JP2020523867A - ワイヤレスネットワークにおける適応アップリンク電力制御のための方法、装置、およびシステム - Google Patents

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Abstract

本開示は、ワイヤレスネットワークにおける適応アップリンク電力制御に向けられた方法、装置、およびシステムに関する。実施形態において、WTRUは、WTRUに割り当てられた最大伝送電力レベルを取得する。WTRUは、アップリンク上でのWTRUによる送信のための送信の第1のグループおよび第2のグループを識別し、送信の第1のグループについての第1の初期の保証された電力レベル、および送信の第2のグループについての第2の初期の保証された電力レベルを決定し、WTRUの1つまたは複数の以前のアクティビティ、およびWTRUに割り当てられた取得された最大伝送電力レベルに基づいて、第1の保証された電力レベルと第2の保証された電力レベルとの一方または両方を調整し、送信の第1のグループおよび第2のグループをそれぞれ少なくとも第1の保証された電力レベルおよび第2の保証された電力レベルで送信する。

Description

本発明は、ワイヤレスネットワークに関し、より詳細には、ワイヤレスネットワークにおける適応アップリンク電力制御に関する。
移動体通信は、継続的に発展中であり、既に、「5G」(第5世代)と呼ばれる第5の具体化の目前である。先の世代と同様に、新しいユースケースは、新しいシステムの要件の設定に関連して提案されている。
上記の5Gシステムは、5Gの要件を満たす「NR」(New Radio)アクセス技術に少なくとも部分的に対応する。
NRアクセス技術は、例えば、eMBB(enhanced Mobile Broadband)、URLLC(ultra-high reliability and low latency communication)、およびmMTC(massive machine type communication)のようないくつかのユースケースをサポートすることが期待され得る。各ユースケースは、たとえば、スペクトル効率、低遅延、および大規模な接続性の要件についてそれ自体のセットを伴う。NRアクセス技術は、さらに、電力割当のためのアップリンク電力制御のメカニズムを有することが期待され得る。
ワイヤレスネットワークにおける適応アップリンク電力制御(adaptive uplink power control)に向けられた方法、装置、およびシステムを、提供する。方法、装置、およびシステムは、アップリンク送信用にWTRUの全体的に利用可能な電力(total available power)を共有することを含むことができる。いくつかの実施形態において、アップリンク送信用に全体的に利用可能な電力は、たとえば、少なくとも1つの送信についてのスケジューリング情報が(たとえば、タイムラインにおいて著しく異なるのが原因により、および/または調整されていない(たとえばマルチノードの)スケジューリングなどが原因により)まだ利用可能でないとき、少なくとも部分的に時間的に重なることがあり得る。
より詳細な理解は、添付される図面に関連して例として与えられる、以下の詳細な説明から得ることができる。説明における図は、例である。したがって、図および詳細な説明は、制限していると考えるべきでなく、他の同様に効果的な例は、可能であり見込まれる。さらにその上、図における同様の参照番号は、同様の要素を指し示す。
1つまたは複数の開示される実施形態を実装できる例示的な通信システムを例示するシステム図である。 一実施形態に係る図1Aに例示される通信システム内において使用できる例示的なワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)を例示するシステム図である。 一実施形態に係る図1Aに例示される通信システム内において使用できる例示的な無線アクセスネットワーク(RAN)および例示的なコアネットワーク(CN)を例示するシステム図である。 一実施形態に係る図1Aに例示される通信システム内において使用できるさらなる例示的なRANおよびさらなる例示的なCNを例示するシステム図である。 ネットワークベースおよびWTRUベースの手法に基づく代表的な電力割当を例示するブロック図である。 PCM(Power Control Mode)1の代表的な動的な共有の手法についての概観を例示するブロック図である。 PCM1の動作およびPCM2の動作に加えてPCM2の代表的な電力の予約の手法についての概観を例示するブロック図である。 1つまたは複数のセルグループ(CG)に対する代表的な電力割当を例示する図である。 タイムライン上の複数のCGについての代表的な部分的に重なる送信を例示する図である。 代表的な電力の構成された分割を例示する図である。 デュアル接続性において(たとえば、LTE(Long Term Evolution)およびNRに基づく)代表的な送信を例示するブロック図である。 変動する残りの電力を有する代表的な動的なアップリンクの電力制御の手順を例示する図である。 一定の残りの電力を有する代表的な動的なアップリンクの電力制御の手順を例示する図である。
1 一般的な通信システム
図1Aは、1つまたは複数の開示されている実施形態が実装され得る例示的な通信システム100を示す図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージング、ブロードキャストなどのコンテンツを複数のワイヤレスユーザに提供する多元接続システムであり得る。通信システム100は、複数のワイヤレスユーザが、ワイヤレス帯域幅を含むシステムリソースの共有によってそのようなコンテンツにアクセスすることを可能にすることができる。たとえば、通信システム100は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)、ゼロテールユニークワードDFT拡散OFDM(zero−tail unique−word DFT−Spread OFDM:ZT UW DTS−s OFDM)、ユニークワードOFDM(UW−OFDM)、リソースブロックフィルタードOFDM、フィルタバンクマルチキャリア(FBMC)などの1つまたは複数のチャネルアクセス方法を採用することができる。
図1Aに示されるように、通信システム100は、ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102d、RAN104/113、CN106/115、公衆交換電話網(PSTN)108、インターネット110、および他のネットワーク112を含むことができるが、開示されている実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、および/またはネットワーク要素を企図することが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、ワイヤレス環境において動作および/または通信するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。例として、WTRU102a、102b、102c、102dは、いずれも「ステーション」および/または「STA」と呼ばれてよく、ワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成されてよく、ユーザ機器(UE)、移動局、固定または移動体加入者ユニット、サブスクリプションベースのユニット、ページャ、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、ワイヤレスセンサ、ホットスポットまたはMi−Fiデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、時計または他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、車両、ドローン、医療デバイスおよびアプリケーション(たとえば、遠隔手術)、産業用デバイスおよびアプリケーション(たとえば、産業および/または自動化された処理チェーンコンテキストで動作するロボットおよび/または他のワイヤレスデバイス)、家電デバイス、商用および/または産業用ワイヤレスネットワーク上で動作するデバイスなどを含み得る。WTRU102a、102b、102c、および102dのいずれも、交換可能にUEと呼ばれ得る。
通信システム100はまた、基地局114aおよび/または基地局114bを含むことができる。基地局114a、114bの各々は、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つとワイヤレスでインターフェースをとって、CN106/115、インターネット110、および/または他のネットワーク112などの1つまたは複数の通信ネットワークに対するアクセスを促進するように構成された任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局114a、114bは、基地トランシーバー局(BTS)、Node−B、eNode B、ホームNode B、ホームeNode B、gNB、NR NodeB、サイトコントローラ、アクセスポイント(AP)、ワイヤレスルータなどであり得る。基地局114a、114bはそれぞれ単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局および/またはネットワーク要素を含み得ることが理解されよう。
基地局114aは、RAN104/113の一部であってよく、RAN104/113は、他の基地局および/またはネットワーク要素(図示せず)、たとえば、基地局コントローラ(BSC)、無線ネットワークコントローラ(RNC)、中継ノードなどを含み得る。基地局114aおよび/または基地局114bは、セル(図示せず)と呼ばれることがある1つまたは複数のキャリア周波数上でワイヤレス信号を送信および/または受信するように構成され得る。これらの周波数は、認可されたスペクトル、認可されていないスペクトル、または認可されたスペクトルと認可されていないスペクトルの組み合わせにあり得る。セルは、比較的固定され得るまたは経時的に変化し得る特定の地理的エリアに、ワイヤレスサービスのためのカバレッジを提供することができる。セルは、さらにセルセクタに分割され得る。たとえば、基地局114aに関連付けられたセルが3つのセクタに分割され得る。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバー、すなわち、セルの各セクタに対して1つのトランシーバーを含むことができる。実施形態において、基地局114aは、多入力多出力(MIMO)技術を採用することができ、セルの各セクタに対して複数のトランシーバーを利用することができる。たとえば、ビームフォーミングが、所望の空間方向で信号を送信および/または受信するために使用され得る。
基地局114a、114bは、任意の適切なワイヤレス通信リンク(たとえば、無線周波数(RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(IR)、紫外線(UV)、可視光など)であり得るエアインターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数と通信することができる。エアインターフェース116は、任意の適切な無線アクセス技術(RAT)を使用して確立され得る。
より具体的には、上記されたように、通信システム100は、多元接続システムとしてよく、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAなどの1つまたは複数のチャネルアクセス方式を採用してよい。たとえば、RAN104/113内の基地局114a、およびWTRU102a、102b、102cは、広帯域CDMA(WCDMA)を使用してエアインターフェース115/116/117を確立することができるユニバーサル移動体通信システム(UMTS)地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装することができる。WCDMAは、高速パケットアクセス(HSPA)および/または進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンク(DL)パケットアクセス(HSDPA)および/または高速ULパケットアクセス(HSUPA)を含み得る。
実施形態において、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、ロングタームエボリューション(LTE)および/またはLTEアドバンスト(LTE−A)および/またはLTEアドバンストプロ(LTE−A Pro)を使用してエアインターフェース116を確立することができる進化型UMTS地上無線アクセス(E−UTRA)などの無線技術を実装することができる。
実施形態において、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、New Radio(NR)を使用してエアインターフェース116を確立することができる、NR無線アクセスなどの無線技術を実装することができる。
実施形態において、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実装することができる。たとえば、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、たとえばデュアル接続性(DC)原理を使用して、LTE無線アクセスとNR無線アクセスを共に実装することができる。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインターフェースは、複数のタイプの無線アクセス技術、および/または複数のタイプの基地局(たとえば、eNBおよびgNB)へ/から送られる送信によって特徴付けられ得る。
他の実施形態では、基地局114aおよびWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわち、ワイヤレスフィディリティ(WiFi))、IEEE802.16(すなわち、マイクロ波アクセス用世界的相互運用(WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000EV−DO、暫定標準2000(IS−2000)、暫定標準95(IS−95)、暫定標準856(IS−856)、移動体通信用グローバルシステム(GSM)、GSM進化型高速データレート(EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装することができる。
図1Aにおける基地局114bは、たとえば、ワイヤレスルータ、ホームNode B、ホームeNode B、またはアクセスポイントであってよく、事業所、家庭、車両、キャンパス、産業施設、(たとえばドローンで使用するための)空中回廊、道路などの局所的エリアにおいてワイヤレス接続性を促進するために任意の適切なRATを利用してよい。一実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を確立するためにIEEE802.11などの無線技術を実装することができる。実施形態において、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)を確立するためにIEEE802.15などの無線技術を実装することができる。さらに別の実施形態では、基地局114bおよびWTRU102c、102dは、ピコセルまたはフェムトセルを確立するために、セルラベースのRAT(たとえば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE−A、LTE−A Pro、NRなど)を利用することができる。図1Aに示されるように、基地局114bは、インターネット110に対して直接接続を有することができる。したがって、基地局114bは、CN106/115を介してインターネット110にアクセスすることを必要とされなくてよい。
RAN104/113は、CN106/115と通信してよく、CN106/115は、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つまたは複数に対して音声、データ、アプリケーション、および/またはボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)サービスを提供するように構成された任意のタイプのネットワークとしてよい。データは、異なるスループット要件、レイテンシ要件、エラー耐性要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件など、様々なサービス品質(QoS)要件を有することがある。CN106/115は、呼制御、課金サービス、移動体位置ベースのサービス、プリペイド通話、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供することができ、および/またはユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実行することができる。図1Aには示されていないが、RAN104/113および/またはCN106/115は、RAN104/113と同じRATまたは異なるRATを利用する他のRANと直接的または間接的に通信し得ることが理解されよう。たとえば、NR無線技術を利用中であり得るRAN104/113に接続されることに加えて、CN106/115は、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E−UTRA、またはWiFi無線技術を採用している別のRAN(図示せず)と通信してもよい。
CN106/115は、WTRU102a、102b、102c、102dがPSTN108、インターネット110、および/または他のネットワーク112にアクセスするためのゲートウェイとして働くこともできる。PSTN108は、基本電話サービス(POTS)を提供する回線交換電話網を含むことができる。インターネット110は、TCP/IPインターネットプロトコルスイートにおける伝送制御プロトコル(TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、および/またはインターネットプロトコル(IP)などの一般的通信プロトコルを使用する相互接続されたコンピュータネットワークおよびデバイスのグローバルシステムを含むことができる。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される有線またはワイヤレス通信ネットワークを含むことができる。たとえば、ネットワーク112は、RAN104/113と同じRATまたは異なるRATを利用し得る1つまたは複数のRANに接続された別のCNを含むことができる。
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dの一部または全部は、マルチモード能力を含んでよい(たとえば、WTRU102a、102b、102c、102dが、異なるワイヤレスリンクを介して異なるワイヤレスネットワークと通信するための複数のトランシーバーを含んでよい)。たとえば、図1Aに示されるWTRU102cは、セルラベースの無線技術を採用し得る基地局114a、およびIEEE802無線技術を採用し得る基地局114bと通信するように構成されてよい。
図1Bは、例示的なWTRU102を示すシステム図である。図1Bに示されるように、WTRU102は、特に、プロセッサー118、トランシーバー120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、取り外し不可能なメモリ130、取り外し可能なメモリ132、電源134、全地球測位システム(GPS)チップセット136、および/または他の周辺機器138を含むことができる。WTRU102は、実施形態と一致したままで、上述の要素の任意の部分的組み合わせを含み得ることが理解されよう。
プロセッサー118は、汎用プロセッサー、専用プロセッサー、従来のプロセッサー、デジタル信号プロセッサー(DSP)、複数のマイクロプロセッサー、DSPコアと関連する1つもしくは複数のマイクロプロセッサー、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、および状態機械などであり得る。プロセッサー118は、信号符号化、データ処理、電力制御、入力/出力処理、および/または、WTRU102がワイヤレス環境で動作することを可能にする任意の他の機能性を実行することができる。プロセッサー118はトランシーバー120に結合されてよく、トランシーバー120は送信/受信要素122に結合されてよい。図1Bではプロセッサー118とトランシーバー120を別々のコンポーネントとして示しているが、プロセッサー118とトランシーバー120が電子的パッケージまたはチップに一緒に組み込まれてよいことは理解されよう。
送信/受信要素122は、エアインターフェース116を介して基地局(たとえば基地局114a)に信号を送信するまたは基地局から信号を受信するように構成され得る。たとえば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を送信および/または受信するように構成されたアンテナとすることができる。実施形態において、送信/受信要素122は、たとえば、IR信号、UV信号、または可視光信号を送信および/または受信するように構成されたエミッタ/検出器とすることができる。さらに別の実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号と光信号の両方を送信および受信するように構成され得る。送信/受信要素122は、ワイヤレス信号の任意の組み合わせを送信および/または受信するように構成され得ることが理解されよう。
図1Bでは送信/受信要素122は単一の要素として示されているが、WTRU102は任意の数の送信/受信要素122を含むことができる。より具体的には、WTRU102はMIMO技術を採用してよい。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェース116を介してワイヤレス信号を送信および受信するために2つ以上の送信/受信要素122(たとえば、複数のアンテナ)を含むことができる。
トランシーバー120は、送信/受信要素122によって送信されることになる信号を変調し、送信/受信要素122によって受信された信号を復調するように構成され得る。上記されたように、WTRU102はマルチモード能力を有することができる。したがって、トランシーバー120は、WTRU102がたとえばNRおよびIEEE802.11などの複数のRATを介して通信することを可能にするために複数のトランシーバーを含み得る。
WTRU102のプロセッサー118は、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128(たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)ディスプレイユニットまたは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット)に結合されてよく、それらからユーザ入力データを受信することができる。プロセッサー118は、スピーカ/マイクロホン124、キーパッド126、および/またはディスプレイ/タッチパッド128にユーザデータを出力することもできる。加えて、プロセッサー118は、取り外し不可能なメモリ130および/または取り外し可能なメモリ132などの任意のタイプの適切なメモリからの情報にアクセスし、また、そのメモリにデータを記憶することができる。取り外し不可能なメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク、または任意の他のタイプのメモリストレージデバイスを含み得る。取り外し可能なメモリ132は、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(SD)メモリカードなどを含み得る。他の実施形態では、プロセッサー118は、WTRU102上に物理的に配置されていないサーバまたはホームコンピュータ(図示せず)上などのメモリからの情報にアクセスし、また、そのメモリにデータを記憶することができる。
プロセッサー118は、電源134から電力を受け取ることができ、WTRU102における他のコンポーネントに電力を分配および/または制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の適切なデバイスであり得る。たとえば、電源134は、1つまたは複数の乾電池(たとえば、ニッケルカドミウム(NiCd)、ニッケル亜鉛(NiZn)、ニッケル水素(NiMH)、リチウムイオン(Li−ion)など)、太陽電池、および/または燃料電池などを含み得る。
プロセッサー118は、WTRU102の現在位置に関する位置情報(たとえば、経度および緯度)を提供するように構成され得るGPSチップセット136に結合されてもよい。GPSチップセット136からの情報に加えてまたは代えて、WTRU102は、基地局(たとえば、基地局114a、114b)からエアインターフェース116を介して位置情報を受信し、および/または近くの2つ以上の基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その位置を決定してもよい。WTRU102は、実施形態と一致したままで、任意の適切な位置決定方法によって位置情報を取得し得ることが理解されよう。
