JP2021003516A - 吊り下げ滑走遊戯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の遊戯装置の利点を損なうことなく、さらにスリリングな状況を演出することでより面白い遊戯装置を提供する。【解決手段】支柱7により保持されたガイドレール3に滑走構造21を介して滑走可能に吊り下げられた人体保持具5と、を有し、ガイドレールには、人体保持具に支持された遊戯者Hが正常な保持姿勢でのみ滑走通過できる形状の通過孔49を有する障害壁41が設けられ、障害壁の通過孔を囲む周壁47は、非正常な保持姿勢の遊戯者と接触したとき遊戯者を傷つけることなく変形して接触した遊戯者を滑走通過可能に構成されていることを特徴とする吊り下げ滑走遊戯装置である。正常姿勢の遊戯者は障害壁に衝突するかもしれないというスリルを味わいながら通過孔を通過する。その一方、非正常姿勢により衝突することがあっても、障害壁が変形するので遊戯者を傷つけることなく安全である。【選択図】図4

Description

本発明は、遊園地やフィールドアスレチック等に設置される吊り下げ滑走遊戯装置に関するものである。
遊園地やフィールドアスレチック等に設置される吊り下げ滑走遊戯装置(以下、「従来の遊戯装置」という)は、始点と終点を有するガイドレールと、当該ガイドレールに滑走構造を介して滑走可能に吊り下げられた人体保持具と、当該ガイドレール地上から起立する複数の支柱と、を有している(たとえば、特許文献1参照)。従来の遊戯装置によれば、ガイドレールにガイドされて人体保持具が位置エネルギーによって滑走することになるところ、使用者は顔や体に直接風を受けながらスリルを味わうことができる。
特開2008−230590号(図6参照)
本発明が解決しようとする課題は、従来の遊戯装置の利点を損なうことなく、さらにスリリングな状況を演出することでより面白い遊戯装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、人体保持具に保持された遊戯者が通過するところに障害壁を設置し、衝突するかもしれないスリルを遊戯者に感じさせることを思いついた。その詳しい内容は、項を改めて説明する。なお、いずれかの請求項記載の発明を説明するにあたって行う用語の定義等は、その記載順などに関わらず、その性質上可能な範囲で他の請求項記載の発明にも適用されるものとする。
(請求項1記載の発明の特徴)
請求項1記載の発明は、始点と終点を有するガイドレールと、当該ガイドレールに滑走構造を介して滑走可能に吊り下げられた人体保持具と、当該ガイドレールを保持するために地上から起立する複数の支柱と、を有し、当該ガイドレールには、当該始点を出発した当該人体保持具に支持された遊戯者を重力滑走により当該終点に到達させるための下り傾斜部を含み、当該始点と当該終点との間には、当該人体保持具に支持された遊戯者が正常な保持姿勢でのみ滑走通過できる形状の通過孔を有する障害壁が設けられ、当該障害壁の当該通過孔を囲む周壁は、非正常な保持姿勢の遊戯者と接触したとき当該遊戯者を傷つけることなく変形して当該接触した遊戯者を滑走通過可能に構成されていることを特徴とする吊り下げ滑走遊戯装置に関するものである。
(請求項2記載の発明の特徴)
請求項2記載の発明は、前記障害壁は、所定形状のフレームと、当該フレームにそれぞれ片持ち支持され前記通過孔に向かって突き出す複数の柔軟性小片と、を含み、当該柔軟性小片それぞれは、遊戯者との接触により復帰可能に弾性変形する構造を有することを特徴とする請求項1記載の吊り下げ滑走遊戯装置に関するものである。
(請求項3記載の発明の特徴)
請求項3記載の発明は、前記複数の柔軟性小片のうち少なくとも一つには、自立と復帰を補助するための弾性補助部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の吊り下げ滑走遊戯装置に関するものである。
(請求項4記載の発明の特徴)
請求項4記載の発明は、始点と終点を有するガイドレールと、当該ガイドレールに滑走構造を介して滑走可能に吊り下げられた人体保持具と、当該ガイドレールを保持するために地上から起立する複数の支柱と、を有し、当該ガイドレールには、当該始点を出発した当該人体保持具に支持された遊戯者を重力滑走により当該終点に到達させるための下り傾斜部を含み、当該始点と当該終点との間には、当該人体保持具に支持された遊戯者の滑走を遮る障害壁が設けられ、当該障害壁は、遊戯者と接触したとき当該遊戯者を傷つけることなく変形して当該接触した遊戯者を滑走通過可能に構成されていることを特徴とする吊り下げ滑走遊戯装置に関するものである。
