JP2021001945A - ドラムユニット - Google Patents

ドラムユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2021001945A
JP2021001945A JP2019114854A JP2019114854A JP2021001945A JP 2021001945 A JP2021001945 A JP 2021001945A JP 2019114854 A JP2019114854 A JP 2019114854A JP 2019114854 A JP2019114854 A JP 2019114854A JP 2021001945 A JP2021001945 A JP 2021001945A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
protrusion
roller
drum
drum unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019114854A
Other languages
English (en)
Inventor
道雄 藤岡
Michio Fujioka
道雄 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2019114854A priority Critical patent/JP2021001945A/ja
Publication of JP2021001945A publication Critical patent/JP2021001945A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

【課題】感光体ドラムと接触するローラに接触する部品点数を低減する技術を提供する。【解決手段】このドラムユニットは、第1方向に延びる感光体ドラムおよび第1ローラと、第1ローラとともに回転する第1ローラギア61と、電極と電気的に接続された第2溝72または第2突起を有する。第1ローラは、第1方向に突出する第1突起71または第1方向に凹む第1溝を有する。第2溝72は第1方向に凹み、第1突起71と係合した状態において第1突起71に対してスライド可能である。第2突起は第1方向に突出し、第1溝と係合した状態において第1溝に対してスライド可能である。このように、第2突起または第2溝が、電極と電気的に接続され、かつ、第1ローラとともに回転可能である。したがって、帯電用の電気の伝達と回転動力の伝達とを単一の部品によって行うことができる。よって、クリーニングローラと接触する部品点数を低減できる。【選択図】図9

Description

本開示は、画像形成装置に用いられるドラムユニットに関する。
従来、レーザープリンタ、LEDプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置が知られている。画像形成装置は、例えば、現像剤を供給するための現像ローラを有する現像カートリッジと、感光体ドラムを有するドラムユニットとを有する。従来の画像形成装置については、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1の画像形成装置は、感光体ドラムを有する感光体カートリッジ(ドラムユニット)を有する。現像カートリッジは、感光体カートリッジに対して装着される。感光体カートリッジに現像カートリッジが装着されると、感光体ドラムと現像ローラとが接触する。
特開2010−79204号公報
特許文献1の画像形成装置では、感光体カートリッジが、感光体ドラムと、感光体ドラムから回転駆動力が伝達されるクリーニングローラとを有している。具体的には、感光体ドラムとともに回転するギアと、クリーニングローラとともに回転するギアとが噛み合うことによって回転動力が伝達される。このため、クリーニングローラには、上記のギアからクリーニングローラのシャフトへと回転動力を伝達する部品(ギアそのもの、あるいは、ギアから動力を間接的に伝達するための部品)を係合させる必要がある。
一方、クリーニングローラの表面を帯電するために、クリーニングローラのシャフトは、電極と電気的に接続する必要がある。このため、クリーニングローラのシャフトには、帯電用の部品(電極そのもの、あるいは、電極と電気的に接続する部品)を接触させる必要がある。したがって、クリーニングローラと接触する部品点数が多くなるという課題がある。
本開示の目的は、感光体ドラムと接触するローラに対して接触する部品点数を低減できる技術を提供することにある。
本願の第1開示は、ドラムユニットであって、第1方向に延びる第1軸について回転可能な感光体ドラムと、前記第1方向に延びる第2軸ついて回転可能な第1ローラであって、前記第1ローラの表面が前記感光体ドラムの表面と接触し、前記第2軸に沿って延びる導電性のシャフトを有し、かつ、前記第1方向に突出する第1突起、または、前記第1方向に凹み、前記シャフトの径方向に延びる第1溝であって、前記第1方向における前記シャフトの一方側に位置する第1突起または第1溝を備える第1ローラと、前記第1方向に突出し、前記第1溝と係合し、かつ、前記第1溝と係合した状態において前記第1溝に対してスライド可能な第2突起、または、前記第1方向に凹み、前記第1突起と係合し、前記シャフトの径方向に延び、かつ、前記第1突起と係合した状態において前記第1突起に対してスライド可能な第2溝であって、前記第1溝と前記第2突起とが係合した状態、または、前記第1突起と前記第2溝とが係合した状態において、前記第1ローラとともに回転可能であり、かつ、導電性を有する第2突起または第2溝と、前記第2突起または前記第2溝と電気的に接続された電極と、前記第1ローラとともに回転する第1ローラギアと、を備えることを特徴とする。
本願の第2開示は、第1開示のドラムユニットであって、前記第1方向に突出する第3突起、または、前記第1方向に凹み、前記第1ローラギアの径方向に延びる第3溝であって、前記第1方向における前記第2突起または前記第2溝の他方側に位置し、前記第2突起または前記第2溝と固定され、かつ、前記第2突起または前記第2溝と電気的に接続される第3突起または第3溝をさらに備え、前記第1ローラギアは、前記第1方向に突出し、前記第3溝と係合し、かつ、前記第3溝と係合した状態において前記第3溝に対してスライド可能な第4突起、前記第1方向に凹み、前記第3突起と係合し、前記第1ローラギアの径方向に延び、かつ、前記第3突起と係合した状態において第3突起に対してスライド可能な第4溝または第4孔であって、前記第1方向における前記第1ローラギアの他方側に位置する第4突起、第4溝を備えることを特徴とする。