プロセッサー118は、他の周辺機器138にさらに結合されてよく、その周辺機器138は、追加の特徴、機能性、および/または有線もしくはワイヤレス接続性を提供する1つまたは複数のソフトウェアおよび/またはハードウェアモジュールを含み得る。たとえば、周辺機器138は、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバー、(写真および/またはビデオ用)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバー、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実および/または拡張現実(VR/AR)デバイス、アクティビティトラッカなどを含み得る。周辺機器138は、1つまたは複数のセンサを含んでよく、センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、方位センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、バロメータ、ジェスチャセンサ、生体認証センサ、および/または湿度センサのうちの1つまたは複数であり得る。
WTRU102は全二重無線を含んでよく、全二重無線では、(たとえば、UL(たとえば送信用)とダウンリンク(たとえば受信用)の両方のための特定のサブフレームに関連付けられた)信号の一部または全部の送信および受信が、並列および/または同時であってよい。全二重無線は、ハードウェア(たとえばチョーク)、またはプロセッサー(たとえば、別個のプロセッサー(図示せず)もしくはプロセッサー118)による信号処理によって、自己干渉を低減し、および/または実質的に除去するための干渉管理ユニット139を含むことができる。実施形態において、WTRU102は半二重無線を含んでよく、半二重無線では、(たとえば、UL(たとえば送信用)とダウンリンク(たとえば受信用)の両方のための特定のサブフレームに関連付けられた)信号の一部または全部の送信および受信。
図1Cは、実施形態によるRAN104およびCN106を示すシステム図である。上記されたように、RAN104は、E−UTRA無線技術を採用して、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN104は、CN106と通信することもできる。
RAN104はeNode−B160a、160b、160cを含むことができるが、RAN104は、実施形態と一致したままで、任意の数のeNode−Bを含み得ることが理解されよう。eNode−B160a、160b、160cはそれぞれ、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数のトランシーバーを含むことができる。一実施形態では、eNode−B160a、160b、160cは、MIMO技術を実装することができる。したがって、eNode−B160aは、たとえば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aにワイヤレス信号を送信すること、および/またはWTRU102aからワイヤレス信号を受信することができる。
eNode−B160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられてよく、無線リソース管理判断、ハンドオーバ判断、ならびにULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリングなどを扱うように構成され得る。図1Cに示されるように、eNode−B160a、160b、160cは、X2のインターフェースを介して互いに通信することができる。
図1Cに示されているCN106は、モビリティ管理エンティティ(MME)162、サービングゲートウェイ(SGW)164、およびパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(すなわちPGW)166を含むことができる。上記の要素の各々はCN106の一部として示されているが、これらの要素のいずれもCN運用者以外のエンティティによって所有および/または運用され得ることは理解されよう。
MME162は、S1インターフェースを介してRAN104におけるeNodeB−162a、162b、162cの各々に接続されてよく、制御ノードとして働くことができる。たとえば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービングゲートウェイを選択することなどを担うことができる。MME162は、RAN104と、GSMおよび/またはWCDMAなど他の無線技術を採用するRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供することができる。
SGW164は、S1インターフェースを介してRAN104におけるeNode−B160a、160b、160cの各々に接続され得る。SGW164は、一般に、WTRU102a、102b、102cへ/からユーザデータパケットをルーティングおよび転送することができる。SGW164は、eNode B間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカリングすること、WTRU102a、102b、102cにダウンリンクデータが利用可能であるときにページングをトリガーすること、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理および記憶することなど、他の機能を実行することができる。
SGW164は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を促進するために、WTRU102a、102b、102cにインターネット110などのパケット交換ネットワークに対するアクセスを提供することができる、PGW166に接続され得る。
CN106は、他のネットワークとの通信を促進することができる。たとえば、CN106は、WTRU102a、102b、102cにPSTN108などの回線交換ネットワークに対するアクセスを提供して、WTRU102a、102b、102cと従来の陸線通信デバイスとの間の通信を促進することができる。たとえば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとして働くIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含んでよく、またはそのようなIPゲートウェイと通信してもよい。加えて、CN106は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される他の有線またはワイヤレスネットワークを含み得るネットワーク112に対するアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供することができる。
図1A〜図1DではWTRUがワイヤレス端末として説明されているが、特定の代表的実施形態では、そのような端末が通信ネットワークとの有線通信インターフェースを(たとえば、一時的または永続的に)使用してよいことが企図される。
代表的実施形態では、他のネットワーク112はWLANであってよい。
インフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)モードのWLANは、BSSのためのアクセスポイント(AP)と、APに関連付けられた1つまたは複数の局(STA)とを有することができる。APは、分配システム(DS)、またはBSS内および/もしくは外へのトラフィックを搬送する別のタイプの有線/ワイヤレスネットワークに対し、アクセスまたはインターフェースを有することができる。BSS外部からのSTAへのトラフィックは、APを介して到達してよく、STAに送達されてよい。STAからのBSS外部の宛先へのトラフィックは、それぞれの宛先に送達されるべくAPに送られてよい。BSS内のSTA間のトラフィックはAPを介して送られてよく、たとえば、ソースSTAがトラフィックをAPに送ってよく、APが宛先STAにトラフィックを送達してよい。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックとみなされ、および/または呼ばれ得る。ピアツーピアトラフィックは、ダイレクトリンクセットアップ(DLS)を用いて、ソースSTAと宛先STAとの間で(たとえば直接)送られてよい。特定の代表的な実施形態では、DLSは、802.11e DLSまたは802.11zトンネルDLS(TDLS)を使用し得る。独立BSS(IBSS)モードを使用しているWLANは、APを有しなくてよく、IBSS内のまたはIBSSを使用しているSTA(たとえば、STAのすべて)は、互いに直接通信してよい。IBSSモードの通信は、本明細書では「アドホック」モードの通信と呼ばれることがある。
802.11acインフラストラクチャ動作モードまたは類似の動作モードを使用しているとき、APは一次チャネルなどの固定されたチャネルでビーコンを送信することができる。一次チャネルは、固定された幅(たとえば、20MHz帯域幅)でよく、またはシグナリングによって動的に設定される幅でよい。一次チャネルは、BSSの動作チャネルでよく、STAによってAPとの接続を確立するために使用されてよい。特定の代表的な実施形態では、たとえば802.11システムにおいて、キャリア検知多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA)が実装され得る。CSMA/CAでは、APを含むSTA(たとえば、すべてのSTA)が一次チャネルを検知してよい。一次チャネルがビジーであると特定のSTAによって検知/検出および/または決定された場合、この特定のSTAは譲歩し得る。1つのSTA(たとえば、1つの局のみ)が、所与のBSSにおいて任意の所与の時間に送信をすることができる。
高スループット(HT)STAは、たとえば、一次20MHzチャネルを隣接または非隣接の20MHzチャネルと組み合わせて40MHz幅チャネルを形成することによって、通信に40MHz幅チャネルを使用することができる。
超高スループット(VHT)STAは、20MHz、40MHz、80MHz、および/または160MHz幅チャネルをサポートすることができる。40MHzおよび/または80MHzチャネルは、連続した20MHzチャネルを組み合わせることによって形成されてよい。160MHzチャネルは、8つの連続した20MHzチャネルを組み合わせることによって、または2つの不連続の80MHzチャネルを組み合わせることによって形成されてよく、後者は80+80構成と呼ばれることがある。80+80構成では、データは、チャネル符号化の後に、データを2つのストリームに分割できるセグメントパーサに通されてよい。逆高速フーリエ変換(IFFT)処理および時間領域処理が、各ストリームに対して別々に行われてよい。ストリームは2つの80MHzチャネルにマッピングされてよく、データは送信STAによって送信されてよい。受信STAのレシーバーにおいて、80+80構成に関する上記動作は逆にされてよく、組み合わされたデータがMAC(Medium Access Control)に送られてよい。
802.11afおよび802.11ahによってサブ1GHz動作モードがサポートされる。802.11afおよび802.11ahでは、チャネル動作帯域幅およびキャリアが、802.11nおよび802.11acで使用されるものに比べて低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TVWS)スペクトルにおける5MHz、10MHz、および20MHz帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、および16MHz帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、802.11ahは、マクロカバレッジエリアにおけるMTCデバイスなどのメータタイプ制御/マシンタイプ通信をサポートすることができる。MTCデバイスは、特定の能力、たとえば、特定のおよび/または限定された帯域幅のサポート(たとえば、その帯域幅のみのサポート)を含む限定された能力を有してよい。MTCデバイスは、(たとえば、非常に長いバッテリ寿命を保つように)閾値を上回るバッテリ寿命を有するバッテリを含むことができる。
802.11n、802.11ac、802.11af、および802.11ahなどの複数のチャネルおよびチャネル帯域幅をサポートすることができるWLANシステムは、一次チャネルとして指定されることができるチャネルを含む。一次チャネルは、BSSにおけるすべてのSTAによってサポートされる最大の共通の動作帯域幅に等しい帯域幅を有することができる。一次チャネルの帯域幅は、BSSにおいて動作するすべてのSTAの中から最小帯域幅動作モードをサポートするSTAによって設定および/または制限され得る。802.11ahの例では、APおよびBSSにおける他のSTAが、2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、および/または他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合でも、一次チャネルは、1MHzモードをサポートする(たとえば、1MHzモードのみサポートする)STA(たとえばMTCタイプデバイス)に対する1MHzの幅でよい。キャリアの検知および/またはNAV(Network Allocation Vector)の設定は、一次チャネルの状態に依存し得る。一次チャネルが、たとえばAPに送信している(1MHz動作モードのみサポートする)STAのために、ビジーである場合、周波数帯の大部分がアイドル状態のままで利用可能であったとしても、利用可能な周波数帯全体がビジーであるとみなされ得る。
米国では、802.11ahによって使用されてよい利用可能な周波数帯は902MHzから928MHzである。韓国では、利用可能な周波数帯は917.5MHzから923.5MHzである。日本では、利用可能な周波数帯は916.5MHzから927.5MHzである。802.11ahに利用可能な総帯域幅は、国コードに応じて6MHzから26MHzである。
図1Dは、実施形態によるRAN113およびCN115を示すシステム図である。上記されたように、RAN113は、NR無線技術を採用して、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信することができる。RAN113は、CN115と通信することもできる。
RAN113はgNB180a、180b、180cを含むことができるが、実施形態と一致したままで、RAN113は任意の数のgNBを含み得ることが理解されよう。gNB180a、180b、180cはそれぞれ、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つまたは複数のトランシーバーを含むことができる。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実装することができる。たとえば、gNB180a、108bは、ビームフォーミングを利用して、gNB180a、180b、180cに信号を送信すること、および/またはgNB180a、180b、180cから信号を受信することができる。したがって、gNB180aは、たとえば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aにワイヤレス信号を送信すること、および/またはWTRU102aからワイヤレス信号を受信することができる。実施形態において、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション技術を実装することができる。たとえば、gNB180aは、複数のコンポーネントキャリアをWTRU102a(図示せず)に送信することができる。これらのコンポーネントキャリアの一部は、認可されていないスペクトル上にあってよく、残りのコンポーネントキャリアは、認可されたスペクトル上にあってよい。実施形態において、gNB180a、180b、180cは、CoMP(Coordinated Multi-Point)の技術を実装することができる。たとえば、WTRU102aは、gNB180aおよびgNB180b(および/またはgNB180c)から調整された送信を受信することができる。
WTRU102a、102b、102cは、スケーラブルなヌメロロジー(numerology)に関連付けられた送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信することができる。たとえば、OFDMシンボル間隔および/またはOFDMサブキャリア間隔は、異なる送信、異なるセル、および/またはワイヤレス送信スペクトルの異なる部分に応じて変わり得る。WTRU102a、102b、102cは、様々なまたはスケーラブルな長さのサブフレームまたは送信時間間隔(TTI)(たとえば、様々な数のOFDMシンボルおよび/または持続的に変わる長さの絶対時間を含む)を使用して、gNB180a、180b、180cと通信することができる。
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成および/または非スタンドアロン構成でWTRU102a、102b、102cと通信するように構成され得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、他のRAN(たとえば、eNode−B160a、160b、160cなど)にもアクセスすることなく、gNB180a、180b、180cと通信することができる。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、モビリティアンカポイントとしてgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数を利用することができる。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、認可されていない帯域で信号を使用してgNB180a、180b、180cと通信することができる。非スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、eNode−B160a、160b、160cなどの他のRANとも通信/接続しながら、gNB180a、180b、180cと通信/接続することができる。たとえば、WTRU102a、102b、102cは、DC原理を実装して、1つまたは複数のgNB180a、180b、180cおよび1つまたは複数のeNode−B160a、160b、160cと実質的に同時に通信することができる。非スタンドアロン構成では、eNode−B160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのためのモビリティアンカとして働くことができ、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cにサービスするための追加のカバレッジおよび/またはスループットを提供することができる。
gNB180a、180b、180cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられることが可能であり、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、ULおよび/またはDLにおけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアル接続性、NRとE−UTRAとの間のインターワーキング、ユーザプレーン機能(UPF)184a、184bへのユーザプレーンデータのルーティング、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)182a、182bへの制御プレーン情報のルーティングなどを扱うように構成され得る。図1Dに示されるように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェースを介して互いに通信することができる。
図1Dに示されているCN115は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(SMF)183a、183b、および場合によってはデータネットワーク(DN)185a、185bを含むことができる。上記の要素の各々はCN115の一部として示されているが、これらの要素のいずれも、CN運用者以外のエンティティによって所有および/または運用され得ることは理解されよう。
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介してRAN113内のgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数に接続されてよく、制御ノードとして働くことができる。たとえば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ネットワークスライシングのサポート(たとえば、異なる要件を有する異なるPDUセッションの処理)、特定のSMF183a、183bの選択、登録エリアの管理、NASシグナリングの終了、モビリティ管理などを担うことができる。ネットワークスライシングは、WTRU102a、102b、102cに利用されているサービスのタイプに基づいてWTRU102a、102b、102cに対するCNサポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用され得る。たとえば、超高信頼低遅延(URLLC)アクセスに依存するサービス、拡張大容量モバイルブロードバンド(eMBB)アクセスに依存するサービス、および/またはマシンタイプ通信(MTC)アクセス用のサービスなどの異なるユースケースに応じて、異なるネットワークスライスが確立され得る。AMF162は、RAN113と、LTE、LTE−A、LTE−A Pro、および/またはWiFiなどの非3GPPアクセス技術のような他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供することができる。
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介してCN115内のAMF182a、182bに接続され得る。SMF183a、183bは、N4インターフェースを介してCN115内のUPF184a、184bにも接続され得る。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択および制御し、UPF184a、184bを介するトラフィックのルーティングを構成することができる。SMF183a、183bは、例えば、UE IPアドレスを管理し割当てる、PDUセッションを管理する、ポリシーの実施およびQoSを制御する、ダウンリンクのデータ通知を提供するなど、他の機能を実行することができる。PDUセッションのタイプは、IPベース、非IPベース、イーサネットベースなどであり得る。
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介してRAN113内のgNB180a、180b、180cのうちの1つまたは複数に接続されてよく、それらは、インターネット110などのパケット交換ネットワークに対するアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供して、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にすることができる。UPF184、184bは、パケットのルーティングおよび転送、ユーザプレーンポリシーの実施、マルチホームPDUセッションのサポート、ユーザプレーンQoSの処理、ダウンリンクパケットのバッファリング、モビリティアンカリングの提供など、他の機能を実行することができる。
CN115は、他のネットワークとの通信を容易にすることができる。たとえば、CN115は、CN115とPSTN108との間のインターフェースとして働くIPゲートウェイ(たとえば、IPマルチメディアサブシステム(IMS)サーバ)を含むことができ、またはそのIPゲートウェイと通信することができる。加えて、CN115は、他のサービスプロバイダによって所有および/または運用される他の有線またはワイヤレスネットワークを含み得る他のネットワーク112に対するアクセスを、WTRU102a、102b、102cに提供することができる。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェース、およびUPF184a、184bとローカルデータネットワーク(DN)185a、185bとの間のN6インターフェースを介して、UPF184a、184bを通って、DN185a、185bに接続され得る。
