JP2020522954A - Pduセッションのハンドオーバを決定する方法及びセル - Google Patents

Pduセッションのハンドオーバを決定する方法及びセル Download PDF

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Abstract

本明細書の一開示は、ソースセルがPDU(Packet Data Unit)セッションのハンドオーバを決定する方法を提供する。前記方法は、端末の測定報告に基づいて、ターゲットセルまたはターゲットNG−RAN(Next Generation Radio Access Network)を決定するステップを含むことができる。前記ターゲットセルまたは前記ターゲットNG−RANの決定ステップでハンドオーバ領域リストがさらに考慮されることができる。前記方法は、前記ハンドオーバ領域リストに基づいて、前記決定されたターゲットセルまたはターゲットNG−RANが前記PDUセッションに対してサービスすることができないと確認される場合、前記PDUセッションに対するコンテキストを含まないハンドオーバ要求メッセージをターゲットセルまたはターゲットNG−RANに送信するステップを含むことができる。

Description

本発明は、次世代移動通信に関する。
移動通信システムの技術規格を制定する3GPPでは、4世代移動通信と関連した多様なフォーラム及び新しい技術に対応するために、2004年末から3GPP技術の性能を最適化させて向上させようとする努力の一環としてLTE/SAE(Long Term Evolution/System Architecture Evolution)技術に対する研究を始めた。
3GPP SA WG2を中心に進行されたSAEは、3GPP TSG RANのLTE作業と並行してネットワークの構造を決定し、異機種ネットワーク間の移動性をサポートすることを目的とするネットワーク技術に対する研究であって、最近3GPPの重要な標準化問題のうち一つである。これは3GPPシステムをIPベースの多様な無線接続技術をサポートするシステムに発展させるための作業であって、より向上したデータ送信能力で送信遅延を最小化する、最適化されたパケットベースのシステムを目標にして作業が進行されてきた。
3GPP SA WG2で定義したEPS(Evolved Packet System)上位水準参照モデル(reference model)は、非ローミングケース(non−roaming case)及び多様なシナリオのローミングケース(roaming case)を含んでおり、詳細内容は、3GPP標準文書TS23.401とTS23.402で参照することができる。図1のネットワーク構造図は、これを簡略に再構成したものである。
図1は、進化した移動通信ネットワークの構造図である。
EPCは、多様な構成要素を含むことができ、図1は、そのうち一部に該当する、S−GW(Serving Gateway)52、PDN GW(Packet Data Network Gateway)53、MME(Mobility Management Entity)51、SGSN(Serving GPRS(General Packet Radio Service) Supporting Node)、ePDG(enhanced Packet Data Gateway)を示す。
S−GW52は、無線アクセスネットワーク(RAN)とコアネットワークとの間の境界点として動作し、eNodeB22とPDN GW53との間のデータ経路を維持する機能をする要素である。また、端末(または、User Equipment:UE)がeNodeB22によりサービング(serving)される領域にわたって移動する場合、S−GW52は、ローカル移動性アンカーポイント(anchor point)の役割をする。即ち、E−UTRAN(3GPPリリース8以後で定義されるEvolved−UMTS(Universal Mobile Telecommunications System) Terrestrial Radio Access Network)内での移動性のために、S−GW52を介してパケットがルーティングされる。また、S−GW52は、他の3GPPネットワーク(3GPPリリース8以前に定義されるRAN、例えば、UTRANまたはGERAN(GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communication)/EDGE(Enhanced Data rates for Global Evolution) Radio Access Network)との移動性のためのアンカーポイントとして機能することもできる。
PDN GW(または、P−GW)53は、パケットデータネットワークに向かうデータインターフェースの終端点(termination point)に該当する。PDN GW53は、政策執行特徴(policy enforcement features)、パケットフィルタリング(packet filtering)、課金サポート(charging support)などをサポートすることができる。また、3GPPネットワークと非3GPPネットワーク(例えば、I−WLAN(Interworking Wireless Local Area Network)のような信頼されないネットワーク、CDMA(Code Division Multiple Access)ネットワークやWiMaxのような信頼されるネットワーク)との移動性管理のためのアンカーポイント役割をすることができる。
図1のネットワーク構造の例示は、S−GW52とPDN GW53が別途のゲートウェイで構成されるものを示すが、二つのゲートウェイが単一ゲートウェイ構成オプション(Single Gateway Configuration Option)によって具現されることもできる。
MME51は、UEのネットワーク連結に対するアクセス、ネットワークリソースの割当、トラッキング(tracking)、ページング(paging)、ローミング(roaming)及びハンドオーバなどをサポートするためのシグナリング及び制御機能を実行する要素である。MME51は、加入者及びセッション管理に関連した制御平面(control plane)機能を制御する。MME51は、数多くのeNodeB22を管理し、他の2G/3Gネットワークに対するハンドオーバのための従来のゲートウェイの選択のためのシグナリングを実行する。また、MME51は、セキュリティ過程(Security Procedures)、端末−対−ネットワークセッションハンドリング(Terminal−to−network Session Handling)、アイドル端末位置決定管理(Idle Terminal Location Management)などの機能を遂行する。
SGSNは、異なるアクセス3GPPネットワーク(例えば、GPRSネットワーク、UTRAN/GERAN)に対するユーザの移動性管理及び認証(authentication)といった全てのパケットデータをハンドリングする。
ePDGは、信頼されない非3GPPネットワーク(例えば、I−WLAN、WiFiホットスポット(hotspot)等)に対するセキュリティノードとしての役割をする。
図1を参照して説明したように、IP能力を有する端末(または、UE)は、3GPPアクセスはもちろん非3GPPアクセスに基づいても、EPC内の多様な要素を経由して事業者(即ち、オペレータ(operator))が提供するIPサービスネットワーク(例えば、IMS)にアクセスすることができる。
