JP2020512869A - 蒸気掃除機用床ノズル - Google Patents

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Abstract

蒸気掃除機用床ノズルを提供する。該床ノズルは、保持体(40)と、該保持体(40)上に配置された、清掃布(34)を保持するように構成された保持装置(52)と、連結装置(94)を介して保持体(40)上に配置されたパイプ要素(78)とを含み、前記連結装置(94)が第1の連結部(100)を含み、該第1の連結部を介して保持体(40)が第1の回動軸(96)を中心としてパイプ要素(78)に対して回動可能であり、前記連結装置(94)が第2の連結部を含み、該第2の連結部を介して保持体(40)が第1の回動軸(96)と交差する第2の回動軸(98)を中心としてパイプ要素(78)に対して回動可能であり、更にバネ装置(108)を含み、該バネ装置は第1の連結部(100)に割り当てられ、パイプ要素(78)と対して保持体(40)が第1の回動軸(96)を中心として基準位置に対して回動したときに該保持体(40)を基準位置へ戻そうとする復元力を及ぼす。

Description

本発明は蒸気掃除機用床ノズルに関する。
また本発明は拭きモップに関する。
更にまた本発明は蒸気掃除機に関する。
特許文献1からから蒸気掃除機用床ノズルが知られている。
特許文献2から蒸気モップのような表面掃除機が知られている。
特許文献3から床処理装置が知られている。
特許文献4から蒸気モップのような別の表面掃除機が知られている。
特許文献5から蒸気モップが知られている。
WO 2016/055121 A1 US 2013/0232713 A1 US 2012/0060322 A1 US 2012/0222227 A1 CN 200977129 Y
本発明の基礎となる課題は、冒頭に挙げた種類の床ノズルであって、軽量に構成可能であり且つ広い範囲で運動可能である床ノズルを提供することである。
この課題は冒頭に挙げた床ノズルにおいて本発明により次のように解決される。即ち、保持体が設けられ、該保持体上に配置され且つ清掃布を保持するように構成された保持装置が設けられ、連結装置を介して前記保持体上に配置されたパイプ要素が設けられ、前記連結装置は第1の連結部を含み、該第1の連結部を介して前記保持体が第1の回動軸を中心として前記パイプ要素に対して回動可能であり、前記連結装置は第2の連結部を含み、該第2の連結部を介して前記保持体が前記第1の回動軸と交差する第2の回動軸を中心として前記パイプ要素に対して回動可能であり、更にバネ装置を含み、該バネ装置は前記第1の連結部に割り当てられ、前記パイプ要素において前記保持体が前記第1の回動軸を中心として基準位置に対して回動したときに該保持体を前記基準位置へ戻そうとする復元力を及ぼす。
第1の連結部に割り当てられたバネ装置により、保持体は(外力がなければ)パイプ要素に対して自動的に基準位置に戻ることができる。基準位置に達する上で保持体の自重は特に必要ない。これにより保持体及び床ノズル全体を軽量に構成することができる。
それは例えば保持装置を簡単な方法で構成すること、例えば清掃布用の掛着保持部を設けることにより可能である。
この床ノズルは(第1の回動軸及び第2の回動軸を中心として回動可能であることにより)高い可動性をもって実現することができる。
これにより高い操作性が得られ、しかもそうでなければ到達が困難又は不可能な場所も清掃することができる。
特に、床ノズルを少なくとも縁領域において平たく構成することで、例えば家具の下を通ることができるようにすることも可能である。
第1の回動軸は特に、パイプ要素に対して保持体を首振り運動させるための首振り軸である。例えば第1の回動軸はパイプ要素の一部の長軸に平行又は同軸である。
更に、第2の回動軸がパイプ要素に対して保持体を揺動させるための転がり軸であるようにする。第2の回動軸は特に、保持体が最も大きな寸法を有する方向である幅方向に平行になっている。特に第2の回動軸は、保持体の横方向の外側の両端間の距離方向に平行である。第2の回動軸を介して、清掃対象面に対するパイプ要素の遠端の距離又はパイプ要素上にある柄の距離を調節することができる。
