JP2021007407A - ベータカロチン量が上昇したカスミソウ植物及びそれを取得する方法 - Google Patents

ベータカロチン量が上昇したカスミソウ植物及びそれを取得する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】改変されたカスミソウ植物並びにそれを取得する方法の提供。【解決手段】改変された表現型を有する花を含む改変されたカスミソウ植物であって、改変された表現型を有する花がベータカロチンの上昇した量を含み、ベータカロチンの上昇した量が対照のカスミソウ花におけるベータカロチンの濃度と比較してベータカロチンの濃度の少なくとも2倍である改変されたカスミソウ植物。【選択図】図1

Description

本発明は、とりわけ、量が上昇したカロテノイド及び/又は色素を蓄積している改変されたカスミソウ植物並びにそれを取得する方法及び組成物を対象とする。
シュッコンカスミソウ(G.paniculata)は、ヨーロッパ、温帯アジア及び東地中海起源である。これは、庭の観賞用として1890年より前に北米に最初に導入され、多くの場合、庭、花壇で栽培され、準備された花束の中に存在する(Cavers,1995;Darwent及びCoupland,1966)。
開花植物のカスミソウ属は、ナデシコ科のメンバーである。カスミソウ属は、88属及び約2,000種からなる大きな科である。カスミソウは、一年生、二年生及び多年生の植物である既知の125種からなる(Shillo,1985)。Linneの「種プランタラム」で最初に説明されたシュッコンカスミソウは、時々、一年生作物として使用される草本の多年草植物である。シュッコンカスミソウの染色体数は、2n=34である(Kishi,1994)。属名は、ギリシア語のgypsos(「石膏」)及びphilios(「愛する」)から来ている。
園芸業界では、カスミソウ植物は、景観、家の庭、容器での使用及び切花のための様々な形で見られる。シュッコンカスミソウは、切花に使用される主要なカスミソウの種であり(Darwent及びcoupland,1966;Shillo,1985;Moyal−Ben Zviら、2008)、観賞用花束及びフラワーアレンジメントにボリューム感を出し、視覚的な興味を添えるためのフィラーフラワーとして伝統的に使用されている。今日までに、従来から育種されているカスミソウは、主に白1色が利用可能であり、非常に限られた品種には淡いピンクがある。
さらに、カスミソウ植物は、一年生植物及び多年生植物である。カスミソウの茎は、通常は直立し、分岐しているか若しくは広がっているか、又はいくつかの種では地面に沿って伏せている。葉の形状は様々である。花序は、通常、複雑に分岐している集散花序又は密錐花序である。それぞれの小さな花は、白色又はピンクの色合いで5枚の花弁を含有する白色縁緑色萼片のカップ状の萼を有する。果実は、弁の位置で開く丸い又は楕円形のカプセルである。果実は、多くの場合腎臓又はカタツムリの殻のような形をしている、いくつかの茶色又は黒の種子を含有している。
一実施形態において、本発明は、改変された表現型を有する花を含む改変されたカスミソウ植物であって、改変された表現型を有する花がベータカロチンの上昇した量を含み、ベータカロチンの上昇した量が対照のカスミソウ花におけるベータカロチンの濃度と比較してベータカロチンの濃度の少なくとも2倍である改変されたカスミソウ植物を提供する。いくつかの実施形態において、対照のカスミソウは、カスミソウの栽培品種ミリオンスターズである。いくつかの実施形態において、カスミソウ花は開花期にある。いくつかの実施形態において、カスミソウ花はつぼみが閉じている時期にある。
別の実施形態において、本発明は、表現型が改変された花を有する子孫植物を生成することができる個々の植物の存在について、親のカスミソウ植物の集団をスクリーニングするための方法であって、改変された表現型を有する花がベータカロチンの上昇した量を含み、ベータカロチンの上昇した量が対照のカスミソウ花におけるベータカロチンの濃度と比較してベータカロチンの濃度の少なくとも2倍であり、(a)個々の親植物から切花を準備すること;並びに(b)水、10〜50mg/lのジベレリン酸、及び5〜20mg/lのベンジルアデニンを含む組成物と親のカスミソウ植物由来の各切花を少なくとも2日間接触させること、を含み、白色とは対照的に黄色、クリーム色又は両方の色を有する花弁を発現する花が改変された表現型を有するものとして選択される方法をさらに提供する。いくつかの実施形態において、改変された表現型を有する花の花弁表面積の少なくとも15%は緑色である。いくつかの実施形態において、改変された表現型を有する花の花弁表面積の10%又は15%は黄色である。いくつかの実施形態において、改変された表現型を有する花の花弁表面積の5%、10%、15%、又は20%は白色である。
別の実施形態において、黄色は淡黄色である。別の実施形態において、黄色は、580〜570nmの波長を有する色である。別の実施形態において、黄色は、淡い色合いの黄色である。別の実施形態において、黄色はレモンシフォンである。別の実施形態において、黄色は色素の黄色である。別の実施形態において、黄色は、カナリアイエローである。別の実施形態において、黄色は、落ち着いた黄色である。別の実施形態において、黄色は、当業者に公知の任意の黄色である。
別の実施形態において、本発明は、改変された表現型を有する花を含む植物又は植物の子孫であって、改変された表現型を有する花がベータカロチンの上昇した量を含み、ベータカロチンの上昇した量が対照のカスミソウ花におけるベータカロチン濃度と比較してベータカロチン濃度の少なくとも2倍である植物又は植物の子孫をさらに提供する。
別の実施形態において、本発明は、水、10〜50mg/lのジベレリン酸、及び5〜20mg/lのベンジルアデニンを含む組成物をさらに提供する。別の実施形態において、この組成物は、本発明による選択のために使用される。別の実施形態において、この組成物は、ベータカロチンの上昇した量を有する植物を選択するためのものである。
花1グラム当たりの色素、カロテノイド又はその両方のマイクログラム量を示す棒グラフである。
一実施形態において、本発明は、貯蔵寿命が延長された特有のカスミソウ植物を提供する。一実施形態において、本発明は、花瓶寿命が延長された特有のカスミソウ植物を提供する。一実施形態において、本発明は、貯蔵寿命などの良好で特有の特性を有する栽培カスミソウを提供する。別の実施形態において、本発明は、予想外の選択手順の生成物である栽培カスミソウを提供する。
別の実施形態において、本発明は、対応する野生型又は他の公知のカスミソウ植物と比較して、予想外の大量の植物色素を蓄積する特有のカスミソウ植物を提供する。別の実施形態において、本発明は、対応する野生型又は他の公知のカスミソウ植物と比較して少なくとも2倍の量の植物色素を蓄積する特有のカスミソウ植物を提供する。別の実施形態において、用語「改変された」及び「特有の」は互換的に使用される。別の実施形態において、改変された植物は、対応する野生型若しくは同じ種の他の公知のカスミソウ植物と比較して改変された又は特有の表現型を有する。別の実施形態において、改変された植物は、特有の色又は色の組み合わせを特徴とする改変された花弁を有する。別の実施形態において、本明細書で使用する「植物」又は「植物部分」は、種子、葉、茎、花粉、根、根端、葯、胚珠、花弁、花、無根挿し木、挿し木及び胚を含む。別の実施形態において、「植物」は挿し木である。別の実施形態において、「植物」は、販売のために収穫された植物である。別の実施形態において、「植物」又は「植物部分」は、根こぎにされていない挿し木である。
別の実施形態において、「植物」は、全ての植物の器官を含む植物全体である。別の実施形態において、「植物」は、組織培養、植物プロトプラスト、植物カルス、植物塊、及び植物中で無傷である植物細胞を含む、そこからシュッコンカスミソウ植物を作製され得る植物細胞又は植物部分を指す。別の実施形態において、「植物」又は「カスミソウ」は、シュッコンカスミソウである。
別の実施形態において、語句「改変された植物」及び「本発明の植物」は互換的に使用される。別の実施形態において、「カスミソウ」及び/又は「改変された植物」及び/又は「本発明の植物」は、カスミソウある。別の実施形態において、「カスミソウ」及び/又は「改変された植物」及び/又は「本発明の植物」は、量が上昇した植物色素を特徴とするカスミソウである。別の実施形態において、「カスミソウ」及び/又は「改変された植物」及び/又は「本発明の植物」は、量が上昇した植物色素の組み合わせを特徴とするカスミソウである。別の実施形態において、「カスミソウ」及び/又は「改変された植物」及び/又は「本発明の植物」は、限定されないが緑色花弁、黄色花弁、及び/又はオレンジ色花弁などの予期しない花の表現型を特徴とするカスミソウである。別の実施形態において、「カスミソウ」及び/又は「改変された植物」及び/又は「本発明の植物」は、予期しない、長期の貯蔵寿命を特徴とするカスミソウである。別の実施形態において、「カスミソウ」及び/又は「改変された植物」及び/又は「本発明の植物」は、花であるカスミソウである。別の実施形態において、「カスミソウ」及び/又は「改変された植物」及び/又は「本発明の植物」は、開花期又はつぼみが閉じている時期のカスミソウである。別の実施形態において、「カスミソウ」及び/又は「改変された植物」及び/又は「本発明の植物」は、開花期又はつぼみが閉じている時期のカスミソウである。別の実施形態において、「カスミソウ」及び/又は「改変された植物」及び/又は「本発明の植物」は、「カスミソウ」及び/又は「改変された植物」及び/又は「本発明の植物」に由来する切花が、本明細書に記載のスクリーニング用組成物と接触される場合に、クリーム色及び/又は黄色を含む花弁を発現するカスミソウである。
別の実施形態において、語句:「本発明の植物」、「改変された植物」及び「表現型が改変された花を有する植物」は、互換的に使用される。別の実施形態において、「改変された植物」又は「表現型が改変された花を有する植物」は、対応する野生型又は他の公知のカスミソウ植物(対照)と比較して改変された又は特有の表現型を有する。別の実施形態において、「改変された植物」又は「表現型が改変された花を有する植物」は、同じ種の対応するカスミソウ植物(対照)と比較して改変された又は特有の表現型を有する。別の実施形態において、本発明の植物及び対照植物は、カスミソウ植物である。別の実施形態において、本発明の植物及び対照植物は、同じ種又は異なる種のカスミソウ植物である。別の実施形態において、本発明の植物及び対照植物は、同じ発達段階で、本発明に従って比較される。別の実施形態において、本発明の植物及び対照植物は、同じ発達段階で、本発明に従って比較される。別の実施形態において、本発明の植物及び対照植物は、カロテノイド含有量、色素含有量、クロロフィル含有量、又はこれらの任意の組み合わせに関して同じ発達段階でアッセイされる。別の実施形態において、発達段階は、当業者に公知の任意の花の発達段階である。別の実施形態において、発達段階は、開花期又はつぼみが閉じている時期である。
別の実施形態において、クロロフィル及び/又はカロテノイド及び/又は色素の量は花弁中で定量される。別の実施形態において、クロロフィル及び/又はカロテノイド及び/又は色素の量は花において定量される。別の実施形態において、クロロフィル、カロテノイド及び/又は色素の量は白色花から定量される。別の実施形態において、クロロフィル、カロテノイド及び/又は色素の量は白色花弁から定量される。別の実施形態において、クロロフィル、カロテノイド及び/又は色素の量は単一の植物に由来する複数の花から定量される。別の実施形態において、クロロフィル、カロテノイド及び/又は色素の量は複数の植物由来の複数の花から定量される。別の実施形態において、クロロフィル、カロテノイド及び/又は色素の量は本明細書に記載の同じ表現型を有する複数の植物由来の複数の花から定量される。
別の実施形態において、「花」は、当業者に公知の任意の花又は花の種類である。別の実施形態において、「花」は多重花である。別の実施形態において、「花」は一重の花である。別の実施形態において、「花」は八重の花である。別の実施形態において、「花」は半八重の花である。
