JP2020514393A - エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)及び殺有害生物剤又は他の物質の組合せ - Google Patents

エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)及び殺有害生物剤又は他の物質の組合せ Download PDF

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Abstract

エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)及び/若しくはエルシニア・ヌルミイ(Yersinia nurmii)並びに/又はそれらに由来する毒素と、動物用忌避剤、殺ダニ剤、抗菌剤、殺鳥剤、殺菌剤、生物刺激剤、消毒剤及び/又は消毒薬、殺真菌剤、腹足類駆除剤、除草剤、殺虫剤、昆虫成長制御剤、昆虫忌避剤、ダニ駆除剤、軟体動物駆除剤、殺線虫剤、植物シグナル分子、植物栄養素、植物肥料、殺捕食生物剤、殺魚剤、殺鼠剤、シロアリ防除剤、殺ウイルス剤などを含む多様な物質の1つ以上との組合せを本明細書に開示する。この組合せは、有害生物、一例として昆虫、並びに/又は植物成長及び/若しくは植物収量に対して相加的効果又は予想外の効果を有し得る。開示した組合せを使用する方法も開示する。

Description

エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)は、グラム陰性の殺虫性細菌であり、プロテオバクテリアのγ亜門のファミリー腸内細菌科(Enterobacteriaceae)に属する。この細菌は、鞘翅目、鱗翅目及び直翅目の昆虫を含む非常に様々な昆虫に対して活性である。細菌自体は、昆虫に対して有毒であるが、細菌はまた殺虫性の濾過性成分(すなわち、毒素)を産生する。細菌及び/又は毒素は、腸を介して昆虫の血体腔に侵入するように思われ、その後、一般に、数時間又は数日以内に昆虫の死がもたらされる。
1種以上のエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)及び/又はエルシニア・ヌルミイ(Yersinia nurmii)と、多様な物質のうちの1つ以上との組合せを本明細書に開示し、該物質には、動物用忌避剤、殺ダニ剤(acaracide)、抗菌剤、殺鳥剤、殺菌剤、生物刺激剤、消毒剤及び/又は消毒薬、殺真菌剤、腹足類駆除剤、除草剤、殺虫剤、昆虫成長制御剤、昆虫忌避剤、ダニ駆除剤、軟体動物駆除剤、殺線虫剤、植物シグナル分子、植物栄養素、植物肥料、殺捕食生物剤、殺魚剤、殺鼠剤、シロアリ防除剤、殺ウイルス剤などが含まれる。この組合せの使用方法と、その方法を使用して得られる結果も本明細書に開示する。一般に、組合せ及び、この組合せの使用方法とは、植物と接触する昆虫を含む、昆虫を殺滅し、昆虫の成長を阻害し、又は昆虫の生殖を阻害することができる。ある例において、組合せ及び方法は、植物の成長又は収量を増大させることができる。
定義
以下は、本開示及び特許請求の範囲を通して使用され得る、選択された用語の定義を含む。定義は、用語の範囲に含まれ、また実施に使用され得る構成要素の様々な例及び/又は形態を含む。例は、限定を意図するものではない。用語の単数形及び複数形の両方が定義に含まれる。
本明細書において使用される際、「殺ダニ剤」及び「殺ダニ性」という用語は、その適用がコナダニに対して毒性がある(すなわち、コナダニを殺滅し、コナダニの成長を阻害し、及び/又はコナダニの繁殖を阻害する)薬剤又は薬剤の組合せを指す。
本明細書において使用される際、「相加的」は、組成物における組合せの効果を指す場合、その組合せの効果が、概して、組合せの個々の成分単独の効果の合計とほぼ同じであることを意味する。この効果を生じる個々の成分の組合せは、相加的組合せと呼ばれ得る。
本明細書において使用される際、「拮抗的」は、組成物における組合せの効果を指す場合、その組合せの効果が、概して、組合せの個々の成分単独の効果の合計よりも低いことを意味する。これらの組成物は、拮抗的組合せと呼ばれ得る。
本明細書において使用される際、「生物学的に純粋な培養物」という用語は、生物学的汚染が存在せず又は本質的に存在せず、また遺伝的均一性を有し、したがってその培養物から得た継代培養物が、同一又は実質的に同一の遺伝子型及び表現型を示す、細菌培養物を指す。ある実施形態において、生物学的に純粋な培養物は、100%純粋である(すなわち、その培養物から得た全継代培養物が同一の遺伝子型及び表現型を示す)。ある実施形態において、生物学的に純粋な培養物は、少なくとも90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、99.5、99.6、99.7、99.8、又は99.9%純粋である(すなわち、その培養物から得た全継代培養物の少なくとも90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、99.5、99.6、99.7、99.8、又は99.9%が同一の遺伝子型及び表現型を示す)。
本明細書において使用される際、「生物刺激剤」という用語は、その適用が、植物又は植物部位の1つ以上の代謝及び/又は生理学的過程(例えば、炭水化物生合成、イオン取り込み、核酸取り込み、栄養素送達、光合成及び/又は呼吸)を促進する薬剤又は薬剤の組合せを指す。
本明細書において使用される際、「有効量」、「有効濃度」、及び「有効量/濃度」という用語は、所望の効果(例えば、昆虫の殺滅、向上した植物収量)を引き起こすのに十分な量又は濃度を指す。所望の効果を引き起こすのに十分な量/濃度の絶対値は、所望される効果のタイプ及び規模、組成物を適用することになる材料のタイプ、サイズ及び体積、組成物中の微生物のタイプ、組成物中の微生物の数、組成物中の微生物の安定性並びに貯蔵条件(例えば、温度、相対湿度、期間)などの要因によって影響され得る。当業者は、日常的な用量反応実験を用いて、有効な量/濃度をどのように選択するかを理解するであろう。ある例において、単独で使用される際の物質の有効量は、組合せの一部として使用される際の同じ物質の有効量とは異なり得る。
本明細書において使用される際、「向上した成長」及び「向上した植物成長」という用語は、1つ以上の対照植物(例えば、非処理の種子から発芽した植物又は非処理の植物)と比較した、植物成長及び/又は発達の1つ以上の特性の改善を指す。例示的な植物成長/発達特性としては、限定はされないが、バイオマス、炭水化物生合成、葉緑素含量、耐寒性、乾燥耐性、高さ、葉長、葉質量、葉数、葉表面積、葉体積、栄養素吸収(例えば、カルシウム、マグネシウム、窒素、リン及び/又はカリウム吸収)、光合成の速度、根面積、根直径、根長、根質量、根粒形成(例えば、根粒質量、根粒数、根粒体積)、根数、根表面積、根体積、耐塩性、種子発芽、実生発生、シュート直径、シュート長、シュート質量、シュート数、シュート表面積、シュート体積、広がり(spread)、気孔コンダクタンス及び生存率が挙げられる。
本明細書において使用される際、「向上した収量」及び「向上した植物収量」という用語は、1つ以上の対照植物(例えば、非処理の種子から発芽した対照植物)と比較した、植物収量の1つ以上の特性の改善を指す。例示的な植物収量特性としては、限定はされないが、バイオマス;エーカー当たりのブッシェル;区画当たりの穀物重量(GWTPP);栄養素含量;穀物を生産することができない所定の領域(例えば、区画)における植物のパーセンテージ;標準的な水分割合における収量(YSMP)、例えば、標準的な水分割合における穀物収量(GYSMP);区画当たりの収量(YPP)、例えば、区画当たりの穀物重量(GWTPP);及び収量減少(YRED)が挙げられる。
本明細書において使用される際、「茎葉(foliage)」という用語は、限定はされないが、葉、柄(stalk)、茎(stem)、花、子実体及び果実を含む、地面の上に通常成長する、植物の部分を指す。
本明細書において使用される際、「葉面散布」及び「葉面散布された」という用語は、植物の茎葉(例えば、植物の葉)への1つ以上の活性成分の適用を指す。適用は、限定はされないが、活性成分を含む組成物を植物に噴霧することを含む任意の好適な手段によって行われ得る。ある実施形態において、活性成分は、植物の葉、茎及び/又は柄に適用され、植物の花、子実体又は果実に適用されない。
本明細書において使用される際、「殺真菌剤」及び「殺真菌性」という用語は、その適用が真菌に対して毒性がある(すなわち、真菌を殺滅し、真菌の成長を阻害し、及び/又は真菌の繁殖を阻害する)薬剤又は薬剤の組合せを指す。
本明細書において使用される際、「腹足類駆除剤」という用語は、その適用が軟体動物(例えば、カタツムリ、ナメクジ)に対して毒性がある薬剤又は薬剤の組合せを指す。「軟体動物駆除剤」という用語は、一般に、腹足類駆除剤と交換可能である。
本明細書において使用される際、「除草剤」及び「除草性」という用語は、その適用が雑草に対して毒性がある(すなわち、雑草を殺滅し、雑草の成長を阻害し、及び/又は雑草の繁殖を阻害する)薬剤又は薬剤の組合せを指す。
本明細書において使用される際、「殺虫剤」及び「殺虫性」という用語は、その適用が昆虫に対して毒性がある(すなわち、昆虫を殺滅し、昆虫の成長を阻害し、及び/又は昆虫の繁殖を阻害する)薬剤又は薬剤の組合せを指す。
本明細書において使用される際、「単離された微生物株」という用語は、微生物が通常見出される環境から取り去られた該微生物を指す。
本明細書において使用される際、「ダニ駆除剤」という用語は、その適用がダニに対して毒性がある(すなわち、ダニを殺滅し、ダニの成長を阻害し、及び/又はダニの繁殖を阻害する)薬剤又は薬剤の組合せを指す。
本明細書において使用される際、「修飾微生物菌株」という用語は、自然界から単離された菌株から修飾された微生物菌株を指す。修飾微生物菌株は、限定はされないが、菌株内の任意のゲノム内のポリヌクレオチドに対する化学的又は他の形態の誘発突然変異;菌株内の任意のゲノム内の1つ以上のヌクレオチドの挿入又は欠失、又はそれらの組合せ;菌株内の任意のゲノム内のDNAの少なくとも1つのセグメントの反転;菌株内の任意のゲノムの転位;菌株内の任意のゲノムへのホモ接合性又はへテロ接合性ポリヌクレオチドセグメントの普遍又は特異的形質導入;菌株の任意のゲノムへの1つ以上のファージの導入;安定して複製する自律染色体外DNAの菌株への導入をもたらす任意の菌株の形質転換;任意の異なる微生物菌株との結合の結果として自然界から単離された菌株内の任意のゲノム又は総DNA組成物に対する何らかの変化;及び上記のものの任意の組合せを含む任意の好適な方法によって産生され得る。修飾微生物菌株という用語は、(a)1つ以上の異種ヌクレオチド配列、(b)自然界から単離されたヌクレオチド配列の1つ以上の非天然コピー(すなわち、修飾微生物菌株が由来する微生物菌株に天然に存在する遺伝子のさらなるコピー)、(c)例えばヌクレオチド配列を欠失することによる、天然の参考菌株に本来存在するであろう1つ以上のヌクレオチド配列の欠如、及び(d)追加された染色体外DNAを有する菌株を含む。ある実施形態において、修飾微生物菌株は、2つ以上のヌクレオチド配列(例えば、同じ微生物菌株に天然に存在しない2つ以上の天然遺伝子)の組合せを含むか、又は天然遺伝子座と異なる遺伝子座における自然界から単離されたヌクレオチド配列を含む。
本明細書において使用される際、「殺線虫剤」及び「殺線虫性」という用語は、その適用が線虫に対して毒性がある(すなわち、線虫を殺滅し、線虫の成長を阻害し、及び/又は線虫の繁殖を阻害する)薬剤又は薬剤の組合せを指す。
本明細書において使用される際、「有害生物」という用語は、限定はされないが、病害をまん延させ、宿主植物を損傷し、及び/又は土壌栄養素をめぐって競合する生物及びウイルスを含む、植物に悪影響を与える任意の生物又はウイルスを含む。「有害生物」という用語は、植物に関連し、植物の健康及び/又は活力に対する有害作用を引き起こすことが知られている生物又はウイルスを包含する。植物有害生物としては、限定はされないが、クモ形類動物(例えば、ダニ、マダニ、クモなど)、細菌、真菌、腹足類(例えば、ナメクジ、カタツムリなど)、侵入植物(例えば、雑草)、昆虫(例えば、コナジラミ、アザミウマ、ゾウムシなど)、線虫(例えば、根こぶ線虫、ダイズシストセンチュウなど)、げっ歯類及びウイルス(例えば、タバコモザイクウイルス(TMV)、トマト黄化壊疽ウイルス(TSWV)、カリフラワーモザイクウイルス(CaMV)など)が挙げられる。
本明細書において使用される際、「殺有害生物剤」及び「殺有害生物性」という用語は、その適用が有害生物に対して毒性がある(すなわち、有害生物を殺滅し、有害生物の増殖を阻害し、及び/又は有害生物の繁殖を阻害する)薬剤又は薬剤の組合せを指す。殺有害生物剤の非限定的な例としては、殺ダニ剤、殺真菌剤、除草剤、殺虫剤、及び殺線虫剤などが挙げられる。
本明細書において使用される際、「植物」という用語は、限定はされないが、農業用、園芸用及び林業用植物を含む全ての植物群を含む。「植物」という用語は、従来の植物育種及び最適化方法(例えば、マーカー支援選抜)によって得られる植物、及び植物育種家の権利によって保護可能な又は保護可能でない栽培品種を含む、遺伝子組み換えによって得られる植物を包含する。
本明細書において使用される際、「植物細胞」という用語は、無傷植物の細胞、植物から採取された細胞、又は植物から採取された細胞に由来する細胞を指す。したがって、「植物細胞」という用語は、種子、懸濁培養物、胚、分裂組織領域、カルス組織、葉、シュート、配偶体、胞子体、花粉及び小胞子内の細胞を含む。
本明細書において使用される際、「植物部位」という用語は、植物に由来する細胞及び組織を含む、植物の任意の部位を指す。したがって、「植物部位」という用語は、植物成分又は器官(例えば、葉、茎、根など)、植物組織、植物細胞及び種子のいずれかを指し得る。植物部位の例としては、限定はされないが、葯、胚、花、果実、子実体、葉、胚珠、花粉、根茎、根、種子、シュート、茎及び塊茎、並びに若枝、台木、プロトプラスト、カルスなどが挙げられる。
本明細書において使用される際、「毒素」は、本明細書に開示したエルシニア(Yersinia)生物の濾過性の殺虫性成分を指す。
エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)
エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)は、非常に様々な昆虫に対して活性な、グラム陰性の殺有害生物性細菌である(国際公開第2007/142543号パンフレット;国際公開第2008/041863号パンフレット;Hurst、M.R.H.et al.、2011、Yersinia entomophaga sp.nov.、isolated from the New Zealand grass grub Costelytra zealandica、Int.J.Syst.Evol.Microbiol.、61、844−849参照)。その生物の殺虫活性の少なくとも幾分かは、毒素複合体に起因する。エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)において、毒素複合体(TC)はYen−TCと呼ばれ、7つのサブユニットから構成されている。YenA1及びYenA2とキチナーゼChi1及びChi2とは組み合わされて五量体ケージを形成し、その中にYenBとYenC1又はYenC2の一方が結合して、活性Yen−TCを形成する(Busby、J.N.et al.、2012、Structural Analysis of Chi1 Chitinase from Yen−Tc:The Multisubunit Insecticidal ABC Toxin Complex of Yersinia entomophaga、J.Mol.Biol.、415、359−371)。Yen−TCは、昆虫の腸の上皮細胞完全性の喪失を引き起こし、それにより細菌の昆虫血体腔内への進入が可能となる。
一般に、毒素は、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)により分泌され、容易に単離される。他の推定上の毒素をコードする遺伝子が、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)において同定されている(Hurst、M.R.H.et al.、2016、The Draft Genome Sequence of the Yersinia entomophaga Entomophathogenic Type Strain MH96T、Toxins、8、143)。毒素又は毒素成分は培地の上清中に見出すことができ、該培地中でエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)が研究室内で増殖されている。
エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)(株MH96は例示である)は、エルシニア・ヌルミイ(Yersinia nurmii)と高い関連性を有する。本明細書に記載されるエルシニア(Yersinia)と他の物質との組合せは、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)及びエルシニア・ヌルミイ(Yersinia nurmii)の両方を含み得る。本明細書において、エルシニア(Yersinia)という単語の単独の使用は、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)及びエルシニア・ヌルミイ(Yersinia nurmii)の両方を含むことが意図される。
エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)の基準株は、MH96とも呼ばれ、また以前にMH−1又はSpKと呼ばれた株MH96である。この株は、以前にDSM 22339(https://www.dsmz.de/de/kataloge/catalogue/culture/DSM−22339.html)及びATCC BAA−1678(https://www.atcc.org/products/all/BAA−1678.aspx)として寄託されている。したがって、この株は、制限なしで公衆に入手可能である。MH96株のゲノム配列が公開されている(Hurst、M.R.H.et al.、2016、The Draft Genome Sequence of the Yersinia entomophaga Entomophathogenic Type Strain MH96T、Toxins、8、143)。16S rRNA配列はジェンバンク受入番号DQ400782として指定され、下記の配列番号1として示される:
ある例において、配列番号1と少なくとも98、99又は100%同一の16S rRNA配列を有する生物は、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)であり得る。ある例において、配列番号1と少なくとも98.0、98.1、98.2、98.3、98.4、98.5、98.6、98.7、98.8又は98.9%同一の16S rRNA配列を有する生物は、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)であり得る。ある例において、配列番号1と少なくとも99.0、99.1、99.2、99.3、99.4、99.5、99.6、99.7、99.8又は99.9%同一の16S rRNA配列を有する生物は、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)であり得る。
ある例において、Hurst、M.R.H.et al.、2016、The Draft Genome Sequence of the Yersinia entomophaga Entomophathogenic Type Strain MH96T、Toxins、8、143に公開されたエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)株MH96の全ゲノム配列と少なくとも15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、96、97、98又は99%同一の全ゲノム配列を有する生物は、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)であり得る。
エルシニア・エントムファーガ(Yersinia entomphaga)及びMH96株に関する他の情報は、ここに見出すことができる:https://bacdive.dsmz.de/strain/5229。
分類学的に、エルシニア・エントムファーガ(Yersinia entomphaga)及びエルシニア・ヌルミイ(Yersinia nurmii)は、人の病原であるエルシニア(Yersinia)を含む他のエルシニア(Yersinia)とは分類学的に遠い。エルシニア・エントムファーガ(Yersinia entomphaga)及びエルシニア・ヌルミイ(Yersinia nurmii)は、他のエルシニア(Yersinia)種とは異なる系統群を形成する(Reuter、S.et al.、2014、Parallel Independent Evolution of Pathogenicity within the Genus Yersinia.PNAS、111、6768−6773)。エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomphaga)ゲノムのバイオインフォマティク解析、例えば(Hurst、M.R.H.et al.、2016、The Draft Genome Sequence of the Yersinia entomophaga Entomophathogenic Type Strain MH96T、Toxins、8、143)は、既知のエルシニア・ペスティス(Yersinia pestis)又はエルシニア・シュードツベルクロシス(Yersinia pseudotuberculosis)病原性決定基のオルソログの同定に失敗した。
本明細書において、MH96株は、O43NEW又は(NRRL B−67598)と称され得る。エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomphaga)の他の株がこの研究室により単離されており、当該技術分野で周知の分類学的方法を用いて、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomphaga)の株であると決定されており、それらの株のいくつかは、本明細書に記載される試験に使用されている。これらの株の例は、株O23ZMJ、O24G3R(NRRL B−67599)、O24KEK(NRRL B−67600)、O333A4(NRRL B−67601)及びO348UXを含み得る。他のエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomphaga)株が単離されている。
この研究室により単離された株のうちの多数の全ゲノム配列が決定されている。これらの配列と、MH96株の公開された全ゲノム配列(Hurst、M.R.H.et al.、2016、The Draft Genome Sequence of the Yersinia entomophaga Entomophathogenic Type Strain MH96T、Toxins、8、143)との比較に基づいて、O23ZMJ株は、MH96と99.59%同一であり;O24G3R株は、MH96と99.74%同一であり、O24KEK株は、MH96と99.69%同一であり;O333A4株は、MH96と99.7%同一であり、これらは平均ヌクレオチド同一性(ANI)スコアに基づくものである。
エルシニア(Yersiniaは)、限定はされないが、液体発酵及び固相発酵を含む任意の好適な方法によって培養され得る。ある例において、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)は、Luria(LB)寒天/培地上/中で成長され得る。本明細書に記載される組成物は、エルシニア(Yersinia)生物を含むことができ、及び/又は該生物からの毒素(無細胞濾液)を含むことができる。毒素は、他の非毒素成分から精製又は部分的に精製され得る。毒素及び/又はサブユニットの精製又は部分的精製は、当該技術分野で既知の標準的なタンパク質精製方法体系を用いることができる。
エルシニア(Yersinia)は、任意の好適な増殖期中に回収することができる。ある実施形態において、エルシニア(Yersinia)は、静的増殖期に達することができ、栄養細胞として回収される。
エルシニア(Yersinia)は、限定はされないが、遠心分離(例えば、密度勾配遠心分離、ディスクスタック遠心分離、管状ボウル遠心分離)、凝固、デカント、フェルト床収集、ろ過(例えば、ドラム式ろ過、ふるい分け、限外ろ過)、凝集、衝突及び捕捉(例えば、サイクロン式胞子捕捉、液体衝突)を含む任意の好適な方法を用いて、回収及び/又は濃縮され得る。
本開示は、本明細書に開示したエルシニア(Yersinia)を含む、それから本質的になる、又はそれからなる培養物も提供する。ある実施形態において、培養物から得た継代培養物の少なくとも95、96、97、98、99、99.5、99.6、99.7、99.8、又は99.9%が、本明細書に開示したエルシニア(Yersinia)の遺伝子型と少なくとも95、96、97、98、99%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.55%、99.6%、99.65%、99.7%、99.75%、99.8%、99.85%、99.9%、99.95%、又は100%同一の遺伝子型を示す。ある実施形態において、培養物は、エルシニア(Yersinia)の生物学的に純粋な培養物である。
エルシニア(Yersinia)は、葉面散布、種子コーティング、及び土壌散布を含むがこれらに限定されない、任意の好適なタイプの組成物中に配合され得る。エルシニア(Yersinia)組成物は、好適な化学殺虫剤を含むことができる。ある実施形態において、エルシニア(Yersinia)は、エルシニア(Yersinia)と組合せて又はそれと共に使用されるだろう殺虫剤とは別々に配合される。その状況では、化学殺虫剤配合物は、一般に、エルシニア(Yersinia)の配合物と適合性を有する。
ある実施形態において、本開示は、農業的に許容され得る担体中のエルシニア(Yersinia)を含む組成物を提供する。
エルシニア(Yersinia)は、任意の好適な量/濃度で、組成物に組み込まれ得る。所望の効果を引き起こすのに十分な量/濃度の絶対値は、組成物を適用することになる材料のタイプ、サイズ及び体積、及び貯蔵条件(例えば、温度、相対湿度、期間)などの要因によって影響され得る。当業者は、日常的な用量反応実験を用いて、有効な量/濃度をどのように選択するかを理解するであろう。
ある実施形態において、本開示の組成物は、組成物のグラム及び/又はミリリットル当たり約1x10〜約1x1015のコロニー形成単位(CFU)の範囲の量のエルシニア(Yersinia)を含む。例えば、本開示の組成物は、組成物のグラム及び/又はミリリットル当たり約1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、1x1012CFU以上のエルシニア(Yersinia)を含み得る。ある実施形態において、本開示の組成物は、組成物のグラム及び/又はミリリットル当たり少なくとも1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、1x1012CFUのエルシニア(Yersinia)を含む。
ある実施形態において、エルシニア(Yersinia)は、組成物の約0.00000001〜約95%(重量基準)を構成する。例えば、本開示の組成物は、約0.0000001、0.000001、0.00001、0.0001、0.001、0.01、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1、1.25、1.5、1.75、2、2.25、2.5、2.75、3、3.25、3.5、3.75、4、4.25、4.5、4.75、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95%以上(重量基準)のエルシニア(Yersinia)を含み得る。ある実施形態において、エルシニア(Yersinia)は、組成物の約1〜約25%、約5〜約20%、約5〜約15%、約5〜約10%又は約8〜約12%(重量基準)を構成する。
ある実施形態において、本開示の組成物は、植物成長培地(例えば、土壌)中に導入された際、向上した植物成長/収量及び/又は殺虫性若しくは他の殺有害生物活性に有効な量/濃度のエルシニア(Yersinia)を含む。
ある実施形態において、本開示の組成物は、組成物が植物又は植物部位に適用された際、向上した植物成長/収量及び/又は殺虫活性に有効な量/濃度のエルシニア(Yersinia)を含む。
エルシニア(Yersinia)及び殺有害生物剤又は他の物質の組合せを含む組成物
本明細書の開示は、1種以上の殺有害生物剤及び/又は1種以上の他の物質と組合せたエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)及び/又はエルシニア・ヌルミイ(Yersinia nurmii)を記載する。殺有害生物剤は、化学殺有害生物剤及びバイオ殺有害生物剤又は生物防除剤を含む。様々なタイプの化学殺有害生物剤及びバイオ殺有害生物剤は、殺ダニ剤、殺虫剤、殺線虫剤、殺真菌剤、腹足類駆除剤、除草剤、殺ウイルス剤、殺菌剤、ダニ駆除剤及びそれらの組合せを含む。バイオ殺有害生物剤又は生物防除剤は、細菌、真菌、有益な線虫、及び殺有害生物活性を示すウイルスを含み得る。組成物は、微生物抽出物、植物成長活性剤、及び/又は植物防御剤などの、有害生物制御のための他の薬剤を含むことができる。ある例において、エルシニア(Yersinia)からの1種以上の毒素がエルシニア(Yersinia)生物及び殺有害生物剤/他の物質の組合せに添加される。ある例において、エルシニア(Yersinia)からの毒素は、生物の非存在下で、1種以上の殺有害生物剤/他の物質と組み合わされる。生物刺激剤及び/又は植物シグナル分子は、ある例において、組成物の一部であり得る。
ある例において、1種以上のエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)又はエルシニア・ヌルミイ(Yersinia nurmii)株と、動物忌避剤、殺ダニ剤、抗菌剤、殺鳥剤、殺菌剤、消毒剤及び/又は消毒薬、腹足類駆除剤、殺真菌剤、除草剤、殺虫剤、昆虫成長制御剤、昆虫忌避剤、ダニ駆除剤、軟体動物駆除剤、殺線虫剤、植物シグナル分子、殺捕食生物剤(predacidse)、殺魚剤、殺鼠剤、シロアリ防除剤、殺ウイルス剤などを含む多様な物質のうちの1種以上との組合せを本明細書に開示する。ある例において、エルシニア(Yersinia)からの1種以上の毒素が、エルシニア(Yersinia)生物及び上記の物質の組合せに添加される。ある例において、エルシニア(Yersinia)からの毒素が、エルシニア(Yersinia)生物の非存在下で、上記の物質の1種以上と組み合わされる。
本開示における組合せの異なるエルシニア(Yersinia)生物又は株の数は限定されない。同様に、開示された組合せにおける異なる殺有害生物剤及び/又は他の物質の数は限定されない。組成物は、1種のエルシニア(Yersinia)及び1種の殺有害生物剤又は他の物質を含み得る。組合せは、複数のエルシニア(Yersinia)株と複数の殺有害生物剤、殺虫剤及び/又は他の物質とを含んでもよい。組合せの個々の成分は、製造若しくは配合プロセスの一部として組み合わされてもよく、又は使用直前に組み合わされてもよい。ある例において、組合せの個々の成分は、植物に適用されるまで組み合わされ得ない(例えば、個々の成分は、別々に植物に適用されるが、同時に又は同じ時間に適用される)。
一般に、個々の成分は、少なくとも有効量で組成物中に存在する。ある例において、これらの個々の成分を含む組成物は、組合せの個々の成分の効果と比較して、予想外の効果を生じる場合がある。これらの効果は、殺有害生物性、殺虫性、向上した植物成長、向上した植物収量などのうちの1つ以上であり得る。ある例において、これらの個々の成分を含む組成物は、組合せの個々の成分の効果と比較して、相加的効果を生じる。相加的効果は、殺有害生物性、殺虫性、向上した植物成長、向上した植物収量などのうちの1つ以上であり得る。ある例において、これらの個々の成分を含む組成物は、組合せの個々の成分の効果と比較して、拮抗的効果を生じる。
ある例において、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)及び/又はエルシニア・ヌルミイ(Yersinia nurmii)は、殺虫剤を含む殺有害生物剤と組み合わされ得る。これらの例において、組合せの活性に関するアッセイは、昆虫に対するその効果を試験し得る。一般に、研究室において殺虫活性の決定に用いられるアッセイ(例えば、葉ディスクアッセイ)は、田畑内でのエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)及び化学殺虫剤の組合せの有効性/活性/結果を正確に反映する。
組合せ(例えば、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)+殺虫剤)の殺虫活性は、組合せの個々の成分の活性と比較して、予想外であり得る。組合せの殺虫活性は、組合せの個々の成分の活性と比較して、相加的であり得る。組合せの殺虫活性は、組合せの個々の成分の活性と比較して、拮抗的であり得る。
ある例において、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)及び/又はエルシニア・ヌルミイ(Yersinia nurmii)は、物質と組み合わされてもよく、この組合せは、植物成長又は収量に対する活性に関して試験され得る。ある例において、組合せの効果は、植物成長及び/又は収量(例えば、向上した植物成長及び/又は向上した植物収量)に対して予想外であり得る。ある例において、効果は、植物成長及び/又は収量に対して相加的であり得る。
本明細書に記載される組合せの予想外の効果は有利であるが、ある例において、相加的又はさらには拮抗的効果を生じるエルシニア(Yersinia)と殺有害生物剤及び/又は他の物質との組合せの使用が有利であり得る。例えば、化学殺有害生物剤の量は、特定の有害生物のために制御される必要があり得る。しかしながら、例えば殺有害生物剤が環境に対して有害効果を有する場合、環境に対する有害効果が比較的低い又は有害効果を有さない薬剤(例えば、エルシニア(Yersinia))を使用することによって、使用される化学殺有害生物剤の量が低減されるが、依然として殺有害生物剤の完全量の活性レベルを維持することが望ましい場合がある。エルシニア(Yersinia)及び比較的少量の殺有害生物剤の組合せが、効果が相乗的である場合に、有害生物及び/又は植物成長若しくは収量に対して同じ効果を生じ得る場合、環境に対する利益により、より大量の殺有害生物剤単独の使用よりも、組合せの使用が好まれ得る。また、殺有害生物剤及び/又は他の物質は、エルシニア(Yersinia)と接触した際に該細菌に対して悪影響を有し得るため(例えば、殺有害生物剤は細菌に対して有毒であり得る。実施例1参照)、どの殺有害生物剤が細菌と共に十分機能するかは明らかではない場合がある。
以下に、エルシニア(Yersinia)と組み合わされて、本特許出願の主題である組成物を提供し得る物質を記載する。開示した殺有害生物剤/他の物質は、一般に、本開示の目的のために、グループ分けされる(例えば、グループ1、殺真菌剤;グループ2、腹足類駆除剤;グループ3、除草剤;グループ4、殺虫剤及び/又は殺線虫剤;グループ5、殺ダニ剤及び/又はダニ駆除剤;グループ6、生物刺激剤;グループ7、植物シグナル分子;グループ8、他の微生物)。各グループは、一般に、本明細書に適用可能な状況で、同様の活性を概ね生じる殺有害生物剤/他の物質を含む(例えば、個々の殺真菌剤は、真菌に対して概ね活性である)。しかしながら、本明細書において、同じグループに含まれる個々の物質は、異なる活性レベルを有し得、異なる条件及び/又は環境下で活性を生じ得、並びに1つを超える活性を有し得る(したがって、1つを超えるグループに現れる)。したがって、本明細書におけるグループ分けは、一般に、定量的ではなく定性的であり、多数の異なる組合せに関する特許請求の範囲の起草を容易にする。
殺真菌剤(グループ1)
本明細書において、この節に記載される物質は、グループ1の一部である。殺真菌剤は、限定はされないが、子嚢菌門(Ascomycetes)、担子菌門(Basidiomycetes)、ツボカビ門(Chytridiomycetes)、不完全菌類(Deuteromycetes)(同義語、不完全菌(Fungi imperfecti))、卵菌類(Peronosporomycetes)(同義語、卵菌類(Oomycetes))、ネコブカビ類(Plasmodiophoromycetes)及び接合菌門(Zygomycetes)の土壌病原菌を含む広範囲の植物病原性真菌(及び真菌様の生物)に対して有効な防除を提供するように選択され得る。ある実施形態によれば、組成物は、アルブゴ(Albugo)(例えば、A.カンジダ(A.candida))、アルテルナリア(Alternaria)(例えば、A.アルテルナータ(A.alternata))、アスペルギルス(Aspergillus)(例えば、A.キャンディダス(A.candidus)、A.クラバタス(A.clavatus)、A.フラバス(A.flavus)、A.フミガーツス(A.fumigatus)、A.パラシティクス(A.parasiticus)、A.レストリクタス(A.restrictus)、A.ソーヤ(A.sojae)、A.ソラニ(A.solani))、ブルメリア(Blumeria)(例えば、B.グラミニス(B.graminis))、ボトリティス(Botrytis)(例えば、B.シネレア(B.cinerea))、クラドスポラム(Cladosporum)(例えば、C.クラドスポリオイデス(C.cladosporioides))、コレトトリカム(Colletotrichum)(例えば、C.アクタツム(C.acutatum)、C.ボニネンス(C.boninense)、C.キャプシシ(C.capsici)、C.カウダツム(C.caudatum)、C.コッコデス(C.coccodes)、C.クラッシペス(C.crassipes)、C.デマティウム(C.dematium)、C.デストラクティブム(C.destructivum)、C.フラガリエ(C.fragariae)、C.グロエオスポリオイデス(C.gloeosporioides)、C.グラミニコラ(C.graminicola)、C.ケハウィー(C.kehawee)、C.リンデムチアヌム(C.lindemuthianum)、C.ムサエ(C.musae)、C.オルビキュラレ(C.orbiculare)、C.スピナセアエ(C.spinaceae)、C.スブリネオルム(C.sublineolum)、C.トリフォリイ(C.trifolii)、C.トルンカツム(C.truncatum))、フザリウム(Fusarium)(例えば、F.グラミネアルム(F.graminearum)、F.モニリホルメ(F.moniliforme)、F.オキシスポルム(F.oxysporum)、F.ロゼウム(F.roseum)、F.トリシンクツム(F.tricinctum))、ヘルミントスポリウム(Helminthosporium)、マグナポルテ(Magnaporthe)(例えば、M.グリセア(M.grisea)、M.オリゼ(M.oryzae))、メラムスポラ(Melamspora)(例えば、M.リニ(M.lini))、ミコスフェレラ(Mycosphaerella)(例えば、M.グラミニコラ(M.graminicola))、ネマトスポラ(Nematospora)、ペニシリウム(Penicillium)(例えば、P.ルグロスム(P.rugulosum)、P.ベルコスム(P.verrucosum))、ファコプソラ(Phakopsora)(例えば、P.パチリジ(P.pachyrhizi))、ホモプシス(Phomopsis)、フィティフトリア(Phytiphtoria)(例えば、P.インフェスタンス(P.infestans))、プッチニア(Puccinia)(例えば、P.グラミニス(P.graminis)、P.ストリイフォルミス(P.striiformis)、P.トリティシ(P.tritici)、P.トリティシナ(P.triticina))、プシビニア(Pucivinia)(例えば、P.グラミニスティス(P.graministice))、フィティウム(Pythium)、フィトフトラ(Pytophthora)、リゾクトニア(Rhizoctonia)(例えば、R.ソラニ(R.solani))、スコプラリオプシス(Scopulariopsis)、セレロチニア(Selerotinia)、チエラビオプシス(Thielaviopsis)及び/又はウスチラゴ(Ustilago)(例えば、U.メイディス(U.maydis))のうちの1種以上の菌株に対して毒性がある殺真菌剤(又は殺真菌剤の組合せ)を含む。真菌のさらなる例は、Bradley、Managing Diseases、in Illinois Agronomy Handbook(2008)に見出すことができる。
ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上の化学殺真菌剤及びエルシニア(Yersinia)を含む。化学殺真菌剤の非限定的な例としては、ストロビルリン、例えば、アゾキシストロビン、クメトキシストロビン、クモキシストロビン(coumoxystrobin)、ジモキシストロビン、エネステロブリン、フルオキサストロビン、クレソキシム−メチル、メトミノストロビン、オリザストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、ピラメトストロビン、ピラオキシストロビン、ピリベンカルブ、トリフロキシストロビン、2−[2−(2,5−ジメチル−フェノキシメチル)−フェニル]−3−メトキシ−アクリル酸メチルエステル及び2−(2−(3−(2,6−ジクロロフェニル)−1−メチル−アリリデンアミノオキシメチル)−フェニル)−2−メトキシイミノ−N−メチル−アセトアミド;カルボキサミド、例えば、カルボキシアニリド(例えば、ベナラキシル、ベナラキシル−M、ベノダニル、ビキサフェン、ボスカリド、カルボキシン、フェンフラム、フェンヘキサミド、フルトラニル、フルキサピロキサド、フラメトピル、イソピラザム、イソチアニル、キララキシル(kiralaxyl)、メプロニル、メタラキシル、メタラキシル−M(メフェノキサム)、オフレース、オキサジキシル、オキシカルボキシン、ペンフルフェン、ペンチオピラド、セダキサン、テクロフタラム、チフルザミド、チアジニル、2−アミノ−4−メチル−チアゾール−5−カルボキシアニリド、N−(4’−トリフルオロメチルチオビフェニル−2−イル)−3−ジフルオロメチル−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド、N−(2−(1,3,3−トリメチルブチル)−フェニル)−1,3−ジメチル−5−フルオロ−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド)、カルボン酸モルホリド(例えば、ジメトモルフ、フルモルフ、ピリモルフ)、安息香酸アミド(例えば、フルメトバー、フルオピコリド、フルオピラム、ゾキサミド)、カルプロパミド、ジシクロメット(dicyclomet)、マンジプロパミド、オキシテトラサイクリン、シルチオファム及びN−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)シクロプロパンカルボン酸アミド;アゾール、例えば、トリアゾール(例えば、アザコナゾール、ビテルタノール、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、ジニコナゾール、ジニコナゾール−M、エポキシコナゾール、フェンブコナゾール、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルトリアホール、ヘキサコナゾール、イミベンコナゾール、イプコナゾール、メトコナゾール、ミクロブタニル、オキシポコナゾール、パクロブトラゾール、ペンコナゾール、プロピコナゾール、プロチオコナゾール、シメコナゾール、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリアジメホン、トリアジメノール、トリチコナゾール、ユニコナゾール)及びイミダゾール(例えば、シアゾファミド、イマザリル、ペフラゾエート、プロクロラズ、トリフルミゾール);複素環化合物、例えば、ピリジン(例えば、フルアジナム、ピリフェノックス(cf.D1b)、3−[5−(4−クロロ−フェニル)−2,3−ジメチル−イソオキサゾリジン−3−イル]−ピリジン、3−[5−(4−メチル−フェニル)−2,3−ジメチル−イソオキサゾリジン−3−イル]−ピリジン)、ピリミジン(例えば、ブピリメート、シプロジニル、ジフルメトリム、フェナリモル、フェリムゾン、メパニピリム、ニトラピリン、ヌアリモル、ピリメタニル)、ピペラジン(例えば、トリホリン)、ピロール(例えば、フェンピクロニル、フルジオキソニル)、モルホリン(例えば、アルジモルフ、ドデモルフ、ドデモルフ酢酸塩、フェンプロピモルフ、トリデモルフ)、ピペリジン(例えば、フェンプロピジン)、ジカルボキシイミド(例えば、フルオロイミド、イプロジオン、プロシミドン、ビンクロゾリン)、非芳香族5員複素環(例えば、ファモキサドン、フェナミドン、フルチアニル、オクチリノン、プロベナゾール、5−アミノ−2−イソプロピル−3−オキソ−4−オルト−トリル−2,3−ジヒドロ−ピラゾール−1−カルボチオ酸S−アリルエステル)、アシベンゾラル−S−メチル、アメトクトラジン、アミスルブロム、アニラジン、ブラストサイジン−S、カプタホール、カプタン、キノメチオナト、ダゾメット、デバカルブ、ジクロメジン、ジフェンゾコート、ジフェンゾコート−メチル硫酸塩、フェノキサニル、ホルペット、オキソリン酸、ピペラリン、プロキンアジド、ピロキロン、キノキシフェン、トリアゾキシド、トリシクラゾール、2−ブトキシ−6−ヨード−3−プロピルクロメン(propylchromen)−4−オン、5−クロロ−1−(4,6−ジメトキシ−ピリミジン−2−イル)−2−メチル−1H−ベンゾイミダゾール及び5−クロロ−7−(4−メチルピペリジン−1−イル)−6−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−[1,2,4]トリアゾロ−[1,5−a]ピリミジン;ベンズイミダゾール、例えば、カルベンダジム;及び他の活性物質、例えば、グアニジン(例えば、グアニジン、ドジン、ドジン遊離塩基、グアザチン、グアザチン酢酸塩、イミノクタジン)、イミノクタジン三酢酸塩及びイミノクタジン−トリス(アルベシレート);抗生物質(例えば、カスガマイシン、カスガマイシン塩酸塩水和物、ストレプトマイシン、ポリオキシン及びバリダマイシンA)、ニトロフェニル誘導体(例えば、ビナパクリル、ジクロラン、ジノブトン、ジノカップ、ニトロタール−イソプロピル、テクナゼン);有機金属化合物(例えば、フェンチン塩、例えば、フェンチン酢酸塩、塩化フェンチン、水酸化フェンチン);硫黄含有ヘテロシクリル化合物(例えば、ジチアノン、イソプロチオラン);有機リン化合物(例えば、エジフェンホス、ホセチル、ホセチル−アルミニウム、イプロベンホス、リン酸及びその塩、ピラゾホス、トルクロホス−メチル);有機塩素化合物(例えば、クロロタロニル、ジクロフルアニド、ジクロロフェン、フルスルファミド、ヘキサクロロベンゼン、ペンシクロン、ペンタクロロフェノール及びその塩、フタリド、キントゼン、チオファネート−メチル、チオファネート、トリルフルアニド、N−(4−クロロ−2−ニトロ−フェニル)−N−エチル−4−メチル−ベンゼンスルホンアミド)及び無機活性物質(例えば、ボルドー液、酢酸銅、水酸化銅、オキシ塩化銅、塩基性硫酸銅、硫黄)並びにそれらの組合せが挙げられる。ある実施形態において、本開示の組成物は、アシベンゾラル−S−メチル、アゾキシストロビン、ベナラキシル、ビキサフェン、ボスカリド、カルベンダジム、シプロコナゾール、ジメトモルフ、エポキシコナゾール、フルジオキソニル、フルオピラム、フルオキサストロビン、フルチアニル、フルトラニル、フルキサピロキサド、ホセチル−Al、イプコナゾール、イソピラザム、クレソキシム−メチル、メフェノキサム、メタラキシル、メトコナゾール、ミクロブタニル、オリザストロビン、ペンフルフェン、ペンチオピラド、ピコキシストロビン、プロピコナゾール、プロチオコナゾール、ピラクロストロビン、セダキサン、シルチオファム、テブコナゾール、チアベンダゾール、チフルザミド、チオファネート、トルクロホス−メチル、トリフロキシストロビン及びトリチコナゾールを含む。ある実施形態において、本開示の組成物は、アゾキシストロビン、ピラクロストロビン、フルオキサストロビン、トリフロキシストロビン、イプコナゾール、プロチオコナゾール、セダキサン、フルジオキソニル、メタラキシル、メフェノキサム、チアベンダゾール、フルキサピロキサド及び/又はフルオピラムを含む。ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上の芳香族炭化水素、ベンゾイミダゾール、ベンゾチアジアゾール、カルボキサミド、カルボン酸アミド、モルホリン、フェニルアミド、ホスホネート、キノン外部阻害剤(例えばストロビルリン)、チアゾリジン、チオファネート、チオフェンカルボキサミド及び/又はトリアゾールを含む。
腹足類駆除剤(グループ2)
本明細書において、この節に記載される物質は、グループ2の一部である。様々な腹足類に対して活性を有する当該技術分野で既知の多様な物質が存在する。これらの物質のいくつかは、腹足類以外の生物に対して活性を有する。これらの物質のいくつかとしては、メチオカルブ、メタアルデヒド、カルバリル、スピノサド、石灰と組合せた硫酸銅、ホウ酸、珪藻土、リン酸鉄及びその他が挙げられる。
除草剤(グループ3)
本明細書において、この節に記載される物質は、グループ3の一部である。除草剤は、限定はされないが、キク科(Asteraceae)、ナデシコ科(Caryophyllaceae)、イネ科(Poaceae)及びタデ科(Polygonaceae)の植物を含む広範囲の植物に対して有効な防除を提供するように選択され得る。ある実施形態によれば、組成物は、ヒエ属(Echinochloa)(例えば、E.ブレビペディセラタ(E.brevipedicellata)、E.カロプス(E.callopus)、E.カコエンシス(E.chacoensis)、コヒメビエ(E.colona)、イヌビエ(E.crus−galli)、E.クルス−パボニス(E.crus−pavonis)、E.エリプチカ(E.elliptica)、E.エスキュレンタ(E.esculenta)、インドビエ(E.frumentacea)、E.グラブレセンス(E.glabrescens)、E.ハプロクラダ(E.haploclada)、E.ヘロデス(E.helodes)、E.ホルシフォルミス(E.holciformis)、E.イヌンダタ(E.inundata)、E.ヤリスカナ(E.jaliscana)、E.ユバタ(E.Jubata)、E.キンベルレイエンシス(E.kimberleyensis)、E.ラキュナリア(E.lacunaria)、E.マクランドラ(E.macrandra)、E.ムリカタ(E.muricata)、E.オブツシフロラ(E.obtusiflora)、E.オプリスメノイデス(E.oplismenoides)、E.オルジオイデス(E.orzyoides)、E.パルディゲナ(E.paludigena)、E.ピクタ(E.picta)、E.ピトプス(E.pithopus)、E.ポリスタチャ(E.polystachya)、E.プラエスタンス(E.praestans)、E.ピラミダリス(E.pyramidalis)、E.ロツンディフロラ(E.rotundiflora)、E.スタグニナ(E.stagnina)、E.テルマトフィラ(E.telmatophila)、E.ツルネリアナ(E.turneriana)、E.ウガンデンシス(E.ugandensis)、E.ワルテリ(E.walteri))、ソバカズラ属(Fallopia)(例えば、F.バルドシュアニカ(F.baldschuanica)、イタドリ(F.japonica)、オオイタドリ(F.sachalinensis))、ハコベ属(Stellaria)(例えば、コハコベ(S.media))及び/又はタンポポ属(Taraxacum)(例えば、シロバナタンポポ(T.albidum)、T.アフロゲネス(T.aphrogenes)、T.ブレビコミキュラツム(T.brevicorniculatum)、T.カルフォルニクム(T.californicum)、T.セントラシアツム(T.centrasiatum)、T.セラトフォルム(T.ceratophorum)、T.エリスロスペルマム(T.erythrospermum)、T.ファリノスム(T.farinosum)、T.ホルムボエイ(T.holmboei)、カンサイタンポポ(T.japonicum)、ゴムタンポポ(T.kok−saghyz)、アカミタンポポ(T.laevigatum)、セイヨウタンポポ(T.officinale)、カントウタンポポ(T.platycarpum))の1種以上の菌株に対して毒性がある除草剤(又は除草剤の組合せ)を含む。本開示の組成物によって標的にされ得る植物のさらなる種は、ILLINOIS AGRONOMY HANDBOOK(2008)及びLOUX ET AL.、WEED CONTROL GUIDE FOR OHIO、INDIANA AND ILLINOIS(2015)のHager、Weed Managementに見出すことができる。
ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上の化学除草剤を含む。化学除草剤の非限定的な例としては、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(2,4−D)、2,4,5−トリクロロフェノキシ酢酸(2,4,5−T)、アメトリン、アミカルバゾン、アミノシクロピラクロール、アセトクロール、アシフルオルフェン、アラクロル、アトラジン、アザフェニジン、ベンタゾン、ベンゾフェナップ、ビフェノックス、ブロマシル、ブロモキシニル、ブタクロール、ブタフェナシル、ブトロキシジム、カルフェントラゾン−エチル、クロリムロン、クロロトルロン、クレトジム、クロジナホップ、クロマゾン、シアナジン、シクロキシジム、シハロホップ、デスメジファム、デスメトリン、ジカンバ、ジクロホップ、ジメフロン、ジウロン、ジチオピル、フェノキサプロップ、フルアジホップ、フルアジホップ−P、フルオメツロン、フルフェンピル−エチル、フルミクロラック−ペンチル、フルミオキサジン、フルオログリコフェン、フルチアセット−メチル、ホメサフェ(fomesafe)、ホメサフェン、グリホサート、グルホシネート、ハロキシホップ、ヘキサジノン、イマザモックス、イマザキン、イマゼタピル、イオキシニル、イソプロツロン、イソキサフルトール、ラクトフェン、リニュロン、メコプロップ、メコプロップ−P、メソトリオン、メタミトロン、メタゾクロル(metazochlor)、メチベンズロン(methibenzuron)、メトラクロール(及びS−メトラクロール)、メトクスロン、メトリブジン、モノリニュロン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキシフルオルフェン、フェンメジファム、プレチラクロール、プロホキシジム、プロメトン、プロメトリー(prometry)、プロパクロール、プロパニル、プロパキザホップ、プロピソクロール、ピラフルフェン−エチル、ピラゾン、ピラゾリネート、ピラゾキシフェン、ピリデート、キザロホップ、キザロホップ−P(例えば、キザロホップ−エチル、キザロホップ−P−エチル、クロジナホップ−プロパルギル、シハロホップ−ブチル、ジクロホップ−メチル、フェノキサプロップ−P−エチル、フルアジホップ−P−ブチル、ハロキシホップ−メチル、ハロキシホップ−R−メチル)、サフルフェナシル、セトキシジム、シデュロン、シマジン、シメトリン、スルコトリオン、スルフェントラゾン、テブチウロン、テンボトリオン、テプラロキシジム、テルバシル、テルブメトン、テルブチラジン、サクストミン(例えば、米国特許第7,989,393号明細書に記載されるサクストミン)、テニルクロール、トラルコキシジム、トリクロピル、トリエタジン、トプラメゾン、その塩及びエステル;そのラセミ混合物及び分解異性体及びそれらの組合せが挙げられる。ある実施形態において、本開示の組成物は、アセトクロール、クレトジム、ジカンバ、フルミオキサジン、ホメサフェン、グリホサート、グルホシネート、メソトリオン、キザロホップ、サフルフェナシル、スルコトリオン、S−3100及び/又は2,4−Dを含む。ある実施形態において、本開示の組成物は、グリホサート、グルホシネート、ジカンバ、2,4−D、アセトクロール、メトラクロール、ピロキサスルホン、フルミオキサジン、ホメサフェン、ラクトフェン、メトリブジン、メソトリオン、及び/又はエチル2−((3−(2−クロロ−4−フルオロ−5−(3−メチル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−2,3−ジヒドロピリミジン−1(6H)−イル)フェノキシ)ピリジン−2−イル)オキシ)アセテートを含む。ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上のアセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCase)阻害剤、アセト乳酸シンターゼ(ALS)阻害剤、アセトヒドロキシ酸シンターゼ(AHAS)阻害剤、光化学系II阻害剤、光化学系I阻害剤、プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ(PPO又はプロトックス)阻害剤、カロテノイド生合成阻害剤、エノールピルビルシキミ酸3−リン酸(EPSP)シンターゼ阻害剤、グルタミンシンテターゼ阻害剤、ジヒドロプテロイン酸シンテターゼ阻害剤、有糸分裂阻害剤、4−ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(4−HPPD)阻害剤、合成オーキシン、オーキシン除草剤塩、オーキシン輸送阻害剤、核酸阻害剤並びに/又はその1種以上の塩、エステル、ラセミ混合物及び/若しくは分解異性体を含む。
殺虫剤及び/又は殺線虫剤(グループ4)
本明細書において、この節に記載される物質は、グループ4の一部である。殺虫剤は、限定はされないが、鞘翅目、ハサミムシ目、双翅目、半翅目、ヨコバイ亜目、膜翅目、鱗翅目、直翅目及び総翅目の昆虫を含む広範囲の昆虫に対して有効な防除を提供するように選択され得る。例えば、本開示の組成物は、バッタ科(Acrididae)、コナジラミ科(Aleytodidae)、シバンムシ科(Anobiidae)、ハナバエ科(Anthomyiidae)、アリマキ科(Aphididae)、ナガシンクイムシ科(Bostrichidae)、マメゾウムシ科(Bruchidae)、タマバエ科(Cecidomyiidae)、カミキリムシ科(Cerambycidae)、コガシラアワフキ科(Cercopidae)、ハムシ科(Chrysomelidae)、ヒメヨコバイ科(Cicadellidae)、テントウムシ科(Coccinellidae)、ケラ科(Cryllotalpidae)、ヒラタムシ科(Cucujidae)、ゾウムシ科(Curculionidae)、カツオブシムシ科(Dermestidae)、コメツキムシ科(Elateridae)、キバガ科(Gelechiidae)、ナガカメムシ科(Lygaeidae)、ツチハンミョウ科(Meloidae)、ツノゼミ科(Membracidae)、カスミカメムシ科(Miridae)、ヤガ科(Noctuidae)、カメムシ科(Pentatomidae)、メイガ科(Pyralidae)、コガネムシ科(Scarabaeidae)、ホソヒラタムシ科(Silvanidae)、スズメガ科(Spingidae)、ゴミムシダマシ科(Tenebrionidae)及び/又はアザミウマ科(Thripidae)の昆虫に対して毒性がある1種以上の殺虫剤を含み得る。ある実施形態によれば、組成物は、アカリンマ(Acalymma)、ミツバマメゾウムシ属(Acanthaoscelides)(例えば、マメゾウムシ(A.obtectus))、アナサ(Anasa)(例えば、A.トリスティス(A.tristis))、アナストレファ属(Anastrepha)(例えば、A.ルーデン(A.ludens))、ゴマダラカミキリ属(Anoplophora)(例えば、ツヤハダゴマダラカミキリ(A.glabripennis))、アントノムス(Anthonomus)(例えば、A.エウゲニイ(A.eugenii))、アシルトシフォン(Acyrthosiphon)(例えば、A.ピスム(A.pisum))、バクトセラ(Bactrocera)(例えば、ミカンコミバエ(B.dosalis))、ベミシア属(Bemisia)(例えば、B.アルゲンティフォリ(B.argentifolii)、B.タバチ(B.tabaci))、ブレビコリネ(Brevicoryne)(例えば、B.ブラッシカエ(B.brassicae))、ブルチジウス(Bruchidius)(例えば、B.アトロリネアツス(B.atrolineatus))、ブルチュス(Bruchus)(例えば、B.アトマリウス(B.atomarius)、B.デンティペス(B.dentipes)、B.レンティス(B.lentis)、B.ピソルム(B.pisorum)及び/又はB.ルフィペス(B.rufipes))、カロソブルチュス(Callosobruchus)(例えば、C.チネンシス(C.chinensis)、C.マキュラツス(C.maculatus)、C.ロデシアヌス(C.rhodesianus)、C.スビノタツス(C.subinnotatus)、C.テオブロマエ(C.theobromae))、カリエドン(Caryedon)(例えば、C.セラツス(C.serratus))、カメノコハムシ亜科(Cassadinae)、セラティティス属(Ceratitis)(例えば、C.キャピタタ(C.capitata))、クリソメリナエ(Chrysomelinae)、シルクリフェル(Circulifer)(例えば、C.テネルス(C.tenellus))、クリオセリナエ(Criocerinae)、クリプトセファリナエ(Cryptocephalinae)、クリプトレステス(Cryptolestes)(例えば、C.フェルギネウス(C.ferrugineus)、C.プシリス(C.pusillis)、C.プシロイデス(C.pussilloides))、サイラス(Cylas)(例えば、C.ホルミカリウス(C.formicarius))、デリア(Delia)(例えば、D.アンティカ(D.antiqua))、ジアブロチカ(Diabrotica)、ジアファニア(Diaphania)(例えば、D.ニチダリス(D.nitidalis))、ジアフォリナ(Diaphorina)(例えば、D.シトリ(D.citri))、ドナシイナエ(Donaciinae)、エフェスティア(Ephestia)(例えば、E.カウテラ(E.cautella)、E.エルテラ(E.elutella)、E.キューニエラ(E.、keuhniella))、エピラチナ(Epilachna)(例えば、E.バリべストリス(E.varivestris))、エピフィアス(Epiphyas)(例えば、E.ポストビッタナ(E.postvittana))、エウモルピナエ(Eumolpinae)、ガレルシナエ(Galerucinae)、ヘリコベルパ(Helicoverpa)(例えば、H.ゼア(H.zea))、ヘテロリグス(Heteroligus)(例えば、H.メレス(H.meles))、イオベシア(Iobesia)(例えば、I.ボトラナ(I.botrana))、ランプロソマチナエ(Lamprosomatinae)、ラシオデルマ(Lasioderma)(例えば、L.セリコルネ(L.serricorne))、レプチノタルサ(Leptinotarsa)(例えば、L.デセムリネアタ(L.decemlineata))、レプトグロッスス(Leptoglossus)、リリオミザ(Liriomyza)(例えば、L.トリフォリイ(L.trifolii))、マンデュカ(Manducca)、メリッティア(Melittia)(例えば、M.ククルビタエ(M.cucurbitae))、ミズス(Myzus)(例えば、M.ペルシカエ(M.persicae))、ネザラ(Nezara)(例えば、N.ビリジュラ(N.viridula))、オルザエフィルス(Orzaephilus)(例えば、O.メラトル(O.merator)、O.スリナメンシス(O.surinamensis))、オストリニア(Ostrinia)(例えば、O.ヌビラリス(O.nubilalis))、フトリマエア(Phthorimaea)(例えば、P.オペルクレラ(P.operculella))、アセビ属(Pieris)(例えば、P.ラパエ(P.rapae))、プロディア(Plodia)(例えば、P.インテルプンクテラ(P.interpunctella))、プルテラ(Plutella)(例えば、P.キシロステラ(P.xylostella))、マメコガネ属(Popillia)(例えば、マメコガネ(P.japonica))、プロステファヌス(Prostephanus)(例えば、P.トルンカテス(P.truncates))、プシラ(Psila)、リゾペルタ(Rhizopertha)(例えば、R.ドミニカ(R.dominica))、ロパロシフム(Rhopalosiphum)(例えば、マイジス(R.maidis))、サグリナエ(Sagrinae)、ソレノプシス(Solenopsis)(例えば、S.インビクタ(S.Invicta))、スピロピリナエ(Spilopyrinae)、コクゾウムシ属(Sitophilus)(例えば、S.グラナリス(S.granaries)、S.オリゼ(S.oryzae)及び/又はS.ゼアマイス(S.zeamais))、シトトロガ(Sitotroga)(例えば、S.セレアレラ(S.cerealella))、スポドプテラ(Spodoptera)(例えば、S.フルギペルダ(S.frugiperda))、ステゴビウム(Stegobium)(例えば、S.パニセウム(S.paniceum))、シネチナエ(Synetinae)、テネブリオ(Tenebrio)(例えば、T.マレンス(T.malens)及び/又はT.モリトール(T.molitor))、トリップス(Thrips)(例えば、T.タバチ(T.tabaci))、トリアレウロデス(Trialeurodes)(例えば、T.バポラリオルム(T.vaporariorum))、トリボリウム(Tribolium)(例えば、T.カスタネウム(T.castaneum)及び/又はT.confusum)、トリコプルシア(Trichoplusia)(例えば、T.ニ(T.ni))、トロゴデルマ(Trogoderma)(例えば、T.グラナリウム(T.granarium))及びトロゴシチダエ(Trogossitidae)(例えば、T.マウリタニクス(T.mauritanicus))のうちの1種以上の種に対して毒性がある殺虫剤(又は殺虫剤の組合せ)を含む。本開示の組成物によって標的にされ得る昆虫のさらなる種は、CAPINERA、HANDBOOK OF VEGETABLE PESTS(2001)及びILLINOIS AGRONOMY HANDBOOK(2008)のSteffey and Gray、Managing Insect Pestsに見出すことができる。
殺線虫剤は、限定はされないが、クロマドラ(Chromadorea)及びエノプルス(Enoplea)の植物寄生性線虫を含む広範囲の線虫に対して有効な防除を提供するように選択され得る。ある実施形態によれば、組成物は、アングイナ(Anguina)、アフェレンコイデス(Aphelenchoides)、ベロノライムス(Belonolaimus)、ブルサフェレンチュス(Bursaphelenchus)、ディティレンチュス(Ditylenchus)、グロボデラ(Globodera)、ヘリコティレンチュス(Helicotylenchus)、ヘテロデラ(Heterodera)、ヒルシュマニエラ(Hirschmanniella)、メロイドジネ(Meloidogyne)、ナッコブス(Naccobus)、プラティレンチュス(Pratylenchus)、ラドフォルス(Radopholus)、ロティレンシュルス(Rotylenshulus)、トリコドルス(Trichodorus)、ティレンチュルス(Tylenchulus)及び/又はキシフィネマ(Xiphinema)のうちの1種以上の菌株に対して毒性がある殺線虫剤(又は殺線虫剤の組合せ)を含む。本開示の組成物によって標的にされ得る線虫のさらなる例は、CAPINERA、HANDBOOK OF VEGETABLE PESTS(2001)及びILLINOIS AGRONOMY HANDBOOK(2008)のNiblack、Nematodesに見出すことができる。
ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上の化学殺虫剤及び/又は殺線虫剤を含む。化学殺虫剤及び殺線虫剤の非限定的な例としては、アクリナトリン、α−シペルメトリン、βシフルトリン、シハロトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、エスフェンバレレート(csfenvalcrate)、エトフェンプロックス、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フルシトリネート、ホスチアゼート、λ−シハロトリン、γ−シハロトリン、ペルメトリン、τ−フルバリネート、トランスフルトリン、ζ−シペルメトリン、シフルトリン、ビフェントリン、テフルトリン、エフルシラナト(eflusilanat)、フブフェンプロックス(fubfenprox)、ピレトリン、レスメトリン、イミダクロプリド、アセタミプリド、チアメトキサム、ニテンピラム、チアクロプリド、ジノテフラン、クロチアニジン、イミダクロチズ(imidaclothiz)、クロルフルアズロン、ジフルベンズロン、ルフェヌロン、テフルベンズロン、トリフルムロン、ノバルロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ビストリフルロン、ノビフルムロン、ブプロフェジン、シロマジン、メトキシフェノジド、テブフェノジド、ハロフェノジド、クロマフェノジド、エンドスルファン、フィプロニル、エチプロール、ピラフルプロール、ピリプロール、フルベンジアミド、クロラントラニリプロール(例えば、Rynaxypyr)、シアジピル(cyazypyr)、エマメクチン、エマメクチン安息香酸塩、アバメクチン、イベルメクチン、ミルベメクチン、レピメクチン、テブフェンピラド、フェンピロキシメート、ピリダベン、フェナザキン、ピリミジフェン、トルフェンピラド、ジコフォール、シエノピラフェン、シフルメトフェン、アセキノシル、フルアクリピリム、ビフェナゼート、ジアフェンチウロン、エトキサゾール、クロフェンテジン、スピノサド、トリアラセン(triarathen)、テトラジホン、プロパルギット、ヘキシチアゾクス、ブロモプロピレート、キノメチオナト、アミトラズ、ピリフルキナゾン、ピメトロジン、フロニカミド、ピリプロキシフェン、ジオフェノラン、クロルフェナピル、メタフルミゾン、インドキサカルブ、クロルピリホス、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロテトラマト、ピリダリル、スピンクトラム(spinctoram)、アセフェート、トリアゾホス、プロフェノホス、オキサミル、スピネトラム、フェナミホス、フェナミプクロチアホス(fenamipclothiahos)、4−{[(6−クロロピリド−3−イル)メチル](2,2−ジフルオロエチル)アミノ}フラン−2(5H)−オン、カズサホス、カルバリル、カルボフラン、エトプロホス、チオジカルブ、アルジカルブ、アルドキシカルブ、メタミドホス、メチオカルブ、スルホキサフロール、シアントラニリプロール及びチオキサザフェン及びそれらの組合せが挙げられる。ある実施形態において、本開示の組成物は、アバメクチン、アルジカルブ、アルドキシカルブ、ビフェントリン、カルボフラン、クロラントラニリプロール、クロチアニジン、シフルトリン、シハロトリン、シペルメトリン、シアントラニリプロール、デルタメトリン、ジノテフラン、エマメクチン、エチプロール、フェナミホス、フィプロニル、フルベンジアミド、ホスチアゼート、イミダクロプリド、イベルメクチン、λ−シハロトリン、ミルベメクチン、ニテンピラム、オキサミル、ペルメトリン、スピネトラム、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロテトラマト、テフルトリン、チアクロプリド、チアメトキサム及び/又はチオジカルブを含む。ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上のカルバメート、ジアミド、大環状ラクトン、ネオニコチノイド、オルガノホスフェート、フェニルピラゾール、ピレトリン、スピノシン、合成ピレスロイド、テトロン酸及び/又はテトラミン酸を含む。ある実施形態において、本開示の組成物は、クロチアニジン、チアメトキサム、イミダクロプリド、シアントラニリプロール、クロラントラニリプロール、フルオピラム及びチオキサザフェンからなる群から選択される殺虫剤を含む。
ある例において、殺虫剤は、メトミル(その例は、Lannate(登録商標)及びAcinate 24 Lであり、少なくともアワヨトウの幼虫に対して活性を有する);オキサミル(その一例は、Vydate(登録商標)であり、少なくともアワヨトウの幼虫に対して活性を有する);カルバリル(その1つはSevin(登録商標)であり、少なくともコドリンガに対して活性を有する);アセフェート(その1つはOrthene(登録商標)であり、少なくともアワヨトウの幼虫に対して活性を有する);λ−シヘキサチン(その例は、Mustang Max(登録商標)、Baythroid(登録商標)及びKarateであり、少なくともアワヨトウの幼虫に対して活性を有する);エスフェンバレレート(その1つはAsana(登録商標)である);フェンプロパトリン(その1つはDanitol(登録商標)であり、少なくともアワヨトウの幼虫に対して活性を有する);スピノサド(その例は、Entrust(登録商標)、PESTANAL(登録商標)及びMonterey Garden Insect Sprayであり、少なくともアワヨトウの幼虫及び/又はコドリンガに対して活性を有する);スピネトラム(その1つはRadiant(登録商標)であり、少なくともコドリンガに対して活性を有する);コーンイヤーワーム安息香酸塩(その1つはProclaim(登録商標)である);テブフェノジド(その1つはConfirm(登録商標)であり、少なくともアワヨトウの幼虫に対して活性を有する);メトキシフェノジド(その1つはIntrepid(登録商標)であり、少なくともアワヨトウの幼虫に対して活性を有する);リナキシピル(その例は、Prevathon(登録商標)及びCoragen(登録商標)である);クロラントラニリプロール(その例は、Voliam(登録商標)及びAcelepryn(商標)を含み、少なくともアワヨトウの幼虫及びコドリンガに対して活性を有する);フルベンジアミド(その例は、Fenos(登録商標)、Toursismo(登録商標)、Synapse(商標)、Vetica(商標)及びBELT(登録商標)を含み、少なくともアワヨトウの幼虫に対して活性を有する);インドキサカルブ(その例は、Avaunt(登録商標)及びSteward(登録商標)であり、少なくともアワヨトウの幼虫に対して活性を有する);CYD−X(商標)(少なくともコドリンガに対して活性を有する);及びノバルロン(その例は、Romon(登録商標)及びPedestal(登録商標)である)を含む。
殺ダニ剤及び/又はダニ駆除剤(グループ5)
本明細書において、この節に記載される物質は、グループ5の一部である。様々な殺ダニ剤(acaride)に対して活性を有する当該技術分野で既知の多様な物質が存在する。これらの物質のいくつかは、殺ダニ剤(acaride)以外の生物に対して活性を有する。殺ダニ剤/ダニ駆除剤(mitide)の非限定的な例としては、カルバクロール、サンギナリン、アゾベンゼン、ベンゾキシメート、安息香酸ベンジル、ブロモプロピレート、クロルベンシド、クロルフェネトール、クロルフェンソン、クロルフェンサルファイド、クロロベンジレート、クロロプロピレート、シフルメトフェン、DDT、ジコフォール、ジフェニルスルホン、ドフェナピン、フェンソン、フェントリファニル、フルオロベンシド、ゲニット、ヘキサクロロフェン、フェンプロキシド、プロクロノール、テトラジホン、テトラスル、ベノミル、カルバノレート、カルバリル、カルボフラン、メチオカルブ、メトールカルブ、プロマシル、プロポキシル、アルジカルブ、ブトカルボキシム、オキサミル、チオカルボキシム、チオファノックス、ビフェナゼート、ビナパクリル、ジネックス、ジノブトン、ジノキャップ−4、ジノキャップ−6、ジノクトン、ジノペントン、ジノスルホン、ジノテルボン、DNOC、アミトラズ、クロルジメホルム、クロロメブホルム、ホルメタネート、ホルムパラネート、メジメホルム、セミアミトラズ、アフォキソラネル、フルララネル、サロラネル、テトラナクチンアベルメクチン殺ダニ剤(acaride)、アバメクチン、ドラメクチン、エプリノメクチン、イベルメクチン、セラメクチン、ミルベメクチン、ミルベマイシンオキシム、モキシデクチン、クロフェンテンジン、シロマジン、ジフロビダジン、ドフェナピン、フルアズロン、フルベンジミン、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルフェノクスロン、ヘキシチアゾクス、ブロモシクレン、カンフェクロル、DDT、ジエノクロル、エンドスルファン、リンデン、クロルフェンビンホス、クロトキシホス、ジクロルボス、ヘプテノホス、メビンホス、モノクロトホス、ナレド、TEPP、テトラクロロビンホス、アミジチオン、アミトン、アジンホス−エチル、アジンホスメチル、アゾトエート、ベノキサホス、ブロモホス、ブロモホス−エチル、カルボフェノチオン、クロルピリホス、クロルチオホス、クマホス、シアントエート、デメトン−O、デメトン−S、デメトン−O−メチル、デメトン−S−メチル、デメトン−S−メチルスルホン、ダイアリホス、ダイアジノン、ジメトエート、ジオキサチオン、ジスルホトン、エンドチオン、エチオン、エトエート−メチル、フォーモシオン、マラチオン、メカルバム、メタクリホス、オメトエート、オキシデプロホス、オキシジスルホトン、パラチオン、フェンカプトン、ホレート、フォサロン、ホスメット、ホスチン(phostin)、ホキシム、ピリミホス−メチル、プロチダチオン、プロトエート、ピリミテート、キナルホス、キンチオフォス、ソファミド、スルホテプ、チオメトン、トリアゾホス、トリフェノフォス、バミドチオン、トリクロルフォン、イソカルボホス、メタミドホス、プロペタンホス、ジメフォックス、ミパフォックス、シュラダン、アゾシクロチン、シヘキサチン、フェンブタチンオキシド、ホスチン、ジクロフルアニド、ジアリフォス、ホスメット、シエノピラフェン、フェンピロキシメート、ピフルブミド、テブフェンピラド、アセトロール、フィプロニル、バニリプロール、アクリナトリン、ブロフルスリネート、シハロトリン、α−シペルメトリン、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フルシトリネート、フルメトリン、τ−フルバリネート、ペルメトリン、ハルフェンプロックス、ピリミジフェン、クロルフェナピル、サンギナリン、チノメチオナト、チオキノックス、ビフジュンジ、フルアクリピリム、フルフェノキシストロビン、ピリミノストロビン、アラマイト、プロパルギット、スピロジクロフェン、クロフェンテジン、ジフロビダジン、フルベンジミン、ヘキシチアゾックス、フェノチオカルブ、クロロメチウロン、ジアフェンチウロン、アセキノシル、アミドフルメット、亜ヒ酸、クレンピリン、クロサンテル、クロタミトン、シクロプレート、シミアゾール、ジスルフィラム、エトキサゾール、フェナザフロール、フェナザキン、フルネチル、メスルフェン、MNAF、ニフルリジド、ニッコーマイシン、ピリダベン、スルフィラム、スルフルラミド、硫黄、スリンギエンシン(thuringiensin)及びトリアラテンを挙げることができる。
生物刺激剤(グループ6)
本明細書において、この節に記載される物質は、グループ6の一部である。本開示の組成物は、限定はされないが、海草抽出物(例えば、アルギネートなどのアスコフィルム・ノドスム(Ascophyllum nodosum)抽出物、エクロニア・マキシマ(Ecklonia maxima)抽出物など)、ミオイノシトール、グリシン及びそれらの組合せを含む任意の好適な生物刺激剤を含み得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、組成物の約0.0001〜約5%以上(重量基準)の量/濃度の1種以上の生物刺激剤を含む。ある実施形態において、生物刺激剤(例えば、グリシン及び/又は海草抽出物)は、組成物の約約0.0001、0.0002、0.0003、0.0004、0.0005、0.0006、0.0007、0.0008、0.0009、0.001、0.0015、0.002、0.0025、0.003、0.0035、0.004、0.0045、0.005、0.0055、0.006、0.0065、0.007、0.0075、0.008、0.0085、0.009、0.0095、0.01、0.015、0.02、0.025、0.03、0.035、0.04、0.045、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.02、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1〜約1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4、4.1、4.2、4.3、4.4.、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5%(重量基準)を構成する。例えば、本開示の組成物は、約0.0005、0.00075、0.001、0.002、0.003、0.004、0.005、0.006、0.007、0.008、0.009、0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.15、0.2、0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、0.5、0.55、0.6、0.65、0.7、0.75、0.8、0.85、0.9、0.95、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4、4.1、4.2、4.3、4.4.、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5%以上(重量基準)の1種以上の生物刺激剤(例えば、グリシン及び/又は海草抽出物)を含み得る。
植物シグナル分子(グループ7)
本明細書において、この節に記載される物質は、グループ7の一部である。本開示の組成物は、限定はされないが、リポ−キトオリゴ糖(LCO)、キトオリゴ糖(CO)、キチン質化合物、フラボノイド、非フラボノイドnode遺伝子誘導因子、ジャスモン酸又はその誘導体、リノール酸又はその誘導体、リノレン酸又はその誘導体及びカリキンを含む任意の好適な植物シグナル分子を含み得る。
本開示の組成物は、任意の好適なLCOを含み得る。共生根粒形成(Nod)シグナル又はNod因子と呼ばれることもあるLCOは、非還元末端において縮合されたN−連結脂肪アシル鎖を有するβ−l,4連結N−アセチル−D−グルコサミン(「GIcNAc」)残基のオリゴ糖骨格からなる。LCOは、骨格におけるGIcNAc残基の数、脂肪アシル鎖の長さ及び飽和度並びに還元及び非還元糖残基の置換が異なる。例えば、Denarie、et al.、ANN.REV.BIOCHEM.65:503(1996);Hamel、et al.、PLANTA 232:787(2010);Prome、et al.、PURE & APPL.CHEM.70(1):55(1998)を参照されたい。
ある実施形態において、本開示の組成物は、式Iで表される1種以上のLCOを含む。
式中、Gは、例えば窒素上のアセチル基、硫酸基、酸素上のアセチル基及び/又はエーテル基により置換されていてもよいヘキソサミンを表し;同一又は異なり得るR、R、R、R、R及びRは、H、CHCO−、CCO−(ここでxは、0〜17の整数であり、yは、1〜35の整数である)、又は例えばカルバモイルなどの任意の他のアシル基を表し;Rは、少なくとも12個の炭素原子を含む飽和又は一、二若しくは三−不飽和脂肪族鎖を表し;nは、1〜4の整数である。
ある実施形態において、本開示の組成物は、式IIで表される1種以上のLCOを含む。
式中、Rは、H又はCHCO−を表し、nは、2又は3と等しい。例えば、米国特許第5,549,718号明細書を参照されたい。BjNod−V(C18:1)、BjNod−V(A、C18:1)、BjNod−V(C16:1)及びBjNod−V(A、C16:0)(ここで「V」は5つのN−アセチルグルコサミンの存在を示し、「Ac」はアセチル化を示し、「C」の後の数字は、脂肪酸側鎖の炭素数を示し、「:」の後の数字は、二重結合の数を示す)を含む多数のブラディリゾビウム・ジャポニクム(Bradyrhizobium japonicum)由来のLCOも記載されている。例えば、米国特許第5,175,149号明細書及び同第5,321,011号明細書を参照されたい。細菌株から得られるさらなるLCOは、NodRM、NodRM−1、NodRM−3を含む。アセチル化(R=CHCO−)された場合、それらは各々、AcNodRM−1及びAcNodRM−3となる(米国特許第5,545,718号明細書)。
ある実施形態において、本開示の組成物は、式IIIで表される1種以上のLCOを含む。
式中、n=1又は2であり;RはC16、C16:0、C16:1、C16:2、C18:0、C18:1Δ9Z又はC18:1Δ11Zを表し;Rは水素又はSOHを表す。
本開示の組成物及び方法に含まれるLCOは、任意の好適な供給源から得ることができる。
ある実施形態において、LCOは、細菌株から得られる(すなわち、単離及び/又は精製される)。例えば、ある実施形態において、本開示の組成物は、アゾリゾビウム属(Azorhizobium)、ブラディリゾビウム属(Bradyrhizobium)(例えば、B.ジャポニクム(B.japonicum))、メソリゾビウム属(Mesorhizobium)、リゾビウム属(Rhizobium)(例えば、R.レグミノサルム(R.leguminosarum))、又はシノリゾビウム属(Sinorhizobium)(例えば、アルファルファ根粒菌(S.meliloti))から得られる1種以上のLCOを含む。
ある実施形態において、LCOは、菌根菌から得られる(すなわち、単離及び/又は精製される)。例えば、ある実施形態において、本開示の組成物は、グロムス門(Glomerocycota)(例えば、グロムス・イントララディセス(Glomus intraradicus))の菌株から得られる1種以上のLCOを含む。例えば、国際公開第2010/049751号パンフレット(ここで、LCOは、「Myc因子」と呼ばれる)を参照されたい。
ある実施形態において、LCOは合成である。例えば、ある実施形態において、本開示の組成物は、国際公開第2005/063784号パンフレット、国際公開第2007/117500号パンフレット及び/又は国際公開第2008/071674号パンフレットに記載されている合成LCOのうちの1つ以上を含む。ある実施形態において、合成LCOは、Spaink、CRIT.REV.PLANT SCI.54:257(2000)及び上記のD’Haezeに記載されているものなどの、1つ以上の変更又は置換を含有する。LCO及びLCOの構築のための前駆体(例えば、それ自体で植物シグナル分子として有用なCO)は、遺伝子組み換え生物によって合成され得る。例えば、Samain et al.、CARBOHYDRATE RES.302:35(1997);Cottaz、et al.、METH.ENG.7(4):311(2005);及びSamain、et al.、J.BIOTECHNOL.72:33(1999)(例えば、その中の図1は、遺伝子nodBCHLの異なる組合せを有する大腸菌(E.coli)内で組み換え技術によって作製され得るCOの構造を示す)を参照されたい。
本開示の組成物及び方法に有用であり得るLCO(及びその誘導体)のさらなる例は、下記に式IVとして提供される:
式中、Rは、C14:0、3OH−C14:0、イソ−C15:0、C16:0、3−OH−C16:0、イソ−C15:0、C16:1、C16:2、C16:3、イソ−C17:0、イソ−C17:1、C18:0、3OH−C18:0、C18:0/3−OH、C18:1、OH−C18:1、C18:2、C18:3、C18:4、C19:1カルバモイル、C20:0、C20:1、3−OH−C20:1、C20:1/3−OH、C20:2、C20:3、C22:1及びC18−26(ω−1)−OH(これは、D’Haeze、et al.、Glycobiology 12:79R−105R(2002)によれば、C18、C20、C22、C24及びC26ヒドロキシル化種並びにC16:1Δ9、C16:2(Δ2,9)及びC16:3(Δ2,4,9)を含む)を表し;Rは、水素又はメチルを表し;Rは、水素、アセチル又はカルバモイルを表し;Rは、水素、アセチル又はカルバモイルを表し;Rは、水素、アセチル又はカルバモイルを表し;Rは、水素、アラビノシル、フコシル、アセチル、SOH、硫酸エステル、3−0−S−2−0−MeFuc、2−0−MeFuc及び4−0−AcFucを表し;Rは、水素、マンノシル又はグリセロールを表し;Rは、水素、メチル、又は−CHOHを表し;Rは、水素、アラビノシル又はフコシルを表し;R10は、水素、アセチル又はフコシルを表し;nは、0、1、2又は3を表す。この構造に包含される天然に存在するLCOは、前出のD’Haeze、et al.に記載されている。
本開示の組成物及び方法に有用であり得るLCO(及びその誘導体)のさらなる例は、下記に構造V〜XXXIIIとして提供される:
本開示の組成物及び方法は、LCOの類似体、誘導体、水和物、異性体、塩及び/又は溶媒和物を含み得ることを理解するべきである。
したがって、ある実施形態において、本開示の組成物は、式I〜IV及び/若しくは構造V〜XXXIIIのうちの1つ以上によって表されるLCOの1、2、3、4、5、6、7、8、9、10種以上、並びに/又は式I〜IV及び/若しくは構造V〜XXXIIIのうちの1つ以上によって表されるLCOの、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10種以上の類似体、誘導体、水和物、異性体、塩及び/若しくは溶媒和物を含む。
LCO(及びその誘導体)は、様々な純度の形態で使用されてもよく、単独で、又はLCO産生細菌若しくは真菌の培養物の形態で使用されてもよい。ある実施形態において、本開示の組成物に含まれるLCOは、少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%以上純粋である。
ある実施形態において、本開示の組成物は、約1x10−15M〜約1x10−10M、約1x10−14M〜約1x10−8M、約1x10−14M〜約1x10−6M、約1x10−12M〜約1x10−8M、約1x10−12M〜約1x10−6M、約1x10−10M〜約1x10−6M、又は約1x10−8M〜約1x10−2Mの濃度の1種以上のLCOを含む。例えば、本開示の組成物は、約1x10−20M、1x10−19M、1x10−18M、1x10−17M、1x10−16M、1x10−15M、1x10−14M、1x10−13M、1x10−12M、1x10−11M、1x10−10M、1x10−9M、1x10−8M、1x10−7M、1x10−6M、1x10−5M、1x10−4M、1x10−3M、1x10−2M、1x10−1M以上の1種以上のLCO(例えば、国際特許出願第PCT/US2016/050529号明細書に示されるLCOのうちの1つ、2つ、3つ、4つ以上を含み得る。
本開示の組成物は、任意の好適なCOを含み得る。N−アセチルキトオリゴ糖と呼ばれることもあるCOも、GIcNAc残基から構成されるが、COをキチン分子[(C13NO、CAS番号1398−61−4]及びキトサン分子[(C11NO、CAS番号9012−76−4]とは異なるものとする側鎖修飾を有する。例えば、D’Haeze et al.、GLYCOBIOL.12(6):79R(2002);Demont−Caulet et al.、PLANT PHYSIOL.120(1):83(1999);Hanel et al.、PLANTA 232:787(2010);Muller et al.、PLANT PHYSIOL.124:733(2000);Robina et al.、TETRAHEDRON 58:521−530(2002);THE MOLECULAR IMMUNOLOGY OF COMPLEX CARBOHYDRATES−3(Springer Science、2011)のRouge et al.、Docking of Chitin Oligomers and Nod Factors on Lectin Domains of the LysM−RLK Receptors in the Medicago−Rhizobium Symbiosis;Van der Holst et al.、CURR.OPIN.STRUC.BIOL.11:608(2001);及びWan et al.、PLANT CELL 21:1053(2009);PCT/F100/00803(2000)を参照されたい。COは、LCOに特徴的なペンダント脂肪酸側鎖がない点でLCOと異なる。
ある実施形態において、本開示の組成物は、式XXXIVで表される1種以上のCOを含む:
式中、Rは、水素又はメチルを表し;Rは、水素又はメチルを表し;Rは、水素、アセチル又はカルバモイルを表し;Rは、水素、アセチル又はカルバモイルを表し;Rは、水素、アセチル又はカルバモイルを表し;R水素、アラビノシル、フコシル、アセチル、硫酸エステル、3−0−S−2−0−MeFuc、2−0−MeFuc及び4−0−AcFucを表し;Rは、水素、マンノシル又はグリセロールを表し;Rは、水素、メチル、又は−CHOHを表し;Rは、水素、アラビノシル又はフコシルを表し;R10は、水素、アセチル又はフコシルを表し;nは、0、1、2又は3を表す。
本開示の組成物及び方法に含まれるCOは、任意の好適な供給源から得ることができる。
ある実施形態において、COは、LCOから誘導される。例えば、ある実施形態において、本開示の組成物は、アゾリゾビウム属(Azorhizobium)、ブラディリゾビウム属(Bradyrhizobium)(例えば、B.ジャポニクム(B.japonicum))、メソリゾビウム属(Mesorhizobium)、リゾビウム属(Rhizobium)(例えば、R.レグミノサルム(R.leguminosarum))、シノリゾビウム属(Sinorhizobium)(例えば、アルファルファ根粒菌(S.meliloti))、又は共生菌(例えば、グロムス・イントララディセス(Glomus intraradicus))の菌株から得られる(すなわち、単離及び/又は精製される)LCOから誘導される1種以上のCOを含む。ある実施形態において、COは、式I〜IV及び/又は構造V〜XXXIIIのうちの1つ以上によって表されるLCOから誘導される。したがって、ある実施形態において、本開示の組成物は、ペンダント脂肪酸が水素又はメチル基で置換されることを除いて、式I〜IV及び/又は構造V〜XXXIIIのうちの1つ以上によって表される1種以上のCOを含み得る。
ある実施形態において、COは合成である。組み換えCOの調製のための方法は、当該技術分野において公知である。例えば、Cottaz et al.、METH.ENG.7(4):311(2005);Samain et al.、CARBOHYDRATE RES.302:35(1997.);及びSamain et al.、J.BIOTECHNOL.72:33(1999)を参照されたい。
本開示の組成物及び方法に有用であり得るCO(及びその誘導体)の例は、下記に式XXXVとして提供される:
式中、n=1又は2であり;Rは、水素又はメチルを表し;Rは、水素又はSOHを表す。
本開示の組成物及び方法に有用であり得るCO(及びその誘導体)のさらなる例は、下記に構造XXXVI〜XXXIXとして提供される:
CO(及びその誘導体)は、様々な純度の形態で使用されてもよく、単独で、又はCO産生細菌若しくは真菌の培養物の形態で使用されてもよい。ある実施形態において、本開示の組成物に含まれるCOは、少なくとも50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%、99.5%以上純粋である。
ある実施形態において、本開示の組成物は、約1x10−15M〜約1x10−10M、約1x10−14M〜約1x10−8M、約1x10−14M〜約1x10−6M、約1x10−12M〜約1x10−8M、約1x10−12M〜約1x10−6M、約1x10−10M〜約1x10−6M、又は約1x10−8M〜約1x10−2Mの濃度の1種以上のCOを含む。例えば、本開示の組成物は、約1x10−20M、1x10−19M、1x10−18M、1x10−17M、1x10−16M、1x10−15M、1x10−14M、1x10−13M、1x10−12M、1x10−11M、1x10−10M、1x10−9M、1x10−8M、1x10−7M、1x10−6M、1x10−5M、1x10−4M、1x10−3M、1x10−2M、1x10−1M以上の1種以上のCO(例えば、国際特許出願第PCT/US2016/050529号明細書に示されるCOのうちの1つ、2つ、3つ、4つ以上を含み得る。
本開示の組成物は、限定はされないが、キチン(IUPAC:N−[5−[[3−アセチルアミノ−4,5−ジヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)オキサン−2イル]メトキシメチル]−2−[[5−アセチルアミノ−4,6−ジヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)オキサン−3−イル]メトキシメチル]−4−ヒドロキシ−6−(ヒドロキシメチル)オキサン−3−イス(ys)]エタンアミド)、キトサン(IUPAC:5−アミノ−6−[5−アミノ−6−[5−アミノ−4,6−ジヒドロキシ−2(ヒドロキシメチル)オキサン−3−イル]オキシ−4−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)オキサン−3−イル]オキシ−2(ヒドロキシメチル)オキサン−3,4−ジオール)並びにその異性体、塩及び溶媒和物を含む任意の好適なキチン質化合物を含み得る。
真菌の細胞壁並びに昆虫及び甲殻類の外骨格の主成分である、キチン及びキトサンは、GIcNAc残基で構成される。
キチン及びキトサンは、市販品として得られるか、又は昆虫、甲殻類の殻、若しくは真菌細胞壁から調製され得る。キチン及びキトサンの調製のための方法は、当該技術分野において公知である。例えば、米国特許第4,536,207号明細書(甲殻類の殻からの調製)及び同第5,965,545号明細書(カニ殻、及び市販のキトサンの加水分解からの調製);Pochanavanich、et al.、LETT.APPL.MICROBIOL.35:17(2002)(真菌細胞壁からの調製)を参照されたい。
35%未満〜90%超の脱アセチル化の範囲であり、広範囲の分子量、例えば、15kD未満の低分子量キトサンオリゴマー及び0.5〜2kDのキチンオリゴマー;約15kDの分子量を有する「実用グレード」のキトサン;及び70kDまでの高分子量キトサンに及ぶ、脱アセチル化キチン及びキトサンを得ることができる。種子処理から配合されたキチン及びキトサン組成物は、市販されている。市販の製品としては、例えば、ELEXA(登録商標)(Plant Defense Boosters、Inc.)及びBEYOND(商標)(Agrihouse、Inc.)が挙げられる。
ある実施形態において、本開示の組成物は、約1x10−15M〜約1x10−10M、約1x10−14M〜約1x10−8M、約1x10−14M〜約1x10−6M、約1x10−12M〜約1x10−8M、約1x10−12M〜約1x10−6M、約1x10−10M〜約1x10−6M、又は約1x10−8M〜約1x10−2Mの濃度の1種以上のキチンを含む。例えば、本開示の組成物は、約1x10−20M、1x10−19M、1x10−18M、1x10−17M、1x10−16M、1x10−15M、1x10−14M、1x10−13M、1x10−12M、1x10−11M、1x10−10M、1x10−9M、1x10−8M、1x10−7M、1x10−6M、1x10−5M、1x10−4M、1x10−3M、1x10−2M、1x10−1M以上の1種以上のキチンを含み得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、約1x10−15M〜約1x10−10M、約1x10−14M〜約1x10−8M、約1x10−14M〜約1x10−6M、約1x10−12M〜約1x10−8M、約1x10−12M〜約1x10−6M、約1x10−10M〜約1x10−6M、又は約1x10−8M〜約1x10−2Mの濃度の1種以上のキトサンを含む。例えば、本開示の組成物は、約1x10−20M、1x10−19M、1x10−18M、1x10−17M、1x10−16M、1x10−15M、1x10−14M、1x10−13M、1x10−12M、1x10−11M、1x10−10M、1x10−9M、1x10−8M、1x10−7M、1x10−6M、1x10−5M、1x10−4M、1x10−3M、1x10−2M、1x10−1M以上の1種以上のキトサンを含み得る。
本開示の組成物は、限定はされないが、アントシアニジン、アントキサンチン、カルコン、クマリン、フラバノン、フラバノノール、フラバン及びイソフラボノイド、並びにその類似体、誘導体、水和物、異性体、ポリマー、塩及び溶媒和物を含む任意の好適なフラボノイドを含み得る。
フラボノイドは、3つの炭素架橋によって結合される2つの芳香族環の一般的な構造を有するフェノール化合物である。フラボノイドの種類としては、当該技術分野において公知のものが挙げられる。例えば、Jain et al.、J.PLANT BIOCHEM.& BIOTECHNOL.11:1(2002);Shaw et al.、ENVIRON.MICROBIOL.11:1867(2006)を参照されたい。フラボノイド化合物は、例えば、Novozymes BioAg(Saskatoon、Canada);Natland International Corp.(Research Triangle Park、NC);MP Biomedicals(Irvine、CA);LC Laboratories(Woburn MA)から市販されている。フラボノイド化合物は、例えば、米国特許5,702,752号明細書;同第5,990,291号明細書;及び同第6,146,668号明細書に記載されるように、植物又は種子から単離され得る。フラボノイド化合物はまた、Ralston et al.、PLANT PHYSIOL.137:1375(2005)に記載されるように、酵母などの遺伝子組み換え生物によって産生され得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上のアントシアニジンを含む。ある実施形態によれば、組成物は、シアニジン、デルフィニジン、マルビジン、ペラルゴニジン、ペオニジン及び/又はペツニジンを含む。
ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上のアントキサンチンを含む。ある実施形態によれば、組成物は、1種以上のフラボン(例えば、アピゲニン、バイカレイン、クリシン、7,8−ジヒドロキシフラボン、ジオスミン、フラボキサート、6−ヒドロキシフラボン、ルテオリン、スクテラレイン、タンゲリチン及び/又はオウゴニン)及び/又はフラボノール(例えば、アムレンシン、アストラガリン、アザレアチン、アザレイン、フィセチン、フラノフラボノールガランギン、ゴッシペチン、3−ヒドロキシフラボン、ヒペロシド、イカリイン、イソケルセチン、ケンペリド、ケンペリトリン、ケンペロール、イソラムネチン、モリン、ミリセチン、ミリシトリン、ナツダイダイン、パキポドール、ピラノフラボノールケルセチン、ケルセチン、ラムナジン、ラムネチン、ロビニン、ルチン、スピレオシド、トロキセルチン及び/又はザントラムニン(zanthorhamnin))を含む。
ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上のフラバノンを含む。ある実施形態によれば、組成物は、ブチン、エリオジクチオール、ヘスペレチン、ヘスペリジン、ホモエリオジクチオール、イソサクラネチン、ナリンゲニン、ナリンギン、ピノセムブリン、ポンシリン、サクラネチン、サクラニン及び/又はステルビンを含む。
ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上のフラバノノールを含む。ある実施形態によれば、組成物は、ジヒドロケンペロール及び/又はタキシフォリンを含む。
ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上のフラバンを含む。ある実施形態によれば、組成物は、1種以上のフラバン−3−オール(例えば、カテキン(C)、3−没食子酸カテキン(Cg)、エピカテキン(EC)、エピガロカテキン(EGC)、3−没食子酸エピカテキン(ECg)、3−没食子酸エピガロカテキン(EGCg)、エピアフゼレキン、フィセチニドール、ガロカテキン(GC)、3−没食子酸ガロカテキン(GCg)、グイブルチニドール、メスキトール、ロビネチニドール、3−没食子酸テアフラビン、3’−没食子酸テアフラビン、3,3’−二没食子酸テアフラビン、テアルビジン)、フラバン−4−オール(例えば、アピフォロール及び/又はルテオフォロール)及び/若しくはフラバン−3,4−ジオール(例えば、ロイコシアニジン、ロイコデルフィニジン、ロイコフィセチニジン、ロイコマルビジン、ロイコペラルゴニジン、ロイコペオニジン、ロイコロビネチニジン、メラカシジン及び/又はテラカシジン)並びに/又はその二量体、三量体、オリゴマー及び/若しくはポリマー(例えば、1種以上のプロアントシアニジン)を含む。
ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上のイソフラボノイドを含む。ある実施形態によれば、組成物は、1種以上のイソフラボン(例えば、ビオカニンA、ダイゼイン、ホルモノネチン、ゲニステイン及び/又はグリシテイン)、イソフラバン(例えば、エクオール、ロンコカルパン及び/又はラキシフロラン)、イソフラバンジオール、イソフラベン(例えば、グラブレン、ハギニンD及び/又は2−メトキシズダイシン)、クメスタン(例えば、クメストロール、プリカジン及び/又はウェデロラクトン)、プテロカルパン及び/又はレチノイドを含む。
本開示の組成物は、限定はされないが、ネオフラボノイド(例えば、カロフィロリド、クタレアゲニン、ダルベルジクロメン、ダルベルジン、ニベチン)及びプテロカルパン(例えば、ビツカルピンA、ビツカルピンB、エリブラエジンA、エリブラエジンB、エリトラビッシンII、エリトラビッシン−1、エリクリスタガリン、グリシノール、グリセオリジン、グリセオリン、グリシリゾール(glycyrrhizol)、マーキアイン、メジカルピン、モリシアニン、オリエンタノール、ファセオリン、ピサチン、ストリアチン、トリフォリリジン)を含む任意の好適なフラボノイド誘導体を含み得る。
フラボノイド及びその誘導体は、限定はされないが、多形及び結晶形態を含む任意の好適な形態で、本開示の組成物に組み込まれ得る。
本開示の組成物は、限定はされないが、ジャスモン酸([1R−[1α,2β(Z)]]−3−オキソ−2−(ペンテニル)シクロペンタン酢酸;JA)、リノール酸((Z,Z)−9,12−オクタデカジエン酸)及びリノレン酸((Z,Z,Z)−9,12,15−オクタデカトリエン酸)、並びにその類似体、誘導体、水和物、異性体、ポリマー、塩及び溶媒和物を含む任意の好適な非フラボノイドnod遺伝子誘導因子を含み得る。
ジャスモン酸及びそのメチルエステルであるジャスモン酸メチル(MeJA)(ジャスモネートと総称される)は、いくつかの植物(例えば、コムギ)、真菌(例えば、ボトリオディプロディア・テオブロメ(Botryodiplodia theobromae)、イネ馬鹿苗病菌(Gibbrella fujikuroi))、酵母(例えば、サッカロマイセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae))及び細菌(例えば、大腸菌(Escherichia coli))中に天然に存在するオクタデカノイドベースの化合物である。リノール酸及びリノレン酸は、ジャスモン酸の生合成の過程で産生され得る。ジャスモネート、リノール酸及びリノレン酸(及びそれらの誘導体)は、nod遺伝子発現又は根圏細菌によるLCO産生の誘導因子であることが報告されている。例えば、Mabood、et al.PLANT PHYSIOL.BIOCHEM.44(11):759(2006);Mabood et al.、AGR.J.98(2):289(2006);Mabood、et al.、FIELD CROPS RES.95(2−3):412(2006);Mabood & Smith、Linoleic and linolenic acid induce the expression of nod genes in Bradyrhizobium japonicum USDA 3、PLANT BIOL.(2001)を参照されたい。ジャスモン酸、リノール酸の誘導体の非限定的な例は、エステル、アミド、グリコシド及び塩を含む。代表的なエステルは、リノール酸、リノレン酸、又はジャスモン酸のカルボキシル基が、−−COR基で置換された化合物であり、ここで、Rは−OR基であり、ここで、Rは、C〜C非分枝鎖状若しくは分枝鎖状アルキル基などのアルキル基、例えば、メチル、エチル又はプロピル基;C〜C非分枝鎖状若しくは分枝鎖状アルケニル基などのアルケニル基;C〜C非分枝鎖状若しくは分枝鎖状アルキニル基などのアルキニル基;例えば、6〜10個の炭素原子を有するアリール基;又は例えば、4〜9個の炭素原子を有するヘテロアリール基であり、ここで、ヘテロアリール基中のヘテロ原子は、例えば、N、O、P又はSであり得る。代表的なアミドは、リノール酸、リノレン酸、又はジャスモン酸のカルボキシル基が−−COR基で置換された化合物であり、ここで、RはNR基であり、ここで、R及びRは、独立して、水素;C〜C非分枝鎖状若しくは分枝鎖状アルキル基などのアルキル基、例えば、メチル、エチル又はプロピル基;C〜C非分枝鎖状若しくは分枝鎖状アルケニル基などのアルケニル基;C〜C非分枝鎖状若しくは分枝鎖状アルキニル基などのアルキニル基;例えば、6〜10個の炭素原子を有するアリール基;又は例えば、4〜9個の炭素原子を有するヘテロアリール基であり、ここで、ヘテロアリール基中のヘテロ原子は、例えば、N、O、P又はSであり得る。エステルは、酸触媒求核付加などの公知の方法によって調製することができ、カルボン酸を触媒量の鉱酸の存在下でアルコールと反応させる。アミドはまた、中性条件下で、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)などのカップリング剤の存在下で、カルボン酸を適切なアミンと反応させることなどによる、公知の方法によって調製され得る。リノール酸、リノレン酸及びジャスモン酸の好適な塩としては、例えば、塩基付加塩が挙げられる。これらの化合物の代謝的に許容される塩基塩を調製するための試薬として使用され得る塩基としては、アルカリ金属カチオン(例えば、カリウム及びナトリウム)及びアルカリ土類金属カチオン(例えば、カルシウム及びマグネシウム)などのカチオンから誘導されるものが挙げられる。これらの塩は、リノール酸、リノレン酸、又はジャスモン酸の溶液を、塩基の溶液と一緒に混合することによって容易に調製され得る。塩は、溶液から沈殿され、ろ過によって収集され得、又は溶媒の蒸発などによる他の手段によって回収され得る。
本開示の組成物は、限定はされないが、2H−フロ[2,3−c]ピラン−2−オン、並びにその類似体、誘導体、水和物、異性体、ポリマー、塩及び溶媒和物を含む任意の好適なカラキンを含み得る。
ある実施形態において、組成物は、式XXXXで表される1種以上のカラキン:
(式中、Zは、O、S又はNRであり;R、R、R及びRは、各々独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、フェニル、ベンジル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシ、フェニルオキシ、ベンジルオキシ、CN、COR、COOR=、ハロゲン、NR、又はNOであり;R、R及びRは、各々独立して、H、アルキル又はアルケニルである)又はその生物学的に許容され得る塩を含む。
カラキンの生物学的に許容される塩の例は、生物学的に許容される酸と共に形成される酸付加塩を含み、その例としては、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩又は硫酸水素塩、リン酸塩又はリン酸水素塩、酢酸塩、安息香酸塩、コハク酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、乳酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、グルコン酸塩;メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩及びp−トルエンスルホン酸が挙げられる。さらなる生物学的に許容される金属塩は、塩基とのアルカリ金属塩を含んでもよく、その例としては、ナトリウム塩及びカリウム塩が挙げられる。式XXXXに包含され、本開示での使用に好適であり得る化合物の例としては、3−メチル−2H−フロ[2,3−c]ピラン−2−オン(式中、R=CH、R、R、R=H)、2H−フロ[2,3−c]ピラン−2−オン(式中、R、R、R、R4=H)、7−メチル−2H−フロ[2,3−c]ピラン−2−オン(式中、R、R、R=H、R=CH)、5−メチル−2H−フロ[2,3−c]ピラン−2−オン(式中、R、R、R=H、R=CH)、3,7−ジメチル−2H−フロ[2,3−c]ピラン−2−オン(式中、R、R=CH、R、R=H)、3,5−ジメチル−2H−フロ[2,3−c]ピラン−2−オン(式中、R、R=CH、R、R=H)、3,5,7−トリメチル−2H−フロ[2,3−c]ピラン−2−オン(式中、R、R、R=CH、R=H)、5−メトキシメチル−3−メチル−2H−フロ[2,3−c]ピラン−2−オン(式中、R=CH、R、R=H、R=CHOCH)、4−ブロモ−3,7−ジメチル−2H−フロ[2,3−c]ピラン−2−オン(式中、R、R=CH、R=Br、R=H)、3−メチルフロ[2,3−c]ピリジン−2(3H)−オン(式中、Z=NH、R=CH、R、R、R=H)及び3,6−ジメチルフロ[2,3−c]ピリジン−2(6H)−オン(式中、Z=N−−CH、R=CH、R、R、R=H)が挙げられる。例えば、米国特許第7,576,213号明細書;CHEM.ENG.NEWS(2010年4月12日)のHalford、Smoke Signals(森林火災の後、煙に含まれるカリキン又はブテノライドが成長刺激剤として作用し、種子発芽を促進し、貯蔵されていたトウモロコシ、トマト、レタス及びタマネギなどの種子を活性化することができることを報告している)を参照されたい。
他の微生物(グループ8)
ある実施形態において、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)及び/又はエルシニア・ヌルミイ(Yersinia nurmii)だけが本開示の組成物中に含まれる微生物である。
ある実施形態において、本開示の組成物は、エルシニア(Yersinia)株に加えて、1種以上の微生物を含む。ジアゾトロフ、リン酸可溶化微生物、菌根菌及びバイオ殺有害生物剤などの農業的に有益な微生物を含むがこれらに限定されない、任意の好適な微生物を加えることができる。さらなる微生物(存在する場合)の選択は、意図される用途に依存するであろう。
本開示の組成物に含まれ得る細菌の非限定的な例としては、アゾスピリルム・ブラシレンセ(Azospirillum brasilense)INTA Az−39、バシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)D747、バシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)NRRL B 50349、バシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)TJ1000、バシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)FZB24、バシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)FZB42、バシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)IN937a、バシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)IT−45、バシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)TJ1000、バシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)MBI600、バシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)BS27(NRRL B−5015として寄託)、バシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens BS2084(NRRL B−50013として寄託)、バシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)15AP4(ATCC PTA−6507として寄託)、バシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)3AP4(ATCC PTA−6506として寄託)、バシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)LSSA01(NRRL B−50104として寄託)、バシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)ABP278(deposited as NRRL B−50634)、バシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)1013(NRRL B−50509として寄託)、バシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)918(NRRL B−50508として寄託)、バシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens 22CP1(ATCC PTA−6508として寄託)及びバシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)BS18(NRRL B−50633として寄託)、バシラス・セレウス(Bacillus cereus)I−1562、バシラス・フィルムス(Bacillus firmus)I−1582、バシラス・リケニフォルミス(Bacillus lichenformis)BA842(NRRL B−50516)、バシラス・リケニフォルミス(Bacillus lichenformis)BL21(NRRL B−50134として寄託)、バシラス・マイコデス(Bacillus mycoides)NRRL B−21664、バシラス・プミルス(Bacillus pumilus)NRRL B 21662、バシラス・プミルス(Bacillus pumilus)NRRL B−30087、バシラス・プミルス(Bacillus pumilus)ATCC 55608、バシラス・プミルス(Bacillus pumilus)ATCC 55609、バシラス・プミルス(Bacillus pumilus)GB34、バシラス・プミルス(Bacillus pumilus)KFP9F、バシラス・プミルス(Bacillus pumilus)QST 2808、バシラス・スブチリス(Bacillus subtilis)ATCC 55078、バシラス・スブチリス(Bacillus subtilis)ATCC 55079、バシラス・スブチリス(Bacillus subtilis)MBI 600、バシラス・スブチリス(Bacillus subtilis)NRRL B−21661、バシラス・スブチリス(Bacillus subtilis)NRRL B−21665、バシラス・スブチリス(Bacillus subtilis)CX−9060、バシラス・スブチリス(Bacillus subtilis)GB03、バシラス・スブチリス(Bacillus subtilis)GB07、バシラス・スブチリス(Bacillus subtilis)QST−713、バシラス・スブチリス(Bacillus subtilis)FZB24、バシラス・スブチリス(Bacillus subtilis)D747、バシラス・スブチリス(Bacillus subtilis)3BP5(NRRL B−50510として寄託)、バシラス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)ATCC 13367、バシラス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)GC−91、バシラス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)NRRL B−21619、バシラス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)ABTS−1857、バシラス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)SAN 401 I、バシラス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)ABG−6305、バシラス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)ABG−6346、バシラス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)AM65−52、バシラス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)SA−12、バシラス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)SB4、バシラス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)ABTS−351、バシラス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)HD−1、バシラス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)EG 2348、バシラス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)EG 7826、バシラス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)EG 7841、バシラス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)DSM 2803、バシラス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)NB−125、バシラス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)NB−176、BRADY、シュードモナス・ジェッセニイ(Pseudomonas jessenii)PS06、リゾビウム・レグミノサルム(Rhizobium leguminosarum)SO12A−2(IDAC 080305−01)、シノリゾビウム・フレディ(Sinorhizobium fredii)CCBAU114、シノリゾビウム・フレディ(Sinorhizobium fredii)USDA 205、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)O82KB8及びこれらの組合せ、並びに16S rDNA配列同一性に基づいて、前述の菌株のいずれかと少なくとも少なくとも75、80、85、90、95、96、97、97.5.98、98.5、99、99.5、99.6、99.7、99.8、99.9%以上の同一性を有する微生物が挙げられる。
本開示の組成物に含まれ得る菌類の非限定的な例としては、グリオクラジウム・ビレンス(Gliocladium virens)ATCC 52045、グリオクラジウム・ビレンス(Gliocladium virens)GL−21、グロムス・イントララディセス(Glomus intraradices)RTI−801、メタリジウム菌(Metarhizium anisopliae)F52、PENI、トリコデルマ・アスペレラム(Trichoderma asperellum)SKT−1、トリコデルマ・アスペレラム(Trichoderma asperellum)ICC 012、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)LC52、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)CNCM 1−1237、トリコデルマ・フェルティレ(Trichoderma fertile)JM41R、トリコデルマ・ガムシイ(Trichoderma gamsii)ICC 080、トリコデルマ・ハマタム(Trichoderma hamatum)ATCC 52198、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)ATCC 52445、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)KRL−AG2、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)T−22、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)TH−35、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)T−39、トリコデルマ・ハルジアヌム(Trichoderma harzianum)ICC012、トリコデルマ・リーゼイ(Trichoderma reesi)ATCC 28217、トリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens)ATCC 58678、トリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens)GL−3、トリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens)GL−21、トリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens)G−41、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viridae)ATCC 52440、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viridae)ICC080、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viridae)TV1及びそれらの組合せ、並びに内部転写スペーサー(ITS)及び/又はシトクロムcオキシダーゼ(CO1)配列同一性に基づいて、上記の菌株のいずれかと少なくとも少なくとも75、80、85、90、95、96、97、97.5、98、98.5、99、99,5、99.6、99.7、99.8、99.9%以上の同一性を有する微生物が挙げられる。
本開示の組成物に含まれ得る菌根菌菌類の非限定的な例としては、ギガスポラ・マルガリータ(Gigaspora margarita)、グロムス・アグレガツム(Glomus aggregatum)、グロムス・ブラシリアヌム(Glomus brasilianum)、グロムス・クラルム(Glomus clarum)、グロムス・デセルチコラ(Glomus deserticola)、グロムス・エツニカツム(Glomus etunicatum)、グロムス・イントララディセス(Glomus intraradices)、グロムス・モノスポルム(Glomus monosporum)、グロムス・モセアエ(Glomus mosseae)、ラッカリア・ビカラー(Laccaria bicolor)、ラッカリア・ラッカタ(Laccaria laccata)、パラグロムス・ブラジリアヌム(Paraglomus brazilianum)、ピソリスス・ティントリウス(Pisolithus tinctorius)、リゾポゴン・アミロポゴン(Rhizopogon amylopogon)、リゾポゴン・フルビグレバ(Rhizopogon fulvigleba)、リゾポゴン・ルテオルス(Rhizopogon luteolus)、リゾポゴン・ビロスリ(Rhizopogon villosuli)、スクレロデルマ・ケパ(Scleroderma cepa)及びスクレロデルマ・キトリヌム(Scleroderma citrinum)及びそれらの組合せなどの菌根菌株が挙げられる。
さらなる微生物が、任意の好適な量/濃度で、本開示の組成物に組み込まれ得る。所望の効果を引き起こすのに十分な量/濃度の絶対値は、組成物を適用することになる材料のタイプ、サイズ及び体積、組成物中の微生物、組成物中の微生物の数、組成物中の微生物の安定性、並びに貯蔵条件(例えば、温度、相対湿度、期間)などの要因によって影響され得る。当業者は、日常的な用量反応実験を用いて、有効な量/濃度をどのように選択するかを理解するであろう。適切な量/濃度の選択のための指針は、例えば、国際特許出願番号PCT/US2016/050529号明細書及びPCT/US2016/050647号明細書及び米国仮特許出願第62/296,798号明細書;同第62/271,857号明細書;同第62/347,773号明細書;同第62/343,217号明細書;同第62/296,784号明細書;同第62/271,873号明細書;同第62/347,785号明細書;同第62/347,794号明細書;及び同第62/347,805号明細書に見られる。
ある実施形態において、1種以上のさらなる微生物は、組成物が植物成長培地(例えば、土壌)に導入されるとき、空中窒素を固定し、リン酸塩を可溶化し、1種以上の植物病原性有害生物を制御し、ストレス耐性を高め、及び/又は植物成長/収量を向上させるのに有効な量/濃度で存在する。
ある実施形態において、1種以上のさらなる微生物は、組成物が植物又は植物部位に適用されるとき、空中窒素を固定し、リン酸塩を可溶化し、1種以上の植物病原性有害生物を制御し、ストレス耐性を高め、及び/又は植物成長/収量を向上させるのに有効な量/濃度で存在する。
ある実施形態において、1種以上のさらなる微生物は、組成物のグラム及び/又はミリリットル当たり約1x10〜約1x1012のコロニー形成単位(CFU)の範囲の量で存在する。ある実施形態によれば、組成物は、組成物のグラム及び/又はミリリットル当たり約1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、1x1012CFU以上の1種以上のさらなる微生物(例えば、約1x10〜約1xo10CFU/gのバシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)TJ1000(1BEとしても既知、単離物ATCC BAA−390)、BRADY、メタリジウム・アニソプリアエ(Metarhizium anisopliae)F52、PENI、トリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens)Gl−3、及び/又はエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)O82KB8)を含む。ある実施形態において、本開示の組成物は、組成物のグラム及び/又はミリリットル当たり少なくとも1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、1x1012CFUの1種以上のさらなる微生物を含む。
ある実施形態において、1種以上のさらなる微生物からの胞子は、組成物の約0.1〜約90%(重量基準)を構成する。ある実施形態によれば、組成物は、約0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1、1.25、1.5、1.75、2、2.25、2.5、2.75、3、3.25、3.5、3.75、4、4.25、4.5、4.75、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95%以上(重量基準)の、1種以上のさらなる微生物からの微生物胞子(例えば、約10%バシラス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)TJ1000、メタリジウム・アニソプリアエ(Metarhizium anisopliae)F52、ペニシリウム・ビライアエ(Penicillium bilaiae)ATCC 20851、ペニシリウム・ビライアエ(Penicillium bilaiae)RS7B−SD1及び/又はトリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens)Gl−3胞子)を含む。ある実施形態において、1種以上のさらなる微生物からの微生物胞子の量/濃度は、組成物の約1〜約25%、約5%〜約20%、約5%〜約15%、約5%〜約10%、又は約8〜約12%(重量基準)である。
本開示の組成物中のさらなる微生物は、栄養細胞及び/又は休眠胞子を含み得ることを理解するべきである。ある実施形態によれば、少なくとも1、5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、96、97、98、99%以上のさらなる微生物が、栄養細胞として本開示の組成物中に存在する。ある実施形態によれば、少なくとも1、5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、96、97、98、99%以上のさらなる微生物が、胞子として本開示の組成物中に存在する。
本開示の組成物は、限定はされないが、細菌抽出物、真菌抽出物、及びそれらの組合せを含む任意の好適な微生物抽出物を含み得る。ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上のジアゾ栄養生物、リン溶解菌及び/又はバイオ殺有害生物剤を含む、1種以上の培地の抽出物を含む。ある実施形態において、本開示の組成物は、微生物株の1種以上を含む、培地の抽出物を含む。
殺虫剤のIRACグループ分け
エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)と組合せて使用される殺虫剤は、IRAC(Insecticide Resistance Action Committee)作用モード分類(http://www.irac−online.org/modes−of−action/)により記載又は分類され得る。一般に、IRAC分類の一部である任意の殺虫剤が、本明細書に開示した組成物及び方法に使用することができる。
エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)と組合せて使用される物質は、以下を含むIRACカテゴリー又はグループ分けの1つ以上に由来し得る:
1)A)カルバメート;及びB)有機リンを含むアセチルコリンエステラーゼ(ACHE)阻害剤。
カルバメートの例としては、アラニカルブ、アルジカルブ、ベンジオカルブ、ベンフラカルブ、ブトカルボキシム、ブトキシカルボキシム、カルバリル、カルボフラン、カルボスルファン、エチオフェンカルブ、フェノブカルブ、ホルメタネート、フラチオカルブ、イソプロカルブ、メチオカルブ、メトミル、メトルカルブ、オキサミル、ピリミカルブ、プロポキスル、チオジカルブ、チオファノックス、トリアザメート、トリメタカルブ、XMC及びキシリルカルブが挙げられる。
有機リンの例としては、アセフェート、アザメチホス、アジンホス−エチル、アジンホス−メチル、カドサフォス、クロルエトキシフォス、クロルフェンビンホス、クロルメホス、クロルピリホス、クロルピリホス−メチル、クマホス、シアノホス、デメトン−S−メチル、ダイアジノン、ジクロルフォスホス/DDVP、ジクロトフォス、ジメトエート、ジメチルビンフォス、ジスルホトン、EPN、エチオン、エトプロホス、ファンフル、フェナミホス、フェニトロチオン、フェンチオン、フォスチアザート、ヘプテノホス、イソフェンホス、イソキサチオン、マラチオン、メカルバム、メタミドホス、メチダチオン、メビンホス、モノクロトフォス、ナレド、オメトエート、オキシデメトン−メチル、パラチオン、パラチオン−メチル、フェントエート、フォサロン、ホレート、ホスメット、ホスファミドン、フォキシム、プロフェノホス、プロペタンフォス、プロチオホス、ピラクロフォス、ピリダフェンチオン、キナルホス、スルホテップ、テブピリムフォス、テメフォス、テルブフォス、テトラクロルビンフォス、チオメトン、トリアゾフォス、トリクロルホン、バミドチオン、ピリミフォス−メチルイミシアホス及びイソプロピルO−(メトキシアミノチオホスホリル)サリチレートが挙げられる。
2)A)シクロジエン有機塩素;及びB)フェニルピラゾール(フィプロル)を含むGABAゲート型クロライドチャネル遮断薬。シクロジエン有機塩素の例には、クロルダン及びエンドスルファンが含まれる。フェニルピラゾールの例には、エチプロール及びフィプロニルが含まれる。
3)A)ピレスロイド、ピレトリンを含むナトリウムチャネル調節因子;及びB)DDT、メトキシクロル。
ピレスロイド及びピレトリンの例には、アクリナトリン、アレスリン、d−シス−トランス−アレスリン、d−トランスアレスリン、ビフェントリン、ビオアレスリン、ビオアレスリン、S−シクロペンテニル、ビオレスメトリン、シクロプロトリン、シフルトリン、β−シフルトリン、シハロトリン、λ−シハロトリン、γ−シハロトリン、シペルメトリン、α−シペルメトリン、β−シペルメトリン、θ−シペルメトリン、ζ−シペルメトリン、シフェノトリン[(1R)−トランス−異性体]、デルタメトリン、エンペントリン[(EZ)−(1R)−異性体]、エスフェンバレレート、エトフェンプロクス、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フルシトリネート、フルメトリン、τ−フルバリネート、カダトリン、ピレトリン(ピレトラム)、ハルフェンプロックス、フェノトリン[(1R)−トランス−異性体]、プラレトリン、レスメトリン、シラフルオフェン、テフルトリン、テトラメトリン、テトラメトリン[(1R)−異性体]、トラロメトリン、トランスフルトリン、ペルメトリンが含まれる。DDT及びメトキシクロルの例には、DDT及びメトキシクロルが含まれる。
4)A)ネオニコチノイド;B)ニコチン;C)スルホキシイミン;D)ブテノリド;及びE)メソイオンを含むニコチン性アセチルコリン受容体(NACHR)競合的モジュレーター。
ネオニコチノイドの例には、アセタミプリド、クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド、ニテンピラム、チアクロプリド及びチアメトキサムが含まれる。ニコチンの例には、ニコチンが含まれる。スルホキシイミンの例には、スルホキサフロールが含まれる。ブテノリドの例には、フルピラジフロンが含まれる。メソイオンの例には、トリフルメゾピリムが含まれる。
5)A)スピノシンを含むニコチン性アセチルコリン受容体(NACHR)アロステリックモジュレーター。スピノシンの例には、スピネトラム及びスピノサドが含まれる。
6)A)アベルメクチン、ミルベマイシンを含む、グルタミン酸依存性クロライドチャネル(GLUCL)アロステリックモジュレーター。アベルメクチン及びミルベマイシンの例には、アバメクチン、エマメクチン安息香酸塩、レピメクチン及びミルベメクチンが含まれる。
7)A)幼若ホルモン類似体;B)フェノキシカルブ;及びC)ピリプロキシフェンを含む幼若ホルモン模倣物。幼若ホルモン類似体の例には、ハイドロプレン、キノプレン及びメトプレンが含まれる。フェノキシカルブの例には、フェノキシカルブが含まれる。ピリプロキシフェンの例には、ピリプロキシフェンが含まれる。
8)A)ハロゲン化アルキル;B)クロロピクリン;C)フッ化物;D)ホウ酸塩;E)吐酒石;及びF)イソチオシアン酸メチル発生剤を含む様々な非特異的(マルチサイト)阻害剤。
ハロゲン化アルキルの例には、臭化メチル及び他のハロゲン化アルキルが含まれる。クロロピクリンの例には、クロロピクリンが含まれる。フッ化物の例には、氷晶石、フッ化スルフリルが含まれる。ホウ酸塩の例には、ホウ砂、ホウ酸、八ホウ酸二ナトリウム、ホウ酸ナトリウム及びメタホウ酸ナトリウムが含まれる。吐酒石の例には、吐酒石が含まれる。イソチオシアン酸メチル発生剤の例には、ダゾメット及びメタムが含まれる。
9)A)ピリジンアゾメチン誘導体を含む脈絡膜器官TRPVチャネル調節因子。ピリジンアゾメチン誘導体の例には、ピメトロジン及びピリフルキナゾンが含まれる。
10)A)クロフェンテジン、ジフロビダジン、ヘキシチアゾックス;及びB)エトキサゾールを含むダニ成長阻害剤。
11)A)バシラス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)及びそれらが産生する殺虫性タンパク質;並びにB)並びにバシラス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)を含む昆虫中腸膜の微生物破壊物質。
12)A)ジアフェンチウロン;B)有機スズダニ駆除剤(例えば、アゾシクロスズ、シヘキサチン、酸化フェンブタチン);C)プロパルガイト;及びD)テトラジフォンを含むミトコンドリアATPシンターゼの阻害剤。
13)A)クロルフェナピル、DNOC及びスルフルアミドを含む、タンパク質勾配の破壊による酸化的リン酸化の脱共役剤。
14)ベンスルタップ、カルタップ塩酸塩、チオシクラム及びチオスルタップナトリウムのようなネレイストキシン類似体を含むニコチン性アセチルコリン受容体(NACHR)チャネル遮断薬。
15)A)ベンゾイル尿素を含むキチン生合成の阻害剤、タイプ0。ベンゾイル尿素の例には、ビストリフルロン、クロルフルアズロン、ジフルベンズロン、フルシクロキズロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロン、ノビフルムロン、テフルベンズロン及びトリフルムロンが含まれる。
16)ブプロフェジンを含む、キチン生合成の阻害剤、タイプ1。
17)A)シロマジンを含む脱皮撹乱物質、ジプテラン。
18)A)ジアシルヒドラジンを含むエクジソン受容体アゴニスト。ジアシルヒドラジンの例には、クロマフェノジド、ハロフェノジド、メトキシフェノジド及びテブフェノジドが含まれる。
19)A)アミトラズを含むオクトパミン受容体アゴニスト。
20)A)ヒドラメチルノン;B)アセキノシル;C)フルアクリピリム;及びD)ビフェナゼートを含むミトコンドリア複合体III電子輸送阻害剤。
21)A)meti殺ダニ剤及び殺虫剤;並びにB)ロテノンを含むミトコンドリア複合体III電子輸送阻害剤。meti殺ダニ剤及び殺虫剤の例には、フェナザキン、フェンピロキシメート、ピリミジフェン、ピリダベン、テブフェンピラド及びトルフェンピラドが含まれる。
22)A)オキサジアジン(例えば、インドキサカルブ);及びB)セミカルバゾン(例えば、メタフルミゾン)を含む電圧依存性ナトリウムチャネル遮断薬。
23)A)テトロン及びテトラミン酸誘導体を含む、アセチルCoAカルボキシラーゼの阻害剤。例には、スピロジクロフェン、スピロメシフェン及びスピロテトラマットが含まれる。
24)A)リン化物;及びB)シアン化物を含むミトコンドリア複合体IV電子輸送阻害剤。リン化物の例には、リン化アルミニウム、リン化カルシウム、ホスフィン及びリン化亜鉛が含まれる。シアン化物の例には、シアン化カルシウム、シアン化カリウム及びシアン化ナトリウムが含まれる。
25)A)β−ケトニトリル誘導体(例えば、シエノピラフェン及びシフルメトフェン);及びB)カルボキサニリド(例えば、ピフルブミド)を含むミトコンドリア複合体II電子輸送阻害剤。
28)A)ジアミドを含むリアノジン受容体モジュレーター。ジアミドの例には、クロラントラニリプロール、シアントラニリプロール及びフルベンジアミドが含まれる。
29)A)フロニカミドを含む脊索器官の調節因子−未定義の標的部位。
UN)A)アザジラクチン;B)ベンゾキシメート;C)ブロモプロピレート;D)チノメチオナト;E)ジコフォール;F)GS−ω/κ HXTX−Hv1aペプチド;G)石灰硫黄;H)ピリダリル;及びI)硫黄を含む、未知の又は不明確なMOAの化合物。
ある例において、IRACグループの1つ以上、又はIRACグループに含まれる個々の殺虫剤の1つ以上は、特許請求される組成物及び/又は方法から除外され得る。
使用できる殺虫剤の例としては:アロサミジン及びチューリンゲンシンなどの抗菌性殺虫剤;スピノサド、スピネトラム、及び他のスピノシン(21−ブテニルスピノシン及びそれらの誘導体を含む)などの大環状ラクトン殺虫剤;アバメクチン、ドラメクチン、エマメクチン、エプリノメクチン、イベルメクチン及びセラメクチンなどのアベルメクチン殺虫剤;レピメクチン、ミルベメクチン、ミルベマイシンオキシム及びモキシデクチンなどのミルベマイシン殺虫剤;ヒ酸カルシウム、アセト亜ヒ酸銅、ヒ酸銅、ヒ酸鉛、亜ヒ酸カリウム及び亜ヒ酸ナトリウムなどのヒ素殺虫剤;他の生物学的殺虫剤、Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1A.105、Cry2Ab2、Cry3A、mir Cry3A、Cry3Bb1、Cry34、Cry35、及びVIP3Aなどの植物導入保護殺虫剤(plant incorporated protectant insecticid);アナバシン、アザジラクチン、d−リモネン、ニコチン、ピレトリン、シネリン、シネリンI、シネリンII、ジャスモリンI、ジャスモリンII、ピレトリンI、ピレトリンII、クアシア、ロテノン、リアニア及びサバジラなどの植物学的殺虫剤;ベンジオカルブ及びカルバリルなどのカルバメート殺虫剤;ベンフラカルブ、カルボフラン、カルボスルファン、デカルボフラン及びフラチオカルブなどのベンゾフラニルメチルカルバメート殺虫剤;ジメチルカルバメート殺虫剤ジミタン、ジメチラン、ハイキンカルブ及びピリミカルブ;アラニカルブ、アルジカルブ、アルドキシカルブ、ブトカルボキシム、ブトキシカルボキシム、メトミル、ニトリラカルブ、オキサミル、タジムカルブ、チオカルボキシム、チオジカルブ及びチオファノックスなどのオキシムカルバメート殺虫剤;アリキシカルブ、アミノカルブ、ブフェンカルブ、ブタカルブ、カルバノレート、クレオトカルブ(cloethocarb)、ジクレシル、ジオキサカルブ、EMPC、エチオフェンカルブ、フェネタカルブ、フェノブカルブ、イソプロカルブ、メチオカルブ、メトルカルブ、メキサカルベート、プロマシル、プロメカルブ、プロポキスル、トリメタカルブ、XMC及びキシリルカルブなどのフェニルメチルカルバメート殺虫剤;ジネックス、ジノプロップ、ジノサム及びDNOCのジニトロフェノール殺虫剤;;バリウムヘキサフルオロシリケート、氷晶石、フッ化ナトリウム、ナトリウムヘキサフルオロシリケート及びスルフラミドなどのフッ素系殺虫剤;アミトラズ、クロルジメホルム、ホルメタナート及びホルムパラナートなどのホルムアミジン系殺虫剤;アクリロニトリル、二硫化炭素、四塩化炭素、クロロホルム、クロロピクリン、パラジクロロベンゼン、1,2−ジクロロプロパン、ギ酸エチル、二臭化エチレン、二塩化エチレン、エチレンオキシド、シアン化水素、ヨードメタン、臭化メチル、メチルクロロホルム、塩化メチレン、ナフタレン、ホスフィン、フッ化スルフリル及びテトラクロロエタンなどの燻蒸殺虫剤;ホウ砂、カルシウムポリスルフィド、オレイン酸銅、塩化第一水銀、チオシアン酸カリウム及びチオシアン酸ナトリウムなどの無機殺虫剤;ビストリフルロン、ブプロフェジン、クロルフルアズロン、シロマジン、ジフルベンズロン、フルシクロクスロン、フルフェノクスロン、ヘキサフルムロン、ルフェヌロン、ノバルロン、ノビフルムロン、ペンフルロン、テフルベンズロン及びトリフルムロンなどのキチン合成阻害剤;エポフェノナン、フェノキシカルブ、ハイドロプレン、キノプレン、メトプレン、ピリプロキシフェン及びトリプレンなどの幼若ホルモン模倣体;幼若ホルモンI、幼若ホルモンII及び幼若ホルモンIIIなどの幼若ホルモン;クロマフェノジド、ハロフェノジド、メトキシフェノジド及びテブフェノジドテブフェノジドなどの脱皮ホルモンアゴニスト;α−エクジソン及びエクジステロンなどの脱皮ホルモン;ジオフェノランなどの脱皮阻害剤;プレコセンI、プレコセンII及びプレコセンIIIなどのプレコセン類;ジシクラニルなどの未分類の昆虫成長調節剤;ベンスルタップ、カルタップ、チオシクラム及びチオスルタップなどのネライストキシン類似殺虫剤;フロニカミドなどのニコチノイド系殺虫剤;クロチアニジン、ジノテフラン、イミダクロプリド及びチアメトキサムなどのニトログアニジン系殺虫剤;ニテンピラム及びニチアジンなどのニトロメチレン系殺虫剤;アセタミプリド、イミダクロプリド、ニテンプラム及びチアクロプリドなどのピリジルメチルアミン系殺虫剤;ブロモ−DDT、カンフェクロル、DDT、pp’−DDT、エチル−DDD、HCH、γ−HCH、リンデン、メトキシクロル、ペンタクロロフェノール及びTDEなどの有機塩素系殺虫剤;アルドリン、ブロモシクレン、クロルビシクレン(chlorbicyclen)、クロルデン、クロルデコン、ディルドリン、ジロル(dilor)、エンドスルファン、エンドリン、HEOD、ヘプタクロル、HHDN、イソベンザン、イソドリン、ケレバン及びマイレックスなどのシクロジエン殺虫剤;ブロムフェンビンホス、クロルフェンビンホス、クロトキシホス、ジクロルボス、ジクロトホス、ジメチルビンホス、ホスピラート、ヘプテノホス、メトクロトホス(methocrotophos)、メビンホス、モノクロトホス、ナレド、ナフタロホス、ホスファミドン、プロパホス、TEPP及びテトラクロルビンホスなどの有機リン系殺虫剤;ジオキサベンゾホス、ホスメチラン(fosmethilan)及びフェントエートなどの有機チオホスフェート系殺虫剤;アセチオン(acethion)、アミトン、カズサホス、クロルエトキシホス、クロルメホス、デメフィオン、デメフィオン−O、デメフィオン−S、デメトン、デメトン−O、デメトン−S、デメトン−メチル、デメトン−O−メチル、デメトン−S−メチル、デメトン−S−メチルスルホン、ジスルホトン、エチオン、エトプロホス、IPSP、イソチオエート、マラチオン、メタクリホス、オキシデメトン−メチル、オキシデプロホス、オキシジスルホトン、ホレート、スルホテップ、テルブホス及びチオメトンなどの脂肪族有機チオホスフェート系殺虫剤;アミジチオン、シアントエート、ジメトエート、エトエート−メチル、ホルモチオン、メカルバム、オメトエート、プロトエート、ソファミド及びバミドチオンなどの脂肪族アミド有機チオホスフェート系殺虫剤;クロルホキシム、ホキシム及びホキシム−メチルなどのオキシム有機チオホスフェート系殺虫剤;アザメチホス、クマホス、クミトエート、ジオキサチオン、エンドチオン、メナゾン、モルホチオン、ホサロン、ピラクロホス、ピリダフェンチオン及びキノチオンなどの複素環式有機チオホスフェート系殺虫剤;ジチクロホス及びチクロホスなどのベンゾチオピラン有機チオホスフェート系殺虫剤;アジンホス−エチル及びアジンホス−メチルなどのベンゾトリアジン有機チオホスフェート系殺虫剤;ジアリホス及びホスメットなどのイソインドール有機チオホスフェート系殺虫剤;イソキサチオン及びゾラプロホスなどのイソオキサゾール有機チオホスフェート系殺虫剤;クロルプラゾホス及びピラゾホスなどのピラゾロピリミジン有機チオホスフェート系殺虫剤;クロルピリホス及びクロルピリホス−メチルなどのピリジン有機チオホスフェート系殺虫剤;ブタチオホス、ジアジノン、エトリムホス、リリムホス、ピリミホス−エチル、ピリミホス−メチル、プリミドホス、ピリミタート及びテブピリムホスなどのピリミジン有機チオホスフェート系殺虫剤;キナルホス及びキナルホス−メチルなどのキノキサリン有機チオホスフェート系殺虫剤;アチダチオン、リチダチオン、メチダチオン及びプロチダチオンなどのチアジアゾール有機チオホスフェート系殺虫剤;イサゾホス及びトリアゾホスなどのトリアゾール有機チオホスフェート系殺虫剤;アゾトエート、ブロモホス、ブロモホス−エチル、カルボフェノチオン、クロルチオホス、シアノホス、サイチオアート、ジカプトン、ジクロフェンチオン、エタホス、ファムフール、フェンクロルホス、フェニトロチオン フェンスルホチオン、フェンチオン、フェンチオン−エチル、ヘテロホス、ヨードフェンホス、メスルフェンホス、パラチオン、パラチオン−メチル、フェンカプトン、ホスニクロル、プロフェノホス、プロチオホス、スルプロホス、テメホス、トリクロルメタホス−3及びトリフェノホスなどのフェニル有機チオホスフェート系殺虫剤;ブトナート及びトリクロルホンなどのホスホネート系殺虫剤;メカルホンなどのホスホノチオエート系殺虫剤;ホノホス及びトリクロロナトなどのフェニルエチルホスホノチオエート系殺虫剤;シアノフェンホス、EPN及びレプトホスなどのフェニルフェニルホスホノチオエート系殺虫剤;クルホメート、フェナミホス、ホスチエタン、イミシアホス、メホスホラン、ホスホラン及びピリメタホスなどのホスホルアミデート系殺虫剤;アセフェート、イソカルボホス、イソフェンホス、メタミドホス及びプロペタムホスなどのホスホルアミドチオエート系殺虫剤;ジメホックス、マジドックス、ミパホックス及びシュラーダンなどのホスホロジアミド系殺虫剤;インドキサカルブなどのオキサジアジン系殺虫剤;ジアリホス、ホスメット及びテトラメトリンなどのフタルイミド系殺虫剤;アセトプロール、エチプロール、フィプロニル、ピラフルプロール、ピリプロール、テブフェンピラド、トルフェンピラド及びバニリプロールなどのピラゾール系殺虫剤;アクリナトリン、アレスリン、ビオアレスリン、バルスリン、ビフェントリン、ビオエタノメトリン、シクレトリン、シクロプロトリン、シフルトリン、β−シフルトリン、シハロトリン、γ−シハロトリン、λ−シハロトリン、シペルメトリン、α−シペルメトリン、β−シペルメトリン、θ−シペルメトリン、ζ−シペルメトリン、シフェノトリン、デルタメトリン、ジメフルトリン、ジメトリン、エムペントリン、フェンフルトリン、フェンピリトリン、フェンプロパトリン、フェンバレレート、エスフェンバレレート、フルシトリネート、フルバリネート、τ−フルバリネート、フレトリン、イミプロトリン、メトフルトリン、ペルメトリン、ビオペルメトリン、トランスペルメトリン、フェノトリン、プラレトリン、プロフルトリン、ピレスメトリン、レスメトリン、ビオペルメトリン、シスメトリン、テフルトリン、テラレトリン、テトラメトリン、トラロメトリン及びトランスフルトリンなどのピレスロイドエステル系殺虫剤;エトフェンプロックス、フルフェンプロックス、ハルフェンプロックス、プロトリフェンビュート及びシラフルオフェンなどのピレスロイドエーテル系殺虫剤;フルフェネリム及びピリミジフェンなどのピリミジンアミン系殺虫剤;クロルフェナピルなどのピロール系殺虫剤;スピロジクロフェン、スピロメシフェン及びスピロテトラマトなどのテトロン酸系殺虫剤;ジアフェンチウロンなどのチオ尿素系殺虫剤;フルコフロン及びスルコフロンなどの尿素系殺虫剤;並びにAKD−3088、クロラントラニリプロール、クロサンテル、クロタミトン、シフルメトフェン、E2Y45、EXD、フェナザフロール、フェナザキン、フェノキサクリム、フェンピロキシメート、FKI−1033、フルベンジアミド、HGW86、ヒドラメチルノン、IKI−2002、イソプロチオラン、マロノベン、メタフルミゾン、メトキサジアゾン、ニフルリジド、NNI−9850、NNI−0101、ピメトロジン、ピリダベン、ピリダリル、ピリフルキナゾン、キューサイド(Qcide)、ラホキサニド、リナキシピル(商標)、SYJ−159、トリアラテン及びトリアザメートなどの未分類の殺虫剤;並びにこれらの任意の組合せが挙げられる。ある例において、この段落における1種以上の殺虫剤は、特許請求される組成物及び/又は方法から除外され得る。
昆虫
一般に、本明細書に開示した組成物及び方法は、鞘翅目、双翅目、膜翅目、鱗翅目、直翅目及び総翅目のメンバーである昆虫を含む、任意のタイプの昆虫に対して活性であり得る。ある例において、エルシニア(Yersinia)及び/又はエルシニア(Yersinia)と1種以上の特定の化学殺虫剤との組合せは、これらの目の1つ以上における昆虫に対して有効ではない可能性がある。
ある例において、エルシニア(Yersinia)及び/又はエルシニア(Yersinia)と1種以上の特定の化学殺虫剤との組み合わせは、ネッタイシマカ(Aedes mosquito)、コットンリーフホッパー(cotton leafhopper)、ハマダラカ(Anopheline mosquito)、メロン/ワタアブラムシ、タバココナジラミ、ニカメイガ(rice stem borer)、トコジラミ(bed bug)、ゴキブリ、イエカ、コドリンガ、ミカンキジラミ(Asian citrus psyllid)、サトウキビ害虫(sugarcane borers)、グリーン・ベリー・スティンク・バッグ(green−belly stink bug)、カメムシ(stink bug)、ミカンキイロアザミウマ、ツェツェバエ、オオタバコガ(cotton bollworm)、コーンイヤーワーム、オオタバコガ、コロラドハムシ、ナスノメイガ(eggplantfruit borer)、マメハモグリバエ(American serpentine leafminer)、ヨーロピアン・グレープヴァイン・モス(European grapevine moth)、アフリカン・カウピー・トリップ(African cowpea thrip)、ケシキスイムシ(pollen beatle)、イエバエ、モモアカアブラムシ、レタスヒゲナガアブラムシ(currant−lettuce aphid)、トビイロウンカ(brown plant hopper)、ヨーロッパアワノメイガ(European corn borer)、リンゴハダニ(European red mite)、コナガ、キャベツ茎ノミハムシ(cabbage stem flea beetle)、バードチェリーエンバクアブラムシ(birdcherry−oat aphid)、スナバエ、アボカド・トリップ(avocado thrip)、ブユ、イングリッシュグレインアブラムシ(English grain aphid)、ウンカ(white−backed plant hopper)、シロイチモンジョトウ(beet armyworm)、ツマジロクサヨトウ、ハスモンヨトウ(cotton leafworm)、ナミハダニ(twospotted spider mite)、オニオン・トリップ(onion thrip)、オンシツコナジラミ(glasshouse whiteflies)、サシガメ、コクヌストモドキ(red flour beetle)、トマトキバガ(tomato leafminer)、キャベツルーパー、タマナヤガ、グラスホッパー(grasshopper)、バッタ、蟻、及びその他を含む昆虫に対して有効であり得る。このリストは、本明細書に開示した組成物及び方法により影響を受け得る昆虫を包括することを意図するものではない。
