JP2021005236A - 消防指令システム及びその水利指定方法及びそれに対応する消防車両 - Google Patents

消防指令システム及びその水利指定方法及びそれに対応する消防車両 Download PDF

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Abstract

【課題】水利共倒れを回避した水利指定を行う消防指令システム及びその水利指定方法及びそれに対応する消防車両を提供する。【解決手段】火災の通報を受けて各署所の消防車両に対して出動指令を行う消防指令システムであって、水利位置含む地図情報と火災情報と車両情報と管網モデルを有し、地図情報と火災情報から火点周辺の一定距離内にある複数の水利に利用優先度を付けた水利リストを作成する水利リスト作成部と、火災情報と車両情報に基づき出動車両を隊編成する隊編成作成部と、管網モデルの各水利から想定量で放水した場合の各水利の圧力を計算する管網計算部と、水利リストと隊編成と管網計算部の計算結果に基づき同時放水時も圧力が一定以上となるような水利の組合せを決定した上で各水利に近い順に車両を割り当てる水利指定部を備え、水利指定部での水利と車両の組合せ及び各水利の圧力を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、消防車両が使用する消防水利を適切に割り当てる消防指令システムに関する。
消防指令システムは、火災の通報を受けた場合、火災地点を特定し、どの署所からどの車両を出動させるか、どの消防水利(消火栓)を使うかを決定し、各署所の消防車両に対して出動指令を行う。
本技術分野における従来技術として特許文献1がある。特許文献1には、消防水利の奪い合いが起きないよう予め各車両に利用水利を指定することを目的に、火災現場と消火栓と車両の距離が最短になるように、車両に水利を割り当てる消防システムが開示されている。
特開2015−184963号公報
特許文献1に記載の消防システムは、複数水利(消火栓)からの放水時、圧力低下により放水困難となる現象である“水利共倒れ”について考慮されていない。迅速な消火活動には同時放水可能な水利指定が必要であり、水利共倒れが発生すると、消火活動が出来なくなるとともに、水利共倒れ発生時に、その原因や復旧方法についても考慮されておらず、消火活動に支障を来たす可能性がある。
本発明の目的は、上記課題を解決するため、水利共倒れを回避した水利指定を行う消防指令システムを提供することにある。
本発明は、上記背景技術及び課題に鑑み、その一例を挙げるならば、火災の通報を受けて各署所の消防車両に対して出動指令を行う消防指令システムであって、記憶部と表示部と制御部とを有し、記憶部は、水利位置含む地図情報と火災情報と車両情報と管網モデルを有し、制御部は、地図情報と火災情報から火点周辺の一定距離内にある複数の水利に利用優先度を付けた水利リストを作成する水利リスト作成部と、火災情報と車両情報に基づき出動車両を隊編成する隊編成作成部と、管網モデルの各水利から想定量で放水した場合の各水利の圧力を計算する管網計算部と、水利リストと隊編成と管網計算部の計算結果に基づき同時放水時も圧力が一定以上となるような水利の組合せを決定した上で各水利に近い順に車両を割り当てる水利指定部を備え、表示部は、水利指定部での水利と車両の組合せ及び各水利の圧力を表示する。
本発明によれば、水利共倒れを回避した水利指定を行う消防指令システム及びその水利指定方法及びそれに対応する消防車両を提供することができる。
実施例1における消防指令システムを含む全体の構成ブロック図である。 実施例1における消防指令システムの概要処理フロー図である。 実施例1における水利リスト作成部の詳細処理フロー図である。 実施例1における水利指定部の詳細処理フロー図である。 実施例1における消防指令システムの表示部及び消防車両の表示部に共通の表示画面である。 実施例2における消防指令システムを含む全体の構成ブロック図である。 実施例2における水利指定部の詳細処理フロー図である。 実施例3における消防指令システムを含む全体の構成ブロック図である。 実施例3おける消防車両の表示部の表示画面である。 実施例4における消防指令システムの表示部及び消防車両の表示部に共通の表示画面である。 実施例7における消防指令システムを含む全体の構成ブロック図である。 実施例7における消防車両の表示部の表示画面である。 実施例8における消防指令システムを含む全体の構成ブロック図である。 実施例8における消防車両の表示部の表示画面である。 実施例9における消防指令システムを含む全体の構成ブロック図である。 実施例9における消防指令システムの表示部及び消防車両の表示部に共通の表示画面である。 実施例10における消防指令システムを含む全体の構成ブロック図である。 実施例10における水利指定部の詳細処理フロー図である。 実施例10における消防指令システムの表示部及び消防車両の表示部に共通の表示画面である。