別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、少なくとも1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.2、3.4、3.6、3.8、4.0、4.2、4.4、4.6、4.8、5.0、5.5、6.0、6.5、7.0、7.5、8.0、8.5、9.0、9.5、又は10.0倍の濃度及び/若しくは量の、特定の色素及び/若しくはクロロフィル、カロテノイド並びに/又は色素の組み合わせ並びに/又は色素とクロロフィルの組み合わせを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、少なくとも2倍の濃度及び/若しくは量の、特定の色素及び/若しくはクロロフィル及び/若しくはカロテノイド並びに/又は色素の組み合わせ並びに/又は色素とカロテノイドの組み合わせを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、1.5倍〜15倍の濃度及び/若しくは量の、特定の色素及び/若しくはクロロフィル及び/若しくはカロテノイド並びに/又は色素の組み合わせ並びに/又は色素、クロロフィル及び/若しくはカロテノイドの組み合わせを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、1.5倍〜5倍の濃度及び/若しくは量の、特定の色素及び/若しくはクロロフィル及び/若しくはカロテノイド並びに/又は色素の組み合わせ並びに/又は色素とクロロフィル及び/若しくはカロテノイドの組み合わせを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、2倍〜10倍の濃度及び/若しくは量の、特定の色素及び/若しくはクロロフィル及び/若しくはカロテノイド並びに/又は色素の組み合わせ並びに/又は色素とクロロフィル及び/又はカロテノイドの組み合わせを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、2倍〜5倍の濃度及び/若しくは量の、特定の色素及び/若しくはクロロフィル及び/若しくはカロテノイド並びに/又は色素の組み合わせ並びに/又は色素とクロロフィル及び/若しくはカロテノイドの組み合わせを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、限定されないがカスミソウミリオンスターなどの対照植物と比較して、3倍〜8倍の濃度及び/若しくは量の、特定の色素及び/若しくはクロロフィル及び/若しくはカロテノイド並びに/又は色素の組み合わせ並びに/又は色素とクロロフィル及び/若しくはカロテノイドの組み合わせを含む。
別の実施形態において、対照植物は、同じ種の野生型植物である。別の実施形態において、対照植物は、本発明の日付以前に公知の任意のカスミソウ植物である。別の実施形態において、対照植物は、カスミソウミリオンスターである。別の実施形態において、対照植物は、同じ種の任意の栽培又は選択された植物である。別の実施形態において、対照植物は、任意の公知のカスミソウである。別の実施形態において、対照植物は、開花期又はつぼみが閉じている時期の任意の公知のカスミソウである。別の実施形態において、対照植物は、任意の公知のカスミソウ花である。別の実施形態において、対照植物は、開花期又はつぼみが閉じている時期の任意の公知のカスミソウ花である。別の実施形態において、「本発明の植物」は、カスミソウ花である。別の実施形態において、本発明の植物は、開花期又はつぼみが閉じている時期のカスミソウ花である。別の実施形態において、「本発明の植物」は、改変された表現型を有する花である。別の実施形態において、「本発明の植物」は、改変された表現型を有する植物である。別の実施形態において、「改変された表現型」は、表現型が改変されたカスミソウである。別の実施形態において、「改変された表現型」は、表現型が改変されたカスミソウ花である。
別の実施形態において、色素は光合成色素である。別の実施形態において、色素はクロロフィルAである。別の実施形態において、色素はクロロフィルBである。別の実施形態において、色素はカロテノイドである。別の実施形態において、色素はキサントフィルである。別の実施形態において、色素はルテインである。別の実施形態において、色素はベータカロチンである。別の実施形態において、色素はアンテラキサンチンである。別の実施形態において、色素はゼアキサンチンである。別の実施形態において、色素はビオラキサンチンである。別の実施形態において、本発明の改変されたカスミソウ植物は、1.2倍〜18倍の濃度及び/又は量のクロロフィルA、クロロフィルB、キサントフィル、カロテノイド、色素、ルテイン、ベータカロチン、アンテラキサンチン、ゼアキサンチン、ビオラキサンチン、若しくはそれらの任意の組合せを含む。別の実施形態において、本発明の改変されたカスミソウ植物は、1.2倍〜15倍の濃度及び/又は量のクロロフィルA、クロロフィルB、キサントフィル、カロテノイド、色素、ルテイン、ベータカロチン、アンテラキサンチン、ゼアキサンチン、ビオラキサンチン、若しくはそれらの任意の組合せを含む。別の実施形態において、本発明の改変されたカスミソウ植物は、1.2倍〜10倍の濃度及び/又は量のクロロフィルA、クロロフィルB、キサントフィル、カロテノイド、色素、ルテイン、ベータカロチン、アンテラキサンチン、ゼアキサンチン、ビオラキサンチン、若しくはそれらの任意の組合せを含む。
別の実施形態において、語句「本発明の改変されたカスミソウ植物」は、「改変された花弁」又は「改変されたカロテノイド及び/若しくは色素含有量」又は「改変された花」又は「改変されたカロテノイド及び/若しくは色素含有量を有する花」又は「改変された表現型を有する花を含むカスミソウ植物」と同義である。
別の実施形態において、本発明の改変されたカスミソウ植物は、ベータカロチンの上昇した量を含み、ベータカロチンの上昇した量は、対照のカスミソウ花におけるベータカロチン濃度の少なくとも1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.2、3.4、3.6、3.8、4.0、4.2、4.4、4.6、4.8、5.0、5.5、6.0、6.5、7.0、7.5、8.0、8.5、9.0、9.5、又は10.0倍である。別の実施形態において、本発明の改変されたカスミソウ植物は、クロロフィルAの上昇した量を含み、クロロフィルAの上昇した量は開花期又はつぼみが閉じている時期のカスミソウの栽培品種ミリオンスターズ(M.S)の花におけるクロロフィルA濃度の少なくとも2倍である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花は、クロロフィルBの上昇した量をさらに含み、クロロフィルBの上昇量は開花期又はつぼみが閉じている時期のカスミソウの栽培品種ミリオンスターズ(M.S)の花におけるクロロフィルB濃度の少なくとも2倍である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花は、花弁中に総カロテノイド含有量の0.5〜4%w/w又はv/vのルテインを含む。別の実施形態において、改変された表現型を有する花は、花弁中に総カロテノイド含有量の30〜50%w/w又はv/vのベータカロチンを含む。別の実施形態において、改変された表現型を有する花は、ゼアキサンチンの上昇した量をさらに含み、ゼアキサンチンの上昇した量は開花期又はつぼみが閉じている時期のカスミソウの栽培品種ミリオンスターズ(M.S)の花におけるゼアキサンチン濃度の少なくとも10倍である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花は、ビオラキサンチンの上昇した量を含み、ビオラキサンチンの上昇した量は開花期又はつぼみが閉じている時期のカスミソウの栽培品種ミリオンスターズ(M.S)の花におけるビオラキサンチン濃度の少なくとも1.5倍である。
別の実施形態において、改変された表現型を有する花の花弁表面積の少なくとも10%、11%、12%、13%、14%、15%、16%、18%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、又は60%は、緑色、黄色、オレンジ色又はそれらの任意の組み合わせである。いくつかの実施形態において、改変された表現型を有する花の花弁表面積の少なくとも15%は緑色である。いくつかの実施形態において、改変された表現型を有する花の花弁表面積の少なくとも17%は緑色である。いくつかの実施形態において、改変された表現型を有する花の花弁表面積の少なくとも20%は緑色である。いくつかの実施形態において、改変された表現型を有する花の花弁表面積の少なくとも22%は緑色である。いくつかの実施形態において、改変された表現型を有する花の花弁表面積の少なくとも25%は緑色である。いくつかの実施形態において、改変された表現型を有する花の花弁表面積の少なくとも30%は緑色である。いくつかの実施形態において、改変された表現型を有する花の花弁表面積の少なくとも40%は緑色である。いくつかの実施形態において、改変された表現型を有する花の花弁表面積の少なくとも40%は緑色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花の花弁表面積の少なくとも5%、8%、10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、又は50%は、白色、黄色、又はその両方である。別の実施形態において、対照のカスミソウ花は、カスミソウの栽培品種ミリオンスターズの花である。別の実施形態において、本明細書に記載の花は、開花期にあるか、又はつぼみが閉じている時期にある。
別の実施形態において、少なくとも1.4倍は、少なくとも1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4.0、4.1、又は4.2、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4.0、4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、9.5、10、10.5、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20である。別の実施形態において、少なくとも1.5倍は、少なくとも1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4.0、4.1、又は4.2、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4.0、4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、9.5、10、10.5、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20である。別の実施形態において、少なくとも2倍は、少なくとも2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4.0、4.1、4.2、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4.0、4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、9.5、10、10.5、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20である。別の実施形態において、少なくとも2.5倍は、少なくとも2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4.0、4.1、4.2、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4.0、4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、9.5、10、10.5、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20である。別の実施形態において、少なくとも10倍は、少なくとも10.1、10.2、10.3、10.4、10.5、11、11.1、11.2、11.3、11.4、11.5、12.0、12.5、13、13.5、14.0、14.5、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25である。別の実施形態において、少なくとも5%は、少なくとも5.1%、5.2%、5.3%、5.4%、5.5%、6%、7%、8%、9%、9.5%又は10%である。別の実施形態において、少なくとも10%は、10.1%、10.2%、10.3%、10.4%、10.5%、11%、12%、13%、14%、15%、16%、17%、18%、19%、20%、22%、24%、25%、26%、28%、30%、32%、34%、35、37%、40%、45、50%、55%、又は60%である。別の実施形態において、本発明の任意の範囲のパーセンテージ(%)は、w/w、w/v、v/w又はv/v%を指す。