また、図1は、多様なレファレンスポイント(例えば、S1−U、S1−MME等)を示す。3GPPシステムでは、E−UTRAN及びEPCの異なる機能エンティティ(functional entity)に存在する2個の機能を連結する概念的なリンクをレファレンスポイント(reference point)と定義する。以下の表1は、図1に示すレファレンスポイントを整理したものである。表1の例示外にもネットワーク構造によって多様なレファレンスポイントが存在できる。
<次世代移動通信ネットワーク>
4世代移動通信のためのLTE(long term evolution)/LTE−Advanced(LTE−A)の成功にこたえて、次世代、即ち、5世代(いわゆる5G)移動通信に対する関心も高まっており、研究も続々と進行している。
国際電気通信連合(ITU)が定義する5世代移動通信は、最大20Gbpsのデータ送信速度とどこでも最小100Mbps以上の体感送信速度を提供するものを意味する。正式名称は'IMT−2020'であり、世界的に2020年に商用化することを目標としている。
ITUでは3代使用シナリオ、例えば、eMBB(enhanced Mobile BroadBand)mMTC(massive Machine Type Communication)及びURLLC(Ultra Reliable and Low Latency Communications)を提示している。
まず、URLLCは、高い信頼性と低い遅延時間を要求する使用シナリオに関する。例えば、自動走行、工場自動化、増強現実のようなサービスは、高い信頼性と低い遅延時間(例えば、1ms以下の遅延時間)を要求する。現在4G(LTE)の遅延時間は、統計的に、21−43ms(best10%)、33−75ms(median)である。これは1ms以下の遅延時間を要求するサービスをサポートするに足りない。
次に、eMBB使用シナリオは、移動超広帯域を要求する使用シナリオに関する。
このような超広帯域の高速サービスは、既存LTE/LTE−Aのために設計されたコアネットワークによっては受容されにくい。
したがって、いわゆる5世代移動通信ではコアネットワークの再設計が切実に要求される。
図2は、次世代移動通信の構造を簡略に示す例示図である。
図2を参照して分かるように、次世代移動通信の基地局をgNBという。前記gNBは、AMF(Access and Mobility Management Function)とUPF(User Plane Function)と連結される。
図示されたNG−RAN(Next Generation Radio Access Technology)は、前記gNBを含む。そして、NGC(Next Generation Core)は、前記AMF/UPFを含む。
前記gNB間のインターフェースをXnインターフェースという。
図3は、次世代移動通信の予想構造をノード観点で表した例示図である。
図3を参照して分かるように、UEは、次世代RAN(Radio Access Network)を介してデータネットワーク(DN)と連結される。
図示された制御平面機能(Control Plane Function;CPF)ノードは、4世代移動通信のMME(Mobility Management Entity)機能の全部または一部、S−GW(Serving Gateway)及びP−GW(PDN Gateway)の制御平面機能の全部または一部を実行する。前記CPFノードは、AMF(Access and Mobility Management Function)とSMF(Session Management Function)を含む。
図示されたユーザ平面機能(User Plane Function;UPF)ノードは、ユーザのデータが送受信されるゲートウェイの一種である。前記UPFノードは、4世代移動通信のS−GW及びP−GWのユーザ平面機能の全部または一部を実行することができる。
図示されたPCF(Policy Control Function)は、事業者の政策を制御するノードである。
図示されたアプリケーション機能(Application Function:AF)は、UEに多様なサービスを提供するためのサーバである。
図示された統合データ格納管理(Unified Data Management:UDM)は、4世代移動通信のHSS(Home subscriber Server)のように、加入者情報を管理するサーバの一種である。前記UDMは、前記加入者情報を統合データリポジトリ(Unified Data Repository:UDR)に格納して管理する。
図示された認証サーバ機能(Authentication Server Function:AUSF)は、UEを認証及び管理する。
図示されたネットワークスライス選択機能(Network Slice Selection Function:NSSF)は、後述のようにネットワークスライシングのためのノードである。
一方、UEが訪問ネットワーク、例えば、V−PLMNにローミングした状況でUEからのシグナリング要求を処理する方式には二つが存在する。第1の方式であるLBO(local break out)方式は、UEからのシグナリング要求を訪問ネットワークで処理する。第2の方式であるHR(Home Routing)方式によると、訪問ネットワークは、UEからのシグナリング要求をUEのホームネットワークに伝達する。
図4aは、ローミング時、LBO(local breakout)方式が適用されるアーキテクチャを示す例示図であり、図4bは、ローミング時、HR(home routed)方式が適用されるアーキテクチャを示す例示図である。
図4aに示すように、LBO方式が適用されるアーキテクチャでは、ユーザのデータは、VPLMN内にあるUPFを経て、VPLMN内のデータネットワーク(DN)に伝達される。そして、LBO方式が適用されるアーキテクチャではVPLMN内のPCFがVPLMN内でのサービスのためのPCC規則を生成するために、AFとインタラクションを実行する。前記VPLMN内のPCFは、HPLMN事業者とのローミング協約によって内部に設定された政策に基づいてPCC規則を生成する。
図4bに示すように、HR方式が適用されるアーキテクチャでは、ユーザのデータは、VPLMN内にあるUPFを経てHPLMN内のUPFに伝達された後、HPLMNのデータネットワークに伝達される。
<ネットワークスライス(NetworkSlice)>
以下、次世代移動通信で導入されるネットワークのスライシングを説明する。
次世代移動通信は、一つのネットワークを介して多様なサービスを提供するために、ネットワークのスライシングに対する概念を紹介している。ここで、ネットワークのスライシングは、特定サービスを提供する時に必要な機能を有するネットワークノードの組み合わせである。スライスインスタンスを構成するネットワークノードは、ハードウェアー的に独立されたノードであり、または論理的に独立されたノードである。
各スライスインスタンスは、ネットワーク全体の構成時に必要な全てのノードの組み合わせで構成されることができる。この場合、一つのスライスインスタンスは。UEに単独でサービスを提供することができる。
他方、スライスインスタンスは、ネットワークを構成するノードのうち一部ノードの組み合わせで構成されることもできる。この場合、スライスインスタンスは、UEに単独でサービスを提供せずに、既存の他のネットワークノードと連係してUEにサービスを提供することができる。また、複数個のスライスインスタンスが互いに連係してUEにサービスを提供することもできる。