本願の第3開示は、第2開示のドラムユニットであって、前記第1ローラギアは、前記第1方向に貫通する貫通孔を有し、前記第3突起の少なくとも一部が前記貫通孔内に位置することを特徴とする。
本願の第4開示は、第3開示のドラムユニットであって、前記第4溝は、前記貫通孔の一部であることを特徴とする。
本願の第5開示は、第4開示のドラムユニットであって、前記第1ローラギアの径方向における前記第3突起の長さは、前記第1ローラギアの径方向における前記第4溝の長さよりも、短いことを特徴とする。
本願の第6開示は、第1開示ないし第5開示のいずれか1つに記載のドラムユニットであって、前記第1ローラを前記感光体ドラムへ付勢する付勢部材をさらに有することを特徴とする。
本願の第7開示は、第6開示のドラムユニットであって、前記付勢部材は、コイルばねであることを特徴とする。
本願の第8開示は、第1開示ないし第7開示のいずれか1つのドラムユニットであって、前記第1ローラは、前記シャフトの周囲を覆う、弾性を有するゴムまたはスポンジ
をさらに有することを特徴とする。
本願の第9開示は、第8開示のドラムユニットであって、前記第1ローラは、前記感光体ドラムの外周面をクリーニングするクリーニングローラであることを特徴とする。
本願の第10開示は、第8開示のドラムユニットであって、前記第1ローラは、前記感光体ドラムの外周面を帯電する帯電ローラであることを特徴とする。
本願の第11開示は、第1開示ないし第10開示のいずれか1つのドラムユニットであって、前記感光体ドラムの前記第1方向の一方側の端部に位置し、前記感光体ドラムとともに回転可能なドラムギアであって、前記感光体ドラムとともに回転し、かつ、前記第1ローラギアと咬み合うドラムギアをさらに有することを特徴とする。
本願の第12開示は、第1開示ないし第11開示のいずれか1つのドラムユニットであって、前記第2突起または前記第2溝の材料は、導電性樹脂であることを特徴とする。
本願の第1開示〜第12開示によれば、第2突起または第2溝が、電極と電気的に接続された導電性であり、かつ、第1ローラとともに回転可能である。したがって、帯電用の電気の伝達と、回転動力の伝達とを、単一の部品によって行うことができる。したがって、第1ローラと接触する部品点数を低減することができる。
また、本願の第2開示によれば、第1ローラの回転軸と第1ローラギアの回転軸とがずれている場合であっても、回転動力を適切に伝達可能である。
また、本願の第3開示によれば、第3突起の第1方向の位置が、第1ローラギアの第1方向の位置と重なる。これにより、第3突起および第1ローラギアを配置するための空間を第1方向に短くすることができる。したがって、ドラムカートリッジを小型化することができる。
画像形成装置の概略図である。 ドラムカートリッジの斜視図である。 ドラムユニットの斜視図である。 ドラムユニットの第2方向他方側から見た平面図である。 ドラムユニットのA−A断面図である。 感光体ドラム、クリーニングローラおよび紙粉取りローラと、それらの周辺の部材とを第2方向他方側から見た平面図である。 ドラムユニットのB−B断面図である。 感光体ドラム、クリーニングローラおよび紙粉取りローラと、それらの周辺の部材とを第2方向他方側から見た拡大平面図である。 クリーニングローラの第1方向一方側の端部、第1入力ギア、継手部材および第1電極の断面図である。 クリーニングローラの第1方向一方側の端部、第1入力ギア、継手部材および第1電極の断面図である。 クリーニングローラの第1方向一方側の端部、第1入力ギア、継手部材および第1電極の分解斜視図である。 第1入力ギアおよび継手部材の分解斜視図である。 クリーニングローラシャフト、第1入力ギアおよび継手部材のD−D断面図である。 第1入力ギアおよび継手部材のE−E断面図である。 第1入力ギアおよび継手部材と、クリーニングローラシャフトの第1方向一方側の端部との分解斜視図である。 変形例の第1入力ギアおよび継手部材の分解斜視図である。 変形例の第1入力ギアおよび継手部材の断面図である。
以下、本開示の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
なお、以下の説明においては、感光体ドラムの回転軸(第1軸)が延びる方向を「第1方向」と書する。また、複数の感光体ドラムの並ぶ方向を「第2方向」と称する。第2方向は、第1方向と交差、より好ましくは直交する。また、また、第1方向および第2方向と交差、より好ましくは直交する方向を「第3方向」と称する。
<1.画像形成装置について>
図1は、画像形成装置100の概略図である。画像形成装置100は、電子写真方式のプリンタである。画像形成装置100の例としては、レーザープリンタまたはLEDプリンタが挙げられる。
図1に示すように、画像形成装置100は、ドラムカートリッジ1と、4つの現像カートリッジ2と、制御部10とを備える。4つの現像カートリッジ2は、ドラムカートリッジ1にそれぞれ装着される。また、4つの現像カートリッジ2が装着されたドラムカートリッジ1は、画像形成装置100に装着される。
図2は、ドラムカートリッジ1の斜視図である。図2に示すように、ドラムカートリッジ1は、ドラムフレーム11と、4つのドラムユニット12とを有する。
図3は、1つのドラムユニット12の斜視図である。図4は、第2方向他方側から見たドラムユニット12の平面図である。各ドラムユニット12は、それぞれ、感光体ドラム3、帯電器4およびクリーニングユニット5を有している。
ドラムフレーム11は、4つのドラムユニット12のそれぞれを保持する。ドラムフレーム11は、第1フレーム111、第2フレーム112、第3フレーム113および第4フレーム114を有する。
第1フレーム111および第2フレーム112は、第1方向において互いに向かい合う。また、第1フレーム111および第2フレーム112は、それぞれ、第1方向に対して垂直に拡がる。第1フレーム111は、4つのドラムユニット12の第1方向の一方側の端部をそれぞれ保持する。第2フレーム112は、4つのドラムユニット12の第1方向の他方側の端部をそれぞれ保持する。
第3フレーム113および第4フレーム114は、第2方向において互いに向かい合う。第3フレーム113は、第1フレーム111の第2方向の一方側の端部と、第2フレーム112の第2方向の一方側の端部とを、第1方向に繋ぐ。第4フレーム114は、第1フレーム111の第2方向の他方側の端部と、第2フレーム112の第2方向の他方側の端部とを、第1方向に繋ぐ。
