本明細書で使用される用語は本発明における機能を考慮してできるだけ現在広く使用されている一般的な用語を選択しているが、これは当分野に携わる技術者の意図、慣例、または新たな技術の出現などによって異なり得る。また、特定の場合は出願人が任意に選択したものもあるが、この場合、該当する発明の説明部分でその意味を記載する。よって、本明細書で使用される用語は、単なる用語の名称ではなく、その用語の有する実質的意味と本明細書全般にわたる内容に基づいて解析すべきであることを明らかにする。
明細書全体において、ある構成が他の構成を「連結」されているという際、これは「直接連結」されている場合だけでなく、その中間の他の構成要素を介在して「電気的に連結」されていることも含む。また、ある構成が特定構成要素を「含む」という際、これは特に反対する記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素を更に含むことを意味する。加えて、特定臨海を基準にする「以上」または「以下」という限定事項は、実施例によってそれぞれ「超過」または「未満」に適切に代替されてもよい。
以下の技術はCDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような多様な無線接続システムに使用される。CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術(radio technology)で具現される。TDMAは、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)のような無線技術で具現される。OFDMAは、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802−20、E−UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術で具現される。UTRAは、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)の一部である。3GPP LTE(Long term evolution)はE−UTRAを使用するE−UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、LTE−A(Advanced)は3GPP LTEの進化したバージョンである。3GPP NRはLTE/LTE−Aとは別途に設計されたシステムであって、IMT−2020の要求条件であるeMBB(enhanced Mobile BroadBand)、URLLC(Ultra−Reliable and Low Latency Communication)、及びmMTC(massive Machine Type Communication)サービスを支援するためのシステムである。説明を明確にするために3GPP NRを中心に説明するが、本発明の技術的思想はこれに限らない。
本明細書において、特別に説明しない限り、基地局は3GPP NRで定義するgNB(next generation node B)を指す。また、特別に説明しない限り、端末はUE(user equipment)を指す。
本出願は、韓国特許出願第10−2017−0076934号(2017−06−16)、第10−2017−0127516号(2017−09−29)、第10−2017−0129707号(2017−10−11)、第10−2017−0149933号(2017−11−10)、第10−2018−0018903号(2018−02−17)、及び第10−2018−0040134号(2018−04−06)に基づく優先権を主張し、優先権の基礎となる前記各出願に述べられた実施例及び記載事項は、本出願の詳細な説明に含まれるとする。
本明細書において、特別な説明がない限り、基地局は3GPP NRで定義するgNB(next generation nede B)を称する。また、特別な説明がない限り、端末はUE(user equipment)を称する。
図1は、無線通信システムで使用される無線フレーム構造の一例を示す図である。
図1を参照すると、3GPP NRシステムで使用される無線フレーム(またはラジオフレーム)は、10ms(ΔfmaxNf/100)*Tc)の長さを有する。また、無線フレームは10個の均等な大きさのサブフレーム(Subframe、SF)からなる。ここで、Δfmax=480*103HZ、Nf=4096、Tc=1/(Δfref*Nf、ref)、Δfref=15*103Hz、Nf、ref=2048である。一つの無線フレーム内の10個のサブフレームにそれぞれ0から9までの番号が与えられる。それぞれのサブフレームは1msの長さを有し、サブキャリア間隔(subcarrier spacing)に応じて一つまたは複数個のスロットからなる。より詳しくは、3GPP NRシステムでは使用し得るサブキャリア間隔は15*2μkHzであり、μはサブキャリア間隔構成因子(subcarrier spacing configuration)であって、μ=0、1、2、3、4の値を有する。つまり、15kHz、30kHz、60kHz、120kHz、240kHzがサブキャリア間隔として使用される。1msの長さを有する一つのサブフレームは、2μ個のスロットを含む。この際、各スロットの長さは2−μmsである。一つのサブフレーム内の2μ個のスロットは、それぞれ0から2μ−1までの番号が与えられる。また、一つのサブフレーム内のスロットはそれぞれ0〜10*2μ−1まで番号が与えられる。時間資源は、無線フレーム番号(或いは無線フレームインデックスともいう)、サブフレーム番号(或いはサブフレーム番号ともいう)、及びスロット番号(或いはスロットインデックス)のうち少なくともいずれか一つによって区分される。
図2は、無線通信システムで下りリンク(DL)/上りリンク(UL)のスロット構造の一例を示す図である。特に、図2は3GPP NRシステムの資源格子(resource grid)の構造を示す。
アンテナポート当たりに一つの資源格子がある。図2を参照すると、スロットは時間ドメイン(time domain)で複数のOFDMシンボルを含み、周波数ドメイン(frequency domain)で複数の資源ブロック(resource block、RB)を含む。OFDMシンボルは、一つのシンボル区間を意味してもよい。特別に説明しない限り、OFDMシンボルは簡単にシンボルと称されてもよい。図2を参照すると、各スロットから伝送される信号は、Nsize、μ grid、x*NRB SC個のサブキャリアと、Nslot Symb個のOFDMシンボルからなる資源格子で表現される。ここで、下りリンク資源格子であればx=DLであり、上りリンク資源格子であればx=ULである。Nsize、μ grid、xはサブキャリア間隔構成因子μによって資源ブロック(RB)の個数を示し(xによる下りリンクまたは上りリンク)、Nslot Symbはスロット内のOFDMシンボルの個数を示す。NRB SCは一つのRBを構成するサブキャリアの個数であって、NRB SC=12である。OFDMシンボルは、多重接続方式によってCP−OFDM(cyclic shift OFDM)シンボル、またはDFT−s−OFDM(Discrete Fourier transform spreading OFDM)シンボルと称される。一つのスロットに含まれるOFDMシンボルの数はCP(cyclic prefix)の長さによって異なり得る。例えば、正規(normal)CPであれば一つのスロットが14個のOFDMシンボルを含むが、拡張(extended)CPであれば一つのスロットが12個のOFDMシンボルを含む。具体的な実施例において、拡張CPは60kHzのサブキャリア間隔でのみ使用される。図2では説明の便宜上、一つのスロットが14OFDMシンボルからなるスロットを例示したが、本発明の実施例は異なる個数のOFDMシンボルを有するスロットにも同じ方式で適用される。図2を参照すると、各OFDMシンボルは、周波数ドメインにおいて、Nsize、μ grid、x*NRB SC個のサブキャリアを含む。サブキャリアの類型は、データを伝送するためのデータサブキャリア、参照信号(reference signal)を伝送するための参照信号サブキャリア、及びガードバンド(guard band)に分けられる。キャリア周波数は中心周波数(center frequency)ともいう。
RBは時間ドメインでNslot Symb個(例えば、14個)の連続するOFDMシンボルと定義され、周波数ドメインでNRB SC個(例えば、12個)の連続するサブキャリアによって定義される。ちなみに、一つのOFDMシンボルと一つのサブキャリアからなる資源を資源要素(Resource Element、RE)或いはトーン(tone)と称する。よって、一つのRBはNslot Symb*NRB SC個の資源要素からなる。資源格子内の各資源要素は、一つのスロット内のインデックス対(k、l)によって固有に定義される。kは周波数ドメインで0からNsize、μ grid、x*NRB SC−1まで与えられるインデックスであり、lは時間ドメインで0からNslot Symb−1まで与えられるインデックスである。
一方、一つのRBは、一つの物理資源ブロック(Physical Resource Block、PRB)と一つの仮想資源ブロック(Virtual Resource Block、VRB)にそれぞれマッピングされる。PRBは、時間ドメインでNslot Symb個(例えば、14個)の連続するOFDMシンボルと定義される。また、PRBは周波数ドメインでNRB SC個(例えば、12個)の連続するサブキャリアによって定義される。よって、一つのPRBはNRB SC*Nslot Symb個の資源要素からなる。
端末が基地局から信号を受信するか基地局に信号を伝送するためには、端末の時間/周波数同期を基地局の時間/周波数同期と合わせるべきである。基地局と端末が同期化されなければ、端末がDL信号の復調(demodulation)及びUL信号の伝送を正確な時点に行うのに必要な時間及び周波数パラメータを決定することができないためである。
TDD(time division duplex)またはアンペアド・スペクトル(unpaired spectrum)で動作する無線フレームの各シンボルは、下りリンクシンボル(DL symbol)、上りリンクシンボル(UL symbol)、またはフレキシブルシンボル(flexible symbol)のうち少なくともいずれか一つで構成される。FDD(frequency division duplex)またはペアド・スペクトル(paired spectrum)において、下りリンクキャリアで動作する無線フレームは、下りリンクシンボルまたはフレキシブルシンボルで構成される。上りリンクキャリアで動作する無線フレームは、上りリンクシンボルまたはフレキシブルシンボルで構成される。下りリンクシンボルでは下りリンク伝送はできるが上りリンク伝送はできず、上りリンクシンボルでは上りリンク伝送はできるが下りリンク伝送はできない。フレキシブルシンボルは、異なる信号に応じて下りリンクシンボルに使用されるのか上りリンクシンボルに使用されるのかが決定される。各シンボルのタイプ(type)、つまり、下りリンクシンボル、上りリンクシンボル、またはフレキシブルシンボルであるのかに関する情報は、セル特定(cell−specificまたはcommon)RRC信号で構成される。また、各シンボルのタイプに関する情報は、追加に特定端末(UE−specificまたはdedicated)RRC信号で構成される。基地局は、セル特定RRC信号を使用し、セル特定スロット構成の周期とセル特定スロット構成の周期の最初から下りリンクシンボルのみを有するスロットの数、下りリンクシンボルのみを有するスロットの直後のスロットの最初のシンボルから下りリンクシンボルの数、セル特定スロット構成の周期の最後から上りリンクシンボルのみを有するスロットの数、及び上りリンクシンボルのみを有するスロットの直前のスロットの最後のシンボルから上りリンクシンボルの数を知らせる。ここで、上りリンクシンボルと下りリンクシンボルで構成されていないシンボルはフレキシブルシンボルである。シンボルのタイプに関する情報が特定端末RRC信号で構成されれば、基地局は、セル特定RRC信号でフレキシブルシンボルが下りリンクシンボルであるのか、上りリンクシンボルであるのかをシグナリングする。この際、特定端末RRC信号は、セル特定RRC信号で構成される下りリンクシンボルまたは上りリンクシンボルを他のシンボルのタイプに変更する。特定端末RRC信号は、各スロットごとに該当スロットのNslot symbシンボルのうち下りリンクシンボルの数、スロットのNslot symbシンボルのうち上りリンクシンボルの数をシグナリングする。この際、スロットの下りリンクシンボルはスロットの最初のシンボルから連続的に構成される。また、スロットの上りリンクシンボルはスロットの最後のシンボルまで連続的に構成される。この際、スロットにおいて、上りリンクシンボルと下りリンクシンボルで構成されていないシンボルはフレキシブルシンボルである。前記RRC信号で構成されたシンボルのタイプをセミ−スタティック(semi−static)DL/UL構成と称する。先にRRC信号で構成されたセミ−スタティックDL/UL構成のフレキシブルシンボルは、ダイナミック(dynamic)SFI(slot format information)で下りリンクシンボル、上りリンクシンボル、またはフレキシブルシンボルと指示される。この際、RRC信号で構成された下りリンクシンボルまたは上りリンクシンボルは、他のシンボルtypeに変更されない。表1は、基地局が端末に指示するダイナミックSFIを例示する。表1において、Dは下りリンクシンボルを、Uは上りリンクシンボルを、Xはフレキシブルシンボルを示す。表1のように、一つのスロットで最大2回のDL/ULスイッチング(switching)が許容される。
図3は、3GPPシステム(例えば、NR)に利用される物理チャンネル及び物理チャンネルを利用した一般的な信号伝送方法を説明するための図である。端末に電源が入るか端末が新たにセルに進入すれば、端末は初期セル探索(initial cell search)作業を行う(S301)。詳しくは、端末は初期セル探索で基地局と同期を合わせる。そのために、端末は基地局から主同期信号(Primary Synchronization Signal、PSS)、及び副同期信号(Secondary Synchronization Signal、SSS)を受信して基地局と同期を合わせて、セルIDなどの情報を獲得する。その後、端末は基地局から物理放送チャネル(Physical Broadcast Channel)を受信し、セル内放送情報を獲得する。初期セル探索を終えた端末は、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)、及び前記PDCCHに載せられた情報に応じて物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)を受信することで、初期セル探索を介して獲得したシステム情報より具体的なシステム情報を獲得する(S302)。端末が基地局に最初に接続するか信号を伝送するための無線資源がなければ、端末は基地局に対して任意接続過程(Random Access Procedure)を行う(S303乃至S306)。そのために、端末はは物理任意接続チャネル(Physical Random Access Channel、PRACH)を介して特定シーケンスをプリアンブルに伝送し(S303乃至S305)、基地局からPDCCH及び対応するPDSCHを介してプリアンブルに対する応答メッセージを受信する(S304及びS306)。競争基板RACHの場合、追加に衝突解決手順(Contention Resolution Procedure)を行う。上述した手順の後、端末は一般的な上り/下りリンクの信号伝送手順としてPDCCH/PDSCHを受信(S307)、及び物理上りリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)/物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)を伝送する(S308)。特に、端末はPDCCHを介して下りリンク制御情報(Downlink Control Information、DCI)を受信する。DCIは、端末に対する資源割当情報のような制御情報を含む。また、DCIは、DCIの使用目的に応じてフォーマットが異なりうる。端末が上りリンクを介して基地局に伝送する、または端末が基地局から受信する制御情報は、下りリンク/上りリンクACK/NACK信号、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Index)、RI(Rank Indicator)などを含む。3GPP NRシステムの場合、端末はPUSCH及び/またはPUCCHを介して上述したHARQ−ACKとCSIなどの制御情報を伝送する。
図4は、3GPP NRシステムにおける初期セル接続のためのSS/PBCHブロックに関する図である。
端末は電源が入るか新たにセルに接続しようとする際、セルとの時間及び周波数同期を獲得してセル探索(initial cell search)過程を行う。端末はセル探索過程で、セルの物理セル識別子(physical cell identity)Ncell IDを検出(detect)する。そのために、端末は基地局から同期信号、例えばPSS、及び服同期信号SSSを受信し、基地局と同期を合わせる。この際、端末はセル識別子(identity、ID)などの情報を獲得する。図4(a)を参照して、同期信号(synchronization signal)をより詳しく説明する。同期信号はPSSとSSSに区分される。PSSは、OFDMシンボル同期、スロット同期などのような時間ドメイン同期、及び/または周波数ドメイン同期を得るために使用される。SSSは、フレーム同期、セルグループIDを得るために使用される。図4(a)と表1を参照すると、SS/PBCHブロックは周波数軸に20RBs(=240サブキャリア)で構成され、時間軸に4OFDMシンボルで構成される。ここで、SS/PBCHブロックにおいて、最初のOFDMシンボル、SSSは3番目のOFDMシンボルで56、57、・・・182サブキャリアから伝送される。ここで、SS/PBCHブロックの最も低いサブキャリアインデックスを0からつける。PSSが伝送する最初のOFDMシンボルにおいて、残りのサブキャリア、つまり、0、1、・・・55、183、184、・・・239サブキャリアは基地局が信号を伝送しない。SSSが伝送する3番目OFDMシンボルにおいて、48、49、・・・55、183、184、・・・191サブキャリアは基地局が信号を伝送しない。基地局は、SS/PBCHブロックにおいて前記信号を除いた残りのREにはPBCH信号を伝送する。
SSは、3つのPSSと336個のSSの組み合わせを介し、計1008個の固有な物理階層セル識別子(physical layer cell ID)を示す。詳しくは、物理階層セルIDは、各物理階層セルIDがたった一つの物理−階層セル−識別子グループの部分になるように、各グループが3つの固有な識別子を含む336個の物理−階層セル−識別子グループにグルーピングされる。よって、物理階層セル識別子Ncell ID=3N(1) ID+N(2) IDは、物理−階層セル−識別子グループを示す0から335までの範囲内の番号N(1) IDと、物理−階層セル−識別子グループ内の前記物理−階層セル−識別子を示す0から2までの番号N(2) IDによて固有に定義される。端末はPSSを検出し、3つの固有な物理−階層セル−識別子のう一つを識別する。また、端末はSSSを検出し、前記物理−階層セル−識別子に関する336個の物理階層セルIDのうち一つを識別する。PSS信号は以下のようである。
ここで、
x(i+7)=(x(i+4)+x(i))mod2
であり、
[x(6) x(5) x(4) x(3) x(2) x(1) x(0)]=[1 1 1 0 1 1 0]
で与えられる。SSSは以下のようである。
ここで、
x0(i+7)=(x0(i+4)+x0(i))mod2
x1(i+7)=(x1(i+1)+x1(i))mod2
であり、
[x0(6) x0(5) x0(4) x0(3) x0(2) x0(1) x0(0)]=[0 0 0 0 0 0 1]
[x1(6) x1(5) x1(4) x1(3) x1(2) x1(1) x1(0)]=[0 0 0 0 0 0 1]
で与えられる。
10msデュレーションを有する無線フレームは、5msデュレーションを有する2つの半フレームに分けられる。図4(b)を参照して、各半フレーム内でSS/PBCHブロックが伝送されるスロットについて説明する。SS/PBCHブロックが伝送されるスロットは、Case A、B、C、D、Eのうちいずれか一つである。Case Aにおいて、サブキャリア間隔は15kHzであり、SS/PBCHブロックの開始地点は{2、8}+14*nシンボルである。この際、3GHz以下のキャリア周波数において、n=0、1である。3GHz超過6GHz以下において、n=0、1、2、3である。Case Bにおいて、サブキャリア間隔は30kHzであり、SS/PBCHブロックの開始地点は{4、8、16、20}+28*nである。この際、3GHz以下のキャリア周波数において、n=1である。3GHz超過6GHz以下において、n=0、1である。Case Cにおいて、サブキャリア間隔は30kHzであり、SS/PBCHブロックの開始地点は{2、8}+14*nである。この際、3GHz以下のキャリア周波数において、n=0、1である。3GHz超過6GHz以下において、n=0、1、2、3である。Case Dにおいて、サブキャリア間隔は120kHzであり、SS/PBCHブロックの開始地点は{4、8、16、20}+28*nである。この際、6GHz以上のキャリア周波数において、n=0、1、2、3、5、6、7、8、10、11、12、13、15、16、17、18である。Case Eにおいて、サブキャリア間隔は240kHzであり、SS/PBCHブロックの開始地点は{8、12、16、20、32、36、40、44}+56*nである。この際、6GHz以上のキャリア周波数において、n=0、1、2、3、5、6、7、8である。
図5は、3GPP NRシステムにおける制御情報及び制御チャネル伝送のための手順に関する。図5(a)を参照すると、基地局は制御情報(例えば、DCI)にRNTI(Radio Network Temporary Identifier)でマスク(例えば、XOR演算)されたCRC(Cyclic Redundancy Check)を付加する(S502)。基地局は、各制御情報の目的/対象によって決定されるRNTI値でCRCをスクランブルする。一つ以上の端末が使用する共通RNTIは、SI−RNTI(System Information RNTI)、P−RNTI(Paging RNTI)、RA−RNTI(Random Access RNTI)、及びTPC−RNTI(Transit Power Control RNTI)のうち少なくともいずれか一つを含む。また、端末−特定RNTIは、C−RNTI(Cell temporary RNTI)、及びSPS C−RNTI(Semi−Persistent Scheduling)のうち少なくともいずれか一つを含む。次に、基地局はチャネル符号化(例えば、polar coding)を行った(S504)後、PDCCH伝送のために使用された資源(ら)の量に合わせてレートマッチング(rate−matching)を行う(S506)。次に、基地局はCCE(Cntrol Channel Element)基板のPDCCH構造に基づいてDCI(ら)を多重化した後(S508)、多重化されたDCI(ら)に対して追加過程(例えば、スクランブリング、モジュレーション(例えば、QPSK)、インターリンク)(S910)を適用してから、伝送しようとする資源にマッピングする。CCEはPDCCHのための基本資源単位であり、一つのCCEは複数(例えば、6個)のREG(Resource Element Group)からなる。一つのREGは複数(例えば、12個)のREからなる。一つのPDCCHのために使用されたCCEの個数をアグリゲーションレベルと定義する。3GPP NRシステムにおいては、1、2、4、8、16を使用する。図5(b)はCCEアグリゲーションレベルとPDCCHの多重化に関する図であり、一つのPDCCHのために使用されたCCEアグリゲーションレベルの種類とそれによる制御領域から伝送されるCCE(ら)を示す。
図6は、3GPP NRシステムにおけるPDCCHが伝送されるCORESETを示す図である。
