JP2020527737A - 拡張現実のためのコンパクトなニアアイディスプレイ光学系 - Google Patents

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Abstract

光学系は、ディスプレイから受光した光を第1の円偏光に変換するように構成されている第1のフィルタスタックと、外部の源から受光した光を第2の円偏光に変換するように構成されている第2のフィルタスタックと、第1の円偏光を有する光を反射し、第2の円偏光を有する光を透過させるように構成されている第3のフィルタスタックとを備える。また、光学系は、第2のフィルタスタックから受光した光を第3のフィルタスタックに透過させるように構成されている屈折ビームスプリッタレンズを備える。第2のフィルタスタックは、第1のフィルタスタックから受光した光を屈折ビームスプリッタレンズへ反射させるように配向されている。光学系は、ヘッドマウントデバイス(HMDs)などの拡張現実デバイスで実現されて、ディスプレイによって生成された画像を、外部の源から受光した光と合成する。

Description

背景
拡張現実(augmented reality: AR)システムは一般に、周囲から受光した光線とディスプレイによって生成された光線とをユーザの目に集めるヘッドマウントディスプレイ(HMD)デバイスを利用する。したがって、HMDデバイスを着用しているユーザは、虚像で「拡張された」現実世界のシーンを眺める。たとえば、HMDデバイスは、歩行方向を含む虚像のオーバーレイによって、ユーザの見慣れない道路の眺めを拡張することができる。AR機能を支援するHMDにおいて実現される光学系は、典型的には、外部からの光をユーザの目に透過させ、ディスプレイからの光を外部からの光の経路内に反射するビームスプリッタ要素に加えて、光をユーザの目に集める光学要素を含む。現在、AR機能を提供する複数のデザインのHMDデバイスが利用可能である。これらのHMDデバイスで実現される光学系は、バードバス(birdbath)光学系(虚像をシースルー画像と合成するビームスプリッタによって分離された凹面鏡及びディスプレイ)と、コリメーションレンズによって(幾何学的または回折的な)導波路に結合されたディスプレイと、複数の自由形状反射器に結合されたディスプレイと、自由形状プリズムに結合されたディスプレイとを備える。
これらの光学系には、共通する欠陥がある。すなわち、光学パワーを提供する(たとえば、光線を集める)要素は、ユーザの目から比較的離れて位置しているため、虚像の視野が狭くなる。たとえば、従来のARシステムの一般的な視野は、約25°である。ARシステムのサイズを大きくすることによって視野を広くすることができるが、これは、ウェアラブルHMDデバイスでは望ましくない。さらに、光学系のなかには、シースルー画像を歪めるものもある。たとえば、全内部反射を用いて虚像をユーザの目に案内する幾何学的な導波路が、シースルー画像において分割された影を生成することがある。他の例では、回折を利用して虚像をユーザの目に案内する回折導波路が、不要な回折次数からゴースト像を生成することがある。さらに他の例では、自由形状プリズムが、眼精疲労の原因となる不均一のシースルー歪みを作り出すことがある。
当業者であれば、添付の図面を参照することによって、本開示をよりよく理解することができ、本開示の多くの特徴および利点を分かるであろう。異なる図面で使用される同一の参照符号は、類似するまたは同一の項目を表す。
いくつかの実施形態に係る、ディスプレイから受光した光を外部からの光と合成して、拡張現実画像を示す実質的に平行な光線をユーザの目に提供する光学系の第1の例を示す図である。 いくつかの実施形態に係る、ディスプレイによって生成された光線の光路の折返し、および、光線の外部からの光との合成を示す、光学系の第2の例を示す図である。 いくつかの実施形態に係る、ディスプレイから受光した光を外部からの光と合成して、拡張現実画像を示す実質的に平行な光線をユーザの目に提供する光学系の第3の例を示す図である。 いくつかの実施形態に係る、ディスプレイから受光した光を外部からの光と合成して、拡張現実画像を示す実質的に平行な光線をユーザの目に提供する光学系の第4の例を示す図である。 いくつかの実施形態に係る、ディスプレイから受光した光を外部からの光と合成して、拡張現実画像を示す実質的に平行な光線をユーザの目に提供する光学系の第5の例を示す図である。 従来のバードバスレンズ系と、いくつかの実施形態に係る、屈折ビームスプリッタレンズ系を含むレンズ系との比較を示す図である。 いくつかの実施形態に係る、ディスプレイを介して拡張現実機能を提供するように構成されている電子デバイスを含むディスプレイシステムを示す図である。
詳細な説明