ある例において、エルシニア(Yersinia)及び/又はエルシニア(Yersinia)と1種以上の特定の化学殺虫剤との組合せは、ネッタイシマカ(Aedes mosquito)、コットンリーフホッパー(cotton leafhopper)、ハマダラカ(Anopheline mosquito)、メロン/ワタアブラムシ、タバココナジラミ、ニカメイガ(rice stem borer)、トコジラミ(bed bug)、ゴキブリ、イエカ、コドリンガ、(Asian citrus psyllid)、サトウキビ害虫(sugarcane borers)、グリーン・ベリー・スティンク・バッグ(green−belly stink bug)、カメムシ(stink bug)、ミカンキイロアザミウマ、ツェツェバエ、オオタバコガ(cotton bollworm)、コーンイヤーワーム、オオタバコガ、コロラドハムシ、ナスノメイガ(eggplantfruit borer)、マメハモグリバエ(American serpentine leafminer)、ヨーロピアン・グレープヴァイン・モス(European grapevine moth)、アフリカン・カウピー・トリップ(African cowpea thrip)、ケシキスイムシ(pollen beatle)、イエバエ、モモアカアブラムシ、レタスヒゲナガアブラムシ(currant−lettuce aphid)、トビイロウンカ(brown plant hopper)、ヨーロッパアワノメイガ(European corn borer)、リンゴハダニ(European red mite)、コナガ、キャベツ茎ノミハムシ(cabbage stem flea beetle)、バードチェリーエンバクアブラムシ(birdcherry−oat aphid)、スナバエ、アボカド・トリップ(avocado thrip)、ブユ、イングリッシュグレインアブラムシ(English grain aphid)、ウンカ(white−backed plant hopper)、シロイチモンジョトウ(beet armyworm)、ツマジロクサヨトウ、ハスモンヨトウ(cotton leafworm)、ナミハダニ(twospotted spider mite)、オニオン・トリップ(onion thrip)、オンシツコナジラミ(glasshouse whiteflies)サシガメ、コクヌストモドキ(red flour beetle)、トマトキバガ(tomato leafminer)、キャベツルーパー、タマナヤガ、グラスホッパー(grasshopper)、バッタ、蟻、及びその他を含む1種以上昆虫に対して有効ではない可能性がある。したがって、これらの昆虫の1種以上は、特許請求された組成物及び/又は方法から除外され得る。
ある例において、エルシニア(Yersinia)及び/又はエルシニア(Yersinia)と1種以上の特定の化学殺虫剤との組合せは、咀嚼有害生物(chewing pest)を含む昆虫に対して有効であり得、咀嚼有害生物の例としては:1)鱗翅目−コドリンガ、サトウキビ害虫(sugarcane borers)、オオタバコガ(cotton bollworm)、コーンイヤーワーム、オオタバコガ、ナスノメイガ(eggplantfruit borer)、ヨーロピアン・グレープヴァイン・モス(European grapevine moth)、ヨーロッパアワノメイガ(European corn borer)、コナガ、シロイチモンジョトウ(beet armyworm)、ツマジロクサヨトウ、ハスモンヨトウ(cotton leafworm)、キャベツルーパー、タマナヤガ、アグロティス属(Agrotis spp.)、タマナヤガ、ヨトウムシ、ヘリコベルパ属(Helicoverpa spp.)、アメリカタバコガ(tomato fruitworm)、ヘリオシス属(Heliothis spp.)、コウモリガ、ストロベリー・ルート・ワーム(strawberry root worm)、エジプトヨトウ(Egyptian cotton leafworm)、アワヨトウの幼虫、ベルベットビーン・キャタピラー(velvetbean caterpillar)、サウスウェスタン・コーン・ボーラー(southwestern corn borer)、ソイビーン・ルーパー(soybean looper)、サザン・アーミー・ワーム(southern armyworm)及びグリーン・クローバーワーム(green cloverworm);2)鞘翅目−ニカメイガ(rice stem borer)、コロラドハムシ、ポーレン・ビートル(pollen beetle)、キャベツ茎ノミハムシ(cabbage stem flea beetle)、コクヌストモドキ(red flour beetle)、アオナガタマムシ(emerald ash borer)、ハリガネムシ、ツヤハダゴマダラカミキリ(Asian longhorn beetle)、ブラック・ターフグラス・アテニウス(black turfgrass ataenius)、ビーン・リーフ・ビートル(bean leaf beetle)、プラム・クルクリオ(plum curculio)、ペカン・ウィービル(pecan weevil)、バンデッド・キューカンバー・ビートル(banded cucumber beetle)、ウェスタン・スポッテド・キューカンバー・ビートル(western spotted cucumber beetle)、コーン・ルートワーム(corn rootworm)、セマダラコガネ(oriental beetle)、アニュアル・ブルーグラス・ウィービル(annual bluegrass weevil)、メロノンタ(melonontha)、キンケクチブトゾウムシ(black vine weevil)、ガーデン・チェーファー(garden chafer)、ホワイトグラブ(white grub)、フリービートル(flea beetle)、ジャパニーズ・ビートル・グラブ(Japanese beetle grub)、ビバーナム・リーフ・ビートル(viburnum leaf beetle)、クリプトメリア・バーク・ビートル(cryptomeria bark beetle)、ゾウムシ、ピー・ウィービル(pea weevil)、スカラブ・グラブ(scarab grub)、シバオサゾウムシ(bluegrass billbug)、ストロファソマ・ウィービル(strophasoma weevil)、ヒラタコクヌストモドキ(confused flour beetle)、アンブロシア・ビートル(ambrosia beetle)及びツチハンミョウ(blister beetle);3)直翅目−グラスホッパー(grasshopper)、バッタ及びコオロギ;4)双翅目−ネッタイシマカ(Aedes mosquito)、ハマダラカ(Anopheline mosquito)、イエカ、ツェツェバエ、アメリカン・サーペンタイン・リーフマイナー(American serpentine leafminer)、イイエバエ、サシチョウバエ、ブユ、トマトキバガ(tomato leafminer)、蚊、キノコバエ、ハナバエ、タマネギバエ(onion maggot)、キャベツハナバエ(cabbage root maggot)、ミギワバエ(shore fly)、ガガンボ及びレザー・ジャケット(leatherjacket);5)膜翅目−蟻及びススメバチ;6)ゴキブリ類(Blattodea)−チャバネゴキブリ(German cockroach)、コバネゴキブリ(oriental cockroach)、ワモンゴキブリ(American cockroach)及びシロアリが挙げられる。
ある例において、エルシニア(Yersinia)及び/又はエルシニア(Yersinia)と1種以上の特定の化学殺虫剤との組合せは、騒音を出す(rasping)有害生物を含む昆虫に対して有効であり得、騒音を出す有害生物の例としては:1)総翅目−ミカンキイロアザミウマ、アフリカン・カウピー・トリップ(African cowpea thrip)、アボカド・トリップ(avocado thrip)、オニオン・トリップ(onion thrip)、プリベット・トリップ(privet thrip)、イースタン・フラワー・トリップ(eastern flower thrip)及びチリ・トリップ(chili thrip)が挙げられる。
ある例において、エルシニア(Yersinia)及び/又はエルシニア(Yersinia)と1種以上の特定の化学殺虫剤との組合せは、吸汁有害生物(sucking pest)を含む昆虫に対して有効であり得、吸汁有害生物の例としては:1)半翅目−コットンリーフホッパー(cotton leafhopper)、メロン/ワタアブラムシ、タバココナジラミ、トコジラミ(bed bug)、ミカンキジラミ(Asian citrus psyllid)、グリーン・ベリー・スティンク・バッグ(green−belly stink bug)、カメムシ(stink bug)、モモアカアブラムシ、レタスヒゲナガアブラムシ(currant−lettuce aphid)、トビイロウンカ(brown plant hopper)、バードチェリーエンバクアブラムシ(birdcherry−oat aphid)、イングリッシュグレインアブラムシ(English grain aphid)、ウンカ(white−backed plant hopper)、オンシツコナジラミ(glasshouse whiteflies)、サシガメ、ルート・アヒッド(root aphid)、ブドウネアブラムシ(grape phylloxera)、クサギカメムシ(brown marmorated stink bug)、リガス(lygus)、バグルダ・バッグ(bagruda bug)、スリー・コーナード・アルファルファ・ホッパー(three cornered alfalfa hopper)、アメリカコバネナガカメムシ(chinch bug)、ポテト・シリド(potato psyllid)、キャベツアブラムシ(cabbage aphid)、グリーン・リーフホッパー(green leafhopper)及びポテト・リーフホッパー(potato leafhopper);2)ダニ目:リンゴハダニ(European red mite)、ナミハダニ(twospotted spider mite)、ラストマイト(rust mite)、ライブストック・ティック(livestock tick)、シカダニ(blacklegged tick)、パシフィック・スパイダー・マイト(pacific spider mite)、バロアダニ(varroa mite)、犬ダニ及びマダニ(lonestar tick)が挙げられる。
ある例において、エルシニア(Yersinia)及び/又はエルシニア(Yersinia)と1種以上の特定の化学殺虫剤との組合せは、ルート・アヒッド、ブドウネアブラムシ、クサギカメムシ、リガス、バグルダ・バッグ、スリー・コーナード・アルファルファ・ホッパー、グリーン・クローバーワーム、アメリカコバネナガカメムシ及びツチハンミョウを含む昆虫に対して有効であり得る。
配合
本開示の組成物は、限定はされないが、葉適合性担体、種子適合性担体及び土壌適合性担体を含む任意の好適な担体を含み得る。適切な担体材料の選択は、意図する用途及び組成物中に存在する微生物に応じて決まる。ある実施形態において、担体材料は、液体、ゲル、スラリー、又は固体の形態で組成物を提供するように選択される。ある実施形態において、担体は、1種以上の安定化化合物から本質的になるか、又はそれからなるであろう。
ある実施形態において、組成物は、1種以上の固体担体を含む。ある実施形態によれば、組成物は、1種以上の粉末(例えば、水和剤)及び/又は顆粒を含む。固体担体の非限定的な例としては、粘土(例えば、アタパルジャイト粘土、モンモリロナイト粘土など)、泥炭ベースの粉末及び顆粒、凍結乾燥粉末、噴霧乾燥粉末、噴霧凍結乾燥粉末、及びそれらの組合せが挙げられる。
ある実施形態において、組成物は、1種以上の液体及び/又はゲル担体を含む。ある実施形態によれば、組成物は、1種以上の非水性溶媒を含む。ある実施形態によれば、組成物は、1種以上の水性溶媒(例えば、水)を含む。ある実施形態によれば、水などの水性溶媒は、乳酸エチル、大豆油脂肪酸メチル/乳酸エチル共溶媒ブレンド(例えば、STEPOSOL(商標)、Stepan)、イソプロパノール、アセトン、1,2−プロパンジオール、n−アルキルピロリドン(例えば、AGSOLEX(商標)湿潤剤;Ashland、Inc.、Covington、KY)、石油系油(例えば、AROMATIC(商標)及びSOLVESSO(商標)流体;ExxonMobil Chemical Company、Spring、TX)、イソパラフィン系炭化水素(hyydrocarbons)(例えば、ISOPAR(商標)流体;ExxonMobil Chemical Company、Spring、TX)、シクロパラフィン系炭化水素(例えば、NAPPAR(商標)6;ExxonMobil Chemical Company、Spring、TX)、石油スピリット(例えば、VARSOL(商標);ExxonMobil Chemical Company、Spring、TX)、及び鉱油(例えば、パラフィン油)などの共溶媒と組み合わされ得る。ある実施形態によれば、組成物は、デカン、ドデカン、ヘキシルエーテル及びノナンなどの1種以上の無機溶媒を含む。ある実施形態によれば、組成物は、アセトン、ジクロロメタン、エタノール、ヘキサン、メタノール、プロパン−2−オール及びトリクロロエチレンなどの1種以上の有機溶媒を含む。液体/ゲル担体の非限定的な例としては、油(例えば、鉱油、オリーブ油、ピーナッツ油、大豆油、ヒマワリ油)、ポリエチレングリコール(例えば、PEG 200、PEG 300、PEG 400など)、プロピレングリコール(例えば、PPG−9、PPG−10、PPG−17、PPG−20、PPG−26など)、エトキシ化アルコール(例えば、TOMADOL(登録商標)(Air Products and Chemicals、Inc.、Allentown、PA)、TERGITOL(商標)15−S界面活性剤、例えば、TERGITOL(商標)15−S−9(The Dow Chemical Company、Midland、MI)など)、イソパラフィン系炭化水素(例えば、ISOPAR(商標)、ISOPAR(商標)L、ISOPAR(商標)M、ISOPAR(商標)V;ExxonMobil Chemical Company、Spring、TX)、ペンタデカン、ポリソルベート(例えばポリソルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート80など)、シリコーン(シロキサン、トリシロキサンなど)及びそれらの組合せが挙げられる。
担体のさらなる例は、BURGES、FORMULATION OF MICROBIAL BIOPESTICIDES:BENEFICIAL MICROORGANISMS、NEMATODES AND SEED TREATMENTS(Springer Science & Business Media)(2012);Inoue & Horikoshi、J.FERMENTATION BIOENG.71(3):194(1991)に見出すことができる。
本開示の組成物は、限定はされないが、マルトデキストリン、単糖、二糖、オリゴ糖、糖アルコール、フミン酸、フルボ酸、麦芽抽出物、泥炭抽出物、ベタイン、プロリン、サルコシン、ペプトン、スキムミルク、酸化制御成分、吸湿性ポリマー及びUV保護剤を含む任意の好適な安定化化合物を含み得る。
ある実施形態において、組成物は、1種以上のマルトデキストリン(例えば、約3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、又は25のデキストロース相当値(DEV)を有する1種以上のマルトデキストリン)を含む。ある実施形態によれば、組成物は、約5〜約6、7、8、9、10、11、12、14、15、16、17、18、19若しくは20、約10〜約11、12、14、15、16、17、18、19若しくは20、又は約15〜約16、17、18、19若しくは20のDEVを有する1種以上のマルトデキストリンを含む。ある実施形態によれば、組成物は、約5〜約6、7、8、9、10、11、12、14、15、16、17、18、19若しくは20、約10〜約11、12、14、15、16、17、18、19若しくは20、又は約15〜約16、17、18、19若しくは20のDEVを有するマルトデキストリンの組合せを含む。マルトデキストリンの非限定的な例としては、MALTRIN(登録商標)M040(DEV=5;分子量=3600;Grain Processing Corporation,Muscatine,IA)、MALTRIN(登録商標)M100(DEV=10;分子量=1800;Grain Processing Corporation,Muscatine,IA)、MALTRIN(登録商標)M150(DEV=15;分子量=1200;Grain Processing Corporation,Muscatine,IA)、MALTRIN(登録商標)M180(DEV=18;分子量=1050;Grain Processing Corporation,Muscatine,IA)、MALTRIN(登録商標)M200(DEV=20;分子量=900;Grain Processing Corporation,Muscatine,IA)、MALTRIN(登録商標)M250(DEV=25;分子量=720;Grain Processing Corporation,Muscatine,IA);MALTRIN QD(登録商標)M580(DEV=16.5〜19.9;Grain Processing Corporation,Muscatine,IA);MALTRIN QD(登録商標)M585(DEV=15.0〜19.9;Grain Processing Corporation,Muscatine,IA);MALTRIN QD(登録商標)M600(DEV=20.0〜23.0;Grain Processing Corporation,Muscatine,IA);GLOBE(登録商標)Plus 15 DE(Ingredion Inc.,Westchester,IL);及びそれらの組合せが挙げられる。
ある実施形態において、組成物は、1種以上の単糖(例えば、アロース、アルトロース、アラビノース、フルクトース、ガラクトース、グルコース、グロース、イオドース(iodose)、リキソース、マンノース、リボース、タロース、トレオース及び/又はキシロース)を含む。ある実施形態によれば、組成物は、グルコースを含む。ある実施形態によれば、組成物は、グルコースを含まない。
ある実施形態において、組成物は、1種以上の二糖(例えば、セロビオース、キトビオース、ゲンチオビオース、ゲンチオビウロース、イソマルトース、コージビオース、ラクトース、ラクツロース、ラミナリビオース、マルトース(例えば、マルトース一水和物、無水マルトース)、マルツロース、マンノビオース、メリビオース、メリビウロース、ニゲロース、パラチノース、ルチノース、ルチヌロース(rutinulose)、ソホロース、スクロース、トレハロース、ツラノース及び/又はキシロビオース)を含む。ある実施形態によれば、組成物は、マルトースを含む。ある実施形態によれば、組成物は、マルトースを含まない。ある実施形態によれば、組成物は、トレハロースを含む。ある実施形態によれば、組成物は、トレハロースを含まない。
ある実施形態において、組成物は、1種以上のオリゴ糖(例えば、フルクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、マンノオリゴ糖及び/又はラフィノース)を含む。
ある実施形態において、組成物は、1種以上の糖アルコール(例えば、アラビトール、エリトリトール、フシトール、ガラクチトール、グリセロール、イジトール、イノシトール、イソマルト、ラクチトール、マルチトール、マルトテトライトール、マルトトリイトール、マンニトール、ポリグリシトール、リビトール、ソルビトール、トレイトール、ボレミトール及び/又はキシリトール)を含む。
ある実施形態において、組成物は、1種以上のフミン酸(例えば、1種以上のレオナルダイトフミン酸、褐炭フミン酸、泥炭フミン酸及び水抽出フミン酸)を含む。ある実施形態において、組成物は、フミン酸アンモニウム、フミン酸ホウ素、フミン酸カリウム及び/又はフミン酸ナトリウムを含む。ある実施形態において、フミン酸アンモニウム、フミン酸ホウ素、フミン酸カリウム及びフミン酸ナトリウムのうちの1つ以上が、組成物から除外される。本開示の実施形態に有用であり得るフミン酸の非限定的な例としては、MDL番号MFCD00147177(CAS番号1415−93−6)、MDL番号MFCD00135560(CAS番号68131−04−4)、MDL番号MFCS22495372(CAS番号68514−28−3)、CAS番号93924−35−7及びCAS番号308067−45−0が挙げられる。
ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上のフミン酸(例えば、1種以上のレオナルダイトフミン酸、褐炭フミン酸、泥炭フミン酸及び/又は水抽出フミン酸)を含む。ある実施形態において、組成物は、フミン酸アンモニウム、フミン酸ホウ素、フミン酸カリウム及び/又はフミン酸ナトリウムを含む。ある実施形態において、フミン酸アンモニウム、フミン酸ホウ素、フミン酸カリウム及びフミン酸ナトリウムのうちの1つ以上が、本開示の組成物から除外される。本開示の実施形態に有用であり得るフミン酸の非限定的な例は、MDL番号MFCD09838488(CAS番号479−66−3)を含む。
ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上のベタイン(例えば、トリメチルグリシン)を含む。
ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上のペプトン(例えば、細菌ペプトン、肉ペプトン、乳ペプトン、野菜ペプトン及び/又は酵母ペプトン)を含む。
ある実施形態において、組成物は、1種以上の酸素制御成分(例えば、1種以上の酸化防止剤及び/又は酸素スカベンジャー)を含む。ある実施形態によれば、組成物は、アスコルビン酸、アスコルビン酸塩、カテコール及び/又は炭酸水素ナトリウムなどの1種以上の酸素スカベンジャーを含む。ある実施形態によれば、組成物は、アスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビル、ステアリン酸アスコルビル、アスコルビン酸カルシウム、カロテノイド、リポ酸、フェノール化合物(例えば、フラボノイド、フラボン、フラボノール)、アスコルビン酸カリウム、アスコルビン酸ナトリウム、チオール(例えば、グルタチオン、リポ酸、N−アセチルシステイン)、トコフェロール、トコトリエノール、ユビキノン及び/又は尿酸などの1種以上の酸化防止剤を含む。酸化防止剤の非限定的な例としては、細胞膜に可溶性であるもの(例えば、αトコフェロール(ビタミンE)、パルミチン酸アスコルビル)、及び水に可溶性であるもの(例えば、アスコルビン酸及び異性体又はアスコルビン酸、アスコルビン酸のナトリウム塩若しくはカリウム塩又は異性体又はアスコルビン酸、グルタチオン、グルタチオンのナトリウム塩若しくはカリウム塩)が挙げられる。ある実施形態において、膜可溶性酸化防止剤の使用は、組成物内で酸化防止剤を十分に分散させるために、1種以上の界面活性剤の添加を必要とする。ある実施形態によれば、組成物は、アスコルビン酸及び/又はグルタチオンであるか、それを含む。
ある実施形態において、組成物は、1種以上の吸湿性ポリマー(例えば、吸湿性寒天、アルブミン、アルギネート、カラギーナン、セルロース、ガム(例えば、セルロースガム、グアーガム、アラビアガム、コンブレツムガム(gum combretum)、キサンタンガム)、メチルセルロース、ナイロン、ペクチン、ポリアクリル酸、ポリカプロラクトン、ポリカーボネート、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリエチレンイミン(PEI)、ポリラクチド、ポリメチルアクリレート(PMA)、ポリウレタン、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン(PVP)、プロピレングリコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム及び/又はデンプン)を含む。ポリマーの非限定的な例としては、AGRIMER(商標)ポリマー(例えば、30、AL−10 LC、AL−22、AT/ATF、VA 3E、VA 3l、VA 5E、VA 5l、VA 6、VA 6E、VA 7E、VA 7l、VEMA AN−216、VEMA AN−990、VEMA AN−1200、VEMA AN−1980、VEMA H−815MS;Ashland Specialty Ingredients,Wilmington,DE)、EASYSPERSE(商標)ポリマー(Ashland Specialty Ingredients,Wilmington,DE);DISCO(商標)AGポリマー(例えば、L−250、L−280、L−285、L−286、L−320、L−323、L−517、L−519、L−520、L800;Incotec Inc.,Salinas,CA)、KELZAN(登録商標)ポリマー(Bri−Chem Supply Ltd.,Calgary,Alberta,CA)、SEEDWORX(商標)ポリマー(例えば、Bio 200;Aginnovation,LLC,Walnut Groove,CA)、PRE−HYDRATED(登録商標)TICAXAN(登録商標)Rapid−3PowderのようなTICAXAN(登録商標)キサンタン粉末(TIC Gums,WhiteMarsh,MD)及びそれらの組合せが挙げられる。ポリマーのさらなる例が、Pouci,et al.Am.J.Agric.Biol.Sci.3(1):299(2008)に見られる。
ある実施形態において、組成物は、1種以上のUV保護剤(例えば、1種以上の芳香族アミノ酸(例えば、トリプトファン、チロシン)、カロテノイド、シンナメート、リグノスルホネート(例えば、リグノスルホン酸カルシウム、リグノスルホン酸ナトリウム)、メラニン、マイコスポリン、ポリフェノール及び/又はサリチレート)を含む。UV保護剤の非限定的な例としては、Borregaard LignoTech(商標)リグノスルホネート(例えば、Borresperse 3A、Borresperse CA、Borresperse NA、Marasperse AG、Norlig A、Norlig 11D、Ufoxane 3A、Ultrazine NA、Vanisperse CB;Borregaard Lignotech,Sarpsborg,Norway)及びそれらの組合せが挙げられる。UV保護剤のさらなる例が、Burges,Formulation of Microbial Biopesticides:Beneficial Microorganisms,Nematodes and Seed Treatments(Springer Science & Business Media)(2012)に見られる。
本開示の組成物は、限定はされないが、有機酸(例えば、酢酸、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、タウリンなど)、多量ミネラル(例えば、リン、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、鉄など)、微量元素(例えば、ホウ素、コバルト、塩化物、クロム、銅、フッ化物、ヨウ素、鉄、マンガン、モリブデン、セレン、亜鉛など)、ビタミン、(例えば、ビタミンA、ビタミンB群(すなわち、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB12、コリン)ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、カロテノイド(α−カロテン、β−カロテン、クリプトキサンチン、ルテイン、リコピン、ゼアキサンチンなど)及びそれらの組合せを含む任意の好適な栄養素を含み得る。ある実施形態において、本開示の組成物は、リン、ホウ素、塩素、銅、鉄、マンガン、モリブデン及び/又は亜鉛を含む。
本開示の組成物は、限定はされないが、ブレビコミン、セラルア、コドレルア、キュールア、ディスパールア、ドミニカルア、オイゲノール、フロンタリン、ゴシップルア、グランドルア、ヘキサルア、イプスジエノール、イプセノール、ジャポニルア、ラチトルア(latitlure)、リネアチン、リトルア、ループルア、メドルア、メガトモ酸、メチルオイゲノール、モグチュン(moguchun)、α−マルチストリアチン、ムスカルア、オルフラルア、オリクタルア、オストラモン、レスカルア(rescalure)、シグルア、スルカトール、トリメドルア及び/又はトランクコールを含む、任意の好適な有害生物誘引剤及び/又は摂食刺激物質を含み得る。
本開示の組成物は、グルコノラクトン及び/又はその1種以上の類似体、誘導体、水和物、異性体、ポリマー、塩及び/又は溶媒和物を含み得る。
本開示の組成物は、限定はされないが、分散剤、乾燥剤、凍結防止剤、種子流動化剤、毒性緩和剤、沈降防止剤、pH緩衝液及び接着剤を含む任意の好適な賦形剤を含み得る。
本開示の組成物は、限定はされないが、界面活性剤及び湿潤剤を含む任意の好適な農学的に許容される分散剤を含み得る。適切な分散剤の選択は、意図する用途及び組成物中に存在する微生物に応じて決まる。一般に、分散剤は、組成物中の微生物及び組成物を適用するべき植物部位に対して低い毒性を有する。ある実施形態において、分散剤は、1種以上の土壌を湿らせ、及び/又は乳化するように選択される。分散剤の非限定的な例としては、Atlox(商標)(例えば、4916、4991;Croda International PLC、Edison、NJ)、Atlox METASPERSE(商標)(Croda International PLC,Edison,NJ)、BIO−SOFT(登録商標)(例えば、Nシリーズ、例えば、N1−3、N1−7、N1−5、N1−9、N23−3、N2.3−6.5、N25−3、N25−7、N25−9、N91−2.5、N91−6、N91−8;Stepan Company、Northfield、IL)、MAKON(登録商標)非イオン性界面活性剤(例えば、DA−4、DA−6及びDA−9;Stepan Company、Northfield、IL)、MORWET(登録商標)粉末(Akzo Nobel Surface Chemistry LLC、Chicago、IL)、MULTIWET(商標)界面活性剤(例えば、MO−85P−PW−(AP);Croda International PLC、Edison、NJ)、SILWET(登録商標)L−77(Helena Chemical Company、Collierville、TN)、SPAN(商標)界面活性剤(例えば、20、40、60、65、80及び85;Croda Inc.、Edison NJ)、TAMOL(商標)分散剤(The Dow Chemical Company、Midland、MI)、TERGITOL(商標)界面活性剤(例えば、TMN−6及びTMN−100X;The Dow Chemical Company、Midland、MI)、TERSPERSE界面活性剤(例えば、2001、2020、2100、2105、2158、2700、4894及び4896;Hunstman Corp.、The Woodlands、TX)、TRITON(商標)界面活性剤(例えば、X−100;The Dow Chemical Company、Midland、MI)、TWEEN(登録商標)界面活性剤(例えば、TWEEN(登録商標)20、21、22、23、28、40、60、61、65、80、81及び85;Croda International PLC、Edison、NJ)及びそれらの組合せが挙げられる。分散剤のさらなる例は、Baird & Zublena.1993.Soil Facts:Using wetting Agents(Nonionic Surfactants)on Soil(North Carolina Cooperative Extension Service Publication AG−439−25)(1993);Burges、Formulation of Microbial Biopesticides:Beneficial Microorganisms、Nematodes and Seed Treatments(Springer Science & Business Media)(2012);McCarty、Wetting Agents(Clemson University Cooperative Extension Service Publication)(2001)に見出すことができる。
ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上のアニオン性界面活性剤を含む。ある実施形態によれば、組成物は、1種以上の水溶性アニオン性界面活性剤及び/又は1種以上の水不溶性アニオン性界面活性剤、任意選択的に、アルキルカルボン酸塩(例えば、ステアリン酸ナトリウム)、アルキル硫酸塩(例えば、ラウリル硫酸アルキル、ラウリル硫酸ナトリウム)、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミドエーテル硫酸塩、アルキルアリールポリエーテル硫酸塩、アルキルアリール硫酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアミドスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルジフェニルオキシドスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルエーテルスルホコハク酸塩、アルキルアミドスルホコハク酸塩、アルキルスルホスクシナメート(sulfosuccinamate)、アルキルスルホ酢酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルエーテルリン酸塩、アシルサルコシン酸塩、アシルイセチオン酸塩、N−アシルタウリン酸塩、N−アシル−N−アルキルタウリン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、クメンスルホン酸塩、ジオクチルナトリウムスルホコハク酸塩、エトキシ化スルホコハク酸塩、リグニンスルホン酸塩、直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸塩、モノグリセリド硫酸塩、パーフルオロブタンスルホン酸塩、パーフルオロオクタンスルホン酸塩、リン酸エステル、スチレンアクリルポリマー、トルエンスルホン酸塩及びキシレンスルホン酸塩からなる群から選択される1種以上のアニオン性界面活性剤を含む。
ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上のカチオン性界面活性剤を含む。ある実施形態において、組成物は、1種以上のpH依存性アミン及び/又は1種以上の第四級アンモニウムカチオン、任意選択的に、アルキルトリメチルアンモニウム塩(例えば、セチルトリメチルアンモニウムブロミド、セチルトリメチルアンモニウムクロリド)、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、5−ブロモ−5−ニトロ−1,3−ジオキサン、ジメチルジオクタデシルアンモニウムクロリド、臭化セトリモニウム、ジオクタデシルジメチルアンモニウムブロミド及び/又はオクテニジン二塩酸塩からなる群から選択される1種以上のカチオン性界面活性剤を含む。
ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上の非イオン性界面活性剤を含む。ある実施形態によれば、組成物は、1種以上の水溶性非イオン性界面活性剤及び/又は1種以上の水不溶性非イオン性界面活性剤、任意選択的に、アルコールエトキシレート(例えば、TERGITOL(商標)15−S界面活性剤、例えば、TERGITOL(商標)15−S−9(The Dow Chemical Company、Midland、MI))、アルカノールアミド、アルカノールアミン縮合物、カルボン酸エステル、セトステアリルアルコール、セチルアルコール、コカミドDEA、ドデシルジメチルアミンオキシド、エタノールアミド、グリセロールエステル及びグリコールエステルのエトキシレート、エチレンオキシドポリマー、エチレンオキシド−プロピレンオキシドコポリマー、グルコシドアルキルエーテル、グリセロールアルキルエーテル、グリセロールエステル、グリコールアルキルエーテル(例えば、ポリオキシエチレングリコールアルキルエーテル、ポリオキシプロピレングリコールアルキルエーテル)、グリコールアルキルフェノールエーテル(例えば、ポリオキシエチレングリコールアルキルフェノールエーテル)、グリコールエステル、モノラウリン、ペンタエチレングリコールモノドデシルエーテル、ポロキサマー、ポリアミン、ポリリシノール酸ポリグリセロール、ポリソルベート、ポリオキシエチレン化脂肪酸、ポリオキシエチレン化メルカプタン、ポリオキシエチレン化ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレングリコールソルビタンアルキルエステル、ポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコールコポリマー、ポリオキシエチレングリコールオクチルフェノールエーテル、ポリビニルピロリドン、糖ベースのアルキルポリグリコシド、スルファニルアミド、ソルビタン脂肪酸アルコールエトキシレート、ソルビタン脂肪酸エステルエトキシレート、ソルビタン脂肪酸エステル及び/又は第三級アセチレングリコールからなる群から選択される1種以上の非イオン性界面活性剤を含む。
ある実施形態において、本開示の組成物は、少なくとも1種の非イオン性界面活性剤を含む。ある実施形態によれば、組成物は、少なくとも1種の水不溶性非イオン性界面活性剤及び少なくとも1種の水溶性非イオン性界面活性剤を含む。ある実施形態において、本開示の組成物は、実質的に同じ長さの炭化水素鎖を有する非イオン性界面活性剤の組合せを含む。
ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上の両性界面活性剤を含む。ある実施形態によれば、組成物は、1種以上のベタイン及び/又は1種以上のスルタイン(sultaine)、任意選択的に、3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニオ]−1−プロパンスルホネート、コカミドプロピルベタイン、コカミドプロピルヒドロキシスルタイン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルコリン及び/又は1種以上のスフィンゴミエリンからなる群から選択される1種以上の両性界面活性剤を含む。
ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上の石鹸及び/又は有機シリコーン界面活性剤を含む。ある実施形態によれば、組成物は、脂肪酸の1種以上のアルカリ金属塩を含む。
ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上の湿潤剤を含む。ある実施形態によれば、組成物は、1種以上のナフタレンスルホン酸塩、任意選択的に、1種以上のアルキルナフタレンスルホン酸塩(例えば、ナトリウムアルキルナフタレンスルホン酸塩)、1種以上のイソプロピルナフタレンスルホン酸塩(例えば、ナトリウムイソプロピルナフタレンスルホン酸塩)及び/又は1種以上のブチルナフタレンスルホン酸塩(例えば、ナトリウムn−ブチルナフタレンスルホン酸塩)を含む。
本開示の組成物は、限定はされないが、乾燥粉末を含む任意の好適な乾燥剤を含み得る。乾燥剤の非限定的な例としては、AEROSIL(登録商標)疎水性ヒュームドシリカ粉末(Evonik Corporation、Parsippany、NJ)、BENTOLITE(登録商標)粉末(BYK−Chemie GmbH、Wesel、Germany)、INCOTEC(登録商標)粉末(INCOTEC Inc.、Salinas、CA)、SIPERNAT(登録商標)シリカ粉末(Evonik Corporation、Parsippany、NJ)及びそれらの組合せが挙げられる。乾燥剤のさらなる例は、Burges、Formulation of Microbial Biopesticides:Beneficial Microorganisms、Nematodes and Seed Treatments(Springer Science & Business Media)(2012)に見出すことができる。ある実施形態において、本開示の組成物は、ステアリン酸カルシウム、粘土(例えば、アタパルジャイト粘土、モンモリロナイト粘土)、グラファイト、ステアリン酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、粉乳、シリカ(例えば、ヒュームドシリカ、疎水性コーティングされたシリカ、沈降シリカ)、大豆レシチン及び/又はタルクを含む。
本開示の組成物は、限定はされないが、エチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール及び尿素を含む任意の好適な凍結防止剤を含み得る。
本開示の組成物は、処理された種子の潤滑性を向上させるための任意の種子流動性向上剤(flowability agent)を含み得る。流動性向上剤は、1種以上の液体潤滑剤、固体潤滑剤、液体エマルション、又は固体潤滑剤の懸濁液を含み得る。流動性向上剤の非限定的な例としては、例えば、脂肪及び油、天然及び合成ワックス、グラファイト、タルク、フルオロポリマー(例えば、ポリテトラフルオロエチレン)、並びに二硫化モリブデン及び二硫化タングステンなどの固体潤滑剤などの潤滑剤が挙げられる。ある場合には、流動性向上剤は、ワックス材料を含む。液体種子処理組成物に組み込まれ得るワックス材料の非限定的な例としては、カルナウバろう、キャンデリラろう、オウリキュリー(ouricury)ろう、蜜ろう、鯨ろうなどの、植物及び動物由来のワックス、並びにパラフィンろうなどの石油由来のワックスが挙げられる。例えば、ある場合には、流動性向上剤は、カルナウバろうを含む。ある場合には、流動性向上剤は、油を含む。例えば、流動性向上剤は、大豆油を含み得る。流動性向上剤として使用するのに好適な市販のワックス材料の非限定的な例としては、Micro Powders、Inc.によって供給されるAQUAKLEAN 418(35%の固体含量で追加の軽質カルナウバろうを含むアニオン性水性エマルション)が挙げられる。
本開示の組成物は、限定はされないが、ナフタル酸無水物を含む任意の好適な毒性緩和剤を含み得る。
本開示の組成物は、限定はされないが、リン酸二水素カリウム及び第二リン酸カリウムを含む任意の好適なpH緩衝液を含み得る。ある実施形態において、組成物は、10未満、典型的には約4.5〜約9.5、約6〜約8、又は約7のpHを有する組成物を提供するように選択された1種以上のpH緩衝剤を含む。
本開示の組成物は、限定はされないが、ポリ酢酸ビニル、様々な加水分解度を有するポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリレート、水に可溶又は分散可能なアクリレート−、ポリオール−又はポリエステルベースの顔料系結合剤、さらに2つ以上のモノマー、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、無水マレイン酸、ビニルピロリドン、エチレン性不飽和モノマー、例えば、エチレン、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン、スチレン、ジビニルベンゼン、ot−メチルスチレン又はp−メチルスチレン、さらにハロゲン化ビニル、例えば、塩化ビニル及び塩化ビニリデンのコポリマー、さらにビニルエステル、例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル又はステアリン酸ビニル、さらにビニルメチルケトン又はアクリル酸又はメタクリル酸と、一価アルコール又はポリオールとのエステル、例えば、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチレンメタクリレート、ラウリルアクリレート、ラウリルメタクリレート、デシルアクリレート、N,N−ジメチルアミノ−エチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート又はグリシジルメタクリレート、さらに不飽和ジカルボン酸のジエチルエステル又はモノエステル、さらに(メタ)アクリルアミド−N−メチロールメチルエーテル、アミド又はニトリル、例えば、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、及びまたN−置換マレイミド及びエーテル、例えば、ビニルブチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル又はビニルフェニルエーテル、及びそれらの組合せを含む任意の好適な沈降防止剤を含み得る。
本開示の組成物は、1種以上の二糖(例えば、マルトース)、ガム(例えば、セルロースガム、グアーガム、アラビアガム、コンブレツムガム、キサンタンガム)、マルトデキストリン(例えば、約10〜約20のDEV値を(各々及び/又は集合的に)有する1種以上のマルトデキストリン)、単糖、油(例えば、鉱油、オリーブ油、ピーナッツ油、大豆油及び/又はヒマワリ油)及び/又はオリゴ糖を含む、それから本質的になる、又はそれからなる接着剤組成物を含むがそれに限定されない、任意の好適な接着剤を含み得る。
本開示の組成物は、任意の好適な顔料を含み得る。当該技術分野において「パール顔料」と呼ばれることもあるエフェクト顔料は、コーティングとして適用されるとき、反射性、光沢、及び/又は真珠光沢効果を提供する材料の種類である。ある場合には、エフェクト顔料は、基剤材料及び金属酸化物コーティングを含む粉末の形態である。例えば、エフェクト顔料は、限定はされないが、タルク、ケイ酸塩材料(例えば、雲母)、粘土鉱物、炭酸カルシウム、カオリン、金雲母、アルミナ、及び同様の物質を含む基剤材料を含み得る。ある場合には、基剤材料は、親水性材料を含む。基剤材料は、限定はされないが二酸化チタン、酸化鉄、酸化クロム、又は酸化ジルコニウムを含む金属酸化物の半透明層で被覆され得る。或いは、ある場合には、エフェクト顔料は、金属粉末又は金属フレークを含む。金属粉末又は金属フレークは、限定はされないが、アルミニウム、銅、銀、又は青銅を含む金属を含み得る。ある場合には、エフェクト顔料は、ケイ酸塩ベースの基剤を含む。乾燥粉末コーティングに組み込まれ得る微粒子ケイ酸塩の非限定的な例としては、二酸化チタンで被覆された雲母(例えば、Sun Chemical Corp.から市販されているSUNMICA FINE WHITE 2800102)が挙げられる。乾燥粉末に組み込まれ得る市販のエフェクト顔料の他の非限定的な例としては、BASF Corporation製のMAGNA PEARL、LUMINA及びMEARLIN顔料;PhibroChem製のPHIBRO PEARL;及びAakash Chemicals製のIRIDESIUM 120が挙げられる。ある場合には、乾燥粉末は、約1〜約25μmの平均粒径を有する。
本開示の組成物は、組成物中の微生物の1つ以上を培養するのに好適な任意の好適な成長培地を含み得る。例えば、ある実施形態において、本開示の組成物は、ツァペック・ドックス培地、グリセロール酵母エキス、マンニトール酵母エキス、ポテトデキストロースブロス及び/又はYEM培地を含む。
担体、安定化化合物、生物刺激剤、微生物抽出物、栄養素、有害生物誘引剤及び/又は摂食刺激剤、殺有害生物剤、植物シグナル分子、分散剤、乾燥剤、毒性緩和剤、流動性向上剤、沈降防止剤、緩衝液、接着剤などは、任意の好適な量/濃度で、本開示の組成物に組み込まれ得る。所望の効果を引き起こすのに十分な保護剤の量/濃度の絶対値は、組成物を適用することになる材料のタイプ、サイズ及び体積、組成物中の微生物のタイプ、組成物中の微生物の数、組成物中の微生物の安定性及び貯蔵条件(例えば、温度、相対湿度、期間)などの要因によって影響され得る。当業者は、日常的な用量反応実験を用いて、有効な量/濃度をどのように選択するかを理解するであろう。適切な量/濃度の選択のための指針は、例えば、国際特許出願番号PCT/US2016/050529号明細書及びPCT/US2016/050647号明細書及び米国仮特許出願第62/296,798号明細書;同第62/271,857号明細書;同第62/347,773号明細書;同第62/343,217号明細書;同第62/296,784号明細書;同第62/271,873号明細書;同第62/347,785号明細書;同第62/347,794号明細書及び同第62/347,805号明細書に見られる。
