JP2020521498A - 筋量を増大させるためのシトルリンおよびグルタチオンの使用 - Google Patents

筋量を増大させるためのシトルリンおよびグルタチオンの使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、レジスタンスワークアウトプログラムと併せて個人の総体重に対する筋量の比を増大させることへの使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩、ならびにレジスタンスワークアウトプログラムと併せて個人にシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩を投与することによって個人の総体重に対する筋量の比を増大させる方法を提供する。シトルリンおよびグルタチオンまたはそれらの塩は7日よりも長い期間に渡って毎日投与され、レジスタンスワークアウトプログラムは2つの化合物が投与される少なくとも期間全体に渡って行われる。筋量は体組成計によって測定される。

Description

本発明は、レジスタンスワークアウトプログラムと併せて個人の総体重に対する筋量の比を増大させることへの使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩、ならびにレジスタンスワークアウトプログラムと併せて個人にシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩を投与することによって個人の総体重に対する筋量の比を増大させる方法に関する。
筋力トレーニング(すなわちレジスタンストレーニング)は、有酸素運動と共に、包括的な身体活動プログラムの必須の構成要素である。運動の組み合わせは、心肺および筋フィットネスを維持または改善することを助け、それによって総体的な健康および機能に正の寄与をする。レジスタンストレーニングは、外界からの抵抗に逆らって筋肉または筋群を運動させることによって筋フィットネスを改善するように設計されている身体活動の形態である。
筋量を増大させることおよび筋量を維持することは、総体的な身体的健康およびウェルネスを支えることの重要な一部である。例えば、筋量は、代謝的な健康、体重コントロール、骨強度、ならびにストレスおよび疾患に対する反発力を調節することに役割を演ずる。筋量を維持または増強することの利益は良く立証されており、例えば、身体活動の間の筋力およびスタミナを改善すること、体の構造的安定性を増大させること(例えば、関節を負傷から守ること)、インスリン感受性を促進すること、肥満を防ぐこと、加齢によるサルコペニアを防ぐこと、骨密度を保存および維持することを助けること、ならびに疾患回復を改善することを包含する。筋フィットネスを増大させることの多くの利益から判断して、目的が競技パフォーマンスを改善するためであるかまたは総体的な健康を改善するためであるかにかかわらず、筋量を増強するための方途をより良く理解するためにかなりの取り組みがなされてきた。
研究の1つの領域には、改善されたフィットネスを助長するための栄養サプリメントの使用が関わる。例えば、総体的な健康における一酸化窒素(NO)の役割を理解することは研究の活発な領域である。NOは血液中において数秒のみの半減期を有するが、NOは多くの生理学的および病理学的プロセスに関わるヒトの重要な細胞シグナル伝達分子である。そのため、特に強力な血管拡張物質としてのNOの作用のために、NOおよびNOの前駆体は医学の分野において長く研究されてきた。
NOの産生および放出を包含する種々の細胞内イベントの結果として、血管拡張が運動の間に起こる。NOは血管拡張および血流の緊張性のおよび運動関連の(例えば運動回復)制御において必須の役割を演ずる。本発明者は、一バウトのレジスタンス運動に応答して、血漿中NO、一酸化窒素代謝物(NOx)、および環状グアノシン一リン酸(cGMP)が運動の30分後に上昇しているということを以前に実証している。いずれかの特定の理論に拘束されることを望まないが、レジスタンス運動トレーニングに応答したあり得る筋パフォーマンスおよび筋蛋白質代謝へのそのインパクトゆえに、運動後に上昇したNOレベルを有することの生理学的な利益があると思われる。同様に、NOは興奮収縮連関、筋原線維機能、灌流、および代謝への効果によって骨格筋機能に影響すると思われる。
シトルリンは非蛋白質性アルファアミノ酸であり、これはインビボではアルギニン生合成におけるアルギニン前駆体として機能し、NO供給に関連するNOサイクルの構成因子である。グルタチオンはグルタミン酸、システイン、およびグリシンからなるトリペプチドであり、インビボの活性酸素種を取り除くように機能する。グルタチオンは体から異物を取り除く解毒メカニズムにもまた関わり、NOの効果を増強すると考えられている。
総体的なフィットネスを改善するための栄養サプリメントの現行の理解にもかかわらず、総体的な健康およびフィットネスを改善する方法の継続した必要が依然としてある。
本発明は、個人の筋量を増大させる方法を提供し、レジスタンストレーニングと併せてシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩を投与することを含む。それゆえに、本発明は、レジスタンストレーニングと併せて個人の筋量を増大させることへの使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩を提供する。
本発明は、個人の総体重に対する筋量の比を増大させる方法をもまた提供し、レジスタンスワークアウトプログラムと併せて個人にシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩を投与することを含み、(i)シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は7日よりも長い期間に渡って毎日投与され、(ii)レジスタンスワークアウトプログラムはシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩が投与される少なくとも期間全体に渡って行われ、(iii)筋量は体組成計によって測定される。
(1)レジスタンスワークアウトプログラムと併せて個人の総体重に対する筋量の比を増大させることへの使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は7日よりも長い期間に渡る毎日の使用のためであり、レジスタンスワークアウトプログラムはシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩の使用の少なくとも期間全体に渡って続き、筋量は体組成計によって測定される。
(2)実施形態(1)の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、シトルリンまたはその塩の量は約300mg/日以上である。
(3)実施形態(2)の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、シトルリンまたはその塩の量は約1g/日以上である。
(4)実施形態(3)の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、シトルリンまたはその塩の量は約2g/日以上である。
(5)実施形態(1)〜(4)のいずれか1つの使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、グルタチオンまたはその塩の量は約50mg/日以上である。
(6)実施形態(5)の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、グルタチオンまたはその塩の量は約100mg/日以上である。
(7)実施形態(6)の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、グルタチオンまたはその塩の量は約200mg/日以上である。
(8)実施形態(1)〜(7)のいずれか1つの使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、各日の使用のためのシトルリンまたはその塩の量およびグルタチオンまたはその塩の量が約50:1から約1:1のモル比である。
(9)実施形態(8)の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、各日の使用のためのシトルリンまたはその塩の量およびグルタチオンまたはその塩の量は約25:1から約1:1のモル比である。
(10)実施形態(9)の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、各日の使用のためのシトルリンまたはその塩の量およびグルタチオンまたはその塩の量は約10:1から約1:1のモル比である。
(11)実施形態(10)の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、各日の使用のためのシトルリンまたはその塩の量およびグルタチオンまたはその塩の量は約10:1のモル比である。