4つのドラムユニット12はそれぞれ、第2方向に互いに間隔をあけた状態で位置する。なお、本実施形態では、4つのドラムユニット12は、第2方向に等間隔に位置する。各ドラムユニット12は、第1フレーム111および第2フレーム112に保持される。
感光体ドラム3は、第1方向に延びる第1軸91を中心として回転可能である。感光体ドラム3は、第1軸91を中心とする円筒状の外周面を有する。感光体ドラム3の外周面は、感光材料に覆われている。
帯電器4は、感光体ドラム3の外周面を帯電させる。帯電器4には、例えば、スコロトロン型帯電器が用いられる。クリーニングユニット5は、感光体ドラム3の表面に残存したトナーや紙粉を除去する。クリーニングユニット5の構造については、詳細を後述する。
4つの現像カートリッジ2は、互いに異なる色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックの各色)の現像剤を収容する。制御部10は、予め記憶されたコンピュータプログラムに従って、画像形成装置100内の各部を動作制御する。画像形成装置100は、現像カートリッジ2から供給される現像剤(例えばトナー)により、印刷用紙に画像を形成する。
現像カートリッジ2は、ドラユニット12を備えるドラムカートリッジ1に対して着脱可能である。本実施形態では、4つのドラムユニット12を備えるドラムカートリッジ1に、4つの現像カートリッジ2が装着可能である。ただし、ドラムカートリッジ1に装着可能な現像カートリッジ2の数は、1〜3つであってもよく、5つ以上であってもよい。
現像カートリッジ2は、現像ローラ21と、現像ローラ21に対して現像剤を供給する供給機構(図示なし)とを有する。供給機構は、例えば、トナー貯留部と、トナー貯留部から現像ローラ21に対してトナーを供給する供給ローラとを有する。現像ローラ21は、第1方向に延びる回転軸を中心に回転可能である。現像ローラ21は、導電性のシャフトと、シャフトの周囲を覆う円筒状のローラ本体とを有する。ローラ本体の材料には、例えば、弾性を有するゴムが用いられる。
ドラムカートリッジ1に4つの現像カートリッジ2が装着されると、4つの現像カートリッジ2はそれぞれ、4つのドラムユニット12のそれぞれに対して取り付けられる。
現像カートリッジ2が駆動力を受けると、現像剤が現像ローラ21の外周面に供給される。その際、現像ローラ21のシャフトにはバイアス電圧がかけられているとともに、供給される現像剤は帯電されている。このため、現像ローラ21のシャフトと現像剤との間の静電気力によって、現像ローラ21の外周面に、現像剤が引きつけられる。
現像ローラ21は、現像カートリッジ2の第3方向の一方側端部に位置する。現像ローラ21の外周面の一部は、現像カートリッジ2の筐体から露出する。ドラムカートリッジ1のドラムユニット12に現像カートリッジ2が装着されると、現像ローラ21の外表面が、感光体ドラム3に接触する。これにより、現像ローラ21から感光体ドラム3へと現像剤を供給できる。
感光体ドラム3の表面は、感光体ドラム3の回転に伴って、帯電器4によって一様に帯電される。その後、感光体ドラム3の表面は、LED光源やレーザ光源を有する露光部(図示せず)によって露光され、当該表面に静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム3の表面に形成された静電潜像に現像ローラ21からトナーが供給され、感光体ドラム3の表面にトナー像が形成される。
その後、トナー像が形成された感光体ドラム3の表面が印刷用紙等の記録媒体に接触することにより、記録媒体上に画像が形成される。
<2.ドラムユニット内の駆動力伝達の構造について>
次に、ドラムユニット12内の詳細な構成と、ドラムユニット12内における駆動力伝達の構成とについて、図3ないし図10を参照しつつ説明する。図5は、ドラムユニット12のA−A断面図である。図6は、感光体ドラム3、クリーニングローラ51および紙粉取りローラ52と、それらの周辺の部材とを第2方向他方側から見た平面図である。図7は、ドラムユニット12のB−B断面図である。図8は、感光体ドラム3、クリーニングローラ51および紙粉取りローラ52と、それらの周辺部材とを第2方向他方側から見た拡大平面図である。
ドラムユニット12は、上述の通り、感光体ドラム3と、帯電器4と、クリーニングユニット5とを備えている。また、ドラムユニット12は、感光体ドラム3の第1方向の両端部を回転可能に保持するフレーム120を有する。フレーム120は、第1サイドフレーム121および第2サイドフレーム122を有する。第1サイドフレーム121は、第1方向の他方側において第1方向に直交する方向に拡がる。第2サイドフレーム122は、第1方向の一方側において第1方向に直交する方向に拡がる。
感光体ドラム3は、第1方向に延びる円筒状の部材である。図4および図6に示すように、感光体ドラム3には、カップリング31およびドラムギア32が固定されている。カップリング31およびドラムギア32は、感光体ドラム3に対して回転不能に取り付けられている。これにより、カップリング31およびドラムギア32は、感光体ドラム3とともに回転可能である。
カップリング31は、感光体ドラム3の第1方向の他方側に位置する。具体的には、カップリング31は、感光体ドラム3の第1方向の他方側の端部に固定される。カップリング31は、軸受を介して第1サイドフレーム121に対して回転可能に保持される。カップリング31の第1方向の他方側の端部は、第1サイドフレーム121から外部へ露出する。これにより、カップリング31には、ドラムユニット12の外部から、回転駆動力を受けることが可能である。
ドラムギア32は、図4および図6に示すように、感光体ドラム3の第1方向の一方側に位置する。具体的には、ドラムギア32は、感光体ドラム3の第1方向の一方側の端部に固定される。ドラムギア32は、軸受を介して第2サイドフレーム122に対して回転可能に保持される。
続いて、クリーニングユニット5の詳細な構成について説明する。図6に示すように、クリーニングユニット5は、クリーニングローラ51、紙粉取りローラ52、および紙粉回収部53を有する。
