JP2020530794A - 印象採得を同時に行う歯肉圧排機器及び使用方法 - Google Patents

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Abstract

異なる硬化特性を持ち、異なる粘度又は硬さを示す2つの異なる材料を使用して、歯肉の圧排と歯の周囲の印象採得を同時に行う。歯肉を圧排し、歯及び歯の周囲の印象を作製するために、印象材に比べて高い粘度又は硬さを持つ支持材料を硬質トレーと組み合わせて使用する。支持材料が重合状態又は硬化状態となり、重合状態又は硬化状態の印象材よりも高い粘度又は硬さを有しているときにのみ圧力を加えられるように、2つの異なる材料が入ったトレーを歯に被せた際に圧力を加えるタイミングを調整する。【選択図】図3

Description

本発明は概して歯科診療において使用される歯肉の圧排に関し、特に歯及び周囲の歯肉の印象の作製と同時に実施する圧排に関する。
歯科診療においてクラウン又はブリッジを作製する際、印象採得の前に、前処置を行った歯の周囲から歯肉を圧排する処置が必要となることが多い。適合性に優れたクラウン又はブリッジには、良好な印象の採得が不可欠となることが多い。歯肉を圧排して歯のラインを露出させることによってのみ、良好な印象の採得が可能となる。そのため、圧排及び印象採得技術を向上させるための多くの取り組みが行われてきた。
そのような圧排システムの1つが、その内容を参照によって本願明細書に引用したものとする、1997年10月14日発行のDraganによる特許文献1において開示されている。この明細書においては、成形材料を歯に被せて成形し、収れん剤を含有する流動性材料をこの成形材料に注入して、歯肉線において圧排と止血を提供するシステムが開示されている。
別の圧排システムは、その内容を参照によって本願明細書に引用したものとする、2013年6月25日発行のDraganらによる特許文献2において開示されている。この明細書においては、粘度の高い材料を満たしたキャップ又はダムを歯に被せて使用する、圧排コードを用いない圧排システムが開示されている。歯に被せたダムに圧力を加えると、圧力下で圧排材料が移動して溝の内部に入り込み、結果として歯肉組織が圧排される。
米国特許第5,676,543号明細書「歯肉組織圧排機器及び方法」 米国特許第8,470,905号明細書「歯肉組織圧排機器及び方法」
これまでに発表されたこれらの圧排システムは、意図された目的のとおりに機能してはいたものの、やはり圧排及び印象採得を行うには複数の手順が必要となる。したがって、圧排と、短時間で容易に採得できる改善された印象を提供する、改善された圧排機器及び方法が必要とされている。
本発明は、歯肉の圧排と歯の周囲の印象採得を同時に行うために、異なる硬化特性を持ち、異なる粘度又は硬さを示す2つの異なる材料を使用する。歯肉を圧排し、歯及び歯の周囲の印象を作製するために、印象材に比べて高い粘度又は硬さを持つ支持材料を硬質トレーと組み合わせて使用する。支持材料が重合状態又は硬化状態となり、重合状態又は硬化状態の印象材よりも高い粘度又は硬さを有しているときにのみ圧力を加えられるように、2つの異なる材料が入ったトレーを歯に被せた際に圧力を加えるタイミングを調整する。支持材料の方が粘度又は硬さが高いため、印象材は支持材料の内部に保持され、印象材が歯の周囲の歯肉溝に入り込む。
そこで、本発明の目的は、歯の周囲の歯肉の圧排、歯肉溝の拡大、歯の周囲の印象の採得を同時に行うことである。
本発明の利点は、1回の手順で歯及び周囲の歯肉溝の印象を迅速かつ効果的に採得できることである。
本発明の特徴は、支持材料及び印象材が入ったトレーを歯に載せた際の圧力の適用のタイミングを、支持材料の硬さが印象材より高くなる時点に調整することである。
前述及び他の目的、利点、及び特徴は、以下に詳述される説明で明らかになるであろう。
歯、歯肉、及び歯肉溝の概略図である。 本発明の実施形態における第1の手順の概略図である。 本発明の実施形態における第2の手順の概略図である。 本発明の実施形態におけるタイミングの順序を示すグラフである。 本発明の実施形態における別のタイミングの順序を示すグラフである。