別の実施形態において、本発明の改変されたカスミソウ植物は、クロロフィルAの上昇した量を含み、クロロフィルAの上昇した量は公知のカスミソウ(野生型又は本明細書に記載のミリオンスターなどの他の公知の植物)におけるクロロフィルAの濃度と比較してクロロフィルA濃度の少なくとも1.5倍である。別の実施形態において、本発明の改変されたカスミソウ植物は、クロロフィルAの上昇した量を含み、クロロフィルAの上昇した量は公知のカスミソウ(野生型又は本明細書に記載のミリオンスターなどの他の公知の植物)におけるクロロフィルAの濃度と比較してクロロフィルA濃度の少なくとも2倍である。別の実施形態において、本発明の改変されたカスミソウ植物は、クロロフィルAの上昇した量を有する花を含み、クロロフィルAの上昇した量は公知のカスミソウ花(野生型又は他の公知の植物)におけるクロロフィルA濃度と比較してクロロフィルA濃度の少なくとも2倍である。
別の実施形態において、(改変された表現型を有する)本発明の植物は、対照植物と比較して、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.6、3.8、4.0、4.2、4.4、4.6、4.8、5.0、5.5、6.0、6.5、7.0、7.5、8.0、8.5、9.0、9.5、又は10.0倍の濃度及び/又は量のクロロフィルAを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、1.5倍〜15倍の濃度及び/又は量のクロロフィルAを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、2倍〜10倍の濃度及び/又は量のクロロフィルAを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、1.5倍〜8倍の濃度及び/又は量のクロロフィルAを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、少なくとも2倍の濃度及び/又は量のクロロフィルAを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、少なくとも4倍の濃度及び/又は量のクロロフィルAを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、少なくとも5倍の濃度及び/又は量のクロロフィルAを含む。別の実施形態において、対照植物と比較して、本発明の植物におけるクロロフィルAの濃度及び/又量の上限は15倍である。別の実施形態において、対照植物と比較して、本発明の植物におけるクロロフィルAの濃度及び/又は量の上限は12倍である。別の実施形態において、対照植物と比較して、本発明の植物におけるクロロフィルAの濃度及び/又は量の上限は10倍である。
別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.8、4.0、4.2、4.4、4.6、4.8、5.0、5.5、6.0、6.5、7.0、7.5、8.0、8.5、9.0、9.5、又は10.0倍の濃度及び/又は量のクロロフィルBを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、2.6倍の濃度及び/又は量のクロロフィルBを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、1.2倍〜12倍の濃度及び/又は量のクロロフィルBを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、少なくとも2.5倍の濃度及び/又は量のクロロフィルBを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、少なくとも2倍の濃度及び/又は量のクロロフィルBを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、少なくとも2.0倍の濃度及び/又は量のクロロフィルBを含む。別の実施形態において、対照植物と比較して、本発明の植物におけるクロロフィルBの濃度及び/又は量の上限は12倍である。別の実施形態において、対照植物と比較して、本発明の植物におけるクロロフィルBの濃度及び/又は量の上限は10倍である。別の実施形態において、対照植物と比較して、本発明の植物におけるクロロフィルBの濃度及び/又は量の上限は8倍である。
別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、2倍〜12倍の濃度及び/又は量のルテインを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、1.5、1.8、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.6、3.8、4.0、4.2、4.4、4.6、4.8、5.0、5.5、6.0、6.5、7.0、7.5、8.0、8.5、9.0、9.5、又は10.0倍の濃度及び/又は量のルテインを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して3倍〜8倍の濃度及び/又は量のルテインを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、1.5倍の濃度及び/又は量のルテインを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、少なくとも2倍の濃度及び/又は量のルテインを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、2.5倍の濃度及び/又は量のルテインを含む。別の実施形態において、対照植物と比較して、本発明の植物におけるルテインの濃度及び/又は量の上限は12倍である。別の実施形態において、対照植物と比較して、本発明の植物におけるルテインの濃度及び/又は量の上限は10倍である。別の実施形態において、対照植物と比較して、本発明の植物におけるルテインの濃度及び/又は量の上限は8倍である。別の実施形態において、対照植物と比較して、本発明の植物におけるルテインの濃度及び/又は量の上限は6倍である。
別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.6、3.8、4.0、4.2、4.4、4.6、4.8、5.0、5.5、6.0、6.5、7.0、7.5、8.0、8.5、9.0、9.5、又は10.0倍の濃度及び/又は量のベータカロチンを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、1.2倍〜18倍の濃度及び/又は量のベータカロチンを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、1.7倍の濃度及び/又は量のベータカロチンを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、少なくとも2倍の濃度及び/又は量のベータカロチンを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、2.5倍の濃度及び/又は量のベータカロチンを含む。別の実施形態において、対照植物と比較して、本発明の植物におけるベータカロチンの濃度及び/又は量の上限は12倍である。別の実施形態において、対照植物と比較して、本発明の植物におけるベータカロチンの濃度及び/又は量の上限は10倍である。別の実施形態において、対照植物と比較して、本発明の植物におけるベータカロチンの濃度及び/又は量の上限は8倍である。
別の実施形態において、カロテノイドはゼアキサンチンである。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して1.2倍〜25倍の濃度及び/又は量のゼアキサンチンを含む。別の実施形態において、カロテノイドはゼアキサンチンである。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、又は30倍の濃度及び/又は量のゼアキサンチンを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、少なくとも10倍の濃度及び/又は量のゼアキサンチンを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、少なくとも2倍の濃度及び/又は量のゼアキサンチンを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、少なくとも12倍の濃度及び/又は量のゼアキサンチンを含む。別の実施形態において、対照植物と比較して、本発明の植物におけるゼアキサンチンの濃度及び/又は量の上限は45倍である。別の実施形態において、対照植物と比較して、本発明の植物におけるゼアキサンチンの濃度及び/又は量の上限は40倍である。別の実施形態において、対照植物と比較して、本発明の植物におけるゼアキサンチンの濃度及び/又は量の上限は25倍である。
別の実施形態において、カロテノイドはビオラキサンチンである。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して1.2倍〜50倍の濃度及び/又は量のビオラキサンチンを含む。別の実施形態において、カロテノイドはビオラキサンチンである。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、20倍〜50倍の濃度及び/又は量のビオラキサンチンを含む。別の実施形態において、カロテノイドはビオラキサンチンである。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、15倍〜45倍の濃度及び/又は量のビオラキサンチンを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、4、5、6、8、10、12、15、20、25、30、35、40、45、50、60又は70倍の濃度及び/又は量のビオラキサンチンを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、少なくとも1.5倍の濃度及び/又は量のビオラキサンチンを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、少なくとも1.8倍の濃度及び/又は量のビオラキサンチンを含む。別の実施形態において、本発明の植物は、対照植物と比較して、少なくとも2倍の濃度及び/又は量のビオラキサンチンを含む。別の実施形態において、対照植物と比較して、本発明の植物におけるビオラキサンチンの濃度及び/又は量の上限は12倍である。別の実施形態において、対照植物と比較して、本発明の植物におけるビオラキサンチンの濃度及び/又は量の上限は10倍である。別の実施形態において、対照植物と比較して、本発明の植物におけるビオラキサンチンの濃度及び/又は量の上限は8倍である。