拡張現実(AR)などの用途のためにより広い視野(たとえば、約80°)を提供する光学系は、従来の拡張現実光学系と比較してはるかに小さな体積を含む一方で、ディスプレイから受光した光を第1の円偏光に変換するように構成されている第1のフィルタスタックと、外部の源から受光した光を第2の円偏光に変換するように構成されている第2のフィルタスタックと、第1の円偏光を有する光を反射し、第2の円偏光を有する光を透過させるように構成されている第3のフィルタスタックとを備える。また、光学系は、第2のフィルタスタックから受光した光を第3のフィルタスタックに透過させるように構成されている屈折ビームスプリッタ凸レンズを備える。第2のフィルタスタックは、第1のフィルタスタックから受光した光を屈折ビームスプリッタ凸レンズへ反射するように配向されている。第1の円偏光は、第2の円偏光と反対の方向である。
第1のフィルタスタックのいくつかの実施形態は、光を第1の直線偏光に変換する直線偏光子と、光を第1の直線偏光から第1の円偏光に変換する4分の1波長板とを含む。第2のフィルタスタックのいくつかの実施形態は、第1の円偏光を第1の直線偏光に変換する4分の1波長板と、第2の直線偏光を有する光を透過させる一方で第1の直線偏光を有する光を反射させる偏光依存ビームスプリッタとを含む。第3のフィルタスタックのいくつかの実施形態は、4分の1波長板と、第1の直線偏光を有する光を反射し、第2の直線偏光を有する光を透過させるように構成されている偏光依存ビームスプリッタとを含む。いくつかの実施形態では、屈折ビームスプリッタ凸レンズは平凸であり、光学系は平凹レンズを含む。平凹レンズの凹面曲率は、平凸レンズの凸面曲率に適合する。平凸レンズの凸面は、平凹レンズの凹面に接合可能である、または、第3のフィルタスタックは、平凸レンズおよび平凹レンズの平面間に配置され得る。
図1は、いくつかの実施形態に係る、ディスプレイ102から受光した光101を外部からの光103と合成して、拡張現実画像を示す実質的に平行な光線をユーザの目105に提供する光学系100の第1の例を示す図である。光学系100は、ディスプレイ102から光を受光する第1のフィルタスタック110を備える。フィルタスタック110のいくつかの実施形態は、受光した光101を第1の直線偏光に変換する直線偏光子112を含む。たとえば、図1に示すように、直線偏光子112は、偏光されていない(または部分的に偏光された)光を、直線偏光子112のより大きな寸法に平行な方向に偏光された光に変換可能である。この方向は、y方向と呼ばれる。また、フィルタスタック110は、直線偏光された光を第1の円偏光に変換する4分の1波長板114を含む。たとえば、4分の1波長板114は、y方向に偏光された光を、右円偏光された光に変換可能である。フィルタスタック110のいくつかの実施形態は、ディスプレイ102と一体化される。たとえば、直線偏光子112は、ディスプレイ102の表面に積層可能である。しかしながら、他の実施形態では、第1のフィルタスタック110は、空隙によってディスプレイ102から離されている。
光学系100は、第1の偏光を有する光を透過させ、第1の偏光に直交する第2の偏光を有する光を反射する第2のフィルタスタック120を備える。たとえば、第2のフィルタスタック120は、左円偏光を有する光を透過させ、右円偏光を有する光を反射するように構成可能である。第2のフィルタスタック120は、円偏光された光を直線偏光された光に変換する4分の1波長板122を含む。たとえば、4分の1波長板122は、右円偏光された光をy方向に偏光された光に変換可能であり、4分の1波長板122は、左円偏光された光を、図の平面に対して直角方向に偏光された光に変換可能である。この方向は、ここではx方向と呼ばれ、y方向に直交する、またはこれを横断する。また、第2のフィルタスタック120は、第1の方向に偏光された光を透過させ、第1の方向に直交するまたはこれを横断する第2の方向に偏光された光を反射する偏光依存ビームスプリッタ123を含む。たとえば、偏光依存ビームスプリッタ123は、y方向に偏光された光を反射させることができるとともに、x方向に偏光された光を透過させることができる。また、第2のフィルタスタック120のいくつかの実施形態は、直線偏光された光を透過させる直線偏光子124を含む。たとえば、直線偏光子124は、y方向に偏光された光を除去しつつ、x方向に偏光された光を透過させることができる。