スライスインスタンスは、コアネットワーク(CN)ノード及びRANを含む全体ネットワークノードが分離されることができるという点で専用コアネットワークと異なる。また、スライスインスタンスは、単純にネットワークノードが論理的に分離されることができるという点で専用コアネットワークと異なる。
図5aは、ネットワークスライシングの概念を具現するためのアーキテクチャの例を示す例示図である。
図5aを参考にして分かるように、コアネットワーク(CN)は、複数のスライスインスタンスに分けられる。各スライスインスタンスは、CP機能ノードとUP機能ノードのうち一つ以上を含むことができる。
各UEは、RANを介して自分のサービスに適したネットワークスライスインスタンスを使用することができる。
図5aの図示と違って、各スライスインスタンスは、他のスライスインスタンスとCP機能ノードとUP機能ノードのうち一つ以上を共有することもできる。これに対して図5bを参照して説明すると、下記の通りである。
図5bは、ネットワークスライシングの概念を具現するためのアーキテクチャの他の例を示す例示図である。
図5bを参照すると、複数のUP機能ノードがクラスタリングされ、同様に複数のCP機能ノードもクラスタリングされる。
そして、図5bを参照すると、コアネットワーク内のスライスインスタンス#1(または、インスタンス#1という)は、UP機能ノードの第1のクラスタを含む。そして、前記スライスインスタンス#1は、CP機能ノードのクラスタをスライス#2(または、インスタンス#2という)と共有する。前記スライスインスタンス#2は、UP機能ノードの第2のクラスタを含む。
図示されたNSSFは、UEのサービスを受け入れることができるスライス(または、インスタンス)を選択する。
図示されたUEは、前記NSSFにより選択されたスライスインスタンス#1を介してサービス#1を利用することができ、併せて、前記Nにより選択されたスライスインスタンス#2を介してサービス#2を利用することができる。
<既存4世代移動通信システムとのインターワーキング>
UEが次世代RAN(Radio Access Network)のカバレッジを外れても、UEは、4世代(4G)移動通信システムを介してでもサービスを受けることが可能でなければならない。これをインターワーキングという。以下、インターワーキングに対して詳細に説明する。
図6aは、UEがローミングしない場合のインターワーキングのためのアーキテクチャを示し、図6bは、UEがローミングした場合のインターワーキングのためのアーキテクチャを示す。
図6aを参照すると、UEがローミングしない場合、既存4世代LTEのためのE−UTRANとEPCと5世代移動通信ネットワークは、互いにインターワーキングされる。図6aにおいて、既存EPCのためのPGW(Packet data network Gateway)は、ユーザ平面のみを担当するPGW−Uと制御平面を担当するPGW−Cとに分けられる。そして、PGW−Uは、5世代コアネットワークのUPFノードに併合され、PGW−Cは、5世代コアネットワークのSMFノードに併合される。そして、既存EPCのためのPCRF(Policy and Charging Rules Function)は、5世代コアネットワークのPCFに併合される。そして、既存EPCのためのHSSは、5世代コアネットワークのUDMに併合される。UEは、E−UTRANを介してコアネットワークに接続することもできるが、UEは、5G RAN(radio access network)とAMFを介してコアネットワークに接続することもできる。
図4aと図4bを相互比較して参照すると、UEがVPLMN(Visited Public Land Mobile Network)にローミングした場合、前記UEのデータは、HPLMN(Home PLMN)を経由して伝達される。
一方、図6a及び図6bに示すN26インターフェースは、EPCとNGコアとの間にインターワーキングを円滑にするために、MMEとAMFとの間に連結されるインターフェースである。このようなN26インターフェースは、事業者によって選択的にサポートされる。即ち、EPCとのインターワーキングのために、ネットワーク事業者は、N26インターフェースを提供してもよく、またはN26インターフェースを提供しなくてもよい。
<LADN(local area data network)>
一方、次世代(即ち、5世代)移動通信では地域サービス(または、地理的領域別特化サービス)を提供することを考慮している。このような地域サービスを次世代移動通信ではLADNと呼ぶことを考慮している。
しかし、このようなLADNのためのPDU(Packet Data Unit)セッションに対するハンドオーバ手順が不明であるという問題がある。
従って、本明細書の開示は、LADNのためのPDUセッションの効率的なハンドオーバ手順処理方案を提示することを目的とする。
前記のような目的を達成するために、本明細書の一開示は、ソースセルがPDU(Packet Data Unit)セッションのハンドオーバを決定する方法を提供する。前記方法は、端末の測定報告に基づいて、ターゲットセルまたはターゲットNG−RAT(Next Generation Radio Access Technology)を決定するステップを含む。前記ターゲットセルまたは前記ターゲットNG−RANの決定ステップでハンドオーバ領域リストがさらに考慮される。前記方法は、前記ハンドオーバ領域リストに基づいて、前記決定されたターゲットセルまたはターゲットNG−RANが前記PDUセッションに対してサービスすることができないと確認される場合、前記PDUセッションに対するコンテキストを含まないハンドオーバ要求メッセージをターゲットセルまたはターゲットNG−RATに送信するステップを含む。
前記PDUセッションは、LADN(Local Area Data Network)のために使われる。
前記ハンドオーバ要求メッセージは、Xnインターフェースを利用したハンドオーバ手順のために送信される。
前記ハンドオーバ領域リストは、PDUセッション別に設定されている。
前記ハンドオーバ領域リストは、該当PDUセッションに対してハンドオーバが制限または許可される領域に対する情報を含む。
前記方法は、前記ハンドオーバ領域リストをPDUセッション確立手順中にAMFまたはSMF SMF(Session Management Function)から取得するステップをさらに含む。
前記方法は、前記ハンドオーバ領域リストに基づいて、前記決定されたターゲットセルまたはターゲットNG−RANが前記PDUセッションに対してサービスすることができないと確認される場合、前記PDUセッションに対するコンテキストを削除するステップをさらに含む。
前記ターゲットセルまたはターゲットNG−RANを決定するステップは:複数のハンドオーバ領域リストが存在する場合、各PDUセッションに対するハンドオーバ領域リストを確認するステップと;及び、複数のPDUセッションが可能な限り全てハンドオーバされることができるターゲットセルまたはターゲットNG−RANを前記複数のハンドオーバ領域リストに基づいて選択するステップと;を含む。
前記複数のハンドオーバ領域リストは、優先順位別に確認される。
前記複数のPDUセッションが可能な限り全てハンドオーバされることができるターゲットセルまたはターゲットNG−RANがない場合、低い優先順位のハンドオーバ領域リストは使用除外される。