(請求項5記載の発明の特徴)
請求項5記載の発明は、前記障害壁は、所定形状のフレームと、当該フレームにそれぞれ片持ち支持され中央に向かって突き出す複数の柔軟性小片と、を含み、当該柔軟性小片それぞれは、遊戯者との接触により復帰可能に弾性変形する構造を有することを特徴とする請求項4記載の吊り下げ滑走遊戯装置に関するものである。
(請求項6記載の発明の特徴)
請求項6記載の発明は、前記複数の柔軟性小片のそれぞれには、自立と復帰を補助するための弾性補助部材が設けられていることを特徴とする請求項4または5記載の吊り下げ滑走遊戯装置に関するものである。
(請求項7記載の発明の特徴)
請求項7記載の発明は、前記障害壁のフレームは、最上部が前記ガイドレールに上掛け固定されるとともに、外側と前記支柱を含む固定先との間に張られたステー群により引っ張り保持されていることを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載の吊り下げ滑走遊戯装置に関するものである。
(請求項8記載の発明の特徴)
請求項8記載の発明は、前記ガイドレールは、上から見たときにカーブするカーブ部を含み、前記障害壁は、当該カーブ部の途中もしくは当該カーブ部の滑走方向直後に設けられていることを特徴とする請求項1または7記載の吊り下げ滑走遊戯装置に関するものである。
(請求項9記載の発明の特徴)
前記ガードレールの所定区間には、複数の前記障害壁が連続して設けられ、一の障害壁を通過した直後に次の障害壁が出現するようになっていることを特徴とする請求項1ないし8いずれかの吊り下げ滑走遊戯装置に関するものである。
(請求項10記載の発明の特徴)
前記所定区間は、遮光部材もしくは減光部材によって前記複数の障害壁ごと囲まれていて、これにより他の区間より暗くなるように設定されていることを特徴とする請求項9記載の吊り下げ滑走遊戯装置に関するものである。
本発明によれば、ガイドレールにガイドされて滑走する遊戯者に対し、障害壁に衝突するかもしれないというスリリングな状況を演出する面白い遊戯装置を提供することができる。また、非正常な姿勢で滑走する遊戯者の接触を受けた障害壁は、遊戯者を傷つけることなく変形するので安全である。
吊り下げ滑走遊戯装置の概略図である。 人体保持具の正面図である。 障害壁の正面図である。 柔軟性小片の一部が弾性変形する様子を示す正面図である。 挟みホルダーとガイドレールの側面図である。 第1変形例に係る障害壁の正面図である。 第2変形例に係る障害壁の正面図である。 障害壁を正面から見た背面図((a))と、斜めから見た背面図((b))である。 ガイドレールを囲むトンネルの側面図である。
(吊り下げ滑走遊戯装置の構造)
図1ないし4を参照しながら、吊り下げ滑走遊戯装置1(以下、「遊戯装置1」という)の説明を行う。遊戯装置1は、ガイドレール3と、人体保持具5と、複数の支柱7により概略構成されている。滑走は動力によるものでもよいが、本実施形態の人体保持具5の滑走は、自走、すなわち、位置エネルギーによって行われる。
(ガイドレールの構造)
図1ないし5を参照する。最初にガイドレール3の全体構造を説明した後に、具体的構造に言及する。ガイドレール3は、始点となるスタート点3aと終点となるゴール点3bを備えている(図1参照)。ガイドレール3は、スタート点3aからゴール点3bまで直線であってもいが、遊戯者を楽しませるためには、左右のカーブ(たとえば、カーブ部3c)や起伏(たとえば、起伏部3d)を設け滑走に変化を持たせることが望ましい。いずれの場合であっても、スタート点3aは、人体保持具5と、この人体保持具5に支持された遊戯者がゴール点3bに至るまで滑走するための位置エネルギーが得られる高さに設定される。ガイドレール3の長さは、立地条件の許す範囲で自由に設定することができる。
ガイドレール3は、直線状もしくは曲線状の短尺レール11を連結して構成されている。それぞれの短尺レール11は、断面円形の中空軸部11と、中空軸11の上端外側から起立する背びれ部13と、から構成され、互いに連結されたときに、中空軸部11同士、および背びれ部13同士が、滑走に支障のないように連結具(図示を省略)により連結される。連結により、左右のカーブや起伏を設けた所望のガイドレール11が完成する(図5参照)。なお、ガイドレール11には、ロープ、ワイヤのような柔軟なものを含むことは言うまでもない。