また、光学系100は、屈折ビームスプリッタレンズ系125を備える。屈折ビームスプリッタレンズ系125の例は、米国仮出願連続番号第62/531,225号に記載されており、この全体が引用により本明細書に援用される。屈折ビームスプリッタレンズ系125のいくつかの実施形態は、屈折平凸レンズ127と屈折平凹レンズ128とを含む。屈折平凸レンズ127は、凸面132に対向する平面131を含む。屈折平凸レンズ127は、第1の屈折率を有する材料で形成されており、ビームスプリッタコーティングが凸面132に施されている。たとえば、屈折平凸レンズ127は、ガラスまたはプラスチックで形成可能であり、凸面132は、半透過面であり得る。屈折平凹レンズ128は、凹面134に対向する平面133を含む。屈折平凹レンズ128は、第1の屈折率と同じまたはこれと異なる第2の屈折率を有するガラスまたはプラスチックで形成可能である。凹面134の曲率は、凸面132の曲率に相補的である、たとえば、曲率が適合し得る。屈折平凸レンズ127と屈折平凹レンズ128との間には小さな離隔距離が示されているが、光学系100のいくつかの実施形態では、これら2つのレンズは互いに接触している。屈折ビームスプリッタレンズ系125のいくつかの実施形態は、150mm〜300mmの範囲の焦点距離を有する。たとえば、屈折ビームスプリッタレンズ系125の焦点距離は、180mm〜280mmの範囲であり得る。
光学系100は、第1の偏光を有する光を透過させ、第1の偏光に直交する第2の偏光を有する光を反射する第3のフィルタスタック135を備える。たとえば、第3のフィルタスタック135は、左円偏光を有する光を透過させ、右円偏光を有する光を反射するように構成可能である。第3のフィルタスタック135のいくつかの実施形態は、円偏光された光を直線偏光された光に変換する4分の1波長板137を含む。たとえば、4分の1波長板137は、右円偏光された光をy方向に偏光された光に変換することができ、4分の1波長板137は、左円偏光された光をx方向に偏光された光に変換することができる。また、第3のフィルタスタック135は、第1の方向に偏光された光を透過させ、第1の方向に対して直交するまたはこれを横断する第2の方向に偏光された光を反射する偏光依存ビームスプリッタ138を含む。たとえば、偏光依存ビームスプリッタ138は、y方向に偏光された光を反射し、x方向に偏光された光を透過させることができる。また、第3のフィルタスタック135のいくつかの実施形態は、直線偏光された光を透過させる直線偏光子139を含む。たとえば、直線偏光子139は、x方向に偏光された光を透過させることができる。
第3のフィルタスタック135のいくつかの実施形態は、屈折ビームスプリッタレンズ系125に接合されている。たとえば、4分の1波長板137は、屈折凸レンズ127の平面131に積層可能である。第3のフィルタスタック135の屈折ビームスプリッタレンズ系125に対する接合には、光学系100のサイズの低減、視野の拡大、光学系100の光学面において生じるフレネル反射(またはゴースト像)の回数の減少など、多くの利点がある。他の実施形態では、第3のフィルタスタック135は、空隙によって屈折ビームスプリッタレンズ系125から離されている。さらに、本明細書で説明するように、第3のフィルタスタック135のいくつかの実施形態は、屈折平面凸レンズ127と屈折平面凹レンズ128との間に配設される。
図2は、いくつかの実施形態に係る、ディスプレイ201によって生成された光線の光路の折返し、および、光線の外部からの光との合成を示す、光学系200の第2の例を示す図である。光学系200は、図1に示す光学系100のいくつかの実施形態を表す。ディスプレイ201からの光線202は最初は、非偏光である、または部分的に偏光されている。光線202は、直線偏光子206を含む第1のフィルタスタック204に向けられ、直線偏光子206は、光線202を直線偏光された光線208に変換する。たとえば、光線208は、y方向に偏光可能である。4分の1波長板210は、直線偏光された光線208を、第1の円偏光を有する光線212に変換する。たとえば、4分の1波長板210は、y方向の直線偏光からの光線208を、右円偏光された光線212に変換可能である。
第2のフィルタスタック214は、光線212を受光する。第2のフィルタスタック214は、円偏光された光線212を直線偏光された光線218に変換する4分の1波長板216を含む。たとえば、4分の1波長板216は、右円偏光された光線212を、y方向に偏光された、直線偏光された光線218に変換可能である。第2のフィルタスタック214の偏光依存ビームスプリッタ220は、1つの直線偏光の光を反射し、直交直線偏光の光を透過させる。たとえば、偏光依存ビームスプリッタ220は、直線偏光された光線218を反射し、光線218はその後、4分の1波長板216を通過して、円偏光された光線222に変換される。たとえば、4分の1波長板216は、反射された直線偏光された光線218を、y方向の偏光から右円偏光に変換可能である。第2のフィルタスタック214は、ディスプレイ201から受光しれた反射光を屈折ビームスプリッタレンズ系224に向けるように、ディスプレイ201に対して角度を付けられており、屈折ビームスプリッタレンズ系224は、図1に示す屈折ビームスプリッタレンズ系125のいくつかの実施形態を用いて実現される。