クリーニングローラ51は、感光体ドラム3の外周面をクリーニングする。具体的には、クリーニングローラ51の外表面が帯電した状態で、クリーニングローラ51の外表面を感光体ドラム3の外表面と接触させる。これにより、クリーニングローラ51は、感光体ドラム3から記録媒体へとトナーを転写した後に感光体ドラム3の表面に残存したトナーや紙粉を回収する。本実施形態のクリーニングローラ51は、第1方向に延びる第2軸92について回転可能な「第1ローラ」である。図6および図7に示すように、クリーニングローラ51は、クリーニングローラシャフト511と、円筒部512とを有する。
クリーニングローラシャフト511は、第2軸92に沿って延びる円柱状の部材である。クリーニングローラシャフト511には、金属または導電性樹脂等の導電性材料が用いられる。円筒部512は、第1方向に延びる円筒状の部材である。クリーニングローラシャフト511は、円筒部512の内側に挿入されている。
円筒部512の外表面は、感光体ドラム3の第3方向の他方側において、感光体ドラム3の外表面と接触する。円筒部512は、弾性力を有するゴムやスポンジ等の材料で形成される。
ここで、図7に示すように、クリーニングローラシャフト511は、円筒部512の内部に配置される中央部512a(図11,12参照)と、2つの接続部512b(図11,12参照)とを有する。2つの接続部512bの一方は、中央部512aの第1方向の一端に位置する。2つの接続部512bの他方は、中央部512aの第1方向の他端に位置する。接続部512bの径は、中央部512aの径よりも小さい。接続部512bには、後述する軸受部541等の部材が接続される。
図6に示すように、クリーニングローラシャフト511の第1方向の両端部には、それぞれ、付勢部54が取り付けられている。図7に示すように、付勢部54は、接続部512bを回転可能に保持する軸受部541と、軸受部541を第3方向の他方側から一方側へと付勢する付勢部材542とを有する。付勢部材542には、例えば、コイルばねが用いられる。
付勢部材542は、軸受部541を介してクリーニングローラシャフト511の接続部512bを第3方向の他方側から一方側へと付勢する。これにより、クリーニングローラ51全体が感光体ドラム3へ向かって付勢される。したがって、クリーニングローラ51の円筒部512の外表面が、感光体ドラム3の外表面へと確実に接触する。
図6および図7に示すように、クリーニングローラ51の第1方向の一方側には、第1入力ギア61が接続される。第1入力ギア61は、クリーニングローラ51とともに回転する。第1入力ギア61とクリーニングローラ51との間において、図9〜図12に示す動力伝達部60を介して回転動力が伝達される。
上述のように、クリーニングローラ51は、付勢部材542によって感光体ドラム3へと付勢されている。このため、クリーニングローラ51の回転軸である第2軸92が、付勢の方向に沿って移動する可能性がある。すなわち、第1入力ギア61の回転軸と、クリーニングローラ51の回転軸である第2軸92とが一致しない可能性がある。このため、第1入力ギア61をクリーニングローラ51に対して相対移動不可能に固定すると、第1入力ギア61とクリーニングローラ51の接続箇所に不必要な力がかかる虞がある。そこで、以下に説明する動力伝達部60を用いることにより、第1入力ギア61からクリーニングローラ51へと円滑に回転動力を伝達することができる。
図9および図10は、動力伝達部60の第2軸92を通る面における断面図である。図9は、後述する第2スライド方向における断面図であり、図10は、後述する第1スライド方向における断面図である。すなわち、図9および図10は、クリーニングローラ51の第1方向一方側の端部、第1入力ギア61、継手部材62、第1電極63および付勢部材64の断面図である。図9および図10に示すように、クリーニングローラ51の第1方向の一方側には、第1入力ギア61、継手部材62、電極63および付勢部材64が位置する。
第1入力ギア61は、クリーニングローラ51とともに回転する。第1入力ギア61は、ドラムギア32と噛み合う。これにより、ドラムギア32が回転すると、第1入力ギア61は反対方向に回転する。第1入力ギア61およびドラムギア32は、それぞれ斜歯ギアである。なお、第1入力ギア61は、「第1ローラ」とともに回転する「第1ローラギア」を構成する。
継手部材62は、第1入力ギア61とクリーニングローラシャフト511との間において回転動力を伝達する。本実施形態の継手部材62は、導電性樹脂によって形成される。なお、継手部材62は、金属等の、導電性を有する他の材料によって形成されてもよい。
第1入力ギア61、継手部材62およびクリーニングローラシャフト511の第1方向一方側の端部によって、所謂オルダムカップリングと称される動力伝達部60が構成される。これにより、ドラムギア32の回転に伴って第1入力ギア61が回転すると、動力伝達部60を介してクリーニングローラシャフト511へと回転動力が伝達され、クリーニングローラ51が回転する。動力伝達部60の詳細な構成については、後述する。
電極63および付勢部材64は、クリーニングローラ51および継手部材62の第1方向の一方側に位置する。具体的には、図9および図10に示すように、電極63は、継手部材62の第1方向一方側の端部に接触する。これにより、電極63は、継手部材62と電気的に接触する。また、図9に示すように、継手部材62は、クリーニングローラシャフト511の第1方向一方側の端部に接触する。このため、電極63は、継手部材62を介してクリーニングローラシャフト511と電気的に接触する。
電極63は、付勢部材64によって、第1方向の一方側から他方側へ向けて付勢されている。したがって、電極63の第1方向の他方側に配置される継手部材62およびクリーニングローラシャフト511も、電極63を介して第1方向の一方側から他方側へ向けて付勢される。
また、クリーニングローラ51の第1方向の他方側には、第1出力ギア65が位置する。第1出力ギア65は、クリーニングローラシャフト511の第1方向他方側の端部に固定される。これにより、第1出力ギア65は、クリーニングローラ51とともに回転可能である。
紙粉取りローラ52は、クリーニングローラ51の外周面に付着した紙粉を回収する。具体的には、帯電した紙粉取りローラ52の外表面を、クリーニングローラ51の外表面に接触あるいは近接させることにより、クリーニングローラ51の外表面に付着した紙粉を静電気により吸着する。図6に示すように、紙粉取りローラ52は、第1方向に延びる第3軸93に沿って延びる。また、紙粉取りローラ52は、第3軸93について回転可能である。紙粉取りローラ52の表面は、クリーニングローラ51の第3方向の他方側において、クリーニングローラ51の表面と接触する、あるいは近接する。紙粉取りローラ52は、金属または導電性樹脂等の導電性材料により一体に形成されている。