(人体保持具の構成)
図2なおし4を参照する。人体保持具5は、ガードレール3から遊戯者を滑走できる状態で吊り下げるための装置もしくは道具である。人体保持具5は、ホルダー21と、ホルダー21の正面から見た左右それぞれから吊り下げられた吊り下げアーム27と、それぞれの吊り下げアームによって水平にバランス支持されたフロントアーム29と、フロントアーム29の両端から吊り下げられた一対の吊り下げベルト31により支持されたホールドチェア33と、から概略構成されている。
ホルダー21は、ガイドレール3を包み込んだ円形類似の形状に構成されている。一対のホルダー21には、図2に示す正面から見たとき、時計板のほぼ2時と10時の位置に主ローラー23が、同じく4時と8時の位置に従ローラー25が回転可能に設けられている。両主ローラー23は中空軸11aと背びれ部11bの両者に、従ローラーが中空軸11aにそれぞれ接するように設けられていて、これらのローラーの回転によりガイドレール3に吊り下げられた状態の人体保持具5が滑走可能となる。ホールドチェア33は、座った状態の遊戯者が滑走の勢いで落下しないようにベルト(図示を省略)で押さえつけてホールドする構造になっている。さらに座った姿勢を保てるように、遊戯者は、それぞれの吊り下げベルト31を両手でつかめるようになっている。なお、ホルダー21の形態は、ガイドレール3の形状に合わせて変更することができる。ホルダー21と、両主ローラー23および両従ローラー25により、本実施形態の滑走構造が構成される。この滑走構造の構造に何ら限定はなく、レールの形態などに合わせて適宜選択してよい。
(支柱の構成)
図1および2を参照する。支柱7は鉄骨で組んだもので、ガイドレールを挟んだ2本一対の起立柱と、起立柱同士を上端で連結する横柱で下向きコの字形状に構成してある。支柱7は、一般的には地上から起立するものだが、たとえば、建物の屋上から起立するような形態を妨げない。支柱7は、ガイドレール3の所望形状を保ったまま強度十分に保持するためのものであるため、その目的達成のために必要な間隔を隔てて設置されている。ガイドレール3保持する機能とともに、支柱7は、後述する障害壁41を保持する役目も担っている。
(障害壁の構造)
図3ないし5を参照する。以下は、同じ構造をもった複数のうち一つの障害壁41について説明する。障害壁41は、フレーム45と、周壁を構成する複数の柔軟性小片47と、を含み、滑走方向の視界を少なくとも部分的に遮ることで、衝突するかもしれないというスリル感を遊戯者Hに味合わせるための通過可能な障害物である。フレーム45は、十分な強度を持たせるために金属製(本実施形態では、さび止め加工したスチール製)である。フレーム45は、外側になるメインフレーム45aとメインフレーム45aの内側になるホールドフレーム45bからなる。メインフレーム45aは、全体をガードレール3に上掛け固定するための部分である。ホールドフレーム45bは、後述する柔軟性小片47のそれぞれの基端部を挟み込み保持する部分である。
フレーム45は、形状を問わないが、本実施形態では、直径は3.5メートルほどの円形である。円形以外にも、たとえば、四角形やハード型など、さまざまな状況に合わせた適宜な形状を採用することができる。たとえば、ある個所では円形、次に四角形、続いてハート型のように複数ある障害壁41の一部または全部の形状を互いに異ならせてもよい。柔軟性小片47のそれぞれは、図5及び6から明らかなように、フレーム45に基端側(周縁)が片持ち支持され、開放端側が通過孔45に向かって突き出す複数の柔軟性小片47と、を含む。
本実施形態で採用した柔軟性小片47のそれぞれは、1枚の円形板を、縦長長方形の通過孔49を切り抜いてU字状に形成し、このU字状の板に、たとえば縦2本、横2本の切れ目を入れて7枚の小片(扇型4枚、四角形3枚)に分割したときの、この小片それぞれの形状に構成されている。この分割形状に限られるものではなく、また、分割する製造方法に絞られるものではないが、障害壁としての機能を損なわない限り自由な形状や製造方法を採用できることはもちろんである。
