JP2021004051A - 体液吸収性着用物品を収納する袋 - Google Patents

体液吸収性着用物品を収納する袋 Download PDF

Info

Publication number
JP2021004051A
JP2021004051A JP2019117741A JP2019117741A JP2021004051A JP 2021004051 A JP2021004051 A JP 2021004051A JP 2019117741 A JP2019117741 A JP 2019117741A JP 2019117741 A JP2019117741 A JP 2019117741A JP 2021004051 A JP2021004051 A JP 2021004051A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
surface portion
paper
plastic film
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019117741A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021004051A5 (ja
JP7335037B2 (ja
Inventor
光大 古屋
Mitsuhiro Furuya
光大 古屋
秀一 藤川
Shuichi Fujikawa
秀一 藤川
花尻 武
Takeshi Hanajiri
武 花尻
森川 良樹
Yoshiki Morikawa
良樹 森川
加代子 柏木
Kayoko Kashiwagi
加代子 柏木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unicharm Corp
Original Assignee
Unicharm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unicharm Corp filed Critical Unicharm Corp
Priority to JP2019117741A priority Critical patent/JP7335037B2/ja
Priority to TW109114266A priority patent/TW202106578A/zh
Priority to PCT/JP2020/024606 priority patent/WO2020262379A1/ja
Publication of JP2021004051A publication Critical patent/JP2021004051A/ja
Publication of JP2021004051A5 publication Critical patent/JP2021004051A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7335037B2 publication Critical patent/JP7335037B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D75/00Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
    • B65D75/52Details
    • B65D75/58Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D85/00Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials
    • B65D85/07Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for compressible or flexible articles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Bag Frames (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Abstract