CORESETは、端末の制御信号であるPDCCHが伝送される時間−周波数資源である。図6を参照して、端末はすべての周波数帯域を受信してPDCCH」複合を試みるのではなく、CORESETと定義された時間−周波数資源のみを受信し、CORESET内にマッピングされているPDCCHを複合する。基地局は、端末にセルごとに一つまたは複数個のCORESETを構成する。CORESETは、時間軸に最大3つまで連続したシンボルからなる。また、CORESETは周波数軸に6PRBs単位で連続にまたは不連続に構成される。図5の実施例において、CORESET#1は連続したPRBからなり、CORESET#2とCORESET#3は不連続のPRBからなる。CORESETはスロット内にいかなるシンボルにも位置し得る。例えば、図5のCORESET#1はスロットの最初のシンボルから始まり、CORESET#2はスロットの5番目のシンボルから始まり、CORESET#9はスロットの9番目のシンボルから始まる。
図7は、3GPP NRシステムにおけるPDCCH探索空間(search space)の設定に関する図である。端末にPDCCHを伝送するために、各CORESETには少なくとも一つ以上の探索空間が存在する。本発明において、探索空間とは、端末のPDCCHが伝送され得る全ての時間−周波数資源(以下、PDCCH候補(candidate))の集合である。探索空間は、3GPP NRの端末が共通に探索すべき共通探索空間(common search space)と、特定端末が探索すべき端末−特定探索空間(Terminal−specific or UE−specific search space)を含む。共通探索空間は、同一基地局に属するセルにおける全ての端末が共通に探すように設定されているPDCCHをモニタリングするように設定されており、端末−特定探索空間は、端末に応じて異なる探索空間位置において、各端末に割り当てられたPDCCHをモニタリングするように端末ごとに設定されている。端末−特定探索空間は、PDCCHに割り当てられ得る制限された制御領域により、端末間探索空間が部分的に重なって割り当てられている可能性がある。PDCCHをモニタリングすることは、探索空間内のPDCCH候補をブラインドデコーディングすることを含む。ブラインドデコーディングに成功した場合をPDCCHが(成功的に)検出/受信されたと表現し、ブラインドデコーディングに失敗した場合をPDCCHが未検出/未受信されたと表現するか、成功的に検出/受信されなかったと表現する。
説明の便宜上、一つ以上の端末に上りリンクスケジューリング情報または下りリンクスケジューリング情報を伝送するために、既に知っているグループ共通(group common、GC)RNTI(or common control RNTI、CC−RNTI)でスクランブルされたPDCCHを(端末)グループ共通((UE)group common、GC)PDCCH、または共通PDCCHと称する。また、一つの特定端末に上りリンクスケジューリング情報または下りリンクスケジューリング情報を伝送するために、特定端末が既に知っている端末−特定RNTIでスクランブルされたPDCCHを端末−特定(user−specific、US)PDCCHと称する。
PDCCHは、伝送チャネルであるPCH(Paging channel)及びDL−SCH(Downlink−shared channel)の資源割当(DL Grant)に関する情報、UL−SCHの資源割当(Uplink Grant)、HARQ情報のうち少なくともいずれか一つを各端末または端末グループに知らせる。基地局は、PCH伝送ブロック及びDL−SCH伝送ブロックをPDSCHを介して伝送する。基地局は、特定の制御情報または特定のサービスデータを除いたデータをPDSCHを介して伝送する。また、端末は、特定の制御情報または特定のサービスデータを除いたデータをPDSCHを介して受信する。
基地局はPDSCHのデータがどの端末(一つまたは複数の端末)に伝送されるのか、該当端末がいかにPDSCHを受信しデコーディング(decoding)すべきであるのかに関する情報をPDCCHに含ませて伝送する。例えば、特定PDCCHが「A」というRNTIでCRCマスキングされており、「B」という無線資源(例えば、周波数位置)、及び「C」というDCIフォーマット、つまり、伝送形式情報(例えば、伝送ブロックのサイズ、変調方式、コーディング情報)などを利用して伝送されるデータに関する情報が特定サブフレームを介して伝送されると仮定する。この場合、セル内の端末は自ら有するRNTI情報を利用してPDCCHをモニタリングし、「A」RNTIを有する一つ以上の端末があれば、該当端末はPDCCHを受信し、受信したPDCCHの情報を介して「B」と「C」によって指示されるPDSCHを受信する。
表2は、無線通信システムで使用されるPUCCH(physical uplink control channel)に関する。
PUCCHは、以下の制御情報を伝送するのに使用される。
−SR(Scheduling Request):上りリンクUL−SCH資源を要請するのに使用される情報である。
−HARQ−ACK:(DL SPS releaseを指示する)PDCCHに対する応答、及び/またはPDSCH上の下りリンクデータパケットに対する応答である。PDCCH或いはPDSCHが成功的に受信されたのか否かを示す。HARQ−ACK応答は、ポジティブACK(簡単にACK)、ネガティブACK(以下、NACK)、DTX(Discontinuous Transmission)、またはNACK/DTXを含む。ここで、HARQ−ACKという用語は、HARQ ACK/NACK、ACK/NACKと混用される。一般に、ACKは1に対応して表現に、NACKは0に対応して表現する。
−CSI(Channel State Information):下りリンクチャネルに対するフィードバック情報(feedback information)である。基地局が伝送するCSI−RS(Reference Signal)に基づいて端末が生成する。MIMO(Multi Input Multi Output)−関連フィードバック情報は、RI(Rank Indicator)及びPMI(Precoding Matrix Indicator)を含む。CSIは、CSIが示す情報に応じてCSIパート(part)1とCSIパート2に分けられる。
3GPP NRシステムにおいては、多様なサービスシナリオ、多様なチャネル環境、及びフレーム構造を支援するために5つのPUCCHフォーマットが使用される。
PUCCH format0は、1ビットまたは2ビットのHARQ−ACK情報を伝達するフォーマットである。PUCCH format0は、時間軸に1OFDMシンボルまたは2OFDMシンボル、周波数軸に1PRBを介して伝送される。PUCCH format0が2OFDMシンボルで伝送されれば、2つのシンボルに同じシーケンスが異なるPRBで伝送される。これを介して、端末は周波数ダイバーシティゲイン(diversity gain)を得る。より詳しくは、端末は、Mbit bits UCI(Mbit=1 or 2)によってサイクリックシフト(cyclic shift)の値mcsを決定し、長さ12のベースシーケンス(base sequence)を決められた値mcsでサイクリックシフトしたシーケンスを、1OFDMシンボルの1PRBの12REsにマッピングして伝送する。端末が使用可能なサイクリックシフトの数が12個で、Mbit=1であれば、端末がUCI0とUCI1を伝送する際、端末は2つのサイクリックシフトの値の差を6に配置する。また、Mbit=2で、端末がUCI00、UCI01、UCI11、UCI10を伝送すれば、端末は4つのサイクリックシフトの値の差を3に配置する。
PUCCH format1は、1ビットまたは2ビットのHARQ−ACK情報を伝達する。PUCCH format1は、時間軸に連続したOFDMシンボルと周波数軸に1PRBで伝送される。ここで、PUCCH format1が占めるOFDMシンボルの数は、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、及び14のうち一つである。より詳しくは、Mbit=1 UCIはBPSKモジュレーションされる。端末はMbit=2 UCIをQPSK(Quandrature Phase Shift Keying)モジュレーションして複素数シンボル(complex valued symbol)d(0)を生成し、生成したd(0)は長さ12のシーケンスをかけて信号を得る。端末は、得られた信号をPUCCH format1が割り当てられた偶数番目のOFDMシンボルに時間軸OCC(orthogonal cover code)でスプレディング(spreading)して伝送する。PUCCH format1は、使用するOCCの長さに応じて同じPRBに多重化される異なる端末の最大数が決定される。PUCCH format1の帰趨番目のOFDMシンボルには、DMRS(Demodulation RS)がOCCにスプレディングされてマッピングされる。
PUCCH format2は、2ビットを超過するUCI(Uplink Control Information)を伝送する。PUCCH format2は、時間軸に1OFDMシンボルまたは2OFDMシンボル、周波数軸に1PRBで伝送される。PUCCH format2が2つのOFDMシンボルで伝送されれば、2つのOFDMシンボルを介して同じシーケンスが異なるPRBで伝送される。これを介して、端末は周波数ダイバーシティゲインを得る。より詳しくは、Mbit bits UCI(Mbit>2)はビット−レベルスクランブルされ、QPSLモジュレーションされてOFDMシンボルのPRB(s)にマッピングされる。ここで、PRBの数は1、2、・・・、16のうちいずれか一つである。
PUCCH format3またはPUCCH format4は、2ビットを超過するUCIを伝達する。PUCCH format3またはPUCCH format4は、時間軸に連続したOFDMシンボルと周波数軸に1PRBを介して伝送される。PUCCH format3またはPUCCH format4が占めるOFDMシンボルの数は、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、及び14のうち一つである。詳しくは、端末は、Mbit bits UCI(Mbit>2)をπ/2−BPSK(Binary Phase Keying)またはQPSKでモジュレーションし、複素数シンボルd(0)、・・・、d(Msymb−1)を生成する。端末は、PUCCH format3にblock−wiseスプレディングを適用しない。但し、端末はPUCCH format4が2つ或いは4つの多重化容量(multiplexing capacity)を有するよう、length−12のPreDFT−OCCを使用して1RB(12 subcarrier)にblock−wiseスプレディングを適用する。端末はスプレディングされた信号を伝送プレコーティング(transmit precoding)(またはDFT−precoding)し、各REにマッピングして、スプレディングされた信号を伝送する。
この際、PUCCH format2、PUCCH format3、またはPUCCH format4が占めるPRBの数は、端末が伝送するUCIの長さと最大コードレート(code rate)に応じて決定される。端末がPUCCH format2を使用すれば、端末はPUCCHを介してHARQ−ACK情報、CSI情報を共に伝送する。もし端末が伝送し得るPRBの数がPUCCH format2、PUCCH format3、またはPUCCH format4が使用可能な最大のPRBの数より大きければ、端末はUCI情報の優先順位に応じて一部のUCI情報は伝送せず、残りのUCI情報のみを伝送する。
PUCCH format1、PUCCH format3、またはPUCCH format4がスロット内で周波数ホッピング(frequency hopping)を指示するよう、RRC信号を介して構成される。周波数ホッピングが構成される際、周波数ホッピングするPRBインデックスはRRC信号で構成(configured)される。PUCCH format1、PUCCH format3、またはPUCCH format4が時間軸でN番目のOFDMシンボルにわたって伝送されれば、最初のホップ(hop)はfloor(N/2)個のOFDMシンボルを有し、2番目のホップはceiling(N/2)個のOFDMシンボルを有する。
PUCCH format1、PUCCH format3、またはPUCCH format4は、複数のスロットに繰り返し伝送されるように構成される。この際、PUCCHが繰り返し伝送されるスロットの個数Kは、RRC信号によって構成される。繰り返し伝送されるPUCCHは、各スロット内で同じ位置のOFDMシンボルから始まり、同じ長さを有すべきである。端末がPUCCHを伝送すべきスロットのOFDMシンボルのう一つのOFDMシンボルでもRRC信号でDLシンボルと指示されれば、端末は該当スロットでPUCCHを伝送せず、次のスロットに伸ばして伝送する。
3GPP NRシステムにおいて、端末はキャリア(またはセル)の帯域幅より小さいか同じ帯域幅を利用して送受信を行う。そのために、端末はキャリアの帯域幅のうち一部の連続した帯域幅からなるBandwidth part(BWP)を構成される。TDDによって動作するかまたはアンペアドスペクトル(unpaired spectrum)で動作する端末は、一つのキャリア(またはセル)に最大4つのDL/UL BWPペア(pairs)を構成される。また、端末は一つのDL/UL BWPペアを活性化する。FDDによって動作するかまたはペアドスペクトル(paired spectrum)で動作する端末は、下りリンクキャリア(またはセル)に最大4つのDL BWPsを構成され、上りリンクキャリア(またはセル)に最大4つのUL BWPsを構成される。端末は、各キャリア(またはセル)ごとに一つのDL BWPとUL BWPを活性化する。端末は、活性化されたBWP以外の時間−周波数資源で受信するかそう試飲しない。活性化されたBWPをアクティブBWPと称する。
基地局は、端末が一つのBWPから他のBWPに移動することをDCIを利用して指示する。端末が一つのBWPから他のBWPに移動することは、端末が使用するBWPを非活性化し、新しいBWPを活性化することを示す。TDDで動作するキャリア(またはセル)において、基地局は端末のDL/UL BWPペアを変えるために、PDSCHまたはPUSCHをスケジューリングするDCIに活性化されるBWPを指示するBPI(Bandwidth part indicator)を含ませる。端末はPDSCHまたはPUSCHをスケジューリングするDCIを受信し、BPIに基づいて活性化されるDL/UL BWPペアを識別する。FDDで動作する下りリンクキャリア(またはセル)の場合、基地局は端末のDL BWPを変えるためにPDSCHをスケジューリングするDCIに活性化されるBWPを知らせるBPIを含ませる。FDDで動作する上りリンクキャリア(またはセル)の場合、基地局は端末のUL BWPを変えるためにPDSCHをスケジューリングするDCIに活性化されるBWPを指示するBPIを含ませる。
以下では、キャリアアグリゲーション技法について説明する。図6は、キャリアアグリゲーションを説明する概念図である。
キャリアアグリゲーションは、無線通信システムがより広い周波数帯域を使用するために、端末が上りリンク資源(またはコンポーネントキャリア)及び/または下りリンク資源(またはコンポーネントキャリア)からなる周波数ブロック、または(論理的意味の)セルを複数個使用し、一つの大きい論理周波数帯域として使用する方法を意味する。以下では、説明の便宜上、コンポーネントキャリアという用語に統一する。
図8を参照すると、3GPP NRシステムの一例として、全体のシステム帯域は最大16個のコンポーネントキャリアを含むが、それぞれのコンポーネントキャリアは最大400MHzの帯域幅を有する。コンポーネントキャリアは、物理的に連続した一つ以上の連続したサブキャリアを含む。図8ではそれぞれのコンポーネントキャリアがいずれも同じ帯域幅を有すると示しているが、これは例示に過ぎず、それぞれのコンポーネントキャリアは異なる帯域幅を有してもよい。また、それぞれのコンポーネントキャリア周波数軸で互いに隣接していると示しているが、前記図面は論理的外面で示されたものであって、それぞれのコンポーネントキャリアは物理的に互いに隣接してもよく、離れていてもよい。
それぞれのコンポーネントキャリアにおいて、異なる中心キャリア(conter frequency)が使用される。また、物理的に隣接したコンポーネントキャリアにおいて、共通した一つの中心キャリアが使用される。図8の実施例において、全てのコンポーネントキャリアが物理的に隣接していると仮定すれば、全てのコンポーネントキャリアに中心キャリアAが使用される。また、それぞれのコンポーネントキャリアが物理的に隣接していない場合を仮定すれば、コンポーネントキャリアそれぞれにおいて中心キャリアA、中心キャリアBが使用される。
キャリアアグリゲーションで全体のシステム帯域が拡張されていれば、各端末との通信に使用される周波数帯域はコンポーネントキャリア単位に定義される。端末Aは全体のシステム帯域である100MHzを使用可能で、5つのコンポーネントキャリアを全て使用して通信を行う。端末B1〜B5は20MHzの帯域幅のみを使用可能で、一つのコンポーネントキャリアを使用して通信を行う。端末C1及びC2は40MHzの帯域幅のみを使用可能で、それぞれ2つのコンポーネントキャリアを使用して通信を行う。2つのコンポーネントキャリアは、論理/物理的に隣接するか隣接しない。端末C1は隣接していない2つのコンポーネントキャリアを使用する場合を示し、端末C2は隣接した2つのコンポーネントキャリアを使用する場合を示す。
図9は、単一キャリア通信と多重キャリア通信を説明するための図である。特に、図9(a)は端末キャリアのサブフレーム構造を示し、図9(b)は多重キャリアのサブフレーム構造を示す。
図9(a)を参照すると、一般的な無線通信システムは、一つのDL帯域とそれに対応する一つのUL帯域を介してデータの伝送或いは受信を行う(周波数分割デュプレックス(frequency division duplex、FDD)モードの場合)。他の具体的な実施例において、無線通信システムは、無線フレーム(radio frame)を時間ドメイン(time domain)で上りリンク時間ユニットと下りリンク時間ユニットに区分し、上り/下りリンク時間ユニットを介してデータの伝送或いは受信を行う(時分割デュプレックス(time division duplex、TDD)モードの場合)。図9(b)を参照すると、UL及びDLにそれぞれ3つの20MHz CCが集められて60MHzの帯域幅が支援される。それぞれのCCは周波数ドメインで互いに隣接するか非隣接する。図9(b)は便宜上UL CCの帯域幅とDL CCの帯域幅がいずれも同じで対称な場合を示しているが、各CCの帯域幅は独立して決められてもよい。また、UL CCの個数とDL CCの個数が異なる非対称のキャリアアグリゲーションも可能である。RRCを介して特定UEに限定されたDL/UL CCを特定ULにおける構成された(configured)サービング(serving)UL/DL CCと称する。
基地局は端末に構成されたサービングCCのうち一部または全部を活性化(activate)するか、一部のCCを非活性化(deactive)することで、端末との通信に使用する。基地局は活性化/非活性化されるCCを変更し、活性化/非活性化されるCCの個数を変更する。基地局が端末に利用可能なCCをセル−特定或いは端末−特定に割り当てると、端末に対するCC割当が全面的に再構成されるか端末がハンドオーバー(handover)しない限り、いったん割り当てられたCCのうち少なくとも一つは非活性化されない。端末に非活性化されない一つのCCを主CC(Primary CC、PCC)と称し、基地局が自由に活性化/非活性化するCCを副CC(Secondary CC、SCC)と称する。PCCとSCCは制御情報を基準に区分されてもよい。例えば、特定の制御情報は特定のCCを介してのみ送受信されるように設定されるが、このような特定CCをPCCと称し、残りのCC(ら)をSCC(s)と称してもよい。
一方、3GPP NRは無線資源を管理するためにセル(Cell)の概念を使用する。セルとは、下りリンク資源(DL resources)と上りリンク資源(UL resources)の組み合わせ、つまり、DL CCとUL CCの組み合わせで定義される。セルは、DL資源単独、またはDL資源とUL資源の組み合わせからなる。キャリアアグリゲーションが支援されれば、DL資源(または、DL CC)のキャリア周波数(carrier frequency)とUL資源(または、UL CC)のキャリア周波数との間のリンケージ(linkage)はシステム情報によって指示される。RRC_CONNECTED状態にあるが、キャリアアグリゲーションが設定されていないかキャリアアグリゲーションを支援しないUEの場合、PCellでのみ構成されたサービングセルがたった一つ存在する。
上述したように、キャリアアグリゲーションで使用されるセル(Cell)という用語は、一つの基地局或いは一つのアンテナグループによって通信サービスが提供される一定地理的領域を指すセル(Cell)という用語と区分される。一定地理的領域を指す(Cell)とキャリアアグリゲーションのセル(Cell)を区分するために、本発明ではキャリアアグリゲーションのセル(Cell)をCCと称し、地理的領域のセル(Cell)をセル(Cell)と称する。
図10は、クロスキャリアスケジューリング技法が適用される例を示す図である。特に、図10では割り当てられたセル(または、コンポーネントキャリア)の個数は3っつであって、上述したようにCIFを利用してクロスキャリアスケジューリング技法が行われる。ここで、下りリンクセル#0は下りリンク主コンポーネントキャリア(つまり、Primary Cell、PCell)と仮定し、残りのコンポーネントキャリア#1及びコンポーネントキャリア#2は副コンポーネントキャリア(つまり、Secondary Cell、SCell)と仮定する。
本発明では、端末がキャリアアグリゲーション動作を行う途中で主コンポーネントキャリア(primary component carrier或いはPrimary Cell或いはPCell)または副コンポーネントキャリア(secondary component carrier或いはSCell)に対する上りリンク資源の効果的な管理方法を提案する。以下では、端末が2つのコンポーネントキャリアを併合して動作する場合を説明するが、3つ以上のコンポーネントキャリアを併合する場合にも適用可能であることは自明である。
図9乃至図10は3GPP LTE−Aシステムのサブフレーム構造を中心に例示しているが、3GPP NRシステムにも適用可能である。3GPP NRシステムにおいて、図9乃至ず10のサブフレームはスロットに代替されてもよい。
以下、本発明について説明する。説明を理解を助けるために、それぞれの内容を別途に実施例と区分して説明するが、それぞれの実施例は互いに組み合わせられて使用されてもよい。
図11は、本発明の一実施例による端末と基地局の構成をそれぞれ示すブロック図である。
図示したように、本発明の一実施例による端末100は、プロセッサ110、通信部120、メモリ130、ユーザインタフェース部140、及びディスプレーユニット150を含む。
まず、プロセッサ110は多様な命令またはプログラムを実行し、端末100内部のデータをプロセッシングする。また、プロセッサ100は端末100の各ユニットを含む全体の動作を制御し、ユニット間のデータの送受信の制御する。ここで、プロセッサ110は、本発明で説明した実施例による動作を行うように構成される。例えば、プロセッサ110はスロット構成情報を受信し、それに基づいてスロットの構成を判断して、判断しされたスロット構成情報に応じて通信を行ってもよい。
次に、通信モジュール120は、無線通信網を利用した無線通信、及び無線LANを利用した無線LAN接続を行う統合モジュールである。そのために、通信モジュール120は、セルラー通信インターフェースカード121、122、及び無線LANインタフェースカード123のような複数のネットワークインターフェースカード(Network Interface Card)を内蔵または外装の形に備える。図面において、通信モジュール120は一体型統合モジュールと示されているが、それぞれのネットワークインターフェースカードは図面とは異なって、回路構成または用途に応じて独立して配置されてもよい。
セルラー通信インターフェースカード121は、移動通信網を介して基地局200、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つと無線信号を送受信し、プロセッサ110の命令に基づいて第1周波数バンドによるセルラー通信サービスを提供する。ここで、無線信号は音声呼信号、画像通話呼信号、またまメール/マルチメディアメッセージなど、多様な形態のデータまたは情報を含む。セルラー通信インターフェースカード121は、LTE−Licensed周波数バンドを利用する少なくとも一つのNICモジュールを含む。少なくとも一つのNICモジュールは、該当NICモジュールが支援する周波数バンドのセルラー通信規格またはプロトコールに応じて、独立して基地局200、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つとセルラー通信を行う。