図1A〜図1Dおよび図1A〜図1Dの対応する説明に鑑みて、WTRU102a−d、基地局114a−b、eNode−B160a−c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a−c、AMF182a−ab、UPF184a−b、SMF183a−b、DN185a−b、および/または本明細書に説明されている任意の他のデバイスのうちの1つまたは複数に関して本明細書で説明されている機能の1つまたは複数またはすべてが、1つまたは複数のエミュレーションデバイス(図示せず)によって実行され得る。エミュレーションデバイスは、本明細書で説明されている機能の1つまたは複数またはすべてをエミュレートするように構成された1つまたは複数のデバイスであり得る。たとえば、エミュレーションデバイスは、他のデバイスをテストするために、ならびに/またはネットワークおよび/もしくはWTRU機能をシミュレートするために使用され得る。
エミュレーションデバイスは、ラボ環境および/またはオペレータネットワーク環境において他のデバイスの1つまたは複数のテストを実装するように設計され得る。たとえば、1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内の他のデバイスをテストするために、有線および/またはワイヤレス通信ネットワークの一部として完全または部分的に実装および/または展開されながら、1つまたは複数またはすべての機能を実行してよい。1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、有線および/またはワイヤレス通信ネットワークの一部として一時的に実装/展開されながら、1つまたは複数またはすべての機能を実行してよい。エミュレーションデバイスは、テストのために別のデバイスに直接結合されてよく、および/または無線ワイヤレス通信を使用してテストを実行してもよい。
1つまたは複数のエミュレーションデバイスは、有線および/またはワイヤレス通信ネットワークの一部として実装/展開されることなく、1つまたは全部を含む複数の機能を実行してよい。たとえば、エミュレーションデバイスは、1つまたは複数のコンポーネントのテストを実装するために、テストラボならびに/または展開されていない(たとえばテスト)有線および/もしくはワイヤレス通信ネットワークにおけるテストシナリオで利用されてよい。1つまたは複数のエミュレーションデバイスは試験装置であってよい。直接RF結合、および/または(たとえば、1つまたは複数のアンテナを含み得る)RF回路構成を介するワイヤレス通信が、データを送信および/または受信するためにエミュレーションデバイスによって使用されてよい。
2 デュアル接続性(DC)を有する電力制御
ワイヤレスネットワーク(たとえばLTE)では、WTRUは、(たとえば、所与のセルに関するシステム情報内でシグナリングされ得る)所望の受信電力Po、たとえば、(推定された経路損失推定値などに基づく)伝搬損失PLを補償するために必要な電力の関数として、送信のタイプについての送信電力を決定することができる。PLは、dBでWTRUによって計算されるダウンリンク経路損失推定値であり、PL=基準信号電力(referenceSignalPower)−上位層フィルタリング済み基準信号受信電力(RSRP)であり、ここで、基準信号電力は、上位層によって提供され、RSRPは、セル固有基準信号(RS)を搬送するリソース要素(RE)の平均電力に対応する。
これは、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)の場合のさらなる単位/分数補償係数(unit/fractional compensation coefficient)∞、特定の誤り率および/またはSINRを満たすための電力のオフセット量、たとえば、Δformat(たとえば、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)上のハイブリッド自動要求(HARQ)肯定応答/否定応答、サービス要求(SR)、チャネル品質インジケータ(CQI)、もしくは組み合わせに関する)またはΔMCS(変調および符号化方式、たとえばPUSCH用)、PUSCHのための送信に使用されるRBの数「M」の関数としての成分、ならびに、ネットワークδからの伝送電力制御(TPC)の受信に基づく訂正(典型的には、+/−1dB、0、もしくは3dB)などを含み得る。いくつかの実施形態では、WTRUは、送信電力を決定する際に以前の量の和を含んでよい。
特定の実施形態では、ワイヤレスネットワーク(たとえばLTE)において、WTRUは、PPUCCH=fct(Po,PL,Δformat,∂=ΣTPC)と同様のものに従って、(たとえばPUSCHなしの)PUCCHについての送信電力を決定することができる。
特定の実施形態では、ワイヤレスネットワーク(たとえばLTE)において、WTRUは、PPUSCH=fct(Po、∞PL、10log10(M)、ΔMCS、∂=ΣTPC)と同様のものに従って、(たとえばPUCCHなしの)PUSCHについての送信電力を決定することができる。
2.1 DCのための電力制御動作の概要
図2は、代表的な電力割当方式を示すブロック図である。図は、少なくとも部分的に時間的に重なり得る異なる送信に対して総UE利用可能電力を分配するための異なる可能な手法を説明する。それらの手法は、ネットワークベースの手法201またはWTRUベースの手法203として分類され得る。ネットワークベースの手法では、ネットワークは、必要とされる総UE送信電力が総UE利用可能電力(205)を超えるリスクを最小限にするために、異なるスケジューラ間のリアルタイムの調整を行うように実装されることがあり、あるいは、ネットワークは、単純に、全体的に利用可能な電力(207)の固定されたスプリットでWTRUを構成することがある。前者は、複雑でコストがかかり実用的でないことがあり、後者は、任意の所与の時間にWTRUの全体的に利用可能な電力の使用を最大限にするのに非効率的であることがある。
WTRUベースの手法203では、WTRUは、異なるセットの送信の間でのWTRUの全体的に利用可能な電力の動的な共有209の何らかの形態を実装することがあり、または、全体的なWTRUの利用可能な送信電力(total WTRU’s available transmission power)のうちの最小割合が所与のセットの送信に常に利用可能であり得るように電力予約211メカニズムの何らかの形態を実装することがある。前者は、すべての適用可能な送信の開始時間が同期ネットワーク展開に関して短時間の間隔内である場合に、全体的なWTRUの利用可能な送信電力について最も効率的な共有を可能にすることができる一方、後者は、他の場合により適していることがある。独立したスケジューリング命令のもとに、全体的なWTRUの利用可能な電力(total WTRU available power)(たとえばPCMAX)を異なる送信に割当てるためのいくつかの可能な手順があり得る。
いくつかの実施形態では、2つのタイプの電力制御モード(PCM)、すなわちモード1およびモード2が定義され得る。DCが可能なWTRUは、少なくともPCM1をサポートすることができ、このWTRUは、さらにPCM2をサポートしてもよい。両モードにおいて、WTRUは、全体的に利用可能な電力PCMAXのうちの割合としての各セルグループ(CG)の「最小の保証された電力(以下、最小保証電力)」と共に構成され得る。
2.1.1 PCM1 − 動的な共有の動作
いくつかの実施形態では、PCM(電力制御モード)1において、WTRUは、最初に、CG(たとえば各CG)に対して最小保証電力まで割当て、次に、どんな残りの電力でも、たとえば、図3に例示するような、UCI(アップリンク制御情報)のタイプに基づく優先順位に応じて、送信毎にMCG(Master CG)およびSCG(Secondary CG)の全体にわたって共有することができる。
図3は、PCM1の代表的な動的な共有の動作の概観を示すブロック図である。図3を参照すると、WTRUは、たとえば電力が限定されると、両方のCG全体にわたる送信(たとえばすべての送信)を、それらの相対的な優先度により考慮することができる。WTRUは、たとえば、SCGのMAC(Medium Access Control)が最初に追加されたときに、電力制御情報を報告することができる。WTRUは、それがCG間の最大タイミング差が閾値を超えると決定したとき、SCGのセル(たとえば、すべてのセル)のアップリンク送信を自律的に停止することができる。
2.1.2 PCM2 − 電力予約動作
いくつかの実施形態では、PCM2において、WTRUは、CG(たとえば、各CG)(たとえば、マスタセルグループ(MCG)および/または二次セルグループ(SCG))に対して最小保証電力を予約することができ、残りの電力は、図4に示されるように、まず時間的に最も速く開始するCGに利用可能にされ得る。
図4は、PCM1の動作およびPCM2の動作に加えてPCM2の代表的な電力予約の手法を示すブロック図である。図4を参照すると、全体的な利用可能なアップリンクの送信電力を、「保証」および/または「残り」のコンポーネントとして分割することができる。アップリンクの送信(たとえば、PUSCH、PUCCH)の各々についての電力レベルを、PCMの動作に応じて割り当てことができる。特定のPCMの動作を、たとえば、無線リソース制御(RRC)のシグナリングを介して、ネットワークによって構成することができる。PCM1の動作は、たとえば、特定の閾値未満、たとえば、CG間において33μs未満により、同期された展開(synchronized deployment)に適用可能であり得る。PCM1の動作とは異なり、PCM2の動作は、たとえば、場合によって第1の特定の閾値(たとえば0μs)より大きいが、第2の特定の閾値未満、たとえばCG間において500μs未満により、非同期な展開(asynchronous deployment)に適用可能であり得る。
図5は、1つまたは複数のCGに対する代表的な電力割当を示す図である。図5を参照すると、全体的なWTRUの利用可能な電力の異なる部分(たとえば、CG1 501用の電力の部分、CG2 502用の電力の部分、および残りの電力の部分503)が、CG(たとえば各CG)の最小保証電力に関して示されている。CG(たとえば各CG)の最小保証電力は、全体的なWTRUの利用可能な電力のうちの割合であり得る。全体的なWTRUの利用可能な電力は、図5に示されるようにPCMAXによって示され得る。各部分の境界は、図5では円(たとえば、504および505)によって示される。各部分(たとえば、CG1用の最小保証電力、およびCG2用の最小保証電力)についての境界が、たとえば、RRCシグナリングなどのL3シグナリングによって構成され得る。各部分(たとえば、504および505)についての境界の値は、準静的に(semi-statically)構成することができる。すべてのCG(たとえば、504および505)の境界の合計は、全体的なWTRUの利用可能な電力の100%未満である場合もそうでない場合もあり、100%未満の場合、残りの電力は零でない値であり得る。
3 NRアクセス技術
いくつかの実施形態では、NRアクセス技術が、キャリアアグリゲーション(CA)およびデュアル接続性(DC)をサポートすることができる。特定の実施形態では、DC構成において、NRは、二次セルとして、またはLTEセルおよび/もしくはアグリゲートされたセルと共にアグリゲートされたセルとして機能することができる。このシナリオは、非スタンドアロン(NSA)NR動作と呼ばれることがある。NRはDCのアンカであってよく、何らかの形態のスタンドアロン動作(SA)を使用してよい。
他の実施形態では、NRアクセス技術は、1より大きいサブキャリア間隔値で動作をサポートすることができ、その値は、15kHzから2のべき乗による乗算および/または除算によって導出され得る。そのような動作は、「スケーラブルなヌメロロジー」と呼ばれることがある。
いくつかの実施形態では、NRアクセス技術をサポートするWTRU(「NR WTRU」)は、たとえば所与のNRキャリアのサブフレームの持続期間を定義し得る、所与のNRキャリアにおける1つの「基準ヌメロロジー」を使用することができる。たとえば、サブキャリア間隔(2m*15)を有する基準ヌメロロジーについてのNRにおけるサブフレームの持続期間は、ちょうど1/2mmsであってもよく、1/2mmsより大きくてもよく、または1/2mmsより小さくてもよい。
いくつかの実施形態では、NRアクセス技術は、WTRU観点からサブフレーム内にまたはサブフレーム全体にわたって、時間および/または周波数においてヌメロロジーを多重化することをサポートすることができる。
いくつかの実施形態では、NRのフレーム構造は「スロット」として定義され得る。スロットは、1つまたは複数の送信に使用されるヌメロロジーでy個のOFDMシンボルの持続期間を有することができる。たとえば少なくともサブキャリア間隔が基準ヌメロロジーの間隔以上であるとき、整数個のスロットが1つのサブフレーム持続期間内に収まることができる。別の実施形態では、NRのフレーム構造は、y個のOFDMシンボルよりも短い送信を有する「ミニスロット」として定義されてもよい。
NRにおけるアップリンク電力制御のための方法、装置、およびシステムは、以下のユースケースを満たし、任意の他の実施形態、ユースケース、および/またはワイヤレス技術に適用可能であり得る:
− シングルキャリア動作を有する(たとえば、シングルヌメロロジーおよび/または多重化ヌメロロジーを伴う)スタンドアロンNR;
− (たとえば、同じキャリアおよび/または異なるキャリアにおける)NRキャリアアグリゲーション多重化ヌメロロジー。いくつかの実施形態では、NRキャリアアグリゲーション多重化ヌメロロジーは、たとえば異なるキャリアの場合、同じ帯域または異なる帯域内であり得る;
− 異なるヌメロロジーを有するDCにおけるNR;および/または
− 同じまたは異なるヌメロロジーを有する異なる無線アクセス技術(たとえばLTEおよびNR)の間のインターワーキング。
4 補助アップリンク(Supplementary Uplink:SUL)キャリア
UEは、一次アップリンク(primary uplink:PUL)キャリアおよび/または補助アップリンク(SUL)キャリアを有するセルで構成され得る。代表的な実施形態では、(たとえばNRにおける)セルは、1つまたは複数の補助アップリンクで構成され得る。本開示における用語「PUL」および「SUL」はそれぞれ、一次アップリンクキャリアおよび補助アップリンクキャリアを指すために使用され得る。
SULの使用の1つの動機は、異なる周波数で動作するUEのカバレッジを拡大するためであり得る。たとえば、SULがより低い周波数帯で第2のアップリンクキャリアとして構成されたときにUEがSUL上で送信を実行することができるように、UEは、第1のアップリンクキャリア(たとえば、一次アップリンク(PUL)キャリア)に対して、より高い周波数で動作しているように構成され得る。これは、たとえば特に、UEがセルの一次アップリンクキャリアのカバレッジの端に向かって移動するときに有用であり得る。SULのもう1つの可能な用途は、取りわけ、特定のサービス、より高いスループット、および/または向上された信頼性を提供することであり得る。たとえば、UEは、複数のセルについての複数のアップリンク上で同時に(またはほぼ同時に、たとえばTDM方式で)送信を実行するように構成され得る。
いくつかの代表的な実施形態では、SULは、2つの別個のアップリンクキャリアに関連付けられたダウンリンクキャリアを有するセルとして(たとえばNRにおいて)モデル化され得る。アップリンクキャリアは、PULおよびSULから構成され得る。たとえば、PULは、ダウンリンクキャリアも位置する高周波数帯域にあってよく、SULは、より低い周波数帯域にあってよい。
1つまたは複数のSULは、たとえば、(以下に限定されないが、)一次セル(PCell)、二次セル(SCell)、および/またはデュアル接続性のための二次PCell(SPCell)を含む任意のタイプのセルに対して構成され得る。代表的な実施形態では、SULは、単一のセルへの接続を使用して、および/またはデュアル接続性のために構成されたときに動作するUEのために構成され得る。別の代表的な実施形態では、SULは、マルチRATデュアル接続性システムのセルで動作するUEのために構成され得る。
UEは、たとえばPULおよび/またはSULを使用して、セルへの初期アクセスを実行することができる。SULの構成情報は、セルについてのシステム情報(SI)(たとえば、WTRUがセルにアクセスするおよび/またはセルにキャンプオンするために必要な最小情報に対応する最小SI)においてブロードキャストされ得る。たとえば、UEは、サービングセルのダウンリンク品質が閾値を下回る場合に、初期アクセスのためにSULを選択することができる。閾値は予め構成され得る。
RRC接続モードにおけるUEに関連付けられたSULについて異なる動作モードがあり得る。
特定の代表的な動作モードでは、RRC(たとえばRRCプロトコル)が、複数のアップリンクを用いてUEを構成してよい。いくつかの代表的な実施形態では、1つのアップリンクは、セルの典型的アップリンク構成を有するPULであってよく、および/または別のアップリンクは、サウンディング基準信号(SRS)構成を最小限含み得るSULであってよい。そのような動作モードでは、UEは、アップリンクにおける制御およびデータ送信(たとえば、すべての制御およびデータ送信)のためにPULを使用することができる。UEは、SULのリソースを使用してSRSを送信(たとえば、追加的に送信)することができる。いくつかの代表的な実施形態では、RRC再構成は、たとえば、一部または全部の送信のためのセルに適用可能なアクティブアップリンクキャリアをアクティブ化しおよび/または切り替えるために、異なるキャリアと共に、拡張された、典型的な、および/または場合によっては完全なアップリンク構成を提供し得る。
特定の代表的な動作モードでは、RRC(たとえばRRCプロトコル)は、(たとえば、拡張された、典型的な、および/または場合によっては完全なアップリンク構成で)複数のアップリンクを構成することができる。いくつかの代表的な実施形態では、UEは、1つまたは複数のキャリアのリソース上で一部または全部のタイプのアップリンク送信(たとえば、PUCCH、PUSCH、および/またはPRACH送信)を実行するために1つまたは複数の構成(たとえば、十分な構成)を有し得る。いくつかの代表的な実施形態では、UEは、制御シグナリング(たとえば、MACの制御要素および/またはDCI)を受信する(たとえば、その後に受信する)ことができ、制御シグナリングは、たとえば、UL構成の間のスイッチをアクティブにすることができ、および/または開始することができる。
特定の代表的な動作モードでは、RRC(たとえばRRCプロトコル)は、複数のアップリンクを構成することができ、2つ(またはそれより多い)アップリンクの構成は、同時または時分割方式でアクティブであり得る。いくつかの代表的な実施形態では、この動作モードは、UEが、同時に一部または全部のタイプのリンク送信を実行しないように、および/または実行することを必要とされないように制限を含むことができる。たとえば、UEは、複数のアップリンクキャリア上でセルのためのPUSCHを同時に送信しなくてよく、および/または送信することを必要とされなくてよい。いくつかの代表的な実施形態では、たとえば特に、UEの機能が、たとえば構成された周波数帯について同時送信がサポートされていないことを示す場合、制限がUEに対して構成され得る。
いくつかの代表的な実施形態では、送信(たとえば各送信)について、WTRUは、以下のファクタの1つまたは複数に基づくことが可能な電力割当の決定(たとえば判断)を実行しおよび/または行うことができる:
− 1つまたは複数の送信のスケジューリング情報(たとえば、動的スケジューリングのためのDCI(downlink control information;ダウンリンク制御情報)、半永続的割り振りのための構成されたグラント、および/またはスケジューリングされていない送信に関する情報);
− 経路損失測定および/または推定(たとえば、1つまたは複数の送信に関連付けられたリソースに適用可能);
− 利用可能な送信電力(たとえば、PCMAX決定される);および/または
− 1つまたは複数の送信と少なくとも部分的に時間的に重なり得る進行中および/またはスケジューリングされた送信。
いくつかの実施形態では、上記のファクタは、所与の時間に実行される1つまたは複数の送信に対する送信電力の割り振りに関係付けられ得る。
5 アップリンク電力制御関係付けられた代表的な課題
課題1: 送信が時間的に重なることがあり、したがって、利用可能電力のうちの割合が決定される必要があり得る。
より詳細には、送信は、それらが少なくとも部分的に時間的に重なり得るように実行され得る。そのような場合、WTRUは送信に対する全体的なWTRUの利用可能な電力の部分を割り振ることができる。特定の実施形態では、そのような全体的なWTRUの利用可能な電力は、PCMAX値に対応することができる。たとえば、そのような全体的なWTRUの利用可能な電力は、PCMAX値から、他の(たとえば、場合によっては進行中の)送信に既に割り当てられた電力レベルを引いたものに対応することができる。たとえば、PCMAX値は、送信に関連付けられた適用可能な波形、ヌメロロジー、および/または周波数帯の関数として計算され得る。たとえば、PCMAX値は、帯域外放射、比吸収率(SAR)、(P−)MPR適用、またはビーム品質などに関係付けられた規制要件の関数として計算され得る。
課題2: 送信が、異なる送信特性、たとえば、持続期間および/または信頼性要件を有することがある。送信特性は、著しく異なることがある。
より詳細には、送信は、異なる特性に関連付けられ得る。たとえば、特性は、送信の持続期間、特定のタイムライン、たとえばHARQタイムライン、物理チャネルのタイプ、物理リソースのセット、HARQ処理のタイプ、優先度(たとえば、他の送信に関係する)、特定の電力要件(たとえば、信頼性のための電力ブースティングおよび/もしくはTPC表示)、送信信頼性ターゲット、特定のタイプのデータおよび/もしくは論理チャネル/ベアラの表示および/もしくは関連付け、ならびに/またはそれらの構成などを含み得る。1つまたは複数の特性は、送信のプロファイル、たとえば送信プロファイルと呼ばれることがある。
課題3: 送信は、異なるスケジューリング特性、たとえば、CORESET、BWP(Band Width Part;帯域幅部分)、調整されていないスケジューラ、タイムラインなどを有することがある。スケジューリング特性は、著しく異なることがある。
より詳細には、そのような送信は、異なるスケジューリング特性に関連付けられ得る。特定の実施形態では、特性は、(該当する場合に)送信をスケジューリングするDCIの物理制御チャネルリソースのセット(たとえば(複数の)CORESET)、DCIの受信と送信の開始との間のタイミング、トランスポートブロックの送信とトランスポートブロックに関連付けられたフィードバックの送信との間のタイミング(たとえば、このタイミングはK2と呼ばれる)、スケジューリングに関連付けられた物理リソースのセット(たとえば、デュアル接続性の場合のDCIに関連付けられたCG)、BWPなど、を含み得る。そのような特性は、送信プロファイルの特性付けに含まれることがある。いくつかの実施形態では、BWPは特定のヌメロロジー、特定の帯域幅(たとえば、PRBの数)、および特定の周波数位置(たとえば、中心周波数)によって特徴付けられ得る連続した物理リソースブロック(PRB)のセットに対応することができる。WTRUは、所与のキャリアおよび/またはセルに対して1つまたは複数のBWPを用いて構成され得る。
図6は、タイムライン上の複数のCGについての代表的な部分的に重なる送信を示す図である。図6を参照すると、少なくとも部分的に時間的に重なる送信の異なるグループが示されている。たとえば、K2CG2, numerology 1は、CG2の送信のための第1の送信持続期間(transmission duration)(たとえばTTI)を示すことができる。K2CG2, numerology 2は、CG2の送信のための第2の送信持続期間(たとえばTTI)を示すことができる。K2CG1, numerology 1は、CG1の送信のための第1の送信持続期間(たとえばTTI)を示すことができる。K2CG1, numerology 2は、CG1の送信のための第2の送信持続期間(たとえばTTI)を示すことができる。第1の送信持続期間(たとえばTTI)は、第2の送信持続期間(たとえばTTI)と異なり得る。異なる送信は、たとえば、送信持続期間および/またはHARQのRTT(round trip time;ラウンドトリップ時間)に関して異なるタイムラインを有し得る。それぞれのタイムラインは、1つまたは複数のミニスロット、スロット、またはサブフレーム、およびK2の観点で表され得る。いくつかの代表的な実施形態では、K2は、スケジューリング情報(たとえばDCI)の受信とトランスポートブロックの送信の開始との間の時間に対応することができる。K2は、そのようなトランスポートブロックの送信とそれに関連付けられたフィードバックの送信との間の時間に対応することができる。K2は、送信に適用可能であり得る持続時間(たとえばTTI)に対応することができる。異なるタイムラインは、非同期な展開の一般的なケースとみなされてよい。異なるタイムラインは、送信のグラントのための異なる受信タイミングによって、および/または処理時間(たとえば、より短い送信持続期間のための不十分な処理時間)によって影響され得る。
課題4: 送信は、異なるネットワークノードおよび/またはRATに関連付けられることがある。