【課題】開封を容易にするとともに、その袋に紙とプラスチックフィルムとが使用されている場合には、紙とプラスチックフィルムとの分別をも容易にすることができる、複数の体液吸収性着用物品を収納する装の提供。【解決手段】複数の体液吸収性着用物品3を収納する袋2において、少なくとも一部分が紙によって形成されていて、上下方向Yにおいて対向する頂部6と底部7、および頂部6と底部7との間に形成される周面部8とを有し、周面部8には、袋2に対する開封手段31が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の使い捨ての体液吸収性着用物品を収納して封が施されている袋に関する。
使い捨ての体液吸収性着用物品を収納する袋にプラスチックフィルムを使用することは周知である。また、袋に紙を使用してプラスチックフィルムの使用量を減らそうとする試みのあることもよく知られている。
特許文献1には、資源が節約できる包装体として、主体部が紙材料により形成され、封止部が熱可塑性の合成樹脂フィルムにより形成された包装体が開示されている。
特許文献2には、フィルム層と紙層とを含み、使い捨て吸収性物品等の複数の物品を収容するパッケージが開示されている。
特許文献3は、紙おむつ等の包装袋を提供するもので、その包装体はプラスチックシートで形成される。この包装体では、上開口部のシールラインよりも下方で充填収容される被包装物の上面またはその近傍に至るまでの間で包装袋の底面と概ね平行に破断線を形成することによって、紙おむつを取り出し易くする。
特開2008−18959号公報 特開2019−59552号公報 特開2001−301859号公報
包装体等に紙およびプラスチックフィルムを使用する特許文献1,2に記載の発明には、包装体から被包装物を開封するための手段までが開示されているとはいえない。また、特許文献3に記載の発明では、紙おむつを取り出し易くするための破断線を得ることができても、その破断線において包装袋を容易に破ることができる手段までは開示されていない。また、特許文献1,2,3に記載の包装体や袋は、少なくとも一部分にプラスチックフィルムを使用するものであるが、プラスチックフィルムの処分に関する配慮は見当たらない。
本発明は、使い捨ておむつ等の使い捨ての体液吸収性着用物品が収納されて封が施されている袋において、その袋の開封を容易にするとともに、その袋に紙とプラスチックフィルムとが使用されている場合には、紙とプラスチックフィルムとの分別を容易にすることをも課題にしている。
前記課題を解決するために本発明が対象とするのは、複数の体液吸収性着用物品を収納して封が施されている袋である。
本発明に係る袋は、前記袋が上下方向と横方向と前後方向とを有し、前記袋の少なくとも一部分が紙によって形成されていて、前記上下方向において対向する頂面部と底面部、および前記頂面部と前記底面部との間に形成される周面部を有し、前記周面部には、前記袋に対する開封手段が形成されていることを特徴とする。
本発明に係る袋の実施態様の一つにおいて、前記周面部が前面部と、後面部と、両側面部とを含み、前記開封手段が少なくとも前記前面部および前記前面部と前記側面部との間に介在する角部のいずれかに形成されている。
本発明に係る袋の実施態様の一つにおいて、前記開封手段には、前記周面部に形成されていて前記袋の開封のために使用する摘持部が含まれる。
本発明に係る袋の実施態様の一つにおいて、前記袋の内側では、少なくとも上下二段を形成するように前記着用物品が積み重ねられていて、前記開封手段が前記上下二段の境界に対応する部位と、その部位の上下30mmの幅の範囲とのいずれかに形成されている。
本発明に係る袋の実施態様の一つにおいて、前記開封手段を使用して前記袋を開封すると、前記袋が前記上段を含む部分と前記下段を含む部分とに分かれ、前記周面部のうちで前記開封手段が形成されていない部分をヒンジ部分として、前記袋の前記上段を含む部分を旋回させることができる。
本発明に係る袋の実施態様の一つにおいて、前記袋の一部分が前記紙によって形成され、前記袋のその他の部分がプラスチックフィルムによって形成され、前記紙の少なくとも一部分と前記プラスチックフィルムの少なくとも一部分とが重なりあって剥離不能に接合している。
本発明に係る袋の実施態様の一つにおいて、前記袋は、前記紙とプラスチックフィルムとのラミネートシートで形成され、前記紙と前記プラスチックフィルムとが互いに接する面の全体および互いに接する面の一部分のいずれかにおいて接合している。
本発明に係る袋の実施態様の一つにおいて、前記開封手段が一条のミシン目、環状に延びるミシン目、環状に延びるハーフカット、開封テープのいずれかである。