以下、本発明の実施例について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施例における消防指令システムを含む全体の構成ブロック図である。図1において、消防指令システム100は、入力部101、通信部102、記憶部120、表示部103、及び、これらを制御する制御部110を備えている。また、制御部110は、水利リスト作成部111、隊編成作成部112、水利指定部113、管網計算部114を有する。また、記憶部120は、火災情報DB(Data Base)121、地図情報DB122、車両情報DB123、管網モデルDB124を有する。なお、消防指令システム100からの指令は、ネットワーク200を介して、消防車両300に伝達される。
なお、図1の消防指令システム100は、ハードウェアイメージとしては、一般的な情報処理装置である、処理装置(CPU)と記憶装置(メモリ)と入出力インターフェース(I/F)と表示装置を有する装置によって実現される。すなわち、制御部110の処理は、記憶装置に格納されたそれらの処理プログラムをCPUがソフトウェア処理することにより実行される。また、記憶部120は記憶装置に対応する。また、入力部101、通信部102が入力I/Fに対応する。また、表示部103は表示装置に対応する。
消防指令システム100において、入力部101は、火災情報(火災位置、火災種別、規模等)の入力や、水利指定実行を行う。また隊編成結果や水利指定結果の修正等のための入力も可能である。通信部102は、火災情報や水利指定結果を各車両に通達する。表示部103は、地図画面上に火点位置、水利位置、車両部署、圧力が表示される。詳細は後述の図5の表示画面を示した図で説明する。
また、制御部110における、水利リスト作成部111は、火災情報と地図情報(水利位置含む)から、火災地点周辺の消火栓水利を抽出し、火点からの距離などに応じて利用優先度を付けた水利リストを作成する。詳細は図3の水利リスト作成部の詳細処理フロー図で説明する。
隊編成作成部112は、火災情報に基づき、どの署所からどの車両を出動させるか決定する。水利指定部113は、隊編成結果、水利リスト、後述する管網計算を用いて、同時放水時に圧力が一定以上確保できる水利の組合せを算出し、各水利に近い順に車両を割り当てる。詳細は後述の図4の水利指定部の詳細処理フロー図で説明する。管網計算部114は、水利リストと、水利指定部113から与えられた部署水利の組合せを用いて、水路管の管網モデルの該当水利に想定放水量を割り当て、管網計算を実行し、水利リスト上の各水利の圧力を返却する。
また、記憶部120における、火災情報DB121は、火災地点、火災種別、火災規模などの情報を火災別に記録、管理している。地図情報DB122は、道路、建造物、自然物などの一般的な地図情報を記録、管理し、また、標高情報や、消火栓水利、防火水槽、自然水利の位置、能力を記録、管理している。車両情報DB123は、消防局が所有する車両の、現在地、性能、現在状況等を記録、管理している。管網モデルDB124は、管網計算に必要な水路管の管網モデルを記録、管理している。
消防車両300は、消防指令システム100から送信された情報を受信する通信部301と、表示部302、地図情報DB304と、これらを制御する制御部303を有している。
通信部301は、消防指令システム100から火災情報、部署水利等を受信する。また消火活動時に一般的に行われる各種通信(車両位置を送信、消火活動状況報告等)も受信する。表示部302は、車載端末などの画面に、地図、火災地点、部署水利および圧力等を表示する。地図情報DB304は、消防指令システム100の地図情報DB122と同様の、道路、建造物、自然物などの一般的な地図情報を記録、管理し、また、標高情報や、消火栓水利、防火水槽、自然水利の位置、能力を記録、管理している。
図2は、本実施例における消防指令システム100の行う全体の概要処理フロー図である。図2において、まず、ステップS21で、水利リスト作成部111を実行し利用優先順位付き水利リストを取得する。そして、ステップS22で、隊編成作成部112を実行し、隊編成情報を取得する。そして、ステップS23で、水利指定部113を実行し、水利リストと隊編成の情報を基に、同時放水時も一定以上の圧力が確保できる水利の組合せを決定し、車両ごとの部署水利を決定する。そして、ステップS24で、水利指定結果を消防指令システム、車両画面に表示する。
図3は、本実施例における水利リスト作成部111の詳細処理フロー図である。図3において、まず、ステップS31で、地図情報、火災情報より火災地点から一定距離内にある水利をリスト化する。そして、ステップS32で、水利のうち利用できない物をリストから除外する。そしてステップS33で、水利に利用優先度を付与し、優先度に応じて並び替える。