送信は、たとえば、所与のWTRUに対する送信要件が単一のスケジューラによって調整され得るように、単一のネットワークノードによってスケジューリングされ得る。1つの課題は、電力制御に関係付けられることがあり、異なるネットワークノードによって送信がスケジューリングされるときに発生することがあり、電力制御の観点から調整が可能でないことがある。いくつかの実施形態では、WTRUは、デュアル接続性(たとえば、2つ以上のセルグループ)を有して構成され得る。たとえば、WTRUは、LTEデュアル接続性、NRマルチ接続性、および/またはNRタイトインターワーキングを備えるLTEをサポートすることができる。
上記の課題は、個別にまたは組み合わせて対処され得る。特定の実施形態では、LTEまたは別の技術が、デュアル接続性のためのアップリンク電力制御のためにPCM1およびPCM2をサポートすることができる。ネットワークは、WTRU上でどの電力制御モード(PCM1またはPCM2)が使用されるかを構成することによって、電力割当のためにWTRUを制御することができる。
いくつかの実施形態では、PCM1は、たとえば、送信のタイプ(たとえば、送信チャネルの優先順位、すなわち、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)>PUCCH>PUSCH)に基づいて、および/または互いの閾値(たとえば33μs未満)内に開始する送信についての同じタイプの送信の場合のセルグループのタイプ(たとえば、マスタCG>二次CG)に基づいて、相対的優先度を定義することができる。PCM1は、全体的なWTRUの利用可能な電力(たとえばPCMAX)の100%までの共有を可能にすることができる。
いくつかの実施形態では、PCM2は、たとえば全体的なWTRUの利用可能な電力(たとえばPCMAX)のうちの割合として、各構成されたCGに関連付けられた送信のための保証電力を定義することができる。残りの電力は、送信が時間的に最初に開始するCGの送信に割り当てられ得る。PCM2は、場合によっては有用であった電力を未使用のままにするという犠牲を払って、全体的なWTRUの利用可能な電力の割り当ての保証を可能にし得る。
5.1 NR上のアップリンク電力制御に関する代表的な新しい課題
上記の4つの課題は、NRにおいて(たとえば、場合によってはLTEについても同様に)互いに組み合わせて対処され得る。いくつかの実施形態では、異なる送信時間間隔(TTI)の持続期間(LTEとNRの両方、およびそれらの組み合わせにおける)、異なりまた場合によっては変化するHARQタイムライン、および/または異なるヌメロロジー(NRおよびスタンドアロンNRを有するLTE)に対するサポート、ならびに、場合によってはキャリアアグリゲーションおよび/またはデュアル接続性を有してさらに構成される所与のWTRUについての組み合わせにおける物理層処理での異なる送信プロファイルを場合によっては可能にする異なるデータサービス(たとえば、URLLCおよび/またはeMBBなど)に対するサポートは、全体的なWTRUの利用可能な電力の効率的な使用の観点からさらに複雑な課題をもたらすことがある。該当する場合、ビームフォーミングの使用によるあり得る影響が、この複雑な問題のリストに追加されることがある。
いくつかの実施形態では、より短い送信持続期間およびスケジューリング/HARQタイムラインが、動作を非実用的にする(たとえば、送信を実行するのに間に合うようにスケジューリング情報を実装および処理することを非実用的にする)ことがあり、および/または法外な実装コストをもたらすことがある。
他の実施形態では、WTRUが、異なる送信の間で優先順位を付けること、および/または保証量の全体的なWTRUの利用可能な電力を送信の所与のセットに適用することは、より困難であり得る。この課題は、HARQに関係付けられたタイムラインの動的な変動など(たとえば、グラント情報の受信と送信の開始との間、および/または送信の終了と関係付けられたHARQフィードバックの送信の開始との間の時間の変動など)を通じて関連する送信に適用されるスケジューリングに起因する可能性がある。また、それは、少なくとも部分的に時間的に重なるが送信持続期間が異なる送信のスケジューリングに起因することがある。
特定の実施形態では、効率的な電力共有が実装されて、WTRUが任意の所与の時間で全体的なWTRUの利用可能な電力の100%に可能な限り近く使用することを可能にし、提供される手順サービスについてシステムが適切に実行できることを保証することができる。
6 代表的な適応電力割当手順
いくつかの実施形態では、以下の代表的な適応電力割当方式が適用可能であってよく、独立してまたは互いに様々な組み合わせで使用されてよい。加えて、これらの適応電力割当手順は、他の既存の電力割当手順(たとえば、LTE PCM1および/またはPCM2)に適用され、および/または組み合わされて使用されてよい。
6.1 代表的な構成態様
たとえば、WTRUは以下の4つの電力制御アルゴリズム(またはそれらの変形)のうちの1つまたは複数で(たとえば、RRCまたは他のシグナリングを介して)構成されてよくそれらの各々は、以下でさらに詳細に説明され、それらの各々は、ネットワーク展開シナリオの異なるタイプに対して最も適切な場合があり、たとえば、送信の開始は、同期もしくは非同期および/またはスケジューリング戦略である(たとえば、送信が同じ持続期間であり、および/または同様のHARQタイミングを有する)。
− PCM1(電力共有、同期動作):
このPCM1(またはその変形、場合によっては本明細書で説明されている動作を含む)は、LTEデュアル接続性、NRデュアル/マルチ接続性、ならびに/またはLTEおよびNRタイトインターワーキングに関して構成されたWTRUのような、同様のヌメロロジーおよび/または送信(たとえばTTI)持続期間を有する送信(たとえば、すべての送信)によって特徴付けられるケースに対して有用であり得る。実施形態において、このPCM1は、たとえば特定の閾値未満、たとえば重なる送信の開始の間が33μs未満で、同期された展開に使用され得る。
− PCM2(電力予約、非同期動作):
PCM2(またはその変形、場合によっては本明細書で説明されている動作を含む)は、LTEデュアル接続性、NRデュアル/マルチ接続性、ならびに/またはLTEおよびNRタイトインターワーキングに関して構成されたWTRUに有用なことがあり、このケースは、送信(たとえば、すべての送信)が同様のヌメロロジーおよび/または送信(たとえばTTI)持続期間を有するように特徴付けられ得る。実施形態において、このPCM2は、たとえば、場合によって第1の特定の閾値より大きく、たとえば33μsより大きいが、第2の特定の閾値未満、たとえば重なる送信の開始の間が500μs未満で、非同期な展開に適用可能であり得る。
− PCM3(電力の構成された分割):
利用可能な送信電力の固定された分割(たとえばハードの分割)に基づくPCM3が、短いTTIが構成されたLTEデュアル接続性、NRデュアル接続性、ならびにLTEおよびNRタイトインターワーキングに関して構成されたWTRUのために考慮/使用されてよく、このケースは、異なる送信が、異なるヌメロロジーおよび/または送信(たとえばTTI)持続期間を有することができるように特徴付けられ得る。いくつかの実施形態では、このPCM3は、たとえば、場合によって第1の特定の閾値より大きく、たとえば33μsより大きいが、第2の特定の閾値未満、たとえば重なる送信の開始の間が500μs未満で、非同期な展開に適用可能であり得る。PCM3は単純で費用対効果が高く、いくつかの構成では好ましいことがあるが、このモードでは、総利用可能WTRU電力が、動的におよび/または可能な限り効率的に共有されないことがある。
図7は、全体的なWTRUの利用可能な電力の代表的な電力の構成された分割を示す図である。図7を参照すると、全体的なWTRUの利用可能な電力は、複数のCGの間で分割されることが可能である。たとえば、CG(たとえば各CG)についての任意の所与の瞬間での最小保証送信電力(任意の所与の瞬間における予め定められた範囲内にある値に限定され得る)は、全体的なWTRUの利用可能な電力のパーセンテージとして設定され得る。各CGについての最小保証送信電力の初期値および/または最小保証送信電力の許容範囲は、シグナリングによって構成され得る。たとえば、それは、L3もしくはRRCシグナリングによって、L2もしくはMACシグナリングによって、または場合によってはL1もしくはPDCCHシグナリングによって構成されてよい。全体的なWTRUの利用可能な電力は、図7に示されるようにPCMAXによって示され得る。(たとえば、電力の構成された分割の場合に関連付けられた)特定の代表的な実施形態では、たとえば少なくともCGの送信が互いに重ならないときに、CG間で残りの電力を共有することが可能でないように残りの電力が存在しないことがある。(たとえばRRCを介する)RRCシグナリングは、利用可能な送信電力の固定されたおよび/または準固定された(たとえば、準静的な(semi-static))分割を構成することができる。
− PCM4(動的/適応電力共有):
PCM4は、WTRUの全体的に利用可能な送信電力を最大限にするために有用であり得る。PCM4は、マルチ接続性、マルチRAT接続性の観点で上記構成のいずれかで、異なるヌメロロジーおよび/または送信(たとえばTTI)持続期間の送信をサポートして構成されたWTRUに有用であり得る。PCM4は、(たとえば、同期されたまたは非同期の)展開どれにでも適用可能であり得る。
送信電力を割り振ることは一般に、(たとえば、PCM1およびPCM2のように)送信パラメータの知識と各送信に必要とされる実際の電力レベルとに基づくことができる。いくつかの実施形態では、残りの電力の部分は、(たとえば、PCM2のように)互いに対する送信の相対的タイミングの知識に基づいて割り振られ得る。WTRUは、電力レベルの割り振りに先立ってスケジューリング情報を処理するように構成され得る。優先度および/または適用可能な保証は、WTRUの固定された構成または準静的な構成のいずれかであり得る。
6.1.1 代表的な送信プロファイル
いくつかの実施形態では、送信プロファイル(TP)が、送信に適用可能な1つまたは複数の特性の表現として設定および/または定義され得る。たとえば、特性は、(1)ヌメロロジー、(2)サブキャリア間隔、(3)遅延、たとえば、ダウンリンク制御信号(たとえばDCI)の受信と送信の開始との間の遅延に対応する値(たとえばN)、(4)トランスポートブロックの送信とトランスポートブロックに関連付けられたフィードバックとの間の時間(たとえばK2)、ならびに(5)送信に適用可能な持続時間(たとえばTTI)のうちの任意の1つまたは複数を含み得る。いくつかの実施形態では、物理レイヤは、TP特性のうちの1つまたは複数についての送信に関連付けられた値の関数として、適用可能なTPを決定するように構成され得る。たとえば、WTRUは、その中から選択すべき複数の送信プロファイル(TP)と共に構成されてよく、各TPは、送信を実行するために必要な1つまたは複数のパラメータの値を含む。WTRUがスケジューリング情報を受信すると、それは、適用可能なパラメータに対して受信された値を各記憶されたTPと比較し、それらのパラメータ に最も近く合致するTPを決定することができる。TPが認識されると、WTRUは、そのTPに対応するその送信のすべてを一緒にグループ化することができ、WTRUは、総UE利用可能電力のうちどれだけがそのグループに割り当てられる(または残される)ことができるかを算定するためのパラメータの割り振られたセットを有することができる。
例として、TP#1は、K2=3である第1の送信持続期間(たとえばミニスロット)に組み合わされた(たとえば、サブキャリア間隔に関する)第1のヌメロロジーに対応してよく、この第1の送信持続期間は3ミニスロットである。別の例として、TP#2は、K2=1である第2の送信持続期間(たとえばサブフレーム)に組み合わされた第2のヌメロロジーに対応してよく、この第2の送信持続期間は1サブフレームであり、以下同様である。たとえば、特性は、送信電力を割り振るための1つまたは複数のパラメータ(たとえば、電力オフセット/ブーストコンポーネント、または電力を設定するときの優先度など)を含むことができる。特性は、物理層の適用可能な構成を含むことができる。たとえば、構成は、物理リソースブロックの適用可能なセット、物理チャネルのタイプ、またはビームに関係付けられた情報などを含むことができる。いくつかの実施形態では、ビームに関係付けられた情報は、(1)ビーム(またはそのセット)、(2)ビームタイプまたはビームペアリンク(BPL)(ここでペアは、1つのダウンリンクビームおよび1つのアップリンクビームに対応し得る)のうちの少なくとも1つに対応することができる。ビームは、基準信号、たとえば、(たとえば、周期的な、準静的な/専用の、もしくは非周期的な)CSI−RS(Channel State Information-Reference Signal)、および/または(たとえばセル固有の)NR同期シーケンス(NR−SS)のための1つまたは複数のリソースにさらに関連付けられ得る。
一実施形態では、各TPは、インデックスを割り当てられ得る。インデックスは、送信プロファイルを識別することができ、DCIで受信されることができ、および/または特定のWTRUプロセスに対応することができる。WTRUプロセスは、たとえば、送信のためにトランスポートブロックにおける多重化のためにどの論理チャネルからどのデータが使用され得るかの決定を含むことができる。TPは、たとえばRRCシグナリングによって、WTRUの構成態様として特徴付けられ得る。本明細書では、送信プロファイルという用語と上記の任意の特徴付けとは交換可能に使用され得る。
6.1.2 送信の代表的なグループ(たとえば、CG、MCG、SCGとしてオーバーロード)
いくつかの実施形態では、グループの送信は、送信特性などの互いのある関連付けを共有する1つまたは複数の送信として設定および/または定義され得る。たとえば、1つまたは複数の送信は、少なくとも部分的に時間的に重なり得る。たとえば、1つまたは複数の送信は、たとえば以下のようなリソースのセットに関連付けられた送信のいずれかに対応することができる:(1)リソースは、セルグループ(CG)(たとえば、MCG、SCG))のリソースに対応することができる、(2)リソースは、1つもしくは複数のCORESET(control channel resource set;制御チャネルリソースセット)に関連付けられ得る、(3)リソースは、帯域幅部分(BWP)に関連付けられ得る、(4)リソースは、MACエンティティに関連付けられ得る、(5)リソースは、送信プロファイルに関連付けられ得る、および/または(6)リソースは、特定のヌメロロジー、持続期間(たとえばTTI)、ビームに関係付けられたリソース、もしくはこれらの組み合わせに関連付けられ得る。加えて、送信は、MCS(Modulation and Coding Scheme)、複数のMCSテーブルのうちの1つ(たとえば、超高信頼性の低遅延送信のスケジューリングに関連付けられたMCSテーブルなど)、特定のRNTI、複数のRNTIのうちの1つ(たとえば、超高信頼性の低遅延送信のスケジューリングに関連付けられたRNTIテーブルなど)に対応することができるリソースによって、グループ化され得る。さらにまた、送信は、論理チャネル(LCH)制限、または論理チャネル優先順位付け(LCP)手順に関して構成されるような特定のLCHからのデータのマッピングに対応することができるリソースによって、グループ化され得る。
いくつかの実施形態では、ビームに関係付けられた情報および/またはビームに関係付けられたリソースは、(1)ビーム(またはそのセット)、(2)ビームタイプ、および/または(3)BPLアイデンティティ(ここでペアは、1つのダウンリンクビームおよび1つのアップリンクビームに対応し得る)のうちの少なくとも1つに対応することができる。ビームは、基準信号、たとえば、CSI−RS(たとえば、周期的、準静的/専用化、もしくは非周期的)、および/またはNR−SS(たとえばセル固有)のための1つまたは複数のリソースに関連付けられ得る。たとえば、組み合わせは、所与の送信プロファイルの送信のためのCGに関連付けられたリソースから構成され得る。そのような組み合わせは、ビームおよび/またはBPLの特定のセットを使用して、送信のためのCGに関連付けられたリソースから構成され、またはそれらのリソースを含み得る。
いくつかの代表的な実施形態では、たとえば、リソースがアクティブである(たとえば、対応するセルおよび/もしくはキャリアがアクティブにされた状態にある、BWPがアクティブにされた状態にある、ならびに/または対応する物理リソース(たとえば帯域幅)が送信の時間にWTRUによって処理されている)とWTRUが決定したときに、WTRUは、(たとえば、送信のグループに対する電力の予約のための)「保証された電力レベル(以下、保証電力レベル)」を考慮することができる。他の代表的な実施形態では、たとえば、送信が発生し得る時点についてのスケジューリング情報のCORESETをWTRUが復号しているとWTRUが決定したとき、WTRUは、(たとえば、送信のグループに対する電力の予約のための)保証電力レベルを考慮することができる。たとえば、1つまたは複数の送信は、送信プロファイルに関連付けられた送信に対応することができる。たとえば、1つまたは複数の送信は、(1)特定の電力制御ループ(たとえば、閉じられた電力制御ループ)、(2)WTRUの能力、特定の範囲の周波数、および/もしくはWTRUのハードウェア特性(たとえば、低周波または高周波RFチェーン)、(3)特定のタイプの基準信号(たとえば、CSI−RS、復調(DM)−RS、NR−SS、SSブロック、および/もしくはSSバーストセットなど)、および/またはそれらの対応するリソース、(4)特定のタイプの送信(たとえば、PRACH送信、PUSCH送信、および/もしくはPUCCH送信)、ならびに/または(5)フォーマット(たとえば、PUCCHフォーマット1もしくはフォーマット3などの特定のフォーマット)のうちのいずれかに関連付けられた送信に対応することができる。本明細書では、送信のグループという用語と上記の任意の特徴付けとは交換可能に使用され得る。
いくつかの代表的な実施形態では、送信は、以下のファクタのうちの少なくとも1つに従ってグループ化され得る:
− 処理時間
1.代表的な実施形態では、UEの処理時間が閾値を下回る(および/または閾値に等しい)送信が、送信の第1のグループに関連付けられてよく、UEの処理時間が閾値を上回る(および/または閾値に等しい)送信が、送信の第2のグループの部分であってよい。閾値は、予め構成され得る。いくつかの代表的な実施形態では、UEの処理時間は、制御情報(たとえば、DCIにおけるグラント)の受信と送信の開始との間の時間であり得る。
2.処理時間は、処理時間の範囲の定義に基づくことができる。時間範囲および/または閾値は、UEの構成態様とすることができ、および/または、動的情報、たとえばDCIにおけるK2に基づくことができ、たとえば、UEの構成を可能にすることができ、それにより、たとえば、後でスケジューリングされた送信、および/またはUEが特定の処理時間(たとえば、非常に厳しい処理時間)を有する送信に対して、特定の量の保証電力が割り振られることができる。
− タイプのスケジューリング
1.いくつかの代表的な実施形態では、タイプのスケジューリングは、スロットベースのスケジューリングおよび/または非スロットベースのスケジューリングを含み得る。スロットベースのスケジューリングに関しては、たとえば、UEは、第1のタイムラインを使用して(たとえば、例として0.5msおよび/または時間的に数個のシンボルにわたるリソース用であり得るスロットの持続期間に等しい各機会の間の最小持続時間を用いて)、スケジューリング情報、たとえばPDCCH上のDCIのための制御チャネルのリソースを復号するように構成され得る。非スロットベースのスケジューリングに関しては、たとえば、UEは、たとえばスロットおよび/またはサブフレーム内のたとえば構成されたパターンに続く1つまたは少数のシンボルの持続期間のPDCCH機会を用いて構成され得る。
2.いくつかの代表的な実施形態では、第1のスケジューリング手順(またはその構成)に従う送信が、送信の第1のグループに関連付けられてよく、第2のスケジューリング手順に関連付けられた送信が、送信の第2のグループに関連付けられてよく、たとえば、UEの構成を可能にすることができ、それにより、特定の量の保証電力が、スケジューリング手順を通じて割り振られることができ、それに対して、UEが特定の処理時間(たとえば、非常に厳しい処理時間)を有し得る。
− 送信のタイプおよび/またはフォーマット
1.いくつかの代表的な実施形態では、たとえばPUCCHの送信フォーマットは、(1)適用された伝送符号化、(2)多重化、(3)スクランブリング、(4)物理リソースに対するマッピング、(5)ペイロードの数および/もしくは範囲、(6)情報ビットの数、ならびに/または(7)選択されたコードブックのうちの1つまたは複数によって特徴付けられ得る。
2.いくつかの代表的な実施形態では、第1のPUCCHフォーマットに従って実行される送信が、送信の第1のグループに関連付けられてよく、第2のPUCCHフォーマットに従って実行されるPUCCH送信が、送信の第2のグループに関連付けられてよく、たとえば、UEの構成を可能にすることができ、それにより、特定の量の保証電力が送信に対して割り振られることができる。たとえば、第1のPUCCHフォーマットは、他のフォーマット(たとえば、第2のPUCCHフォーマット)よりも高い電力要件(たとえば、送信電力要件)を有すると予想され得る。
− アップリンクキャリアのタイプ毎(たとえばSULおよび/またはPUL)
1.いくつかの代表的な実施形態では、PULのアップリンクリソースにおいて実行される送信が、第1のグループに関連付けられてよく、SULのアップリンクリソースにおいて実行される送信が、送信の異なるグループに関連付けられてよく、たとえば、UEの構成を可能にすることができ、それにより、UEが(たとえば、セル端にある間に)使用すると予想されるリソースの第1のセット(たとえばSUL)を使用する送信に対して、特定の量の保証電力が割り振られることができる。
グループ送信に対する上記のファクタは、先に説明されたグループの方法/手順のうちの1つまたは複数と組み合わされてよい。
6.2 適応電力制御の代表的な一般原理
いくつかの実施形態では、WTRUは、アップリンク送信のための電力割当を制御する1つまたは複数のパラメータの適応を実行することができる。
6.2.1 代表的な適応電力制御
適応電力制御は、WTRUの送信の一部または全部に適用され得る。
送信は、物理アップリンク共有チャネル(たとえばPUSCH)上の送信、物理アップリンク制御チャネル(たとえばPUCCH)上の送信、物理ランダムアクセスチャネル(たとえばPRACH)上の送信、基準信号(たとえばサウンディング基準信号、SRS)上の送信、またはサイドリンク送信などのうちの1つまたは複数を含んでよく、それらは、たとえば、送信がたとえば時間的に互いに重なるときに、たとえば組み合わされる。
適応電力制御は、送信の電力レベルを決定するために使用され得る。
いくつかの実施形態では、電力適応は、以下の少なくとも1つなどの1つまたは複数のパラメータを制御することを含むことができる:
a) 目標所望電力。たとえば、これは、所望の受信電力Poおよび/もしくはそれに適用される係数に対応することができる;
b) 補償コンポーネント。たとえば、これは、(たとえば、PUSCH送信の場合に)係数∞に対応することができる;
c) 送信のフォーマットに関係付けられたコンポーネントに適用される電力のオフセット量および/もしくは係数。たとえば、これは、特定の誤り率および/もしくはSINR、たとえば、Δformat(たとえば、PUCCH上のHARQ A/N、SR、CQI、もしくは組み合わせに関する)またはΔMCS(たとえば、PUSCH)を実現するために使用されるオフセットとすることができる;
d) 送信の物理リソースの数に関係付けられたコンポーネントに適用される電力のオフセット量および/もしくは係数。たとえば、これは、PUSCHの送信に使用されるRBの数「M」に対応するコンポーネントに適用され得る;ならびに/または
e) 電力調整。たとえば、これは、(たとえば、電力ブースティングに関する)オフセットおよび/またはスケーリングファクタに対応することができる。別の例として、これは、TPC量に適用される調整に対応することができる。
上記の適応手順は、(たとえば、電力の量が送信のグループに共有され得るときに、電力ブースティングを使用して送信堅牢性を増大すること、および/または異なる送信の必要電力を適応させることを目的として、)上記のパラメータに関して異なる(たとえばグループ毎の)送信に適用され得る。たとえば、ある送信(たとえば、初期HARQ送信、および/または低優先度/ベストエフォートタイプの送信)についての特定の使用または要件が減らされることがあり、他の送信(たとえば、HARQ送信の最大数に近い送信、より高い優先度の送信、低遅延送信、および/もしくは高信頼送信)のための電力(たとえば必要電力)が、(たとえば、異なる送信の相対的優先度に従って電力の割り振りを再分配することによって)増大された電力となることがある。
他の実施形態では、上記の電力適応手順は、WTRUが電力制限されたときにスケーリングの関数として適用され得る。特定の実施形態では、たとえば、場合によっては重なる送信およびWTRUの処理時間の制約に対応して、異なるタイムラインに対処することができる。
6.2.1.1 送信の異なるグループの間で全体的なWTRUの利用可能な電力の一部を割り振るパラメータに対する動的適応