第1の連結部に割り当てられたバネ装置が少なくとも1つのねじりバネ(しかも特に正確に1つのねじりバネ)を含み、該ねじりバネが特に開いたり閉じたりするように構成されていると有利である。これにより、第1の回動方向及び該第1の回動方向と反対の第2の回動方向において回動可能性(回転可能性)を実現することができる。
別の実施形態では、リンク要素と対向要素とを有するリンク軌道が第1の連結部に割り当てられ、前記(第1の回動軸用の)バネ装置がリンク要素に支持されている。第1の回動軸を中心とする相対的な回転によりリンク要素と対向要素との間に相対運動が生じ、この運動は特に線形的な成分を有している。バネ装置(これは特に一又は複数のコイルバネで構成される)は前記のように支持されているため、前記相対運動により基準位置から変位が生じると該バネ装置は押しつぶされる。リンク要素及び対向要素を適切に構成すれば、第1の回動軸を中心とする第1の回動方向及び該第1の回動方向と反対の第2の回動方向において回転に関する対称性を達成することができる。押しつぶされたバネ装置は、パイプ要素と保持体をそれらの相対的な基準位置に戻そうとする復元力を生じさせる。
特に、リンク要素は第1の回動軸に関して回転不能に保持体に結合され、対向要素は第1の回動軸に関して回転不能にパイプ要素に結合されている。この実施形態では、特に第1のバネ装置の一方の端がパイプ装置上で支持され、反対側の端がリンク要素上で支持されており、このリンク要素が今度は第1の回動軸に関して回転不能に保持体に結合されている。その場合は更に、特に、リンク要素と対向要素から成る適宜のリンク軌道と、適宜のバネ装置とがパイプ部内に保護されて配置され、該パイプ部が第1の回動軸に関して回転不能に保持体に結合されているようにする。
第1の連結部の基準位置がパイプ要素に対する保持体の対称位置であり、該保持体がパイプ要素に対して基準位置から出発して第1の回動方向及び該第1の回動方向と反対の第2の回動方向に回動可能である、というようにすれば極めて有利である。これは正反の回動方向に首振り運動ができるということに当たる。これにより床ノズルの操作性が高まる。外力がなければ、第1の連結部に割り当てられたバネ装置の作用により自動的に基準位置への復元が行われる。
特に、第1の回動軸を中心とする回動(首振り運動)のための保持体のパイプ要素に対する回動角度範囲は基準位置を基準として少なくとも±60度、特に少なくとも±70度、特に少なくとも±90度、そして特に少なくともほぼ±90度にある。これにより高い操作性が得られる。
第1の連結部に割り当てられたバネ装置が、同じ大きさで変位した場合に第1の回動方向及び第2の回動方向に少なくとも近似的に同じ復元力が作用するように構成されていれば有利である。これにより操作が容易になる。また基準位置に容易に到達できる。
ある実施形態では、第1の連結部が第1のパイプ部及び第2のパイプ部を含み、第2のパイプ部が第1のパイプ部の内部に第1の回動軸を中心として回転可能に横たえられており、第1のパイプ部と第2のパイプ部のうち一方のパイプ部が第1の回動軸に関して回転不能にパイプ要素と結合され、他方のパイプ部が第1の回動軸に関して回転不能に保持体に結合されている。特に、パイプ要素に回転不能に結合されたパイプ部はパイプ要素の一部である。このようにすれば、第1の連結部を簡単に構成することができる。また、簡単に第1の連結部を通じて流体を流通させて流体分配部に供給することができる。
第2のパイプ部が流体通過領域を備えていれば有利である。このようにすれば、必要な部品の点数を最小限に抑え、床ノズルの重量を最小限に抑えて、簡単な設計の構造が得られる。そして、流体通過領域を通じて、保持された清掃布まで流体(特に蒸気)を適切に導くことができる。
第1の連結部に割り当てられたバネ装置が第1のパイプ部及び第2のパイプ部に支持されていれば簡単な設計の構造が得られる。これにより、第1の回動軸を中心として基準位置から変位が生じたときに簡単に復元モーメントが生じるようにすることができる。
