JP2020531197A - 高周波(rf)アブレーション用の振動カテーテル - Google Patents
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Abstract
医療機器は、シャフトと、複数の電極と、振動発生器と、を含む。シャフトは、患者の体内に挿入するように構成されている。複数の電極は、シャフトの遠位端に取り付けられ、組織における複数のそれぞれの位置でアブレーションを行うために、高周波(RF)エネルギーを送達するように構成されている。振動発生器は、当該位置付近の組織に冷却を提供するために、複数の電極を振動させるように構成されている。
Description
本発明は、概して、医療用プローブに関し、詳細には、多電極RFアブレーションカテーテルに関する。
アブレーションの副作用を最小限に抑えるための手段と連結された様々な既知の侵襲性医療機器設計は、患者の組織にアブレーション用RFエネルギーを印加する。例えば、米国特許出願公開第2002/0147446号は、RFエネルギーを組織に送達するように適合された電極を含む電気外科用装置を記載している。電極と動作可能に接続されたマニピュレータは、電極への組織の接着を少なくとも減少させるように電極を振動させる。RF電源及びマニピュレータと通信するコントローラは、マニピュレータ及び電極の動作を制御するように適合されている。
別の例として、米国特許出願公開第2008/0161795号は、温度を制御し、カテーテルの電極上での生体流体の凝固を減らすアブレーションカテーテルを記載している。このデバイスはまた、電極と接触している組織のインピーダンス上昇も防ぎ、組織への潜在的なエネルギー移動も最大化し、それによって、アブレーションにより生成される損傷サイズを増大させる。電極は、電極の内部空洞からの生理食塩水の流れを可能にするように配置された通路を含む。この流体流は、乱流を増加させ、停滞流の領域を減少させ、所望の冷却効果をもたらす拍動である。
米国特許出願公開第2009/0287209号は、カテーテルの先端側で生物体組織を電気的に焼灼することができる電極を有するアブレーションカテーテルを記載している。この電極は、電極の振動及び/又は回転が焼灼部分の温度に従って制御可能であることを特徴とする。
米国特許第5,100,423号は、切断バスケットを形成するためにシャフトに取り付けられた複数の螺旋形状の切断ワイヤを備えるアブレーションカテーテルを記載している。このカテーテルは、血管などの管を通って移動する際、管腔の内側表面上の閉塞物を内側表面から分離する。切断ワイヤの近位端は、振動変換器を通ってシャフトから延在する。電流を印加してワイヤを加熱して、管表面から閉塞物を分離することを容易にする。更に、振動変換器は、血管の壁の内膜層などの軟組織からプラーク及び閉塞を分離するのを更に助けるために、切断ワイヤを振動させる。
「Radiofrequency ablation with a vibrating catheter:A new method for electrode cooling,」Medical Engineering and Physics,May 2016,volume 38,issue 5,pages 458−467において、Yuらは、電極の周囲の血流を乱し、電極の対流冷却の増加へとつながると仮定されるカテーテルの振動を説明している。結果は、流れがない条件下では、電極温度は、振動数の増加と共に低下することを示す。振動の存在下では、電極温度は、低流速の条件下で低下したが、高流速の条件下では低下しなかった。振動カテーテルの周囲の乱流が実証され、カテーテルの周りの流速は、より高い振動数の振動により上昇した。
本発明の実施形態は、シャフトと、複数の電極と、振動発生器とを含む医療機器を提供する。シャフトは、患者の体内に挿入するように構成されている。複数の電極は、シャフトの遠位端に取り付けられ、組織における複数のそれぞれの位置でアブレーションを行うために、高周波(RF)エネルギーを送達するように構成されている。振動発生器は、複数の電極を振動させて、その位置付近の組織に冷却を提供するように構成されている。
いくつかの実施形態では、医療機器は、シャフトの遠位端に取り付けられ、1つ又は2つ以上のそれぞれの温度を測定するように構成された1つ又は2つ以上の温度センサを含む。医療機器はまた、温度センサからの測定された温度を読み取り、読み取られた温度のうちの1つ又は2つ以上に応じて複数の電極を振動させることを振動発生器に命令するように構成されたプロセッサを含む。