いくつかの実施形態では、送信のグループに対する適用可能な保証電力(たとえば最小電力レベル)、たとえば、送信の異なるグループの間でのPXeNBおよび/または残りの電力(存在する場合)の割り振りをWTRUが動的に決定できるように、1つまたは複数のパラメータが動的に適応/制御され得る。
XeNBは、送信のグループ「x」に対する保証電力レベルとして定義または設定されてよく、ここで、xは、WTRUの構成の1つまたは複数の構成されたグループの数の範囲[最小,最大]内に包含的にあり得る。たとえば、範囲[最小,最大]は、デュアル接続性について[2,2]として設定され得る。たとえば、範囲[最小,最大]は、デュアル接続性について[2、4]として設定されてよく、ここで、各MACインスタンスは、2つの異なるTTI持続期間で構成されてよい。異なる組み合わせに基づいて、および/または送信のグループに対して使用される定義に基づいて他の値を設定することが可能であってよい。
6.2.1.2 送信のグループに対する保証電力の動的変更
いくつかの実施形態では、WTRUは、送信のグループに対する最小保証電力レベル、たとえば、PXeNBを動的に決定することができる。これは、特定の送信のグループに対する総利用可能WTRU送信電力(たとえばPCMAX)の比に対応することができる。特定の実施形態では、決定は、WTRUによって自律的に実行されてよく、ダウンリンク制御シグナリングの受信からネットワークによって制御されてよく、または両方の組み合わせであってよい。これは、本明細書に記載されている説明に従って実行され得る。
送信のグループの間における残りの電力の割当てに対する動的変更
いくつかの実施形態では、WTRUは、異なる送信グループの間における残りの電力(存在する場合)の割当てを動的に決定することができる。残りの電力レベルは、送信の各グループに割り当てられた保証電力の量を差し引いた全体的なWTRUの利用可能な電力(たとえばPCMAX)に基づいて決定され得る。送信の各グループに割り当てられた保証電力の量は、準静的であってよく、または変動してよい。いくつかの実施形態では、送信の各グループに割り当てられた保証電力の量は変動してよい。たとえば、本明細書に記載されている説明によれば、残りの電力の割当てまたは保証電力の決定のいずれかにおける変動が、保証電力レベルに影響することになる。決定は、WTRUによって自律的に実行されてよく、ダウンリンク制御シグナリングの受信からネットワークによって制御されてよく、または両方の組み合わせであってよい。これは、本明細書に記載されている説明に従って実行され得る。
いくつかの実施形態では、適応は、HARQ送信における相対的優先度および/またはシーケンスを含む送信の送信プロファイルの関数として適用され得る。
いくつかの実施形態では、WTRUのための送信電力を制御するための電力割当アルゴリズムは、以下を含むことができる:
− WTRUは、1つまたは複数の送信のグループに対する保証電力のレベルを自律的に調整することができる;
− 送信のグループに対する保証電力のレベルは、上限と下限との間で変動することができる;ならびに/または
− 送信(またはそのグループ)へ適用する電力調整のレベルは、以前のスケジューリングアクティビティおよび/もしくは以前の送信の関数とすることができる。
上記の動作は、WTRUのための送信電力を制御するための電力割当アルゴリズムの使用を含むことができ、たとえば、本明細書に記載されている説明を使用して実現され得る。
6.2.1.3 動的予約による代表的な電力割当
いくつかの実施形態では、動的予約による電力割当は、以下に説明されるように、ダウンリンク制御情報を使用して動的にシグナリングされ得る:
a) 送信のグループ(たとえば、CG、送信プロファイル、送信タイプなど毎)の予約および/もしくは保証電力レベルが、動的に修正(たとえば、低減、リセット、または増大)され得る;
b) 優先度が構成されていて、たとえば、WTRUが、たとえば異なるスケジューラにより生じる、場合によっては競合する命令を解決できるようにし得る;ならびに/または
c) たとえば送信をスケジューリング(または予約)する制御シグナリングの受信の時間に基づいて適用され得る「最初(first in time)」ポリシーに関係付けられた優先度。たとえば、DCIが最初に予約されている送信に、残りの電力レベルが割り当てられ得る。
6.2.1.4 以前のスケジューリングおよび/または電力による代表的な電力割当
いくつかの実施形態では、電力割当は、以下に説明されるように、以前のスケジューリングアクティビティおよび/または以前の割り振られた電力のいずれかの関数であり得る。
いくつかの実施形態では、送信のグループ(たとえば、CG、送信プロファイル、送信のタイプなど毎)に対する保証および/または予約された電力の量が、下限(たとえば、low_guaranteed_power_bound)と上限(たとえば、high_guaranteed_power_bound)との間で修正(たとえば、低減、リセット、または増大)されることが可能なことを、WTRUが決定することができる。
いくつかの実施形態では、WTRUは、そのような量を、送信のグループの送信で以前に有効に使用された電力の量の関数として、たとえば、(たとえば、移動ウィンドウを使用する)特定の量の時間にわたる平均として、低減または増大させることができる。
いくつかの実施形態では、WTRUは、そのような量を、送信のグループの制御リソースの所与のセット(たとえばCORESET)についての以前に成功裏に復号されたDCIの量の関数として、たとえば、(たとえば、移動ウィンドウを使用する)特定の量の時間にわたる平均として、低減または増大させることができる。
他の実施形態では、WTRUが送信のグループ(たとえば、CG、送信プロファイル、送信のタイプなど毎)の送信についてのDCIを成功裏に受信したとWTRUが決定したとき、および/もしくは別のタイプのイベント(たとえば、送信の他のグループよりも高い優先度の送信、もしくはそれらの必要とされる電力レベルまでが供給されていないグループのいくつかの送信/スケーリングイベント)があると、本明細書で後で節6.3.1.5.3に説明される加法的増大の動作が適用され得る、ならびに/または
他の実施形態では、WTRUが送信のグループ(たとえば、CG、送信プロファイル、送信のタイプなど毎)の送信についてのDCIを成功裏に受信していないと決定したとき、および/もしくは別のタイプのイベント(たとえば、送信の他のグループよりも高い優先度の送信、もしくはそれらの必要とされる電力レベルまでが供給されているグループのすべての送信/スケーリングイベントがグループに対して発生していない)があると、本明細書で後で節6.3.1.5.7に説明される乗法的減少の動作が適用され得る。
6.2.1.5 送信期間による代表的な電力割当
いくつかの実施形態では、電力割当は、たとえば、本明細書に説明されているような間の時間的関係に基づく、以前の送信に割り振られた電力の関数とすることができる。特定の実施形態では、時間k(たとえば、ミニスロット、スロット、またはサブフレーム)における所与のグループ(たとえば、CG、送信プロファイル、送信のタイプなど毎)の送信の電力要件/割り振りレベルが、時間k−xにおける以前の送信の場合と同じにすることができ、ここで、xは、(たとえば、5もしくは6に)固定されてよく、または(たとえば、RRCシグナリングによって)構成されてよい。
6.2.2 代表的な構成態様およびグループ化
特定の代表的な実施形態では、たとえばすべての保証電力レベルの和がPCMAXよりも小さい、1つまたは複数の保証電力レベルの構成態様が実装され得る。
たとえば、WTRUは、送信のグループについて1つの保証電力レベル(たとえば、PXeNB)または2つ以上の保証電力レベル(たとえば、PGUARlow_XeNBおよび/またはPGUARhigh_XeNB)で構成され得る。たとえば、WTRUは、すべての構成されたおよび/または適用可能な保証レベルの和が、任意の所与の時間で、(たとえば、残りの電力が零でない値である場合に)全体的なWTRUの利用可能な電力未満である、または(たとえば残りの電力がない場合に)全体的なWTRUの利用可能な電力に等しくなるように構成され得る。
特定の代表的な実施形態では、たとえばすべての保証電力レベルの和がPCMAXよりも大きい、1つまたは複数の保証電力レベルの他の構成態様が実装され得る。たとえば、WTRUは、送信のグループについて1つの保証電力レベル(たとえば、PXeNB)または2つ以上の保証電力レベル(たとえば、PGUARlow_XeNBおよび/またはPGUARhigh_XeNB)で構成され得る。たとえば、WTRUは、すべての構成されたおよび/または適用可能な保証レベルの和が、少なくとも時として、全体的なWTRUの利用可能な電力(たとえばPCMAX)を超えることがあるように構成され得る。そのような場合、WTRUは、1つまたは複数の(たとえば追加の)優先順位付け手順を適用して、たとえば、総必要送信電力が全体的なWTRUの利用可能な電力(たとえばPCMAX)を超えるときに、たとえば、調整する(たとえば、さもなければ必要とされる電力よりも小さくスケーリングおよび/または割り当てする)べき1つまたは複数の送信の電力を決定することができる。たとえば、WTRUは、たとえば、以下の態様のいずれかに従って送信のグループ化の関数として異なる優先順位付けで構成され得る:
(1)送信に関連付けられたRAT(たとえば、複数の異なるRAT送信(たとえば、LTE送信およびNR送信)があるとき、1つのRAT送信が1つもしくは複数の他のRAT送信より優先し得る(たとえば、LTE送信は、NR送信よりも高い優先度を有してよく、もしくは常に有してよい);
(2)送信に関連付けられたセルグループ(たとえば、MCGおよびSCGがある場合)。いくつかの代表的な実施形態では、MCGは、SCGよりも高い優先を有してよく、もしくは常に有してよい);
(3)データ送信のタイプ(たとえば、データ送信は、制御情報、たとえば、UCI、および/もしくはRRCシグナリングなどを含むことがあり、もしくは含まないことがある)。いくつかの代表的な実施形態では、制御情報を有する送信が、制御情報を有しない送信よりも高い優先度を有してよく、もしくは常に有してよい);
(4)チャネルのタイプ(たとえば、異なるタイプのチャネルおよび/もしくは信号、たとえば、物理制御チャネル上の送信(たとえば、PUCCHなど)、物理データチャネル上の送信(たとえば、PUSCHなど)、および/もしくは信号(たとえば、SRSなど))。いくつかの代表的な実施形態では、制御チャネルおよび/もしくは制御チャネル上の送信は、他よりも高い優先を有してよく、もしくは常に有してよい);ならびに/または
(5)データサービス(たとえば、より高い優先度のデータを含む送信は、電力割当のより高い優先度を有してよく、もしくは常に有してよい)。
保証電力の和は、全体的なWTRUの利用可能な電力以下であると考えられるが、本明細書に説明されている手順および/または動作は、上記に開示された優先付け手順/動作の1つまたは複数を用いて全体的なWTRUの利用可能な電力よりも大きい保証電力でWTRUが構成された場合に同様に適用可能である。
特定の代表的な実施形態では、(たとえば、同じセルに属する、または同じヌメロロジーを有する)第1の基準に基づいて第1のグループに一緒にグループ化された送信が、第2の基準に基づいて、より小さなサブグループ(たとえば、eMBBサービスに関連付けられた送信の第1のサブグループおよびURLLCサービスに関連付けられた送信の第2のサブグループ、または第1の送信持続期間の送信の第1のサブグループおよび第2の送信持続期間の送信の第2のサブグループ)へさらに分割され得る。そして、第1のグループ(より大きなグループまたはスーパーグループ)に割り当てられた最小保証電力が、サブグループのそれぞれに対するより小さな保証最小電力レベルに細分され得る。言い換えれば、送信の特定のグループに対して保証電力レベルの1つのセットまたは範囲(たとえば、PXeNBおよび/またはその範囲)で構成され得るが、特定の実施形態では、そのグループ内のサブグループはそれぞれが、保証電力レベル(たとえば、PXeNB_eMBB、PXeNB_URLLCのセットまたは範囲を割り当てられ得る。
送信は、セル、BWP、または特定のCORESETなどによってグループ化され得る。たとえば、送信のグループに対する最小保証電力レベルのセット(たとえば各セット)は、送信グループ化に関係付けられた1つまたは複数の追加の態様(たとえば、データのQoS、論理チャネル(LCH)、送信プロファイル表示、および/またはデータサービスなど)に対応することができる。たとえば、WTRUは、送信の特定の態様の関数として適用可能な保証電力レベルを決定することができ、決定された保証電力レベルを使用して送信用の電力を割り振ることができる。これは、たとえば、送信がたとえばWTRUの構成のセル毎にグループ化されるとき、および/またはスケジューリングされた送信のそのような1つもしくは複数の追加の態様を決定することができるときに適用可能であり得る。たとえば、そのような場合、WTRUは、保証電力レベルのセット毎に保証電力レベルを調整することができる。WTRUは、保証電力レベルのセット毎の保証電力レベルの動的調整を、そのような動的適応がサポートされているときに行うことができる。これは、適用可能なレベル(たとえば、すべての適用可能なレベル)の和が全体的なWTRUの利用可能な電力を少なくとも時として超え得る場合に特に適用可能であり得る。
いくつかの代表的な実施形態では、複数のタイプのグループに関する保証電力レベルの構成態様が実装され得る。たとえば、WTRUは、送信の複数のグループを有して構成されてよく、ここで、1つまたは複数のグループは、他のグループと異なるタイプ(たとえば、異なるグループタイプ)であってよい。WTRUは、グループタイプが1つまたは複数の他のグループタイプに優先できるように構成され得る。たとえば、WTRUは、異なるタイプの送信の1つまたは複数のグループ(たとえば、セル毎の他のグループ)に加えて、プリアンブル送信についての送信グループを有して構成され得る。そのような場合、WTRUは、SCGのセルのリソース上の(たとえば、送信グループ「A」に関連付けられた)プリアンブルの送信(その送信は、さもなければ送信グループ「SCG」に関連付けられる)を実行し、(たとえばSCGの)他のグループに関連付けられた保証電力レベルの代わりに、プリアンブル送信グループ化(たとえばグループ「A」)の保証電力レベルを適用することができる。送信のタイプに対して特定の処置(たとえば、そのような送信に対してより高い優先度)を適用することが有用であり、および/または望ましいことがあると考えられる。特定の代表的な実施形態では、WTRUは、そのような送信(たとえば、送信グループ「A」に関連付けられたプリアンブル)が、送信がやはり適格であり得る別のグループ(たとえば、SCG、たとえば、プリアンブルがSCGのリソース上で送信される場合)の他の送信よりも高い優先度を有すると決定することができ、たとえば、それにより、さもなければその他のグループに利用可能なものから、プリアンブルに割り振られる電力を差し引くことを可能にすることができる。
6.3 代表的な適応電力制御
以下の適応電力制御は、5Gワイヤレスシステム(たとえばNR)の文脈で、他のシステムに対するその適用可能性の限定なしに説明され得る。次に説明される以下の適応電力制御は、部分的に、個別に、組み合わせて、および/または任意の順序で使用され得る。
いくつかの実施形態において、以下の適応電力制御が実行され得る:
− 送信のグループ毎、たとえば、CGに関連付けられた送信、BWP、MACインスタンス、物理チャネルのタイプ/セット、無線アクセス技術(たとえば、LTEおよび/もしくはNR)、送信プロファイル(たとえば、送信時間(たとえばTTI)持続期間、1つもしくは複数のヌメロロジー、ビームセットなど);
− それぞれのスケジューリングを行う制御チャネルのタイプ毎(たとえばCORESET);
− 送信のタイプ毎(たとえば、初期HARQ送信、HARQ再送信、および/もしくは、HARQプロセスの再送信の最大数に達する前の最後の送信);ならびに/または
− 上記の任意の組み合わせ。
6.3.1 動的予約を有する代表的な適応電力割当
実施形態において、WTRUは、電力制御モードを有して構成され得る。たとえば、モードは、上記のPCM4に対応することができる。
6.3.1.1 保証電力レベルに対する代表的な調整
いくつかの実施形態では、PCM4(または等価な論理)が、全体的なWTRUの利用可能な電力リソースの機会主義的使用を実現することに向けられ得る。PCM4では、WTRUは、以下のうちの少なくとも1つの関数として、1つまたは複数の保証電力レベルを調整することができる:
− (たとえば、ウィンドウを使用する)送信のグループについてのアップリンク送信のレート(および/または電力消費のレート);
− グループについての1つまたは複数の電力スケーリングイベント。特定の実施形態では、WTRUがグループについて最大の構成された保証電力を使用する(たとえば、不十分な電力レベル設定に反応する)ように構成されていない間(たとえば、その間のみ)に、電力スケーリングを行うことができる;
− ダウンリンク制御チャネルで受信された明示的な制御シグナリング(たとえばDCI)。特定の実施形態では、シグナリングは、特定の制御チャネル(たとえばCORESET)上で、および/または送信の特定のグループに対して適用可能であり得る。たとえば、シグナリングは、以下のうちの少なくとも1つを(たとえば、構成のおよび/または値のインデックスによって)示すことができる:
a)保証レベルのステップ単位の増大または低減;
b)たとえば絶対値(のインデックス)または表示を使用する、たとえば後述されるようなPGUARhigh_XeNBを使用する、上限値への移動の表示;
c)たとえば絶対値(のインデックス)または表示を使用する、たとえば後述されるようなPGUARlow_XeNBを使用する、下限値への移動の表示;
d)たとえば下記のパラメータに従い、たとえば構成のインデックスを使用する、電力制御モードの特定の構成の表示;
e) 予約としてのグラント情報。特定の実施形態では、WTRUは、1つまたは複数の送信の電力レベルを決定するために充分なスケジューリング情報を受信することがあるが、送信を実行するように要求されないことがある。次いで、WTRUは、送信ベースの予約を実行するために電力割当の決定においてそのようなグラント情報を使用することができる。他の実施形態では、予約は、1つまたは複数のトランスミッター会の間に続いてよく、これは、WTRUの構成プロセスであり、および/または受信されたシグナリングで示され得る。予約は、特定の送信のグループ用であってよい。たとえば、予約は、WTRUが送信のグループに対するグラントを受信したとき、予約が期限切れになることがある。グラント予約は、たとえば、有用および/または必要な場合に、可能な送信に対応する出力がグループに利用可能であり得ることを確実にするために有用であり得る。
実施形態において、グラント予約は、WTRUが送信を実行するようにスケジューリングされているかのように、1つまたは複数の保証電力レベルを調整する際に考慮され得る。グラント予約は、たとえば、WTRUの電力制御実装における調整をより正確に制御するためにネットワークに有用であり得る。
f)優先度調整。特定の実施形態では、WTRUは、たとえばグラント情報と共に、優先度情報を受信することができる。WTRUは、この表示を使用して、送信のグループの優先度を更新することができる。
− ビーム管理またはビームに関係付けられたイベント
特定の実施形態では、WTRUは、以下のうちの少なくとも1つの関数として、(たとえば、ゼロを含む任意のレベルに対して保証電力レベルを設定することによって、)1つまたは複数の保証電力レベルを決定するように構成され得る:
(a)WTRUは、(たとえば、CG、送信プロファイル、送信のタイプなど毎に)送信のグループについての1つまたは複数のアップリンクビームおよび/またはBPLのセットにおいていかなるアップリンクビームについての有効なダウンリンク(DL)タイミング基準を有しないことを決定することができる。実施形態において、基準として使用されるDLビームは、グループについての1つまたは複数のアップリンクビームおよび/またはBPLのセットの一部であり得る;
(b)WTRUは、送信のグループについての1つまたは複数のアップリンクビームおよび/またはBPLのセットにおいていかなるアップリンクビームについての有効なダウンリンク経路損失基準を有しないことを決定することができる。いくつかの実施形態では、基準として使用されるDLビームは、グループについての1つまたは複数のアップリンクビームおよび/またはBPLのセットの一部であり得る;
(c)WTRUは、送信のグループについて1つまたは複数のアップリンクビームおよび/またはBPLのセットの(たとえば、測定によって示される)不十分なビームリンク品質を決定することができる。いくつかの実施形態では、WTRUは、レイヤ3測定値(たとえば、セットにおけるN個の最良ビームの平均測定値)が閾値未満であることを決定することができる。閾値は、シグナリングによって構成され得る。他の実施形態では、WTRUは、閾値未満であるレイヤ1測定値を決定することができる。閾値は、シグナリングによって構成され得る。レイヤ1測定値は、たとえば、ビーム(もしくは、CSI−RSリソースを使用して複数のビームに対して単一の測定が実行される場合は、そのセット)に対する適用可能なCSI−RS、またはセル固有SSを使用して、実行または取得され得る。いくつかの実施形態では、レイヤ1測定値は、たとえば、セット/BPLのすべてのビームについての適用可能なCSI−RSを使用して、実行または取得され得る。適用可能なCSI−RSは、(たとえば、経路損失推定、タイミングアライメントトラッキング、RSRP測定に関する)周期的リソース上、(たとえば、場合によってはRSRP測定の改善のための)準静的に構成されたリソース上、および/または(たとえば、場合によってはRSRP測定をさらに改善するための)非周期的なスケジューリングされたリソース上で、CSI−RSを含むことができる;
(d)WTRUは、アップリンクビームの一部または全体が、たとえば障害状態において、送信のグループについての1つまたは複数のアップリンクビームおよび/またはBPLのセットに利用不可能であることを決定することができる;
(e)WTRUは、送信のグループについての1つまたは複数のアップリンクビームおよび/またはBPLのセットに関してビーム回復が進行中であることを決定することができる;ならびに、
(f)WTRUは、送信のグループについての1つまたは複数のアップリンクビームおよび/またはBPLのセットに関してビーム変更(たとえば切り替え)および/または修正(たとえば再構成)が進行中であることを、たとえば、そうしたことが送信にそれらのビームを利用できなくする場合に、決定することができる。
いくつかの実施形態では、WTRUが、ビーム管理またはビームに関係付けられたイベント(a)〜(f)において説明された上記の条件のいずれか(またはすべて)がもはや当てはまらないと決定したとき、WTRUは、1つまたは複数の保証電力レベルを調整する(たとえば、零でない、既定値、または初期値に設定する)と決定することができる。いくつかの実施形態では、WTRUは、グループについての1つまたは複数のアップリンクビームおよび/またはBPLのセットに関して、ビーム回復が成功裏に実行されまたは完了されたことを決定することができ、対応する保証電力レベルを、そのグループの初期(場合によっては構成された)値に調整することができる。
6.3.1.2 動的電力制御調整に適用可能な代表的なパラメータ
いくつかの実施形態では、WTRUは、アップリンク送信に対する電力のWTRUの割り振りを制御する1つまたは複数のパラメータで構成され得る。たとえば、パラメータは、以下の少なくとも1つを含むことができる。
− 最小保証電力(たとえばPGUARlow_XeNB):
この値は、送信のグループに対して構成され得る。いくつかの実施形態では、グループは、MCG、SCG、または送信の任意の他のグループに対応することができる。この値は、たとえばPCM4を使用するときに、グループに可能にされ得る総利用可能WTRU送信電力(たとえばPCMAX)のうちの最小の可能な割り当てまたは割合に対応することができる。
保証電力値の0が、低い優先度の送信のグループに対して構成され得る。たとえば、これは、二次グループたとえばSCGに関連付けられたグループの場合であり得る。たとえば、これは、制御シグナリングを含まなくてよいグループの場合、たとえばデータ無線ベアラ(DRB)の場合であり得る。たとえば、これは、特定のサービスおよび/または送信プロファイルからのデータを含まなくてよいグループの場合、たとえば、eMBBの場合、および/またはベストエフォートタイプの送信により向いた特定のQoSスケジューリング戦略の場合であり得る。
いくつかの実施形態では、WTRUは、送信のグループについての一定期間の(たとえば、スケジューリングおよび/または送信の)非アクティビティの後に、保証電力が最小値(たとえば0)に設定され得ることを決定することができる。例示的な実施形態では、WTRUは、グループの送信を実行するために構成されると、非アクティブ期間に続く第1の送信で不十分な(場合によっては0の)送信電力をもたらす可能性があり、その場合、電力制御機能は、以下に説明するように、保証電力のレベルが十分なレベル、たとえば最大保証電力による上限まで迅速に増大できることを確実にするように構成され得る。
− 最大保証電力(たとえばPGUARhigh_XeNB):