セルラー通信インターフェースカード122は、移動通信網を介して基地局200、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つと無線信号を送受信し、プロセッサ110の命令に基づいて第2周波数バンドによるセルラー通信サービスを提供する。セルラー通信インターフェースカード122は、LTE−Unlicensed周波数バンドを利用する少なくとも一つのNICモジュールを含む。例えば、LTE−Unlicensed周波数バンドは2.4GHzまたは5GHzのバンドであってもよい。
無線LANインターフェースカード123は、無線LAN接続を介して基地局200、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つと無線信号を送受信し、プロセッサ110の命令に基づいて第2周波数バンドによる無線LANサービスを提供する。無線LANインターフェースカード123は、無線LAN周波数バンドを利用する少なくとも一つのNICモジュールを含む。例えば、無線LAN周波数バンドは2.4GHzまたは5GHzのバンドのようなUnlicensed radioバンドであってもよい。少なくとも一つのNICモジュールは、該当NICモジュールが支援する周波数バンドの無線LAN規格またはプロトコールに応じて、独立して基地局200、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つとセルラー通信を行う。
次に、メモリ130は、端末100で使用される制御プログラム及びそれによる各種データを貯蔵する。このような制御プログラムには、端末100が基地局200、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つと無線通信を行うのに必要な所定のプログラムが含まれる。
次に、ユーザインタフェース140は、端末100に備えられた多様な形態の入/出力手段を含む。つまり、ユーザインタフェース部140は多様な入力手段を利用してユーザの入力を受信し、プロセッサ110は受信されたユーザの入力に基づいて端末100を制御する。また、ユーザインタフェース140は、多様な出力手段を利用してプロセッサ110の命令に基づく出力を行う。
次に、ディスプレーユニット150は、ディスプレー画面に多様なイメージを出力する。前記ディスプレーユニット150は、プロセッサ110によって行われるコンテンツ、またはプロセッサ110の制御命令に基づくユーザインタフェースなどの多様なディスプレーオブジェクトを出力する。
また、本発明の実施例による基地局200は、プロセッサ210、通信モジュール220、及びメモリ230を含む。
まず、プロセッサ210は多様な命令またはプログラムを実行し、基地局200内部のデータをプロセッシングする。また、プロセッサ210は基地局200の各ユニットを含む全体の動作を制御し、ユニット間のデータの送受信の制御する。ここで、プロセッサ210は、本発明で説明した実施例による動作を行うように構成される。例えば、プロセッサ210はスロット構成情報をシグナリングし、シグナリングしたスロット構成情報に応じて通信を行ってもよい。
次に、通信モジュール220は、無線通信網を利用した無線通信、及び無線LANを利用した無線LAN接続を行う統合モジュールである。そのために、通信モジュール120は、セルラー通信インターフェースカード221、222、及び無線LANインタフェースカード223のような複数のネットワークインターフェースカードを内蔵または外装の形に備える。図面において、通信モジュール220は一体型統合モジュールと示されているが、それぞれのネットワークインターフェースカードは図面とは異なって、回路構成または用途に応じて独立して配置されてもよい。
セルラー通信インターフェースカード221は、移動通信網を利用して上述した端末100、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つと無線信号を送受信し、プロセッサ210の命令に基づいて第1周波数バンドによるセルラー通信サービスを提供する。ここで、無線信号は音声呼信号、画像通話呼信号、またまメール/マルチメディアメッセージなど、多様な形態のデータまたは情報を含む。セルラー通信インターフェースカード221は、LTE−Licensed周波数バンドを利用する少なくとも一つのNICモジュールを含む。少なくとも一つのNICモジュールは、該当NICモジュールが支援する周波数バンドのセルラー通信規格またはプロトコールに応じて、独立して端末100、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つとセルラー通信を行う。
セルラー通信インターフェースカード222は、移動通信網を介して端末100、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つと無線信号を送受信し、プロセッサ210の命令に基づいて第2周波数バンドによるセルラー通信サービスを提供する。セルラー通信インターフェースカード222は、LTE−Unlicensed周波数バンドを利用する少なくとも一つのNICモジュールを含む。例えば、LTE−Unlicensed周波数バンドは2.4GHzまたは5GHzのバンドであってもよい。本発明の実施例によると、少なくとも一つのNICモジュールは、該当NICモジュールが支援する周波数バンドのセルラー通信規格またはプロトコールに応じて、独立して端末100、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つとセルラー通信を行う。
無線LANインターフェースカード223は、無線LAN接続を介して端末100、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つと無線信号を送受信し、プロセッサ210の命令に基づいて第2周波数バンドによる無線LANサービスを提供する。無線LANインターフェースカード223は、無線LAN周波数バンドを利用する少なくとも一つのNICモジュールを含む。例えば、無線LAN周波数バンドは2.4GHzまたは5GHzのバンドのようなUnlicensed radioバンドであってもよい。少なくとも一つのNICモジュールは、該当NICモジュールが支援する周波数バンドの無線LAN規格またはプロトコールに応じて、独立して端末100、外部ディバイス、サーバのうち少なくとも一つと無線通信を行う。
図11に示した端末100及び基地局200は本発明の一実施例によるブロック図であって、分離して示したブロックはディバイスのエレメントを論理的に区別して図示したものである。よって、上述したディバイスのエレメントは、ディバイスの設計に応じて一つのチップまたは複数のチップに取り付けられる。また、端末100の一部の構成、例えば、ユーザインタフェース部140及びディスプレーユニット150などは端末100に選択的に備えられてもよい。また、ユーザインタフェース140及びディスプレーユニット150などは、基地局200に必要によって追加に備えられてもよい。
本明細書において、端末の設定(configure)は基地局による設定を示す。詳しくは、基地局は端末にチャネルまたは信号を伝送し、端末の動作または無線通信システムで使用されるパラメータの値を設定する。
図12は、NRシステムにおける本発明の実施例によるCORESETの例を示す図である。
上述したように、CORESETは端末の制御信号であるPDCCHが伝送される時間−周波数資源である。また、探索空間(search space)は一つのCORESETにマッピングされる。よって、端末はPDCCHを受信するために全ての周波数帯域をモニタリングするのではなく、CORESETと指定された時間−周波数領域をモニタリングして、CORESETにマッピングされたPDCCHをデコーディングする。
具体的な実施例において、CORESETはセル別に一つである。この際、該当セルに接続した端末は一つのCORESETからPDCCHを受信する。他の具体的な実施例において、図12のようにセル一つに複数のCORESETが存在してもよい。この際、該当セルに接続した端末は一つまたは複数のCORESETをモニタリングする。詳しくは、セルに接続した端末は、一つまたは複数のCORESETをモニタリングするように基地局によって設定される。また、一つの端末に割り当てられた複数のCORESETは、互いに時間−周波数資源で重なるように設定される。
端末は、基地局が端末に割り当てたCORESETが現在のスロットで占める(occupy)時間−周波数領域を判断する。しかし、端末は、基地局が端末に割り当てていないCORESETが現在のスロットで占める時間−周波数領域を判断できないか、追加のシグナリングがなければ判断できない可能性がある。また、端末は、基地局が端末に割り当てた現在より遅い時間のスロットのCORESETで動的に割り当てられるPDSCHが占める時間−周波数資源を判断するできない可能性がある。
図13は、本発明の実施例によって端末に設定されたBWPの例を示す図である。
上述したように、端末は、キャリア(またはセル)の周波数帯域幅より小さいか同じ周波数帯域幅を有するBWPを介して受信及び伝送を行う。具体的な実施例において、端末に一つまたは複数のBWPが設定される。端末に複数のBWPが設定されれば、複数のBWPの周波数帯域は互いに重ならない。また、端末に一つまたは複数のBWPが設定されてもよい。端末に複数のBWPが設定されれば、複数のBWPは、複数のBWPの他のBWPと重なる周波数帯域を含むBWPを含む。図13(a)は、端末に複数のBWPが設定される際、複数のBWPの周波数帯域が互いに重ならない場合を示す。図13(b)は、端末に複数のBWPが設定される際、複数のBWPが複数のBWPの他のBWPと重なる周波数帯域を含むBWPを含む場合を示す。端末に複数のBWPが設定されれば、端末は複数のBWPのうち一つのBWPを使用して伝送及び受信を行う。それについては、図14を介して詳しく説明する。
図14は、本発明の実施例によって端末に設定されたBWPと、BWPのためのCORESETの例を示す図である。
端末に複数のBWPが設定されれば、複数のBWPそれぞれのための複数のCORESETそれぞれは該当BWPが占める時間−周波数資源領域内に位置する。端末に複数のBWPが設定されれば、複数のBWPそれぞれから端末に少なくとも一つのCORESETが設定される。複数のBWPが互いに重ならないように設定される際と、複数のBWPが互いに重なるように設定される際、複数のBWPそれぞれのためのCORESETは該当BWPが占めるPRB内に存在する。また、複数のBWPが互いに重なるように設定される際、複数のBWPそれぞれのためのCORESETは、複数のBWPのうちいずれか一つのBWPに当たるCORESETが占めるPRBは、複数のBWPのうち該当BWPと他のBWPが占めるPRBと重なる。
図14(a)の実施例において、第1BWP(Bandwidth part #1)と第2BWP(Bandwidth part #2)は互いに重ならないように設定される。第1BWP(Bandwidth part #1)に当たる第1CORESET(CORESET #1)は、第1BWP(Bandwidth part #1)が占めるPRB内に存在する。また、第2BWP(Bandwidth part #2)に当たる第2CORESET(CORESET #2)は、第2BWP(Bandwidth part #2)が占めるPRB内に存在する。図14(b)の実施例において、第2BWP(Bandwidth part #2)は、と第1BWP(Bandwidth part #1)が指示する周波数帯域全体を含む。第1BWP(Bandwidth part #1)に当たる第1CORESET(CORESET #1)は、第1BWP(Bandwidth part #1)が占めるPRB内に存在する。また、第2BWP(Bandwidth part #2)に当たる第2CORESET(CORESET #2)は、第2BWP(Bandwidth part #2)が占めるPRB内に存在する。この際、第2CORESET(CORESET #2)が占めるPRBは、第1BWP(Bandwidth part #1)が占めるPRBと重なる。
NRシステムにおいて多様な機能を具現するために、基地局はいずれか一つの端末にスケジューリングされた時間−周波数資源領域を他の用途に使用し、該当時間−周波数資源領域が他の用途に使用されたことを指示する。基地局がいずれか一つの端末にスケジューリングされた時間−周波数資源領域を他の用途に使用することをプリエンプションと称する。また、スケジューリングされた時間−周波数資源がパンクチュアリングされる端末はインパクティッド(impacted)端末と称する。また、他の用途でスケジューリングされた時間−周波数資源を割り当てられた端末はプリエンプティング(preempting)端末と称する。本発明の実施例による基地局は、次のようにプリエンプション動作を行う。
詳しくは、基地局は同じ端末または異なる端末に対する遅延時間に敏感ではないデータと遅延時間に敏感なデータをマルチプレクシングし、マルチプレクシングされたデータを伝送する。遅延時間に敏感ではないデータは、上述したeMBBサービスのためのデータである。また、遅延時間に敏感なデータは、上述したURLLCサービスのためのデータである。また、基地局は遅延時間に敏感ではないデータをスロット基盤にスケジューリングする。この際、基地局は遅延時間に敏感なデータをスロットのデュレーションより短いデュレーションを有する時間区間単位でスケジューリングする。スロットのデュレーションより短いデュレーションを有する時間区間をミニ−スロット(mini−slot)と称する。一つのスロットに割り当てられるOFDMシンボルの数は、サブキャリアスペーシングによって異り得る。リファレンスサブキャリアスペーシングに15kHzが使用されれば、一つのスロットは7つまたは14個のOFDMシンボルを含む。リファレンスサブキャリアスペーシングに30kHzが使用されれば、一つのスロットは14個のOFDMシンボルを含む。ミニ−スロットのデュレーションは上述したようにスロットのデュレーションより小さいため、ミニ−スロットは1つのOFDMシンボルからスロットが含むOFDMシンボルの個数より1つ小さいOFDMシンボルを含む。具体的な実施例において、基地局は、2つのOFDMシンボル単位または4つのOFDMシンボル単位で遅延時間に敏感なデータをスケジューリングする。他の具体的な実施例において、基地局は、スロットのデュレーションを考慮して7つのOFDMシンボル単位で遅延時間に敏感なデータをスケジューリングする。遅延時間に敏感ではないデータのペイロードの大きさは相対的に大きく、要求される遅延時間が長いほど直ちにスケジューリングされる必要があまりないためである。また、遅延時間に敏感なデータのペイロードの大きさは相対的に小さく、要求される遅延時間が短いほど直ちにスケジューリングされる必要があるためである。このような実施例において、基地局は周波数効率を上げ、遅延時間を減らすために、遅延時間に敏感なサービスのための時間−周波数資源と、遅延時間に敏感ではないサービスのための時間−周波数資源を動的に割り当てる。よって、基地局はプリエンプションを行う。
基地局がプリエンプションを行う場合、先にスケジューリングされたインパくティッド端末は、端末が受信を仮定している資源のうち一部に基地局がプリエンプションを介して他のデータを伝送する。よって、実際に基地局がインパクティッド端末に伝送した資源と端末が受信を仮定している資源でのデータが異なりうる。インパクティッド端末は、基地局がプリエンプションを介して伝送したデータによって損傷した(corrupted)データを受信しデコーディングする。結局、端末のデコーディング性能が劣化し、インパクティッド端末の性能に深刻な低下が発生する恐れがある。それを防止するために、基地局は、インパクティッド端末にどの時間−周波数資源がプリエンプションされたのかをシグナリングする。
端末はプリエンプションに対するシグナリングに基づいて、基地局が端末に伝送することを意図したデータをデコーディングする。詳しくは、端末は、プリエンプションに対するシグナリングに基づいて基地局から端末に意図されたデータ伝送可否を仮定する。この際、端末は、基地局から端末に意図されたデータの伝送を仮定した資源と、端末に意図されたデータの伝送がないことを仮定した資源に基づき、基地局から該当資源で受信したデータをデコーディングする。この際、データはデータチャネル、制御チャネルのうち少なくともいずれか一つを含む。
基地局から端末に伝送するプリエンプションシグナリング方法については、図15乃至図30を介して詳しく説明する。また、端末におけるプリエンプション指示子を獲得するためのグループ共通PDCCH、或いは端末特定PDCCHのモニタリング方法については、図15乃至図20を介して説明する。
図15は、本発明の実施例による端末がBWP、及びBWPに当たるCORESETに基づいてプリエンプション指示子をモニタリングする方法を示す図である。
基地局は、制御チャネルを使用してどの時間−周波数資源がプリエンプションされたのかを指示するプリエンプション指示子を端末に伝送する。本明細書で説明するプリエンプション指示子は、INT−RNTIでCRCスクランブリングされたDCIフォーマットを称する。また、制御チャネルは上述したPDCCHである。詳しくは、制御チャネルはグループ共通(group common)PDCCH、または端末特定(UE specific)PDCCHである。基地局がグループ共通PDCCHを使用してプリエンプション指示子を伝送すれば、基地局はグループ共通PDCCHをグループ共通RNTIにスクランブリングする。この際、グループ共通RNTIは、該当グループ共通PDCCHをモニタリングする複数の端末が共有する値である。プリエンプション指示子が特定−端末PDCCHに含まれて伝送されれば、特定−端末PDCCHは特定−端末RNTIにスクランブリングされており、この特定−端末RNTIは該当特定−端末PDCCHをモニタリングする端末の固有の値である。具体的な実施例において、端末はグループ共通PDCCHが含むプリエンプション指示子が指示するプリエンプション関連情報を、PDCCHが伝送されるCORESETに当たるBWPにのみ適用する。例えば、端末は特定BWPに当たるグループ共通PDCCHをブラインドデコーディングしてプリエンプション指示子を獲得し、獲得したプリエンプション指示子に基づいて該当BWPから伝送されるデータチャネルまたは制御チャネルがプリエンプションによって影響を受けたのを判断してもよい。端末が特定BWPから伝送されるデータチャネルまたは制御チャネルがプリエンプションによって影響を受けたのかを確認する必要がなければ、端末は該当BWPに当たるCORESETでプリエンプション指示子を獲得するためのグループ共通PDCCHをブラインドデコーディングする必要がない。このような実施例において、端末はブラインドデコーディングによって発生する電力の浪費を防止することができる。
図15(a)の実施例において、第1BWP(Bandwidth part #1)と第2BWP(Bandwidth part #2)は互いに重ならないように設定される。図15(b)の実施例において、第2BWP(Bandwidth part #2)は、と第1BWP(Bandwidth part #1)が指示する周波数帯域全体を含む。図15(a)及び図15(b)の実施例において、基地局は第1BWP(BW part #1)に当たる第1CORESET(CORESET #1)において、第1BWP(BW part #1)で行われるプリエンプション動作に関するう情報をシグナリングするプリエンプション指示子を含むグループ共通PDCCHを伝送する。端末は、第1BWP(BW part #1)に当たる第1CORESET(CORESET #1)において、第1BWP(BW part #1)で行われるプリエンプション動作に関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を含むグループ共通PDCCH、或いは端末特定PDCCHが伝送されると仮定する。端末は、第1BWP(BW part #1)で行われるプリエンプション動作に関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を獲得するために、第1CORESET(CORESET #1)でグループ共通PDCCH或いは端末特定PDCCHをモニタリングする。また、基地局は、第2BWP(BW part #2)に当たる第2CORESET(CORESET #2)において、第2BWP(BW part #2)で行われるプリエンプション動作に関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を含むグループ共通PDCCH、或いは端末特定PDCCHを伝送する。端末は、第2BWP(BW part #2)に当たる第2CORESET(CORESET #2)において、第2BWP(BW part #2)で行われるプリエンプション動作に関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を含むグループ共通PDCCH、或いは端末特定PDCCHが伝送されると仮定する。端末は、第2BWP(BW part #2)で行われるプリエンプション動作に関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を獲得するために、第2CORESET(CORESET #2)でグループ共通PDCCH或いは端末特定PDCCHをモニタリングする。
図15の実施例において、基地局がプリエンプションが発生した次のスロットでプリエンプション指示子を伝送すると説明した。但し、基地局がプリエンプション指示子を伝送する時点は、プリエンプションが発生した次のスロットに限らない。詳しくは、プリエンプションがn番目のスロット(Slot #n)で発生したら、基地局はプリエンプションが発生した後、同じスロットであるn番目のスロット(Slot #n)でプリエンプション指示子を伝送する。また、プリエンプションがn番目のスロット(Slot #n)で発生したら、基地局はプリエンプションが発生した後、n+1番目のスロット(Slot #n+1)でプリエンプション指示子を伝送してもよい。プリエンプションがn番目のスロット(Slot #n)で発生したら、基地局はプリエンプションが発生した後、n+k番目のスロット(Slot #n+k)でプリエンプション指示子を伝送してもよい。この際、kは1以上の自然数である。基地局がプリエンプション指示子を伝送する時点に関する説明は、特別に言及しない限り、後に説明する他の実施例にも同じく適用される。
図16は、本発明の実施例による端末がPDSCHがスケジューリングされたBWPに当たるCORESETに基づいてプリエンプション指示子をモニタリングする方法を示す図である。
基地局は、データチャネルがスケジューリングされたBWPに当たるCORESETにおいて、該当BWPで発生するプリエンプションに関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を含む制御チャネルを伝送する。端末に複数のBWPが互いに重ならないように設定されれば、端末はデータチャネルがスケジューリングされたBWPで発生するプリエンプションに関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を含む制御チャネルが該当BWPに当たるCORESETから伝送されると仮定する。よって、端末に複数のBWPが互いに重ならないように設定されれば、端末はデータチャネルがスケジューリングされたBWPで発生するプリエンプションに関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を獲得するために、該当BWPに当たるCORESETで制御チャネルをモニタリングする。また、端末に複数のBWPが互いに重ならないように設定されれば、端末はデータチャネルがスケジューリングされたBWPで発生するプリエンプションに関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を獲得するために、該当BWPに当たるCORESET以外のCORESETで制御チャネルをモニタリングしなくてもよい。このような実施例において、制御チャネルはグループ共通PDCCH或いは端末特定PDCCHである。また、データチャネルはPDSCHである。
