JP2020522207A - クラウドベースのサイドリンクスケジューリングのためのデバイス及び方法、並びにクラウドベースのサイドリンクスケジューリングのための基地局インターフェイス - Google Patents

クラウドベースのサイドリンクスケジューリングのためのデバイス及び方法、並びにクラウドベースのサイドリンクスケジューリングのための基地局インターフェイス Download PDF

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Abstract

本発明は、プロセッサ(110a)を含むネットワークエンティティ(110)、特に、クラウドサーバ(110)であって、プロセッサ(110a)は、1つ又は複数の、特に、2つのモバイルネットワーク(PLMNs)(120,130)の代わりに、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースを制御するように構成される、ネットワークエンティティ(110)に関する。さらに、本発明は、PLMN(120,130)の基地局(BS)(123,133)であって、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースの制御に関連付けられる制御プレーン情報を処理するように構成されるプロセッサ(133a)、及び、ネットワークエンティティ(110)に、制御プレーン情報を送信し、及び/又は、ネットワークエンティティ(110)から、制御プレーン情報を受信する、ように構成される通信インターフェイス(133b)、を含む基地局(BS)(123,133)に関する。

Description

一般的に、本発明は、無線通信の分野に関する。特に、本発明は、V2Xサイドリンク通信のPLMNオペレータに依存しない管理のためのデバイス及び方法に関する。
LTE(Long Term Evolution)等の3GPP(3rd Generation Partnership Project)セルラネットワーク又はV2X(Vehicle-to-Everything)サイドリンク通信対応の5Gにおいては、サイドリンク(SL)無線リソースは、一般的に、公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN)オペレータによって制御される。複数の異なるPLMNオペレータに属するユーザ機器(UEs)は、複数の異なるスペクトラム帯域(すなわち、複数の異なるキャリア周波数)を使用して送信すると考えられている。しかしながら、このことは、複数のオペレータの間でのスペクトラム共有の可能性を排除する。複数の生命の安全のためのアプリケーションのうちのいくつかの場合には、V2Xサイドリンク通信のための将来的なスペクトラム割り当ては、ある1つの特定のオペレータに属さない場合があり、むしろ、複数のオペレータによって共有される場合がある。
3GPP Rel-14におけるV2X通信の場合には、PC5(サイドリンク)インターフェイスを介する動作モード及びLTE-Uu(アップリンク/ダウンリンク)インターフェイスを介する動作モードの2つの動作モードが存在する。V2Xサイドリンク通信と称されるサイドリンク動作モードの場合には、複数のユーザ機器(UEs)は、PC5インターフェイスを介して直接的に互いに通信することが可能である。
一般的に、V2Xサイドリンク通信をサポートするUEは、リソース割り当てのために2つのモードで動作することが可能である。
スケジューリングされたリソース割り当てモード又はサイドリンク送信モード3と称される第1のリソース割り当てモードにおいては、UEは、基地局(BS)に送信リソースを要求し、BSは、サイドリンク制御情報(SCI)及びサイドリンクユーザデータの送信のために、UEに専用リソースをスケジューリングする。
UEによる自律的なリソース選択モード又はサイドリンク送信モード4と称される第2のリソース割り当てモードにおいては、UEは、自身で、リソースプールからリソースを選択して、SCI及びデータを送信する。
第2の動作モードにある複数のV2Xサイドリンク送信の間の干渉を防止するために、3GPP無線リソース制御(RRC)仕様は、リリース14において"ゾーン"及び"センシング"の2つの特徴を導入している。世界は、複数の地理的なゾーンに分割されている。ゾーンは、周期的に反復される地理的な領域である。UEは、そのUEが位置しているゾーンに基づいて、無線リソースプールを選択する。選択された無線リソースプールの中でのチャネルセンシングに基づいて、UEは、送信のために特定のサイドリンク無線リソースを選択し、そして、周期的に反復する(すなわち、半永続的な)サイドリンク無線リソースを予約してもよい。
複数の異なるオペレータは、sl-V2X-ConfigCommon、sl-V2X-ConfigDedicated等において指定される(例えば、無線リソースプール、ゾーン等の)複数の異なるV2Xサイドリンク構成を使用する。複数の異なるオペレータに属するUEが、ある1つの共通の構成を使用することなく同じキャリア周波数において送信する場合には、複数の異なるゾーンの中のUEは、同じリソースプールを選択することが可能であり、ゾーン間の干渉を引き起こす場合がある。
スケジューリングされたリソース割り当てモードの場合には、BSにあるサイドリンクスケジューラは、(例えば、周期的な位置報告から得られる)UEの地理的位置情報を使用して、直交する時間/周波数リソースが複数の近傍のUEに割り当てられるということを保証し、それにより、干渉を防止する。一方で、各々のオペレータは、自身のスケジューラを有しているが、(それらの地理的位置を含めて)UEが他のオペレータに属しているということを知らない。複数の異なるオペレータに属する複数の近傍のUEが、同じキャリア周波数において送信する場合に、オペレータ中心のサイドリンクスケジューラは、干渉を防止することができないであろう。
このようにして、PLMNオペレータに依存しない方式によって、V2Xサイドリンク通信を管理するための改良されたデバイス及び方法が必要とされている。
本発明の目的は、PLMNオペレータに依存しない方式によって、V2Xサイドリンク通信を管理するための改善されたデバイス及び方法を提供することである。
上記の目的及び他の目的は、独立請求項の主題によって達成される。さらなる実装形態は、従属請求項、明細書、及び図面から明らかである。
一般的に、本発明の複数の実施形態は、UEアーキテクチャに対していかなる影響も与えないように、基地局(BS)とユーザ機器(UE)との間の(RRC/MAC/PHY制御シグナリングメッセージ等の)標準的なインターフェイスを修正されない状態に維持しつつ、オペレータの無線アクセスネットワーク(RAN)から、複数の異なるオペレータがアクセス可能であるネットワークエンティティに、(サイドリンクスケジューリングを含むサイドリンク無線リソースの制御等の)インテリジェンスを移動させるという着想に基づいている。このようにして、UEは、サイドリンク無線リソースが、例えば、そのオペレータのRANの中ではなく、クラウドの中に位置するネットワークエンティティによって制御されているということを認識しない。本発明の複数の実施形態においては、ネットワークエンティティ、特に、クラウドサーバは、新たなインターフェイスによってオペレータのBSと通信して、V2Xサイドリンク通信のために、そのBSの構成パラメータを制御する。BS及びUEは、3GPPによって指定される標準的なインターフェイスによって、通常どおり、V2Xサイドリンク通信に関連付けられる制御シグナリングを交換する。このようにして、UEは、サイドリンク無線リソースが、そのRANの外部から制御されているということを認識しない。本発明の複数の実施形態が提供する重要な利点は、現在の3GPP Rel-14 UEアーキテクチャに対するいかなる変更も必要とされず、したがって、そのUEに対していかなる影響も与えないということである。
より具体的には、第1の態様によれば、本発明は、プロセッサを含むネットワークエンティティ、特に、クラウドサーバであって、前記プロセッサは、1つ又は複数の、特に、2つのモバイルネットワーク(PLMNs)の代わりに、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースを制御するように構成される、ネットワークエンティティに関する。本発明が意味するクラウドサーバは、PLMNの複数のエンティティと通信するように構成されるエンティティであり、PLMNの一部自体であってもよく、又は、PLMNの一部自体でなくてもよい、すなわち、そのエンティティは、PLMN IDに関連付けられていてもよく、又は、PLMN IDに関連付けられていなくてもよい。PLMNは、ある特定のオペレータによって動作させられる公衆陸上モバイルネットワークである。特に、PLMN IDによってPLMNを識別することが可能であり、PLMN IDは、関連する領域の中のそのPLMNの一意の識別子であってもよい。
第1の態様のさらなる実装形態において、前記プロセッサは、第1のPLMNの第1のUE及び/又は第2のPLMNの第2のUEによる送信のために、複数のサイドリンク無線リソースを制御するように構成される。
第1の態様のさらなる実装形態において、前記プロセッサは、前記第1のPLMNの第1のUE及び/又は前記第2のPLMNの第2のUEに1つ又は複数のサイドリンク無線リソースを割り当てることによって、サイドリンク送信の動的なスケジューリング及び/又は半永続的なスケジューリングを実行し、及び/又は、前記第1のPLMNの前記第1のUE及び/又は前記第2のPLMNの前記第2のUEのための1つ又は複数のサイドリンク無線インターフェイス構成パラメータの前記値を設定する、ように構成される。
第1の態様のさらなる実装形態において、前記無線リソースは、同じキャリアに位置している。
第1の態様のさらなる実装形態において、当該ネットワークエンティティは、前記第1のPLMNの第1の基地局(BS)及び/又は前記第2のPLMNの第2のBSとの通信のための通信インターフェイスをさらに含む。
第1の態様のさらなる実装形態において、前記通信インターフェイスは、前記第1のBSにスケジューリング情報を送信し、前記スケジューリング情報は、サイドリンク制御情報及び/又はサイドリンクユーザデータの送信のために前記第1のUEに割り当てられる1つ又は複数のサイドリンク無線リソースを指定し、及び/又は、前記第2のBSにスケジューリング情報を送信し、前記スケジューリング情報は、サイドリンク制御情報及び/又はサイドリンクユーザデータの送信のために前記第2のUEに割り当てられる1つ又は複数のサイドリンク無線リソースを指定する、ように構成される。
ネットワークエンティティが、第1のBS及び第2のBSにスケジューリング情報を送信するように構成される場合に、このスケジューリング情報は、同じスケジューリング情報である必要はない。
第1の態様のさらなる実装形態において、前記スケジューリング情報は、
-キャリアインジケータ、
-時間領域における前記1つ又は複数のサイドリンク無線リソースの位置、
-周波数領域における前記1つ又は複数のサイドリンク無線リソースの位置、
-再送信に関連するパラメータ、
-半永続的なスケジューリング(SPS)に関連するパラメータ、
のうちの1つ又は複数を含む。
第1の態様のさらなる実装形態において、前記通信インターフェイスは、前記第1のBSに、前記第1のUEのための前記1つ又は複数のサイドリンク無線インターフェイス構成パラメータを送信し、及び/又は、前記第2のBSに、前記第2のUEのための前記1つ又は複数のサイドリンク無線インターフェイス構成パラメータを送信する、ように構成される。
第1の態様のさらなる実装形態において、前記1つ又は複数のサイドリンク無線インターフェイス構成パラメータは、サイドリンク通信のための前記メディアアクセス制御(MAC)層及び/又は前記物理(PHY)層の前記動作を制御する1つ又は複数の無線リソース制御(RRC)パラメータを含む。
第1の態様のさらなる実装形態において、サイドリンク通信のための前記メディアアクセス制御(MAC)層及び/又は前記物理(PHY)層の前記動作を制御する前記1つ又は複数の無線リソース制御(RRC)パラメータは、
-無線リソースプール構成パラメータ、
-ゾーン構成パラメータ、
-無線リソース選択構成パラメータ、
-半永続的なスケジューリング(SPS)構成パラメータ、
-測定構成パラメータ、のうちの1つ又は複数を含む。
第1の態様のさらなる実装形態において、前記通信インターフェイスは、さらに、前記第1のBSから及び/又は前記第2のBSから、1つ又は複数のサイドリンク無線リソース要求パラメータ及び/又は1つ又は複数の測定値を受信するように構成される。
第1の態様のさらなる実装形態において、前記1つ又は複数のサイドリンク無線リソース要求パラメータは、
-UEによる送信及び/又は受信のためのキャリア周波数、
-宛先ID、
-半永続的なスケジューリング(SPS)、特に、周期、タイミングオフセット、優先順位、及び/又は、メッセージサイズのためのパラメータ、のうちの1つ又は複数を含み、及び、
前記1つ又は複数の測定値は、
-UEの地理的位置、
-1つ又は複数の無線リソースにおける受信信号強度、
-サイドリンクバッファ状態、のうちの1つ又は複数を含む。
第2の態様によれば、本発明は、ネットワークエンティティ、特に、クラウドサーバを動作させる対応する方法であって、1つ又は複数の、特に、2つのモバイルネットワーク(PLMNs)の代わりに、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースを制御するステップを含む、対応する方法に関する。
本発明の第2の態様にしたがった方法は、本発明の第1の態様にしたがったネットワークエンティティによって実行されてもよい。本発明の第2の態様にしたがった方法のさらなる特徴は、本発明の第1の態様にしたがったネットワークエンティティの機能及び複数の異なる実装形態に直接的に由来する。
第3の態様によれば、本発明は、PLMNの基地局(BS)であって、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースの制御に関連付けられる制御プレーン情報を処理するように構成されるプロセッサ、及び、ネットワークエンティティ、特に、クラウドサーバに、前記制御プレーン情報を送信し、及び/又は、ネットワークエンティティ、特に、クラウドサーバから、前記制御プレーン情報を受信する、ように構成される通信インターフェイス、を含む基地局(BS)に関する。