(12)実施形態(1)〜(11)のいずれか1つの使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は少なくとも14日の期間に渡る毎日の使用のためである。
(13)実施形態(12)の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は少なくとも21日の期間に渡る毎日の使用のためである。
(14)実施形態(13)の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は少なくとも28日の期間に渡る毎日の使用のためである。
(15)実施形態(1)〜(14)のいずれか1つの使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、レジスタンスワークアウトプログラムは週4日の毎日のレジスタンスワークアウトを含み、毎日のレジスタンスワークアウトは目的とする筋肉を標的とした運動の少なくとも8レペティションを含む。
(16)実施形態(1)〜(15)のいずれか1つの使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩はレジスタンスワークアウトの約1時間前の使用のためである。
(17)実施形態(1)〜(15)のいずれか1つの使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩はレジスタンスワークアウトの後の約1時間以下以内の使用のためである。
(18)実施形態(1)〜(17)のいずれか1つの使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、総体重に対する筋量の比は約0.3%以上増大される。
(19)実施形態(18)の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、総体重に対する筋量の比は約0.6%以上増大させられる。
(20)実施形態(19)の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、総体重に対する筋量の比は約1%以上増大させられる。
(21)実施形態(1)〜(20)のいずれか1つの使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は同時に投与される。
(22)実施形態(1)〜(21)のいずれか1つの使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は経口使用のためである。
(23)実施形態(1)〜(22)のいずれか1つの使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、シトルリンはL−シトルリンである。
(24)個人の総体重に対する筋量の比を増大させる方法であって、レジスタンスワークアウトプログラムと併せて個人にシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩を投与することを含み、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は7日よりも長い期間に渡って毎日投与され、レジスタンスワークアウトプログラムはシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩が投与される少なくとも期間全体に渡って行われ、筋量は体組成計によって測定される。
(25)実施形態(24)の方法であって、投与されるシトルリンまたはその塩の量は約300mg/日以上である。
(26)実施形態(25)の方法であって、投与されるシトルリンまたはその塩の量は約1g/日以上である。
(27)実施形態(26)の方法であって、投与されるシトルリンまたはその塩の量は約2g/日以上である。
(28)実施形態(24)〜(27)のいずれか1つの方法であって、投与されるグルタチオンまたはその塩の量は約50mg/日以上である。
(29)実施形態(28)の方法であって、投与されるグルタチオンまたはその塩の量は約100mg/日以上である。
(30)実施形態(29)の方法であって、投与されるグルタチオンまたはその塩の量は約200mg/日以上である。
(31)実施形態(24)〜(30)のいずれか1つの方法であって、各日に投与されるシトルリンまたはその塩の量およびグルタチオンまたはその塩の量は約50:1から約1:1のモル比である。
(32)実施形態(31)の方法であって、各日に投与されるシトルリンまたはその塩の量およびグルタチオンまたはその塩の量は約25:1から約1:1のモル比である。
(33)実施形態(32)の方法であって、各日に投与されるシトルリンまたはその塩の量およびグルタチオンまたはその塩の量は約10:1から約1:1のモル比である。
(34)実施形態(33)の方法であって、各日に投与されるシトルリンまたはその塩の量およびグルタチオンまたはその塩の量は約10:1のモル比である。
(35)実施形態(24)〜(34)のいずれか1つの方法であって、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は少なくとも14日の期間に渡って毎日投与される。
(36)実施形態(35)の方法であって、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は少なくとも21日の期間に渡って毎日投与される。
(37)実施形態(36)の方法であって、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は少なくとも28日の期間に渡って毎日投与される。
(38)実施形態(24)〜(37)のいずれか1つの方法であって、レジスタンスワークアウトプログラムは週4日の毎日のレジスタンスワークアウトを含み、毎日のレジスタンスワークアウトは目的の筋肉を標的とする運動の少なくとも8レペティションを含む。
(39)実施形態(24)〜(38)のいずれか1つの方法であって、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩はレジスタンスワークアウトの約1時間前に投与される。
(40)実施形態(24)〜(38)のいずれか1つの方法であって、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩はレジスタンスワークアウトの後の約1時間以下以内に投与される。
(41)実施形態(24)〜(40)のいずれか1つの方法であって、総体重に対する筋量の比は約0.3%以上増大させられる。
(42)実施形態(41)の方法であって、総体重に対する筋量の比は約0.6%以上増大させられる。
(43)実施形態(42)の方法であって、総体重に対する筋量の比は約1%以上増大させられる。
(44)実施形態(24)〜(43)のいずれか1つの方法であって、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は同時に投与される。
(45)実施形態(24)〜(44)のいずれか1つの方法であって、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は経口投与される。
(46)実施形態(24)〜(45)のいずれか1つの方法であって、シトルリンはL−シトルリンである。
図1Aは、高負荷レジスタンストレーニングならびにプラセボ(コントロール)、シトルリンリンゴ酸塩(CITリンゴ酸塩)のみ、およびグルタチオン(GSH)プラスシトルリン(CIT)によるサプリメンテーションの4週後における筋量の変化を示す棒グラフである。 図1Bは、高負荷レジスタンストレーニングならびにプラセボ(コントロール)、シトルリンリンゴ酸塩(CITリンゴ酸塩)のみ、およびグルタチオン(GSH)プラスシトルリン(CIT)によるサプリメンテーションの8週後における筋量の変化を示す棒グラフである。 図2は、高負荷レジスタンストレーニングならびにプラセボ(コントロール)、CITリンゴ酸塩のみ、ならびにGSHおよびCITによるサプリメンテーション後に、実施例に記載されている通り4および8週両方において筋量が一貫して増大した対象の率(%)を示す棒グラフである。 図3Aは、4週後の1−レペティション・マキシマム(1−RM)ベンチプレスとの筋量の変化の関係を示すグラフである。 図3Bは、8週後の1−レペティション・マキシマム(1−RM)ベンチプレスとの筋量の変化の関係を示すグラフである。 図3Cは、4週後の1−レペティション・マキシマム(1−RM)レッグプレスとの筋量の変化の関係を示すグラフである。 図3Dは、8週後の1−レペティション・マキシマム(1−RM)レッグプレスとの筋量の変化の関係を示すグラフである。 図3Eは、プラセボ群における1−レペティション・マキシマム(1−RM)ベンチプレスとの筋量の変化の関係を示すグラフである。 図3Fは、CITリンゴ酸塩群における1−レペティション・マキシマム(1−RM)ベンチプレスとの筋量の変化の関係を示すグラフである。 図3Gは、GSH+CIT群における1−レペティション・マキシマム(1−RM)ベンチプレスとの筋量の変化の関係を示すグラフである。