図6に示すように、紙粉取りローラ52の第1方向の他方側には、紙粉取りローラ52とともに回転可能な第2入力ギア66が固定されている。このため、第2入力ギア66は、紙粉取りローラ52とともに回転する。第2入力ギア66は、第1出力ギア65と噛み合う。これにより、クリーニングローラ51の回転に伴って第1出力ギア65が回転すると、第2入力ギア66は反対方向に回転する。本実施形態では、第1出力ギア65および第2入力ギア66は、それぞれ斜歯ギアである。
紙粉回収部53は、紙粉取りローラ52の外周面に付着した紙粉を回収し、貯留する。紙粉回収部53は、紙粉回収箱531と、紙粉回収刃532とを有する。紙粉回収箱531は、フレーム120の一部によって構成される空間である。紙粉回収箱531は、紙粉取りローラ52に向かって開口し、第1方向に延びる開口部530を有する。紙粉回収刃532は、開口部530に取り付けられ、端部が紙粉取りローラ52の外表面に接触する。紙粉回収刃532には、例えば、弾性力のあるゴムや樹脂等をシート状に形成したものが用いられる。
<3.動力伝達部の詳細な構造について>
次に、動力伝達部60の詳細な構成について、図9〜図14を参照しつつ説明する。図11は、クリーニングローラ51の第1方向一方側の端部、第1入力ギア61、継手部材62および電極63の分解斜視図である。図12は、第1入力ギア61および継手部材62の分解斜視図である。
図13は、クリーニングローラシャフト511、第1入力ギア61および継手部材62のD−D断面図である。図13では、第1突起71の第2溝72に対する相対的な動きが、上段に示した<a>、中段に示した<b>および下段に示した<c>で示されている。なお、中段に示した<b>は、第1突起71を有するクリーニングローラ51の回転軸である第2軸92と、第1入力ギア61の回転軸と、継手部材62の中心軸とが一致した状態を示している。また、上段に示した<a>は、<b>と比べて、第1突起71が継手部材62に対して第1スライド方向の一方側へ移動した状態を示している。下段に示した<c>は、<b>と比べて、第1突起71が継手部材62に対して第1スライド方向の他方側へ移動した状態を示している。
図14は、第1入力ギア61および継手部材62のE−E断面図である。図14では、第3突起73の第4溝74に対する相対的な動きが、上段に示した<a>、中段に示した<b>および下段に示した<c>で示されている。なお、中段に示した<b>は、第1入力ギア61の回転軸と、継手部材62の中心軸とが一致した状態を示している。また、上段に示した<a>は、<b>と比べて、第3突起73が第1入力ギア61に対して第2スライド方向の一方側へ移動した状態を示している。下段に示した<c>は、<b>と比べて、第3突起73が第1入力ギア61に対して第2スライド方向の他方側へ移動した状態を示している。
上述の通り、動力伝達部60において、継手部材62を介して、第1入力ギア61からクリーニングローラ51のクリーニングローラシャフト511へと回転動力が伝達する。
図9および図10に示すように、クリーニングローラ51は、クリーニングローラシャフト511の第1方向一方側に位置する「第1突起71」を有する。第1突起71は、クリーニングローラシャフト511の第1方向一方側の端部において、第1方向の一方側へと突出する。第1突起71は、クリーニングローラシャフト511の径方向に延びる。以下では、第1突起71および後述の第2溝72の延びる方向を「第1スライド方向」と称する。また、第1スライド方向に交差する方向であって、後述する第3突起73および第4溝74の延びる方向を「第2スライド方向」と称する。なお、本実施形態では、第1スライド方向および第2スライド方向は互いに直交する。
継手部材62は、継手本体部620と、軸部621とを有する。継手本体部620全体の外形は、第2スライド方向に延びる。継手本体部620は、第1方向一方側から他方側へ向かって順に、基部622、対をなす2つの第1腕部623a,623bおよび対をなす2つの第2腕部624a,624bを有する。
第1腕部623aは、基部622の第2スライド方向の一方側の縁部から第1方向他方側へ延びる。第1腕部623bは、基部622の第2スライド方向の他方側の縁部から第1方向他方側へ延びる。第2腕部624aは、第1腕部623aから第1方向他方側へ延びる。第2腕部624bは、第1腕部623bから第1方向他方側へ延びる。軸部621は、基部622から第1方向の一方側へ延びる。本実施形態の継手部材62では、第1方向に見て、一対の第1腕部623および一対の第2腕部624の外形は、基部622の外形と重なる。
第1腕部623aと第1腕部623bとは、第2スライド方向に間隔を空けて位置する。図9に示すように、継手部材62は、2つの第1腕部623a,623bの間に、内側溝625を有する。また、継手部材62は、2つの第2腕部624a,624bの第2スライド方向の間に、第1スライド方向に延びる「第2溝72」を有する。内側溝625および第2溝72は、第1方向に繋がる。図9および図13に示すように、第2溝72は、第1突起71と係合する。また、一対の第1腕部623は、第1方向に突出する「第3突起73」を構成する。
第1入力ギア61は、円筒状のギア本体611と、ギア本体611の第1方向他方側の開口を覆う係合板部612とを有する。係合板部612は、第1方向に直交する方向に拡がる板状の部位である。なお、本実施形態において係合板部612はギア本体611の第1方向他方側の端部に位置したが、係合板部612のギア本体611に対する第1方向の位置は、その他の位置であってもよい。
ギア本体611は、内部に空間を有する円筒状である。また、ギア本体611の外表面には、斜歯ギアが設けられている。ギア本体611の内部には、継手部材62の一部が収容される。
係合板部612は、第1入力ギア61の径方向に延びる「第4溝74」を有する。第4溝74の第1方向の長さは、係合板部612の第1方向の長さと一致する。すなわち、第4溝74は、係合板部612を第1方向に貫通する。このため、ギア本体611の内部空間と、第4溝74とによって、第1入力ギア61を第1方向に貫通する「貫通孔610」を構成する。係合板部612は、第4溝74の第2スライド方向の中央において第1スライド方向に延びる位置決め部613を有する。これにより、第4溝74は、第2スライド方向に分断された2つの溝741a,741bを有する。図9および図14に示すように、第4溝74は、第3突起73と係合する。