第3の態様のさらなる実装形態において、前記通信インターフェイスは、前記ネットワークエンティティに1つ又は複数のサイドリンク無線リソース要求パラメータ及び/又は1つ又は複数の測定値を送信するように構成される。
第3の態様のさらなる実装形態において、前記1つ又は複数のサイドリンク無線リソース要求パラメータは、
-UEによる送信及び/又は受信のためのキャリア周波数、
-宛先ID、
-半永続的なスケジューリング(SPS)、特に、周期、タイミングオフセット、優先順位、及び/又は、メッセージサイズのためのパラメータ、のうちの1つ又は複数を含み、及び、
前記1つ又は複数の測定値は、
-UEの地理的位置、
-1つ又は複数の無線リソースにおける受信信号強度、
-サイドリンクバッファ状態、のうちの1つ又は複数を含む。
第3の態様のさらなる実装形態において、前記通信インターフェイスは、前記ネットワークエンティティからスケジューリング情報を受信するように構成され、前記スケジューリング情報は、サイドリンク制御情報及び/又はサイドリンクユーザデータの送信のためにUEに割り当てられる1つ又は複数のサイドリンク無線リソースを指定する。
第3の態様のさらなる実装形態において、前記スケジューリング情報は、
-キャリアインジケータ、
-時間領域における前記1つ又は複数のサイドリンク無線リソースの位置、
-周波数領域における前記1つ又は複数のサイドリンク無線リソースの位置、
-再送信に関連するパラメータ、
-半永続的なスケジューリング(SPS)に関連するパラメータ、
のうちの1つ又は複数を含む。
第3の態様のさらなる実装形態において、前記通信インターフェイスは、前記ネットワークエンティティから、UEのための1つ又は複数のサイドリンク無線インターフェイス構成パラメータを受信するように構成される。
第3の態様のさらなる実装形態において、前記1つ又は複数のサイドリンク無線インターフェイス構成パラメータは、サイドリンク通信のための前記メディアアクセス制御(MAC)層及び/又は前記物理(PHY)層の前記動作を制御する1つ又は複数の無線リソース制御(RRC)パラメータを含む。
第3の態様のさらなる実装形態において、サイドリンク通信のための前記メディアアクセス制御(MAC)層及び/又は前記物理(PHY)層の前記動作を制御する前記1つ又は複数の無線リソース制御(RRC)パラメータは、
-無線リソースプール構成パラメータ、
-ゾーン構成パラメータ、
-無線リソース選択構成パラメータ、
-半永続的なスケジューリング(SPS)構成パラメータ、
-測定構成パラメータ、のうちの1つ又は複数を含む。
第4の態様によれば、本発明は、PLMNの基地局(BS)を動作させる対応する方法であって、前記基地局(BS)は、ネットワークエンティティ、特に、クラウドサーバに、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースの制御に関連付けられる制御プレーン情報を送信し、及び/又は、ネットワークエンティティ、特に、クラウドサーバから、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースの制御に関連付けられる制御プレーン情報を受信する、ように構成される通信インターフェイスを含む、対応する方法に関する。
本発明の第4の態様にしたがった方法は、本発明の第3の態様にしたがった基地局によって実行されてもよい。本発明の第4の態様にしたがった方法のさらなる特徴は、本発明の第3の態様にしたがった基地局の機能及び複数の異なる実装形態に直接的に由来する。
第5の態様によれば、本発明は、コンピュータ又はプロセッサによって実行されるときに、第2の態様の方法又は第4の態様の方法を実行するためのプログラムコードを含むコンピュータプログラムに関する。
ハードウェア及び/又はソフトウェアによって本発明を実装することが可能である。
本発明のさらなる実施形態は、以下の複数の図面を参照して説明される。
ある1つの実施形態にしたがったネットワークエンティティ及びある1つの実施形態にしたがった基地局を含むV2X通信システムを図示している概略的な図を示している。 サイドリンク無線リソースのある1つの例示的なグリッドの中の隣接しているPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)無線リソース及びPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)無線リソースを示している。 図1のV2X通信システムの複数のさらなる態様のうちのいくつかを図示している概略的な図を示している。
さまざまな図面において、同一の特徴又は少なくとも機能的に等価な特徴のために、同じ参照符号を使用する。
以下の説明においては、本開示の一部を構成するとともに、実例として、本発明を適用することが可能である複数の特定の態様を示している複数の添付の図面を参照する。本発明の範囲から離れることなく、複数の他の態様を利用することが可能であり、且つ、構造的な又は論理的な変更を行うことが可能であるということを理解すべきである。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって規定されるため、以下の詳細な説明は、限定的な意義に解釈されるべきではない。
例えば、説明されている方法と関連する開示は、また、その方法を実行するように構成される対応するデバイス又はシステムについてもあてはまる場合があり、その逆もまた同様であるということを理解すべきである。例えば、ある特定の方法のステップを説明する場合に、たとえ、そのようなユニットが、図面の中に明示的に記載され又は図示されていなくても、対応するデバイスは、その説明されている方法のステップを実行するためのユニットを含んでもよい。さらに、特に、断らない限り、本明細書において説明されているさまざまな例示的な態様の特徴を互いに組み合わせることが可能であるということを理解すべきである。
図1は、ある1つの実施形態にしたがったネットワークエンティティ110を含むV2X通信システム100を示している。図1の詳細な描画から理解することが可能であるように、また、以下の記載によってさらにより詳細に説明されるように、図1に示されている実施形態においてインターネット112の中に位置している単一のクラウドサーバ110として実装されているネットワークエンティティ110は、1つ又は複数のモバイルネットワーク(PLMNs)120及び130の代わりに、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースを制御するように構成されるプロセッサ110aを含む。図1に示されている複数の実施形態において、クラウドサーバ110のプロセッサ110aは、第1のPLMN120の第1のユーザ機器(UE)121及び第2のPLMN130の第2のUE131による送信のためのサイドリンク無線リソースを制御するように構成される。本明細書において使用されているように、PLMNは、ある特定のオペレータによって動作させられる公衆陸上モバイルネットワークである。特に、PLMN IDによって、ある1つのPLMNを識別することが可能であり、PLMN IDは、関連する領域におけるPLMNの一意の識別子となることが可能である。
図1に示されている詳細な描画から理解することが可能であるように、ネットワークエンティティ110は、さらに、第1のPLMN120の第1の基地局(BS)123及び第2のPLMN130の第2のBS133と通信するように構成される通信インターフェイス110bを含む。同様に、第1のBS123及び第2のBS133の各々は、サイドリンク無線リソースの制御に関連付けられる制御プレーン情報を処理するように構成される(例えば、図1に示されているBS133のプロセッサ133a等の)プロセッサ、及び、ネットワークエンティティ110と通信するように構成される(例えば、図1に示されているBS133の通信インターフェイス133b等の)通信インターフェイスを含む。図1に示されている例示的な実施形態に図示されているように、第1のUE121及び第2のUE131は、車載型ユニットの形態で、といったように、それぞれの車両の一部として実装されてもよい。しかしながら、理解されるように、第1のUE121及び第2のUE131は、また、携帯電話又は他のタイプのユーザ機器として実装されてもよい。
以下の記載でさらにより詳細に説明されるように、それぞれのBS123及び133の通信インターフェイス133bは、ネットワークエンティティ110に、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースの制御に関連付けられる制御プレーン情報を送信し、及び/又は、ネットワークエンティティ110から、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースの制御に関連付けられる制御プレーン情報を受信する、ように構成される。
本発明の複数のさらなる実施形態をより詳細に説明する前に、以下の記載において、複数のさらなる技術的背景のうちのいくつかが提供され、それらの複数のさらなる技術的背景のうちのいくつかは、本発明の複数の異なる態様を理解するのに有用である場合がある。
ある1つの実施形態において、V2Xサイドリンク通信をサポートするUE121及び131は、リソース割り当てのために2つのモードで動作することが可能である。
スケジューリングされたリソース割り当てと称される第1のリソース割り当てモードにおいては、UE121及び131は、基地局123及び133に送信リソースを要求し、基地局は、サイドリンク制御情報(SCI)及びサイドリンクユーザデータの送信のために、UEに専用リソースをスケジューリングする。
UEによる自律的なリソース選択と称される第2のリソース割り当てモードにおいては、UE121及び131は、自身で、リソースプールからリソースを選択して、SCI及びデータを送信する。UE121及び131は、UE121及び131が位置しているゾーンに基づいて、リソースプールを選択する。UE 121及び131は、センシングに基づいて、特定のサイドリンクリソースを選択してもよく、周期的に反復する(すなわち、半永続的な)サイドリンクリソースを予約してもよい。
UE121及び131は、それぞれの基地局123及び133に地理的位置情報を報告してもよい。UE121及び131は、周期的な報告に基づいて、完全なUEの地理的位置情報を報告するように構成されてもよい。
地理的ゾーンは、(例えば、SystemInformationBlockType21等のように)それぞれの基地局123及び133によって構成されてもよく、又は、(例えば、SL-V2X-Preconfiguration等のように)あらかじめ構成されてもよい。ゾーンが構成されるときに、世界は、単一の固定された基準点、ゾーン長、及びゾーン幅を使用して、複数の地理的なゾーンに分割され、UE121及び131は、単一の固定された基準点、ゾーン長、及びゾーン幅から、UE121及び131が位置するゾーンの識別子を決定する。
以下の記載においては、本発明の複数の実施形態に関連するV2Xサイドリンク通信のための無線リソース制御(RRC)に関連する手順の概要を説明する。
情報要素(IE)SystemInformationBlockType21は、V2Xサイドリンク通信に関連付けられる共通の構成情報(すなわち、sl-V2X-ConfigCommon)を含んでもよく、そのV2Xサイドリンク通信に関連付けられる共通の構成情報は、(RRC_IDLEにおける送信の場合の通常の条件のための最大で8個の送信リソースプールのリストである)v2x-CommTxPoolNormalCommon、((例えば、ハンドオーバー等の)例外的な条件のための1つの送信リソースプールである)v2x-CommTxPoolExceptional、(最大で16個の受信リソースプールのリストである)v2x-CommRxPool、(サイドリンク同期信号(SLSS)送信のための同期構成である)v2x-SyncConfig、(V2Xサイドリンク通信のための最大で8個の可能なキャリア周波数のリストである)v2x-InterFreqInfoList、(UEによる自律的なリソース選択のためのセンシング構成である)v2x-ResourceSelectionConfig、及び、((長さ、幅等の)ゾーン構成である)zoneConfigを含む。
さらに、v2x-ResourceSelectionConfigは、(UEがリソース再選択期間の終了の時点において現在のリソースを保持している確率である)probResourceKeep、(同期基準タイプ(typeTxSync: gnss, enb, ue)及びPSSCH送信パラメータ(minMCS-PSSCH, maxMCS-PSSCH, minRB-NumberPSSCH, maxRB-NumberPSSCH, allowedRetxNumberPSSCH)を含む最大で16個までのSL-PSSCH-TxConfig構成のリストである)pssch-TxConfigList、(リソース予約間隔のために許可される最大で16個までの値のリストである)restrictResourceReservationPeriodList、及び、(リソースを除外するときに使用される64個のしきい値のリストである)thresPSSCH-RSRP-Listを含む。
ある1つの実施形態において、IE SL-CommResourcePoolV2Xは、ある1つの特定のリソースプールのための複数のパラメータを指定し、それらの複数のパラメータは、(そのリソースプールに属する複数のサブフレームを決定するのに使用されるビットマップである)sl-Subframe、(UE121及び131が、複数の隣接する物理リソースブロック(PRBs)においてPSCCH及びPSSCHを送信するべきであるか否かを示す)adjacencyPSCCH-PSSCH、(対応するリソースプールの中の各々のサブチャネルのPRBの番号である)sizeSubchannel、(対応するリソースプールの中のサブチャネルの番号である)numSubchannel、(最も低いインデックスを有するサブチャネルの最も低いPRBインデックスである)startRB-Subchannel、(PSCCHプールの最も低いPRBインデックスである)startRB-PSCCH-Pool、(サイドリンク電力制御のためのパラメータである)dataTxParameters、及び、(UE121及び131がこのリソースプールを使用するべきであるゾーン識別子である)zoneIDを含む。