本発明に係る袋の実施態様の一つにおいて、前記環状に延びるハーフカットは、前記紙を前記袋の外面側にして前記紙と前記フィルムとが重なる部位に形成されていて、前記ハーフカットの内側では、前記フィルムが上方部分と下方部分とに分かれている。
本発明に係る袋の実施態様の一つにおいて、前記周面部において露出している前記紙の一区画には、バイオマスインクを使用した印刷部が形成されている。
本発明に係る袋の実施態様の一つにおいて、前記一区画の占める面積は、前記袋において露出している前記紙の面積の10%未満の面積である。
本発明に係る袋の実施態様の一つにおいて、前記開封手段による開封後、前記開口の周縁には前記開封手段の痕跡が生じるとともに、前記周縁の内側には前記紙に重なることのない状態にある前記プラスチックフィルムが現れる。
本発明に係る袋の実施態様の一つにおいて、前記体液吸収性着用物品が前記体液吸収性着用物品の横方向および該横方向に交差する縦方向のいずれかの方向に延びる折曲部において折り重ねられていて、複数の前記着用物品は前記折曲部が向かい合うように積み重ねられる状態で前記袋に収納されている。
本発明に係る袋の実施態様の一つにおいて、前記体液吸収性着用物品が使い捨てのおむつであって、前記折曲部が前記おむつの股下域にある。
本発明に係る袋では、少なくとも一部分が紙によって形成されているから、袋においてのプラスチックフィルムの使用量を減らすことが可能になる。この袋におけるミシン目等の開封手段には袋に対する摘持部が含まれていることによって開封作業が容易になる。また、この袋における紙とプラスチックフィルムは、互いに接する面の一部分で接合していることによって、紙とそのフィルムとの分別が容易になる。
図面は、本開示に係る本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
袋を含む包装体の部分破断斜視図。 図1の包装体の一部分を旋回させたときの状態を示す図。 図1の袋とは異なる態様の袋を含む図1と同様な図。 図3のIV−IV線断面図。 袋の実施態様の一例を示す図。 袋の他の実施態様の一例を示す図。 袋のさらに他の実施態様の一例を示す図。 図7の包装体の一部分を旋回させたときの状態を示す図。 袋のさらに他の実施態様の一例を示す図。 図9の包装体の頂部を旋回させたときの状態を示す図。
添付の図面を参照して、本発明の詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1は、本発明に係る袋2を含む包装体1の部分破断斜視図である。包装体1は、袋2と収容物とを有する。収容物は、使い捨ての体液吸収性着用物品であって、図には使い捨ての体液吸収性着用物品の一例として複数の使い捨てのパンツ型おむつ3が示されている。
図1において、袋2は、クラフトパルプおよび古紙パルプのうちの少なくとも一方を含む紙によって形成されたガゼット袋であるが、図にはガゼットの図示が省略されている。袋2は、図の上下方向Yにおいて互いに対向する頂部6と底部7とを有し、これら両部6,7の間には周面部8が形成されている。頂部6には指の挿入孔9を有する吊持部10が形成されている。底部7は、包装体1を床面等に静置することができるよう平坦になっている。周面部8は、胴部とも呼ぶことができる部位ではあるが、図では角筒状に形成された例が示されていて、横方向Xにおいて互いに対向する第1,第2側面部11,12と、前後方向Zにおいて互いに対向する前面部13と後面部14とを有する。ただし、包装体1を小売店舗等で陳列するときに、購買者に対して優先的に見せようとする面が包装体1にあるときには、その面を前面部(正面部)という。
図示例においては、前面部13と後面部14とには格別の差違はなく、前面部13を後面部と呼び、後面部14を前面部と呼ぶこともできる。袋2の周面部8の周方向Wでは、第1側面部11と前面部13との間、前面部13と第2側面部12との間、第2側面部12と後面部14との間、および後面部14と第1側面部11との間に、第1,第2,第3,第4角部16,17,18,19が形成されている。