屈折ビームスプリッタレンズ系224は、円偏光された光線222の一部を透過させ、この光線の一部はその後、第3のフィルタスタック226に提供される前に屈折ビームスプリッタレンズ系224内で屈折される。第3のフィルタスタック226は、円偏光された光線222を直線偏光された光線230に変換する4分の1波長板228を含む。たとえば、4分の1波長板228は、右円偏光された光線222を、y方向に直線偏光された光線230に変換可能である。光線230は、偏光依存ビームスプリッタ232によって反射され、4分の1波長板228によって、円偏光された光線234に変換される。たとえば、光線230を、y方向の直線偏光から右円偏光を有する光線234に変換可能である。光線234は、屈折ビームスプリッタレンズ系224によって屈折され、光線234の一部は、屈折ビームスプリッタレンズ系224で反射する。反射によって、光線234の円偏光が逆になる、たとえば、反射によって、光線234が左円偏光された光線236に変換される。4分の1波長板228は、円偏光された光線236を直線偏光された光線238に変換する。たとえば、光線236の左円偏光は、x方向の光線238の直線偏光に変換される。偏光依存ビームスプリッタ232および直線偏光子240は、直線偏光された光線238を透過させる。
光学系200は、非偏光または部分偏光であり得る、外部からの光線242の一部を透過させる。図示された実施形態では、外部からの光線242は、偏光依存ビームスプリッタ220によって選別されて、直線偏光された光線244を生成する。たとえば、光線244は、x方向に偏光可能である。4分の1波長板216は、光線244を円偏光された光線246に変換する。たとえば、光線244を、x方向の直線偏光から左円偏光された光線246に変換可能である。屈折ビームスプリッタレンズ系224は、円偏光された光線246の一部を透過させる。この光線の一部はその後、第3のフィルタスタック226に提供される前に屈折ビームスプリッタレンズ系224内で屈折される。その後、円偏光された光線246は、4分の1波長板228によって、直線偏光された光線248に変換される。たとえば、左円偏光された光線246は、x方向に偏光された光線248に変換可能である。偏光依存ビームスプリッタ232および直線偏光子240は、直線偏光された光線248を透過させる。
図3は、いくつかの実施形態に係る、ディスプレイ302から受光した光301を外部からの光303と合成して、拡張現実画像を示す実質的に平行な光線をユーザの目305に提供する光学系300の第3の例を示す図である。光学系300は、直線偏光フィルタ312と4分の1波長板314とを含む第1のフィルタスタック310を備える。また、光学系300は、偏光依存ビームスプリッタ317と直線偏光子319とを含む第2のフィルタスタック315を備える。屈折ビームスプリッタレンズ系320は、平凸屈折レンズ322と平凹屈折レンズ324とを備える。また、光学系300は、4分の1波長板327と、偏光依存ビームスプリッタ329と、直線偏光子331とで形成された第3のフィルタスタック325を備える。
本明細書で説明するように、第2のフィルタスタック315は、第1のフィルタスタック310および屈折ビームスプリッタレンズ系320に対して角度を付けて配向されている。たとえば、第2のフィルタスタック315を、第1のフィルタスタック310および屈折ビームスプリッタレンズ系320に対して45°の角度で配向させることができる。第2のフィルタスタック315を第1のフィルタスタック310および屈折ビームスプリッタレンズ系320に対して角度を有して配向させることによって、第2のフィルタスタック315は、第1のフィルタスタック310から受光した光を屈折ビームスプリッタレンズ系320に向けることが可能になる。光学系300は、4分の1波長板335が第2のフィルタスタック315の一体化された部分として実現されるのではなく、平凹屈折レンズ324の平面に積層されているため、図1に示す光学系100と異なる。
図4は、いくつかの実施形態に係る、ディスプレイ402から受光した光401を外部からの光403と合成して、拡張現実画像を示す実質的に平行な光線をユーザの目405に提供する光学系400の第4の例を示す図である。光学系400は、直線偏光フィルタ412と4分の1波長板414とを含む第1のフィルタスタック410を備える。また、光学系400は、4分の1波長板416と、偏光依存ビームスプリッタ417と、直線偏光子419とを含む第2のフィルタスタック415を備える。屈折ビームスプリッタレンズ系は、平凸屈折レンズ422と平凹屈折レンズ424とを含む。また、光学系400は、4分の1波長板427と、偏光依存ビームスプリッタ429と、直線偏光子431とで形成される第3のフィルタスタック425を備える。