図16の実施例において、端末に第1BWP(Bandwidth part #1)及び第2BWP(Bandwidth part #2)が設定され、第1BWP(Bandwidth part #1)及び第2BWP(Bandwidth part #2)は互いに重ならない。図16(a)の実施例において、PDSCHは、第1BWP(Bandwidth part #1)と第2BWP(Bandwidth part #2)のうち第1BWP(Bandwidth part #1)にのみスケジューリングされる。この際、端末は第1BWP(Bandwidth part #1)に当たる第1CORESET(CORESET #1)でのみプリエンプション指示子を含むグループ共通PDCCH或いは端末特定PDCCHが伝送されることを仮定する。よって、端末は、第1BWP(Bandwidth part #1)で行われるプリエンプション動作に関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を獲得するために、第1CORESET(CORESET #1)でグループ共通PDCCH或いは端末特定PDCCHをモニタリングする。また、端末は、PDSCHがスケジューリングされない第2CORESET(CORESET #2)において、第1BWP(BW part #1)で行われるプリエンプション動作に関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を含むグループ共通PDCCH、或いは端末特定PDCCHが伝送されると仮定する。よって、端末が第2CORESET(CORESET #2)モニタリングするように設定されていても、端末は第2CORESET(CORESET #2)で第1BWP(BW part #1)で行われるプリエンプション動作に関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を獲得するために、グループ−共通PDCCH、或いは端末特定PDCCHをモニタリングしなくてもよい。
図16(b)の実施例において、PDSCHは、第1BWP(Bandwidth part #1)と第2BWP(Bandwidth part #2)のうち第2BWP(Bandwidth part #2)にのみスケジューリングされる。この際、端末は第2BWP(Bandwidth part #2)に当たる第2CORESET(CORESET #2)でのみプリエンプション指示子を含むグループ共通PDCCH或いは端末特定PDCCHが伝送されることを仮定する。よって、端末は、第2BWP(Bandwidth part #2)で行われるプリエンプション動作に関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を獲得するために、第2CORESET(CORESET #2)でグループ共通PDCCH或いは端末特定PDCCHをモニタリングする。また、端末は、PDSCHがスケジューリングされない第1CORESET(CORESET #1)において、第2BWP(BW part #2)で行われるプリエンプション動作に関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を含むグループ共通PDCCH、或いは端末特定PDCCHが伝送されると仮定する。よって、端末が第1CORESET(CORESET #1)モニタリングするように設定されていても、端末は第1CORESET(CORESET #1)で第2BWP(BW part #2)で行われるプリエンプション動作に関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を獲得するために、グループ−共通PDCCH、或いは端末特定PDCCHをモニタリングしなくてもよい。
図16(c)の実施例において、PDSCHは、第1BWP(Bandwidth part #1)と第2BWP(Bandwidth part #2)でそれぞれスケジューリングされる。この際、端末は第1BWP(Bandwidth part #1)に当たる第1CORESET(CORESET #1)でのみプリエンプション指示子を含むグループ共通PDCCH或いは端末特定PDCCHが伝送されることを仮定する。よって、端末は、第1BWP(Bandwidth part #1)で行われるプリエンプション動作に関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を獲得するために、第1CORESET(CORESET #1)でグループ共通PDCCH或いは端末特定PDCCHをモニタリングする。また、端末は第2BWP(Bandwidth part #2)に当たる第2CORESET(CORESET #2)でのみプリエンプション指示子を含むグループ共通PDCCH或いは端末特定PDCCHが伝送されることを仮定する。よって、端末は、第2BWP(Bandwidth part #2)で行われるプリエンプション動作に関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を獲得するために、第2CORESET(CORESET #2)でグループ共通PDCCH或いは端末特定PDCCHをモニタリングする。
端末に複数のBWPが重なるように設定されれば、端末はPDSCHがスケジューリングされたBWPがどのBWPであるのかを判断することが難しい恐れがある。よって、端末に複数のBWPが重なるように設定されれば、端末がプリエンプション指示子を獲得するためにモニタリングするCORESETを決定する方法が必要である。それについては図17を介して説明する。
図17は、本発明の実施例による端末に設定された複数のBWPが重なれば、PDSCHがスケジューリングされたBWPに当たるCORESETに基づいてプリエンプション指示子をモニタリングする方法を示す図である。
端末に設定された複数のBWPが重なれば、基地局はデータチャネルがスケジューリングされた周波数領域を全て含むBWPのうち最も小さいBWPに当たるCORESETで、該当データチャネルの伝送で発生するプリエンプションに関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を含む制御チャネルを伝送する。端末に設定された複数のBWPが重なれば、端末は該当データチャネルの伝送から発生するプリエンプションに関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を含む制御チャネルがデータチャネルがスケジューリングされた周波数領域を全て含むBWPのうち最も小さいBWPに当たるCORESETから伝送されると仮定する。よって、端末に設定された複数のBWPが重なれば、端末は該当データチャネルの伝送から発生するプリエンプションに関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を獲得するために、データチャネルがスケジューリングされた周波数領域を全て含むBWPのうち最も小さいBWPに当たるCORESETで制御チャネルをモニタリングする。また、端末に設定された複数のBWPが重なれば、端末は該当データチャネルの伝送から発生するプリエンプションに関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を獲得するために、データチャネルがスケジューリングされた周波数領域を全て含むBWPのうち最も小さいBWPに当たるCORESET以外のCORESETで制御チャネルをモニタリングしなくてもよい。このような実施例において、制御チャネルはグループ共通PDCCH或いは端末特定PDCCHである。また、このような実施例において、データチャネルはPDSCHである。
図17の実施例において、端末に第1BWP(Bandwidth part #1)及び第2BWP(Bandwidth part #2)が設定される。また、第2BWP(Bandwidth #2)は第1BWP(Bandwidth part #1)を含む。説明の便宜上、図17の実施例に関して、PDSCH伝送に対するプリエンプションに関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子をプリエンプション指示子と記載する。図17(a)の実施例において、PDSCHは、第1BWP(Bandwidth part #1)及び第2BWP(Bandwidth part #2)両方が含む周波数領域にケジューリングされる。PDSCHがスケジューリングされた周波数領域を全て含むBWPのうち第1BWP(Bandwidth part #1)が最も小さいため、端末は第1BWP(Bandwidth part #1)に当たる第1CORESET(CORESET #1)のみでプリエンプション指示子を含むグループ共通PDCCH或いは端末特定PDCCHが伝送されると仮定する。よって、端末は、プリエンプション指示子を獲得するために、第1CORESET(CORESET #1)でグループ共通PDCCH或いは特定端末PDCCHをモニタリングする。また、端末は、PDSCHがスケジューリングされない第2CORESET(CORESET #2)において、プリエンプション指示子を含むグループ共通PDCCH或いは端末特定PDCCHが伝送されないと仮定する。よって、端末が第2CORESET(CORESET #2)モニタリングするように設定されていても、端末は第2CORESET(CORESET #2)でプリエンプション指示子を獲得するために、グループ共通PDCCH、或いは端末特定PDCCHをモニタリングしなくてもよい。
図17(b)の実施例において、PDSCHは、第1BWP(Bandwidth part #1)と第2BWP(Bandwidth part #2)のうち第2BWP(Bandwidth part #2)のみが含む周波数領域にスケジューリングされる。PDSCHがスケジューリングされた周波数領域を全て含むBWPのうち第2BWP(Bandwidth part #2)が最も小さいため、端末は第2BWP(Bandwidth part #2)に当たる第2CORESET(CORESET #2)のみでプリエンプション指示子を含むグループ共通PDCCH或いは端末特定PDCCHが伝送されると仮定する。よって、端末は、プリエンプション指示子を獲得するために、第2CORESET(CORESET #2)でグループ共通PDCCH或いは特定端末PDCCHをモニタリングする。また、端末は、PDSCHがスケジューリングされない第1CORESET(CORESET #1)において、プリエンプション指示子を含むグループ共通PDCCH或いは端末特定PDCCHが伝送されないと仮定する。よって、端末が第1CORESET(CORESET #1)モニタリングするように設定されていても、端末は第1CORESET(CORESET #1)でプリエンプション指示子を獲得するために、グループ共通PDCCH、或いは端末特定PDCCHをモニタリングしなくてもよい。
図17(c)の実施例において、第1BWP(Bandwidth part #1)はPDSCHがスケジューリングされる周波数領域の一部を含み、第2BWP(Bandwidth part #2)はPDSCHがスケジューリングされる周波数領域の全部を含む。第1BWP(Bandwidth part #1)PDSCHがスケジューリングされる周波数領域を全て含まず、第2BWP(Bandwidth part #2)はPDSCHがスケジューリングされる周波数領域の全てを含むため、端末は第2BWP(Bandwidth part #2)に当たる第2CORESET(CORESET #2)のみでプリエンプション指示子を含むグループ共通PDCCH或いは端末特定PDCCHが伝送されると仮定する。よって、端末は、プリエンプション指示子を獲得するために、第2CORESET(CORESET #2)でグループ共通PDCCH或いは特定端末PDCCHをモニタリングする。また、端末は、PDSCHがスケジューリングされない第1CORESET(CORESET #1)において、プリエンプション指示子を含むグループ共通PDCCH或いは端末特定PDCCHが伝送されないと仮定する。よって、端末が第1CORESET(CORESET #1)モニタリングするように設定されていても、端末は第1CORESET(CORESET #1)でプリエンプション指示子を獲得するために、グループ共通PDCCH、或いは端末特定PDCCHをモニタリングしなくてもよい。
基地局は、プリエンプション指示子を特定端末PDCCH或いはグループ共通PDCCHを使用して伝送する。この際、基地局はPDSCHがスケジューリングされたBWPに関わらず、予め指定されたBWPを介してプリエンプション指示子を含む特定端末PDCCH或いはグループ共通PDCCHを伝送する。それについては、図18乃至図19を介して説明する。
図18及び図19は、本発明の実施例による端末が予め指定されたBWPに基づいてプリエンプション指示子をモニタリングする方法を示す図である。
上述したように、基地局はPDSCHがスケジューリングされたBWPに関わらず、予め指定されたBWPを介してプリエンプション指示子を含む特定端末PDCCH或いはグループ共通PDCCHを伝送する。よって、端末は予め指定されたBWPを介してプリエンプション指示子を含む特定端末PDCCH或いはグループ共通PDCCHを受信すると仮定する。端末は、プリエンプション指示子を獲得するために、予め指定されたBWPでプリエンプション指示子を含む特定端末PDCCH或いはグループ共通PDCCHをモニタリングする。
図18の実施例において、端末に第1BWP(Bandwidth part #1)及び第2BWP(Bandwidth part #2)が設定され、第1BWP(Bandwidth part #1)及び第2BWP(Bandwidth part #2)は互いに重ならない。図18(a)の実施例において、PDSCHは、第1BWP(Bandwidth part #1)と第2BWP(Bandwidth part #2)のうち第1BWP(Bandwidth part #1)にのみスケジューリングされる。図18(b)の実施例において、PDSCHは、第1BWP(Bandwidth part #1)と第2BWP(Bandwidth part #2)のうち第2BWP(Bandwidth part #2)にのみスケジューリングされる。図18(c)の実施例において、PDSCHは、第1BWP(Bandwidth part #1)と第2BWP(Bandwidth part #2)でそれぞれスケジューリングされる。
図19の実施例において、端末に第1BWP(Bandwidth part #1)及び第2BWP(Bandwidth part #2)が設定される。また、第2BWP(Bandwidth #2)は第1BWP(Bandwidth part #1)を含む。図19(a)の実施例において、PDSCHは、第1BWP(Bandwidth part #1)及び第2BWP(Bandwidth part #2)両方が含む周波数領域にスケジューリングされる。図19(b)の実施例において、PDSCHは、第1BWP(Bandwidth part #1)と第2BWP(Bandwidth part #2)のうち第2BWP(Bandwidth part #2)のみが含む周波数領域にスケジューリングされる。図19(c)の実施例において、第1BWP(Bandwidth part #1)はPDSCHがスケジューリングされる周波数領域の一部を含み、第2BWP(Bandwidth part #2)はPDSCHがスケジューリングされる周波数領域の全部を含む。
説明の便宜上、図18乃至図19の実施例に関して、PDSCH伝送に対するプリエンプションに関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子をプリエンプション指示子と記載する。図18乃至図19の実施例において、基地局は予め指定された第1BWP(Bandwidth part #1)に当たる第1CORESET(CORESET #1)でのみプリエンプション指示子を含む特定端末PDSCH或いはグループ共通PDCCHを伝送する。よって、端末は予め指定された第1BWP(Bandwidth part #1)に当たる第1CORESET(CORESET #1)でのみプリエンプション指示子を含む端末特定PDCCH或いはグループ共通PDCCHが伝送されることを仮定する。端末は、プリエンプション指示子を獲得するために、第1CORESET(CORESET #1)で特定端末PDCCH或いはグループ共通PDCCHをモニタリングする。また、端末は、プリエンプション指示子を獲得するために、第2CORESET(CORESET #2)で特定端末PDCCH或いはグループ共通PDCCHをモニタリングしなくてもよい。
特定端末PDCCH或いはグループ共通PDCCHのDCIペイロードはプリエンプション指示子を含む。この際、特定端末PDCCH或いはグループ共通PDCCHのDCIペイロードの長さは可変的である。よって、端末は特定端末PDCCH或いはグループ共通PDCCHのDCIペイロードの長さを判断し、判断した特定端末PDCCH或いはグループ共通PDCCHのDCIペイロードの長さに基づいて特定端末PDCCH或いはグループ共通PDCCHをブラインドデコーディングする。
具体的な実施例において、プリエンプション指示子を含む、特定端末PDCCH或いはグループ共通PDCCHのDCIペイロードの長さは、PDSCHが伝送されるBWPの個数によって異なり得る。例えば、PDSCHが伝送される周波数領域がn個のBWPに含まれる場合のPDCCHのDCIペイロードの長さは、k個のBWPに含まれる場合のPDCCHのDCIペイロードの長さより長くてもよい。この際、nとkはいずれも自然数であり、nはkより大きい。詳しくは、PDSCHが伝送される周波数領域が2つのBWPに含まれる場合のPDCCHのDCIペイロードの長さは、一つのBWPに含まれる場合のPDCCHのDCIペイロードの長さより長くてもよい。基地局はこのような実施例によって、PDSCHが伝送されるBWPの個数に基づいてプリエンプション指示子を含む、PDCCHのDCIペイロードの長さを設定する。また、端末はこのような実施例によって、PDSCHが伝送されるBWPの個数に基づいてプリエンプション指示子を含む、PDCCHのDCIペイロードの長さを判断する。
他の具体的な実施例において、プリエンプション指示子を含む、特定端末PDCCH或いはグループ共通PDCCHのDCIペイロードの長さは、PDSCHが占めるPRBの数によって異なり得る。詳しくは、PDSCHが占めるPRBの数がXであれば、PDCCHのDCIペイロードの長さはXと比例して増加するか減少する。詳しくは、プリエンプション指示子を含む、PDCCHのDCIペイロードの長さはceil(k*X)ビットである。この際、kは0と1の間の数であり、ceil(a)はaと同じであるか大きい数のうち最も小さい自然数である。本明細書において、特別に言及されない限り、ceil(a)はaと同じであるか大きい数のうち最も小さい自然数を示す。基地局はこのような実施例によって、PDSCHが占めるPRBの個数に基づいてプリエンプション指示子を含む、PDCCHのDCIペイロードの長さを設定する。また、端末はこのような実施例によって、PDSCHが占めるPRBの個数に基づいてプリエンプション指示子を含む、PDCCHのDCIペイロードの長さを判断する。
本発明の他の具体的な実施例において、基地局はデータチャネルをスケジューリングする制御チャネルが伝送されたCORESETに基づいてプリエンプション指示子を含む制御チャネルを伝送する。それについては、図20を介して詳しく説明する。
図20は、本発明の実施例による端末がPDSCHをスケジューリングするPDCCHが伝送されたCORESETでプリエンプション指示子をモニタリングする方法を示す図である。
具体的な実施例において、基地局はデータチャネルがスケジューリングされた周波数領域をデータチャネルをスケジューリングする制御チャネルが伝送されたCORESETで、該当データチャネルの伝送で発生するプリエンプションに関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を含む制御チャネルを伝送する。端末はデータチャネルの伝送から発生するプリエンプションに関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を含む制御チャネルが、データチャネルがデータチャネルがスケジューリングされた周波数領域をデータチャネルをスケジューリングする制御チャネルが伝送されたCORESETから伝送されると仮定する。よって、端末は該当データチャネルの伝送から発生するプリエンプションに関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を獲得するために、データチャネルがスケジューリングされた周波数領域をデータチャネルをスケジューリングする制御チャネルが伝送されたCORESETで制御チャネルをモニタリングする。また、端末は該当データチャネルの伝送から発生するプリエンプションに関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子を獲得するために、データチャネルがスケジューリングされた周波数領域をデータチャネルをスケジューリングする制御チャネルが伝送されたCORESET以外のCORESETで制御チャネルをモニタリングしなくてもよい。このような実施例において、制御チャネルはグループ共通PDCCH或いは端末特定PDCCHである。また、このような実施例において、データチャネルはPDSCHである。
図20の実施例において、端末に第1BWP(Bandwidth part #1)及び第2BWP(Bandwidth part #2)が設定される。また、第2BWP(Bandwidth #2)は第1BWP(Bandwidth part #1)を含む。図20(a)の実施例において、PDSCHは、第1BWP(Bandwidth part #1)及び第2BWP(Bandwidth part #2)両方が含む周波数領域にスケジューリングされる。図20(b)の実施例において、PDSCHは、第1BWP(Bandwidth part #1)と第2BWP(Bandwidth part #2)のうち第2BWP(Bandwidth part #2)のみが含む周波数領域にスケジューリングされる。図20(c)の実施例において、第1BWP(Bandwidth part #1)はPDSCHがスケジューリングされる周波数領域の一部を含み、第2BWP(Bandwidth part #2)はPDSCHがスケジューリングされる周波数領域の全部を含む。
説明の便宜上、図20の実施例に関して、PDSCH伝送に対するプリエンプションに関する情報をシグナリングするプリエンプション指示子をプリエンプション指示子と記載する。図20(a)乃至図20(b)の実施例において、PDSCHをスケジューリングするPDCCHはいずれも第1CORESET(CORESET #1)から伝送される。よって、基地局は予め指定された第1BWP(Bandwidth part #1)に当たる第1CORESET(CORESET #1)でのみプリエンプション指示子を含む端末特定PDCCH或いはグループ共通PDCCHを伝送する。よって、端末は予め指定された第1BWP(Bandwidth part #1)に当たる第1CORESET(CORESET #1)でのみプリエンプション指示子を含む端末特定PDCCH或いはグループ共通PDCCHが伝送されることを仮定する。端末は、プリエンプション指示子を獲得するために、第1CORESET(CORESET #1)で特定端末PDCCH或いはグループ共通PDCCHをモニタリングする。また、端末は、プリエンプション指示子を獲得するために、第2CORESET(CORESET #2)で特定端末PDCCH或いはグループ共通PDCCHをモニタリングしなくてもよい。
図21乃至図30を介して、プリエンプション指示子のプリエンプション指示方法について詳しく説明する。プリエンプション指示子がプリエンプションの発生有無を指示するOFDMシンボルについて説明するために、まずスロットが含むOFDMシンボル設定(cofiguration)について説明する。
図21は、本発明の実施例による無線通信システムにおいて、TDDが使用されれば、スロットが含むOFDMシンボルを設定する例を示す図である。
本発明の実施例による無線通信システムでTDDが使用されれば、スロットが含むシンボルはDLシンボル、ULシンボル、及びフレキシブルシンボルに分類される。DLシンボルはDL伝送をスケジューリングするためのシンボルである。また、ULシンボルはUL伝送をスケジューリングするためのシンボルである。フレキシブルシンボルは、DLシンボル及びULシンボルに当たらないシンボルである。フレキシブルシンボルはアンノウン(Unknown)シンボルと称される。また、フレキシブルシンボルは、DL伝送とUL伝送の間の切り替えに必要な時間ギャップ(gap)のために使用される。スロットは多様なシンボル設定を有する。図21は、ある一つのスロットが含むシンボル設定の例を示す。図21の実施例において、一つのスロットは14個のシンボルを含む。また、図面において、NDLはDLシンボルの数を示し、NFLはフレキシブルシンボルの数を示し、NULはULシンボルの数を示す。図21の実施例において、いずれか一つのスロットは7つのDLシンボル、3つのフレキシブルシンボル、及び4つのULシンボルを含む。
基地局はRRC設定を使用し、端末にスロットフォーマットをシグナリングする。この際、基地局は、セル特定RRC信号及び特定端末RRC信号のうち少なくともいずれか一つを使用する。詳しくは、基地局はRRC設定を使用し、スロットの各シンボルがDLシンボル、ULシンボル、及びフレキシブルシンボルのうちいずれか一つに当たるのかをシグナリングする。詳しくは、基地局はRRC設定を使用し、スロットが含む複数のOFDMシンボルのうち明示的にDLシンボルに当たるシンボルとULシンボルに当たるシンボルをシグナリングする。具体的な実施例において、端末は、セル特定RRC信号によってDLスロット及びDLシンボルと指示されたシンボルをDLシンボルと判断し、セル特定RRC信号によってULスロット及びULシンボルと指示されたシンボルをULシンボルと判断し、セル特定RRC信号によってフレキシブルシンボルと指示されたシンボルをフレキシブルシンボルと判断する。或いは、端末は、セル特定RRC信号によってDLスロット及びDLシンボルと指示されず、ULスロット及びULシンボルと指示されていないシンボルをフレキシブルシンボルと判断する。