UE121及び131が、sl-V2X-ConfigDedicatedを含むRRCConnectionReconfigurationを受信するときに、UE121及び131は、以下の専用の構成手順を実行してもよい。
フィールドcommTxResourcesが、scheduledに設定されている場合には、UE121及び131は、UE121及び131からのサイドリンクバッファ状態報告(Sidelink BSR)に基づいて送信リソースを割り当てるように基地局に要求する。フィールドcommTxResourcesは、また、UE121及び131が使用するリソースプール(v2x-SchedulingPool)と変調及び符号化スキーム(mcs)とを指定する。割り当てられるプールの中で、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)におけるダウンリンク制御情報(DCI format 5A)によって受信するSL Grantの内容に基づいて、PSSCH送信のための特定のリソースを決定する。
フィールドcommTxResourcesが、ue-Selectedに設定されている場合には、UE121及び131は、v2x-commTxPoolNormalDedicatedが示している複数のリソースプールのうちの1つを使用して、センシングに基づいて、V2Xサイドリンクデータを送信する。センシング構成は、v2x-CommTxPoolSensingConfigの中で指定される。
スケジューリングされているモードにおいては、半永続的なスケジューリング(SPS)が有効化されている場合に、sl-V-SPS-RNTIは、RRCConnectionReconfigurationメッセージによって送信されるIE radioResourceConfigDedicatedの中のフィールドSPS-Configの中に含まれる。各々のSL SPS構成SPS-ConfigSLは、SL SPS構成のインデックスを示すsps-ConfigIndex、及び、複数の連続的な送信機会(20[ms], 50[ms], 100[ms], 200[ms], 300[ms], 400[ms], 500[ms], 600[ms], 700[ms], 800[ms], 900[ms], 1000[ms])の間の時間的間隔を示すsemiPersistSchedIntervalSL等のパラメータによって指定される。
それぞれの基地局123及び133へのUE支援情報の指標として、UEAssistanceInformationメッセージを使用することが可能である。このメッセージは、sps-AssistanceInformationを含み、そのsps-AssistanceInformationは、例えば、1つ又は複数のサイドリンク論理チャネル(trafficPatternInfoListSL)の(周期、タイミングオフセット、優先順位、メッセージサイズ等の)トラフィック特性を提供することによって、基地局がSPSを構成するのを支援する。
ある1つの実施形態において、RRC_CONNECTED状態にあるUE121及び131は、専用のサイドリンクリソースの割り当てを要求するために、それぞれのサービング基地局123及び133にSidelinkUEInformationメッセージを送信する。SidelinkUEInformationメッセージは、UEがその周波数においてV2Xサイドリンク通信を受信する意図を有している(SystemInformationBlockType21の中でブロードキャストされるv2x-InterFreqInfoListの中の)その周波数のインデックスを示すv2x-CommRxInterestedFreq等の情報を含んでもよい。V2Xサイドリンク通信送信リソース要求(v2x-CommTxResourceReq)は、UEがその周波数においてV2Xサイドリンク通信を送信する意図を有している(v2x-CommRxInterestedFreqの中で示されている値と同じ値である)その周波数のインデックスを示すv2x-CommTxFreq、及び、V2Xサイドリンク通信のために最大で16個までのDestination Layer-2 IDsのリストを含むv2x-DestinationInfoList、を含む。
ある1つの実施形態において、それぞれのUE121及び131が、カバレッジの中に存在するとともに、送信されるべきV2Xサイドリンクデータを有している場合に、UE121及び131は、以下の手法のうちの1つにしたがって動作する。
UE121及び131が、RRC_CONNECTED状態にあるとともに、フィールドcommTxResourcesが、scheduledに設定されている場合に、UE121及び131は、送信のための専用リソースを割り当てるように基地局に要求する。commTxResourcesが、ue-Selectedに設定されている場合に、UEは、v2x-commTxPoolNormalDedicatedが示している複数のリソースプールのうちの1つを使用して、センシングに基づいて送信する。
UE121及び131が、RRC_IDLE状態にある場合に、UE121及び131は、v2x-CommTxPoolNormalCommonが示している複数のリソースプールのうちの1つを使用して、センシングに基づいて送信する。
カバレッジの外側に存在するときは、UE121及び131は、SL-V2X-Preconfigurationの中のv2x-CommTxPoolListが示している複数のリソースプールのうちの1つを使用して、センシングに基づいて、V2Xサイドリンクデータを送信する。
ある1つの実施形態において、リソースプールの選択について、zoneConfigが、SystemInformationBlockType21の中又はSL-V2X-Preconfigurationの中に含まれている場合には、UE121及び131は、UE121及び131の地理的座標に対応するリソースプールのみを使用する。UE121及び131は、計算されたゾーン識別子と等しいゾーンIDを含むリソースのプールを選択する。
ある1つの実施形態において、V2Xサイドリンクに関連する測定の構成及び報告のために、RRCConnectionReconfigurationメッセージは、V2Xサイドリンク通信と関連して、UE121及び131がいずれの測定を実行するべきであるか(measConfig)を構成するのに使用されるとともに、例えば、どのような頻度でそれらの測定値を報告するべきであるのか(reportInterval)及び位置情報を含めるべきであるか否か(includeLocationInfo)等の報告の構成(reportConfig)に使用される。MeasurementReportメッセージは、例えば、UE121及び131の地理的位置(locationInfo)等の測定結果(measResults)を含む。
以下の記載においては、本発明の複数の実施形態に関連するV2Xサイドリンク通信のためのメディアアクセス制御(MAC)層に関連する手順の概要を説明する。
3GPP Rel-14 V2Xサイドリンク通信の仕様によれば、サイドリンク共有チャンネル(SL-SCH)において送信するために、対応するMAC層は、少なくとも1つのSL Grantを有する必要がある。そのSL Grantの中で示されているリソースにおいて、且つ、上位層が構成するか又はUE121及び131がminMCS-PSSCHとmaxMCS-PSSCHとの間で選択する変調及び符号化スキーム(MCS)によって、新たな送信及び再送信を実行する。
(サイドリンク送信モード3等の)スケジューリングされたリソース割り当てのために、SL Grantは、それぞれの基地局123及び133からPDCCHにおいて受信するDCI format 5Aから導出されてもよく、そのDCI format 5Aは、キャリアインジケータ、最初の送信のサブチャネル割り当ての最も低いインデックス(Linit)、リソース指標値(RIV)が示している最初の送信及び再送信の周波数リソース位置、最初の送信と再送信との間の時間的なギャップ(SFgap)、SL SPS構成インデックス(SPSの場合)及び起動/解放指標(SPSの場合)等の情報を含む。
MAC層が、少なくとも1つのSL SPS構成によって構成されているとともに、受信したSL Grantが、MAC層のsl-V-SPS-RNTIのために、PDCCHにおいて受信されている場合に、MAC層は、構成されているSL Grantを初期化(再初期化)し、そして、N番目のグラントが、
(10・SFN+subframe)=[(10・SFNstart time+subframestart time)+N・semiPersistSchedIntervalSL] modulo 10240,
の関係を満たすサブフレームにおいて発生するということを順次的に考慮し、SFNstart time及びsubframestart timeは、初期化(再初期化)時間に対応する。
ある1つの実施形態において、(サイドリンク送信モード4等の)UEによる自律的なリソース選択のために、UE121及び131は、チャネルセンシングに基づいて、自律的に且つ半永続的に、複数のPSSCHリソースを選択(再選択)する。各々の再選択期間の終端において、UE121及び131は、probResourceKeepの確率で、以前に選択されたリソースを維持する。UE121及び131が、以前に選択されたリソースを維持しない場合には、そのUEは、allowedRetxNumberPSSCHの中で構成されている再送信の回数(0又は1)を選択し、上位層がminRB-NumberPSSCHとmaxRB-NumberPSSCHとの間で構成する範囲の中で、(隣接するサブチャネルの数LsubCHである)周波数リソースの合計を選択し、そして、上位層がrestrictResourceReservationPeriodの中で構成する複数の許可されている値のうちの1つに、リソース予約間隔Prsvp_TXを設定する。UE121及び131は、その次に、ある1つのリソースをランダムに選択し、そして、そのリソースを使用して、リソース予約間隔Prsvp_TXだけ間隔が空いている周期的なリソースのセットを選択する。
候補リソースは、ある1つの与えられたサブフレームの中のLsubCH個の連続的なサブチャネルのセットとして定義される。ある1つの特定の時間ウィンドウの中のPSSCHリソースプールにおける(遅延要件を満たす)LsubCH個の連続的なサブチャネルのいずれかのセットは、候補リソースに対応する。UE121及び131は、UE121及び131がそれらのリソースについて測定情報を有していないリソース、又は、ある特定の(優先順位に依存する)しきい値を上回る関連するPSSCH-RSRPを有する近傍のUEが予約しているリソースを除外する。残りのリソースから、UE121及び131は、S-RSSI(Sidelink Received Signal Strength Indicator)を考慮して、最良のリソースの間でのランダムな選択を実行する。
再送信が有効化されている場合には、UE121及び131は、同じ手順にしたがって、再送信のための周期的なリソースのセットを選択する。送信に利用可能であるデータが、選択されたリソースに適合しない場合には、UE121及び131は、また、いずれの時点においても、リソースを再選択することが可能である。
サイドリンク送信モード3の場合には、サイドリンクバッファ状態報告(Sidelink BSR)手順を使用して、送信に利用可能であるSLデータの量に関する情報をサービング基地局123及び133に提供することが可能である。
RRCは、関連するタイマを構成することによって、SLのためのBSR報告を制御する。各々のサイドリンク論理チャネルは、宛先IDに属し、上位層がlogicalChGroupInfoListの中で提供する論理チャネルグループ(LCG)IDと優先順位との間のマッピング及びそのサイドリンク論理チャネルの優先順位に依存して、LCGに割り当てられる。
各々の報告されたグループについて、Sidelink BSR MAC制御要素は、宛先インデックス、LCG ID、及びバッファサイズ(バイト数)から構成される。
以下の記載においては、本発明の複数の実施形態に関連するV2Xサイドリンク通信のための物理(PHY)層に関連する手順の概要を説明する。
図2は、隣接するPSCCHリソース及びPSSCHリソースのある1つの例を図示している。
PSSCHリソースプールの決定のために、PSSCHリソースプールに属する可能性のあるサブフレームのセットは、ビットマップによって、リソースプール構成の一部として指定される。
物理リソースブロック(PRB)プールは、NsubCH個のサブチャネルから構成され、NsubCHは、上位層のパラメータnumSubchannelによって与えられ、各々のサブチャネルは、nsubCHsize個の連続的なPRB(sizeSubchannel)のセットから構成される。そのリソースプールについての開始PRB番号nsubCHRBstartは、上位層のパラメータstartRBSubchannelによって指定される。
PSSCHに隣接してPSCCHを送信する手法及びPSSCHに隣接しないでPSCCHを送信する手法の2つの可能な手法が存在する。いずれを使用するかは、パラメータadjacencyPSCCH-PSSCH及びstartRBPSCCHPoolによって指定されるように、リソースプール構成の一部となっている。
PSSCH送信のためのサブフレーム及びリソースブロックのセットは、関連するSCI format 1を含むPSCCH送信のために使用されるリソース、及び、連続的に割り当てられるサブチャネル(LsubCH≧1)について、
Figure 2020522207
及び長さに対応するリソース指標値(RIV)によって与えられる最初の送信及び再送信の周波数リソース位置、及び、(例えば、最初の送信のフィールドと再送信のフィールドとの間の時間的なギャップ(SFgap)、再送信インデックス等の)再送信に関連するパラメータ、によって決定される。