このような袋2においての収容物であるパンツ型おむつ3は、おむつ着用者の身体を覆う前胴回り域21と、後胴回り域22と、股下域23とを有し、これら各域21,22,23によって胴回り開口24と一対の脚回り開口25とが形成されている。股下域23は、折曲部26において二つに折り重ねられた状態にある。袋2の内側では、複数のおむつ3が折曲部26を上方に向けて横方向Xに並ぶ下段27と、複数のおむつ3が折曲部26を下方に向けて横方向Xに並ぶ上段28とが形成されていて、下段27と上段28との間では、折曲部26どうしの接触部位30がある。ただし、本発明において、おむつ3等の体液吸収性着用物品を袋2に収納するときの態様が特に限定されるということはない。しかし、その体液吸収性物品の形状や大きさによっては、その物品の横方向に延びる折曲部や縦方向に延びる折曲部において、その物品が折り重ねられていると好ましいという場合がある。また、そのときの体液吸収性着用物品どうしは、折曲部どうしが向かい合う態様で袋2に収容されているのが好ましいという場合がある。
袋2では、横方向Xおよび前後方向Zにおいて接触部位30と向き合うように対応している部分に、周方向Wへ延びる一条の周方向ミシン目31が形成されている。周方向ミシン目31は、本発明における開封手段であって、その一例は、図示の如く、前面部13と第1,第2側面部11,12とに形成されていて、第4角部19または第4角部19の手前に第1端部31aを有し、第3角部18または第3角部18の手前に第2端部31bを有する。袋2ではまた、袋2を開封するための摘持部が2つの矢印61で示されている。矢印61は、バイオマスインクで印刷されていて、第2角部17に沿って、かつミシン目31の上方と下方とに画かれている。袋2は、矢印61の部分または矢印61に隣接している部分である第2角部17を摘んで矢印61が示す方向へ引っ張ると、周方向ミシン目31において破れて、上方部分51と下方部分52とに分かれる。このように作成する矢印、すなわち摘持部は、本発明における開封の補助手段である。なお、図示例の周方向ミシン目31は袋2の周方向へ延びているが、本発明の技術的効果を奏する限りにおいて、ミシン目31は、上下方向Y、横方向X及び前後方向Zないしそれらの方向と交差する方向へ延びていてもよい。
図2は、図1における袋2の上方部分51を矢印Q方向(図1参照)へ旋回させて得られる包装体1の斜視図である。上方部分51と下方部分52とには、パンツ型おむつ3が折曲部26を上にして整然と並んでいるから、パンツ型おむつ3の一つずつを包装体1から容易に取り出すことができる。
図3は、実施態様の一例を示す図1と同様な図である。図3における袋2には前面部13に、より好ましくは前面部13における横方向の中央部分に周方向ミシン目31を挟んで上方摘持部62と下方摘持部63が形成されている。これら摘持部62,63は開封のための補助手段であって、上方摘持部62を上方へ、下方摘持部63を下方へ引っ張ると周方向ミシン目31において袋2が破れて包装体1を図2の状態にして、おむつ3を取り出すことができる。袋2に示されている互いに平行な二条の仮想線45a,45bは、袋2において周方向ミシン目31を作るのに好ましい上下方向Yにおける範囲Lを示している。
図1,3における周方向ミシン目31は、下段27と上段28とのおむつ3における折曲部26どうしの接触部位30(図1参照)と向き合う部位に形成されているが、周方向ミシン目31は、上下方向Yにおいて、その接触部位30に対応する位置と二条の仮想線45a,45bとの間において移動させることができる。二条の仮想線45a,45bのそれぞれと図3における周方向ミシン目31、換言すると袋2において接触部位30に対応している部位との間の距離は30mmである。
図4は、図3のIV−IV線切断面を示す図である。袋2において、周方向ミシン目31の上方と下方とに位置する上方摘持部62と下方摘持部63とのそれぞれを矢印62a,63aで示す方向へ引っ張ると、袋2が周方向ミシン目31において破れて、おむつ3(図3参照)を取り出すことができる。本発明において、周方向ミシン目31は、図の態様に限らず、後面部14まで延びていてもよい。
図5は、本発明に係る袋2の実施態様の一例を示す図3と同様な図であるが、図5の袋2には、互いに平行する二条の周方向ミシン目41,42が形成されている。袋2においては、おむつ3どうしの接触部位30(図1参照)に対応している部位が仮想線で示されていて周方向ミシン目41,42が仮想線30aの上方と下方とに形成されているそれぞれの周方向ミシン目41,42における両端部のうちの一方の端部41a,42aは袋2の第4角部19または第4角部19の手前にあり、もう一方の端部41b,42bは第3角部18または第3角部18の手前にある。端部41aと42aは、上下方向Yに延びるミシン目43でつながり、端部41bと42bとはミシン目44を介してつながっている。