いくつかの実施形態では、プロセッサは、読み取られた温度のうちの1つ又は2つ以上に応じて、振動発生器が複数の電極を振動させる振幅及び振動数のうちの少なくとも1つを調節するように構成されている。一実施形態では、プロセッサは、読み取られた温度のうちの1つ又は2つ以上に応じて、振動発生器を起動又は停止するように構成されている。
別の実施形態では、複数の電極は、一連のパルスにおいてRFエネルギーを送達するように構成されており、医療機器は、パルスと同期して複数の電極を振動させるように振動発生器に命令するように構成されたプロセッサを含む。
別の実施形態では、医療機器は、シャフトの遠位端に取り付けられた冷却灌注デバイスを含み、冷却灌注デバイスは、生理食塩水溶液を送達するように構成されている。いくつかの実施形態では、医療機器は、灌注デバイスからの生理食塩水溶液の送達と協調して複数の電極を振動させるように振動発生器に命令するように構成されたプロセッサを含む。
一実施形態では、医療機器は、バスケットアブレーションデバイス、マルチアームアブレーションデバイス、又はバルーンアブレーションデバイスを含み、このデバイスは、シャフトの遠位端に取り付けられ、複数の電極を含む。
別の実施形態では、振動発生器は、電気活性ポリマーを含む。いくつかの実施形態では、振動発生器は、揺動ソレノイドを含む。一実施形態では、揺動ソレノイドは、外部交流磁場によって駆動されるように構成されている。
別の実施形態では、振動発生器は、シャフトの遠位端に取り付けられている。一実施形態では、振動発生器は、シャフトの近位端に取り付けられている。一実施形態では、振動発生器は、シャフトが挿入されるシースを振動させることによって、複数の電極を振動させるように構成されている。
本発明の実施形態によれば、患者の体内に医療機器のシャフトを挿入することを含む方法が更に提供される。高周波(RF)エネルギーは、組織における複数のそれぞれの位置をアブレーションするために、シャフトの遠位端に取り付けられた複数の電極から送達される。複数の電極は、それらの位置付近の組織に冷却を提供するために振動される。
本発明は、以下の「発明を実施するための形態」を図面と併せて考慮することで、より完全に理解されよう。
概論
本明細書に記載される本発明の実施形態は、RFアブレーションエネルギーにさらされた組織に冷却を提供するための改善された方法及び機器を提供する。
本明細書に記載される本発明の実施形態は、RFアブレーションエネルギーにさらされた組織に冷却を提供するための改善された方法及び機器を提供する。
いくつかの実施形態では、多電極アブレーションデバイスは、カテーテルなどの医療機器のシャフトの遠位端に取り付けられており、心臓RFアブレーションプロセスを実行する。振動発生器もまた、カテーテルに取り付けられている。アブレーション処置中、発生器は、シャフトの遠位端及び/又はアブレーションデバイス自体の少なくとも一部を振動させて、血液の局所的移動を向上させる。プロセッサは、RFアブレーションパルス及び振動を併せて制御する。
血液の局所的移動を向上させる目的は、別な方法では排除することが困難な、アブレーション電極が発生させ得る望ましくない熱を消散させることである。血液の移動とは、この説明では、血流、乱流、より熱い及びより冷たい血液の任意の混合手段、又は組織温度の低下に寄与する振動によって引き起こされる任意の他の種類の血液運動を意味し得る。
開示される本発明の実施形態の一部は、他の冷却解決策、例えば灌注の欠点に対する解決策を提供することができる。灌注技術は、いくつかの制限事項に悩まされている。技術的には、複雑な高性能多電極アブレーション形状を伴う灌注の包括的なスキームを実施することは複雑である。臨床的には、生理食塩水の灌注が許容されないか、又は組織へのアクセスを制限されているシナリオがある。したがって、振動誘発冷却を加えるか又は振動誘発冷却に切り替えることは、様々な機会において有利となり得る。
いくつかの実施形態では、制御プロセッサは、アブレーションされた組織及びその周囲に追加の冷却を提供するために、カテーテル遠位端の振動の閉ループ制御を適用する。いくつかの実施形態では、プロセッサは、遠位端に取り付けられた1つ又は2つ以上の温度センサから温度読み取り値を受け取り、振動発生器に、温度を制御するように、温度読み取り値に応じて振動振幅及び/又は振動数を調節することを命令する。別の実施形態では、プロセッサは、温度を制御するように温度読み取り値に応じて振動発生器を起動又は停止させる。