本明細書で説明するように、第2のフィルタスタック415は、第1のフィルタスタック410および屈折ビームスプリッタレンズ系420に対して角度を付けて配向されている。たとえば、第2のフィルタスタック415を、第1のフィルタスタック410および屈折ビームスプリッタレンズ系に対して45°の角度で配向させることができる。第2のフィルタスタック415を第1のフィルタスタック410および屈折ビームスプリッタレンズ系420に対して角度を付けて配向させることによって、第2のフィルタスタック415は、第1のフィルタスタック410から受光した光を屈折ビームスプリッタレンズ系420に向けることが可能になる。光学系400は、平凸屈折レンズ422が平凹屈折レンズ424から離されているため、図1に示す光学系100および図3に示す光学系300と異なる。図示された実施形態では、第3のフィルタスタック425は、平凸屈折レンズ422と平凹屈折レンズ424との間に配設されている。たとえば、4分の1波長板427は、平凸屈折レンズ422の平面に積層可能であり、直線偏光子431は、平凹屈折レンズ424の平面に積層可能である。
図5は、いくつかの実施形態に係る、ディスプレイ502から受光した光501を外部からの光503と合成して、拡張現実画像を示す実質的に平行な光線をユーザの目505に提供する光学系500の第5の例を示す図である。光学系500は、直線偏光フィルタ512と4分の1波長板514とを含む第1のフィルタスタック510を備える。また、光学系500は、偏光依存ビームスプリッタ517と直線偏光子519とを含む第2のフィルタスタック515を備える。屈折ビームスプリッタレンズ系は、平凸屈折レンズ522と平凹屈折レンズ524とを含む。また、光学系500は、4分の1波長板527と、偏光依存ビームスプリッタ529と、直線偏光子531とで形成される第3のフィルタスタック525を備える。
本明細書で説明するように、第2のフィルタスタック515は、第1のフィルタスタック510および屈折ビームスプリッタレンズ系に対して角度を付けて配向されている。たとえば、第2のフィルタスタック515を、第1のフィルタスタック510および屈折ビームスプリッタレンズ系に対して45°の角度で配向させることができる。第2のフィルタスタック515を第1のフィルタスタック510および屈折ビームスプリッタレンズ系520に対して角度を付けて配向させることによって、第2のフィルタスタック515は、第1のフィルタスタック510から受光した光を屈折ビームスプリッタレンズ系520に向けることが可能になる。光学系500は、平凸屈折レンズ522が平凹屈折レンズ524から離されているため、図1に示す光学系100および図3に示す光学系300と異なる。図示された実施形態では、第3のフィルタスタック525は、平凸屈折レンズ522と平凹屈折レンズ524との間に配設されている。たとえば、4分の1波長板527は、平凸屈折レンズ522の平面に積層可能であり、直線偏光子531は、平凹屈折レンズ524の平面に積層可能である。また、光学系500は、4分の1波長板535が第2のフィルタスタック515の一体化された部分として実現されるのではなく、平凹屈折レンズ524の凹面に積層されているため、図1に示す光学系100および図4に示す光学系400と異なる。
図6は、従来のバードバスレンズ系605と、いくつかの実施形態に係る、屈折ビームスプリッタレンズ系を備えるレンズ系610との比較600を示す図である。図示された実施形態では、従来のバードバスレンズ系605およびレンズ系610は、これら系のユーザに対して同じ視野(20°)を提供する。しかしながら、従来のバードバスレンズ系605は、ユーザから外部の光源への視線に対して垂直な軸に沿ってアライメントされたディスプレイ615と、反射凹レンズ620とを使用する。ビームスプリッタ625が、ディスプレイ615と反射凹レンズ620との間に配設されている。そのため、光学パワーを提供する要素、つまり反射凹レンズ620は、レンズ系610、すなわち屈折ビームスプリッタレンズ系630内で光学パワーを提供する要素と比較して、ユーザからはるかに離れて配設されている。その結果、従来のバードバスレンズ系605とレンズ系610とは同じ視野をユーザに提供するけれども、従来のバードバスレンズ系605の寸法は、レンズ系610の寸法の2倍よりも大きい。
図7は、いくつかの実施形態に係る、ディスプレイを介して拡張現実機能を提供するように構成されている電子デバイス705を備えるディスプレイシステム700を示す図である。電子デバイス705の図示された実施形態は、HMD、タブレットコンピュータ、コンピュータによって実現される携帯電話(たとえば、スマートフォン)、ノート型パソコン、パーソナルデジタルアシスタント、ゲーム機システムなどの携帯ユーザデバイスを含み得る。他の実施形態では、電子デバイス705は、医療画像機器、セキュリティ画像センサシステム、産業ロボット制御システム、ドローン制御システムなどの固定デバイスを含み得る。説明を容易にするために、電子デバイス705は、本明細書では一般にHMDシステムの文脈の例で説明されるが、電子デバイス705はこれらの実現例に制限されない。
