JP2020536438A - Mu−mimoにおいて協調スケジューリングされるdmrsポートを示すためのシグナリング態様 - Google Patents

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Abstract

本開示は、移動端末、基地局、移動端末によるデータ送信/受信の方法、および基地局によるデータ受信/送信の方法に関する。移動端末は、回路を備え、この回路は、参照信号を搬送するための、複数の符号分割多重(CDM)グループにグループ分けされている各リソースをポートに割り当てるコンフィギュレーションを定義するパラメータを受信し、データの送信および/または受信のための少なくとも1つのCDMグループのポートに参照信号を配置するために適用される、レイヤ/ポートのマッピングの組み合わせのセットの1つを示す制御情報を受信する。この制御情報は、同じデータ送信および/または受信のための複数のCDMグループのうちの少なくとも1つのCDMグループおよび/または少なくとも1つの別のCDMグループに対する協調スケジューリング情報を示す。【選択図】図3

Description

本開示は、通信システムのリソースでのデータおよび/または参照信号の送信および受信に関する。
現在、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)では、第5世代(5G)とも呼ばれる次世代セルラー技術の技術仕様の公開(Release15)に向けての作業をしている。3GPP技術仕様化グループ(TSG)無線アクセスネットワーク(RAN)会議No.71(グーテンベルク、2016年3月)では、RAN1、RAN2、RAN3およびRAN4を含む最初の5G検討項目“Study on New Radio Access Technology”が承認され、最初の5G規格を規定するRelease15作業項目になることが予想されている。
5G NRの1つの目的は、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、超高信頼度低レイテンシ通信(URLLC)、大規模マシン型通信(mMTC)を少なくとも含む、非特許文献1(www.3gpp.orgで入手可能)に定義されているすべての使用シナリオ、要求事項および配備シナリオに対処する単独の技術フレームワークを提供することである。
たとえば、eMBB配備シナリオは、屋内ホットスポット、密集都市、地方、都市マクロおよび高速を含むことができ、URLLC配備シナリオは、工業用制御システム、モバイル健康管理(遠隔監視、診断および治療)、車両のリアルタイム制御、広域監視、およびスマートグリッドの制御システムを含むことができ、mMTCは、スマートウェアラブルおよびセンサネットワークなどの非時間クリティカルデータ転送に関して多数のデバイスを用いるシナリオを含むことができる。
別の目的は後方互換性を実現することである。Long Term Evolution(LTE)との後方互換性は必要とされず、これにより、完全に新しいシステム設計および/または新規の特徴を導入することが容易になる。
NR作業項目に関する技術報告書の1つ(非特許文献2)に要約されているように、基本物理レイヤ信号波形は直交周波数分割多重化(OFDM)に基づくことになる。ダウンリンクとアップリンクの両方について、サイクリックプレフィックスを用いたOFDM(CP−OFDM)をベースとする波形がサポートされている。少なくともeMBBアップリンクに対して40GHzまでCP−OFDMと相補的である、離散的フーリエ変換(DFT)拡散OFDM(DFT−S−OFDM)をベースとする波形もまたサポートされている。
NRの設計目標の1つは、ダウンリンク、アップリンク、およびサイドリンクに対して可能な限り共通の波形を探し求めることである。DFT拡散を導入することは、アップリンク送信では場合によって必要がないことがあると考えられてきた。用語の「ダウンリンク」とは、高いノードから低いノードへの(たとえば、基地局から中継ノードもしくはUEへの、または中継ノードからUEなどへの)通信を指す。用語の「アップリンク」とは、低いノードから高いノードへの(たとえば、UEから中継ノードもしくは基地局への、または中継ノードから基地局などへの)通信を指す。用語の「サイドリンク」とは、同じレベルのノード間(たとえば、2つのUE間、または2つの中継ノード間、または2つの基地局間)の通信を指す。
用語の空間レイヤ(またはレイヤ)とは、空間多重化によって生成された異なるストリームのうちの1つを指す。1つのレイヤは、送信アンテナポートへのシンボルのマッピングとして記述することができる。各レイヤは、送信アンテナポートの数に等しいサイズのプリコーディングベクトルによって識別され、1つの放射パターンと関連付けることができる。送信のランクとは、送信されるレイヤの数のことである。コードワードとは、別個に符号化されたデータブロックのことであり、送信機の媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)レイヤから物理レイヤへ送出され巡回冗長検査(CRC)によって保護されている、単一のトランスポートブロック(TB)に対応する。
一般に、1つのレイヤが、LTEのサブフレームに相当する送信時間(TTI)間隔ごとに割り当てられる。しかし、3GPP NRでは、URLLCまたはeMBBによって異なるTTIがあり得る。特にNRでは、TTIがスロット、ミニスロット、またはサブフレームであり得る。レイヤ、ランク、およびコードワードについては、非特許文献3も参照されたい。
従来、参照信号パターン(RS)が、基地局のアンテナポート(またはポート)から送信されている。ポートは、単一の物理的送信アンテナとして、または複数の物理的アンテナ素子の組み合わせとして送信することができる。どちらの場合も、各アンテナポートから送信される信号は、UE受信機によってさらに分解されるようには設計されていない。すなわち、所与のアンテナポートに対応する送信RSは、UEの視点からアンテナポートを規定し、UEを使用可能にして、そのアンテナポートで送信されるすべてのデータのチャネル推定値を、そのチャネル推定値が1つの物理的アンテナからの単一の無線チャネルを表すのか、それともそのアンテナポートを一緒に含む複数の物理的アンテナ素子からの複合チャネルを表すのかにかかわらず、得る。ポートについては、非特許文献4も参照されたい。
LTEでは、UEのデータ送受信は、物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を用いてeNBによってスケジューリングされ、このPDCCHは、ダウンリンク制御情報(DCI)と呼ばれる、UEまたはUEのグループに対するリソース割り当ておよび他の制御情報を含むメッセージを搬送する。一般に、いくつかのPDCCHをサブフレームで送信することができる。
制御チャネルメッセージの要求されるコンテンツは、システム配置およびUE構成によって決まる。たとえば、インフラストラクチャがMIMOをサポートしていない場合、またはMIMOを含まない送信モードでUEが構成されている場合には、MIMO送信にだけ必要とされるパラメータを知らせる必要がない。したがって、シグナリングオーバヘッドを最小限にするためには、特定のシナリオに必要な最小限のペイロードをそれぞれが含む、いくつかの異なるメッセージフォーマットを利用できることが望ましい。一方で、実施および試験が複雑になりすぎないようにするためには、指定するフォーマットが多すぎないことが望ましい。LTEで指定されているDCIメッセージフォーマットのセットが以下に列挙されている。
上記の技術標準または非特許文献5を参照されたい。
フォーマット0:DCIフォーマット0は、PUSCHのリソースグラントの送信用に使用され、アップリンク送信モード1または2で単一アンテナポート送信を使用する。
フォーマット1:DCIフォーマット1は、単一コードワードPDSCH送信に対するリソース割り当ての送信に使用される(ダウンリンク送信モード1、2および7)。
フォーマット1A:DCIフォーマット1Aは、単一コードワードPDSCH送信に対するリソース割り当てのコンパクトシグナリングのために、ならびに無競合ランダムアクセスのために専用プリアンブルシグネチャを移動端末に割り当てるために、使用される(全送信モードに対し)。
フォーマット1B:DCIフォーマット1Bは、ランク1送信と共に閉ループプリコーディングを使用するPDSCH送信に対するリソース割り当てのコンパクトシグナリングのために使用される(ダウンリンク送信モード6)。送信される情報はフォーマット1Aにおけるのと同じであるが、PDSCH送信に適用されるプリコーディングベクトルのインジケータが追加される。
フォーマット1C:DCIフォーマット1Cは、PDSCH割り当ての非常にコンパクトな送信用に使用される。フォーマット1Cが使用される場合、PDSCH送信は、QPSK変調を使用することが強いられる。フォーマット1Cは、たとえば、呼び出しメッセージおよびブロードキャストシステム情報メッセージを知らせるために使用される。
フォーマット1D:DCIフォーマット1Dは、マルチユーザMIMOを使用するPDSCH送信に対するリソース割り当てのコンパクトシグナリング用に使用される。送信される情報はフォーマット1Bにおけるのと同じであるが、プリコーディングベクトルインジケータのビットの1つの代わりに、電力オフセットがデータシンボルに適用されているかどうかを示す単一のビットがある。この機能は、送信電力が2つのUEの間で共有されているかどうかを示すために必要とされる。LTEの今後のバージョンは、この機能を多数のUE間の電力共有の場合にまで拡張し得る。
フォーマット2:DCIフォーマット2は、閉ループMIMO動作のためのPDSCHに対するリソース割り当ての送信に使用される(送信モード4)。
フォーマット2A:DCIフォーマット2Aは、開ループMIMO動作のためのPDSCHに対するリソース割り当ての送信に使用される。送信される情報は、eNodeB(LTEの基地局の名称)が2つの送信アンテナポートを有する場合に、プリコーディング情報がないこと、および送信ランクを示すために4つのアンテナポートに対して2つのビットが使用されることを除いて、フォーマット2と同じである(送信モード3)。