別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素及び/又はカロテノイド含有量の0.2〜20%のルテインを含む。別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素及び/又はカロテノイド含有量の0.2〜10%のルテインを含む。別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素及び/又はカロテノイド含有量の0.5〜5%w/w又はv/vのルテインを含む。別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素及び/又はカロテノイド含有量の0.5〜4%のルテインを含む。別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素及び/又はカロテノイド含有量の1〜2%のルテインを含む。別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素及び/又はカロテノイド含有量の1.1〜1.8%のルテインを含む。
別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素含有量の20〜50%w/w又はv/vのベータカロチンを含む。別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素含有量の25〜50%w/w又はv/vのベータカロチンを含む。別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素含有量の30〜45%w/w又はv/vのベータカロチンを含む。別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素含有量の35〜45%w/w又はv/vのベータカロチンを含む。別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全カロテノイド含有量の39〜45%w/w又はv/vのベータカロチンを含む。
別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素含有量の10〜40%w/w又はv/vのクロロフィルAを含む。別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素含有量の15〜40%w/w又はv/vのクロロフィルAを含む。別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素含有量の20〜35%w/w又はv/vのクロロフィルAを含む。別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素含有量の22〜30%w/w又はv/vのクロロフィルAを含む。別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素含有量の22〜28%w/w又はv/vのクロロフィルAを含む。
別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素及び/又はカロテノイド含有量の5〜25%w/w又はv/vのクロロフィルBを含む。別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素及び/又はカロテノイド含有量の5〜20%w/w又はv/vのクロロフィルBを含む。別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素及び/又はカロテノイド含有量の8〜15%w/w又はv/vのクロロフィルBを含む。別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素及び/又はカロテノイド含有量の9〜14%w/w又はv/vのクロロフィルBを含む。
別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素及び/又はカロテノイド含有量の5〜40%w/w又はv/vのα−トコフェロールを含む。別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素及び/又はカロテノイド含有量の5〜30%w/w又はv/vのα−トコフェロールを含む。別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素及び/又はカロテノイド含有量の8〜30%w/w又はv/vのα−トコフェロールを含む。別の実施形態において、本発明の植物又はその花は、花弁中に全色素及び/又はカロテノイド含有量の9〜27%w/w又はv/vのα−トコフェロールを含む。
別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも5%は、緑色、黄色、及び/又はオレンジ色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも7.5%は、緑色、黄色、及び/又はオレンジ色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、又は50%は、緑色、黄色、及び/又はオレンジ色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、又は50%は白色ではない。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも12%は、緑色、黄色、及び/又はオレンジ色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも13%は、緑色、黄色、及び/又はオレンジ色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも15%は、緑色、黄色、及び/又はオレンジ色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも20%は、緑色、黄色、及び/又はオレンジ色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも25%は、緑色、黄色、及び/又はオレンジ色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも30%は、緑色、黄色、及び/又はオレンジ色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも40%は、緑色、黄色、及び/又はオレンジ色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の10%〜99%は、緑色、黄色、及び/又はオレンジ色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の20%〜70%は、緑色、黄色、及び/又はオレンジ色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の40%〜80%は、緑色、黄色、及び/又はオレンジ色である。別の実施形態において、「1つの花弁」は、単一の花の中の複数の花弁又は全ての花弁を含む。別の実施形態において、「花の表面積」は、単一の花の中の全ての花弁の全表面積である。別の実施形態において、「花の表面積」は、本発明の単一植物の中の全ての花の中の全ての花弁の全表面積である。
別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも5%は白色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも7.5%は白色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも10%は白色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも12%は白色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも13%は白色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも15%は白色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも20%は白色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも25%は白色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも30%は白色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも40%は白色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の10%〜99%は白色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の10%〜70%は白色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の20%〜50%は白色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の10%〜30%は白色である。別の実施形態において、改変された表現型を有する花(本発明の植物)の花弁表面積又は花の表面積の少なくとも5%は黄色である。
別の実施形態において、本発明は、改変された花の表現型を有する後代及び/又は子孫を生成する能力についてカスミソウ植物をスクリーニング及び/又は選択及び/又は特定するための方法であって、改変された表現型を有する花がクロロフィルA、クロロフィルB、キサントフィル、カロテノイド、色素、ルテイン、ベータカロチン、アンテラキサンチン、ゼアキサンチン、ビオラキサンチン、又はそれらの任意の組合せの上昇した濃度及び/又は量を含み、クロロフィルA、クロロフィルB、キサントフィル、カロテノイド、色素、ルテイン、ベータカロチン、アンテラキサンチン、ゼアキサンチン、ビオラキサンチン、又はそれらの任意の組合せの上昇した量が対照植物又は対照カスミソウ(本明細書で定義したものなど)におけるクロロフィルA、クロロフィルB、キサントフィル、カロテノイド、色素、ルテイン、ベータカロチン、アンテラキサンチン、ゼアキサンチン、ビオラキサンチン、又はそれらの任意の組合せの濃度及び/又は量の少なくとも1.2倍であり、(a)個々の植物から切花を準備すること;並びに(b)水溶液及び10〜100mg/lのジベレリン酸(GA)を含む組成物とカスミソウ植物からの各切花を少なくとも1日又は少なくとも2日の間接触させること、を含み、白色とは対照的にクリーム色及び/若しくは黄色を有する花弁を発現する花が改変された表現型を有するものとして、かつ/又は上昇した濃度及び/若しくは量のクロロフィルA、クロロフィルB、キサントフィル、カロテノイド、色素、ルテイン、Β−カロチン、アンテラキサンチン、ゼアキサンチン、ビオラキサンチン、又はそれらの任意の組み合わせを含むものとして選択並びに/又は特定される方法を提供する。
別の実施形態において、本明細書に記載の方法により選択される親植物の子孫は、親植物の直接の子孫(F1世代)である。別の実施形態において、親植物の子孫は、有性生殖又は無性生殖で生成される。別の実施形態において、子孫は、上昇した量のクロロフィル、色素、カロテノイド、又はそれらの任意の組み合わせを有する(有性生殖又は無性生殖で生成された)1つ又は複数の植物に由来するものである。別の実施形態において、本明細書に記載の方法により選択される親植物の子孫は、直接の後代の子孫のさらなる交差(P(親)の間接的な子孫とも呼ばれるF1の交差)によって得られる。別の実施形態において、改変された花の表現型を有する植物は、親植物から生じる子孫の2〜50回の交差の結果である。別の実施形態において、改変された花の表現型を有する植物は、親植物から生じる子孫の2〜10回の交差の結果である。別の実施形態において、改変された花の表現型を有する植物は、親植物から生じる子孫の20〜50回の交差の結果である。別の実施形態において、改変された花の表現型を有する植物は、親植物から生じる子孫の12〜30回の交差の結果である。別の実施形態において、改変された花の表現型を有する植物は、親植物から生じる子孫の5〜25回の交差の結果である。