第2の連結部が流体分配部を含み、該流体分配部を通じて保持体の下面へ流体を供給できるようにすれば、設計上簡単な構造が得られる。このようにすれば、第2の連結部を通り抜けて又は第2の連結部を介して保持部の下面、特に分配空間に流体(蒸気)を導くことができる。
流体分配部がT継手である又はT継手を含むものであれば有利である。これにより第2の連結部を簡単に実現できる。この第2の連結部は簡単に第1の連結部に連結することができる。更に、清掃布に流体(蒸気)を最適な状態で当てることが容易にできる。
第2の連結部が分配パイプを含み、該分配パイプが第2の回動軸を中心として回動可能に保持体上に横たえられていれば有利である。分配パイプは、まず流体(蒸気)を分配して保持体の分配空間に導入する働きをする。また分配パイプは第2の連結部のシャフトとなることができ、これにより揺動のための第2の回動軸を中心とした回転を容易に実現できる。
特に、分配パイプ上には、第1の連結部の一部であって特にパイプ要素に対して第1の回動軸を中心として回動可能であるパイプ部が配置されている。これにより、第1の連結部と第2の連結部の間の機械的な連結を容易に達成することができ、その際、流体の流通と分配パイプへの流体の供給が設計上簡単な方法で実現される。
第2の連結部に割り当てられたバネ装置、特に一又は複数のねじりバネ(しかも好ましくは正確に1つのねじりバネ)を含むバネ装置が分配パイプ及び保持体に支持されているようにすることが好ましい。このようにすれば復元モーメントが簡単に達成できる。
パイプ要素がL字継手である又はL字継手の一部であれば有利である。そうすると、例えば拭きモップとの関連で言えば、保持体上に保持された清掃布を清掃対象面の上にぴったり置き、拭きモップの柄をその面に対して斜めにすることができるため、清掃対象面に沿って最適な案内動作ができる。
L字継手が第1の領域と第2の領域を含み、第1の領域の長軸と第2の領域の長軸が互いに鋭角を成すように向けられ、特に第2の領域が第1の連結部の一部であれば有利である。これにより簡単な設計の構造が得られる。
パイプ要素が剛性パイプ及び/又はホース及び/又はピストル状操作部のための連結具を備えること、特に連結具の結合が着脱可能であることが好ましい。これにより幅広い使用可能性が生まれる。例えば、パイプ要素を剛性パイプに連結することで拭きモップを簡単に実現できる。
更に、第2の連結部に復元装置が割り当てられ、該復元装置が保持体を第1のパイプ要素に対して第2の回動軸に関して基準位置へ移動させようとするようにすれば有利である。このようにすれば、基準位置に達する上で保持体の自重は特に必要ない。外力が作用していなければ、復元装置により自動的に基準位置に達する。これにより、例えば床ノズルをカーペット滑動装置と簡単に結合したり、清掃布の固定又は取り外しを簡単に行ったりすることができる。
この復元装置がバネ装置であり、特に少なくとも1つのねじりバネ、特に正確に1つのねじりバネを含んでいることが有利である。これによりコンパクトで簡単な設計の構造になる。
また、パイプ要素が第2の回動軸を中心として基準位置から出発して少なくとも第1の回動方向に少なくとも60度、特に少なくとも65度、また特に少なくとも70度、さらまた特に少なくとも75度の回動角度範囲で保持体に対して回動可能であれば有利である。これにより高い操作性が得られる。先に挙げた角度値は取り得る回動角の上限値である(0度から上限値まで)。
一実施例では、パイプ要素が基準位置から出発して第1の回動方向にのみ回動可能であって第1の回動方向と反対の第2の回動方向への回動は阻止されるように、基準位置が設定されている。このようにすれば復元の可能性を一つの回動方向にのみ実現するだけで済む。
保持体が特に内側に湾曲した形状の自由領域を備え、パイプ要素が該自由領域の範囲内で連結装置を介して保持体と結合されていれば有利である。これにより保持体に対するパイプ要素の高い可動性を簡単に実現できる。また省スペースの構造が得られる。
一実施例では、保持体が、第1の領域と、該第1の領域と結合された第2の領域と、該第2の領域と接続された第3の領域とを備え、連結装置が第2の領域に配置されている。このようにすれば、第1の領域と第3の領域を比較的小さい高さで構成することができる。これにより家具等の下をうまく通ることが可能になる。
