図4に示すように、ヒータ23は、ヒーティングユニット20の下方、詳しくは、プラテン3と対向する部分に配置されている。ヒータ23は、第2キャリッジC2と共に主走査方向Yに移動するため、相対的に軽く、かつ、小型であることが好ましい。ヒータ23は、例えば抵抗加熱式のコイルヒータである。ただし、ヒータの加熱方式は特に限定されず、例えば、温風加熱、温水加熱、誘導加熱、誘電加熱、赤外線加熱、レーザ加熱、電子ビーム加熱、アーク・プラズマ加熱等のうちの1種または2種以上であってもよい。
As shown in FIG. 4, the
図3に示すように、ヒータ23は、絶縁板23Aと、電熱線23Bと、ハウジング23Cと、を備えている。絶縁板23Aは、副走査方向Xの寸法が主走査方向Yの寸法よりも大きい四角形の板状に形成されている。電熱線23Bは、絶縁板23Aの表面に所定の間隔をあけて波紋状に配線されている。電熱線23Bは、例えば、セラミックやニクロム線、鉄クロム線等からなる抵抗発熱体である。電熱線23Bは、発生した熱をプラテン3上の記録媒体2に向けて放射する。電熱線23Bは、副走査方向Xに長さL2を有している。長さL2は、副走査方向Xにおいて、電熱線23Bの最も前方から最も後方までの長さである。長さL2は、インクヘッド16のノズル列の長さL1と同じかそれよりも長い。副走査方向Xにおいて、長さL2の中心位置は、長さL1の中心位置と一致している。電熱線23Bの後端は、インクヘッド16の後端よりも後方に突出している。電熱線23Bの前端は、インクヘッド16の前端よりも前方に突出している。搬送方向において、電熱線23Bの前端はインクヘッド16の前端よりも下流側に位置している。これにより、アフターヒートを効率良く行うことができる。
As shown in FIG. 3, the
ハウジング23Cは、絶縁板23Aと電熱線23Bとを囲むように配置されている。ハウジング23Cは、例えば断熱部材で構成されている。ハウジング23Cは、電熱線23Bの熱がインクヘッド16に伝達されることを抑制している。ヒータ23は、ヒータ制御基板24と電気的に接続されている。
The
ヒータ制御基板24は、ヒータ23の電熱線23Bに接続され、ヒータ23の駆動を制御する。ヒータ制御基板24は、例えばガラスエポキシ基板等であり、表面に図示しない回路が形成されている。ヒータ制御基板24は、制御部30と電気的に接続されており、制御部30によって制御される。ヒータ制御基板24は、制御部30からの信号を受けて、電熱線23Bの加熱(ON)と非加熱(OFF)とを切り替える。ヒータ制御基板24は、制御部30からの信号を受けて、電熱線23Bの印加電圧を可変することで、ヒータ23の出力を調整する。ヒータ制御基板24は、記録媒体2の表面温度が略一定となるように、ヒータ23を駆動する。
The
図2Aに示すように、第1キャリッジC1および第2キャリッジC2の間には、連結機構12が設けられている。連結機構12は、第1キャリッジC1および第2キャリッジC2を連結させたり分離させたりする機構である。連結機構12は、本実施形態において磁力を利用して第1キャリッジC1および第2キャリッジC2を一体化するものである。連結機構12は、第1連結部材12Aと、第2連結部材12Bと、を備えている。第1連結部材12Aは、第1キャリッジC1の左側面に設けられている。第2連結部材12Bは、第2キャリッジC2の右側面に設けられている。第2連結部材12Bは、第1連結部材12Aと対向する位置に設けられている。ただし、本実施形態における連結機構12の構成は一例に過ぎず、特に限定されない。連結機構12は、制御部30と電気的に接続されており、制御部30によって連結と分離とを制御される。
As shown in FIG. 2A, a connecting
図2Aに示すように、本実施形態では、第1キャリッジC1の右側面にL字状の受け金具8が設けられている。ケーシング10の右サイドフレーム10Rには、インクヘッド16を待機位置にロックするためのロック装置9が設けられている。ロック装置9は、受け金具8に引っ掛けられる受け金具9Aと、受け金具9Aをロック位置(図2B参照)と非ロック位置(図2A参照)との間で移動させるソレノイド9S(図5参照)と、を備えている。ソレノイド9Sは、制御部30と電気的に接続されており、制御部30によってロック位置と非ロック位置とが切り替えられる。
As shown in FIG. 2A, in the present embodiment, the L-shaped receiving