本発明は、個人の総体重に対する筋量の比を増大させる方法を提供し、レジスタンスワークアウトプログラムと併せて個人にシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩を投与することを含むか、それから本質的になるか、またはそれからなる。方法においては、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は7日よりも長い期間に渡って毎日投与され、レジスタンスワークアウトプログラムはシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩が投与される少なくとも期間全体に渡って行われる。筋量は体組成計によって測定される。それゆえに、本発明は、レジスタンスワークアウトプログラムと併せて個人の総体重に対する筋量の比を増大させることへの使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩を提供し、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は7日よりも長い期間に渡る毎日の使用のためであり、レジスタンスワークアウトプログラムはシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩の使用の少なくとも期間全体に渡って続き、筋量は体組成計によって測定される。
本明細書において用いられる「筋量」は体内の筋肉の重量(例えばキログラムまたはポンドによる)を言い、平滑筋、骨格筋、および筋肉中に含有される水を包含する。別様に規定されない限り、本明細書において用いられる言い回し「2つの化合物」はシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩を言う。典型的には、本明細書において用いられる用語「約」は値の±1%、値の±5%、または値の±10%を言う。
シトルリンまたはその塩はいずれかの好適な量(例えば服用量)で投与され得る。投与されるシトルリンまたはその塩の量があまりに低い場合には、総体重に対する筋量の比の望ましい増大は観察され得ない。対照的に、投与されるシトルリンまたはその塩の量があまりに高い場合には、方法はコスト効率的であり得ず、あるいはシトルリンまたはその塩を含む組成物は望ましくない特性(例えば、安定性の欠如、不良な可溶性、不良な味など)を見せ得る。従って、投与されるシトルリンまたはその塩の量は、約5g/日以下、例えば、約4.5g/日以下、約4g/日以下、約3.5g/日以下、約3g/日以下、または約2.5g/日以下であり得る。あるいは、または加えて、投与されるシトルリンまたはその塩の量は、約50mg/日以上、例えば、約100mg/日以上、約150mg/日以上、約200mg/日以上、約250mg/日以上、約300mg/日以上、約350mg/日以上、約400mg/日以上、約450mg/日以上、約500mg/日以上、約550mg/日以上、約600mg/日以上、約650mg/日以上、約700mg/日以上、約750mg/日以上、約800mg/日以上、約850mg/日以上、約900mg/日以上、約950mg/日以上、約1g/日以上、約1.1g/日以上、約1.2g/日以上、約1.3g/日以上、約1.4g/日以上、約1.5g/日以上、約1.6g/日以上、約1.7g/日以上、約1.8g/日以上、約1.9g/日以上、または約2g/日以上であり得る。それゆえに、前述のエンドポイントのいずれか2つは閉鎖型の範囲を定めるために用いられ得、または開放型の範囲を定めるために単独で用いられ得る。例えば、投与されるシトルリンまたはその塩の量は、約50mg/日から約5g/日、約100mg/日から約4.5g/日、約150mg/日から約4g/日、約200mg/日から約3.5g/日、約250mg/日から約3g/日、約300mg/日から約2.5g/日、約350mg/日から約2g/日、約400mg/日から約1.9g/日、約450mg/日から約1.8g/日、約500mg/日から約1.7g/日、約550mg/日から約1.6g/日、約600mg/日から約1.5g/日、約650mg/日から約1.4g/日、約700mg/日から約1.3g/日、約750mg/日から約1.2g/日、約800mg/日から約1.1g/日、約850mg/日から約1g/日、または約900mg/日から約950mg/日であり得る。
ある実施形態において、投与されるシトルリンまたはその塩の量は約300mg/日以上である。別の実施形態において、投与されるシトルリンまたはその塩の量は約1g/日以上である。尚別の実施形態において、投与されるシトルリンまたはその塩の量は約2g/日以上である。
グルタチオンまたはその塩はいずれかの好適な量または服用量で個人に投与され得る。投与されるグルタチオンまたはその塩の量があまりに低い場合には、総体重に対する筋量の比の増大が個人において観察され得ない。対照的に、投与されるグルタチオンまたはその塩の量があまりに高い場合には、方法はコスト効率的であり得ず、あるいはグルタチオンまたはその塩を含む組成物は望ましくない特性(例えば、安定性の欠如、不良な可溶性、不良な味など)を見せ得る。従って、個人に投与されるグルタチオンまたはその塩の量は、約1g/日以下、例えば約900mg/日以下、約800mg/日以下、約700mg/日以下、約600mg/日以下、または約500mg/日以下であり得る。あるいは、または加えて、投与されるグルタチオンまたはその塩の量は、約25mg/日以上、例えば、約50mg/日以上、約100mg/日以上、約150mg/日以上、約200mg/日以上、約250mg/日以上、約300mg/日以上、約350mg/日以上、約400mg/日以上、または約450mg/日以上であり得る。それゆえに、前述のエンドポイントのいずれか2つは閉鎖型の範囲を定めるために用いられ得、または開放型の範囲を定めるために単独で用いられ得る。例えば、投与されるグルタチオンまたはその塩の量は、約25mg/日から約1g/日、約50mg/日から約900mg/日、約100mg/日から約800mg/日、約150mg/日から約700mg/日、約200mg/日から約600mg/日、約250mg/日から約500mg/日、約300mg/日から約450mg/日、または約350mg/日から約400mg/日であり得る。
ある実施形態において、投与されるグルタチオンまたはその塩の量は約50mg/日以上である。別の実施形態において、投与されるグルタチオンまたはその塩の量は約100mg/日以上である。さらに別の実施形態において、投与されるグルタチオンまたはその塩の量は約200mg/日以上である。
本発明の1つの実施形態において、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩はいずれかの好適な比で個人に投与される。いずれかの特定の理論に拘束されることを望まないが、シトルリンまたはその塩は、アミノ酸アルギニンの前駆体として作用することによってNO濃度を増大させると思われる。グルタチオンまたはその塩は、その半減期を増大させることによってNOの効果を増強するように作用するともまた思われる。本発明者は、本発明の方法に従って総体重に対する筋量の比の所望の増大を得るように、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩のそれぞれの相対量が適宜に調整され得るということを発見した。典型的には、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は、約50:1から約1:1のシトルリン対グルタチオンという有効物質のモル比で各日に投与される。いくつかの実施形態において、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は、約25:1から約1:1のシトルリン対グルタチオンという有効物質のモル比で各日に投与される。他の実施形態において、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は、約10:1から約1:1のシトルリン対グルタチオンという有効物質のモル比で各日に投与される。さらに他の実施形態においては、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は、約10:1のシトルリン対グルタチオンという有効物質のモル比で各日に投与される。
加えて、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩はいずれかの好適な重量比で個人に投与され得る。典型的には、シトルリン対グルタチオンの重量比は、約0.05:1から約200:1、例えば約0.1:1から約150:1、約0.5:1から約100:1、約1:1から約50:1、約2:1から約25:1、約5:1から約15:1、または約7:1から約12:1である。好ましい実施形態において、2つの化合物は、シトルリン対グルタチオンの重量比が約10:1であるような量で投与される。
典型的には、本明細書において理解されるシトルリンおよび/またはグルタチオンの参照される量は、用いられ得る特定の塩に関係なく有効な化学種(すなわち、シトルリンおよび/またはグルタチオン)の量を言う。
シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩はいずれかの好適な様式で個人に投与され得る。例えば、いくつかの実施形態において、2つの化合物は本質的に同じ時に(すなわち同時に)投与される。加えて、2つの化合物は食物ありまたはなしで投与され得、2つの化合物は日中または夜間のいずれかの時に好適に投与され得る。
本明細書に記載される2つの化合物はレジスタンスワークアウトと併せて投与される。従って、2つの化合物は特定の日にレジスタンスワークアウトの前または後に投与され得る。代替的には、2つの化合物は異なる時に投与され得、例えば、2つの化合物の1つは特定の日にレジスタンスワークアウトに先立って投与され得、2つの化合物の他方は同じ日にレジスタンスワークアウト後に投与され得る。2つの化合物が同じ日の異なる時に投与される実施形態において、化合物が投与される順序は特に限定的でない。さらに、2つの化合物が同じ日の異なる時に投与される実施形態において、典型的には、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンおよびその塩は互いの約3時間以下以内に(例えば約2時間以内に、約1時間以内に、約30分以内に)投与される。
好ましい実施形態においては、2つの化合物は、レジスタンスワークアウトプログラムの一部として、レジスタンスワークアウトが行われる日に、レジスタンスワークアウトに約1時間先立って同時にとられる。好ましくは、レジスタンスワークアウトが行われない日には、2つの化合物は、朝に(例えば朝食時に)および/または5時間以上の睡眠後の目覚め時にすぐに投与される。
本発明の方法は、7日よりも長い(すなわち約168時間よりも長い)時期に渡ってシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩を投与することを含み、これは約8日以上、約9日以上、約10日以上、約11日以上、約12日以上、および約13日以上を包含する。典型的には、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩を投与する期間は、本明細書に記載されるレジスタンスワークアウトプログラムに対応する。
好ましい実施形態において、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は、少なくとも14日、すなわち、少なくとも336時間(例えば、約15日以上、約16日以上、約17日以上、約18日以上、約19日以上、および約20日以上)の期間に渡って投与される。
別の好ましい実施形態において、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は、少なくとも21日、すなわち少なくとも504時間(例えば、約22日以上、約23日以上、約24日以上、約25日以上、約26日以上、および約27日以上)の期間に渡って投与される。
さらに別の実施形態において、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は、少なくとも28日、すなわち少なくとも672時間(例えば、約29日以上、約30日以上、約31日以上、約32日以上、約33日以上、および約34日以上)の期間に渡って投与される。
特に好ましい実施形態において、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は、4週から8週(例えば、4週、5週、6週、7週、または8週)の期間に渡って投与される。他の実施形態において、2つの化合物は8週よりも長い期間に渡って投与される。
シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩は、いずれかの好適な形態、例えばいずれかの好適な立体異性体または塩で投与され得、いずれかの好適なジアステレオマー塩のペアを包含する。L−シトルリンおよびD−シトルリン立体異性体は例えばシグマ・アルドリッチコーポレーション(セントルイス,MO)を包含するいくつかのソースから市販されている。グルタチオンもまた市販されている。
本発明の方法のある実施形態においては、シトルリンの塩および/またはグルタチオンの塩が適宜に用いられ得る。例えば、好適な塩は、酸付加塩、金属塩、アンモニウム塩、有機アミン付加塩、アミノ酸付加塩、および同類を包含する。例えば、好適な酸付加塩は、無機酸塩、例えば塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、およびリン酸塩、ならびに有機酸塩、例えば酢酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、乳酸塩、アルファ−ケトグルタル酸塩、グルコン酸塩、カプリル酸塩、アジピン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、アスコルビン酸塩、および同類を包含する。例えば、好適な金属塩は、アルカリ金属塩、例えばナトリウム塩およびカリウム塩、アルカリ土類金属塩、例えばマグネシウム塩およびカルシウム塩、アルミニウム塩、亜鉛塩、および同類を包含する。例えば、好適なアンモニウム塩は、アンモニウム、テトラメチルアンモニウム、および同類の塩を包含する。例えば、好適な有機アミン付加塩は、モルホリン、ピペリジン、および同類の塩を包含する。例えば、好適なアミノ酸付加塩は、グリシン、フェニルアラニン、リシン、アスパラギン酸、グルタミン酸、および同類の塩を包含する。いくつかの実施形態においては、前述の塩の1つ以上の組み合わせが適宜に投与され得る。
特に好ましい実施形態において、シトルリン塩はシトルリンリンゴ酸塩である。
本明細書に記載される方法は、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩を医薬組成物の形態で投与することを含む。具体的には、医薬組成物はシトルリンまたはその塩、グルタチオンまたはその塩、および医薬的に許容される担体を含むであろう。例えば、好適な医薬的に許容される担体は賦形剤、基剤、アジュバント、および希釈剤を包含し、これらは当業者には周知であり、これらは一般にとって難なく入手可能である。典型的には、医薬的に許容される担体は、有効化合物にとって化学的に不活性であるものであり、使用の条件において不利益な副作用または毒性を有さないものである。
医薬組成物はいずれかの好適な製剤を用いて投与され得るが、好ましい実施形態においては、製剤は経口投与される(すなわち経口剤形)。例えば、経口剤形の具体例は、カプセル、丸剤、カプレット、錠剤、ロゼンジ、トローチ、粉末、液体、ゲル、溶液、懸濁液、易溶解性フィルムなどを包含する。
具体的には、好適な経口製剤は、(a)シクロデキストリン(例えば、アルファ、ベータ、もしくはガンマ−シクロデキストリン、ヒドロキシプロピルシクロデキストリン)またはポリエチレングリコール(例えばPEG400)などの添加剤を包含し得る水、食塩水、またはジュースなどの希釈剤中に溶解された有効量のシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩などの、液体の溶液;(b)それぞれが所定量のシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩を固体または顆粒として含有するカプセル、カプレット、丸剤、錠剤、ロゼンジ、およびトローチ;(c)粉末;(d)適宜な液体による懸濁液;ならびに(e)好適なエマルションおよびゲルを包含する。
液体製剤は、油、水、アルコール(例えば、エタノール、ベンジルアルコール、およびポリエチレンアルコール)、および他の飲み物などの希釈剤を、医薬的に許容される界面活性剤、懸濁剤、または乳化剤の追加ありまたはなしどちらかで包含し得る。他の飲み物は果物ジュース、野菜ジュース、炭酸飲料(例えば、ソーダ、クラブソーダ)、コーヒー、お茶、牛乳、スポーツドリンク、および他の栄養サプリメント飲料を包含する。
カプセル形態はありふれたハードまたはソフトシェルのゼラチン型であり得、例えば界面活性剤、潤滑剤、および不活性なフィラー、例えばラクトース、スクロース、リン酸カルシウム、およびコーンスターチを含有する。
錠剤形態は、ラクトース、スクロース、マンニトール、コーンスターチ、馬鈴薯デンプン、アルギン酸、微結晶セルロース、アカシア、ゼラチン、グアーガム、コロイド状二酸化ケイ素、クロスカルメロースナトリウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸、および他の賦形剤、着色剤、希釈剤、緩衝剤、崩壊剤、湿潤剤、保存料、香料、および薬理学的に適合性の担体の1つ以上を包含し得る。
ロゼンジ形態は、ゼラチンおよびグリセリン、またはスクロースおよびアカシア、エマルション、ゲルなどのような、当該技術分野で知られているような担体を含む不活化ベースの中に有効成分を含むパスティーユと同様に、香料、通常はスクロース、およびアカシアまたはトラガカントの中に有効成分を包含し得る。