また、基地局は、スロットが含む複数のOFDMシンボルうち、DLシンボルに当たるシンボルとULシンボルに当たるシンボルを除く残りのシンボルがフレキシブルシンボルに当たると目次的にシグナリングする。よって、端末はRRC設定に基づき、スロットが含むシンボルをDLシンボル、ULシンボル、及びフレキシブルシンボルのうちいずれか一つと判断する。詳しくは、端末は、RRC設定によってDLシンボルと指示されたシンボルをDLシンボルと判断し、RRC設定によってULシンボルと指示されたシンボルをULシンボルと判断する。また、端末は、RRC設定によってDLシンボルとも指示されず、ULシンボルとも指示されていないシンボルをフレキシブルシンボルと判断する。具体的な実施例において、端末は、セル特定RRC信号によってDLシンボルと指示されたシンボルをDLシンボルと判断し、セル特定RRC信号によってULシンボルと指示されたシンボルをULシンボルと判断し、セル特定RRC信号によってDLシンボルまたはULシンボルと指示されていないシンボルをフレキシブルシンボルと判断する。この際、基地局は、特定端末RRC信号を使用してフレキシブルシンボルを設定する。よって、端末は特定端末RRC信号に基づき、セル特定RRC信号によってフレキシブルシンボルと指示されたOFDMシンボルがDLシンボルであるのか、ULシンボルであるのか、またはフレキシブルシンボルであるのかを判断する。詳しくは、セル特定RRC信号がフレキシブルシンボルと指示したOFDMシンボルを特定端末RRC信号がDLシンボルと指示すれば、端末は該当OFDMシンボルをDLシンボルと判断する。また、セル特定RRC信号がフレキシブルシンボルと指示したOFDMシンボルを特定端末RRC信号がULシンボルと指示すれば、端末は該当OFDMシンボルをULシンボルと判断する。また、セル特定RRC信号がフレキシブルシンボルと指示したOFDMシンボルを特定端末RRC信号がULシンボルまたはDLシンボルと指示しなければ、端末は該当OFDMシンボルをフレキシブルシンボルと判断する。他の具体的な実施例において、セル特定RRC信号がフレキシブルシンボルと指示したOFDMシンボルを特定端末RRC信号がフレキシブルシンボルと指示すれば、端末は該当OFDMシンボルをフレキシブルシンボルと判断する。
端末は、RRC設定によってDLシンボルと設定されたシンボルを常にDLシンボルと仮定する。また、端末は、RRC設定によってULシンボルと設定されたシンボルを常にULシンボルと仮定する。上述したように、フレキシブルシンボルはアンノウンシンボルと称される。基地局は追加のシグナリングを介してフレキシブルシンボルが使用される情報を追加に指示し得るためである。詳しくは、基地局は、RRC設定以外の追加のシグナリングを介してフレキシブルシンボルをDLシンボルまたはULシンボルに指示(indicate)する。RRC設定以外の追加のシグナリングは、制御情報、制御信号、及び制御チャネルのうち少なくともいずれか一つを含む。制御チャネルはPDCCHを含む。この際、PDCCHは複数の端末に情報を指示するグループ共通PDCCHを含む。また、PDCCHはいずれか一つの端末に情報を指示する特定端末PDCCHを含む。制御チャネルはDCIを含む。例えば、RRC以外の追加のシグナリングは、PDSCHまたはPUSCHスケジューリング情報を含む特定端末DCI(UE−specific DCI)であってもよい。また、RRC以外の追加のシグナリングは、スロット設定に関する情報を指示するL1−シグナルのダイナミックSFI(Dynamic SFI)である。この際、ダイナミックSFIはグループ共通PDCCHを介して伝送され、ダイナミックSFIはSFI−RNTIによってスクランブリングされたCRCを有するDCIフォーマットを使用する。
また、RRC設定以外の追加のシグナリングにおいて、フレキシブルシンボルをDLシンボルまたはULシンボルに指示しなければ、端末はフレキシブルシンボルで基地局に伝送するか基地局からの受信を仮定しない。RRC設定以外の追加のシグナリングにおいて、フレキシブルシンボルをDLシンボルまたはULシンボルに指示すれば、端末はフレキシブルシンボルを追加のシグナリングが指示する通りにDLシンボルまたはULシンボルと仮定する。よって、追加のシグナリングがフレキシブルシンボルがDLシンボルであると指示すれば、端末は該当シンボルで基地局からの受信を仮定する。また、追加のシグナリングがフレキシブルシンボルがULシンボルであると指示すれば、端末は該当シンボルで基地局への伝送を行う。
また、本明細書において、別途の明示がなければ、スロット設定のためのRRC信号はシステム情報(system information)でセル特定RRC信号を示す。基地局は、セル特定RRC信号の名称はSlot−assignmnetSIB1である。また、特定端末RRC信号の名称はSlot−assignmnetである。
図22は、本発明の実施例によるプリエンプション指示子が指示するOFDMシンボルを示す図である。
プリエンプション指示子は、複数のOFDMシンボルのプリエンプションに関する情報を指示する。説明の便宜上、プリエンプション指示子が指示するOFDMシンボルをリファレンスDL資源と称する。また、基地局は一つまたは複数のスロットごとにプリエンプション指示子を含む制御チャネルを伝送する。端末は一つまたは複数のスロットごとにプリエンプション指示子を含む制御チャネルをモニタリングする。この際、端末はRRC信号に基づいてプリエンプション指示子をモニタリングするCORESETの周期を判断する。リファレンスDL資源のデュレーションは、基地局がプリエンプション指示子を含む制御チャネルを伝送する周期によって決定される。また、リファレンスDL資源のデュレーションは、端末がプリエンプション指示子を含む制御チャネルをモニタリングする周期によって決定される。
端末がx個のスロットごとにプリエンプション指示子を含む制御チャネルをモニタリングすれば、端末がn番目のスロットから伝送される制御チャネルから獲得したプリエンプション指示子は、n−x番目のスロット、n−x+1番目のスロット、…、n−1番目のスロットから発生したプリエンプションに関する情報を指示する。よって、端末がn番目のスロットから伝送される制御チャネルからプリエンプション指示子を獲得すれば、端末は獲得したプリエンプション指示子に基づいてn−x番目のスロット、n−x+1番目のスロット、…、n−1番目のスロットから発生したプリエンプションを判断する。リファレンスDL資源に当たる時間区間は、該当プリエンプション指示子の直前のプリエンプション指示子を含む制御チャネルが受信されるCORESET次のシンボルから、該当プリエンプション指示子を含む制御チャネルが受信されるCORESETの最後のシンボルまでである。或いは、リファレンスDL資源に当たる時間区間は、受信されたプリエンプション指示子の直前のプリエンプション指示子を含む制御チャネルをモニタリングするように設定されたCORESETの開始シンボルから、該当プリエンプション指示子を含む制御チャネルが受信されるCORESETの最初のシンボルの前までを示す。
リファレンスDL資源に当たる周波数帯域は、該当リファレンスDL資源から発生したプリエンプションを指示するプリエンプション指示子が伝送されるBWPの全体の周波数帯域である。他の具体的な実施例において、リファレンスDL資源に当たる周波数帯域は、基地局のRRC設定によって指示された特定の周波数帯域である。この際、特定の周波数帯域は連続する周波数帯域である。具体的な実施例において、特定周波数帯域は非連続の周波数帯域である。
また、プリエンプション指示子は、時間領域と周波数領域でプリエンプション(またはパンクチュアリング)された資源を指示する。この際、プリエンプション指示子は、周波数領域でプリエンプション(またはパンクチュアリング)された資源を指示する情報を含む。
図22の実施例において、基地局は4つのスロットごとにプリエンプション指示子を含む制御チャネルを受信する。また、端末は4つのスロットごとにプリエンプション指示子を含む制御チャネルをモニタリングする。よって、プリエンプション指示子を含む制御チャネルがn番目のスロットから伝送されれば、該当プリエンプション指示子はn−4番目のスロットからn−1番目のスロットまで、リファレンスDL資源が含むDL資源のうちどのDL資源でプリエンプションが発生したのかを指示する。
じょうじゅつプリエンプション指示子は特定端末に割り当てられたDL資源のうちどの資源がプリエンプションされたのかに関する情報を含む。よって、プリエンプション指示子はDL資源を割り当てられた端末に必要な情報を含む。また、プリエンプション指示子をUL資源を割り当てられた端末はプリエンプション指示子をモニタリングする必要がある。プリエンプション指示子は、プリエンプション指示子に当たるスロットが含むOFDMシンボルのうち一部のシンボルを除く残りのOFDMシンボルに関する情報を指示する。それについては、図23乃至図26を介して説明する。
図23は、本発明の実施例によるプリエンプション指示子が指示するOFDMシンボルを示す図である。
一部のシンボルは、該当シンボルの用途を指示するRRC信号によって決定される。詳しくは、プリエンプション指示子は、DLシンボルまたはDLシンボルになり得るフレキシブルシンボルに当たる資源に関する情報のみを指示する。このような実施例において、リファレンスDL資源は不連続である。端末は次にの実施例によって、プリエンプション指示子にプリエンプションに関する情報が指示されるOFDMシンボルを判断する。
具体的な実施例において、基地局はプリエンプション指示子に当たるリファレンスDL資源をRRC構成を使用して明示的に指示する。端末は、RRC設定がDLスロット及びDLシンボルに指示するOFDMシンボルでのみプリエンプションが行われると仮定する。また、端末は、プリエンプション指示子がプリエンプション指示子に当たるリファレンスDL資源で指示するOFDMシンボルから発生するプリエンプションに関する情報を指示すると仮定する。例えば、基地局はRRC信号を使用して端末にリファレンスDL資源に当たるOFDMシンボルを示すビットマップを伝送する。この際、ビットマップの各ビットは、各ビットに当たるOFDMシンボルがプリエンプション指示子に当たるのかを示す。図23の実施例において、基地局は4つのスロットごとにプリエンプション指示子を含む制御チャネルを伝送する。この際、各スロットは14個のOFDMシンボルを含む。基地局はRRC信号を使用して56ビットの長さを有するビットマップを伝送し、リファレンスDL資源に当たるOFDMシンボルを指示する。端末はRRC信号からビットマップを獲得し、リファレンスDL資源に当たるOFDMシンボルを判断する。
他の具体的な実施例において、端末はRRC信号に設定されたスロットフォーマットに基づき、リファレンスDL資源に当たるOFDMシンボルを判断する。詳しくは、端末はRRC設定によってULシンボルと設定されたOFDMシンボルがリファレンスDL資源に含まれないと判断する。端末は、RRC設定によってULシンボルと設定されたOFDMシンボルを常にULシンボルと仮定するためである。端末は、基地局がRRC設定によってULシンボルと設定されたOFDMシンボルをプリエンプションしないと仮定する。具体的な実施例において、端末は、リファレンスDL資源がRRC設定にDLシンボルまたはフレキシブルシンボルと指示された新保楼のみを含むと判断する。詳しくは、基地局はプリエンプション指示子伝送周期内のOFDMシンボルのうちRRC信号によってULシンボルと設定されるOFDMシンボルを除く残りのOFDMシンボルをリファレンスDL資源と設定する。この際、基地局は、該当リファレンスDL資源に対するプリエンプションに関する情報に基づいてプリエンプション指示子を設定し、制御チャネルを介してプリエンプション指示子を端末にシグナリングする。また、端末は、RRC信号によってULシンボルと設定されたOFDMシンボルがリファレンスDL資源に含まれないと判断する。端末は、プリエンプション指示子モニタリング周期の間のOFDMシンボルのうち、RRC信号によってDLシンボルと設定されたOFDMシンボルと、RRC信号によってフレキシブルシンボルと設定されたシンボルをリファレンスDL資源と判断する。例えば、プリエンプション指示子モニタリング周期の間のOFDMシンボルがRRC信号によって設定されたA個のDLシンボル、RRC信号によって設定されたC個のフレキシブルシンボル、及びRRC信号によって設定されたB個のULシンボルと設定されると仮定してもよい。この際、端末は、RRC信号によって設定されたA個のDLシンボルと、セル特定信号によって設定されたC個のフレキシブルシンボルをリファレンスDL資源と判断する。
このような実施例において、RRC信号はセル特定RRC信号を含み、特定端末RRC信号を含まない。詳しくは、基地局はプリエンプション指示子伝送周期内のOFDMシンボルのうちセル特定RRC信号によってULシンボルと設定されるOFDMシンボルを除く残りのOFDMシンボルをリファレンスDL資源に設定し、該当リファレンスDL資源に対するプリエンプションに関する情報に基づいてプリエンプション指示子を設定する。この際、基地局は、制御チャネルを介してプリエンプション指示子を端末にシグナリングする。また、端末は、セル特定RRC信号によってULシンボルと設定されたOFDMシンボルがリファレンスDL資源に含まれないと判断する。端末は、プリエンプション指示子モニタリング周期の間のOFDMシンボルのうち、セル特定RRC信号によってDLシンボルと設定されたOFDMシンボルと、セル特定RRC信号によってフレキシブルシンボルと設定されたシンボルをリファレンスDL資源と判断する。例えば、プリエンプション指示子モニタリング周期の間のOFDMシンボルがセル特定RRC信号によって設定されたA個のDLシンボル、セル特定RRC信号によって設定されたC個のフレキシブルシンボル、及びセル特定RRC信号によって設定されたB個のULシンボルと設定されると仮定してもよい。この際、端末は、セル特定RRC信号によって設定されたA個のDLシンボルと、セル特定信号によって設定されたC個のフレキシブルシンボルをリファレンスDL資源と判断する。
このような実施例において、RRC信号はセル特定RRC信号だけでなく、特定端末RRC信号を含んでもよい。よって、端末は、セル特定RRC信号によってULシンボルと設定されたOFDMシンボルと端末特定RRC信号によってULシンボルと設定されたOFDMシンボルがリファレンスDL資源に含まれないと判断する。端末は、プリエンプション指示子モニタリング周期の間のOFDMシンボルのうち、セル特定RRC信号によってDLシンボルと設定されたOFDMシンボルと、端末特定RRC信号によってDLシンボルと設定されたOFDMシンボルを除く残りのシンボルをリファレンスDL資源と判断する。端末が特定端末RRC信号を受信しないか、端末に該当特定端末RRC信号が構成されていなければ、端末はセル特定RRC信号のみに基づいてリファレンスDLリソースを判断する。
また、端末は、リファレンスDL資源でULシンボルの前に連続して位置するn個のフレキシブルシンボルを除く。詳しくは、基地局はプリエンプション指示子伝送周期内のOFDMシンボルのうちRRC信号によってULシンボルと設定されるOFDMシンボルをと、RRC信号によってULシンボルと設定されるOFDMシンボルの直前に連続して位置するn個のフレキシブルシンボルを除く残りのOFDMシンボルをリファレンスDL資源に設定し、該当リファレンスDL資源に対するプリエンプションに関する情報に基づいてプリエンプション指示子を設定する。この際、基地局は、制御チャネルを介してプリエンプション指示子を端末にシグナリングする。DL伝送とUL伝送との間の基地変えのための時間間隔(gap)が必要で、それによってUL伝送またはDL伝送に使用できないフレキシブルシンボルが存在する可能性があるためである。詳しくは、ULシンボルの直前に連続して位置するn個のフレキシブルシンボルは、DL−ULスイッチングのためのガードピリオドに当たるか、潜在的にULシンボルに割り当てらえる可能性はあるが、潜在的にDLシンボルに割り当てられる可能性はない。また、、端末は、RRC信号によってULシンボルと設定されたOFDMシンボルと、RRC信号によってULシンボルと設定されたOFDMシンボルの直前に連続して位置するn個のフレキシブルシンボルがリファレンスDL資源に含まれないと判断する。端末は、プリエンプション指示子モニタリング周期の間のOFDMシンボルのうち、RRC信号によってDLシンボルと設定されたOFDMシンボルとフレキシブルシンボルのうちから、RRC信号によってフレキシブルシンボルと設定され、ULシンボルの直前に連続して位置するn個のシンボルを除いてリファレンスDL資源と判断する。この際、nは1である。また、nは2以上である。また、基地局はRRC信号を使用してnの値をシグナリングする。この際、端末はRRC信号を使用してnの値を決定する。また、「プリエンプション指示子伝送周期内のOFDMシンボルのうちRRC信号によってULシンボルと設定されるOFDMシンボル」において、RRC信号はセル特定RRC信号を含み、特定端末RRC信号を含まない。たの具体的な実施例において、「プリエンプション指示子伝送周期内のOFDMシンボルのうちRRC信号によってULシンボルと設定されるOFDMシンボル」において、RRC信号はセル特定RRC信号と特定端末RRC信号の両方を含む。
NRシステムは、フォワード互換性(forward compatibility)またはバックワード互換性(back compatibility)のために一部の資源をリザーブする。このような資源をリザーブド(reserved)資源と称する。リザーブド資源は、DL伝送またはUL伝送のために使用される。よって、リファレンスDL資源はリザーブド資源を考慮して設定される。それについては、図24乃至図26を介して説明する。
図24乃至図26は、リザーブド資源に関して本発明の実施例によるプリエンプション指示子が指示するOFDMシンボルを示す図である。
上述した実施例において、端末はリファレンスDL資源からリザーブド資源にマッピングされたシンボルを除外する。詳しくは、端末はOFDMシンボルの全てのPRBがリザーブド資源と設定されたOFDMシンボルをリファレンスDLリソースから除外する。
図24において、プリエンプション指示子伝送周期内のOFDMシンボルのうち一部のシンボルの一部のPRBがリザーブド資源と設定されている。よって、端末は、リファレンスDL資源が該当シンボルを含むと判断する。図25において、プリエンプション指示子伝送周期内のOFDMシンボルのうち一部のシンボルの全てののPRBがリザーブド資源と設定されている。よって、端末は、リファレンスDL資源が該当シンボルを含まないと判断する。
他の具体的な実施例において、端末は、リザーブド資源がマッピングされた周波数領域に基づき、リファレンスDL資源からリザーブド資源にマッピングされたシンボルを除外する。詳しくは、プリエンプション指示子で使用する周波数領域粒度(granularity)に応じて、リファレンスDL資源は周波数領域から分割される。リファレンスDL資源が周波数領域から分割されれば、端末は分割された周波数領域別に全てのPRBがリザーブド資源として設定されたOfをリファレンスDL資源から除外する。
図26において、周波数領域粒度はリファレンスDL資源が占めるPRBの半分である。よって、リファレンスDL資源は点線に沿って2つの領域に区分される。プリエンプション指示子が伝送周期内のOFDMシンボルのうち点線上側のリファレンスDLリソースに当たり、全てのPRBがリザーブド資源として設定されたOFDMシンボルが存在する。よって、端末は、リファレンスDL資源から該当シンボルを除外する。プリエンプション指示子が伝送周期内のOFDMシンボルのうち点線下側のリファレンスDLリソースに当たり、全てのPRBがリザーブド資源として設定されたOFDMシンボルは存在しない。但し、プリエンプション指示子が伝送周期内のOFDMシンボルのうち点線下側のリファレンスDLリソースに当たり、全てのPRBがリザーブド資源として設定されたOFDMシンボルは存在する。よって、端末は、DLリソースにリファレンスDL資源から該当シンボルを除外しない。
他の具体的な実施例において、端末は、OFDMシンボルの全てのPRBがリザーブド資源として設定されたのかには関わらずにリファレンスDLリソースと判断する。詳しくは、端末は、端末にリザーブド資源と設定されたOFDMシンボルをリファレンスDLリソースから除外する。リザーブド資源と設定されたPRBは、セル特定RRC信号によって設定される。
3GPP NRシステムにおいて、端末はPRACHを使用してランダムアクセスを行う。端末は、PRACH伝送に関連してリファレンスDLリソースを判断する。以下の説明を介し、端末がPRACH伝送に関連してリファレンスDLリソースを判断する方法を説明する。
端末のためのPRACHは基地局によって設定される。端末は、RMSI(remaining minimum system information)から端末に対するPRACH設定に関する情報を獲得する。PRACH設定に関する情報は、PRACH伝送パラメータ設定に関する情報を含む。詳しくは、PRACH伝送パラメータ設定に関する情報は、PRACHプリアンブルフォーマット設定、PRACHが伝送される時間資源設定、及びPRACHが伝送される周波数資源設定のうち少なくともいずれか一つを含む。また、PRACH設定に関する情報は、PRACHプリアンブルのルートシーケンスとサイクリックシフト値に対する設定に関する情報を含む。
また、端末は、端末が60GHz以上の周波数帯域を称するキャリア(またはセル)からPRACHを伝送するのかに応じて、端末がPRACHを伝送する条件が異なり得る。60GHz以下の周波数帯域を使用するキャリアをFR1キャリアと称し、60GHz以上の周波数帯域を使用するキャリアをFR2キャリアと称する。セミ−スタティックDL/UL設定(DL−UL configuration)が設定された端末は、FR1キャリア(またはセル)でULシンボルのみからPRACHを伝送する。PRACHの時間資源設定がDLシンボルまたはフレキシブルシンボルと重なれば、セミ−スタティックDL/UL設定が設定された端末はFR1キャリア(またはセル)から該当PRACHを伝送できない。セミ−スタティックDL/UL設定が設定された端末は、FR2キャリア(またはセル)でULシンボル及びフレキシブルシンボルのみからPRACHを伝送する。PRACHの時間資源設定がDLシンボルと重なれば、セミ−スタティックDL/UL設定が設定された端末はFR1キャリア(またはセル)から該当PRACHを伝送できない。また、FR2キャリア(またはセル)でPRACHがSS/PBCHブロックより先に存在すれば、端末はPRACHを伝送できない。
FR2キャリア(またはセル)において、端末がプリエンプション指示子が指示するリファレンスDL資源を判断する場合端末はリファレンスDL資源がPRACH伝送で設定されたOFDMシンボルを含まないと判断する。この際、端末は、上述したRMSIに基づいて、PRACH伝送で設定されたOFDMシンボルに関する情報を獲得する詳しくは、端末はRMSIからセル特定RRC信号であるPRACHConfigurationIndexを獲得する。
他の具体的な実施例において、FR1キャリア(またはセル)とFR2キャリア(またはセル)において、端末がプリエンプション指示子が指示するリファレンスDL資源を判断する場合端末はリファレンスDL資源がPRACH伝送で設定されたOFDMシンボルを含まないと判断する。この際、端末は、上述したRMSIに基づいて、PRACH伝送で設定されたOFDMシンボルに関する情報を獲得する詳しくは、端末はRMSIからセル特定RRC信号であるPRACHConfigurationIndexを獲得する。
3GPP NRシステムにおいて、端末がSS/PBCHブロックを受信するために必要な情報は基地局によって設定される。端末は、SS/PBCHブロックに関連してリファレンスDLリソースを判断する。以下の説明を介し、端末がSS/PBCHブロックに関連してリファレンスDLリソースを判断する方法を説明する。
SS/PBCHブロックを受信するために必要な情報はセル特定RRC信号によって設定される。詳しくは、SS/PBCHブロックブロックを受信するために必要な情報は、セル特定RRC信号のSSB−transmitted−SIB1によって設定される。また、SS/PBCHブロックを受信するために必要な情報は特定端末RRC信号によって設定される。詳しくは、SS/PBCHブロックを受信するために必要な情報は特定端末RRC信号のSSB−transmittedによって設定される。端末はセル特定RRC信号と特定端末RRC信号からSS/PBCHブロックを受信するために必要な情報を獲得できなければ、端末は予め決められたSS/PBCHブロックをモニタリングする。端末がSSB−transmitted−SIB1を獲得し、SSB−transmittedを獲得できなければ、端末はSSB−transmitted−SIB1で設定したSS/PBCHブロックをモニタリングする。する。端末がSSB−transmittedを獲得したら、端末はSSB−transmittedで設定したSS/PBCHブロックをモニタリングする。
