この出願は、通信技術の分野に関し、特に、RNA割り当て方法、ネットワークデバイス、及び端末に関する。
無線リソース制御(Radio Resource Control, RRC)非アクティブ状態は、また、非アクティブ状態と称されてもよく、5Gにおいて新たに定義される端末の通信状態をいう。その非アクティブ状態においては、コアネットワーク、ネットワークデバイス、及び端末は、すべて、対応するコンテキスト情報を保持する。非アクティブ状態にあるその端末が、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network, RAN)ベースの通知エリア(RAN based Notification Area, RNA)の中で移動するときには、ネットワークに通知しなくてもよいが、その端末が、非アクティブ状態にあるその端末のためにネットワーク側が割り当てるRNAから外側へと移動した後には、そのネットワークに通知する必要がある。ある端末が以前のネットワークデバイスから新たなネットワークデバイスに移動するときに、場合によっては、その新たなネットワークデバイスは、その端末にRNAを再割り当てしてもよい。これらの場合は、新たなネットワークデバイス及び以前のネットワークデバイスが、複数の異なるRNAに属している場合、又は、新たなネットワークデバイスが、周期的なRNA更新プロセスの間に、現在のRNAの端部に位置している場合、を含んでもよい。
しかしながら、従来技術においては、再割り当てされるRNAの中にいずれのセルを含める必要があるかという問題に対する解決方法は存在しない。
この出願は、RNA割り当て方法、ネットワークデバイス、及び端末を提供し、それによって、非アクティブ状態(又は、接続状態)にある端末にRNAを再割り当てする必要があるときに、(代替的に、端末の移動追跡として理解されてもよい)端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報及び/又は非アクティブ状態がサポートされているか否かに基づいて、端末デバイスにそのRNAを割り当てる。このようにして、RNAの割り当ては、より適切となり、それにより、非周期的なRNA更新を減少させるとともに、シグナリングオーバーヘッド及び消費電力を減少させる。加えて、この出願においては、さらに、端末の滞在期間に基づいてメッセージを搬送して、端末の移動追跡を強化してもよく、それによって、ネットワーク側は、より精密な判断を行い、その後、そのネットワーク側は、新たなRNAをより精密に割り当てることが可能となる。
第1の態様は、RNA割り当て方法を提供する。その方法は、端末が送信する第1のメッセージを第1のネットワークデバイスによって受信するステップであって、前記第1のメッセージは、前記端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報を搬送する、ステップと、前記第1のネットワークデバイスによって前記端末に、前記第1のメッセージに対する応答メッセージを送信するステップと、を含み、前記応答メッセージは、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てたRNAに関する情報を搬送する。
第1の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報は、前記端末が前記第1のネットワークデバイスに移動する前に前記端末がアクセスした少なくとも1つのセル又は少なくとも1つのネットワークデバイスを示すのに使用される。
第1の態様のある1つの可能な実装において、前記RNA情報の表現方式は、無線アクセスネットワークページングエリア情報、セル識別情報、基地局識別情報、トラッキングエリア情報、及び登録エリア情報のうちの1つ又は組み合わせを含む。
第1の態様のある1つの可能な実装において、端末が送信する第1のメッセージを第1のネットワークデバイスによって受信する前記ステップの後であって、且つ、前記第1のネットワークデバイスによって前記端末に、前記第1のメッセージに対する応答メッセージを送信する前記ステップの前に、当該方法は、前記第1のネットワークデバイスによって、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報に基づいて、前記端末にRNAを再割り当てするべきであるか否かを決定するステップをさらに含む。
第1の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てた前記RNAに関する前記情報は、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報に基づいて割り当てられる。
第1の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のメッセージは、さらに、前記端末の滞在期間を搬送し、前記滞在期間は、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報が示す前記少なくとも1つのセル又は前記少なくとも1つのネットワークデバイスに滞在する期間である。
第1の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てた前記RNAに関する前記情報は、前記端末の前記滞在期間に基づいて割り当てられる。
第1の態様のある1つの可能な実装において、端末が送信する第1のメッセージを第1のネットワークデバイスによって受信する前記ステップの後であって、且つ、前記第1のネットワークデバイスによって前記端末に、前記第1のメッセージに対する応答メッセージを送信する前記ステップの前に、当該方法は、前記第1のネットワークデバイスによって、非アクティブ状態がサポートされているか否かを決定するステップをさらに含み、前記非アクティブ状態がサポートされているか否かは、前記第1のネットワークデバイスが前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、前記端末が現在位置しているセルが前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、及び、前記端末が現在位置しているセルに対応するPLMNが、前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、のうちの少なくとも1つ又は組み合わせを含む。
第1の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てた前記RNAに関する前記情報は、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報及び前記第1のネットワークデバイスが決定した前記非アクティブ状態がサポートされているか否かに基づいて割り当てられる。
第1の態様のある1つの可能な実装において、端末が送信する第1のメッセージを第1のネットワークデバイスによって受信する前記ステップの後であって、且つ、前記第1のネットワークデバイスによって前記端末に、前記第1のメッセージに対する応答メッセージを送信する前記ステップの前に、当該方法は、第2のネットワークデバイスが送信するフィードバックメッセージを前記第1のネットワークデバイスによって受信するステップをさらに含み、前記フィードバックメッセージは、前記端末の周期的なRNA更新の数を搬送し、周期的なRNA更新の前記数は、前記端末が接続状態から前記非アクティブ状態へと遷移した後にすでに実行されている周期的なRNA更新の数を含む。第1のネットワークデバイスは、RNA更新の受信した数に基づいて、非アクティブ状態に端末を設定するか又は直接的にアイドル状態に端末を設定するかを決定してもよい。第1の態様のある1つの可能な実装において、当該方法は、前記第2のネットワークデバイスが送信する前記第2のネットワークデバイスのRNA情報を前記第1のネットワークデバイスによって受信するステップをさらに含む。
第1の態様のある1つの可能な実装において、当該方法は、前記第2のネットワークデバイスが送信するとともに、前記非アクティブ状態がサポートされているか否かを示す情報を前記第1のネットワークデバイスによって受信するステップ、をさらに含む。
第2の態様によれば、RNA割り当て方法が提供される。その方法は、端末によって第1のネットワークデバイスに、第1のメッセージを送信するステップであって、前記第1のメッセージは、前記端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報を搬送する、ステップと、前記第1のメッセージに対して前記第1のネットワークデバイスが送信する応答メッセージを前記端末によって受信するステップと、を含み、前記応答メッセージは、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てたRNAに関する情報を搬送する。
第2の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報は、前記端末が前記第1のネットワークデバイスに移動する前に前記端末がアクセスした少なくとも1つのセル又は少なくとも1つのネットワークデバイスを示すのに使用される。
第2の態様のある1つの可能な実装において、前記RNA情報の表現方式は、無線アクセスネットワークページングエリア情報、セル識別情報、基地局識別情報、トラッキングエリア情報、及び登録エリア情報のうちの1つ又は組み合わせを含む。
第2の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のメッセージは、さらに、前記端末の滞在期間を搬送し、前記滞在期間は、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報が示す前記少なくとも1つのセル又は前記少なくとも1つのネットワークデバイスに滞在する期間である。
第3の態様によれば、RNA割り当てネットワークデバイスが提供される。そのネットワークデバイスは、端末が送信する第1のメッセージを受信するように構成される受信ユニットであって、前記第1のメッセージは、前記端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報を搬送する、受信ユニットと、前記端末に前記第1のメッセージに対する応答メッセージを送信するように構成される送信ユニットと、を含み、前記応答メッセージは、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てたRNAに関する情報を搬送する。
第3の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報は、前記端末が前記第1のネットワークデバイスに移動する前に前記端末がアクセスした少なくとも1つのセル又は少なくとも1つのネットワークデバイスを示すのに使用される。
第3の態様のある1つの可能な実装において、前記RNA情報の表現方式は、無線アクセスネットワークページングエリア情報、セル識別情報、基地局識別情報、トラッキングエリア情報、及び登録エリア情報のうちの1つ又は組み合わせを含む。
第3の態様のある1つの可能な実装において、当該ネットワークデバイスは、決定ユニットをさらに含み、前記決定ユニットは、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報に基づいて、前記端末にRNAを再割り当てするべきであるか否かを決定するように構成される。
第3の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てた前記RNAに関する前記情報は、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報に基づいて割り当てられる。
第3の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のメッセージは、さらに、前記端末の滞在期間を搬送し、前記滞在期間は、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報が示す前記少なくとも1つのセル又は前記少なくとも1つのネットワークデバイスに滞在する期間である。
第3の態様のある1つの可能な実装において、当該ネットワークデバイスは、非アクティブ状態がサポートされているか否かを決定するように構成される決定ユニットをさらに含み、前記非アクティブ状態がサポートされているか否かは、前記第1のネットワークデバイスが前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、前記端末が現在位置しているセルが前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、及び、前記端末が現在位置しているセルに対応するPLMNが、前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、のうちの少なくとも1つ又は組み合わせを含む。
第3の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てた前記RNAに関する前記情報は、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報及び前記第1のネットワークデバイスが決定した前記非アクティブ状態がサポートされているか否かに基づいて割り当てられる。
第3の態様のある1つの可能な実装において、前記受信ユニットは、さらに、第2のネットワークデバイスが送信するフィードバックメッセージを受信するように構成され、前記フィードバックメッセージは、前記端末の周期的なRNA更新の数を搬送し、周期的なRNA更新の前記数は、前記端末が接続状態から前記非アクティブ状態へと遷移した後にすでに実行されている周期的なRNA更新の数を含む。
第3の態様のある1つの可能な実装において、前記受信ユニットは、さらに、前記第2のネットワークデバイスが送信する前記第2のネットワークデバイスのRNA情報を受信するように構成される。
第3の態様のある1つの可能な実装において、前記受信ユニットは、さらに、前記第2のネットワークデバイスが送信するとともに、前記非アクティブ状態がサポートされているか否かを示す情報を受信するように構成される。
第4の態様によれば、RNA割り当て端末が提供される。その端末は、第1のネットワークデバイスに第1のメッセージを送信するように構成される送信ユニットであって、前記第1のメッセージは、当該端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報を搬送する、送信ユニットと、前記第1のメッセージに対して前記第1のネットワークデバイスが送信する応答メッセージを受信するように構成される受信ユニットと、を含み、前記応答メッセージは、前記第1のネットワークデバイスが当該端末に割り当てたRNAに関する情報を搬送し、当該端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報は、当該端末が前記第1のネットワークデバイスに移動する前に当該端末がアクセスした少なくとも1つのセル又は少なくとも1つのネットワークデバイスを示すのに使用される。
第4の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のメッセージは、さらに、当該端末の滞在期間を搬送し、前記滞在期間は、当該端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報が示す前記少なくとも1つのセル又は前記少なくとも1つのネットワークデバイスに滞在する期間である。
第5の態様によれば、RNA割り当てネットワークデバイスが提供される。そのネットワークデバイスは、送信機、受信機、及びプロセッサを含み、前記受信機は、端末が送信する第1のメッセージを受信するように構成され、前記第1のメッセージは、前記端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報を搬送し、前記送信機は、前記端末に、前記第1のメッセージに対する応答メッセージを送信するように構成され、前記応答メッセージは、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てたRNAに関する情報を搬送する。
第5の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報は、前記端末が前記第1のネットワークデバイスに移動する前に前記端末がアクセスした少なくとも1つのセル又は少なくとも1つのネットワークデバイスを示すのに使用される。
第5の態様のある1つの可能な実装において、前記RNA情報の表現方式は、無線アクセスネットワークページングエリア情報、セル識別情報、基地局識別情報、トラッキングエリア情報、及び登録エリア情報のうちの1つ又は組み合わせを含む。
第5の態様のある1つの可能な実装において、前記プロセッサは、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報に基づいて、前記端末にRNAを再割り当てするべきであるか否かを決定するように構成される。
第5の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てた前記RNAに関する前記情報は、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報に基づいて割り当てられる。
第5の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のメッセージは、さらに、前記端末の滞在期間を搬送し、前記滞在期間は、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報が示す前記少なくとも1つのセル又は前記少なくとも1つのネットワークデバイスに滞在する期間である。
第5の態様のある1つの可能な実装において、前記プロセッサは、非アクティブ状態がサポートされているか否かを決定するように構成され、前記非アクティブ状態がサポートされているか否かは、前記第1のネットワークデバイスが前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、前記端末が現在位置しているセルが、前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、及び、前記端末が現在位置しているセルに対応するPLMNが、前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、のうちの少なくとも1つ又は組み合わせを含む。
第5の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てた前記RNAに関する前記情報は、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報及び前記第1のネットワークデバイスが決定した前記非アクティブ状態がサポートされているか否かに基づいて割り当てられる。
第5の態様のある1つの可能な実装において、前記受信機は、さらに、第2のネットワークデバイスが送信するフィードバックメッセージを受信するように構成され、前記フィードバックメッセージは、前記端末の周期的なRNA更新の数を搬送し、周期的なRNA更新の前記数は、前記端末が接続状態から前記非アクティブ状態へと遷移した後にすでに実行されている周期的なRNA更新の数を含む。
第5の態様のある1つの可能な実装において、前記受信機は、さらに、前記第2のネットワークデバイスが送信する前記第2のネットワークデバイスのRNA情報を受信するように構成される。
第5の態様のある1つの可能な実装において、前記受信機は、さらに、前記第2のネットワークデバイスが送信するとともに、前記非アクティブ状態がサポートされているか否かを示す情報を受信するように構成される。
第6の態様によれば、RNA割り当て端末が提供され、その端末は、送信機、受信機、及びプロセッサを含み、前記送信機は、第1のネットワークデバイスに第1のメッセージを送信するように構成され、前記第1のメッセージは、前記端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報を搬送し、前記受信機は、前記第1のメッセージに対して前記第1のネットワークデバイスが送信する応答メッセージを受信するように構成され、前記応答メッセージは、前記第1のネットワークデバイスが当該端末に割り当てたRNAに関する情報を搬送する。前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報は、前記端末が前記第1のネットワークデバイスに移動する前に前記端末がアクセスした少なくとも1つのセル又は少なくとも1つのネットワークデバイスを示すのに使用される。
第6の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のメッセージは、さらに、前記端末の滞在期間を搬送し、前記滞在期間は、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報が示す前記少なくとも1つのセル又は前記少なくとも1つのネットワークデバイスに滞在する期間である。
第7の態様によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供され、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、命令を含み、前記命令がコンピュータによって実行されるときに、前記コンピュータは、上記の複数の態様のうちのいずれか1つの態様の方法を実行する。
第8の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供され、当該プログラム製品は、命令を含み、前記命令がコンピュータによって実行されるときに、前記コンピュータは、上記の複数の態様のうちのいずれか1つの態様の方法を実行する。
第9の態様によれば、コンピュータプログラムが提供され、当該コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されるときに、前記コンピュータは、上記の複数の態様のうちのいずれか1つの態様の方法を実行する。
この出願は、さらに、端末の周期的なRNA更新の数に基づいて、ある特定の状態にその端末を設定することを決定する方法、及び、その方法のネットワークデバイス及び端末を提供する。非アクティブ状態にある端末の場合には、新たなネットワークデバイスは、その端末の周期的なRNA更新の数及び/又は送信する必要があるデータが存在するか否かに基づいて、ある特定の状態にその端末を設定することを決定する。周期的なRNA更新の数は、その端末の活性度を反映することが可能であり、このパラメータと組み合わせて、ある特定の状態にその端末を設定することを決定し、それによって、割り当てがより精密となり、それにより、状態遷移を減少させるとともに、シグナリングオーバーヘッド及び電力消費を減少させる。
第10の態様によれば、端末の状態を設定する方法が提供される。その方法は、
デバイスが送信するフィードバックメッセージを第1のネットワークデバイスによって受信するステップであって、前記フィードバックメッセージは、前記端末の周期的なRNA更新の数を搬送し、周期的なRNA更新の前記数は、前記端末が接続状態から非アクティブ状態へと遷移した後にすでに実行されている周期的なRNA更新の数を含む、ステップと、
前記第1のネットワークデバイスによって前記端末に、前記第1のメッセージに対する応答メッセージを送信するステップと、を含み、前記応答メッセージは、ある特定の状態に前記端末を設定するように指示するのに使用される。
第10の態様のある1つの可能な実装において、前記デバイスは、第2のネットワークデバイス及び/又は前記端末を含む。
第10の態様のある1つの可能な実装において、周期的なRNA更新の前記数が、あらかじめ設定された値以上であるときに、前記応答メッセージは、前記非アクティブ状態又はアイドル状態に前記端末を設定するのに使用される。
第10の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が、前記非アクティブ状態に設定されるか、又は、前記非アクティブ状態にとどまっている場合に、前記第1のネットワークデバイス又は前記端末は、周期的なRNA更新の前記受信した数に基づいて、継続して計数を実行する。
第10の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が、前記接続状態に設定されるか、又は、前記接続状態にとどまっている場合に、前記第1のネットワークデバイス又は前記端末は、周期的なRNA更新の前記受信した数をあらかじめ設定された値に設定し、例えば、前記あらかじめ設定された値は、ゼロであり、又は、周期的なRNA更新の前記数の値をクリアする。
第10の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が、前記接続状態に設定されるか、又は、前記接続状態にとどまっている場合に、前記第1のネットワークデバイス又は前記端末は、再度、周期的なRNA更新の数を計数する。
第10の態様のある1つの可能な実装において、前記端末がアイドル状態に設定される場合に、前記第1のネットワークデバイス又は前記端末は、周期的なRNA更新の前記受信した数をあらかじめ設定された値に設定し、例えば、前記あらかじめ設定された値は、ゼロであり、又は、周期的なRNA更新の前記数の値をクリアする。
第10の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が、アイドル状態に設定されるか、又は、アイドル状態にとどまっている場合に、前記第1のネットワークデバイス又は前記端末は、再度、周期的なRNA更新の数を計数する。
第11の態様によれば、端末の状態を設定する方法が提供される。その方法は、
端末によって第1のネットワークデバイスに、RRCメッセージを送信するステップであって、前記RRCメッセージは、前記端末の周期的なRNA更新の数を搬送し、周期的なRNA更新の前記数は、前記端末が接続状態から非アクティブ状態へと遷移した後にすでに実行されている周期的なRNA更新の数を含む、ステップと、前記端末によって応答メッセージを受信するステップと、を含み、前記応答メッセージは、ある特定の状態に前記端末を設定するように指示するのに使用される。
第11の態様のある1つの可能な実装において、周期的なRNA更新の前記数が、あらかじめ設定された値以上であるときに、前記応答メッセージは、前記非アクティブ状態又はアイドル状態に前記端末を設定するのに使用される。
第11の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が、前記非アクティブ状態に設定されるか、又は、前記非アクティブ状態にとどまっている場合に、前記第1のネットワークデバイス又は前記端末は、周期的なRNA更新の前記受信した数に基づいて、継続して計数を実行する。