図2Aに示すように、第2キャリッジC2が右方に移動して、第1連結部材12Aと第2連結部材12Bとが接触すると、第1キャリッジC1と第2キャリッジC2とが連結機構12で連結される。第1キャリッジC1と第2キャリッジC2とが連結されると、受け金具9Aは非ロック位置に設定される。これにより、第1キャリッジC1および第2キャリッジC2は、連結された状態で主走査方向Yに移動可能となる。一方、図2Bに示すように、第2キャリッジC2が単独で左方へ移動すると、第1連結部材12Aと第2連結部材12Bとが離反し、第1キャリッジC1と第2キャリッジC2との連結が解除される。第1キャリッジC1と第2キャリッジC2との連結が解除されると、ロック装置9の受け金具9Aがロック位置に設定される。これにより、第1キャリッジC1が待機位置に固定され、第1キャリッジC1の移動が阻止される。第2キャリッジC2は、第1キャリッジC1とは別個独立した状態で、主走査方向Yに移動可能となる。
As shown in FIG. 2A, when the second carriage C2 moves to the right and the first connecting
制御部30は、印刷装置1の全体の動作を制御するものである。図1に示すように、本実施形態において、制御部30は、ケーシング10の内部に設けられている。制御部30は、例えばマイクロコンピュータである。制御部30のハードウェア構成は特に限定されないが、例えば、ホストコンピュータ等の外部機器から印刷データ等を受信するインターフェイス(I/F)と、制御プログラムの命令を実行する中央演算処理装置(CPU:central processing unit)と、CPUが実行するプログラムを格納したROM(read only memory)と、プログラムを展開するワーキングエリアとして使用されるRAM(random access memory)と、上記プログラムや各種データを格納するメモリ等の記憶装置と、を備えている。ただし、制御部30は、必ずしもケーシング10の内部に設けられている必要はなく、例えば、ケーシング10の外部に配置され、印刷装置1と通信可能に接続された汎用のパーソナルコンピュータ等であってもよい。
The
図5は、制御部30の機能ブロック図である。制御部30は、搬送機構5のフィードモータ5Mと、キャリッジ移動機構13のキャリッジモータ13Mと、インクヘッド16のアクチュエータ18と、ヒータ移動機構28のボイスコイルモータ28Mと、ヒーティングユニット20のヒータ制御基板24と、連結機構12と、ロック装置9のソレノイド9Sと、に通信可能に接続されており、それらを制御可能に構成されている。
FIG. 5 is a functional block diagram of the
制御部30は、受信部31と、加熱制御部32と、吐出制御部33と、フィード制御部34と、連結制御部35と、を備えている。制御部30の各部は、相互に通信可能に構成されている。制御部30の各部は、ソフトウェアによって構成されていてもよいし、ハードウェアによって構成されていてもよい。制御部30の各部は、例えば、1つまたは複数のプロセッサによって行われるものであってもよいし、回路に組み込まれたものであってもよい。
The
受信部31は、図示しないホストコンピュータ等の外部機器から、記録媒体2に印刷される画像を表す印刷データを受信する。印刷データでは、印刷原点を基準とした二次元のXY座標の位置で、インクの吐出/非吐出が規定されている。印刷データには、画像の輪郭線(最外縁)が設定されていてもよい。印刷データに複数の画像が含まれる場合、輪郭線は、例えば全ての画像が内包されるように設定されていてもよい。
The receiving
加熱制御部32は、ボイスコイルモータ28Mを制御して、ヒーティングユニット20の記録媒体2に対する上下方向Zの位置を調整する。加熱制御部32は、例えば記録媒体2の厚みや性状等に応じて、ヒータ23が記録媒体2の数mm(例えば1mm)上方に位置するように、ヒーティングユニット20の上下方向Zの位置を可変させる。加熱制御部32は、記録媒体2が第1の厚みのときに、ヒーティングユニット20を第1の位置に設定し、記録媒体2が第1の厚みよりも厚い第2の厚みのときに、ヒーティングユニット20を第2の位置に設定するように構成されていてもよい。
The