袋2では、これらミシン目41,41a,41b,42,42a,42b,43,44が環状に延びるミシン目を形成し、その環状に延びるミシン目の内側には帯状部40が形成されている。帯状部40にはシート状の摘持部40aが取り付けられている。摘持部40aは開封のための補助手段であって、この摘持部40aを矢印40cが示す方向へ引っ張ると、袋2がミシン目41,41a,41b,42,42a,42b,43,44において破れて、帯状部40を袋2から取り外し、包装体1を上方部分51と下方部分52(図1参照)とに分けることができて、おむつ3の取り出しが容易になる。二条の平行な仮想線45a,45bは、図3における二条の仮想線45a,45bと同じ位置にあって、図5におけるミシン目41,42を形成することができる範囲Lを示している。帯状部40は、本発明においての開封手段の一つである開封テープである。
なお、図5の袋2は、二条の周方向ミシン目41,42をミシン目44でつなぐことのない態様であってもよい。その場合の袋2では、ミシン目を利用して帯状部40を取り外すということができない。また、その場合の周方向ミシン目41,42とミシン目43とは、横向きのU字形を画く一条のミシン目となる。
図6(a),(b)は、本発明に係る袋2の他の実施態様の一例を示す包装体1の部分破断斜視図と、その斜視図のVI(b)−VI(b)線断面図である。包装体1は、図5に例示のものとほぼ同じ形状を有している。ただし、図6の包装体1における袋2は、少なくとも周面部8の一部分が紙66と熱可塑性合成樹脂のフィルム67とのラミネートシート68で形成されている。また、この袋2では、図5におけるミシン目41,41a,41b,42,42a,42b,43,44に代えて、環状に延びるハーフカット69が採用されている。
ハーフカット69は、紙66のみに対して形成されていて、ハーフカット69の内側に位置する紙66の帯状部70をフィルム67から剥がすようにして袋2から外すことができる。帯状部70を外した後の袋2には、紙66の存在しない間隙部71が包装体1の開口として形成されて、包装体1を上方部分51と下方部分52(図1,2参照)とに分けることができる。間隙部71では、フィルム67が上部67aと下部67bとに分かれていて、上部67aと下部67bとの間にはフィルム67が存在していない透孔部72が形成されている(図6(b)参照)。したがって、包装体1は、透孔部72において上方部分51と下方部分52とに分かれるので、おむつ3の取り出しが容易になる(図1,2参照)。帯状部70は、図3,5に例示の如き開封のための補助手段を有するものであってもよい。
図6(b)に示されているように、間隙部71に対して指Fを挿抜するときには、ハーフカットされた紙66と指Fとの間にフィルム67の上部67aや下部67bが介在する状態になり得るので、紙66の縁部66a,66bが指Fに触れて、指Fを痛めるという事態の発生を防ぐことが可能になる。縁部66a,66bは、開封手段であるハーフカット69の痕跡である。
ラミネートシート68において、紙66とフィルム67とは互いに平行して延びる複数条の接合ライン73において接合しているが、紙66とフィルム67とは、互いの全面において接合しているものであってもよい。しかし、ラミネートシート68が図示例のものであると、使用後の包装体1について紙66とプラスチックフィルム67とを分別処理するときに、その分別が容易になる。
図7もまた、本発明に係る袋2のさらに他の実施態様の一例を示す図6と同様な図である。ただし、図7においては袋2が紙で形成されていて、その袋2には環状に延びるミシン目31が形成されている。ミシン目31の内側では袋2の一部が帯状部70という形になっている。その帯状部70の外面には、紙でできた帯状の被覆部材75が接着剤等の接合手段(図示せず)を介して取り付けられている。被覆部材75は、ミシン目31を覆っている。
ミシン目31は、包装体1における第1角部16と第2角部17とを含んで第3角部18と第4角部19との間に延びるように形成されている。好ましい被覆部材75は、ミシン目31を覆って、第4角部19と第3角部18とのうちの少なくとも一方を越えて延びていることによって、被覆部材75の第1及び第2自由端部75a,75bのいずれかの摘持が容易になる。
図示されているように第1自由端部75aを摘持して被覆部材75を矢印Pで示す方向へ反転させるように引っ張ると、被覆部材75に接合している帯状部70が袋2から切り離されて、袋2には間隙部71が形成される。包装体1には、間隙部71を境界部分として上方部分51と下方部分52とが形成されておむつ(図示せず)の取り出しが容易になる(図1参照)。図7の包装体1では、袋2のミシン目31が被覆部材75で覆われているから、ミシン目31から袋2の内部へゴミ等が侵入することを防ぐことができる。このように使用される帯状部70と被覆部材75とは、本発明においての開封テープである。また、端部75aは、本発明においての開封のための補助手段である。