一実施形態では、アブレーションデバイスは、カテーテルの遠位端に取り付けられた「バスケットアブレーションデバイス」である。バスケットアブレーションデバイスは、複数のRFアブレーション電極と、複数の温度センサと、振動発生器と、を備える。温度読み取り値の1つ又は2つ以上は、振動の動作の閉ループ制御のためのプロセッサへの入力パラメータとして機能する。このようなスキームは、以下に説明するように、バスケットアブレーションデバイス冷却装置に更なる柔軟性をもたらす。バスケットアブレーションデバイスは、アブレーション中に組織を冷却する生理食塩水溶液を送達するための1つ又は2つ以上の灌注開口部を更に備えてもよい。
いくつかの実施形態では、シャフトの遠位端の振動は、RF電力のデューティサイクリングと結び付けられる。RFパルスと振動との間のこのような同期は、心内膜の損傷表面を冷却することを可能にし得るが、依然として深いところで高温のままである。各パルス又は振動は、表面が血液温度と血液凝固に不十分な温度との間で揺動する間、深いところの温度をわずかに上昇させる。
開示される技術の1つの動機は、別の方法ではアブレーションを通して電極と圧接し、したがって、他の冷却技術にアクセスしにくい組織の冷却を可能にすることである。振動による電極のわずかな変位は、血液が高温組織と短い間接触することを可能にし得、このことは、その表面からの熱の排出を可能にする。したがって、RF電力の印加による振動の適切なタイミングは、組織の瞬間的なピーク表面温度にある組織の効率的な冷却を可能にし得る。
したがって、開示される技術は、例えば、灌注がアクセスできないゾーン、又は灌注が許容されない低血流の領域における血液凝固を防止するための既存の解決策に比べて、潜在的な臨床的利点を有する。更に、振動は、灌注と相乗的に組み合わされてもよく、冷たい生理食塩水と冷たい血液との混合物が、さもなければアクセス不可能な組織ホットスポットにアクセスすることを可能にする。
上記の理由から、開示されるシステムは、RFアブレーション用エネルギーを複数の電極を通して同時に印加するときに特に有益であり得る。このような動作モードは、電力及び組織温度の両方の厳密な制御を必要とし、効率的な灌注を実現することを困難にさせる。したがって、開示されるRFアブレーション機器は、例えば、このような動作モードをサポートするために単純化された灌注システムを実現することを可能にし得る。加えて、組織過熱のより信頼性の高い抑制は、他の近くの無関係な軟組織に対する付随的な熱損傷などの他の臨床的副作用を潜在的に低減することができる。
システムの説明
図1は、本発明の一実施形態による、カテーテルに基づいたアブレーションシステム20の概略描写図である。システム20はカテーテル21を含み、カテーテルのシャフト22は、シース23を通って患者28の心臓26に挿入される。カテーテル21の近位端は、制御コンソール24に接続されている。本明細書に記載される実施形態では、カテーテル21は、心臓26内の組織の電気的検知及び/又はアブレーションなどの任意の好適な治療及び/又は診断目的で使用することができる。
図1は、本発明の一実施形態による、カテーテルに基づいたアブレーションシステム20の概略描写図である。システム20はカテーテル21を含み、カテーテルのシャフト22は、シース23を通って患者28の心臓26に挿入される。カテーテル21の近位端は、制御コンソール24に接続されている。本明細書に記載される実施形態では、カテーテル21は、心臓26内の組織の電気的検知及び/又はアブレーションなどの任意の好適な治療及び/又は診断目的で使用することができる。
コンソール24は、典型的には、好適なフロントエンドを有する汎用コンピュータである、プロセッサ41を含む。コンソール24はまた、カテーテル21からの信号を受信すると共に、カテーテル21を介してRFエネルギーを印加して心臓26内の組織をアブレーションし、更にシステム20の他の構成要素を制御するための、制御ユニット38を備える。プロセッサ41は、アブレーションパルス及び振動の印加を併せて制御するように構成されてもよい。