特に、第1の領域及び第3の領域が少なくとも近似的に同じ構成であり、特に第2の領域に対して対称に配置及び構成されている。これにより設計上簡単な構造が得られる。
先に述べた理由から、保持体の下面に対する包絡面を基準とした第1の領域及び第3の領域の最大高さが第2の領域の最大高さよりも低ければ有利である。第2の領域は連結装置が位置しているためより大きな高さを有している。第1の領域及び第3の領域は物の下をより通りやすいように高さを抑えた構成にしている。
第1の領域及び/又は第3の領域の最大高さが最大でも25mm、特に最大でも20mm、特に最大でも17mmであるようにすれば特に有利である。
更に、第2の領域が、保持体のうちその幅寸法に関して相対的に「限定された」領域であり、特に、互いに対向する横の端部の間の保持体の全幅を基準として、第2の領域の幅が最大でも前記全幅の45%、特に最大でも40%、特に最大でも35%であれば有利である。これにより、保持体のうち比較的大きな範囲が物の下をうまく通ることができる。
清掃布を装着していない床ノズルの質量が最大でも240g、特に最大でも230g、特に最大でも210gであれば有利である。そうすれば高い操作性が得られる。第1の連結部に割り当てられたバネ装置により自動的に復元が行われるため、保持体の重さの「助け」を借りなくても第1の回動軸に関する基準位置に自動的に到達できる。
保持体の下面に分配空間が形成され、該分配空間内へ流体を導入可能であり、保持体に清掃布が装着されると該分配空間が清掃布により覆われるようにすれば有利である。これにより分配空間を介して清掃布に流体(特に蒸気)を当てることができる。その結果、最適な清掃効果が得られる。
分配空間内にブリッジ要素が配置されていれば有利である。これは清掃布への流体の分配を助けることができる。更に、(清掃布に覆われているときに)清掃対象面に対するある程度の機械的な作用を実現できる。
保持体が第1の横の端部とその反対にある第2の横の端部とを備え、保持装置が清掃布用の一又は複数の保持部を有し、該保持部が保持体上で第1の横の端部と第2の横の端部の間にあり、特に第1の横の端部と第2の横の端部の間で幅方向に延在していれば極めて有利である。このようにすれば簡単に清掃布を保持体に固定することができる。そのために例えば布を挟む装置等は必要ない。そのため重量の小さい床ノズルを構成することができる。更に清掃布を比較的広い範囲にわたって保持体に固定することができる。これにより清掃布の垂れ下がりを避ける又は少なくとも低減することができる。
前記幅方向における保持部の全ての幅の和としての全幅が前記幅方向における保持体の全幅の少なくとも30%、特に少なくとも40%であれば有利である。これにより効果的な固定ができる。また垂れ下がりを避ける又は少なくとも低減することができる。
保持体が枠縁部を備え、該枠縁部に少なくとも1つの保持部が配置され、該枠縁部が特に外周を囲むように構成されていれば設計上簡単な構造が得られる。枠縁部が分配空間を囲み、該空間を介して清掃布に流体を供給できることが好ましい。枠縁部により、保持装置を形成できる又は配置できる比較的広い領域が用意される。
間隔をあけた複数の保持部、特に均等に間隔をあけた保持部が設けられていれば有利である。これにより、垂れ下がりを回避しながら清掃布を効果的に固定することができる。
特に、保持体を清掃布の上に置くと保持装置上に清掃布が固定できるように、及び/又は、清掃布からある方向に引き離すことにより保持体上での清掃布の固定が解除できるように、前記少なくとも1つの保持部が構成されるようにする。このようにすれば操作者が簡単に固定又は取り外しを行うことができる。
前記少なくとも1つの保持部が清掃布上の相手側保持部のための掛着フックを有する掛着保持部であれば極めて有利である。これにより、比較的大きな面積の範囲にわたって保持装置を介して清掃布を保持部上に固定することが可能となり、しかもその固定を簡単に行い、固定の解除も簡単に行うことができる。
掛着保持部が保持部上に一体成形されていれば有利である。適宜の掛着フックが例えば保持体の製造時に射出成形によって保持体上に一体成形される。