続いて、クリーニングローラ51の第1突起71、第1入力ギア61および継手部材62の接続について、図9〜図15を参照しつつ説明する。図15は、第1入力ギア61および継手部材62と、クリーニングローラシャフト511の第1方向一方側の端部との分解斜視図である。図15において、第1入力ギア61および継手部材62は、互いに組み合わさった状態で示されている。
動力伝達部60の組み立て時、すなわち、クリーニングローラシャフト511、第1入力ギア61および継手部材62の組み立て時には、図12中に矢印で示すように、継手部材62が、第1入力ギア61の内部の貫通孔610の第1方向一方側の開口から挿入される。これにより、図14に示すように、継手部材62の第1腕部623a,623bがそれぞれ、第1入力ギア61の2つの溝741a,741b内に位置する。すなわち、継手部材62の第3突起73と、第1入力ギア61の第4溝74とが、係合する。
このとき、図12に示すように、継手部材62の基部622の第1方向他方側の端面と、第1入力ギア61の位置決め部613の第1方向一方側の端面とが、第1方向に向かい合う。このため、第1入力ギア61に対する継手部材62の第1方向他方側への移動が制限される。したがって、継手部材62が、付勢部材64によって電極63を介して第1方向他方側へと押されても、継手部材62と第1入力ギア61との相対位置を許容範囲内に保つことができる。
第1入力ギア61に継手部材62が組み付けられると、図15に示すように、継手部材62の第2腕部624a,624bは、第1入力ギア61の第1方向他方側の端面から突出する。そして、クリーニングローラ51の第1突起71は、第2腕部624a,624bの間の第2溝72に挿入される。これにより、図9および図13に示すように、クリーニングローラ51の第1突起71と、継手部材62の第2溝72とが、係合する。このとき、図10に示すように、クリーニングローラ51の第1突起71の第1方向一方側の端面と、第1入力ギア61の位置決め部613の第1方向他方側の端面とが、第1方向に向かい合う。このため、第1入力ギア61に対するクリーニングローラ51の第1方向一方側への移動が制限される。したがって、クリーニングローラ51が第1方向一方側へとずれるのを抑制できる。
図13に示すように、第1突起71の第1スライド方向の長さは、第2溝72の第1スライド方向の長さと略同一である。継手部材62において、第2溝72の第1スライド方向の両側は開放されている。このため、第2溝72内に係合された第1突起71は、第2溝72よりも第1スライド方向の両側に移動可能である。
したがって、図13および図15において破線矢印で示したように、第1突起71と第2溝72とが係合した状態において、第1突起71は第2溝72に対して第1スライド方向にスライド可能であり、第2溝72は第1突起71に対して第1スライド方向にスライド可能である。また、第1突起71と第2溝72とは、一方が回転すると、他方もともに回転する。すなわち、第1突起71と第2溝72とは、互いに第1スライド方向にスライド可能であるとともに、共に回転することによって、回転動力を伝達可能である。
図14に示すように、第3突起73は、貫通孔である第4溝74の内部に配置される。第3突起73の第2スライド方向の長さは、第4溝74の第2スライド方向の長さよりも短い。このため、第3突起73は、第4溝74の内部において、第2スライド方向に移動可能である。より具体的には、第3突起73を構成する2つの第1腕部623a,623bはそれぞれ、第4溝74を構成する2つの溝741a,741bの内部に配置される。各第1腕部623a,623bの第2スライド方向の長さは、各溝741a,741bの第2スライド方向の長さよりも短い。このため、各第1腕部623a,623bは、各溝741a,741bの内部において、第2スライド方向に移動可能である。
したがって、第3突起73と第4溝74が係合した状態において、第3突起73は第4溝74に対して第2スライド方向にスライド可能であり、第4溝74は第3突起73に対して第2スライド方向にスライド可能である。また、第3突起73と第4溝74とは、一方が回転すると、他方もともに回転する。すなわち、第3突起73と第4溝74とは、互いに第2スライド方向にスライド可能であるとともに、共に回転することによって、回転動力を伝達可能である。
第1スライド方向と第2スライド方向とが互いに交差することにより、第1入力ギア61の回転軸とクリーニングローラ51の回転軸とがずれている場合であっても、継手部材62を介して回転動力を、回転周期を変えることなく伝達可能である。
このような動力伝達部60において、継手部材62が導電性を有し、かつ、継手部材62が電極63と電気的に接続されている。すなわち、第2溝72が導電性を有し、かつ、第2溝72が電極63と電気的に接続されている。したがって、第2溝72と、クリーニングローラシャフト511と連続して成形された第1突起71とが係合することにより、クリーニングローラシャフト511は、第1突起71を介して電極63と電気的に接続される。
すなわち、帯電のための静電気の供給と、回転動力の伝達とを、継手部材62の第2溝72によって行っている。その結果、クリーニングローラシャフト511に、帯電を目的とした導電部材を動力伝達部60とは別に接触させる必要がない。このようにクリーニングローラシャフト511に接触する部品点数を減らすことにより、回転動力のエネルギー損失の低減、製造工程の簡易化、および製造コストの低減を実現できる。
また、本実施形態では、継手部材62の第3突起73が、第1入力ギア61の貫通孔610内に位置する。これにより、第3突起73および第1入力ギア61を配置するための空間を第1方向に短くすることができる。すなわち、ドラムユニット12の第1方向の長さを短くすることができる。さらに、本実施形態では、継手部材62の電極63と接続する軸部621と、電極63の一部とが、第1入力ギア61の貫通孔610内に位置する。これにより、ドラムユニット12の第1方向の長さをさらに短くすることができる。すなわち、ドラムユニット12を小型化することができる。
<4.変形例>
以上、本開示の一実施形態について説明したが、本開示は上記の実施形態に限定されるものではない。
図16は、変形例の第1入力ギア61Aおよび継手部材62Aの分解斜視図である。図17は、図16の変形例の第1入力ギア61Aおよび継手部材62Aの断面図である。図16の例は、第1入力ギア61Aの係合板部612Aが位置決め部を有しておらず、第2スライド方向に分断されない第4溝74Aを有する点が、上記の実施形態と相違する。