図1は、コア11及び歯根20を有する歯10である。コア11は、通常は歯10にクラウンを被せるために前処置した歯10の一部分である。歯肉14は歯根20及びコア11の周囲に存在する。歯肉溝12は、歯根20と歯肉14の間に形成される。歯肉溝上皮16が歯肉溝12を覆っている。接合上皮18は、歯肉溝12の底部に存在している。クラウンを歯10に被せるための前処置において歯及びコア11の印象を採得する際、多くの場合、歯肉溝12を拡大して歯肉14を圧排する処置が必要となる。
図2A−Bは、本発明の概略図である。トレー22又は支持構造は、トレー用材料又は支持材料24で満たされている。ウォッシュ材料又は印象材26はトレー内の支持材料24の上層に注入されており、コア11も覆うことができる。支持材料24及び印象材26は通常はポリマー材料であり、最初は流動性を有し、硬くなるために化学的に重合する又は硬化するが、コア11及び歯肉溝12の型又は印象を作製するための柔軟性を有している。支持材料又は印象材それぞれの重合特性又は硬化特性を、触媒によって調整することもできる。ある種の支持材料又は印象材については、光重合操作を行ってもよい。
図2Aは、印象材26及び支持材料24を、歯10のコア11に被せる最初の手順1を示す。支持材料24及び印象材26が入ったトレー22は、この2つの材料24及び26をコア11の周囲に保持する。トレー22は、好ましくは2つの材料24及び26の保持に有用な側面を有している。この手順1において、支持材料24は、重合状態又は硬化状態の印象材26よりも高い粘度又は硬さを持つ重合状態又は硬化状態に至る。
図2Bは、次の手順2を示しており、この手順では、印象材24が重合状態又は硬化状態となり、重合状態又は硬化状態の支持材料24よりも粘度又は硬さが低いときにトレー22に圧力を加える。印象材が実質的に完全に重合した状態となるまで、又は印象材24が十分な流動性を有さない状態になるまで、トレー22に圧力を加えることができる。
したがって、2つの材料の相対的な重合状態に基づいて、図2Aに示した最初の手順1から、図2Bに示したトレー22への圧力の適用までのタイミングを調整することにより、印象材26がより効果的に歯肉溝12に入り込み、結果として歯肉の圧排状態が改善され、短時間で良好な印象を採得できる。
図3のグラフは、重合状態又は硬化状態のトレー用材料又は支持材料及びウォッシュ材料又は印象材の関係性を示している。領域28は、最適な歯肉の圧排及び良好な印象の採得を提供する時間枠又は期間を表している。支持材料の相対的な重合状態又は硬化状態を、上側の曲線に沿ってH点からL点として示す。印象材の相対的な重合状態又は硬化状態は、下側の曲線のA点からF点として示す。概して、時間の経過とともに、支持材料及び印象材はどちらも重合、硬化し、硬さが増す又は硬度が高くなる。
印象材に関しては、A点からB点はデュロメーターを使用して測定できない泥状の段階又はハーネスを表している。B点からC点は、流動性を有し、再成形可能な段階を表している。C点からD点は、形が変わらない状態又は固体になるまでの反応速度の停滞期及び移行期を表している。D点からE点は、材料がもはや流動性を有しておらず、たとえ材料が柔軟であったとしても、ある形状が保たれる段階を表している。E点からF点は、材料が硬化し、重合が完全に終了した段階を表す。
支持材料に関しては、 H点からI点は、デュロメーターを使用して測定できない泥状の段階又はハーネスを表している。I点からJ点は、流動性を有し、再成形可能な段階を表している。J点からK点は、材料がもはや流動性を有しておらず、たとえ材料が柔軟であったとしても、ある形状が保たれる段階を表している。K点からL点は、材料が硬化し、重合が完全に終了した段階を表す。
図3に示すように、両方の材料が入ったトレーに圧力を加える最適な時間は、支持材料が相対的に硬いものの、まだ流動性を有していて再成形が可能であり、印象材が泥状の段階にある又は流動性を有しており、同一時間点において支持材料よりも低い粘度を示している間である。これによって、支持材料が印象材を支持して内部に保持し、印象材を歯肉溝に押し込んで圧排を行うのと同時に、印象を作製することが可能となる。J点を超えると、支持材料はもはや流動性を有さなくなり、適当な力を加えるために印象材の動きを適切に調節する能力が低下する。
図3に示すように、圧力を最適に加えられるこの時間枠、期間、又は共通時間は、印象材の重合が始まる前に支持材料の重合を開始させることによって実現することができる。必要な支持を印象材に提供するために支持材料が第1の既定の速度で重合し、歯肉溝を広げるための十分な流動性を有するように印象材が第2の既定の速度で重合するように、2つの材料の触媒を化学的に調節することによって、異なる相対的な重合を達成することもできる。