医師30は、テーブル29上に横たわった患者28の脈管系を通してシャフト22を挿入する。カテーテル21は、シャフト22の遠位端に取り付けられたバスケットアブレーションデバイス40を備える。シャフト22の挿入中に、バスケットアブレーションデバイス40は、シース23によって畳み込まれた構成で維持されている。デバイス40を畳み込まれた構成で収容することにより、シース23はまた、標的位置までの経路に沿った血管外傷を最小限に抑える働きをする。医師30は、カテーテルの近位端付近にあるマニピュレータ32を用いて、かつ/又はシース23からの偏向を用いて、シャフト22を操作することによって、心臓26内の標的位置へバスケットアブレーションデバイス40をナビゲートする。シャフト22の遠位端が標的位置に到達すると、医師30は、シース23を後退させて、バスケットアブレーションデバイス40を膨張させる。次いで、医師は、信号を検知して、アブレーション電極48(図2に見られる)を介してアブレーションエネルギーを標的位置の組織に印加するように、コンソール24を操作する。
描写されている実施形態は、具体的には、心臓組織のアブレーション用のバスケットアブレーションデバイスの使用に関するが、本明細書に記載されているシステム20の要素及び方法は、代替として、輪状物、バルーン及びマルチアームアブレーションデバイスなどの、他の種類の多電極アブレーションデバイスを使用する、アブレーションの制御に適用されてもよい。
振動を使用したRFアブレーション中の向上した冷却
図2は、本発明の実施形態による、振動発生器50を備えるバスケットアブレーションデバイス40の概略描写図である。バスケットアブレーションデバイス40は、シャフト22の遠位端に取り付けられ、そのスプライン42には、アブレーション電極48、温度センサ49及び灌注開口部51が取り付けられている。灌注開口部51から流れる生理食塩水溶液は、近くの組織にいくらかの冷却を提供することができる。
図2は、本発明の実施形態による、振動発生器50を備えるバスケットアブレーションデバイス40の概略描写図である。バスケットアブレーションデバイス40は、シャフト22の遠位端に取り付けられ、そのスプライン42には、アブレーション電極48、温度センサ49及び灌注開口部51が取り付けられている。灌注開口部51から流れる生理食塩水溶液は、近くの組織にいくらかの冷却を提供することができる。
図2に見られるように、スプライン42は、エクステンダ44に機械的に付着されており、振動発生器50もまた、エクステンダ44に取り付けられている。このような構成は、プロセッサ41(図1に見られる)が振動発生器50を起動している場合は常に、スプライン42を振動させることができる。特定の臨床ケースでは、生理食塩水の制限された流れのみが許容されるか、何の流れも許容されない。そのようなケースにおいて、振動発生器50は、必要な冷却能力の大部分又は全てを補うことができる。振動は、例えば、温かい血液を冷たい血液と混合することを誘発し得る。
いくつかの実施形態では、プロセッサ41は、温度センサ49から温度読み取り値を受信し、それに応じてアブレーションパルス及び/又は振動を調節するように構成されてもよい。加えて、又は代替的に、プロセッサ41は、振動をRFパルスと同期させるように、温度読み取り値に従って振動発生器50を制御してもよい。いくつかの実施形態では、プロセッサ41は、温度を制御するように、プロセッサが受信する温度センサ49の読み取り値に応じて、振動発生器に振動振幅及び/又は振動数を調節することを命令する。別の実施形態では、プロセッサ41は、温度を制御するように、温度センサ49の読み取り値に応じて、振動発生器50を起動又は停止させる。
RFアブレーションと協調した振動は、冷却を更に向上させることができる。電極48の運動は、さもなければ電極48及び/又は血液と連続的に接触する、心内膜の損傷表面が、冷たい血液及び/又は生理食塩水と接触することを可能にし得るが、依然として深いところで高温のままである。スプライン42の振動及び開口部51からの灌注は、さもなければ冷却するために近づくことができない組織を冷却するために相乗作用することができる。したがって、開示される技術は、特定の場所での組織表面への過剰な損傷などの副作用を防止すること、及び血液凝固を防止することによって、組織内に誘発し得る温度プロファイルに関して非振動冷却スキームに勝る別個の利点を有することができる。
図2に示されている例示的構成は、単に概念を明確化する目的で選択されている。本開示の技法は、任意の他のシステム構成要素及び設定を使用して、同様に適用することができる。例えば、一実施形態では、システム20は、バルーンカテーテル、円形若しくは輪形状の多電極カテーテル、又はマルチアーム多電極カテーテルなどの、他の種類のアブレーションデバイスを備えてもよい。