清掃布が、保持体に固定されているときに少なくとも一方の側、特に全ての側で保持体の外へはみ出るように構成されていれば有利である。保持体に対してはみ出す清掃布の適宜の領域により「緩衝装置」が実現され、これにより壁、扉又は家具等への保持体の衝突が防止される乃至は少なくとも和らげられる。
清掃布が少なくとも1つの舌部を備え、清掃布が保持体に固定されているときに該舌部が保持体からはみ出し、清掃布を保持装置から取り外すために役立つようになっていれば有利である。例えば、清掃布を固定した床ノズルが床の上に置かれているとき、操作者は舌部を足で踏んでから床ノズルを上方へ引き離すことができる。これにより操作者は屈んだり床ノズルを触れたりせずに清掃布を保持装置から外すことができる。
清掃布が保持装置に(正しく)固定されているときに該清掃布が垂れ下がらずに保持体上に保持されると有利である。これにより良好な操作性と最適な清掃効果が得られる。
一実施形態では床ノズルが(着脱可能な)カーペット滑動装置を含み、その中に保持体が特にそれに固定された清掃布と一緒に収容可能である。カーペット滑動装置は繊維製の床敷きの補修に用いられる。これにより床ノズルの使用の可能性が広がる。第1の回動軸に関して(及び好ましくは第2の回動軸に関しても)基準位置に自動的に達することにより、床ノズルはカーペット滑動装置と簡単に結合することができる。
また本発明は、本発明に係る床ノズルを備える拭きモップを提供する。
更にまた本発明は、蒸気発生器を有する蒸気発生装置と、本発明に係る床ノズル又は本発明に係る拭きモップとを備える蒸気掃除機を提供する。
特に、床ノズルを直接及び/又は一又は複数のパイプを介して及び/又は一又は複数のホースを介して接続できる又は接続されているピストル状操作部が設けられる。
以下の好ましい実施形態の説明は図面と関連付けて本発明をより詳しく説明するためのものである。
拭きモップを有する蒸気掃除機の一実施例であって、該拭きモップが清掃布付きの床ノズルを含んでいる蒸気掃除機の斜視図。 図1の拭きモップの側面図であって、拭きモップの柄が回転軸(揺動軸)に関してある角度位置にある場合を示す図。 図1の拭きモップの側面図であって、拭きモップの柄が回転軸(揺動軸)に関して別の角度位置にある場合を示す図。 図1の拭きモップの側面図であって、拭きモップの柄が回転軸(揺動軸)に関して更に別の角度位置にある場合を示す図。 図1の拭きモップの上面図。 図5と同様の図であって、柄が首振り軸に関して別の角度位置にある場合の図。 図1の拭きモップの床ノズルを清掃布がない状態で示す斜視図。 図7のX方向から見た床ノズルの底面図。 図7のZ方向から見た床ノズルの正面図。 図8の線10−10に沿った断面図。 図7のY方向から見た床ノズルの上面図。 図11と同じ図であって、連結装置の領域にある蓋を外した状態の図。 図7のV方向から見た床ノズルの側面図。 図11の線14−14に沿った断面図。 図7の床ノズルの分解組立図。 図7の床ノズルの別の分解組立図であって、床ノズルを清掃布とカーペット滑動装置とともに示す図。 第1の回動軸に関して基準位置にある別の床ノズルの一部を分解した状態で示す上面図。 図17の線18−18に沿った断面図であって、図17で分解して描かれていた部分を組み立てた状態を示す図。 図17と同様の図であって、第1の回動軸に関して基準位置から変位した状態を示す図。 図19の線20−20に沿った断面図であって、図19で分解して描かれていた部分を組み立てた状態を示す図。
一実施例である蒸気掃除機8は蒸気発生装置10を含んでいる。一実施形態では蒸気発生装置10は走行可能な装置であり、着脱可能な貯水タンク12がここに配置されている。蒸気発生装置10は筐体の内部に配置された蒸気発生器14を含んでいる。蒸気発生器14は貯水タンク12から供給される液体の水から水蒸気を発生させる。
蒸気発生器14は例えば通水加熱器であるか、ボイラ型蒸気発生器として構成されている。
蒸気発生装置10には適宜のプラグ16を介してホース18が接続されている。ホース18は取っ手22を有するピストル状操作部20に通じている。蒸気掃除機8は拭きモップ24を含んでいる。ピストル状操作部20は拭きモップ24の一部である。拭きモップ24はピストル状操作部20の取っ手22で保持したり案内したりできる。