図4は、本実施例における水利指定部113の詳細処理フロー図である。図4において、まず、ステップS41で、水利リスト作成部111で取得した利用優先順位付水利リストと隊編成作成部112で取得した隊編成情報(必要水利数n)を取得する。次に、ステップS42で、部署中の車両と水利が紐づいた情報リストである部署水利リストを初期化し、ステップS43で利用優先順位付水利リストのインデックスi=1として、ステップS44で、管網モデルの水利iと部署水利リストの水利に想定放水量を設定し、ステップS45で管網計算を実行する。これにより、放水時の各水利の圧力を算出する。そして、ステップS46で、部署水利リストの水利および水利iで圧力が一定値以上かどうかを判定する。ステップS46で圧力が一定値以上の場合は、同時放水可能な(共倒れしない)水利の組み合わせと判断し、ステップS47で水利iを部署水利リストに追加する。
そして、ステップS48で、部署水利数が必要水利数nかを判断し、NOであれば、ステップS49で優先順位付水利リストのインデックスi=1+1として、ステップS44に戻り、部署水利数が必要水利数nとなるまでS44からS47処理を繰り返す。ステップS46で圧力が一定値以上でない場合は、部署水利リストに追加せずに、ステップS49でi=1+1として、ステップS44に戻り同様の処理を繰り返す。そして、ステップS48で、部署水利数が必要水利数nになると、ステップS50で、部署水利リストの各水利と、隊編成の各車両の距離が最短となるよう部署水利を決定する。すなわち、各水利と車両の結び付けを決定する。
このように、水利リストと隊編成の情報を基に、同時放水時も一定以上の圧力が確保できる水利の組合せを決定する。また、単純に水利リストの優先順位の高い水利から、順に放水量を割り当てつつ圧力計算を行うことで決定する。また、圧力が一定値以下となる場合は、対象水利を部署不能として次に優先度の高い水利の利用を検討する。
図5は、本実施例における消防指令システム100の表示部103及び消防車両300の表示部302に共通の表示画面である。図5に示すように、表示画面上には、道路51、建物52、自然物(川53等)に加え、水路管の管網54(黒線、太さは口径)、水利55、火点56が表示されている。また、水利指定完了後には、各水利にどの車両が部署したか表示され、同時放水時に想定される圧力が表示される。また、圧力の単位は自由に変更可能であり、表示はレイヤーの重なりで表現されており、各項目は自由に表示有り無しを変更できる。
以上のように、本実施例によれば、水利共倒れを回避した水利指定を行う消防指令システムを提供することができる。
本実施例は、既に部署中の車両に影響がないよう、追加車両を水利指定する例について説明する。
図6は、本実施例における消防指令システムを含む全体の構成ブロック図である。図6において、図1と同じ機能は同じ符号を付し、その説明は省略する。図6において、図1と異なる点は、出動状況DB125を有する点である。
出動状況DB125は、出動中の車両リストを記録、管理し、各車両の、位置、部署水利、担当火災、現在状況を記録、管理する。
また、入力部101は、追加火災情報の入力や、追加水利指定の実行を行う。また、隊編成作成部112は、火災状況と出動状況を考慮し、追加出動すべき車両を指定する。また、水利指定部113は、出動状況に基づき、部署中の車両に影響が無いよう水利指定を実施する。
図7は、本実施例における水利指定部113の詳細処理フロー図である。図7において、まず、ステップS71で、水利リスト作成部111で取得した利用優先順位付水利リストと隊編成作成部112で取得した追加隊編成情報(必要水利数n)と出動状況DB125から出動状況を取得する。次に、ステップS72で部署水利リストを出動車両状況で初期化し、ステップS73で利用優先順位付水利リストのインデックスi=1として、ステップS74で、管網モデルの水利iと部署水利リストの水利に想定放水量を設定し、ステップS75で管網計算を実行する。これにより、放水時の各水利の圧力を算出する。そして、ステップS76で、部署水利リストの水利および水利iで圧力が一定値以上かどうかを判定する。ステップS76で圧力が一定値以上の場合は、同時放水可能な(共倒れしない)水利の組み合わせと判断し、ステップS77で(出動済み車両の車両標高−水利標高)<(圧力−バッファ)かを判断する。これは、追加車両の放水によって圧力が低下するが、車両と水利との標高差よりも、余裕圧であるバッファを差し引いた圧力が大きければ影響なしと判断するものである。そして、ステップS77でYESならばステップS78で水利iを部署水利リストに追加する。
そして、ステップS79で、新しく部署したい水利数である、部署水利数−出動車両数、が必要水利数nかを判断し、NOであれば、ステップS80で優先順位付水利リストのインデックスi=1+1として、ステップS74に戻り、部署水利数−出動車両数が必要水利数nとなるまでS74からS78の処理を繰り返す。ステップS76で圧力が一定値以上でない場合、及び、ステップS77でNOの場合は、部署水利リストに追加せずに、ステップS80でi=1+1として、ステップS74に戻り同様の処理を繰り返す。そして、ステップS79で、新しく部署したい水利数が必要水利数nになると、ステップS81で、部署水利リストの各水利と、追加隊編成の各車両の距離が最短となるよう部署水利を決定する。