フォーマット2B:Release 9で導入され、デュアルレイヤビーム形成のためのPDSCHに対するリソース割り当ての送信に使用される(送信モード8)。
フォーマット2C:Release 10で導入され、8レイヤまで用いた閉ループ単一ユーザまたはマルチユーザMIMO動作のためのPDSCHに対するリソース割り当ての送信に使用される(送信モード9)。
フォーマット2D:Release 11で導入され、8レイヤ送信まで使用され、主としてCOMP(Cooperative Multipoint)用に使用される(送信モード10)。
フォーマット3および3A:DCIフォーマット3および3Aは、2ビットまたは1ビット電力調整をそれぞれ用いたPUCCHおよびPUSCHに対する電力制御コマンドの送信用に使用される。これらのDCIフォーマットは、UEのグループに対する個々の電力制御コマンドを含む。
フォーマット4:DCIフォーマット4は、PUSCHのスケジューリング用に使用され、アップリンク送信モード2で閉ループ空間多重化送信を使用する。
サーチスペースは、UEがそのPDCCHを見つけることができるCCE位置のセットを示す。各PDCCHは、1つのDCIを搬送し、DCIのCRCアタッチメントに非明示的に符号化されたRNTI(無線ネットワーク一時識別子)によって識別される。UEは、ブラインド復号およびCRC検査によって、構成されたサーチスペースのCCEを監視する。サーチスペースは、共通サーチスペースおよびUE固有サーチスペースとすることができる。UEは、重なり合っていることがある共通サーチスペースとUE固有サーチスペースの両方を監視する必要がある。共通サーチスペースは、システム情報(SI−RNTIを使用する)、呼び出し(P−RNTI)、PRACH応答(RA−RNTI)、またはUL TPCコマンド(TPC−PUCCH/PUSCH−RNTI)などの、すべてのUEに共通であるDCIを搬送する。UE固有サーチスペースは、UEの割り当てC−RNTI、セミパーシステントスケジューリング(SPS C−RNTI)、または初期割り当て(一時C−RNTI)を使用して、UE固有の割り当てについてのDCIを搬送することができる。
DCIは、このようにして、送受信構成を含むデータをUEが受信または送信するためのリソースを指定する。
3GPP TSG RAN TR 38.913 v14.1.0, "Study on Scenarios and Requirements for Next Generation Access Technologies", Dec. 2016 3GPP TSG TR 38.801 v2.0.0, "Study on New Radio Access Technology; Radio Access Architecture and Interfaces", March 2017 section 11.2.2.2 of S. Sesia, I. Toufik and M, Baker, LTE: The UMTS Long Term Evolution, Second Edition section 8.2 of S. Sesia, I. Toufik and M, Baker, LTE: The UMTS Long Term Evolution, Second Edition LTE - The UMTS Long Term Evolution - From Theory to Practice, Edited by Stefanie Sesia, Issam Toufik, Matthew Baker, Chapter 9.3.5 3GPP TSG RAN Meeting #75, RP-171485 by NTT DoCoMo, "Revised WID on New Radio Access[] Technology", June 5-8, 2017 RAN1 NR#3 (RAN1 Chairman Notes: RAN1 NR Ad-Hoc#3) section 29.1.1 of S. Sesia, I. Toufik and M, Baker, LTE: The UMTS Long Term Evolution, Second Edition 3GPP TS 36.212, V14.3.0 (Table 5.3.3.1.5C-2)
1つの非限定的および例示的な実施形態では、複数のアンテナを使用してレイヤ内でデータが送信および/または受信される移動通信システムにおいて、協調スケジューリング情報のシグナリング(非透過MU−MIMO)を符号分割多重(CDM)グループそれぞれについて助長する。より詳細には、本開示は、より効率的かつ効果的なシグナリング機構を助長するために協調スケジューリング情報と組み合わされる、レイヤとポートのマッピング組み合わせのセットを提案する。
一実施形態では、本明細書に開示された技法は、移動端末であって、参照信号を搬送するための、複数の符号分割多重(CDM)グループにグループ分けされている各リソースをポートに割り当てるコンフィギュレーションを定義するパラメータを受信し、データの送信および/または受信のための少なくとも1つのCDMグループのポートに参照信号を配置するために適用される、レイヤ/ポートのマッピングの組み合わせのセットの1つを示す制御情報を受信する回路であって、前記制御情報は、同じデータ送信および/または受信のための複数のCDMグループのうちの前記少なくとも1つのCDMグループおよび/または少なくとも1つの別のCDMグループに対する協調スケジューリング情報を示す、回路と、前記協調スケジューリング情報に基づいて、複数のアンテナを使用して、レイヤ内でデータの送信および/または受信を行うトランシーバと、を備える、移動端末を特徴とする。
一般的または具体的な実施形態は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、記憶媒体、またはこれらのいずれかの選択的な組み合わせとして実現できることに留意されたい。
開示された実施形態のさらなる利益および利点は、本明細書および図面から明らかになろう。これらの利益および/または利点は、本明細書および図面の様々な実施形態および特徴によって個々に得ることができるが、これらの実施形態および特徴は、そのような利益および/または利点の1つ以上を得るためにすべてが必要というわけではない。
図1Aおよび図1Bは、前方(front loaded)復調用参照信号(DMRS)のコンフィギュレーションタイプの概略図である。 図1Cおよび図1Dは、前方復調用参照信号(DMRS)のコンフィギュレーションタイプの概略図である。 移動端末および基地局の構成を示すブロック図である。 DMRSコンフィギュレーションタイプ1および1シンボルDMRSコンフィギュレーションのための、各CDMグループに対する、協調スケジューリング情報と組み合わされた、レイヤ/ポートのマッピングの組み合わせの例示的なセットを示す図である。 DMRSコンフィギュレーションタイプ1および2シンボルDMRSコンフィギュレーションのための、各CDMグループに対する、協調スケジューリング情報と組み合わされた、レイヤ/ポートのマッピングの組み合わせの例示的なセットを示す図である。 DMRSコンフィギュレーションタイプ2の場合および1シンボルDMRSのための、各CDMグループに対する、協調スケジューリング情報と組み合わされた、レイヤ/ポートのマッピングの組み合わせの例示的なセットを示す図である。 DMRSコンフィギュレーションタイプ2の場合および2シンボルDMRSのための、各CDMグループに対する、協調スケジューリング情報と組み合わされた、レイヤ/ポートのマッピング組み合わせの例示的なセットを示す図である。 DMRSコンフィギュレーションタイプ2の場合および2シンボルDMRSのための、各CDMグループに対する、協調スケジューリング情報と組み合わされた、レイヤ/ポートのマッピング組み合わせの例示的なセットを示す図である。
第3世代パートナーシッププロジェクト新無線(3GPP NR)では、広範囲の要件およびユースケースに適合するように参照信号が再設計されている。チャネル推定の目的で使用される復調用参照信号(DMRS)もまた、サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重化(CP−OFDM)波形を用いたアップリンクとダウンリンク両方で均一な構造を有するように設計されている。本開示は、非透過マルチユーザ多入力多出力(MU−MIMO)をサポートするためのシグナリング態様に関する。前方DMRSの(直交DMRSポートの多重化方式が異なる)2つのコンフィギュレーションがサポートされることになり、それぞれのコンフィギュレーションに1シンボルまたは2シンボルDMRSを使用する適応性がある。
現在のLTEでは、直交DMRSポートについては多重化方式の単一のカテゴリによる固定コンフィギュレーションがあり、非透過MU−MIMOに対してはサポートがない。
しかし、3GPP NRでは、他のUEに対する協調スケジューリングされたDMRSポートからの干渉が多くなる可能性により、状況がより複雑である。加えて、異なるDMRSポート間の周波数分割多重化(FDM)により、レートマッチングが必要である。このことにより、NRではUE非透過MU−MIMOをサポートすることが期待される。本開示では、DMRSレイヤとポートのマッピングテーブルに新しいフィールドを追加することによって、MU−MIMOにおける同一および/または異なるCDMグループ内の協調スケジューリングされたDMRSポートについての少なくともいくつかの情報を示すためのフレームワークを提供する。
本開示は、NR技術に関する。NRアクセス技術については、非特許文献6を参照されたい。より詳細には、NRアクセス技術は、CP−OFDM波形を用いたダウンリンクとアップリンク両方の前方DMRSの態様を扱う。非特許文献7では、DMRSが取り込まれ、これにより、協調スケジューリングされたDMRSポートに関連する少なくともいくつかの情報をシグナリングするためのフレームワークが、DMRSレイヤとポートのマッピングテーブルを使用することによって得られる。