一実施形態では、振動発生器50は、例えば、エクステンダロッド内に隔離された、電気活性ポリマーを組み込むことによって実現される。振動発生器は、超音波発生器、又は振動を作り出すために当該技術分野に既知の任意の他のデバイスであってもよい。振動発生器の電源は、コンソール24、又はカテーテルハンドルに配置され得、シャフトを通じて発生器に配線され得る。
一実施形態では、振動発生器は、揺動ソレノイドを含む。コンソール24は、カテーテルシャフト内に走るワイヤを通じて、ソレノイドを駆動するために交流を供給してもよい。あるいは、一実施形態では、外部電源が、振動発生器を無線で駆動してもよい。例えば、MRI撮像下でアブレーションが行われると、MRIシステムの交流磁場は、ソレノイドを揺動させるように駆動する交流を誘発し得る。
更に他の実施形態では、振動発生器50は、遠位端の代わりに、カテーテルのハンドルに取り付けられている。これらの実施形態では、振動発生器は、カテーテルの近位端を振動させ、振動は、最終的にスプライン42を振動するまでカテーテルの全長を介して伝播する。
いくつかの実施形態では、振動発生器は、例えば、アブレーションデバイス自体を振動させる代わりに、シース23を振動させて、カテーテル遠位端に振動を付与する。振動を作り出すための当該技術分野で既知の任意の他の方法を使用することができ、これは、以下の形態、すなわち、回転、ねじれ、曲げ、膨張、収縮及び平行運動のうちの1つ、又はそれらの組み合わせのいずれかで、いかなる与えられた軸の周り、例えば、シャフトの長軸の周りの揺動も誘発する。
図3は、本発明の一実施形態による、(アブレーションデバイスの)同期されたRFエネルギーパルス及び振動パルスのシーケンスを示す概略的なグラフである。見られるように、振動を印加するための選択されたタイミングスキームは、RFアブレーションパルスの間である。振動発生器50は、したがって、アブレーションデバイスをRF電力と交互に振動させるように構成されている。このタイミングスキームは、単に例として描写されたものである。代替的な実施形態では、プロセッサ41は、振動とRFアブレーションパルスとの間に、任意の他の相互タイミング又は同期を適用してもよい。
振動をRF電力に同期させることにより、血液を高温組織と短い間接触させ得、これは、その表面からの熱のより即時の排出を可能にする。RF電力デューティサイクルで振動を同期させる別の理由は、RFアブレーションが、電極間の堅牢な機械的接触で、すなわち、電極が組織に対して静的にしっかりと押圧されるときに、組織に印加されるべきであることである。
図3に示す例示的な機能性は、単に、いくつかの可能性のうちの1つである。開示される技術は、同様に、接触力及び灌注の流れの温度の読み取りに応じて、振動を印加してもよい。更に他の実施形態では、RFパルス及び振動は、非同期であってもよい。
図4は、本発明の一実施形態による、アブレーション中に組織温度を制御するための方法を概略的に示すフローチャートである。見られるように、振動は閉ループで制御される。プロセッサ41は、温度検知工程70において、アブレーション電極48の付近に位置する温度センサ49から温度を読み取る。読み取られた温度が所定の限度内にある場合、プロセッサ41は何の動作も命令せず、振動は、振動維持工程72で見られるように、そのまま維持される。
温度読み取り値のうちの1つ又は2つ以上が所定の限度を超える場合、プロセッサ41は、振動増加工程74で見られるように、振動を増加させることを振動発生器50に命令する。振動の増加は、例えば、振動振幅、振動数、持続時間及び/又はデューティサイクルを増加させることを伴い得る。
一方、読み取られた温度が所定の限度を下回る場合、プロセッサ41は、振動減少工程76で見られるように、振動を減少させることを振動発生器50に命令する。上記のように、振動の減少は、例えば、振動振幅、振動数、持続時間及び/又はデューティサイクルを減少させることを伴い得る。本方法は、工程70及び72にループ式に戻り、アブレーションプロセスが完了するまで進行する。
図4に示す例示的なフローチャートは、単に概念を明確化する目的のために選ばれたものである。代替的な実施形態では、開示される技術は、例えば、接触力測定値に基づいて、灌注の流れのレベルとRFエネルギーを印加するタイミングとの協調を含む、任意の他の好適な制御スキームを使用してもよい。