図4のグラフは、もう一つの相対的な重合状態又は硬化状態の2つの材料を示す。図4においては、2つの材料の重合の開始から開始までの時間が短くなっている、又は図3よりも間隔が狭くなっており、効果的な圧力を加えられる時間枠、期間、又は共通時間が短くなる。したがって、圧力を加える時間枠、期間、又は共通時間を長くするために、印象材の重合の開始よりも早く支持材料の重合を開始させてよい。実施においては、十分な時間枠、期間、又は共通時間を提供するために、印象材の重合の開始よりも30から60秒早く支持材料の重合を開始させることとした。この時間枠はできる限り長く設定すべきであり、好ましくは30から120秒となる。
図3を参照すると、本発明の実施においては、支持材料を入れ、さらに好ましくは印象材も入れた歯科用トレーを歯に被せる。歯及び歯肉の周囲に、追加の印象材をあらかじめ塗布しておいてもよい。トレーを歯に被せた後、最初に、患者にトレーを静かに噛ませることによって第1の軽い圧力を加えてよい。この軽い圧力は、H点からI点までの間に加えなければならない。I点からJ点までの間に支持材料が重合状態又は硬化状態になったら、患者にトレーをしっかりと噛ませることによって、さらに強い圧力をかけるべきである。最も効果を高めるために、印象材が歯肉溝に入り込める十分な流動性を有しているB点までに、噛み込みによる強い圧力を加えるべきである。これによって歯肉の圧排効果が高まり、良好な印象を採得できる。
したがって、支持材料は堤防の役割を果たし、圧力適用下においても印象材をその内部に保持する十分な硬さを持ちながらも、歯肉溝に持続的に圧力を加える際に調整が可能となるように十分な流動性を有している。
印象材は、歯肉の圧排に役立つように、硫酸アルミニウム又は硫酸鉄などの収れん試薬又は止血試薬を含有することができる。印象材は、歯の周囲の過剰な液体を吸収するための親水性材料も含有することができる。親水性材料は、たとえばポリアクリル酸ナトリウム、aquadiomondsなどのポリマー、パーライト、バーミキュライト、ゼオライト、又はシリカゲルなどの鉱物多孔質粉末、又はそのほかの吸収材料もしくは親水性材料であってよい。印象材は、ジアミン銀などの齲歯指標物質も含んでよい。これらの材料は、エマルション内に保持されていてよい。エマルションは、放出された際に、直ちに組織に届く既定濃度の物質又は材料を含んでいてよい。
印象材は、好ましくは無水硫酸アルミニウムなどの無水の収れん試薬を含んでよい。硫酸アルミニウムの結晶構造から水分子を除去することにより、ケイ素系の担体との適合性が向上する。
支持材料が十分な硬さを有し、印象材を歯の周囲の溝に押し込む流動性を有する操作時間枠を容易に決定できるように、印象材及び支持材料は、一貫性のある硬化時間及び硬化特性を有しているべきである。支持材料に対して印象材の硬化時間又は重合時間を変化させることによって、異なる操作時間を実現することもできる。支持材料は、印象材より高い粘度又は硬さを持ちながらも、操作時間枠の間は流動性を有しているべきである。支持材料が、硬化状態でありながらも、印象材の流動性の粘度又は硬さよりも高い流動性の粘度又は硬さを有する期間と定義される操作時間枠の間に、前処置後の歯及び歯肉に被せたトレーに、下方向に押し込むように圧力を加える。操作時間枠を過ぎて支持材料及び印象材が硬化した後で、硬化した支持材料及び印象材の入ったトレーを、前処置後の歯及び歯肉から取り外す。その結果得られた印象の型は、前処置後の歯に被せるクラウン又はそのほかの修復材の作製に使用する。支持材料及び印象材は、周知のシリコーン系の材料、又はビニルポリシロキサン又はVPSを含有することができる。
本発明は、前処置後の歯の歯肉の圧排及び印象採得を1回の手技又は手順において行うことを可能にする。本発明は、当分野を進歩させ、歯科診療を容易にする。

Claims (15)

  1. 歯の周囲から歯肉を圧排し、歯科診療に使用する印象を採得する歯科用機器であって、
    支持構造と、
    前記支持構造に注入するための第1の硬化状態に至るまでの第1の既定の硬化時間を有する支持材料と、
    前記支持材料に接する状態で注入するための第2の硬化状態に至るまでの第2の既定の硬化時間を有する印象材と、
    を含み、
    共通時間の間は、前記第1の硬化状態の前記支持材料が、前記第2の硬化状態の前記印象材よりも高い硬さを有し、