上記のように、3GPP NRでは、復調用参照信号(DMRS)がダウンリンクとアップリンクの両方について再設計されている。
図1A〜1Dに示されている2つのコンフィギュレーションが、CP−OFDM波形を用いるダウンリンクおよびアップリンクでの前方DMRSのためにサポートされる。
図示のように、前方参照信号は、1シンボルDMRSが使用される場合には、TTIのシグナリングセクション(たとえば、2つのシンボルから成るシグナリングセクション)のリソースに隣接する最初のデータシンボルのリソースに割り当てられ、2シンボルDMRSが使用される場合には、最初の2つのデータシンボルのリソースに割り当てられる。
図1Aおよび図1Bはそれぞれ、14個のシンボルおよび12個のサブキャリアからなるスロットに対応する例示的なリソースグリッドを示す。それぞれの図の左側にある最初の2つのシンボルは、スロットのシグナリングセクションに対応する。物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)は、シグナリングセクションで知らされる。LTEでは、この例示的なリソースグリッドは、サブフレームの2つのスロットのうちの1つに対応することになる。しかし、このことは本開示を限定するものではない。その理由は、サブフレームが(単一の)スロットに対応してもよく、あるいは3つ以上のスロットを含んでもよく、またスロットが有するシンボルが14個より多くても少なくても、サブキャリアが12個より多くても少なくてもよいからである。
コンフィギュレーションタイプ1に対応する第1の前方DMRSコンフィギュレーションが、図1Aおよび図1Bに示されている。このコンフィギュレーションは、単一ユーザ多入力多出力(SU−MIMO)またはマルチユーザ多入力多出力(MU−MIMO)に対し8つまでの直交DMRSポートをサポートすることを目的とする。第1のコンフィギュレーションでは、図1Aに示されるように、1シンボルDMRSが使用される場合に4つまでの直交DMRSポートをサポートする。特に、2つのコムと2つのサイクリックシフト(CS)を組み合わせて4つまでの構成要素セット(component set)を形成することができ、それぞれの得られた構成要素セットは、4つまでのDMRSポートにそれぞれ割り当てることができる。これらの構成要素セットは、本開示のコンテキストではCDMグループとしても表される。
図1Bに示されるように、2シンボルDMRSが使用される場合には、2つのコムおよび2つのサイクリックシフトを2つの時間分割直交カバーコード(TD−OCC)と、特にウォルシュ・アダマールTD−OCCと組み合わせることができ({1,1}および{1,−1})、8つまでの直交DMRSポートをサポートすることができる。しかし、2シンボルDMRSの場合には、{1,1}および{1,−1}を使用せずに4つまでのDMRSポートをスケジューリングすることも可能になるはずである。
コンフィギュレーションタイプ2に対応する第2の前方DMRSコンフィギュレーションが、図1Cおよび図1Dに示されている。このコンフィギュレーションは、SU−MIMOまたはMU−MIMOに対し12個までの直交ポートのサポートを実現する。特に、周波数領域の隣り合うRE(リソースエレメント)全体にわたってそれぞれ適用された2つの(ウォルシュ・アダマール)周波数分割直交カバーコード(FD−OCC)が、6つの構成要素セット、すなわちCDMグループを生成する。
図1Cおよび図1Dから分かるように、12個のサブキャリアでは、隣り合うREの対が3つの周波数分割多重化(FDM)グループにグループ分けされる。したがって、6つの構成要素セットが、3つのFDMグループにそれぞれ適用された2つのFD−OCC({1,1}と{1,−1}の両方)から得られる。1シンボルDMRSの場合では(図1C)、得られる6つのそれぞれの構成要素セットは、6つまでの直交DMRSポートに割り当てることができる。2シンボルDMRSの場合では、これら6つの構成要素セットをさらに2つのTD−OCCと組み合わせて、12個までの直交DMRSポートをサポートする能力を得ることができる(図1D)。
図1A〜1Dを参照して上述したように、コム、サイクリックシフト、FD−OCC、FDMs、およびTD−OCCは、参照信号のための、特に前方DMRSのためのリソース要素を構成する。
これらのリソース要素は、第1または第2の前方DMRSコンフィギュレーションに従って組み合わされ、結果として得られる構成要素セットまたはCDMグループはそれぞれ、直交DMRSポートに割り当てられる。しかし、2シンボルDMRSの使用は、より低いランクでも可能になるはずである。1シンボルまたは2シンボルDMRSの場合に特定のコンフィギュレーションによってサポートされる構成要素セットまたはCDMグループのすべてが、ポートの割り当てのために使用される必要があるわけではない。特に、2シンボルの場合にも、{1,1}と{1,−1}の両方を使用せずに6つのDMRSポートをスケジューリングすることが可能になるはずである。
ユーザ機器(UE)の観点から、周波数領域符号分割多重化(CDM)によって多重化されたDMRSポートは、おおよそ同じ場所に置かれる。
ULとDLでUEの前方DMRSコンフィギュレーションタイプが異なっていてもよいかどうかについては、さらなる検討の余地が依然としてある。さらに、上記の合意に顕著な複雑さ/性能問題が含まれる場合には、ダウン選択がなお論じられ得る。
LTE DMRSコンフィギュレーション
上述の3GPP NRにおけるDMRSコンフィギュレーションはLTEと異なっており、LTEには主に、ウォルシュ・アダマール直交カバーコードを使用する周波数および時間の符号分割多重化を使用して合計8つまでの直交ポート/レイヤをサポートする、ダウンリンクの単一のコンフィギュレーションがある。LTEにおけるDMRSコンフィギュレーションについての構成およびさらなる詳細は、非特許文献8に見出すことができる。
非特許文献9から取られている、現在のLTEのレイヤとポートのマッピングの表が以下の表1に示されている。
LTEでは、ダウンリンクのために8つまでの直交DMRSポートがサポートされ、多重化方式の単一のカテゴリ(時間/周波数のOCC)を主に使用する。したがって、ポート組み合わせのいずれも、レイヤをマッピングするために、所与のシナリオの動作に影響を及ぼさずに使用することができる。さらに、所与の数のレイヤに対し、リソース(DMRSオーバヘッド)の使用は、どのポート組み合わせについても同じである。
さらに、LTEは、限定されたサポートをMU−MIMOに対し行う。また、固定DMRSコンフィギュレーションがサポートされ、それゆえに、追加のシグナリングが動的コンフィギュレーションに必要とされることはない。
表1から分かるように、LTEではレイヤとポートのマッピングで可能な組み合わせが非常に限られている。長さ4のビットマップが、レイヤとポートのマッピングを所与のユーザに知らせるために規定されている。最小数のポート組み合わせが、以下の制限によるレイヤとポートのマッピング結果に対してサポートされる。2つまでのレイヤでは、マッピングのポートインデクシングは連続しており、重なりがない。3つから8つのレイヤでは、インデクシングは連続しており、重なりがなく、固定開始点としてのインデックス0から開始している。マッピングは、1つのポート組み合わせに限定されている。
LTEの最新リリースでは、透過MU−MIMOだけ(かつ非透過MU−MIMOではない)がサポートされている。しかし、いつもこうであるとは限らない。
LTE Rel−8では、2つまでのUEへの送信をサポートするためにMU−MIMOが初めて導入されたときに、非透過MU−MIMOが、1ビットを専用電力オフセットフィールドにすることによって導入された。それにもかかわらず、3つ以上のUEに対する非透過MU−MIMOのサポートは同意されたことが決してなく、特に、もっと最近のLTEのリリースでは同意されなかった。増大したシグナリングオーバヘッドの欠点は、増大の結果として得られる利点を上回ることがないと決定された。
NRに対するDMRS要件
LTEのレイヤとポートのマッピングに対する制限はもはや、3GPP NRでは耐えることができない。特に、3GPP NRにおける新システム設計の利点から利益を得るための、非透過MU−MIMOの需要がある。
たとえば、非透過MU−MIMOのサポートを3GPP NRに取り入れるために、専用ビットフィールドを取り入れていないLTEに対してなされた決定を再検討することができるはずである。しかし、やはり現在のところ、MU−MIMOの専用ビットフィールドが存在するので、サポートは必要がない。
実施形態についての説明
本開示は、複数のアンテナを使用してレイヤ内でデータが送信および/または受信される移動通信システムにおいて、協調スケジューリング情報のシグナリング(非透過MU−MIMO)を符号分割多重(CDM)グループそれぞれについて助長する。より詳細には、本開示は、より効率的かつ効果的なシグナリング機構を助長するために協調スケジューリング情報と組み合わされる、レイヤとポートのマッピングの組み合わせ情報のセットを提案する。
図2に示された例示的な実施形態では、本開示は、移動通信システムにおいて複数のアンテナを使用する基地局260との間でデータを送信および/または受信する移動端末210を提示する。移動端末210および基地局260は、無線チャネル250を介してデータを送信および/または受信するように構成される。
移動端末210は、LTEおよびNRにおいてユーザ機器(UE)という名称で通常呼ばれているものに対応することができ、基地局260は、LTEおよびNRにおいて進化型NodeB(eNodeBもしくはeNB)または次世代NodeB(gNodeもしくはBgNB)という名称で呼ばれているものに対応することができる。
より詳細には、移動端末210は、基地局260との間でデータをレイヤ内で送信および/または受信するように構成される。上で論じたように、用語のレイヤ(または空間レイヤ)とは、空間多重化によって生成された後に移動端末210と基地局260の間で別々のアンテナポートを介して交換される、様々なストリームのうちの1つを指す。