この値は、送信のグループに対して構成され得る。いくつかの実施形態では、グループは、MCG、SCG、または送信の任意の他のグループに対応することができる。この値は、たとえばPCM4を使用するときに、グループに可能にされ得る総利用可能WTRU送信電力(たとえばPCMAX)のうちの最大の可能な割り当てまたは割合に対応することができる。100%(または無限大)の値が、高い優先度の送信のグループに対して構成され得る。たとえば、これは、一次グループたとえばMCGに関連付けられたグループの場合であり得る。たとえば、これは、たとえばSRBのための制御シグナリングを含むことができるグループの場合であり得る。たとえば、これは、特定のサービスおよび/または送信プロファイルからのデータを含まなくてよいグループの場合、たとえば、URLLCの場合および/またはQoSスケジューリング戦略の場合であり得る。
特定の実施形態では、WTRUは、送信のグループについてのたとえば特定の強度を有する一定期間の(たとえば、スケジューリングおよび/または送信)のアクティビティの後に、保証電力が最大値(たとえば100%)に向かって徐々に増大され得ることを決定することができる。いくつかの実施形態では、WTRUの構成の他のグループに関連付けられたレベルが十分に低減されて、たとえば、グループが送信において主にアクティブであるとき、この増大を可能にすることができる。別の実施形態では、WTRUが、1つまたは複数の他のグループについての保証レベルを増大すると決定したとき(たとえば、スケジューリングが他のグループについて再開し得るとき)、WTRUは、それに応じて保証レベルを低減することができる。
6.3.1.3 動的電力レベル調整のためのWTRU論理の代表的な概観
いくつかの実施形態では、WTRUは、保証電力レベルの調整を実行することができる。特定の実施形態では、調整は、送信の特定のグループに関連付けられた電力制御パラメータに固有であり得る。たとえば、送信のグループ内で、場合によっては重なる送信の間の電力のさらなる割り振りが、PCM1(たとえば、スケジューリング情報および/もしくは重なる送信の開始に関して動作が比較的同期する、MCGにおけるキャリアアグリゲーション)、ならびに/またはPCM2/PCM3(たとえば、LTEとNRの間のデュアル接続性、NRとNR、もしくは異なる持続期間のTTIを有するキャリアアグリゲーションなどの他のケース)の動作に従って実行され得る。
別の実施形態では、調整のレートは、ウィンドウサイズ(たとえば、イベントのサンプリング周期)、パケット間/バースト、最大許容遅延、および/または制御シグナリング、たとえば、明示的調整の関数であり得る。最大許容遅延に関して、レートは、グループの送信を扱うHARQプロセスに関連付けられた送信のRTTの関数であり得る。このようにして、WTRUは、HARQプロセスのHARQ送信の最大数に到達する前に、送信に必要な伝送電力を割り当てるための手段を有することができる。
たとえば、WTRUは、送信のグループに関連付けられたHARQプロセスのHARQフィードバックをそれが受信したときに、調整を実行することを決定することができる。たとえば、UEは、NACKの受信があると電力レベルを増大し、またはACKの受信があると電力レベルを低減することができる。
そのような許容可能な最大遅延は、所与のHARQプロセスの第1の送信のときに開始され得るタイマーによって確立されてよく、それにより、WTRUは、それが期限切れになり、HARQプロセスが完了していない(たとえば、WTRUはHARQプロセスの送信に対するACKを受信しなかった)ときに、関連付けられたグループの電力レベルを増大することができる。
6.3.1.4 保証電力レベルを調整するために考慮される代表的なイベント
いくつかの実施形態では、WTRUは、調整を行うかどうか、およびどんな調整を行うかを決定する際に、以下のイベントのうちの少なくとも1つを考慮することができる:
− アップリンクスケジューリング情報の受信;
いくつかの実施形態では、WTRUは、送信のグループのアップリンク送信についてのリソース割り振り情報を示すDCIを受け取ることができる。WTRUは、送信のグループに対する現在の電力レベルの増大を決定する際に、これらのイベントを考慮することができる。特定の実施形態では、WTRUは、送信のグループに対する現在の保証電力レベルが最大閾値たとえばPGUARhigh_XeNBを下回るとき、イベントを考慮することができる。
− アップリンク送信に対する電力の割り振り;
いくつかの実施形態では、WTRUは、送信のグループの1つまたは複数の送信にアップリンク送信電力を割り振ることができる。これは、たとえば、PRACHリソースで送信されたプリアンブルについて、グラントレス送信について、および/または半永続的もしくは構成されたグラントについて、ダウンリンクスケジューリング情報が受信されているかどうかと関係なくてよい。特定の実施形態では、WTRUは、送信のグループに対する現在のレベルの増大を決定する際に、そのようなイベントを考慮することができる。別の実施形態では、WTRUは、送信のグループに対する現在の保証電力レベルが最大閾値たとえばPGUARhigh_XeNBを下回る場合のみに考慮することができる。
− 別の送信のグループの調整(増大/低減);
いくつかの実施形態では、WTRUは、送信のグループに対する保証電力レベルが変更され得ることを決定することができる。特定の実施形態では、より高い優先度を有する送信の第1のグループに関連してイベントが発生し、その送信のグループに対する(たとえばURLLC送信の)電力レベルの増大をもたらし、(増大イベントのための)利用可能な残りの電力がない場合、WTRUは、現在第2のグループに対する最小レベルでない送信のより低い優先度の第2のグループの電力レベルを低減することができる。
いくつかの実施形態では、WTRUは、送信のグループの保証電力レベルを低減すると決定することができる(低減イベント)。そのような場合、解放された電力の量は、送信の別のグループに再割り当てされ得る。
− 残りの電力の量に対する(複数の)調整;
いくつかの実施形態では、WTRUは、送信のグループの保証電力レベルを低減すると決定することができる。この場合、残りの電力の量はそれに応じて増大することができる。そのような残りの電力の零でない量は、現在の保証レベルがグループに対する最大可能保証レベル、たとえばPGUARhighを現在下回る送信の他のグループに利用可能にされ得る(増大イベント)。残りの電力は、そのようなグループの保証レベルに、たとえば異なる他のグループの(たとえば構成された)優先順序に従って割り振られ得る。一実施形態では、特定のイベントが送信の特定のグループに対し発生したとWTRUが決定した場合にのみ、WTRUは、残りの電力の一部または全部を送信のその特定のグループに分配することができる。たとえば、そのようなイベントは、グループに対する保証電力レベルの増大をトリガーする任意のイベントを含み得る。そのようなイベントは、グループの電力レベル管理に関連付けられ得る。たとえば、そのような電力レベル管理は、ウィンドウベースの動作を使用することができ、それにより、WTRUがグループの電力レベルをまだ増加させていない所与の時間の期間中に、少なくとも1つの増大イベントが発生している。
− 変更を示す受信されたシグナリング;
いくつかの実施形態では、WTRUは、送信の1つまたは複数のグループの1つまたは複数の保証レベルを修正する電力制御表示を受信することができる。これは、たとえば不十分な量の残りの電力がある場合、グループ間のそれぞれの優先度に基づいて適用され得る。これは、変更を示す受信されたシグナリングに従って、送信のグループに関する増大イベントまたは低減イベントに対応することができる。
− 特定の条件に基づく送信のグループに適用される電力スケーリング;
いくつかの実施形態では、条件は、WTRUがすべての利用可能な電力を使用していないこと、たとえば、保証電力レベルが送信の他のグループに必要なものより高く、または送信において他のグループが非アクティブであり得ることを含むことができる。他のグループは、たとえば、電力スケーリングが発生した送信のグループよりも高くない(または低い)優先度のグループを含み得る。別の実施形態では、条件は、WTRUが、1つまたは複数のグループの最小レベルを上回る保証レベルで電力スケーリングが行われた送信のグループの優先度よりも高くない(または低い)優先度の少なくとも1つの他のグループを有することを含むことができる。WTRUは、送信のグループに対する現在のレベルの増大を決定する際に、イベントを考慮することができる。
− 送信でアクティブなすべての送信グループの電力スケーリング;
いくつかの実施形態では、WTRUは、たとえばすべての利用可能な電力を共有することが理想的であっても、それが電力制限されていると決定することがある。次いで、WTRUは、送信の異なるグループを最小レベル(たとえば、さらに低いレベル、たとえばゼロ)に後退させるように決定することができる。特定の実施形態では、調整は、最も低い優先度を有する送信のグループから開始し、昇順の優先度で実行され得る。他の実施形態では、すべての利用可能な電力は、送信の特定の(たとえば構成された)グループ、たとえば、送信の一次グループ(たとえば、MCGおよび/またはMCGのPCell)に利用可能にされ得る。
− 無線リンク障害/無線リンクモニタ(RLF/RLM)に関係付けられたイベント;
いくつかの実施形態では、WTRUは、送信の特定のグループの物理リソースおよび/またはチャネルの品質が特定の閾値を下回り得ることを決定することができる。たとえば、単一接続性の原理を使用して制御プレーンの再確立をもたらし得る制御プレーンシグナリング(たとえば、例としてMeNBに関する、シグナリング無線ベアラ(SRB)0、SRB1、および/またはSRB2のみ)を搬送できる送信のグループについてのRLFイベントがある。このイベントは、送信の他のグループについて発生することがある。この場合、WTRUは、グループの保証電力レベルが(たとえば0まで)低減され得るように、保証レベルの調整を実行することができる。差は、たとえば、より高い優先度を有する送信のグループを優先してスキューするように、送信の別のグループに再割り当てされ得る。
− ビーム遮断および/またはビーム管理動作;
いくつかの実施形態では、WTRUは、ビームフォーミング問題(たとえば、遮断、同期の喪失など)により、送信の特定のグループの物理リソースおよび/またはチャネルの品質が特定の閾値を下回り得ることを決定することができる。この場合、WTRUは、送信のグループに関するRLF/RLMイベントについて説明されたのと同様のアクションを実行することができる。
− 他の障害;
いくつかの実施形態では、WTRUは、送信の特定のグループに関連付けられた物理リソース、チャネル、手順、または同様の問題に関係してエラーケースが発生したことを決定することができる。たとえば、これは、グループのランダムアクセス手順を成功裏に完了しないことを含み得る。たとえば、これは、スケジューリング要求手順を成功裏に完了しないことを含み得る。たとえば、これは、アップリンクタイミングアライメントの喪失、たとえば、送信のグループに関連付けられたタイミングアライメントタイマーの期限切れを含み得る。たとえば、これは、送信のグループのタイミング基準の喪失(または追跡/検出の失敗)を含み得る。たとえば、これは、送信のグループの経路損失基準の喪失(または追跡/検出の失敗)を含み得る。たとえば、これは、たとえば送信のグループのビーム管理を目的とする基準信号の喪失(または追跡/検出の失敗)を含み得る。そのような場合、WTRUは、送信のグループに関するRLF/RLMイベントについて説明されたのと同様のアクションを実行することができる。
− 累積された消費電力;
いくつかの実施形態では、WTRUは、電力の特定の閾値量が送信の特定のグループに消費されたことを決定することができる。特定の実施形態では、そのような(たとえば構成された)閾値に到達すると、WTRUは、それが、送信のグループに対する現在の保証電力レベルを(たとえば一定期間に)低減し得ると決定することができる。
− 累積された優先された電力;
いくつかの実施形態では、WTRUは、特定の量の時間中に特定の量の電力が消費されていないことを決定することができる。これは、優先された量およびバケット持続期間の累積のための優先された電力レートの構成に基づくことができる。いくつかの実施形態では、WTRUは、優先された電力の量が特定の量に(たとえば一定期間に)達すると、送信のグループに対する保証電力のレベルを増大し得ると決定することができる。
いくつかの実施形態では、これは、累積された送信電力に関するイベントと組み合わされて適用可能であってよく、たとえば、保証電力レベルの増大は、優先された電力レート、たとえば、その累積された電力レベル量までに従ってよく(たとえば、貸方ベースのメカニズム)、保証電力レベルの低減は、所与の期間において累積された消費電力に従ってよい(たとえば、借方ベースのメカニズム)。たとえば、これは、「バケツ」が時間経過と共に特定のレートを使用して満たされ、送信のグループに電力が使用されると空になるメカニズムであり得る。別の実施形態では、そのようなイベントは、送信のグループ毎に定義され得る。
6.3.1.5 保証電力レベルの代表的なメンテナンス
6.3.1.5.1 代表的な期間ベースの更新
いくつかの実施形態では、WTRUは、時間の期間毎に1つの調整を実行することができる。時間の期間は、WTRUの構成に含まれ得る。時間の期間は、送信の各グループについて構成され得る。WTRUは、送信のグループ毎に1つのそのような調整を実行することができる。時間の期間(または以下でさらに説明されるウィンドウ)は、送信のグループについての調整の待ち時間、たとえば送信のグループについてのアルゴリズムの応答性に影響し得る。たとえば、レート調整を制御するアルゴリズムは、WTRUがそのウィンドウ内の任意の数のイベントを単一の調整を実行する表示とみなす短いウィンドウでより応答性があり得る。逆に、長いウィンドウは、より応答性のない調整レートをもたらすことになる。他の実施形態では、時間の期間は、送信のグループの最小TTI持続期間の整数倍でカウントされ得る。他の実施形態では、時間の期間は、既定の時間ユニット、たとえば、サブフレーム持続期間(たとえば1ms)に対応することができる。
6.3.1.5.2 代表的なウィンドウベースの動作
いくつかの実施形態では、WTRUは、ウィンドウベースの動作を使用して調整を実行することができる。特定の実施形態では、WTRUは、所与のタイプのイベント(たとえば、増大または低減)に対して時間ウィンドウ毎にせいぜい1つの調整を実行することができる。WTRUは、いくつかのイベント、たとえば、故障事例および/または障害関係イベントに関係付けられたイベントについて、直ちに調整を実行することができる。
6.3.1.5.3 ファクタによる代表的な加法的増大
いくつかの実施形態では、WTRUは、固定された、場合によっては構成された量を追加することによって、保証電力レベルの増加としてウィンドウ毎に1つの調整を実行することができる。たとえば、値は、PCMAXの1/10に等しくてよい。増大の後の更新された保証電力レベルは、上述されたように値(たとえばPGUARhigh_XeNB)によって上限が設けられてよい。
6.3.1.5.4 ファクタの倍数による代表的な乗法的増大
いくつかの実施形態では、WTRUは、固定されたたとえば構成された量の整数倍を加えることによって、保証電力レベルを増大するように調整することができる。たとえば、WTRUは、その現在の保証電力レベルを二倍にすることができる。別の例では、調整は、(たとえば、電力が送信のグループに実際に割り当てられる必要があるときのみに)時間的に離散した瞬間に実行されることができ、イベントが発生したとWTRUが決定するたびに実行される必要がない。実際、これは、本明細書で節6.3.1.5に論じられている調整方式のいずれかで適用されてよい。この増大は、値(たとえばPGUARhigh_XeNB)によって上限が設けられてよい。増大後の更新された保証電力レベルは、上述されたように値(たとえばPGUARhigh_XeNB)によって上限が設けられてよい。
他の実施形態では、WTRUは、現在の保証電力レベルを二倍にすることによって保証電力レベルを増大するように調整することができる。特定の実施形態では、保証電力レベルを二倍にすることは、特定のイベント(たとえば初期送信)があったときに実行されてよく、たとえば、所与のウィンドウおよび/もしくは期間に、非アクティビティの一定期間に続いて、送信のグループの現在のレベルがPGUARlow_XeNBに等しくあり得るとき、ならびに/または送信のグループの現在のレベルがゼロであるときに実行されてよい。増大の後の更新された保証電力レベルは、上述されたように値(たとえばPGUARhigh_XeNB)によって上限が設けられてよい。
6.3.1.5.5 シーケンスを移動する代表的な順次増大
いくつかの実施形態では、WTRUは、リストの値、たとえば20、30、40、50を順次進むことによって調整することができ、たとえば、PGUARlow_XeNB=20、およびPGUARhigh_XeNB=50である。
6.3.1.5.6 ファクタによる代表的な減法的低減
いくつかの実施形態では、WTRUは、固定された、たとえば構成された量を引くことによって保証電力レベルを低減するように調整することができる。たとえば、値は、PCMAXの1/10に等しくてよい。低減後の更新された保証電力レベルは、上述されたように値(たとえばPGUARlow_XeNB)によって下限が設けられてよい。
6.3.1.5.7 ファクタの倍数による代表的な乗法的低減
いくつかの実施形態では、WTRUは、固定されたたとえば構成された量の整数倍を引くことによって、保証電力レベルを低減するように調整することができる。別の例では、調整は、(たとえば、電力が送信のグループに実際に割り当てられる必要があるときのみに)時間的に離散した瞬間に実行されることができ、イベントが発生したとWTRUが決定するたびに実行される必要がない。低減は、値、たとえばPGUARlow_XeNBによって下限が設けられてよい。低減後の更新された保証電力レベルは、上述されたように値(たとえばPGUARlow_XeNB)によって下限が設けられてよい。
6.3.1.5.8 シーケンスを移動する代表的な順次低減
いくつかの実施形態では、WTRUは、リストの値、たとえば20、30、40、50を順次後方に進むことによって調整を実行することができ、たとえば、PGUARlow_XeNB=20、およびPGUARhigh_XeNB=50である。
6.3.1.5.9 電力レベルの代表的な増大/低減
いくつかの実施形態では、保証電力レベルの増大および低減は、送信のグループに対して特有であり得る。これは、送信のグループ毎の調整のレート、たとえば、送信のグループに対するアルゴリズムの反応性を制御するために有用であり得る。
6.3.1.6 保証電力レベルを調整するための代表的な追加条件
調整が実行され得るとWTRUが決定する任意のイベントについて、以下のうちの少なくとも1つを含む追加条件が考慮され得る:
− 残りの電力のレベル、たとえば、残りの電力の量が零でないかどうか。いくつかの実施形態では、WTRUは、存在する場合に送信の他のグループに対する保証電力レベルの低減をもたらし得る任意のイベントの処理の後に決定を実行することができる;および/または
− 送信の異なるグループの間の相対的優先度、たとえば、現在のグループが、存在する場合に調整も適用可能であり得る他のグループよりも高い優先度を有しているかどうか。
6.3.1.6.1 代表的な構成されたアップリンクグラント
構成されたグラント(すなわち、構成されたグラントによってスケジューリングされた送信)は、特別なグループの一部であってよく、またはグループ内で特別な処理を受け取ってよい。具体的には、構成されたグラントは、それらが受ける可能性のある調整に制限を有する場合があり、たとえば、それらから受け取り、および/またはそれらの保証電力レベルを低下させることができないことがある。また、それらは、他の送信とは異なる特定の移動する範囲を有することがある。いくつかの実施形態では、それらは、任意の他のグラントのように扱われることがある。他の実施形態では、それらは完全に除外されることもあり、すなわち、適応が全くサポートされない(電力レベルまたは範囲が常に一定のままである)。いくつかの実施形態では、構成されたグラントを使用してスケジューリングされた送信の優先度が、他の送信の優先度とは異なってよく、たとえば、それらは、残りの電力を割り当てるときに、他の送信よりも高い優先度を有してよい。
いくつかの実施形態では、WTRUは、構成されたアップリンクグラントに使用されおよび/または必要であり得る電力レベルが送信のグループのために予約されているとみなされ得ることを考慮することができる。他の実施形態では、WTRUは、グラントを考慮し、構成されたグラントが属するグループの保証電力レベルとは独立して送信に電力を割り振ることができる。この結果として、(たとえば、グループに対するPGUARhigh_XeNBを超えない)範囲内で、構成された送信の期間(たとえば、TTI、ミニスロット、スロット、および/またはサブフレーム)において電力が割り振られ得る。期間は、構成されたアップリンクグラントの送信時間の前および後に、送信が他のトランスミッター会(たとえばTTI)と重なる任意の期間をさらに含み得る。実施形態において、構成されたアップリンク送信はさらに、たとえば、潜在的なHARQ再送信に対するある電力レベルの増加(該当する場合)を可能にするために、動的スケジューリングと同様のイベントとみなされ得る。別の実施形態では、構成されたアップリンク送信は、保証電力調整のために、考慮されるイベントから除外され得る。
6.3.1.6.2 代表的なグラントレス送信
いくつかの実施形態では、WTRUは、グラントレス送信、たとえば、WTRUが送信のタイミングを自律的に決定する送信を実行することができる。この場合、WTRUは、構成されたグラントの挙動と同様の挙動を実行することができる。
6.3.1.6.3 代表的なチャネル固有(たとえばPRACH)
いくつかの実施形態では、WTRUは、リソースの特定の物理チャネルセット上で、および/または特定の手順に関して送信を実行することができる。たとえば、WTRUは、PRACH上でプリアンブルの送信を実行することができる。送信は、高い優先度を与えられ得る。他の実施形態では、WTRUは、保証レベルとは独立して、可能な限り多くおよび/または必要とされる送信電力を割り当てることができる。いくつかの実施形態では、PRACH上の送信がイベントとみなされ得る。PRACH上の送信は、送信のグループに対して実行され得る。他の実施形態では、PRACH上の送信は、アップリンク送信リソースを取得する目的でプリアンブルが送信するときに実行されてよく、それは、たとえば、DCIの受信(たとえば、ダウンリンクデータ到着に関する物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)命令)によって、または、たとえばシステム情報を要求するためではない、スケジューリング要求(たとえばRA−SR)によってトリガーされる。いくつかの実施形態では、優先度は、送信のグループ毎および/またはPRACHリソースのセット毎(該当する場合)であってよい。
他の実施形態では、WTRUは、上述されたのと同様の手順/動作を使用して、送信のグループに関連付けられた優先度を自律的に調整することができる。優先度は、値の範囲内で調整されてよく、たとえば、この範囲は送信のグループに固有であってよい。たとえば、これは、たとえば同期な展開(synchronous deployment)において、PCM4がPCM1原理/動作の拡張として設定/定義されている場合に有用であり得る。
6.3.2 スケジューリング/送信アクティビティによる代表的な適応電力割当
いくつかの実施形態では、WTRUは、電力制御モードを有して構成され得る。たとえば、モードは、上述されたPCM4の変形に対応することができる。この変形は、非アクティビティタイマー(inactivity timer)に基づくことができる。
特定の実施形態では、WTRUは、それが第1の送信が実行され得ると決定したときに非アクティビティタイマーを開始することができる。非アクティビティタイマーはWTRU上で構成され得る。非アクティビティタイマーは送信のグループ毎に構成され得る。非アクティビティタイマーは、WTRUがDCIを受信した時間から、または対応する送信の時間に開始され得る。別の実施形態では、非アクティビティタイマーは、実行されていない場合、送信のグループの第1の送信に対して開始され得る。他方で、既に実行されている場合、WTRUは、送信のグループの第1の送信のために非アクティビティタイマーを再開することができる。
いくつかの実施形態では、WTRUは、タイマーが実行されている間に第1の特定の保証電力レベルを使用すると決定することができる。たとえば、これは、PGUARhigh_XeNBなどに対応することができる。他の実施形態では、WTRUは、第2の特定の保証電力レベルを使用して保証電力レベルを決定することができる。たとえば、これは、PGUARlow_XeNBなどに対応することができる。
他の実施形態では、WTRUは、保証電力レベルの増大をもたらすイベントなど、本明細書で説明されているのと同様のイベントを使用して、非アクティビティタイマーをいつ開始または再開するかを決定することができる。たとえば、WTRUは、保証電力レベルの低減をもたらし得るイベントに関して非アクティビティタイマーを停止することができる。
6.3.3 時間依存による代表的な電力割当
6.3.3.1 代表的なPCM2:「最初(First in time)」が「最初にDCT(first to DCI)」になる