前記のような目的を達成するために、本明細書の一開示は、PDU(Packet Data Unit)セッションのハンドオーバを決定するセル(cell)を提供する。前記セルは、送受信部と;端末の測定報告に基づいて、ターゲットセルまたはターゲットNG−RAT(Next Generation Radio Access Technology)を決定するプロセッサと;を含む。前記ターゲットセルまたは前記ターゲットNG−RANの決定ステップでハンドオーバ領域リストがさらに考慮される。前記ハンドオーバ領域リストに基づいて、前記決定されたターゲットセルまたはターゲットNG−RANが前記PDUセッションに対してサービスすることができないと確認される場合、前記プロセッサは、前記PDUセッションに対するコンテキストを含まないハンドオーバ要求メッセージをターゲットセルまたはターゲットNG−RATに送信する。
本明細書の開示によると、既存問題点が解決されるようになる。
進化した移動通信ネットワークの構造図である。 次世代移動通信の構造を簡略に示す例示図である。 次世代移動通信の予想構造をノード観点で表した例示図である。 ローミング時、LBO(local breakout)方式が適用されるアーキテクチャを示す例示図である。 ローミング時、HR(home routed)方式が適用されるアーキテクチャを示す例示図である。 ネットワークスライシングの概念を具現するためのアーキテクチャの例を示す例示図である。 ネットワークスライシングの概念を具現するためのアーキテクチャの他の例を示す例示図である。 UEがローミングしない場合のインターワーキングのためのアーキテクチャを示す。 UEがローミングした場合のインターワーキングのためのアーキテクチャを示す。 LADNサービスの例を示す。 登録手順及びPDUセッション確立手順を示す。 Xnインターフェースを利用しないハンドオーバ手順を示す流れ図である。 Xnインターフェースを利用するハンドオーバ手順であって、UPF再割当が伴われない例を示す流れ図である。 Xnインターフェースを利用するハンドオーバ手順であって、UPF再割当が伴われる例を示す流れ図である。 本明細書の第1の開示により改善されたPDUセッション確立手順を示す。 本明細書の第1の開示により改善されたXnインターフェースを利用したハンドオーバ手順を示す。 本明細書の第2の開示により改善されたPDUセッション確立手順を示す。 本明細書の第2の開示によるインジケーションに基づいてXnインターフェースを利用しないハンドオーバ手順を実行する例を示す。 本明細書の第3の開示によるハンドオーバ手順を示す例示図である。 本発明の実施例に係るUE及びネットワークノードの構成ブロック図である。
本明細書で使われる技術的用語は、単に特定の実施例を説明するために使われたものであり、本発明を限定するものではないことに留意しなければならない。また、本明細書で使われる技術的用語は、本明細書で特別に他の意味で定義されない限り、本発明が属する技術分野において、通常の知識を有する者により一般的に理解される意味で解釈されなければならず、過度に包括的な意味または過度に縮小された意味で解釈されてはならない。また、本明細書で使われる技術的な用語が本発明の思想を正確に表現することができない技術的な用語である場合、当業者が正確に理解することができる技術的用語に変えて理解しなければならない。また、本発明で使われる一般的な用語は、辞書の定義によってまたは前後文脈によって解釈されなければならず、過度に縮小された意味で解釈されてはならない。
また、本明細書で使われる単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味ではない限り、複数の表現を含む。本出願において、“構成される”または“有する”などの用語は、明細書上に記載された多様な構成要素、または複数のステップを必ず全て含むと解釈されてはならず、そのうち一部構成要素または一部ステップは含まれない場合もあり、または追加的な構成要素またはステップをさらに含む場合もあると解釈されなければならない。
また、本明細書で使われる第1及び第2などのように序数を含む用語は、多様な構成要素の説明に使われることができるが、前記構成要素は、前記用語により限定されてはならない。前記用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ使われる。例えば、本発明の権利範囲を外れない限り、第1の構成要素は第2の構成要素と命名することができ、同様に、第2の構成要素も第1の構成要素と命名することができる。
一構成要素が他の構成要素に“連結されている”または“接続されている”と言及された場合は、該当他の構成要素に直接的に連結されており、または接続されている場合もあるが、中間に他の構成要素が存在する場合もある。それに対し、一構成要素が他の構成要素に“直接連結されている”または“直接接続されている”と言及された場合は、中間に他の構成要素が存在しないと理解しなければならない。
以下、添付図面を参照して本発明による好ましい実施例を詳細に説明し、図面符号に関係なしで同じまたは類似の構成要素は同じ参照番号を付与し、これに対する重複説明は省略する。また、本発明を説明するにあたって、関連した公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明にすると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、添付図面は、本発明の思想を容易に理解することができるようにするためのものであり、添付図面により本発明の思想が制限されると解釈されてはならないことに留意しなければならない。本発明の思想は、添付図面外に全ての変更、均等物乃至代替物にまで拡張されると解釈されなければならない。
添付図面には例示的にUE(User Equipment)が示されているが、図示された前記UEは、端末(Terminal)、ME(Mobile Equipment)などの用語で呼ばれる場合もある。また、前記UEは、ノートブック、携帯電話、PDA、スマートフォン(Smart Phone)、マルチメディア機器などのように携帯可能な機器であり、またはPC及び車両搭載装置のように携帯不可能な機器である。
<LADN(local area data network)>
一方、次世代(即ち、5世代)移動通信では地域サービス(または、地理的領域別特化サービス)を提供することを考慮している。このような地域サービスを次世代移動通信ではLADNと呼ぶことを考慮している。
図7は、LADNサービスの例を示す。
図7を参照して分かるように、UEがあらかじめ決まったサービス領域に位置する場合、UEは、LADNサービスの提供を受けることができる。そのために、UEは、前記あらかじめ決まったサービス領域に進入すると、LADNのためのPDU(Packet Data Unit)セッションを生成することができる。
図8は、登録手順及びPDUセッション確立手順を示す。
1)図8を参照すると、UEは、登録要求(Registration Request)メッセージをNG RANの基地局に送信する、もし、前記UEが以前に確立したPDUセッションがあると、前記UEは、前記登録要求メッセージ内に前記以前に確立されたPDUセッションに対する情報を含めることができる。
2)すると、前記NG RANの基地局は、AMFを選択する。
3)そして、前記NG RANの基地局は、前記選択されたAMFに前記登録要求メッセージを送信する。
4)前記AMFは、UDMから前記UEの加入者情報を取得する。そして、PCFから政策情報を取得する。
5)そして、前記AMFは、UEの状態情報(即ち、これからUEが信号を受信することができる状態であることを示す情報)をSMFに送信する。