送信および(続いて)受信されるデータのコヒーレント復調のために、参照信号もまた、移動端末210と基地局260の間で交換される。上で論じたように、参照信号の送信および/または受信は、レイヤとポートのマッピングを参照して行われる。このマッピングは、それぞれのレイヤごとに、参照信号を送信/受信するために使用されるべき1つのDMRSポートを指定する。
特に、レイヤとポートのマッピングは、基地局260および移動端末210の構成に応じて、すなわち、DMRSコンフィギュレーションタイプ(たとえば、DMRSコンフィギュレーションタイプ1または2)によって指定されるコンフィギュレーションと、DMRS(たとえば、1シンボルまたは2シンボルDMRS)に使用されるべきシンボルの数とに応じて変化する。上で論じたように、このコンフィギュレーションは、DMRSを搬送するためのリソースを決定するだけでなく、基地局260によってスケジューリングできるDMRSポートの最大数も決定する。
言い換えると、移動端末210および基地局260は、移動通信システムにおける通信のために複数のコンフィギュレーションのうちのどれが選択されるかに応じて異なるレイヤとポートのマッピングに戻る。DMRSポートのコンフィギュレーションは、基地局260および移動端末がデータの送信および/または受信を実行するためにレイヤとポートのマッピングを使用できるように指定される。
この目的のために、移動端末210は、たとえばトランシーバ220およびプロセッサ230である回路を備え、この回路は動作時に、参照信号を搬送するそれぞれの(時間−周波数)リソースをDMRSポートに割り当てるコンフィギュレーションを定義するパラメータを受信する。言い換えると、このコンフィギュレーションでは、1つまたは複数のDMRSポートの参照信号のそれぞれを、(リソース)要素セットとして表されることもある特定のリソースに割り当てる。
リソースまたは(リソース)要素セットは、複数の符号分割多重(CDM)グループにグループ分けされる。特に、符号分割多重(CDM)グループは、リソースのそれぞれ、または(リソース)要素セットによって、最大数の、たとえば2つまたは4つの直交参照信号を同じCDMグループのそれぞれのDMRSポートで搬送できるように、参照信号を搬送するためのリソースまたは(リソース)要素セットをDMRSポートのそれぞれについて指定する。
図1Aに示された例を参照すると、2つのサイクリックシフト(2つの異なるDMRSポートのセットになる)をそれぞれ有する2つのコム(comb1、comb2)のリソースは、別々のCDMグループ(CDMグループ0、CDMグループ1)を規定している。図1Bに示された例では、2つのサイクリックシフトおよび2つのTD−OCC(4つの異なるDMRSポートのセットになる)をそれぞれ有する2つのコム(comb1、comb2)のリソースは、別々のCDMグループ(CDMグループ0、CDMグループ1)を規定している。
さらに図1Cに示された例では、2つのFD−OCC(2つの異なるDMRSポートのセットになる)をそれぞれ有する3つのFDMグループ(FDM1、FDM2、FDM3)のリソースは、別々のCDMグループ(CDMグループ0、CDMグループ1、CDMグループ2)を規定している。最後に、図1Dに示された例では、2つのFD−OCCおよび2つのTD−OCC(4つの異なるDMRSポートのセットになる)をそれぞれ有する3つのFDMグループ(FDM1、FDM2、FDM3)のリソースは、別々のCDMグループ(CDMグループ0、CDMグループ1、CDMグループ2)を規定している。
すでに上述したように、参照信号を搬送するための(時間−周波数)リソースは、複数の符号分割多重(CDM)グループにグループ分けされる。特に、本開示のコンテキストでは、CDMグループとは、同じリソースを使用する、かつ直交カバーコード(OCD)または時間および/もしくは周波数の符号分割多重(CDM)を使用することによって互いに直交する、DMRSポートのセットを指す。
本開示のコンテキストでは、移動端末210の観点からCDMグループが参照される。移動端末210では、CDMグループとは、おおよそ同じ場所に置かれているDMRSポートのリソースまたは(リソース)要素セットを指す。
再び例示的な実施形態に対して、たとえばトランシーバ220およびプロセッサ230である、移動端末210の回路は動作時に、データの送信および/または受信のための少なくとも1つのCDMグループのDMRSポートに参照信号を配置するために適用される、レイヤとポートのマッピングの組み合わせのセットの1つを示す制御情報を受信する。
次に、移動局210は、レイヤとポートのマッピングの組み合わせのセットのうちの示された1つを利用してDMRSポートを決定し、リソースまたは(リソース)要素セットのコンフィギュレーションに基づいて、このDMRSポートに対し、データの送信および/または受信のためのそれぞれのリソースを決定する。言い換えると、組み合わせにおいてのみ、コンフィギュレーションおよび示されたレイヤとポートのマッピングは、データの送信および/または受信を可能にする。
しかし、コンフィギュレーションパラメータと制御情報は、移動端末210によって両方同時には受信されない。むしろ、基地局260は、コンフィギュレーションパラメータをたとえば無線リソース制御(RRC)プロトコルによってまれにしか知らせることができないのに対し、制御情報は、ダウンリンク制御情報(DCI)中のスケジューリング情報と一緒に、物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介して知らされ得る。
さらに、例示的な実施形態に対して、受信された制御情報は、しかしながら、レイヤとポートのマッピング構成のセットのうちの1つを移動端末210に示すことだけに制限されない。むしろ、受信された制御情報はさらに、移動端末210に対し協調スケジューリング情報をCDMグループそれぞれについて示す。
この協調スケジューリング情報は次に、同じデータの送信および/または受信のために利用すること、すなわち、同じTTIのデータの送信および/または受信のための干渉相殺および/またはレートマッチングを改善するのに利用することができる。
CDMグループそれぞれについて協調スケジューリング情報を示すと、非透過MU−MIMOシグナリングに対して有利なトレードオフが実現する。特に、CDMグループそれぞれについて協調スケジューリングを示すことにより、干渉相殺の改善、および/またはデータ送信容量を増大させるためのレートマッチングの適応に関して、シグナリングオーバヘッドを最小にするという利点が得られる。
以下では、参照信号の送信および/または受信を実行するように移動端末210がスケジューリングされるCDMグループ(以下ではCDMグループの第1のセットとして表される)と、移動端末210に対しスケジューリングされていない他のCDMグループ(CDMグループの第2のセットとして表される)とへの、協調スケジューリング情報の標示(indication)の区別がされる。しかし、この区別は、協調スケジューリング情報によって得られる利点を考慮すると、さらに明らかになる。
上記のように、移動端末210は、干渉相殺の改善のために協調スケジューリング標示を使用することができる。
各CDMグループにおいて、基地局は、異なる移動端末を協調スケジューリングして、(同じCDMグループの)同じリソースのDMRSポートに参照信号を割り当てる。DMRSポートは、CDMグループ内で互いに直交すると言われているが、参照信号間に漏洩現象があることがあり、その結果、参照信号の受信品質が劣化することになり得る。したがって、この干渉により、データの送信および/または受信のコヒーレント復調能力が低下することになる。
ここで、CDMグループに基づいた追加の協調スケジューリング情報によって、移動局には、それ「自体の」参照信号をやはり搬送しているCDMグループの、すなわちリソースの、協調スケジューリングが分かっている。すなわち、この追加の協調スケジューリング情報によって移動局は、参照信号に対して干渉相殺を実行し、それによってコヒーレント復調能力を向上させることができる。
注目すべきことに、干渉相殺の改善はしかしながら、参照信号の送信および/または受信を実行するように移動端末210がスケジューリングされている(CDMグループの第1のセット)、CDMグループ中の協調スケジューリング情報に関連している。
さらに、移動端末210は、レートマッチングの改善のために協調スケジューリング標示を使用することができる。
各CDMグループでは、基地局が、別々の移動端末をスケジューリングして、(たとえば、別々のCDMグループの)別々のリソースのDMRSポートに参照信号を割り当てることができる。別々のCDMグループのDMRSポートのスケジューリングは、CDMグループの干渉特性に対して最適ではあるが、このスケジューリングにより、移動端末がデータの送信および/または受信のために(コンテキストからの)異なるリソースを再使用することが阻止される。
言い換えると、(別々のCDMグループの)別々のリソースに対する参照信号の(実際の)割り当てについての情報により、移動端末が(別々のCDMグループの)この(追加の)別々のリソースにデータの送信および/または受信を搬送するシンボルを割り当てることを決定できる位置に移動端末が入れられる。これにより、それぞれのTTIにおけるデータ送信容量が増加し、それゆえに、データ送信容量の増加を活用するための適応されたレートマッチングが必要になることは言うまでもない。
ここで、CDMグループに基づいた追加の協調スケジューリング情報によって、移動局には、それ「自体の」参照信号を搬送していない別のCDMグループの、すなわちリソースの、協調スケジューリングが分かっている。すなわち、この追加の協調スケジューリング情報によって、移動端末は次に、データの送信および/または受信のために別々のCDMグループからのこれらのリソースを再使用できるかどうかを決定できるが、この再使用には、データ送信容量の増加に応じて適応されたレートマッチングが必要になる。