別の実施形態において、改変された花の表現型を有する植物は、P(親)の第2世代〜第50世代である。別の実施形態において、P(親)の第2世代〜第50世代で得られる改変された花の表現型を有する植物は、間接的な子孫と呼ばれる。別の実施形態において、間接的な子孫は、上昇した量のクロロフィル、色素、カロテノイド、又はそれらの任意の組み合わせを有する1つ又は複数の植物から生じるか、又はそれに由来する繁殖又は有性生殖の生成物である。別の実施形態において、間接的な子孫は、1つ若しくは複数の親植物ではない本発明の1つ若しくは複数の植物から生じるか、又はそれに由来する繁殖又は有性生殖の生成物である。
別の実施形態において、子孫は、本発明の植物から直接的又は間接的に生成される植物である。別の実施形態において、子孫は、本発明の親のカスミソウ植物から直接的又は間接的に生成される植物である。別の実施形態において、子孫は、本明細書に記載の改変された花の表現型を有するカスミソウ植物から直接的又は間接的に生成される植物である。別の実施形態において、子孫は、本発明の親のカスミソウ植物のF1〜F100,000である。別の実施形態において、子孫は、本明細書に記載の改変された花の表現型を有するカスミソウ植物のF1〜F100,000である。別の実施形態において、子孫は、本明細書に記載の改変された花の表現型を有するカスミソウ植物のF1〜F1000である。別の実施形態において、子孫は、本明細書に記載の改変された花の表現型を有するカスミソウ植物のF1〜F50である。
別の実施形態において、子孫は親植物の無性生殖子孫である。別の実施形態において、子孫は、本発明の植物の無性生殖子孫である。別の実施形態において、子孫は、親植物の栄養生殖子孫である。別の実施形態において、子孫は、本発明の植物の栄養生殖子孫である。別の実施形態において、子孫は、有性生殖で生成された別の子孫の無性生殖子孫である。別の実施形態において、子孫又は本発明の植物は、栄養繁殖又は繁殖により生成される。別の実施形態において、子孫は親の繁殖生成物である。別の実施形態において、本発明の植物又は本発明の植物の一部は、親植物の繁殖生成物である。別の実施形態において、子孫は親の繁殖生成物である。別の実施形態において、本発明の植物又は本発明の植物の一部は、親植物のクローン増殖生成物である。別の実施形態において、本発明の植物又は本発明の植物の一部はまた、本発明の植物の繁殖生成物である。別の実施形態において、本発明の植物は、親植物又は本明細書に記載の植物に由来した任意の繁殖生成物である。別の実施形態において、本発明の植物は、親植物又は本明細書に記載の植物に由来したクローン増殖生成物である。
別の実施形態において、本発明は、改変された花の表現型を特徴とするカスミソウの子孫植物を生成することができるカスミソウの親植物をスクリーニング及び/又は選択及び/又は特定するための方法であって、改変された表現型を有する花がクロロフィルA、クロロフィルB、キサントフィル、カロテノイド、色素、ルテイン、ベータカロチン、アンテラキサンチン、ゼアキサンチン、ビオラキサンチン、又はそれらの任意の組み合わせの上昇した濃度及び/又量を含み、クロロフィルA、クロロフィルB、キサントフィル、カロテノイド、色素、ルテイン、ベータカロチン、アンテラキサンチン、ゼアキサンチン、ビオラキサンチン、又はそれらの任意の組み合わせの上昇した量が対照植物又は対照カスミソウ(本明細書で定義したものなど)におけるクロロフィルA、クロロフィルB、キサントフィル、カロテノイド、色素、ルテイン、ベータカロチン、アンテラキサンチン、ゼアキサンチン、ビオラキサンチン、又はそれらの任意の組合せの濃度及び/又は量の少なくとも1.2倍であり、(a)個々の植物から切花を準備すること;並びに(b)水溶液及び10〜100mg/lのジベレリン酸(GA)を含む組成物(選択組成物)とカスミソウ植物の各切花を少なくとも1日間接触させること、を含み、白色とは対照的にクリーム色及び/若しくは黄色を有する花弁を発現する花が改変された表現型を有するものとして、かつ/又は上昇した濃度及び/若しくは量のクロロフィルA、クロロフィルB、キサントフィル、カロテノイド、色素、ルテイン、Β−カロチン、アンテラキサンチン、ゼアキサンチン、ビオラキサンチン、又はそれらの任意の組み合わせを含むものとして選択並びに/又は特定される方法を提供する。
別の実施形態において、本発明は、改変された表現型を有する花を有する子孫植物を生成することができるカスミソウ植物の親世代について、カスミソウ植物の集団のスクリーニング、選択、特定又はそれらの任意の組み合わせを行うための方法であって、改変された表現型を有する花がクロロフィルAの上昇した量を含み、クロロフィルAの上昇した量が対照のカスミソウにおけるクロロフィルAの濃度と比較してクロロフィルA濃度の少なくとも1.2倍であり、(a)カスミソウ植物の個々の親世代から切花を準備すること;並びに(b)水、10〜50mg/lのジベレリン酸、及び5〜20mg/lのベンジルアデニンを含む組成物とカスミソウ植物の前記個々の親世代からの各切花を少なくとも2日間接触させること、を含み、白色とは対照的に黄色、クリーム色若しくはそれらの任意の組み合わせを有する花弁を発現する花が、改変された表現型をもつ花を有する子孫植物を生成することができるカスミソウ植物の親世代として選択される方法を提供する。
別の実施形態において、本発明は、改変された花の表現型を有する個々の植物の存在について、カスミソウ植物の集団をスクリーニングするための方法であって、改変された表現型を有する花が対照植物(対照のカスミソウの花)における同じカロテノイド及び/若しくは同じ色素の量並びに/又は濃度と比較してカロテノイド及び/若しくは色素の量並びに/又は濃度の少なくとも1.2倍を含み、(a)個々の植物から切花を準備すること;並びに(b)水溶液及び5〜80mg/lのジベレリン酸を含む組成物と各切花を少なくとも1日間接触させること、を含み、白色とは対照的にクリーム色及び/若しくは黄色を有する花弁を発現する花が改変された花の表現型を有するものとして選択並びに/又は特定される方法を提供する。別の実施形態において、スクリーニングのための方法は、選択するための方法である。
別の実施形態において、改変された花の表現型を有する子孫植物を生成することができるカスミソウの親植物の集団をクリーニングするための方法であって、改変された表現型を有する花はが対照植物(対照のカスミソウの花)における同じカロテノイド及び/若しくは同じ色素の量並びに/又は濃度と比較してカロテノイド及び/若しくは色素の量並びに/又は濃度の少なくとも1.2倍を含み、(a)カスミソウ植物のライブラリから切花を準備すること;並びに(b)水溶液及び5〜80mg/lのジベレリン酸を含む組成物と各切花を少なくとも1日間接触させること、を含み、白色とは対照的にクリーム色及び/若しくは黄色を有する花弁を発現する花が、改変された花の表現型を有する子孫植物を生成することができる親植物として選択並びに/又は特定される方法を提供する。別の実施形態において、スクリーニングのための方法は、選択するための方法である。
別の実施形態において、改変された花の表現型を有する子孫植物を生成することができるカスミソウの親植物は、改変された花の表現型を有していない。別の実施形態において、改変された花の表現型を有する子孫植物を生成することができるカスミソウの親植物は、本明細書に記載の組成物で特定することができる。
別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、植物の中に上昇した(対照植物と比較して少なくとも1.2倍の)濃度及び/又は量のクロロフィルA、クロロフィルB、キサントフィル、カロテノイド、色素、ルテイン、ベータカロチン、アンテラキサンチン、ゼアキサンチン、ビオラキサンチン、又はそれらの任意の組み合わせの存在を含む。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、植物の花の中に又は花弁の中に上昇した(対照植物と比較して少なくとも1.2倍の)濃度及び/又は量のクロロフィルA、クロロフィルB、キサントフィル、カロテノイド、色素、ルテイン、ベータカロチン、アンテラキサンチン、ゼアキサンチン、ビオラキサンチン、又はその任意の組み合わせの存在を含む。
別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁又は花の中の総カロテノイド含有量の15〜70%のルテインの存在をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁又は花の中の総カロテノイド含有量の25〜50%のルテインの存在をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁又は花の中の総カロテノイド含有量の25〜35%のルテインの存在をさらに特徴とする。
別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁又は花の中の総カロテノイド含有量の10〜55%のベータカロチンの存在をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁又は花の中の総カロテノイド含有量の20〜45%のベータカロチンの存在をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁又は花の中の総カロテノイド含有量の20〜35%のベータカロチンの存在をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁又は花の中の総カロテノイド含有量の25〜50%のベータカロチンの存在をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁又は花の中の総カロテノイド含有量の20〜30%のベータカロチンの存在をさらに特徴とする。
別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の少なくとも5%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の少なくとも7%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の少なくとも10%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の少なくとも20%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の少なくとも30%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の少なくとも40%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。
別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の10%〜100%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の40〜100%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の20%〜80%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の50%〜100%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の75%〜100%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の85%〜100%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の40%〜90%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の50%〜90%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。
