説明される技法は、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築をサポートする、改善された方法、システム、デバイス、または装置に関する。一般に、説明される技法は、可能な制御メッセージフォーマットのセットのうちのどのフォーマットを、送信機がポーラ符号化されたコードワードを生成するために使用したかを決定するための、受信機の能力を改善することを可能にする。本明細書で説明される技法は、復号レイテンシを減らし、誤警報率を下げることができる。
ポーラ符号は、異なるレベルの信頼性を有する複数のサブチャネルからなり得る。サブチャネルの信頼性は、符号化されたコードワードの一部として情報を搬送するためのサブチャネルの容量を表し得る。より高い信頼性を有するポーラ符号のサブチャネルは情報ビットを符号化するために使用され、残りのサブチャネルは凍結ビットを符号化するために使用される。N個のサブチャネルに対して、k個の情報ビットがk個の最も信頼性の高いサブチャネルへとロードされることがあり、N-k個の凍結ビットがN-k個の最も信頼性の低いサブチャネルへとロードされることがあり、ここでk<Nである。凍結ビットは、復号器に知られている値を有するビットであり、一般に「0」として設定される。しかしながら、凍結ビットの値は、凍結ビットの値が復号器に知られている限り、任意の値であり得る。
基地局は、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージをユーザ機器(UE)に搬送する物理ダウリンク制御チャネル(PDCCH)を送信し得る。DCIメッセージは、UE固有(専用)またはセル固有(共通)であってよく、DCI(たとえば、フォーマット1/2/3/4/5)のフォーマットに応じてPDCCH内の異なる専用のおよび共通の探索空間に配置され得る。いくつかの場合、PDCCHは、複数のUEと関連付けられるDCIメッセージを搬送し得る。低い誤警報率を維持しながら、特定のUEに宛てられる情報の検出に成功することに、課題が発生することがある。従来のシステムでは、UEは、DCI検出を容易にする1つまたは複数の無線ネットワーク識別子(たとえば、セル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI))を割り当てられる。UEは、ブラインド復号として知られているプロセスを実行することによってDCIを復号することを試み、ブラインド復号の間、DCIが検出されるまで複数の復号の試みが探索空間において行われる(たとえば、無線ネットワーク識別子のうちの1つによってマスクされる巡回冗長検査(CRC)が復号されたDCIについてパスした場合)。DCIは固定された数の異なる長さのうちの1つを有することがあり、UEは異なる長さのうちの1つまたは複数に基づいて探索空間を復号することを試みることがある。
いくつかの例では、UEは複数のブラインド復号仮説を有することがあり、ここで、各仮説は、コードワードへと符号化される、特定のペイロードサイズを有するペイロードのための特定のフォーマットに対応する。たとえば、DCIは複数のペイロードフォーマットを含み得る。各仮説は、コードワード内の情報ビットおよびCRCビットの位置と数を指定し得る。UEは、復号されたビットシーケンスが特定のフォーマットに対応するかどうか、およびCRCにパスしたかどうかを決定するために、ある復号仮説を使用し得る。ビットシーケンスがCRCにパスした場合、UEは、コードワードの復号に成功したことと、ビットシーケンスが復号仮説において指定されるフォーマットであることとを決定する。UEは次いで、ビットシーケンスからDCIを出力し、DCIを処理し得る。しかしながら、CRCが失敗した場合、UEは、CRCが異なる復号仮説にパスしたかどうかを決定する。すべての復号仮説が失敗した場合、UEは復号誤りを宣言する。
従来の復号仮説技法は、誤警報率が高すぎること、復号に長くかかりすぎること、またはそれらの両方により不十分である。Long Term Evolution(LTE)では、たとえば、テールバイティング畳み込み符号(TBCC)が、DCIを復号してコードワードを生成するために使用され得る。たとえば、LTEはPDCCHデータを符号化するためにTBCCを使用し、PDCCHデータのための各DCIフォーマットは異なる長さを有し得る。TBCCコードワードのビット長は、符号化されているDCIの情報ビットの数pの関数である(たとえば、ビット長=3*p)。情報ビットの数pは各DCIフォーマットに対して異なるので(たとえば、長さp、p'、p'')、各TBCCコードワードのビット長は異なる。
異なる長さのコードワードを復号することは、復号器のレイテンシおよび誤警報率を上げる。復号の間、UEは、コードワードを含み、復号器に提供される対数尤度比(LLR)値のシーケンスを生成する、信号を受信する。UEの復号器は、第1の長さpを有するDCIに対応する第1の復号仮説を使用し、信号から3*p個のLLR値のシーケンスをコードワードとして取得し、復号仮説に基づいてシーケンスから長さpのビットおよびCRCビットを抽出する。UEは、シーケンスビットからCRC値を計算し、抽出されたCRCビットを計算されたCRC値と比較する。CRCが失敗した場合、復号器は次いで、異なるペイロードサイズp'のための次の復号仮説に対して同じ手順を実行する。同じ手順を複数回実行することは時間がかかり、復号器のレイテンシをもたらし、誤警報率を上げる。UEはまた、異なるビット長pの各々のためのCRC値を決定論的に計算しなければならない。
従来のポーラコーディング技法には、同様の問題がある。5G new radio(NR)システムでは、ポーラ符号は、制御情報ビットを符号化するために使用される。制御情報は異なるビット長の異なるフォーマットを有し、各復号仮説に対してビットシーケンスを生成するためにUEが復号動作を複数回実行することが必要になる。異なる長さの複数の復号仮説を確認することも、復号レイテンシ、電力消費、および誤警報率に課題をもたらす。たとえば、ポーラ符号化されたコードワードの復号の間、UEは、ポーラ符号化されたコードワードを含む信号を受信し、復号器に提供されるLLR値のシーケンスを生成する。復号器は、第1の長さpを有する制御情報に対応する第1の復号仮説を適用し、信号からN個のLLR値のシーケンスをコードワードとして取得し、ここでp<Nである。UEは、第1の復号仮説に基づいて、シーケンスから長さpのペイロードビットおよびCRCビットを抽出する。UEは、シーケンスからCRC値を計算し、抽出されたCRCビットを計算されたCRC値と比較する。CRCが失敗した場合、復号器は次いで、異なるビット長p'の次の復号仮説に対して同じ手順を実行し、ここでp'<Nである。TBCCの場合のように、同じ復号手順を各々の異なる復号仮説に対して複数回実行することは、時間がかかり、復号器のレイテンシをもたらし、誤警報率を上げる。その上、これらの課題は特に、超高信頼性低レイテンシ通信(URLLC)サービス、大規模マシンタイプ通信(mMTC)サービス、または両方を使用するシステムにおいて顕著である。
本明細書で説明される例は、誤警報率、電力消費、および復号レイテンシの改善を可能にする。ある例では、基地局などの送信機は、可能な制御メッセージフォーマットのセットのうちのある制御メッセージを選択することができ、可能な制御メッセージフォーマットの各々が異なる数の情報ビットに対応する。ある例では、可能な制御メッセージフォーマットのセットは、情報ビットベクトルのためのビット長のセットに対応し得る。送信機は、ポーラ符号化されたコードワードを生成するために、選択された制御メッセージフォーマットの中のペイロードをポーラ符号化することができ、このペイロードは、可能な制御メッセージフォーマットのセットのいずれに対しても同じ数のビットを有する。ある例では、送信機は、情報ビットベクトルのためのビット長のセットのうちの最長のビット長を決定し得る。送信機は、最長のビット長と同じビット長を有し送信されるべき情報ビットベクトルを含む、ペイロードを生成し得る。情報ビットベクトルのビット長が最長のビット長より短い場合、送信機はペイロードに1つまたは複数の付帯ビットを含め得る。付帯ビットは、複数の可能なビット長の中から情報ビットベクトルのビット長を決定する際に受信機を支援し得る。送信機は、EDC値を生成するためにペイロードに誤り検出符号(EDC)アルゴリズムを適用し、長さNのコードワードサイズを有するポーラ符号化されたコードワードを生成するためにペイロードおよびEDC値をポーラ符号化することができ、ポーラ符号化されたコードワードを送信することができる。
受信機は、ポーラ符号化されたコードワードについての可能な制御メッセージフォーマットのセットを決定することができ、制御メッセージ候補を特定するためにポーラ符号化されたコードワードを含む信号を復号することができる。たとえば、UEなどの受信機は、ポーラ符号化されたコードワードについての信号を受信し、受信された信号からN個のLLR値のシーケンスを生成し、リストサイズL個の経路を生成するためにN個のLLR値に対してリスト復号アルゴリズムを実行し得る。受信機は、経路のいずれかに対応するビットシーケンスが誤り検出にパスしたかどうかを決定し得る。ビットシーケンスがパスした場合、受信機は、制御メッセージ候補としてビットシーケンスを特定し、異なる数の情報ビットに対応する複数の仮説に基づいて制御メッセージ候補のための可能な制御メッセージフォーマットのセット中のある制御メッセージフォーマットを特定し得る。たとえば、受信機は、1つまたは複数の付帯ビットの各々の位置に対応するビットシーケンスからビット値を抽出し得る。受信機は、制御メッセージフォーマットを特定するために、および複数の可能なビット長の中から情報ビットベクトルのビット長を選択するために、抽出されたビット値および復号仮説を使用し得る。受信機は、特定された制御メッセージフォーマットに基づいて、制御メッセージ候補から制御情報を取得し得る。たとえば、受信機は次いで、選択されたビット長に対応するペイロードからのビットを出力し、処理し、または別様に利用し得る。
有利には、本明細書で説明される技法は、誤警報率、電力消費、および復号レイテンシの改善を可能にし得る。情報ベクトルの異なる可能なビット長のための複数の復号仮説に対してリスト復号アルゴリズムを一回しか実行しなくてもよいことにより、誤警報率、電力消費、および復号レイテンシが低減し得る。その上、ビット長とは無関係に、情報ベクトルを保護するために同じ数のC個のビットを有するEDC値を使用することができ、このことも、誤警報率、電力消費、および復号レイテンシを改善する。上で説明された従来の復号方法では、復号動作はM回実行され得るので、M*2-Cに比例する誤警報率を有する。本明細書で説明される例は、誤警報率をMという係数だけ下げることができ、それは、復号仮説の各々が、異なる復号仮説の各々に対してリスト復号アルゴリズムを実行する必要なく、共同で検査され得るからである。
本開示の態様は、最初にワイヤレス通信システムの文脈で説明される。ワイヤレス通信システムは、共通ビット長を有するペイロードをポーラ符号化することがあり、ペイロードに含まれる情報ベクトルのフォーマットおよびビット長を受信機が決定することを可能にする、0個以上の付帯ビットを有することがある。本開示の態様はさらに、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築に関する、装置図、システム図、およびフローチャートによって示され、それらを参照して説明される。
図1は、本開示の様々な態様によるワイヤレス通信システム100の例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、Long Term Evolution(LTE)、LTE-Advanced(LTE-A)ネットワーク、またはNew Radio(NR)ネットワークであり得る。いくつかの場合、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(すなわち、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、および低コストで低複雑度のデバイスとの通信をサポートし得る。
本明細書で説明される例は、複数のサイズのうちの1つを有する情報ベクトルの関数であるコードワードを復号するための、誤警報率、電力消費、および復号レイテンシの改善を可能にする。基地局105などの送信機は、可能な制御メッセージフォーマットのセットのうちのある制御メッセージを選択することができ、可能な制御メッセージフォーマットの各々が異なる数の情報ビットに対応する。ある例では、可能な制御メッセージフォーマットのセットは、情報ビットベクトルのためのビット長のセットに対応し得る。基地局105は、ポーラ符号化されたコードワードを生成するために、選択された制御メッセージフォーマットの中のペイロードをポーラ符号化することができ、このペイロードは、可能な制御メッセージフォーマットのセットのいずれに対しても同じ数のビットを有する。ある例では、基地局105は、情報ビットベクトルのためのビット長のセットのうちで最長のビット長を決定し得る。基地局105は、最長のビット長と同じビット長を有し送信されるべき情報ビットベクトルを含む、ペイロードを生成し得る。情報ビットベクトルのビット長が最長のビット長より短い場合、基地局105はペイロードに1つまたは複数の付帯ビットを含め得る。付帯ビットは、複数の可能なビット長の中から情報ビットベクトルのビット長を決定する際に受信機を支援し得る。基地局105は、EDC値を生成するためにペイロードにEDCアルゴリズムを適用し、長さNのコードワードサイズを有するポーラ符号化されたコードワードを生成するためにペイロードおよびEDC値をポーラ符号化することができ、ポーラ符号化されたコードワードを送信することができる。
受信機は、ポーラ符号化されたコードワードについての可能な制御メッセージフォーマットのセットを決定することができ、制御メッセージ候補を特定するためにポーラ符号化されたコードワードを含む信号を復号することができる。たとえば、UE115などの受信機は、ポーラ符号化されたコードワードについての信号を受信し、受信された信号からN個のLLR値のシーケンスを生成し、リストサイズL個の経路を生成するためにN個のLLR値に対してリスト復号アルゴリズムを実行し得る。UE115は、経路のいずれかに対応するビットシーケンスが誤り検出にパスしたかどうかを決定し得る。ビットシーケンスがパスした場合、UE115は、制御メッセージ候補としてビットシーケンスを特定し、異なる数の情報ビットに対応する複数の仮説に基づいて制御メッセージ候補のための可能な制御メッセージフォーマットのセット中のある制御メッセージフォーマットを特定し得る。たとえば、UE115は、1つまたは複数の付帯ビットの各々の位置に対応するビットシーケンスからビット値を抽出し得る。UE115は、制御メッセージフォーマットを特定するために、および複数の可能なビット長の中から情報ビットベクトルのビット長を選択するために、抽出されたビット値および復号仮説を使用し得る。UE115は、特定された制御メッセージフォーマットに基づいて、制御メッセージ候補から制御情報を取得し得る。たとえば、UE115は次いで、選択されたビット長に対応するペイロードからのビットを出力し、処理し、または別様に利用し得る。
基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレスに通信し得る。各基地局105は、それぞれの地理的カバレッジエリア110に通信カバレッジを提供し得る。ワイヤレス通信システム100において示される通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。制御情報およびデータは、様々な技法に従ってアップリンクチャネルまたはダウンリンクチャネル上で多重化され得る。制御情報およびデータは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法を使用して、ダウンリンクチャネル上で多重化され得る。いくつかの例では、ダウンリンクチャネルの送信時間間隔(TTI)の間に送信される制御情報は、異なる制御領域の間で(たとえば、共通制御領域と1つまたは複数のUE固有制御領域との間で)カスケード方式で分散され得る。