注目すべきことに、同じTTIのデータの送信および/または受信のための改善されたレートマッチングはしかしながら、参照信号の送信および/または受信を実行するように移動端末がスケジューリングされていない(CDMグループの第2のセット)別々のCDMグループ中の協調スケジューリング情報に関連しているだけである。
要するに、改善された干渉相殺と、データ送信容量を増大するためのレートマッチングの適応との利点は、両方が、CDMグループそれぞれについて協調スケジューリング情報が存在することに結びついているが、移動端末が参照信号送信を実行するように(CDMグループの第1のセット)、またはしないように(CDMグループの第2のセット)スケジューリングされているCDMグループに対し協調スケジューリングが示されるかどうか次第であり得る。
したがって、本開示によって、協調スケジューリング情報を示すことが、たとえ協調スケジューリング情報が複数のCDMグループの全部ではなくサブセットについてしか知らされないとしても、有利な効果をすでにもたらしていることはもう明らかになっている。
本開示のコンテキストでは、協調スケジューリング情報は、CDMグループそれぞれについて知らされる。この協調スケジューリング情報は、基地局が参照信号の送信および/または受信のためにCDMグループのそれぞれのリソースのDMRSポートに別の移動端末を協調スケジューリングしていることを移動端末に示すこととして理解されたい。
協調スケジューリング情報が提供されるCDMグループによっては、協調スケジューリング情報を別々に解釈することが有利なことがある。
CDMグループの第2のセットに関して、協調スケジューリング情報によって、移動端末がレートマッチングをデータ送信容量の増加によって利益が得られるように適応させることが可能になる。注目すべきことに、こうするために移動端末に必要なことは、別のCDMグループのDMRSポートに割り当てられた少なくともただ1つの別の移動端末があるか(またはないか)を知ることだけである。
CDMグループの第2のセットのうちの1つに少なくともただ1つの割り当てられたDMRSポートがある場合には、それぞれの参照信号の送信および/または受信は、レートマッチングの適応、およびデータ送信容量の増加による利益よりも重要であると考えられる。そうでない場合には、移動端末は、そのデータ送信容量の増加を利用するようにレートマッチングを適応させることができる。
したがって、CDMグループの第2のセットについて、協調スケジューリング情報はこのようにして、CDMグループごとにスケジューリングされている「少なくとも1つの」異なる移動端末を示していると解釈することができる。
CDMグループの第1のセットに関して、協調スケジューリング情報によって移動端末は、改善された干渉相殺から利益を得ることが可能になる。しかし、干渉相殺の改善は、第1のセットの同じCDMグループの別々のDMRSポートが割り当てられた、所与の数(図3〜6で数Xとして表されている)よりも多い、たとえば1つよりも多い(たとえば、2つまたは3つの)移動端末がある場合に必要になるだけである。
そうではなく、第1のセットの同じCDMグループの別々のDMRSポートが割り当てられた移動端末が所与の数よりも少ない、たとえば1つである、または無い場合には、既存の機構が直交DMRSポートを確立するのに十分な動作をしていると十分に予期することができる。
たとえば、3GPP NR配置シナリオでは、干渉相殺は、参照信号の受信機にブラインド干渉検出機構を利用することによって改善される。それによって、受信機における干渉についての予備知識が何もなくても(協調スケジューリング情報だけが、所与の数の、たとえば2つまたは3つの移動端末からの干渉があることを示す)、参照信号の受信特性の改善が達成される。
しかし、ブラインド干渉検出機構は、計算が複雑であり、電力消費に関して費用がかかり、無視できない処理遅延がシグナリングフローに導入されるので、(実際に)多くの干渉が示される場合にだけ有利になる。この目的のために、CDMグループの第1のセットに示されている協調スケジューリング干渉の数(図3〜6で数Xとして表されている)は、CDMグループの第2のセットに示されている協調スケジューリング干渉の数とは異なっている。
言い換えると、協調スケジューリング情報の解釈はCDMグループによって、したがって、協調スケジューリング情報が受信されるCDMグループのセットによって決まり得る。協調スケジューリング情報が、第1のセットの、それ「自体の」参照信号が搬送されているCDMグループについて受信される場合、協調スケジューリング情報は、第2のセットのCMDグループと比較されたCDMグループごとの協調スケジューリングされた所与の数の移動端末の存在を示すことができ、この場合、協調スケジューリング情報は、CDMグループごとの協調スケジューリングされた任意の移動端末の存在を示すことができる。
上記と同様に、本開示はまた、移動通信システムにおいて複数のアンテナを使用する移動端末210との間でデータを送信および/または受信するための基地局260を提示する。ここでもまた、基地局260および移動端末210は、無線チャネル250を介してデータを送信および/または受信するように構成される。
基地局260は、たとえばトランシーバ270およびプロセッサ280である回路を備え、この回路は、動作時に、移動端末210へ向けて、参照信号を搬送するための、複数の符号分割多重(CDM)グループにグループ分けされている各リソースをポートに割り当てるコンフィギュレーションを定義するパラメータを送信し、移動端末210へ向けて、データの送信および/または受信のための少なくとも1つのCDMグループのポートに参照信号を配置するために適用される、レイヤとポートのマッピングの組み合わせのセットの1つを示す制御情報を送信する。
加えて、ここではまた、制御情報は、同じデータ送信および/または受信のための複数のCDMグループのうちの少なくとも1つのCDMグループおよび/または少なくとも1つの別のCDMグループに対する協調スケジューリング情報も示している。
ここで、制御情報が基地局260と移動局210の間で伝達される形を参照する。この目的のために、シグナリング機構の例示的な実施態様としての図3〜6を参照する。
すでに前に論じたように、制御情報(各図の列1)は、レイヤとポートのマッピング構成のセット(各図の列2および列3)のうちの1つを移動端末210に示すだけではなく、CDMグループそれぞれについて協調スケジューリング情報(各図の列4および列5または列4〜6)もまた移動端末210に示すように構成されている。
この点において、たとえばバイナリ形式で制御情報を受信した移動端末210は、(各図の列1の)対応するインデックスが付いた行を参照し、こうして、基地局によって示されているレイヤとポートのマッピングと、さらにCDMグループのそれぞれへの協調スケジューリング情報とを取得する。図から分かるように、協調スケジューリング情報のすべての可能な順列を反映するために、制御情報に同じポートとレイヤのマッピング付きの別個の(複数の)行を与えることが提案されている。
より詳細には、図3は、DMRSコンフィギュレーションタイプ1および1シンボルDMRSコンフィギュレーションのための、CDMグループそれぞれについて協調スケジューリング情報(列4および列5)と組み合わされた、レイヤとポートのマッピングの組み合わせ(列2および列3)の例示的なセットを示す。したがって、この例は、図1Aに示されたリソースにDMRSポートを割り当てることに基づいており、合計2つのDMRSポートを2つのCDMグループのそれぞれにスケジューリングすることができる。
同様に、図4は、DMRSコンフィギュレーションタイプ1および2シンボルDMRSコンフィギュレーションのための、CDMグループそれぞれについて協調スケジューリング情報(列4および列5)と組み合わされた、レイヤとポートのマッピングの組み合わせ(列2および列3)の例示的なセットを示す。したがって、この例は、図1Bに示されたリソースにDMRSポートを割り当てることに基づいており、合計4つのDMRSポートを2つのCDMグループのそれぞれに割り当てることができる。
さらに、図5は、DMRSコンフィギュレーションタイプ2と1シンボルDMRSの場合の、CDMグループそれぞれについて協調スケジューリング情報(列4〜6)と組み合わされた、レイヤとポートのマッピングの組み合わせ(列2および列3)の例示的なセットを示す。したがって、この例は、図1Cに示されたリソースにDMRSポートを割り当てることに基づいており、総数2つのDMRSポートを3つのCDMグループのそれぞれに割り当てることができる。
さらに、図6Aおよび図6Bは、DMRSコンフィギュレーションタイプ2と2シンボルDMRSの場合の、CDMグループそれぞれについて協調スケジューリング情報(列4〜6)と組み合わされた、レイヤとポートのマッピングの組み合わせ(列2および列3)の例示的なセットを示す。したがって、この例は、図1Dに示されたリソースにDMRSポートを割り当てることに基づいており、合計4つのDMRSポートを3つのCDMグループのそれぞれにスケジューリングすることができる。
図3〜6のすべての例示的な実施態様について、CDMグループおよびDMRSポートにインデックスが下記のように付けられることが仮定されている。
1.CDMグループには連続したインデックスが付けられ、CDMグループのDMRSポートには(にも)連続したインデックスが付けられ、すなわち、それによりDMRSポートのインデックスは、複数のCDMグループのインデックスと共に増加することになる。
言い換えれば、(単一の)CDMグループを考察すると、このCDMグループのDMRSポートのインデックスは連続して分布する。このことはすでに、CDMグループのそれぞれのDMRSポートには、特定のCDMグループに関係なく、連続したインデックスが付けられていることから推測することができる。
ここで別のCDMグループを考察すると、DMRSポートのインデックスは、小さいインデックスが付いた特定のCDMグループのDMRSポートのどれか1つが、次の大きいインデックスが付いた別の特定のCDMグループのDMRSポートのどれか1つよりも小さいインデックスを有するように、CDMグループ内で分布している。