図8は、図7の包装体1における上方部分51を矢印Qである方向へ旋回させて得られる包装体1の斜視図である。上方部分51を旋回させるときには、袋2の後面部14の一部分14aがヒンジとして作用する。図示例の上方部分51と下方部分52とのそれぞれでは、図2の包装体1とは違って、おむつ3の折曲部26(図1参照)が袋2から突出しているから、おむつ3を取り出すことが特に容易になる。
図9は、本発明に係る袋2のさらに他の実施態様の一例を示す図7と同様な図であるが、おむつの図示が省略されている。
図9における包装体1の袋2は、頂部6と、底部7と、周面部8とを有するものであるが、頂部6は上下方向Yの下方に向かって延びる垂下部6aが周面部8の上方部分8aを被覆して周面部8における上方縁部100を形成している。上方縁部100において、垂下部6aと上方部分8aとは、上方部分8aが内側となり、垂下部6aが外側となるように重なり合っている。
この袋2において、頂部6はポリエチレン等の熱可塑性合成樹脂フィルムによって形成される一方、周面部8と底部7とは紙によって形成されている。上方縁部100においては、上方部分8aと垂下部6aとがホットメルト接着剤等の接着剤102を使用したり、垂下部6aを部分的に溶融・圧着させたりすることによって、剥離不能に接合している。頂部6には、プラスチックフィルムを加熱下に打ち抜くことによって、指の挿入孔9が形成されている。
袋2において、上方縁部100の直下には、図7の例と同様な環状のミシン目31が形成されていて、被覆部材75がミシン目31を覆うとともに、ミシン目の内側において被覆部材75が周面部8に対して接着等の接合手段(図示せず)を介して剥離不能に接合している。被覆部材75における第1,第2自由端部75a,75bのいずれかを反転させて、矢印Pで示す方向へ引っ張ると、ミシン目31の内側の紙が袋2から外れて間隙部71が形成される一方、袋2の頂部6と周面部8とは、周面部8の後面部14においてつながっている。
図10は、図9における頂部6が双頭矢印Rで示す方向において往復旋回運動して、包装体1に形成される頂部開口101を開閉することができる状態を示しているが、おむつ3の図示は省略されている。頂部6は、包装体1における開閉可能な蓋として作用し、包装体1の内側に塵埃等が侵入することを防ぐことができる。包装体1におけるおむつ3をすべて使用したあとには、周面部8のうちの後面部14において、頂部6と周面部8とをはさみ等で切り離せば、頂部6をプラスチックゴミとして処理する一方、周面部8と底部7とをパルプ原料として再利用したり、可燃物として処理することができる。
図9の包装体1においてはまた、前面部13の紙に対して印刷部105が形成されている。図示例の印刷部105は、印刷文字A,B,C,1,2,3を含み、仮想線106で示されている矩形の範囲である。仮想線106は、包装体1を水平面(図示せず)にほぼ垂直に立てたときの上下方向Yおよび横方向Xにおいて一番外側にある文字に接して水平方向と垂直方向とに延びている。本発明において、印刷文字にはバイオマスインクが使用され、印刷部105の面積は袋において露出している紙の面積の10%未満に抑えられる。本発明に係る包装体1および袋2は、このようにして環境への配慮がなされている。
本発明において、使い捨てのパンツ型おむつ3を一例とする使い捨ての体液吸収性着用物品には、使い捨てのパンツ型おむつの他に、オープン型のおむつ、トレーニングパンツ、失禁患者用パンツ、生理用ナプキン、失禁パッド、母乳パッド等が含まれる。これらの体液吸収性着用物品は、図示例の如く二つに折り重ねる態様の他に、三つまたは四つに折り重ねる態様や折り重ねることのない態様で袋2に収納することができる。また下段27と上段28との体液吸収性着用物品は、図示例の如く折曲部26どうしを向かい合わせる他に、パンツ型おむつ3の胴回り開口24(図1参照)どうしを向かい合わせることもできる。さらにまた、着用物品を上下方向に重ねるのではなく、横方向Xに寝かせた状態で袋2に収納することもできる。
1 包装体
2 袋
3 使い捨ての体液吸収性着用物品
6 頂部
7 底部
8 周面部
11 側面部
12 側面部
13 前面部
14 後面部(ヒンジ部分)
27 下段
28 上段
30 対応する部位(接触部位)
31 開封手段(ミシン目)
40 開封テープ(帯状部)
51 上段を含む部材(上方部分)
52 下段を含む部材(下方部分)
66a 痕跡(縁部)
67 プラスチックフィルム
68 ラミネートシート
70 開封テープ(帯状部)
75 開封テープ(被覆部材)