別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の少なくとも2.5%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の少なくとも5%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の少なくとも7%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の少なくとも15%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の少なくとも20%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の少なくとも30%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。
別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の2.5%〜80%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の2.5%〜50%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の5%〜40%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の5%〜40%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の10%〜30%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。
別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の85%〜100%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の40%〜90%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、改変された花の表現型を有することは、花弁表面積又は花の表面積の50%〜90%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。
別の実施形態において、少なくとも1.2倍は、少なくとも1.4倍である。別の実施形態において、少なくとも1.2倍は、少なくとも1.5倍である。別の実施形態において、少なくとも1.2倍は、少なくとも1.8倍である。別の実施形態において、少なくとも1.2倍は、少なくとも2倍である。別の実施形態において、少なくとも1.2倍は、少なくとも2.5倍である。別の実施形態において、少なくとも1.2倍は、少なくとも2.8倍である。別の実施形態において、少なくとも1.2倍は、少なくとも3倍である。別の実施形態において、少なくとも1.2倍は、少なくとも3.5倍である。別の実施形態において、少なくとも1.2倍は、少なくとも4倍である。別の実施形態において、少なくとも1.2倍は、少なくとも4.5倍である。別の実施形態において、少なくとも1.2倍は、少なくとも5倍である。
別の実施形態において、少なくとも1.2倍は、1.2〜20倍である。別の実施形態において、少なくとも1.2倍は、1.2〜18倍である。別の実施形態において、少なくとも1.2倍は、1.5〜20倍である。別の実施形態において、少なくとも1.2倍は、1.2〜15倍である。別の実施形態において、少なくとも1.2倍は、1.2〜12倍である。別の実施形態において、少なくとも1.2倍は、1.5〜10倍である。別の実施形態において、少なくとも1.2倍は、2〜10倍である。別の実施形態において、少なくとも1.2倍は、1.5〜8倍である。
別の実施形態において、水溶液を含む本発明の組成物は、水及び10〜100mg/lのジベレリン酸を含む。別の実施形態において、水溶液を含む組成物は、水及び10〜100mg/lのジベレリン酸を含む。別の実施形態において、水溶液を含む組成物は、水及び12〜50mg/lのジベレリン酸を含む。別の実施形態において、水溶液を含む組成物は、水及び10〜30mg/lのジベレリン酸を含む。別の実施形態において、水溶液を含む組成物は、水及び20〜50mg/lのジベレリン酸を含む。別の実施形態において、水溶液を含む組成物は、水及び15〜50mg/lのジベレリン酸を含む。
別の実施形態において、本明細書に記載の水溶液を含む組成物は、1〜100mg/lのベンジルアデニンをさらに含む。別の実施形態において、本明細書に記載の水溶液を含む組成物は、5〜80mg/lのベンジルアデニンをさらに含む。別の実施形態において、本明細書に記載の水溶液を含む組成物は、5〜50mg/lのベンジルアデニンをさらに含む。別の実施形態において、本明細書に記載の水溶液を含む組成物は、5〜20mg/lのベンジルアデニンをさらに含む。別の実施形態において、本明細書に記載の水溶液を含む組成物は、10〜25mg/lのベンジルアデニンをさらに含む。別の実施形態において、本明細書に記載の水溶液を含む組成物は、15〜45mg/lのベンジルアデニンをさらに含む。
別の実施形態において、語句「少なくとも1日間」は、少なくとも30時間である。別の実施形態において、語句「少なくとも1日間」は、少なくとも2日である。別の実施形態において、語句「少なくとも1日間」は、少なくとも3日である。別の実施形態において、語句「少なくとも1日間」は、少なくとも4日である。別の実施形態において、語句「少なくとも1日間」は、少なくとも5日である。別の実施形態において、語句「少なくとも1日間」は、1日〜10日である。別の実施形態において、語句「少なくとも1日間」は、1日〜7日である。別の実施形態において、語句「少なくとも1日間」は、2日〜10日である。別の実施形態において、語句「少なくとも1日間」は、2日〜5日である。別の実施形態において、語句「少なくとも1日間」は、3日〜7日である。
別の実施形態において、本発明は、上昇した濃度及び/又量のクロロフィルA、クロロフィルB、キサントフィル、カロテノイド、色素、ルテイン、ベータカロチン、アンテラキサンチン、ゼアキサンチン、ビオラキサンチン、又はそれらの任意の組み合わせを含むとして特徴づけられる、本明細に記載の植物又は1つ若しくは複数の親植物の子孫であって、クロロフィルA、クロロフィルB、キサントフィル、カロテノイド、色素、ルテイン、ベータカロチン、アンテラキサンチン、ゼアキサンチン、ビオラキサンチン、又はそれらの任意の組み合わせの上昇した量が対照植物又は対照のカスミソウ(本明細書で定義されるものなど)におけるクロロフィルA、クロロフィルB、キサントフィル、カロテノイド、色素、ルテイン、ベータカロチン、アンテラキサンチン、ゼアキサンチン、ビオラキサンチン、又はそれらの任意の組み合わせの濃度及び/又は量の少なくとも1.2倍である植物又は1つ若しくは複数の親植物の子孫を提供する。本明細書に記載されるように、植物の中又は植物の花の中のクロロフィルA、クロロフィルB、キサントフィル、カロテノイド、色素、ルテイン、ベータカロチン、アンテラキサンチン、ゼアキサンチン、ビオラキサンチン又はその任意の組み合わせの上昇した(対照植物と比較して少なくとも1.2倍の)濃度及び/又は量の存在。別の実施形態において、「植物の花」は、1つの花に対する1つ又は複数の花弁を含む。
別の実施形態において、子孫は、本発明の植物に由来するか又は本発明の植物によって生成される植物である。別の実施形態において、子孫は、本発明の植物に由来する植物部分である。別の実施形態において、子孫は、その祖先、その親又はその「P世代」が本発明の植物である植物である。別の実施形態において、子孫は、小枝の形態である。別の実施形態において、子孫又は植物部分は、若枝の形態である。別の実施形態において、子孫又は植物部分は、挿し木の形態である。別の実施形態において、子孫又は植物部分は、切り枝の形態である。別の実施形態において、子孫又は植物部分は、種子の形態である。
別の実施形態において、「植物部分」は、本明細書に記載の植物の任意の部分又は器官である。別の実施形態において、「子孫の一部」は、本明細書に記載の植物の子孫の任意の部分又は器官である。別の実施形態において、植物は「植物部分」である。
別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、本明細書に記載の改変された表現型及び良好な特徴を有するカスミソウである。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁中の総カロテノイド含有量の15〜70%のルテインの存在をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁中の総カロテノイド含有量の25〜50%のルテインの存在をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁中の総カロテノイド含有量の25〜35%のルテインの存在をさらに特徴とする。
別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁又は花の中の総カロテノイド含有量の10〜55%のベータカロチンの存在をさらに特徴とする。植物及び/又は子孫は、花弁又は花の中の総カロテノイド含有量の20〜45%のベータカロチンの存在をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁又は花の中の総カロテノイド含有量の20〜35%のベータカロチンの存在をさらに特徴とする。植物及び/又は子孫は、花弁又は花の中の総カロテノイド含有量の25〜50%のベータカロチンの存在をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁又は花の中の総カロテノイド含有量の20〜30%のベータカロチンの存在をさらに特徴とする。
別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積又は花の表面積の少なくとも5%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積又は花の表面積の少なくとも7%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積又は花の表面積の少なくとも10%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積又は花の表面積の少なくとも20%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積又は花の表面積の少なくとも30%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積又は花の表面積の少なくとも40%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。
別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積又は花の表面積の10%〜100%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積又は花の表面積の40%〜100%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積又は花の表面積の20%〜80%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積又は花の表面積の50%〜100%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積又は花の表面積の75%〜100%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積又は花の表面積の85%〜100%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積又は花の表面積の40%〜90%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積又は花の表面積の50%〜90%に緑色、黄色、及び/又はオレンジ色を有する花弁をさらに特徴とする。