6)前記AMFは、登録受諾(Registration Accept)メッセージを前記UEに送信する。このとき、もし、以前に確立されたPDUセッションがあると、前記登録受諾メッセージは、前記PDNセッションに対する情報を含むことができる。そして、もし、前記UEがLADNサービスに加入されている場合、前記AMFは、前記登録受諾メッセージ内にLADN情報を含むことができる。前記LADN情報は、LADN識別情報と、予め登録された地理的領域内で有効なLADNサービスに対する情報を含むことができる。また、前記LADN情報は、前記予め登録された地理的領域に対する情報を含むことができる。
7)一方、前記UEが以前に確立したPDUセッションがないと、前記UEは、PDUセッション確立要求メッセージを前記NG RANを経てAMFに送信する。
8)前記AMFは、前記UEのためのSMFを選択する。
9)そして、前記AMFは、前記SMFにPDUセッション確立要求を送信する。
9a)PCFからセッション設定に関する政策情報を取得する。
10〜12)前記SMFからPDUセッション確立応答メッセージが受信されると、前記AMFは、前記NG RANの基地局にPDUセッション確立要求を送信する。それにより、前記前記NG RANの基地局は、無線リソースを設定する。
13)前記NG RANの基地局は、PDUセッション確立応答メッセージを前記UEに送信する。
一方、図示していないが、前記UEが以前に確立したPDUセッションがあると、前記UEは、前記7過程においてPDUセッション確立要求メッセージの代りに、サービス要求メッセージを送信できる。
<次世代移動通信でのハンドオーバ>
5世代(いわゆる5G)移動通信において、ハンドオーバは、gNB(即ち、基地局)間のXnインターフェースを利用するかどうかよって変わる。
図9は、Xnインターフェースを利用しないハンドオーバ手順を示す流れ図である。
図9を参照して分かるように、Xnインターフェースを利用しない場合、ソースNG−RANは、ハンドオーバが要求されることを示すメッセージをAMFに送信し、前記AMFは、PDUハンドオーバ要求メッセージをSMFに送信する。このように、Xnインターフェースを利用しない場合、ハンドオーバは、AMF及びSMFにより統制される。
図10aは、Xnインターフェースを利用するハンドオーバ手順であって、UPF再割当が伴われない例を示す流れ図であり、図10bは、Xnインターフェースを利用するハンドオーバ手順であって、UPF再割当が伴われる例を示す流れ図である。
図10a及び図10bを参照して分かるように、Xnインターフェースを利用する場合、ハンドオーバ手順は、ソースNG−RANとターゲットNG−RANにより実行され、AMFとSMFは、ハンドオーバ手順を統制しない。
<LADNサービスに対して考慮してみることができる問題点>
UEがLADNに接続できる領域に進入する場合、AMFは、LADN情報をUEに与えることができる。前記UEは、前記LADN情報に基づいてLADNのためのPDUセッションを作ることができる。もし、UEがLADN領域を外れる場合、ネットワークでは該当PDUセッションを解除(release)したり、ユーザ平面(user plane)のリソースを解除したりすることができる。しかし、RANでは該当PDUセッションがLADNのためのPDUセッションかどうかを区分できないため、UEがCM−CONNECTED状態でLADN領域を外れる場合、全てのPDUセッションをハンドオーバさせることができる。もし、Xnインターフェースを利用したハンドオーバ手順が実行される場合、図10a及び図10bに示すように、コアネットワーク(例えば、AMF及びSMF)の統制なしで、ハンドオーバ手順が実行されるため、ソースNG−RANは、該当PDUセッションがLADNのためのものかどうかを知らない。それによって、全てのPDUセッションに対するリソースがソースNG−RANからターゲットNG−RANへ渡される。このとき、LADNのための無線リソースまでソースNG−RANからターゲットNG−RANへ渡されるため、ターゲットNG−RANは、LADNを含む全てのPDUセッションに対する無線リソース予約を実行するようになる。以後、ハンドオーバ手順が完了した後、ターゲットNG−RANが経路スイッチング要求メッセージをコアネットワーク(即ち、AMF)に送信するようになると、その時になって、SMFは、UEがLADN領域を外れたことを認知するようになる。UEがLADN領域を外れたため、SMFは、該当PDUセッションを解除し、またはユーザ平面のリソースを解除する動作を実行するようになる。このように、Xnインターフェースを利用したハンドオーバ手順中には、LADNのためのPDUセッションまで全てターゲットNG−RANへ渡されることによって、不要に無線リソースが浪費される問題点がある。具体的に、UEがLADN領域を外れたにもかかわらず、ターゲットNG−RANは、該当LADNのためのPDUセッションの無線リソースを予約しておくことによって、リソースが不要に浪費される。
同様に、UEが特定LADNが許可された領域に位置した後、非許可(Non−allowed)領域へ移動する場合にも、同じ問題が発生する。即ち、UEが特定LADNが許可された領域に位置した後、非許可(Non−allowed)領域へ移動することによって、Xnインターフェースを利用したハンドオーバが実行される場合、ターゲットNG−RANは、該当LADNのPDUセッションのための無線リソースを予約しておく。しかし、以後AMF及び/またはSMFは、該当LADNのPDUセッションを解除したりユーザ平面のリソースを解除したりする。
以上で説明したように、Xnインターフェースを利用してハンドオーバを実行すべき場合、LADNのためのPDUセッションが不要にターゲットNG−RANにハンドオーバされることができるという問題点がある。したがって、これを解決するための方案が必要である。
<本明細書の開示>
したがって、本明細書の開示は、前述した問題点を解決するために、LADNでPDUセッションの効率的な管理のための方案を提示することを目的とする。
具体的に、本明細書の開示は、Xnインターフェースを利用したハンドオーバ手順を実行する時、LADNのためのPDUセッションがターゲットNG−RAN(即ち、ターゲット基地局またはターゲットセル)に不要にハンドオーバされることを防止のための方案を下記のように提示する。
本明細書で提示される発明は、下記提案の一つ以上の組み合わせで共に具現されることができる。
I.第1の開示:PDUセッション確立手順でSMF及び/またはAMFが特定PDUセッションに対する領域情報をRANに伝達する方案
LADNのように特定領域内でのみサービスが可能なPDUセッションを確立する場合、前記セッション確立手順中にSMF及び/またはAMFが該当PDUセッションに対するサービス可能領域情報を送る。前記情報は、TA(Tracking Area)リストまたはセルリスト形式からなっている。前記情報を受信したソースNG−RAN(即ち、ソース基地局またはソースセル)は、UEが前記情報に指示されたサービス可能領域を外れる場合、該当PDUセッションをハンドオーバさせ、前記PDUセッションのための無線リソースの予約は実行されないように、前記PDUセッションに対するコンテキストをターゲットNG−RANに伝達しない。または、ハンドオーバを実行する前に、ソースNG−RANは、あらかじめ該当PDUセッションに対するコンテキストを消し、またはリソースを解除する過程を実行することができる。