いくつかの実施形態において、方法は、シトルリンまたはその塩、グルタチオンまたはその塩、担体、および1つ以上の任意の添加剤を含むか、本質的にそれらからなるか、またはそれらからなる組成物を投与することを包含する。添加剤は可溶化剤、界面活性剤、安定化剤、増粘剤、潤滑剤、保存料、色素(天然または合成)、甘味料(天然または人工)、香料(天然または人工)、酸味料、電解質(例えば、Na、K、およびMg化合物)、および/またはビタミン(例えば、ビタミンA、B6、B12、C、D、E、およびK、チアミン、リボフラビン、ナイアシン、葉酸、ならびにビオチン)から選択され得る。例えば、好適な可溶化剤はグリセロール、シクロデキストリン、およびポリエチレングリコールを包含する。例えば、好適な界面活性剤はカルボマー、ポリソルベート20、ポリソルベート80、ポリエチレンオキシド/ポリプロピレンオキシドブロックコポリマー、ポリエトキシル化ヒマシ油、リン脂質、ラウリル硫酸ナトリウム、およびそれらの組み合わせを包含する。例えば、好適な増粘剤はデンプン、加水分解デンプン、糊化デンプン、ガム、またはカルボキシメチルセルロースを包含する。例えば、好適な潤滑剤はポリエチレングリコール、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウムおよびカルシウム、フマル酸ステアリルナトリウム、およびそれらの組み合わせを包含する。例えば、好適な保存料は安息香酸ナトリウム、ベンジルアルコール、パラベン、ソルビン酸カリウム、酢酸クロルヘキシジン、およびそれらの組み合わせを包含する。例えば、好適な酸味料はクエン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、酒石酸、フマル酸、およびコハク酸を包含する。
本発明の方法のある実施形態においては、シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩の両方はレジスタンスワークアウトプログラムと併せて個人に投与されて、個人の総体重に対する筋量の比を増大させる。レジスタンスワークアウトプログラムはシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩が投与される少なくとも期間全体に渡って個人によって実施される。
レジスタンストレーニングは普通は筋力トレーニングまたはウェイトトレーニングと言われる。本明細書において用いられる「レジスタンスワークアウトプログラム」は、運動している体に抵抗を導入する身体的コンディショニングのシステムを言う。抵抗はいずれかの好適な様式で提供され得、例えば従来のフリーウェイトおよびダンベル、ウェイトマシン、体重(例えば、ヨガ、ピラティス、プライオメトリクス、および同類)、環境的な抵抗(例えば、水、空気、および同類)、弾性チューブ、メディシンボール、またはさらには普通の家財道具(例えば、砂を詰めたミルクジャグ、スープ缶、および同類)を包含する。レジスタンスワークアウトプログラムはいずれかの好適な定期の抵抗運動またはレジスタンストレーニングを含み得る。
典型的には、本発明の方法の対象である個人、すなわち本発明の方法によって処置される個人は、定期的にトレーニングする、すなわち上半身、下半身、または上および下半身両方のレジスタンストレーニングを約6ヶ月から約一年まで、週3回以上する個人である。例えば、いくつかの実施形態において、本発明の方法の個人は、本発明の方法にかかることに先立って1年に渡って定期のレジスタンストレーニングに少なくとも週3回参加している。
本発明の方法のある実施形態において、本発明の方法によって処置されるべき個人は医師によって良好な健康体であると見なされ、本明細書に記載されるレジスタンストレーニングに参加し得る。それゆえに、典型的には、本発明の個人は、レジスタンストレーニングワークアウトプログラムに参加可能であるという点で実質的に限定されない。ある実施形態において、個人は、疾患、例えば高血圧、心不全、狭心症、脳梗塞、冠状動脈性心疾患、血管攣縮によって誘導される虚血性脳疾患、虚血性心筋疾患、ショック、腎虚血、腎血管攣縮を原因とする腎機能障害、抹消血管攣縮性疾患、脳出血、乾癬、潰瘍、肝虚血、腸虚血、および中枢神経系の虚血性疾患と診断されていない。ある実施形態において、個人は代謝障害(例えば、心疾患、不整脈、糖尿病、甲状腺疾患など)と診断されていず、肺疾患、高血圧、自己免疫疾患、癌、消化性潰瘍、または貧血の既往を有さず、いずれかの抗凝血、心臓、肺、甲状腺、抗高脂血症、血糖降下、抗高血圧、向精神、神経筋および/もしくは神経、またはアンドロゲン作動薬をとらず、出血性障害を有さず、ならびに/あるいはいずれかの慢性感染(例えばヒト免疫不全ウイルス(HIV))を有さない。
個人は男性または女性であり得るが、好ましい実施形態においては、個人は男性である。いくつかの実施形態において、個人は男性であり、約18歳から約35歳である。
別の好ましい実施形態において、個人は1−レペティション・マキシマム(1−RM)の70〜80%の抵抗強度で継続的に(例えば、約6ヶ月以上に渡って週3回)トレーニングする。
例えば、フリーウェイト、マシン、または体重を用いて行われ得る典型的な抵抗運動は、スパインベンチプレス、シーテッド・チェストプレス、プッシュアップ、ベントオーバーバーベルロウ、ラットプルダウン、プルアップ、ダンベルラテラルレイズ、ショルダープレス、アームサークル、バーベル/ダンベルカール、ケーブルカール、リバースグリップ・プルアップ、ダンベルキックバック、プレスダウン、ディップス、ウェイテッドクランチ、シーテッド「abs」マシン、クランチ、プローンプランク、バックスクワット、レッグエクステンション、ボディウェイト・ランジ、スティッフレッグ・デッドリフト、レッグカール、ヒップアップ、などを包含する。
例えば、典型的な上半身運動はベンチプレス、ラットプル、ショルダープレス、シーテッド・ロウ、ショルダーシュラッグ、チェストフライ、バイセップス・カール、トライセップス・プレスダウン、およびアブドミナル・カールを包含し、例えば、典型的な下半身運動はレッグプレス、バックエクステンション、踏み台昇降、レッグカール、レッグエクステンション、踵上げ、およびアブドミナルクランチを包含する。
本発明の方法のレジスタンスワークアウトプログラムは適宜にいずれかの好適な抵抗運動(単数または複数)の1つ以上を含み得る。例えば、1つ以上の抵抗運動は、いずれかの好適な構造を有するレジスタンスワークアウトプログラムを作るように行われるかまたは組み合わせられ得る。
例として、参照によって本明細書に組み込まれる2013年公開のアメリカスポーツ医学会(ACSM)からのレジスタンストレーニングのガイドラインに従うと、筋力トレーニングプログラムは、健康な成人では8から12レペティションまたは高齢のもしくはフレイルの者では10から15レペティションの1セットによって、各週に最小で連続しない2日行われるべきであるということが推奨される。ACSMは大筋群(例えば、上半身および/または下半身の筋群)を標的とする8から10の運動が行われるべきであるということを推奨している。
本発明の方法のレジスタンスワークアウトプログラムは有酸素運動と併せて行われ得る。好適な有酸素運動の例は当業者には公知である。
ある実施形態において、レジスタンスワークアウトプログラムは少なくとも4週の週2回のトレーニングを含み、各トレーニングセッションは、10レペティションの3セットを含む少なくとも1つの抵抗運動を包含し、各セット間に休憩期間を有し、あるセットは2分だけ続く。
ある実施形態において、レジスタンスワークアウトプログラムは週4日の毎日のレジスタンスワークアウトを含み、毎日のレジスタンスワークアウトは当該筋肉(例えば胸部、背部、肩部、二頭筋、三頭筋、腹部、四頭筋、ハムストリング、およびそれらの組み合わせ)を標的とする少なくとも1つの運動の少なくとも8レペティションを含む。
他の実施形態において、レジスタンスワークアウトプログラムは、合計8週に渡る週あたり2つの上肢および2つの下肢ワークアウトに分けられた週4日のレジスタンストレーニングプログラムであり、個人は彼/彼女がセットあたりにリフトし得る限りの多くの重量(典型的には1−RMの70〜80%)による10レペティションの3セットを行い、運動およびセットの間の休憩期間は2分だけ続く。
本発明の方法のある実施形態において、レジスタンスワークアウトプログラムはシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩の投与と併せてまたは同時にとり行われる。従って、本発明のレジスタンスワークアウトプログラムは7日よりも長い期間(例えば、少なくとも14日、少なくとも21日、少なくとも28日、少なくとも5週、少なくとも6週、少なくとも7週、または少なくとも8週など)に渡って行われる。
本発明は個人の筋量を増大させる方法を提供する。より具体的には、本発明は、個人が定期的にトレーニングする場合であっても、個人が本明細書に記載される通りシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩を投与されない状況と比較して、総体重に対する筋量の比を増大させるための方法を提供する。いずれかの特定の理論に拘束されることを望まないが、レジスタンスワークアウトと併せてシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩を投与することの組み合わせは、レジスタンストレーニングに応答した筋蛋白質代謝および筋パフォーマンスへの生理学的な利益を提供すると思われる。