すなわち、本実施例では、出動状況(出動車両リスト、部署水利、および車両位置を取得)を追加で取得し、予め部署水利リストに加えておく処理を追加し、追加で出動した車両が放水した際に、出動済み車両の放水に影響が出ないように、管網計算の結果、出動済み車両の水利の圧力が一定値以上で、かつ水利と車両の標高差が余裕圧を差し引いた圧力値以内でなければならないように水利を選定する。
以上のように、本実施例によれば、追加車両の部署に対しても、出動済み車両の放水に影響が出ないようにして、水利共倒れを回避した水利指定を行う消防指令システムを提供することができる。
本実施例は、車両配置可能範囲を表示する例について説明する。
図8は、本実施例における消防指令システムを含む全体の構成ブロック図である。図8において、図1と同じ機能は同じ符号を付し、その説明は省略する。図8において、図1と異なる点は、消防車両300が制御部800として車両配置可能範囲特定部801を有する点である。すなわち、制御部800は、入力部101、通信部102、記憶部120、表示部103を制御するとともに、車両配置可能範囲特定部801の機能を有し、格納されたその処理プログラムをソフトウェア処理することによりその機能を実行する。
車両配置可能範囲特定部801は、地図情報として有する標高情報と部署水利の圧力を基に、水利標高+圧力以下の標高となる配置可能なエリアを車両配置可能範囲として計算する。そして、表示部302は、車両配置可能範囲を表示画面に表示する。
図9は、本実施例における消防車両300の表示部302の表示画面である。図9において、図5と同じ構成は同じ符号を付し、その説明は省略する。図9において図5と異なる点は、標高をメッシュ状に表示した標高メッシュ90と車両配置可能範囲91が表示される点である。
図9において、車両Bの部署水利の圧力は0.12[Mpa]≒12[m]であり、水利と車両の標高差が12m以上ある場合は放水不能となる。従って、表示画面上に水利との標高差が12m以内となるエリアを車両配置可能範囲として表示し、この範囲内の場所に車両を停車するよう促している。なお標高差は12m丁度ではなく、多少バッファを持った値で設定する方が良い。すなわち、(車両標高−水利標高)<(水利圧力−バッファ)とすればよい。
このように、表示画面上に車両配置可能範囲を表示することで、出動車両が部署する水利をどの位置から利用すべきか提示することが出来、水利の圧力と標高情報に基づいて車両が配置可能となるので、水利共倒れを回避した消火活動を実施できる。
本実施例は、火点と水利に標高差がある場合に、表示画面へ車両配置位置に注意が必要なことを警告する例について説明する。
本実施例における消防指令システムを含む全体の構成ブロック図は、図1と同じであるので、図1を参照して説明する。
図1において、消防指令システム100の地図情報DB122、火災情報DB121は、水利、火点の標高データを追加する。また、表示部103は、火点と水利に標高差がある場合、該当水利に標高差有の警告表示を行う。また、また、消防車両300の表示部302は、標高差有の警告を表示する。
図10は、本実施例における消防指令システム100の表示部103及び消防車両300の表示部302に共通の表示画面を示した図である。図10において、図5と同じ構成は同じ符号を付し、その説明は省略する。図10において図5と異なる点は、車両Bの部署において、“標高差有“の表示があることである。すなわち、火点が水利よりも高い位置にあり、かつその標高差が水利の圧力以上である場合、放水時の圧力不足となる可能性があるので車両の停車位置に注意が必要である。従って、表示部103及び表示部302の表示画面に標高差注意の警告を表示し、出動車両に注意を促すことで、現場での確実な放水を支援する。なお、この表示は、車両が出動する前の注意喚起として使用する場合は、消防指令システム100の表示部103のみに行い、消防車両300の表示部302には行わなくてもよい。
このように、本実施例によれば、火点と水利に標高差がある場合に、表示画面へ車両配置位置に注意が必要なことを警告することができ、迅速な消火活動を実施できる。
本実施例は、消火栓水利からの同時放水時に圧力が確保できない場合、防火水槽や自然水利を利用する例について説明する。
本実施例における消防指令システムを含む全体の構成ブロック図は、図1と同じであるので、図1を参照して説明する。
図1において、消防指令システム100の水利リスト作成部111は、消火栓水利リストとは別に、火災地点周辺の防火水槽・自然水利を抽出し、火災地点からの距離順などで優先順位を付けた防火水槽・自然水利リストを作成する。