UE115は、ワイヤレス通信システム100の全体にわたって分散されることがあり、各UE115は、固定式または移動式であり得る。UE115は、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。UE115はまた、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、パーソナル電子デバイス、ハンドヘルドデバイス、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、Internet of Things(IoT)デバイス、Internet of Everything(IoE)デバイス、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、家電機器、自動車などであってよい。
いくつかの場合、UE115はまた、(たとえば、ピアツーピア(P2P)またはデバイスツーデバイス(D2D)プロトコルを使用して)他のUEと直接通信することが可能であり得る。D2D通信を利用するUE115のグループのうちの1つまたは複数は、セルのカバレッジエリア110内にあり得る。そのようなグループの中の他のUE115は、セルのカバレッジエリア110の外側にあることがあり、または別様に基地局105から送信を受信できないことがある。いくつかの場合、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループの中のすべての他のUE115へ送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの場合、基地局105は、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合には、D2D通信は、基地局105とは独立して実行される。
MTCデバイスまたはIoTデバイスなどの、いくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度のデバイスであることがあり、機械間の自動化された通信、すなわち、マシンツーマシン(M2M)通信を提供することがある。M2MまたはMTCは、人が介在することなく、デバイスが互いとまたは基地局と通信することを可能するデータ通信技術を指し得る。たとえば、M2MまたはMTCは、センサまたはメータを組み込んで情報を測定または捕捉し、その情報を利用することができる中央サーバまたはアプリケーションプログラムにその情報を中継するか、またはプログラムもしくはアプリケーションと対話する人間に情報を提示する、デバイスからの通信を指し得る。いくつかのUE115は、情報を収集するように、または機械の自動化された動作を可能にするように、設計され得る。MTCデバイスの用途の例には、スマートメータリング、在庫モニタリング、水位モニタリング、機器モニタリング、医療モニタリング、野生生物モニタリング、天候および地質学的事象モニタリング、船団管理および追跡、リモートセキュリティ検知、物理的アクセス制御、ならびに取引ベースのビジネス課金がある。
いくつかの場合、MTCデバイスは、低減されたピークレートで半二重(一方向)通信を使用して動作し得る。MTCデバイスはまた、アクティブな通信に関与していないときに電力節約「ディープスリープ」モードに入るように構成されてよい。いくつかの場合、MTCデバイスまたはIoTデバイスは、ミッションクリティカル機能をサポートするように設計されることがあり、ワイヤレス通信システムは、これらの機能のために超高信頼通信を提供するように構成されることがある。
基地局105は、コアネットワーク130と通信し、互いと通信し得る。たとえば、基地局105は、バックホールリンク132(たとえば、S1など)を通じてコアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、バックホールリンク134(たとえば、X2など)を介して、直接または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を通じて)のいずれかで互いと通信し得る。基地局105は、UE115との通信のための無線構成およびスケジューリングを実行し得るか、または基地局コントローラ(図示せず)の制御下で動作し得る。いくつかの例では、基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポットなどであり得る。基地局105は、evolved NodeB(eNB)105と呼ばれることもある。
基地局105は、S1インターフェースによってコアネットワーク130に接続され得る。コアネットワークはevolved packet core(EPC)であることがあり、EPCは、少なくとも1つのモビリティ管理エンティティ(MME)と、少なくとも1つのサービングゲートウェイ(S-GW)と、少なくとも1つのパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)とを含むことがある。MMEは、UE115とEPCとの間のシグナリングを処理する制御ノードであり得る。すべてのユーザインターネットプロトコル(IP)パケットは、それ自体がP-GWに接続され得るS-GWを通じて転送され得る。P-GWは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得る。P-GWは、ネットワーク事業者のIPサービスに接続され得る。事業者IPサービスは、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、およびパケット交換(PS)ストリーミングサービスを含み得る。
コアネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス許可、トラッキング、IP接続、および他のアクセス機能、ルーティング機能、またはモビリティ機能を提供し得る。基地局105など、ネットワークデバイスのうちの少なくともいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の例であり得る、アクセスネットワークエンティティなどの副構成要素を含み得る。各アクセスネットワークエンティティは、その各々がスマートラジオヘッド、または送受信ポイント(TRP)の例であり得る、いくつかの他のアクセスネットワーク送信エンティティを通じて、いくつかのUE115と通信し得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティまたは基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、ラジオヘッドおよびアクセスネットワークコントローラ)にわたって分散されてよく、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)の中に統合されてよい。
ワイヤレス通信システム100は、700MHz〜2600MHz(2.6GHz)の周波数帯域を使用する超高周波数(UHF)周波数領域において動作し得るが、一部のネットワーク(たとえば、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN))は4GHz程度の高い周波数を使用し得る。この領域は、波長が約1デシメートルから1メートルの長さに及ぶので、デシメートル帯域として知られていることもある。UHF波は、主に見通し線によって伝搬することがあり、建物および環境的な地物によって遮蔽されることがある。しかしながら、この波は、屋内に位置するUE115にサービスを提供するのに十分な程度に壁を貫通し得る。UHF波の送信は、スペクトルの高周波(HF)または超高周波(VHF)部分のより低い周波数(および、より長い波)を使用する送信と比較して、より小型のアンテナおよびより短い距離(たとえば、100km未満)によって特徴付けられる。場合によっては、ワイヤレス通信システム100はまた、スペクトルの極高周波(EHF)部分(たとえば、30GHzから300GHzまで)を利用し得る。この領域は、波長がほぼ1ミリメートルから1センチメートルの長さにわたるので、ミリメートル帯域と呼ばれることもある。したがって、EHFアンテナは、UHFアンテナよりもさらに小型であり、より間隔が密であり得る。いくつかの場合、このことは、UE115内の(たとえば、指向性ビームフォーミングのための)アンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信は、UHF送信よりもさらに大きい大気減衰およびより短い距離に制約されることがある。
したがって、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートし得る。mmW帯域またはEHF帯域の中で動作するデバイスは、ビームフォーミングを可能にするための複数のアンテナを有し得る。すなわち、基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイを使用し得る。ビームフォーミング(空間フィルタリングまたは指向性送信と呼ばれることもある)とは、ターゲット受信機(たとえば、UE115)の方向にアンテナビーム全体を整形および/またはステアリングするために、送信機(たとえば、基地局105)において使用され得る信号処理技法である。これは、特定の角度における送信信号が、強め合う干渉を受ける一方、他の角度における送信信号が、弱め合う干渉を受けるような方法で、アンテナアレイにおける要素を組み合わせることによって達成され得る。
多入力多出力(MIMO)ワイヤレスシステムは、送信機と受信機の両方が複数のアンテナを装える送信方式を、送信機(たとえば、基地局105)と受信機(たとえば、UE115)との間で使用する。ワイヤレス通信システム100のいくつかの部分は、ビームフォーミングを使用し得る。たとえば、基地局105は、基地局105がUE115との通信においてビームフォーミングのために使用し得るアンテナポートのいくつかの行および列を有するアンテナアレイを有し得る。信号は、異なる方向において複数回送信され得る(たとえば、各送信は、異なるようにビームフォーミングされ得る)。mmW受信機(たとえば、UE115)は、同期信号を受信しながら複数のビーム(たとえば、アンテナサブアレイ)を試行し得る。
いくつかの場合、基地局105またはUE115のアンテナは、ビームフォーミング動作またはMIMO動作をサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイ内に位置し得る。1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナタワーなどのアンテナアセンブリにおいて併置され得る。いくつかの場合、基地局105と関連付けられるアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的位置に位置し得る。基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイを使用し得る。
いくつかの場合、ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信は、IPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、いくつかの場合、論理チャネルを介して通信するためのパケットセグメント化および再アセンブリを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先処理、およびトランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化を実行し得る。MACレイヤはまた、MACレイヤにおける再送信を行ってリンク効率を改善するために、ハイブリッドARQ(HARQ)を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤは、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115とネットワークデバイス、ネットワークデバイス、またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立、構成、および保守を行い得る。物理(PHY)レイヤにおいて、トランスポートチャネルが物理チャネルにマッピングされ得る。
LTEまたはNRにおける時間間隔は、(Ts=1/30,720,000秒のサンプリング周期であり得る)基本時間単位の倍数で表され得る。時間リソースは、0から1023にわたるシステムフレーム番号(SFN)によって識別され得る、10ms(Tf=307200Ts)の長さの無線フレームに従って編成され得る。各フレームは、0から9の番号を付けられた10個の1msサブフレームを含み得る。サブフレームは、2つの0.5msスロットにさらに分割されることがあり、スロットの各々は、(各シンボルの先頭に付加されたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)6個または7個の変調シンボル期間を含む。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボルは2048個のサンプル期間を含む。いくつかの場合、サブフレームは、TTIとも呼ばれる最小のスケジューリング単位であり得る。他の場合には、TTIは、サブフレームよりも短いことがあり、または(たとえば、短いTTIバーストにおいて、または短いTTIを使用する選択されたコンポーネントキャリアにおいて)動的に選択されることがある。
リソース要素は、1つのシンボル期間および1つのサブキャリア(たとえば、15kHzの周波数範囲)からなり得る。リソースブロックは、周波数領域における12個の連続するサブキャリア、および各OFDMシンボルの中のノーマルサイクリックプレフィックスについて、時間領域(1スロット)における7個の連続するOFDMシンボル、すなわち84個のリソース要素を含み得る。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式(各シンボル期間の間に選択され得るシンボルの構成)に依存し得る。したがって、UEが受信するリソースブロックが多いほど、また変調方式が高いほど、データレートは高くなり得る。
ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上での動作、すなわち、キャリアアグリゲーション(CA)またはマルチキャリア動作と呼ばれることがある機能をサポートし得る。キャリアは、コンポーネントキャリア(CC)、レイヤ、チャネルなどと呼ばれることもある。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「セル」、および「チャネル」という用語は、本明細書で互換的に使用されることがある。UE115は、キャリアアグリゲーションのために、複数のダウンリンクCCおよび1つまたは複数のアップリンクCCを用いて構成され得る。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
いくつかの場合、ワイヤレス通信システム100は、拡張コンポーネントキャリア(eCC)を利用し得る。eCCは、より広い帯域幅、より短いシンボル持続時間、より短いTTI、および修正された制御チャネル構成を含む、1つまたは複数の機能によって特徴付けられ得る。いくつかの場合、eCCは、(たとえば、複数のサービングセルが準最適または非理想的なバックホールリンクを有するとき)キャリアアグリゲーション構成またはデュアル接続構成と関連付けられ得る。eCCはまた、(2つ以上の事業者がスペクトルを使用することを許可された場合)免許不要スペクトルまたは共有スペクトルにおいて使用するために構成されることがある。広い帯域幅によって特徴付けられたeCCは、全帯域幅を監視できないかまたは(たとえば、電力を節約するために)限られた帯域幅を使用することを好むUE115によって利用され得る、1つまたは複数のセグメントを含み得る。