    前記支持材料は前記歯肉及び前記歯に接するように前記印象材を保持し、前記歯肉を圧排し、印象を作製することができる歯科用機器。
  2. 請求項1に記載の歯の周囲から歯肉を圧排し、印象を採得する歯科用機器であって、
    前記印象材に添加される収れん剤をさらに含む歯科用機器。
  3. 請求項1に記載の歯の周囲から歯肉を圧排し、印象を採得する歯科用機器であって、
    前記印象材に添加される止血剤をさらに含む歯科用機器。
  4. 請求項1に記載の歯の周囲から歯肉を圧排し、印象を採得する歯科用機器であって、
    前記印象材に添加される親水性物質をさらに含む歯科用機器。
  5. 請求項1に記載の歯の周囲から歯肉を圧排し、印象を採得する歯科用機器であって、
    前記支持材料及び前記印象材は化学的に重合する歯科用機器。
  6. 請求項1に記載の歯の周囲から歯肉を圧排し、印象を採得する歯科用機器であって、
    共通時間が30から120秒の範囲である歯科用機器。
  7. 歯の周囲から歯肉を圧排し、歯及び歯肉の印象を採得する歯科用機器であって、
    第1の操作時間の間に第1の硬さを有する印象材であって、前記印象材は歯の周囲に塗布することが可能な印象材と、
    第2の操作時間の間に第2の硬さを有する支持材料であって、前記支持材料は前記印象材の上層に注入することができる支持材料と、
    を含み、
    前記第1の操作時間及び前記第2の操作時間から、前記第1の硬さが前記第2の硬さより低く、前記印象材及び前記支持材料が流動性を有する操作時間枠が決定され、
    前記支持材料を前記印象材の上層に注入して圧力を加えたとき、前記支持材料は、前記歯の周囲の溝に前記印象材を押し込むための十分な硬さと流動性を有している歯科用機器。
  8. 請求項7に記載の歯の周囲から歯肉を圧排し、歯及び歯肉の印象を採得する歯科用機器であって、
    支持構造をさらに含み、前記支持材料が前記支持構造内に注入される歯科用機器。
  9. 請求項7に記載の歯の周囲から歯肉を圧排し、歯及び歯肉の印象を採得する歯科用機器であって、
    前記支持構造は歯科用トレーを含む歯科用機器。
  10. 歯の周囲から歯肉を圧排し、印象を採得する方法であって、
    第1の硬化状態に至るための第1の既定の硬化時間を有する支持材料を支持構造に注入するステップと、
    第2の硬化状態に至るための第2の既定の硬化時間を有する印象材を前記支持材料に重ねて注入するステップと、
    前記印象材、支持材料、及び前記支持構造を歯に被せるステップと、
    前記第1の硬化状態の前記支持材料が前記第2の硬化状態の前記印象材よりも高い硬さを有している間に前記支持構造に圧力を加えるステップと、
    を含み、
    前記支持材料は、前記印象材を前記歯肉及び歯に隣接する状態に保持し、歯肉溝を広げ、印象を作製することができる方法。
  11. 請求項10に記載の歯の周囲から歯肉を圧排し、印象を採得する方法であって、
    前記印象材、支持材料、及び前記支持構造を前記歯に載せる前記ステップの前に、前記歯及び歯肉の周囲に収れん剤を塗布するステップをさらに含む方法。
  12. 請求項11に記載の歯の周囲から歯肉を圧排し、印象を採得する方法であって、
    前記印象材が収れん剤を含む方法。
  13. 請求項11に記載の歯の周囲から歯肉を圧排し、印象を採得する方法であって、
    前記印象材、支持材料、及び前記支持構造を前記歯に載せる前記ステップの前に、前記歯及び歯肉の周囲に追加の印象材を塗布するステップをさらに含む方法。
  14. 請求項11に記載の歯の周囲から歯肉を圧排し、印象を採得する方法であって、
    圧力を前記支持構造に適用する前記ステップの間は、前記支持材料が流動性を有し、再成形可能な状態である方法。
  15. 歯肉圧排及び印象採得キットであって、
    支持構造と、
    支持材料と、
    印象材と、
    を含み、
    操作時間枠の間は、前記支持材料の重合速度が、前記印象材の重合速度よりも高い硬さを提供し、
    前記支持材料は、前記支持材料及び前記印象材が入った前記支持構造に圧力を加えたとき、前記印象材を保持することができるキット。
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