ある実施形態において、総体重に対する筋量の比は約0.3%以上(例えば、0.4%以上、0.5%以上、0.6%以上、0.7%以上、0.8%以上、0.9%以上、1%以上、1.1%以上、1.2%以上、1.3%以上、1.4%以上、1.5%以上、1.6%以上、1.7%以上、1.8%以上、1.9%以上、または2%以上)増大させられる。別の実施形態において、総体重に対する筋量の比は約0.6%以上増大させられる。尚別の実施形態において、総体重に対する筋量の比は約1%以上増大させられる。
筋量はいずれかの好適な技術を用いて測定され得る。例えば、筋量は体組成計を用いて測定され得る。好適な体組成計は例えばホロジック社(マールボロ,MA)およびタニタ社(アーリントンハイツ,IL)から市販されている。筋量を測定するために好適な他の例証的な技術は、周径測定、計算法、24h尿中クレアチニン法、ボディスキャン、および同類を包含する。加えて、筋量を測定するための他の方法は、非脂肪軟組織を包含する体組成を測定する二重エネルギーX線吸収測定(DEXA);体内総カリウム(TBK)(これは体の総細胞量(つまり、体内の活発な成長組織)を測定し、これは翻って除脂肪またはリーンボディマスを推定するために用いられ得、その結果、この測定が体内総蛋白質からの測定と組み合わせられるときに、総臓器量および筋量が決定され得る);筋肉、脂肪、および臓器などを識別することによって体組織の組成を測定するために用いられ得る核磁気共鳴画像法(MRI);リーンボディマスを推定するために用いられ得る体内総電気伝導率(TOBEC);ならびにそれの高品質画像が脂肪およびリーン体組織を分類しそれらの量を測定するために用いられ得るコンピュータ断層撮影(CT)を包含する。
好ましい実施形態において、筋量は体組成計を用いて測定される。
この例は本発明をさらに例証するが、当然のことながら、決してその範囲を限定すると解釈されるべきではない。
次の略語を例に用いている:BMIはボディマス指数を言い;ACSMはアメリカスポーツ医学会を言い;RMはレペティション・マキシマムを言い;CITはシトルリンを言い;GSHはグルタチオンを言い;PLCはセルロースプラセボを言い;BUNは血中尿素窒素を言い;ASTはアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼを言い;ALTはアラニンアミノトランスフェラーゼを言い;CKはクレアチンキナーゼを言い;LDHは乳酸デヒドロゲナーゼを言い;GGTはガンマ−グルタミルトランスフェラーゼを言い;HDLは高密度リポ蛋白質を言い;LDLは低密度リポ蛋白質を言い;MCVは平均赤血球容積を言い、MCHは平均赤血球ヘモグロビン量を言い;MCHCは平均赤血球ヘモグロビン濃度を言い;RDWは赤血球分布幅を言い;SEMは平均の標準誤差を言い;ANOVAは分散分析を言う。
この例は、本発明の実施形態に従って、体組成(例えば筋量)ならびに全血および血清臨床化学マーカーへの、毎日の経口送達されるL−シトルリンおよびグルタチオン、L−シトルリンリンゴ酸塩、またはプラセボサプリメンテーションと併せた8週のレジスタンストレーニングプログラムの効果を実証している。
18〜35の年齢の間のかつ18.5および30kg/mの間のBMIを有する75人のレジスタンストレーニングした(例えば、研究に先立って少なくとも1年に渡る毎週3回の定期のレジスタンストレーニング)男性を25人の3つの群に分配し、各群は次のサプリメントの1つを受けた:(A)2g/日 L−シトルリン(CIT)および200mg/日 グルタチオン(GSH)、(B)2g/日 L−シトルリンリンゴ酸塩のみ、または(C)2.52g/日のセルロースプラセボ。参加者は総ボディマスによってマッチングし、それからランダムに二重盲検的な様式でサプリメンテーションプロトコールに割り当てた。参加者は運動日にそれらのワークアウトに1時間先立ってそれらのサプリメントをとった。非運動日には、参加者は朝に朝食と共にそれらのサプリメントをとった。
参加者は次の基準に合致した:参加者は心血管疾患が低リスクと見なされ、ACSMによって決定されている運動の禁忌を有さず;参加者は研究に先立って3ヶ月に渡っていずれかの栄養サプリメント(マルチビタミン以外)またはアナボリックステロイドを消費しておらず;参加者は、参加者に上および下半身レジスタンストレーニング運動を妨げるであろう整形外科的な問題を持たず;参加者は非喫煙者であった。
参加者はそれらの健康を評価するための医学的スクリーニングをもまた経た。医学的スクリーニングを用いて、(a)各参加者が代謝障害(例えば、心疾患、不整脈、糖尿病、甲状腺疾患など)を持たず、(b)各参加者が肺疾患、高血圧、自己免疫疾患、癌、消化性潰瘍、または貧血の既往を有さず;いずれかの抗凝血、心臓、肺、甲状腺、抗高脂血症、血糖降下、抗高血圧、向精神、神経筋および/もしくは神経、またはアンドロゲン作動薬をとっておらず、(c)各参加者がいずれかの出血性障害を有さず、(d)各参加者がいずれかの慢性感染(例えばHIV)を有さず、かつ(e)各参加者が表面麻酔に対する既知のアレルギー反応を有さないということを決定した。
参加者の食事は標準化せず、試験対象には研究のクールの間にそれらの食習慣を変えないように依頼した。しかしながら、参加者は第0、29、および57日における3つの試験セッションに先立つ連続した4日に渡ってそれらの食事の摂取量を記録した。4日の食事の再現率をFood−Processor食事評価ソフトウェアプログラム(ESHAリサーチ,セイラム,OR)によって評価して、研究の継続期間に渡って食事中の脂肪、炭水化物、および蛋白質の平均の毎日の主要栄養素消費を決定した。参加者の食事の組成の概要は表1に示されている。
実験データは本明細書に記載される通り統計分析に付された。データは平均±SEMとして提示した。分散分析(ANOVA)によるデータの比較後に、多重検定のためのボンフェローニ補正または多重比較のためのシェッフェの検定どちらかを用いて、処置間の違いを識別した。ベースラインおよび連続値の間の統計的比較は、多重比較のためのボンフェローニの検定を用いて分析した。リーンマスおよび筋力の間の相関はピアソンの相関係数検定によって分析した。0.05未満のp値は有意さを指示していると見なされた。統計分析はWindows用Statcelソフトウェア(バージョン2,有限会社オーエムエス出版,埼玉,日本国)およびystat2000統計プログラムファイル(医学図書出版,東京,日本国)によって行った。
各参加者は研究を始めるに先立ってベースライン評価を受けた。ベースライン評価は、本明細書に記載される通り体組成、筋肥大、および筋力、筋パワー、および筋持久力の測定を包含した。
体組成は研究の間の第0、29、および57日に測定した。総ボディマス(kg)は標準的なデュアルビームバランススケール(Detecto,ブリッジビュー,IL)によって決定した。パーセント体脂肪、脂肪量、および除脂肪量はDEXA(ホロジック,ウォルサム,MAから市販のDiscoveryシリーズW)を用いて決定した。品質コントロール較正手続きは脊柱ファントム(ホロジック,ウォルサム,MAから市販のX−CALIBERモデルDPA/QDR−1身体計測脊柱ファントム)および密度ステップ較正ファントムによって各試験セッションに先立って行なった。体内総水分は低エネルギー高周波電流(50kHzの周波数で500マイクロamp)を用いて生体電気インピーダンス分光法(タニタ社,アーリントンハイツ,IL)によって決定した。参加者の体組成の概要は表2に示されている。
筋力は本明細書に記載される通り第0、29、および57日に1−RM試験(フリーウェイトベンチプレスおよびアングルドレッグプレス運動)を用いて評価した。参加者は推定された1−RMのおよそ50%で5から10レペティションを完了することによってウォーミングアップした。それから、参加者は1分に渡って休憩し、それから、推定された1−RMのおよそ70%で3から5レペティションを完了した。それから、重量を慎重に増大させ、参加者は重量をリフトすることを1レペティション試行した。リフトが成功した場合には、参加者は次の重量増加を試行する前に2分に渡って休憩した。この手続きは参加者がリフトを完了することに失敗するまで継続した。参加者が1レペティションでリフト可能な最大重量として、1−RMを記録した。
参加者は、合計8週に渡る週あたり2つの上肢および2つの下肢ワークアウトに分けられた、監視下のピリオダイゼーションされた週4日のレジスタンストレーニングプログラムに従事した。ワークアウトに先立って、参加者は標準化された一連のストレッチ運動を行った。それから、参加者は、ベンチプレス、ラットプル、ショルダープレス、シーテッド・ロウ、ショルダーシュラッグ、チェストフライ、バイセップス・カール、トライセップス・プレスダウン、およびアブドミナル・カールからなる上半身レジスタンストレーニングプログラムを週2回行い、レッグプレス、バックエクステンション、踏み台昇降、レッグカール、レッグエクステンション、踵上げ、およびアブドミナルクランチからなる下半身プログラムもまた週2回行われた。参加者は、それらがセットあたりにリフトし得る限りの多くの重量(典型的には1−RMの70から80%)による10レペティションの3セットを行った。運動およびセット間の休憩期間は2分だけ続いた。