いくつかの場合、eCCは、他のCCのシンボル時間長と比較して短縮されたシンボル時間長の使用を含み得る、他のCCとは異なるシンボル時間長を利用し得る。より短いシンボル時間長は、増加したサブキャリア間隔と関連付けられる。eCCを使用する、UE115または基地局105などのデバイスが、低減されたシンボル時間長(たとえば、16.67マイクロ秒)で、広帯域信号(たとえば、20、40、60、80MHzなど)を送信し得る。eCCの中のTTIは、1つまたは複数のシンボルからなり得る。いくつかの場合、TTI時間長(すなわち、TTIの中のシンボルの数)は可変であり得る。
NR共有スペクトルシステムでは、共有無線周波数スペクトル帯域が利用され得る。たとえば、NR共有スペクトルは、とりわけ、免許スペクトル、共有スペクトル、および免許不要スペクトルのあらゆる組合せを利用し得る。eCCシンボル時間長およびサブキャリア間隔の柔軟性は、複数のスペクトルにわたるeCCの使用を可能にし得る。いくつかの例では、NR共有スペクトルは、特にリソースの動的垂直(たとえば、周波数における)および水平(たとえば、時間における)共有によって、スペクトル利用度およびスペクトル効率を向上させ得る。
いくつかの場合、ワイヤレスシステム100は、免許無線周波数スペクトル帯域と免許不要無線周波数スペクトル帯域の両方を使用し得る。たとえば、ワイヤレスシステム100は、5 GHz Industrial, Scientific, and Medical(ISM)帯域などの免許不要帯域においてLTE License Assisted Access(LTE-LAA)もしくはLTE Unlicensed(LTE-U)無線アクセス技術またはNR技術を利用し得る。免許不要無線周波数スペクトル帯域において動作するとき、基地局105およびUE115などのワイヤレスデバイスは、データを送信する前にチャネルがクリアであることを保証するためにlisten-before-talk(LBT)手順を利用し得る。いくつかの場合、免許不要帯域における動作は、免許帯域において動作するCCと連携したCA構成に基づき得る。免許不要スペクトルにおける動作は、ダウンリンク送信、アップリンク送信、または両方を含み得る。免許不要スペクトルにおける複信は、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、または両方の組合せに基づき得る。
従来のコーディング技法は、許容不可能なほど誤警報率が高く、あまりにも多くの電力を消費し、復号器のレイテンシを被る。本明細書で説明される例は、これらおよび他の問題に対処し得る。ある例では、ワイヤレス通信システム100の基地局105は、ペイロードに含まれる情報ベクトルのビット長をUE115が決定することを可能にする、0個以上の付帯ビットを伴う共通ビット長を有するペイロードをポーラ符号化し得る。本明細書で説明される技法は、UE115がポーラ符号化されたコードワードを復号して送信された情報ベクトルのための複数の長さのビット長を決定することを可能にする、改善された復号を実現し得る。
図2は、本開示の様々な態様による、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築をサポートする、ワイヤレス通信システム200の例を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。ワイヤレス通信システム200は、基地局105-aおよびUE115-aを含み得る。基地局105-aは図1の基地局105の例であり、ユーザ機器115-aは図1のユーザ機器115の例である。
基地局105-aは、情報を生成し、ワイヤレス通信チャネル230を介して、UE115-a、異なる基地局、または別のデバイスに送信されるコードワードへと情報をポーラ符号化し得る。この情報は、複数の異なるビット長のうちの1つであるビット長を有するベクトルであり得る。他の例では、ユーザ機器115-aは、これらの同じ技法を使用して、情報ベクトルを生成し、基地局105-a、別のUE、または別のデバイスへの送信のために情報ベクトルをポーラ符号化し得る。いくつかの例では、情報は制御情報(たとえば、ダウンリンク制御情報(DCI)、アップリンク制御情報(UCI))であり得る。その上、基地局105-aおよびユーザ機器115-a以外のデバイスは、本明細書で説明される技法を使用し得る。
図示される例では、基地局105-aは、データソース205、誤り検出符号(EDC)生成器210、ポーラ符号器215、レートマッチング器220、および変調器225を含み得る。データソース205は、符号化されUE115-aに送信されるべき情報(たとえば、DCI)を提供し得る。データソース205は、ネットワーク、ストレージデバイスなどに結合され得る。情報は、k個の情報ビットのシーケンスを含む情報ベクトルであることがあり、kは正の整数である。いくつかの例では、ビットの中の情報ベクトルの長さは、送信されている情報のフォーマットに基づいて変化し得る。ある例では、DCIは複数のフォーマットを有することがあり、各フォーマットは異なるビット長に対応することがある。たとえば、第1のDCIフォーマットは、k個の情報ビットのシーケンスを含む情報ベクトルであることがあり、第2のDCIフォーマットは、k'個の情報ビットのシーケンスを含む情報ベクトルであることがあり、第3のDCIフォーマットは、k''個の情報ビットのシーケンスを含む情報ベクトルであることがあり、ここでk<k'<k''である。基地局105-aは、情報のフォーマットおよび対応するビット長を選択することができ、データソース205は、選択された長さの情報ベクトルをEDC生成器210に出力することができる。たとえば、基地局105-aは、ポーラ符号化されたコードワードについての可能な制御メッセージフォーマットのセットを決定することができ、可能な制御メッセージフォーマットのセットの各々が異なる数の情報ビットを有する。
EDC生成器210は、EDC値を生成するために誤り検出アルゴリズムを情報ベクトルに適用し得る。EDC値は、たとえばワイヤレス通信チャネル230においてノイズにより引き起こされる破損が原因の、情報ベクトルの送信における誤りをUE115-aが検出することを可能にするための、1つまたは複数のビットのシーケンスであり得る。ある例では、EDCアルゴリズムはCRCアルゴリズムであることがあり、EDC値はCRC値であることがある。EDC生成器210は、どのビット長情報ベクトルが送信されたかをUE115-aが決定することを可能にするために、EDC値を生成し得る。EDCC生成器210は、基地局105-aが送信し得る情報ビットベクトルのためのフォーマットのセットのうちの、最長の可能なビット長を決定し得る。上の例を続けると、情報ビットベクトルは、ビット長k、k'、またはk''を有することがあり、k''が最長のビット長である。従来は、CRCはあるビットシーケンスのために生成され、そのビットシーケンスの中にあるもの以外のビットを使用して生成されることはない。本明細書で説明される例では、EDC生成器210は、情報ビットベクトルのビット長とは無関係に、同じ定められた数のビットを有するペイロードを生成することができ、ペイロードの関数としてEDC値を生成することができる。ビット長k、k'を有する情報ビットベクトルは、ビット長k''を有する情報ビットベクトルより少数のビットを有するので、EDC生成器210は、定められたビット長を有するペイロードを生成するために、1つまたは複数の付帯ビットを最短の情報ビットベクトルに挿入し得る。
図3は、本開示の様々な態様による、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築をサポートする、ペイロードの図300の例を示す。図示される例は、それぞれビット長がk、k'、およびk''である3つの情報ビットベクトルのための3つの異なるフォーマットに対応する、ペイロード305-a、305-b、および305-cである。本明細書で説明される原理は、2つ以上の異なるビット長を有する情報ビットベクトルに適用され得る。ペイロード305-aは、10個の情報ビットというビット長を有する情報ベクトルを含み(たとえば、情報ベクトルは10個の情報ビットI0、I1、...I9を含む)、ペイロード305-bは、12個の情報ビットというビット長を有する情報ベクトルを含み(たとえば、情報ベクトルは12個の情報ビットI0、I1、...I11を含む)、ペイロード305-cは、14個の情報ビットというビット長を有する情報ベクトルを含む(たとえば、情報ベクトルは14個の情報ビットI0、I1、...I13を含む)。この例では、情報ベクトルの最長のビット長は14ビットである。
EDC生成器210は、情報ベクトルのビット長とは無関係な定められたビット長を有するペイロード305を生成するために、選択された位置310における1つまたは複数の付帯ビットδをより短い情報ベクトルに挿入し得る。付帯ビットδのビット位置310は、基地局105-aとUE115-aの両方によって先験的に知られていることがあり、付帯ビットδは、ペイロード305の中の連続的なビットであることがあり、またはそうではないこともある。ペイロード305-aに対して、EDC生成器210は、14ビットのペイロード305-aを生成するために、4個の付帯ビットδ1、δ2、δ3、およびδ4を10ビットの情報ベクトルに追加し得る。ペイロード305-bに対して、EDC生成器210は、14ビットのペイロード305-bを生成するために、2個の付帯ビットδ5およびδ6を12ビットの情報ベクトルに追加し得る。ペイロード305-cに対して、EDC生成器210は、ペイロード305-cを生成するために、どのようなビットも14ビットの情報ベクトルに追加しなくてよい。EDC生成器210は、EDC値を生成するために、情報ベクトルを含み1つまたは複数の付帯ビットを含むことがあるペイロード305にEDCアルゴリズムを適用することができる。
付帯ビットのうちの1つまたは複数は、情報ベクトルの異なるビット長をUE115-aが区別することを可能にするために、ある定められた値に設定され得る。たとえば、基地局105-aは、情報ビットベクトルがビット長kを有することを表すために1つまたは複数の付帯ビットの各々のビット値を0に設定することができ、1つまたは複数の付帯ビットの第1のサブセットを0に設定することができ、情報ビットベクトルがビット長k'を有することを表すために1つまたは複数の付帯ビットの第2のサブセットのうちの少なくとも1つを0以外に設定することができ、情報ビットベクトルがビット長k''を有することを表すために1つまたは複数の付帯ビットの第1のサブセットのうちの少なくとも1つを0以外に設定することができる。たとえば、基地局105-aは、ペイロード305-a内の情報ビットベクトルがビット長kを有することを表すために、ペイロード305-aの中のビット位置310-aから310-dの各々において、付帯ビットδ1、δ2、δ3、およびδ4のビット値を0に設定することができる。基地局105-aは、ペイロード305-a内の情報ビットベクトルがビット長k'を有することを表すために、ペイロード305-bの中のビット位置310-a、310-bにおいて、付帯ビットδ5およびδ6のビット値を0に設定し、ペイロード305-bの中のビット位置310-c、310-dのうちの少なくとも1つにおいて0以外(たとえば、1)に設定することができる。基地局105-aは、ペイロード305-c内の情報ビットベクトルがビット長k''を有することを表すために、ペイロード305-cの中のビット位置310-a、310-bのうちの少なくとも1つに対して、ビット値を0以外に設定することができる。より後に説明されるように、UE115-aは、複数のビット長のうちの1つを有するものとして受信される情報ベクトルを決定するために、位置310-aから310-dにおけるビット値を使用し得る。理解されるように、本明細書で説明される技法は、付帯ビットδに対する他の値とともに、およびペイロード305の中の位置310以外の位置にある付帯ビットδとともに使用され得る。
いくつかの例では、送信される情報ベクトルのビット長の曖昧さを避けるために、情報ベクトルに含まれる1つまたは複数のビットの値に対する制約があり得る。たとえば、基地局105-aが、長さk''の情報ベクトルの中ですべて0というビット値を有する、情報ビットI0、I4、I7、およびI10を送信することが許可される場合、UE115-aは、場合によっては、情報ベクトルの長さがk''ではなくkであると誤って決定することがある。この可能性を避けるために、より長い情報ベクトルの中のビット値に対して制約が課され得る。上で説明されたように、情報ビットベクトルのビット長は、メッセージの特定のフォーマット(たとえば、DCIフォーマット、UCIフォーマット)に対応し得る。このフォーマットはいくつかのフィールドを含むことがあり、特定のビット位置におけるフィールド内のビットの値の組合せが予約されることがあり、または選択されたビット位置がメッセージのデータビットとして使用されない(たとえば、予約される、または静的なビットである)ことがある。
図4は、本開示の様々な態様による、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築をサポートする、情報フォーマットの例示的な図400を示す。フォーマット1、2、および3が図示されており、本明細書で説明される原理は、2つ以上のフォーマットを有する情報に適用され得る。各フォーマットは、1つまたは複数のビットを各々含み得る1つまたは複数のフィールドを含み得る。DCIは、たとえば、DCIフォーマットにわたって変化し得るいくつかの異なるフィールドを各々含む、いくつかの異なるフォーマットを含み得る。たとえば、DCIフォーマット0は、DCIのどのフォーマットが使用されているかを示すためのフォーマットフラグフィールド、周波数ホッピングが有効であるかどうかを示すためのホッピングフラグフィールド、どのリソースブロックがUEに割り当てられているかを示すためのリソースブロック割当てフィールドなどを含み得る。
フォーマットのフィールドの値は、情報ベクトルの中のビット位置にマッピングされ得る。図示される例では、情報ベクトルのビット長についてのUE115-aにおける曖昧さを作り出すことがある、情報ベクトルの中のビット位置へのフィールドのビット値のマッピングを防ぐために、フォーマットのうちの1つまたは複数が、1つまたは複数の予約されたフィールド405-a、405-bを含み得る。図4では、情報フォーマット1はビット長kに対応することがあり、情報フォーマット2はビット長kに対応することがあり、情報フォーマット3はビット長k''に対応することがある。情報フォーマット2は、予約されるビット値を有するフィールドW405-aを含むことがあり、情報フォーマット3は、予約されるビット値を有するフィールドV405-bを含むことがある。予約されるフィールド405の位置は、変化することがあり、ペイロード305内の付帯ビットのビット位置に依存することがある。予約されるフィールドは、そのフィールド内の1つまたは複数のビットの値が選択された値になれないこと、または選択された値の特定のシーケンスを有し得ないことを表し得る。ある例では、フィールド405-bは、4ビットのフィールドであることがあり、図3のペイロード305-cのビット位置310-a〜310-dにマッピングされることがある。予約は、フィールド405-bのビットが1つまたは複数の値を有することを防ぎ得る。たとえば、予約は、ビット位置310-a、310-bにマッピングされるフィールド405-bのビットのうちの少なくとも1つが0ではないこと(たとえば、すべての0の値が予約されること)を規定し得る。予約は、基地局105-aが情報ベクトルのビット長を示すためにビット位置310-a、310-bにおける値を使用することを可能にし得る。
図2を再び参照すると、EDC生成器210は、EDC値を生成するために、情報ベクトルを含み1つまたは複数の付帯ビットδを含み得るペイロード305にEDCアルゴリズムを適用し得る。EDC生成器210は、ポーラ符号化のために、ペイロード305およびペイロード305から生成されたEDC値をポーラ符号器215に出力し得る。ポーラ符号器215は、長さNのデータブロックを生成するために、ペイロード305のビットおよびEDC値のビットに1つまたは複数の凍結ビットを追加し得る。