第11の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が、前記接続状態に設定されるか、又は、前記接続状態にとどまっている場合に、前記第1のネットワークデバイス又は前記端末は、周期的なRNA更新の前記受信した数をあらかじめ設定された値に設定し、又は、周期的なRNA更新の前記数の値をクリアする。
第11の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が、前記接続状態に設定されるか、又は、前記接続状態にとどまっている場合に、前記第1のネットワークデバイス又は前記端末は、再度、周期的なRNA更新の数を計数する。
第11の態様のある1つの可能な実装において、前記端末がアイドル状態に設定される場合に、前記第1のネットワークデバイス又は前記端末は、周期的なRNA更新の前記受信した数をあらかじめ設定された値に設定し、例えば、前記あらかじめ設定された値は、ゼロであり、又は、周期的なRNA更新の前記数の値をクリアする。
第11の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が、アイドル状態に設定されるか、又は、アイドル状態にとどまっている場合に、前記第1のネットワークデバイス又は前記端末は、再度、周期的なRNA更新の数を計数する。
第12の態様によれば、端末の状態を設定するための方法が提供される。その方法は、
第2のネットワークデバイスによって第1のネットワークデバイスに、フィードバックメッセージを送信するステップであって、前記フィードバックメッセージは、前記端末の周期的なRNA更新の数を搬送し、周期的なRNA更新の前記数は、前記端末が接続状態から非アクティブ状態へと遷移した後にすでに実行されている周期的なRNA更新の数を含む、ステップと、
前記第1のネットワークデバイスが送信する解放メッセージを前記第2のネットワークデバイスによって受信するステップと、を含み、前記解放メッセージは、前記端末のコンテキストを解放するように指示するのに使用される、
方法。
第12の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のネットワークデバイスが送信する前記解放メッセージは、前記端末デバイスの識別情報を含む。例えば、その識別情報は、Resume IDであってもよい。
第13の態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、当該ネットワークデバイスは、受信ユニット及び送信ユニットを含み、前記受信ユニット及び前記送信ユニットは、上記の複数の態様のうちのいずれか1つの態様の方法を実行するように構成される。
第14の態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、当該ネットワークデバイスは、受信機及び送信機を含み、前記受信機及び前記送信機は、上記の複数の態様のうちのいずれか1つの態様の方法を実行するように構成される。
第15の態様によれば、端末が提供され、当該端末は、受信ユニット及び送信ユニットを含み、前記受信ユニット及び前記送信ユニットは、上記の複数の態様のうちのいずれか1つの態様の方法を実行するように構成される。
第16の態様によれば、端末が提供され、当該端末は、受信機及び送信機を含み、前記受信機及び前記送信機は、上記の複数の態様のうちのいずれか1つの態様の方法を実行するように構成される。
第17の態様によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供され、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、命令を含み、前記命令がコンピュータによって実行されるときに、前記コンピュータは、上記の複数の態様のうちのいずれか1つの態様の方法を実行する。
第18の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供され、当該プログラム製品は、命令を含み、前記命令がコンピュータによって実行されるときに、前記コンピュータは、上記の複数の態様のうちのいずれか1つの態様の方法を実行する。
第19の態様によれば、コンピュータプログラムが提供され、当該コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されるときに、前記コンピュータは、上記の複数の態様のうちのいずれか1つの態様の方法を実行する。
この出願は、さらに、RPA情報交換方法を提供し、それによって、複数のネットワークデバイスの間のインターフェイスを設定するプロセスの間に又はネットワークデバイス更新プロセスの間に、RPA情報を交換することを可能とし、それにより、ネットワークデバイスが端末にRNAをより精密に割り当てることを可能とする。
第20の態様によれば、第1のネットワークデバイスによって第2のネットワークデバイスに、第3のメッセージを送信するステップと、前記第2のネットワークデバイスによって前記第1のネットワークデバイスに、第4のメッセージを送信するステップと、を含み、前記第4のメッセージは、前記第3のメッセージに対する応答メッセージである、方法が提供される。
第20の態様のある1つの可能な実装において、前記第3のメッセージは、インターフェイスの設定に使用されるメッセージ及び/又は更新に使用されるメッセージを含んでもよい。
第20の態様のある1つの可能な実装において、前記第3のメッセージは、Xnインターフェイス設定要求メッセージ又はgNB構成更新メッセージを含む。
第20の態様のある1つの可能な実装において、前記第4のメッセージは、Xn設定フィードバックメッセージ又はgNB構成更新確認メッセージを含む。
第20の態様のある1つの可能な実装において、前記第3のメッセージは、前記第1のネットワークデバイスのRPA情報を搬送し、前記第4のメッセージは、前記第2のネットワークデバイスのRPA情報を搬送する。
この出願は、さらに、上記の方法を実行するように構成されるネットワークデバイス、コンピュータ記憶媒体、及びプログラム等を提供するということを理解すべきである。
この出願は、さらに、非アクティブ状態交換方法を提供し、それによって、複数のネットワークデバイスの間のインターフェイスを設定するプロセスの間に又はネットワークデバイス更新プロセスの間に、非アクティブ状態を交換することを可能とし、それにより、ネットワークデバイスが端末にRNAをより精密に割り当てることを可能とする。
第21の態様によれば、第1のネットワークデバイスによって第2のネットワークデバイスに、第3のメッセージを送信するステップと、前記第2のネットワークデバイスによって前記第1のネットワークデバイスに、第4のメッセージを送信するステップと、を含み、前記第4のメッセージは、前記第3のメッセージに対する応答メッセージである、方法が提供される。
第21の態様のある1つの可能な実装において、前記第3のメッセージは、インターフェイスの設定に使用されるメッセージ及び/又は更新に使用されるメッセージを含んでもよい。
第21の態様のある1つの可能な実装において、前記第3のメッセージは、Xnインターフェイス設定要求メッセージ又はgNB構成更新メッセージを含む。
第21の態様のある1つの可能な実装において、前記第4のメッセージは、Xn設定フィードバックメッセージ又はgNB構成更新確認メッセージを含む。
第21の態様のある1つの可能な実装において、前記第3のメッセージは、前記第1のネットワークデバイスが非アクティブ状態をサポートしているか否かに関する情報を搬送し、及び/又は、前記第4のメッセージは、前記第2のネットワークデバイスが前記非アクティブ状態をサポートしているか否かに関する情報を搬送する。
第21の態様のある1つの可能な実装において、前記非アクティブ状態がサポートされているか否かは、前記第1のネットワークデバイス/前記第2のネットワークデバイスが前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、前記端末が現在位置しているセルが前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、及び、前記端末が現在位置しているセルに対応するPLMNが、前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、のうちの少なくとも1つ又は組み合わせを含む。
この出願は、さらに、上記の方法を実行するように構成されるネットワークデバイス、コンピュータ記憶媒体、及びプログラム等を提供するということを理解すべきである。
この出願の複数の実施形態における又は先行技術における複数の技術的解決方法をより明確に説明するために、以下の記載は、それらの複数の実施形態を説明するのに必要となる複数の添付の図面を簡潔に説明する。明らかなことではあるが、以下の説明の中のそれらの複数の添付の図面は、この出願のそれらの複数の実施形態のうちのいくつかを示し、当業者は、さらに、創造的努力なくして、これらの複数の添付の図面から他の図面を引き出すことが可能である。
この出願のある1つの実施形態が適用可能であるネットワークアーキテクチャの図である。
この出願にしたがったRNA割り当て方法のフローチャートである。
この出願にしたがって端末の状態を設定する方法のフローチャートである。
この出願にしたがって、Xnインターフェイスの設定の間での、非アクティブ状態がサポートされているか否かに関する情報の交換の概略的なフローチャートである。
この出願にしたがって、Xnインターフェイスの設定の間でのRNA情報の交換の概略的なフローチャートである。
この出願にしたがったRNAの更新の概略的なフローチャートである。
この出願にしたがったRNAの更新の概略的なフローチャートである。
この出願にしたがったセル再選択の概略的なフローチャートである。
この出願にしたがったデバイス100の概略的な構成図である。
この出願にしたがった基地局1000の概略的な構成図である。
この出願にしたがったUE2000の概略的な構成図である。
この出願において使用されている語は、この出願に制限を付するのではなく、ある特定の可能な実装を説明することを意図しているにすぎない。添付の特許請求の範囲を含めてこの出願において使用されている単数形のための"ある1つの"、"前記"、及び"その"の語は、また、特に明示されていない限り、複数形の場合も含むように意図されている。さらに、この明細書において使用されている"及び/又は"の語は、1つ又は複数の列挙されている関連するアイテムのうちのいずれか又はすべての可能な組み合わせを意味するということを理解すべきである。この明細書において使用されている"含む"の語は、1つ又は複数の他の特徴、データ、情報、全体、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又は、それらの組み合わせの存在又は随伴を排除することなく、特徴、データ、情報、全体、ステップ、動作、要素、及び/又は、構成要素の存在を明記するということを理解すべきである。
この出願の複数の実施形態においては、"第1の"及び"第2の"等の語を使用して、さまざまなネットワークデバイス又はメッセージを説明してもよいが、これらのネットワークデバイス又はメッセージは、それらの語によって限定されるべきではないということを理解すべきである。これらの語は、それらの複数のネットワークデバイス又はメッセージを互いに判別するのに使用されているにすぎない。例えば、第1のネットワークデバイスは、この出願のそれらの複数の実施形態の範囲から離れることなく、第2のネットワークデバイスと称されてもよい。同様に、第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスと称されてもよい。このことは、また、メッセージにも当てはまる。
この出願における複数のステップの順序は、自由に配置することが可能であるということに留意すべきである。このことは、この出願においては限定されない。
以下の記載は、複数の添付の図面を参照して、この出願の複数の実施態様における技術的解決方法を説明する。
当業者がより良い理解を得るのを助けるために、この出願における複数の語のうちのいくつかを最初に説明する。
(1) ネットワークデバイス: ネットワークデバイスは、これらには限定されないが、無線トランシーバー機能を有する(例えば、ネットワークデバイスNodeB、進化型ネットワークデバイスeNodeB、又は、第5世代(the fifth generation, 5G)通信システムにおけるネットワークデバイス(gNB)等の)ネットワークデバイス、将来的な通信システムにおけるネットワークデバイス、Wi-Fiシステムにおけるアクセスノード、無線中継ノード、又は、無線バックホールノード等を含むいずれかのデバイスであってもよい。追加的に、ネットワークデバイスは、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network, CRAN)シナリオにおける無線コントローラであってもよい。代替的に、ネットワークデバイスは、5Gネットワークの中のネットワークデバイス又は将来的な進化型ネットワークの中のネットワークデバイスであってもよく、或いは、ウェアラブルデバイス又は車載型デバイス等であってもよい。代替的に、ネットワークデバイス100は、小セル又は送信受信点(transmission reference point, TRP)等であってもよい。このことは、もちろん、この出願においては限定されない。
(2) 以前の(old)ネットワークデバイス: 以前のネットワークデバイスは、コアネットワークとRAN側制御プレーンとの間の非アクティブ端末のための接続を維持するネットワークデバイスである。通常、以前のネットワークデバイスは、接続状態から非アクティブ状態へと遷移するようにある端末を制御するネットワークデバイスとして理解されてもよいが、他の場合が排除されるわけではない。例えば、RNA更新プロセスにおいては、データを送信することのない非アクティブ端末は、RNA(RANベースの通知エリア, RAN-based Notification Area, RNA)の更新の後も、依然として、非アクティブ状態にとどまるが、最初に、接続状態へと遷移する必要はない。この場合には、ネットワークデバイスは、その端末に対して再構成を実行するにすぎず、その端末に対して状態遷移を実行しないが、一方で、コアネットワーク側とRNA側との間の接続が移行させられるため、非アクティブ状態にとどまるようにその端末を制御するネットワークデバイスは、また、以前のネットワークデバイスと称される。
(3) 新たな(new)ネットワークデバイス: 新たなネットワークデバイスは、以前のネットワークデバイスに対応するネットワークデバイスであるとともに、現時点で端末にサービスを提供することが可能であるネットワークデバイスである。その端末と新たなネットワークデバイスに含まれている少なくとも1つのセルとの間に、ダウンリンク同期が存在してもよい。その端末は、その新たなネットワークデバイスからブロードキャスト信号を受信し、そして、その新たなネットワークデバイスを介してネットワークと対話する。
(4) 端末: 端末は、屋内デバイス又は屋外デバイス、ハンドヘルドデバイス、ウェアラブルデバイス、又は車載型デバイスを含むデバイスであり、これらのデバイスは、無線トランシーバー機能を有して、ネットワークデバイスと対話することが可能であるとともに、陸上に配置されてもよく、或いは、(例えば、船舶等の)水面に配置されてもよく、或いは、(例えば、航空機、気球、又は、人工衛星等の)空中に配置されてもよい。端末は、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ(Pad)、無線トランシーバー機能を有するコンピュータ、仮想現実感(Virtual Reality, VR)端末デバイス、拡張現実感(Augmented Reality, AR)端末デバイス、産業制御(industrial control)における無線端末、自動運転(self driving)における無線端末、遠隔医療(remote medical)の治療行為における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全性(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、又は、スマートホーム(smart home)における無線端末等であってもよい。適用シナリオは、この出願のそれらの複数の実施形態においては限定されない。端末は、ネットワークデバイスと通信することが可能であるデバイスであってもよい。場合によっては、UEは、端末デバイス、アクセス端末デバイス、ユーザ機器(user device, UE)、UEユニット、UE局、モバイル局、モバイル局、リモート局、リモート端末デバイス、モバイルデバイス、UE端末デバイス、無線通信デバイス、UEエージェント、又は、UE装置等と称されてもよい。
(5) 対話: この出願における対話は、2つのパーティが互いに情報を転送するプロセスである。本明細書における転送される情報は、同じ情報であってもよく、又は、異なる情報であってもよい。例えば、対話における2つのパーティは、ネットワークデバイス1及びネットワークデバイス2、又は、ネットワークデバイス及びUEである。ネットワークデバイス1は、情報を提供することをネットワークデバイス2に要求し、そして、その次に、ネットワークデバイス2は、ネットワークデバイス1に、ネットワークデバイス1が要求した情報を提供する。もちろん、ネットワークデバイス1及びネットワークデバイス2は、情報を提供することを互いに要求してもよい。ネットワークデバイスとUEとの間の対話は、上記の複数のネットワークデバイスの間の対話と同様である。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。本明細書における要求される情報は、同じ情報であってもよく、又は、異なる情報であってもよい。
(6) 非アクティブ化された状態: 非アクティブ化された状態は、非アクティブ状態と称されてもよく、又は、無線リソース制御(radio resource control, RRC)非アクティブ状態と称されてもよく、5Gにおいて新たに定義される通信状態である。その通信状態は、(RRC接続(Connected/Active)状態及びRRCアイドル(Idle)状態以外のある1つの独立した状態である)独立した通信状態と考えられてもよく、或は、接続状態又はアイドル状態の通信サブ状態として理解されてもよい。この出願においては、非アクティブ状態は、独立した通信状態と考えられてもよい。非アクティブ状態にある端末は、(A) アクセス階層(Access Stratum, AS)における端末のコンテキスト情報は、端末側及び無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)側の双方において保持され、(そのコンテキストが、RRC接続状態コンテキスト又はRRC接続状態コンテキストの一部と一致している場合における)端末のASコンテキストは、RAN側にある以前のネットワークデバイスの中に格納されてもよく、又は、端末のコンテキストは、以前のネットワークデバイスによって他のネットワークデバイスに送信されて格納されてもよく、(B) 端末が非アクティブ状態からRRC接続状態に遷移するときに、以前のネットワークデバイスとコアネットワーク制御プレーンネットワーク要素との間のリンクを再アクティブ化する必要はなく、例えば、基地局側とコアネットワーク側との間のリンクを再アクティブ化する必要はなく、(C) 端末のモビリティは、ハンドオーバーの代わりにセル再選択によって実装される、という特性を有してもよい。
(7) RNA: RNAは、1つ又は複数のセルを含む。複数のセルが含まれている場合に、それらの複数のセルは、同じネットワークデバイスに属しているか、又は、複数の異なるネットワークデバイスに属している。複数の異なるネットワークデバイスは、同じRATのネットワークデバイス又は複数の異なるRATのネットワークデバイスであってもよい。例えば、ネットワークデバイスは、4.5Gネットワークの中のeNB又は5Gネットワークの中のgNBであってもよい。非アクティブ状態にある端末がRNAの中で移動するときに、ネットワークに通知しなくてもよいが、セル再選択は、端末のモビリティに基づいて実行されるにすぎず、また、周期的なRNA更新は、実行される。非アクティブ状態にある端末が、RNAの外側のセルに移動するときには、ネットワークに通知する必要があり、RNA更新が実行される。RNA更新は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution, LTE)ネットワークにおけるトラッキングエリア更新(Tracking Area Update, TAU)と同様である。RNA情報の表現方式は、以下の情報の1つ又は組み合わせを含む。
(a) 無線アクセスネットワークページングエリア(RAN paging area, RPA)情報: RPA情報は、ある特定の範囲の中で、セルが属しているRPAを一意に識別することを可能とし、そのセルは、そのRPA情報をブロードキャストすることによって、そのセルが属するRPAに関する情報を端末に通知することが可能である。RPA情報は、RPA符号(RPA Code)であってもよく、具体的にいうと、TACと同様の符号のセットであってもよい。代替的に、RPA情報は、RPA識別子(RPA Identifier/Identity, RPA ID)であってもよい。例えば、RPA IDは、RPAC+PLMNの形態で表現されてもよい。言い換えると、RPA IDは、そのセルのRPAC及びPLMNの双方を示すことが可能である。代替的に、RPA IDは、RPAC+TAIの形態で表現されてもよい。言い換えると、RPA IDは、そのセルのRPAC及びTAIの双方を示すことが可能である。もちろん、RPAは、他の形態で表現されてもよい。複数のセルは、同じRPA情報をブロードキャストしてもよく、又は、異なるRPA情報をブロードキャストしてもよい。複数のセルが同じRPA情報をブロードキャストする場合には、そのRPA情報は、これらの複数のセルが同じRPAに属しているということを示す。複数のセルが異なるRPA情報をブロードキャストする場合には、それらのRPA情報は、これらのセルが複数の異なるRPAに属しているということを示す。
(b) セル識別子: セル識別子は、ある特定の範囲の中でセルを一意に識別することを可能とし、物理セル識別子(Physical Cell Identity)又はセルグローバル識別子(Cell Global identifier, CGI)であってもよい。もちろん、セル識別子は、他の形態で表現されてもよい。
(c) ネットワークデバイス識別子: ネットワークデバイス識別子は、ある特定の範囲の中でネットワークデバイスを一意に識別することを可能とし、例えば、グローバル基地局識別情報又は他の識別子であってもよい。
(d) トラッキングエリア情報又は登録エリア情報: トラッキングエリア情報又は登録エリア情報は、ある特定の範囲の中で、トラッキングエリア又は登録エリアを一意に識別することを可能とする。例えば、トラッキングエリア情報は、トラッキングエリア識別子(TAI)又はトラッキングエリア符号(TAC)であってもよく、登録エリア情報は、登録エリア識別子(Registration Area Identifier/Identity, RAI)又は登録エリア符号(RAC)であってもよい。
RNA情報は、他の形態で表現されてもよく、このことは、この出願においては特には限定されないということを理解することが可能である。
(8) 周期的なRNA更新: 通常、ネットワーク側は、端末のためにタイマーを構成する。タイマーが終了する場合に、その端末は、周期的なRNA更新プロセスを開始して、端末が、現時点において、以前に構成されたRNAを離れてはいないということをネットワーク側に通知する。周期的なRNA更新の数を計数する過程では、通常は、データ送信プロセスは存在しない。本明細書において、データ送信プロセスが存在しないということは、アップリンクデータパケット送信が存在しないか、又は、ダウンリンクデータパケット送信が存在しないということとして理解されてもよい。もちろん、データ送信が存在するか否かは、この出願においては限定されないということを理解すべきである。例えば、非アクティブ状態にある端末は、状態遷移を必要とすることなく、小さなデータパケットを送信してもよい。
(9) 端末の識別情報: その識別子は、RNAの範囲の中で非アクティブ端末を一意に識別することを可能とする。例えば、その識別子は、Resume IDであってもよく、他の識別方法を使用してもよい。通常、非アクティブ端末の識別子は、また、例えば、以前のgNBの識別子を示す以前のgNBに関する情報を示してもよい。もちろん、端末の識別情報が以前のgNBに関する情報を示すことが可能であるか否かは、この出願においては限定されないということを理解すべきである。例えば、RAT間ネットワークデバイスのうちの非アクティブ端末の識別子は、以前のgNBに関する情報を示すことは不可能である。
(10) 状態遷移: 新たな非アクティブ状態(inactive状態)を導入した後に、接続状態から非アクティブ状態への遷移、接続状態からアイドル状態への遷移、非アクティブ状態からアイドル状態への遷移、アイドル状態から接続状態への遷移、及び、非アクティブ状態から接続状態への遷移、の状態遷移シナリオが存在する。非アクティブ状態にある端末は、不可避的に、RNA更新及び通信状態遷移を実行する。通常、非アクティブ状態にある端末が、以前のネットワークデバイスから他の新たなネットワークデバイスに移動し、そして、(例えば、RNA更新及びデータ送信といったように)ネットワークと対話する必要があるときに、その新たな移動先のサービングネットワークデバイスは、非アクティブ状態にある端末にRNAを再割り当てし、非アクティブ状態にある端末は、最初に、接続状態へと遷移し、データ送信が存在しない場合に、再び、非アクティブ状態へと遷移する。一方で、実際の通信シナリオにおいては、その新たなネットワークデバイスは、RNAを再割り当てする必要はなく、非アクティブ状態にある端末は、また、ほとんどの場合において、状態遷移を実行する必要はない。例えば、その新たなサービングネットワークデバイスに移動した後に、端末は、依然として、元のRNAの中で移動し、そして、その新たなネットワークデバイスは、RNAを再割り当てする必要はない。他の例では、非アクティブ状態にある端末がRNA更新を実行した後に、データ送信が存在しない場合には、その端末は、接続状態へと遷移する必要はない。
(11) "複数の"の語は、2つ又は2つよりも多くのを意味する。"及び/又は"の語は、複数の関連する対象物の間の関連性関係を説明し、3つの関係が存在してもよいということを表す。例えば、A及び/又はBは、Aのみ存在する、A及びBの双方が存在する、及び、Bのみが存在する、の3つの場合を表してもよい。記号"/"は、一般的に、複数の関連する対象物の間の"又は"の関係を示す。