サイドリンク送信モード4の場合には、PSSCH送信のために選択されるリソースは、上位層が決定するリソース予約間隔Prsvp_TXによって、半永続的であってもよい。
SCI format 1は、対応するPSSCHが送信される各々のサブフレームの中の2つのPRBによって送信される。
優先順位、変調及び符号化スキーム、リソース予約間隔、(例えば、最初の送信と再送信との間の時間的なギャップ(SFgap)、再送信インデックス等の)再送信に関連するパラメータ及びリソース指標値(RIV)によって与えられる最初の送信及び再送信の周波数リソース位置等の情報は、SCI format 1によって送信される。
図3は、図1のV2X通信システム100のUE121及び131と基地局123及び133の中で実装されるプロトコルスタックを図示している。図3の複数の実施形態において、ネットワークエンティティ110は、V2X通信システム100の中でV2Xサイドリンク無線コントローラとして動作するクラウドサーバ110として実装されている。
ある1つの実施形態において、クラウドサーバ110、基地局123及び133、及び、UE121及び131は、以下の手法で対話するように構成される。
基地局123及び133におけるRRC層は、V2Xサイドリンク無線コントローラ、すなわち、クラウドサーバ110に、UE121及び131から受信した(例えば、locationInfoを含むmeasResults等の)測定結果及び(例えば、半永続的なスケジューリングのための複数のトラフィック特性パラメータを指定するsps-AssistanceInformation等の)UE支援情報を転送してもよい。
V2Xサイドリンク無線コントローラ、すなわち、クラウドサーバ110は、基地局123及び133のRRC層に、V2Xサイドリンク通信のための複数の構成パラメータを送信する。ある1つの実施形態において、それらのパラメータは、無線リソースプール(v2x-CommTxPool, v2x-CommRxPool)、ゾーン構成パラメータ(zoneConfig)、センシング構成パラメータ(v2x-resourceSelectionConfig)、半永続的なスケジューリング(SPS)構成パラメータ(SPS-Config)及び/又は測定構成パラメータ(measConfig)を含んでもよい。
これらのパラメータは、それぞれの基地局123及び133によって使用されて、ブロードキャストされる制御シグナリング(SystemInformationBlockType21)又は専用制御シグナリング(RRCConnectionSetup, RRCConnectionReconfiguration)によって、それぞれのUE121及び131を構成する(sl-V2X-ConfigCommon, sl-V2X-ConfigDedicated)。
それぞれの基地局123及び133におけるMAC層は、V2Xサイドリンク無線コントローラ、すなわち、クラウドサーバ110に、(Sidelink BSR MAC制御要素によって)それぞれのUE121及び131から受信したサイドリンクバッファ状態情報を転送してもよい。サイドリンク送信の動的な(すなわち、非永続的な)スケジューリングのために、クラウドサーバ110のV2Xサイドリンクスケジューラによって、このサイドリンクバッファ状態情報を使用してもよい。半永続的なスケジューリング(SPS)の場合には、V2Xサイドリンクスケジューラによって、それぞれの基地局123及び133のRRC層が転送するsps-AssistanceInformationを考慮してもよい。
V2Xサイドリンクスケジューラによるスケジューリングの決定に基づいて、クラウドサーバ110は、それぞれの基地局123及び133に、対応する時間/周波数リソース割り当て情報を送信し、その対応する時間/周波数リソース割り当て情報は、そのスケジューリングの決定が適用されるそれぞれのUE121及び131のID、キャリアインジケータ、時間領域において割り当てられるリソースの位置、周波数領域において割り当てられるリソースの位置、(例えば、最初の送信と再送信との間の時間的なギャップ等の)再送信に関連するパラメータ、(例えば、SL SPS構成インデックス、起動/解放指標等の)SPSに関連するパラメータのうちの1つ又は複数を含む。それぞれの基地局123及び133は、その次に、これらの値を使用して、SL Grantを生成し、そして、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)において、ダウンリンク制御情報(DCI format 5A)によって、対応するUE121及び131に、そのSL Grantを送信する。
同期の目的のために、クラウドサーバ110と基地局123及び133は、規格仕様書3GPP TS 36.331,"LTE; 進化型ユニバーサル地上波無線アクセス(E-UTRA); 無線リソース制御(RRC); プロトコル仕様"のセクション5.10.14の中でUE121及び131のために規定されている手順にしたがって、(例えば、GNSS同期ソースからの)UTC時間を利用して、Direct Frame Number(DFN)及びサブフレーム番号を計算してもよい。
本発明の複数の実施形態によれば、複数の異なるオペレータに属する複数のUEのためのV2Xサイドリンク構成パラメータは、単一のエンティティ、すなわち、ネットワークエンティティ110によって制御されるので、共有されるスペクトラムのシナリオにおける従来のオペレータ中心の設計の限界を克服することが可能である。より具体的には、(UEによる自律的なリソース選択である)分散モードにおいては、ゾーン間の干渉は、ネットワークエンティティ110に共通の無線リソースプール構成及びゾーン構成を提供させることによって防止される。(スケジューリングされるリソース割り当てである)集中モードにおいては、ネットワークエンティティ110が単一のサイドリンクスケジューラとして動作するようにさせることは、そのUEが属するオペレータに関係なく、複数の近傍のUEに複数の直交するリソースを割り当てるということを保証する。
本開示のある特定の特徴又は態様は、いくつかの実装又は実施形態のうちの1つのみに関して開示されていてもよいが、他の複数の実装又は複数の実施形態のうちの1つ又は複数の他の特徴又は態様と、そのような特徴又は態様を組み合わせてもよく、それらの1つ又は複数の他の特徴又は態様は、いずれかの与えられた適用又は特定の適用に対して望ましい場合があり、また、有利である場合がある。さらに、"含む"、"有する"、"と共に"の語又はそれらの語の他の変形が、発明の詳細な説明又は特許請求の範囲のいずれかの中で使用される限りにおいて、そのような語は、"含む"の語と同様の方法で包括的であることが意図される。また、"例示的な"、"例として"、及び"例えば"の語は、最良の又は最適のということではなく、ある1つの例を意味しているにすぎない。"結合される"及び"接続される"の語は、派生語とともに使用されてもよい。これらの語は、2つの要素が直接的且つ物理的な接触又は電気的な接触の状態にあるか、或いは、それらの2つの要素が互いに直接的に接触していない状態にあるかにかかわらず、それらの2つの要素が、互いに協働し又は相互作用するということを示すのに使用されてもよいということを理解すべきである。
本明細書においては、複数の特定の態様を図示し及び説明してきたが、当業者は、本開示の範囲から離れることなく、示され及び説明されているそれらの複数の特定の態様の代わりに、さまざまな代替的な及び/又は等価な実装を用いることが可能であるということを理解するであろう。この出願は、本明細書において議論されているそれらの複数の特定の態様のうちのいずれかの適合又は変形も対象とすることを意図している。
以下の特許請求の範囲の中の複数の要素は、対応する標識を付されて、ある特定の順序で記載されているが、特許請求の範囲の記載が、それらの複数の要素のうちの一部又はすべてを実装するためのある特定の順序を特に示す場合を除き、これらの複数の要素は、必ずしも、その特定の順序で実装されることに限定されるものではない。
多くの代替、修正、及び変形は、上記の教示に照らして当業者には明らかであろう。もちろん、当業者は、本明細書において説明されている用途以外にも、本発明の数多くの用途が存在するということを容易に認識する。1つ又は複数の特定の実施形態を参照して、本発明を説明してきたが、当業者は、本発明の範囲から離れることなく、それらの1つ又は複数の特定の実施形態に多くの変更を行うことが可能であるということを認識する。したがって、請求項に記載の発明の範囲及びそれらの等価な範囲の中で、本明細書に具体的に記載されている以外の方法で、本発明を実現することが可能であるということを理解すべきである。
一般的に、本発明は、無線通信の分野に関する。特に、本発明は、V2Xサイドリンク通信のPLMNオペレータに依存しない管理のためのデバイス及び方法に関する。
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution, LTE)等の3GPP(3rd Generation Partnership Project)セルラネットワーク又は車両対あらゆる対象物(Vehicle-to-Everything, V2X)サイドリンク通信対応の5Gにおいては、サイドリンク(sidelink, SL)無線リソースは、一般的に、公衆陸上モバイルネットワーク(public land mobile network, PLMN)オペレータによって制御される。複数の異なるPLMNオペレータに属するユーザ機器(user equipments, UEs)は、複数の異なるスペクトラム帯域(すなわち、複数の異なるキャリア周波数)を使用して送信すると考えられている。しかしながら、このことは、複数のオペレータの間でのスペクトラム共有の可能性を排除する。複数の生命の安全のためのアプリケーションのうちのいくつかの場合には、V2Xサイドリンク通信のための将来的なスペクトラム割り当ては、ある1つの特定のオペレータに属さない場合があり、むしろ、複数のオペレータによって共有される場合がある。
3GPP Rel-14におけるV2X通信の場合には、PC5(サイドリンク)インターフェイスを介する動作モード及びLTE-Uu(アップリンク/ダウンリンク)インターフェイスを介する動作モードの2つの動作モードが存在する。V2Xサイドリンク通信と称されるサイドリンク動作モードの場合には、複数のユーザ機器(user equipments, UEs)は、PC5インターフェイスを介して直接的に互いに通信することが可能である。
一般的に、V2Xサイドリンク通信をサポートするUEは、リソース割り当てのために2つのモードで動作することが可能である。
スケジューリングされたリソース割り当てモード又はサイドリンク送信モード3と称される第1のリソース割り当てモードにおいては、UEは、基地局(base station, BS)に送信リソースを要求し、BSは、サイドリンク制御情報(sidelink control information, SCI)及びサイドリンクユーザデータの送信のために、UEに専用リソースをスケジューリングする。
UEによる自律的なリソース選択モード又はサイドリンク送信モード4と称される第2のリソース割り当てモードにおいては、UEは、自身で、リソースプールからリソースを選択して、SCI及びデータを送信する。
第2の動作モードにある複数のV2Xサイドリンク送信の間の干渉を防止するために、3GPP無線リソース制御(radio resource control, RRC)仕様は、リリース14において"ゾーン"及び"センシング"の2つの特徴を導入している。世界は、複数の地理的なゾーンに分割されている。ゾーンは、周期的に反復される地理的な領域である。UEは、そのUEが位置しているゾーンに基づいて、無線リソースプールを選択する。選択された無線リソースプールの中でのチャネルセンシングに基づいて、UEは、送信のために特定のサイドリンク無線リソースを選択し、そして、周期的に反復する(すなわち、半永続的な)サイドリンク無線リソースを予約してもよい。
複数の異なるオペレータは、sl-V2X-ConfigCommon、sl-V2X-ConfigDedicated等において指定される(例えば、無線リソースプール、ゾーン等の)複数の異なるV2Xサイドリンク構成を使用する。複数の異なるオペレータに属するUEが、ある1つの共通の構成を使用することなく同じキャリア周波数において送信する場合には、複数の異なるゾーンの中のUEは、同じリソースプールを選択することが可能であり、ゾーン間の干渉を引き起こす場合がある。
スケジューリングされたリソース割り当てモードの場合には、BSにあるサイドリンクスケジューラは、(例えば、周期的な位置報告から得られる)UEの地理的位置情報を使用して、直交する時間/周波数リソースが複数の近傍のUEに割り当てられるということを保証し、それにより、干渉を防止する。一方で、各々のオペレータは、自身のスケジューラを有しているが、(それらの地理的位置を含めて)UEが他のオペレータに属しているということを知らない。複数の異なるオペレータに属する複数の近傍のUEが、同じキャリア周波数において送信する場合に、オペレータ中心のサイドリンクスケジューラは、干渉を防止することができないであろう。
このようにして、PLMNオペレータに依存しない方式によって、V2Xサイドリンク通信を管理するための改良されたデバイス及び方法が必要とされている。
本発明の目的は、PLMNオペレータに依存しない方式によって、V2Xサイドリンク通信を管理するための改善されたデバイス及び方法を提供することである。
上記の目的及び他の目的は、独立請求項の主題によって達成される。さらなる実装形態は、従属請求項、明細書、及び図面から明らかである。