標準的なVACUTAINER(商標)器具を用いて、血清分離のための1つのチューブおよび全血のための1つに、前肘静脈から静脈血サンプルを得た。血清分離チューブを15分に渡って室温に静置し、それから10分に渡って遠心し、血清を取り出し、微量遠心管に入れた。血液サンプルは、サプリメントの第1のドーズに先立って、レジスタンストレーニングプログラムを始めることに先立って(第0日)、ならびに8週間のサプリメンテーションおよびレジスタンストレーニングの後に(第57日)得た。
血清サンプルは次の一般的な臨床化学マーカーをアッセイした:グルコース、総蛋白質、血中尿素窒素、クレアチニン、BUN/クレアチニン比、AST、ALT、アルブミン、グロブリン、総ビリルビン、アルカリホスファターゼ。全血サンプルは、パーセンテージ分類、例えばヘモグロビン、赤血球カウント、白血球カウント、好中球、リンパ球、単球、好酸球、および好塩基球による標準的な血球カウントをアッセイした。研究の間の血液生化学および血液学マーカーの変化は表3に示されている。
表3に示されているデータから明らかである通り、全血および血清臨床化学マーカーのいずれにも、処置群のいずれかにおいて負のインパクトを与えられなかった。これらの結果は、8週の期間に渡るサプリメントの経口摂取が安全であるらしいということを示している。加えて、参加者のいずれもサプリメントの摂取に関連するいずれかの有害事象を報告しなかった。
4および8週における筋量の変化のデータは図1A(4週)および図1B(8週)に示されている。図1Aおよび1Bに示されている結果から明らかである通り、L−シトルリンおよびグルタチオン、またはL−シトルリンリンゴ酸塩どちらかを受けた参加者は、プラセボのみを受けた個人と比較して筋量の増大を見せた。その上、L−シトルリンおよびグルタチオンを投与された試験群における筋量の増大は2つの群のどちらかよりも多大であり、増大は4週後にプラセボから統計的に有意であった(p<0.05)。
4および8週両方において筋量の増大を見せた各群の参加者数のデータが図2に示されている。図2に図示されている通り、L−シトルリンおよびグルタチオン群の参加者の48%が筋量の増大を見せた。対照的に、L−シトルリンリンゴ酸塩群の36%のみおよびプラセボ群の28%のみが筋量の増大を見せた。このデータは、L−シトルリンおよびグルタチオンの組み合わせがレジスタンストレーニングと併せて筋量を増大させることに有効であったということを示している。
筋量および筋力の間の関係性が、ベンチプレスの第4および8週においてはそれぞれ図3Aおよび3Bに提示されており、レッグプレス運動の第4および8週においてはそれぞれ図3Cおよび3Dに提示されている。筋量およびベンチプレス強度については、第4週(r=0.3,p<0.05)および第8週(r=0.4,p<0.01)において統計的に有意な関係性が観察された。筋量およびレッグプレス強度では統計的に有意な関係性が第4週において観察された(r=0.3,p<0.05)。これらのデータは、筋量の増大がレジスタンストレーニングの結果としての筋力の増大に直接的に関するということを示している。
筋量および筋力の変化の間の関係性(1−RMベンチプレス)が図3E〜3Gに提示されている。図3Gに図示されている通り、L−シトルリンおよびグルタチオンを投与された対象では、筋量および筋力の間の統計的に有意な相関が観察された。
この例の結果は、シトルリンおよびグルタチオンの組み合わせが8週後にプラセボおよびシトルリンリンゴ酸塩単独と比べて筋量を増大させたことと、プラセボと比べてシトルリンおよびグルタチオンの組み合わせ投与における増大が統計的に有意であったこととを実証している。加えて、シトルリンおよびグルタチオンの組み合わせ投与における筋量の増大は、試験対象で観察された筋力の増大と統計的に相関していた。食事の変数は8週の研究の間に渡って有意な変化がなく、組み合わせのシトルリンおよびグルタチオン群の参加者が他の2群よりも多くの総カロリーまたは蛋白質を食さなかったという事実に基づき、食事の摂取量は筋量の増大のあり得る交絡変数としては排除され得る。いずれかの特定の理論に拘束されることを望まないが、シトルリンおよびグルタチオン両方の投与における筋量のこれらの増大は、筋蛋白質合成の増大を原因として起こったと思われる。これは、cGMPの一酸化窒素によって誘導される増大に結び付けられ得る。
刊行物、特許出願、および特許を包含する本明細書において引用される全ての参照は、各参照が参照によって組み込まれることを個々にかつ具体的に指示され、その全体が本明細書において示される場合と同じ程度に、参照によってここに組み込まれる。
本明細書において別様に指示されない限りまたは文脈によって明瞭に否定されない限り、本発明を記載する文脈における(特に次の特許請求の範囲の文脈における)用語「a」および「an」および「the」および「少なくとも1つの」ならびに類似の指示対象の使用は、単数形および複数形両方をカバーすると解釈されるべきである。本明細書において別様に指示されない限りまたは文脈によって明瞭に否定されない限り、1つ以上の項目のリストを伴う用語「の少なくとも1つ」(例えば「AおよびBの少なくとも1つ」)の使用は、リスト中の項目から選択される1つの項目(AもしくはB)またはリスト中の項目の2つ以上のいずれかの組み合わせ(AおよびB)を意味すると解釈されるべきである。別様に注記されない限り、用語「含む」、「有する」、「包含する」、および「含有する」は開放型の用語として解釈されるべきである(すなわち、「包含するが、限定されない」を意味する)。本明細書において別様に指示されない限り、本明細書における値の範囲の記載は、単に範囲内に納まる各個別の値を個々に参照する簡略な方法としての用をなすことを意図され、各個別の値は、それが個々に本明細書に記載される場合のように本明細書に組み込まれる。本明細書において別様に指示されない限りまたはさもなければ文脈によって明瞭に否定されない限り、本明細書に記載される全ての方法はいずれかの好適な順序で行われ得る。本明細書において提供されるいずれかおよび全ての例または例示的な言葉(例えば「などの」)の使用は、単に本発明をより良く解き明かすことが意図されており、別様に請求されない限り、本発明の範囲に限定を課さない。本明細書のいかなる言葉も、いずれかの請求されていない要素を本発明の実施に必須だと指示していると解釈されるべきではない。
本発明を実行するための本発明者に既知のベストモードを包含する本発明の好ましい実施形態が本明細書に記載される。それらの好ましい実施形態の変形は上述の記載を読むことによって当業者には明らかになり得る。本発明者は当業者がかかる変形を適宜に採用することを予期し、本発明者は本発明が具体的に本明細書に記載される通りとは別様に実施されることを意図する。従って、本発明は、適用法によって許される本明細書に添付される特許請求の範囲に記載されている主題の全ての改変および均等物を包含する。その上、本明細書において別様に指示されない限りまたはさもなければ文脈によって明瞭に否定されない限り、それらの全てのあり得る変形による上に記載されている要素のいずれかの組み合わせは本発明によって包摂される。
この特許出願は2017年5月31日出願の米国仮特許出願第62/513,403号の利益を請求し、これの開示は参照によって組み込まれる。

Claims (46)

  1. レジスタンスワークアウトプログラムと併せて個人の総体重に対する筋量の比を増大させることへの使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩であって、
    前記シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩が7日よりも長い期間に渡る毎日の使用のためであり、前記レジスタンスワークアウトプログラムが前記シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩の使用の少なくとも前記期間全体に渡って続き、前記筋量が体組成計によって測定される、
    シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  2. 前記シトルリンまたはその塩の量が約300mg/日以上である、請求項1に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  3. 前記シトルリンまたはその塩の量が約1g/日以上である、請求項2に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  4. 前記シトルリンまたはその塩の量が約2g/日以上である、請求項3に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  5. 前記グルタチオンまたはその塩の量が約50mg/日以上である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  6. 前記グルタチオンまたはその塩の量が約100mg/日以上である、請求項5に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  7. 前記グルタチオンまたはその塩の量が約200mg/日以上である、請求項6に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  8. 