いくつかの実施形態では、WTRUは、PCM2と同様の電力制御モードを有して構成されてよく、たとえば、残りの電力は、ダウンリンク制御情報(DCI)の受信の時間の関数として送信のグループに割り当てられてよく、残りの電力は、最初に送信を開始し割り振りを提供する時間ベースの動作の代わりに、(たとえば、最初に成功裏に復号されたDCIの開始シンボルに基づいて、)スケジューリングされた送信のグループに最初に利用可能にされる。
6.3.3.2 以前の送信への代表的なリンク
いくつかの実施形態では、WTRUは、以下のいずれかの関数として電力共有/電力予約の自律的決定を実行することができる:
− HARQプロセスのための初期送信の電力割当とその再送信との間の関係(たとえば、少なくとも同じ保証レベルまたは優先度が、初期送信に使用されたように再送信に使用され得る)。実施形態において、これは、スケジューリング情報から決定された新しいデータ表示(New Data Indication:NDI)に基づくことができる。
− 以前の送信との関係。いくつかの実施形態では、図8に示されるように、LTEおよびNRインターワーキング(MeNBとして機能するLTE eNBとのデュアル接続性)において、NRスロットは、NRについて2スロットのDCIからグラントの遅延を伴って0.5ms持続するとみなされ得る。それがモデムのLTE部分への変更を最小限にしようとすると、LTEについてルックアヘッドが許容されないことがある。図8は、(たとえば、LTEおよびNRに基づく)デュアル接続性での代表的な送信を示すタイミング図である。図8は、時間依存の実施形態による電力割当、たとえば、NRにおける(たとえば、NRスロットk−8での)アップリンクグラント801の受信とその対応する送信803との間のタイミング関係を示している。LTE805(たとえばLTEサブフレームi−4)におけるアップリンクグラントの受信とLTEサブフレームiにおける対応する送信807との間のタイミング関係も示されている。図8は、2つの重なる送信を、1つはNRスロットkにおいて、1つはLTEサブフレームiにおいて示す。LTEサブフレームiの電力を決定するために、WTRUは、NRスロットk−7までのNRグラントの知識を使用することができる。スロットkにおけるNRの実際の電力要件は、NRスロットk−2の後に認識され得る。この場合、以下のオプションがあり得る:
− オプション1は、LTEサブフレームiに対応する時間期間中にLTEがすべての「残りの電力」を使用するのを可能にすることである。これは実質的に、LTEが常にNRよりも高い優先度を有することを意味し得る。いくつかの実施形態では、これは、LTEマスタを有するEN−DCシナリオ(すなわち、異なる無線アクセス技術のeNBとのデュアル接続性、この場合、LTEがMeNBであり、NRがSeNBである)において有効であり得る。NRがURLLCに使用される場合、大きな保証電力が構成される必要があり得る。
− オプション2は、不公平を減じるために、NRスロットkにおけるNRの電力要件が、NRスロットk−6(またはk−5)におけるのと同じであると仮定することである。スロットk−5とスロットkの間のNR電力要件が低減した場合、電力が「浪費される」可能性がある。
いくつかの実施形態では、サブフレームiにおけるLTEの電力割当は、NRスロットkにおける実際の送信を考慮に入れてもよい。実施形態において、いくつかのLTE送信をスケールダウンするかどうかの決定が、NRと同時に行われ得る。これは実現可能であり得るが、異なるタイムラインの混合を避けることが望ましいことがある。
6.3.3.3 代表的な電力割当および送信フォーマット
代表的な実施形態では、UEは、送信フォーマットに基づいて送信を優先順位付けすることができる。たとえば、UEは、たとえば第1のPUCCHおよび第2のPUCCHに送信電力を割り振りとき、第2のPUCCHフォーマットよりも高い優先度として第1のPUCCHフォーマットを優先順位付けすることができる。別の代表的な実施形態では、WTRUは、送信のタイプおよびそれぞれの送信フォーマットに基づいて、送信を優先順位付けすることができる。たとえば、UEは、たとえば第1のPUCCHフォーマットを使用するPUCCHタイプのアップリンク制御チャネルを、たとえばアップリンク制御情報を有しないPUSCHタイプのアップリンクデータチャネルよりも高い優先度として優先順位付けすることができる。他方で、UEは、たとえばアップリンク制御情報を有するPUSCHタイプのアップリンクデータチャネルの第1の送信を、たとえば第2のPUCCHフォーマットを使用するPUCCHタイプのアップリンク制御チャネルの第2の送信タイプよりも高い優先度として優先順位付けすることができる。
いくつかの代表的な実施形態では、WTRUは、電力割当の関数として、所与のタイプの送信(たとえばPUCCH送信)の送信フォーマットを選択することができる。これは、PUCCHにおけるビット数が、PUCCH送信の必要とされる伝送電力の決定におけるファクタであるからである。したがって、PUCCHに必要とされる電力の量を低減するために、WTRUは、より少ないビットでPUCCHフォーマットを選ぶことができる。コードブロックグループ(CBG)ベースのフィードバックは、より多くのビットを必要とし、したがって、より多くの電力を必要とするため、関連する送信のグループに利用可能な電力が十分なときに選択されてもよい。たとえば、WTRUは、コードブロックグループ毎のHARQフィードバック(たとえば、CBGベースのフィードバック)を報告するために十分なビット数などの特定数のアップリンク制御情報ビットを有するPUCCHフォーマットを選択することができる。別の例として、WTRUは、送信に対する電力の割り振りに対するフォーマットの影響の関数としてPUCCHフォーマットを選択することができる。そのような場合、WTRUは、CBGベースのHARQフィードバックをサポートするフォーマットなどの、必要な数のアップリンク制御情報(UCI)ビットを有するPUCCHフォーマットを選択することができる。たとえば、WTRUは、それが、そのような送信に対する電力の割り振りがフィードバック自体の送信および/または別の送信のための送信電力のスケーリングをもたらさないと決定する場合、必要な数のUCIビットを有するフォーマットを選択することができる。そうでない場合、WTRUは、(たとえば、CBGベースのフィードバックよりも少数のビットを有する)トランスポートブロック(TB)毎のHARQフィードバックをサポートするフォーマットなどの、より少ないUCIビットをサポートするPUCCHフォーマットを選択することができる。
6.4 保証レベルの調整に関する上記原理の代表的な例示的結果
いくつかの実施形態では、WTRUは、送信のグループが時間の特定の期間にわたってグループの保証電力未満を使用していると決定し、保証レベルを、たとえば(WTRU用の構成であり得る)特定の最小レベルまで、徐々に低減することができる。
同様に、WTRUは、送信のグループが時間の特定の期間にわたってグループの保証電力よりも多くを(たとえば、残りの電力の割り当てから)使用していると決定し、保証レベルを、たとえば場合によっては(WTRU用の構成態様であり得る)特定の最大レベルまで、徐々に増大することができる。
いくつかの実施形態では、WTRUは、送信の少なくとも1つのグループについて少なくとも1つのスケーリングイベントが発生した場合、これらの決定を実行することができる。時間の同じ期間中に送信のすべてのグループにスケーリングが適用されない可能性がある(すなわち、一部のグループはこの時点でスケーリングされず、他のグループはスケーリングされることがある)。他の実施形態では、WTRUは、電力レベルをさらに調整するために、段階的調整、または絶対値(たとえば、DCIで受信された値のインデックスに基づく)のいずれかで示すダウンリンク制御シグナリングを受信することができる。動的調整後に割り当てられないままの利用可能電力の部分は、残りの電力に割り当てられ得る。
いくつかの実施形態では、WTRUは、送信の1つのグループについてスケーリングイベントが発生したことを決定することができる。この場合、WTRUは、残りの電力の部分を送信のグループに割り当てることができる。他の実施形態では、WTRUは、特定の量の時間の間、たとえば、スケーリングが最初に発生した送信の完了に対応する時間の間、割り当てを実行することができる。別の実施形態では、WTRUは、特定の量の時間の後に、たとえば、送信のグループの最も早い可能なスケジューリング機会に対応する時間の後に、割り当てを実行することができる。
いくつかの実施形態では、WTRUは、送信の第1のグループのスケーリングイベントが、特定のレベルに戻る(たとえばバックオフ)送信の他のグループの保証レベルをもたらすことを決定することができる。実施形態において、これは、後続の送信のための送信の第1のグループを争うおよび/または可能にするより多くの残りの電力が存在することができ、したがって、それはその保証レベルを増大し得るので、有用であり得る。
6.4.1 保証レベルの調整のための上記原理の代表的な結果
図9は、変動する残りの電力を有する代表的な動的なアップリンクの電力制御の手順を示す図である。図9に示される代表的な動的なアップリンクの電力制御の手順は、たとえば、(たとえば、調整されていないTPに関して)異なるTPに関連付けられた送信の調整されていないスケジューリングの場合に適用可能であり得る。図9を参照すると、示された送信の各グループのために予約された電力(たとえば各電力)は、それぞれPTP1およびPTP2として示され、各送信電力、PTP1およびPTP2は、PCMAXのうちの割合として表される。全体的なWTRUの利用可能な電力はPCMAXとして示される。PTP1およびPTP2は、範囲内で、たとえば、それぞれΔPTP1およびΔPTP2で変動し得る。ΔPTP1は、TP1の最大電力とTP1の最小電力との間の電力差であり得る。ΔPTP2は、TP2の最大電力とTP2の最小電力との間の電力差であり得る。そのような変動は、たとえば、DCIおよび/もしくはそのコンテンツの受信、スケジューリングアクティビティ、無線リンク品質、ビームリンク品質、追加的電力増大動作/手順/方法、ならびに/または乗法的低減動作/手順/方法などに基づいて、本明細書に説明されている手順/動作のいずれかに従って行われ得る。他の代表的な実施形態では、残りの電力の量が変動し得る。たとえば、1つまたは複数のTPは、それぞれの保証範囲内でそれらの電力レベルを調整(たとえば、増大または低減)しながら、電力レベル(たとえば、それぞれのΔPTPまで)を残りの電力量へまたは残りの電力量から交換することができる。次いで、たとえば最もアクティブなTPを優先して、残りの電力が低減され得る。たとえば、残りの電力は、以下のように計算され得る:
残りの電力=PCMAX*[1−(P’TP1+P’TP2)]であり、ここで、P’TP1は、(PCMAXのうちの割合として表される)TP1の実際の送信電力であり、P’TP2は、(同様にPCMAXのうちの割合として表される)TP2の実際の送信電力である。
6.4.2 保証レベルの調整のための上記原理の代表的な結果
図10は、一定の残りの電力を有する代表的な動的なアップリンクの電力制御の手順を示す図である。図10に示される代表的な動的なアップリンクの電力制御の手順は、たとえば、(たとえば、調整されたTPに関して)異なるTPに関連付けられた送信のための調整されたスケジューリングの場合に適用可能であり得る。図10を参照すると、送信の各グループに予約された電力(たとえば各電力)はそれぞれPTP1およびPTP2として示される。全体的なWTRUの利用可能な電力はPCMAXとして示される。PTP1は、TP1の最大電力境界とTP1の最小電力境界との間の範囲内で変動し得る。PTP2は、TP2の最大電力境界とTP2の最小電力境界との間の範囲内で変動し得る(図10に図示せず)。範囲内の変動は、たとえば、DCIおよび/もしくはそのコンテンツの受信、スケジューリングアクティビティ、無線リンク品質、ビームリンク品質、追加的電力増大動作/手順/方法、ならびに/または乗法的低減動作/手順/方法などに基づいて、本明細書に説明されている動作/手順/方法のいずれかに従って行われ得る。他の代表的な実施形態では、残りの電力の量は、固定および/または半固定され得る。たとえば、複数のTPは、電力レベルを交換することができる(ならびに/または、場合によってはそれぞれの可能にされた保証電力レベル範囲内でそれらの電力レベルを調整(たとえば、増大もしくは低減)しながら、互いの間で増加電力レベルを交換することができる)。次に、残りの電力は、一定のままにすることができる。上記の場合に、残りの電力について零でない量は、より高い優先度の送信のグループへの電力の割り振りに対する迅速な反応を確実にし得る。たとえば、残りの電力は、以下のように計算され得る:
残りの電力=PCMAX−(PTP1_DEFAULT+PTP2_DEFAULT)であり、ここで、PTP1_DEFAULTはTP1の初期最小保証電力であり、PTP2_DEFAULTはTP2の初期最小保証電力であり、各送信電力はPCMAXのうちの割合として表される。
2つのTPのみが示されているが、手順および残りの電力は、たとえば、残りの電力の式を修正して、調整されたTPの数に関して適切な数の調整(たとえば減少)を含めることによって、任意の数のTPと共に使用され得る。
6.4.3 保証レベルの調整のための上記原理の代表的な結果
いくつかの代表的な実施形態では、WTRUは、以下によって特徴付けられるPCMを有して構成され得る:(1)たとえばBWP、TTI、および/もしくはRTTなどのいずれかを含む送信プロファイル(TP)に基づく、送信のグループ化;(2)構成された(たとえば各構成された)TPiのための(たとえばRRCによって構成された)初期最小保証電力PTP_DEFAULT;(3)TP毎または1つのTP(たとえば1つのTPのみ)について(たとえば、図10におけるPTP1および/もしくはPTP2について)の最小保証電力の電力レベルの範囲(PTP_min、および/もしくはPTP_max);ならびに/または(4)PTP_min≦PTP_DEFAULT≦PTP_maxなど。
いくつかの代表的な実施形態では、WTRUは、TPx(PTPx)に対する保証電力レベルを示すことができるダウンリンク制御シグナリング(たとえば、DCIおよび/または1つもしくは複数のMAC CE)を受信することができる。WTRUは、以下のいずれかに従って保証電力レベルP’TPxを調整することができる:(1)PTPx_min≦P’TPx≦PTPx_max;(2)図10に示されるような一定の残りの電力に関して、たとえば、WTRUは、保証電力を別のTPに割り当てることによって、もしくは別のTPから保証電力を得ることによってP’TPxを増大または減少させることができる;ならびに/または(3)図9に示されるような変動する残りの電力に関して、WTRUは、残りの電力に保証電力を割り当てることによって、もしくは残りの電力から保証電力を得ることによってP’TPxを増大または減少させることができる。
いくつかの代表的な実施形態では、WTRUは、たとえば、(1)グループのすべての送信電力の和がP’TPになるように、および/または(2)すべてのP’TPの和が(たとえば常に)PCMAX以下になるように、異なるTPグループの送信に電力を割り振ることができる。
他の代表的な実施形態では、WTRUは、スケジューリングアクティビティの関数として電力レベル[PTP_min、PTP_max]の範囲内で保証電力レベルP’TPを調整する(たとえば、自律的に調整する)ことができる。たとえば、WTRUは、WTRUが特定のTPについてより高いDCIレートを決定したときにP’TPを増大させ、そうでない場合にP’TPを低減させることができる。
7 結言
以下の内容は、本明細書で参照によってそれぞれ組み込まれる:[1] (非特許文献1);[2] (非特許文献3);および[3] (非特許文献3)。
特徴および要素が特定の組み合わせで上記に説明されているが、各特徴または要素は単独でまたは他の特徴および要素との任意の組み合わせで使用され得ることは、当業者には認識されよう。加えて、本明細書で説明された方法は、コンピュータまたはプロセッサーによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実装されてもよい。非一時的コンピュータ可読記憶媒体の例は、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクまたは取り外し可能なディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含むが、これらに限定されない。ソフトウェアに関連するプロセッサーが、WTRU102、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータで使用する無線周波数トランシーバーを実装するために使用され得る。
さらに、上述された実施形態では、処理プラットフォーム、コンピューティングシステム、コントローラ、およびプロセッサーを含む他のデバイスが言及されている。これらのデバイスは、少なくとも1つの中央処理装置(「CPU」)、およびメモリを含んでよい。コンピュータプログラミングの当業者の慣習によれば、動作または命令の行為および記号表現の参照は、様々なCPUおよびメモリによって実行されてよい。そのような行為および動作または命令は、「実行される」、「コンピュータにより実行される」、または「CPUにより実行される」と呼ばれることがある。
当業者は、行為および記号表現された動作または命令が、CPUによる電気信号の操作を含むことを認識するであろう。電気システムは、データビットを表し、データビットは、電気信号の結果の変換または低減、およびメモリシステム内のメモリ位置におけるデータビットの維持を引き起こし、それによりCPUの動作を再構成しまたは別の方法で変更し、また信号の他の処理を引き起こすことができる。データビットが維持されるメモリ位置は、データビットに対応するまたはこれを表す、特定の電気的、磁気的、光学的、または有機的性質を有する物理的位置である。代表的な実施形態は、上述されたプラットフォームまたはCPUに限定されないこと、ならびに他のプラットフォームおよびCPUが、提供される方法をサポートしてよいことが理解されるべきである。
データビットは、磁気ディスク、光ディスク、およびCPUによって読み取り可能な他の任意の揮発性(たとえば、ランダムアクセスメモリ(「RAM」))または不揮発性(たとえば、読み出し専用メモリ(「ROM」))の大容量記憶システムを含むコンピュータ可読媒体上で維持されてもよい。コンピュータ可読媒体は、協働するまたは相互接続されたコンピュータ可読媒体を含んでよく、これらのコンピュータ可読媒体は、もっぱら処理システム上に存在する、または処理システムに対してローカルであってもよいしリモートであってもよい複数の相互接続された処理システムの間で分散される。代表的な実施形態は上述されたメモリに限定されないこと、ならびに他のプラットフォームおよびメモリが、説明された方法をサポートしてよいことが理解される。
例示的な実施形態では、本明細書において説明される動作、プロセスなどのいずれも、コンピュータ可読媒体上に記憶されたコンピュータ可読命令として実装されてよい。コンピュータ可読命令は、移動体ユニット、ネットワーク要素、および/または他の任意のコンピューティングデバイスのプロセッサーによって実行されてよい。
システムの態様のハードウェア実装形態とソフトウェア実装形態との間に残された区別はほとんどない。ハードウェアまたはソフトウェアの使用は、一般に(一定の状況では、ハードウェアとソフトウェアの選択は重要になることがあるので、常にではないが)、コスト対効率トレードオフを表す設計選択である。本明細書において説明されるプロセスおよび/またはシステムおよび/または他の技術が達成され得る様々な媒体(たとえば、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェア)があり得るが、好ましい媒体は、プロセスおよび/またはシステムおよび/または他の技術が展開される状況と共に変化し得る。たとえば、実装者が、速さおよび正確さが最重要視されることを決定した場合、実装者は、主にハードウェア媒体および/またはファームウェア媒体を選ぶであろう。柔軟性が最重要視される場合、実装者は、主にソフトウェア実装形態を選ぶであろう。あるいは、実装者は、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェアの何らかの組み合わせを選ぶであろう。
前述の詳細な説明は、ブロック図、フローチャート、および/または例の使用を介して、デバイスおよび/またはプロセスの様々な実施形態を示してきた。そのようなブロック図、フローチャート、および/または例が1つまたは複数の機能および/または動作を含む限り、そのようなブロック図、フローチャート、または例における各機能および/または動作は、広範囲のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの事実上あらゆる組み合わせによって、個々におよび/またはまとめて実装されてよいことが、当業者によって理解されるであろう。適切なプロセッサーは、例として、汎用プロセッサー、専用プロセッサー、従来のプロセッサー、デジタル信号プロセッサー(DSP)、複数のマイクロプロセッサー、DSPコアと関連する1つもしくは複数のマイクロプロセッサー、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準品(ASSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)、および/または状態機械を含む。
特徴および要素が上記で特定の組み合わせで提供されているが、当業者は、各特徴または要素が、単独でまたは他の特徴および要素との任意の組み合わせで使用され得ることを認識するであろう。本開示は、様々な態様の例示として意図される、本出願において説明される特定の実施形態に関して限定されるものではない。当業者には明らかであるように、その趣旨および範囲から逸脱することなく、多数の修正および変形が行われてよい。本出願の説明において使用される要素、行為、または命令は、そのようなものとして明示的に提供されない限り、本発明にとって重要または不可欠でないと解釈されるべきである。本明細書において列挙されたそれらに加えて、本開示の範囲内の機能的に等価な方法および装置は、前述の説明から当業者に明らかであろう。そのような修正および変形は、添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図される。本開示は、そのような特許請求の範囲に与えられる等価物の全範囲と共に、添付の特許請求の範囲の項のみによって限定されるべきである。本開示は、特定の方法またはシステムに限定されないことが理解されるべきである。
本明細書において使用される用語は、特定の実施形態について説明することのみを目的としており、限定することを意図したものではないことも、理解されるべきである。本明細書で使用される場合、本明細書において参照されるとき、「局」という用語およびその略語「STA」、「ユーザ機器」およびその略語「UE」は、(i)以下で説明されるものなどの、ワイヤレス送信および/または受信ユニット(WTRU)、(ii)以下で説明されるものなどの、WTRUのいくつかの実施形態のいずれか、(iii)以下で説明されるものなどの、とりわけ、WTRUのいくつかもしくはすべての構造および機能性を有して構成されたワイヤレス対応および/もしくはワイヤード対応(たとえばテザリング可能)デバイス、(iii)以下で説明されるものなどの、WTRUのすべてではない構造および機能を有して構成されたワイヤレス対応および/もしくはワイヤード対応デバイス、または(iv)同様のものを意味してよい。本明細書に記載される任意のUEを表し得る、例示的なWTRUの詳細は、以下で図1A〜図1Dを参照して提供される。
特定の代表的な実施形態では、本明細書に説明される主題のいくつかの部分は、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサー(DSP)、および/または他の統合された形式を介して実装されてよい。しかしながら、本明細書に開示される実施形態のいくつかの態様は、全体的にまたは部分的に、1つもしくは複数のコンピュータ上で稼働する1つもしくは複数のコンピュータプログラムとして(たとえば、1つもしくは複数のコンピュータシステム上で稼働する1つもしくは複数のプログラムとして)、1つもしくは複数のプロセッサー上で稼働する1つもしくは複数のプログラムとして(たとえば、1つもしくは複数のマイクロプロセッサー上で稼働する1つもしくは複数のプログラムとして)、ファームウェアとして、またはそれらの事実上あらゆる組み合わせとして、集積回路において等価に実装されてよいことと、回路を設計することならびに/またはソフトウェアおよび/もしくはファームウェアのコードを記述することとは、本開示に鑑みて十分に当業者の技能の範囲内であることを、当業者は認識するであろう。さらに、本明細書において説明される主題の機構は、プログラム製品として様々な形態で配布されてよいことと、本明細書において説明される主題の例示的実施形態は、配布を実際に行うために使用される特定のタイプの信号伝達媒体に関係なく適用されることを、当業者は認識するであろう。信号伝達媒体の例は、以下に限定されないが、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、CD、DVD、デジタルテープ、コンピュータメモリなどの記録可能タイプ媒体、ならびに、デジタル通信媒体および/またはアナログ通信媒体(たとえば、光ファイバケーブル、導波路、ワイヤード通信リンク、ワイヤレス通信リンクなど)などの伝送タイプ媒体を含む。