一般的に、本発明の複数の実施形態は、UEアーキテクチャに対していかなる影響も与えないように、基地局(base station, BS)とユーザ機器(user equipment, UE)との間の(RRC/MAC/PHY制御シグナリングメッセージ等の)標準的なインターフェイスを修正されない状態に維持しつつ、オペレータの無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)から、複数の異なるオペレータがアクセス可能であるネットワークエンティティに、(サイドリンクスケジューリングを含むサイドリンク無線リソースの制御等の)インテリジェンスを移動させるという着想に基づいている。このようにして、UEは、サイドリンク無線リソースが、例えば、そのオペレータのRANの中ではなく、クラウドの中に位置するネットワークエンティティによって制御されているということを認識しない。本発明の複数の実施形態においては、ネットワークエンティティ、特に、クラウドサーバは、新たなインターフェイスによってオペレータのBSと通信して、V2Xサイドリンク通信のために、そのBSの構成パラメータを制御する。BS及びUEは、3GPPによって指定される標準的なインターフェイスによって、通常どおり、V2Xサイドリンク通信に関連付けられる制御シグナリングを交換する。このようにして、UEは、サイドリンク無線リソースが、そのRANの外部から制御されているということを認識しない。本発明の複数の実施形態が提供する重要な利点は、現在の3GPP Rel-14 UEアーキテクチャに対するいかなる変更も必要とされず、したがって、そのUEに対していかなる影響も与えないということである。
より具体的には、第1の態様によれば、本発明は、プロセッサを含むネットワークエンティティ、特に、クラウドサーバであって、前記プロセッサは、1つ又は複数の、特に、2つのモバイルネットワーク(PLMNs)の代わりに、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースを制御するように構成される、ネットワークエンティティに関する。本発明が意味するクラウドサーバは、PLMNの複数のエンティティと通信するように構成されるエンティティであり、PLMNの一部自体であってもよく、又は、PLMNの一部自体でなくてもよい、すなわち、そのエンティティは、PLMN IDに関連付けられていてもよく、又は、PLMN IDに関連付けられていなくてもよい。PLMNは、ある特定のオペレータによって動作させられる公衆陸上モバイルネットワークである。特に、PLMN IDによってPLMNを識別することが可能であり、PLMN IDは、関連する領域の中のそのPLMNの一意の識別子であってもよい。
第1の態様のさらなる実装形態において、前記プロセッサは、第1のPLMNの第1のUE及び/又は第2のPLMNの第2のUEによる送信のために、複数のサイドリンク無線リソースを制御するように構成される。
第1の態様のさらなる実装形態において、前記プロセッサは、前記第1のPLMNの第1のUE及び/又は前記第2のPLMNの第2のUEに1つ又は複数のサイドリンク無線リソースを割り当てることによって、サイドリンク送信の動的なスケジューリング及び/又は半永続的なスケジューリングを実行し、及び/又は、前記第1のPLMNの前記第1のUE及び/又は前記第2のPLMNの前記第2のUEのための1つ又は複数のサイドリンク無線インターフェイス構成パラメータの前記値を設定する、ように構成される。
第1の態様のさらなる実装形態において、前記無線リソースは、同じキャリアに位置している。
第1の態様のさらなる実装形態において、当該ネットワークエンティティは、前記第1のPLMNの第1の基地局(base station, BS)及び/又は前記第2のPLMNの第2のBSとの通信のための通信インターフェイスをさらに含む。
第1の態様のさらなる実装形態において、前記通信インターフェイスは、前記第1のBSにスケジューリング情報を送信し、前記スケジューリング情報は、サイドリンク制御情報及び/又はサイドリンクユーザデータの送信のために前記第1のUEに割り当てられる1つ又は複数のサイドリンク無線リソースを指定し、及び/又は、前記第2のBSにスケジューリング情報を送信し、前記スケジューリング情報は、サイドリンク制御情報及び/又はサイドリンクユーザデータの送信のために前記第2のUEに割り当てられる1つ又は複数のサイドリンク無線リソースを指定する、ように構成される。
ネットワークエンティティが、第1のBS及び第2のBSにスケジューリング情報を送信するように構成される場合に、このスケジューリング情報は、同じスケジューリング情報である必要はない。
第1の態様のさらなる実装形態において、前記スケジューリング情報は、
-キャリアインジケータ、
-時間領域における前記1つ又は複数のサイドリンク無線リソースの位置、
-周波数領域における前記1つ又は複数のサイドリンク無線リソースの位置、
-再送信に関連するパラメータ、
-半永続的なスケジューリング(semi-persistent scheduling, SPS)に関連するパラメータ、
のうちの1つ又は複数を含む。
第1の態様のさらなる実装形態において、前記通信インターフェイスは、前記第1のBSに、前記第1のUEのための前記1つ又は複数のサイドリンク無線インターフェイス構成パラメータを送信し、及び/又は、前記第2のBSに、前記第2のUEのための前記1つ又は複数のサイドリンク無線インターフェイス構成パラメータを送信する、ように構成される。
第1の態様のさらなる実装形態において、前記1つ又は複数のサイドリンク無線インターフェイス構成パラメータは、サイドリンク通信のための前記メディアアクセス制御(medium access control, MAC)層及び/又は前記物理(physical, PHY)層の前記動作を制御する1つ又は複数の無線リソース制御(radio resource control, RRC)パラメータを含む。
第1の態様のさらなる実装形態において、サイドリンク通信のための前記メディアアクセス制御(medium access control, MAC)層及び/又は前記物理(physical, PHY)層の前記動作を制御する前記1つ又は複数の無線リソース制御(radio resource control, RRC)パラメータは、
-無線リソースプール構成パラメータ、
-ゾーン構成パラメータ、
-無線リソース選択構成パラメータ、
-半永続的なスケジューリング(semi-persistent scheduling, SPS)構成パラメータ、
-測定構成パラメータ、のうちの1つ又は複数を含む。
第1の態様のさらなる実装形態において、前記通信インターフェイスは、さらに、前記第1のBSから及び/又は前記第2のBSから、1つ又は複数のサイドリンク無線リソース要求パラメータ及び/又は1つ又は複数の測定値を受信するように構成される。
第1の態様のさらなる実装形態において、前記1つ又は複数のサイドリンク無線リソース要求パラメータは、
-UEによる送信及び/又は受信のためのキャリア周波数、
-宛先ID、
-半永続的なスケジューリング(semi-persistent scheduling, SPS)、特に、周期、タイミングオフセット、優先順位、及び/又は、メッセージサイズのためのパラメータ、のうちの1つ又は複数を含み、及び、
前記1つ又は複数の測定値は、
-UEの地理的位置、
-1つ又は複数の無線リソースにおける受信信号強度、
-サイドリンクバッファ状態、のうちの1つ又は複数を含む。
第2の態様によれば、本発明は、ネットワークエンティティ、特に、クラウドサーバを動作させる対応する方法であって、1つ又は複数の、特に、2つのモバイルネットワーク(PLMNs)の代わりに、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースを制御するステップを含む、対応する方法に関する。
本発明の第2の態様にしたがった方法は、本発明の第1の態様にしたがったネットワークエンティティによって実行されてもよい。本発明の第2の態様にしたがった方法のさらなる特徴は、本発明の第1の態様にしたがったネットワークエンティティの機能及び複数の異なる実装形態に直接的に由来する。
第3の態様によれば、本発明は、PLMNの基地局(base station, BS)であって、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースの制御に関連付けられる制御プレーン情報を処理するように構成されるプロセッサ、及び、ネットワークエンティティ、特に、クラウドサーバに、前記制御プレーン情報を送信し、及び/又は、ネットワークエンティティ、特に、クラウドサーバから、前記制御プレーン情報を受信する、ように構成される通信インターフェイス、を含む基地局(base station, BS)に関する。
第3の態様のさらなる実装形態において、前記通信インターフェイスは、前記ネットワークエンティティに1つ又は複数のサイドリンク無線リソース要求パラメータ及び/又は1つ又は複数の測定値を送信するように構成される。
第3の態様のさらなる実装形態において、前記1つ又は複数のサイドリンク無線リソース要求パラメータは、
-UEによる送信及び/又は受信のためのキャリア周波数、
-宛先ID、
-半永続的なスケジューリング(semi-persistent scheduling, SPS)、特に、周期、タイミングオフセット、優先順位、及び/又は、メッセージサイズのためのパラメータ、のうちの1つ又は複数を含み、及び、
前記1つ又は複数の測定値は、
-UEの地理的位置、
-1つ又は複数の無線リソースにおける受信信号強度、
-サイドリンクバッファ状態、のうちの1つ又は複数を含む。
第3の態様のさらなる実装形態において、前記通信インターフェイスは、前記ネットワークエンティティからスケジューリング情報を受信するように構成され、前記スケジューリング情報は、サイドリンク制御情報及び/又はサイドリンクユーザデータの送信のためにUEに割り当てられる1つ又は複数のサイドリンク無線リソースを指定する。
第3の態様のさらなる実装形態において、前記スケジューリング情報は、
-キャリアインジケータ、
-時間領域における前記1つ又は複数のサイドリンク無線リソースの位置、
-周波数領域における前記1つ又は複数のサイドリンク無線リソースの位置、
-再送信に関連するパラメータ、
-半永続的なスケジューリング(semi-persistent scheduling, SPS)に関連するパラメータ、
のうちの1つ又は複数を含む。
第3の態様のさらなる実装形態において、前記通信インターフェイスは、前記ネットワークエンティティから、UEのための1つ又は複数のサイドリンク無線インターフェイス構成パラメータを受信するように構成される。
第3の態様のさらなる実装形態において、前記1つ又は複数のサイドリンク無線インターフェイス構成パラメータは、サイドリンク通信のための前記メディアアクセス制御(medium access control, MAC)層及び/又は前記物理(physical, PHY)層の前記動作を制御する1つ又は複数の無線リソース制御(radio resource control, RRC)パラメータを含む。
第3の態様のさらなる実装形態において、サイドリンク通信のための前記メディアアクセス制御(MAC)層及び/又は前記物理(PHY)層の前記動作を制御する前記1つ又は複数の無線リソース制御(RRC)パラメータは、
-無線リソースプール構成パラメータ、
-ゾーン構成パラメータ、
-無線リソース選択構成パラメータ、
-半永続的なスケジューリング(SPS)構成パラメータ、
-測定構成パラメータ、のうちの1つ又は複数を含む。
第4の態様によれば、本発明は、PLMNの基地局(BS)を動作させる対応する方法であって、前記基地局(BS)は、ネットワークエンティティ、特に、クラウドサーバに、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースの制御に関連付けられる制御プレーン情報を送信し、及び/又は、ネットワークエンティティ、特に、クラウドサーバから、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースの制御に関連付けられる制御プレーン情報を受信する、ように構成される通信インターフェイスを含む、対応する方法に関する。
本発明の第4の態様にしたがった方法は、本発明の第3の態様にしたがった基地局によって実行されてもよい。本発明の第4の態様にしたがった方法のさらなる特徴は、本発明の第3の態様にしたがった基地局の機能及び複数の異なる実装形態に直接的に由来する。
第5の態様によれば、本発明は、コンピュータ又はプロセッサによって実行されるときに、第2の態様の方法又は第4の態様の方法を実行するためのプログラムコードを含むコンピュータプログラムに関する。
ハードウェア及び/又はソフトウェアによって本発明を実装することが可能である。
本発明のさらなる実施形態は、以下の複数の図面を参照して説明される。
ある1つの実施形態にしたがったネットワークエンティティ及びある1つの実施形態にしたがった基地局を含むV2X通信システムを図示している概略的な図を示している。 サイドリンク無線リソースのある1つの例示的なグリッドの中の隣接している物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel, PSCCH)無線リソース及び物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel, PSSCH)無線リソースを示している。 図1のV2X通信システムの複数のさらなる態様のうちのいくつかを図示している概略的な図を示している。
さまざまな図面において、同一の特徴又は少なくとも機能的に等価な特徴のために、同じ参照符号を使用する。
以下の説明においては、本開示の一部を構成するとともに、実例として、本発明を適用することが可能である複数の特定の態様を示している複数の添付の図面を参照する。本発明の範囲から離れることなく、複数の他の態様を利用することが可能であり、且つ、構造的な又は論理的な変更を行うことが可能であるということを理解すべきである。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって規定されるため、以下の詳細な説明は、限定的な意義に解釈されるべきではない。
例えば、説明されている方法と関連する開示は、また、その方法を実行するように構成される対応するデバイス又はシステムについてもあてはまる場合があり、その逆もまた同様であるということを理解すべきである。例えば、ある特定の方法のステップを説明する場合に、たとえ、そのようなユニットが、図面の中に明示的に記載され又は図示されていなくても、対応するデバイスは、その説明されている方法のステップを実行するためのユニットを含んでもよい。さらに、特に、断らない限り、本明細書において説明されているさまざまな例示的な態様の特徴を互いに組み合わせることが可能であるということを理解すべきである。