端末は、DL SS/PBCHブロックと設定されたOFDMシンボルをリファレンスDL資源に追加する。上述したように、DL SS/PBCHブロックと設定されたシンボルは、セル特定RRC信号であるSSB−transmitted−SIB1、及び特定端末RRC信号であるSSB−transmittedのうち少なくともいずれか一つによって設定される。詳しくは、端末はリファレンスDL資源に含まれていないOFDMシンボルのうちセル特定RRC信号によってSS/PBCHブロックと設定されたシンボルをリファレンスDL資源に追加する。
具体的な実施例において、FR1のセル(またはキャリア)において、端末はリファレンスDL資源がSS/PBCHブロックと設定しないながら、セル特定RRC信号によってULシンボルと設定せれたOFDMシンボルを含まないと判断する。端末は、プリエンプションモニタリング周期の間のOFDMシンボルのうちセル特定RRC信号によって設定されたDLシンボル、セル特定RRC信号によって設置されたフレキシブルシンボル、及びセル特定RRC信号によって設定されたULシンボルのうち、SS/PBCHブロックと設定されたOFDMシンボルをリファレンスDL資源と判断する。
FR2のセル(またはキャリア)において、端末はリファレンスDL資源がセル特定RRC信号によってULシンボルと設定せれたOFDMシンボルを含まないと判断する。端末は、リファレンスDL資源がPRACHと設定されたOFDMシンボルのうち、「実際のPRACH伝送」のためのOFDMシンボルを含まないと判断する。本明細書において、「実際のPRACH伝送」とは、端末に設定されたPRACHのうち端末が上述したPRACH伝送条件に応じて実際に伝送するPRACHを意味する。また、上述したように、OFDMシンボルはセル特定RRC信号によってPRACHと設定される。この際、セル特定RRC信号はRMSIである。詳しくは、端末は、プリエンプションモニタリング周期の間のOFDMシンボルのうち、セル特定RRC信号によってDLシンボル、及び実際のPRACH伝送のためのOFDMシンボルを除くセル特定RRC信号によって設定されたフレキシブルシンボルをリファレンスDL資源と判断する。
このような実施例において、端末はリファレンスDL資源がSS/PBCHブロックと設定されないながら、PRACHと設定されたシンボルを含まないと判断する。詳しくは、端末は、プリエンプションモニタリング周期の間のOFDMシンボルのうちセル特定RRC信号によって設定されたDLシンボル、PRACHと設置されたOFDMシンボルを除くセル特定RRC信号によって設定されたフレキシブルシンボル、及びSS/PBCHブロックと設定されたOFDMシンボルをリファレンスDL資源と判断する。RRC信号によって設定されたSS/PBCHブロックと設定されたOFDMシンボルと、PRACHと設定されたOFDMシンボルが重なれば、端末は該当OFDMシンボルをDLシンボルとみなす。よって、RRC信号によって設定されたSS/PBCHブロックと設定されたOFDMシンボルと、PRACHと設定されたOFDMシンボルが重なれば、端末はリファレンスDL資源が該当OFDMシンボルを含むと判断する。
前記実施例において、端末は、PRACHと設定されたOFDMシンボルではない「実際のPRACH伝送」のためのOFDMシンボルに基づいてDL資源を判断する。詳しくは、端末は、リファレンスDL資源がSS/PBCHブロックと設定されないながら、実際のPRACH伝送のためのOFDMシンボルと設定されたOFDMシンボルを含まないと判断する。具体的な実施例において、端末は、プリエンプションモニタリング周期の間のOFDMシンボルのうちセル特定RRC信号によって設定されたDLシンボル、実施のPRACH伝送のために設置されたOFDMシンボルを除くセル特定RRC信号によって設定されたフレキシブルシンボル、及びSS/PBCHブロックと設定されたOFDMシンボルをリファレンスDL資源と判断する。
上述した3つの実施例において、端末がFR2でリファレンスDL資源を判断することを説明した。端末はFR2だけでなく、FR1でも上述した3つの実施例によってリファレンスDL資源を判断する。
基地局は、プリエンプション指示子別のリファレンスDL資源をプリエンプション指示子モニタリング周期とオフセットを使用してシグナリングする。端末は、プリエンプション指示子別リファレンスDL資源をプリエンプション指示子モニタリング周期とオフセットに基づいて判断する。詳しくは、端末は、以下の数式を使用してリファレンスDL資源に当たるOFDMシンボルのインデックスを判断する。
{mTINT-Δoffset,mTINT+1-Δoffset, ... ,(m+1)TINT-1-Δoffset}
この際、
{mTINT,mTINT+1, ... ,(m+1)TINT-1}
はプリエンプション指示子モニタリング周期の間のOFDMシンボルのインデックスである。また、Δoffsetはオフセットである。オフセットは、0、14、及びTINT値のうちいずれか一つを有する。また、オフセットはRRC信号によって構成される。
プリエンプション指示子が一つのビットごとに一つのOFDMシンボルのプリエンプション可否を指示すれば、プリエンプション指示子のオーバーヘッドが過度に大きくなる恐れがある。具体的な実施例において、スロットが14個のOFDMシンボルを含み、プリエンプション指示子が4つのスロットが含むOFDMシンボルでプリエンプションが発生したのかを指示すると仮定する。この際、プリエンプション指示子が一つのビットごとに一つのOFDMシンボルのプリエンプション可否を指示すれば、プリエンプション指示子は総56ビットを使用すべきである。基地局は、プリエンプション指示子の一つのビットが一つ以上のOFDMシンボルでプリエンプションが起こったのかを指示するようにプリエンプション指示子を設定する。例えば、プリエンプション指示子の一つのビットは4つのOFDMシンボルでプリエンプションが起こったのかを指示してもよい。スロットが14個のOFDMシンボルを含み、プリエンプション指示子が4つのスロットが含むOFDMシンボルでプリエンプションが発生したのかを指示する仮定すれば、プリエンプション指示子は14ビットを必要とする。プリエンプション指示子は、リファレンスDL資源に当たる全体のOFDMシンボルをそれぞれ一つ以上のOFDMシンボルを指示する複数のグループに区分し、各部ループでプリエンプションが起こるのかを一つのビットで指示する。この際、端末は、プリエンプション指示子の各ビットの値に応じて該当グループに当たる一つ以上のOFDMシンボルから端末に対する伝送が起こっていないと判断する。また、端末は、プリエンプション指示子の各ビットの値に応じて該当グループに当たる一つ以上のOFDMシンボルから端末に対する伝送が起こったと判断する。プリエンプション指示子がリファレンスDL資源に当たる全体のOFDMシンボルをそれぞれ一つ以上のOFDMシンボルを指示する複数のグループに区分する方法について、図27乃至図29を参照して説明する。
図27は、本発明の実施例によるプリエンプション指示子のビットマップがプリエンプション可否を指示するOFDMシンボルを示す図である。
リファレンスDL資源がS個のOFDMシンボルを含み、プリエンプション指示子がN−ビットの長さを有する際、S個のOFDMシンボルをN個のグループに分けてS個のOFDMシンボルにおけるプリエンプション可否をN−ビットで指示する方法を説明する。この際、端末は、プリエンプション指示子のN−ビットのうち各ビットの値に応じて該当ビットに当たるグループに属するのOFDMシンボル(ら)全てにおいて、基地局から端末に対する伝送が起こったか起こっていないと判断する。詳しくは、プリエンプション指示子のN−ビットのうちいずれか一つのビットが第1値であれば、端末は該当ビットに当たるグループに属する一つ以上のOFDMシンボル全てから基地局から端末に対する伝送が起こったと判断する。また、プリエンプション指示子のN−ビットのうちいずれか一つのビットが第2値であれば、端末は該当ビットに当たるグループに属する一つ以上のOFDMシンボル全てにおいて、基地局から端末に対する伝送が起こっていないと判断する。よって、端末は基地局からスケジューリングされた資源内で追加にプリエンプション指示子を受信し、プリエンプションによる基地局から端末に対する伝送が行ったのかに対する判断によって、端末は基地局からスケジューリングされた資源に対するデコーディングを行う。詳しくは、端末はプリエンプション指示子によって特定OFDMシンボルグループのOFDMシンボルにおいて、基地局から端末に対する伝送が起こったと判断する。この際、端末はスケジューリングされた資源において、該当OFDMシンボルグループを含んでデコーディング及びコンバイニング(combining)を行う。また、端末は、プリエンプション指示子によって特定OFDMシンボルグループのOFDMシンボル全部において、プリエンプションによって基地局から端末に対する伝送が起こっていないと判断する。この際、端末はスケジューリングされた資源において、該当OFDMシンボル(ら)を排除してデコーディング及びコンバイニングを行う。
プリエンプション指示子がそれぞれのビットに当たるOFDMシンボルグループのプリエンプション可否を指示するビットマップを含む際、基地局はRRC信号を使用してビットマップのビットそれぞれが指示するOFDMシンボルのインデックスを明示的にシグナリングする。端末はRRC信号に基づき、プリエンプション指示子が含むビットマップのビットそれぞれが指示するOFDMシンボルのインデックスを獲得する。他の具体的な実施例において、端末は予め指定された規則によって、プリエンプション指示子が含むビットマップのビットそれぞれが指示するOFDMシンボルを判断する。
また、基地局は、次の方法によってS個のOFDMシンボルをN個のグループに区分し、N個のグループ別にプリエンプション可否を指示する。この際、端末はプリエンプション指示子に基づいてN個のグループ別にプリエンプション可否を判断する。この際、DLリファレンス資源に当たるS個のOFDMシンボルは、時間順にC個ずつN個のグループにグルーピングされる。この際、Cは次の数式によって決定される。
C=ceil(S/N)
S個のOFDMシンボルを1からNまでの時間順にインデクシングして表示する場合、N個のOFDMシンボルは次のようにグルーピングされると示される。第1グループは、{1、2、…、C}、第2グループは{C+1、C+2、…、2*C}、…、N−1番目のグループは{(N−2)*C+1、(N−2)*C+2、…、(N−1)*C}、N番目のグループは{(N−1)*C、(N−1)*C+1、…、S}である。
他の具体的な実施例において、各グループが含むOFDMシンボルの数の間の差は最大1である。N個のグループのうち、mod(S、N)のグループはceil(S/N)個のOFDMシンボルを含み、残りの(N−mod(S、N))グループはfloor(S/N)個のOFDMシンボルを含む。この際、mod(a、b)は、aをbで割った際の残りを示す。本明細書において、特別に言及しない限り、mod(a、b)はaをbで割った際の残りを示す。floor(x)はxと同じであるか小さい枢のうち最も大きい整数を示す。本明細書において、特別に言及されない限り、floor(x)はxと同じであるか小さい数のうち最も大きい整数を示す。
上述したように、リファレンスDL資源が含むOFDMシンボルは連続的である。この際、リファレンスDL資源が含むS個のOFDMシンボルが連続的な際のように時間順にインデクシングされ、S個のOFDMシンボルは上述した2つの実施例によってN個のグループに区分される。但し、このような実施例において、非連続の複数のOFDMシンボルが一つのグループに分類される。また、非連続の複数のOFDMシンボルが同時にプリエンプションによってパンクチュアリングされる確率は希薄である。それにも関わらず、一つのグループにプリエンプション可否がシグナリングされる。
他の具体的な実施例において、リファレンスDL資源が含むS個のOFDMシンボルは、連続するOFDMシンボルを含むN個のグループにグルーピングされる。詳しくは、個別グループは連続するOFDMシンボルのみを含む。説明の便宜上、各グループが含むOFDMシンボルの数をS1、S2、…、SMと表す。また、各グループに当たるプリエンプション指示子のビット数をそれぞれN1、N2、…、NMと表す。この際、N1+N2+…+NM=Nを満足する。各グループに当たるプリエンプション指示子のビット数は、各グループが含むOFDMシンボルの数に基づいて決定される。詳しくは、各グループに当たるプリエンプション指示子のビット数は、各グループが含むOFDMシンボルの数に比例する。詳しくは、最後のグループを除く残りのグループの場合、以下の数式によって各グループに当たるプリエンプション指示子のビット数が決定される。
Ni=round(N−M)*Si/S)+1
この際、iは各グループのインデックスを示す。また、round(x)はxと最も近い整数を示す。本明細書において、特別に言及されない限り、round(x)はxと最も近い整数を示す。また、round(x)は下降演算を示すfloor(x)または上昇演算を示すceil(x)に変更されてもよい。
最後のグループの場合、以下の数式によって最後のグループに当たるプリエンプション指示子のビット数が決定される。
NM=N−(N1+N2+…+NM−1)。
他の具体的な実施例において、最後のグループを除く残りのグループの場合、各グループに当たるプリエンプション指示子のビット数は以下の数式によって決定される。
Ni=round(N*Si/S)
この際、iは各グループのインデックスを示す。また、round(x)はxと最も近い整数を示す。また、round(x)は下降演算を示すfloor(x)または上昇演算を示すceil(x)に変更されてもよい。
最後のグループに当たるプリエンプション指示子のビット数は、以下の数式によって決定される。
NM=N−(N1+N2+…+NM−1)。
上述した実施例において、各グループは連続するOFDMシンボルを含む。但し、異なるスロットに含まれるOFDMシンボルが一つのグループに共に含まれる。例えば、n−3番目のスロットの最後のOFDMシンボルと、n−2番目のスロットの最初のOFDMシンボルが一つのグループに含まれる。互いに異なるスロットに含まれたOFDMシンボルには、互いに異なる伝送ブロック(transport block、TB)が割り当てられる。よって、具体的な実施例において、各グループには同じスロットに含まれたOFDMシンボルのみが含まれる。例えば、端末と基地局は、プリエンプション指示子のグルーピングに関連して、異なるスロットに含まれたOFDMシンボルは不連続とみなしてもよい。
上述した実施例において、グループインデックスの順は、グループが含むOFDMシンボルの時間順に応じて決定される。よって、第1グループはリファレンスDL資源で時間的に最も先に位置し、連続するS1個のOFDMシンボルを含む。また、最後のグループは、リファレンスDL資源で時間的に最も後に位置する連続するSM個のOFDMシンボルを含む。他の具体的な実施例において、グループインデックスの順は、各グループが含むOFDMシンボルの時間順において昇順に決定される。よって、第1グループは最も少ない数のOFDMシンボルを含み、最後のグループは最も多い数のOFDMシンボルを含む。他の具体的な実施例において、グループインデックスの順は、各グループが含むOFDMシンボルの時間順において降順に決定される。よって、第1グループは最も多い数のOFDMシンボルを含み、最後のグループは最も小さい数のOFDMシンボルを含む。連続するシンボルの数が同じであれば、時間ドメインで先に位置するOFDMシンボルを先のグループが含む。上述した実施例において、一部の実施例について図27を介して詳しく説明する。
図27の実施例において、基地局は2つのスロットごとにプリエンプション指示子を含む制御チャネルを受信する。各スロットは14個のOFDMシンボルを含む。よって、n番目のスロットから伝送されるプリエンプション指示子は、n−2番目のスロットとn−1番目のスロットからDL資源がプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。図27において、プリエンプション指示子が第1タイプ(Type #1)に当たれば、プリエンプション指示子はスロットを含むすべてのOFDMシンボルを指示する。よって、プリエンプション指示子は総28個のOFDMシンボルをN個のグループに区分し、各グループが含むOFDMシンボルの数の差を一つのみまで許容する。Nが4であれば、プリエンプション指示子は7つのOFDMシンボルを含む4つのグループを指示する。この際、プリエンプション指示子の最初のビットは、n−2番目のスロットの最初のOFDMシンボルから7番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、プリエンプション指示子の2番目のビットは、n−2番目のスロットの8番目のOFDMシンボルから14番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、プリエンプション指示子の3番目のビットは、n−1番目のスロットの最初のOFDMシンボルから7番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、プリエンプション指示子の4番目のビットは、n−1番目のスロットの8番目のOFDMシンボルか14番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。但し、n−1番目のスロットにおいて、8番目のOFDMシンボルから14番目のOFDMシンボルはDL資源として使用されないため。プリエンプション指示子の4番目のビットは不必要な情報を指示する。
図27において、プリエンプション指示子が第2タイプ(Type #2)または第3タイプ(Type #3)に当たれば、プリエンプション指示子はスロットが含むOFDMシンボルのうちプリエンプションされ得るOFDMシンボルのみを指示する。この際、端末は、スロットが含むOFDMシンボルの設定及びRRC信号に基づいてリファレンスDL資源を判断する。n−2番目のスロットの最初のOFDMシンボルから10番目のOFDMシンボル、n−1番目のスロットの最初のOFDMシンボルから2番目のOFDMシンボルがリファレンスDL資源に当たる。よって、プリエンプション指示子が指示すべきOFDMシンボルの個数は12である。プリエンプション指示子が第2タイプ(Type #2)に当たれば、一つのグループに含まれるOFDMシンボルが連続するのかに関わらず、リファレンスDL資源に当たる複数のOFDMシンボルがグルーピングされる。また、各グループが含むOFDMシンボルの個数の差は最大一つである。詳しくは、12個のOFDMシンボルがそれぞれ3つのOFDMシンボルを含む4つのグループを指示する。詳しくは、プリエンプション指示子のビットマップの最初のビットは、n−2番目のスロットの最初のOFDMシンボルから3番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、プリエンプション指示子のビットマップの2番目のビットは、n−2番目のスロットの4番目のOFDMシンボルから6番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、プリエンプション指示子のビットマップの3番目のビットは、n−2番目のスロットの7番目のOFDMシンボルから9番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、プリエンプション指示子のビットマップの4番目のビットは、n−2番目のスロットの10番目のOFDMシンボルと、n−1番目のスロットの最初のOFDMシンボルからn−1番目のスロットの2番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。図27の実施例において、プリエンプション指示子が第2タイプ(Type #2)に当たれば、プリエンプション指示子が第1タイプ(Type #1)に当たる場合とは異なって、プリエンプション指示子が不必要な情報を指示しない。但し、4番目のグループは異なるスロットに含まれたOFDMシンボルを含む。よって、プリエンプション指示子は一つのビットで互いに異なるスロットに含まれるOFDMシンボルのプリエンプション可否を指示する。このような第2タイプ(Type #2)の方法は、実質的にプリエンプションされる可能性がある資源におけるプリエンプション指示子を伝達するようにすることで、不必要にプリエンプションされる可能性がない資源を端末が基地局から伝送が起こらないという仮定の下、デコーディング及びコンバイニングして発生する伝送率を減少を防止する。
プリエンプション指示子が第3タイプ(Type #3)に当たれば、一つのグループに含まれるOFDMシンボルは全て連続することを前提に、リファレンスDL資源に当たる複数のOFDMシンボルがグルーピングされる。図27の実施例において、10個の連続するOFDMシンボルと2つのOFDMシンボルに区分される。この際、10個の連続するOFDMシンボルを指示するプリエンプション指示子のビット数(N1)は、以下の数式に基づいて獲得される。
N1=round((N−2)*S1/S)+1
この際、SはDLリファレンス資源に当たる全体のOFDMシンボルの個数である。また、S1は最初に連続するOFDMシンボルの個数である。また、Nはプリエンプション指示子の全体のビット数である。よって、プリエンプション指示子が第3タイプ(Type #3)に当たれば、10個のOFDMシンボルは3ビットに指示され、2つのOFDMシンボルは1−ビットに指示される。詳しくは、プリエンプション指示子のビットマップの最初のビットは、n−2番目のスロットの最初のOFDMシンボルから4番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち、少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、プリエンプション指示子のビットマップの2番目のビットは、n−2番目のスロットの5番目のOFDMシンボルから7番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、プリエンプション指示子のビットマップの3番目のビットは、n−2番目のスロットの8番目のOFDMシンボルから10番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、プリエンプション指示子のビットマップの4番目のビットは、n−1番目のスロットの最初のOFDMシンボルからn−1番目のスロットの2番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。プリエンプション指示子が第3タイプ(Type #3)に当たれば、プリエンプション指示子が第2タイプ(Type #2)に当たる場合とは異なって、異なるスロットに含まれたOFDMシンボルを一つのビットに指示しない。このような第2タイプ(Type #3)の方法は、実質的にプリエンプションされる可能性がある資源におけるプリエンプション指示子を伝達するようにすることで、不必要にプリエンプションされる可能性がない資源を端末が基地局から伝送が起こらないという仮定の下、デコーディング及びコンバイニングして発生する伝送率を減少を防止する。また、同時に異なるスロットにおけるTBに対する伝送が起こる場合、異なるスロットにおいて非連続的にプリエンプションが発生する可能性が低い。よって、基地局がこのような実施例による際、プリエンプションされる可能性がある資源をより正確に端末に指示することができる。
図28は本発明の他の実施例によるプリエンプション指示子のビットマップがプリエンプション可否を指示するOFDMシンボルを示す図である。
本発明の他の具体的な実施例において、基地局はリファレンスDL資源を複数のサブ−リファレンスDL資源に区分し、サブ−リファレンスDL資源を複数のグループを区分してプリエンプション可否を指示する。詳しくは、プリエンプション指示子はリファレンスDL資源が含む複数のサブ−リファレンスDL資源のうちいずれか一つのサブ−リファレンスDL資源を指示し、サブ−リファレンスDL資源をが含む複数のグループ別にプリエンプション可否を指示する。この際、プリエンプション指示子は複数のサブ−リファレンスDL資源をのうちいずれか一つを指示する第1フィールドと、指示されたサブ−リファレンスDL資源が含む複数のグループのプリエンプション可否を指示する第2フィールドを含む。この際、第2フィールドは、上述した実施例で説明したプリエンプション指示子のビットマップの設定方法によって設定される。端末はプリエンプション指示子に基づいてプリエンプション指示子が指示するサブ−リファレンスDL資源を判断し、プリエンプション指示子に基づいてサブ−リファレンスDL資源が含む複数のグループのプリエンプション可否を判断する。詳しくは、端末は第1フィールドに基づいてプリエンプション指示子が指示するサブ−リファレンスDL資源を判断し、第2フィールドに基づいてサブ−リファレンスDL資源が含む複数のグループのプリエンプション可否を判断する。サブ−リファレンスDL資源は指定された個数のOFDMシンボルを含む。この際、指定された個数は一つのスロットが含むOFDMシンボルの個数である。また、サブ−リファレンスDL資源は連続するOFDMシンボルのみを含むと制限される。