拭きモップ24は柄26を含んでいる。柄26は一又は複数のパイプ28a、28bから成る。図1に示した実施例では、柄26が、着脱可能に互いに接続された第1のパイプ28aと第2のパイプ28bを含んでいる。パイプ28bはピストル状操作部20に接続されている。ピストル状操作部20は操作要素30を備えており、これを用いてピストル状操作部20を通じた流体の流通及びそれに伴うパイプ28bへの流体の導入を許可したり停止したりできる。
柄26は床ノズル32に着脱可能に接続されている。床ノズル32には繊維製の清掃布34が装着されている。この布は特にマイクロファイバー布として構成されている。
清掃布34は下面36を備えている。この下面は清掃対象面の上に置くことが可能であり、この下面で清掃対象面を拭くことができる。下面36と反対側の裏面38には床ノズル32を通じて流体、特に蒸気を当てることができる。蒸気は蒸気発生装置10の蒸気発生器14により用意され、ピストル状操作部20のホース18を通じて供給される。操作要素30の操作によりこの流体を柄26に流通させ、床ノズル32において清掃布34の裏面38に当てることができる。
また例えば、床ノズル32をピストル状操作部20に直接接続することや、例えばパイプ28bと接続してパイプ28aを取り外すことも可能である。
拭きモップ34で清掃対象面、特に硬い床面を拭くするため、立った操作者が拭きモップ34をハンドル22で保持し、操作要素30を操作する。
本発明に係る床ノズルの一実施例(図7〜16)は保持体40を含んでいる。保持体40は特に保持板として構成されている。
保持体40は上面42と下面44を有している。下面44には流体用の分配空間46が形成されている。この空間は板要素48により上面42まで閉鎖されている。
保持体40は外周を囲み分配空間46を取り囲む枠縁部50(図8)を含んでいる。枠縁部50には清掃布34のための保持装置52が配置されている。これについては後でより詳しく説明する。
保持体40は第1の横(側面)の端部54を備えている。更に保持体40は対向する第2の横の端部56を備えている。保持体40は第1の横の端部54と第2の横の端部56の間で幅方向58(図7)に延在し、該幅方向58に幅Bを有している(図8)。
更に保持体40は前面端部60とその反対側にある後面端部62とを有している。前面端部60と後面端部62の間には幅方向48と垂直な前後方向64がある。
保持体40は前後方向64よりも幅方向58の広がりの方が大きい。保持体40は、少なくとも近似的に、幅方向58に沿った長辺を持つ長方形状の外側輪郭を有している。
保持体は第1の領域66を備えている(図12)。この領域は第1の横の端部54を含み、該端部から幅方向58に延在している。幅方向58には第1の領域66に続いて第2の領域68がある。この領域は第1の領域66とつながっており、特に一体的につながっている。第2の領域68に続いて幅方向58には第3の領域70がある。この領域は第2の横の端部56を含み、特に一体的に第2の領域68とつながっている。第1の領域66、第2の領域68及び第3の領域70は前面端部60及び後面端部62を共有している。
第1の領域66は幅方向58に幅Bを有している。同じく第2の領域68の幅はBであり、第3の領域70の幅はBである。幅B、B及びBの和は幅方向58における保持体40の幅Bになる。
第1の領域66及び第2の領域70における保持体(清掃布34なし)の最大高さはH(第1の領域66)又はH(第3の領域70)である。これは第3の領域68における高さHより小さい。なお、これらの高さは保持体40の高さ方向72(幅方向58と前後方向64の両方に垂直な方向)に関するものである。これらの高さH、H及びHは保持体40の下面44において枠縁部50に密着した包絡面74(図9及び10)を基準としている。
一実施例では、保持体40がその首振り軸に関して回動していない状態に関しては、該保持体40が鏡映面76(図7及び9)に対して少なくとも近似的に対称になっている。鏡映面76は第3の領域68の中心を通って幅方向58に垂直に延在している。特に、第1の領域66と第3の領域70は少なくとも近似的に同一の構成である。