ここで、本実施例における水利リスト作成部の処理フローとしては、図3と同じであるので、図3を参照して説明する。図3において、本実施例における水利リスト作成部は、ステップS31における、地図情報、火災情報より火災地点から一定距離内にある水利をリスト化、とあるうちの水利に、消火栓に加えて自然水利、防火水槽を含む。また、ステップS33における利用優先度付与においては、防火水槽、自然水利は消火栓水利よりも優先度を低く設定する。これにより水利リストを作成する。
そして、水利指定部113は、水利リスト内の水利に部署不能な場合に、防火水槽、自然水利の利用を検討する。また、地図情報DB122は、自然水利、防火水槽情報を追加する。また、表示部103は、防火水槽、自然水利を表示する。また、消防車両300の表示部302は、防火水槽、自然水利を表示する。
このように、本実施例によれば、消火栓水利からの同時放水時に圧力が確保できない場合、防火水槽や自然水利を利用することができ、迅速な消火活動を実施できる。
本実施例は、火点周辺の圧力、管網構造から、水利指定の必要性を判断し、不要と判断できれば水利指定なしでの出動を可能とする例について説明する。
本実施例における消防指令システムを含む全体の構成ブロック図は、図1と同じであるので、図1を参照して説明する。
図1において、消防指令システム100の水利指定部113は、水利リスト内の水利について、いかなる組合せで放水した場合も圧力確保できる場合に、水利指定を不要と判断する。なお、処理の簡略化のために、水利リストの内の、管口径が一定値以下のものについてのみ、いかなる組み合わせで放水した場合も圧力が一定以上確保できる場合に、水利指定の必要性無と判断する。すなわち、口径が細い管ほど圧力が低下しやすいので、細い管が放水可であれば太い管も放水可となるためである。
このように、本実施例によれば、火点周辺の圧力、管網構造から、水利指定の必要性を判断し、不要と判断できれば水利指定なしでの出動を可能とできるので、迅速な消火活動を実施できる。
本実施例は、現場車両が部署水利の変更を願い出た場合に、新たな水利を指定する例について説明する。
図11は、本実施例における消防指令システムを含む全体の構成ブロック図である。図11において、図6と同じ機能は同じ符号を付し、その説明は省略する。図11において、図6と異なる点は、消防車両300が入力部310を有する点である。
図11において、消防指令システム100の水利指定部113は、水利リストのうち、部署変更可能な水利リストを作成し車両側へ通知する。また、通信部102は、車両からの部署水利変更依頼を受信した際に部署変更可能な水利リストを作成し送信する。その後、車両からの部署希望水利を受信し、出動状況DB125を更新する。
消防車両300の通信部301は、車両位置、部署水利等を送信し、また、水利変更依頼を送信し、部署可能水利リストを受信する。また、入力部310は、水利変更依頼と、新水利の指定を入力する。また、表示部302は、部署水利変更依頼時、変更可能な水利リストを表示する。
図12は、本実施例における消防車両300の表示部302の表示画面である。図12は、車両Bの表示部302の表示画面を示しており、車両Bが何らかの原因で部署水利の変更を依頼した場合、消防指令システム100側で候補水利リストを作成し、車両Bへ結果を送信する。図12に示す表示画面には、車両B含め、現在部署中の水利の表示131,132,133、部署変えの可能な水利の表示134,135、部署変更不能な水利の表示136が表示される。
これにより、車両側は、水利情報を基に新しい水利への部署を希望することで、部署変更が可能となる。
本実施例は、車両配置可能範囲内へ侵入するための車両出動ルートを提示する例について説明する。
図13は、本実施例における消防指令システムを含む全体の構成ブロック図である。図13において、図11と同じ機能は同じ符号を付し、その説明は省略する。図13において、図11と異なる点は、消防車両300の制御部800が車両配置可能範囲特定部801、ルート探索部802、ルート比較部803、車両位置特定部804を有する点である。すなわち、制御部800は、通信部301、表示部302、入力部310を制御するとともに、車両配置可能範囲特定部801、ルート探索部802、ルート比較部803、車両位置特定部804の機能を有し、格納されたその処理プログラムをソフトウェア処理することによりその機能を実行する。
本実施例における処理手順としては下記である。まず、入力部310により、ルート探索を指示する。次に、車両配置可能範囲特定部801は、地図情報と、部署水利の圧力を基に、水利標高+圧力以下の標高となる侵入可能なエリアを車両配置可能範囲として計算する。また、ルート比較部から得たルートリストより、ルートごとに到達可能な車両配置可能範囲を計算する。