CDMグループおよびDMRSポートの連続したインデックス付けを規定したので、図3〜6の例示的な実施態様に関して、基地局は、複数のCDMグループの全部について、DMRSポートを移動局に連続して、かつ増加的に(すなわち順次的に)割り当てているとも仮定される。
2.移動端末は、最小インデックスが付いたDMRSポートから始まる連続インデックスを持つ複数のCDMグループ全部の中から、DMRSポートを割り当てられる。
議論のために、基地局260が移動端末210に、最小インデックスが付いたDMRSポート(DMRSポート0、すなわちP0)を割り当てると仮定する。この場合、基地局260が同じ移動端末210に別のDMRSポートを割り当てたいということがあれば、基地局は、次のより大きい連続インデックスが付いたDMRSポート(DMRSポート1、すなわちP1)を割り当てることを進めなければならない。したがって、1つの移動端末が、連続したインデックスを持たない2つのDMRSポートを割り当てられる可能性がない。
制御情報としてインデックスを付けることができる行の総数を低減すると、制御信号中のシグナリングオーバヘッドの総量が低減する。特に、本発明者らは、以下の規則が守られる場合に制御情報のシグナリングが最も効率的かつ効果的になり得ることを認めた。
3.MU−MIMOにおいて移動端末ごとにスケジューリングできるDMRSポートの最大数は、所与の数に、たとえば、ポートにそれぞれのリソースを割り当てるためのコンフィギュレーションによって規定されるDMRSポートの最大数よりも小さい数に、制限される。
一方で、MU−MIMOにおいて移動端末ごとのDMRSポートの最大数を減らすことによって、レイヤとポートのマッピングならびにCDMグループそれぞれについて協調スケジューリングを示す、制御情報に反映される順列の総数が激減する。
もう一方で、制御情報により、レイヤとポートのマッピングに関して、DMRSポートの異常な数(MU−MIMOにおけるDMRSポートの最大数よりも大きい)を示すことが可能になるということがあれば、移動端末は、それがデータの送信および/または受信のためにSU−MIMOで動作していると見なすことができる。
後者の場合では、SU−MIMOが構成されているという単なる事実から、CDMグループのいずれに関しても協調スケジューリング情報を追加して示す必要がない。このことに一致して、制御情報は次に、たとえば、どんな協調スケジューリングも無いことを示す。
たとえば、このことは図3に、インデックス11に対応する制御情報(制御情報=「1011」)、およびインデックス12に対応する制御情報(制御情報=「1100」)について示されている。図には、MU−MIMOにおける移動端末ごとのDMRSポートの最大数が2であるにもかかわらず、3つのDMRSポート(ポートP0〜P2)または4つのDMRSポート(ポートP0〜P4)が示されている。したがって、移動端末では、データの送信および/または受信がSU−MIMOで行われていることが分かる。すなわち、協調スケジューリングがなく、それゆえに、協調スケジューリング情報はCDMグループ0で「0」に、およびCDMグループ1で「0」になる。
4.SU−MIMOにおいて移動端末ごとにスケジューリングできるDMRSポートの最大数は、所与の数に、たとえば、ポートにそれぞれのリソースを割り当てるためのコンフィギュレーションによって規定されるDMRSポートの最大数よりも小さい数に、制限される。
SU−MIMOにおいて移動端末ごとのDMRSポートの最大数を減らすことによって、レイヤとポートのマッピングならびにCDMグループそれぞれについて協調スケジューリングを示す、制御情報に反映される順列の総数はさらに低減する。
たとえば、このことは図5に示されており、合計8つのDMRSポート(ポートP0〜P7)の可用性にもかかわらず、制御情報のインデックスは、SU−MIMOで動作している「わずか」4つのポート(ポートP0〜P3)に関連する数22(制御情報=「10110」)で終了する。
図4および図6A/Bで、構成することができるSU−MIMO動作モードがないことに留意されたい。その理由は、MU−MIMOとSU−MIMOにおける移動端末ごとのポートの最大数は等しく、それによって、協調スケジューリング情報を示す優先権がMU−MIMOに与えられるからである。
5.(単一の)CDMグループのすべてのDMRSポートが割り当てられている移動端末では、同じCDMグループ内の協調スケジューリングを予期することがない。
このこともまた、レイヤとポートのマッピングならびにCDMグループそれぞれについて協調スケジューリングを示す、制御情報に反映される順列の数を低減する。
たとえば、このことは図3に示されており、インデックス8に対応する制御情報(制御情報「1000」)、およびインデックス9に対応する制御情報(制御情報「1001」)について、CDMグループ0の全部で2つのDMRSポート(ポートP0〜P1)が、移動端末それ自体に割り当てられ、それにより、このCDMグループ0については協調スケジューリング情報「0」以外に何も示されないことになる。
6.(単一の)CDMグループの最小のインデックスが付いたDMRSポートを割り当てられていない移動端末は、同じCDMグループ内、および小さいインデックスが付いたCDMグループ内の協調スケジューリングを予期することになる。
CDMグループへのこの協調スケジューリング情報のシグナリングは、DMRSポートが連続して、かつ増加的に(上記の番号2で論じたように)割り当てられていることを利用している。
議論のために、基地局260が移動端末210に、最小インデックスが付いたDMRSポート(DMRSポート0、すなわちP0)ではなく、中間インデックスが付いたDMRSポート(DMRSポート1、すなわちP1)を割り当てると仮定する。この場合、基地局260は、最小インデックスから始まるDMRSポートを割り当てるように要求されるので、移動端末210は、協調スケジューリングされた(別の)移動端末が、インデックス1付きの割り当てられたDMRSポートが属する同じCDMグループ内にあると推測することができる。したがって、MU−MIMOにおいて制御情報によって示された協調スケジューリング情報が同じCDMグループ内で常に「1」であることは本来的なものである。
たとえば、これは図3に示されているが、インデックス3(制御情報=「0011」)に対応する、かつインデックス4(制御情報=「0100」)に対応する制御情報に対し、示される協調スケジューリング情報は、CDMグループ0内で常に「1」である。したがって、この規則によっても、順列の総数は低減される。
この協調スケジューリング情報の本来的なシグナリングは、割り当てられたDMRSポートが属するCDMグループに当てはまるだけでなく、よりインデックスが小さいCDMグループにも適用される。
議論のために、基地局260が移動端末210に、最小インデックスが付いたDMRSポート(DMRSポート0、すなわちP0)ではなく、中間インデックスが付いたDMRSポート(DMRSポート3、すなわちP3)を割り当てると仮定する。この場合、基地局260は、最小インデックスから始まるDMRSポートを割り当てるように要求されるので、移動端末210は、協調スケジューリングされた(別の)移動端末が、インデックス3付きの割り当てられたDMRSポートが属する同じCDMグループ1内にあり、またCDMグループ0にもあると推測することができる。したがって、MU−MIMOにおいて制御情報によってCDMグループ0およびCDMグループ1に対して示された協調スケジューリング情報は常に「1」である。
たとえば、これは図3に示されているが、インデックス7(制御情報=「0111」)に対応する制御情報に対し、示される協調スケジューリング情報は、CDMグループ0およびCDMグループ1内で常に「1」である。したがって、この規則によっても、順列の総数は低減される。
本開示は、ソフトウェア、ハードウェア、またはハードウェアと組み合わせたソフトウェアによって実現することができる。上述の各実施形態の説明に使用された各機能ブロックは、集積回路などのLSIによって部分的または全体的に実現することができ、各実施形態で説明された各処理は、同じLSIによって、または複数のLSIの組み合わせによって部分的または全体的に制御することができる。LSIは、チップとして個々に形成することができ、あるいは1つのチップが、機能ブロックの一部または全部を含むように形成されてもよい。LSIは、それに結合されたデータ入出力部を含むことができる。LSIは、本明細書では、集積度の違いに応じてIC、システムLSI、スーパーLSI、またはウルトラLSIと呼ばれることがある。
しかし、集積回路を実装する技法はLSIに限定されず、専用回路、汎用プロセッサ、または特定目的プロセッサを使用して実現されてもよい。加えて、LSIの製造後にプログラムできるFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、またはLSIの内部に配置された回路の接続および設定を再構成できるリコンフィギャラブル・プロセッサを使用することもできる。本開示は、デジタル処理またはアナログ処理として実現することができる。半導体技術または他の派生技術の進歩の結果として将来の回路技術がLSIに取って代わる場合、機能ブロックは、その将来の集積回路技術を使用して統合することもできる。生物工学もまた適用することができる。
第1の態様によれば、移動通信システムにおいて複数のアンテナを使用して基地局との間でデータをレイヤ内で送信および/または受信するための移動端末が提案され、この移動端末は、動作時に、参照信号を搬送するための、複数の符号分割多重(CDM)グループにグループ分けされている各リソースをポートに割り当てるコンフィギュレーションを定義するパラメータを基地局から受信し、データの送信および/または受信のための少なくとも1つのCDMグループのポートに参照信号を配置するために適用される、レイヤとポートのマッピングの組み合わせのセットの1つを示す制御情報を基地局から受信する、回路を備え、この制御情報は、同じデータ送信および/または受信のための複数のCDMグループのうちの前記少なくとも1つのCDMグループおよび/または少なくとも1つの別のCDMグループに対する協調スケジューリング情報を追加的に示している。