電子デバイス705は、図7において、ユーザの頭710に搭載されていると示されている。図示されるように、電子デバイス705は、ユーザに提示するために画像を生成するディスプレイ720、721を含む筐体715を備える。ディスプレイ720、721は、図1に示すディスプレイ102、図2に示すディスプレイ201、図3に示すディスプレイ302、図4に示すディスプレイ402、および図5に示すディスプレイ502のいくつかの実施形態を用いて実現可能である。図示された実施形態では、立体画像を対応する左目および右目に表示するために、ディスプレイ720、721が用いられる。
ディスプレイ720、721によって生成された光は、対応する第1のフィルタスタック725、726に提供される。これらの第1のフィルタスタックは、図1に示す第1のフィルタスタック110、図2に示す第1のフィルタスタック204、図3に示す第1のフィルタスタック310、図4に示す第1のフィルタスタック410、および図5に示す第1のフィルタスタック510のいくつかの実施形態を用いて実現可能である。
第2のフィルタスタック730、731は、第1のフィルタスタック725、726から受光した光を、対応する屈折ビームスプリッタレンズ系735、736へ反射させるように配向されている。また、第2のフィルタスタック730、731は、外部の源から受光した光を透過させるように構成されている。第2のフィルタスタック730、731は、図1に示す第2のフィルタスタック120、図2に示す第2のフィルタスタック214、図3に示す第2のフィルタスタック315、図4に示す第2のフィルタスタック415、および図5に示す第2のフィルタスタック515のいくつかの実施形態を用いて実現可能である。屈折ビームスプリッタレンズ系735、736は、図1に示す屈折ビームスプリッタレンズ系125、図2に示す屈折ビームスプリッタレンズ系224、図3に示す屈折ビームスプリッタレンズ系320、ならびに図4および図5に示す屈折ビームスプリッタレンズ系のいくつかの実施形態を用いて実現可能である。
屈折ビームスプリッタレンズ系735、736からの光は、対応する第3のフィルタスタック740、741に提供される。これらの第3のフィルタスタックは、図1に示す第3のフィルタスタック135、図2に示す3のフィルタスタック226、図3に示す第3のフィルタスタック325、図4に示す第3のフィルタスタック425、および図5に示す第3のフィルタスタック525のいくつかの実施形態を用いて実現可能である。本明細書で説明されたように、第3のフィルタスタック740、741のいくつかの実施形態は、屈折ビームスプリッタレンズ系735、736を実現するために使用される平凸屈折レンズと平凹反射レンズとの間に配設される。
本明細書で説明されたように、屈折ビームスプリッタレンズ系を用いて拡張現実を提供する光学系には、従来の光学系と比べて多くの利点がある。屈折ビームスプリッタレンズ系をユーザの目により近づけて設けることによって、可能視野が広くなり(最大で80°)、光学系の全体的なサイズが小さくなる。たとえば、トータルトラック長と、屈折ビームスプリッタレンズ系を用いて拡張現実を実現するヘッドマウントデバイスとは、30mmよりも小さくなり得る。また、屈折ビームスプリッタレンズ系を実現する光学系は、光学シースルー歪みおよび表示歪みを抑制可能である。屈折ビームスプリッタレンズ系内の湾曲面が1つの反射光学パワーまたは1つの屈折パワーのいずれかを提供するため、光学収差を低減可能であり、これによって、ユーザはより小さな表示画素を分解できる。屈折ビームスプリッタレンズ系を実現する光学系のいくつかの実施形態は、より大きなアイボックスを提供可能であり、「瞳泳ぎ(pupil swimming)」を低減可能である。また、球面収差、色収差、非点収差、およびコマ収差は、本明細書で説明された屈折ビームスプリッタレンズ系を実現することによって低減可能である。さらに、屈折ビームスプリッタレンズ系の正屈折要素は、屈折ビームスプリッタレンズ系の反射要素の像面湾曲のバランスをとることが可能である。
なお、全体の説明で上述した動作または要素の全てを要件とするわけではなく、具体的な動作または装置の一部を要件としないことがあり、説明したものに加えて、1つ以上のさらなる動作を行なってもよい、または1つ以上のさらなる要素を含んでもよい。またさらに、動作が列挙される順序は、必ずしもそれらが行なわれる順序とは限らない。また、具体的な実施形態を参照して概念を説明した。しかしながら、当業者は、以下の請求項に述べるような本開示の範囲から逸脱することなく、さまざまな修正および変更が可能であると理解する。これに応じて、明細書および図は、制限的な意味ではなく例示と見なされるべきであり、そのような修正は全て本開示の範囲内に含まれることが意図される。