(12) 名詞である"ネットワーク"及び"システム"は、交換可能に使用されることがよくあり、当業者は、それらの意味を理解することが可能である。"情報(information)"、"信号(signal)"、"メッセージ(message)"、及び、"チャネル(channel)"の語は、場合によって、交換可能に使用されてもよい。それらの相違を強調しないときは、それらの表現されるべき意味は一貫しているということに留意すべきである。"の(of)"、"関連のある(corresponding, relevant)"、及び、"対応する(corresponding)"の語は、交換可能に使用されてもよい。それらの相違を強調しないときは、それらの表現されるべき意味は一貫しているということに留意すべきである。
以下の記載は、複数の添付の図面を参照して、この出願の複数の技術的解決方法を説明する。
図1は、この出願を適用することが可能であるある1つのシナリオにおけるネットワークアーキテクチャの概略的な図である。図1に示されている通信システムは、端末、ネットワークデバイス、及びコアネットワークを含む。ネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス、第3のネットワークデバイスを含み、第1のネットワークデバイスは、(例えば、new gNB等の)新たなネットワークデバイスであってもよく、第2のネットワークデバイスは、以前のネットワークデバイス(old gNB)であってもよい。 第1のネットワークデバイス及び第2のネットワークデバイスは、同じ無線アクセスタイプに属し、第3のネットワークデバイスの無線アクセスタイプは、第1のネットワークデバイス及び第2のネットワークデバイスの無線アクセスタイプとは異なっている。例えば、第1のネットワークデバイス及び第2のネットワークデバイスは、5Gのネットワークデバイス(gNB)として理解されてもよい。第3のネットワークデバイスは、4G又は4.5Gのネットワークデバイス(eNB)として理解されてもよい。第3のネットワークデバイスは、5Gコアネットワークの進化型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network, E-UTRAN)ネットワークデバイスに接続されてもよく、端末の非アクティブ状態又は同様の状態への設定をサポートすることが可能である。コアネットワークは、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function, AMF)を含んでもよい。AMFは、コアネットワーク制御プレーン機能として理解されてもよく、端末のためのモビリティ管理機能及びアクセス管理機能を提供する。図1において、接続状態にある端末が、第2のネットワークデバイスのカバレッジの中にとどまり、設定された時間期間の中でデータ送信を実行しない場合に、第2のネットワークデバイスは、非アクティブ状態に端末を設定してもよい。接続状態から非アクティブ状態に端末を設定する第2のネットワークデバイスは、接続状態にあるその端末に最後にサービスを提供したネットワークデバイスである。接続状態にある端末に最後にサービスを提供したネットワークデバイスは、以前のネットワークデバイスと称されてもよい(又は、アンカー(Anchor)ネットワークデバイスと称されてもよい)。以前のネットワークデバイスは、端末のコンテキスト情報を保持する。非アクティブ状態にある端末は、モビリティを有している。非アクティブ状態にある端末が、第2のネットワークデバイスのカバレッジから第1のネットワークデバイスのカバレッジへと移動する場合に、非アクティブ状態にある端末は、新たなサービングネットワークデバイスとして第1のネットワークデバイスを使用してもよい。端末は、第1のネットワークデバイスとのダウンリンク同期を維持するか、又は、第1のネットワークデバイスのセルとの同期を維持し、第1のネットワークデバイスからブロードキャスト信号を受信し、そして、第1のネットワークデバイスを介してコアネットワークと対話することが可能である。第1のネットワークデバイスは、非アクティブ状態にある端末のためにデータ送信又はRNA更新を実行することが可能である。RNA更新プロセスは、周期的なRNA更新を含んでもよく、又は、位置変化に起因するRNA更新を含んでもよい。RNA更新プロセスの間に、第1のネットワークデバイスは、端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報を取得して、端末により精密にRNAを割り当て、それにより、RNA更新の数及び無線インターフェイスオーバーヘッドを減少させる。ある1つの可能な実装において、ネットワークデバイスは、前もって、ネットワークデバイスそれ自体又はそのネットワークデバイスに含まれているセルが非アクティブ状態をサポートしているか否かを交換してもよい。RNAが端末に割り当てられるときに、また、この要因を考慮してもよく、それによって、割り当てがより精密となる。加えて、端末が直近にアクセスしたRNAに関する取得した情報及び非アクティブ状態がサポートされているか否かに関する情報を組み合わせて、さらに、割り当ての精度を改善してもよい。
図2は、この出願にしたがったRNA割り当て方法のフローチャートである。図2には、以下のステップが示されている。
S201. 第1のネットワークデバイスは、端末が送信する第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報を搬送する。そのRNA情報は、端末が第1のネットワークデバイスに移動する前にその端末がアクセスした少なくとも1つのセル又は少なくとも1つのネットワークデバイスを示すのに使用される。RNA情報の表現方式は、無線アクセスネットワークページングエリア情報、セル識別情報、基地局識別情報、トラッキングエリア情報、及び登録エリア情報のうちの1つ又は組み合わせを含む。端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報が、セル識別子又はセル識別子リストの形態であらわされる場合に、これらのセル識別子に対応するセルは、端末にサービスを提供したセル、すなわち、端末がネットワーク側との間でシグナリングを交換するか又はデータ送信を実行したセルのみを含んでもよく、或いは、端末にサービスを提供していないセル、すなわち、その端末がそのセルのブロードキャスト情報を読むのみで、いかなるシグナリングの交換又はデータ交換も存在していないセルのみを含んでもよく、或いは、上記の2つの種類のセルを含んでもよい。端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報が、RPA情報又はRPA情報リストの形態であらわされる場合には、そのRPA情報に対応するRPA範囲の中の少なくとも1つのセルは、端末にサービスを提供したセル、すなわち、端末がネットワーク側との間でシグナリングを交換するか又はデータ送信を実行したセルであるか、或いは、そのRPA情報に対応するRPA範囲の中の少なくとも1つのセルは、端末にサービスを提供していないが、その端末が、セル再選択の間に、このセルを選択し、そして、このセルに対してキャンプオン(camp on)したセル、すなわち、その端末が、そのセルのブロードキャスト情報を読むのみであるが、いかなるシグナリング又はデータ交換も存在しないセルであるか、或いは、RPA情報に対応するRPA範囲の中の少なくとも2つのセルは、上記の2つの種類のセルを含む。端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報が、ネットワークデバイス識別子又はネットワークデバイス識別子リストの形態であらわされる場合には、これらのネットワークデバイス識別子に対応するネットワークデバイスが含める少なくとも1つのセルは、端末にサービスを提供したセル、すなわち、その端末が、ネットワーク側との間でシグナリングを交換するか又はデータ送信を実行したセルであるか、或いは、これらのネットワークデバイス識別子に対応するネットワークデバイスが含める少なくとも1つのセルは、端末にサービスを提供していないが、その端末が、セル再選択の間に、このセルを選択し、そして、このセルに対してキャンプオン(camp on)したセル、すなわち、その端末が、そのセルのブロードキャスト情報を読むのみであるが、いかなるシグナリング交換又はデータ交換も存在しないセルであるか、或は、それらのネットワークデバイス識別子に対応するネットワークデバイスが含める少なくとも2つのセルは、上記の2つの種類のセルを含む。端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報が、TA/RA情報又はTA/RA情報リストの形態であらわされる場合には、そのTA/RA情報に対応するTA/RA範囲の中の少なくとも1つのセルは、その端末にサービスを提供したセル、すなわち、その端末が、ネットワーク側との間で、シグナリングを交換するか又はデータ送信を実行したセルであるか、或いは、そのTA/RA情報に対応するTA/RA範囲の中の少なくとも1つのセルは、その端末にサービスを提供していないが、その端末が、セル再選択の間に、このセルを選択し、そして、このセルに対してキャンプオン(camp on)したセル、すなわち、その端末が、そのセルのブロードキャスト情報を読むのみであるが、いかなるシグナリング交換又はデータ交換も存在しないセルであるか、或いは、そのTA/RA情報に対応するTA/RA範囲の中の少なくとも2つのセルは、上記の2つの種類のセルを含む。第1のメッセージは、端末が、RRC接続を再開することを要求するか、又は、RNA更新を実行するようにネットワーク側に指示するか、又は、アップリンクデータ又はシグナリングを送信する必要があるということを示すか、又は、ネットワーク側からページングメッセージを受信し、そして、アップリンクシグナリングを送信する必要があるということを示す、のに使用される。例えば、第1のメッセージは、この出願の実施形態3のS1301におけるRRC接続再開要求であってもよい。
選択的に、第1のメッセージは、さらに、端末の滞在期間を搬送し、滞在期間は、端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報が示す少なくとも1つのセル又は少なくとも1つのネットワークデバイスに滞在する期間である。RNA情報が少なくとも1つのセル識別子の形態である場合に、滞在期間は、そのセル識別子に対応するセルに滞在する期間を意味する。滞在する期間は、セル再選択又はハンドオーバーによるセルへのアクセスからセル再選択又はハンドオーバーによる他のセルへのアクセスまでの期間を意味する。端末が、いったん、ある特定のセルによってサービスを提供された場合に、さらに、そのセルがサービスを提供する期間を搬送してもよい。RNA情報が少なくとも1つのRPA情報の形態となっている場合に、滞在期間は、RPA情報に対応するRPAの範囲の中に端末が滞在する期間を意味する。滞在する期間は、セル再選択又はハンドオーバーによるそのRPAのある特定のセルへのアクセスから、セル再選択又はハンドオーバーによるそのRPAに属していない他のセルへのアクセスまでの期間を意味する。端末が、いったん、RPAの中の少なくとも1つのセルによってサービスを提供された場合に、さらに、そのRPAがサービスを提供する期間を搬送してもよい。RNA情報が少なくとも1つのネットワークデバイス識別子の形態である場合に、滞在期間は、そのネットワークデバイス識別子に対応するネットワークデバイスのカバレッジの中に端末が滞在する期間を意味する。滞在する期間は、セル再選択又はハンドオーバーによるそのネットワークデバイスのある特定のセルへのアクセスから、セル再選択又はハンドオーバーによるそのネットワークデバイスに属していない他のセルへのアクセスまでの期間を意味する。端末が、いったん、そのネットワークデバイスに属する少なくとも1つのセルによってサービスを提供された場合に、さらに、そのネットワークデバイスがサービスを提供する期間を搬送してもよい。RNA情報がRA/TA情報の少なくとも1つの部分の形態である場合に、滞在期間は、RA/TA情報に対応するRA/TAの範囲の中に端末が滞在する期間を意味する。滞在する期間は、セル再選択又はハンドオーバーによるそのRA/TAのある特定のセルへのアクセスから、セル再選択又はハンドオーバーによるそのRA/TAに属していない他のセルへのアクセスまでの期間を意味する。端末が、いったん、RA/TAに属する少なくとも1つのセルによってサービスを提供された場合に、さらに、そのRA/TAがサービスを提供する期間を搬送してもよい。このようにして、メッセージを搬送して、さらに、端末の移動追跡を強化し、それによって、ネットワーク側は、より精密な判断を行い、その後、そのネットワーク側は、新たなRNAをより精密に割り当てることが可能となる。RNA情報が、セル識別子、RPA情報、ネットワークデバイス識別子、及びRA/TA情報の組み合わせの形態である場合に、滞在期間は、また、上記の4つの方式の組み合わせであってもよい。
S205. 第1のネットワークデバイスは、端末に、第1のメッセージに対する応答メッセージを送信し、応答メッセージは、第1のネットワークデバイスが端末に割り当てたRNAに関する情報を搬送する。第1のネットワークデバイスが端末に割り当てたRNAは、RNA情報を使用することによって、端末に送信されるメッセージの中で搬送されてもよい。第1のネットワークデバイスは、端末が直近にアクセスしたRNAに関する受信した情報に基づいて、その端末にRNAを割り当てる。第1のネットワークデバイスが端末に割り当てたRNAは、第2のネットワークデバイスが端末に割り当てたRNAと同じであってもよく、又は、異なっていてもよい(同じである場合には、RNA情報は、第1のメッセージに対する応答メッセージの中で搬送されなくてもよい)。その割り当ての間に、RNAは、(代替的に、端末の移動追跡として理解されてもよい)端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報に基づいて、端末に割り当てられてもよく、それによって、RNA割り当ては、非周期的なRNA更新を減少させるのにより適切である。応答メッセージは、RRC接続中断(RRC Connection Suspend)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージ、RRC接続再開(RRC Connection Resume)メッセージ、RRC接続解放(RRC Connection Release)メッセージ、又はRRC接続拒否(RRC Connection Reject)メッセージであってもよく、もちろん、他のRRCメッセージであってもよく、これらには限定されない。
選択的に、S201の後であって、且つ、S205の前に、当該方法は、S202. 第1のネットワークデバイスが、端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報に基づいて、端末にRNAを再割り当てするべきであるか否かを決定するステップをさらに含む。RNAを再割り当てする必要がある場合には、再割り当てされたRNAに関する情報は、S205において搬送される。RNAを再割り当てする必要がない場合には、RNA情報は、S205において搬送されなくてもよい。選択的に、S203は、さらに、ネットワークデバイスが、端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報、端末の滞在期間、及び、非アクティブ状態がサポートされているか否かを含む情報のうちの1つ又は複数に基づいて、端末にRNAを再割り当てするべきであるか否かを決定するステップであってもよい。
選択的に、S201の後であって、且つ、S205の前に、当該方法は、S203. 第1のネットワークデバイスが、非アクティブ状態がサポートされているか否かを決定するステップをさらに含む。非アクティブ状態がサポートされているか否かは、第1のネットワークデバイスが非アクティブ状態をサポートしているか否か、端末が現在位置しているセルが非アクティブ状態をサポートしているか否か、端末が現在位置しているセルに対応するPLMNが、非アクティブ状態をサポートしているか否か、及び、第1のネットワークデバイス、セル、又は、PLMNが、非アクティブ状態をサポートしているか否か、を含んでもよい。第1のネットワークデバイスは、前もって、他のネットワークデバイスとの対話によって、又は、他の方式によって、非アクティブ状態がサポートされているか否かに関する情報を取得してもよい。選択的に、当該方法がS202を含むときに、S204は、第1のネットワークデバイスが、端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報及び非アクティブ状態がサポートされているか否かに基づいて、端末にRNAを割り当てるステップであってもよい。
選択的に、S201の後であって、且つ、S205の前に、当該方法は、S204. 第1のネットワークデバイスが、第2のネットワークデバイスが送信するフィードバックメッセージを受信するステップをさらに含み、フィードバックメッセージは、端末の周期的なRNA更新の数を搬送する。周期的なRNA更新の数は、端末が接続状態から非アクティブ状態へと遷移した後にすでに実行されている周期的なRNA更新の数を含む。端末は、第4のネットワークデバイスから第2のネットワークデバイスに移動する(第4のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスと同じデバイスであってもよく、又は、第3のネットワークデバイスと同じデバイスであってもよく、このことは、本明細書においては限定されない)。第4のネットワークデバイスが、非アクティブ状態に端末を設定し、そして、第2のネットワークデバイスが、依然として、非アクティブ状態に端末を設定する場合には、この状況においては、周期的なRNA更新の数は、以前に計数された数を含んでもよい、すなわち、第2のネットワークデバイスは、第4のネットワークデバイスが計数した周期的なRNA更新の数に基づいて計数を継続して実行する。例えば、第4のネットワークデバイスは、接続状態から非アクティブ状態に端末を設定し、その端末は、第2のネットワークデバイスに移動した後に、依然として、非アクティブ状態にあり、第2のネットワークデバイスは、端末に対して周期的なRNA更新を実行し、この状況においては、周期的なRNA更新の数は、再度計数される必要があり、この数は、第4のネットワークデバイスが計数した周期的なRNA更新の数を1だけ増加させた後に得られる値である。こうした前提の上で、端末が第1のネットワークデバイスに移動し、第1のネットワークデバイスが、依然として、非アクティブ状態に端末を設定し、そして、第1のネットワークデバイスが端末に対してRNA更新を実行する場合には、周期的なRNA更新の数を再度計数する必要があり、この数は、第4のネットワークデバイス及び第2のネットワークデバイスが計数した周期的なRNA更新の数をさらに1だけ増加させた後に得られる値である。結論として、計数された数は、端末がアクセスするネットワークデバイス又はセルの数に関係なく、端末が接続状態から非アクティブ状態へと遷移した後に全体として実行される周期的なRNA更新の数である。端末が複数の周期的なRNA更新を実行しているが、いかなるデータ送信も存在しない場合には、端末は、その端末がそれほどアクティブではないということを示す。場合によっては、その端末のコンテキストを解放してもよい。例えば、これらの場合は、ネットワークが輻輳しているとき、又は、周期的なRNA更新の数があらかじめ設定されたしきい値に達した後、を含んでもよい。端末が、第1のネットワークデバイスの中で非アクティブ状態に設定されるか、又は、非アクティブ状態にとどまっている場合に、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスが計数した周期的なRNA更新の数に基づいて継続して計数を実行してもよい。新たなgNBが、このプロセスの間に、接続状態に端末を設定する場合に、第1のネットワークデバイスは、周期的なRNA更新の数をリセットしてもよい(すなわち、その数を0にリセットしてもよい)。もちろん、この場合に、実際の状況によって、その数はリセットされなくてもよく、又は、周期的なRNA更新の数はクリアされる。このことは、この出願のこの実施形態においては限定されない。ネットワークデバイスは、端末の周期的なRNA更新の数に基づいて、その端末の活性度を決定して、ある特定の状態に端末を設定することをより精密に決定することが可能であり、それにより、状態遷移を減少させるとともに、シグナリングオーバーヘッド及び電力消費を減少させる。
選択的に、この出願の方法は、第2のネットワークデバイスが送信する第2のネットワークデバイスのRNA情報を第1のネットワークデバイスによって受信するステップをさらに含んでもよい。詳細については、実施形態2のRNA情報交換に関する説明を参照すべきである。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
選択的に、この出願の方法は、第2のネットワークデバイスが送信するとともに、非アクティブ状態がサポートされているか否かを示す情報を第1のネットワークデバイスによって受信するステップをさらに含んでもよい。詳細については、実施形態1における非アクティブ状態がサポートされているか否かの情報の交換についての説明を参照するべきである。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
図2におけるステップS201、S202、S203、S204、S205等についての上記のテキスト及び説明は、例であるにすぎないということを理解すべきである。これらのステップの間には、他の実行順序が存在してもよいということを理解すべきである。このことは、この出願においては限定されない。
図3は、この出願にしたがって端末の状態を設定する方法のフローチャートである。図3に示されているように、その方法は、以下のステップを含む。
S301. 第1のネットワークデバイスは、デバイスが送信するフィードバックメッセージを受信し、フィードバックメッセージは、端末の周期的なRNA更新の数を搬送し、周期的なRNA更新の数は、端末が接続状態から非アクティブ状態へと遷移した後にすでに実行されている周期的なRNA更新の数を含む。周期的なRNA更新の数の理解のために、S203における周期的なRNA更新の数についての説明を参照すべきである。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
S302. 第1のネットワークデバイスは、端末に応答メッセージを送信し、応答メッセージは、ある特定の状態に端末を設定するように指示するのに使用される。
選択的に、デバイスは、第2のネットワークデバイス及び/又は端末を含む。デバイスが第2のネットワークデバイスを含むときに、ある特定の実装のために、この出願における実施形態3の説明を参照してもよい。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。デバイスが端末を含む場合に、ある特定の実装のために、この出願における実施形態4の説明を参照してもよい。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
周期的なRNA更新の数は、その端末の活性度を反映することが可能である。ネットワークデバイスは、このパラメータと組み合わせて、ある特定の状態にその端末を設定することを決定し、それによって、割り当てがより精密となり、それにより、状態遷移を減少させるとともに、シグナリングオーバーヘッド及び電力消費を減少させる。
主に、ある1つの例として無線通信ネットワークにおける5Gネットワークシナリオを使用することによって、以下の説明をする。この出願の複数の実施形態における複数の解決方法は、また、他の無線通信ネットワークに適用されてもよく、対応する名称は、他の無線通信ネットワークにおける対応する機能の名称に置き換えられてもよいということに留意すべきである。
実施形態1
すべての5G基地局又は1つの5G基地局に対応する(又は、に含まれる)すべてのセル、又は、すべての4.5G基地局(eLTE eNB)又は1つの4.5G基地局に対応する(又は、に含まれる)すべてのセルが、非アクティブ状態をサポートしているわけではない可能性があり、したがって、基地局(及び/又は、セル)は、互いに、非アクティブ状態がサポートされているか否かに関する情報を交換する必要がある。例えば、Xnインターフェイス設定(すなわち、2つの5G基地局の間のインターフェイス設定)、X2インターフェイス設定(すなわち、2つの4.5G基地局の間のインターフェイス設定)、又は、Xxインターフェイス設定(すなわち、5G基地局と4.5G基地局との間のインターフェイス設定)等のインターフェイス設定プロセスの間に、その交換を実行してもよい。代替的に、例えば、5G基地局(gNB)構成更新等の基地局更新プロセスの間に、その交換を実行してもよい。以下の記載は、ある1つの例としてXnインターフェイスの設定を使用することによって、どのようにして、基地局(及び/又は、セル)が、互いに、非アクティブ状態がサポートされているか否かに関する情報を交換するかを説明する。図4は、この出願にしたがって、Xnインターフェイスの設定の間に、非アクティブ状態がサポートされているか否かに関する情報を交換する際の概略的なフローチャートである。図4には、以下のステップが示されている。
S1101. gNB1は、gNB2に、Xnインターフェイス設定要求メッセージ又はgNB構成更新メッセージを送信する。メッセージは、指示情報を含み、指示情報は、gNB1が非アクティブ状態をサポートしているか否か、gNB1に含まれる各々のセルが非アクティブ状態をサポートしているか否か、又は、gNB1の各々のセルに対応する公衆陸上モバイルネットワーク(Public Land Mobile Network, PLMN)が非アクティブ状態をサポートするか否かを示す。例えば、指示情報は、以下の表1、表2、又は表3に示されている形態であってもよい。
S1102. gNB2は、gNB1に、Xn設定フィードバックメッセージ又はgNB構成更新確認メッセージを送信する。選択的に、メッセージは、また、指示情報も含んでもよく、指示情報は、gNB2が非アクティブ状態をサポートしているか否か、gNB2に含まれる各々のセルが非アクティブ状態をサポートしているか否か、又は、gNB2の各々のセルに対応するPLMNが非アクティブ状態をサポートするか否かを示すのに使用される。指示情報は、S1101の形態であらわされてもよい。詳細については、S1101の説明を参照すべきである。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
実施形態2