本明細書において説明される主題は、異なる他の構成要素内に含まれた、またはこれと接続された、異なる構成要素を示すときがある。そのような示されたアーキテクチャは例にすぎないこと、および実際には、同じ機能性を達成する多くの他のアーキテクチャが実装され得ることが理解されるべきである。概念的な意味で、同じ機能性を達成する構成要素の任意の構成は、所望の機能性が達成され得るように効果的に「関連付けられる」。したがって、特定の機能性を達成するために組み合わされた、本明細書における任意の2つの構成要素は、アーキテクチャまたは中間構成要素にかかわらず、所望の機能性が達成されるように、互い「に関連付けられる」とみなされてよい。同様に、そのように関連付けられた任意の2つの構成要素は、所望の機能性を達成するために、互いに「動作可能に接続される」または「動作可能に結合される」とみなされてもよく、そのように関連付けられることが可能である任意の2つの構成要素は、所望の機能性を達成するために、互いに「動作可能に結合可能である」とみなされてもよい。動作可能に結合可能の具体例は、以下に限定されないが、物理的にかみ合わせ可能および/もしくは物理的に相互作用する構成要素、ならびに/またはワイヤレスで相互作用可能および/もしくはワイヤレスで相互作用する構成要素、ならびに/または論理的に相互作用するおよび/もしくは論理的に相互作用可能な構成要素を含む。
本明細書における実質的にあらゆる複数形および/または単数形の用語の使用に関して、当業者は、状況および/または適用例に適切であるように、複数形から単数形および/または単数形から複数形に変換することができる。様々な単数形/複数形の置き換えは、明瞭にするために、本明細書で明確に説明され得る。
一般に、本明細書において、特に添付の特許請求の範囲(たとえば、添付の特許請求の範囲の本体)において使用される用語は、一般に、「オープンな」用語として意図されること(たとえば、「含んでいる」という用語は、「限定するものではないが含んでいる」と解釈されるべきであり、「有する」という用語は、「少なくとも有する」と解釈されるべきであり、「含む」という用語は、「限定するものではないが含む」と解釈されるべきであることなど)が、当業者によって理解されるであろう。導入された請求項の特定の数の記載が意図される場合、そのような意図は、請求項において明示的に記載され、そのような記載の欠如の場合は、そのような意図は存在しないことが、当業者によってさらに理解されるであろう。たとえば、1つの項目のみが意図される場合、「単一の」という用語または類似の文言が使用され得る。理解の一助として、以下の添付の特許請求の範囲および/または本明細書における説明は、請求項記載を導入する「少なくとも1つの」および「1つまたは複数の」という導入句の使用法を含んでよい。しかしながら、そのような句の使用は、同じ請求項が、「1つまたは複数の」または「少なくとも1つの」という導入句および「a」または「an」などの不定冠詞を含むときですら、不定冠詞「a」または「an」による請求項記載の導入が、そのような導入された請求項記載を含む任意の特定の請求項を、1つのそのような記載のみを含む実施形態に限定することを暗示すると解釈されるべきではない(たとえば、「a」および/または「an」は、「少なくとも1つの」または「1つまたは複数の」を意味すると解釈されるべきである)。同じことが、請求項記載を導入するために使用される定冠詞の使用にも当てはまる。さらに、導入された請求項の特定の数の記載が明示的に記載されている場合ですら、そのような記載は、少なくとも記載された数を意味すると解釈されるべきである(たとえば、他の修飾語なしの「2つの記載」の飾りのない記載は、少なくとも2つの記載、または2つ以上の記載を意味する)ことを当業者は認識するであろう。
そのうえ、「A、B、およびCなどのうちの少なくとも1つ」に類似した慣例が使用される例では、一般に、そのような構造は、当業者がその慣例を理解するであろう意味で意図されている(たとえば、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、限定するものではないが、A単独、B単独、C単独、AとBを共に、AとCを共に、BとCを共に、および/またはAとBとCとを共に、などを有するシステムを含むであろう)。「A、B、またはCなどのうちの少なくとも1つ」に類似した慣例が使用される例では、一般に、そのような構造は、当業者がその慣例を理解するであろう意味で意図されている(たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、限定するものではないが、A単独、B単独、C単独、AとBを共に、AとCを共に、BとCを共に、および/またはAとBとCとを共に、などを有するシステムを含むであろう)。2つ以上の代替用語を提示する事実上すべての離接する語および/または句は、明細書にあろうと、特許請求の範囲にあろうと、または図面にあろうと、用語のうちの1つ、用語のどちらか、または両方の用語を含む可能性を企図すると理解されるべきであることが、当業者によってさらに理解されるであろう。たとえば、「AまたはB」という句は、「A」または「B」または「AおよびB」の可能性を含むことが理解されよう。さらに、複数の項目および/または項目の複数のカテゴリのリストに続く「のいずれか」という用語は、本明細書において使用される場合、個々に、または他の項目および/もしくは項目の他のカテゴリと共に、項目および/または項目のカテゴリ「のいずれか」、これら「の任意の組み合わせ」、これら「のうちの任意の複数」、および/またはこれら「のうちの複数の任意の組み合わせ」を含むことが意図されている。さらに、本明細書において使用される場合、「セット」または「グループ」という用語は、ゼロを含む任意の数の項目を含むことが意図されている。加えて、本明細書において使用される場合、「数」という用語は、ゼロを含む任意の数を含むことが意図されている。
さらに、本開示の特徴または態様がマーカッシュグループに関して説明される場合、当業者は、それによって本開示はマーカッシュグループの任意の個々の要素または要素のサブグループに関しても説明されることを認識するであろう。
当業者によって理解されるように、記述された明細書を提供することなどに関するあらゆる目的のために、本明細書に開示されるすべての範囲は、あらゆる可能な部分範囲およびその部分範囲の組み合わせも包含する。リストされたすべての範囲は、同じ範囲が少なくとも等しい2分の1、3分の1、4分の1、5分の1、10分の1などに分解されることについて十分に説明し可能にすると容易に認識され得る。非限定的な例として、本明細書において論じられる各範囲は、下位3分の1、中位3分の1、および上位3分の1などに容易に分解され得る。同じく当業者によって理解されるように、「まで」、「少なくとも」、「よりも大きい」、「よりも小さい」などのすべての文言は、記載された数を含み、上記で論じられたようにその後に部分範囲に分解できる範囲を指す。最後に、当業者によって理解されるように、範囲は各個々の要素を含む。したがって、たとえば、1〜3つのセルを有するグループは、1つ、2つ、または3つのセルを有するグループを指す。同様に、1〜5つのセルを有するグループは、1つ、2つ、3つ、4つ、または5つのセルを有するグループを指し、以下同様である。
さらに、特許請求の範囲は、その旨が述べられていない限り、提供された順序または要素に限定されると解釈されるべきではない。さらに、あらゆる請求項における「ための手段」という用語の使用は、米国特許法第112条第6項すなわちミーンズプラスファンクション請求項形式を行使することが意図されており、「ための手段」という用語のないあらゆる請求項は、そのように意図されていない。
ソフトウェアに関連するプロセッサーは、ワイヤレス送信受信ユニット(WTRU)、ユーザ機器(UE)、端末、基地局、モビリティ管理エンティティ(MME)もしくは進化型パケットコア(EPC)、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバーを実装するために使用されてよい。WTRUは、ソフトウェア無線(SDR)を含むハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて実装されるモジュール、ならびにカメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカフォン、振動デバイス、スピーカ、マイクロホン、テレビジョントランシーバー、ハンズフリーヘッドセット、キーボード、ブルートゥース(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、近距離通信(NFC)モジュール、液晶ディスプレイ(LCD)表示ユニット、有機発光ダイオード(OLED)表示ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、および/または任意のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)もしくは超広帯域(UWB)モジュールなどの他の構成要素と共に使用されてよい。
本発明は、通信システムに関して説明されてきたが、システムがマイクロプロセッサー/汎用コンピュータ(図示せず)上のソフトウェアにおいて実装されてよいことが企図されている。特定の実施形態では、様々な構成要素の機能のうちの1つまたは複数は、汎用コンピュータを制御するソフトウェアにおいて実装されてよい。
さらに、本発明は、本明細書において特定の実施形態を参照して図示および説明されているが、本発明は、示される詳細に限定されることを意図したものではない。むしろ、特許請求の範囲の等価物の範囲内で、本発明から逸脱することなく、様々な修正が詳細に行われてよい。
本開示全体を通じて、当業者は、特定の代表的な実施形態が、代替形態において使用されてもよいし、他の代表的な実施形態と組み合わせて使用されてもよいことを理解する。
特徴および要素が特定の組み合わせで上記に説明されているが、各特徴または要素は単独でまたは他の特徴および要素との任意の組み合わせで使用され得ることは、当業者には認識されよう。加えて、本明細書で説明された方法は、コンピュータまたはプロセッサーによる実行のためにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実装されてもよい。非一時的コンピュータ可読記憶媒体の例は、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクまたは取り外し可能なディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクおよびデジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含むが、これらに限定されない。ソフトウェアに関連するプロセッサーが、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、または任意のホストコンピュータで使用する無線周波数トランシーバーを実装するために使用され得る。
さらに、上述された実施形態では、処理プラットフォーム、コンピューティングシステム、コントローラ、およびプロセッサーを含む他のデバイスが言及されている。これらのデバイスは、少なくとも1つの中央処理装置(「CPU」)、およびメモリを含んでよい。コンピュータプログラミングの当業者の慣習によれば、動作または命令の行為および記号表現の参照は、様々なCPUおよびメモリによって実行されてよい。そのような行為および動作または命令は、「実行される」、「コンピュータにより実行される」、または「CPUにより実行される」と呼ばれることがある。
当業者は、行為および記号表現された動作または命令が、CPUによる電気信号の操作を含むことを認識するであろう。電気システムは、データビットを表し、データビットは、電気信号の結果の変換または低減、およびメモリシステム内のメモリ位置におけるデータビットの維持を引き起こし、それによりCPUの動作を再構成しまたは別の方法で変更し、また信号の他の処理を引き起こすことができる。データビットが維持されるメモリ位置は、データビットに対応するまたはこれを表す、特定の電気的、磁気的、光学的、または有機的性質を有する物理的位置である。
データビットは、磁気ディスク、光ディスク、およびCPUによって読み取り可能な他の任意の揮発性(たとえば、ランダムアクセスメモリ(「RAM」))または不揮発性(たとえば、読み出し専用メモリ(「ROM」))の大容量記憶システムを含むコンピュータ可読媒体上で維持されてもよい。コンピュータ可読媒体は、協働するまたは相互接続されたコンピュータ可読媒体を含んでよく、これらのコンピュータ可読媒体は、もっぱら処理システム上に存在する、または処理システムに対してローカルであってもよいしリモートであってもよい複数の相互接続された処理システムの間で分散される。代表的な実施形態は上述されたメモリに限定されないこと、ならびに他のプラットフォームおよびメモリが、説明された方法をサポートしてよいことが理解される。
適切なプロセッサーは、例として、汎用プロセッサー、専用プロセッサー、従来のプロセッサー、デジタル信号プロセッサー(DSP)、複数のマイクロプロセッサー、DSPコアと関連する1つもしくは複数のマイクロプロセッサー、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準品(ASSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他の任意のタイプの集積回路(IC)、および/または状態機械を含む。
本発明は、通信システムに関して説明されてきたが、システムがマイクロプロセッサー/汎用コンピュータ(図示せず)上のソフトウェアにおいて実装されてよいことが企図されている。特定の実施形態では、様々な構成要素の機能のうちの1つまたは複数は、汎用コンピュータを制御するソフトウェアにおいて実装されてよい。
さらに、本発明は、本明細書において特定の実施形態を参照して図示および説明されているが、本発明は、示される詳細に限定されることを意図したものではない。むしろ、特許請求の範囲の等価物の範囲内で、本発明から逸脱することなく、様々な修正が詳細に行われてよい。

Claims (26)

  1. ワイヤレス送信/受信ユニット(WTRU)による複数の送信の間の電力割当の方法であって、
    前記WTRUに割り当てられた最大伝送電力レベルを取得するステップと、
    前記WTRUによるアップリンク送信のための送信の第1のグループおよび第2のグループを確立するステップと、
    送信の前記第1のグループのための第1の初期の保証された電力レベル、および送信の前記第2のグループのための第2の初期の保証された電力レベルを決定するステップと、
    前記WTRUの1つまたは複数の以前のアクティビティ、および前記WTRUに割り当てられた前記取得された最大伝送電力レベルに基づいて、前記第1の初期の保証された電力レベルおよび前記第2の初期の保証された電力レベルのうちの少なくとも1つを調整するステップと、
    少なくとも前記第1の調整された保証された電力レベルにおいて送信の前記第1のグループを、および少なくとも前記第2の調整された保証された電力レベルにおいて送信の前記第2のグループを送信するステップと
    を備えることを特徴とする方法。
  2. 送信の前記第1のグループおよび送信の前記第2のグループの各々は、共通の送信特性を有する1つまたは複数の送信を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記共通の送信特性は、帯域幅部分(BWP)、送信持続期間、送信時間間隔(TTI)、ラウンドトリップ時間(RTT)、物理送信リソースのセット、ヌメロロジー、変調および符号化方式(MCS)テーブル、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)、ならびに制御リソースセット(CORESET)のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記調整するステップは、以前のスケジューリングアクティビティと1つまたは複数の以前の送信とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1の初期の保証された電力レベルおよび前記第2の初期の保証された電力レベルのうちの少なくとも1つを調整するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記調整するステップは、前記第1の調整された保証された電力および前記第2の調整された保証された電力が各々範囲内のままであるように制限されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 第1の初期の保証された電力レベルおよび第2の初期の保証された電力レベルを前記決定するステップは、ダウンリンク制御シグナリングで前記第1の初期の保証された電力レベルおよび第2の初期の保証された電力レベルを受信するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記ダウンリンク制御シグナリングは、ダウンリンク制御情報(DCI)およびメディアアクセス制御(MAC)の制御要素(CE)のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記調整するステップは、前記第1および第2の調整された保証された電力レベルの和が一定のままであるように、前記第1および第2の初期の保証された電力レベルを調整し、それによって前記第1および第2の調整された保証された電力レベルの前記和と、前記WTRUに割り当てられた前記最大伝送電力レベルとの間の残りの電力レベルが一定のままであるステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記調整するステップは、前記第1および第2の調整された保証された電力レベルの和と、前記WTRUに割り当てられた前記最大伝送電力レベルとの間の残りの電力が可変であるように、前記第1および第2の初期の保証された電力レベルを調整するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記第1の初期の保証された電力レベルを前記調整するステップは、(1)送信の前記第1のグループの送信のために以前に使用された電力レベル、および/または(2)前記送信の前記第1のグループのための制御リソースのセットについての以前に成功裏に復号されたダウンリンク制御情報(DCI)の量のうちのいずれかの1つまたは複数の関数として、前記第1の初期の保証された電力レベルを調整するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 前記第1および第2の初期の保証された電力レベルの前記調整するステップは、前記WTRUが、スケジューリングアクティビティとDCIの受信とのうちのいずれかの1つまたは複数に基づいて、前記第1および第2の初期の保証された電力レベルを自律的に調整するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 送信の前記第1のグループにおける送信のためのすべての送信電力の和は、前記第1の調整された保証された電力レベルに等しく、送信の前記第2のグループにおける送信のためのすべての送信電力の和は、前記第2の調整された保証された電力レベルに等しいことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. 前記第1および第2の調整された保証された電力レベルの和は、前記WTRUに割り当てられた前記最大伝送電力レベル以下であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  14. 複数の送信の間に伝送電力を割当てるように適合されたワイヤレス送信受信ユニット(WTRU)であって、
    トランスミッターと、
    レシーバーと、
    前記トランスミッターおよび前記レシーバーに結合されたプロセッサーと
    を備え、前記プロセッサーは、
    前記WTRUに割り当てられた最大伝送電力レベルを取得し、
    前記WTRUによるアップリンク送信のための送信の第1のグループおよび第2のグループを確立し、
    送信の前記第1のグループのための第1の初期の保証された電力レベル、および送信の前記第2のグループのための第2の初期の保証された電力レベルを決定し、
    前記WTRUの1つまたは複数の以前のアクティビティ、および前記WTRUに割り当てられた前記取得された最大伝送電力レベルに基づいて、前記第1の初期の保証された電力レベルおよび前記第2の初期の保証された電力レベルのうちの少なくとも1つを調整し、
    少なくとも前記第1の調整された保証された電力レベルにおいて送信の前記第1のグループを、および少なくとも前記第2の調整された保証された電力レベルにおいて送信の前記第2のグループを送信するために、前記トランスミッターを制御する
    ように構成されることを特徴とするWTRU。
  15. 送信の前記第1のグループおよび送信の前記第2のグループの各々は、共通の送信特性を有する1つまたは複数の送信を含むことを特徴とする請求項14に記載のWTRU。
  16. 前記共通の送信特性は、帯域幅部分(BWP)、送信時間間隔(TTI)、ラウンドトリップ時間(RTT)、物理送信リソースのセット、および制御リソースセット(CORESET)のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項15に記載のWTRU。
  17. 前記プロセッサーは、以前のスケジューリングアクティビティと1つまたは複数の以前の送信とのうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1の初期の保証された電力レベルおよび前記第2の初期の保証された電力レベルのうちの少なくとも1つを調整するように構成されることを特徴とする請求項14に記載のWTRU。
  18. 前記プロセッサーは、前記第1の調整された保証された電力および前記第2の調整された保証された電力が各々範囲内のままであるように、前記第1の初期の保証された電力レベルおよび前記第2の初期の保証された電力レベルのうちの少なくとも1つの前記調整が制限されるように構成されることを特徴とする請求項14に記載のWTRU。
  19. 前記レシーバーは、ダウンリンク制御シグナリングで前記第1の初期の保証された電力レベルおよび第2の初期の保証された電力レベルを受信するように構成されることを特徴とする請求項14に記載のWTRU。
  20. 前記ダウンリンク制御シグナリングは、ダウンリンク制御情報(DCI)およびメディアアクセス制御(MAC)の制御要素(CE)のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項19に記載のWTRU。
  21. 前記プロセッサーは、前記第1および第2の調整された保証された電力レベルの和が一定のままであるように、前記第1および第2の初期の保証された電力レベルを調整することによって、前記第1および第2の初期の保証された電力レベルのうちの少なくとも1つを調整し、それによって前記第1および第2の調整された保証された電力レベルの前記和と、前記WTRUに割り当てられた前記最大伝送電力レベルとの間の残りの電力レベルが一定のままであるように構成されることを特徴とする請求項14に記載のWTRU。
  22. 前記プロセッサーは、前記第1および第2の調整された保証された電力レベルの和と、前記WTRUに割り当てられた前記最大伝送電力レベルとの間の残りの電力が可変であるように、前記第1および第2の初期の保証された電力レベルを調整することによって、前記第1および第2の初期の保証された電力レベルのうちの少なくとも1つを調整するように構成されることを特徴とする請求項14に記載のWTRU。
  23. 前記プロセッサーは、(1)送信の前記第1のグループの送信のために以前に使用された電力レベル、および/または(2)前記送信の前記第1のグループのための制御リソースのセットについての以前に成功裏に復号されたダウンリンク制御情報(DCI)の量のうちのいずれかの1つまたは複数の関数として、前記第1の初期の保証された電力レベルを調整することによって、前記第1および第2の初期の保証された電力レベルのうちの少なくとも1つを調整するように構成されることを特徴とする請求項14に記載のWTRU。
  24. 前記プロセッサーは、スケジューリングアクティビティとDCIの受信とのうちのいずれかの1つまたは複数に基づいて、前記第1および第2の初期の保証された電力レベルを自律的に調整することによって、前記第1および第2の初期の保証された電力レベルのうちの少なくとも1つを調整するように構成されることを特徴とする請求項14に記載のWTRU。
  25. 送信の前記第1のグループにおける送信のためのすべての送信電力の和は、前記第1の調整された保証された電力レベルに等しく、送信の前記第2のグループにおける送信のためのすべての送信電力の和は、前記第2の調整された保証された電力レベルに等しいことを特徴とする請求項14に記載のWTRU。
  26. 前記第1および第2の調整された保証された電力レベルの和は、前記WTRUに割り当てられた前記最大伝送電力レベル以下であることを特徴とする請求項14に記載のWTRU。
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