最大高さH及びHは好ましくは最大でも25mmであり、特に好ましくは最大でも20mm、そして特に最大でも17mmである。具体的な実施形態では高さH及びHは約15mmである。
横の端部54及び56までの保持体40の高さを相対的に小さくすることで、清掃を最適に行うこと、特に家具等の下に「潜り込む」(下を通る)ことが可能になる。
更にこの保持体40は材料を節約して軽量に構成することができる。
幅方向58における第2の領域68の幅Bは最大でも幅方向58における全幅Bの45%、特に好ましくは最大でも40%、例えば最大でも35%であるようにする。幅方向58における全幅Bに対する第2の領域68の配分はできるだけ小さくすべきである。
床ノズル10はパイプ要素78を含んでいる。この要素は適宜の連結具80を備えており、これを介して床ノズル32を流体に対して有効に蒸気発生装置10と接続可能である。連結具68は特に、パイプ28a若しくは28b又はピストル状操作部20に着脱可能に接続できるように構成されている。パイプ要素78を通じて流体が床ノズル32に供給される。
パイプ要素78は、第1の長軸84を有する第1の領域82と第2の長軸88を有する第2の領域とを備えるL字継手として構成されている(図14)。第2の領域86は第1の領域82に対して角度をつけて配置されており、第2の長軸88は第1の長軸84に対して鋭角90を成すように方向づけられている。パイプ要素78には流体を流通させることができる。L字継手として構成されているため、第1の領域82から第2の領域86への移行により流れの方向が変わる。第1の長軸84と第2の長軸は第1の領域82及び第2の領域86における流体の本流の方向にそれぞれ平行である。
第1の領域82は特にパイプソケットとして構成されており、その中に連結具80が配置されている。
パイプ要素78上、特に第1の領域82上には、例えばフック状である保持要素92が配置されており、これを用いて、蒸気発生装置10が駐機姿勢にあるときに床ノズル32、特に拭きモップ24を該装置に固定することができる。
鋭角90はおよそ35度と50度の間の範囲にある。具体的な実施例では鋭角90は約42度である。
パイプ要素78は連結装置94を介して保持体40上に保持されている。連結装置94はパイプ要素78に対して保持体40を第1の回動軸96及び第2の回動軸98を中心として相対的に回動可能にする。第2の回動軸98は第1の回動軸96と交差しており、特に垂直である。
パイプ要素78は連結装置74を介して保持体40上で第2の領域68に配置されている。第2の領域68における最大高さHが大きいのはここでパイプ要素78が保持体40上に配置されていることによる。
連結装置94は第1の回動軸96を中心とする回動を可能にするための第1の連結部100を含んでいる。
第1の連結部100はパイプ要素78の第2の領域86を含んでいる。パイプ要素78のこの第2の領域86は第2のパイプ部102であり、これが第1のパイプ部104内において第1の回動軸96を中心として回転可能に横たえられている。第2のパイプ部102は第1の回動軸96に関して回転不能にパイプ要素78と結合されている。それは流体を流通可能な流体通過領域106を備えている。
第1の回動軸96は第1の長軸88と同軸である。
第1の回動軸96は鏡映面76内にある。
保持体40がパイプ要素78に対して第1の回動軸96を中心として回動可能であることにより、保持体40はパイプ要素78に対して首振り運動を行うことができる。第1の回動軸96は保持体40の首振り運動のための首振り軸である。
第1の連結部100には第1のバネ装置108が割り当てられている。第1のバネ装置108は、保持体40の幅方向58が鏡映面76に垂直に向く位置である基準位置(例えば図7参照)を規定する。基準位置では保持体40はパイプ要素78に対して対称である。
第1の回動軸96を中心とする首振り運動が可能であることにより、基準位置(これは角度ゼロの位置とみなすことができる)から第1の回動方向110(図10)及び該第1の回動方向110と反対の第2の回動方向112へ向きを変えることができる。