基地局は、互いに、RPA情報を交換する必要があり、それによって、必要に応じて、端末に、RNAをより精密に割り当てることが可能となる。非アクティブ状態がサポートされているか否かに関する情報の交換と同様に、複数の基地局の間のインターフェイスを設定するプロセスの間に、又は、基地局更新プロセスの間に、RPA情報を交換することが可能である。詳細については、非アクティブ状態がサポートされているか否かに関する情報の交換についての上記の説明を参照するべきである。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。以下の記載は、ある1つの例としてXnインターフェイス設定を使用することによって、どのようにして、基地局が、互いに、RPA情報を交換するかを説明する。どのようにして、基地局が、互いに、セル識別子を交換するかは、どのようにして、基地局が、互いに、RPA情報を交換するかと同様であるということを理解することが可能である。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。図5は、この出願にしたがって、Xnインターフェイス設定の間に、RNA情報を交換する際の概略的なフローチャートである。図5には、以下のステップが示されている。
S12011. gNB1は、gNB2に、Xnインターフェイス設定要求メッセージ又はgNB構成更新メッセージを送信する。その要求は、gNB1のRPA情報を含む。RPA情報の形態は、以下の形態を含んでもよい。
タイプ1: RPA情報が、gNB1のすべてのセルに関するものである場合には、RPA情報は、gNB1のすべてのセルに対応するRPA符号(RPA code, RPAC)であってもよい。RPACは、ビットのストリングに関する情報であり、(あるTAのためのTACの機能と同様である)一意のRPAを識別するのに使用される。RPA情報は、代替的に、RPA IDであってもよい。RPA IDは、さらに、PLMNを示してもよく(すなわち、RPA IDは、PLMN及びRPACを示すことが可能であり)、RPA IDは、さらに、TAを示してもよい(すなわち、RPA IDは、PLMN、RPAC、及びTACを示すことが可能であるか、又は、RPA IDは、RPAC及びTACを示すことが可能である)。gNB1が、複数のPLMN又は複数のTAをサポートする場合には、RPA情報は、RPA IDリストの形態であってもよく、例えば、以下の表4に示されている形態であらわされてもよいということを理解すべきである。
タイプ2: RPA情報が、gNB1に含まれる各々のセルに関するものである場合に、RPA情報は、そのセルに対応するRPACであってもよい。RPACは、タイプ1における上記のRPACと同様であってもよく、本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。例えば、RPACは、以下の表5に示されている形態であらわされてもよい。
タイプ3: RPA情報が、gNB1に含まれる各々のセルに関するものである場合に、RPA情報は、そのセルに対応するRPA IDであってもよい。RPA IDは、タイプ1におけるRPA IDと同様であってもよく、本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。例えば、RPA IDは、以下の表6に示されている形態であらわされてもよい。
タイプ4: RPA情報が、gNB1に含まれる各々のセルに対応する各々のPLMNに関するものである場合に、RPA情報は、RPA IDであってもよい。RPA IDは、タイプ1におけるRPA IDと同様であってもよく、本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。例えば、RPA IDは、以下の表7に示されている形態であらわされてもよい。
RPA情報は、他の形態をさらに含んでもよいということを理解すべきである。このことは、この出願においては限定されない。
S1202. gNB2は、gNB1に、Xn設定フィードバックメッセージ又はgNB構成更新確認メッセージを送信する。選択的に、メッセージは、また、gNB2のRNA情報を含んでもよい。RNA情報は、S1201の形態であらわされてもよい。詳細については、S1201における説明を参照するべきである。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
以下の記載は、端末が以前のgNBから新たなgNBに移動するときに生起する場合がある交換を詳細に説明する。
実施形態3
図6は、この出願にしたがってRNAを更新する際の概略的なフローチャートである。図6には、以下のステップが示されている。
S1301. 端末は、新たな(new)gNBにRRC接続再開要求(RRC connection resume request)を送信し、その要求は、(例えば、Resume ID情報等の)端末の識別情報及び端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報を含む。RNA情報は、新たなgNBが、端末にRNAを精密に割り当てることを可能とすることができる。選択的に、RRC接続再開要求は、さらに、端末の滞在期間を搬送し、滞在期間は、端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報が示す少なくとも1つのセル又は少なくとも1つのネットワークデバイスに滞在する期間である。
選択的に、S1302において、新たなgNBは、新たなgNBが非アクティブ状態をサポートしているか否か、端末が現在位置しているセルが非アクティブ状態をサポートしているか否か、又は、端末が現在位置しているセルに対応するPLMNが、非アクティブ状態をサポートしているか否か、を決定する。非アクティブ状態がサポートされていない場合には、S1305に続き、端末は、アイドル状態に設定される。
選択的に、S1303において、新たなgNBは、以前のgNBに(検索UEコンテキスト要求であってもよい)端末コンテキスト検索要求を送信し、その要求は、端末の識別情報を含む。
選択的に、S1304において、以前のgNBは、新たなgNBに(検索UEコンテキスト応答であってもよい)端末コンテキスト検索応答を送信し、端末コンテキスト要求応答は、端末のセキュリティコンテキストを含む。選択的に、端末コンテキスト検索応答は、さらに、端末がすでに実行している周期的なRNA更新の数を搬送してもよい。周期的なRNA更新の数は、S1306の中に存在していてもよい。新たなgNBは、ある特定の状態に端末を設定するために、特定の情報を送信することを決定する。
選択的に、S1305において、新たなgNBは、端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報に基づいて、端末にRNAを再割り当てするべきであるか否かを決定する。新たなgNBが、RNAを再割り当てすることを決定する場合に、S1306において送信される対応するメッセージは、新たに割り当てられたRANに関する情報を含んでもよい。新たなgNBが、RNAを再割り当てしないことを決定する場合には、S1306において送信される対応するメッセージは、新たに割り当てられたRANに関する情報を含まなくてもよい。このステップにおいては、代替的に、新たなgNBは、端末コンテキスト情報、端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報、及び、端末の滞在期間をのうちの1つ又は複数を考慮に入れることによって、端末にRNAを再割り当てするべきであるか否かを包括的に決定してもよい。
S1306. 新たなgNBは、非アクティブ状態がサポートされているか否か及び端末がRRC接続再開要求を送信する目的に基づいて、ある特定の状態に端末を設定し、そして、対応するメッセージを送信し、そのメッセージは、新たに割り当てられたRNAに関する情報をさらに含んでもよい。選択的に、新たなgNBは、さらに、周期的なRNA更新の数を考慮に入れることによって、ある特定の状態に端末を設定することを決定してもよい。
具体的には、新たなgNBの周期的なRNA更新の数が、ある特定のしきい値に達する場合、又は、新たなgNBが、非アクティブ状態をサポートしていない場合に、その新たなgNBは、端末に、RRC接続拒否(RRC Connection Reject)又はRRC接続解放(RRC Connection release)を送信して、アイドル状態に端末を設定する。端末がRRC接続再開要求を送信する目的が、RNA更新を実行することであるにすぎず、新たなgNBが、非アクティブ状態をサポートしている場合には、その新たなgNBは、端末に、RRC接続拒否(RRC Connection Reject)、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)、RRC接続再開(RRC Connection Resume)、RRC接続解放(RRC Connection Release)、及びRRC接続中断(RRC Connection Suspend)のメッセージのうちの1つを送信して、非アクティブ状態にその端末を設定する。新たなgNBが、RRC接続中断メッセージを除くメッセージを送信するときに、これらのメッセージは、非アクティブ状態に端末を設定するように指示するのに使用される指示情報を搬送する必要がある。もちろん、他のメッセージを使用することによって、非アクティブ状態に端末を設定することが可能であるということを理解すべきである。このことは、この出願においては限定されない。端末がRRC接続再開要求を送信する目的が、データ送信を実行することである場合には、その新たなgNBは、RRC接続再開を使用することによって、接続状態にその端末を設定してもよい。
選択的に、S1307において、新たなgNBは、以前のgNBに端末コンテキスト解放メッセージ(UE context release)を送信する。選択的に、そのメッセージは、端末の識別情報を含む。
実施形態4
図7は、この出願にしたがってRNAを更新する際の概略的なフローチャートである。実施形態4と実施形態3との間の相違点は、主として、端末が計数する周期的なRNA更新の数が、RRC接続再開完了メッセージ又はRRC接続再開要求メッセージの中で搬送されるということにある。図7には、以下のステップが示されている。
選択的に、S1401において、以前のgNBは、UEに、(例えば、RRC接続再構成メッセージ又はRRC接続解放メッセージ等の)RRCメッセージを送信し、そのメッセージは、周期的な更新のあらかじめ設定された数を搬送してもよい。端末が計数する周期的なRNA更新の数が、このあらかじめ設定された数以上である場合には、選択的に、以下のステップS1402及びS1406において、周期的なRNA更新の数を指示情報と置き換えてもよい。その指示情報は、端末がアイドル状態になることを望んでいるということを示すのに使用され、さらに、端末がアイドル状態になることを望んでいる理由が、周期的な更新の数が更新のあらかじめ設定された数以上であるという理由であるということを示してもよい。1つの指示情報は、端末がアイドル状態になることを望んでいるということを示すのに使用されるとともに、端末がアイドル状態になることを望んでいる理由が、周期的な更新の数が更新のあらかじめ設定された数以上であるという理由であるということを示すのに使用されてもよいということを理解すべきである。代替的に、2つの指示情報は、それぞれ、端末がアイドル状態になることを望んでいるということを示すのに使用されてもよく、また、端末がアイドル状態になることを望んでいる理由が、周期的な更新の数が、更新のあらかじめ設定された数以上であるという理由であるということを示すのに使用されてもよい。
S1402. UEは、新たなgNBにRRC接続再開要求を送信し、その要求は、端末の識別情報を含む。そのメッセージは、さらに、周期的なRNA更新の数を搬送してもよい。周期的なRNA更新の数の機能は、実施形態3における説明と同様であり、本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
S1403. 新たなgNBは、以前のgNBに端末コンテキスト検索要求を送信し、その要求は、端末の識別情報を含む。
S1404. 以前のgNBは、新たなgNBに端末コンテキスト検索応答を送信する。
S1405. 新たなgNBは、UEにRRC接続再開を送信する。
S1406. UEは、新たなgNBにRRC接続再開完了を送信する。
選択的に、周期的なRNA更新の数が、S1402において搬送されていない場合には、このステップでのそのメッセージは、周期的なRNA更新の数を搬送する。周期的なRNA更新の数の機能は、実施形態3における説明と同様であり、本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
S1407. 新たなgNBは、UEにRRCメッセージを送信して、接続状態、アイドル状態、又は非アクティブ状態に、その端末を設定する。具体的なRRCメッセージについては、ステップS1305における説明を参照するべきであり、本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
選択的に、S1408において、新たなgNBは、以前のgNBに端末コンテキスト解放メッセージを送信し、そのメッセージは、端末の識別情報を搬送する。
実施形態5
図8は、この出願にしたがったセル再選択の概略的なフローチャートであり、RAT間のセル再選択の対話的なプロセスが強調されている。図8には、以下のステップが示されている。
端末は、新たなeNBにRRC接続再開要求を送信し、その要求は、識別情報(Resume ID)を搬送する。識別情報(Resume ID)は、以前のgNB によって割り当てられ(選択的に、gNBのASN.1符号を使用してもよい)、以前のgNB及び新たなeNBは、同じRATには属しておらず、したがって、新たなeNBは、識別情報(Resume ID)を正しく分析できない可能性がある。言い換えると、新たなeNBは、以前のgNBを知ることができない可能性がある、すなわち、新たなeNBは、端末のコンテキストが保持されているある特定のgNBを知ることができない可能性がある。この場合、以前のgNBの識別子又は以前のgNBの少なくとも1つのセルの識別子を搬送して、新たなeNBに、端末のコンテキストが保持されている場所を示す必要がある。
S1502は、S1403と同じであり、S1503は、S1404と同じである。詳細については、S1403及びS1404の説明を参照するべきである。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
S1504. 新たなeNBは、端末にRRC接続設定メッセージを送信する。RRC接続再開メッセージを送信しない理由は、RRC接続再開メッセージは、SRB1において送信されるということによる。一方で、新たなeNBは、端末のSRB1のために以前のgNBが構成した構成情報を理解することが不可能であり、それによって、新たなeNBは、端末が保持するSRB1がどのように構成されているか、例えば、(gNBのRLC構成がeNBのRLC構成とは異なっている、例えば、gNBにおけるRLC構成が、集約機能を有していない場合の)RLC構成を知らず、したがって、SRB1においてRRC接続先頭メッセージの送信に成功することは極めて困難である。したがって、4番目のステップS1504において、端末にRRC接続設定メッセージを送信することを選択している。接続設定メッセージは、SRB0において送信され、そのメッセージは、端末のSRB1のために新たなeNBが構成した構成情報を含む。端末がSRB1の構成を受信した後は、以前に保持されていた構成は、完全に置き換えられる。
S1505. 端末は、新たなeNBにRRC接続設定完了メッセージを送信する。
S1506. 新たなeNBは、端末にRRC接続再構成メッセージを送信する。その再構成メッセージは、端末のために新たなeNBが構成したRB(Radio Bearer, 無線ベアラ)情報を含み、そのメッセージは、完全な構成の指示情報をさらに含む。新たなeNBは、端末のために以前のgNBが構成したRB構成情報を理解することが不可能であり(すなわち、ステップS1503における端末のコンテキストの中のAS構成情報を理解することが不可能である)、したがって、新たなeNBは、以前のgNBからの以前の構成に基づいて、修正を実行することが不可能である。この理由により、新たなeNBは、例えば、確立する必要があるセッション/フロー及びそのセッション/フローに対応するQoS情報等のステップS1503における新たなeNBの状況及びコアネットワーク情報のみに基づいて、端末に対してRB構成を実行する必要があり、そして、完全な構成を使用するように端末に指示する(ステップS1506において、完全な構成の指示を搬送している)。端末は、完全な構成の指示を受信した後に、以前の構成を完全に削除し、その次に、ステップS1506において新たなeNBが送信した構成に基づいて、RB構成を実行する。
以下の説明では、上記の複数の方法のうちの1つ又は複数と関連して、この出願におけるネットワークデバイス又は端末に対して機能単位の分割を実行する。例えば、さまざまな機能に対応するように、複数の機能ユニットを分割してもよく、又は、2つまたはそれ以上の機能を一体化して、1つのユニットとしてもよい。ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらのいずれかの組み合わせによって、一体化されたユニットの一部又はすべてを実装してもよい。この出願における単位分割は、ある1つの例として使用されているにすぎず、論理的な機能の分割であるにすぎない。実際の実装においては、他の分割方式が存在してもよい。図9は、この出願にしたがったデバイス100の概略的な構成図である。デバイス100は、この出願における第2のネットワークデバイス、第1のネットワークデバイス、又は、端末に実装のために適用されてもよい。図9に示されているように、デバイス100は、受信ユニット101及び送信ユニット102を含む。デバイス100が、第1のネットワークデバイスの機能を実装するように構成されているときは、受信ユニット101は、端末が送信する第1のメッセージを受信するように構成され、送信ユニット102は、端末に、第1のメッセージに対する応答メッセージを送信するように構成される。デバイス100が、第2のネットワークデバイスの機能を実装するように構成されるときは、送信ユニット102は、第2のネットワークデバイスのRNA情報及び/又は非アクティブ状態がサポートされているか否かに関する情報を送信するように構成される。デバイス100が端末の機能を実装するように構成されているときは、送信ユニット102は、第1のネットワークデバイスに第1のメッセージを送信するように構成され、受信ユニット101は、第1のメッセージに対して第1のネットワークデバイスが送信する応答メッセージを受信するように構成される。上記の複数の方法のうちの1つ又は複数に関して、第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス、及び、端末は、より多くの機能を実装するためのより多くの機能ユニットをさらに含んでもよく、それにより、適切なRNA割り当てを達成するとともに、シグナリングオーバーヘッドを減少させるということを理解すべきである。
ハードウェアの形態で、第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス、又は、端末を実装するときは、概念、説明、詳細な説明、方法、手順、又はこの出願に関連するステップ等については、上記の複数の実施形態のそれらの内容の説明を参照してもよい。この出願においては、通信インターフェイス、受信機、又は受信回路等を使用することによって、受信ユニットを実装してもよく、通信インターフェイス、送信機、又は送信回路等によって、送信ユニットを実装してもよい。代替的に、通信インターフェイス、トランシーバー、及びトランシーバー回路によって、受信ユニット及び送信ユニットの機能を一体化し、そして、実装してもよく、通信インターフェイスは、一般名称であり、1つ又は複数のインターフェイスを含んでもよいということを理解すべきである。
上記の説明は、ハードウェアの形態の単純化された例であるにすぎないということを理解すべきである。実際の適用の場合には、第2のネットワークデバイス、第1のネットワークデバイス、又は端末を実装するハードウェアは、上記の構成には限定されないが、例えば、プロセッサ、メモリ、アンテナアレイ、デュープレクサ、及びベースバンド処理部をさらに含んでもよい。プロセッサは、中央処理ユニット(Central Processing Unit, CPU)、汎用プロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor, DSP)、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit, ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array, FPGA)、他のプログラマブル論理デバイス、ハードウェア構成要素、又は、それらのいずれかの組み合わせであってもよい。代替的に、プロセッサは、例えば、1つ又は複数のマイクロプロセッサの組み合わせ又はDSP及びマイクロプロセッサの組み合わせ等の計算機能を実装するプロセッサの組み合わせであってもよい。メモリは、プロセッサの中に配置されてもよく、又は、単独で存在してもよい。デュープレクサは、アンテナアレイを実装するように構成され、信号を送信し、そして、信号を受信する、ように構成される。送信機は、無線周波数信号とベースバンド信号との間の変換を実装するように構成される。通常は、送信機は、電力増幅器、ディジタルアナログ変換器、及び周波数変換器を含んでもよい。通常は、受信機は、低雑音増幅器、アナログディジタル変換器、及び周波数変換器を含んでもよい。場合によっては、受信機及び送信機は、集合的にトランシーバーと称されてもよい。ベースバンド処理部は、層マッピング、プリコーディング、変調/復調、又は、符号化/復号化等の送信信号又は受信信号の処理を実装し、そして、それぞれ、物理制御チャネル、物理データチャネル、物理ブロードキャストチャネル、及び、参照信号等を処理する、ように構成される。ある1つの実装において、トランシーバー回路又は専用のトランシーバーチップを使用することによって、受信機及び送信機の機能を実装してもよい。専用の処理チップ、専用の処理回路、専用のプロセッサ、又は、汎用チップを使用することによって、プロセッサを実装してもよい。他の実装においては、メモリの中に、プロセッサ、受信機、及び送信機の機能を実装するためのプログラムコードを格納し、汎用プロセッサは、そのメモリの中のコードを実行することによって、プロセッサ、受信機、及び送信機の機能を実装する。
例えば、第2のネットワークデバイス又は第1のネットワークデバイスの実装については、図10を参照するべきである。図10に示されているように、プロセッサ1001、メモリ1004、受信機1003、及び送信機1002を含む基地局1000が提供される。受信機1003及び送信機1002は、他のネットワーク要素と通信するように構成される。メモリ1004は、プロセッサ1001によって実行することが可能であるプログラムを格納するように構成され、そのプログラムは、上記の複数の実施形態における方法、ステップ、又は手順を実装するのに使用される命令を含む。特定の方法、手順、ステップ、及び有益な効果等については、上記の複数の実施形態におけるそれらの内容についての説明を参照するべきである。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
例えば、端末の実装については、図11を参照するべきである。図11に示されているように、プロセッサ2001、メモリ2003、及びトランシーバー2002を含む端末2000が提供される。トランシーバー2002は、他のネットワーク要素と通信するように構成される(また、アンテナを使用することによって、他のネットワーク要素と通信してもよい)。メモリ2003は、プロセッサ2001によって実行することが可能であるプログラムを格納するように構成され、そのプログラムは、上記の複数の実施形態における方法、ステップ、又は手順を実装するのに使用される命令を含む。特定の方法、手順、ステップ、及び有益な効果等については、上記の複数の実施形態におけるそれらの内容についての説明を参照するべきである。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
ソフトウェアによって、第2のネットワークデバイス、第1のネットワークデバイス、又は、端末を実装するときは、概念、説明、詳細な説明、又はそれらのこの出願に関連する他のステップについては、上記の複数の実施形態のそれらの内容についての説明を参照するべきである。この出願においては、複数の実施形態は、各々が、コンピュータプログラム製品の形態で部分的に又は完全に実装されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされ、そして、コンピュータによって実行されるときに、この出願の複数の実施形態にしたがった複数の手順又は機能のうちの一部又はすべてを生成する。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用のコンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能な装置であってもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体の中に格納されてもよく、又は、あるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から他のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体へと送信されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はディジタル加入者線(DSL)等の)有線方式又は(例えば、赤外線、無線、又はマイクロ波等の)無線方式で、あるウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから、他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターへと送信されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能であるいずれかの使用可能な媒体、或は、1つ又は複数の使用可能な媒体を一体化したサーバ又はデータセンター等のデータ記憶デバイスであってもよい。それらの使用可能な媒体は、(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ等の)磁気媒体、(例えば、DVD等の)光媒体、又は、(例えば、ソリッドステートドライブSolid State Disk(SSD)等の)半導体媒体等であってもよい。記憶媒体は、一体化されて、ある特定のデバイス、モジュール、又はプロセッサとなってもよく、或いは、個別に配置されてもよい。
この出願にしたがって提供される方法によれば、この出願は、さらに、第2のネットワークデバイス、第1のネットワークデバイス、及び端末を含む通信システム、又は、第2のネットワークデバイス及び第1のネットワークデバイスを含む通信システムを提供する。