加熱制御部32は、印刷データに基づいて、キャリッジモータ13Mを制御して、少なくとも第2キャリッジC2を主走査方向Yに所定の走査速度で移動させると共に、ヒータ制御基板24に信号を送ってヒータ23の出力を調整する加熱動作を実行する。加熱制御部32は、吐出制御部33が記録媒体2にインクを吐出するよりも前に、記録媒体2の印刷範囲、例えば輪郭線の内側の範囲を予熱(プレヒート)して、インク定着性を高める。加熱制御部32は、吐出制御部33が記録媒体2にインクを吐出した後に、記録媒体2の印刷範囲、例えばインクが付与された部分を加熱(アフターヒート)して、インクを乾燥させ、記録媒体2に定着させる。プレヒートおよび/またはアフターヒートにおいて、加熱制御部32は、記録媒体2の表面温度が概ね30〜70℃、例えば45〜60℃となるように、ヒータ制御基板24に信号を送信し、ヒータ23を駆動する。プレヒートおよびアフターヒートの際の温度は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
The
吐出制御部33は、印刷データに基づいて、記録媒体2の上に画像を印刷する吐出動作を実行する。吐出制御部33は、キャリッジモータ13Mを制御して、第1キャリッジC1を主走査方向Yに所定の走査速度で移動させると共に、インクヘッド16のアクチュエータ18を制御して、ノズル17からインクを吐出させる。
The
フィード制御部34は、フィードモータ5Mを制御して、記録媒体2の副走査方向Xへの移動を制御する。フィード制御部34は、フィードモータ5Mを制御して、記録媒体2を搬送方向の上流側(後方)から下流側(前方)へと順次搬送する。フィード制御部34は、例えば加熱動作および/または吐出動作を所定のパス数実行する毎に、記録媒体2を所定の搬送幅ずつ前方に送り出す。加熱動作および/または吐出動作において、パス数は同じであってもよいし、異なっていてもよい。加熱動作および/または吐出動作において、搬送幅は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば、加熱動作の搬送幅が、吐出動作の搬送幅よりも広くてもよい。
The
連結制御部35は、連結機構12とロック装置9のソレノイド9Sとを制御して、第1キャリッジC1と第2キャリッジC2とを連結あるいは連結解除する。連結制御部35は、主走査方向Yに移動させるキャリッジを制御する。
The
制御部30は、加熱動作と吐出動作とをそれぞれ別々の走査で実行してもよいし、第1キャリッジC1と第2キャリッジC2とを連結させた状態で主走査方向Yに移動させて、1回の走査で加熱動作と吐出動作とを実行してもよい。例えば、第1キャリッジC1および第2キャリッジC2を主走査方向Yの右から左へ移動させる場合には、1回の走査で、ヒータ23が記録媒体2の印刷範囲をプレヒートした後、ノズル17からインクを吐出させてもよい。また、第1キャリッジC1および第2キャリッジC2を主走査方向Yの左から右へ移動させる場合には、1回の走査で、ノズル17からインクを吐出させた後、ヒータ23が記録媒体2の印刷範囲をアフターヒートしてもよい。
The
以上のように、本実施形態の印刷装置1は、印刷データに基づいてヒータ23を制御し、記録媒体2を加熱する。例えばヒータ23のON/OFFを切り替えることによって、印刷範囲の内側のみ、さらに言えば画像の輪郭線の内側のみを、集中的かつ選択的に加熱する。例えば印刷範囲外では、ヒータ23をOFF、あるいはヒータの23の出力を低減してもよい。これにより、記録媒体2を効率的に加熱することができる。また、記録媒体2の全体を加熱する場合に比べて、装置の立ち上げから印刷開始までの待ち時間を短縮することができる。さらに、電力消費量をも低減することが期待される。
As described above, the
本実施形態の印刷装置1は、副走査方向Xにおいて、ヒータ23の電熱線23Bの長さL2が、インクヘッド16の複数のノズル17の一端から他端までの長さL1と同じかそれよりも長い。これにより、印刷データに基づいて印刷範囲をより確実にかつ能率的に加熱することができる。
In the
本実施形態の印刷装置1は、第2キャリッジC2は、ヒータ23が着脱可能に取り付けられるホルダ29を有する。これにより、印刷装置1の使用の幅を広げることができる。また、既存の印刷装置に対しても、ヒータ23を取り付けて、ここに開示される技術を適用することができる。
In the