図28の実施例において、プリエンプション指示子のうち第1ビットはプリエンプションが起こったサブ−リファレンスDL資源を指示し、第2ビットはサブ−リファレンスDL資源が含む複数のグループそれぞれでプリエンプションが起こったのかを指示するビットマップである。この際、最初のサブ−リファレンスDL資源は、リファレンスDL資源のうちn−2番目のスロットに位置するOFDMシンボルの集合である。また、2番目のサブ−リファレンスDL資源は、リファレンスDL資源のうちn−1番目のスロットに位置するOFDMシンボルの集合である。プリエンプション指示子が最初のサブ−リファレンスDL資源を指示すれば、プリエンプション指示子の第2ビットのビットマップの最初のビットは、n−2番目のスロットの最初のOFDMシンボルから5番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、プリエンプション指示子が最初のサブ−リファレンスDL資源を指示すれば、プリエンプション指示子の第2ビットのビットマップの2番目のビットは、n−2番目のスロットの6番目のOFDMシンボルから10番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、プリエンプション指示子が2番目のサブ−リファレンスDL資源を指示すれば、プリエンプション指示子の第2ビットのビットマップの最初のビットは、n-1番目のスロットの最初のOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、プリエンプション指示子が2番目のサブ−リファレンスDL資源を指示すれば、プリエンプション指示子の2ビットのビットマップの2番目のビットは、n-1番目のスロットの2番目のOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。
図28の実施例において、端末は基地局からスケジューリングされた資源内から追加にプリエンプション指示子として第1ビットと第2ビットを受信し、基地局から指示されたサブ−リファレンスDL資源を含む複数のグループそれぞれに対してプリエンプションが起こったのかを判断する。この際、端末は、基地局から端末に対する伝送が起こったのかをに対する判断に応じてスケジューリングされた資源に対するデコーディングを行う。
図29は、本発明のまた他の実施例によるプリエンプション指示子のビットマップがプリエンプション可否を指示するOFDMシンボルを示す図である。
基地局はRRC設定を使用して、端末にプリエンプション指示子を介して指示するグループのうちいくつかのOFDMシンボルを一つのグループに構成するのかをシグナリングする。詳しくは、基地局はRRC設定を使用して、端末にタイム−ドメイン(time−domain)OFDMシンボル粒度をシグナリングする。端末はRRC設定を使用して、プリエンプション指示子がいくつかのOFDMシンボルを一つのグループに構成するのかを判断する。また、端末は、スロットが含むOFDMシンボルの設定と、プリエンプション指示子がいくつかのOFDMシンボルを一つのグループに構成するのかに基づいて、プリエンプション指示子のビットマップの各ビットが指示するOFDMシンボルのグループを判断する。リファレンスDL資源がS個のOFDMシンボルを含み、OFDMシンボル粒度がC個であれば、端末はceil(S/C)個のビットがプリエンプション指示子でビットマップとして使用されたと判断する。この際、プリエンプション指示子がS個のOFDMシンボルを順番に指示すると仮定する。この際、1≦i<ceil(S/C)を満足すれば、端末はプリエンプション指示子のビットマップのi番目のビットがC*(i−1)+1番目のOFDMシンボル、…、C*i番目のOFDMシンボルのうち少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示すると判断する。また、iがi=ceil(S/C)を満足すれば、端末はプリエンプション指示子のi番目のビットがC*(i−1)+1番目のOFDMシンボル、…、S番目のOFDMシンボルのうち、少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示すると判断する。また、プリエンプション指示子はどのPRBがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示するビットを含む。
図29の実施例において、n−2番目のスロットの最初のOFDMシンボルから10番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボル、n−1番目のスロットの最初のOFDMシンボルから2番目のOFDMシンボルがリファレンスDL資源に当たる。この際、OFDMシンボル粒度は3である。第1ケース(case #1)において、プリエンプション指示子は4ビットのビットマップを含む。プリエンプション指示子のビットマップの最初のビットは、n−2番目のスロットの最初のOFDMシンボルから3番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち、少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、ビットマップの2番目のビットは、n−2番目のスロットの4番目のOFDMシンボルから6番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち、少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、ビットマップの3番目のビットは、n−2番目のスロットの7番目のOFDMシンボルから9番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち、少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、ビットマップの4番目のビットは、n−2番目のスロットの10番目のOFDMシンボル、n−1番目のスロットの最初のOFDMシンボルと2番目のOFDMシンボルのうち少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。
上述した実施例において、各グループは連続するOFDMシンボルのみを含むと制限される。この際、端末は、各グループが連続するOFDMシンボルのみを含むことを前提に、プリエンプション指示子のビットマップの各ビットが指示するOFDMシンボルグループを判断する。例えば、リファレンスDL資源がS個のOFDMシンボルを含み、S個のOFDMシンボルのうちS1個のOFDMシンボルが連続することを仮定してもよい。この際、RRC信号がシグナリングするOFDMシンボルの粒度はC個である。端末は、ceil(S1/C)+ceil(S2/C)個のビットがプリエンプション指示子で使用されると判断する。詳しくは、1≦i<ceil(S1/C)を満足すれば、端末はプリエンプション指示子のビットマップのi番目のビットがC*(i−1)+1番目のOFDMシンボル、…、C*i番目のOFDMシンボルのうち少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示すると判断する。また、iがceil(S1/C)+1≦i<ceil(S1/C)+ceil(S2/C)を満足すれば、端末はプリエンプション指示子のビットマップのi番目のビットがS1+C*(i−1)+1番目のOFDMシンボル、…、S1+C*i番目のOFDMシンボルのうち少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示すると判断する。i=ceil(S1/C)+ceil(S2/C)を満足すれば、端末はプリエンプション指示子のビットマップのi番目のビットがS1+C*(i−1)+1番目のOFDMシンボル、…、S1+S2番目のOFDMシンボルのうち少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示すると判断する。
図29の実施例の第2ケース(case #2)において、プリエンプション指示子は5−ビットのビットマップを含む。プリエンプション指示子のビットマップの最初のビットは、n−2番目のスロットの最初のOFDMシンボルから3番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち、少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、ビットマップの2番目のビットは、n−2番目のスロットの4番目のOFDMシンボルから6番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち、少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、ビットマップの3番目のビットは、n−2番目のスロットの7番目のOFDMシンボルから9番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち、少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、ビットマップの4番目のビットは、n−2番目のスロットの10番目のOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、ビットマップの5番目のビットは、n−1番目のスロットの最初のOFDMシンボルと2番目のOFDMシンボルのうち、少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。このような第2ケース(case #2)は、実質的にプリエンプションされる可能性がある資源におけるプリエンプション指示子を伝達するようにする。よって、このような第2ケース(case #2)において、基地局は不必要にプリエンプションされる可能性がない資源を端末が基地局から伝送が起こらないという仮定の下、デコーディング及びコンバイニングすることで発生するデータの伝送率の減少を防止する。また、同時に異なるスロットにおけるTBに対する伝送が起こる場合、異なるスロットにおいて非連続的にプリエンプションが発生する可能性は低い。よって、このような実施例において、基地局はプリエンプションされる可能性がある資源をより正確に端末に指示することができる。
同じOFDMシンボルの設定において、端末は次のような実施例によってプリエンプション指示子のビットマップの各ビットが指示するOFDMシンボルグループを判断する。S1個のOFDMシンボルは、N1=ceil(S1/C)個のグループに区分される。この際、ceil(S1/C)個のグループのうち、最初のmod(S1、N1)個のグループはそれぞれC個のOFDMシンボルを含み、残りのN1−mod(S1、N1)グループはそれぞれC−1個のOFDMシンボルを含む。また、S2個のOFDMシンボルは、N2=ceil(S2/C)個のグループに区分される。この際、ceil(S2/C)個のグループのうち、最初のmod(S2、N2)個のグループはそれぞれC個のOFDMシンボルを含み、残りのN2−mod(S2、N2)グループはそれぞれC−1個のOFDMシンボルを含む。
図29の実施例の第3ケース(case #3)において、プリエンプション指示子は5ビットのビットマップを含む。プリエンプション指示子のビットマップの最初のビットは、n−2番目のスロットの最初のOFDMシンボルから3番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち、少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、ビットマップの2番目のビットは、n−2番目のスロットの4番目のOFDMシンボルから6番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち、少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、ビットマップの3番目のビットは、n−2番目のスロットの7番目のOFDMシンボルから8番目のOFDMシンボルまでのOFDMシンボルのうち、少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、ビットマップの4番目のビットは、n−2番目のスロットの9番目のOFDMシンボルと10番目のOFDMシンボルのうち、少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。また、ビットマップの5番目のビットは、n−1番目のスロットの最初のOFDMシンボルと2番目のOFDMシンボルのうち、少なくともいずれか一つのOFDMシンボルがプリエンプションによってパンクチュアリングされたのかを指示する。このような第3ケース(case #3)は、実質的にプリエンプションされる可能性がある資源を指示するプリエンプション指示子を伝送する。よって、基地局はプリエンプションされる可能性がない資源を端末が基地局から伝送が起こらないという仮定の下、デコーディング及びコンバイニングして発生するデータの伝送率の減少を防止する。また、同時に異なるスロットにおけるTBに対する伝送が起こる場合、異なるスロットにおいて非連続的にプリエンプションが発生する可能性は低い。よって、基地局はプリエンプションされる可能性がある資源をより正確に端末に指示することができる。このような実施例において、基地局は、追加に同じスロット内でもプリエンプションが発生する可能性がある資源の区分をOFDMシンボル単位で最も均等に、つまり、各グループにおけるOFDMシンボルの長さの差が最少一つのみ許容するように区分する。よって、基地局はOFDMシンボル単位で最も小さし数のプリエンプションが発生した場合であっても、データの伝送率の減少を最大防止することができる。
図29の実施例において、端末は基地局からスケジューリングされた資源内から追加にプリエンプション指示子を受信し、基地局から指示されたサブ−リファレンスDL資源を含む複数のグループそれぞれに対してプリエンプションが起こったのかを判断する。端末は、基地局から端末に対する伝送が起こったのかをに対する判断に応じてスケジューリングされた資源に対するデコーディングを行う。
端末は、RRC信号に基づいてプリエンプション指示子のペイロードの大きさを判断する。詳しくは、端末は、RRC信号に基づいて明示的にまたは目次的にプリエンプション指示子のペイロードの大きさを判断する。プリエンプション指示子のペイロードの大きさがRRC信号によって指示されたペイロードの大きさより小さければ、基地局はプリエンプション指示子のペイロードに一部不必要な(redundant)値としてパッディングを追加し、プリエンプション指示子のペイロードの大きさとRRC信号によって指示されたペイロードの大きさを同じく調整する。不必要な値は0である。他の具体的な実施例において、不必要な値は1である。
リファレンスDL資源は、時間ドメインだけでなく周波数ドメインでも複数のグループに区分される。それに関連する実施例について説明する。
リファレンスDL資源がS個のOFDMシンボルを含み、B個のPRBを含めば、リファレンスDL資源は時間ドメインでN個に区分され、周波数領域でF個に区分される。S個のOFDMシンボルはN個のグループに区分され、B個のPRBはF個のグループに区分される。よって、リファレンスDL資源はNxF個のグループに区分される。プリエンプション指示子はNxF個のビットを含み、端末はNxF個のビットそれぞれがビットに当たるリファレンスDL資源のグループからプリエンプションが起こったと判断する。具体的な実施例において、N=14でF=1である。また、N=7でF=2であってもよい。また、基地局はRRC信号を使用してNとFの値を設定する。端末はRRC信号に基づいてNとFの値を獲得する。
N=14でF=1であれば、端末はB個のPRBを一つのグループに区分する。また、N=7でF=2であれば、端末はB個PRBのうちceil(B/2)個のPRBを一つのグループに区分し、残りのB−ceil(B/2)個のPRBを他の一つのグループに区分する。他の具体的な実施例において、N=7でF=2であれば、端末はB個PRBのうちfloor(B/2)個のPRBを一つのグループに区分し、残りのB−floor(B/2)個のPRBを他の一つのグループに区分する。
リファレンスDL資源がS個のOFDMシンボルを含めば、端末は次のような実施例に沿ってリファレンスDL資源をN個のグループに区分する。N≧Sであれば、S個のOFDMシンボルはS個のグループに区分され、プリエンプション指示子のSxF個のビットそれぞれは、それぞれのグループでプリエンプションが起こったのかを指示する。この際、基地局はプリエンプション指示子の大きさをNxFビットにするためにプリエンプション指示子の残りの(N−S)xF個だけのビットを不必要な値とパッディングする。不必要な値は0である。他の具体的な実施例において、不必要な値は1である。N<Sである場合の具体的な実施例は次のようである。端末は、C=floor(S/N)個のOFDMシンボルを順番にグルーピングし、リファレンスDL資源が含むS個のOFDMシンボルをN個のグループに区分する。S個のOFDMシンボルを時間順に1からインデクシングする場合、N個のグループは以下のように示される。第1グループは、{1、2、…、C}、第2グループは{C+1、C+2、…、2*C}、N−1番目のグループは{(N−2)*C+1、(N−2)*C+2、…、(N−1)*C}、N番目のグループは{(N−1)*C、(N−1)*C+1、…、S}である。この際、N個のグループはC個より多い数のOFDMシンボルを含む。
各グループが含むOFDMシンボルの数の差が1つを超えないように、S個のOFDMシンボルをN個のグループに区分する。S個のOFDMシンボルを時間順に1からインデクシングする場合、N個のグループは以下のように区分される。N個のグループのうち、最初のmod(S、N)のグループはceil(S/N)個のOFDMシンボルを含み、残りのN−mod(S、N)グループはfloor(S/N)個のOFDMシンボルを含む。この際、mod(S、N)はS−floor(S/N)*Nで表される。
S個のOFDMシンボルが時間ドメインで不連続なOFDMシンボルを含めば、S個のOFDMシンボルは次の実施例によってN個のグループに区分される。S個のOFDMシンボルは、時間ドメインで連続するOFDMシンボルを含むM個のグループに区分される。各グループが含むOFDMシンボルの数をS1、S2、…、SMと称する。M個のグループを更に複数のサブグループに区分する。M個のグループそれぞれが含む複数のサブグループの個数は、をN1、N2、…、NMで表される。この際、N1+N2+…+NM≦Nを満足する。
i番目のグループは、以下の実施例によってNi個のサブグループに区分される。i番目のグループが含むOFDMシンボルは、Ci=floor(Si/Ni)個のOFDMシンボルを含むNi個のサブグループに区分される。Si個のOFDMシンボルを時間順に1からインデクシングする場合、Ni個のサブグループは以下のように示される。第1グループは、{1、2、…、Ci}、第2グループは{Ci+1、Ci+2、…、2*Ci}、Ni−1番目のグループは{(N−2)*Ci+1、(Ni−2)*Ci+2、…、(Ni−1)*Ci}、Ni番目のグループは{(Ni−1)*Ci、(Ni−1)*Ci+1、…、S}である。この際、Ni個のグループはCi個より多い数のOFDMシンボルを含む。
この際、i番目のグループのNi個のサブグループが含むOFDMシンボルの数は、以下の実施例のように決定される。詳しくは、i番目のグループが含む複数のサブグループそれぞれが含むOFDMシンボルの個数の差は最大一つである。Si個のOFDMシンボルを時間順に1からインデクシングする場合、Ni個のサブグループは以下のように区分される。Ni個のサブグループのうち最初のmod(Si、Ni)個のグループは、ceil(Si/Ni)個のOFDMシンボルを含み、残りのNi−mod(Si、Ni)個のグループは、floor(Si/Ni)個のOFDMシンボルを含む。
リファレンスDL資源に当たるOFDMシンボルが2つ以上のスロットに含まれれば、次の実施例によってリファレンスDL資源に当たるOFDMシンボルがN個のグループに分類される。まず、S個のOFDMシンボルを各スロット別に連続するOFDMシンボルを含むM個のグループに分類する。各グループが含むOFDMシンボルの数をS1、S2、…、SMと称する。M個のグループを更に複数のサブグループに区分する。M個のグループそれぞれが含む複数のサブグループの個数は、をN1、N2、…、NMで表される。この際、N1+N2+…+NM≦Nを満足する。
i番目のグループは、以下の実施例によってNi個のサブグループに区分される。i番目のグループが含むOFDMシンボルは、Ci=floor(Si/Ni)個のOFDMシンボルを含むNi個のサブグループに区分される。Si個のOFDMシンボルを時間順に1からインデクシングする場合、Ni個のサブグループは以下のように示される。第1グループは、{1、2、…、Ci}、第2グループは{Ci+1、Ci+2、…、2*Ci}、Ni−1番目のグループは{(N−2)*Ci+1、(Ni−2)*Ci+2、…、(Ni−1)*Ci}、Ni番目のグループは{(Ni−1)*Ci、(Ni−1)*Ci+1、…、S}である。この際、Ni個のグループはCi個より多い数のOFDMシンボルを含む。
この際、i番目のグループのNi個のサブグループが含むOFDMシンボルの数は、以下の実施例のように決定される。詳しくは、i番目のグループが含む複数のサブグループそれぞれが含むOFDMシンボルの個数の差は最大一つである。Si個のOFDMシンボルを時間順に1からインデクシングする場合、Ni個のサブグループは以下のように区分される。Ni個のサブグループのうち最初のmod(Si、Ni)個のグループは、ceil(Si/Ni)個のOFDMシンボルを含み、残りのNi−mod(Si、Ni)個のグループは、floor(Si/Ni)個のOFDMシンボルを含む。
プリエンプション指示子のモニタリング周期が1つのスロット以上であって、リファレンスDL資源に当たるOFDMシンボルが時間ドメインで不連続なOFDMシンボルを含めば、次の実施例によってリファレンスDL資源に当たるOFDMシンボルがN個のグループに分類される。まず、S個のOFDMシンボルを各スロット別に連続するOFDMシンボルを含むM個のグループに分類する。各グループが含むOFDMシンボルの数をS1、S2、…、SMと称する。M個のグループを更に複数のサブグループに区分する。M個のグループそれぞれが含む複数のサブグループの個数は、をN1、N2、…、NMで表される。この際、N1+N2+…+NM≦Nを満足する。
i番目のグループは、以下の実施例によってNi個のサブグループに区分される。i番目のグループが含むOFDMシンボルは、Ci=floor(Si/Ni)個のOFDMシンボルを含むNi個のサブグループに区分される。Si個のOFDMシンボルを時間順に1からインデクシングする場合、Ni個のサブグループは以下のように示される。第1グループは、{1、2、…、Ci}、第2グループは{Ci+1、Ci+2、…,…、2*Ci}、Ni−1番目のグループは{(N−2)*Ci+1、(Ni−2)*Ci+2、…、(Ni−1)*Ci}、Ni番目のグループは{(Ni−1)*Ci、(Ni−1)*Ci+1、…、S}である。この際、Ni個のグループはCi個より多い数のOFDMシンボルを含む。
この際、i番目のグループのNi個のサブグループが含むOFDMシンボルの数は、以下の実施例のように決定される。詳しくは、i番目のグループが含む複数のサブグループそれぞれが含むOFDMシンボルの個数の差は最大一つである。Si個のOFDMシンボルを時間順に1からインデクシングする場合、Ni個のサブグループは以下のように区分される。Ni個のサブグループのうち最初のmod(Si、Ni)個のグループは、ceil(Si/Ni)個のOFDMシンボルを含み、残りのNi−mod(Si、Ni)個のグループは、floor(Si/Ni)個のOFDMシンボルを含む。
M個のグループそれぞれが含むサブグループの個数は、M個のグループそれぞれが含むOFDMシンボルの数に基づいて決定される。詳しくは、M個のグループそれぞれが含むサブグループの個数は、M個のグループそれぞれが含むOFDMシンボルの数に比例して決定される。詳しくは、M個のグループそれぞれが含むサブグループの個数N1、N2、…、NMは次に数式によって決定される。
N1=round(N−M)*S1/S)+1、