図1は、ある1つの実施形態にしたがったネットワークエンティティ110を含むV2X通信システム100を示している。図1の詳細な描画から理解することが可能であるように、また、以下の記載によってさらにより詳細に説明されるように、図1に示されている実施形態においてインターネット112の中に位置している単一のクラウドサーバ110として実装されているネットワークエンティティ110は、1つ又は複数のモバイルネットワーク(PLMNs)120及び130の代わりに、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースを制御するように構成されるプロセッサ110aを含む。図1に示されている複数の実施形態において、クラウドサーバ110のプロセッサ110aは、第1のPLMN120の第1のユーザ機器(UE)121及び第2のPLMN130の第2のUE131による送信のためのサイドリンク無線リソースを制御するように構成される。本明細書において使用されているように、PLMNは、ある特定のオペレータによって動作させられる公衆陸上モバイルネットワークである。特に、PLMN IDによって、ある1つのPLMNを識別することが可能であり、PLMN IDは、関連する領域におけるPLMNの一意の識別子となることが可能である。
図1に示されている詳細な描画から理解することが可能であるように、ネットワークエンティティ110は、さらに、第1のPLMN120の第1の基地局(BS)123及び第2のPLMN130の第2のBS133と通信するように構成される通信インターフェイス110bを含む。同様に、第1のBS123及び第2のBS133の各々は、サイドリンク無線リソースの制御に関連付けられる制御プレーン情報を処理するように構成される(例えば、図1に示されているBS133のプロセッサ133a等の)プロセッサ、及び、ネットワークエンティティ110と通信するように構成される(例えば、図1に示されているBS133の通信インターフェイス133b等の)通信インターフェイスを含む。図1に示されている例示的な実施形態に図示されているように、第1のUE121及び第2のUE131は、車載型ユニットの形態で、といったように、それぞれの車両の一部として実装されてもよい。しかしながら、理解されるように、第1のUE121及び第2のUE131は、また、携帯電話又は他のタイプのユーザ機器として実装されてもよい。
以下の記載でさらにより詳細に説明されるように、それぞれのBS123及び133の通信インターフェイス133bは、ネットワークエンティティ110に、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースの制御に関連付けられる制御プレーン情報を送信し、及び/又は、ネットワークエンティティ110から、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースの制御に関連付けられる制御プレーン情報を受信する、ように構成される。
本発明の複数のさらなる実施形態をより詳細に説明する前に、以下の記載において、複数のさらなる技術的背景のうちのいくつかが提供され、それらの複数のさらなる技術的背景のうちのいくつかは、本発明の複数の異なる態様を理解するのに有用である場合がある。
ある1つの実施形態において、V2Xサイドリンク通信をサポートするUE121及び131は、リソース割り当てのために2つのモードで動作することが可能である。
スケジューリングされたリソース割り当てと称される第1のリソース割り当てモードにおいては、UE121及び131は、基地局123及び133に送信リソースを要求し、基地局は、サイドリンク制御情報(sidelink control information, SCI)及びサイドリンクユーザデータの送信のために、UEに専用リソースをスケジューリングする。
UEによる自律的なリソース選択と称される第2のリソース割り当てモードにおいては、UE121及び131は、自身で、リソースプールからリソースを選択して、SCI及びデータを送信する。UE121及び131は、UE121及び131が位置しているゾーンに基づいて、リソースプールを選択する。UE 121及び131は、センシングに基づいて、特定のサイドリンクリソースを選択してもよく、周期的に反復する(すなわち、半永続的な)サイドリンクリソースを予約してもよい。
UE121及び131は、それぞれの基地局123及び133に地理的位置情報を報告してもよい。UE121及び131は、周期的な報告に基づいて、完全なUEの地理的位置情報を報告するように構成されてもよい。
地理的ゾーンは、(例えば、SystemInformationBlockType21等のように)それぞれの基地局123及び133によって構成されてもよく、又は、(例えば、SL-V2X-Preconfiguration等のように)あらかじめ構成されてもよい。ゾーンが構成されるときに、世界は、単一の固定された基準点、ゾーン長、及びゾーン幅を使用して、複数の地理的なゾーンに分割され、UE121及び131は、単一の固定された基準点、ゾーン長、及びゾーン幅から、UE121及び131が位置するゾーンの識別子を決定する。
以下の記載においては、本発明の複数の実施形態に関連するV2Xサイドリンク通信のための無線リソース制御(radio resource control, RRC)に関連する手順の概要を説明する。
情報要素(information element, IE)SystemInformationBlockType21は、V2Xサイドリンク通信に関連付けられる共通の構成情報(すなわち、sl-V2X-ConfigCommon)を含んでもよく、そのV2Xサイドリンク通信に関連付けられる共通の構成情報は、(RRC_IDLEにおける送信の場合の通常の条件のための最大で8個の送信リソースプールのリストである)v2x-CommTxPoolNormalCommon、((例えば、ハンドオーバー等の)例外的な条件のための1つの送信リソースプールである)v2x-CommTxPoolExceptional、(最大で16個の受信リソースプールのリストである)v2x-CommRxPool、(サイドリンク同期信号(sidelink synchronization signal, SLSS)送信のための同期構成である)v2x-SyncConfig、(V2Xサイドリンク通信のための最大で8個の可能なキャリア周波数のリストである)v2x-InterFreqInfoList、(UEによる自律的なリソース選択のためのセンシング構成である)v2x-ResourceSelectionConfig、及び、((長さ、幅等の)ゾーン構成である)zoneConfigを含む。
さらに、v2x-ResourceSelectionConfigは、(UEがリソース再選択期間の終了の時点において現在のリソースを保持している確率である)probResourceKeep、(同期基準タイプ(typeTxSync: gnss, enb, ue)及びPSSCH送信パラメータ(minMCS-PSSCH, maxMCS-PSSCH, minRB-NumberPSSCH, maxRB-NumberPSSCH, allowedRetxNumberPSSCH)を含む最大で16個までのSL-PSSCH-TxConfig構成のリストである)pssch-TxConfigList、(リソース予約間隔のために許可される最大で16個までの値のリストである)restrictResourceReservationPeriodList、及び、(リソースを除外するときに使用される64個のしきい値のリストである)thresPSSCH-RSRP-Listを含む。
ある1つの実施形態において、IE SL-CommResourcePoolV2Xは、ある1つの特定のリソースプールのための複数のパラメータを指定し、それらの複数のパラメータは、(そのリソースプールに属する複数のサブフレームを決定するのに使用されるビットマップである)sl-Subframe、(UE121及び131が、複数の隣接する物理リソースブロック(physical resource blocks, PRBs)においてPSCCH及びPSSCHを送信するべきであるか否かを示す)adjacencyPSCCH-PSSCH、(対応するリソースプールの中の各々のサブチャネルのPRBの番号である)sizeSubchannel、(対応するリソースプールの中のサブチャネルの番号である)numSubchannel、(最も低いインデックスを有するサブチャネルの最も低いPRBインデックスである)startRB-Subchannel、(PSCCHプールの最も低いPRBインデックスである)startRB-PSCCH-Pool、(サイドリンク電力制御のためのパラメータである)dataTxParameters、及び、(UE121及び131がこのリソースプールを使用するべきであるゾーン識別子である)zoneIDを含む。
UE121及び131が、sl-V2X-ConfigDedicatedを含むRRCConnectionReconfigurationを受信するときに、UE121及び131は、以下の専用の構成手順を実行してもよい。
フィールドcommTxResourcesが、scheduledに設定されている場合には、UE121及び131は、UE121及び131からのサイドリンクバッファ状態報告(sidelink buffer status reports, Sidelink BSR)に基づいて送信リソースを割り当てるように基地局に要求する。フィールドcommTxResourcesは、また、UE121及び131が使用するリソースプール(v2x-SchedulingPool)と変調及び符号化スキーム(mcs)とを指定する。割り当てられるプールの中で、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel, PDCCH)におけるダウンリンク制御情報(DCI format 5A)によって受信するSL Grantの内容に基づいて、PSSCH送信のための特定のリソースを決定する。
フィールドcommTxResourcesが、ue-Selectedに設定されている場合には、UE121及び131は、v2x-commTxPoolNormalDedicatedが示している複数のリソースプールのうちの1つを使用して、センシングに基づいて、V2Xサイドリンクデータを送信する。センシング構成は、v2x-CommTxPoolSensingConfigの中で指定される。
スケジューリングされているモードにおいては、半永続的なスケジューリング(SPS)が有効化されている場合に、sl-V-SPS-RNTIは、RRCConnectionReconfigurationメッセージによって送信されるIE radioResourceConfigDedicatedの中のフィールドSPS-Configの中に含まれる。各々のSL SPS構成SPS-ConfigSLは、SL SPS構成のインデックスを示すsps-ConfigIndex、及び、複数の連続的な送信機会(20[ms], 50[ms], 100[ms], 200[ms], 300[ms], 400[ms], 500[ms], 600[ms], 700[ms], 800[ms], 900[ms], 1000[ms])の間の時間的間隔を示すsemiPersistSchedIntervalSL等のパラメータによって指定される。
それぞれの基地局123及び133へのUE支援情報の指標として、UEAssistanceInformationメッセージを使用することが可能である。このメッセージは、sps-AssistanceInformationを含み、そのsps-AssistanceInformationは、例えば、1つ又は複数のサイドリンク論理チャネル(trafficPatternInfoListSL)の(周期、タイミングオフセット、優先順位、メッセージサイズ等の)トラフィック特性を提供することによって、基地局がSPSを構成するのを支援する。
ある1つの実施形態において、RRC_CONNECTED状態にあるUE121及び131は、専用のサイドリンクリソースの割り当てを要求するために、それぞれのサービング基地局123及び133にSidelinkUEInformationメッセージを送信する。SidelinkUEInformationメッセージは、UEがその周波数においてV2Xサイドリンク通信を受信する意図を有している(SystemInformationBlockType21の中でブロードキャストされるv2x-InterFreqInfoListの中の)その周波数のインデックスを示すv2x-CommRxInterestedFreq等の情報を含んでもよい。V2Xサイドリンク通信送信リソース要求(v2x-CommTxResourceReq)は、UEがその周波数においてV2Xサイドリンク通信を送信する意図を有している(v2x-CommRxInterestedFreqの中で示されている値と同じ値である)その周波数のインデックスを示すv2x-CommTxFreq、及び、V2Xサイドリンク通信のために最大で16個までのDestination Layer-2 IDsのリストを含むv2x-DestinationInfoList、を含む。
ある1つの実施形態において、それぞれのUE121及び131が、カバレッジの中に存在するとともに、送信されるべきV2Xサイドリンクデータを有している場合に、UE121及び131は、以下の手法のうちの1つにしたがって動作する。
UE121及び131が、RRC_CONNECTED状態にあるとともに、フィールドcommTxResourcesが、scheduledに設定されている場合に、UE121及び131は、送信のための専用リソースを割り当てるように基地局に要求する。commTxResourcesが、ue-Selectedに設定されている場合に、UEは、v2x-commTxPoolNormalDedicatedが示している複数のリソースプールのうちの1つを使用して、センシングに基づいて送信する。
UE121及び131が、RRC_IDLE状態にある場合に、UE121及び131は、v2x-CommTxPoolNormalCommonが示している複数のリソースプールのうちの1つを使用して、センシングに基づいて送信する。