図5は、本開示の様々な態様による、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築をサポートする、データブロックの例示的な図500を示す。情報ベクトル505-a、505-b、および505-cが左に図示されており、データブロック550-a、550-b、および550-cが右にある。ある例では、基地局105-aは、第1のフォーマットに対応するk個の情報ビットを有する情報ベクトル505-aを送信することを選択し得る。EDC生成器210は、ペイロード305-aと、ペイロード305-aから生成される生成されたEDC値に対応するEDCビット515-a(たとえば、ビットC0、C1、C2、およびC3を伴う4ビットのCRC)とをポーラ符号器215に出力し得る。ポーラ符号器215は、Nビットという長さを有するデータブロック550-aを生成するために、1つまたは複数の凍結ビット510-aをペイロード305-aおよびEDC値のEDCビット515-aに追加し得る。
第2の例では、基地局105-aは、第2のフォーマットに対応するk'個の情報ビットを有する情報ベクトル505-bを送信することを選択し得る。EDC生成器210は、ペイロード305-bと、ペイロード305-bから生成されたEDC値415-bのビットとを、ポーラ符号器215に出力し得る。ポーラ符号器215は、Nビットという長さを有するデータブロック550-bを生成するために、1つまたは複数の凍結ビット510-bをペイロード305-bおよびEDCビット515-bに追加し得る。
第3の例では、基地局105-aは、第3のフォーマットに対応するk''個の情報ビットを有する情報ベクトル505-cを送信することを選択し得る。EDC生成器210は、ペイロード305-cと、ペイロード305-aから生成されたEDC値515-aとを、ポーラ符号器215に出力し得る。ポーラ符号器215は、Nビットという長さを有するデータブロック550-aを生成するために、1つまたは複数の凍結ビット510-aをペイロード305-aおよびEDCビット515-aに追加し得る。情報ベクトル505-a、505-b、および505-cが異なるビット長を有するとしても、ペイロード305-a、305-b、および305-cの各々のビット長が同じであることを図解するために、破線520-a、520-bが示されている。また、EDCビット515-a、515-b、および515-cの各々のビット長は同じ長さであり得る(たとえば、各々が4ビットである)。
図2を参照すると、ポーラ符号器215は、ポーラ符号化されたコードワードを生成するために長さNのデータブロック550をポーラ符号化することができ、長さNのコードワードサイズを有するポーラ符号化されたコードワードをレートマッチング器220に出力することができる。ポーラ符号化されたコードワードは、可能な制御メッセージフォーマットのセットのうちのある特定の制御メッセージフォーマットの制御メッセージである。レートマッチング器220は、レートマッチングが任意選択であり省略され得ることを示すために、図2において破線で示されている。レートマッチング器220は、ポーラ符号器215から受信されたポーラ符号化されたコードワードに対してレートマッチングを実行し得る。レートマッチングは、特定のTTIにおける送信のためにコードワードの一部のビットを選択することを伴い得る。たとえば、レートマッチング器220は、ポーラ符号化されたコードワードまたは修正されたポーラ符号化されたコードワードのNビットのうちの一部をパンクチャリングし、送信のためにNビットのうちのMを出力することができ、ここでMはNより小さい正の整数である。いくつかの場合、レートマッチング器220は、送信のためにMビットを生成して出力するために、ポーラ符号化されたコードワードのNビットのうちの1つまたは複数のビットを反復することができ、ここでMはNより大きい。
レートマッチング器220は、特定の帯域幅内でのコードワードの送信を可能にし得る。ある例では、レートマッチング器220は、チャネルサイズが複数のチャネルサイズのうちの1つであることを決定し、決定されたチャネルサイズに基づいてレートマッチングされたコードワードを生成するために、ポーラ符号化されたコードワードに対してレートマッチングを実行し得る。チャネルサイズは、同期チャネルの帯域幅、または同期チャネルの帯域幅より大きい帯域幅に対応し得る。たとえば、NRの物理ブロードキャストチャネル(PBCH)の設計では、PBCHを輸送するトーンの数は、一次同期信号(PSS)、二次同期信号(SSS)、または両方を輸送するトーンの数より多いことがある。PBCHは、PBCH、PSS、およびSSSのためのシンボル期間のトーン範囲が、複数のシンボル期間にわたって「H」の形状を有し得るように、PSSおよびSSSの前および後のシンボル期間の中にあり得る。レートマッチング器220は、対応するシンボルの中のPSS/SSSトーンの範囲に等しい範囲を有するPBCHトーンだけ、または対応するシンボルの中のPSS/SSSトーンより広い範囲を有するPBCHトーンのいずれかを、長さNのコードワードがサポートすることを可能にするために、レートマッチングを実行し得る。基地局105-aは、両方のPBCHチャネルサイズを有するPBCHを送信し得る。そのようにして、ペイロードは、より狭い帯域幅(たとえば、PSS/SSS帯域幅)をサポートするUE115-aが、(たとえば、初期取得の間に)同期チャネルの帯域幅に等しい帯域幅の中のコードワードを復号することを可能にするように、または、より広い帯域幅(たとえば、PSS/SSS帯域幅より広い帯域幅)をサポートするUE115-aが、同じポーラ符号サイズを使用して追加のデータを含むPBCHを復号することを可能にするように、拡張可能である。これらの原理は他の状況で適用され得る。たとえば、第1のチャネルサイズは第1の制御チャネル(たとえば、第1のPDCCHコードワードサイズ)の第1の帯域幅に対応することがあり、第2のチャネルサイズは第2の制御チャネル(たとえば、第2のPDCCHコードワードサイズ)の第2の異なる帯域幅(たとえば、より広い帯域幅)に対応することがある。したがって、PDCCHは、異なる数の制御情報のビットならびに異なるPDCCHコードワード長を有する、異なるフォーマットを含み得る。
レートマッチング器220は、レートマッチングされポーラ符号化されたコードワードを変調器225に出力し得る。変調器225は、ワイヤレス通信チャネル230を介して、レートマッチングされたポーラ符号化されたコードワードを、UE115-aへの送信のために変調し得る。レートマッチングが省略される場合、変調器225は、ワイヤレス通信チャネル230を介して、ポーラ符号器215から出力されたポーラ符号化されたコードワードを、UE115-aへの送信のために変調し得る。ワイヤレス通信チャネル230は、ノイズを伴うポーラ符号化されたコードワードを搬送する信号を歪めることがある。
UE115-aは、ポーラ符号化されたコードワードを含む信号を受信し得る。ある例では、UE115-aは、復調器235、復号器240、およびデータシンク245を含み得る。UE115-aはポーラ符号化されたコードワードの中の情報ベクトルのビット長を認識していないので、UE115-aは、情報ベクトルのための複数のビット長のいずれを基地局105-aが送信したかを決定するために、複数の復号仮説に従って受信された信号を処理し得る。復号仮説は、情報ベクトルのビット長が可能なビット長のセットのうちのある特定の長さを有するというものであり得る。たとえば、DCIは、異なるビット長を各々有する異なるフォーマットを有することがあり、UE115-aは、異なるフォーマットおよびビット長の各々に対して1つ、異なる復号仮説のセットを有することがある。
UE115-aは、復号仮説のうちの1つまたは複数を除去するために、ポーラ符号化されたコードワードについての受信された信号を処理し得る。ある単一の復号仮説を除いてすべてを除去できる場合、UE115-aは、ポーラ符号化されたコードワードの復号にUE115-aが成功することが可能であったことを決定する。復号仮説のすべてを除去できる場合、または2つ以上の仮説を除去できない場合、UE115-aは復号誤りを宣言し得る。他の例では、2つ以上の仮説を除去できない場合、UE115-aは、2つ以上の仮説のうちの1つを勝者として選択し、選択された仮説に基づいて復号出力を提供し得る。
復調器235は、送信されたポーラ符号化されたコードワードを含む信号を受信し、復調された信号を復号器240に入力し得る。復調された信号は、たとえば、受信されたビットの確率値が「0」または「1」であることを表す、対数尤度比(LLR)の値のシーケンスであり得る。
復号器240は、LLR値の各セットに対してリスト復号アルゴリズムを実行し得る(たとえば、Successive Cancellation List(SCL)復号、CRC-aided SCL復号など)。SCLまたはCRC-aided SCLの間、復号器240は、経路生成の目的で、付帯ビットを情報ビットとして扱い得る。復号器の追加の態様が図6において説明される。復号仮説のうちの少なくとも1つを使用してポーラ符号化されたコードワードの復号に成功することが可能である場合、復号器240は、使用、記憶、別のデバイスへの通信(たとえば、有線またはワイヤレス通信チャネルを介した送信)、ネットワークを介した通信などのために、復号仮説のうちの少なくとも1つに従って、情報ベクトル(たとえば、DCI)のビットをデータシンク245に出力し得る。上で述べられたように、上の例は、基地局105-aが符号化を実行し、UE115-aが復号を実行することを説明するが、役割は逆にされてよい。その上、基地局105-aおよびユーザ機器115-a以外のデバイスが、符号化および復号を実行してよい。
図6は、本開示の様々な態様による、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築をサポートする、復号器の例示的な図600を示す。復号器240-aは、制御メッセージ候補を特定するためにポーラ符号化されたコードワードを復号し得る。復号器240-aは、レートマッチング解除器605、リスト復号器610、誤り検出器615、および長さ決定器620を含み得る。レートマッチング解除器605は、復調器235によって出力されるLLR値のシーケンスに対してレートマッチング解除を実行し得る。レートマッチング解除器605は、レートマッチングが任意選択であり省略され得ることを示すために、破線で示されている。レートマッチング解除器605は、コードワードに対してレートマッチングを実行するためにレートマッチング器220によって使用される処理を知っていることがあり、LLR値のレートマッチング解除されたシーケンスを生成するためにLLR値のシーケンスに対して逆の操作を実行することがある。レートマッチング解除器605は、リスト復号器610にLLR値のシーケンスを出力し得る。
リスト復号器610は、受信されたポーラ符号化されたコードワードを復号するための符号木を探索するために、経路探索アルゴリズムを実行し得る。以下でさらに詳細に説明されるように、リスト復号器610は、符号木を通るL個の最良の経路候補を特定するために、LLR値のシーケンスを使用し得る。いくつかの場合、SCL復号は、ポーラ符号化されたコードワードを復号するために使用され得る。SCL復号では、復号器240は、符号木を通る経路候補を決定し、各復号レベルにおいて符号木を通るリストサイズL個の経路を保ち得る。経路候補は、本明細書では復号経路とも呼ばれることがある。ある例では、復号の間に、経路候補は、「0」または「1」という硬判定値を通じて、符号木の各サブチャネルにおいて延長され得る。情報ビットおよび付帯ビットについて、L個の経路候補を1つの追加のビットだけ延長することは、2L個の可能な経路をもたらす。SCL復号において、復号器は、各経路候補のための経路尺度を計算し、2L個の可能な経路のうちで最良の経路尺度を有するL個の経路を選択し得る。凍結ビットの位置について、各経路は凍結ビットの所定の値によって延長され得る。経路尺度は、経路候補に沿ってビット値からビット値に移行するためのコストの合計であり得る。特定の値を有するビットを経路候補に追加することは、ビット値の確率が正しいことを表すコストと関連付けられ得る。各経路候補は、符号木を通るビットシーケンスに対応することがあり、そのビットシーケンスに対する経路尺度と関連付けられることがある。
リスト復号器610は、誤り検出器615にL個の経路を出力し得る。各経路は、データブロック550の中のビットにマッピングされ得る長さNの復号ビットシーケンス候補に対応し得る。誤り検出器615は、経路尺度の順序で、選択されたL個の経路に対応するビットシーケンスに対して誤り検出アルゴリズムを繰り返し実行し得る。誤り検出器615は、最良の経路尺度を有する経路で開始することがあり、ビットシーケンスのうちの1つが誤り検出アルゴリズムにパスするとすぐに、またはビットシーケンスのすべてが検査されていずれもが誤り検出アルゴリズムにパスしないとすぐに、停止することがある。
ある特定の経路に対して、誤り検出器615は、復号ビットシーケンス候補のペイロード部分(たとえば、データブロック550内のペイロード305の位置に対応するビット)および復号ビットシーケンス候補のEDC部分(たとえば、データブロック550内のEDCビット515の位置に対応するビット)を抽出し得る。誤り検出器615は、復号ビットシーケンス候補のEDC部分からあるEDC値を抽出することができ、EDC生成器210によって使用される同じEDCアルゴリズムを使用して復号ビットシーケンス候補のペイロード部分のビットからあるEDC値を計算して、抽出されたEDC値が計算されたEDC値に対応するかどうかを決定する(たとえば、それらが一致するかどうかを決定するために比較する)ことができる。抽出されたEDC値と計算されたEDC値が対応しない場合、誤り検出器615は、ビットシーケンスが誤り検出に失敗したことを決定することができ、次の経路の確認に進むことができる。すべての経路が誤り検出に失敗した場合、誤り検出器615は復号失敗を宣言することができ、復号器240-aは以下で説明される長さ決定器620の動作を実行することを省略することができる。抽出されたEDC値と計算されたEDC値が対応する(たとえば、一致する)場合、誤り検出器615は、復号ビットシーケンス候補から抽出されたペイロード部分のビットを長さ決定器620に出力し得る。
長さ決定器620は、異なる数の情報ビットに対応する復号仮説に少なくとも一部基づいて、制御メッセージ候補のための可能な制御メッセージフォーマットのセット中のある制御メッセージフォーマットを特定し得る。ある例では、長さ決定器620は、制御メッセージフォーマットと、ペイロード305に含まれる情報ベクトル505の対応する長さとを特定するために、1つまたは複数の復号仮説を適用してペイロード部分のビットを処理し得る。復号仮説は、複数の可能なフォーマットのセットのうちのある特定のフォーマットのペイロードのビットシーケンスのための、予想されるビット順序に対応し得る。復号仮説は、(たとえば、ビット位置310-a〜310-dにおける)付帯ビットδの少なくともあるサブセットのためのペイロード305内でのビット位置およびビット値を規定し得る。UE115は、復号仮説のいずれかを受信されたビットシーケンスが満たすかどうかを決定し得る。
図3を参照すると、長さ決定器620は、満たされる復号仮説がもしあればそれがどれであるかを決定するために、復号ビットシーケンス候補のペイロード部分内でのビット位置310-a〜310-dにおけるビット値を処理し得る。たとえば、図3を参照すると、長さkのペイロードのための第1の復号仮説は、ビット値がペイロード305内のビット位置310-a〜310-dにおける付帯ビットδ1、δ2、δ3、およびδ4の各々に対して0であるようなものであり得る。長さk'のペイロードのための第2の復号仮説は、ペイロード305内のビット位置310-a、310-bにおける付帯ビットδ5およびδ6の各々に対してビット値が0であり、ビット位置310-c、310-dのうちの少なくとも1つのビット値が0以外であるようなものであり得る。長さk''のペイロードのための第3の復号仮説は、ビット位置310-a、310-bのうちの少なくとも1つのビット値が0ではないというものであり得る。