または、前記ソースNG−RANは、前記情報により指示されたサービス可能領域を外れるUEが存在する場合、前記UEのPDUセッションに対してXnインターフェースを利用したハンドオーバを実行しない。その代わりに、前記ソースNG−RANは、前記UEのPDUセッションに対してXnインターフェースを利用しないハンドオーバまたはN2インターフェースを利用したハンドオーバのように、コアネットワークで制御されるハンドオーバを実行することができる。
図11aは、本明細書の第1の開示により改善されたPDUセッション確立手順を示す。
図11aの過程10及び11でSMF及び/またはAMFは、自分が有しているPDUセッションに対するサービス可能領域情報をNG−RANに伝達できる。ここで、前記SMFは、LADNのサービス可能領域を管理し、AMFは、許可/非許可サービス領域を管理することができる。この場合、SMFは、LADNのサービス可能領域に対する情報をNG−RANに伝達できる。そして、AMFは、許可(allowed)/非許可(non−allowed)サービス領域に対する情報をNG−RANに伝達できる。それに対し、AMFがLADNのサービス可能領域を管理し、SMFは許可/非許可サービス領域を管理することができる。この場合、AMFは、LADNサービス可能領域情報をNG−RANに送信でき、SMFが許可/非許可サービス領域に対する情報をNG−RANに伝達できる。
許可/非許可サービス領域は、UE別に適用されることができる。このような場合、該当情報は、PDUセッション確立手順でNG−RANに伝達されるものではなく、登録手順でNG−RANに伝達されることができる。
NG−RANが許可/非許可サービス領域に対する情報とLADNサービス可能領域に対する情報を全て受信する場合、前記NG−RANは、前記二つの情報により共通される領域(即ち、積集合される領域)をサービス可能領域と判断し、前記UEのPDUセッションに対するハンドオーバ決定をすることができる。
図11bは、本明細書の第1の開示により改善されたXnインターフェースを利用したハンドオーバ手順を示す。
図11bに示すように、ソースNG−RANは、ハンドオーバ準備過程でターゲットNG−RANにハンドオーバ要求メッセージを送信しながら、PDUセッションに対するコンテキストを選択的に含めることができる。例えば、UEが該当PDUセッションに対するサービス可能領域内へ移動する場合、前記ソースNG−RANは、前記PDUセッションに対するコンテキストを前記ハンドオーバ要求メッセージ内に含めて送信できる。しかし、UEが該当PDUセッションに対するサービス可能領域以外のターゲットNG−RANにハンドオーバされるべき場合、前記ソースNG−RANは、前記ハンドオーバ要求メッセージ内に該当PDUセッションに対するコンテキストを含めないで送信できる。
このように、前記コンテキストが前記ハンドオーバ要求メッセージ内に含まれない場合、該当PDUセッションに対するユーザ平面は解除されることができる。具体的に、UEの位置情報に基づいて、AMF/SMFは、PDUセッションに対してサービス可能領域を外れたと判断される場合、前記UEの該当PDUセッションを解除したり、ユーザ平面のリソースを解除したりすることができる。前記SMFは、前記UEの位置情報を過程4で取得することができる。
II.第2の開示:PDUセッション確立手順でSMF及び/またはAMFがXnインターフェースを利用するハンドオーバ手順を実行しないように指示するインジケーションをNG−RANに送信する方案
LADNのように特定サービス可能領域内でのみ提供されることができるPDUセッションである場合、SMF及び/またはAMFは、前記PDUセッションを確立する手順で該当PDUセッションに対してはXnインターフェースを利用するハンドオーバ手順(即ち、Xnベースのハンドオーバ手順)を実行しないようにするインジケーションをNG−RANに伝達する。具体的に図面を参照して説明すると、下記の通りである。
図12aは、本明細書の第2の開示により改善されたPDUセッション確立手順を示す。
図12aに示すPDUセッション確立手順の過程10または過程11を参照して分かるように、SMF及び/またはAMFは、該当PDUセッションに対してはXnインターフェースを利用するハンドオーバ手順(即ち、Xnベースのハンドオーバ手順)を実行しないように指示するインジケーションを前記NG−RANに伝達する。前記インジケーションは、例えば、'without Xn handover indication'である。または、SMF及び/またはAMFは、N2インターフェースを利用したハンドオーバ手順(即ち、N2ベースのハンドオーバ)を実行するように指示するインジケーションを伝達することができる。
前記UEがサービス可能領域に進入する場合、SMF及び/またはAMFは、前記UEのPDUセッションに対してXnベースのハンドオーバを実行することができるようにする設定を前記NG−RANに伝達できる。
具体的に、登録手順中に、SMF及び/またはAMFは、サービス可能領域に再び進入する場合、再びXnベースのハンドオーバが可能であるというインジケーションをNG−RANに送ることができる。前記インジケーションは、登録手順中で登録受諾メッセージ内に含まれて送信されることができる。具体的に、前記インジケーションは、登録手順中で登録受諾メッセージ内に含まれて送信されることができる。また、登録手順中にAMFがSMFにUEの位置と関連した情報(即ち、サービス可能領域に進入したことを知らせる情報)を伝達する場合、前記SMFは、前記インジケーションをAMFを経てNG−RANに伝達できる。
または、前記インジケーションは、PDUセッション修正手順中に送信されることができる。
許可/非許可サービス領域は、UE別に適用されることができる。このような場合、該当情報は、PDUセッション確立手順でNG−RANに伝達されるものではなく、登録手順でNG−RANに伝達されることができる。
NG−RANが許可/非許可サービス領域に対する情報とLADNサービス可能領域に対する情報を全て受信する場合、前記NG−RANは、前記二つの情報により共通される領域(即ち、積集合される領域)をサービス可能領域と判断し、前記UEのPDUセッションに対するハンドオーバ決定をすることができる。
図12bは、本明細書の第2の開示によるインジケーションに基づいてXnインターフェースを利用しないハンドオーバ手順を実行する例を示す。
前述したインジケーションを受信した場合、ソースNG−RANは、ハンドオーバ手順を実行する時、図12bに示すように、Xnインターフェースを利用しないハンドオーバ手順を実行することができる。この場合、AMF及び/またはSMFは、過程1及び過程2でUEの位置情報を取得し、該当PDUセッションに対してリソース解除を実行したり、またはユーザ平面のリソース解除を実行したりすることができる。一実施例によると、図示された過程1で、前記ソースNG−RANは、ターゲットNG−RANで提供されないPDUセッションに対するコンテキストをハンドオーバ要求(Handover Required)メッセージ内に含めないで送信できる。
III.第3の開示:SMF及び/またはAMFがハンドオーバ制限リストをPDU別にNG−RANに設定する方案
AMF及び/またはSMFは、PDUセッション別にハンドオーバ制限リスト(Handover Restriction List:HRL)をNG−RANに設定することができる。即ち、SMF及び/またはAMFは、特定サービス可能領域でのみサービスできるLADNのようなPDUセッションに対しては該当PDUセッションがサービスされない地域をハンドオーバ制限リスト(HRL)内に含めて、NG−RANに設定できる。前記設定は、PDUセッション確立手順中にまたは登録更新手順中に、実行されることができる。一般的な登録手順中にはUE別のみで設定できるが、PDUセッション確立手順または登録更新手順中には前記設定がPDUセッション別に実行されることができる。