明らかなことではあるが、当業者は、この出願の範囲から離れることなく、この出願に対してさまざまな修正及び変更を行うことが可能である。このようにして、これらの修正及び変形が、請求項に記載された発明及びそれらの同等の技術によって定義される保護の範囲に属する限り、この出願は、また、この出願のこれらの修正及び変形も対象とすることを意図している。
この出願は、通信技術の分野に関し、特に、RNA割り当て方法、ネットワークデバイス、及び端末に関する。
無線リソース制御(Radio Resource Control, RRC)非アクティブ状態は、また、非アクティブ状態と称されてもよく、5Gにおいて新たに定義される端末の通信状態をいう。その非アクティブ状態においては、コアネットワーク、ネットワークデバイス、及び端末は、すべて、対応するコンテキスト情報を保持する。非アクティブ状態にあるその端末が、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network, RAN)ベースの通知エリア(RAN based Notification Area, RNA)の中で移動するときには、ネットワークに通知しなくてもよいが、その端末が、非アクティブ状態にあるその端末のためにネットワーク側が割り当てるRNAから外側へと移動した後には、そのネットワークに通知する必要がある。ある端末が以前のネットワークデバイスから新たなネットワークデバイスに移動するときに、場合によっては、その新たなネットワークデバイスは、その端末にRNAを再割り当てしてもよい。これらの場合は、新たなネットワークデバイス及び以前のネットワークデバイスが、複数の異なるRNAに属している場合、又は、新たなネットワークデバイスが、周期的なRNA更新プロセスの間に、現在のRNAの端部に位置している場合、を含んでもよい。
しかしながら、従来技術においては、再割り当てされるRNAの中にいずれのセルを含める必要があるかという問題に対する解決方法は存在しない。
この出願は、RNA割り当て方法、ネットワークデバイス、及び端末を提供し、それによって、非アクティブ状態(又は、接続状態)にある端末にRNAを再割り当てする必要があるときに、(代替的に、端末の移動追跡として理解されてもよい)端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報及び/又は非アクティブ状態がサポートされているか否かに基づいて、端末デバイスにそのRNAを割り当てる。このようにして、RNAの割り当ては、より適切となり、それにより、非周期的なRNA更新を減少させるとともに、シグナリングオーバーヘッド及び消費電力を減少させる。加えて、この出願においては、メッセージは、さらに、端末の滞在期間を搬送して、端末の移動追跡を強化してもよく、それによって、ネットワーク側は、より精密な判断を行い、その後、そのネットワーク側は、新たなRNAをより精密に割り当てることが可能となる。
第1の態様は、RNA割り当て方法を提供する。その方法は、端末が送信する第1のメッセージを第1のネットワークデバイスによって受信するステップであって、前記第1のメッセージは、前記端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報を搬送する、ステップと、前記第1のネットワークデバイスによって前記端末に、前記第1のメッセージに対する応答メッセージを送信するステップと、を含み、前記応答メッセージは、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てたRNAに関する情報を搬送する。
第1の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報は、前記端末が前記第1のネットワークデバイスに移動する前に前記端末がアクセスした少なくとも1つのセル又は少なくとも1つのネットワークデバイスを示すのに使用される。
第1の態様のある1つの可能な実装において、前記RNA情報の表現方式は、無線アクセスネットワークページングエリア情報、セル識別情報、基地局識別情報、トラッキングエリア情報、及び登録エリア情報のうちの1つ又は組み合わせを含む。
第1の態様のある1つの可能な実装において、端末が送信する第1のメッセージを第1のネットワークデバイスによって受信する前記ステップの後であって、且つ、前記第1のネットワークデバイスによって前記端末に、前記第1のメッセージに対する応答メッセージを送信する前記ステップの前に、当該方法は、前記第1のネットワークデバイスによって、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報に基づいて、前記端末にRNAを再割り当てするべきであるか否かを決定するステップをさらに含む。
第1の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てた前記RNAは、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報に基づいて割り当てられる。
第1の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のメッセージは、さらに、前記端末の滞在期間を搬送し、前記滞在期間は、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報が示す前記少なくとも1つのセル又は前記少なくとも1つのネットワークデバイスに滞在する期間である。
第1の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てた前記RNAは、前記端末の前記滞在期間に基づいて割り当てられる。
第1の態様のある1つの可能な実装において、端末が送信する第1のメッセージを第1のネットワークデバイスによって受信する前記ステップの後であって、且つ、前記第1のネットワークデバイスによって前記端末に、前記第1のメッセージに対する応答メッセージを送信する前記ステップの前に、当該方法は、前記第1のネットワークデバイスによって、非アクティブ状態がサポートされているか否かを決定するステップをさらに含み、前記非アクティブ状態がサポートされているか否かは、前記第1のネットワークデバイスが前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、前記端末が現在位置しているセルが前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、及び、前記端末が現在位置しているセルに対応するPLMNが、前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、のうちの少なくとも1つ又は組み合わせを含む。
第1の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てた前記RNAは、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報及び前記第1のネットワークデバイスが決定した前記非アクティブ状態がサポートされているか否かに基づいて割り当てられる。
第1の態様のある1つの可能な実装において、端末が送信する第1のメッセージを第1のネットワークデバイスによって受信する前記ステップの後であって、且つ、前記第1のネットワークデバイスによって前記端末に、前記第1のメッセージに対する応答メッセージを送信する前記ステップの前に、当該方法は、第2のネットワークデバイスが送信するフィードバックメッセージを前記第1のネットワークデバイスによって受信するステップをさらに含み、前記フィードバックメッセージは、前記端末の周期的なRNA更新の数を搬送し、周期的なRNA更新の前記数は、前記端末が接続状態から前記非アクティブ状態へと遷移した後にすでに実行されている周期的なRNA更新の数を含む。第1のネットワークデバイスは、周期的なRNA更新の受信した数に基づいて、非アクティブ状態に端末を設定するか又は直接的にアイドル状態に端末を設定するかを決定してもよい。第1の態様のある1つの可能な実装において、当該方法は、前記第2のネットワークデバイスが送信する前記第2のネットワークデバイスのRNA情報を前記第1のネットワークデバイスによって受信するステップをさらに含む。
第1の態様のある1つの可能な実装において、当該方法は、前記第2のネットワークデバイスが送信するとともに、前記非アクティブ状態がサポートされているか否かを示す情報を前記第1のネットワークデバイスによって受信するステップ、をさらに含む。
第2の態様によれば、RNA割り当て方法が提供される。その方法は、端末によって第1のネットワークデバイスに、第1のメッセージを送信するステップであって、前記第1のメッセージは、前記端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報を搬送する、ステップと、前記第1のメッセージに対して前記第1のネットワークデバイスが送信する応答メッセージを前記端末によって受信するステップと、を含み、前記応答メッセージは、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てたRNAに関する情報を搬送する。
第2の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報は、前記端末が前記第1のネットワークデバイスに移動する前に前記端末がアクセスした少なくとも1つのセル又は少なくとも1つのネットワークデバイスを示すのに使用される。
第2の態様のある1つの可能な実装において、前記RNA情報の表現方式は、無線アクセスネットワークページングエリア情報、セル識別情報、基地局識別情報、トラッキングエリア情報、及び登録エリア情報のうちの1つ又は組み合わせを含む。
第2の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のメッセージは、さらに、前記端末の滞在期間を搬送し、前記滞在期間は、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報が示す前記少なくとも1つのセル又は前記少なくとも1つのネットワークデバイスに滞在する期間である。
第3の態様によれば、RNA割り当てネットワークデバイスが提供される。そのネットワークデバイスは、端末が送信する第1のメッセージを受信するように構成される受信ユニットであって、前記第1のメッセージは、前記端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報を搬送する、受信ユニットと、前記端末に前記第1のメッセージに対する応答メッセージを送信するように構成される送信ユニットと、を含み、前記応答メッセージは、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てたRNAに関する情報を搬送する。
第3の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報は、前記端末が前記第1のネットワークデバイスに移動する前に前記端末がアクセスした少なくとも1つのセル又は少なくとも1つのネットワークデバイスを示すのに使用される。
第3の態様のある1つの可能な実装において、前記RNA情報の表現方式は、無線アクセスネットワークページングエリア情報、セル識別情報、基地局識別情報、トラッキングエリア情報、及び登録エリア情報のうちの1つ又は組み合わせを含む。
第3の態様のある1つの可能な実装において、当該ネットワークデバイスは、決定ユニットをさらに含み、前記決定ユニットは、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報に基づいて、前記端末にRNAを再割り当てするべきであるか否かを決定するように構成される。
第3の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てた前記RNAは、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報に基づいて割り当てられる。
第3の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のメッセージは、さらに、前記端末の滞在期間を搬送し、前記滞在期間は、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報が示す前記少なくとも1つのセル又は前記少なくとも1つのネットワークデバイスに滞在する期間である。
第3の態様のある1つの可能な実装において、当該ネットワークデバイスは、非アクティブ状態がサポートされているか否かを決定するように構成される決定ユニットをさらに含み、前記非アクティブ状態がサポートされているか否かは、前記第1のネットワークデバイスが前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、前記端末が現在位置しているセルが前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、及び、前記端末が現在位置しているセルに対応するPLMNが、前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、のうちの少なくとも1つ又は組み合わせを含む。
第3の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てた前記RNAは、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報及び前記第1のネットワークデバイスが決定した前記非アクティブ状態がサポートされているか否かに基づいて割り当てられる。
第3の態様のある1つの可能な実装において、前記受信ユニットは、さらに、第2のネットワークデバイスが送信するフィードバックメッセージを受信するように構成され、前記フィードバックメッセージは、前記端末の周期的なRNA更新の数を搬送し、周期的なRNA更新の前記数は、前記端末が接続状態から前記非アクティブ状態へと遷移した後にすでに実行されている周期的なRNA更新の数を含む。
第3の態様のある1つの可能な実装において、前記受信ユニットは、さらに、前記第2のネットワークデバイスが送信する前記第2のネットワークデバイスのRNA情報を受信するように構成される。
第3の態様のある1つの可能な実装において、前記受信ユニットは、さらに、前記第2のネットワークデバイスが送信するとともに、前記非アクティブ状態がサポートされているか否かを示す情報を受信するように構成される。
第4の態様によれば、RNA割り当て端末が提供される。その端末は、第1のネットワークデバイスに第1のメッセージを送信するように構成される送信ユニットであって、前記第1のメッセージは、当該端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報を搬送する、送信ユニットと、前記第1のメッセージに対して前記第1のネットワークデバイスが送信する応答メッセージを受信するように構成される受信ユニットと、を含み、前記応答メッセージは、前記第1のネットワークデバイスが当該端末に割り当てたRNAに関する情報を搬送し、当該端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報は、当該端末が前記第1のネットワークデバイスに移動する前に当該端末がアクセスした少なくとも1つのセル又は少なくとも1つのネットワークデバイスを示すのに使用される。
第4の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のメッセージは、さらに、当該端末の滞在期間を搬送し、前記滞在期間は、当該端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報が示す前記少なくとも1つのセル又は前記少なくとも1つのネットワークデバイスに滞在する期間である。
第5の態様によれば、RNA割り当てネットワークデバイスが提供される。そのネットワークデバイスは、送信機、受信機、及びプロセッサを含み、前記受信機は、端末が送信する第1のメッセージを受信するように構成され、前記第1のメッセージは、前記端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報を搬送し、前記送信機は、前記端末に、前記第1のメッセージに対する応答メッセージを送信するように構成され、前記応答メッセージは、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てたRNAに関する情報を搬送する。
第5の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報は、前記端末が前記第1のネットワークデバイスに移動する前に前記端末がアクセスした少なくとも1つのセル又は少なくとも1つのネットワークデバイスを示すのに使用される。
第5の態様のある1つの可能な実装において、前記RNA情報の表現方式は、無線アクセスネットワークページングエリア情報、セル識別情報、基地局識別情報、トラッキングエリア情報、及び登録エリア情報のうちの1つ又は組み合わせを含む。
第5の態様のある1つの可能な実装において、前記プロセッサは、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報に基づいて、前記端末にRNAを再割り当てするべきであるか否かを決定するように構成される。
第5の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てた前記RNAは、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報に基づいて割り当てられる。
第5の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のメッセージは、さらに、前記端末の滞在期間を搬送し、前記滞在期間は、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報が示す前記少なくとも1つのセル又は前記少なくとも1つのネットワークデバイスに滞在する期間である。
第5の態様のある1つの可能な実装において、前記プロセッサは、非アクティブ状態がサポートされているか否かを決定するように構成され、前記非アクティブ状態がサポートされているか否かは、前記第1のネットワークデバイスが前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、前記端末が現在位置しているセルが、前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、及び、前記端末が現在位置しているセルに対応するPLMNが、前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、のうちの少なくとも1つ又は組み合わせを含む。
第5の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のネットワークデバイスが前記端末に割り当てた前記RNAは、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報及び前記第1のネットワークデバイスが決定した前記非アクティブ状態がサポートされているか否かに基づいて割り当てられる。
第5の態様のある1つの可能な実装において、前記受信機は、さらに、第2のネットワークデバイスが送信するフィードバックメッセージを受信するように構成され、前記フィードバックメッセージは、前記端末の周期的なRNA更新の数を搬送し、周期的なRNA更新の前記数は、前記端末が接続状態から前記非アクティブ状態へと遷移した後にすでに実行されている周期的なRNA更新の数を含む。
第5の態様のある1つの可能な実装において、前記受信機は、さらに、前記第2のネットワークデバイスが送信する前記第2のネットワークデバイスのRNA情報を受信するように構成される。
第5の態様のある1つの可能な実装において、前記受信機は、さらに、前記第2のネットワークデバイスが送信するとともに、前記非アクティブ状態がサポートされているか否かを示す情報を受信するように構成される。
第6の態様によれば、RNA割り当て端末が提供され、その端末は、送信機、受信機、及びプロセッサを含み、前記送信機は、第1のネットワークデバイスに第1のメッセージを送信するように構成され、前記第1のメッセージは、前記端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報を搬送し、前記受信機は、前記第1のメッセージに対して前記第1のネットワークデバイスが送信する応答メッセージを受信するように構成され、前記応答メッセージは、前記第1のネットワークデバイスが当該端末に割り当てたRNAに関する情報を搬送する。前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報は、前記端末が前記第1のネットワークデバイスに移動する前に前記端末がアクセスした少なくとも1つのセル又は少なくとも1つのネットワークデバイスを示すのに使用される。
第6の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のメッセージは、さらに、前記端末の滞在期間を搬送し、前記滞在期間は、前記端末が直近にアクセスした前記RNAに関する前記情報が示す前記少なくとも1つのセル又は前記少なくとも1つのネットワークデバイスに滞在する期間である。
第7の態様によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供され、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、命令を含み、前記命令がコンピュータによって実行されるときに、前記コンピュータは、上記の複数の態様のうちのいずれか1つの態様の方法を実行する。
第8の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供され、当該プログラム製品は、命令を含み、前記命令がコンピュータによって実行されるときに、前記コンピュータは、上記の複数の態様のうちのいずれか1つの態様の方法を実行する。
第9の態様によれば、コンピュータプログラムが提供され、当該コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されるときに、前記コンピュータは、上記の複数の態様のうちのいずれか1つの態様の方法を実行する。
この出願は、さらに、端末の周期的なRNA更新の数に基づいて、ある特定の状態にその端末を設定することを決定する方法、及び、その方法のネットワークデバイス及び端末を提供する。非アクティブ状態にある端末の場合には、新たなネットワークデバイスは、その端末の周期的なRNA更新の数及び/又は送信する必要があるデータが存在するか否かに基づいて、ある特定の状態にその端末を設定することを決定する。周期的なRNA更新の数は、その端末の活性度を反映することが可能であり、このパラメータと組み合わせて、ある特定の状態にその端末を設定することを決定し、それによって、割り当てがより精密となり、それにより、状態遷移を減少させるとともに、シグナリングオーバーヘッド及び電力消費を減少させる。
第10の態様によれば、端末の状態を設定する方法が提供される。その方法は、
デバイスが送信するフィードバックメッセージを第1のネットワークデバイスによって受信するステップであって、前記フィードバックメッセージは、前記端末の周期的なRNA更新の数を搬送し、周期的なRNA更新の前記数は、前記端末が接続状態から非アクティブ状態へと遷移した後にすでに実行されている周期的なRNA更新の数を含む、ステップと、
前記第1のネットワークデバイスによって前記端末に、前記第1のメッセージに対する応答メッセージを送信するステップと、を含み、前記応答メッセージは、ある特定の状態に前記端末を設定するように指示するのに使用される。
第10の態様のある1つの可能な実装において、前記デバイスは、第2のネットワークデバイス及び/又は前記端末を含む。
第10の態様のある1つの可能な実装において、周期的なRNA更新の前記数が、あらかじめ設定された値以上であるときに、前記応答メッセージは、前記非アクティブ状態又はアイドル状態に前記端末を設定するのに使用される。
第10の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が、前記非アクティブ状態に設定されるか、又は、前記非アクティブ状態にとどまっている場合に、前記第1のネットワークデバイス又は前記端末は、周期的なRNA更新の前記受信した数に基づいて、継続して計数を実行する。
第10の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が、前記接続状態に設定されるか、又は、前記接続状態にとどまっている場合に、前記第1のネットワークデバイス又は前記端末は、周期的なRNA更新の前記受信した数をあらかじめ設定された値に設定し、例えば、前記あらかじめ設定された値は、ゼロであり、又は、周期的なRNA更新の前記数の値をクリアする。
第10の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が、前記接続状態に設定されるか、又は、前記接続状態にとどまっている場合に、前記第1のネットワークデバイス又は前記端末は、再度、周期的なRNA更新の数を計数する。
第10の態様のある1つの可能な実装において、前記端末がアイドル状態に設定される場合に、前記第1のネットワークデバイス又は前記端末は、周期的なRNA更新の前記受信した数をあらかじめ設定された値に設定し、例えば、前記あらかじめ設定された値は、ゼロであり、又は、周期的なRNA更新の前記数の値をクリアする。
第10の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が、アイドル状態に設定されるか、又は、アイドル状態にとどまっている場合に、前記第1のネットワークデバイス又は前記端末は、再度、周期的なRNA更新の数を計数する。
第11の態様によれば、端末の状態を設定する方法が提供される。その方法は、
端末によって第1のネットワークデバイスに、RRCメッセージを送信するステップであって、前記RRCメッセージは、前記端末の周期的なRNA更新の数を搬送し、周期的なRNA更新の前記数は、前記端末が接続状態から非アクティブ状態へと遷移した後にすでに実行されている周期的なRNA更新の数を含む、ステップと、前記端末によって応答メッセージを受信するステップと、を含み、前記応答メッセージは、ある特定の状態に前記端末を設定するように指示するのに使用される。
第11の態様のある1つの可能な実装において、周期的なRNA更新の前記数が、あらかじめ設定された値以上であるときに、前記応答メッセージは、前記非アクティブ状態又はアイドル状態に前記端末を設定するのに使用される。
第11の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が、前記非アクティブ状態に設定されるか、又は、前記非アクティブ状態にとどまっている場合に、前記第1のネットワークデバイス又は前記端末は、周期的なRNA更新の前記受信した数に基づいて、継続して計数を実行する。