ビット位置310-a〜310-dの各々における付帯ビットδのビット値が0であることを長さ決定器620が決定する場合、長さ決定器620は、長さkの復号仮説が満たされることと、ペイロード305の中の情報ベクトル505が長さkを有することとを決定する。別の例では、長さ決定器620は、ビット位置310-aおよび310-bの各々における付帯ビットδのビット値が0である場合に長さk'の復号仮説が満たされることと、ビット位置310-cまたは310-dのうちの少なくとも1つのビット値が0以外であることとを決定し得る。そうである場合、長さ決定器620は、ペイロード305の中の受信された情報ベクトル505が長さk'を有することを決定し得る。さらなる例では、長さ決定器620は、長さ決定器620は、ビット位置310-a、310-bのうちの少なくとも1つのビット値が0以外である場合、長さk''の復号仮説が満たされることを決定し得るので、ペイロード305の中の受信された情報ベクトル505が長さk''を有することを決定する。上の例は、3つのビット長のうちの1つを有するものとして情報ベクトル505を説明しており、本明細書で説明される原理は、2つ以上のビット長を有する情報ベクトルに適用され得ることに留意されたい。満たされる復号仮説に対して、長さ決定器620は、ある特定のフォーマットのための復号仮説に対応する情報ベクトル505のビットを抽出することができ、情報ベクトル505の抽出されたビットをデータシンク245に出力することができる。たとえば、長さ決定器620は、特定された制御メッセージフォーマットに少なくとも一部基づいて、制御メッセージ候補から制御情報を取得し得る。
2つより多くの復号仮説があるとき、各復号仮説のための情報ベクトルのビット長は、最短のビット長kの関数として書かれ得る。たとえば、M個の復号仮説K0、K1、....KM-1がある場合、M-1がある場合、各仮説のビット長を、K0=k、K1=k+δ1、...、KM-1=K+δM-1として表現することができ、ここでδ1、...、δM-1はビットの数を表し得る。次いで、EDC値は、サイズ=k+MAX(0,δ1,δ2,...,δM-1)ビットのペイロードに基づいて導出され得る。2つだけの復号仮説がある場合と同様に(たとえば、M=2)、δi個のビットが、信頼性ランクがkiより悪いサブチャネルに含まれることがあり、残りのサブチャネルが凍結ビットであることがある。
本明細書で説明される例は、いくつかの利点をもたらし得る。従来の解決法では、復号器は、M個のビット長の仮説の各々に対して一度、NビットのLLRコードワードをM回復号する。復号器はまた、CRCを導出してM回比較する。Cビットのビット長を有するCRCに対して、誤警報率はM*2-Cである。本明細書で説明される例では、リスト復号器610は、誤り検出器615が複数の復号仮説の各々のためのEDC値を導出して比較するために使用するNビットのLLRを、一回出力する。したがって、リスト復号アルゴリズムはM回少なく動作させられ、2-Cという誤警報率をもたらす。ある例では、4ビットのCRCが使用されM=4である場合、従来の解決法の誤警報率は4*2-4=0.25であり、一方本明細書で説明される例の誤警報率は2-4=0.0625である。
本明細書で説明される例はまた、制御情報フォーマットのセットの定義が、2つ以上のモードにおける動作を規定することを可能にする。たとえば、第1の情報ビット長に対応する第1の制御情報フォーマットは、第1の通信タイプ(たとえば、URLLCモード)と関連付けられることがあり、第2の情報ビット長に対応する第2の制御情報フォーマットは、第2の通信タイプ(たとえば、非URLLCモード)と関連付けられることがある。URLLCモードにおいて動作するとき、UE115-aは、ペイロード仮説k、k'の各々を復号することを試みることがあり、ここで付帯ビットδは、0以外であるときURLLC固有情報を示す。非URLLCモードで動作するとき、UE115-aは、ビット長kのペイロード仮説を復号して、ビット長k'のペイロード仮説を復号することを試みるのを省略し得る。たとえば、非URLLCモードのための従来のDCIフォーマットのセットは、1つまたは複数の付帯ビットδを含むように再び定義されることがあり、1つまたは複数の付帯ビットδは、URLLCモードで情報ビットを輸送することがある。1つまたは複数の付帯ビットδを輸送するサブチャネルは、サブチャネルの信頼性(または容量)ランキングに基づいて選択され得る。有利には、従来の解決法はM個の復号仮説を有する場合、本明細書で説明されるようなURLLCモードは、復号レイテンシおよび/または誤警報率をMだけ改善し得る(たとえば、従来の解決法と比較して、全体の復号レイテンシは1/Mであり、誤警報率は1/Mである)。
本明細書で説明される例は有利には、M個の復号仮説の共同復号(joint decoding)も可能にすることがあり、誤警報率を下げる。リスト復号(たとえば、SCL)を使用するとき、様々なM個の仮説の付帯ビットδに対する複数の経路候補は、共同で比較され得る。たとえば、それらのM個の復号仮説に対して、共同のM個の復号仮説のsuccessive cancellation list(SCL)ポーラ復号を用いて、M個の異なるサイズを伴う様々なペイロードフォーマットを、(たとえば、URLLCについて)低レイテンシ復号または(たとえば、mMTC)について超低電力消費という目標とともに定義することができる。本明細書で説明される技法を使用して、UE115-aは、定められたサイズを有するポーラ符号化されたコードワードを含む信号に対して、L個の経路候補および長さNのL個のビットシーケンスを生成するために、リスト復号アルゴリズムを一回動作させることができる。UE115-aは、M個の復号仮説に対して長さNのL個のビットシーケンスを確認し、次いで、それらのM個の復号仮説に対してEDC値を導出して確認することができる。M個の復号仮説のうちの、付帯ビットδの内容に従った誤り検出にパスした第1の復号仮説に対して、UE115-aは次いで、第1の復号仮説に従って情報ビットを抽出することができる。
したがって、基地局105-aは、複数のフォーマットおよび対応するビット長のいずれが、送信された情報ベクトルのために使用されたかを決定するためのUE115-aの能力を改善する方式で、ポーラ符号化されたコードワードを生成し得る。本明細書で提供される例は、送信された情報ベクトルのビット長を決定するための受信機の能力を改善することができ、復号器のレイテンシを改善することができ、誤警報率を改善することができる。本明細書で説明される技法は、少なくとも、信号対雑音比(SNR)が比較的高いシナリオにおいて、または、検出率と誤警報率との間の性能のトレードオフがより低い誤警報率を優先するとき、またはその両方の場合に、適している。その上、検出率と誤警報率は、システム性能の設計におけるトレードオフである。M個の仮説の復号レイテンシのM倍の低減および誤警報率のM倍の低減から依然として利益を得ながら、検出率と誤警報率のトレードオフの釣り合いをとるために、EDCビットの数を調整することができる。
図7は、本開示の態様による、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築をサポートする、ワイヤレスデバイス705のブロック図700を示す。ワイヤレスデバイス705は、本明細書で説明されたようなUE115の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス705は、受信機710と、UE通信マネージャ715と、送信機720とを含み得る。ワイヤレスデバイス705はプロセッサも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していてよい。
受信機710は、ポーラ符号化されたコードワードを含む信号を受信し得る。受信機710は、図10を参照して説明されるトランシーバ1035の態様の例であり得る。受信機710は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
UE通信マネージャ715は、図10を参照して説明されるUE通信マネージャ1015の態様の例であり得る。
UE通信マネージャ715および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、UE通信マネージャ715および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかの機能は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示において説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。UE通信マネージャ715および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、機能の部分が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に配置され得る。いくつかの例では、UE通信マネージャ715および/またはその様々な副構成要素うちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様による別個の異なる構成要素であり得る。他の例では、UE通信マネージャ715および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、限定はしないが、I/O構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明される1つまたは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わされ得る。
UE通信マネージャ715は、ポーラ符号化されたコードワードについての可能な制御メッセージフォーマットのセットを決定し、可能な制御メッセージフォーマットのセットの各々が異なるビット長(すなわち、情報ビットの数)を有し、ポーラ符号化されたコードワードが、可能な制御メッセージフォーマットのセットのいずれに対しても同じ数のビットを有するペイロードをポーラ符号化することに基づいて生成され、復号ビットシーケンス候補を特定するためにポーラ符号化されたコードワードを復号し、異なるビット長のうちの最長のものに対応する復号ビットシーケンス候補のペイロード部分が誤り検出検査にパスしたと決定し、異なるビット長に対応する仮説のセットに基づいて、可能な制御メッセージフォーマットのセット中のある制御メッセージフォーマットに対応するペイロード部分の制御メッセージを特定し、制御メッセージフォーマットに基づいて、制御メッセージから制御情報を取得し得る。
送信機720は、ポーラ符号化されたコードワードを含む信号を含む、デバイスの他の構成要素によって生成される信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機720は、トランシーバモジュールにおいて受信機710と併置され得る。たとえば、送信機720は、図10を参照して説明されるトランシーバ1035の態様の例であり得る。送信機720は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
図8は、本開示の態様による、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築をサポートする、ワイヤレスデバイス805のブロック図800を示す。ワイヤレスデバイス805は、図7を参照して説明されたようなワイヤレスデバイス705またはUE115の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス805は、受信機810と、UE通信マネージャ815と、送信機820とを含み得る。ワイヤレスデバイス805はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していてよい。
受信機810は、ポーラ符号化されたコードワードを含む信号を受信し得る。受信機810は、図10を参照して説明されるトランシーバ1035の態様の例であり得る。受信機810は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
UE通信マネージャ815は、図10を参照して説明されるUE通信マネージャ1015の態様の例であり得る。
UE通信マネージャ815はまた、フォーマット構成要素825、復号器830、および長さ決定器835を含み得る。
フォーマット構成要素825は、ポーラ符号化されたコードワードについての可能な制御メッセージフォーマットのセットを決定することができ、可能な制御メッセージフォーマットのセットの各々が異なるビット長を有し、ポーラ符号化されたコードワードは、可能な制御メッセージフォーマットのセットのいずれに対しても同じ数のビットを有するペイロードをポーラ符号化することに基づいて生成される。フォーマット構成要素825は、異なるビット長に対応する仮説のセットに基づいて、可能な制御メッセージフォーマットのセット中のある制御メッセージフォーマットに対応するペイロード部分の制御メッセージを特定し得る。いくつかの場合、第1のビット長に対応する第1の制御情報フォーマットは第1の通信タイプと関連付けられ、第2のビット長に対応する第2の制御情報フォーマットは第2の通信タイプと関連付けられる。
復号器830は、復号ビットシーケンス候補を特定するためにポーラ符号化されたコードワードを復号し得る。いくつかの場合、制御メッセージ候補を特定するためにポーラ符号化されたコードワードを復号することは、制御メッセージ候補に対応する復号ビットシーケンス候補を生成するためにあるコードワードサイズを有するポーラ符号化されたコードワードを復号することを含み得る。いくつかの場合、復号ビットシーケンス候補を特定するためにポーラ符号化されたコードワードを復号することは、複数の復号ビットシーケンス候補を生成するためにリスト復号アルゴリズムを実行することを含む。いくつかの場合、復号器830は、異なるビット長のうちの最長のものに対応する復号ビットシーケンス候補のペイロード部分が誤り検出検査にパスしたと決定し得る。
長さ決定器835は、制御メッセージフォーマットに基づいて制御メッセージから制御情報を取得し、少なくとも1つの付帯ビットのビット値に少なくとも一部基づいて、制御情報フォーマットのための異なるビット長からビット長を選択し得る。いくつかの場合、制御メッセージを特定することは、ペイロード部分内の少なくとも1つの付帯ビットのビット値を決定することを含み得る。いくつかの場合、制御メッセージ候補から制御情報を取得することは、ペイロード部分から、選択された情報ビット長を有する情報ビットベクトルを出力することを含む。
いくつかの場合、異なるビット長は、最長のビット長から少なくとも1つの付帯ビットのビットの数を引いたものに対応する第1のビット長と、最長のビット長に対応する第2のビット長とを備える。いくつかの場合、制御メッセージフォーマットは、少なくとも1つの付帯ビットのビット値が0であることに少なくとも一部基づいて、第1のビット長に対応し得る。いくつかの場合、制御メッセージフォーマットは、少なくとも1つの付帯ビットのビット値が0ではないことに少なくとも一部基づいて、第2のビット長に対応し得る。いくつかの場合、異なるビット長のセットは、最長のビット長から少なくとも1つの付帯ビットのサブセットのビットの数を引いたものに対応する、第3のビット長を含み得る。いくつかの場合、制御情報フォーマットは、少なくとも1つの付帯ビットのサブセットのビット値が0であること、および少なくとも1つの付帯ビットの少なくとも1つのビット値が0ではないことに基づいて、第3のビット長に対応し得る。