次に、ルート探索部802は、車両の現在位置から、車両配置可能範囲の各位置へ到達する各ルートを算出する。ルート比較部803は、ルート探索部で得た各ルートにおいて、車両配置可能範囲内へ侵入する前に異なるルートを通るものを抽出し、ルートリストを作成する。車両位置特定部804は、無線通信やGPS等から車両の現在位置を特定する。
表示部302は、車両配置可能範囲への到達ルートを表示、またルートごとに到達可能な車両配置可能範囲を色分け等で表示する。
図14は、本実施例における消防車両300の表示部302の表示画面である。図14は、車両Aの表示部302の表示画面を示している。図14に示すように、表示画面には標高メッシュ90と、車両配置可能範囲が二か所の92、93が提示されている。
車両Aの現在位置140は画面左下、目標水利は画面右上の水利55である。また、現在位置140からは目標水利55に到達するための二つのルートA,Bが示されている。ルートA(画面上側の矢印)は、目標水利近くの車両配置可能範囲92に車両を配置するルートである。ルートB(画面中央の矢印)は、目標水利からは距離があるが、標高、吸水ホースの長さ、および左側の細い道路を使ってホースを伸ばせることから、車両が配置可能となっている車両配置可能範囲93へ誘導するルートである。こちらは火点近くに車両を配置することができる。
このように、本実施例によれば、車両配置可能範囲内へ侵入するための車両出動ルートを提示できるので、車両の移動を背迅かつ正確に行うことができ、迅速な消火活動を実施できる。
本実施例は、出動車両と火点に距離がある場合に、延焼予測を用いて車両到着時の火点状況を想定し水利指定を行う例について説明する。
図15は、本実施例における消防指令システムを含む全体の構成ブロック図である。図15において、図6と同じ機能は同じ符号を付し、その説明は省略する。図15において、図6と異なる点は、消防指令システム100における制御部110が火災シミュレータ部115を有する点である。また、天候情報DB126を有する。
火災シミュレータ部115は、地図情報と建物情報に基づき、指定時間後の延焼状況を予測する。なお、指定時間は、各出動車両の到着時刻から、最も早いものや、平均時間、一定間隔の時間等を用いる。
水利リスト作成部111は、火災シミュレーションに基づき、一定時間後に延焼の危険性が高い地域にある水利を水利リストから除外する。通信部102は、火災シミュレーション結果を通信する。表示部103は、火災シミュレーション結果を表示する。
また、消防車両300側は、通信部301で火災シミュレータ結果を受信し、表示部302で火災シミュレーション結果を表示する。
図16は、本実施例における消防指令システム100の表示部103及び消防車両300の表示部302に共通の表示画面である。図16に示すように、表示画面上には、火災シミュレーション結果として延焼方向の予測結果が扇状に提示されている(160)。その結果、表示画面右側の水利は延焼範囲内にあるため、水利指定先として危険だと判断し、部署対象から除外している。
このように、本実施例によれば、延焼予測を用いて車両到着時の火点状況を想定し水利指定を行うことができるので、適切な水利指定を行うことができ、迅速な消火活動を実施できる。
本実施例は、水利指定なしで出動した後に水利共倒れが発生した場合、水利共倒れ車両を特定し、水利の再指定を行う例について説明する。
図17は、本実施例における消防指令システムを含む全体の構成ブロック図である。図17において、図1と同じ機能は同じ符号を付し、その説明は省略する。図17において、図1と異なる点は、消防車両300に入力部310と、制御部800として車両位置特定部804を有する点である。すなわち、制御部800は、通信部301、表示部302、入力部310を制御するとともに、車両位置特定部804の機能を有し、格納されたその処理プログラムをソフトウェア処理することによりその機能を実行する。
本実施例では、水利指定部113において、水利共倒れを起こしている水利を特定し、対象の水利に部署する車両を別水利へ再部署する。
また、消防車両300側では、通信部301により部署している水利情報を送信し、入力部310で、水利共倒れ情報、部署中の水利情報を送信する。また、車両位置特定部804で、GPS情報等を用いて部署中の水利情報を特定する。すなわち、入力部310で部署水利を特定するか、またはこの機能によって部署水利を特定する。
図18は、本実施例における水利指定部113の詳細処理フロー図である。図18において、図7と同じ機能のステップは同じ符号を付し、その説明は省略する。図18において、まず、ステップS91で、車両からの情報に基づき、どの水利からどの車両が放水しているかの情報を得る。指令システム側で予め情報所持していてもよい。
次に、ステップS92で、部署状況を元に管網計算を実行し圧力不足の水利を特定し、圧力不足の水利に部署している車両、すなわち水利共倒れを起こしている車両を再部署車両リストとして取得し、それ以外の部署中の車両と水利が紐づいた情報リストを部署水利リストとして取得する。そして、ステップS93で、利用優先順位付水利リストを取得する。