利益、他の利点および問題の解決策は、特定の実施形態に関して上述されている。しかしながら、任意の利益、利点、または課題の解決策を生じ得るまたはより顕著にさせ得る利益、利点、課題の解決策、および任意の特徴が、任意の請求項またはすべての請求項の必要かつ重要な特徴、または不可欠な特徴として解釈されるべきではない。また、開示された主題を、本明細書の教示の利益を有する当業者にとって明らかな同等の異なる方法で変更または実施することができるため、開示された特定の実施形態は例示に過ぎない。以下の特許請求の範囲に記載されているもの以外、本明細書の構成または設計の詳細に制限を加えることを意図していない。したがって、明らかに、上記に開示された特定の実施形態を変更または修正することができ、これらの変形例は全て、開示された主題の範囲内にあると考えられる。したがって、本明細書で保護を求めている主題は、以下の特許請求の範囲に記載される。

Claims (23)

  1. ディスプレイから受光した光を第1の円偏光に変換するように構成されている第1のフィルタスタックと、
    外部の源から受光した光を第2の円偏光に変換するように構成されている第2のフィルタスタックと、
    前記第1の円偏光を有する光を反射し、前記第2の円偏光を有する光を透過させるように構成されている第3のフィルタスタックと、
    前記第2のフィルタスタックから受光した光を前記第3のフィルタスタックに透過させるように構成されている屈折ビームスプリッタレンズとを備え、前記第2のフィルタスタックは、前記第1のフィルタスタックから受光した光を前記屈折ビームスプリッタレンズへ反射させるように配向されている、光学系。
  2. 前記第1のフィルタスタックは、
    光を第1の直線偏光に変換する第1の直線偏光子と、
    前記光を前記第1の直線偏光から前記第1の円偏光に変換する第1の4分の1波長板とを含む、請求項1に記載の光学系。
  3. 前記第2のフィルタスタックは、
    前記第1の円偏光を前記第1の直線偏光に変換する第2の4分の1波長板と、
    前記第1の直線偏光を有する光を反射し、第2の直線偏光を有する光を透過させる第1の偏光依存ビームスプリッタとを含む、請求項1または請求項2に記載の光学系。
  4. 前記第3のフィルタスタックは、
    第3の4分の1波長板と、
    前記第1の直線偏光を有する光を反射し、前記第2の直線偏光を有する光を透過させる第2の偏光依存ビームスプリッタとを含む、前述の請求項のいずれか一項に記載の光学系。
  5. 前記屈折ビームスプリッタレンズは、
    第1の平面と反対側の凸状ビームスプリッタ面を有する屈折平凸レンズと、
    第2の平面と反対側の凹面を有する屈折平凹レンズとを含む、前述の請求項のいずれか一項に記載の光学系。
  6. 前記屈折平凸レンズの前記凸状ビームスプリッタ面の第1の曲率は、前記屈折平凹レンズの前記凹面の第2の曲率に相補的である、請求項5に記載の光学系。
  7. 前記第3の4分の1波長板は、前記第2の平面に積層されている、請求項5から請求項6のいずれか一項に記載の光学系。
  8. 前記第2のフィルタスタックは、前記屈折平凸レンズの前記第1の平面と前記屈折平凹レンズの前記第2の平面との間に配置されている、請求項5に記載の光学系。
  9. 前記第3の4分の1波長板は、前記屈折平凸レンズの前記凸状ビームスプリッタ面に積層されている、請求項8に記載の光学系。
  10. ユーザの第1の目に提示するために、第1の画像を生成する第1のディスプレイと、
    前記第1の目に提供するために、前記第1の画像を示す光を外部の源から受光した光と合成するように構成されている第1の光学系とを備え、前記第1の光学系は、
    前記第1のディスプレイから受光した光を第1の円偏光に変換するように構成されている第1のフィルタスタックと、
    前記外部の源から受光した光を第2の円偏光に変換するように構成されている第2のフィルタスタックと、
    前記第1の円偏光を有する光を反射し、前記第2の円偏光を有する光を透過させるように構成されている第3のフィルタスタックと、
    前記第2のフィルタスタックから受光した光を前記第3のフィルタスタックに透過させるように構成されている第1の屈折ビームスプリッタレンズとを備え、前記第2のフィルタスタックは、前記第1のフィルタスタックから受光した光を前記第1の屈折ビームスプリッタレンズへ反射させるように配向されている、光学系。
  11. 前記第1のフィルタスタックは、
    光を第1の直線偏光に変換する第1の直線偏光子と、