送信機820は、ポーラ符号化されたコードワードを含む、デバイスの他の構成要素によって生成される信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機820は、トランシーバモジュールにおいて受信機810と併置され得る。たとえば、送信機820は、図10を参照して説明されるトランシーバ1035の態様の例であり得る。送信機820は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
図9は、本開示の態様による、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築をサポートする、UE通信マネージャ915のブロック図900を示す。UE通信マネージャ915は、図7、図8、および図10を参照して説明されるUE通信マネージャ715、UE通信マネージャ815、またはUE通信マネージャ1015の態様の例であり得る。UE通信マネージャ915は、フォーマット構成要素920、復号器925、長さ決定器930、誤り検出器935、チャネルサイズ構成要素940、およびレートマッチング解除器945を含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信し得る。
フォーマット構成要素920は、ポーラ符号化されたコードワードについての可能な制御メッセージフォーマットのセットを決定することができ、可能な制御メッセージフォーマットのセットの各々が異なるビット長を有し、ポーラ符号化されたコードワードは、可能な制御メッセージフォーマットのセットのいずれに対しても同じ数のビットを有するペイロードをポーラ符号化することに基づいて生成される。フォーマット構成要素920は、異なるビット長に対応する仮説のセットに基づいて、可能な制御メッセージフォーマットのセット中のある制御メッセージフォーマットに対応するペイロード部分の制御メッセージを特定し得る。いくつかの場合、第1のビット長に対応する第1の制御情報フォーマットは第1の通信タイプと関連付けられ、第2のビット長に対応する第2の制御情報フォーマットは第2の通信タイプと関連付けられる。
復号器925は、制御メッセージ候補を特定するためにポーラ符号化されたコードワードを復号し得る。いくつかの場合、制御メッセージ候補を特定するためにポーラ符号化されたコードワードを復号することは、制御メッセージ候補に対応する復号ビットシーケンス候補を生成するためにあるコードワードサイズを有するポーラ符号化されたコードワードについての信号を復号することを含む。いくつかの場合、復号ビットシーケンス候補を生成するためにコードワードサイズを有するポーラ符号化されたコードワードについての信号を復号することは、信号に基づいて復号ビットシーケンス候補を生成するためにリスト復号アルゴリズムを実行することを含む。
長さ決定器930は、制御メッセージフォーマットに基づいて制御メッセージから制御情報を取得し、少なくとも1つの付帯ビットのビット値に少なくとも一部基づいて、制御情報フォーマットのための異なるビット長からビット長を選択し得る。いくつかの場合、制御メッセージを特定することは、ペイロード部分内の少なくとも1つの付帯ビットのビット値を決定することを含み得る。いくつかの場合、制御メッセージ候補から制御情報を取得することは、ペイロード部分から、選択された情報ビット長を有する情報ビットベクトルを出力することを含む。
いくつかの場合、異なるビット長は、最長のビット長から少なくとも1つの付帯ビットのビットの数を引いたものに対応する第1のビット長と、最長のビット長に対応する第2のビット長とを備える。いくつかの場合、制御メッセージフォーマットは、少なくとも1つの付帯ビットのビット値が0であることに少なくとも一部基づいて、第1のビット長に対応し得る。いくつかの場合、制御メッセージフォーマットは、少なくとも1つの付帯ビットのビット値が0ではないことに少なくとも一部基づいて、第2のビット長に対応し得る。いくつかの場合、異なるビット長のセットは、最長のビット長から少なくとも1つの付帯ビットのサブセットのビットの数を引いたものに対応する、第3のビット長を含み得る。いくつかの場合、制御情報フォーマットは、少なくとも1つの付帯ビットのサブセットのビット値が0であること、および少なくとも1つの付帯ビットの少なくとも1つのビット値が0ではないことに基づいて、第3のビット長に対応し得る。
誤り検出器935は、コードワードサイズのための情報ビットベクトルに利用可能なビット長のセットのうちの最長のビット長に基づいて、復号ビットシーケンス候補のペイロード部分のための誤り検査値を生成し、誤り検査値に基づいてペイロード部分が誤り検出検査にパスしたと決定し得る。いくつかの場合、ペイロード部分が誤り検出にパスしたと決定することは、復号ビットシーケンス候補から受信された誤り検査値を抽出するステップと、受信された誤り検査値を誤り検査値の計算された表現と比較するステップとを含む。
チャネルサイズ構成要素940は、チャネルサイズのセットのうちの1つであるものとしてあるチャネルサイズを決定し得る。いくつかの場合、チャネルサイズは、物理ブロードキャストチャネルのサイズであり得る。いくつかの場合、チャネルサイズのセットのうちの第1のチャネルサイズは同期チャネルの帯域幅に等しいことがあり、チャネルサイズのセットのうちの第2のチャネルサイズは同期チャネルの帯域幅より広いことがある。いくつかの場合、チャネルサイズのセットのうちの第1のチャネルサイズは第1の制御チャネルの帯域幅に等しいことがあり、チャネルサイズのセットのうちの第2のチャネルサイズは第1の制御チャネルの帯域幅より広いことがある。
レートマッチング解除器945は、レートマッチング解除されたコードワードを生成するためにポーラ符号化されたコードワードに対してレートマッチング解除を実行することができ、復号ビットシーケンス候補を特定するためにポーラ符号化されたコードワードを復号することは、レートマッチング解除されたコードワードに少なくとも一部基づく。
図10は、本開示の態様による、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築をサポートする、デバイス1005を含むシステム1000の図を示す。デバイス1005は、たとえば、図7および図8を参照して上で説明されたような、ワイヤレスデバイス705、ワイヤレスデバイス805、またはUE115の構成要素の例であるか、またはそれらを含み得る。デバイス1005は、UE通信マネージャ1015と、プロセッサ1020と、メモリ1025と、ソフトウェア1030と、トランシーバ1035と、アンテナ1040と、I/Oコントローラ1045とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1010)を介して電子的に通信することができる。デバイス1005は、1つまたは複数の基地局105とワイヤレスに通信することができる。
プロセッサ1020は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合には、プロセッサ1020は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合、メモリコントローラは、プロセッサ1020に組み込まれ得る。プロセッサ1020は、様々な機能(たとえば、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築をサポートする機能またはタスク)を実行するために、メモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
メモリ1025は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ1025は、実行されると、プロセッサに、本明細書で説明される様々な機能を実行させる命令を含む、コンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア1030を記憶し得る。いくつかの場合、メモリ1025は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの相互作用などの、基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る基本入出力システム(BIOS)を含み得る。
ソフトウェア1030は、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア1030は、システムメモリまたは他のメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され得る。いくつかの場合、ソフトウェア1030は、プロセッサによって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルおよび実行されると)本明細書で説明される機能をコンピュータに実行させ得る。
トランシーバ1035は、上で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1035は、ワイヤレストランシーバを表してよく、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1035はまた、パケットを変調して変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供するための、またアンテナから受信されたパケットを復調するための、モデムを含み得る。
いくつかの場合、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ1040を含み得る。しかしながら、いくつかの場合、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る、2つ以上のアンテナ1040を有し得る。
I/Oコントローラ1045は、デバイス1005の入力信号および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ1045はまた、デバイス1005の中に統合されていない周辺装置を管理し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ1045は、外部の周辺装置への物理接続またはポートを表し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ1045は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または知られている別のオペレーティングシステムなどの、オペレーティングシステムを利用し得る。他の場合には、I/Oコントローラ1045は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表し、またはそれと対話し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ1045は、プロセッサの一部として実装され得る。いくつかの場合、ユーザは、I/Oコントローラ1045を介して、またはI/Oコントローラ1045によって制御されたハードウェア構成要素を介してデバイス1005と対話し得る。
図11は、本開示の態様による、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築をサポートする、ワイヤレスデバイス1105のブロック図1100を示す。ワイヤレスデバイス1105は、本明細書で説明された基地局105の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス1105は、受信機1110と、基地局通信マネージャ1115と、送信機1120とを含み得る。ワイヤレスデバイス1105はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していてよい。
受信機1110は、ポーラ符号化されたコードワードを含む信号を受信し得る。受信機1110は、図14を参照して説明されるトランシーバ1435の態様の例であり得る。受信機1110は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
基地局通信マネージャ1115は、図14を参照して説明された基地局通信マネージャ1415の態様の例であり得る。
基地局通信マネージャ1115および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、基地局通信マネージャ1115および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかの機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。基地局通信マネージャ1115および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、機能の部分が1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に配置され得る。いくつかの例では、基地局通信マネージャ1115および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様による別個の異なる構成要素であり得る。他の例では、基地局通信マネージャ1115および/またはその様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、限定はされないが、I/O構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明する1つまたは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わされ得る。
基地局通信マネージャ1115は、UEなどのワイヤレスデバイスへの送信のための制御情報を特定し得る。いくつかの場合、基地局通信マネージャ1115は、制御情報のための可能な制御メッセージフォーマットのセットのうちのある制御メッセージフォーマットを選択し、可能な制御メッセージフォーマットのセットの各々が異なるビット長(すなわち、情報ビットの数)に対応し、制御情報を備えるペイロードに少なくとも一部基づいて誤り検査値を生成し、ペイロードが異なるビット長のうちの最長のものを有し、ポーラ符号化されたコードワードを生成するためにペイロードおよび誤り検査値をポーラ符号化し、ペイロードが可能な制御メッセージフォーマットのセットのいずれに対しても同じ数のビットを有し、ポーラ符号化されたコードワードをワイヤレスデバイスに送信し得る。
送信機1120は、ポーラ符号化されたコードワードを含む信号を含む、デバイスの他の構成要素によって生成される信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1120は、トランシーバモジュールにおいて受信機1110と併置され得る。たとえば、送信機1120は、図14を参照して説明されるトランシーバ1435の態様の例であり得る。送信機1120は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
図12は、本開示の態様による、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築をサポートする、ワイヤレスデバイス1205のブロック図1200を示す。ワイヤレスデバイス1205は、図11を参照して説明されたようなワイヤレスデバイス1105または基地局105の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス1205は、受信機1210と、基地局通信マネージャ1215と、送信機1220とを含み得る。ワイヤレスデバイス1205はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していてよい。
受信機1210は、ポーラ符号化されたコードワードを含む信号を受信し得る。受信機1210は、図14を参照して説明されるトランシーバ1435の態様の例であり得る。受信機1210は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