カバレッジの外側に存在するときは、UE121及び131は、SL-V2X-Preconfigurationの中のv2x-CommTxPoolListが示している複数のリソースプールのうちの1つを使用して、センシングに基づいて、V2Xサイドリンクデータを送信する。
ある1つの実施形態において、リソースプールの選択について、zoneConfigが、SystemInformationBlockType21の中又はSL-V2X-Preconfigurationの中に含まれている場合には、UE121及び131は、UE121及び131の地理的座標に対応するリソースプールのみを使用する。UE121及び131は、計算されたゾーン識別子と等しいゾーンIDを含むリソースのプールを選択する。
ある1つの実施形態において、V2Xサイドリンクに関連する測定の構成及び報告のために、RRCConnectionReconfigurationメッセージは、V2Xサイドリンク通信と関連して、UE121及び131がいずれの測定を実行するべきであるか(measConfig)を構成するのに使用されるとともに、例えば、どのような頻度でそれらの測定値を報告するべきであるのか(reportInterval)及び位置情報を含めるべきであるか否か(includeLocationInfo)等の報告の構成(reportConfig)に使用される。MeasurementReportメッセージは、例えば、UE121及び131の地理的位置(locationInfo)等の測定結果(measResults)を含む。
以下の記載においては、本発明の複数の実施形態に関連するV2Xサイドリンク通信のためのメディアアクセス制御(MAC)層に関連する手順の概要を説明する。
3GPP Rel-14 V2Xサイドリンク通信の仕様によれば、サイドリンク共有チャンネル(sidelink shared channel, SL-SCH)において送信するために、対応するMAC層は、少なくとも1つのSL Grantを有する必要がある。そのSL Grantの中で示されているリソースにおいて、且つ、上位層が構成するか又はUE121及び131がminMCS-PSSCHとmaxMCS-PSSCHとの間で選択する変調及び符号化スキーム(modulation and coding scheme, MCS)によって、新たな送信及び再送信を実行する。
(サイドリンク送信モード3等の)スケジューリングされたリソース割り当てのために、SL Grantは、それぞれの基地局123及び133からPDCCHにおいて受信するDCI format 5Aから導出されてもよく、そのDCI format 5Aは、キャリアインジケータ、最初の送信のサブチャネル割り当ての最も低いインデックス(Linit)、リソース指標値(resource indication value, RIV)が示している最初の送信及び再送信の周波数リソース位置、最初の送信と再送信との間の時間的なギャップ(SFgap)、SL SPS構成インデックス(SPSの場合)及び起動/解放指標(SPSの場合)等の情報を含む。
MAC層が、少なくとも1つのSL SPS構成によって構成されているとともに、受信したSL Grantが、MAC層のsl-V-SPS-RNTIのために、PDCCHにおいて受信されている場合に、MAC層は、構成されているSL Grantを初期化(再初期化)し、そして、N番目のグラントが、
(10・SFN+subframe)=[(10・SFNstart time+subframestart
time)+N・semiPersistSchedIntervalSL] modulo 10240,
の関係を満たすサブフレームにおいて発生するということを順次的に考慮し、SFNstart time及びsubframestart
timeは、初期化(再初期化)時間に対応する。
ある1つの実施形態において、(サイドリンク送信モード4等の)UEによる自律的なリソース選択のために、UE121及び131は、チャネルセンシングに基づいて、自律的に且つ半永続的に、複数のPSSCHリソースを選択(再選択)する。各々の再選択期間の終端において、UE121及び131は、probResourceKeepの確率で、以前に選択されたリソースを維持する。UE121及び131が、以前に選択されたリソースを維持しない場合には、そのUEは、allowedRetxNumberPSSCHの中で構成されている再送信の回数(0又は1)を選択し、上位層がminRB-NumberPSSCHとmaxRB-NumberPSSCHとの間で構成する範囲の中で、(隣接するサブチャネルの数LsubCHである)周波数リソースの合計を選択し、そして、上位層がrestrictResourceReservationPeriodの中で構成する複数の許可されている値のうちの1つに、リソース予約間隔Prsvp_TXを設定する。UE121及び131は、その次に、ある1つのリソースをランダムに選択し、そして、そのリソースを使用して、リソース予約間隔Prsvp_TXだけ間隔が空いている周期的なリソースのセットを選択する。
候補リソースは、ある1つの与えられたサブフレームの中のLsubCH個の連続的なサブチャネルのセットとして定義される。ある1つの特定の時間ウィンドウの中のPSSCHリソースプールにおける(遅延要件を満たす)LsubCH個の連続的なサブチャネルのいずれかのセットは、候補リソースに対応する。UE121及び131は、UE121及び131がそれらのリソースについて測定情報を有していないリソース、又は、ある特定の(優先順位に依存する)しきい値を上回る関連するPSSCH-RSRPを有する近傍のUEが予約しているリソースを除外する。残りのリソースから、UE121及び131は、S-RSSI(Sidelink Received Signal Strength Indicator, S-RSSI)を考慮して、最良のリソースの間でのランダムな選択を実行する。
再送信が有効化されている場合には、UE121及び131は、同じ手順にしたがって、再送信のための周期的なリソースのセットを選択する。送信に利用可能であるデータが、選択されたリソースに適合しない場合には、UE121及び131は、また、いずれの時点においても、リソースを再選択することが可能である。
サイドリンク送信モード3の場合には、サイドリンクバッファ状態報告(Sidelink BSR)手順を使用して、送信に利用可能であるSLデータの量に関する情報をサービング基地局123及び133に提供することが可能である。
RRCは、関連するタイマを構成することによって、SLのためのBSR報告を制御する。各々のサイドリンク論理チャネルは、宛先IDに属し、上位層がlogicalChGroupInfoListの中で提供する論理チャネルグループ(logical channel group, LCG)IDと優先順位との間のマッピング及びそのサイドリンク論理チャネルの優先順位に依存して、LCGに割り当てられる。
各々の報告されたグループについて、Sidelink BSR MAC制御要素は、宛先インデックス、LCG ID、及びバッファサイズ(バイト数)から構成される。
以下の記載においては、本発明の複数の実施形態に関連するV2Xサイドリンク通信のための物理(PHY)層に関連する手順の概要を説明する。
図2は、隣接するPSCCHリソース及びPSSCHリソースのある1つの例を図示している。
PSSCHリソースプールの決定のために、PSSCHリソースプールに属する可能性のあるサブフレームのセットは、ビットマップによって、リソースプール構成の一部として指定される。
物理リソースブロック(physical resource block, PRB)プールは、NsubCH個のサブチャネルから構成され、NsubCHは、上位層のパラメータnumSubchannelによって与えられ、各々のサブチャネルは、nsubCHsize個の連続的なPRB(sizeSubchannel)のセットから構成される。そのリソースプールについての開始PRB番号nsubCHRBstartは、上位層のパラメータstartRBSubchannelによって指定される。
PSSCHに隣接してPSCCHを送信する手法及びPSSCHに隣接しないでPSCCHを送信する手法の2つの可能な手法が存在する。いずれを使用するかは、パラメータadjacencyPSCCH-PSSCH及びstartRBPSCCHPoolによって指定されるように、リソースプール構成の一部となっている。
PSSCH送信のためのサブフレーム及びリソースブロックのセットは、関連するSCI format 1を含むPSCCH送信のために使用されるリソース、及び、連続的に割り当てられるサブチャネル(LsubCH≧1)について、
Figure 2020522207
及び長さに対応するリソース指標値(resource indication value, RIV)によって与えられる最初の送信及び再送信の周波数リソース位置、及び、(例えば、最初の送信のフィールドと再送信のフィールドとの間の時間的なギャップ(SFgap)、再送信インデックス等の)再送信に関連するパラメータ、によって決定される。
サイドリンク送信モード4の場合には、PSSCH送信のために選択されるリソースは、上位層が決定するリソース予約間隔Prsvp_TXによって、半永続的であってもよい。
SCI format 1は、対応するPSSCHが送信される各々のサブフレームの中の2つのPRBによって送信される。
優先順位、変調及び符号化スキーム、リソース予約間隔、(例えば、最初の送信と再送信との間の時間的なギャップ(SFgap)、再送信インデックス等の)再送信に関連するパラメータ及びリソース指標値(RIV)によって与えられる最初の送信及び再送信の周波数リソース位置等の情報は、SCI format 1によって送信される。
図3は、図1のV2X通信システム100のUE121及び131と基地局123及び133の中で実装されるプロトコルスタックを図示している。図3の複数の実施形態において、ネットワークエンティティ110は、V2X通信システム100の中でV2Xサイドリンク無線コントローラとして動作するクラウドサーバ110として実装されている。
ある1つの実施形態において、クラウドサーバ110、基地局123及び133、及び、UE121及び131は、以下の手法で対話するように構成される。
基地局123及び133におけるRRC層は、V2Xサイドリンク無線コントローラ、すなわち、クラウドサーバ110に、UE121及び131から受信した(例えば、locationInfoを含むmeasResults等の)測定結果及び(例えば、半永続的なスケジューリングのための複数のトラフィック特性パラメータを指定するsps-AssistanceInformation等の)UE支援情報を転送してもよい。
V2Xサイドリンク無線コントローラ、すなわち、クラウドサーバ110は、基地局123及び133のRRC層に、V2Xサイドリンク通信のための複数の構成パラメータを送信する。ある1つの実施形態において、それらのパラメータは、無線リソースプール(v2x-CommTxPool, v2x-CommRxPool)、ゾーン構成パラメータ(zoneConfig)、センシング構成パラメータ(v2x-resourceSelectionConfig)、半永続的なスケジューリング(SPS)構成パラメータ(SPS-Config)及び/又は測定構成パラメータ(measConfig)を含んでもよい。
これらのパラメータは、それぞれの基地局123及び133によって使用されて、ブロードキャストされる制御シグナリング(SystemInformationBlockType21)又は専用制御シグナリング(RRCConnectionSetup, RRCConnectionReconfiguration)によって、それぞれのUE121及び131を構成する(sl-V2X-ConfigCommon, sl-V2X-ConfigDedicated)。
それぞれの基地局123及び133におけるMAC層は、V2Xサイドリンク無線コントローラ、すなわち、クラウドサーバ110に、(Sidelink BSR MAC制御要素によって)それぞれのUE121及び131から受信したサイドリンクバッファ状態情報を転送してもよい。サイドリンク送信の動的な(すなわち、非永続的な)スケジューリングのために、クラウドサーバ110のV2Xサイドリンクスケジューラによって、このサイドリンクバッファ状態情報を使用してもよい。半永続的なスケジューリング(SPS)の場合には、V2Xサイドリンクスケジューラによって、それぞれの基地局123及び133のRRC層が転送するsps-AssistanceInformationを考慮してもよい。
V2Xサイドリンクスケジューラによるスケジューリングの決定に基づいて、クラウドサーバ110は、それぞれの基地局123及び133に、対応する時間/周波数リソース割り当て情報を送信し、その対応する時間/周波数リソース割り当て情報は、そのスケジューリングの決定が適用されるそれぞれのUE121及び131のID、キャリアインジケータ、時間領域において割り当てられるリソースの位置、周波数領域において割り当てられるリソースの位置、(例えば、最初の送信と再送信との間の時間的なギャップ等の)再送信に関連するパラメータ、(例えば、SL SPS構成インデックス、起動/解放指標等の)SPSに関連するパラメータのうちの1つ又は複数を含む。それぞれの基地局123及び133は、その次に、これらの値を使用して、SL Grantを生成し、そして、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)において、ダウンリンク制御情報(DCI format 5A)によって、対応するUE121及び131に、そのSL Grantを送信する。
同期の目的のために、クラウドサーバ110と基地局123及び133は、規格仕様書3GPP TS 36.331,"LTE; 進化型ユニバーサル地上波無線アクセス(E-UTRA); 無線リソース制御(RRC); プロトコル仕様"のセクション5.10.14の中でUE121及び131のために規定されている手順にしたがって、(例えば、GNSS同期ソースからの)UTC時間を利用して、Direct Frame Number(direct frame number, DFN)及びサブフレーム番号を計算してもよい。