本実施形態の印刷装置1は、第2キャリッジC2と、ガイドレール4に摺動可能に係合し、インクヘッド16が設けられた第1キャリッジC1とを、分離可能に連結する連結機構と、をさらに備える。インクヘッド16とヒータ23とを別々のキャリッジに搭載することで、ヒータ23の熱がインクヘッド16に伝達されにくくなる。これにより、インクが熱で変質したり、ノズル17が半硬化したインクで目詰まりしたりすることを抑制することができる。また、吐出動作とは別に加熱動作のみを行う場合には、第2キャリッジC2を独立して操作することにより、電力消費量を低減することができる。
The
本実施形態の印刷装置1では、主走査方向Yにおいて、ヒータ23は、連結機構12に対して第1キャリッジC1とは反対側に配置されている。これにより、ヒータ23の熱がインクヘッド16に一層伝達されにくくなる。したがって、インクの変質やノズル17の目詰まりをより良く抑制することができる。
In the
本実施形態の印刷装置1では、制御部30は、第1キャリッジC1と第2キャリッジC2とを連結させた状態で主走査方向Yに移動させて、1回の走査で、ヒータ23による記録媒体2の加熱(プレヒートまたはアフターヒート)とインクヘッド16のノズル17からのインクの吐出とを実行可能に構成されている。これにより、キャリッジが主走査方向Yに移動する回数(走査回数)を低減して、効率的に印刷を行うことができる。したがって、印刷プロセスを短縮することができる。
In the
本実施形態の印刷装置1では、ガイドレール4は、プラテン3よりも上方に設けられており、ヒータ23は、プラテン3の上に載置された記録媒体2に対する上下方向Zの位置を調整可能に構成されている。これにより、例えば記録媒体2の厚み等に応じて、ヒータ23の高さを可変することができる。例えば、記録媒体2が厚い場合には、ヒーティングユニット20を上方に移動させることができ、記録媒体2とヒータ23との接触を防止することができる。
In the
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は一例に過ぎない。本発明は、他にも種々の形態にて実施することができる。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。請求の範囲に記載の技術には、上記に例示した実施形態を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、上記した実施形態の一部を、他の変形態様に置き換えることも可能であり、上記した実施形態に他の変形態様を追加することも可能である。また、上記した実施形態と以下の変形態様とを適宜組み合わせることもできる。また、その技術的特徴が必須なものとして説明されていなければ、適宜削除することも可能である。 Although the embodiment of the present invention has been described above, the above embodiment is only an example. The present invention can be implemented in various other forms. The present invention can be carried out based on the contents disclosed in the present specification and common general technical knowledge in the art. The techniques described in the claims include various modifications and modifications of the embodiments illustrated above. For example, it is possible to replace a part of the above-described embodiment with another modification, and it is also possible to add another modification to the above-described embodiment. Further, the above-described embodiment and the following modified modes can be appropriately combined. Further, if the technical feature is not explained as essential, it can be deleted as appropriate.