基地局通信マネージャ1215は、図14を参照して説明された基地局通信マネージャ1415の態様の例であり得る。
基地局通信マネージャ1215はまた、フォーマット構成要素1225およびポーラ符号器1230を含み得る。
フォーマット構成要素1225は、UEなどのワイヤレスデバイスへの送信のための制御情報を特定し得る。いくつかの場合、フォーマット構成要素1225は、制御情報のための可能な制御メッセージフォーマットのセットのうちのある制御メッセージフォーマットを選択することができ、可能な制御メッセージフォーマットのセットの各々は、異なる数の情報ビット(たとえば、異なるビット長)に対応する。いくつかの場合、第1のビット長に対応する第1の制御情報フォーマットは第1の通信タイプと関連付けられることがあり、第2のビット長に対応する第2の制御情報フォーマットは第2の通信タイプと関連付けられることがある。いくつかの場合、可能なメッセージフォーマットのセットは、ポーラ符号化されたコードワードのサイズと関連付けられるすべての制御メッセージフォーマットを備え得る。
ポーラ符号器1230は、ポーラ符号化されたコードワードを生成するために、ペイロードおよび誤り検査値をポーラ符号化し、このペイロードが、可能な制御メッセージフォーマットのセットのいずれに対しても同じ数のビットをし、ポーラ符号化されたコードワードをワイヤレスデバイスに送信することができる。
送信機1220は、ポーラ符号化されたコードワードを含む信号を含む、デバイスの他の構成要素によって生成される信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1220は、トランシーバモジュールにおいて受信機1210と併置され得る。たとえば、送信機1220は、図14を参照して説明されるトランシーバ1435の態様の例であり得る。送信機1220は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
図13は、本開示の態様による、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築をサポートする、基地局通信マネージャ1315のブロック図1300を示す。基地局通信マネージャ1315は、図11、図12、および14を参照して説明される基地局通信マネージャ1415の態様の例であり得る。基地局通信マネージャ1315は、フォーマット構成要素1320、ポーラ符号器1325、長さ選択器1330、ビット挿入器1335、EDC生成器1340、チャネルサイズ構成要素1345、およびレートマッチング器1350を含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信し得る。
フォーマット構成要素1320は、UEなどのワイヤレスデバイスへの送信のための制御情報を特定し得る。いくつかの場合、フォーマット構成要素1320は、制御情報のための可能な制御メッセージフォーマットのセットのうちのある制御メッセージフォーマットを選択することができ、可能な制御メッセージフォーマットのセットの各々は、異なる数の情報ビット(たとえば、異なるビット長)に対応する。いくつかの場合、第1のビット長に対応する第1の制御情報フォーマットは第1の通信タイプと関連付けられることがあり、第2のビット長に対応する第2の制御情報フォーマットは第2の通信タイプと関連付けられることがある。いくつかの場合、可能なメッセージフォーマットのセットは、ポーラ符号化されたコードワードのサイズと関連付けられるすべての制御メッセージフォーマットを備え得る。
ポーラ符号器1325は、ポーラ符号化されたコードワードを生成するために、ペイロードおよび誤り検査値をポーラ符号化し、このペイロードが、可能な制御メッセージフォーマットのセットのいずれに対しても同じ数のビットをし、ポーラ符号化されたコードワードをワイヤレスデバイスに送信することができる。
長さ選択器1330は、あるコードワードサイズのコードワードを取得するために、符号化に利用可能な情報ビット長のセットのうちの選択された情報ビット長を有する情報ビットベクトルを特定し得る。いくつかの場合、異なるビット長は、最長のビット長から少なくとも1つの付帯ビットのビットの数を引いたものに対応する第1のビット長と、最長のビット長に対応する第2のビット長とを含む。
ビット挿入器1335は、ペイロードを取得するために少なくとも1つの付帯ビットを制御情報に挿入し得る。いくつかの場合、ペイロードは、複数の情報ビット長のうちの最長の情報ビット長を有し得る。いくつかの場合、ビット挿入器1335は、少なくとも1つの付帯ビットの各ビット値を0に設定し得る。いくつかの場合、異なるビット長は、最長のビット長から少なくとも1つの付帯ビットのサブセットのビットの数を引いたものに対応する、第3のビット長を備え得る。いくつかの場合、制御情報は第3のビット長に対応し、方法はさらに、少なくとも1つの付帯ビットのサブセットの各ビット値を0に、および少なくとも1つの付帯ビットの少なくとも1つのビット値を0以外に設定するステップを含む。
EDC生成器1340は、ペイロードのための誤り検査値を生成し得る。いくつかの場合、情報ビットベクトルのための誤り検査値を生成することは、EDC値を生成するためにEDCアルゴリズムを情報ビットベクトルおよび少なくとも1つの特定ビットに適用することを含む。
チャネルサイズ構成要素1345は、チャネルサイズのセットのうちの1つであるものとしてあるチャネルサイズを決定し得る。いくつかの場合、チャネルサイズのセットのうちの第1のチャネルサイズは第1の制御チャネルの帯域幅に等しく、チャネルサイズのセットのうちの第2のチャネルサイズは第1の制御チャネルの帯域幅より広い。いくつかの場合、チャネルサイズは、物理ブロードキャストチャネルのサイズである。いくつかの場合、チャネルサイズのセットのうちの第1のチャネルサイズは同期チャネルの帯域幅に等しく、チャネルサイズのセットのうちの第2のチャネルサイズは同期チャネルの帯域幅より広い。
レートマッチング器1350は、レートマッチングされたコードワードを生成するためにコードワードに対してレートマッチングを実行することができ、コードワードを送信することはレートマッチングされたコードワードを送信することを含む。
図14は、本開示の態様による、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築をサポートする、デバイス1405を含むシステム1400の図を示す。デバイス1405は、たとえば、図1を参照して上で説明されたような、基地局105の構成要素の例であってよく、またはそれを含んでよい。デバイス1405は、基地局通信マネージャ1415と、プロセッサ1420と、メモリ1425と、ソフトウェア1430と、トランシーバ1435と、アンテナ1440と、ネットワーク通信マネージャ1445と、局間通信マネージャ1450とを含む、通信を送信し受信するための構成要素を含む、双方向の音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1410)を介して電子的に通信し得る。デバイス1405は、1つまたは複数のUE115とワイヤレスに通信し得る。
プロセッサ1420は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合、プロセッサ1420は、メモリコントローラを使用して、メモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合、メモリコントローラは、プロセッサ1420に組み込まれ得る。プロセッサ1420は、様々な機能(たとえば、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築をサポートする機能またはタスク)を実行するために、メモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
メモリ1425は、RAMおよびROMを含み得る。メモリ1425は、実行されると、プロセッサに、本明細書で説明される様々な機能を実行させる命令を含む、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能ソフトウェア1430を記憶し得る。いくつかの場合、メモリ1425は、とりわけ、周辺構成要素またはデバイスとの相互作用などの、基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る、BIOSを含み得る。
ソフトウェア1430は、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築をサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア1430は、システムメモリまたは他のメモリなどの非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶され得る。いくつかの場合、ソフトウェア1430は、プロセッサによって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルおよび実行されると)本明細書で説明される機能をコンピュータに実行させ得る。
トランシーバ1435は、上で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1435は、ワイヤレストランシーバを表してよく、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1435はまた、パケットを変調して変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供するための、またアンテナから受信されたパケットを復調するための、モデムを含み得る。
いくつかの場合、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ1440を含み得る。しかしながら、いくつかの場合、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1440を有し得る。
ネットワーク通信マネージャ1445は、(たとえば、1つまたは複数の有線バックホールリンクを介した)コアネットワークとの通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1445は、1つまたは複数のUE115などのクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
局間通信マネージャ1450は、他の基地局105との通信を管理することができ、他の基地局105と協調してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、局間通信マネージャ1450は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉軽減技法のために、UE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1450は、基地局105間の通信を行うために、Long Term Evolution(LTE)/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
図15は、本開示の態様による、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築のための方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書で説明されるように、UE115またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1500の動作は、図7〜図10を参照して説明されたように、UE通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。加えて、または代わりに、UE115は、以下で説明される機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
1505において、UE115は、ポーラ符号化されたコードワードについての可能な制御メッセージフォーマットのセットを決定することができ、可能な制御メッセージフォーマットのセットの各々が異なるビット長を有する。1505における動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1505における動作の態様は、図7〜図10を参照して説明されたようなフォーマット構成要素によって実行され得る。
1510において、UE115は、復号ビットシーケンス候補を特定するためにポーラ符号化されたコードワードを復号し得る。1510における動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1510における動作の態様は、図7〜図10を参照して説明されたような復号器によって実行され得る。
1515において、UE115は、復号ビットシーケンス候補から受信された誤り検査値を抽出し、受信された誤り検査値を誤り検査値の計算された表現と比較することによって、異なるビット長のうちの最長のものに対応する復号ビットシーケンス候補のペイロード部分が誤り検出検査にパスしたと決定し得る。1515における動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1515における動作の態様は、図7〜図10を参照して説明されたような誤り検出器によって実行され得る。
1520において、UE115は、異なるビット長に対応する複数の仮説に少なくとも一部基づいて、可能な制御メッセージフォーマットのセット中のある制御メッセージフォーマットに対応するペイロード部分の制御メッセージを特定し得る。1515における動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1515における動作の態様は、図7〜図10を参照して説明されたようなフォーマット構成要素によって実行され得る。
1525において、UE115は、制御メッセージフォーマットに少なくとも一部基づいて、制御メッセージから制御情報を取得し得る。ブロック1520の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、ブロック1520の動作の態様は、図7〜図10を参照して説明されたような長さ決定器によって実行され得る。
図16は、本開示の態様による、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築のための方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、本明細書で説明されたような基地局105またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1600の動作は、図11〜図14を参照して説明されたような基地局通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。加えて、または代わりに、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
1605において、基地局105は、ワイヤレスデバイスへの送信のための制御情報を特定し得る。1605における動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1605における動作の態様は、図11〜図14を参照して説明されたようなフォーマット構成要素によって実行され得る。
1610において、基地局105は、制御情報のための可能な制御メッセージフォーマットのセットのうちのある制御メッセージフォーマットを選択することができ、可能な制御メッセージフォーマットのセットの各々は異なるビット長を有する。1605における動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1605における動作の態様は、図11〜図14を参照して説明されたようなフォーマット構成要素によって実行され得る。