ある実施形態において、本開示の組成物は、(組成物の総量を基準にした重量基準で)約1〜約99%以上の量/濃度の1種以上の担体を含む。例えば、本開示の組成物は、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、91、92、93、94、95、96、97、98又は99%(重量基準)の1種以上の非水性担体を含み得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、(組成物の総量を基準にした重量基準で)約0.0001〜約95%以上の量/濃度の1種以上の安定化化合物を含む。例えば、本開示の接種組成物は、約0.0001〜約0.001、約0.001〜約1%、約0.25〜約5%、約1〜約10%、約5〜約25%、約10%〜約30%、約20%〜約40%、約25%〜約50%、約30〜約60%、約50〜約75%、又は約75〜約95%(重量基準)、任意選択的に、約0.0005、0.001、0.002、0.003、0.004、0.005、0.0075、0.01、0.02、0.03、0.04、0.05.0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、1、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、9.5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95%の、1種以上のマルトデキストリン、単糖、二糖、糖アルコール、フミン酸、ベタイン、プロリン、サルコシン、ペプトン、酸化制御成分、吸湿性ポリマー及び/又はUV保護剤を含み得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、約1×10−20M〜約1×10−1Mの量/濃度の1種以上の安定化化合物を含む。例えば、本開示の組成物は、約1×10−15M〜約1×10−10M、約1×10−14M〜約1×10−8M、約1×10−14M〜約1×10−6M、約1×10−12M〜約1×10−8M、約1×10−12M〜約1×10−6M、約1×10−10M〜約1×10−6M、又は約1×10−8M〜約1×10−2M、任意選択的に、約1×10−20M、1×10−19M、1×10−18M、1×10−17M、1×10−16M、1×10−15M、1×10−14M、1×10−13M、1×10−12M、1×10−11M、1×10−10M、1×10−9M、1×10−8M、1×10−7M、1×10−6M、1×10−5M、1×10−4M、1×10−3M、1×10−2M、1×10−1M以上の、1種以上のマルトデキストリン、単糖、二糖、糖アルコール、フミン酸、ベタイン、プロリン、サルコシン、ペプトン、酸化制御成分、吸湿性ポリマー及び/又はUV保護剤を含み得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、組成物の約0.005〜約50%(重量基準)の量/濃度の1種以上の単糖を含む。例えば、本開示の組成物は、約/少なくとも0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.15、0.2、0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、0.5、0.75、1、1.25、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、10、15、20、25%/未満(重量基準)の1種以上の単糖(例えば、アラビノース、フルクトース及び/又はグルコース)を含み得る。ある実施形態において、1種以上の単糖は、約1×10−20M〜約1×10−1Mの範囲の濃度で存在する。例えば1種以上の単糖は、約/少なくとも1×10−20M、1×10−19M、1×10−18M、1×10−17M、1×10−16M、1×10−15M、1×10−14M、1×10−13M、1×10−12M、1×10−11M、1×10−10M/未満の濃度で含まれ得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、組成物の約0.005〜約50%(重量基準)の量/濃度の1種以上の二糖を含む。例えば、本開示の組成物は、約/少なくとも0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.15、0.2、0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、0.5、0.75、1、1.25、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、10、15、20、25%/未満(重量基準)の1種以上の二糖(例えば、マルトース、スクロース及び/又はトレハロース)を含み得る。ある実施形態において、1種以上の二糖は、約1×10−20M〜約1×10−1Mの範囲の濃度で存在する。例えば1種以上の二糖は、約/少なくとも1×10−20M、1×10−19M、1×10−18M、1×10−17M、1×10−16M、1×10−15M、1×10−14M、1×10−13M、1×10−12M、1×10−11M、1×10−10M/未満の濃度で含まれ得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、組成物の約0.001〜約95%以上(重量基準)の量/濃度の1種以上のマルトデキストリンを含む。ある実施形態において、マルトデキストリンは、組成物の約0.001〜約1%、約0.25〜約5%、約1〜約10%、約5〜約25%、約10%〜約30%、約20%〜約40%、約25%〜約50%、約50〜約75%、又は約75〜約95%(重量基準)を構成する。例えば、本開示の組成物は、約/少なくとも0.01、0.02、0.03、0.04、0.05.0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、1、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、9.5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95%以上/未満(重量基準)の、1種以上のマルトデキストリン(例えば、約15〜約20のDEV値を(各々及び/又は集合的に)有する1種以上のマルトデキストリン)を含み得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、組成物の約0.001〜約95%以上(重量基準)の量/濃度の1種以上の糖アルコールを含む。ある実施形態において、糖アルコール(例えば、アラビトール、マンニトール、ソルビトール及び/又はキシリトール)は、組成物の約0.001〜約1%、約0.25〜約5%、約1〜約10%、約5〜約25%、約10%〜約30%、約20%〜約40%、約25%〜約50%、約50〜約75%、又は約75〜約95%(重量基準)を構成する。例えば、本開示の組成物は、約/少なくとも0.01、0.02、0.03、0.04、0.05.0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、1、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、9.5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95%以上/未満(重量基準)の1種以上の糖アルコール(例えば、アラビトール、マンニトール、ソルビトール及び/又はキシリトール)を含み得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、組成物の約0.001〜約95%以上(重量基準)の量/濃度の1種以上のフミン酸を含む。ある実施形態においてフミン酸(例えば、フミン酸カリウム)は、組成物の約0.001〜約1%、約0.25〜約5%、約1〜約10%、約5〜約25%、約10%〜約30%、約20%〜約40%、約25%〜約50%、約50〜約75%、又は約75〜約95%(重量基準)を構成する。例えば、本開示の組成物は、約/少なくとも0.01、0.02、0.03、0.04、0.05.0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、1、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、9.5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95%以上(重量基準)の1種以上のフミン酸(例えば、フミン酸カリウム及び/又はフミン酸ナトリウム)を含み得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、組成物の約0.0001〜約5%以上(重量基準)の量/濃度の1種以上のUV保護剤を含む。ある実施形態において、UV保護剤(例えば、リグノスルホン酸カルシウム及び/又はリグノスルホン酸ナトリウム)は、組成物の約0.0001〜約0.001%、約0.001〜約1%、約0.25〜約5%(重量基準)を構成する。例えば、本開示の組成物は、約/少なくとも0.0005、0.001、0.002、0.003、0.004、0.005、0.0075、0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.15、0.2、0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、0.5、0.75、1、1.25、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5%以上/未満(重量基準)の1種以上のUV保護剤(例えば、リグノスルホン酸カルシウム及び/又はリグノスルホン酸ナトリウム)を含み得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、組成物の約0.0001〜約5%以上(重量基準)の量/濃度の1種以上の酸化制御成分を含む。例えば、本開示の組成物は、約/少なくとも0.0005、0.001、0.002、0.003、0.004、0.005、0.0075、0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.15、0.2、0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、0.5、0.75、1、1.25、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5%/未満の1種以上の酸化制御成分を含み得る。ある実施形態において、酸化制御成分の量/濃度は、組成物の約0.005〜約2%(重量基準)である。ある実施形態において、酸化制御成分は、約1×10−20M〜約1×10−1Mの範囲の濃度で存在する。例えば、1種以上の酸化制御成分は、約/少なくとも1×10−20M、1×10−19M、1×10−18M、1×10−17M、1×10−16M、1×10−15M、1×10−14M、1×10−13M、1×10−12M、1×10−11M、1×10−10M/未満の濃度で加えられ得る。ある実施形態において、本開示の組成物は、製造業者の推奨量/濃度にしたがって使用される1種以上の市販の酸化防止剤を含む。ある実施形態において、本開示の組成物は、製造業者の推奨量/濃度にしたがって使用される1種以上の市販の脱酸素剤を含む。
ある実施形態において、本開示の組成物は、エルシニア(Yersinia)が生存状態に留まることを確実にするのに十分な量/濃度の1種以上の安定化化合物を含む。
ある実施形態において、本開示の組成物は、組成物の潮解湿度(DRH)が、組成物が貯蔵される温度(例えば、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39及び/又は40℃)で、5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85又は90未満であることを確実にするのに十分な量/濃度の1種以上の安定化化合物を含む。
安定化化合物は、任意の好適な比率で、本開示の組成物に組み込まれ得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、約5:95、10:90、15:85、20:80、25:75、30:70、35:65、40:60、45:55、50:50、55:45、60:40、65:35、70:30、75:25、80:20、85:15、90:10、95:5のマルトデキストリン:(単糖、二糖、糖アルコール及び/又はフミン酸)の比率で、1種以上のマルトデキストリンと1種以上の単糖、二糖、糖アルコール及び/又はフミン酸とを含む。例えば、本開示の組成物は、約5:95、約15:85、約25:75又は約50:50のマルトデキストリン:(糖アルコール/フミン酸)比率で、1種以上のマルトデキストリン(例えば、約15〜約20のDEVを(各々及び/又は集合的に)有する1種以上のマルトデキストリン)と1種以上の糖アルコール(例えば、ソルビトール及び/又はキシリトール)及び/又はフミン酸、(例えばフミン酸カリウム)とを含み得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、組成物の約0.0001〜約5%以上(重量基準)の量/濃度の1種以上の微生物抽出物を含む。ある実施形態において、微生物抽出物は、組成物の約0.0001、0.0002、0.0003、0.0004、0.0005、0.0006、0.0007、0.0008、0.0009、0.001、0.0015、0.002、0.0025、0.003、0.0035、0.004、0.0045、0.005、0.0055、0.006、0.0065、0.007、0.0075、0.008、0.0085、0.009、0.0095、0.01、0.015、0.02、0.025、0.03、0.035、0.04、0.045、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.02、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1〜約1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4、4.1、4.2、4.3、4.4.、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5%(重量基準)を占める。例えば、本開示の組成物は、約0.0005、0.00075、0.001、0.002、0.003、0.004、0.005、0.006、0.007、0.008、0.009、0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.15、0.2、0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、0.5、0.55、0.6、0.65、0.7、0.75、0.8、0.85、0.9、0.95、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4、4.1、4.2、4.3、4.4.、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5%以上(重量基準)の1種以上の微生物抽出物を含み得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、組成物の約0.0001〜約5%以上(重量基準)の量/濃度の1種以上の栄養素を含む。ある実施形態において、栄養素(例えば、リン、ホウ素、塩素、銅、鉄、マンガン、モリブデン及び/又は亜鉛)は、組成物の約0.0001、0.0002、0.0003、0.0004、0.0005、0.0006、0.0007、0.0008、0.0009、0.001、0.0015、0.002、0.0025、0.003、0.0035、0.004、0.0045、0.005、0.0055、0.006、0.0065、0.007、0.0075、0.008、0.0085、0.009、0.0095、0.01、0.015、0.02、0.025、0.03、0.035、0.04、0.045、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.02、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1〜約1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4、4.1、4.2、4.3、4.4.、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5%(重量基準)を占める。例えば、本開示の組成物は、約0.0005、0.00075、0.001、0.002、0.003、0.004、0.005、0.006、0.007、0.008、0.009、0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.15、0.2、0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、0.5、0.55、0.6、0.65、0.7、0.75、0.8、0.85、0.9、0.95、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4、4.1、4.2、4.3、4.4.、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5%以上(重量基準)の1種以上の栄養素(例えば、リン、ホウ素、塩素、銅、鉄、マンガン、モリブデン及び/又は亜鉛)を含み得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、組成物の約0.0001〜約5%以上(重量基準)の量/濃度の1種以上の有害生物誘引剤及び/又は摂食刺激物質を含む。ある実施形態において、有害生物誘引剤及び/又は摂食刺激物質は、組成物の約0.0001、0.0002、0.0003、0.0004、0.0005、0.0006、0.0007、0.0008、0.0009、0.001、0.0015、0.002、0.0025、0.003、0.0035、0.004、0.0045、0.005、0.0055、0.006、0.0065、0.007、0.0075、0.008、0.0085、0.009、0.0095、0.01、0.015、0.02、0.025、0.03、0.035、0.04、0.045、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.02、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1〜約1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4、4.1、4.2、4.3、4.4.、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5%(重量基準)を占める。例えば、本開示の組成物は、約0.0005、0.00075、0.001、0.002、0.003、0.004、0.005、0.006、0.007、0.008、0.009、0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.15、0.2、0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、0.5、0.55、0.6、0.65、0.7、0.75、0.8、0.85、0.9、0.95、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4、4.1、4.2、4.3、4.4.、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5%以上(重量基準)の1種以上の有害生物誘引剤及び/又は摂食刺激剤を含み得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、組成物の約0.001〜約25%以上(重量基準)の量/濃度の1種以上の分散剤を含む。ある実施形態において、分散剤は、組成物の0.001、0.0015、0.002、0.0025、0.003、0.0035、0.004、0.0045、0.005、0.0055、0.006、0.0065、0.007、0.0075、0.008、0.0085、0.009、0.0095、0.01、0.015、0.02、0.025、0.03、0.035、0.04、0.045、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.02、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4、4.1、4.2、4.3、4.4.、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5、6、7、8、9又は10〜約1、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、9.5、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20%(重量基準)を占める。例えば、本開示の組成物は、約0.01、0.02、0.03、0.04、0.05.0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、1、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、9.5、10、15、20%以上(重量基準)の1種以上の分散剤(例えば、1種以上の界面活性剤及び/又は湿潤剤)を含み得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、組成物の約0.001〜約95%以上(重量基準)の量/濃度の1種以上の乾燥剤を含む。ある実施形態において、乾燥剤は、組成物の約)0.001、0.0015、0.002、0.0025、0.003、0.0035、0.004、0.0045、0.005、0.0055、0.006、0.0065、0.007、0.0075、0.008、0.0085、0.009、0.0095、0.01、0.015、0.02、0.025、0.03、0.035、0.04、0.045、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.02、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4、4.1、4.2、4.3、4.4.、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5、6、7、8、9又は10〜約1、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、9.5、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20%(重量基準)を占める。例えば、本開示の組成物は、約0.01、0.02、0.03、0.04、0.05.0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、1、1.5、2、2.5、3、3.5、4、4.5、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、9.5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95%以上(重量基準)の1種以上の乾燥剤(例えば、レシチン及び/又はタルク)を含み得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、組成物のリットル当たり約0.5〜約10グラムの乾燥粉末を含む。例えば、本開示の組成物は、組成物のリットル当たり約0.5、1、1.25、1.5、1.75、2、2.25、2.5、2.75、3、3.25、3.5、3.75、4、4.25、4.5、4.75、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、9.5、10グラム以上の乾燥粉末を含み得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、接種組成物の約0.0001〜約5%以上(重量基準)の量/濃度の1種以上の緩衝液を含む。ある実施形態において、緩衝液は、組成物の約0.0001、0.0002、0.0003、0.0004、0.0005、0.0006、0.0007、0.0008、0.0009、0.001、0.0015、0.002、0.0025、0.003、0.0035、0.004、0.0045、0.005、0.0055、0.006、0.0065、0.007、0.0075、0.008、0.0085、0.009、0.0095、0.01、0.015、0.02、0.025、0.03、0.035、0.04、0.045、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.02、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1〜約1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4、4.1、4.2、4.3、4.4.、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5%(重量基準)を占める。例えば、本開示の組成物は、約0.0005、0.00075、0.001、0.002、0.003、0.004、0.005、0.006、0.007、0.008、0.009、0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.15、0.2、0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、0.5、0.55、0.6、0.65、0.7、0.75、0.8、0.85、0.9、0.95、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、3.6、3.7、3.8、3.9、4、4.1、4.2、4.3、4.4.、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、5%以上(重量基準)の1種以上の緩衝液(例えば、リン酸二水素カリウム及び/又は第二リン酸カリウム)を含み得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、製造業者の推奨量/濃度にしたがって使用される1種以上の市販の担体、酸化防止剤、脱酸素剤、吸湿性ポリマー、UV保護剤、生物刺激剤、微生物抽出物、栄養素、有害生物誘引剤及び/又は摂食刺激剤、殺有害生物剤、植物シグナル分子、分散剤、乾燥剤、凍結防止剤、緩衝液及び/又は接着剤を含む。
本開示の組成物は、限定はされないが、葉面組成物、種子コーティング、土壌組成物を含む任意の好適なタイプの組成物として配合され得る。
ある実施形態において、本開示の組成物は、非晶質固体として配合される。
ある実施形態において、本開示の組成物は、非晶質液体として配合される。
ある実施形態において、本開示の組成物は、水和剤として配合される。
ある実施形態において、本開示の組成物は、液体組成物として配合され、これは続いて乾燥されて粉末又は顆粒を生成する。例えば、ある実施形態において、本開示の液体組成物は、ドラム乾燥、蒸発乾燥、流動床乾燥、凍結乾燥、噴霧乾燥、噴霧凍結乾燥、トレー乾燥及び/又は真空乾燥されて、粉末又は顆粒を生成する。そのような粉末/顆粒は、凝集、造粒及び粉砕を含むがこれらに限定されない任意の好適な方法を用いてさらに加工されて、所望の粒径又は物理フォーマットを達成することができる。所定の状況に適切な乾燥粉末/顆粒の加工の正確な方法及びパラメーターは、組成物を適用することになる材料の所望の粒径、タイプ、サイズ及び体積、組成物中の微生物のタイプ、組成物中の微生物の数、組成物中の微生物の安定性及び貯蔵条件(例えば、温度、相対湿度、期間)などの要因によって影響され得る。当業者は、日常的な実験を用いて、適切な方法及びパラメーターを選択する方法を理解するであろう。
ある実施形態において、本開示の組成物は、凍結保存のために冷凍される。例えば、ある実施形態において、本開示の液体組成物は、急速冷凍され、凍結保存貯蔵ユニット/設備内で貯蔵される。所定の状況に適切な、本開示の組成物の冷凍及び保存の正確な方法及びパラメーターは、組成物中の微生物のタイプ、組成物中の微生物の数、組成物中の微生物の安定性、及び貯蔵条件(例えば、温度、相対湿度、期間)などの要因によって影響され得る。当業者は、日常的な実験を用いて、適切な方法及びパラメーターを選択する方法を理解するであろう。
本開示の組成物は、水性又は非水性組成物として配合され得る。ある実施形態において、本開示の組成物は、水を含まない。ある実施形態において、本開示の組成物は、微量の水を含む。ある実施形態において、本開示の組成物は、組成物の総重量を基準にして、0.01、0.02、0.03、0.04、0.05、0.06、0.07、0.08、0.09、0.1、0.15、0.2、0.25、0.3、0.35、0.4、0.45、0.5、0.55、0.6、0.65、0.7、0.75 0.8、0.85、0.9、0.95、1、1.25、1.5、1.75、2、2.25、2.5、2.75、3、3.25、3.5、3.75、4、4.25、4.5、4.75又は5重量%未満(重量基準)の水を含む。
ある実施形態において、本開示の組成物は、約4.5〜約9.5のpHを有するように配合される。ある実施形態において、本開示の組成物は、約6〜約7.5のpHを有する。ある実施形態において、本開示の組成物は、約5、5.5、6、6.5、7、7.5、8又は8.5のpHを有する。
本開示の組成物は、多様な担体、安定剤、栄養素、殺有害生物剤、植物シグナル分子、分散剤などを含むことができる。組成物に含まれるべき成分と、成分が組成物に組み込まれる順序は、組成物の貯蔵、分配及び/又は適用中にエルシニア(Yersinia)細菌の分散、安定性及び/又は生存率を維持し又は向上させるように選択又は構想され得ることを理解するべきである。
本開示の組成物は、天然に存在する組成物ではないことを理解するべきである。ある実施形態によれば、組成物は、天然に存在しない1種以上の成分を含む。ある実施形態によれば、組成物は、天然に存在する成分の天然に存在しない組合せを含む。
方法
Yersinia及び本開示の組成物は、限定はされないが、列条作物(row crop)及び野菜を含む任意の植物タイプに適用され得る。ある実施形態において、本開示の組成物は、ヒユ科(Amaranthaceae)(例えば、フダンソウ、ホウレンソウ、テンサイ、キヌア)、キク科(Asteraceae)(例えば、アーティチョーク、アスター、カモミール、チコリー、キク、ダリア、デイジー、エキナセア、アキノキリンソウ、グアユールゴム、レタス、マリーゴールド、ベニバナ、ヒマワリ、ヒャクニチソウ)、アブラナ科(Brassicaceae)(例えば、ルッコラ、ブロッコリー、チンゲン菜、芽キャベツ、キャベツ、カリフラワー、キャノーラ、コラードの若葉、ダイコン、ガーデンクレス、セイヨウワサビ、ケール、カラシナ、ラディッシュ、ナタネ、ルタバガ、カブ、ワサビ、クレソン、シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana))、ウリ科(Cucurbitaceae)(例えば、マスクメロン、キュウリ、ハネデューメロン、メロン、パンプキン(pumpkin)、カボチャ(squash)(例えば、ドングリカボチャ、ニホンカボチャ、夏カボチャ)、スイカ、ズッキーニ)、マメ科(Fabaceae)(例えば、アルファルファ、インゲンマメ、イナゴマメ、クローバー、グアー、レンズマメ、メスキート、エンドウマメ、ピーナッツ、ダイズ、タマリンド、トラガカント、ベッチ)、アオイ科(Malvaceae)(例えば、カカオ、ワタ、ドリアン、ハイビスカス、ケナフ、コーラ、オクラ)、イネ科(Poaceae)(例えば、タケ、オオムギ、トウモロコシ、フォニオ、芝(例えば、バヒアグラス、ギョウギシバ、ブルーグラス、ヤギュウシバ、ムカデシバ、ウシノケグサ属(Fescue)、又はシバ属(Zoysia))、キビ、オートムギ、観賞用イネ科植物(ornamental grasses)、コメ、ライムギ、ソルガム、サトウキビ、ライコムギ、コムギ及び他の穀物、タデ科(Polygonaceae)(例えば、ソバ)、バラ科(Rosaceae)(例えば、アーモンド、リンゴ、アンズ、ブラックベリー、ブルーベリー、サクランボ、モモ、プラム、マルメロ、ラズベリー、バラ、イチゴ)、ナス科(Solanaceae)(例えば、ピーマン、唐辛子、ナス、ペチュニア、ジャガイモ、タバコ、トマト)及びブドウ科(Vitaceae)(例えば、ブドウ)のファミリーから選択される1種以上の植物の処理のために配合される。ある実施形態において、本開示の組成物は、エルシニア(Yersinia)が天然に関連しない1種以上の植物(例えば、エルシニア(Yersinia)が単離された地理的位置内に天然に存在しない1種以上の植物)の処理用に配合される。ある実施形態において、本開示の組成物は、1種以上の殺ダニ剤−、防かび剤−、腹足類駆除剤−、除草剤−、殺虫剤−、殺線虫剤−、殺鼠剤−及び/又は殺ウイルス剤−耐性植物(例えば、アセト乳酸合成酵素阻害剤(例えば、イミダゾリノン、プリミジニジオキシ(チオ)ベンゾエート、スルホニルアミノカルボニルトリアゾリノン、スルホニル尿素、トリアゾロピリミジン)、ビアラホス、グルホシネート、グリホセート、ヒドロキシフェニルピルベートジオキシゲナーゼ阻害剤及び/又はホスフィノスリシンに耐性の1種以上の植物)の処理用に配合される。本開示の組成物で処理され得る植物の非限定的な例としては、BOLLGARD II(登録商標)、DROUGHTGARD(登録商標)、GENUITY(登録商標)、RIB COMPLETE(登録商標)、ROUNDUP READY(登録商標)、ROUNDUP READY 2 YIELD(登録商標)、ROUNDUP READY 2 EXTEND(商標)、SMARTSTAX(登録商標)、VT DOUBLE PRO(登録商標)、VT TRIPLE PRO(登録商標)、YIELDGARD(登録商標)、YIELDGARD VT ROOTWORM/RR2(登録商標)、YIELDGARD VT TRIPLE(登録商標)及び/又はXTENDFLEX(商標)の商標でMonsanto Company(St.Louis,MO)によって販売される植物が挙げられる。
本開示の組成物は、植物の任意の部位/部分に適用され得る。ある実施形態において、組成物は、植物繁殖材料(例えば、挿し木、根茎、種子及び塊茎)に適用される。ある実施形態において、組成物は、植物の地下茎に適用される。ある実施形態において、組成物は、植物の葉に適用される。ある実施形態において、組成物は、植物の地下茎及び葉の両方に適用される。ある実施形態において、組成物は、植物繁殖材料及び前記植物繁殖材料から成長した植物に適用される。
本開示の組成物は、土壌を含むがこれに限定されない任意の植物成長培地に適用され得る。
本開示の組成物は、限定はされないが、種子上散布(on−seed application)、畦間散布(in−furrow application)及び葉面散布を含む任意の好適な方法で、植物、植物部位及び/又は植物成長培地に適用され得る。
本開示の組成物は、限定はされないが、コーティング、滴下、空中散布(dusting)、封入、埋没、噴霧及び浸漬を含む任意の好適な方法を用いて適用され得る。所定のバッチサイズの材料及び組成物がミキサーに送達されるバッチシステムが用いられ得る。材料の連続流れに比例する所定の速度で組成物を適用するように調整された連続処理システムも用いられ得る。
ある実施形態において、組成物は、植物繁殖材料(例えば、種子)に直接適用される。ある実施形態によれば、植物繁殖材料は、組成物を含む組成物中に、少なくとも0.1、0.2、0.3、0.4、0.5、0.6、0.7、0.8、0.9、1、1.25、1.5、1.75、2、3、4、5、6、9、12、15、18、21、24、36、48時間以上浸漬される。ある実施形態によれば、植物繁殖材料は、組成物で被覆される。植物繁殖材料は、1つ以上のさらなる層(例えば、エルシニア(Yersinia)の安定性及び/若しくは生存率を向上させるように機能する1つ以上の保護層、並びに/又は、エルシニア(Yersinia)と同じ層に含まれる場合、エルシニア(Yersinia)の安定性及び/若しくは生存率を低下させ得る物質を含む1つ以上の隔離層)で被覆され得る。ある実施形態において、コーティングは、本開示の組成物及び乾燥粉末を含むか、それから本質的になるか、又はそれからなる。
ある実施形態において、組成物は、植物成長培地(例えば、土壌)に直接適用される。ある実施形態によれば、組成物は、植物繁殖材料(例えば、種子)の近辺に適用され得る。ある実施形態によれば、組成物は、植物の地下茎区域に適用される。ある実施形態によれば、組成物は、細流かんがいシステムを使用して適用される。
ある実施形態において、組成物は、植物に直接適用される。ある実施形態によれば、組成物は、処理されるべき植物に噴霧及び/又は振りかけられる。
ある実施形態において、組成物の葉面散布(例えば、葉への適用)が用いられる。組成物の個々の成分(例えば、エルシニア(Yersinia)及び化学殺虫剤)は、葉面散布手段により別々に適用され得、又はそれらは一緒に適用され得る。組成物のいくつかの成分の組合せは、葉面散布手段により別々に適用されてもよい。組成物の全成分は、葉面散布手段より適用されてもよい。
ある実施形態において、組成物は、凍結噴霧乾燥又は噴霧凍結乾燥され、次に、植物/植物部位に適用される。例えば、ある実施形態において、組成物及び1種以上の安定化化合物(例えば、約15〜約20のDEVを有する1種以上のマルトデキストリン)は、凍結噴霧乾燥又は噴霧凍結乾燥され、乾燥粉末(例えば、ステアリン酸カルシウム、アタパルジャイト粘土、モンモリロナイト粘土、グラファイト、ステアリン酸マグネシウム、シリカ(例えば、ヒュームドシリカ、疎水性コーティングされたシリカ及び/又は沈降シリカ)及び/又はタルクを含む乾燥粉末)と混合された後、1種以上の接着剤(例えば、1種以上のマルトデキストリン、1種以上の単糖、二糖又はオリゴ糖、1種以上のペプトンなどを含む接着剤組成物)、1種以上の殺有害生物剤及び/又は1種以上の植物シグナル分子(例えば、1種以上のLCO)で前処理された種子に被覆される。
本開示の組成物は、任意の好適な量/濃度で植物、植物部位及び/又は植物成長培地に適用され得る。
ある実施形態において、組成物は、植物繁殖材料のキログラム当たり約1x10〜約1x1020CFUの比率で適用される。ある実施形態によれば、組成物は、植物繁殖材料が、植物繁殖材料のキログラム当たり約/少なくとも1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、1x1012、1x1013、1x1014、1x1015CFUのエルシニア(Yersinia)で被覆されることを確実にするのに十分な量で適用される。ある実施形態によれば、本開示の1種以上の微生物株は、平均約/少なくとも1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、1x1012、1x1013、1x1014、1x1015CFUのエルシニア(Yersinia)が各種子に適用されることを確実にするのに十分な量で適用される。
ある実施形態において、組成物は、植物当たり約1x10〜約1x1020CFUの比率で適用される。ある実施形態によれば、本開示の1種以上の微生物株は、各植物が、約/少なくとも1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、1x1012、1x1013、1x1014、1x1015CFUのエルシニア(Yersinia)で処理されることを確実にするのに十分な量で適用される。ある実施形態によれば、エルシニア(Yersinia)は、平均約/少なくとも1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、1x1012、1x1013、1x1014、1x1015CFUのエルシニア(Yersinia)が各植物に適用されることを確実にするのに十分な量で適用される。
ある実施形態において、組成物は、処理作物のエーカー当たり約1x10〜約1x1020CFUの比率で適用される。ある実施形態によれば、エルシニア(Yersinia)は、処理作物の各エーカーが、約/少なくとも1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、1x1012、1x1013、1x1014、1x1015CFUのエルシニア(Yersinia)で処理されることを確実にするのに十分な量で適用される。ある実施形態によれば、エルシニア(Yersinia)は、平均約/少なくとも1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、1x1012、1x1013、1x1014、1x1015CFUのエルシニア(Yersinia)が、処理作物の各エーカーに適用されることを確実にするのに十分な量で適用される。
ある実施形態において、エルシニア(Yersinia)は、植物成長培地のエーカー当たり約1x10〜約1x1020CFUの比率で適用される。ある実施形態によれば、エルシニア(Yersinia)は、植物成長培地の各エーカーが、約/少なくとも1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、1x1012、1x1013、1x1014、1x1015CFUのエルシニア(Yersinia)で処理されることを確実にするのに十分な量で適用される。ある実施形態によれば、エルシニア(Yersinia)は、平均約/少なくとも1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、1x1012、1x1013、1x1014、1x1015CFUのエルシニア(Yersinia)が、植物成長培地の各エーカーに適用されることを確実にするのに十分な量で適用される。
ある実施形態において、本開示の組成物は、植物繁殖材料のキログラム当たり約0.05〜約100ミリリットル及び/又はグラムの組成物の比率で適用される。ある実施形態によれば、本開示の1種以上の組成物は、植物繁殖材料が、植物繁殖材料のキログラム当たり約/少なくとも0.05、0.1、0.125、0.15、0.175、0.2、0.225、0.2.5、0.275、0.3、0.325、0.35、0.375、0.4、0.425、0.45、0.475、0.5、0.55、0.6、0.65、0.7、0.75、0.8、0.85、0.9、0.95、1、1.25、1.5、1.75、2、2.25、2.5、2.75、3、3.25、3.5、3.75、4、4.25、4.5、4.75、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、9.5、10、20、30、40、50、60、70、80、90又は100ミリリットル及び/又はグラムの組成物で被覆されることを確実にするのに十分な量で適用される。ある実施形態によれば、本開示の1種以上の組成物は、平均約/少なくとも0.05、0.1、0.125、0.15、0.175、0.2、0.225、0.2.5、0.275、0.3、0.325、0.35、0.375、0.4、0.425、0.45、0.475、0.5、0.55、0.6、0.65、0.7、0.75、0.8、0.85、0.9、0.95、1、1.25、1.5、1.75、2、2.25、2.5、2.75、3、3.25、3.5、3.75、4、4.25、4.5、4.75又は5ミリリットル及び/又はグラムの組成物が、各種子に適用されることを確実にするのに十分な量で適用される。
ある実施形態において、本開示の組成物は、植物当たり約0.5〜約100ミリリットル及び/又はグラムの組成物の比率で適用される。ある実施形態において、本開示の1種以上の組成物は、各植物が、約/少なくとも0.05、0.1、0.125、0.15、0.175、0.2、0.225、0.2.5、0.275、0.3、0.325、0.35、0.375、0.4、0.425、0.45、0.475、0.5、0.55、0.6、0.65、0.7、0.75、0.8、0.85、0.9、0.95、1、1.25、1.5、1.75、2、2.25、2.5、2.75、3、3.25、3.5、3.75、4、4.25、4.5、4.75、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、9.5、10、20、30、40、50、60、70、80、90又は100ミリリットル及び/又はグラムの組成物で処理されることを確実にするのに十分な量で適用される。ある実施形態によれば、本開示の1種以上の組成物は、平均約/少なくとも0.05、0.1、0.125、0.15、0.175、0.2、0.225、0.2.5、0.275、0.3、0.325、0.35、0.375、0.4、0.425、0.45、0.475、0.5、0.55、0.6、0.65、0.7、0.75、0.8、0.85、0.9、0.95、1、1.25、1.5、1.75、2、2.25、2.5、2.75、3、3.25、3.5、3.75、4、4.25、4.5、4.75又は5ミリリットル及び/又はグラムの組成物が、各種子に適用されることを確実にするのに十分な量で適用される。
ある実施形態において、本開示の組成物は、処理作物のエーカー当たり約0.5〜約100ミリリットル及び/又はグラムの組成物の比率で適用される。ある実施形態によれば、本開示の1種以上の組成物は、処理作物の各エーカーが、約/少なくとも0.05、0.1、0.125、0.15、0.175、0.2、0.225、0.2.5、0.275、0.3、0.325、0.35、0.375、0.4、0.425、0.45、0.475、0.5、0.55、0.6、0.65、0.7、0.75、0.8、0.85、0.9、0.95、1、1.25、1.5、1.75、2、2.25、2.5、2.75、3、3.25、3.5、3.75、4、4.25、4.5、4.75、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、9.5、10、20、30、40、50、60、70、80、90又は100ミリリットル及び/又はグラムの組成物で処理されることを確実にするのに十分な量で適用される。ある実施形態によれば、本開示の1種以上の組成物は、平均約/少なくとも0.05、0.1、0.125、0.15、0.175、0.2、0.225、0.2.5、0.275、0.3、0.325、0.35、0.375、0.4、0.425、0.45、0.475、0.5、0.55、0.6、0.65、0.7、0.75、0.8、0.85、0.9、0.95、1、1.25、1.5、1.75、2、2.25、2.5、2.75、3、3.25、3.5、3.75、4、4.25、4.5、4.75又は5ミリリットル及び/又はグラムの組成物が、処理作物の各エーカーに適用されることを確実にするのに十分な量で適用される。
ある実施形態において、本開示の組成物は、植物成長培地のエーカー当たり約0.5〜約100ミリリットル及び/又はグラムの組成物の比率で適用される。ある実施形態によれば、本開示の1種以上の組成物は、植物成長培地の各エーカーが、約/少なくとも0.05、0.1、0.125、0.15、0.175、0.2、0.225、0.2.5、0.275、0.3、0.325、0.35、0.375、0.4、0.425、0.45、0.475、0.5、0.55、0.6、0.65、0.7、0.75、0.8、0.85、0.9、0.95、1、1.25、1.5、1.75、2、2.25、2.5、2.75、3、3.25、3.5、3.75、4、4.25、4.5、4.75、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、9.5、10、20、30、40、50、60、70、80、90又は100ミリリットル及び/又はグラムの組成物で処理されることを確実にするのに十分な量で適用される。ある実施形態によれば、本開示の1種以上の組成物は、平均約/少なくとも0.05、0.1、0.125、0.15、0.175、0.2、0.225、0.2.5、0.275、0.3、0.325、0.35、0.375、0.4、0.425、0.45、0.475、0.5、0.55、0.6、0.65、0.7、0.75、0.8、0.85、0.9、0.95、1、1.25、1.5、1.75、2、2.25、2.5、2.75、3、3.25、3.5、3.75、4、4.25、4.5、4.75又は5ミリリットル及び/又はグラムの組成物が、植物成長培地の各エーカーに適用されることを確実にするのに十分な量で適用される。
ある実施形態において、本開示の組成物は、植物繁殖材料が、植物繁殖材料のキログラム当たり約/少なくとも1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、1x1012、1x1013、1x1014、1x1015CFUのエルシニア(Yersinia)で被覆されることを確実にするのに十分な量で適用される。ある実施形態によれば、本開示の1種以上の組成物は、平均約/少なくとも1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、1x1012、1x1013、1x1014、1x1015CFUのB.メガテリウム(B.megatarium)NRRL B−67357が各種子に適用されることを確実にするのに十分な量で適用される。
ある実施形態において、本開示の組成物は、各植物が、約/少なくとも1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、1x1012、1x1013、1x1014、1x1015CFUのエルシニア(Yersinia)で処理されることを確実にするのに十分な量で適用される。ある実施形態によれば、本開示の1種以上の組成物は、平均約/少なくとも1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、1x1012、1x1013、1x1014、1x1015CFUのエルシニア(Yersinia)が各植物に適用されることを確実にするのに十分な量で適用される。
ある実施形態において、本開示の組成物は、処理作物の各エーカーが、約/少なくとも1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、1x1012、1x1013、1x1014、1x1015CFUのエルシニア(Yersinia)で処理されることを確実にするのに十分な量で適用される。ある実施形態によれば、本開示の1種以上の組成物は、平均約/少なくとも1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、1x1012、1x1013、1x1014、1x1015CFUのエルシニア(Yersinia)が処理作物の各エーカーに適用されることを確実にするのに十分な量で適用される。
ある実施形態において、本開示の組成物は、植物成長培地の各エーカーが、約/少なくとも1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、1x1012、1x1013、1x1014、1x1015CFUのエルシニア(Yersinia)で処理されることを確実にするのに十分な量で適用される。ある実施形態によれば、本開示の1種以上の組成物は、平均約/少なくとも1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、1x1012、1x1013、1x1014、1x1015CFUのエルシニア(Yersinia)が植物成長培地の各エーカーに適用されることを確実にするのに十分な量で適用される。
本開示の組成物は、植え付け前、植え付け時、植え付け後、発芽前、発芽時、発芽後、実生発生前、実生発生時、実生発生後、栄養段階前、栄養段階中、栄養段階後、繁殖段階前、繁殖段階中、繁殖段階後、開花前、開花時、開花後、結実前、結実時、結実後、熟成前、熟成時、及び熟成後を含むがこれらに限定されない、任意の時に植物、植物部位及び/又は植物成長培地に適用され得る。ある実施形態において、組成物は、植え付けの約/少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、28、32、36、40、44、48、52、56、60、64、68、72、76、80、84、88、92、96、100、104週間前に、植物繁殖材料(例えば、種子)に適用される。
ある実施形態において、組成物は、植え付け時に、植物繁殖材料(例えば、種子)に適用される。
ある実施形態において、組成物は、植え付け後、発芽前に、植物繁殖材料(例えば、種子)に適用される。
ある実施形態において、組成物は、実生発生後に植物に適用される。
本開示は、組成物で処理されている植物及び植物部位(例えば、被覆植物繁殖材料)、組成物で処理された植物部位(例えば、被覆植物繁殖材料)から成長した植物、組成物で処理された植物から収穫した植物部位、組成物で処理された植物部位(例えば、被覆植物繁殖材料)から成長した植物から収穫した植物部位、組成物で処理された植物由来の加工製品、組成物で処理された植物部位(例えば、被覆植物繁殖材料)から成長した植物由来の加工製品、組成物で処理された複数の植物を含む作物、及び組成物で処理された植物部位(例えば、被覆植物繁殖材料)から成長した複数の植物を含む作物に拡張される。
ある実施形態において、本開示は、植物繁殖材料及び植物繁殖材料の外面の少なくとも一部を覆うコーティングを含むか、それから本質的になるか、又はそれからなる被覆植物繁殖材料であって、前記コーティングが、本開示の組成物を含むか、それから本質的になるか、又はそれからなる被覆植物繁殖材料を提供する。
ある実施形態において、コーティングは、2、3、4、5つ以上の層を含む。ある実施形態によれば、コーティングは、エルシニア(Yersinia)を含有する内層と、微生物を含まないか又は実質的に含まない1つ以上の外層とを含む。ある実施形態において、コーティングは、本開示の組成物である内層と、エルシニア(Yersinia)を含まないことを除いて本開示の組成物と等価である外層とを含む。
ある実施形態において、コーティングは、本開示の組成物及び乾燥粉末を含むか、それから本質的になるか、又はそれからなる。乾燥粉末は、任意の好適な量/濃度で適用され得る。所望の効果を引き起こすのに十分な量/濃度の絶対値は、組成物を適用することになる材料のタイプ、サイズ及び体積、組成物中の微生物のタイプ、組成物中の微生物の数、組成物中の微生物の安定性及び貯蔵条件(例えば、温度、相対湿度、期間)などの要因によって影響され得る。当業者は、日常的な用量反応実験を用いて、有効な量/濃度をどのように選択するかを理解するであろう。適切な量/濃度の選択のための指針は、例えば、国際特許出願番号PCT/US2016/050529号明細書及びPCT/US2016/050647号明細書及び米国仮特許出願第62/296,798号明細書;同第62/271,857号明細書;同第62/347,773号明細書;同第62/343,217号明細書;同第62/296,784号明細書;同第62/271,873号明細書;同第62/347,785号明細書;同第62/347,794号明細書;及び同第62/347,805号明細書に見られる。ある実施形態において、乾燥粉末は、植物繁殖材料のキログラム当たり約0.5〜約10グラムの乾燥粉末の範囲の量で適用される。例えば、ある実施形態において、種子のキログラム当たり約0.5、1、1.25、1.5、1.75、2、2.25、2.5、2.75、3、3.25、3.5、3.75、4、4.25、4.5、4.75、5、5.5、6、6.5、7、7.5、8、8.5、9、9.5、10グラム以上の乾燥粉末(例えば、ステアリン酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、粉乳、シリカ、大豆レシチン及び/又はタルクを含む乾燥粉末)が適用される。ある実施形態において、ステアリン酸カルシウム、アタパルジャイト粘土、モンモリロナイト粘土、グラファイト、ステアリン酸マグネシウム、シリカ(例えば、ヒュームドシリカ、疎水性コーティングされたシリカ及び/又は沈降シリカ)及び/又はタルクを含む乾燥粉末が、種子のキログラム当たり約1、1.25、1.5、1.75、2、2.25、2.5、2.75、又は3グラムの率で、本開示の組成物で被覆された種子に適用される。