    前記光を前記第1の直線偏光から前記第1の円偏光に変換する第1の4分の1波長板とを含む、請求項10に記載の光学系。
  12. 前記第2のフィルタスタックは、
    前記第1の円偏光を前記第1の直線偏光に変換する第2の4分の1波長板と、
    前記第1の直線偏光を有する光を反射し、第2の直線偏光を有する光を透過させる第1の偏光依存ビームスプリッタとを含む、請求項10または請求項11に記載の光学系。
  13. 前記第3のフィルタスタックは、
    第3の4分の1波長板と、
    前記第1の直線偏光を有する光を反射し、前記第2の直線偏光を有する光を透過させる第2の偏光依存ビームスプリッタとを含む、請求項10から請求項12のいずれか一項に記載の光学系。
  14. 前記屈折ビームスプリッタレンズは、
    第1の平面と反対側の凸状ビームスプリッタ面を有する屈折平凸レンズと、
    第2の平面と反対側の凹面を有する屈折平凹レンズとを含む、請求項10から請求項13のいずれか一項に記載の光学系。
  15. 前記屈折平凸レンズの前記凸状ビームスプリッタ面の第1の曲率は、前記屈折平凹レンズの前記凹面の第2の曲率に相補的である、請求項14に記載の光学系。
  16. 前記第3の4分の1波長板は、前記第2の平面に積層されている、請求項14または請求項15に記載の光学系。
  17. 前記第2のフィルタスタックは、前記屈折平凸レンズの前記第1の平面と前記屈折平凹レンズの前記第2の平面との間に配置されている、請求項14に記載の光学系。
  18. 前記第3の4分の1波長板は、前記屈折平凸レンズの前記凸状ビームスプリッタ面に積層されている、請求項17に記載の光学系。
  19. 前記ユーザの第2の目に提示するために、第2の画像を生成する第2のディスプレイと、
    前記第2の目に提供するために、前記第2の画像を示す光を前記外部の源から受光した光と合成するように構成されている第2の光学系とをさらに備え、前記第2の光学系は、
    前記第2のディスプレイから受光した光を前記第1の円偏光に変換するように構成されている第4のフィルタスタックと、
    前記外部の源から受光した光を前記第2の円偏光に変換するように構成されている第5のフィルタスタックと、
    前記第1の円偏光を有する光を反射し、前記第2の円偏光を有する光を透過させるように構成されている第6のフィルタスタックと、
    前記第5のフィルタスタックから受光した光を前記第6のフィルタスタックに透過させるように構成されている第2の屈折ビームスプリッタレンズとを備え、前記第5のフィルタスタックは、前記第4のフィルタスタックから受光した光を前記第2の屈折ビームスプリッタレンズへ反射させるように配向されている、請求項10に記載の装置。
  20. 前記第1の目は前記ユーザの左目であり、前記第2の目は前記ユーザの右目であり、前記第1の画像および前記第2の画像は立体画像である、請求項19に記載の装置。
  21. 前記ユーザの第2の目に提示するために、第2の画像を生成する第2のディスプレイと、
    前記第2の目に提供するために、前記第2の画像を示す光を前記外部の源から受光した光と合成するように構成されている第2の光学系とをさらに備え、前記第2の光学系は、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の光学系を含む、請求項10から請求項18のいずれか一項に記載の装置。
  22. 第1のフィルタスタックにおいて、ディスプレイから受光した光を第1の円偏光に変換することと、
    第2のフィルタスタックにおいて、前記第1の円偏光を有する光を屈折ビームスプリッタレンズへ反射させることと、
    前記屈折ビームスプリッタレンズにおいて、前記第1の円偏光の前記光を屈折させて、前記光を第3のフィルタスタックに提供することと、
    前記第3のフィルタスタックにおいて、前記第1の円偏光を有する光を前記屈折ビームスプリッタレンズへ反射させることと、
    反射された前記光が第2の円偏光を有するように、前記第1の円偏光を有する光を前記屈折ビームスプリッタレンズの凸面で反射させることと、
    前記第3のフィルタスタックを通じて、前記第2の円偏光を有する光と、外部の源から前記第2のフィルタスタックにおいて受光した前記第2の偏光を有する光とを透過させることとを備える、方法。
  23. 前記光を屈折させることは、前記屈折ビームスプリッタレンズにおいて前記光を反射させることを含み、前記屈折ビームスプリッタレンズは、
    第1の平面と反対側の凸状ビームスプリッタ面を有する屈折平凸レンズと、
    第2の平面と反対側の凹面を有する屈折平凹レンズとを含む、請求項22に記載の方法。
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