その後、図7のステップS73からS78、S80と同じ手順で部署水利リストを追加し、ステップS94で、追加したい水利数である、部署水利数−出動車両数が再部署車両数になるまで処理を繰り返す。そして、追加したい水利数が再部署車両数になると、ステップS95で、部署水利リストの各水利と、再部署車両リストの各車両の距離が最短となるよう部署水利を決定する。
図19は、本実施例における消防指令システム100の表示部103及び消防車両300の表示部302に共通の表示画面である。図19において、図5と同じ構成は同じ符号を付し、その説明は省略する。図19においては、車両B、Cから放水困難の連絡が入った状況を示している。
前提として、まずどの車両がどの水利に部署しているかを判別し、水理計算を行う。その結果車両B、Cの位置において圧力不足となっており、水利共倒れを起こしている結果を得られたとする。次に車両B、Cの圧力を回復するための処理として、図2の手順に則り、各車両の部署先を決定する。その結果車両Cは同一の水利を部署先に当てられたため、水利共倒れに対する対処として待機することを命じられている。一方車両Bは別水利へと割り当てられることが決定し、画面左側の水利へと再部署する必要が出ている。その結果、図19に示すように、車両B、Cについて、部署と圧力、状況、対処が表示される。
このように、本実施例によれば、水利指定なしで出動した後に水利共倒れが発生した場合、水利共倒れ車両を特定し、水利の再指定を行うことができるので、迅速な消火活動を実施できる。
以上実施例について説明したが、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
51:道路、52:建物、53:川、54:管網、55:水利、56:火点、100:消防指令システム、101:入力部、102:通信部、120:記憶部、103:表示部、110:制御部、111:水利リスト作成部、112:隊編成作成部、113:水利指定部、114:管網計算部、115:火災シミュレータ部、121:火災情報DB、122:地図情報DB、123:車両情報DB、124:管網モデルDB、125:出動状況DB、126:天候情報DB、200:ネットワーク、300:消防車両、301:通信部、302:表示部、303:制御部、304:地図情報DB、310:入力部、801:車両配置可能範囲特定部、802:ルート探索部、803:ルート比較部、804:車両位置特定部。

Claims (11)

  1. 火災の通報を受けて各署所の消防車両に対して出動指令を行う消防指令システムであって、
    記憶部と表示部と制御部とを有し、
    前記記憶部は、水利位置含む地図情報と火災情報と車両情報と管網モデルを有し、
    前記制御部は、
    前記地図情報と前記火災情報から火点周辺の一定距離内にある複数の水利に利用優先度を付けた水利リストを作成する水利リスト作成部と、
    前記火災情報と前記車両情報に基づき出動車両を隊編成する隊編成作成部と、
    前記管網モデルの各水利から想定量で放水した場合の各水利の圧力を計算する管網計算部と、
    前記水利リストと前記隊編成と前記管網計算部の計算結果に基づき同時放水時も圧力が一定以上となるような水利の組合せを決定した上で各水利に近い順に車両を割り当てる水利指定部を備え、
    前記表示部は、前記水利指定部での水利と車両の組合せ及び各水利の圧力を表示することを特徴とする消防指令システム。
  2. 請求項1に記載の消防指令システムであって、
    前記記憶部は、出動車両のリストと部署水利と車両位置と車両標高を含む、車両の出動状況の情報である出動状況情報を有し、
    前記隊編成作成部は、前記火災情報と前記出動状況に基づき追加の出動車両を隊編成し、
    前記水利指定部は、部署情報と、前記水利リストと、前記追加の出動車両の情報と、前記管網計算部の計算結果に基づき、部署中水利と追加部署水利からなる全部署水利での同時放水によって圧力が一定以上、かつ部署中水利の圧力が、水利標高と車両標高の差以下とならない水利の組合せを決定した上で、各水利に近い順に追加車両を割り当てることを特徴とする消防指令システム。
  3. 請求項1に記載の消防指令システムからの出動指令を受ける消防車両であって、
    通信部と表示部と記憶部と制御部とを有し、
    前記記憶部は標高情報を含む地図情報を有し、
    前記通信部は、前記水利指定部からの情報を受信し、
    前記制御部は、水利の圧力と前記標高情報に基づいて車両が配置可能な車両配置可能範囲を特定する計算部を備え、
    前記表示部は前記水利と車両の組合せに加えて、前記車両配置可能範囲を地図上に表示することを特徴とする消防車両。
  4. 請求項1に記載の消防指令システムであって、
    前記表示部は、車両が部署した水利と火点に、水利の圧力以上の標高差がある場合に、標高差があることを表示することを特徴とする消防指令システム。