ある実施形態において、コーティングは、植物繁殖材料の外面を完全に覆う。
ある実施形態において、コーティングの平均厚さは、少なくとも1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、4、4.5、5μm以上である。ある実施形態において、コーティングの平均厚さは、約1.5〜約3.0μmである。
本開示は、本開示の組成物で処理されている1種以上の植物及び/又は植物部位(例えば、被覆植物繁殖材料)と、処理植物及び/又は植物部位を収容する容器とを含む、それらから実質的になる、又はそれらからなるキットに拡張される。ある実施形態において、キットは、1種以上の脱酸素剤、例えば、活性炭、アスコルビン酸、鉄粉末、炭酸鉄とハロゲン化金属触媒との混合物、塩化ナトリウム及び/又は炭酸水素ナトリウムをさらに含む。
容器は、限定はされないが、容器が密閉されるとき、被覆植物繁殖材料に接触する光、湿気及び/又は酸素の量を減少させる材料を含む任意の好適な材料を含み得る。ある実施形態において、容器は、約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70又は75%未満の光透過性を有する材料を含むか、それから本質的になるか、又はそれからなる。ある実施形態において、容器は、(ASTM D3985に準拠して測定した際)約5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、60、70、80、90、100、125、150、175、200、225、250、275、300、325、350、375、400、425、450、475、又は500cm/m日未満の酸素透過率を有する材料を含むか、それから本質的になるか、又はそれからなる。
ある実施形態において、容器は、密閉されるとき、前記被覆植物繁殖材料に到達する周囲光の量を、約5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95又は100%減少させる。
ある実施形態において、容器は、密閉されるとき、前記植物繁殖材料に到達する周囲湿気の量を、約5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95又は100%減少させる。
ある実施形態において、容器は、密閉されるとき、前記植物繁殖材料に到達する周囲酸素の量を、約5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95又は100%減少させる。
ある実施形態において、本開示のキットは、1、2、3、4、5つ以上のさらなる容器を含む。さらなる容器は、限定はされないが、農学的に有益な微生物、生物刺激剤、乾燥剤、栄養素、酸化制御成分及び殺有害生物剤を含む、任意の好適な成分又は組成物を含み得る。さらなる容器に含まれ得る農学的に有益な微生物、生物刺激剤、乾燥剤、栄養素、酸化制御成分及び殺有害生物剤の例は、上述される。
本開示は、食物成分及び微生物成分を含むか、それから本質的になるか、又はそれからなる動物飼料組成物であって、前記微生物成分が、本開示の組成物を含むか、それから本質的になるか、又はそれからなる動物飼料組成物にも及ぶ。
本開示の動物飼料組成物は、限定はされないが、飼料(例えば、穀物、干し草、マメ科植物、サイレージ及び/又は麦わら)及び牧草(例えば、イネ科植物)を含む任意の好適な食物成分を含み得る。
本開示の動物飼料組成物は、限定はされないが、家畜、動物園の動物、実験動物及び/又はコンパニオンアニマルを含む任意の好適な動物に供給され得る。ある実施形態において、動物飼料組成物は、鳥類(例えば、ニワトリ、カモ、ウズラ及び/又はシチメンチョウ)、ウシ科動物(例えば、レイヨウ、バイソン、ウシ、ガゼル、ヤギ、インパラ、雄牛、ヒツジ及び/又はウィルドビースト)、イヌ科動物、シカ科動物(例えば、カリブー、シカ、ヘラジカ及び/又はムース)、ウマ科動物(例えば、ロバ、ウマ及び/又はシマウマ)、ネコ科動物、魚類、ブタ、ウサギ、げっ歯類(例えば、モルモット、ハムスター、マウス及び/又はラット)などの食物としての必要性を満たすために配合される。
本開示は、本開示の方法及び組成物の使用に拡張される。
ある実施形態において、本開示の方法及び使用は、本明細書に開示した組成物を、植物又は植物部位(例えば、植物繁殖材料)に適用することを含むか、それから本質的になるか、又はそれからなる。上記したように、本開示の組成物は、任意のタイプの植物に、植物の任意の部位/部分に、任意の好適な様式で、任意の好適な量/濃度で、及び任意の好適な時に適用され得る。ある実施形態によれば、本開示の方法及び使用は、組成物を単子葉植物又は植物部位(例えば、穀物又は疑似穀物植物又は植物部位、任意選択的に、大麦、ソバ、トウモロコシ、キビ、エンバク、キノア、米、ライ麦、ソルガム又は小麦)に適用することを含むか、それから本質的になるか、又はそれからなる。
ある実施形態において、本開示の方法及び使用は、開示した組成物を植物成長培地に適用することを含むか、それから本質的になるか、又はそれからなる。上記したように、本開示の組成物は、任意の植物成長培地に、任意の好適な様式で、任意の好適な量/濃度で、及び任意の好適な時に適用され得る。
ある実施形態において、本開示の方法及び使用は、開示した組成物で処理されている植物又は植物部位(例えば、植物繁殖材料)を、植物成長培地(例えば、土壌)中に導入することを含むか、それから本質的になるか、又はそれからなる。そのような方法は、1種以上の栄養素(例えば、窒素及び/又はリン)を植物成長培地中に導入することをさらに含み得る。リン鉱石、リン酸一アンモニウム、リン酸二アンモニウム、リン酸一カルシウム、過リン酸石灰、重過リン酸石灰、ポリリン酸アンモニウム、1種以上のリン源を含む肥料、及びそれらの組合せを含むがこれらに限定されない、任意の好適な栄養素を成長培地に添加することができる。
ある実施形態において、本開示の方法及び使用は、本開示の組成物で処理されている植物繁殖材料からの植物を栽培することを含むか、それから本質的になるか、又はそれからなる。
組成物は、有害生物(例えば、昆虫)を殺滅し、それらの成長を遅延させ、又は有害生物が感染し、出没し、植物を殺滅/破壊し若しくは植物の成長を遅延させることを防止するのに使用され得る。ある実施形態において、組成物は、植物成長を向上させ得る。ある実施形態において、本明細書に開示した組成物は、1種以上のエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)微生物と殺有害生物剤又は殺虫剤のような1種以上の物質との組合せである。ある実施形態において、例えば植物又は昆虫に対する組成物の効果の1つ以上は、組成物の個々の成分、又は組成物の全成分よりも少ない、成分の個々のグループの効果と比較して、相加的未満(例えば、拮抗的)である。ある実施形態において、例えば植物又は昆虫に対する組成物の効果の1つ以上は、組成物の個々の成分、又は組成物の全成分よりも少ない、成分の個々のグループの効果と比較して、相加的である。ある実施形態において、例えば植物又は昆虫に対する組成物の効果の1つ以上は、組成物の個々の成分、又は組成物の全成分よりも少ない、成分の個々のグループの効果と比較して、予想外の結果を与える。
ある実施形態において、組成物の個々の成分又は個々の成分のグループと比較した、組成物の予想外の結果は、パフォーマンスインデックスにより記述することができる。ある実施形態において、パフォーマンスインデックスは、組合せの効果を、組成物の個々の成分の効果の合計で除算したものであり得る。
組成物は、植物の成長及び/又は収量の向上に使用することができる。ある実施形態において、組成物の適用は、1種以上の対照(例えば、未処理対照植物及び/又は代替的な微生物株で処理した植物)と比較して、1、2、3、4、5以上の成長特性及び/又は1、2、3、4、5以上の収量特性を、約/少なくとも5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、105、110、115、120、125、150、175、200、225、250%以上向上させる。例えば、ある実施形態において、組成物の適用は、未処理対照植物及び/又は代替的な微生物株で処理した植物の収量と比較して、エーカー当たり約/少なくとも0.25、0.5、0.75、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、4、4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、又は5ブッシェル、植物収量を向上させる。
組成物は、同様に、植物の成長及び/又は収量の向上に使用することができる。ある実施形態において、本開示の組成物の適用は、対照組成物(例えば開示した組成を有さないことを除いて、本開示の組成物と同一である対照組成物)と比較して、1、2、3、4、5以上の植物成長特性及び/又は1、2、3、4、5以上の植物収量特性を、約/少なくとも5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、105、110、115、120、125、150、175、200、225、250%以上向上させる。例えば、ある実施形態において、本開示の組成物の適用は、対照組成物と比較して、植物収量を、エーカー当たり約/少なくとも0.25、0.5、0.75、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、4、4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9、又は5ブッシェル向上させる。
したがって、ある実施形態において、本開示の方法及び使用は、開示した組成物を、種子、前記種子が栽培されている若しくはされるであろう植物成長培地、及び/又は前記種子から成長する植物に適用することを含むか、それから本質的になるか、又はそれからなる。
ある実施形態において、組成物は、前記種子から成長する植物の1、2、3、4、5以上の植物成長特性(例えば、バイオマス)及び/又は1、2、3、4、5以上の植物収量特性(例えば、エーカー当たりのブッシェル)を、1種以上の対照植物(例えば、未処理種子から成長した植物、及び/又は対照で処理された種子から成長した植物)と比較して、少なくとも約5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、105、110、115、120、125、150、175、200、225、250%以上、向上させるのに有効な量/濃度で種子に適用される。ある実施形態によれば、開示した組成物は、収量をエーカー当たり約/少なくとも1、2、3、4、0.25、0.5、0.75、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、4、4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9又は5ブッシェル向上させるのに有効な量で、種子に適用される。
ある実施形態において、組成物は、その中で栽培された植物の1、2、3、4、5以上の植物成長特性(例えば、バイオマス)及び/又は1、2、3、4、5以上の植物収量特性(例えば、エーカー当たりのブッシェル)を、1種以上の対照(例えば、未処理土壌中で栽培された植物、及び/又は代替的な微生物株で処理された土壌中で栽培された植物)と比較して、少なくとも約5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100、105、110、115、120、125、150、175、200、225、250%以上向上させるのに有効な量/濃度で、植物成長培地(例えば、土壌)に導入される。ある実施形態によれば、組成物は、植物収量をエーカー当たり約/少なくとも1、2、3、4、0.25、0.5、0.75、1、1.1、1.2、1.3、1.4、1.5、1.6、1.7、1.8、1.9、2.0、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、3.0、3.1、3.2、3.3、3.4、3.5、4、4.1、4.2、4.3、4.4、4.5、4.6、4.7、4.8、4.9又は5ブッシェル、向上させるのに有効な量で、植物成長培地中に導入される。
以下の実施例は、様々な実施形態を説明するためのものであり、限定として解釈するべきではない。
実施例1.エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)に対する化学物質の効果
エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)及び殺有害生物剤の組合せを、それらの殺虫効果、又は植物成長若しくは収量に対する効果を生じる能力に関して試験するために、本発明者らは、最初に、様々な殺虫剤をエルシニア(Yersinia)と接触させて、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)に対して最小限の毒性を有する殺虫剤を特定した。理論的には、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)が化学殺虫剤と組み合わされて良好に機能する場合、化学殺虫剤は、理想的に、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)が生存、成長及び/又は機能する能力に対して低い効果を有し又は効果を有さないであろう。
この研究を実施するために、本発明者らは、製造業者から得た殺虫剤組成物中の特定の殺虫剤のパーセントに基づいて様々な殺虫剤の量を選択した。本発明者らは、製造業者推奨の特定の殺虫剤の散布量も考慮した。例えば、市販製品の1g又は1ml中に240mgの殺虫剤を有する殺虫剤に関して、20リットル当たり26mlの散布量が推奨される場合、本発明者らは、値を乗算して殺虫剤0.3gを得、これを1X量として指定した。一般に、1X量は、本明細書に開示した組合せに使用するための有効量と見なされ得る最小量の殺虫剤の可能性があると考えた。各殺虫剤に関して、本発明者らは、より多量の殺虫剤(一般に、5X又は10X量)も使用した。
各殺虫剤の1X及び5X/10X量を1mlの酢酸エチルと共にチューブに加えた。殺虫剤が溶解するまで、チューブを混合した。チューブをドラフト内で開放したまま一晩放置して、酢酸エチルを蒸発させた。殺虫剤は、チューブの内面上の固体被膜としてチューブ内に残留した。
LB培地中で成長したエルシニナ・エントモファーガ(Yersinina entomophaga)の成長培養物を希釈し、1mlの希釈培養物を、乾燥殺虫剤を収容する各チューブに加えた。チューブを混合した後、ベンチトップ上で1時間放置した。次いで、CFUアッセイにおいて、各チューブからの100μlを、LBプレート上に3連で蒔いた。プレートを25℃で48時間インキュベートし、コロニーを計数した。結果を下記の表1に示す。
データは、いくつかの殺虫剤が、本明細書で使用したエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)に対して有害効果を有し得ることを示した。しかしながら、有害効果は、一般に、田畑で使用されるであろう濃度を遥かに超える殺虫剤の濃度で生じた。しかしながら、これらの高い殺虫剤濃度においても、いくつかの殺虫剤はエルシニア(Yersinia)に悪影響を有さなかった。続く実験において、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)に悪影響を与えない殺虫剤の濃度を使用した。
実施例2.中度レベルの活性を有する化学殺虫剤の比率の決定:実施例フルベンジアミド及びツマジロクサヨトウ
化学殺虫剤を最初に、一連の比率/濃度で昆虫に対してスクリーニングして、どの濃度が昆虫に対して中度レベルの活性を提供するかを決定した。化学物質の比率が高すぎる場合、生きたY.エントモファーガ(Y.entomophaga)細胞又はY.エントモファーガ(Y.entomophaga)培養物の無細胞濾液のいずれかの添加により提供される、さらなる効果を観察することが困難である。
一例は、ツマジロクサヨトウを用いてフルベンジアミドに関して提供される。その活性成分を含む殺虫剤製品のラベルに示される、水の体積当たりの活性成分の予想される濃度に含まれるであろう初期の比率を選択した。フルベンジアミドの場合、この基準に基づいて、濃度58.5mg/Lを決定した。この溶液を形成するために、最初に58.5mgをアセトン100mLに溶解することにより10x濃度溶液を作製した。次いで、アセトン中で、この溶液の1:10希釈物を作製し、化合物の濃度58.5、5.85、及び0.585mg/Lを得た。キャベツ葉ディスクをアセトン(対照)又はアセトン中のフルベンジアミドの濃度58.5、5.85、又は0.585mg/Lのいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢ツマジロクサヨトウを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で10匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、死んだ昆虫の数を視覚的に決定した(%死亡率)。結果を下記の表2に示す。
これらの初期スクリーニング結果に基づけば、0.585〜5.85mg/Lの範囲の、アセトン中のフルベンジアミドの濃度が、生きたY.エントモファーガ(Y.entomophaga)細胞及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)培養物の無細胞濾液と組合せたフォローアップ試験に適切である。示した昆虫種に対する全化学殺虫剤の同様の評価を行った。
実施例3〜13は、化学殺虫剤と組合せたエルシニア(YERSINIA)細胞を使用した
実施例3.IRACグループ1A−カルバメート:キャベツルーパー及びオオタバコガに対するカルバリル;キャベツルーパーに対するメトミル;並びにキャベツルーパー、コーンイヤーワーム及びオオタバコガに対するチオジカルブとのエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)の実施例
カルバリルとキャベツルーパー。キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びカルバリル単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はカルバリルとの組合せ)のいずれかに浸漬した。次いで、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度100mg/Lのカルバリル(Sigma 32055)のいずれかの50μl懸濁液を、各キャベツディスク上に滴下した。これらを1時間乾燥させた。ディスクが乾燥した後、1匹の第2齢キャベツルーパーを各ディスクに加えた。全部で24匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表3に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとカルバリルの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。この有意性は、JMPソフトウェアを用いたプロビット解析により決定して、LT50値に関する95%信頼区間が、組合せ処理と、単独で試験した2種の活性物質(エルシニア(Yersinia)又はカルバリル)のいずれかとの間で重複しないことにより示される。LT値を比較するこの方法は、その他の実施例に用いられる。
上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、カルバリル単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とカルバリルの組合せに関する、1日目及び2日目のキャベツルーパーの%死亡率を示す。
カルバリルとオオタバコガ。キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びカルバリル単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はカルバリルとの組合せ)のいずれかに浸漬した。次いで、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度100mg/Lのカルバリル(Sigma 32055)のいずれかの50μl懸濁液を、各キャベツディスク上に滴下した。これらを1時間乾燥させた。ディスクが乾燥した後、1匹の第2齢オオタバコガを各ディスクに加えた。全部で24匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表4に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとカルバリルの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、カルバリル単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とカルバリルの組合せに関する、4日目及び5日目のオオタバコガの%死亡率を示す。
メトミルとキャベツルーパー。キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びメトミル単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10又は1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はメトミルとの組合せ)のいずれかに浸漬した。次いで、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度30mg/Lのメトミル(Sigma 36159)のいずれかの50μl懸濁液を、各キャベツディスク上に滴下した。これらを1時間乾燥させた。ディスクが乾燥した後、1匹の第2齢キャベツルーパーを各ディスクに加えた。全部で24匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表5に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとメトミルの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、メトミル単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とメトミルの組合せに関する、1日目及び2日目のキャベツルーパーの%死亡率を示す。
チオジカルブとキャベツルーパー。キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びチオジカルブ単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10又は1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はチオジカルブとの組合せ)のいずれかに浸漬した。次いで、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度140mg/Lのチオジカルブのいずれかの50μl懸濁液を、各キャベツディスク上に滴下した。これらを1時間乾燥させた。ディスクが乾燥した後、1匹の第2齢キャベツルーパーを各ディスクに加えた。全部で12匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。データを表6に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとチオジカルブの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、チオジカルブ単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とチオジカルブの組合せに関する、1日目及び2日目のキャベツルーパーの%死亡率を示す。
チオジカルブとコーンイヤーワーム。キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びチオジカルブ単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10又は1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はチオジカルブとの組合せ)のいずれかに浸漬した。次いで、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度140mg/Lのチオジカルブ(Sigma 34375)のいずれかの50μl懸濁液を、各キャベツディスク上に滴下した。これらを1時間乾燥させた。ディスクが乾燥した後、1匹の第2齢コーンイヤーワームを各ディスクに加えた。全部で12匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。データを表7に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとチオジカルブの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、チオジカルブ単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とチオジカルブの組合せに関する、1日目及び2日目のコーンイヤーワームの%死亡率を示す。
キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びチオジカルブ単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はチオジカルブとの組合せ)のいずれかに浸漬した。次いで、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度140mg/Lのチオジカルブ(Sigma 34375)のいずれかの50μl懸濁液を、各キャベツディスク上に滴下した。これらを1時間乾燥させた。ディスクが乾燥した後、1匹の第2齢オオタバコガを各ディスクに加えた。全部で12匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表8に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとチオジカルブの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、チオジカルブ単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とチオジカルブの組合せに関する、1日目及び2日目のオオタバコガの%死亡率を示す。
実施例4.IRACグループ1B−有機リン:ツマジロクサヨトウに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の4種の単離物とのクロルピリホスの実施例
クロルピリホスとツマジロクサヨトウ。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトンの19mg/Lのクロルピリホス(Sigma 45395)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びクロルピリホス単独の処理)又はリン酸緩衝溶液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はクロルピリホスとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢ツマジロクサヨトウを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表9、10、11及び12に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとクロルピリホスの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、クロルピリホス単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とクロルピリホスの組合せに関する、3日目及び4日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O333A4とクロルピリホスの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、クロルピリホス単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とクロルピリホスの組合せに関する、4、5、6及び7日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O24KEKとクロルピリホスの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、クロルピリホス単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とクロルピリホスの組合せに関する、6日目及び7日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O24G3Rとクロルピリホスの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、クロルピリホス単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とクロルピリホスの組合せに関する、5、6及び7日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
実施例5.IRACグループ2B−フェニルピラゾール(フィプロール):コロラドハムシに対するエチプロールとY.エントモファーガ(Y.entomophaga)、及びツマジロクサヨトウに対するフィプロニルとY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の3種の単離物の実施例
エチプロールとコロラドハムシ。トマト葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度120mg/Lのエチプロール(Sigma 33976)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、トマトディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びエチプロール単独の処理)又はリン酸緩衝溶液の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はエチプロールとの組合せ)のいずれかに浸漬した。トマトディスクを1時間乾燥した後、1匹の第4齢コロラドハムシ幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表13に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとエチプロールの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、エチプロール単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とスピノサドの組合せに関する、3、4、5及び6日目のコロラドハムシの%死亡率を示す。
フィプロニルとツマジロクサヨトウ。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度4mg/Lのフィプロニル(Sigma 46451)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びフィプロニル単独の処理)又はリン酸緩衝液の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はフィプロニルとの組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢ツマジロクサヨトウ幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表14、15、16及び17に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとフィプロニルの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、フィプロニル単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とフィプロニルの組合せに関する、5及び6日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O24G3Rとフィプロニルの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、フィプロニル単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とフィプロニルの組合せに関する、4及び5日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O24KEKとフィプロニルの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、フィプロニル単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とフィプロニルの組合せに関する、4、5及び6日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O333A4とフィプロニルの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、フィプロニル単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とフィプロニルの組合せに関する、4、5及び6日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
実施例6.IRACグループ3A−ピレスロイド:タマナヤガに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とシフルトリン、ツマジロクサヨトウに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とλ−シハロトリン、タマナヤガ、コナガ及びコロラドハムシに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とデルタメトリン、並びにタマナヤガ、ツマジロクサヨトウ、及びキャベツルーパーに対するエスフェンバレレートの4種のY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物の実施例
シフルトリンとタマナヤガ。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度1.3mg/Lのシフルトリン(Sigma 33738)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びシフルトリン単独の処理)又はリン酸緩衝溶液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はシフルトリンとの組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢タマナヤガ幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表18に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとシフルトリンの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、シフルトリン単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とシフルトリンの組合せに関する、6、7及び10日目のタマナヤガの%死亡率を示す。
シフルトリンとキャベツルーパー。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度0.0013mg/Lのシフルトリン(Sigma 33738)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びシフルトリン単独の処理)又はリン酸緩衝溶液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はシフルトリンとの組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第4齢キャベツルーパー幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表19に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとシフルトリンの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT75をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、シフルトリン単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とシフルトリンの組合せに関する、4及び5日目のキャベツルーパーの%死亡率を示す。
λ−シハロトリンとツマジロクサヨトウ。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度3.6mg/Lのλ−シハロトリン(Sigma 31058)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びλ−シハロトリン単独の処理)又はリン酸緩衝溶液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はλ−シハロトリンとの組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢ツマジロクサヨトウ幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表20に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとλ−シハロトリンの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、λ−シハロトリン単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とλ−シハロトリンの組合せに関する、3、4及び5日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
デルタメトリンとタマナヤガ。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の1.75mg/L(表21に示す実験の場合)若しくはアセトン中の0.175mg/L(表22に示す実験の場合)の濃度のデルタメトリン(Sigma 45423)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びデルタメトリン単独の処理)又はリン酸緩衝溶液の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はデルタメトリンの組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢タマナヤガ幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を下記の表21及び22に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWと1.75mg/Lのデルタメトリンの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、デルタメトリン単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とデルタメトリンの組合せに関する、3日目のタマナヤガの%死亡率を示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWと0.175mg/Lのデルタメトリンの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、デルタメトリン単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とデルタメトリンの組合せに関する、3、6、9及び10日目のタマナヤガの%死亡率を示す。
デルタメトリンとコナガ。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度0.29mg/Lのデルタメトリン(Sigma 45423)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びデルタメトリン単独の処理)又はリン酸緩衝溶液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はデルタメトリンの組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢コナガ幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表23に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWと0.29mg/Lのデルタメトリンの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、デルタメトリン単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とデルタメトリンの組合せに関する、2、4、7、8、10及び14日目のコナガの%死亡率を示す。
デルタメトリンとコロラドハムシ。トマト葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度0.88mg/Lのデルタメトリン(Sigma 45423)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、トマトディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びデルタメトリン単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はデルタメトリンの組合せ)のいずれかに浸漬した。トマトディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢コロラドハムシ幼虫を個々のトマトディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表24に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとデルタメトリンの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、デルタメトリン単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とデルタメトリンの組合せに関する、2、5、6、7及び9日目のコロラドハムシの%死亡率を示す。
エスフェンバレレートとタマナヤガ。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度5.6mg/Lのエスフェンバレレート(Sigma 46277)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びエスフェンバレレート単独の処理)又は濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はエスフェンバレレートとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢タマナヤガ幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を下記の表25、26、27及び28に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとエスフェンバレレートの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、エスフェンバレレート単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とエスフェンバレレートの組合せに関する、3及び4日目のタマナヤガの%死亡率を示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O23ZMJとエスフェンバレレートの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、エスフェンバレレート単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とエスフェンバレレートの組合せに関する、3及び4日目のタマナヤガの%死亡率を示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O348UXとエスフェンバレレートの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、エスフェンバレレート単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とエスフェンバレレートの組合せに関する、5、6及び7日目のタマナヤガの%死亡率を示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O24G3Rとエスフェンバレレートの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、エスフェンバレレート単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とエスフェンバレレートの組合せに関する、5、6及び7日目のタマナヤガの%死亡率を示す。
エスフェンバレレートとツマジロクサヨトウ。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度56mg/L(表29、30、31及び32のデータの場合);及び5.6mg/L(表33のデータの場合)のエスフェンバレレート(Sigma 46277)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びエスフェンバレレート単独の処理)又は濃度1x10cfu/mL(表29のデータの場合);及び1x10cfu/mL(表30、31及び32のデータの場合);及び1x10cfu/mL(表33のデータの場合)のY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はエスフェンバレレートとの組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢(表29及び33のデータの場合);及び第4齢(表30、31及び32のデータの場合)ツマジロクサヨトウ幼虫を、個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。データを下記に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとエスフェンバレレートの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、エスフェンバレレート単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とエスフェンバレレートの組合せに関する、5、7、9及び11日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O24G3Rとエスフェンバレレートの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、エスフェンバレレート単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とエスフェンバレレートの組合せに関する、3日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
上記の表のデータは、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O23ZMJ単独、エスフェンバレレート単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とエスフェンバレレートの組合せに関する、3日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
上記の表のデータは、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O348UX単独、エスフェンバレレート単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とエスフェンバレレートの組合せに関する、3日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O24G3Rとエスフェンバレレートの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、エスフェンバレレート単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とエスフェンバレレートの組合せに関する、6、9及び11日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
エスフェンバレレートとキャベツルーパー。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度0.56mg/Lのエスフェンバレレート(Sigma 46277)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びエスフェンバレレート単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はエスフェンバレレートとの組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢キャベツルーパー幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。データを下記に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとエスフェンバレレートの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、エスフェンバレレート単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とエスフェンバレレートの組合せに関する、2及び7日目のキャベツルーパーの%死亡率を示す。
実施例7.IRACグループ4A−ネオニコチノイド:ツマジロクサヨトウに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の3種の単離物とクロチアニジン、コロラドハムシ及びミカンキイロアザミウマに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の2種の単離物とイミダクロプリド、コロラドハムシに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とチアクロプリド、並びにコナガに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とチアメトキサムの実施例