第1の態様と組み合わせることができる第2の態様によれば、前記制御情報は、複数のCDMグループの全部またはサブセットへの協調スケジューリング情報を示す。
第1または第2の態様と組み合わせることができる第3の態様によれば、前記協調スケジューリング情報は、基地局が、前記少なくとも1つおよび/または別のCDMグループ内の、異なる移動端末を協調スケジューリングしていることを示す。
第1または第2の態様と組み合わせることができる第4の態様によれば、前記協調スケジューリング情報は、基地局が、前記少なくとも1つおよび/または別のCDMグループ内の、少なくともいくつかの異なる移動端末を協調スケジューリングしていることを示す。
第1〜第4の態様と組み合わせることができる第5の態様によれば、前記協調スケジューリング情報は、前記複数のCDMグループのそれぞれにおける協調スケジューリングの有無を示すバイナリ情報である。
第1〜第5の態様と組み合わせることができる第6の態様によれば、前記複数のCDMグループには、連続したインデックスが付けられ、かつ前記複数のCDMグループのそれぞれのポートには、連続したインデックスが、前記ポートのインデックスが前記複数のCDMグループのインデックスと共に増加するように、付けられている。
第1〜第6の態様と組み合わせることができる第7の態様によれば、前記協調スケジューリング情報は、前記複数のCDMグループのうちの、前記少なくとも1つのCDMグループのインデックス以上のインデックスを有するCDMグループのみに対する協調スケジューリングを示す。
第1〜第7の態様と組み合わせることができる第8の態様によれば、前記参照信号を配置するための前記制御情報に示された前記ポートの最小インデックスよりも小さいインデックスを有するCDMグループのポートに割り当てられたリソースは、本来、基地局によって協調スケジューリングされると知られている。
第1〜第8の態様と組み合わせることができる第9の態様によれば、前記マッピングは、レイヤとポートのマッピングの前記組み合わせと、前記協調スケジューリング情報と、にインデックスを付けることを意味する。
第1〜第9の態様と組み合わせることができる第10の態様によれば、前記ポートに割り当てられるリソースは、2つのリソース要素コンフィギュレーションを含み、第1のリソース要素コンフィギュレーションは、コム、および参照信号のサイクリックシフトを含み、前記コムは、奇数のサブキャリアインデックスを有するサブキャリア、または偶数のサブキャリアインデックスを有するサブキャリア、のどちらかで構成され、第2のリソース要素コンフィギュレーションは、周波数分割多重および周波数分割直交カバーコード(OCC)を含み、前記回路は、動作時に、基地局から、前記第1のリソース要素コンフィギュレーションが使用されているかまたは前記第2のリソース要素コンフィギュレーションが使用されているかを示すインジケータをさらに受信する。
第1〜第10の態様と組み合わせることができる第11の態様によれば、参照信号を搬送するための各リソースをポートに割り当てるコンフィギュレーションを定義する前記パラメータは、無線リソース制御(RRC)プロトコルを介して受信される。
第1〜第11の態様と組み合わせることができる第12の態様によれば、レイヤとポートのマッピングの組み合わせのセットの1つを示すとともに前記協調スケジューリング情報を示す前記制御情報は、物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介して受信される。
第1〜第12の態様と組み合わせることができる第13の態様によれば、前記参照信号は、前方復調用参照信号である。
第1〜第13の態様と組み合わせることができる第14の態様によれば、前記移動端末は、前記示されたレイヤとポートのマッピングの組み合わせを適用して前記データ送信および/または受信を動作時に行うトランシーバをさらに備える。
第1〜第14の態様と組み合わせることができる第15の態様によれば、前記移動端末は、前記受信された参照信号に対する干渉補償、および/または、前記データ送信および/または受信のためのレートマッチング、を動作時に行うプロセッサをさらに備える。
第16の態様によれば、移動通信システムにおいて複数のアンテナを使用して基地局との間でデータをレイヤ内で送信および/または受信するために移動端末によって実行される方法が提案され、この方法は、参照信号を搬送するための、複数の符号分割多重(CDM)グループにグループ分けされている各リソースをポートに割り当てるコンフィギュレーションを定義するパラメータを基地局から受信するステップと、データの送信および/または受信のための少なくとも1つのCDMグループのポートに参照信号を配置するために適用される、レイヤとポートのマッピングの組み合わせのセットの1つを示す制御情報を基地局から受信するステップと、を含み、前記制御情報は、同じデータ送信および/または受信のための複数のCDMグループのうちの前記少なくとも1つのCDMグループおよび/または少なくとも1つの別のCDMグループに対する協調スケジューリング情報を追加的に示している。
第16の態様と組み合わせることができる第17の態様によれば、前記制御情報は、前記複数のCDMグループの全部またはサブセットに対する協調スケジューリング情報を示す。
第16または第17の態様と組み合わせることができる第18の態様によれば、前記協調スケジューリング情報は、基地局が、前記少なくとも1つおよび/または別のCDMグループ内の、異なる移動端末を協調スケジューリングしていることを示す。
第16または第17の態様と組み合わせることができる第19の態様によれば、前記協調スケジューリング情報は、基地局が、前記少なくとも1つおよび/または別のCDMグループ内の、少なくともいくつかの異なる移動端末を協調スケジューリングしていることを示す。
第16〜第19の態様と組み合わせることができる第20の態様によれば、前記協調スケジューリング情報は、前記複数のCDMグループのそれぞれにおける協調スケジューリングの有無を示すバイナリ情報である。
第16〜第20の態様と組み合わせることができる第21の態様によれば、前記複数のCDMグループには、連続したインデックスが付けられ、かつ前記複数のCDMグループのそれぞれのポートには、連続したインデックスが、前記ポートのインデックスが前記複数のCDMグループのインデックスと共に増加するように、付けられている。
第16〜第21の態様と組み合わせることができる第22の態様によれば、前記協調スケジューリング情報は、前記複数のCDMグループのうちの、前記少なくとも1つのCDMグループのインデックス以上のインデックスを有するCDMグループのみに対する協調スケジューリングを示す。
第16〜第22の態様と組み合わせることができる第23の態様によれば、前記参照信号を配置するための前記制御情報に示された前記ポートの最小インデックスよりも小さいインデックスを有するCDMグループのポートに割り当てられたリソースは、本来、基地局によって協調スケジューリングされると知られている。
第16〜第23の態様と組み合わせることができる第24の態様によれば、前記マッピングは、レイヤとポートのマッピングの前記組み合わせと、前記協調スケジューリング情報と、にインデックスを付けることを意味する。
第16〜第24の態様と組み合わせることができる第25の態様によれば、前記ポートに割り当てられる前記リソースは、2つのリソース要素コンフィギュレーションを含み、第1のリソース要素コンフィギュレーションは、コム、および参照信号のサイクリックシフトを含み、前記コムは、奇数のサブキャリアインデックスを有するサブキャリア、または偶数のサブキャリアインデックスを有するサブキャリア、のどちらかで構成され、第2のリソース要素コンフィギュレーションは、周波数分割多重および周波数分割直交カバーコード(OCC)を含み、当該方法は、動作時に基地局から、前記第1のリソース要素コンフィギュレーションが使用されているかまたは前記第2のリソース要素コンフィギュレーションが使用されているかを示すインジケータを受信するさらなるステップを含む。
第16〜第25の態様と組み合わせることができる第26の態様によれば、参照信号を搬送するためのそれぞれのリソースをポートに割り当てるコンフィギュレーションを規定しているパラメータは、無線リソース制御(RRC)プロトコルを介して受信される。
第16〜第26の態様と組み合わせることができる第27の態様によれば、レイヤとポートのマッピングの組み合わせのセットの1つを示すとともに前記協調スケジューリング情報を示す前記制御情報は、物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介して受信される。
第16〜第27の態様と組み合わせることができる第28の態様によれば、前記参照信号は、前方復調用参照信号である。
第16〜第28の態様と組み合わせることができる第29の態様によれば、この方法は、前記示されたレイヤとポートのマッピングの組み合わせを適用して前記データ送信および/または受信を行うさらなるステップを含む。
第16〜第29の態様と組み合わせることができる第30の態様によれば、この方法は、前記受信された参照信号に対する干渉補償、および/または、前記データ送信および/または受信のためのレートマッチング、を行うさらなるステップを含む。
第31の態様によれば、移動通信システムにおいて複数のアンテナを使用して移動端末(210)との間でデータをレイヤ内で送信および/または受信するための基地局が提案され、この基地局は、動作時に、参照信号を搬送するための、複数の符号分割多重(CDM)グループにグループ分けされている各リソースをポートに割り当てるコンフィギュレーションを定義するパラメータを移動端末へ送信し、データの送信および/または受信のための少なくとも1つのCDMグループのポートに参照信号を配置するために適用される、レイヤとポートのマッピングの組み合わせのセットの1つを示す制御情報を移動端末へ送信する回路(270、280)を備え、前記制御情報は、同じデータ送信および/または受信のための複数のCDMグループのうちの前記少なくとも1つのCDMグループおよび/または少なくとも1つの別のCDMグループに対する協調スケジューリング情報を追加的に示している。