本明細書に記載された実施形態は、主としてアブレーション用途に対処するものであるが、本明細書に記載された方法及びシステムは、他の医療用途においても用いられ得る。
したがって、上記に述べた実施形態は、例として引用したものであり、また本発明は、上文に具体的に示し説明したものに限定されないことが理解されよう。むしろ本発明の範囲は、上述の様々な特徴の組み合わせ及びその一部の組み合わせの両方、並びに上述の説明を読むことで当業者により想到されるであろう、また従来技術において開示されていないそれらの変形及び修正を含むものである。参照により本特許出願に援用される文献は、これらの援用文献においていずれかの用語が本明細書において明示的又は暗示的になされた定義と矛盾して定義されている場合には、本明細書における定義のみを考慮するものとする点を除き、本出願の一部とみなすものとする。
〔実施の態様〕
(1) 医療機器であって、
患者の体内に挿入するためのシャフトと、
前記シャフトの遠位端に取り付けられ、組織における複数のそれぞれの位置でアブレーションを行うために、高周波(RF)エネルギーを送達するように構成された複数の電極と、
前記位置の付近の前記組織に冷却を提供するために、前記複数の電極を振動させるように構成された振動発生器と、を備える、医療機器。
(2) 前記シャフトの前記遠位端に取り付けられ、1つ又は2つ以上のそれぞれの温度を測定するように構成された1つ又は2つ以上の温度センサと、
前記温度センサからの測定された前記温度を読み取り、読み取られた前記温度のうちの1つ又は2つ以上に応じて前記複数の電極を振動させるように前記振動発生器に命令するように構成されたプロセッサと、を備える、実施態様1に記載の医療機器。
(3) 前記プロセッサは、前記読み取られた温度のうちの1つ又は2つ以上に応じて、前記振動発生器が前記複数の電極を振動させる振幅及び振動数のうちの少なくとも1つを調節するように構成されている、実施態様2に記載の医療機器。
(4) 前記プロセッサが、前記読み取られた温度のうちの1つ又は2つ以上に応じて、前記振動発生器を起動又は停止するように構成されている、実施態様3に記載の医療機器。
(5) 前記複数の電極が、一連のパルスにおいて前記RFエネルギーを送達するように構成されており、前記パルスと同期して前記複数の電極を振動させるように前記振動発生器に命令するように構成されたプロセッサを備える、実施態様1に記載の医療機器。
(1) 医療機器であって、
患者の体内に挿入するためのシャフトと、
前記シャフトの遠位端に取り付けられ、組織における複数のそれぞれの位置でアブレーションを行うために、高周波(RF)エネルギーを送達するように構成された複数の電極と、
前記位置の付近の前記組織に冷却を提供するために、前記複数の電極を振動させるように構成された振動発生器と、を備える、医療機器。
(2) 前記シャフトの前記遠位端に取り付けられ、1つ又は2つ以上のそれぞれの温度を測定するように構成された1つ又は2つ以上の温度センサと、
前記温度センサからの測定された前記温度を読み取り、読み取られた前記温度のうちの1つ又は2つ以上に応じて前記複数の電極を振動させるように前記振動発生器に命令するように構成されたプロセッサと、を備える、実施態様1に記載の医療機器。
(3) 前記プロセッサは、前記読み取られた温度のうちの1つ又は2つ以上に応じて、前記振動発生器が前記複数の電極を振動させる振幅及び振動数のうちの少なくとも1つを調節するように構成されている、実施態様2に記載の医療機器。
(4) 前記プロセッサが、前記読み取られた温度のうちの1つ又は2つ以上に応じて、前記振動発生器を起動又は停止するように構成されている、実施態様3に記載の医療機器。
(5) 前記複数の電極が、一連のパルスにおいて前記RFエネルギーを送達するように構成されており、前記パルスと同期して前記複数の電極を振動させるように前記振動発生器に命令するように構成されたプロセッサを備える、実施態様1に記載の医療機器。
(6) 前記シャフトの前記遠位端に取り付けられた冷却灌注デバイスを備え、前記冷却灌注デバイスは、生理食塩水溶液を送達するように構成されている、実施態様1に記載の医療機器。
(7) 前記灌注デバイスからの前記生理食塩水溶液の送達と協調して前記複数の電極を振動させるように前記振動発生器に命令するように構成されたプロセッサを備える、実施態様6に記載の医療機器。