  5. 請求項1に記載の消防指令システムであって、
    前記地図情報は防火水槽情報と自然水利情報を含み、
    前記水利リスト作成部は、前記防火水槽情報と前記自然水利情報を用いて、防火水槽または自然水利を含めて利用優先度を付けた水利リストを作成し、
    前記水利指定部は、水利リスト内に残っている何れの水利にも部署できない場合に、火点に近い順に前記防火水槽または前記自然水利の利用を決定することを特徴とする消防指令システム。
  6. 請求項1に記載の消防指令システムであって、
    前記水利指定部は、前記水利リストの内、管口径が一定値以下のものについて、いかなる組み合わせで放水した場合も圧力が一定以上確保できる場合に、水利指定の必要性無と判断することを特徴とする消防指令システム。
  7. 請求項2に記載の消防指令システムであって、
    通信部を有し、
    前記水利リスト作成部は、前記通信部を介して受信した消防車両からの部署水利の変更依頼に対して、当該消防車両の部署済み水利を除いた水利リストを作成し、
    前記水利指定部は、前記水利リストの内、部署変更可能な水利リストを作成し、
    前記通信部は、前記部署変更可能な水利リストを前記消防車両に送信することを特徴とする消防指令システム。
  8. 請求項3に記載の消防車両であって、
    前記地図情報は道路情報を含み、
    前記制御部は、
    車両の現在位置を特定する車両位置特定部と、
    前記車両の現在位置と前記道路情報に基づき、指定地点までのルートを探索するルート探索部と、
    前記車両配置可能範囲内の各所に到達するためのルートを比較し、到達ルートが異なるものを抽出するルート比較部を備え、
    前記表示部は、ルートと、ルートごとに到達可能な車両配置可能範囲を地図上に表示することを特徴とする消防車両。
  9. 請求項1に記載の消防指令システムであって、
    前記記憶部は、天候情報を有し、
    前記地図情報は建造物情報を含み、
    前記制御部は、前記火災情報と前記天候情報と前記地図情報を入力として一定時間ごとの延焼状況を予測する火災シミュレータ部を備え、
    前記水利リスト作成部は、前記水利リストから延焼地域内にある水利を除外した上で、火点周辺の一定距離内にある水利に利用優先度を付けた水利リストを作成することを特徴とする消防指令システム。
  10. 火災の通報を受けて各署所の消防車両に対して出動指令を行う消防指令システムであって、
    記憶部と表示部と通信部と制御部とを有し、
    前記通信部は、前記消防車両の車両位置情報を受信し、
    前記記憶部は、水利位置含む地図情報と火災情報と車両情報と管網モデルを有し、
    前記制御部は、
    前記地図情報と前記火災情報から火点周辺の一定距離内にある複数の水利に利用優先度を付けた水利リストを作成する水利リスト作成部と、
    前記火災情報と前記車両情報に基づき出動車両を隊編成する隊編成作成部と、
    前記管網モデルの各水利から想定量で放水した場合の各水利の圧力を計算する管網計算部と、
    前記地図情報と前記車両位置情報に基づき各車両の部署水利と位置と標高とを特定する部署水利情報作成部と、前記部署水利の情報と前記管網計算部の計算結果と前記車両の標高に基づき水利共倒れ車両を特定する水利共倒れ車両リスト作成部を備え、前記水利リストと前記隊編成と前記管網計算部の計算結果に基づき同時放水時も圧力が一定以上となるような水利の組合せを決定した上で各水利に近い順に前記水利共倒れ車両を割り当てる水利指定部を備えることを特徴とする消防指令システム。
  11. 火災の通報を受けて各署所の消防車両に対して出動指令を行う消防指令システムの水利指定方法であって、
    地図情報と火災情報から火点周辺の一定距離内にある複数の水利に利用優先度を付けた水利リストを作成し、
    火災情報と車両情報に基づき出動車両を隊編成し、
    管網モデルの各水利から想定量で放水した場合の各水利の圧力を計算し、
    前記水利リストと前記隊編成と前記計算した各水利の圧力に基づき同時放水時も圧力が一定以上となるような水利の組合せを決定した上で各水利に近い順に車両を割り当てることを特徴とする消防指令システムの水利指定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115400383A (zh) * 2022-08-23 2022-11-29 兰州博阳软件工程有限公司 一种消防救援管理方法及系统
KR102606669B1 (ko) * 2022-09-28 2023-11-29 주식회사 우리특장 IoT를 이용한 소방차의 화재진화성능 향상 및 유지관리 방법 및 시스템

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