上記実施形態では、インクヘッド16が第1キャリッジC1に搭載され、ヒーティングユニット20が第2キャリッジC2に搭載されていたが、これには限定されない。インクヘッド16は、ヒーティングユニット20と同じキャリッジに搭載されていてもよい。あるいは、インクヘッド16は、例えばケーシング10に固定され、主走査方向Yに移動不能であってもよい。
In the above embodiment, the
上記実施形態では、インクヘッド16が搭載された第1キャリッジC1と、ヒーティングユニット20が搭載された第2キャリッジC2とが、同じガイドレール4に摺動自在に係合していたが、これには限定されない。第1キャリッジC1と第2キャリッジC2とは、別々のガイドレールに係合されていてもよい。例えば、第1キャリッジC1を係合するガイドレールと、第2キャリッジC2を係合するガイドレールと、を別体に設け、それぞれを互いに平行に配置するようにしてもよい。その場合、搬送方向において、第2キャリッジC2の係合するガイドレールを、第1キャリッジC1の係合するガイドレールの下流側に、互いに近接するように配置することが望ましい。また、第1キャリッジC1を主走査方向Yにさせる機構と、第2キャリッジC2を主走査方向Yにさせる機構とは、別々であってもよい。
In the above embodiment, the first carriage C1 on which the
印刷装置1は、例えばプラテン3に埋設され、記録媒体2を下方から加熱するヒータをさらに備えていてもよい。印刷装置1は、例えば第2キャリッジC2に搭載されず、ケーシング10の内壁面等に固定されたヒータをさらに備えていてもよい。
The
インクヘッド16から吐出されるインクは、光照射によって硬化する性質を有する光硬化性インクであってもよい。一例として、紫外線(波長:10〜400nm)照射によって硬化する性質を有する紫外線硬化インク(UVインク)が挙げられる。この場合、例えば第1キャリッジC1に、光照射部(例えば紫外線ランプ)が搭載されていてもよい。
The ink ejected from the
1 印刷装置
5 搬送機構
12 連結機構
13 キャリッジ移動機構
16 インクヘッド
20 ヒーティングユニット
23 ヒータ
23B 電熱線
C1 第1キャリッジ
C2 第2キャリッジ
1
Claims (7)
前記記録媒体を搬送方向に搬送する搬送機構と、
前記搬送方向と直交する主走査方向に延びるガイドレールと、
前記ガイドレールに摺動自在に係合するキャリッジと、
前記キャリッジに設けられ、前記プラテンの上に載置された前記記録媒体を加熱するヒータと、
前記プラテンの上に載置された前記記録媒体にインクを吐出する複数のノズルを有するインクヘッドと、
前記搬送機構と前記ヒータと前記インクヘッドとを制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
印刷データを受信する受信部と、
前記印刷データに基づいて、前記ヒータによる前記記録媒体の加熱を制御する加熱制御部と、
前記印刷データに基づいて、前記インクヘッドの前記ノズルから前記インクを吐出する吐出制御部と、
を備える、印刷装置。 The platen on which the recording medium is placed and
A transport mechanism that transports the recording medium in the transport direction,
A guide rail extending in the main scanning direction orthogonal to the transport direction,
A carriage that slidably engages with the guide rail,
A heater provided on the carriage to heat the recording medium placed on the platen, and
An ink head having a plurality of nozzles for ejecting ink to the recording medium placed on the platen, and
A control unit that controls the transport mechanism, the heater, and the ink head,
With
The control unit
A receiver that receives print data and
A heating control unit that controls heating of the recording medium by the heater based on the print data.
An ejection control unit that ejects the ink from the nozzle of the ink head based on the print data.
A printing device.
請求項1に記載の印刷装置。 In the transport direction, the length of the heater is equal to or longer than the length from one end to the other end of the plurality of nozzles of the ink head.
The printing apparatus according to claim 1.
請求項1または2に記載の印刷装置。 The carriage has a holder to which the heater is detachably attached.
The printing apparatus according to claim 1 or 2.
前記キャリッジと前記インクキャリッジとを分離可能に連結する連結機構と、
をさらに備える、
請求項1〜3のいずれか一つに記載の印刷装置。 With an ink carriage slidably engaged with the guide rail and provided with the ink head,
A connecting mechanism for separably connecting the carriage and the ink carriage,
Further prepare
The printing apparatus according to any one of claims 1 to 3.
請求項4に記載の印刷装置。 In the main scanning direction, the heater is located on the opposite side of the ink carriage with respect to the coupling mechanism.
The printing apparatus according to claim 4.
請求項4または5に記載の印刷装置。 The control unit moves the carriage and the ink carriage in the main scanning direction in a connected state, and in one scan, the heater heats the recording medium and the ink head from the nozzle. It is configured to be able to eject the ink.
The printing apparatus according to claim 4 or 5.
前記ヒータは、前記プラテンの上に載置された前記記録媒体に対する上下方向の位置を調整可能に構成されている、
請求項1〜6のいずれか一つに記載の印刷装置。 The guide rail is provided above the platen and is provided.
The heater is configured so that its position in the vertical direction with respect to the recording medium placed on the platen can be adjusted.
The printing apparatus according to any one of claims 1 to 6.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2019125997A JP2021011062A (en) | 2019-07-05 | 2019-07-05 | Printer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019125997A JP2021011062A (en) | 2019-07-05 | 2019-07-05 | Printer |
Publications (1)
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Family
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2021011062A (en) |
-
2019
- 2019-07-05 JP JP2019125997A patent/JP2021011062A/en active Pending
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