前記NG−RANは、PDUセッション別にハンドオーバ制限リスト(HRL)の設定を受ける。そして、前記NG−RANは、前記ハンドオーバ制限リスト(HRL)に基づいて、UEのハンドオーバを決定する。もし、UEが該当PDUセッションに対して設定されたハンドオーバ制限リスト(HRL)により指示された制限領域へ移動する場合、ソースNG−RANは、該当PDUセッションに対してはハンドオーバが実行されないように、ハンドオーバ要求メッセージまたはハンドオーバ要求(Handover required)メッセージ内に該当PDUセッションに対するコンテキストを含めないで送信できる。
ソースNG−RANが複数個のハンドオーバ制限リスト(HRL)の設定を受ける場合、ソースNG−RANは、可能な限り全てのPDUセッションが前記HRLによりハンドオーバが制限されないように、ターゲットRATまたはターゲットセルを選択する。もし、ハンドオーバ制限リスト(HRL)により指示された制限領域のターゲットNG RATまたはターゲットセルに前記UEをハンドオーバさせるしかない場合は、各々のハンドオーバ制限リスト(HRL)とマッピングされている優先順位に基づいてターゲットNG−RANまたはターゲットセルを選択することができる。
NG−RANは、PDUセッションが解除される場合、該当PDUセッションと関連したハンドオーバ制限リスト(HRL)も共に削除できる。
図13は、本明細書の第3の開示によるハンドオーバ手順を示す例示図である。
0)ソースNG−RANは、UEから受信した測定報告メッセージに基づいてハンドオーバを実行すると決定する。
この過程で、ソースNG−RANは、自分が有しているPDUセッション別ハンドオーバ制限リスト(HRL)に基づいて、UEをどのRANまたはどのセルにハンドオーバさせるかを決定することができる。例えば、UEから受信した測定報告メッセージ内で、最も大きい信号強度を有するセルを選択するものではなく、前記ハンドオーバ制限リスト(HRL)に指示されないセルの中から信号強度が最も高いセルをターゲットセルとして選択できる。もし、ハンドオーバ制限リスト(HRL)に指示されないセルのうちハンドオーバ可能なセルがない場合には、前記ハンドオーバ制限リスト(HRL)と関係なしで、ターゲットセルを選択することができる。
もし、UEが複数個のPDUセッションを有している場合、各々のハンドオーバ制限リスト(HRL)別に優先順位が設定されている場合がある。この場合、可能な限り全てのPDUセッションが前記ハンドオーバ制限リスト(HRL)によりハンドオーバが遮断されないように、ターゲットセルを選択することができる。しかし、全てのハンドオーバ制限リスト(HRL)を避けることができない場合、優先順位が低いハンドオーバ制限リスト(HRL)から一つずつ除外させながら、可能な限り優先順位が高いハンドオーバ制限リスト(HRL)により指示されないセルをターゲットセルとして選択できる。
そのために、ネットワークは、各々のPDUセッション別にハンドオーバ制限リスト(HRL)に対する優先順位と共にハンドオーバ可能な場合の優先順位を共に設定することができる。即ち、各々のPDUセッション別にハンドオーバが可能な場合の優先順位(即ち、サービス優先順位)とハンドオーバが不可能な場合の優先順位(即ち、HRLの優先順位)が別に設定されることができる。この場合、ソースNG−RANではターゲットNG−RANを選択する時、ハンドオーバ制限リスト(HRL)の優先順位を考慮することができる。もし、ターゲットNG−RANでリソース不足などの理由でソースNG−RANから送ってきた全てのPDUセッションをサービスすることができない場合は、サービス優先順位が高いPDUセッションを優先的に受け入れ、サービス優先順位が低い場合は、受け入れない。
1)ソースNG−RANがターゲットNG−RANにハンドオーバ要求メッセージを送信する。前記メッセージは、下記のようなパラメータを含むことができる。
前記表を参照して分かるように、前記メッセージは、セットアップされるべきPDUセッションリソースのリストを含む。前記リスト内には一般的にソースNG−RANが提供中である全てのPDUセッション情報が含まれる。しかし、ターゲットNG−RANがハンドオーバ制限リスト(HLR)により一部PDUセッションを提供することができない場合、ソースNG−RANは、前記リスト内に該当PDUセッションに対する情報を除外させてターゲットNG−RANに送信できる。一方、前記ソースNG−RANは、ハンドオーバ制限リスト(HRL)をターゲットNG−RANに送信できる。このときも、前記ソースNG−RANは、該当PDUセッションに対するハンドオーバ制限リスト(HRL)を除外させて送信できる。しかし、後述する過程6でターゲットNG−RANが経路スイッチング要求メッセージを送信する時、拒絶されるPDUセッションリストを送信することができるように、どのようなPDUセッションがハンドオーバされないかに対する情報をターゲットNG−RANに送信できる。2)ターゲットNG−RANは、ソースNG−RANが送った情報に基づいてどのようなPDUセッションをサービスするかを決定することができる。そして、前記ターゲットNG−RANは、ハンドオーバ可能を示すAckメッセージを前記ソースNG−RANに送信できる。
または、前記過程1でソースNG−RANが全てPDUセッション情報とHRL情報を渡した以後、ターゲットNG−RANが直接ハンドオーバ制限リスト(HRL)を見て判断してどのようなサービスが提供されることができるかを過程2でソースNG−RANに知らせる方案を使用することもできる。この場合、ターゲットNG−RANが直接拒絶されるPDUセッションリストを生成することができる。
3)ソースNG−RANは、UEをハンドオーバさせるためにRRC接続再構成手順を実行する。
4)ソースNG−RANは、ターゲットNG−RANにデータフォワーディングを始める。このとき、全てのPDUセッションに対してフォワーディングせずに、ハンドオーバ可能なPDUセッションに対してのみフォワーディングを実行する。
5)UEは、ターゲットNG−RANにハンドオーバした後、RRC接続完了メッセージを送信する。
6)ターゲットNG−RANは、経路スイッチング要求メッセージ内に成功的にハンドオーバされたPDUセッションに対するリストと、拒絶されたPDUセッションに対するリストと、をAMFに送信する。
7−9)AMFは、成功的にハンドオーバされたPDUセッションを管理するSMFにN3トンネル情報をアップデートするための情報を送信する。前記SMFは、UPFとのインタラクション(interaction)を介してこれをアップデートする。また、拒絶されたPDUセッションを管理するSMFに該当PDUセッションに対する情報を知らせる。SMFは、ハンドオーバが実行されないPDUセッションを解除したり非活性化(deactivation)したりすることができる。もし、ターゲットNG−RANからAMFが知っている全てのPDUセッションに対する情報を受けていない場合、前記AMFは、該当PDUセッションがハンドオーバされなかったと判断し、これをSMFに知らせる。前記SMFは、該当PDUセッションを解除したり非活性化したりすることができる。