隣り合う柔軟性小片47同士は、一方に対して他方が弾性変形しようとしたときに、その変形を妨げないほどに十分であるものの、障害壁としての役目を台無しにするほど前方が丸見えにならない間隔で配されている。柔軟変形を許容させる理由は、後述するように接触した遊戯者Hを傷つけないように安全を確保するためと、変形後に弾性復帰する柔軟性小片47が元通りに戻れるようにするためである。具体的な柔軟性小片47それぞれは、たとえば、障害壁となるように適度に柔らかすぎず固すぎずのウレタン材が好適である。
上述のように通過孔49は縦長長方形である。通過孔49の縦寸法3.2メートル前後、幅寸法1メートル前後を一例として設定することが好ましい。これは、ホールドチェア33に座り両足を揃え、両手で吊り下げベルト31を握った正常な保持姿勢(この状態を「正常姿勢」という)の遊戯者Hが余裕をもって滑走通過でき、かつ、ガイドレール3が貫通できる大きさである(図5参照)。
引き続き通過孔49の大きさについて述べる。正常姿勢の遊戯者Hが通過できる余裕とはどの程度かというと、滑走通過する遊戯者Hが、意識的もしくは無意識的に手足を大きく広げた非正常な保持姿勢(この状態を「非正常姿勢」という)のとき、伸ばした手足の先に柔軟性小片47が接触する程度の大きさの余裕のことをいう。伸ばした手足をまったく接触させない余裕設定も可能であるが、柔軟性小片47それぞれの開放端をできるだけ遊戯者Hの身体近くまで迫らせたほうが遊戯者Hにより大きなスリル感を味合わせることができる。つまり、スリルに満ちた面白い滑走を堪能させることができるのである。なお、手足に接触された柔軟性小片47は、弾性変形して通過を許すことで遊戯者Hを傷つけないようになっていることは前述したとおりである。
(障害壁の固定)
障害壁14のフレーム45は、最上部がガイドレール3に上掛け固定されるとともに、複数のステー51(ステー群51)により引っ張り保持されている。ステー51それぞれは、フレーム45の外側と、支柱7を含み必要に応じて地面その他の固定先との間に張られている。ガイドレール3(短尺レール11)が中空軸11aと背びれ部11bとにより構成されていることは前述したが、本実施形態ではこの構造を利用している。
つまり、図3ないし5に示すように、上に向かって起立する背びれ部11bに挟みホルダー43を介して上掛け固定されている。挟みホルダー43は、一対の板材から構成され、背びれ部11bを中にして両側を挟んでネジ固定される。ネジ固定は、背びれ部11bの長さ方向に等間隔で配されている取付孔11cを活用して行われる。取付孔11は、ガイドレール3を支柱7などに固定するために設けられたものであるが、本実施形態ではこれを流用することで特別な加工を省略している。背びれ部や取付孔11が設けられていないガイドレール(図示を省略)に取り付ける際には、これら代わる方法を採用することになる。
滑走方向を背にして見た状態を正面とする側面側から見た挟みホルダー43は、図5に示すような台形類似の形状をしており、厚み方向に貫通する支持孔43aを有している。支持孔43aは、図7に2点鎖線で示すメインフレーム45aを差し込み支持させるためのものである。このため支持孔43aの形状は、フレーム46の断面形状と相似形に形成されている。こうしてフレーム43は、図3に示すステー群51の引っ張り機能と相まってガイドレール3に、しっかりと上掛け固定される。
(障害壁の第1変形例)
図6は、障害壁41の第1変形例を示す。本実施形態と比べた第1変形例の特徴は、複数の柔軟性小片47のうち4角形の3枚(図6において、時計版の3時、6時、9時の位置にあるもの)に添えられた一対の板バネ48(自立補助部材)である。その他の部位について変更はないので、本実施形態で用いた部材番号をそのまま図6に付するに止め説明省略する。板バネ48それぞれは、細長四角形のバネ材であって、その弾性力により柔は軟性小片47の自立と復帰を補助する弾性補助部材である。すなわち、柔軟性小片47が単独で自立できないほどに柔軟であったり、風邪の影響を受けて変形しやすかったりするとき、これを補助する部材である。
板バネ48の設置はあくまでも任意であって、必要なときにだけ行えばよい。上記以外のもの、すなわち時計版の2時、4時、8時、10時の位置にある扇型の柔軟性小片47にも併せて板バネ48を設けることを妨げないが、本実施形態では省略している。扇型の柔軟性小片47は、四角形の柔軟性小片47に比べ開放端部に比べ基端部の割合が大きいため、その分、安定して保持できるからである。