クロチアニジンとツマジロクサヨトウ。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度60mg/Lのクロチアニジン(Sigma 33589)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びクロチアニジン単独の処理)又はリン酸緩衝液の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はクロチアニジンとの組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢ツマジロクサヨトウ幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を下記の表に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとクロチアニジンの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、クロチアニジン単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とクロチアニジンの組合せに関する、7、10及び13日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O24G3Rとクロチアニジンの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、クロチアニジン単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とクロチアニジンの組合せに関する、5及び6日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
上記の表のデータは、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O333A4単独、クロチアニジン単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とクロチアニジンの組合せに関する、4、5及び7日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
イミダクロプリドとコロラドハムシ。トマト葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度0.56mg/Lのイミダクロプリド(Sigma 37894)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、トマトディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びイミダクロプリド単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はイミダクロプリとの組合せ)のいずれかに浸漬した。トマトディスクを1時間乾燥した後、1匹の第4齢コロラドハムシ幼虫を個々のトマトディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。データを表38に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとイミダクロプリドの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、イミダクロプリド単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とイミダクロプリドの組合せに関する、3、10及び13日目のコロラドハムシの%死亡率を示す。
イミダクロプリドとミカンキイロアザミウマ。キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びイミダクロプリド単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEW(又はO333A4)の懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はイミダクロプリドとの組合せ)のいずれかに浸漬した。次いで、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度100mg/Lのイミダクロプリド(Sigma 37894)のいずれかの50μl懸濁液を、各キャベツディスク上に滴下した。これらを1時間乾燥させた。ディスクが乾燥した後、その2つを個々のカップ内に配置し、12匹の成虫ミカンキイロアザミウマを加えた。この実験を繰り返し、全部で24匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。データを表39に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとイミダクロプリドの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O333A4とイミダクロプリドの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、イミダクロプリド単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とイミダクロプリドの組合せに関する、1及び2日目のカンキイロアザミウマの%死亡率を示す。
チアクロプリドとコロラドハムシ。トマト葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度1mg/Lのチアクロプリド(Sigma 37905)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、トマトディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びチアクロプリド単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はチアクロプリドとの組合せ)のいずれかに浸漬した。トマトディスクを1時間乾燥した後、1匹の第2齢コロラドハムシ幼虫を個々のトマトディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表41に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとチアクロプリドの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、チアクロプリド単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とチアクロプリドの組合せに関する、4及び5日目のコロラドハムシの%死亡率を示す。
チアメトキサムとコナガ。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度150mg/Lのチアメトキサム(Sigma 37924)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びチアメトキサム単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はチアメトキサムとの組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第2齢コナガ幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表42に示す。
上記の表のデータは、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEW単独、チアメトキサム単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とチアメトキサムの組合せに関する、5及び6日目のコナガの%死亡率を示す。
実施例8.IRACグループ5−スピノシン:ツマジロクサヨトウ、コナガ及びコロラドハムシに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とスピノサドの実施例
スピノサドとツマジロクサヨトウ。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度25mg/Lのスピノサド(Sigma 33706)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びスピノサド単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10cfu/mL(表43のデータの場合)、及び1x10cfu/mL(表44及び45のデータの場合)のY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はスピノサドとの組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢ツマジロクサヨトウ幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。データを下記に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとスピノサドの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、スピノサド単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とスピノサドの組合せに関する、3日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
上記の表のデータは、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O24G3R単独、スピノサド単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とスピノサドの組合せに関する、3日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O348UX単独、スピノサド単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とスピノサドの組合せに関する、3日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
スピノサドとコナガ。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度0.25mg/Lのスピノサド(Sigma 33706)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びスピノサド単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はスピノサドとの組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第2齢コナガ幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表46に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとスピノサドの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、スピノサド単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とスピノサドの組合せに関する、2、3、4、7、9及び11日目のコナガの%死亡率を示す。
スピノサドとコロラドハムシ。トマト葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度2.5mg/Lのスピノサド(Sigma 33706)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、トマトディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びスピノサド単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はスピノサドとの組合せ)のいずれかに浸漬した。トマトディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢コロラドハムシ幼虫を個々のトマトディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表47に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとスピノサドの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、スピノサド単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とスピノサドの組合せに関する、3、4及び5日目のコロラドハムシの%死亡率を示す。
実施例9.IRACグループ6−アベルメクチン、ミベマイシン(Mibemycin):ツマジロクサヨトウ、キャベツルーパー及びコナガに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の2種の単離物とエマメクチン安息香酸塩の実施例
エマメクチン安息香酸塩とツマジロクサヨトウ。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトンの濃度2mg/L(表47のデータの場合);及びアセトンの0.67mg/L(表48のデータの場合)のエマメクチン安息香酸塩(Sigma 31733)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びエマメクチン安息香酸塩単独の処理)又はリン酸緩衝液の濃度1x10cfu/mL(表47のデータの場合)、及びリン酸緩衝液の1x10cfu/mL(表48の場合)のY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はエマメクチン安息香酸塩との組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢ツマジロクサヨトウ幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。データを下記に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとエマメクチン安息香酸塩の組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT75をもたらした。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O23ZMJとエマメクチン安息香酸塩の組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、エマメクチン安息香酸塩単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とエマメクチン安息香酸塩の組合せに関する、4日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
エマメクチン安息香酸塩とキャベツルーパー。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度0.02mg/Lのエマメクチン安息香酸塩(Sigma 31733)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びエマメクチン安息香酸塩単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はエマメクチン安息香酸塩との組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢キャベツルーパー幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。データを表50に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとエマメクチン安息香酸塩の組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、エマメクチン安息香酸塩単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とエマメクチン安息香酸塩の組合せに関する、7日目のキャベツルーパーの%死亡率を示す。
エマメクチン安息香酸塩とコナガ。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトンの濃度0.002mg/Lのエマメクチン安息香酸塩(Sigma 31733)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びエマメクチン安息香酸塩単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はエマメクチン安息香酸塩との組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢コナガ幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。データを表51に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとエマメクチン安息香酸塩の組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、エマメクチン安息香酸塩単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とエマメクチン安息香酸塩の組合せに関する、4日目のコナガの%死亡率を示す。
実施例10.IRACグループ15−Benzoylureas:タマナヤガ及びキャベツルーパーに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とノバルロンの実施例
ノバルロンとキャベツルーパー。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度1mg/Lのノバルロン(Sigma 32419)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びノバルロン単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はノバルロンとの組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢キャベツルーパー幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表52に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとノバルロンの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、ノバルロン単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とノバルロンの組合せに関する、5及び6日目のキャベツルーパーの%死亡率を示す。
ノバルロンとタマナヤガ。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度0.33mg/Lのノバルロン(Sigma 32419)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びノバルロン単独の処理)又はリン酸緩衝液の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はノバルロンとの組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢タマナヤガ幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表53に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとノバルロンの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、ノバルロン単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とノバルロンの組合せに関する、6及び7日目のタマナヤガの%死亡率を示す。
実施例11.IRACグループ22A−オキサジアジン:タマナヤガ及びツマジロクサヨトウに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とインドキサカルブの実施例
インドキサカルブとタマナヤガ。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度0.53mg/Lのインドキサカルブ(Sigma 33969)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びインドキサカルブ単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はインドキサカルブとの組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢タマナヤガ幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表54に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとインドキサカルブの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、インドキサカルブ単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とインドキサカルブの組合せに関する、3、4、5及び6日目のタマナヤガの%死亡率を示す。
インドキサカルブとツマジロクサヨトウ。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の0.53mg/L(表55の結果の場合)若しくはアセトン中の1.6mg/L(表56の結果の場合)の濃度のインドキサカルブ(Sigma 33969)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びインドキサカルブ単独の処理)又はリン酸緩衝液の濃度1x10cfu/mL(表55の場合)、若しくはリン酸緩衝液の1x10cfu/mL(表56の場合)のY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はインドキサカルブとの組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢ツマジロクサヨトウ幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。データを下記に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとインドキサカルブの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、インドキサカルブ単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とインドキサカルブの組合せに関する、5及び6日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
上記の表のデータは、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O23ZMJ単独、インドキサカルブ単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とインドキサカルブの組合せに関する、5日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
実施例12.IRACグループ23−テトロン及びテトラミン酸誘導体:ツマジロクサヨトウに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とスピロテトラマトの実施例
スピロテトラマトとツマジロクサヨトウ。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度300mg/Lのスピロテトラマト(Sigma 32713)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びスピロテトラマト単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はスピロテトラマトとの組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢ツマジロクサヨトウ幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表57に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとスピロテトラマトの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、スピロテトラマト単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とスピロテトラマトの組合せに関する、5、6及び7日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
実施例13.IRACグループ28−ジアミド:キャベツルーパー、コーンイヤーワーム、及びオオタバコガに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とクロラントラニリプロール、及びツマジロクサヨトウ及びタマナヤガに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の4種の単離物とフルベンジアミドの実施例
クロラントラニリプロールとキャベツルーパー。キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びクロラントラニリプロール単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10、1x10又は1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はクロラントラニリプロールとの組合せ)のいずれかに浸漬した。次いで、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度18mg/Lのクロラントラニリプロール(Sigma 32510)のいずれかの50μl懸濁液を、各キャベツディスク上に滴下した。これらを1時間乾燥させた。ディスクが乾燥した後、1匹の第2齢キャベツルーパーを各ディスクに加えた。全部で24匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表58に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとクロラントラニリプロールの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、クロラントラニリプロール単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とクロラントラニリプロールの組合せに関する、1日目及び2日目のキャベツルーパーの%死亡率を示す。
クロラントラニリプロールとコーンイヤーワーム。キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びクロラントラニリプロール単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10又は1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はクロラントラニリプロールとの組合せ)のいずれかに浸漬した。次いで、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度18mg/Lのクロラントラニリプロール(Sigma 32510)のいずれかの50μl懸濁液を、各キャベツディスク上に滴下した。これらを1時間乾燥させた。ディスクが乾燥した後、1匹の第2齢コーンイヤーワームを各ディスクに加えた。全部で24匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表59に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとクロラントラニリプロールの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、クロラントラニリプロール単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とクロラントラニリプロールの組合せに関する、1日目及び2日目のコーンイヤーワームの%死亡率を示す。
クロラントラニリプロールとオオタバコガ。キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びクロラントラニリプロール単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はクロラントラニリプロールとの組合せ)のいずれかに浸漬した。次いで、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度18mg/Lのクロラントラニリプロール(Sigma 32510)のいずれかの50μl懸濁液を、各キャベツディスク上に滴下した。これらを1時間乾燥させた。ディスクが乾燥した後、1匹の第2齢オオタバコガを各ディスクに加えた。全部で24匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表60に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとクロラントラニリプロールの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、クロラントラニリプロール単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とクロラントラニリプロールの組合せに関する、1日目及び2日目のオオタバコガの%死亡率を示す。
フルベンジアミドとツマジロクサヨトウ。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の濃度0.59mg/Lのフルベンジアミド(Sigma 32801)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びフルベンジアミド単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10cfu/mL(表61のデータの場合)、及びリン酸緩衝液中の1x10cfu/mL(表62、63、及び4のデータの場合)のY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はフルベンジアミドとの組合せ)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢ツマジロクサヨトウ幼虫(表61の場合)及び第4齢ツマジロクサヨトウ幼虫(表62、63及び64の場合)を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を下記に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとフルベンジアミドの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、フルベンジアミド単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とフルベンジアミドの組合せに関する、6、7、8、10及び11日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O348UXとフルベンジアミドの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、フルベンジアミド単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とフルベンジアミドの組合せに関する、4、5及び6日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O24G3Rとフルベンジアミドの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、フルベンジアミド単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とフルベンジアミドの組合せに関する、4及び6日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O23ZMJとフルベンジアミドの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、フルベンジアミド単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とフルベンジアミドの組合せに関する、4日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
フルベンジアミドとタマナヤガ。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトンの0.59mg/L(表65のデータの場合)、及びアセトンの0.20mg/L(例えば、表66、67及び68のデータの場合)の濃度のフルベンジアミド(Sigma 32801)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、リン酸緩衝溶液(対照及びフルベンジアミド単独の処理)又はリン酸緩衝液中の濃度1x10cfu/mLのY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の懸濁液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はフルベンジアミドとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢タマナヤガ幼虫を個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を下記に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWとフルベンジアミドの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、フルベンジアミド単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とフルベンジアミドの組合せに関する、4、5及び6日目のタマナヤガの%死亡率を示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O348UXとフルベンジアミドの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独、フルベンジアミド単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とフルベンジアミドの組合せに関する、5、6及び7日目のタマナヤガの%死亡率を示す。
上記の表のデータは、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O23ZMJ単独、フルベンジアミド単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とフルベンジアミドの組合せに関する、5、6及び7日目のタマナヤガの%死亡率を示す。
上記の表のデータは、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O24G3R単独、フルベンジアミド単独、及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)とフルベンジアミドの組合せに関する、5、6及び7日目のタマナヤガの%死亡率を示す。
実施例14.エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)細胞及び化学殺虫剤の組合せを使用した昆虫殺滅(%死亡率)の概要
下記の表は、実施例3〜13の選択された、しかし代表的なデータの概要である。表の各列は、実施例3〜13のうちの1つに記載されている、選択された実験からのデータを含む。表の列は、左から右へ、化学殺虫剤のIRACグループ;実験に使用した特定の化学殺虫剤(insectide)及び濃度;化学殺虫剤、エルシニア(Yersinia)、又は化学殺虫剤+エルシニア(Yersinia)を試験した昆虫;使用したエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)の単離物及び濃度;化学殺虫剤単独に暴露した昆虫の%死亡率;エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)単独に暴露した昆虫の%死亡率;化学殺虫剤及びエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)の組合せに暴露した昆虫の%死亡率;単独で試験した組合せの個々の成分と比較した、組合せの計算されたパフォーマンスインデックス(パフォーマンスインデックス=化学殺虫剤とエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)の組合せに暴露した昆虫の実際の死亡率を、化学殺虫剤及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)に個別に暴露した昆虫の累積死亡率で除算したもの);及びパフォーマンスインデックスを計算するためのデータを収集した昆虫殺滅の時点(処理後の日)を示す。
実施例15.エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)細胞及び化学殺虫剤の組合せを使用した昆虫殺滅(LT50を用いた)の概要
下記の表は、実施例3〜13の選択された、しかし代表的なデータの概要である。表の各列は、実施例3〜13のうちの1つに記載されている、選択された実験からのデータを含む。表の列は、左から右へ、化学殺虫剤のIRACグループ;実験に使用した特定の化学殺虫剤及び濃度;化学殺虫剤、エルシニア(Yersinia)、又は化学殺虫剤+エルシニア(Yersinia)を試験した昆虫;使用したエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)の単離物及び濃度;化学殺虫剤単独に暴露した昆虫のLT50;エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)単独に暴露した昆虫のLT50;化学殺虫剤及びエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)の組合せに暴露した昆虫のLT50;LT50の低下(単一の活性物質の最低LT50から、組合せのLT50を減算したものと等しい)、;及びLT50の%低下(LT50低下を単一の活性物質の最低LT50で除算したものx100%に等しい)を示す。
実施例16〜26は、化学殺虫剤と組合せたエルシニア(YERSINIA)細胞からの無細胞濾液を使用した。
実施例16.エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)無細胞濾液の調製及び滴定
無細胞濾液を生成するために、LB培地中で増殖させたエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)の培養物を11,448(g)で10分間遠心分離した。遠心分離ペレットから上清をデカントし、0.22μmフィルターを通して濾過した。ELISAを用いたアッセイを行ってYen−TC(毒素複合体)の濃度を決定し、また特異的な基質に対するキチナーゼ活性を測定することによってキチナーゼ「の濃度」を決定した。これらのアッセイに基づいて、全ての濾液はYen−TC及びキチナーゼ活性を含んでいた。無細胞濾液の相対的な効力を推定するために行われた。昆虫を最初に、一連の無細胞濾液の希釈物でプレスクリーニングして、中度の活性を提供する濃度を選択した。この理論は、使用する化学殺虫剤の比率を決定するために実施例2で用いたものと同様である。これらの初期スクリーニングに基づいて、未希釈の無細胞濾液をキャベツルーパー、ツマジロクサヨトウ、タマナヤガ及びコロラドハムシに使用した。リン酸緩衝液中の無細胞濾液の1:100希釈物をコナガに使用した。下記の実施例の各々において、これは1%として表される。
実施例2に記載した化学殺虫剤の滴定に関して行ったように、無細胞濾液のこれらの量の使用により、無細胞濾液と化学殺有害生物剤の組合せをアッセイで使用する場合に、化学殺虫剤によるさらなる殺虫活性の検出が可能となる。
実施例17.IRACグループ1B−有機リン:コナガに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の無細胞濾液とクロルピリホスの組合せの実施例
コナガに対するクロルピリホスと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の3.8mg/Lのクロルピリホス(Sigma 45395)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、1%Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びクロルピリホス単独の処理)又は培養物Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWからの1%無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はクロルピリホスと組合せた処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第2齢コナガを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表71に示す。
上記の表のデータは、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)無細胞濾液単独、クロルピリホス単独、及び無細胞濾液とクロルピリホスの組合せに関する、4日目のコナガの%死亡率を示す。
実施例18.IRACグループ2B−フェニルピラゾール:ツマジロクサヨトウに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の無細胞濾液とフィプロニルの組合せの実施例
ツマジロクサヨトウに対するフィプロニルと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の12mg/Lのフィプロニル(Sigma 46451)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、未希釈Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びフィプロニル単独の処理)又は培養物Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWからの未希釈無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はフィプロニルとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢ツマジロクサヨトウを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表72に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの無細胞濾液とフィプロニルの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)無細胞濾液単独、フィプロニル単独、及び無細胞濾液とフィプロニルの組合せに関する、5、6、7及び8日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
実施例19.IRACグループ3A−ピレスロイド:キャベツルーパー、ツマジロクサヨトウ及びタマナヤガに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の無細胞濾液とエスフェンバレレート;並びにコナガに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の無細胞濾液とデルタメトリンの組合せの実施例
キャベツルーパーに対するエスフェンバレレートと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の0.56mg/Lのエスフェンバレレート(Sigma 46277)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、未希釈Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びエスフェンバレレート単独の処理)又は培養物Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWからの未希釈無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はエスフェンバレレートとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢キャベツルーパーを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表73に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの無細胞濾液とエスフェンバレレートの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)無細胞濾液単独、エスフェンバレレート単独、及び無細胞濾液とエスフェンバレレートの組合せに関する、5、6、7及び8日目のキャベツルーパーの%死亡率を示す。
ツマジロクサヨトウに対するエスフェンバレレートと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の56mg/Lのエスフェンバレレート(Sigma 46277)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、未希釈Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びエスフェンバレレート単独の処理)又は培養物Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWからの未希釈無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はエスフェンバレレートとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢ツマジロクサヨトウを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表74に示す。
上記の表のデータは、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEW無細胞濾液単独、エスフェンバレレート単独、及び無細胞濾液とエスフェンバレレートの組合せに関する、5及び7日目のツマジロクサヨトウの%死亡率を示す。
タマナヤガに対するエスフェンバレレートと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の5.6mg/Lのエスフェンバレレート(Sigma 46277)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、未希釈Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びエスフェンバレレート単独の処理)又は培養物Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWからの未希釈無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はエスフェンバレレートとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢タマナヤガを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表75に示す。
上記の表のデータは、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEW無細胞濾液単独、エスフェンバレレート単独、及び無細胞濾液とエスフェンバレレートの組合せに関する、6日目のタマナヤガの%死亡率を示す。
コナガに対するデルタメトリンと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の0.29mg/Lのデルタメトリン(Sigma 45423)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、1%Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びデルタメトリン単独の処理)又はY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの培養物からの1%無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はデルタメトリンとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第2齢コナガを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表76に示す。
上記の表のデータは、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEW無細胞濾液単独、デルタメトリン単独、及び無細胞濾液とデルタメトリンの組合せに関する、2、3、4、7及び9日目のコナガの%死亡率を示す。
コナガに対するデルタメトリンと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の0.22mg/Lのデルタメトリン(Sigma 45423)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、1%Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びデルタメトリン単独の処理)又は培養物Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O333A4からの1%無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はデルタメトリンとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第2齢コナガを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表77に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O333A4の無細胞濾液とデルタメトリンの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)無細胞濾液単独、デルタメトリン単独、及び無細胞濾液とデルタメトリンの組合せに関する、3、5、6、7、10、11及び12日目のコナガの%死亡率を示す。
実施例20.IRACグループ4A−ネオニコチノイド:コナガ及びキャベツルーパーに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の無細胞濾液とクロチアニジン;コロラドハムシに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の無細胞濾液とイミダクロプリド及びチアクロプリド;コナガに対する無細胞濾液とチアクロプリド;並びにキャベツルーパーに対する無細胞濾液とチアメトキサムの組合せの実施例