10)AMFは、ターゲットNG−RANに経路スイッチング要求受諾メッセージを送信することによって、ハンドオーバが成功的に終わったことを知らせる。
11)ターゲットNG−RANは、ソースRANにUEコンテキスト解除メッセージを送信する。そのとき、ソースNG−RANは、該当UEのコンテキストを削除する。
IV.第4の開示:UEが知っているサービス可能領域に基づいて測定報告を選別して送信する方案
UEは、登録手順でLADN情報や許可/非許可領域情報を受け、これを管理している。したがって、前記UEが基地局に測定報告を実行する時、前記情報に基づいてサービス可能領域を外れるセルに対しては測定報告から除外できる。それによって、UEは、サービス可能領域に留まり続けるようになる。しかし、サービス可能領域を外れるセルのみが存在する場合、前記UEは、該当セルに対しても測定報告を実行しなければならない。この後、UEがサービス可能領域を全て外れた場合は一般的なハンドオーバを実行することができる。
基地局は、自分の周辺セル情報を知っているため、UEが特定セルに対して測定報告を実行しない状態で再び測定報告を実行したと判断する場合はXnインターフェースを利用したハンドオーバではなく、Xnインターフェースを利用しないハンドオーバを実行することができる。
許可/非許可サービス領域は、UE別に適用されることができる。このような場合、該当情報は、PDUセッション確立手順でNG−RANに伝達されるものではなく、登録手順でNG−RANに伝達されることができる。
NG−RANが許可/非許可サービス領域に対する情報とLADNサービス可能領域に対する情報を全て受信する場合、前記NG−RANは、前記二つの情報により共通される領域(即ち、積集合される領域)をサービス可能領域と判断し、前記UEのPDUセッションに対するハンドオーバ決定をすることができる。
以上、説明した内容は、ハードウェアで具現されることができる。これに対して図面を参照して説明する。
図14は、本発明の実施例に係るUE及びネットワークノードの構成ブロック図である。
図14に示すように、前記UE100は、格納手段101、コントローラ102、及び送受信部103を含む。そして、前記ネットワークノードは、アクセスネットワーク(AN)、ラジオアクセスネットワーク(RAN)、AMF、CP機能ノード、SMFである。前記ネットワークノードは、格納手段511、コントローラ512、送受信部513を含む。
前記格納手段は、前述した方法を格納する。
前記コントローラは、前記格納手段及び前記送受信部を制御する。具体的に、前記コントローラは、前記格納手段に格納された前記方法を各々実行する。そして、前記コントローラは、前記送受信部を介して前述した信号を送信する。
以上では本発明の望ましい実施例を例示的に説明したが、本発明の範囲は、このような特定実施例にのみ限定されるものではないため、本発明は、本発明の思想及び特許請求範囲に記載された範ちゅう内で多様な形態で修正、変更、または改善されることができる。

Claims (11)

  1. ソースセルがPDU(Packet Data Unit)セッションのハンドオーバを決定する方法であって、
    端末の測定報告に基づいて、ターゲットセルまたはターゲットNG−RAT(Next Generation Radio Access Technology)を決定するステップと、
    前記ターゲットセルまたは前記ターゲットNG−RANの決定ステップでハンドオーバ領域リストがさらに考慮されて;及び、
    前記ハンドオーバ領域リストに基づいて、前記決定されたターゲットセルまたはターゲットNG−RANが前記PDUセッションに対してサービスすることができないと確認される場合、前記PDUセッションに対するコンテキストを含まないハンドオーバ要求メッセージをターゲットセル又はターゲットNG−RANに送信するステップと、を含んでなることを特徴とする、方法。
  2. 前記PDUセッションは、LADN(Local Area Data Network)のために使われることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ハンドオーバ要求メッセージは、Xnインターフェースを利用したハンドオーバ手順のために送信されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ハンドオーバ領域リストは、PDUセッション別に設定されていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ハンドオーバ領域リストは、該当PDUセッションに対してハンドオーバが制限または許可される領域に対する情報を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 前記ハンドオーバ領域リストをPDUセッション確立手順中にAMFまたはSMF SMF(Session Management Function)から取得するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 前記ハンドオーバ領域リストに基づいて、前記決定されたターゲットセルまたはターゲットNG−RANが前記PDUセッションに対してサービスすることができないと確認される場合、前記PDUセッションに対するコンテキストを削除するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  8. 前記ターゲットセルまたはターゲットNG−RANを決定するステップは、
    複数のハンドオーバ領域リストが存在する場合、各PDUセッションに対するハンドオーバ領域リストを確認するステップと;及び、
    複数のPDUセッションが可能な限り全てハンドオーバされることができるターゲットセルまたはターゲットNG−RANを前記複数のハンドオーバ領域リストに基づいて選択するステップと;を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  9. 前記複数のハンドオーバ領域リストは、優先順位別に確認されることを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. 前記複数のPDUセッションが可能な限り全てハンドオーバされることができるターゲットセルまたはターゲットNG−RANがない場合、低い優先順位のハンドオーバ領域リストは使用除外されることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  11. PDU(Packet Data Unit)セッションのハンドオーバを決定するセル(cell)であって、
    送受信部と;
    端末の測定報告に基づいて、ターゲットセルまたはターゲットNG−RAT(Next Generation Radio Access Technology)を決定するプロセッサと;を備えてなり、
    前記ターゲットセルまたは前記ターゲットNG−RANの決定ステップでハンドオーバ領域リストがさらに考慮されて;及び、
    前記ハンドオーバ領域リストに基づいて、前記決定されたターゲットセルまたはターゲットNG−RANが前記PDUセッションに対してサービスすることができないと確認される場合、前記プロセッサは、前記PDUセッションに対するコンテキストを含まないハンドオーバ要求メッセージをターゲットセル又はターゲットNG−RATに送信することを特徴とする、セル。

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