(障害壁の第2変形例)
図7を参照する。本実施形態と比べた第2変形例の特徴は、周壁が複数の柔軟性バー(柔軟性小片)により構成されている点であり、その他の部位については共通する。以下では、この共通部位についての説明は省略する。
最初に、柔軟性バー61の説明を行う。図7の最下段に示すように柔軟性バー61は、細長の支持部61aと、支持部61aに片持ち支持された柔軟性小片(バルーン部61b)とから構成されている。支持部61aは、一端がホールドクレーム45bに固定され、他端がバルーン部61bに埋め込み固定されている。バルーン部61bは、たとえば、直径20センチメートル、長さ1.5メートルほどの円柱状であって、合成樹脂やウレタン素材でできた軽くて高強度のバルーンにより構成されている。具体的には、高速道路の自動料金収益システム(ETC)で使用される空気充填式の開閉バーと類似した構造であり、外力が加わったときに容易に変形し外力解除により弾性復帰する。滑走する遊戯者Hが接触しても壊れないし、遊戯者を傷つけることもない。図7の時計板4時と5時方向にある柔軟性バー61(数字に下線付記)は、遊戯者Hの左足に接触、双方向矢印で示すように図面手前に折れ曲がっている。
本実施形態では、11本の柔軟性バー61を放射状に配しているが、この本数や配置方法に限られない。たとえば、11本より少ない8本としたり、11本より多い12本としたりすることができる。複数の柔軟性バー61を暖簾のように上から吊り下げたり(図示を省略)、滑走通過する遊戯者Hの胸元に左右から延びる一対の柔軟性バー61を配したりすることもできる(図示を省略)。
(ガイドレールと障害壁との関係)
改めて図1に示すようにガイドレール3は、上から見たときにカーブするカーブ部3cを含み、複数ある障害壁41のうち、いくつかはカーブ部3cの途中もしくは滑走方向直後に設けられていることが好ましい。ここで、遊戯者Hを背面から示す図8を参照する。図8に示す遊戯者Hは、紙面手前から背面に向かって滑走する。直進するガイドレール3(短尺レール11)に沿って(障害壁11に向かって)滑走通過する遊戯者Hは、通過孔49の正面に位置するから、通過孔49が本来の大きさに見える(図8(a)。ところが、カーブ3cの途中や直後にいるときの遊戯者Hは、通過孔49を斜めに見ることになるので、実際の大きさより横幅の縮まった、つまりより狭い通過孔49を見ることになる。これが、遊戯者Hのスリル感を増加させる。
(障害壁同士の関係)
図9を参照する。ガイドレール3の所望領域には、好ましい態様として、障害壁41を一つの直後に次が出現するように連続して設けてある。遊戯者Hに波状的なスリル感を味合わせるためである。この際の障害壁41間の間隔は、滑走速度にもよるが、たとえば、4メートル前後がちょうどよい。これより短くてもよいが、間隔が短すぎると複数の障害壁41を一気に通過してしまうので、スリルを味わう時間が短すぎるとされる恐れがあるからである。逆に4メートルよりも間隔を長くすることを妨げないが、長すぎると間延びして連続感を損ねてしまう可能性があるので注意を要する。
図9に網掛けで示すように、障害壁41が連続する区間に、これら障害壁41を囲むトンネル71を設置することが好ましい。トンネル71を遮光部材や減光部材によって、その領域を外部より暗くすることで、障害壁41を滑走通過する際のスリル感を高めることができるからである。暗くしたトンネル71内には、LEDなどによりイルミネーションを施したり、トンネルを通過する新幹線が出す「ゴー」という音に似た効果音を流したり、音楽を背景音として聞かせるもよい。障害壁41の形状をハード型(図示を省略)し、様々な色のイルミネーションを設け、ロマンチックなミュージックを流すなどのバリエーションがある。
1 吊り下げ滑走遊戯装置(遊戯装置)
3 ガイドレール
3a スタート点
3b ゴール点
3c カーブ部
3d 起伏部
5 人体保持具
7 支柱
11 短尺レール
11a 中空軸
11b 背びれ部
11c 取付穴
21 ホルダー(滑走構造)
23 主ローラー(滑走構造)
25 従ローラー(滑走構造)
27 吊り下げアーム
29 フロントアーム
31 吊り下げベルト
33 ホールドチェア
41 障害壁
43 挟みホルダー
43a 支持孔
45 フレーム
45a メインフレーム
45b ホールドフレーム
47 柔軟性小片(周壁)