N2=round(N−M)*S2/S)+1、…、
NM−1=round(N−M)*SM−1/S)+1、
NM=N−(N1+N2+…+NM−1)
前記数式において、丸め演算round(x)は下降演算を示すfloor(x+0.5)または上昇演算を示すceil(x−0.5)に代替されてもよい。
他の具体的な実施例において、M個のグループそれぞれが含むサブグループの個数N1、N2、…、NMは次に数式によって決定される。
N1=round(N*S1/S)、
N2=round(N*S2/S)、…、
NM−1=round(N*SM−1/S)、
NM=N−(N1+N2+…+NM−1)
前記数式において、丸め演算round(x)は下降演算を示すfloor(x+0.5)または上昇演算を示すceil(x−0.5)に代替されてもよい。
前記数式を介して説明した2つの実施例において、グループの順番はOFDMシンボルの時間ドメインにおける順番によって決定される。よって、第1グループは最も先に位置し、連続するS1個のOFDMシンボルを含む。M番目のグループは最も後に位置し、連続するSM個のOFDMシンボルを含む。
具体的な実施例において、前記数式を介して説明した2つの実施例において、グループの順番はOFDMシンボルの時間ドメインにおいて昇順で決定される。よって、第1グループは最も少ない数の連続するOFDMシンボルを含む。M番目のグループは最も多い数の連続するOFDMシンボルを含む。具体的な実施例によると、前記数式を介して説明した2つの実施例において、グループの順番はOFDMシンボルの時間ドメインにおいて降順で決定される。よって、第1グループは最も多い数の連続するOFDMシンボルを含む。M番目のグループは最も少ない数の連続するOFDMシンボルを含む。連続するシンボルの数が同じであれば、時間ドメインで先に位置するOFDMシンボルを先のグループが含む。
他の具体的な実施例において、M個のグループそれぞれが含むサブグループが含むOFDMシンボルの数の個数がCより小さい数に制限されれば、M個のグループそれぞれが含むサブグループ個数N1、N2、…、NMは次の数式によって決定される。
N1=ceil(S1/C)、
N2=ceil(S2/C)、…、
NM=ceil(SM/C)
この際、Cは
を満足する整数のうち最も小さい数である。前記数式において、ceil(x)は上昇演算を示す。
他の具体的な実施例において、M個のグループそれぞれが含むサブグループが含むOFDMシンボルの数の個数がCより小さい数に制限されれば、M個のグループそれぞれが含むサブグループ個数N1、N2、…、NMは次の数式によって決定される。
N1=ceil(S1/C)+a1、
N2=ceil(S2/C)+a2、…,
NM=ceil(SM/C)+aM、
この際、Cは
を満足する整数のうち最も小さい数である。前記数式において、ceil(x)は上昇演算を示す。また、前記数式において、aiの値は次の数式によって決定される。
M個のグループのインデクシングは、次の数式を満足するように設定される。
S1≧S2≧…≧SM
この際、グループが含むOFDMシンボルの数が同じであれば、時間ドメインにおいて先に位置するOFDMシンボルを含むグループに低いインデックスが割り当てられる。M個のグループそれぞれが含むサブグループが含むOFDMシンボルの数の個数をCより小さい数に制限し、OFDMシンボルより多く含むグループのサブグループが含むOFDMシンボルの数をより低くする。
他の具体的な実施例において、M個のグループのインデクシングは、次の数式を満足するように設定される。
S1/ceil(S1/C)≧S2/ceil(S2/C)≧…≧SM=ceil(SM/C)
この際、グループが含むOFDMシンボルの数が同じであれば、時間ドメインにおいて先に位置するOFDMシンボルを含むグループに低いインデックスが割り当てられる。M個のグループそれぞれが含むサブグループが含むOFDMシンボルの数の個数をCより小さい数に制限し、OFDMシンボルより多く含むグループのサブグループが含むOFDMシンボルの数をより低くする。
他の具体的な実施例において、M個のグループのインデクシングは、次の数式を満足するように設定される。
ceil(S1/C)≦ceil(S2/C)≦…≦ceil(SM/C)
この際、グループが含むOFDMシンボルの数が同じであれば、時間ドメインにおいて先に位置するOFDMシンボルを含むグループに低いインデックスが割り当てられる。M個のグループそれぞれが含むサブグループが含むOFDMシンボルの数の個数をCより小さい数に制限し、OFDMシンボルより多く含むグループのサブグループが含むOFDMシンボルの数をより低くする。
他の具体的な実施例において、M個のグループのインデクシングは、次の数式を満足するように設定される。
ceil(S1/C)≧ceil(S2/C)≧…≧ceil(SM/C)
この際、グループが含むOFDMシンボルの数が同じであれば、時間ドメインにおいて先に位置するOFDMシンボルを含むグループに低いインデックスが割り当てられる。M個のグループそれぞれが含むサブグループが含むOFDMシンボルの数の個数をCより小さい数に制限し、OFDMシンボルより多く含むグループのサブグループが含むOFDMシンボルの数をより低くする。
前記数式において、丸め演算round(x)は下降演算を示すfloor(x+0.5)または上昇演算を示すceil(x−0.5)に代替されてもよい。
上述したように、プリエンプション指示子が指示するリファレンスDL資源は、BWPの全てのPRBを含む。プリエンプション指示子は、リファレンスDL資源を14個のパートに区分し、14ビットを有するビットマップを使用して14個のパートでプリエンプションが起こったのかを指示する。上述したように、リファレンスDL資源は時間領域で14個のパートに区分される。また、リファレンスDL資源は、時間領域7つのパート、周波数領域で2つのパートに区分される。また、端末がプリエンプション指示子をモニタリングする周期は、1つのスロット、2つのスロット、及び4つのスロットのうちいずれか一つである。
端末が複数のコンポネントキャリア(cell)を併合する(aggregate)CA(Carrier Aggregation)を行うように構成されれば、端末は一つのキャリアから他のキャリアのプリエンプション情報を指示するプリエンプション指示子をモニタリングする。この際、プリエンプション指示子をクロス−キャリアDLプリエンプション指示子と称する。図30に基づいて、プリエンプション指示子の伝送周期について詳しく説明する。
図30は、本発明の実施例による端末がCAを構成されれば、端末がいずれか一つのキャリアで他のキャリアで起こっているプリエンプションに関する情報を指示するプリエンプション指示子をモニタリングすることを示す図である。
図30(a)及び図30(b)の実施例は、端末がサブキャリアの間隔(subcarrier spacing)が60KHzのセルでプリエンプション指示子をモニタリングするように設定され、プリエンプション指示子がサブキャリア間隔が15KHzのセルで起こンるプリエンプションに関する情報を指示するように設定される場合に関する。サブキャリア間隔が60KHzのセルにおいて、プリエンプション指示子をモニタリングするためのCORESETのOFDMシンボル位置と、サブキャリア間隔が15KHzのセルのOFDMシンボルの位置との間の関係によって、リファレンスDL資源に当たるOFDMシンボルは3つまたは4つのOFDMシンボルである。詳しくは、サブキャリア間隔が60KHzのセルでプリエンプション指示子をモニタリングするためのCORESETのシンボル位置が、サブキャリア間隔が15KHzのセルの最初のOFDMシンボルまたは2番目のOFDMシンボル位置から始まれば、リファレンスDL資源に当たるOFDMシンボルは4つのOFDMシンボルである。また、サブキャリア間隔が60KHzのセルでプリエンプション指示子をモニタリングするためのCORESETのシンボル位置が、サブキャリア間隔が15KHzのセルの3番目のOFDMシンボルまたは4番目のOFDMシンボル位置から始まれば、リファレンスDL資源に当たるOFDMシンボルは3つのOFDMシンボルである。このように、サブキャリア間隔が60KHzのセルにおいて、プリエンプション指示子をモニタリングするためのCORESETのOFDMシンボル位置と、サブキャリア間隔が15KHzのセルのOFDMシンボルの位置との間の関係によって、リファレンスDL資源に当たるOFDMシンボルの個数が異なり得る。また、プリエンプション指示子のモニタリング周期の間のOFDMシンボルの個数は、N_symb*T_INT*2(μ−μ_INT)で表される。この際、N_symbはスロットが含むOFDMシンボルの数である。正規(normal)CP(cyclic prefix)が使用されれば、N_symbは14である。拡張(extended)CPが使用されれば、N_symbは12である。また、T_INTはプリエンプション指示子のモニタリング周期である。また、T_INTは1、2、及び4のうち一つである。μ_INTは、DLプリエンプション指示子が伝送されるキャリアのサブキャリア間隔が15*2μ_INTKHzになることを満足する値である。μは、プリエンプション指示子がプリエンプションに関する情報を指示するキャリアのサブキャリア間隔が15*2μKHzになることを満足する値である。
基地局は、整数個のスロット周期でプリエンプション指示子をシグナリングする。端末は、整数個のスロット周期でプリエンプション指示子をモニタリングする。基地局は、T_INT*2(μ−μ_INT)が自然数になるT_INTの値、及びμ_INTの値を設定し、該当値を端末にシグナリングする。端末は、T_INT*2(μ−μ_INT)が自然数になるT_INTの値、μの値、及びμ_INTの値を期待する。端末は、T_INT*2(μ−μ_INT)が小数になるT_INTの値、μの値、及びμ_INTの値を期待しない。具体的な実施例において、T_INT*2(μ−μ_INT)の値が小数であれば、端末はT_INTの値を無視する。或いは、端末がT_INT*2(μ−μ_INT)の値が小数になるT_INTの値、μの値、及びμ_INTの値を受信すれば、端末は基地局からの該当設定をエラーケース(error case)と判断する。この際、端末はいかなる動作も行わなくてもよい。或いは、端末がT_INT*2(μ−μ_INT)の値が小数になるT_INTの値、μの値、及びμ_INTの値を受信すれば、端末は基地局からプリエンプション指示子を受信するためのモニタリングを行わなくてもよい。詳しくは、端末は(T_INT、μ、μ_INT)=(1、0、1)、(T_INT、μ、μ_INT)=(1、0、2)、または(T_INT、μ、μ_INT)=(2、0、2)であることを期待しない。基地局は、T_INT*2(μ−μ_INT)が自然数になるようにT_INTの値、μの値、及びμ_INTの値を設定する。
また端末は、N_symb*T_INT*2(μ−μ_INT)が自然数になるT_INTの値、μの値、及びμ_INTの値を期待する。端末は、N_symb*T_INT*2(μ−μ_INT)が小数になるT_INTの値、μの値、及びμ_INTの値を期待しない。具体的な実施例によって、N_symb*T_INT*2T_INT*2(μ−μ_INT)の値が小数であれば、端末はT_INTの値を無視する。或いは、端末がT_INT*2(μ−μ_INT)の値が小数になるT_INTの値、μの値、及びμ_INTの値を受信すれば、端末は該当設定をエラーケースと判断する。この際、端末はいかなる動作も行わなくてもよい。或いは、端末がT_INT*2(μ−μ_INT)の値が小数になるT_INTの値、μの値、及びμ_INTの値を受信すれば、端末は基地局からプリエンプション指示子を受信するためのモニタリングを行わなくてもよい。例えば、N_symb=14であれば、端末は(T_INT、μ、μ_INT)=(2、0、2)は期待しない。基地局は、N_symb*T_INT*2(μ−μ_INT)が自然数になるようにT_INTの値、μの値、及びμ_INTの値を設定する。
また、端末はμの値がμ_INTより大きいか同じであるか期待する。詳しくは、プリエンプション指示子は、常にプリエンプション指示子によってプリエンプションに関する情報が指示されるキャリアよりサブキャリア間隔が小さいキャリアから伝送される。例えば、サブキャリア間隔を有するキャリアにおいて、15kHzのサブキャリア間隔を有するキャリア、30kHzのサブキャリア間隔を有するキャリア、60kHzのサブキャリア間隔を有するキャリアのプリエンプションに関する情報を指示するプリエンプション指示子が伝送されてもよい。30kHzのサブキャリア間隔を有するキャリアから、30kHzのサブキャリア間隔を有するキャリア、60kHzのサブキャリア間隔を有するキャリアのプリエンプションに関する情報を指示するプリエンプション指示子が伝送される。60kHzのサブキャリア間隔を有するキャリアからは、60kHzのサブキャリア間隔を有するキャリアのプリエンプションに関する情報を指示するプリエンプション指示子が伝送される。30kHzのサブキャリア間隔を有するキャリアからは、15kHzのサブキャリア間隔を有するキャリアのプリエンプションに関する情報を指示するプリエンプション指示子が伝送されない。60kHzのサブキャリア間隔を有するキャリアからは、15kHzのサブキャリア間隔を有するキャリア、30kHzのサブキャリア間隔を有するキャリアのプリエンプションに関する情報を指示するプリエンプション指示子が伝送されない。
図30において、端末がCAを行うように構成された例を説明したが、図30を介して説明した実施例は、端末が一つのセル(またはキャリア)で動作する場合にも適用される。詳しくは、端末に異なるサブキャリアの設定で構成された複数のBWPが使用されて、一つのBWPから他のBWPにおけるプリエンプション指示子を端末がモニタリングするように構成されれば、上述した実施例が適用される。
図31乃至図32は、本発明の実施例による基地局と端末の動作方法を示す図である。
基地局は、プリエンプションされた(またはパンクチュアリングされた)資源を指示するプリエンプション指示子を生成する(S3101)。基地局は、予め指定された周期に基づいて端末にプリエンプション指示子を伝送する(S3103)。詳しくは、基地局は予め指定された周期に当たる時点でプリエンプション指示子を伝送する。この際、基地局は端末に予め指定された周期をシグナリングする。
プリエンプション指示子は、プリエンプション指示子が指示するスロットが含むOFDMシンボルのうち一部のシンボルを除く残りのOFDMシンボルに関する情報を指示する。詳しくは、プリエンプション指示子が指示するリファレンス資源は、ULシンボルと設定されたOFDMシンボルを含まない。この際、ULシンボルはRRC信号に設定されている。詳しくは、RRC信号はセル特定RRC信号である。また、プリエンプション指示子は、DLシンボルまたはDLシンボルになり得るフレキシブルシンボルに当たる資源に関する情報のみを指示する。プリエンプション指示子が指示するリファレンス資源は、図21乃至図26を介して説明した実施例によって決定される。
また、プリエンプション指示子は、プリエンプション指示子が指示する複数のOFDMシンボルを複数のグループに区分し、複数のグループ別に前記複数のグループそれぞれが含む一つ以上のOFDMシンボルのうち少なくともいずれか一つのOFDMシンボルでパンクチュアリングされるのかを指示する。この際、複数のグループの個数は予め指定されている。詳しくは、複数のグループの個数は、プリエンプション指示子が含むビットマップのビット数である。他の具体的な実施例において、複数のグループの個数は基地局が設定したOFDMシンボルの粒度によって決定される。
複数のグループの個数はN個であり、プリエンプション指示子が指示する複数のOFDMシンボルの個数がS個であれば、基地局はN個のグループのうち最初のmod(S、N)個のグループはceil(S/N)個のOFDMシンボルを含むようにグルーピングし、残りのN−mod(S、N)グループは、floor(S/N)個のOFDMシンボルを含むようにグルーピングする。この際、mod(a、b)はa−floor(a/b)*bであり、floor(x)はxと同じであるか小さい整数のうち最も大きい数であり、ceil(x)はxと同じであるか大きい整数のうち最も小さい数である。具体的な実施例において、基地局は、プリエンプション指示子が指示する複数のグループを図27乃至図29を介して説明した実施例によってグルーピングする。
端末は、整数個のスロット単位でプリエンプション指示子をモニタリングする。よって、基地局は、端末が整数個のスロット単位でプリエンプション指示子をモニタリングするようにプリエンプション指示子を伝送する。詳しくは、予め指定された周期の間のOFDMシンボルの個数をN_symb*T_INT*2(μ−μ_INT)で表す。この際、N_symbはスロットが含むOFDMシンボルの数である。また、T_INTは前記端末が前記プリエンプション指示子をモニタリングする周期である。また、μ_INTは、プリエンプション指示子が伝送されるキャリアのサブキャリア間隔が15*2μ_INTKHzになることを満足する値である。また、μは、プリエンプション指示子がプリエンプションに関する情報を指示するキャリアのサブキャリア間隔が15*2μKHzになることを満足する値である。よって、基地局は、N_symb*T_INT*2(μ−μ_INT)が自然数になるようにT_INTの値、μの値、及びμ_INTの値を設定する。具体的な実施例において、基地局は図30を介して説明した実施例によって、T_INTの値、μの値、及びμ_INTの値を設定する。
また、プリエンプション指示子は端末が使用するBWPの全体の帯域を指示する。具体的な実施例において、基地局は図12乃至図20を介して説明した実施例によってプリエンプション指示子を伝送する。
端末は、プリエンプション(またはパンクチュアリングされた)資源を指示するプリエンプション指示子を周期的にモニタリングする(S3201)。プリエンプション指示子を受信すれば、端末はプリエンプション指示子に基づいて端末にスケジューリングされた資源のうちプリエンプションされた資源を決定する(S3203)。詳しくは、端末はプリエンプション指示子が端末にスケジューリングされた資源のうち、プリエンプションされた資源から指示された資源から伝送が行われていないと仮定する。また、端末はプリエンプション指示子を受信することで、プリエンプション指示子の値に応じて基地局から端末に対するプリエンプションが発生した資源を判断する。よって、端末はスケジューリングされた資源のうちプリエンプションで指示された資源に基地局からの伝送が起こったのか否かを判断する。詳しくは、端末は、プリエンプション指示子が含むビットの値を介して、各ビットに当たる一つ以上のOFDMシンボルに基地局から端末に対する伝送が起こったと判断する。例えば、プリエンプション指示子が含むいずれか一つのビットの値第1値であれば、端末は該当ビットに当たる一つ以上のOFDMシンボルに基地局から端末に対する伝送が発生したと判断する。また、プリエンプション指示子が含むいずれか一つのビットの値第2値であれば、端末は該当ビットに当たる一つ以上のOFDMシンボルから基地局に端末に対する伝送が発生したと判断する。端末は、基地局から端末に対する伝送が発生した資源に基づいて、基地局樹脂下データをデコーディングする。この際、データはデータチャネル、制御チャネルのうち少なくともいずれか一つを含む。プリエンプション指示子は、プリエンプション指示子が指示するスロットが含むOFDMシンボルのうち一部のシンボルを除く残りのOFDMシンボルに関する情報を指示する。よって、端末は、プリエンプション指示子を介して指示されるスロットが含むOFDMシンボルのうち一部のシンボルを除く残りのOFDMシンボルに関する情報を指示すると判断する。詳しくは、端末は、プリエンプション指示子を介して指示されるスロットが含むOFDMシンボルの設定に基づいて、プリエンプション指示子が指示する資源を判断する。詳しくは、端末は、プリエンプション指示子が指示する資源がULシンボルと設定されたOFDMシンボルを含まないと判断する。この際、ULシンボルはRRC信号によって設定される。詳しくは、RRC信号はセル特定RRC信号である。また、端末は、プリエンプション指示子がDLシンボルまたはDLシンボルになり得るフレキシブルシンボルに当たる資源に関する情報のみを指示すると判断する。他の具体的な実施例において、端末はプリエンプション指示子を介して指示されるOFDMシンボルに関する情報に基づいて、プリエンプション指示子が指示する資源を判断する。この際、端末は、プリエンプション指示子が指示するOFDMシンボルに関する情報をRRC信号から獲得する。具体的な実施例において、端末は、プリエンプション指示子が指示する資源を図21乃至図26を介して説明した実施例によって判断する。
また、プリエンプション指示子は、プリエンプション指示子が指示する複数のOFDMシンボルを複数のグループに区分し、複数のグループ別に前記複数のグループそれぞれが含む一つ以上のOFDMシンボルのうち少なくともいずれか一つのOFDMシンボルでパンクチュアリング或いはプリエンプションされるのかを指示する。この際、端末は、いずれか一つのビットに当たるグループが含む一つ以上のOFDMシンボル全部から、基地局から端末に対する伝送が発生するか発生していないと判断する。詳しくは、端末は、いずれか一つのビットの値第1値であれば、該当ビットに当たるグループが含む一つ以上のOFDMシンボル全てから基地局に端末に対する伝送が発生したと判断する。また、端末は、いずれか一つのビットの値第2値であれば、該当ビットに当たるグループが含む一つ以上のOFDMシンボル全てから伝送が発生していないと判断する。また、複数のグループの個数は予め指定されている。詳しくは、複数のグループの個数は、プリエンプション指示子が含むビットマップのビット数である。他の具体的な実施例において、複数のグループの個数は基地局が設定したOFDMシンボルの粒度によって決定される。
複数のグループの個数はN個であり、プリエンプション指示子が指示する複数のOFDMシンボルの個数がS個であれば、端末はN個のグループのうち最初のmod(S、N)個のグループはceil(S/N)個のOFDMシンボルを含むようにグルーピングされ、残りのN−mod(S、N)グループは、floor(S/N)個のOFDMシンボルを含むようにグルーピングされると判断する。この際、mod(a、b)はa−floor(a/b)*bであり、floor(x)はxと同じであるか小さい整数のうち最も大きい数であり、ceil(x)はxと同じであるか大きい整数のうち最も小さい数である。具体的な実施例において、端末局は、プリエンプション指示子が指示する複数のグループが図27乃至図29を介して説明した実施例によってグルーピングされると判断する。
端末は、整数個のスロット単位でプリエンプション指示子をモニタリングする。詳しくは、予め指定された周期の間のOFDMシンボルの個数をN_symb*T_INT*2(μ−μ_INT)で表す。この際、N_symbはスロットが含むOFDMシンボルの数である。また、T_INTは前記端末が前記プリエンプション指示子をモニタリングする周期である。また、μ_INTは、プリエンプション指示子が伝送されるキャリアのサブキャリア間隔が15*2μ_INTKHzになることを満足する値である。また、μは、プリエンプション指示子がプリエンプションに関する情報を指示するキャリアのサブキャリア間隔が15*2μKHzになることを満足する値である。よって、端末は、N_symb*T_INT*2(μ−μ_INT)が自然数になるようにするT_INTの値、μの値、及びμ_INTの値を期待する。端末は、N_symb*T_INT*2(μ−μ_INT)が自然数ではない値を有するようにするT_INTの値、μの値、及びμ_INTの値を無視する。或いは、端末がT_INT*2(μ−μ_INT)の値が小数になるT_INTの値、μの値、及びμ_INTの値を受信すれば、端末は該当設定をエラーケースと判断する。この際、端末はいかなる動作も行わなくてもよい。或いは、端末がT_INT*2(μ−μ_INT)の値が小数になるT_INTの値、μの値、及びμ_INTの値を受信すれば、端末は基地局からプリエンプション指示子を受信するためのモニタリングを行わなくてもよい。具体的な実施例において、端末は図30を介して説明した実施例によって、T_INTの値、μの値、及びμ_INTの値を期待する。
上述した本発明の説明は例示のためのものであって、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想や必須的特徴を変更せずも他の具体的な形態に容易に変更可能であることを理解できるはずである。よって、上述した実施例は全ての面で例示的なものであり、限定的なものではないと理解すべきである。例えば、単一形として説明されている各構成要素は分散されて実施されてもよく、同じく分散されていると説明されている構成要素も結合された形態で実施されてもよい。
本発明の範囲は、上述した詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、そしてその均等概念から導き出される全ての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれると解釈すべきである。