各日の使用のための前記シトルリンまたはその塩の量および前記グルタチオンまたはその塩の量が約50:1から約1:1のモル比である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  9. 各日の使用のための前記シトルリンまたはその塩の量および前記グルタチオンまたはその塩の量が約25:1から約1:1のモル比である、請求項8に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  10. 各日の使用のための前記シトルリンまたはその塩の量および前記グルタチオンまたはその塩の量が約10:1から約1:1のモル比である、請求項9に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  11. 各日の使用のための前記シトルリンまたはその塩の量および前記グルタチオンまたはその塩の量が約10:1のモル比である、請求項10に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  12. 前記シトルリンまたはその塩および前記グルタチオンまたはその塩が少なくとも14日の期間に渡る毎日の使用のためである、請求項1〜11のいずれか1項に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  13. 前記シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩が少なくとも21日の期間に渡る毎日の使用のためである、請求項12に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  14. 前記シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩が少なくとも28日の期間に渡る毎日の使用のためである、請求項13に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  15. 前記レジスタンスワークアウトプログラムが週4日の毎日のレジスタンスワークアウトを含み、前記毎日のレジスタンスワークアウトが当該筋肉を標的とする運動の少なくとも8レペティションを含む、請求項1〜14のいずれか1項に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  16. 前記シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩がレジスタンスワークアウトの約1時間前の使用のためである、請求項1〜15のいずれか1項に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  17. 前記シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩がレジスタンスワークアウト後の約1時間以下以内の使用のためである、請求項1〜15のいずれか1項に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  18. 前記総体重に対する筋量の比が約0.3%以上増大させられる、請求項1〜17のいずれか1項に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  19. 前記総体重に対する筋量の比が約0.6%以上増大させられる、請求項18に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  20. 前記総体重に対する筋量の比が約1%以上増大させられる、請求項19に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  21. 前記シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩が同時に投与される、請求項1〜20のいずれか1項に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  22. 前記シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩が経口使用のためである、請求項1〜21のいずれか1項に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  23. 前記シトルリンがL−シトルリンである、請求項1〜22のいずれか1項に記載の使用のためのシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩。
  24. 個人の総体重に対する筋量の比を増大させる方法であって、
    レジスタンスワークアウトプログラムと併せて個人にシトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩を投与することを含み、
    前記シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩が7日よりも長い期間に渡って毎日投与され、
    前記レジスタンスワークアウトプログラムが、前記シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩が投与される少なくとも前記期間全体に渡って行われ、
    前記筋量が体組成計によって測定される、
    方法。
  25. 投与される前記シトルリンまたはその塩の量が約300mg/日以上である、請求項24に記載の方法。
  26. 投与される前記シトルリンまたはその塩の量が約1g/日以上である、請求項25に記載の方法。
  27. 投与される前記シトルリンまたはその塩の量が約2g/日以上である、請求項26に記載の方法。
  28. 投与される前記グルタチオンまたはその塩の量が約50mg/日以上である、請求項24〜27のいずれか1項に記載の方法。
  29. 投与される前記グルタチオンまたはその塩の量が約100mg/日以上である、請求項28に記載の方法。
  30. 投与される前記グルタチオンまたはその塩の量が約200mg/日以上である、請求項29に記載の方法。
  31. 各日に投与される前記シトルリンまたはその塩の量および前記グルタチオンまたはその塩の量が約50:1から約1:1のモル比である、請求項24〜30のいずれか1項に記載の方法。
  32. 各日に投与される前記シトルリンまたはその塩の量および前記グルタチオンまたはその塩の量が約25:1から約1:1のモル比である、請求項31に記載の方法。
  33. 各日に投与される前記シトルリンまたはその塩の量および前記グルタチオンまたはその塩の量が約10:1から約1:1のモル比である、請求項32に記載の方法。
  34. 各日に投与される前記シトルリンまたはその塩の量および前記グルタチオンまたはその塩の量が約10:1のモル比である、請求項33に記載の方法。
  35. 前記シトルリンまたはその塩および前記グルタチオンまたはその塩が少なくとも14日の期間に渡って毎日投与される、請求項24〜34のいずれか1項に記載の方法。
  36. 前記シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩が少なくとも21日の期間に渡って毎日投与される、請求項35に記載の方法。
  37. 前記シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩が少なくとも28日の期間に渡って毎日投与される、請求項36に記載の方法。
  38. 前記レジスタンスワークアウトプログラムが週4日の毎日のレジスタンスワークアウトを含み、前記毎日のレジスタンスワークアウトが当該筋肉を標的とする運動の少なくとも8レペティションを含む、請求項24〜37のいずれか1項に記載の方法。
  39. 前記シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩がレジスタンスワークアウトの約1時間前に投与される、請求項24〜38のいずれか1項に記載の方法。
  40. 前記シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩がレジスタンスワークアウト後の約1時間以下以内に投与される、請求項24〜38のいずれか1項に記載の方法。
  41. 前記総体重に対する筋量の比が約0.3%以上増大させられる、請求項24〜40のいずれか1項に記載の方法。
  42. 前記総体重に対する筋量の比が約0.6%以上増大させられる、請求項41に記載の方法。
  43. 前記総体重に対する筋量の比が約1%以上増大させられる、請求項42に記載の方法。
  44. 前記シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩が同時に投与される、請求項24〜43のいずれか1項に記載の方法。
  45. 前記シトルリンまたはその塩およびグルタチオンまたはその塩が経口投与される、請求項24〜44のいずれか1項に記載の方法。
  46. 前記シトルリンがL−シトルリンである、請求項24〜45のいずれか1項に記載の方法。
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