48 板バネ
49 通過孔
51 ステー
61 柔軟性バー(周壁)
61a 支持部
61b バルーン部
71 トンネル
H 遊戯者

Claims (10)

  1. 始点と終点を有するガイドレールと、
    当該ガイドレールに滑走構造を介して滑走可能に吊り下げられた人体保持具と、
    当該ガイドレールを保持するために地上から起立する複数の支柱と、を有し、
    当該ガイドレールには、当該始点を出発した当該人体保持具に支持された遊戯者を重力滑走により当該終点に到達させるための下り傾斜部を含み、
    当該始点と当該終点との間には、当該人体保持具に支持された遊戯者が正常な保持姿勢でのみ滑走通過できる形状の通過孔を有する障害壁が設けられ、
    当該障害壁の当該通過孔を囲む周壁は、非正常な保持姿勢の遊戯者と接触したとき当該遊戯者を傷つけることなく変形して当該接触した遊戯者を滑走通過可能に構成されている
    ことを特徴とする吊り下げ滑走遊戯装置。
  2. 前記障害壁は、
    所定形状のフレームと、
    当該フレームにそれぞれ片持ち支持され前記通過孔に向かって突き出す複数の柔軟性小片と、
    を含み、
    当該柔軟性小片それぞれは、遊戯者との接触により復帰可能に弾性変形する構造を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の吊り下げ滑走遊戯装置。
  3. 前記複数の柔軟性小片のうち少なくとも一つには、自立と復帰を補助するための弾性補助部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の吊り下げ滑走遊戯装置に関するものである。
  4. 始点と終点を有するガイドレールと、
    当該ガイドレールに滑走構造を介して滑走可能に吊り下げられた人体保持具と、
    当該ガイドレールを保持するために地上から起立する複数の支柱と、を有し、
    当該ガイドレールには、当該始点を出発した当該人体保持具に支持された遊戯者を重力滑走により当該終点に到達させるための下り傾斜部を含み、
    当該始点と当該終点との間には、当該人体保持具に支持された遊戯者の滑走を遮る障害壁が設けられ、
    当該障害壁は、遊戯者と接触したとき当該遊戯者を傷つけることなく変形して当該接触した遊戯者を滑走通過可能に構成されている
    ことを特徴とする吊り下げ滑走遊戯装置。
  5. 前記障害壁は、
    所定形状のフレームと、
    当該フレームにそれぞれ片持ち支持され中央に向かって突き出す複数の柔軟性小片と、
    を含み、
    当該柔軟性小片それぞれは、遊戯者との接触により復帰可能に弾性変形する構造を有する
    ことを特徴とする請求項4記載の吊り下げ滑走遊戯装置。
  6. 前記複数の柔軟性小片のそれぞれには、自立と復帰を補助するための弾性補助部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項4または5記載の吊り下げ滑走遊戯装置に関するものである。
  7. 前記障害壁のフレームは、最上部が前記ガイドレールに上掛け固定されるとともに、外側と前記支柱を含む固定先との間に張られたステー群により引っ張り保持されている
    ことを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載の吊り下げ滑走遊戯装置。
  8. 前記ガイドレールは、上から見たときにカーブするカーブ部を含み、
    前記障害壁は、当該カーブ部の途中もしくは当該カーブ部の滑走方向直後に設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし7記載の吊り下げ滑走遊戯装置。
  9. 前記ガードレールの所定区間には、複数の前記障害壁が連続して設けられ、一の障害壁を通過した直後に次の障害壁が出現するようになっている
    ことを特徴とする請求項1ないし8いずれか記載の吊り下げ滑走遊戯装置。
  10. 前記所定区間は、遮光部材もしくは減光部材によって前記複数の障害壁ごと囲まれていて、これにより他の区間より暗くなるように設定されている
    ことを特徴とする請求項9記載の吊り下げ滑走遊戯装置。
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