(8) 前記シャフトの前記遠位端に取り付けられ、前記複数の電極を備える、バスケットアブレーションデバイス、マルチアームアブレーションデバイス、又はバルーンアブレーションデバイスを備える、実施態様1に記載の医療機器。
(9) 前記振動発生器が、電気活性ポリマーを備える、実施態様1に記載の医療機器。
(10) 前記振動発生器が、揺動ソレノイドを備える、実施態様1に記載の医療機器。
(7) 前記灌注デバイスからの前記生理食塩水溶液の送達と協調して前記複数の電極を振動させるように前記振動発生器に命令するように構成されたプロセッサを備える、実施態様6に記載の医療機器。
(8) 前記シャフトの前記遠位端に取り付けられ、前記複数の電極を備える、バスケットアブレーションデバイス、マルチアームアブレーションデバイス、又はバルーンアブレーションデバイスを備える、実施態様1に記載の医療機器。
(9) 前記振動発生器が、電気活性ポリマーを備える、実施態様1に記載の医療機器。
(10) 前記振動発生器が、揺動ソレノイドを備える、実施態様1に記載の医療機器。
(11) 前記揺動ソレノイドが、外部交流磁場によって駆動されるように構成されている、実施態様10に記載の医療機器。
(12) 前記振動発生器が、前記シャフトの前記遠位端に取り付けられている、実施態様1に記載の医療機器。
(13) 前記振動発生器が、前記シャフトの近位端に取り付けられている、実施態様1に記載の医療機器。
(14) 前記振動発生器は、前記シャフトが挿入されるシースを振動させることによって、前記複数の電極を振動させるように構成されている、実施態様1に記載の医療機器。
(15) 方法であって、
患者の体内に医療機器のシャフトを挿入することと、
組織における複数のそれぞれの位置をアブレーションするために、前記シャフトの遠位端に取り付けられた複数の電極から高周波(RF)エネルギーを送達することと、
前記位置の付近の組織に冷却を提供するために前記複数の電極を振動させることと、を含む、方法。
(12) 前記振動発生器が、前記シャフトの前記遠位端に取り付けられている、実施態様1に記載の医療機器。
(13) 前記振動発生器が、前記シャフトの近位端に取り付けられている、実施態様1に記載の医療機器。
(14) 前記振動発生器は、前記シャフトが挿入されるシースを振動させることによって、前記複数の電極を振動させるように構成されている、実施態様1に記載の医療機器。
(15) 方法であって、
患者の体内に医療機器のシャフトを挿入することと、
組織における複数のそれぞれの位置をアブレーションするために、前記シャフトの遠位端に取り付けられた複数の電極から高周波(RF)エネルギーを送達することと、
前記位置の付近の組織に冷却を提供するために前記複数の電極を振動させることと、を含む、方法。
(16) 前記複数の電極を振動させることが、前記シャフトの前記遠位端に取り付けられた1つ又は2つ以上のそれぞれの温度センサを使用して、1つ又は2つ以上の温度を測定することと、前記1つ又は2つ以上の温度センサから前記温度を読み取ることと、読み取られた前記温度のうちの1つ又は2つ以上に応じて前記複数の電極を振動させることと、を含む、実施態様15に記載の方法。
(17) 前記複数の電極を振動させることは、前記読み取られた温度のうちの1つ又は2つ以上に応じて、前記複数の電極が振動する振幅及び振動数のうちの少なくとも1つを調節することを含む、実施態様16に記載の方法。
(18) 前記複数の電極を振動させることが、前記読み取られた温度のうちの1つ又は2つ以上に応じて、前記複数の電極の振動を起動又は停止させることを含む、実施態様16に記載の方法。
(19) 前記RFエネルギーを送達することが、一連のパルスにおいて前記RFエネルギーを送達することを含み、前記複数の電極を振動させることが、前記パルスと同期して前記複数の電極を振動させることを含む、実施態様15に記載の方法。
(20) 前記RFパルスの送達中に生理食塩水溶液を送達することを含む、実施態様15に記載の方法。
(17) 前記複数の電極を振動させることは、前記読み取られた温度のうちの1つ又は2つ以上に応じて、前記複数の電極が振動する振幅及び振動数のうちの少なくとも1つを調節することを含む、実施態様16に記載の方法。
(18) 前記複数の電極を振動させることが、前記読み取られた温度のうちの1つ又は2つ以上に応じて、前記複数の電極の振動を起動又は停止させることを含む、実施態様16に記載の方法。