第11の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が、前記接続状態に設定されるか、又は、前記接続状態にとどまっている場合に、前記第1のネットワークデバイス又は前記端末は、周期的なRNA更新の前記受信した数をあらかじめ設定された値に設定し、又は、周期的なRNA更新の前記数の値をクリアする。
第11の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が、前記接続状態に設定されるか、又は、前記接続状態にとどまっている場合に、前記第1のネットワークデバイス又は前記端末は、再度、周期的なRNA更新の数を計数する。
第11の態様のある1つの可能な実装において、前記端末がアイドル状態に設定される場合に、前記第1のネットワークデバイス又は前記端末は、周期的なRNA更新の前記受信した数をあらかじめ設定された値に設定し、例えば、前記あらかじめ設定された値は、ゼロであり、又は、周期的なRNA更新の前記数の値をクリアする。
第11の態様のある1つの可能な実装において、前記端末が、アイドル状態に設定されるか、又は、アイドル状態にとどまっている場合に、前記第1のネットワークデバイス又は前記端末は、再度、周期的なRNA更新の数を計数する。
第12の態様によれば、端末の状態を設定するための方法が提供される。その方法は、
第2のネットワークデバイスによって第1のネットワークデバイスに、フィードバックメッセージを送信するステップであって、前記フィードバックメッセージは、前記端末の周期的なRNA更新の数を搬送し、周期的なRNA更新の前記数は、前記端末が接続状態から非アクティブ状態へと遷移した後にすでに実行されている周期的なRNA更新の数を含む、ステップと、
前記第1のネットワークデバイスが送信する解放メッセージを前記第2のネットワークデバイスによって受信するステップと、を含み、前記解放メッセージは、前記端末のコンテキストを解放するように指示するのに使用される、
方法。
第12の態様のある1つの可能な実装において、前記第1のネットワークデバイスが送信する前記解放メッセージは、前記端末の識別情報を含む。例えば、その識別情報は、Resume IDであってもよい。
第13の態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、当該ネットワークデバイスは、受信ユニット及び送信ユニットを含み、前記受信ユニット及び前記送信ユニットは、上記の複数の態様のうちのいずれか1つの態様の方法を実行するように構成される。
第14の態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、当該ネットワークデバイスは、受信機及び送信機を含み、前記受信機及び前記送信機は、上記の複数の態様のうちのいずれか1つの態様の方法を実行するように構成される。
第15の態様によれば、端末が提供され、当該端末は、受信ユニット及び送信ユニットを含み、前記受信ユニット及び前記送信ユニットは、上記の複数の態様のうちのいずれか1つの態様の方法を実行するように構成される。
第16の態様によれば、端末が提供され、当該端末は、受信機及び送信機を含み、前記受信機及び前記送信機は、上記の複数の態様のうちのいずれか1つの態様の方法を実行するように構成される。
第17の態様によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供され、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、命令を含み、前記命令がコンピュータによって実行されるときに、前記コンピュータは、上記の複数の態様のうちのいずれか1つの態様の方法を実行する。
第18の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供され、当該プログラム製品は、命令を含み、前記命令がコンピュータによって実行されるときに、前記コンピュータは、上記の複数の態様のうちのいずれか1つの態様の方法を実行する。
第19の態様によれば、コンピュータプログラムが提供され、当該コンピュータプログラムがコンピュータによって実行されるときに、前記コンピュータは、上記の複数の態様のうちのいずれか1つの態様の方法を実行する。
この出願は、さらに、RPA情報交換方法を提供し、それによって、複数のネットワークデバイスの間のインターフェイスを設定するプロセスの間に又はネットワークデバイス更新プロセスの間に、RPA情報を交換することを可能とし、それにより、ネットワークデバイスが端末にRNAをより精密に割り当てることを可能とする。
第20の態様によれば、第1のネットワークデバイスによって第2のネットワークデバイスに、第3のメッセージを送信するステップと、前記第2のネットワークデバイスによって前記第1のネットワークデバイスに、第4のメッセージを送信するステップと、を含み、前記第4のメッセージは、前記第3のメッセージに対する応答メッセージである、方法が提供される。
第20の態様のある1つの可能な実装において、前記第3のメッセージは、インターフェイスの設定に使用されるメッセージ及び/又は更新に使用されるメッセージを含んでもよい。
第20の態様のある1つの可能な実装において、前記第3のメッセージは、Xnインターフェイス設定要求メッセージ又はgNB構成更新メッセージを含む。
第20の態様のある1つの可能な実装において、前記第4のメッセージは、Xn設定フィードバックメッセージ又はgNB構成更新確認メッセージを含む。
第20の態様のある1つの可能な実装において、前記第3のメッセージは、前記第1のネットワークデバイスのRPA情報を搬送し、前記第4のメッセージは、前記第2のネットワークデバイスのRPA情報を搬送する。
この出願は、さらに、上記の方法を実行するように構成されるネットワークデバイス、コンピュータ記憶媒体、及びプログラム等を提供するということを理解すべきである。
この出願は、さらに、非アクティブ状態交換方法を提供し、それによって、複数のネットワークデバイスの間のインターフェイスを設定するプロセスの間に又はネットワークデバイス更新プロセスの間に、非アクティブ状態を交換することを可能とし、それにより、ネットワークデバイスが端末にRNAをより精密に割り当てることを可能とする。
第21の態様によれば、第1のネットワークデバイスによって第2のネットワークデバイスに、第3のメッセージを送信するステップと、前記第2のネットワークデバイスによって前記第1のネットワークデバイスに、第4のメッセージを送信するステップと、を含み、前記第4のメッセージは、前記第3のメッセージに対する応答メッセージである、方法が提供される。
第21の態様のある1つの可能な実装において、前記第3のメッセージは、インターフェイスの設定に使用されるメッセージ及び/又は更新に使用されるメッセージを含んでもよい。
第21の態様のある1つの可能な実装において、前記第3のメッセージは、Xnインターフェイス設定要求メッセージ又はgNB構成更新メッセージを含む。
第21の態様のある1つの可能な実装において、前記第4のメッセージは、Xn設定フィードバックメッセージ又はgNB構成更新確認メッセージを含む。
第21の態様のある1つの可能な実装において、前記第3のメッセージは、前記第1のネットワークデバイスが非アクティブ状態をサポートしているか否かに関する情報を搬送し、及び/又は、前記第4のメッセージは、前記第2のネットワークデバイスが前記非アクティブ状態をサポートしているか否かに関する情報を搬送する。
第21の態様のある1つの可能な実装において、前記非アクティブ状態がサポートされているか否かは、前記第1のネットワークデバイス/前記第2のネットワークデバイスが前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、端末が現在位置しているセルが前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、及び、前記端末が現在位置しているセルに対応するPLMNが、前記非アクティブ状態をサポートしているか否か、のうちの少なくとも1つ又は組み合わせを含む。
この出願は、さらに、上記の方法を実行するように構成されるネットワークデバイス、コンピュータ記憶媒体、及びプログラム等を提供するということを理解すべきである。
この出願の複数の実施形態における又は先行技術における複数の技術的解決方法をより明確に説明するために、以下の記載は、それらの複数の実施形態を説明するのに必要となる複数の添付の図面を簡潔に説明する。明らかなことではあるが、以下の説明の中のそれらの複数の添付の図面は、この出願のそれらの複数の実施形態のうちのいくつかを示し、当業者は、さらに、創造的努力なくして、これらの複数の添付の図面から他の図面を引き出すことが可能である。
この出願のある1つの実施形態が適用可能であるネットワークアーキテクチャの図である。
この出願にしたがったRNA割り当て方法のフローチャートである。
この出願にしたがって端末の状態を設定する方法のフローチャートである。
この出願にしたがって、Xnインターフェイスの設定の間での、非アクティブ状態がサポートされているか否かに関する情報の交換の概略的なフローチャートである。
この出願にしたがって、Xnインターフェイスの設定の間でのRNA情報の交換の概略的なフローチャートである。
この出願にしたがったRNAの更新の概略的なフローチャートである。
この出願にしたがったRNAの更新の概略的なフローチャートである。
この出願にしたがったセル再選択の概略的なフローチャートである。
この出願にしたがったデバイス100の概略的な構成図である。
この出願にしたがった基地局1000の概略的な構成図である。
この出願にしたがったUE2000の概略的な構成図である。
この出願において使用されている語は、この出願に制限を付するのではなく、ある特定の可能な実装を説明することを意図しているにすぎない。添付の特許請求の範囲を含めてこの出願において使用されている単数形のための"ある1つの"、"前記"、及び"その"の語は、また、特に明示されていない限り、複数形の場合も含むように意図されている。さらに、この明細書において使用されている"及び/又は"の語は、1つ又は複数の列挙されている関連するアイテムのうちのいずれか又はすべての可能な組み合わせを意味するということを理解すべきである。この明細書において使用されている"含む"の語は、1つ又は複数の他の特徴、データ、情報、全体、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又は、それらの組み合わせの存在又は随伴を排除することなく、特徴、データ、情報、全体、ステップ、動作、要素、及び/又は、構成要素の存在を明記するということを理解すべきである。
この出願の複数の実施形態においては、"第1の"及び"第2の"等の語を使用して、さまざまなネットワークデバイス又はメッセージを説明してもよいが、これらのネットワークデバイス又はメッセージは、それらの語によって限定されるべきではないということを理解すべきである。これらの語は、それらの複数のネットワークデバイス又はメッセージを互いに判別するのに使用されているにすぎない。例えば、第1のネットワークデバイスは、この出願のそれらの複数の実施形態の範囲から離れることなく、第2のネットワークデバイスと称されてもよい。同様に、第2のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスと称されてもよい。このことは、また、メッセージにも当てはまる。
この出願における複数のステップの順序は、自由に配置することが可能であるということに留意すべきである。このことは、この出願においては限定されない。
以下の記載は、複数の添付の図面を参照して、この出願の複数の実施態様における技術的解決方法を説明する。
当業者がより良い理解を得るのを助けるために、この出願における複数の語のうちのいくつかを最初に説明する。
(1) ネットワークデバイス: ネットワークデバイスは、これらには限定されないが、無線トランシーバー機能を有する(例えば、基地局NodeB、進化型ネットワークデバイスNodeB eNodeB、又は、第5世代(the fifth generation, 5G)通信システムにおける次世代のNodeB(gNB)等の)ネットワークデバイス、将来的な通信システムにおけるネットワークデバイス、Wi-Fiシステムにおけるアクセスノード、無線中継ノード、又は、無線バックホールノード等を含むいずれかのデバイスであってもよい。追加的に、ネットワークデバイスは、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network, CRAN)シナリオにおける無線コントローラであってもよい。代替的に、ネットワークデバイスは、5Gネットワークの中のネットワークデバイス又は将来的な進化型ネットワークの中のネットワークデバイスであってもよく、或いは、ウェアラブルデバイス又は車載型デバイス等であってもよい。代替的に、そのネットワークデバイス100は、小セル又は送信受信点(transmission reception point, TRP)等であってもよい。このことは、もちろん、この出願においては限定されない。
(2) 以前の(old)ネットワークデバイス: 以前のネットワークデバイスは、コアネットワークとRAN側制御プレーンとの間の非アクティブ端末のための接続を維持するネットワークデバイスである。通常、以前のネットワークデバイスは、接続状態から非アクティブ状態へと遷移するようにある端末を制御するネットワークデバイスとして理解されてもよいが、他の場合が排除されるわけではない。例えば、RNA更新プロセスにおいては、データを送信することのない非アクティブ端末は、RNA(RANベースの通知エリア, RAN-based Notification Area, RNA)の更新の後も、依然として、非アクティブ状態にとどまるが、最初に、接続状態へと遷移する必要はない。この場合には、ネットワークデバイスは、その端末に対して再構成を実行するにすぎず、その端末に対して状態遷移を実行しないが、一方で、コアネットワーク側とRNA側との間の接続が移行させられるため、非アクティブ状態にとどまるようにその端末を制御するネットワークデバイスは、また、以前のネットワークデバイスと称される。
(3) 新たな(new)ネットワークデバイス: 新たなネットワークデバイスは、以前のネットワークデバイスに対応するネットワークデバイスであるとともに、現時点で端末にサービスを提供することが可能であるネットワークデバイスである。その端末と新たなネットワークデバイスに含まれている少なくとも1つのセルとの間に、ダウンリンク同期が存在してもよい。その端末は、その新たなネットワークデバイスからブロードキャスト信号を受信し、そして、その新たなネットワークデバイスを介してネットワークと対話する。
(4) 端末: 端末は、屋内デバイス又は屋外デバイス、ハンドヘルドデバイス、ウェアラブルデバイス、又は車載型デバイスを含むデバイスであり、これらのデバイスは、無線トランシーバー機能を有して、ネットワークデバイスと対話することが可能であるとともに、陸上に配置されてもよく、或いは、(例えば、船舶等の)水面に配置されてもよく、或いは、(例えば、航空機、気球、又は、人工衛星等の)空中に配置されてもよい。端末は、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ(Pad)、無線トランシーバー機能を有するコンピュータ、仮想現実感(Virtual Reality, VR)端末デバイス、拡張現実感(Augmented Reality, AR)端末デバイス、産業制御(industrial control)における無線端末、自動運転(self driving)における無線端末、遠隔医療(remote medical)の治療行為における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全性(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末、又は、スマートホーム(smart home)における無線端末等であってもよい。適用シナリオは、この出願のそれらの複数の実施形態においては限定されない。端末は、ネットワークデバイスと通信することが可能であるデバイスであってもよい。場合によっては、UEは、端末デバイス、アクセス端末デバイス、ユーザ機器(user equipment, UE)、UEユニット、UE局、モバイル局、リモート局、リモート端末デバイス、モバイルデバイス、UE端末デバイス、無線通信デバイス、UEエージェント、又は、UE装置等と称されてもよい。
(5) 対話: この出願における対話は、2つのパーティが互いに情報を転送するプロセスである。本明細書における転送される情報は、同じ情報であってもよく、又は、異なる情報であってもよい。例えば、対話における2つのパーティは、ネットワークデバイス1及びネットワークデバイス2、又は、ネットワークデバイス及びUEである。ネットワークデバイス1は、情報を提供することをネットワークデバイス2に要求し、そして、その次に、ネットワークデバイス2は、ネットワークデバイス1に、ネットワークデバイス1が要求した情報を提供する。もちろん、ネットワークデバイス1及びネットワークデバイス2は、情報を提供することを互いに要求してもよい。ネットワークデバイスとUEとの間の対話は、上記の複数のネットワークデバイスの間の対話と同様である。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。本明細書における要求される情報は、同じ情報であってもよく、又は、異なる情報であってもよい。
(6) 非アクティブ化された状態: 非アクティブ化された状態は、非アクティブ状態と称されてもよく、又は、無線リソース制御(radio resource control, RRC)非アクティブ状態と称されてもよく、5Gにおいて新たに定義される通信状態である。その通信状態は、(RRC接続(Connected/Active)状態及びRRCアイドル(Idle)状態以外のある1つの独立した状態である)独立した通信状態と考えられてもよく、或は、接続状態又はアイドル状態の通信サブ状態として理解されてもよい。この出願においては、非アクティブ状態は、独立した通信状態と考えられてもよい。非アクティブ状態にある端末は、(A) アクセス階層(Access Stratum, AS)における端末のコンテキスト情報は、端末側及び無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)側の双方において保持され、(そのコンテキストが、RRC接続状態コンテキスト又はRRC接続状態コンテキストの一部と一致している場合における)端末のASコンテキストは、RAN側にある以前のネットワークデバイスの中に格納されてもよく、又は、端末のコンテキストは、以前のネットワークデバイスによって他のネットワークデバイスに送信されて格納されてもよく、(B) 端末が非アクティブ状態からRRC接続状態に遷移するときに、以前のネットワークデバイスとコアネットワーク制御プレーンネットワーク要素との間のリンクを再アクティブ化する必要はなく、例えば、基地局側とコアネットワーク側との間のリンクを再アクティブ化する必要はなく、(C) 端末のモビリティは、ハンドオーバーの代わりにセル再選択によって実装される、という特性を有してもよい。
(7) RNA: RNAは、1つ又は複数のセルを含む。複数のセルが含まれている場合に、それらの複数のセルは、同じネットワークデバイスに属しているか、又は、複数の異なるネットワークデバイスに属している。複数の異なるネットワークデバイスは、同じRATのネットワークデバイス又は複数の異なるRATのネットワークデバイスであってもよい。例えば、ネットワークデバイスは、4.5Gネットワークの中のeNB又は5Gネットワークの中のgNBであってもよい。非アクティブ状態にある端末がRNAの中で移動するときに、ネットワークに通知しなくてもよいが、セル再選択は、端末のモビリティに基づいて実行されるにすぎず、また、周期的なRNA更新は、実行される。非アクティブ状態にある端末が、RNAの外側のセルに移動するときには、ネットワークに通知する必要があり、RNA更新が実行される。RNA更新は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution, LTE)ネットワークにおけるトラッキングエリア更新(Tracking Area Update, TAU)と同様である。RNA情報の表現方式は、以下の情報の1つ又は組み合わせを含む。
(a) 無線アクセスネットワークページングエリア(RAN paging area, RPA)情報: RPA情報は、ある特定の範囲の中で、セルが属しているRPAを一意に識別することを可能とし、そのセルは、そのRPA情報をブロードキャストすることによって、そのセルが属するRPAに関する情報を端末に通知することが可能である。RPA情報は、RPA符号(RPA Code)であってもよく、具体的にいうと、TACと同様の符号のセットであってもよい。代替的に、RPA情報は、RPA識別子(RPA Identifier/Identity, RPA ID)であってもよい。例えば、RPA IDは、RPAC+PLMNの形態で表現されてもよい。言い換えると、RPA IDは、そのセルのRPAC及びPLMNの双方を示すことが可能である。代替的に、RPA IDは、RPAC+TAIの形態で表現されてもよい。言い換えると、RPA IDは、そのセルのRPAC及びTAIの双方を示すことが可能である。もちろん、RPAは、他の形態で表現されてもよい。複数のセルは、同じRPA情報をブロードキャストしてもよく、又は、異なるRPA情報をブロードキャストしてもよい。複数のセルが同じRPA情報をブロードキャストする場合には、そのRPA情報は、これらの複数のセルが同じRPAに属しているということを示す。複数のセルが異なるRPA情報をブロードキャストする場合には、それらのRPA情報は、これらのセルが複数の異なるRPAに属しているということを示す。
(b) セル識別子: セル識別子は、ある特定の範囲の中でセルを一意に識別することを可能とし、物理セル識別子(Physical Cell Identifier)又はセルグローバル識別子(Cell Global Identity, CGI)であってもよい。もちろん、セル識別子は、他の形態で表現されてもよい。
(c) ネットワークデバイス識別子: ネットワークデバイス識別子は、ある特定の範囲の中でネットワークデバイスを一意に識別することを可能とし、例えば、グローバル基地局識別情報又は他の識別子であってもよい。
(d) トラッキングエリア情報又は登録エリア情報: トラッキングエリア情報又は登録エリア情報は、ある特定の範囲の中で、トラッキングエリア又は登録エリアを一意に識別することを可能とする。例えば、トラッキングエリア情報は、トラッキングエリア識別子(TAI)又はトラッキングエリア符号(TAC)であってもよく、登録エリア情報は、登録エリア識別子(Registration Area Identifier/Identity, RAI)又は登録エリア符号(RAC)であってもよい。
RNA情報は、他の形態で表現されてもよく、このことは、この出願においては特には限定されないということを理解することが可能である。
(8) 周期的なRNA更新: 通常、ネットワーク側は、端末のためにタイマーを構成する。タイマーが終了する場合に、その端末は、周期的なRNA更新プロセスを開始して、端末が、現時点において、以前に構成されたRNAを離れてはいないということをネットワーク側に通知する。周期的なRNA更新の数を計数する過程では、通常は、データ送信プロセスは存在しない。本明細書において、データ送信プロセスが存在しないということは、アップリンクデータパケット送信が存在しないか、又は、ダウンリンクデータパケット送信が存在しないということとして理解されてもよい。もちろん、データ送信が存在するか否かは、この出願においては限定されないということを理解すべきである。例えば、非アクティブ状態にある端末は、状態遷移を必要とすることなく、小さなデータパケットを送信してもよい。
(9) 端末の識別情報: その識別子は、RNAの範囲の中で非アクティブ端末を一意に識別することを可能とする。例えば、その識別子は、Resume IDであってもよく、他の識別方法を使用してもよい。通常、非アクティブ端末の識別子は、また、例えば、以前のgNBの識別子を示す以前のgNBに関する情報を示してもよい。もちろん、端末の識別情報が以前のgNBに関する情報を示すことが可能であるか否かは、この出願においては限定されないということを理解すべきである。例えば、RAT間ネットワークデバイスのうちの非アクティブ端末の識別子は、以前のgNBに関する情報を示すことは不可能である。
(10) 状態遷移: 新たな非アクティブ状態(inactive状態)を導入した後に、接続状態から非アクティブ状態への遷移、接続状態からアイドル状態への遷移、非アクティブ状態からアイドル状態への遷移、アイドル状態から接続状態への遷移、及び、非アクティブ状態から接続状態への遷移、の状態遷移シナリオが存在する。非アクティブ状態にある端末は、不可避的に、RNA更新及び通信状態遷移を実行する。通常、非アクティブ状態にある端末が、以前のネットワークデバイスから他の新たなネットワークデバイスに移動し、そして、(例えば、RNA更新及びデータ送信といったように)ネットワークと対話する必要があるときに、その新たな移動先のサービングネットワークデバイスは、非アクティブ状態にある端末にRNAを再割り当てし、非アクティブ状態にある端末は、最初に、接続状態へと遷移し、データ送信が存在しない場合に、再び、非アクティブ状態へと遷移する。一方で、実際の通信シナリオにおいては、その新たなネットワークデバイスは、RNAを再割り当てする必要はなく、非アクティブ状態にある端末は、また、ほとんどの場合において、状態遷移を実行する必要はない。例えば、その新たなサービングネットワークデバイスに移動した後に、端末は、依然として、元のRNAの中で移動し、そして、その新たなネットワークデバイスは、RNAを再割り当てする必要はない。他の例では、非アクティブ状態にある端末がRNA更新を実行した後に、データ送信が存在しない場合には、その端末は、接続状態へと遷移する必要はない。
(11) "複数の"の語は、2つ又は2つよりも多くのを意味する。"及び/又は"の語は、複数の関連する対象物の間の関連性関係を説明し、3つの関係が存在してもよいということを表す。例えば、A及び/又はBは、Aのみ存在する、A及びBの双方が存在する、及び、Bのみが存在する、の3つの場合を表してもよい。記号"/"は、一般的に、複数の関連する対象物の間の"又は"の関係を示す。
