JP2021010657A - 人のrriを算出するための測定システム - Google Patents
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以下、第1実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る生体情報検知システムは、車両に搭載され、車両の運転席である座席3に着座した姿勢の人2のRRIを測定し、更に、算出したRRIに基づいて人2の状態(例えばストレス指標)を推定して出力する。RRIは、R−R Intervalの略である。RRIとは、隣接する2つのR波の時間間隔のことである。R波は、1回の心拍で最も振幅の大きいピーク波である。
次に第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して、受信アンテナ13a、13bの配置が異なっている。具体的には、図9に示すように、第2受信アンテナ13bは、第1受信アンテナ13aに対して、車両上下方向の下側にずれている。つまり、第1受信アンテナ13aは、シートバック3aの車両上下方向中央よりも上側に配置され、第2受信アンテナ13bは、シートバック3aの車両上下方向中央よりも下側に配置される。これは、座席3に着座した人2の心臓2aは、シートバック3aの上側部分に近い位置にあることが多いからである。このようにすることで、第1受信アンテナ13aの方が、第2受信アンテナ13bに比べて、より心臓2aに近い位置に配置される。
次に第3実施形態について説明する。本実施形態は、第2実施形態に対して、構成および作動が変更されている。具体的には、本実施形態の生体情報検知システムは、第2実施形態の構成に加え、図10に示すように、発信機11z、送信アンテナ12z、第1受信アンテナ13az、第2受信アンテナ13bz、受信機14zを備えている。
次に第4実施形態について説明する。上記第1実施形態では、心拍成分が重畳された電波を受信する第1受信アンテナ、および、呼吸成分を除去するために用いる第2受信アンテナが固定的に決められていた。これに対し、本実施形態では、第1受信アンテナ、第2受信アンテナが変動可能に選択される。
次に第5実施形態について説明する。本実施形態は、第4実施形態に対して、心拍用の第1受信アンテナ、呼吸用の第2受信アンテナの選択方法が異なっている。本実施形態の構成は、第4実施形態と同じである。本実施形態の処理部44は、第4実施形態における図12の処理に代えて、図13の処理を実行する。それ以外の作動は、第4実施形態と同じである。
次に第6実施形態について説明する。本実施形態は、第4、第5実施形態に対して、第1、第2アンテナの選択を行うタイミングが異なっている。本実施形態の構成は、第4、第5実施形態と同じである。本実施形態の処理部44は、第4実施形態における図12、図3の処理に代えて、または、第5実施形態における図13、図3の処理に代えて、図14の処理を実行する。
次に第7実施形態について説明する。本実施形態は、第1−第6実施形態に対して、受信信号P2を用いて受信信号P1から呼吸成分を除去する方法が、異なっている。具体的には、第1−第6実施形態では、受信信号P1から受信信号P2を減算することで、受信信号P1から呼吸成分が除去されている。これに対し、本実施形態では、受信信号P2に所定の正規化係数を乗算したものを、受信信号P1から減算することで、受信信号P1から呼吸成分が除去されている。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記実施形態において、センサから車両の外部環境情報(例えば車外の湿度)を取得することが記載されている場合、そのセンサを廃し、車両の外部のサーバまたはクラウドからその外部環境情報を受信することも可能である。あるいは、そのセンサを廃し、車両の外部のサーバまたはクラウドからその外部環境情報に関連する関連情報を取得し、取得した関連情報からその外部環境情報を推定することも可能である。特に、ある量について複数個の値が例示されている場合、特に別記した場合および原理的に明らかに不可能な場合を除き、それら複数個の値の間の値を採用することも可能である。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。また、本発明は、上記各実施形態に対する以下のような変形例および均等範囲の変形例も許容される。なお、以下の変形例は、それぞれ独立に、上記実施形態に適用および不適用を選択できる。すなわち、以下の変形例のうち任意の組み合わせを、上記実施形態に適用することができる。
上記実施形態において、呼吸用の第2受信アンテナは、シートバック内に配置されている。しかし、必ずしもこのようになっていなくてもよい。例えば、第2受信アンテナは、人2と送信アンテナ12の間に配置されていてもよい。その場合、例えば、第2受信アンテナは、人2の胸部の前面または腹部の前面に配置されていてもよい。そのような配置を実現するために、第2受信アンテナは、座席3のシートベルトに配置されていてもよい。
上記第6実施形態では、第1、第2受信アンテナの選択処理が、車両の停止時に実行されている。しかし、車両の走行中においても、ノイズが比較的少ないと期待される場面において、第1、第2受信アンテナの選択処理が実行されてもよい。ノイズが比較的少ないと期待される場面としては、例えば、非常に低速(例えば時速10km以下)に走行している場合、高速道路を走行している場合に等がある。車両が高速道路を走行しているか否かは、例えば、道路の位置と種別が記載された不図示の道路地図データと、車両の現在位置を特定する不図示の装置(例えばGPS受信機)とを用いて判定することができる。