別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積の少なくとも2.5%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積の少なくとも5%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積の少なくとも7%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積の少なくとも15%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積の少なくとも20%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積の少なくとも30%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。
別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積の2.5%〜80%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積の2.5%〜50%に白色を有する花弁を特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積の5%〜40%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積の5%〜40%に白色を有する花弁をさらに特徴とする。別の実施形態において、植物及び/又は子孫は、花弁表面積の10%〜30%に白色及び/又は黄色を有する花弁をさらに特徴とする。
別の実施形態において、本発明の植物は、上述したように、少なくとも1日間、10〜50mg/lのジベレリン酸を含む水性組成物と花を接触させる際に、緑色、黄色、及び/又はクリーム色を有する花弁のみを発現する親の直接の子孫である。
別の実施形態において、本発明は、本明細書でさらに説明されるような、10〜50mg/lのジベレリン酸を含む水性組成物をさらに提供する。別の実施形態において、本発明は、10〜50mg/lのジベレリン酸を含む水性組成物が上昇した量のクロロフィルAを有する植物を選択するためであることをさらに提供する。別の実施形態において、本発明は、上昇した量の色素(複数可)及び/又はカロテノイド(複数可)を有する植物用の選択組成物である10〜50mg/lのジベレリン酸を含む水性組成物をさらに提供する。別の実施形態において、水性組成物は、本明細書に記載されるように親植物を特定及び/又は選択するために使用される。
別の実施形態において、黄色/緑色/オレンジ色を有する花弁は、花弁表面積の2%〜100%に黄色/緑色/オレンジ色を有する花弁である。別の実施形態において、黄色/緑色/オレンジ色を有する花弁は、開花期又はつぼみが閉じている時期の花弁表面積の2%〜100%に黄色/緑色/オレンジ色を有する花弁である。別の実施形態において、黄色/緑色/オレンジ色を有する花弁は、花弁表面積の2%〜80%に黄色/緑色/オレンジ色を有する花弁である。別の実施形態において、黄色/緑色/オレンジ色を有する花弁は、花弁表面積の5%〜75%に黄色/緑色/オレンジ色を有する花弁である。別の実施形態において、黄色/緑色/オレンジ色を有する花弁は、花弁表面積の10%〜50%に黄色/緑色/オレンジ色を有する花弁である。別の実施形態において、黄色/緑色/オレンジ色を有する花弁は、花弁表面積の20%〜70%に黄色/緑色/オレンジ色を有する花弁である。
別の実施形態において、つぼみが閉じている時期の花は休眠芽を有する。別の実施形態において、つぼみが閉じている時期の花は堅固なつぼみを有する。別の実施形態において、つぼみが閉じている時期の花は、つぼみの膨張期にある。別の実施形態において、つぼみが閉じている時期の花は、初期の緑色の先端を含む。別の実施形態において、つぼみが閉じている時期は、つぼみがほころぶ時期の前である。別の実施形態において、つぼみが閉じている時期は、開花時期の前である。
別の実施形態において、花は、2列以上の花弁、及び目で明確に定義される中心を有する花である半八重である。別の実施形態において、花の種類は、数列の花弁、及び目に見えない中心を有する花である八重である。別の実施形態において、花は、数列の花弁、目に見えない中心を有し、花の中央に位置する若いつぼみを発現している花である八重多花である。別の実施形態において、花は4mm(直径)よりも小さい。別の実施形態において、花は5mm(直径)よりも小さい。別の実施形態において、花は2mm〜10mm(直径)である。別の実施形態において、花は4mm〜10mm(直径)である。別の実施形態において、花は4〜8mmの直径を有する。別の実施態様において、花は4mm〜18mm(直径)である。別の実施形態において、花は6mm〜15mm(直径)である。
いくつかの実施形態において、本発明は、本発明の植物及び/又は親植物並びに対照植物を区別できる本発明の組成物の予想外の発見に基づいている。親植物の中のこれらの本質的特性(親植物の中の黄色/淡黄色/クリーム色を有する花弁)は、切花又は挿し木を本明細書に記載の選択組成物と接触させることなく、肉眼で検出することはできない。
本明細書で使用する単数形「1つ(a)」、「1つ(an)」及び「その」は、文脈が明確に指示しない限り、複数形を含む。したがって、例えば、「治療薬」への言及は、2種以上の治療薬への言及を含む。
特に記載しないか、又は文脈から明白でない限り、本明細書で使用する用語「又は」は、包括的であると理解される。
用語「含む」は、語句「を含むがこれらに限定されない」を意味するように本明細書で使用され、その語句と互換的に使用される。
一実施形態において、用語「含む(comprise)」、「含んでいる(comprising)」、「含有する」、及び「有する」などは、米国特許法でそれらに帰する意味を有し、「含む(include)」及び「含んでいる(including)」などを意味することができる。「から本質的になる」又は「本質的になる」は、同様に米国特許法に帰する意味を有し、用語は、列挙されているものの基本的又は新規な特徴が、列挙されているもの以上の存在によって変更されない限り、列挙されているもの以上の存在を考慮して、限りがないが、先行技術の実施形態を除外する。別の実施形態において、用語「含む」は、用語「なる」を含む。
別の実施形態において、「%」のいずれの記載も、重量/重量%、体積/体積%、又は重量/体積%である。
特に記載しないか、又は文脈から明白でない限り、本明細書で使用する用語「約」は、当技術分野における通常の許容誤差の範囲内、例えば、平均値の2つの標準偏差以内であると理解される。約は、規定値の10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、1%、0.5%、0.1%、0.05%、又は0.01%以内と理解することができる。特に文脈から明らかでない限り、本明細書で提供される全ての数値は、用語約により修飾される。
本発明の追加の目的、利点、及び新規な特徴は、限定することを意図するものではない以下の実施例を考察すれば、当業者には明らかになるであろう。その上、上記に示し、かつ以下の特許請求の範囲に記載の本発明の様々な実施形態及び態様の各々は、以下の実施例で実験的に裏付けられる。
実施例
定義
花の種類:一重:1列の花弁を有する花。半八重:2列以上の花弁及び目で明確に定義される中心を有する花。八重:数列の花弁、及び目に見えない中心を有する花。八重多花:数列の花弁、目に見えない中心を有し、花の中心部に若いつぼみの発現が見られる花。
花のサイズ:小−5mmより小さい、中−6〜9mm、大−9〜12mm、XL−12mmより大きい。
花の発達段階:1−閉じた花芽、2−開花前の花、3−開花期の花
実施例1:シュッコンカスミソウのカロテノイド/色素及び貯蔵寿命の選択戦略
シュッコンカスミソウにおける他の望ましい多遺伝子性特性と特定の色パターンの特徴を合わせる努力は、耐え難いほど時間がかかり、面倒であった。しかしながら、本明細書に記載するように、本発明者らは、新規な花の色及び又は花の色パターンを導き出した。
カスミソウにおける緑色の花弁形質の起源と繁殖の歴史
緑色の花弁を有するカスミソウ植物を直接もたらす交差及び選択を、以下の説明に従って行った。
茎の花瓶寿命評価を、切花の新品種を選択するプロセスで通常どおり行った。防腐剤の溶液は、エネルギー源を供給し、微生物増加及び維管束閉塞を低下させ、茎の水の取り込みを増加させ、エチレンの負の効果を停止させるのに一般的に必要である(Nigussie、2005)。保持(花瓶)溶液への異なる化学防腐剤の組み込みは、切花の花瓶寿命を延長するために勧められる(Ichimuraら、2006)。そのため、切花の花瓶寿命を延長するための代替技術は、商業的関心事である(Serekら、1995)。
2006年2月に、切花の有効期間を延長するための異なる実験において、研究者らは、5mg/l〜10mg/lの一般的なGA濃度を最大25mg/lまで増加させ、さらにこの溶液に10mg/lのBA(ベンジルアデニン)を添加した。予想外にも、新しい切花溶液(選択組成物としても記載されている)の条件下で新種−クリーム色及び/又は淡黄色の花弁を有する植物が発見された。しかしながら、この新しい選択用組成物/選択組成物中で様々な植物からの様々な切花を2日間インキュベーションすると、集団の中の非常に低い割合が緑色/黄色/クリーム色の花弁を発現していることが判明し、この品種を親植物として選択した。植物4016は、放任受粉及び自家受粉由来の白色カスミソウ育種系統のF1雑種集団の中で発見された。
緑色及び/又は黄色の花の色の選択を、雌植物として、4016の放任受粉及び自家受粉から生じる集団で最初に行った。2006年〜2010年のいくつかの世代の後、これらの選択により、5209、5210、5211、5212、5213及び5453として記述された8系統がもたらされた。
植物5209及び5210は2009年に選択され、5209はクリーム色−薄緑色(開花期)の八重花を特徴とし、5210は緑色がかった色(開花期)の八重花を特徴とした。
植物5211、5212及び5210も2009年に選択され(しかし、異なるフィールドの場所で)、5211は緑色中心色とクリーム薄緑色(開花期)の八重花を特徴とし、5212は薄緑色中心色とクリーム色(開花期)の八重花を特徴とし、5213は薄緑色(開花期)の八重花を特徴とした。植物5453は2009年に選択され、5209は薄黄色−緑色(開花期)の八重花を特徴とした。
緑色花弁を有すると選択されたカスミソウ植物の形態学的特徴の説明を表1に提示する。表1に示すように、列1は各ハイブリッドに割り当てられた番号を示し、列2は花のサイズ(S−小、M−中、L−大)を示し、列3は花の種類(S−M−半八重、D−八重、D−M−八重多花)を示し、列4〜6は発達段階を通じた花の色(RHS 2007)の説明を示す。
表1
Figure 2021007407
実施例2:カスミソウ植物中の色素分析
本教示に従って作製したいくつかのカスミソウ植物からの花を色素分析に供した。
植物材料
イソプレノイド抽出用の花を、2013年8月に開花した植物から採取し、これらの植物は2013年3月にオープンフィールドに植えた。これらの植物は次のように成長させた:栽植密度は1m2の床あたり6つの植物であり、植え付け後4週間の時点で植物を摘心し、植え付け後6週間の時点で400ppmのジベレリン酸を噴霧した。
イソプレノイドの抽出と分析