Claims (14)

  1. 複数の体液吸収性着用物品を収納して封が施されている袋であって、
    前記袋が上下方向と横方向と前後方向とを有し、
    前記袋の少なくとも一部分が紙によって形成されていて、前記上下方向において対向する頂面部と底面部、および前記頂面部と前記底面部との間に形成される周面部とを有し、
    前記周面部には、前記袋に対する開封手段が形成されていることを特徴とする袋。
  2. 前記周面部が前面部と、後面部と、両側面部とを含み、前記開封手段が少なくとも前記前面部および前記前面部と前記側面部との間に介在する角部のいずれかに形成されている請求項1記載の袋。
  3. 前記開封手段には、前記周面部に形成されていて前記袋の開封のために使用する摘持部が含まれる請求項1または2記載の袋。
  4. 前記袋の内側では、少なくとも上下二段を形成するように前記体液吸収性着用物品が積み重ねられていて、前記開封手段が前記上下二段の境界に対応する部位と、その部位の上下30mmの幅の範囲とのいずれかに形成されている請求項1〜3のいずれかに記載の袋。
  5. 前記開封手段を使用して前記袋を開封すると、前記袋が前記上段を含む部分と前記下段を含む部分とに分かれ、前記周面部のうちで前記開封手段が形成されていない部分をヒンジ部分として、前記袋の前記上段を含む部分を旋回させることができる請求項4記載の袋。
  6. 前記袋の一部分が前記紙によって形成され、前記袋のその他の部分がプラスチックフィルムによって形成され、前記紙の少なくとも一部分と前記プラスチックフィルムの少なくとも一部分とが重なりあって剥離不能に接合している請求項1〜5のいずれかに記載の袋。
  7. 前記袋は、前記紙とプラスチックフィルムとのラミネートシートで形成され、前記紙と前記プラスチックフィルムとが互いに接する面の全体および互いに接する面の一部分のいずれかにおいて接合している請求項1〜5のいずれかに記載の袋。
  8. 前記開封手段が一条のミシン目、環状に延びるミシン目、環状に延びるハーフカット、開封テープのいずれかである請求項1〜7のいずれかに記載の袋。
  9. 前記環状に延びるハーフカットは、前記紙を前記袋の外面側にして前記紙とプラスチックフィルムとが重なる部位に形成されていて、前記ハーフカットの内側では、前記プラスチックフィルムが上方部分と下方部分とに分かれている請求項8に記載の袋。
  10. 前記周面部において露出している前記紙の一区画には、バイオマスインクを使用した印刷部が形成されている請求項1〜9のいずれかに記載の袋。
  11. 前記一区画の占める面積は、前記袋において露出している前記紙の面積の10%未満の面積である請求項10に記載の袋。
  12. 前記開封手段による開封後、開口の周縁には前記開封手段の痕跡が生じるとともに、前記周縁の内側には前記紙に重なることのない状態にあるプラスチックフィルムが現れる請求項8〜11のいずれかに記載の袋。
  13. 前記体液吸収性着用物品が前記体液吸収性着用物品の横方向および該横方向に交差する縦方向のいずれかの方向に延びる折曲部において折り重ねられていて、複数の前記体液吸収性着用物品は前記折曲部が向かい合うように積み重ねられた状態で前記袋に収納されている請求項1〜12のいずれかに記載の袋。
  14. 前記体液吸収性着用物品が使い捨てのおむつであって、前記折曲部が前記おむつの股下域にある請求項13に記載の袋。
JP2019117741A 2019-06-25 2019-06-25 体液吸収性着用物品を収納する袋 Active JP7335037B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019117741A JP7335037B2 (ja) 2019-06-25 2019-06-25 体液吸収性着用物品を収納する袋
TW109114266A TW202106578A (zh) 2019-06-25 2020-04-29 收納體液吸收性穿著用物品的袋子
PCT/JP2020/024606 WO2020262379A1 (ja) 2019-06-25 2020-06-23 体液吸収性着用物品を収納する袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019117741A JP7335037B2 (ja) 2019-06-25 2019-06-25 体液吸収性着用物品を収納する袋