継手部材62Aの継手本体部620Aは、基部622Aと、基部622Aから第1方向他方側に突出する第3突起73Aと、第3突起73Aから第1方向他方側に突出する2つの第2腕部624Aとを有する。そして、継手部材62Aは、2つの第2腕部624Aの第2スライド方向の間に第2溝72Aを有する。継手本体部620Aは、基部622Aから第1スライド方向の両側に延びる2つの位置決め部626Aを有する。位置決め部626Aと、係合板部612Aの第1方向一方側の端面とは、第1方向に向かい合う。これにより、第1入力ギア61Aに対する継手部材62Aの第1方向他方側への移動が制限される。
図16および図17の例では、単独の第3突起73Aおよび単独の第4溝74Aが係合することにより、第1入力ギア61Aおよび継手部材62Aを、互いに第2スライド方向にスライド可能であって、回転動力を伝達可能に接続することができる。このように、第3突起および第4溝の数は、上記の実施形態のように分断された複数の第3突起および第4溝から構成されてもよいし、図16および図17の例のように分断されない一体の第3突起および第4溝から構成されてもよい。
また、上記の実施形態では、第1ローラであるクリーニングローラ51と継手部材62との接続部が、第1方向に突出する第1突起71と、第1方向に凹み、かつ、シャフトの径方向に延びる第2溝72とにより構成されたが、本発明はこれに限られない。第1ローラと継手部材との接続部は、第1ローラの有する第1溝と、継手部材の有する第2突起とにより構成されてもよい。その場合、第1溝は、第1方向に凹み、かつ、第1ローラのシャフトの径方向に延びる。また、第2突起は、第1方向に突出する。そして、第1溝と第2突起とが係合した状態において、第2突起は、第1溝に対して第1スライド方向にスライド可能に構成される。
また、上記の実施形態では、継手部材62と第1ローラギアである第1入力ギア61との接続部が、第1方向に突出する第3突起73と、第1方向に凹み、かつ第1ローラギアの径方向に延びる第4溝74とにより構成されたが、本発明はこれに限られない。継手部材と第1ローラギアとの接続部は、継手部材の有する第3溝と、第1ローラギアの有する第4突起とにより構成されてもよい。その場合、第3溝は、第1方向に凹み、かつ、第1ローラギアの径方向に延びる。また、第4突起は、第1方向に突出する。そして、第3溝と第4突起とが係合した状態において、第4突起は、第3溝に対して第2スライド方向にスライド可能に構成される。
また、上記の実施形態では、感光体ドラムに接触し、かつ、感光体ドラムを介して回転動力が伝達される「第1ローラ」が、感光体ドラムの外周面をクリーニングするクリーニングローラであった。しかしながら、「第1ローラ」は、例えば、感光体ドラムを帯電させるための帯電ローラであってもよい。この場合、上記の実施形態のスコロトロン型帯電器に代えて、当該帯電ローラが用いられる。また、この場合、上記の実施形態のクリーニングローラに代えて、クリーニングブレードが用いられてもよい。
また、ドラムユニットの細部の形状については、本願の各図に示された形状と相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 ドラムカートリッジ
3 感光体ドラム
12 ドラムユニット
31 カップリング
32 ドラムギア
51 クリーニングローラ
54 付勢部
60 動力伝達部
61,61A 第1入力ギア
62,62A 継手部材
63 電極
64 付勢部材
71 第1突起
72,72A 第2溝
73,73A 第3突起
74,74A 第4溝
91 第1軸
92 第2軸
100 画像形成装置
511 クリーニングローラシャフト
542 付勢部材
610 貫通孔

Claims (12)

  1. 第1方向に延びる第1軸について回転可能な感光体ドラムと、
    前記第1方向に延びる第2軸ついて回転可能な第1ローラであって、
    前記第1ローラの表面が前記感光体ドラムの表面と接触し、前記第2軸に沿って延びる導電性のシャフトを有し、かつ、前記第1方向に突出する第1突起、または、前記第1方向に凹み、前記シャフトの径方向に延びる第1溝であって、前記第1方向における前記シャフトの一方側に位置する第1突起または第1溝を備える第1ローラと、
    前記第1方向に突出し、前記第1溝と係合し、かつ、前記第1溝と係合した状態において前記第1溝に対してスライド可能な第2突起、または、前記第1方向に凹み、前記第1突起と係合し、前記シャフトの径方向に延び、かつ、前記第1突起と係合した状態において前記第1突起に対してスライド可能な第2溝であって、前記第1溝と前記第2突起とが係合した状態、または、前記第1突起と前記第2溝とが係合した状態において、前記第1ローラとともに回転可能であり、かつ、導電性を有する第2突起または第2溝と、
    前記第2突起または前記第2溝と電気的に接続された電極と、
    前記第1ローラとともに回転する第1ローラギアと、
    を備えることを特徴とする、ドラムユニット。
  2. 請求項1に記載のドラムユニットであって、
    前記第1方向に突出する第3突起、または、前記第1方向に凹み、前記第1ローラギアの径方向に延びる第3溝であって、前記第1方向における前記第2突起または前記第2溝の他方側に位置し、前記第2突起または前記第2溝と固定され、かつ、前記第2突起または前記第2溝と電気的に接続される第3突起または第3溝
    をさらに備え、
    前記第1ローラギアは、
    前記第1方向に突出し、前記第3溝と係合し、かつ、前記第3溝と係合した状態において前記第3溝に対してスライド可能な第4突起、前記第1方向に凹み、前記第3突起と係合し、前記第1ローラギアの径方向に延び、かつ、前記第3突起と係合した状態において第3突起に対してスライド可能な第4溝または第4孔であって、前記第1方向における前記第1ローラギアの他方側に位置する第4突起、第4溝
    を備えることを特徴とする、ドラムユニット。
  3. 請求項2に記載のドラムユニットであって、
    前記第1ローラギアは、前記第1方向に貫通する貫通孔を有し、
    前記第3突起の少なくとも一部が前記貫通孔内に位置することを特徴とする、ドラムユニット。
  4. 請求項3に記載のドラムユニットであって、
    前記第4溝は、前記貫通孔の一部であることを特徴とする、ドラムユニット。
  5. 請求項4に記載のドラムユニットであって、