コナガに対するクロチアニジンと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の60mg/Lのクロチアニジン(Sigma 33589)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、1%Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びクロチアニジン単独の処理)又は培養物Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWからの1%無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はクロチアニジンとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第2齢コナガを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表78に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの無細胞濾液とクロチアニジンの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)無細胞濾液単独、クロチアニジン単独、及び無細胞濾液とクロチアニジンの組合せに関する、4及び5日目のコナガの%死亡率を示す。
キャベツルーパーに対するクロチアニジンと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の60mg/Lのクロチアニジン(Sigma 33589)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びクロチアニジン単独の処理)又は培養物Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWからの未希釈無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はクロチアニジンとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢キャベツルーパーを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表79に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの無細胞濾液とクロチアニジンの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)無細胞濾液単独、クロチアニジン単独、及び無細胞濾液とクロチアニジンの組合せに関する、2、5、6、8、9及び12日目のキャベツルーパーの%死亡率を示す。
コロラドハムシに対するイミダクロプリドと無細胞濾液。トマト葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の0.56mg/Lのイミダクロプリド(Sigma 37894)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、トマトディスクを、未希釈Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びイミダクロプリド単独の処理)又は培養物からの未希釈無細胞濾液のいずれかに浸漬した。トマトディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢コロラドハムシを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表80に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの無細胞濾液とイミダクロプリドの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)無細胞濾液単独、イミダクロプリド単独、及び無細胞濾液とイミダクロプリドの組合せに関する、5、6、7、8及び9日目のコロラドハムシの%死亡率を示す。
コロラドハムシに対するチアクロプリドと無細胞濾液。トマト葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の1mg/Lのチアクロプリド(Sigma 37905)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、トマトディスクを、未希釈Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びイミダクロプリド単独の処理)又は培養物Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWからの未希釈無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はイミダクロプリドとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。トマトディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢コロラドハムシを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表81に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの無細胞濾液とチアクロプリドの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)無細胞濾液単独、チアクロプリド単独、及び無細胞濾液とチアクロプリドの組合せに関する、5、6、7、8及び9日目のコロラドハムシの%死亡率を示す。
コナガに対するチアクロプリドと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の100mg/Lのチアクロプリド(Sigma 37905)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、1%Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びチアクロプリド単独の処理)又は培養物Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O24G3Rからの1%無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はチアクロプリドとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第2齢コナガを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表82に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O24G3Rの無細胞濾液とチアクロプリドの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)無細胞濾液単独、チアクロプリド単独、及び無細胞濾液とチアクロプリドの組合せに関する、4、5、6、7、12及び13日目のコナガの%死亡率を示す。
キャベツルーパーに対するチアメトキサムと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の150mg/Lのチアメトキサム(Sigma 37924)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、未希釈リン酸緩衝液(対照及びチアメトキサム単独の処理)又は培養物Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWからの未希釈無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はチアメトキサムとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢キャベツルーパーを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表83に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの無細胞濾液とチアメトキサムの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)無細胞濾液単独、チアメトキサム単独、及び無細胞濾液とチアメトキサムの組合せに関する、5及び7日目のキャベツルーパーの%死亡率を示す。
実施例21.IRACグループ5−スピノシン:コナガ、キャベツルーパー及びコロラドハムシに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の無細胞濾液とスピノサドの組合せの実施例
コナガに対するスピノサドと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の0.25mg/Lのスピノサド(Sigma 33706)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、1%Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びスピノサド単独の処理)又は培養物Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWからの1%無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はスピノサドとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第2齢コナガを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表84に示す。
上記の表のデータは、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEW無細胞濾液単独、スピノサド単独、及び無細胞濾液とスピノサドの組合せに関する、2、3、4、9及び11日目のコナガの%死亡率を示す。
キャベツルーパーに対するスピノサドと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の7.5mg/Lのスピノサド(Sigma 33706)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、未希釈Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びスピノサド単独の処理)又は培養物Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWからの未希釈無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はスピノサドとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢キャベツルーパーを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表85に示す。
上記の表のデータは、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEW無細胞濾液単独、スピノサド単独、及び無細胞濾液とスピノサドの組合せに関する、2、5、6、8及び9日目のキャベツルーパーの%死亡率を示す。
コロラドハムシに対するスピノサドと無細胞濾液。トマト葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の2.5mg/Lのスピノサド(Sigma 33706)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、トマトディスクを、未希釈Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びイミダクロプリド単独の処理)又はY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの培養物からの未希釈無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はイミダクロプリドとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。トマトディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢コロラドハムシを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表86に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの無細胞濾液とスピノサドの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)無細胞濾液単独、スピノサド単独、及び無細胞濾液とスピノサドの組合せに関する、1、2、5、6、7、8及び9日目のコロラドハムシの%死亡率を示す。
実施例22.IRACグループ6−アベルメクチン、ミベマイシン:キャベツルーパー及びコナガに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の無細胞濾液とエマメクチン安息香酸塩の組合せの実施例
キャベツルーパーに対するエマメクチン安息香酸塩と無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の0.02mg/Lのエマメクチン安息香酸塩(Sigma 31733)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、未希釈Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びエマメクチン安息香酸塩単独の処理)又はY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの培養物からの未希釈無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はエマメクチン安息香酸塩との組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢キャベツルーパーを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表87に示す。
上記の表のデータは、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEW無細胞濾液単独、エマメクチン安息香酸塩単独、及び無細胞濾液とエマメクチン安息香酸塩の組合せに関する、5及び12日目のキャベツルーパーの%死亡率を示す。
コナガに対するエマメクチン安息香酸塩と無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の0.002mg/Lのエマメクチン安息香酸塩(Sigma 31733)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、1%Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びエマメクチン安息香酸塩単独の処理)又は培養物Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWからの1%無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はエマメクチン安息香酸塩との組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢コナガを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。結果を表88に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)の単離物O43NEWの無細胞濾液とエマメクチン安息香酸塩との組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。
実施例23.IRACグループ15−ベンゾイル尿素:キャベツルーパーに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の無細胞濾液とノバルロンの組合せの実施例
キャベツルーパーに対するノバルロンと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の1.0mg/Lのノバルロン(Sigma 32419)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、未希釈Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びノバルロン単独の処理)又はY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの培養物からの未希釈無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はノバルロンとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第3齢キャベツルーパーを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表89に示す。
上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEW無細胞濾液単独、ノバルロン単独、及び無細胞濾液とノバルロンの組合せに関する、5及び6日目のキャベツルーパーの%死亡率を示す。
実施例24.IRACグループ22A−オキサジアジン:コナガ、タマナヤガ及びキャベツルーパーに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の無細胞濾液とインドキサカルブの組合せの実施例
コナガに対するインドキサカルブと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の1.6mg/Lのインドキサカルブ(Sigma 33969)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、1%Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びインドキサカルブ単独の処理)又は培養物Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWからの1%無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はインドキサカルブとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第2齢コナガを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表90に示す。
上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)O43NEW無細胞濾液単独、インドキサカルブ単独、及び無細胞濾液とインドキサカルブの組合せに関する、4及び5日目のコナガの%死亡率を示す。
タマナヤガに対するインドキサカルブと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の0.53mg/Lのインドキサカルブ(Sigma 33969)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、未希釈Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びインドキサカルブ単独の処理)又はY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの培養物からの未希釈無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はインドキサカルブとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第2齢タマナヤガを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表91に示す。
上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)O43NEW無細胞濾液単独、インドキサカルブ単独、及び無細胞濾液とインドキサカルブの組合せに関する、2、6、8及び9日目のタマナヤガの%死亡率を示す。
キャベツルーパーに対するインドキサカルブと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の0.53mg/Lのインドキサカルブ(Sigma 33969)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、未希釈Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びインドキサカルブ単独の処理)又はY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの培養物からの未希釈無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はインドキサカルブとの組合せ処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第2齢キャベツルーパーを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表92に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの無細胞濾液とインドキサカルブの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)無細胞濾液単独、インドキサカルブ単独、及び無細胞濾液とインドキサカルブの組合せに関する、2、4、6、7、8、9、12及び14日目のキャベツルーパーの%死亡率を示す。
実施例25.IRACグループ23−テトロン及びテトラミン酸誘導体:コナガに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の無細胞濾液とスピロテトラマトの組合せの実施例
コナガに対するスピロテトラマトと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の30mg/Lのスピロテトラマト(Sigma 32713)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、1%Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びインドキサカルブ単独の処理)又はY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの培養物からの1%無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はスピロテトラマトと組合せた処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第2齢コナガを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表93に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの無細胞濾液とスピロテトラマトの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)無細胞濾液単独、スピロテトラマト単独、及び無細胞濾液とスピロテトラマトの組合せに関する、4、5、6及び7日目のコナガの%死亡率を示す。
コナガに対するスピロテトラマトと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の30mg/Lのスピロテトラマト(Sigma 32713)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、1%Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びインドキサカルブ単独の処理)又はY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O24G3Rの培養物からの1%無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はスピロテトラマトと組合せた処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第2齢コナガを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表94に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O24G3Rの無細胞濾液とスピロテトラマトの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)無細胞濾液単独、スピロテトラマト単独、及び無細胞濾液とスピロテトラマトの組合せに関する、6、10、11及び14日目のコナガの%死亡率を示す。
実施例26.IRACグループ28−ジアミド:コナガ及びタマナヤガに対するY.エントモファーガ(Y.entomophaga)の無細胞濾液とフルベンジアミドの組合せの実施例
コナガに対するフルベンジアミドと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の0.059mg/Lのフルベンジアミド(Sigma 32801)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、1%Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びフルベンジアミド単独の処理)又はY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの培養物からの1%無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はフルベンジアミドと組合せた処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第2齢コナガを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表95に示す。
Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの無細胞濾液とフルベンジアミドの組合せは、いずれかの活性物質単独よりも有意に低いLT50をもたらした。上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)無細胞濾液単独、フルベンジアミド単独、及び無細胞濾液とフルベンジアミドの組合せに関する、4、5、6、7及び11日目のコナガの%死亡率を示す。
タマナヤガに対するフルベンジアミドと無細胞濾液。キャベツ葉ディスクを、アセトン(対照及びY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独の処理)又はアセトン中の0.59mg/Lのフルベンジアミド(Sigma 32801)のいずれかに浸漬した。これらを1時間乾燥させた。次いで、キャベツディスクを、未希釈Luriaブロス(LB)培地溶液(対照及びフルベンジアミド単独の処理)又はY.エントモファーガ(Y.entomophaga)単離物O43NEWの培養物からの未希釈無細胞濾液(Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)単独又はフルベンジアミドと組合せた処理)のいずれかに浸漬した。キャベツディスクを1時間乾燥した後、1匹の第2齢タマナヤガを個々のキャベツディスクの各々に加えた。全部で20匹の昆虫を各処理に関して評価した。昆虫を毎日観察し、生又は死としてスコア化した。結果を表96に示す。
上記の表のデータはまた、Y.エントモファーガ(Y.entomophaga)無細胞濾液単独、フルベンジアミド単独、及び無細胞濾液とフルベンジアミドの組合せに関する、5、6、7、8及び9日目のタマナヤガの%死亡率を示す。
実施例27.エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)無細胞濾液及び化学殺虫剤の組合せを使用した昆虫殺滅(%死亡率)の概要
下記の表は、実施例17〜26の選択された、しかし代表的なデータの概要である。表の各列は、実施例17〜26のうちの1つに記載されている、選択された実験からのデータを含む。表の列は、左から右へ、化学殺虫剤のIRACグループ;実験に使用した特定の化学殺虫剤(insectide)及び濃度;化学殺虫剤、濾液、又は化学殺虫剤+濾液を試験した昆虫;濾液を得たエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)の単離物及びそれが未希釈で使用されたか又は1:100に希釈されたか;化学殺虫剤単独に暴露した昆虫の%死亡率;エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)濾液単独に暴露した昆虫の%死亡率;化学殺虫剤及び濾液の組合せに暴露した昆虫の%死亡率;単独で試験した組合せの個々の成分と比較した、組合せの計算されたパフォーマンスインデックス(パフォーマンスインデックス=化学殺虫剤と濾液の組合せに暴露した昆虫の実際の死亡率を、化学殺虫剤及び濾液に個別に暴露した昆虫の累積死亡率で除算したもの);及びパフォーマンスインデックスを計算するためのデータを収集した昆虫殺滅の時点(処理後の日)を示す。
実施例28.エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)無細胞濾液及び化学殺虫剤の組合せを使用した昆虫殺滅(LT50を用いた)の概要
下記の表は、実施例17〜26の選択された、しかし代表的なデータの概要である。表の各列は、実施例17〜26のうちの1つに記載されている、選択された実験からのデータを含む。表の列は、左から右へ、化学殺虫剤のIRACグループ;実験に使用した特定の化学殺虫剤及び濃度;化学殺虫剤、濾液、又は化学殺虫剤+濾液を試験した昆虫;濾液を得たエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)の単離物及び濾液の濃度(未希釈又は1:100希釈);化学殺虫剤単独に暴露した昆虫のLT50;エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)無細胞濾液単独に暴露した昆虫のLT50;化学殺虫剤とエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)無細胞濾液の組合せに暴露した昆虫のLT50;LT50の低下(単一の活性物質の最低LT50から、組合せのLT50を減算したものと等しい);及びLT50の%低下率(LT50低下を単一の活性物質の最低LT50で除算したものx100%に等しい)を示す。
組成物、方法などの例は記載によって説明されており、記載はかなり詳細であるが、出願人が出願の範囲を制限したり、いかなる方法でも制限する意図はない。もちろん、本明細書に記載される組成物、方法などを記載する目的で、考えられる成分又は方法のあらゆる組合せを記載することは不可能である。その他の利点及び修正は、当業者には容易に理解される。したがって本発明は、図示及び説明された特定の詳細及び例示的な実施例に限定されない。したがって、本出願は、出願の範囲内に入る改変、修正及び変更を包含することを意図している。また、上記説明は、本発明の範囲を限定するものではない。
生物学的材料の寄託
以下の生物学的材料が、ブダペスト条約の条項に基づき、米国農務省農業研究サービス特許文化コレクション(NRRL)、農業研究サービス、米国農務省、1815 North University Street、Peoria、Illinois 61604、USAに2018年3月15日に寄託され、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)株O43NEW(NRRL B−67598)、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)株O24G3R(NRRL B−67599)、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)株O24KEK(NRRL B−67600)及びエルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)株O333A4(NRRL B−67601)と同定された。
配列リストへの参照
本出願は、コンピュータ読取可能フォーマットにおける配列一覧を含んでおり、これは参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (24)

  1. エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)及び/若しくはエルシニア・ヌルミイ(Yersinia nurmii)細菌、並びに/又はそれに由来する毒素;並びに
    少なくとも1種の殺有害生物剤及び/又は以下に示す本明細書に開示したグループのうちの少なくとも1つに由来する物質:
    グループ1、殺真菌剤;
    グループ2、腹足類駆除剤;
    グループ3、除草剤;
    グループ4、殺虫剤及び/又は殺線虫剤;
    グループ5、殺ダニ剤及び/又はダニ駆除剤;
    グループ6、生物刺激剤;
    グループ7、植物シグナル分子;並びに
    グループ8、他の微生物
    を含むか、それから本質的になるか、又はそれからなる組成物。
  2. 前記エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)及び/若しくはエルシニア・ヌルミイ(Yersinia nurmii)、並びに/又はそれに由来する前記毒素が、殺虫活性を有する、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記エルシニア(Yersinia)及び/又は前記毒素、並びに前記少なくとも1種の殺有害生物剤及び/又は物質が、前記組成物中に有効量で存在する、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 前記少なくとも1種の殺有害生物剤及び/又は物質が:
    1種以上のカルバメート、有機リン、シクロジエン有機塩素、フェニルピラゾール、ピレスロイド及びピレトリン、DDT、メトキシクロル、ネオニコチノイド、ニコチン、スルホキシイミン、ブテノリド、メソイオン、スピノシン、アベルメクチン、ミルベマイシン、幼若ホルモン類似体、フェノキシカルブ、ピリプロキシフェン、ハロゲン化アルキル、クロロピクリン、フッ化物、ホウ酸塩、吐酒石、イソチオシアン酸メチル発生剤、ピリジンアゾメチン誘導体、クロフェンテジン、ジフロビダジン、ヘキシチアゾックス、エトキサゾール、ジアフェンチウロン、有機スズダニ駆除剤、プロパルガイト、テトラジフォン、クロルフェナピル、DNOC、スルフルアミド、ネレイストキシン類似体、ベンゾイル尿素、ブプロフェジン、シロマジン、ジアシルヒドラジン、アミトラズ、ヒドラメチルノン、アセキノシル、フルアクリピリム、ビフェナゼート、meti殺ダニ剤及び殺虫剤、ロテノン、オキサジアジン、セミカルバゾン、テトロン酸、テトラミン酸、リン化物、シアン化物、β−ケトニトリル誘導体、カルボキサニリド、ジアミド、フロニカミド、アザジラクチン、ベンゾキシメート、ブロモプロピレート、チノメチオナト、ジコフォール、GS−ω/κ HXTX−Hv1aペプチド、石灰硫黄、ピリダリル、硫黄、大環状ラクトン、合成ピレスロイド及び/若しくはシクロジエン有機塩素を含む1種以上の殺ダニ剤、殺虫剤及び/若しくは殺線虫剤;
    1種以上の芳香族炭化水素、ベンズイミダゾール、ベンゾチアジアゾール、カルボキサミド、カルボン酸アミド、モルホリン、フェニルアミド、ホスホネート、キノン外部阻害剤、チアゾリジン、チオファネート、チオフェンカルボキサミド及び/若しくはトリアゾールを含む1種以上の殺真菌剤;
    1種以上のリン酸鉄、メタアルデヒド、メチオカルブ及び/若しくは塩を含む1種以上の腹足類駆除剤;
    1種以上のアセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCase)阻害剤、アセト乳酸シンターゼ(ALS)阻害剤、アセトヒドロキシ酸シンターゼ(AHAS)阻害剤、光化学系II阻害剤、光化学系I阻害剤、プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ(PPO又はプロトックス)阻害剤、カロテノイド生合成阻害剤、エノールピルビルシキミ酸3−リン酸(EPSP)シンターゼ阻害剤、グルタミンシンテターゼ阻害剤、ジヒドロプテロイン酸シンテターゼ阻害剤、有糸分裂阻害剤、4−ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(4−HPPD)阻害剤、合成オーキシン、オーキシン除草剤塩、オーキシン輸送阻害剤、及び/若しくは核酸阻害剤を含む1種以上の除草剤;
    ブロジファクウム、ブロマジオロン、ブロメタリン、コレカルシフェロール、クロロファシノン、ジフェチアロン、ジファシノン、ストリキニーネ、ワルファリン及び/若しくは亜鉛リン化物を含む1種以上の殺鼠剤;並びに/又は
    1種以上の殺ウイルス剤を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記少なくとも1種の殺有害生物剤及び/又は物質が、1種以上のリポ−キトオリゴ糖(LCO)、キトオリゴ糖(CO)、キチン質化合物、フラボノイド、非フラボノイドnode遺伝子誘導因子、ジャスモン酸又はその誘導体、リノール酸又はその誘導体、リノレン酸又はその誘導体及びカリキンを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 前記少なくとも1種の殺有害生物剤及び/又は物質が:
    シアニジン、デルフィニジン、マルビジン、ペラルゴニジン、ペオニジン及び/若しくはペツニジンを含む1種以上のアントシアニジン;
    1種以上のフラボン、例えば、アピゲニン、バイカレイン、クリシン、7,8−ジヒドロキシフラボン、ジオスミン、フラボキサート、6−ヒドロキシフラボン、ルテオリン、スクテラレイン、タンゲリチン及び/若しくはオウゴニン;及び/若しくはフラボノール、例えば、アムレンシン、アストラガリン、アザレアチン、アザレイン、フィセチン、フラノフラボノールガランギン、ゴッシペチン、3−ヒドロキシフラボン、ヒペロシド、イカリイン、イソケルセチン、ケンペリド、ケンペリトリン、ケンペロール、イソラムネチン、モリン、ミリセチン、ミリシトリン、ナツダイダイン、パキポドール、ピラノフラボノールケルセチン、ケルセチン、ラムナジン、ラムネチン、ロビニン、ルチン、スピレオシド、トロキセルチン及び/若しくはザントラムニンを含む1種以上のアントキサンチン;
    ブチン、エリオジクチオール、ヘスペレチン、ヘスペリジン、ホモエリオジクチオール、イソサクラネチン、ナリンゲニン、ナリンギン、ピノセムブリン、ポンシリン、サクラネチン、サクラニン及び/若しくはステルビンを含む1種以上のフラバノン;
    ジヒドロケンペロール及び/若しくはタキシフォリン;フラバン、例えば、フラバン−3−オール(例えば、カテキン(C)、3−没食子酸カテキン(Cg)、エピカテキン(EC)、エピガロカテキン(EGC)、3−没食子酸エピカテキン(ECg)、3−没食子酸エピガロカテキン(EGCg)、エピアフゼレキン、フィセチニドール、ガロカテキン(GC)、3−没食子酸ガロカテキン(GCg)、グイブルチニドール、メスキトール、ロビネチニドール、3−没食子酸テアフラビン、3’−没食子酸テアフラビン、3,3’−二没食子酸テアフラビン、テアルビジン)、フラバン−4−オール(例えば、アピフォロール及び/又はルテオフォロール)及び/若しくはフラバン−3,4−ジオール(例えば、ロイコシアニジン、ロイコデルフィニジン、ロイコフィセチニジン、ロイコマルビジン、ロイコペラルゴニジン、ロイコペオニジン、ロイコロビネチニジン、メラカシジン及び/又はテラカシジン)を含む1種以上のフラバノノール;並びに/又は
    1種以上のイソフラボン、例えば、ビオカニンA、ダイゼイン、ホルモノネチン、ゲニステイン及び/若しくはグリシテイン;イソフラバン、例えば、エクオール、ロンコカルパン及び/若しくはラキシフロラン;イソフラバンジオール;イソフラベン、例えば、グラブレン、ハギニンD及び/若しくは2−メトキシズダイシン;クメスタン、例えば、クメストロール、プリカジン及び/若しくはウェデロラクトン;プテロカルパン;及び/若しくはレチノイドを含む1種以上のイソフラボノイド;並びに/又は
    カロフィロリド、クタレアゲニン、ダルベルジクロメン、ダルベルジン及び/若しくはニベチンを含む1種以上のネオフラボノイド;並びに/又は
    ビツカルピンA、ビツカルピンB、エリブラエジンA、エリブラエジンB、エリトラビッシンII、エリトラビッシン−1、エリクリスタガリン、グリシノール、グリセオリジン、グリセオリン、グリシリゾール、マーキアイン、メジカルピン、モリシアニン、オリエンタノール、ファセオリン、ピサチン、ストリアチン及び/若しくはトリフォリリジンを含む1種以上のプテロカルパンを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記組成物が:
    1種以上の単糖、任意選択的に、アラビノース、フルクトース及び/若しくはグルコース;
    1種以上の二糖、任意選択的に、マルトース、スクロース及び/若しくはトレハロース;
    1種以上のマルトデキストリン、任意選択的に、1種以上のマルトデキストリン(例えば、(それぞれ及び/又は集合的に)約15〜約20のDEV値を有する1種以上のマルトデキストリン;
    1種以上の糖アルコール、任意選択的に、アラビトール、マンニトール、ソルビトール及び/若しくはキシリトール;
    1種以上のフミン酸、任意選択的に、フミン酸カリウム及び/若しくはフミン酸ナトリウム;
    1種以上の吸湿性ポリマー、任意選択的に、1種以上のアルブミン、アルギネート、セルロース、ガム(例えば、セルロースガム、グアーガム、アラビアガム、コンブレツムガム、キサンタンガム)、メチルセルロース、ナイロン、ペクチン、ポリアクリル酸、ポリカーボネート、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリエチレンイミン(PEI)、ポリラクチド、ポリメチルアクリレート(PMA)、ポリウレタン、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン(PVP)、プロピレングリコール、カルボキシメチルセルロースナトリウム及び/若しくはデンプン;
    1種以上の酸化制御成分、任意選択的に、1種以上の酸化防止剤(例えば、アスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビル、ステアリン酸アスコルビル、アスコルビン酸カルシウム、1種以上のカロテノイド、リポ酸、1種以上のフェノール化合物(例えば、1種以上のフラボノイド、フラボン及び/又はフラボノール)、アスコルビン酸カリウム、アスコルビン酸ナトリウム、1種以上のチオール(例えば、グルタチオン、リポ酸及び/又はN−アセチルシステイン)、1種以上のトコフェロール、1種以上のトコトリエノール、ユビキノン及び/又は尿酸)及び/若しくは1種以上の脱酸素剤、任意選択的に、アスコルビン酸及び/若しくは炭酸水素ナトリウム;並びに/又は
    1種以上のUV保護剤、任意選択的に、1種以上のリグノサルファイトを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記組成物が、有害生物に対して活性を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 前記組成物が、植物に適用された際、植物成長及び/又は植物収量に対して活性を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 前記有害生物が昆虫を含み、前記昆虫が、ネッタイシマカ、コットンリーフホッパー、ハマダラカ、メロン/ワタアブラムシ、タバココナジラミ、ニカメイガ、トコジラミ、ゴキブリ、イエカ、コドリンガ、ミカンキジラミ、サトウキビ害虫、グリーン・ベリー・スティンク・バッグ、カメムシ、ミカンキイロアザミウマ、ツェツェバエ、オオタバコガ(cotton bollworm)、コーンイヤーワーム、オオタバコガ、コロラドハムシ、ナスノメイガ、マメハモグリバエ、ヨーロピアン・グレープヴァイン・モス、アフリカン・カウピー・トリップ、ケシキスイムシ、イエバエ、モモアカアブラムシ、レタスヒゲナガアブラムシ、トビイロウンカ、ヨーロッパアワノメイガ、リンゴハダニ、コナガ、キャベツ茎ノミハムシ、バードチェリーエンバクアブラムシ、スナバエ、アボカド・トリップ、ブユ、イングリッシュグレインアブラムシ、ウンカ、シロイチモンジョトウ、ツマジロクサヨトウ、ハスモンヨトウ、ナミハダニ、オニオン・トリップ、オンシツコナジラミ、サシガメ、コクヌストモドキ、トマトキバガ、キャベツルーパー、タマナヤガ、グラスホッパー、バッタ、蟻、コドリンガ、サトウキビ害虫、オオタバコガ(cotton bollworm)、コーンイヤーワーム、オオタバコガ、ナスノメイガ、ヨーロピアン・グレープヴァイン・モス、ヨーロッパアワノメイガ、コナガ、シロイチモンジョトウ、ツマジロクサヨトウ、ハスモンヨトウ、キャベツルーパー、タマナヤガ、アグロティス属(Agrotis spp.)、ヨトウムシ、ヘリコベルパ属(Helicoverpa spp.)、アメリカタバコガ、ヘリオシス属(Heliothis spp.)、コウモリガ、ストロベリー・ルート・ワーム、エジプトヨトウ、アワヨトウの幼虫、ベルベットビーン・キャタピラー、サウスウェスタン・コーン・ボーラー、ソイビーン・ルーパー、サザン・アーミー・ワーム、グリーン・クローバーワーム、ニカメイガ、コロラドハムシ、ポーレン・ビートル、キャベツ茎ノミハムシ、コクヌストモドキ、アオナガタマムシ、ハリガネムシ、ツヤハダゴマダラカミキリ、ブラック・ターフグラス・アテニウス、ビーン・リーフ・ビートル、プラム・クルクリオ、ペカン・ウィービル、バンデッド・キューカンバー・ビートル、ウェスタン・スポッテド・キューカンバー・ビートル、コーン・ルートワーム、セマダラコガネ、アニュアル・ブルーグラス・ウィービル、メロノンタ、キンケクチブトゾウムシ、ガーデン・チェーファー、ホワイトグラブ、フリービートル、ジャパニーズ・ビートル・グラブ、ビバーナム・リーフ・ビートル、クリプトメリア・バーク・ビートル、ゾウムシ、ピー・ウィービル、スカラブ・グラブ、シバオサゾウムシ、ストロファソマ・ウィービル、ヒラタコクヌストモドキ、アンブロシア・ビートル、ツチハンミョウ、グラスホッパー、バッタ、コオロギ、ハマダラカ、イエカ、ツェツェバエ、アメリカン・サーペンタイン・リーフマイナー、イエバエ、サシチョウバエ、ブユ、トマトキバガ、蚊、キノコバエ、ハナバエ、タマネギバエ、キャベツハナバエ、ミギワバエ、ガガンボ、レザー・ジャケット、蟻、ススメバチ、チャバネゴキブリコバネゴキブリ、ワモンゴキブリ、シロアリ、ミカンキイロアザミウマ、アフリカン・カウピー・トリップ、アボカド・トリップ、オニオン・トリップ、プリベット・トリップ、イースタン・フラワー・トリップ、チリ・トリップ、コットンリーフホッパー、メロン/ワタアブラムシ、タバココナジラミ、コジラミ、ミカンキジラミ、グリーン・ベリー・スティンク・バッグ、カメムシ、モモアカアブラムシ、レタスヒゲナガアブラムシ、トビイロウンカ、バードチェリーエンバクアブラムシ、イングリッシュグレインアブラムシ、ウンカ、オンシツコナジラミ、サシガメ、ルート・アヒッド、ブドウネアブラムシ、クサギカメムシ、リガス、バグルダ・バッグ、スリー・コーナード・アルファルファ・ホッパー、アメリカコバネナガカメムシ、ポテト・シリド、キャベツアブラムシ、グリーン・リーフホッパー、ポテト・リーフホッパー、リンゴハダニ、ナミハダニ、ラストマイト、ライブストック・ティックス、シカダニ、パシフィック・スパイダー・マイト、バロアダニ、犬ダニ、マダニ、ルート・アヒッド、ブドウネアブラムシ、クサギカメムシ、リガス、バグルダ・バッグ、スリー・コーナード・アルファルファ・ホッパー、グリーン・クローバーワーム、アメリカコバネナガカメムシ及び/又はツチハンミョウを含む、請求項9に記載の組成物。
  11. 前記エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)及び/又はエルシニア・ヌルミイ(Yersinia nurmii)細菌が、修飾微生物株である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 前記修飾微生物株が、修飾されていない前記株と比較して、増大した殺虫活性を有する、請求項11に記載の組成物。
  13. 前記エルシニア(Yersinia)が、前記組成物のグラム及び/又はミリリットル当たり1x10〜約1x1012のコロニー形成単位、任意選択的に前記組成物のグラム及び/又はミリリットル当たり少なくとも1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x10、1x1010、1x1011、又は1x1012のコロニー形成単位を含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)及び/若しくはエルシニア・ヌルミイ(Yersinia nurmii)細菌並びに/又は前記細菌に由来する毒素;並びに
    メトミル、オキサミル、カルバリル、アセフェート、λ−シハロトリン、エスフェンバレレート、フェンプロパトリン、スピノサド、スピネトラム、エマメクチン安息香酸塩、テブフェノジド、メトキシフェノジド、リナキシピル、クロラントラニリプロール、フルベンジアミド、インドキサカルブ、CYD−X(商標)、及びノバルロンを含む少なくとも1種の殺虫剤を含むか、それから本質的になるか、又はそれからなる組成物。
  15. 前記少なくとも1種の殺虫剤が、カルバリル、スピノサド、エマメクチン安息香酸塩、インドキサカルブ及びノバルロンを含む、請求項14に記載の組成物。
  16. エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)及び/若しくはエルシニア・ヌルミイ(Yersinia nurmii)細菌並びに/又は前記細菌に由来する毒素;並びに
    Lannate(登録商標)及びAcinate 24 L、Vydate(登録商標)、Sevin(登録商標)、Orthene(登録商標)、Mustang Max(登録商標)、Baythroid(登録商標)、Karate、Asana(登録商標);Danitol(登録商標)、Entrust(登録商標)、PESTANAL(登録商標)、Monterey Garden Insect Spray、Radiant(登録商標)、Proclaim(登録商標);Confirm(登録商標)、Intrepid(登録商標)、Prevathon(登録商標)、Coragen(登録商標)、Voliam(登録商標)、Acelepryn(商標)、Fenos(登録商標)、Toursismo(登録商標)、Synapse(商標)、Vetica(商標)、BELT(登録商標)、Avaunt(登録商標)、Steward(登録商標)、Romon(登録商標)及びPedestal(登録商標)を含む少なくとも1種の殺虫剤を含むか、それから本質的になるか、又はそれからなる組成物。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項の組成物が適用されている植物又は植物部位。
  18. 請求項17に記載の植物から発芽した植物。
  19. 請求項17又は18に記載の植物から収穫された植物部位。
  20. 請求項1〜16のいずれか一項に記載の組成物を植物又は植物部位、任意選択的に種子に適用することを含むか、それから本質的になるか、又はそれからなる方法。
  21. 前記植物又は植物部位が成長した際に、向上した植物成長及び/又は向上した植物収量をもたらす、請求項20に記載の方法。
  22. 前記組成物を用いて得られる前記向上した植物成長及び/又は向上した植物収量が、前記エルシニア(Yersinia)並びに前記殺有害生物剤及び/又は物質単独を用いて得られる植物成長及び/又は植物収量に対する相加的効果と比較して予想外である、請求項21に記載の方法。
  23. 植物成長及び/又は植物収量を向上させる方法であって、
    請求項1〜16のいずれか一項に記載の組成物を、前記植物又は植物部位から成長する前記植物の成長及び/又は収量を向上させるのに有効な量/濃度で、植物又は植物部位に適用することを含むか、それから本質的になるか、又はそれからなる、方法。
  24. 昆虫を殺滅する、昆虫の成長を阻害する、及び/又は昆虫の生殖を阻害するための、エルシニア・エントモファーガ(Yersinia entomophaga)細菌及び化学殺虫剤の使用。
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