イソプレノイド抽出を、小さな変更を加えて、以前にFraserら(2000)及びBinoら(2005)によって記載されているように行った:冷凍したカスミソウ花の粉末(0.1g)を、0.1%のブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)を含有する0.5mlのメタノールで抽出した。試料を5分間振盪し、次いで、0.5mlの混合物Tris−HCl緩衝液pH7.5(50mM)を添加し(1MのNaClを含有する)、試料を10分間振盪した。冷クロロホルム0.4ml+0.1%BHTを添加した後、10分間振盪した。これらの試料を、15分(4500rpm)で遠心分離した。クロロホルム相を回収し、その際試料の水相を0.2mlの冷クロロホルム混合物で再抽出し、次いでクロロホルム画分を合わせ、N2気流下で乾燥させた。乾燥残渣を0.1mlの酢酸エチルに再懸濁し、ボルテックスして、0.45μM 4mmのPTFE膜フィルターを通して濾過し、分析のために採取した。抽出物は4℃に保ち、全調製中に強い光から保護した。4×3mmのC18ガード(Phenomenex)に連結され30℃で維持される、Waters 2690分離モジュール(Waters社製クロマトグラフィー、米国マサチューセッツ州ミルフォード)、Waters2996フォトダイオードアレイ検出器及びWaters 470走査型蛍光検出器YMC−Pack逆相C30カラム(250×4.6mm;5μm)からなるHPLCシステムを、化合物の分離のために使用した。移動相組成、勾配及び流速は、Fraserら(2000)によって記載されている通りであった。UVスペクトルを200nmから750nmまで監視し、蛍光検出器は、296nmでの励起及び340nmでの発光に設定した。ウォーターズMillennium32ソフトウェアを使用して、データを収集し分析した。溶出ピークの吸光度スペクトル及び保持時間を、市販のイソプレノイド標準物質:α−トコフェロール(Aldrich)、ベータカロチン(Sigma)、ルテイン(Fluka):ゼアキサンチン、ビオラキサンチン、アンテラキサンチン(Apin)のものと比較した。化合物のピーク面積を、最大吸光度を提供する波長で決定した。
化合物の濃度を、市販の標準物質(α−トコフェロール(Aldrich)、ベータカロチン(Sigma)、ルテイン(Fluka)、ゼアキサンチン、ビオラキサンチン(Apin)の3つの既知の濃度を用いる標準曲線に基づいて計算した(結果の表を参照されたい)。
結果
イソプレノイド分析の結果を以下の表2に提示し、図1にまとめる。異なる発達段階:1−閉鎖花芽、2−開花前の花、3−開花期の花における花のプリーツを収集し、抽出し、HPLCを用いて分析した。緑色のカスミソウの品種は、白色開花カスミソウと比較して、花の異なる発達段階でクロロフィル、カロテノイド及びα−トコフェロールのレベルの上昇を示す。
商業的に知られている白色開花カスミソウの栽培品種ミリオンスターズ(M.S)との対比による、緑色の花の色(5210及び5212)を有する2種類のカスミソウ品種の花弁におけるイソプレノイド含有量の分析により、閉じた花芽における色素及びカロテノイド蓄積ピークの発現パターンの類似性が明らかになった(表2、図1)。
ベータカロチン、クロロフィルA及びクロロフィルBが、試験したカスミソウ品種の花弁の中の主要な色素として特定された。色素分析により、品種5210及び5212におけるベータカロチンの濃度比は、M.Sと比較してそれぞれ、開花期(段階3)に4.1及び2.9(従って)より高く、開花前の花(段階2)で3.5及び3.8より高く、閉じた花芽(段階1)で3.2及び2.6より高いことが示された。品種5210及び5212におけるクロロフィルAの比率は、M.Sと比較してそれぞれ、開花期(段階3)に4.2及び3倍高く、開花前の花(段階2)で3.3及び3.5倍高く、閉じた花芽(段階1)で3.1及び2.5倍高かった。品種5210及び5212におけるクロロフィルBの比率は、M.Sと比較してそれぞれ、開花期(段階3)に5.3及び3.9より高く、開花前の花(段階2)で3.7及び4.2より高く、閉じた花芽(段階1)で3.4及び2.9より高かった。カスミソウ花弁において特定されたカロテノイドは、ルテイン、b−カロチン、ビオレキサンチン、及びゼアキサンチンであった。主要な色素はベータカロチン及びクロロフィルAであり、試験した品種の花弁における総色素含有量のそれぞれ約39〜45%及び22〜28%を占めた。色素クロロフィルB、α−トコフェロール及びルテインは、試験した品種の花弁における総色素含有量のそれぞれ約9〜14%、9〜27%及び1〜2%を占めた。カスミソウM.Sにおいて、α−トコフェロールは第3の色素として特定され、総色素含有量の16〜27%を占め、一方で緑色品種5210及び5212においてα−トコフェロールは第4の色素として特定され(クロロフィルBは第3番目であった)、総色素含有量の9〜14%を占めた。少量のビオレキサンチン及びゼアキサンチンも特定された。
品種5210及び5212におけるα−トコフェロールの比率は、M.Sと比較してそれぞれ、開花期(段階3)に1.4及び1.3倍高く、開花前の花(段階2)で1.5及び2倍高く、閉じた花芽(段階1)で1.7及び1.6倍高かった。
品種5210及び5212におけるルテインの比率は、M.Sと比較してそれぞれ、開花期(段階3)に7及び4.2倍高く、開花前の花(段階2)で5.2及び4.9倍高く、閉じた花芽(段階1)で4及び3倍高かった。
品種5210及び5212におけるビオレキサンチンの比率は、M.Sと比較してそれぞれ、開花期(段階3)に49.1及び19.4倍高く、開花前の花(段階2)で16.3及び8倍高く、閉じた花芽(段階1)で4.6及び1.8倍高かった。
品種5210及び5212におけるゼアキサンチンの比率は、M.Sと比較してそれぞれ、開花期(段階3)に45.3及び29.4倍高く、開花前の花(段階2)で113.3及び124.7倍高く、閉じた花芽(段階1)で11.1及び13倍高かった。
表2
Figure 2021007407
結論として、市場の全てのシュッコンカスミソウ又は任意のカスミソウの雑種は、白色又は淡いピンクのモノ色花弁を有する。本発明は、例えば、緑色、クリーム色、及び黄色/緑色/オレンジ色及び/又は多色の花弁を含む、特有の配色を有する最初のカスミソウ品種の開発を提供する。
これらの導入物から、および育種方法を用いて、本発明者は、これらのカスミソウ植物とピンクの品種を交配することにより、新しい色及び又は多色を導入できる。

Claims (12)

  1. 改変された表現型を有する花を含むシュッコンカスミソウ(G.paniculata)植物であって、
    前記改変された表現型を有する花は、ベータ−カロチンの上昇した量を含み、前記ベータ−カロチンの上昇した量は、対応する対照のシュッコンカスミソウの花におけるベータ−カロチン濃度と比較して少なくとも2倍のベータ−カロチン濃度であり、前記改変された表現型を有する花および前記対照のシュッコンカスミソウの花は、同じ発達段階にあり、且つ同じ月に切り取られたものであり、
    前記改変された表現型を有する花は、クロロフィルAの上昇した量、クロロフィルBの上昇した量、ゼアキサンチンの上昇した量、ビオラキサンチンの上昇した量またはそれらの組み合わせをさらに含み、前記クロロフィルAの上昇した量は、開花期にあるか又はつぼみが閉じている時期にあるカスミソウの栽培品種ミリオンスターズ(M.S)の花におけるクロロフィルA濃度と比較して少なくとも2倍のクロロフィルA濃度であり、前記クロロフィルBの上昇した量は、開花期にあるか又はつぼみが閉じている時期にあるカスミソウの栽培品種ミリオンスターズ(M.S)の花におけるクロロフィルB濃度と比較して少なくとも2倍のクロロフィルB濃度であり、前記ゼアキサンチンの上昇した量は、開花期にあるか又はつぼみが閉じている時期にあるカスミソウの栽培品種ミリオンスターズ(M.S)の花におけるゼアキサンチン濃度と比較して少なくとも10倍のゼアキサンチン濃度であり、前記ビオラキサンチンの上昇した量は、開花期にあるか又はつぼみが閉じている時期にあるカスミソウの栽培品種ミリオンスターズ(M.S)の花におけるビオラキサンチン濃度と比較して少なくとも1.5倍のビオラキサンチン濃度である、
    シュッコンカスミソウ植物。
  2. 前記シュッコンカスミソウの花が、開花期にあるか又はつぼみが閉じている時期にある、請求項1に記載の植物。
  3. 前記改変された表現型を有する花が、花弁中の全色素、カロテノイド又はその両方の含有量の0.5〜4%のルテイン、花弁中の全色素、カロテノイド又はその両方の含有量の30〜50%のベータ−カロチン、花弁中の全色素及び/若しくはカロテノイド含有量の8〜30%のα−トコフェロール、又はそれらの任意の組み合わせを含む、請求項1に記載の植物。
  4. 前記改変された表現型を有する花の花弁表面積の少なくとも15%が、緑色、黄色、オレンジ色又はそれらの任意の組み合わせである、請求項1に記載の植物。
  5. 前記改変された表現型を有する花の花弁表面積の少なくとも10%が、白色、黄色、又はその両方である、請求項1に記載の植物。
  6. 改変された表現型を伴う花を有する子孫植物を生成することができるシュッコンカスミソウ(G.paniculata)植物の親世代についてシュッコンカスミソウ植物の集団をスクリーニングするための方法であって、前記改変された表現型を有する花は、ベータ−カロチンの上昇した量を含み、前記ベータ−カロチンの上昇した量は、対応する対照のシュッコンカスミソウにおけるベータ−カロチン濃度と比較して少なくとも2倍のベータ−カロチン濃度であり、前記改変された表現型を有する花および前記対照のシュッコンカスミソウの花は、同じ発達段階にあり、且つ同じ月に切り取られたものであり、
    (a)シュッコンカスミソウ植物の個々の親世代から切花を準備するステップ;並びに
    (b)シュッコンカスミソウ植物の個々の親世代からの各切花を、水と10〜50mg/lのジベレリン酸と5〜20mg/lのベンジルアデニンとを含む組成物と少なくとも2日間接触させるステップ、
    を含み、白色とは対照的にクリーム色、黄色、又はそれらの組み合わせを有する花弁を発現する花が、改変された表現型を伴う花を有する子孫植物を生成することができるシュッコンカスミソウ植物の親世代として選択される、方法。
  7. 前記対照のシュッコンカスミソウが、カスミソウの栽培品種ミリオンスターズ(M.S)である、請求項6に記載の方法。
  8. 前記シュッコンカスミソウが、開花期にあるか又はつぼみが閉じている時期にあるシュッコンカスミソウである、請求項7に記載の方法。
  9. 前記改変された表現型を有する花が、クロロフィルAの上昇した量、クロロフィルBの上昇した量、ベータ−カロチンの上昇した量、ゼアキサンチンの上昇した量、ビオラキサンチンの上昇した量またはそれらの任意の組み合わせをさらに含み、前記クロロフィルAの上昇した量は、開花期にあるか又はつぼみが閉じている時期にあるカスミソウの栽培品種ミリオンスターズ(M.S)の花におけるクロロフィルA濃度と比較して少なくとも2倍のクロロフィルA濃度であり、前記クロロフィルBの上昇した量は、開花期にあるか又はつぼみが閉じている時期にあるカスミソウの栽培品種ミリオンスターズ(M.S)の花におけるクロロフィルB濃度と比較して少なくとも2倍のクロロフィルB濃度であり、前記ベータ−カロチンの上昇した量は、開花期にあるか又はつぼみが閉じている時期にあるカスミソウの栽培品種ミリオンスターズ(M.S)の花におけるベータ−カロチン濃度と比較して少なくとも2倍のベータ−カロチン濃度であり、前記ゼアキサンチンの上昇した量は、開花期にあるか又はつぼみが閉じている時期にあるカスミソウの栽培品種ミリオンスターズ(M.S)の花におけるゼアキサンチン濃度と比較して少なくとも10倍のゼアキサンチン濃度であり、前記ビオラキサンチンの上昇した量は、開花期にあるか又はつぼみが閉じている時期にあるカスミソウの栽培品種ミリオンスターズ(M.S)の花におけるビオラキサンチン濃度と比較して少なくとも1.5倍のビオラキサンチン濃度である、請求項6に記載の方法。
  10. 前記改変された表現型を有する花が、花弁中の全カロテノイド含有量の0.5〜4%のルテイン、花弁中の全カロテノイド含有量の30〜50%のベータ−カロチン、又はそれらの組み合わせを含む、請求項6に記載の方法。
  11. 前記改変された表現型を有する花の花弁表面積の少なくとも15%が、緑色、黄色、オレンジ色、若しくはそれらの任意の組み合わせであるか、又は前記改変された表現型を有する花の花弁表面積の少なくとも10%が、白色、黄色、又はその両方である、請求項6に記載の方法。
  12. 請求項6〜11のいずれか一項に記載の植物、植物部分、植物の子孫、又は子孫植物の一部。
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