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021004051A true JP2021004051A (ja) 2021-01-14
JP2021004051A5 JP2021004051A5 (ja) 2021-11-25
JP7335037B2 JP7335037B2 (ja) 2023-08-29

Family

ID=74060877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019117741A Active JP7335037B2 (ja) 2019-06-25 2019-06-25 体液吸収性着用物品を収納する袋

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7335037B2 (ja)
TW (1) TW202106578A (ja)
WO (1) WO2020262379A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022255456A1 (ja) * 2021-06-03 2022-12-08 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品の収容体
WO2023089847A1 (ja) * 2021-11-19 2023-05-25 ユニ・チャーム株式会社 包装体

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022636A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Kao Corp 包装組立体
JP2015008797A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 モンディ・イポー・スンディリアン・ブルハド おむつ用バッグ
JP2017149435A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 日本製紙クレシア株式会社 容器入り吸収性物品
JP2018109131A (ja) * 2017-01-06 2018-07-12 東洋インキScホールディングス株式会社 グラビアインキ、それを用いた印刷物および積層体

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022636A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Kao Corp 包装組立体
JP2015008797A (ja) * 2013-06-27 2015-01-19 モンディ・イポー・スンディリアン・ブルハド おむつ用バッグ
JP2017149435A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 日本製紙クレシア株式会社 容器入り吸収性物品
JP2018109131A (ja) * 2017-01-06 2018-07-12 東洋インキScホールディングス株式会社 グラビアインキ、それを用いた印刷物および積層体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022255456A1 (ja) * 2021-06-03 2022-12-08 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品の収容体
WO2023089847A1 (ja) * 2021-11-19 2023-05-25 ユニ・チャーム株式会社 包装体

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020262379A1 (ja) 2020-12-30
TW202106578A (zh) 2021-02-16
JP7335037B2 (ja) 2023-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6601706B2 (en) Package for absorbent articles
RU2587070C1 (ru) Упаковочный блок, имеющий улучшенную герметичность
KR20170026035A (ko) 흡수성 개인 위생 용품을 위한 분할 가능 외부 포장재
CN106413656B (zh) 具有改进的密封的包装单元及其形成方法
WO2020262379A1 (ja) 体液吸収性着用物品を収納する袋
EP2039623A2 (en) Package for carrying plural pantiliners
JP5606784B2 (ja) 吸収性物品の個別包装品の包装体
JP2011140344A (ja) 吸収性物品の連続包装体
CN109803903A (zh) 可重新闭合的包装件及其制备方法
JP6068299B2 (ja) パッケージ
JP2012030874A (ja) 複数の物品包装体の結束システム
US10543134B2 (en) Band-fastened convenience-packaging for storing absorbent personal care articles
JP6012275B2 (ja) 包装体
AU2015411739B2 (en) Packaging unit for a disposable hygiene article and method of forming the packaging unit
EP3154494B1 (en) A packaging unit for hygiene articles and a method of forming a packaging unit
JP5279564B2 (ja) 吸収性物品の包装袋
JP6914797B2 (ja) 包装体
JP4160872B2 (ja) 使い捨ておむつ包装体
JP2010184714A (ja) 包装袋及び包装体
JP5902905B2 (ja) 個装吸収性物品
EP3315427B1 (en) Reclosable package and a method of making the same

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211015

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230718

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230810

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7335037

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150