前記第7実施形態では、第2受信アンテナに対応する受信信号に正規化係数を乗じたものが、第1受信アンテナに対応する受信信号から減算されている。しかし、第1受信アンテナに対応する受信信号に上記正規化係数の逆数を乗じたものから、第2受信アンテナに対応する受信信号が減算されてもよい。後者の例は、第2受信アンテナに対応する受信信号に正規化係数を乗じたものが、第1受信アンテナに対応する受信信号から減算され、その減算結果に正規化係数の逆数が乗算されたものと同じである。
上記実施形態では、座席3が運転席であった。しかし、座席3は、運転席でも助手席でも後部座席でもよい。
上記実施形態では、測定装置4は、RRIを算出し、そのRRIに基づく人2の状態を算出して出力している。しかし、測定装置4は、RRIに基づく人2の状態を算出せず、RRI自体を出力してもよい。
上記実施形態では、処理部44は、受信信号P1から受信信号P2を減算することで、受信信号P1から呼吸成分を除去している。しかし、受信信号P2を用いて受信信号P1から呼吸成分を除去する方法としては、減算に限らず、除算等の他の方法が用いられてもよい。
上記実施形態では、測定システムは車両に搭載されている。しかし、測定システムは必ずしも車両に搭載されていなくてもよい。例えば、測定システムは、建物内にあって、建物内の人のRRIおよび状態を検知してもよい。
上記実施形態では、受信アンテナ13a、13b、13cは、送信アンテナ12から放射されて人を透過した後の電波を受信するように構成されている。しかし、必ずしもそのようになっていなくてもよい。例えば、受信アンテナ13a、13b、13cは、送信アンテナ12から放射されて人で反射した後の電波を受信するように構成されていてもよい。人を透過しただけでなく、人を反射した電波においても、心拍成分および呼吸成分が重畳されているからである。なお、この場合、受信アンテナ13a、13b、13cのうち1つが送信アンテナを兼ねてもよい。
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、人のRRIを測定するための測定システムは、前記人の心拍および呼吸に応じて変動する成分が重畳された電波を受信する第1受信アンテナと、前記第1受信アンテナとは異なる位置に配置され、人の呼吸に応じて変動する成分が重畳された電波を受信する第2受信アンテナと、前記第2受信アンテナが受信した電波に応じた受信信号を用いて、前記第1受信アンテナが受信した電波に応じた受信信号から前記人の呼吸に応じた成分を除去する除去部と、前記除去部によって前記人の呼吸に応じた成分が除去された後の受信信号に基づいて、前記RRIを算出する算出部と、を備える。
12 送信アンテナ
13a、13b、13c 受信アンテナ
44 処理部
Claims (6)
- 人のRRIを測定するための測定システムであって、
前記人の心拍および呼吸に応じて変動する成分が重畳された電波を受信する第1受信アンテナ(13a)と、
前記第1受信アンテナとは異なる位置に配置され、人の呼吸に応じて変動する成分が重畳された電波を受信する第2受信アンテナ(13b)と、
前記第2受信アンテナが受信した電波に応じた受信信号(P2)を用いて、前記第1受信アンテナが受信した電波に応じた受信信号(P1)から前記人の呼吸に応じた成分を除去する除去部(120)と、
前記除去部によって前記人の呼吸に応じた成分が除去された後の受信信号に基づいて、前記RRIを算出する算出部(130)と、
を備える測定システム。 - 前記第2受信アンテナは、前記第1受信アンテナに対して上下方向に交差する方向にずれている、請求項1に記載の測定システム。
- 前記第2受信アンテナは、前記第1受信アンテナに対して上下方向にずれている、請求項1または2に記載の測定システム。
- 車室内の座席よりも上方に配置されて電波を送信する送信アンテナ(12z)を備え、
前記第1受信アンテナは、前記座席のシートバックに配置され、前記送信アンテナから送信されて前記人の心拍および呼吸に応じて変動する成分が重畳された電波を受信し、
前記第2受信アンテナは、前記シートバックに配置され、前記送信アンテナから送信されて前記人の呼吸に応じて変動する成分が重畳された電波を受信し、
前記RRIが測定されるときの前記人の所定の姿勢は前記座席への着座姿勢であり、
前記第1受信アンテナは、前記第2受信アンテナよりも下方にある、請求項3に記載の測定システム。 - 複数の受信アンテナ(13a、13b、13c)のうちから、前記複数の受信アンテナに対応する受信信号の強度に基づいて、前記第1受信アンテナと前記第2受信アンテナを選択する選択部(240、250、260、270、350)を備えた、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の測定システム。
- 前記除去部は、前記第2受信アンテナに対応する受信信号に正規化係数を乗じたものを、前記第1受信アンテナに対応する受信信号から減算することで、前記第1受信アンテナに対応する受信信号から前記人の呼吸に応じた成分を除去し、
前記正規化係数は、前記第1受信アンテナに対応する受信信号に含まれる呼吸成分の強度が大きいほど大きく、前記第2受信アンテナに対応する受信信号に含まれる呼吸成分の強度が大きいほど小さい、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の測定システム。
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