    前記第1ローラギアの径方向における前記第3突起の長さは、前記第1ローラギアの径方向における前記第4溝の長さよりも、短いことを特徴とする、ドラムユニット。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のドラムユニットであって、
    前記第1ローラを前記感光体ドラムへ付勢する付勢部材
    をさらに有することを特徴とする、ドラムユニット。
  7. 請求項6に記載のドラムユニットであって、
    前記付勢部材は、コイルばねであることを特徴とする、ドラムユニット。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のドラムユニットであって、
    前記第1ローラは、
    前記シャフトの周囲を覆う、弾性を有するゴムまたはスポンジ
    をさらに有することを特徴とする、ドラムユニット。
  9. 請求項8に記載のドラムユニットであって、
    前記第1ローラは、前記感光体ドラムの外周面をクリーニングするクリーニングローラであることを特徴とする、ドラムユニット。
  10. 請求項8に記載のドラムユニットであって、
    前記第1ローラは、前記感光体ドラムの外周面を帯電する帯電ローラであることを特徴とする、ドラムユニット。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載のドラムユニットであって、
    前記感光体ドラムの前記第1方向の一方側の端部に位置し、前記感光体ドラムとともに回転可能なドラムギアであって、
    前記感光体ドラムとともに回転し、かつ、前記第1ローラギアと咬み合うドラムギア
    をさらに有することを特徴とする、ドラムユニット。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載のドラムユニットであって、
    前記第2突起または前記第2溝の材料は、導電性樹脂であることを特徴とする、ドラムユニット。
JP2019114854A 2019-06-20 2019-06-20 ドラムユニット Pending JP2021001945A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019114854A JP2021001945A (ja) 2019-06-20 2019-06-20 ドラムユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019114854A JP2021001945A (ja) 2019-06-20 2019-06-20 ドラムユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021001945A true JP2021001945A (ja) 2021-01-07

Family

ID=73994062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019114854A Pending JP2021001945A (ja) 2019-06-20 2019-06-20 ドラムユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021001945A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7472933B2 (ja) ドラムカートリッジおよびプロセスカートリッジ
CN113110009B (zh) 显影盒
JP6930204B2 (ja) 画像形成装置
JP6776567B2 (ja) 画像形成装置
US5953562A (en) Process cartridge, assembling method for process cartridge and grounding member
EP0813119B1 (en) Process cartridge and image forming system
JP3492109B2 (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
US10539915B2 (en) Drum unit, cartridge, electrophotographic image forming apparatus and coupling member
US9188945B2 (en) Cartridge and image forming apparatus
JP6897096B2 (ja) 画像形成装置
US11003129B2 (en) Cartridge, image forming apparatus and assembling method of drive transmission unit
US5739900A (en) Cylindrical member and engagement member assembly using plural fitting portion pairs
KR20000052597A (ko) 프로세스 카트리지 및 전자 사진 화상 형성 장치
JP2004012523A (ja) 現像装置及び現像カートリッジ及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
EP0576759A2 (en) Process cartridge and image forming system on which process cartridge is mountable
CN108027575B (zh) 显影盒及采用此的电子照相方式的图像形成装置
JPH0414348B2 (ja)
JP2018146830A (ja) ドラムカートリッジおよびプロセスカートリッジ
JP6880925B2 (ja) 現像カートリッジ
JP2020052303A (ja) 画像形成装置
KR20160105305A (ko) 사이드 부재, 카트리지, 및 화상 형성 장치
JP2021001945A (ja) ドラムユニット
JP2020160223A (ja) 現像カートリッジ
JP2020160224A (ja) ドラムカートリッジおよび現像カートリッジ
US9152082B2 (en) Cartridge having contact member to mitigate damage to cartridge frame