(12) 名詞である"ネットワーク"及び"システム"は、交換可能に使用されることがよくあり、当業者は、それらの意味を理解することが可能である。"情報(information)"、"信号(signal)"、"メッセージ(message)"、及び、"チャネル(channel)"の語は、場合によって、交換可能に使用されてもよい。それらの相違を強調しないときは、それらの表現されるべき意味は一貫しているということに留意すべきである。"の(of)"、"関連のある(corresponding, relevant)"、及び、"対応する(corresponding)"の語は、交換可能に使用されてもよい。それらの相違を強調しないときは、それらの表現されるべき意味は一貫しているということに留意すべきである。
以下の記載は、複数の添付の図面を参照して、この出願の複数の技術的解決方法を説明する。
図1は、この出願を適用することが可能であるある1つのシナリオにおけるネットワークアーキテクチャの概略的な図である。図1に示されている通信システムは、端末、ネットワークデバイス、及びコアネットワークを含む。ネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス、第3のネットワークデバイスを含み、第1のネットワークデバイスは、(例えば、new gNB等の)新たなネットワークデバイスであってもよく、第2のネットワークデバイスは、以前のネットワークデバイス(old gNB)であってもよい。 第1のネットワークデバイス及び第2のネットワークデバイスは、同じ無線アクセスタイプに属し、第3のネットワークデバイスの無線アクセスタイプは、第1のネットワークデバイス及び第2のネットワークデバイスの無線アクセスタイプとは異なっている。例えば、第1のネットワークデバイス及び第2のネットワークデバイスは、5Gのネットワークデバイス(gNB)として理解されてもよい。第3のネットワークデバイスは、4G又は4.5Gのネットワークデバイス(eNB)として理解されてもよい。第3のネットワークデバイスは、5Gコアネットワークの進化型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network, E-UTRAN)ネットワークデバイスに接続されてもよく、端末の非アクティブ状態又は同様の状態への設定をサポートすることが可能である。コアネットワークは、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function, AMF)を含んでもよい。AMFは、コアネットワーク制御プレーン機能として理解されてもよく、端末のためのモビリティ管理機能及びアクセス管理機能を提供する。図1において、接続状態にある端末が、第2のネットワークデバイスのカバレッジの中にとどまり、設定された時間期間の中でデータ送信を実行しない場合に、第2のネットワークデバイスは、非アクティブ状態に端末を設定してもよい。接続状態から非アクティブ状態に端末を設定する第2のネットワークデバイスは、接続状態にあるその端末に最後にサービスを提供したネットワークデバイスである。接続状態にある端末に最後にサービスを提供したネットワークデバイスは、以前のネットワークデバイスと称されてもよい(又は、アンカー(Anchor)ネットワークデバイスと称されてもよい)。以前のネットワークデバイスは、端末のコンテキスト情報を保持する。非アクティブ状態にある端末は、モビリティを有している。非アクティブ状態にある端末が、第2のネットワークデバイスのカバレッジから第1のネットワークデバイスのカバレッジへと移動する場合に、非アクティブ状態にある端末は、新たなサービングネットワークデバイスとして第1のネットワークデバイスを使用してもよい。端末は、第1のネットワークデバイスとのダウンリンク同期を維持するか、又は、第1のネットワークデバイスのセルとの同期を維持し、第1のネットワークデバイスからブロードキャスト信号を受信し、そして、第1のネットワークデバイスを介してコアネットワークと対話することが可能である。第1のネットワークデバイスは、非アクティブ状態にある端末のためにデータ送信又はRNA更新を実行することが可能である。RNA更新プロセスは、周期的なRNA更新を含んでもよく、又は、位置変化に起因するRNA更新を含んでもよい。RNA更新プロセスの間に、第1のネットワークデバイスは、端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報を取得して、端末により精密にRNAを割り当て、それにより、RNA更新の数及びシグナリングオーバーヘッドを減少させる。ある1つの可能な実装において、ネットワークデバイスは、前もって、ネットワークデバイスそれ自体又はそのネットワークデバイスに含まれているセルが非アクティブ状態をサポートしているか否かを交換してもよい。RNAが端末に割り当てられるときに、また、この要因を考慮してもよく、それによって、割り当てがより精密となる。加えて、端末が直近にアクセスしたRNAに関する取得した情報及び非アクティブ状態がサポートされているか否かに関する情報を組み合わせて、さらに、割り当ての精度を改善してもよい。
図2は、この出願にしたがったRNA割り当て方法のフローチャートである。図2には、以下のステップが示されている。
S201. 第1のネットワークデバイスは、端末が送信する第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報を搬送する。そのRNA情報は、端末が第1のネットワークデバイスに移動する前にその端末がアクセスした少なくとも1つのセル又は少なくとも1つのネットワークデバイスを示すのに使用される。RNA情報の表現方式は、無線アクセスネットワークページングエリア情報、セル識別情報、基地局識別情報、トラッキングエリア情報、及び登録エリア情報のうちの1つ又は組み合わせを含む。端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報が、セル識別子又はセル識別子リストの形態であらわされる場合に、これらのセル識別子に対応するセルは、端末にサービスを提供したセル、すなわち、端末がネットワーク側との間でシグナリングを交換するか又はデータ送信を実行したセルのみを含んでもよく、或いは、端末にサービスを提供していないセル、すなわち、その端末がそのセルのブロードキャスト情報を読むのみで、いかなるシグナリングの交換又はデータ交換も存在していないセルのみを含んでもよく、或いは、上記の2つの種類のセルを含んでもよい。端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報が、RPA情報又はRPA情報リストの形態であらわされる場合には、そのRPA情報に対応するRPA範囲の中の少なくとも1つのセルは、端末にサービスを提供したセル、すなわち、端末がネットワーク側との間でシグナリングを交換するか又はデータ送信を実行したセルであるか、或いは、そのRPA情報に対応するRPA範囲の中の少なくとも1つのセルは、端末にサービスを提供していないが、その端末が、セル再選択の間に、このセルを選択し、そして、このセルに対してキャンプオン(camp on)したセル、すなわち、その端末が、そのセルのブロードキャスト情報を読むのみであるが、いかなるシグナリング又はデータ交換も存在しないセルであるか、或いは、RPA情報に対応するRPA範囲の中の少なくとも2つのセルは、上記の2つの種類のセルを含む。端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報が、ネットワークデバイス識別子又はネットワークデバイス識別子リストの形態であらわされる場合には、これらのネットワークデバイス識別子に対応するネットワークデバイスが含める少なくとも1つのセルは、端末にサービスを提供したセル、すなわち、その端末が、ネットワーク側との間でシグナリングを交換するか又はデータ送信を実行したセルであるか、或いは、これらのネットワークデバイス識別子に対応するネットワークデバイスが含める少なくとも1つのセルは、端末にサービスを提供していないが、その端末が、セル再選択の間に、このセルを選択し、そして、このセルに対してキャンプオン(camp on)したセル、すなわち、その端末が、そのセルのブロードキャスト情報を読むのみであるが、いかなるシグナリング交換又はデータ交換も存在しないセルであるか、或は、それらのネットワークデバイス識別子に対応するネットワークデバイスが含める少なくとも2つのセルは、上記の2つの種類のセルを含む。端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報が、TA/RA情報又はTA/RA情報リストの形態であらわされる場合には、そのTA/RA情報に対応するTA/RA範囲の中の少なくとも1つのセルは、その端末にサービスを提供したセル、すなわち、その端末が、ネットワーク側との間で、シグナリングを交換するか又はデータ送信を実行したセルであるか、或いは、そのTA/RA情報に対応するTA/RA範囲の中の少なくとも1つのセルは、その端末にサービスを提供していないが、その端末が、セル再選択の間に、このセルを選択し、そして、このセルに対してキャンプオン(camp on)したセル、すなわち、その端末が、そのセルのブロードキャスト情報を読むのみであるが、いかなるシグナリング交換又はデータ交換も存在しないセルであるか、或いは、そのTA/RA情報に対応するTA/RA範囲の中の少なくとも2つのセルは、上記の2つの種類のセルを含む。第1のメッセージは、端末が、RRC接続を再開することを要求するか、又は、RNA更新を実行するようにネットワーク側に指示するか、又は、アップリンクデータ又はシグナリングを送信する必要があるということを示すか、又は、ネットワーク側からページングメッセージを受信し、そして、アップリンクシグナリングを送信する必要があるということを示す、のに使用される。例えば、第1のメッセージは、この出願の実施形態3のS1301におけるRRC接続再開要求であってもよい。
選択的に、第1のメッセージは、さらに、端末の滞在期間を搬送し、滞在期間は、端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報が示す少なくとも1つのセル又は少なくとも1つのネットワークデバイスに滞在する期間である。RNA情報が少なくとも1つのセル識別子の形態である場合に、滞在期間は、そのセル識別子に対応するセルに滞在する期間を意味する。滞在する期間は、セル再選択又はハンドオーバーによるセルへのアクセスからセル再選択又はハンドオーバーによる他のセルへのアクセスまでの期間を意味する。端末が、いったん、ある特定のセルによってサービスを提供された場合に、さらに、そのセルがサービスを提供する期間を搬送してもよい。RNA情報が少なくとも1つのRPA情報の形態となっている場合に、滞在期間は、RPA情報に対応するRPAの範囲の中に端末が滞在する期間を意味する。滞在する期間は、セル再選択又はハンドオーバーによるそのRPAのある特定のセルへのアクセスから、セル再選択又はハンドオーバーによるそのRPAに属していない他のセルへのアクセスまでの期間を意味する。端末が、いったん、RPAの中の少なくとも1つのセルによってサービスを提供された場合に、さらに、そのRPAがサービスを提供する期間を搬送してもよい。RNA情報が少なくとも1つのネットワークデバイス識別子の形態である場合に、滞在期間は、そのネットワークデバイス識別子に対応するネットワークデバイスのカバレッジの中に端末が滞在する期間を意味する。滞在する期間は、セル再選択又はハンドオーバーによるそのネットワークデバイスのある特定のセルへのアクセスから、セル再選択又はハンドオーバーによるそのネットワークデバイスに属していない他のセルへのアクセスまでの期間を意味する。端末が、いったん、そのネットワークデバイスに属する少なくとも1つのセルによってサービスを提供された場合に、さらに、そのネットワークデバイスがサービスを提供する期間を搬送してもよい。RNA情報がRA/TA情報の少なくとも1つの部分の形態である場合に、滞在期間は、RA/TA情報に対応するRA/TAの範囲の中に端末が滞在する期間を意味する。滞在する期間は、セル再選択又はハンドオーバーによるそのRA/TAのある特定のセルへのアクセスから、セル再選択又はハンドオーバーによるそのRA/TAに属していない他のセルへのアクセスまでの期間を意味する。端末が、いったん、RA/TAに属する少なくとも1つのセルによってサービスを提供された場合に、さらに、そのRA/TAがサービスを提供する期間を搬送してもよい。このようにして、メッセージは、端末の滞在期間を搬送して、さらに、端末の移動追跡を強化し、それによって、ネットワーク側は、より精密な判断を行い、その後、そのネットワーク側は、新たなRNAをより精密に割り当てることが可能となる。RNA情報が、セル識別子、RPA情報、ネットワークデバイス識別子、及びRA/TA情報の組み合わせの形態である場合に、滞在期間は、また、上記の4つの方式の組み合わせであってもよい。
S205. 第1のネットワークデバイスは、端末に、第1のメッセージに対する応答メッセージを送信し、応答メッセージは、第1のネットワークデバイスが端末に割り当てたRNAに関する情報を搬送する。第1のネットワークデバイスが端末に割り当てたRNAは、RNA情報を使用することによって、端末に送信されるメッセージの中で搬送されてもよい。第1のネットワークデバイスは、端末が直近にアクセスしたRNAに関する受信した情報に基づいて、その端末にRNAを割り当てる。第1のネットワークデバイスが端末に割り当てたRNAは、第2のネットワークデバイスが端末に割り当てたRNAと同じであってもよく、又は、異なっていてもよい(同じである場合には、RNA情報は、第1のメッセージに対する応答メッセージの中で搬送されなくてもよい)。その割り当ての間に、RNAは、(代替的に、端末の移動追跡として理解されてもよい)端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報に基づいて、端末に割り当てられてもよく、それによって、RNA割り当ては、非周期的なRNA更新を減少させるのにより適切である。応答メッセージは、RRC接続中断(RRC Connection Suspend)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージ、RRC接続再開(RRC Connection Resume)メッセージ、RRC接続解放(RRC Connection Release)メッセージ、又はRRC接続拒否(RRC Connection Reject)メッセージであってもよく、もちろん、他のRRCメッセージであってもよく、これらには限定されない。
選択的に、S201の後であって、且つ、S205の前に、当該方法は、S202. 第1のネットワークデバイスが、端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報に基づいて、端末にRNAを再割り当てするべきであるか否かを決定するステップをさらに含む。RNAを再割り当てする必要がある場合には、再割り当てされたRNAに関する情報は、S205において搬送される。RNAを再割り当てする必要がない場合には、RNA情報は、S205において搬送されなくてもよい。選択的に、S202は、さらに、ネットワークデバイスが、端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報、端末の滞在期間、及び、非アクティブ状態がサポートされているか否かを含む情報のうちの1つ又は複数に基づいて、端末にRNAを再割り当てするべきであるか否かを決定するステップであってもよい。
選択的に、S201の後であって、且つ、S205の前に、当該方法は、S203. 第1のネットワークデバイスが、非アクティブ状態がサポートされているか否かを決定するステップをさらに含む。非アクティブ状態がサポートされているか否かは、第1のネットワークデバイスが非アクティブ状態をサポートしているか否か、端末が現在位置しているセルが非アクティブ状態をサポートしているか否か、端末が現在位置しているセルに対応するPLMNが、非アクティブ状態をサポートしているか否か、及び、第1のネットワークデバイス、セル、又は、PLMNが、非アクティブ状態をサポートしているか否か、を含んでもよい。第1のネットワークデバイスは、前もって、他のネットワークデバイスとの対話によって、又は、他の方式によって、非アクティブ状態がサポートされているか否かに関する情報を取得してもよい。選択的に、当該方法がS202を含むときに、S203は、第1のネットワークデバイスが、端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報及び非アクティブ状態がサポートされているか否かに基づいて、端末にRNAを割り当てるステップであってもよい。
選択的に、S201の後であって、且つ、S205の前に、当該方法は、S204. 第1のネットワークデバイスが、第2のネットワークデバイスが送信するフィードバックメッセージを受信するステップをさらに含み、フィードバックメッセージは、端末の周期的なRNA更新の数を搬送する。周期的なRNA更新の数は、端末が接続状態から非アクティブ状態へと遷移した後にすでに実行されている周期的なRNA更新の数を含む。端末は、第4のネットワークデバイスから第2のネットワークデバイスに移動する(第4のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスと同じデバイスであってもよく、又は、第3のネットワークデバイスと同じデバイスであってもよく、このことは、本明細書においては限定されない)。第4のネットワークデバイスが、非アクティブ状態に端末を設定し、そして、第2のネットワークデバイスが、依然として、非アクティブ状態に端末を設定する場合には、この状況においては、周期的なRNA更新の数は、以前に計数された数を含んでもよい、すなわち、第2のネットワークデバイスは、第4のネットワークデバイスが計数した周期的なRNA更新の数に基づいて計数を継続して実行する。例えば、第4のネットワークデバイスは、接続状態から非アクティブ状態に端末を設定し、その端末は、第2のネットワークデバイスに移動した後に、依然として、非アクティブ状態にあり、第2のネットワークデバイスは、端末に対して周期的なRNA更新を実行し、この状況においては、周期的なRNA更新の数は、再度計数される必要があり、この数は、第4のネットワークデバイスが計数した周期的なRNA更新の数を1だけ増加させた後に得られる値である。こうした前提の上で、端末が第1のネットワークデバイスに移動し、第1のネットワークデバイスが、依然として、非アクティブ状態に端末を設定し、そして、第1のネットワークデバイスが端末に対してRNA更新を実行する場合には、周期的なRNA更新の数を再度計数する必要があり、この数は、第4のネットワークデバイス及び第2のネットワークデバイスが計数した周期的なRNA更新の数をさらに1だけ増加させた後に得られる値である。結論として、計数された数は、端末がアクセスするネットワークデバイス又はセルの数に関係なく、端末が接続状態から非アクティブ状態へと遷移した後に全体として実行される周期的なRNA更新の数である。端末が複数の周期的なRNA更新を実行しているが、いかなるデータ送信も存在しない場合には、端末は、その端末がそれほどアクティブではないということを示す。場合によっては、その端末のコンテキストを解放してもよい。例えば、これらの場合は、ネットワークが輻輳しているとき、又は、周期的なRNA更新の数があらかじめ設定されたしきい値に達した後、を含んでもよい。端末が、第1のネットワークデバイスの中で非アクティブ状態に設定されるか、又は、非アクティブ状態にとどまっている場合に、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスが計数した周期的なRNA更新の数に基づいて継続して計数を実行してもよい。新たなgNBが、このプロセスの間に、接続状態に端末を設定する場合に、第1のネットワークデバイスは、周期的なRNA更新の数をリセットしてもよい(すなわち、その数を0にリセットしてもよい)。もちろん、この場合に、実際の状況によって、その数はリセットされなくてもよく、又は、周期的なRNA更新の数はクリアされる。このことは、この出願のこの実施形態においては限定されない。ネットワークデバイスは、端末の周期的なRNA更新の数に基づいて、その端末の活性度を決定して、ある特定の状態に端末を設定することをより精密に決定することが可能であり、それにより、状態遷移を減少させるとともに、シグナリングオーバーヘッド及び電力消費を減少させる。
選択的に、この出願の方法は、第2のネットワークデバイスが送信する第2のネットワークデバイスのRNA情報を第1のネットワークデバイスによって受信するステップをさらに含んでもよい。詳細については、実施形態2のRNA情報交換に関する説明を参照すべきである。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
選択的に、この出願の方法は、第2のネットワークデバイスが送信するとともに、非アクティブ状態がサポートされているか否かを示す情報を第1のネットワークデバイスによって受信するステップをさらに含んでもよい。詳細については、実施形態1における非アクティブ状態がサポートされているか否かの情報の交換についての説明を参照するべきである。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
図2におけるステップS201、S202、S203、S204、S205等についての上記のテキスト及び説明は、例であるにすぎないということを理解すべきである。これらのステップの間には、他の実行順序が存在してもよいということを理解すべきである。このことは、この出願においては限定されない。
図3は、この出願にしたがって端末の状態を設定する方法のフローチャートである。図3に示されているように、その方法は、以下のステップを含む。
S301. 第1のネットワークデバイスは、デバイスが送信するフィードバックメッセージを受信し、フィードバックメッセージは、端末の周期的なRNA更新の数を搬送し、周期的なRNA更新の数は、端末が接続状態から非アクティブ状態へと遷移した後にすでに実行されている周期的なRNA更新の数を含む。周期的なRNA更新の数の理解のために、S203における周期的なRNA更新の数についての説明を参照すべきである。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
S302. 第1のネットワークデバイスは、端末に応答メッセージを送信し、応答メッセージは、ある特定の状態に端末を設定するように指示するのに使用される。
選択的に、デバイスは、第2のネットワークデバイス及び/又は端末を含む。デバイスが第2のネットワークデバイスを含むときに、ある特定の実装のために、この出願における実施形態3の説明を参照してもよい。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。デバイスが端末を含む場合に、ある特定の実装のために、この出願における実施形態4の説明を参照してもよい。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
周期的なRNA更新の数は、その端末の活性度を反映することが可能である。ネットワークデバイスは、このパラメータと組み合わせて、ある特定の状態にその端末を設定することを決定し、それによって、割り当てがより精密となり、それにより、状態遷移を減少させるとともに、シグナリングオーバーヘッド及び電力消費を減少させる。
主に、ある1つの例として無線通信ネットワークにおける5Gネットワークシナリオを使用することによって、以下の説明をする。この出願の複数の実施形態における複数の解決方法は、また、他の無線通信ネットワークに適用されてもよく、対応する名称は、他の無線通信ネットワークにおける対応する機能の名称に置き換えられてもよいということに留意すべきである。
実施形態1
すべての5G基地局又は1つの5G基地局に対応する(又は、に含まれる)すべてのセル、又は、すべての4.5G基地局(eLTE eNB)又は1つの4.5G基地局に対応する(又は、に含まれる)すべてのセルが、非アクティブ状態をサポートしているわけではない可能性があり、したがって、基地局(及び/又は、セル)は、互いに、非アクティブ状態がサポートされているか否かに関する情報を交換する必要がある。例えば、Xnインターフェイス設定(すなわち、2つの5G基地局の間のインターフェイス設定)、X2インターフェイス設定(すなわち、2つの4.5G基地局の間のインターフェイス設定)、又は、Xxインターフェイス設定(すなわち、5G基地局と4.5G基地局との間のインターフェイス設定)等のインターフェイス設定プロセスの間に、その交換を実行してもよい。代替的に、例えば、5G基地局(gNB)構成更新等の基地局更新プロセスの間に、その交換を実行してもよい。以下の記載は、ある1つの例としてXnインターフェイスの設定を使用することによって、どのようにして、基地局(及び/又は、セル)が、互いに、非アクティブ状態がサポートされているか否かに関する情報を交換するかを説明する。図4は、この出願にしたがって、Xnインターフェイスの設定の間に、非アクティブ状態がサポートされているか否かに関する情報を交換する際の概略的なフローチャートである。図4には、以下のステップが示されている。
S1101. gNB1は、gNB2に、Xnインターフェイス設定要求メッセージ又はgNB構成更新メッセージを送信する。メッセージは、指示情報を含み、指示情報は、gNB1が非アクティブ状態をサポートしているか否か、gNB1に含まれる各々のセルが非アクティブ状態をサポートしているか否か、又は、gNB1の各々のセルに対応する公衆陸上モバイルネットワーク(Public Land Mobile Network, PLMN)が非アクティブ状態をサポートするか否かを示す。例えば、指示情報は、以下の表1、表2、又は表3に示されている形態であってもよい。
S1102. gNB2は、gNB1に、Xn設定フィードバックメッセージ又はgNB構成更新確認メッセージを送信する。選択的に、メッセージは、また、指示情報も含んでもよく、指示情報は、gNB2が非アクティブ状態をサポートしているか否か、gNB2に含まれる各々のセルが非アクティブ状態をサポートしているか否か、又は、gNB2に含まれる各々のセルに対応するPLMNが非アクティブ状態をサポートするか否かを示すのに使用される。指示情報は、S1101の形態であらわされてもよい。詳細については、S1101の説明を参照すべきである。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
実施形態2
基地局は、互いに、RPA情報を交換する必要があり、それによって、必要に応じて、端末に、RNAをより精密に割り当てることが可能となる。非アクティブ状態がサポートされているか否かに関する情報の交換と同様に、複数の基地局の間のインターフェイスを設定するプロセスの間に、又は、基地局更新プロセスの間に、RPA情報を交換することが可能である。詳細については、非アクティブ状態がサポートされているか否かに関する情報の交換についての上記の説明を参照するべきである。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。以下の記載は、ある1つの例としてXnインターフェイス設定を使用することによって、どのようにして、基地局が、互いに、RPA情報を交換するかを説明する。どのようにして、基地局が、互いに、セル識別子を交換するかは、どのようにして、基地局が、互いに、RPA情報を交換するかと同様であるということを理解することが可能である。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。図5は、この出願にしたがって、Xnインターフェイス設定の間に、RNA情報を交換する際の概略的なフローチャートである。図5には、以下のステップが示されている。