第32の態様によれば、移動通信システムにおいて複数のアンテナを使用して移動端末との間でデータをレイヤ内で送信および/または受信するために基地局によって実行される方法が提案され、この方法は、参照信号を搬送するための、複数の符号分割多重(CDM)グループにグループ分けされている各リソースをポートに割り当てるコンフィギュレーションを定義するパラメータを移動端末へ送信するステップと、データの送信および/または受信のための少なくとも1つのCDMグループのポートに参照信号を配置するために適用される、レイヤとポートのマッピングの組み合わせのセットの1つを示す制御情報を移動端末へ送信するステップと、を含み、前記制御情報は、同じデータ送信および/または受信のための複数のCDMグループのうちの前記少なくとも1つのCDMグループおよび/または少なくとも1つの別のCDMグループに対する協調スケジューリング情報を追加的に示している。

Claims (15)

  1. 移動端末(210)であって、
    回路(220、230)と、前記回路(220、230)は、
    参照信号を搬送するための各リソースをポートに割り当てるコンフィギュレーションを定義するパラメータを受信し、前記各リソースは、複数の符号分割多重(CDM)グループにグループ分けされている、
    データの送信および/または受信のための少なくとも1つのCDMグループのポートに参照信号を配置するために適用される、レイヤ/ポートのマッピングの組み合わせのセットの1つを示す制御情報を受信する、
    前記制御情報は、同じデータ送信および/または受信のための複数のCDMグループのうちの前記少なくとも1つのCDMグループおよび/または少なくとも1つの別のCDMグループに対する協調スケジューリング情報を示す、
    前記協調スケジューリング情報に基づいて、複数のアンテナを使用して、レイヤ内でデータの送信および/または受信を行うトランシーバ(220)と、
    を備える、移動端末。
  2. 前記制御情報は、前記複数のCDMグループの全部またはサブセットに対する協調スケジューリング情報を示す、
    請求項1に記載の移動端末。
  3. 前記協調スケジューリング情報は、
    基地局が、前記少なくとも1つおよび/または別のCDMグループ内の、異なる移動端末を協調スケジューリングしていることを示す、
    基地局が、前記少なくとも1つおよび/または別のCDMグループ内の、少なくともいくつかの異なる移動端末を協調スケジューリングしていることを示す、ならびに
    前記複数のCDMグループのそれぞれにおける協調スケジューリングの有無を示すバイナリ情報である、
    もののうちの少なくとも1つである、
    請求項1または2に記載の移動端末。
  4. 前記複数のCDMグループには、連続したインデックスが付けられ、かつ前記複数のCDMグループのそれぞれのポートには、連続したインデックスが、前記ポートのインデックスが前記複数のCDMグループのインデックスと共に増加するように、付けられている、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の移動端末。
  5. 前記協調スケジューリング情報は、前記複数のCDMグループのうちの、前記少なくとも1つのCDMグループのインデックス以上のインデックスを有するCDMグループに対する協調スケジューリングを示す、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の移動端末。
  6. 前記参照信号を配置するための前記制御情報に示された前記ポートの最小インデックスよりも小さいインデックスを有するCDMグループのポートに割り当てられたリソースが、基地局によって協調スケジューリングされる、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の移動端末。
  7. 前記マッピングは、前記レイヤ/ポートのマッピングの組み合わせと、前記協調スケジューリング情報と、にインデックスを付けることを意味する、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の移動端末。
  8. 前記ポートに割り当てられる前記リソースは、2つのリソース要素コンフィギュレーションを含み、
    第1のリソース要素コンフィギュレーションは、コム、および参照信号のサイクリックシフトを含み、前記コムは、奇数のサブキャリアインデックスを有するサブキャリア、または偶数のサブキャリアインデックスを有するサブキャリア、のどちらかで構成され、
    第2のリソース要素コンフィギュレーションは、周波数分割多重および周波数分割直交カバーコード(OCC)を含み、
    前記回路は、基地局から、前記第1のリソース要素コンフィギュレーションが使用されているかまたは前記第2のリソース要素コンフィギュレーションが使用されているかを示すインジケータをさらに受信する、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の移動端末。
  9. 参照信号を搬送するための各リソースをポートに割り当てるコンフィギュレーションを定義する前記パラメータは、無線リソース制御(RRC)プロトコルを介して受信され、および/または、
    レイヤ/ポートのマッピングの組み合わせのセットの1つを示すとともに前記協調スケジューリング情報を示す前記制御情報は、物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介して受信される、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の移動端末。
  10. 前記参照信号は、前方復調用参照信号である、
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の移動端末。
  11. 前記トランシーバ(220)は、前記示されたレイヤ/ポートのマッピングの組み合わせを適用して前記データ送信および/または受信を行う、
    および/または、
    前記受信された参照信号に対する干渉補償、および/または、前記データ送信および/または受信のためのレートマッチング、を行うプロセッサ(230)を備える、
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の移動端末。
  12. 移動端末(210)によって実行される方法であって、
    参照信号を搬送するための各リソースをポートに割り当てるコンフィギュレーションを定義するパラメータを受信するステップと、前記各リソースは、複数の符号分割多重(CDM)グループにグループ分けされている、
    データの送信および/または受信のための少なくとも1つのCDMグループのポートに参照信号を配置するために適用される、レイヤ/ポートのマッピングの組み合わせのセットの1つを示す制御情報を受信するステップと、
    前記制御情報は、同じデータの送信および/または受信のための複数のCDMグループのうちの前記少なくとも1つのCDMグループおよび/または少なくとも1つの別のCDMグループに対する協調スケジューリング情報を追加的に示す、
    前記協調スケジューリング情報に基づいて、複数のアンテナを使用して、レイヤ内でデータの送信および/または受信を行うステップと、
    を含む、方法。
  13. 前記制御情報は、前記複数のCDMグループの全部またはサブセットに対する協調スケジューリング情報を示す、
    請求項12に記載の方法。
  14. 基地局(260)であって、
    回路(270、280)と、前記回路(270、280)は、
    参照信号を搬送するための各リソースをポートに割り当てるコンフィギュレーションを定義するパラメータを送信し、前記各リソースは、複数の符号分割多重(CDM)グループにグループ分けされている、
    データの送信および/または受信のための少なくとも1つのCDMグループのポートに参照信号を配置するために適用される、レイヤ/ポートのマッピングの組み合わせのセットの1つを示す制御情報を送信する、
    前記制御情報は、同じデータ送信および/または受信のための複数のCDMグループのうちの前記少なくとも1つのCDMグループおよび/または少なくとも1つの別のCDMグループに対する協調スケジューリング情報を示す、
    前記協調スケジューリング情報に基づいて、複数のアンテナを使用して、レイヤ内でデータの送信および/または受信を行うトランシーバと、
    を備える、基地局。
  15. 基地局(260)によって実行される方法であって、
    参照信号を搬送するための各リソースをポートに割り当てるコンフィギュレーションを定義するパラメータを移動端末に送信するステップと、前記各リソースは、複数の符号分割多重(CDM)グループにグループ分けされている、
    データの送信および/または受信のための少なくとも1つのCDMグループのポートに参照信号を配置するために適用される、レイヤ/ポートのマッピングの組み合わせのセットの1つを示す制御情報を送信するステップと、
    前記制御情報は、同じデータ送信および/または受信のための複数のCDMグループのうちの前記少なくとも1つのCDMグループおよび/または少なくとも1つの別のCDMグループに対する協調スケジューリング情報を示す、
    前記協調スケジューリング情報に基づいて、複数のアンテナを使用して、レイヤ内でデータの送信および/または受信を行うステップと、
    を含む、方法。
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