本発明の複数の実施形態によれば、複数の異なるオペレータに属する複数のUEのためのV2Xサイドリンク構成パラメータは、単一のエンティティ、すなわち、ネットワークエンティティ110によって制御されるので、共有されるスペクトラムのシナリオにおける従来のオペレータ中心の設計の限界を克服することが可能である。より具体的には、(UEによる自律的なリソース選択である)分散モードにおいては、ゾーン間の干渉は、ネットワークエンティティ110に共通の無線リソースプール構成及びゾーン構成を提供させることによって防止される。(スケジューリングされるリソース割り当てである)集中モードにおいては、ネットワークエンティティ110が単一のサイドリンクスケジューラとして動作するようにさせることは、そのUEが属するオペレータに関係なく、複数の近傍のUEに複数の直交するリソースを割り当てるということを保証する。
本開示のある特定の特徴又は態様は、いくつかの実装又は実施形態のうちの1つのみに関して開示されていてもよいが、他の複数の実装又は複数の実施形態のうちの1つ又は複数の他の特徴又は態様と、そのような特徴又は態様を組み合わせてもよく、それらの1つ又は複数の他の特徴又は態様は、いずれかの与えられた適用又は特定の適用に対して望ましい場合があり、また、有利である場合がある。さらに、"含む"、"有する"、"と共に"の語又はそれらの語の他の変形が、発明の詳細な説明又は特許請求の範囲のいずれかの中で使用される限りにおいて、そのような語は、"含む"の語と同様の方法で包括的であることが意図される。また、"例示的な"、"例として"、及び"例えば"の語は、最良の又は最適のということではなく、ある1つの例を意味しているにすぎない。"結合される"及び"接続される"の語は、派生語とともに使用されてもよい。これらの語は、2つの要素が直接的且つ物理的な接触又は電気的な接触の状態にあるか、或いは、それらの2つの要素が互いに直接的に接触していない状態にあるかにかかわらず、それらの2つの要素が、互いに協働し又は相互作用するということを示すのに使用されてもよいということを理解すべきである。
本明細書においては、複数の特定の態様を図示し及び説明してきたが、当業者は、本開示の範囲から離れることなく、示され及び説明されているそれらの複数の特定の態様の代わりに、さまざまな代替的な及び/又は等価な実装を用いることが可能であるということを理解するであろう。この出願は、本明細書において議論されているそれらの複数の特定の態様のうちのいずれかの適合又は変形も対象とすることを意図している。
以下の特許請求の範囲の中の複数の要素は、対応する標識を付されて、ある特定の順序で記載されているが、特許請求の範囲の記載が、それらの複数の要素のうちの一部又はすべてを実装するためのある特定の順序を特に示す場合を除き、これらの複数の要素は、必ずしも、その特定の順序で実装されることに限定されるものではない。
多くの代替、修正、及び変形は、上記の教示に照らして当業者には明らかであろう。もちろん、当業者は、本明細書において説明されている用途以外にも、本発明の数多くの用途が存在するということを容易に認識する。1つ又は複数の特定の実施形態を参照して、本発明を説明してきたが、当業者は、本発明の範囲から離れることなく、それらの1つ又は複数の特定の実施形態に多くの変更を行うことが可能であるということを認識する。したがって、請求項に記載の発明の範囲及びそれらの等価な範囲の中で、本明細書に具体的に記載されている以外の方法で、本発明を実現することが可能であるということを理解すべきである。

Claims (23)

  1. プロセッサ(110a)を含むネットワークエンティティ(110)、特に、クラウドサーバ(110)であって、前記プロセッサ(110a)は、1つ又は複数の、特に、2つのモバイルネットワーク(PLMNs)(120,130)の代わりに、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースを制御するように構成される、ネットワークエンティティ(110)。
  2. 前記プロセッサ(110a)は、第1のPLMN(120)の第1のユーザ機器(UE)(121)及び/又は第2のPLMN(130)の第2のUE(131)による送信のために、複数のサイドリンク無線リソースを制御するように構成される、請求項1に記載のネットワークエンティティ(110)。
  3. 前記プロセッサ(110a)は、
    -前記第1のPLMN(120)の第1のUE(121)及び/又は前記第2のPLMN(130)の第2のUE(131)に1つ又は複数のサイドリンク無線リソースを割り当てることによって、サイドリンク送信の動的なスケジューリング及び/又は半永続的なスケジューリングを実行し、及び/又は、
    -前記第1のPLMN(120)の前記第1のUE(121)及び/又は前記第2のPLMN(130)の前記第2のUE(131)のための1つ又は複数のサイドリンク無線インターフェイス構成パラメータの前記値を設定する、ように構成される、請求項1及び2のうちのいずれか1項に記載のネットワークエンティティ(110)。
  4. 前記無線リソースは、同じキャリアに位置している、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のネットワークエンティティ(110)。
  5. 前記第1のPLMN(120)の第1の基地局(BS)(123)及び/又は前記第2のPLMN(130)の第2のBS(133)との通信のための通信インターフェイス(110b)を含む、請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載のネットワークエンティティ(110)。
  6. 前記通信インターフェイス(110b)は、
    -前記第1のBS(123)にスケジューリング情報を送信し、前記スケジューリング情報は、サイドリンク制御情報及び/又はサイドリンクユーザデータの送信のために前記第1のUE(121)に割り当てられる1つ又は複数のサイドリンク無線リソースを指定し、及び/又は、
    -前記第2のBS(133)にスケジューリング情報を送信し、前記スケジューリング情報は、サイドリンク制御情報及び/又はサイドリンクユーザデータの送信のために前記第2のUE(131)に割り当てられる1つ又は複数のサイドリンク無線リソースを指定する、ように構成される、請求項5に記載のネットワークエンティティ(110)。
  7. 前記スケジューリング情報は、
    -キャリアインジケータ、
    -時間領域における前記1つ又は複数のサイドリンク無線リソースの位置、
    -周波数領域における前記1つ又は複数のサイドリンク無線リソースの位置、
    -再送信に関連するパラメータ、
    -半永続的なスケジューリング(SPS)に関連するパラメータ、
    のうちの1つ又は複数を含む、請求項6に記載のネットワークエンティティ(110)。
  8. 前記通信インターフェイス(110b)は、
    -前記第1のBS(123)に、前記第1のUE(121)のための前記1つ又は複数のサイドリンク無線インターフェイス構成パラメータを送信し、及び/又は、
    -前記第2のBS(133)に、前記第2のUE(131)のための前記1つ又は複数のサイドリンク無線インターフェイス構成パラメータを送信する、ように構成される、請求項5乃至7のうちのいずれか1項に記載のネットワークエンティティ(110)。
  9. 前記1つ又は複数のサイドリンク無線インターフェイス構成パラメータは、サイドリンク通信のための前記メディアアクセス制御(MAC)層及び/又は前記物理(PHY)層の前記動作を制御する1つ又は複数の無線リソース制御(RRC)パラメータを含む、請求項8に記載のネットワークエンティティ(110)。
  10. サイドリンク通信のための前記メディアアクセス制御(MAC)層及び/又は前記物理(PHY)層の前記動作を制御する前記1つ又は複数の無線リソース制御(RRC)パラメータは、
    -無線リソースプール構成パラメータ、
    -ゾーン構成パラメータ、
    -無線リソース選択構成パラメータ、
    -半永続的なスケジューリング(SPS)構成パラメータ、
    -測定構成パラメータ、のうちの1つ又は複数を含む、請求項9に記載のネットワークエンティティ(110)。
  11. 前記通信インターフェイス(110b)は、さらに、前記第1のBS(123)から及び/又は前記第2のBS(133)から、1つ又は複数のサイドリンク無線リソース要求パラメータ及び/又は1つ又は複数の測定値を受信するように構成される、請求項5乃至10のうちのいずれか1項に記載のネットワークエンティティ(110)。
  12. 前記1つ又は複数のサイドリンク無線リソース要求パラメータは、
    -UE(121,131)による送信及び/又は受信のためのキャリア周波数、
    -宛先ID、
    -半永続的なスケジューリング(SPS) のためのパラメータ、特に、周期、タイミングオフセット、優先順位、及び/又は、メッセージサイズ、のうちの1つ又は複数を含み、及び/又は、
    前記1つ又は複数の測定値は、
    -UE(121,131)の地理的位置、
    -1つ又は複数の無線リソースにおける受信信号強度、
    -サイドリンクバッファ状態、のうちの1つ又は複数を含む、請求項11に記載のネットワークエンティティ(110)。
  13. ネットワークエンティティ(110)、特に、クラウドサーバ(110)を動作させる方法であって、1つ又は複数の、特に、2つのモバイルネットワーク(PLMNs)(120,130)の代わりに、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースを制御するステップを含む、方法。
  14. PLMN(120,130)の基地局(BS)(123,133)であって、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースの制御に関連付けられる制御プレーン情報を処理するように構成されるプロセッサ(133a)、及び、ネットワークエンティティ(110)、特に、クラウドサーバ(110)に、前記制御プレーン情報を送信し、及び/又は、ネットワークエンティティ(110)、特に、クラウドサーバ(110)から、前記制御プレーン情報を受信する、ように構成される通信インターフェイス(133b)、を含む基地局(BS)(123,133)。
  15. 前記通信インターフェイス(133b)は、前記ネットワークエンティティ(110)に1つ又は複数のサイドリンク無線リソース要求パラメータ及び/又は1つ又は複数の測定値を送信するように構成される、請求項14に記載の基地局(123,133)。
  16. 前記1つ又は複数のサイドリンク無線リソース要求パラメータは、
    -UE(121,131)による送信及び/又は受信のためのキャリア周波数、
    -宛先ID、
    -半永続的なスケジューリング、特に、周期、タイミングオフセット、優先順位、及び/又は、メッセージサイズのためのパラメータ、のうちの1つ又は複数を含み、及び/又は、
    前記1つ又は複数の測定値は、
    -UE(121,131)の地理的位置、
    -1つ又は複数の無線リソースにおける受信信号強度、
    -サイドリンクバッファ状態、のうちの1つ又は複数を含む、請求項15に記載の基地局(123,133)。
  17. 前記通信インターフェイス(133b)は、前記ネットワークエンティティ(110)からスケジューリング情報を受信するように構成され、前記スケジューリング情報は、サイドリンク制御情報及び/又はサイドリンクユーザデータの送信のためにUE(121,131)に割り当てられる1つ又は複数のサイドリンク無線リソースを指定する、請求項14乃至16のうちのいずれか1項に記載の基地局(123,133)。
  18. 前記スケジューリング情報は、
    -キャリアインジケータ、
    -時間領域における前記1つ又は複数のサイドリンク無線リソースの位置、
    -周波数領域における前記1つ又は複数のサイドリンク無線リソースの位置、
    -再送信に関連するパラメータ、
    -半永続的なスケジューリング(SPS)に関連するパラメータ、
    のうちの1つ又は複数を含む、請求項17に記載の基地局(123,133)。
  19. 前記通信インターフェイス(133b)は、前記ネットワークエンティティ(110)から、UE(121,131)のための1つ又は複数のサイドリンク無線インターフェイス構成パラメータを受信するように構成される、請求項14乃至18のうちのいずれか1項に記載の基地局(123,133)。
  20. 前記1つ又は複数のサイドリンク無線インターフェイス構成パラメータは、サイドリンク通信のための前記メディアアクセス制御(MAC)層及び/又は前記物理(PHY)層の前記動作を制御する1つ又は複数の無線リソース制御(RRC)パラメータを含む、請求項19に記載の基地局(123,133)。
  21. サイドリンク通信のための前記メディアアクセス制御(MAC)層及び/又は前記物理(PHY)層の前記動作を制御する前記1つ又は複数の無線リソース制御(RRC)パラメータは、
    -無線リソースプール構成パラメータ、
    -ゾーン構成パラメータ、
    -無線リソース選択構成パラメータ、
    -半永続的なスケジューリング(SPS)構成パラメータ、
    -測定構成パラメータ、のうちの1つ又は複数を含む、請求項20に記載の基地局(123,133)。
  22. PLMN(120,130)の基地局(BS)(123,133)を動作させる方法であって、前記基地局(BS)(123,133)は、無線リソース、特に、サイドリンク無線リソースの制御に関連付けられる制御プレーン情報を処理するように構成されるプロセッサ(133a)、及び、ネットワークエンティティ(110)、特に、クラウドサーバ(110)に、前記制御プレーン情報を送信し、及び/又は、ネットワークエンティティ(110)、特に、クラウドサーバ(110)から、前記制御プレーン情報を受信する、ように構成される通信インターフェイス(133b)、を含む、方法。
  23. コンピュータ又はプロセッサによって実行されるときに、請求項13に記載の方法及び/又は請求項22に記載の方法を実行するためのプログラムコードを含むコンピュータプログラム。
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