(19) 前記RFエネルギーを送達することが、一連のパルスにおいて前記RFエネルギーを送達することを含み、前記複数の電極を振動させることが、前記パルスと同期して前記複数の電極を振動させることを含む、実施態様15に記載の方法。
(20) 前記RFパルスの送達中に生理食塩水溶液を送達することを含む、実施態様15に記載の方法。
(21) 前記複数の電極を振動させることが、前記生理食塩水溶液の送達と協調して前記複数の電極を振動させることを含む、実施態様20に記載の方法。
(22) 前記複数の電極を振動させることが、外部交流磁場を印加することを含む、実施態様15に記載の方法。
(23) 前記複数の電極を振動させることが、前記シャフトの前記遠位端に振動を印加することを含む、実施態様15に記載の方法。
(24) 前記複数の電極を振動させることが、前記シャフトの近位端に振動を印加することを含む、実施態様15に記載の方法。
(25) 前記複数の電極を振動させることは、前記シャフトが挿入されるシースを振動させることを含む、実施態様15に記載の方法。
(22) 前記複数の電極を振動させることが、外部交流磁場を印加することを含む、実施態様15に記載の方法。
(23) 前記複数の電極を振動させることが、前記シャフトの前記遠位端に振動を印加することを含む、実施態様15に記載の方法。
(24) 前記複数の電極を振動させることが、前記シャフトの近位端に振動を印加することを含む、実施態様15に記載の方法。
(25) 前記複数の電極を振動させることは、前記シャフトが挿入されるシースを振動させることを含む、実施態様15に記載の方法。
Claims (14)
- 医療機器であって、
患者の体内に挿入するためのシャフトと、
前記シャフトの遠位端に取り付けられ、組織における複数のそれぞれの位置でアブレーションを行うために、高周波(RF)エネルギーを送達するように構成された複数の電極と、
前記位置の付近の前記組織に冷却を提供するために、前記複数の電極を振動させるように構成された振動発生器と、を備える、医療機器。 - 前記シャフトの前記遠位端に取り付けられ、1つ又は2つ以上のそれぞれの温度を測定するように構成された1つ又は2つ以上の温度センサと、
前記温度センサからの測定された前記温度を読み取り、読み取られた前記温度のうちの1つ又は2つ以上に応じて前記複数の電極を振動させるように前記振動発生器に命令するように構成されたプロセッサと、を備える、請求項1に記載の医療機器。 - 前記プロセッサは、前記読み取られた温度のうちの1つ又は2つ以上に応じて、前記振動発生器が前記複数の電極を振動させる振幅及び振動数のうちの少なくとも1つを調節するように構成されている、請求項2に記載の医療機器。
- 前記プロセッサが、前記読み取られた温度のうちの1つ又は2つ以上に応じて、前記振動発生器を起動又は停止するように構成されている、請求項3に記載の医療機器。
- 前記複数の電極が、一連のパルスにおいて前記RFエネルギーを送達するように構成されており、前記パルスと同期して前記複数の電極を振動させるように前記振動発生器に命令するように構成されたプロセッサを備える、請求項1に記載の医療機器。
- 前記シャフトの前記遠位端に取り付けられた冷却灌注デバイスを備え、前記冷却灌注デバイスは、生理食塩水溶液を送達するように構成されている、請求項1に記載の医療機器。
- 前記灌注デバイスからの前記生理食塩水溶液の送達と協調して前記複数の電極を振動させるように前記振動発生器に命令するように構成されたプロセッサを備える、請求項6に記載の医療機器。
- 前記シャフトの前記遠位端に取り付けられ、前記複数の電極を備える、バスケットアブレーションデバイス、マルチアームアブレーションデバイス、又はバルーンアブレーションデバイスを備える、請求項1に記載の医療機器。
- 前記振動発生器が、電気活性ポリマーを備える、請求項1に記載の医療機器。
- 前記振動発生器が、揺動ソレノイドを備える、請求項1に記載の医療機器。
- 前記揺動ソレノイドが、外部交流磁場によって駆動されるように構成されている、請求項10に記載の医療機器。
- 前記振動発生器が、前記シャフトの前記遠位端に取り付けられている、請求項1に記載の医療機器。
- 前記振動発生器が、前記シャフトの近位端に取り付けられている、請求項1に記載の医療機器。
- 前記振動発生器は、前記シャフトが挿入されるシースを振動させることによって、前記複数の電極を振動させるように構成されている、請求項1に記載の医療機器。
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