1615において、基地局105は、ポーラ符号化されたコードワードを生成するために、選択された制御メッセージフォーマットでペイロードおよび誤り検査値をポーラ符号化し得る。いくつかの場合、ペイロードは、可能な制御メッセージフォーマットのセットのいずれに対しても同じ数のビットを有し得る。1615における動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1615における動作の態様は、図11〜図14を参照して説明されたようなポーラ符号器によって実行され得る。
1620において、基地局105は、ポーラ符号化されたコードワードをワイヤレスデバイスに送信し得る。1620における動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1620における動作の態様は、図11〜図14を参照して説明されたようなポーラ符号器によって実行され得る。
図17は、本開示の態様による、複数のフォーマットを用いた低レイテンシ復号および誤警報率低減のためのポーラ符号構築のための方法1700を示すフローチャートを示す。方法1700の動作は、本明細書で説明されたような基地局105またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1700の動作は、図11〜図14を参照して説明されたような基地局通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。加えて、または代わりに、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
1705において、基地局105は、ワイヤレスデバイスへの送信のための制御情報を特定し得る。1705における動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1705における動作の態様は、図11〜図14を参照して説明されたようなフォーマット構成要素によって実行され得る。
1710において、基地局105は、制御情報のための可能な制御メッセージフォーマットのセットのうちのある制御メッセージフォーマットを選択することができ、可能な制御メッセージフォーマットのセットの各々は異なるビット長を有する。1710における動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1710における動作の態様は、図11〜図14を参照して説明されたようなフォーマット構成要素によって実行され得る。
1715において、基地局105は、制御情報を備えるペイロードに少なくとも一部基づいて誤り検査値を生成することができ、ペイロードは異なるビット長のうちの最長のものを有する。1715における動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1715における動作の態様は、図11〜図14を参照して説明されたようなビット挿入器によって実行され得る。
1720において、基地局105は、ペイロードを取得するために少なくとも1つの付帯ビットを制御情報に挿入し得る。1720における動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1720における動作の態様は、図11〜図14を参照して説明されたようなビット挿入器によって実行され得る。
1725において、基地局105は、ポーラ符号化されたコードワードを生成するために、ペイロードおよび誤り検査値をポーラ符号化し得る。1725における動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1725における動作の態様は、図11〜図14を参照して説明されたようなEDC生成器およびポーラ符号器によって実行され得る。
1730において、基地局105は、ポーラ符号化されたコードワードを送信し得る。1730における動作は、本明細書で説明された方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1730における動作の態様は、図11〜図14を参照して説明されたようなポーラ符号器によって実行され得る。
上で説明された方法は、可能な実装形態を説明しており、動作およびステップは、再構成されるか、または他の方法で修正されてよく、他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上における態様が組み合わされてよい。
本明細書で説明される技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)、および他のシステムなどの、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば、互換的に使用される。符号分割多元接続(CDMA)システムは、CDMA2000、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)などの無線技術を実装することがある。cdma2000は、IS-2000規格、IS-95規格、およびIS-856規格をカバーする。IS-2000リリースは、通常、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれることがある。IS-856(TIA-856)は、一般に、CDMA2000 1xEV-DO、High Rate Packet Data(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、Wideband CDMA(WCDMA(登録商標))、およびCDMAの他の変形を含む。TDMAシステムは、Global System for Mobile communications(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。
OFDMAシステムは、Ultra Mobile Broadband(UMB)、Evolved UTRA(E-UTRA)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAは、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)の一部である。LTEおよびLTE-Aは、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、NR、およびGSM(登録商標)は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明される技法は、上述のシステムおよび無線技術ならびに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。LTEまたはNRシステムの態様が例として説明されることがあり、説明の大部分においてLTEまたはNR用語が使用されることがあるが、本明細書で説明される技法はLTEまたはNR適用例以外に適用可能である。
本明細書で説明されたネットワークを含むLTE/LTE-Aネットワークでは、evolved node B(eNB)という用語は、一般に、基地局を記述するために使用されることがある。本明細書で説明される1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレッジを提供する異種LTE/LTE-AまたはNRネットワークを含み得る。たとえば、各eNB、次世代NodeB(gNB)、または基地局は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレッジを提供し得る。「セル」という用語は、文脈に応じて、基地局、基地局と関連付けられるキャリアもしくはコンポーネントキャリア、またはキャリアもしくは基地局のカバレッジエリア(たとえば、セクタなど)を表すために使用され得る。
基地局は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、NodeB、eNodeB(eNB)、gNB、Home NodeB、Home eNodeB、または何らかの他の好適な用語を含み得るか、またはそのように当業者によって呼ばれることがある。基地局のための地理的カバレッジエリアは、カバレッジエリアの一部分のみを構成するセクタに分割され得る。本明細書で説明する1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプの基地局(たとえば、マクロ基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。本明細書で説明されるUEは、マクロeNB、スモールセルeNB、gNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。異なる技術のための地理的カバレッジエリアが重複することがある。
マクロセルは、一般に、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、同じまたは異なる(たとえば、免許、免許不要などの)周波数帯域内でマクロセルとして動作し得る低電力基地局である。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含み得る。ピコセルは、たとえば、小さい地理的エリアをカバーすることがあり、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にすることがある。フェムトセルも、小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることがあり、フェムトセルとの関連付けを有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)の中のUE、自宅の中のユーザのUEなど)による制限付きアクセスを提供することがある。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セル(たとえば、コンポーネントキャリア)をサポートすることがある。
本明細書で説明された1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は、類似のフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局からの送信は、時間的にほぼ整合されることがある。非同期動作の場合、基地局は、異なるフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局からの送信は、時間的に整合されないことがある。本明細書で説明された技法は、同期動作または非同期動作のいずれに使用されてもよい。
本明細書で説明されるダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。たとえば、図1および図2のワイヤレス通信システム100および200を含む、本明細書で説明される各通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを含むことがあり、各キャリアは、複数のサブキャリア(たとえば、異なる周波数の波形信号)から構成される信号であることがある。
添付の図面に関して本明細書に記載された説明は、例示的な構成を説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入るすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用する「例示的」という用語は、「例、事例、または例示として役立つ」ことを意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味するものではない。詳細な説明は、説明された技法を理解することを目的とした具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細を伴うことなく実践され得る。いくつかの事例では、説明された例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形態で示されている。
添付の図面において、類似の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、類似の構成要素を区別するダッシュおよび第2のラベルを参照ラベルに続けることによって区別され得る。本明細書において第1の参照ラベルのみが使用される場合、説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれにも適用可能である。
本明細書で説明される情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及されることがあるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
本明細書の本開示に関して説明される様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
本明細書で説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せに実装されてもよい。プロセッサによって実行されるソフトウェアに実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信されてもよい。他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質に起因して、上で説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、様々な物理的位置に機能の一部が実装されるように分散されることを含めて、様々な場所に物理的に配置されてもよい。また、特許請求の範囲内を含めて本明細書で使用する、項目のリスト(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句が後置される項目のリスト)において使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つのリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的リストを示す。また、本明細書で使用する「に基づいて」という句は、条件の閉集合を指すものと解釈されるべきではない。たとえば、「条件Aに基づいて」として説明された例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づいてもよい。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも一部基づいて」という句と同じように解釈されるべきである。
コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスされることが可能である任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を担持または記憶するために使用され、汎用コンピュータもしくは専用コンピュータまたは汎用プロセッサもしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を備え得る。また、任意の接続が、適正にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするために提供される。本開示に対する様々な修正は、当業者に容易に明らかになり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明される例および設計に限定されず、本明細書で開示された原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。