S1201. gNB1は、gNB2に、Xnインターフェイス設定要求メッセージ又はgNB構成更新メッセージを送信する。その要求は、gNB1のRPA情報を含む。RPA情報の形態は、以下の形態を含んでもよい。
タイプ1: RPA情報が、gNB1のすべてのセルに関するものである場合には、RPA情報は、gNB1のすべてのセルに対応するRPA符号(RPA code, RPAC)であってもよい。RPACは、ビットのストリングに関する情報であり、(あるTAのためのTACの機能と同様である)一意のRPAを識別するのに使用される。RPA情報は、代替的に、RPA IDであってもよい。RPA IDは、さらに、PLMNを示してもよく(すなわち、RPA IDは、PLMN及びRPACを示すことが可能であり)、RPA IDは、さらに、TAを示してもよい(すなわち、RPA IDは、PLMN、RPAC、及びTACを示すことが可能であるか、又は、RPA IDは、RPAC及びTACを示すことが可能である)。gNB1が、複数のPLMN又は複数のTAをサポートする場合には、RPA情報は、RPA IDリストの形態であってもよく、例えば、以下の表4に示されている形態であらわされてもよいということを理解すべきである。
タイプ2: RPA情報が、gNB1に含まれる各々のセルに関するものである場合に、RPA情報は、そのセルに対応するRPACであってもよい。RPACは、タイプ1における上記のRPACと同様であってもよく、本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。例えば、RPACは、以下の表5に示されている形態であらわされてもよい。
タイプ3: RPA情報が、gNB1に含まれる各々のセルに関するものである場合に、RPA情報は、そのセルに対応するRPA IDであってもよい。RPA IDは、タイプ1におけるRPA IDと同様であってもよく、本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。例えば、RPA IDは、以下の表6に示されている形態であらわされてもよい。
タイプ4: RPA情報が、gNB1に含まれる各々のセルに対応する各々のPLMNに関するものである場合に、RPA情報は、RPA IDであってもよい。RPA IDは、タイプ1におけるRPA IDと同様であってもよく、本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。例えば、RPA IDは、以下の表7に示されている形態であらわされてもよい。
RPA情報は、他の形態をさらに含んでもよいということを理解すべきである。このことは、この出願においては限定されない。
S1202. gNB2は、gNB1に、Xn設定フィードバックメッセージ又はgNB構成更新確認メッセージを送信する。選択的に、メッセージは、また、gNB2のRNA情報を含んでもよい。RNA情報は、S1201の形態であらわされてもよい。詳細については、S1201における説明を参照するべきである。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
以下の記載は、端末が以前のgNBから新たなgNBに移動するときに生起する場合がある交換を詳細に説明する。
実施形態3
図6は、この出願にしたがってRNAを更新する際の概略的なフローチャートである。図6には、以下のステップが示されている。
S1301. 端末は、新たな(new)gNBにRRC接続再開要求(RRC connection resume request)を送信し、その要求は、(例えば、Resume ID情報等の)端末の識別情報及び端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報を含む。RNA情報は、新たなgNBが、端末にRNAを精密に割り当てることを可能とすることができる。選択的に、RRC接続再開要求は、さらに、端末の滞在期間を搬送し、滞在期間は、端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報が示す少なくとも1つのセル又は少なくとも1つのネットワークデバイスに滞在する期間である。
選択的に、S1302において、新たなgNBは、新たなgNBが非アクティブ状態をサポートしているか否か、端末が現在位置しているセルが非アクティブ状態をサポートしているか否か、又は、端末が現在位置しているセルに対応するPLMNが、非アクティブ状態をサポートしているか否か、を決定する。非アクティブ状態がサポートされていない場合には、S1305に続き、端末は、アイドル状態に設定される。
選択的に、S1303において、新たなgNBは、以前のgNBに(検索UEコンテキスト要求であってもよい)端末コンテキスト検索要求を送信し、その要求は、端末の識別情報を含む。
選択的に、S1304において、以前のgNBは、新たなgNBに(検索UEコンテキスト応答であってもよい)端末コンテキスト検索応答を送信し、端末コンテキスト検索応答は、端末のセキュリティコンテキストを含む。選択的に、端末コンテキスト検索応答は、さらに、端末がすでに実行している周期的なRNA更新の数を搬送してもよい。周期的なRNA更新の数は、S1306の中に存在していてもよい。新たなgNBは、ある特定の状態に端末を設定するために、特定の情報を送信することを決定する。
選択的に、S1305において、新たなgNBは、端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報に基づいて、端末にRNAを再割り当てするべきであるか否かを決定する。新たなgNBが、RNAを再割り当てすることを決定する場合に、S1306において送信される対応するメッセージは、新たに割り当てられたRNAに関する情報を含んでもよい。新たなgNBが、RNAを再割り当てしないことを決定する場合には、S1306において送信される対応するメッセージは、新たに割り当てられたRNAに関する情報を含まなくてもよい。このステップにおいては、代替的に、新たなgNBは、端末コンテキスト情報、端末が直近にアクセスしたRNAに関する情報、及び、端末の滞在期間をのうちの1つ又は複数を考慮に入れることによって、端末にRNAを再割り当てするべきであるか否かを包括的に決定してもよい。
S1306. 新たなgNBは、非アクティブ状態がサポートされているか否か及び端末がRRC接続再開要求を送信する目的に基づいて、ある特定の状態に端末を設定し、そして、対応するメッセージを送信し、そのメッセージは、新たに割り当てられたRNAに関する情報をさらに含んでもよい。選択的に、新たなgNBは、さらに、周期的なRNA更新の数を考慮に入れることによって、ある特定の状態に端末を設定することを決定してもよい。
具体的には、新たなgNBの周期的なRNA更新の数が、ある特定のしきい値に達する場合、又は、新たなgNBが、非アクティブ状態をサポートしていない場合に、その新たなgNBは、端末に、RRC接続拒否(RRC Connection Reject)メッセージ又はRRC接続解放(RRC Connection release)メッセージを送信して、アイドル状態に端末を設定する。端末がRRC接続再開要求を送信する目的が、RNA更新を実行することであるにすぎず、新たなgNBが、非アクティブ状態をサポートしている場合には、その新たなgNBは、端末に、RRC接続拒否(RRC Connection Reject)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージ、RRC接続再開(RRC Connection Resume)メッセージ、RRC接続解放(RRC Connection Release)メッセージ、及びRRC接続中断(RRC Connection Suspend)メッセージのうちの1つを送信して、非アクティブ状態にその端末を設定する。新たなgNBが、RRC接続中断メッセージを除くメッセージを送信するときに、これらのメッセージは、非アクティブ状態に端末を設定するように指示するのに使用される指示情報を搬送する必要がある。もちろん、他のメッセージを使用することによって、非アクティブ状態に端末を設定することが可能であるということを理解すべきである。このことは、この出願においては限定されない。端末がRRC接続再開要求を送信する目的が、データ送信を実行することである場合には、その新たなgNBは、RRC接続再開メッセージを使用することによって、接続状態にその端末を設定してもよい。
選択的に、S1307において、新たなgNBは、以前のgNBにUEコンテキスト解放(UE context release)メッセージを送信する。選択的に、そのメッセージは、端末の識別情報を含む。
実施形態4
図7は、この出願にしたがってRNAを更新する際の概略的なフローチャートである。実施形態4と実施形態3との間の相違点は、主として、端末が計数する周期的なRNA更新の数が、RRC接続再開完了メッセージ又はRRC接続再開要求メッセージの中で搬送されるということにある。図7には、以下のステップが示されている。
選択的に、S1401において、以前のgNBは、UEに、(例えば、RRC接続再構成メッセージ又はRRC接続解放メッセージ等の)RRCメッセージを送信し、そのメッセージは、周期的な更新のあらかじめ設定された数を搬送してもよい。端末が計数する周期的なRNA更新の数が、このあらかじめ設定された数以上である場合には、選択的に、以下のステップS1402及びS1406において、周期的なRNA更新の数を指示情報と置き換えてもよい。その指示情報は、端末がアイドル状態になることを望んでいるということを示すのに使用され、さらに、端末がアイドル状態になることを望んでいる理由が、周期的な更新の数が更新のあらかじめ設定された数以上であるという理由であるということを示してもよい。1つの指示情報は、端末がアイドル状態になることを望んでいるということを示すのに使用されるとともに、端末がアイドル状態になることを望んでいる理由が、周期的な更新の数が更新のあらかじめ設定された数以上であるという理由であるということを示すのに使用されてもよいということを理解すべきである。代替的に、2つの指示情報は、それぞれ、端末がアイドル状態になることを望んでいるということを示すのに使用されてもよく、また、端末がアイドル状態になることを望んでいる理由が、周期的な更新の数が、更新のあらかじめ設定された数以上であるという理由であるということを示すのに使用されてもよい。
S1402. UEは、新たなgNBにRRC接続再開要求を送信し、その要求は、端末の識別情報を含む。そのメッセージは、さらに、周期的なRNA更新の数を搬送してもよい。周期的なRNA更新の数の機能は、実施形態3における説明と同様であり、本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
S1403. 新たなgNBは、以前のgNBに端末コンテキスト検索要求を送信し、その要求は、端末の識別情報を含む。
S1404. 以前のgNBは、新たなgNBに端末コンテキスト検索応答を送信する。
S1405. 新たなgNBは、UEにRRC接続再開を送信する。
S1406. UEは、新たなgNBにRRC接続再開完了を送信する。
選択的に、周期的なRNA更新の数が、S1402において搬送されていない場合には、このステップでのそのメッセージは、周期的なRNA更新の数を搬送する。周期的なRNA更新の数の機能は、実施形態3における説明と同様であり、本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
S1407. 新たなgNBは、UEにRRCメッセージを送信して、接続状態、アイドル状態、又は非アクティブ状態に、その端末を設定する。具体的なRRCメッセージについては、ステップS1305における説明を参照するべきであり、本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
選択的に、S1408において、新たなgNBは、以前のgNBに端末コンテキスト解放メッセージを送信し、そのメッセージは、端末の識別情報を搬送する。
実施形態5
図8は、この出願にしたがったセル再選択の概略的なフローチャートであり、RAT間のセル再選択の対話的なプロセスが強調されている。図8には、以下のステップが示されている。
端末は、新たなeNBにRRC接続再開要求を送信し、その要求は、識別情報(Resume ID)を搬送する。識別情報(Resume ID)は、以前のgNB によって割り当てられ(選択的に、gNBのASN.1符号を使用してもよい)、以前のgNB及び新たなeNBは、同じRATには属しておらず、したがって、新たなeNBは、識別情報(Resume ID)を正しく分析できない可能性がある。言い換えると、新たなeNBは、以前のgNBを知ることができない可能性がある、すなわち、新たなeNBは、端末のコンテキストが保持されているある特定のgNBを知ることができない可能性がある。この場合、以前のgNBの識別子又は以前のgNBの少なくとも1つのセルの識別子を搬送して、新たなeNBに、端末のコンテキストが保持されている場所を示す必要がある。
S1502は、S1403と同じであり、S1503は、S1404と同じである。詳細については、S1403及びS1404の説明を参照するべきである。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
S1504. 新たなeNBは、端末にRRC接続設定メッセージを送信する。RRC接続再開メッセージを送信しない理由は、RRC接続再開メッセージは、SRB1において送信されるということによる。一方で、新たなeNBは、端末のSRB1のために以前のgNBが構成した構成情報を理解することが不可能であり、それによって、新たなeNBは、端末が保持するSRB1がどのように構成されているか、例えば、(gNBのRLC構成がeNBのRLC構成とは異なっている、例えば、gNBにおけるRLC構成が、集約機能を有していない場合の)RLC構成を知らず、したがって、SRB1においてRRC接続設定メッセージの送信に成功することは極めて困難である。したがって、4番目のステップS1504において、端末にRRC接続設定メッセージを送信することを選択している。接続設定メッセージは、SRB0において送信され、そのメッセージは、端末のSRB1のために新たなeNBが構成した構成情報を含む。端末がSRB1の構成を受信した後は、以前に保持されていた構成は、完全に置き換えられる。
S1505. 端末は、新たなeNBにRRC接続設定完了メッセージを送信する。
S1506. 新たなeNBは、端末にRRC接続再構成メッセージを送信する。その再構成メッセージは、端末のために新たなeNBが構成したRB(Radio Bearer, 無線ベアラ)情報を含み、そのメッセージは、完全な構成の指示情報をさらに含む。新たなeNBは、端末のために以前のgNBが構成したRB構成情報を理解することが不可能であり(すなわち、ステップS1503における端末のコンテキストの中のAS構成情報を理解することが不可能である)、したがって、新たなeNBは、以前のgNBからの以前の構成に基づいて、修正を実行することが不可能である。この理由により、新たなeNBは、例えば、確立する必要があるセッション/フロー及びそのセッション/フローに対応するQoS情報等のステップS1503における新たなeNBの状況及びコアネットワーク情報のみに基づいて、端末に対してRB構成を実行する必要があり、そして、完全な構成を使用するように端末に指示する(ステップS1506において、完全な構成の指示を搬送している)。端末は、完全な構成の指示を受信した後に、以前の構成を完全に削除し、その次に、ステップS1506において新たなeNBが送信した構成に基づいて、RB構成を実行する。
以下の説明では、上記の複数の方法のうちの1つ又は複数と関連して、この出願におけるネットワークデバイス又は端末に対して機能単位の分割を実行する。例えば、さまざまな機能に対応するように、複数の機能ユニットを分割してもよく、又は、2つまたはそれ以上の機能を一体化して、1つのユニットとしてもよい。ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらのいずれかの組み合わせによって、一体化されたユニットの一部又はすべてを実装してもよい。この出願における単位分割は、ある1つの例として使用されているにすぎず、論理的な機能の分割であるにすぎない。実際の実装においては、他の分割方式が存在してもよい。図9は、この出願にしたがったデバイス100の概略的な構成図である。デバイス100は、この出願における第2のネットワークデバイス、第1のネットワークデバイス、又は、端末に実装のために適用されてもよい。図9に示されているように、デバイス100は、受信ユニット101及び送信ユニット102を含む。デバイス100が、第1のネットワークデバイスの機能を実装するように構成されているときは、受信ユニット101は、端末が送信する第1のメッセージを受信するように構成され、送信ユニット102は、端末に、第1のメッセージに対する応答メッセージを送信するように構成される。デバイス100が、第2のネットワークデバイスの機能を実装するように構成されるときは、送信ユニット102は、第2のネットワークデバイスのRNA情報及び/又は非アクティブ状態がサポートされているか否かに関する情報を送信するように構成される。デバイス100が端末の機能を実装するように構成されているときは、送信ユニット102は、第1のネットワークデバイスに第1のメッセージを送信するように構成され、受信ユニット101は、第1のメッセージに対して第1のネットワークデバイスが送信する応答メッセージを受信するように構成される。上記の複数の方法のうちの1つ又は複数に関して、第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス、及び、端末は、より多くの機能を実装するためのより多くの機能ユニットをさらに含んでもよく、それにより、適切なRNA割り当てを達成するとともに、シグナリングオーバーヘッドを減少させるということを理解すべきである。
ハードウェアの形態で、第1のネットワークデバイス、第2のネットワークデバイス、又は、端末を実装するときは、概念、説明、詳細な説明、方法、手順、又はこの出願に関連するステップ等については、上記の複数の実施形態のそれらの内容の説明を参照してもよい。この出願においては、通信インターフェイス、受信機、又は受信回路等を使用することによって、受信ユニットを実装してもよく、通信インターフェイス、送信機、又は送信回路等によって、送信ユニットを実装してもよい。代替的に、通信インターフェイス、トランシーバー、及びトランシーバー回路によって、受信ユニット及び送信ユニットの機能を一体化し、そして、実装してもよく、通信インターフェイスは、一般名称であり、1つ又は複数のインターフェイスを含んでもよいということを理解すべきである。
上記の説明は、ハードウェアの形態の単純化された例であるにすぎないということを理解すべきである。実際の適用の場合には、第2のネットワークデバイス、第1のネットワークデバイス、又は端末を実装するハードウェアは、上記の構成には限定されないが、例えば、プロセッサ、メモリ、アンテナアレイ、デュープレクサ、及びベースバンド処理部をさらに含んでもよい。プロセッサは、中央処理ユニット(Central Processing Unit, CPU)、汎用プロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor, DSP)、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit, ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array, FPGA)、他のプログラマブル論理デバイス、ハードウェア構成要素、又は、それらのいずれかの組み合わせであってもよい。代替的に、プロセッサは、例えば、1つ又は複数のマイクロプロセッサの組み合わせ又はDSP及びマイクロプロセッサの組み合わせ等の計算機能を実装するプロセッサの組み合わせであってもよい。メモリは、プロセッサの中に配置されてもよく、又は、単独で存在してもよい。デュープレクサは、アンテナアレイを実装するように構成され、信号を送信し、そして、信号を受信する、ように構成される。送信機は、無線周波数信号とベースバンド信号との間の変換を実装するように構成される。通常は、送信機は、電力増幅器、ディジタルアナログ変換器、及び周波数変換器を含んでもよい。通常は、受信機は、低雑音増幅器、アナログディジタル変換器、及び周波数変換器を含んでもよい。場合によっては、受信機及び送信機は、集合的にトランシーバーと称されてもよい。ベースバンド処理部は、層マッピング、プリコーディング、変調/復調、又は、符号化/復号化等の送信信号又は受信信号の処理を実装し、そして、それぞれ、物理制御チャネル、物理データチャネル、物理ブロードキャストチャネル、及び、参照信号等を処理する、ように構成される。ある1つの実装において、トランシーバー回路又は専用のトランシーバーチップを使用することによって、受信機及び送信機の機能を実装してもよい。専用の処理チップ、専用の処理回路、専用のプロセッサ、又は、汎用チップを使用することによって、プロセッサを実装してもよい。他の実装においては、メモリの中に、プロセッサ、受信機、及び送信機の機能を実装するためのプログラムコードを格納し、汎用プロセッサは、そのメモリの中のコードを実行することによって、プロセッサ、受信機、及び送信機の機能を実装する。
例えば、第2のネットワークデバイス又は第1のネットワークデバイスの実装については、図10を参照するべきである。図10に示されているように、プロセッサ1001、メモリ1004、受信機1003、及び送信機1002を含む基地局1000が提供される。受信機1003及び送信機1002は、他のネットワーク要素と通信するように構成される。メモリ1004は、プロセッサ1001によって実行することが可能であるプログラムを格納するように構成され、そのプログラムは、上記の複数の実施形態における方法、ステップ、又は手順を実装するのに使用される命令を含む。特定の方法、手順、ステップ、及び有益な効果等については、上記の複数の実施形態におけるそれらの内容についての説明を参照するべきである。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
例えば、端末の実装については、図11を参照するべきである。図11に示されているように、プロセッサ2001、メモリ2003、及びトランシーバー2002を含む端末2000が提供される。トランシーバー2002は、他のネットワーク要素と通信するように構成される(また、アンテナを使用することによって、他のネットワーク要素と通信してもよい)。メモリ2003は、プロセッサ2001によって実行することが可能であるプログラムを格納するように構成され、そのプログラムは、上記の複数の実施形態における方法、ステップ、又は手順を実装するのに使用される命令を含む。特定の方法、手順、ステップ、及び有益な効果等については、上記の複数の実施形態におけるそれらの内容についての説明を参照するべきである。本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
ソフトウェアによって、第2のネットワークデバイス、第1のネットワークデバイス、又は、端末を実装するときは、概念、説明、詳細な説明、又はそれらのこの出願に関連する他のステップについては、上記の複数の実施形態のそれらの内容についての説明を参照するべきである。この出願においては、複数の実施形態は、各々が、コンピュータプログラム製品の形態で部分的に又は完全に実装されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされ、そして、コンピュータによって実行されるときに、この出願の複数の実施形態にしたがった複数の手順又は機能のうちの一部又はすべてを生成する。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用のコンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能な装置であってもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体の中に格納されてもよく、又は、あるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から他のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体へと送信されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はディジタル加入者線(DSL)等の)有線方式又は(例えば、赤外線、無線、又はマイクロ波等の)無線方式で、あるウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから、他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターへと送信されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能であるいずれかの使用可能な媒体、或は、1つ又は複数の使用可能な媒体を一体化したサーバ又はデータセンター等のデータ記憶デバイスであってもよい。それらの使用可能な媒体は、(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ等の)磁気媒体、(例えば、DVD等の)光媒体、又は、(例えば、ソリッドステートドライブSolid State Disk(SSD)等の)半導体媒体等であってもよい。記憶媒体は、一体化されて、ある特定のデバイス、モジュール、又はプロセッサとなってもよく、或いは、個別に配置されてもよい。
この出願にしたがって提供される方法によれば、この出願は、さらに、第2のネットワークデバイス、第1のネットワークデバイス、及び端末を含む通信システム、又は、第2のネットワークデバイス及び第1のネットワークデバイスを含む通信システムを提供する。
明らかなことではあるが、当業者は、この出願の範囲から離れることなく、この出願に対してさまざまな修正及び変更を行うことが可能である。このようにして、これらの修正及び変形が、請求項に記載された発明及びそれらの同等の技術によって定義される保護の範囲に属する限り、この出願は、また、この出願のこれらの修正及び変形も対象とすることを意図している。