第1のバネ装置108は保持体40が基準位置から変位したときに該保持体を再び基準位置へ戻そうとするように配置及び構成されている。即ち、第1のバネ装置108はパイプ要素78に対する保持体40の位置を基準位置へ戻すための復元力を有している。
第1のバネ装置108は第1の回動方向110及び第2の回動方向112のいずれに回動した場合でも等しく復元力が生じるように構成されている。
特に、バネ装置108は量的に同じ変位に対してほぼ同じ復元力が生じるように、つまり、第1の回動方向110及び第2の回動方向112のいずれの方向に回動するかに関わらず同じ復元力が生じるように構成されている。
一実施例では第1のバネ装置108が一又は複数のねじりバネ114を含んでいる。特に、ねじりバネ114が1つだけ設けられている。
ねじりバネ114は第2のパイプ部102(パイプ要素78の第2の領域86)上に位置しており、該第2のパイプ部102の外側で支持されている。このバネはまた第1のパイプ部104の内側で支持されている。従って、このバネは第2のパイプ部102と第1のパイプ部104の間の隙間116に位置している。
ねじりバネ114は、開いたり閉じたりすることで、第1の回動方向110と第2の回動方向112のいずれの回動に対しても等しく復元力を生じさせることができるように構成されている。
例えば、前記ねじりバネは両方の回動方向110及び112に関して(特に量的に同じ変位に対して)同じねじりモーメントを生み出すように熱処理されている。
第1の回動軸(首振り軸)96で保持体40が首振り運動可能であることにより、該保持体40は鏡映面76に対して回動することができる。その際、基準位置は対称位置であり、基準位置から回動するとその対称性が破れる。
第1の回動軸96を中心とする首振り運動が可能な回動角度範囲は特に少なくとも±60度(即ち0度から少なくとも±60度)であり、好ましくは少なくとも±70度、好ましくは少なくとも±90度、例えば約±90度である。また、好ましくは、回動角度範囲が第1の回動方向110と第2の回動方向112において量的に等しく、それらの回動角度範囲が回転角の向き(±)で区別されるようにする。
更に連結装置94は第2の回動軸98を有する第2の連結部118を含む。第2の回動軸98は第1の回動軸96と交差するように、特に垂直に向いている。第2の回動軸98は幅方向58に平行であり、従って保持体40の長手方向に平行である。
パイプ要素78に対して保持体40が回動するための第2の回動軸98は、パイプ要素78に対して保持体40が揺動するための転がり軸又は揺動軸である。
第1の回動軸96に関して保持体40がパイプ要素78に対して基準位置にあり、鏡映面76に対して対称に配置されていれば、第2の回動軸98を中心として保持体40がパイプ要素78に対していずれの回動角に回動しても、鏡映面76に対する対称性は適切に保たれる。
一実施形態では第2の回動軸98は少なくとも近似的に前面端部60又は後面端部62に平行である。
第2の連結部118は流体分配器120を含んでおり、これを通じて(第1の回動軸96及び第2の回動軸98に関して保持体40がパイプ要素78に対していずれの回動位置にあっても)分配空間46に流体を供給することができる。
流体分配器120は特にT継手122として構成されている。
流体分配器120、従って第2の連結部118は、分配パイプ124を備えている。この分配パイプ124は幅方向58に平行に延在しており、第2の連結部118のシャフトとなっている。
分配パイプ124は一又は複数のブッシュ126上に第2の回動軸98を中心として回転可能に横たえられている。ブッシュ126は第2の領域68上で保持体40に配置されている。
鏡映面96を基準として分配パイプ124は該鏡映面96の両側で延伸している。
例として、間隔をあけた複数のブッシュ126が鏡映面76の両側に配置されている。
T継手122としての構成を有する流体分配器120は更に第1のパイプ部104を含む。これは分配パイプ124と交差しており、特に垂直であって、前後方向64に平行に向くように配置されている。
分配パイプ124は分配空間46内に開口128を備えている。特に鏡映面76に対して両側にそれぞれ少なくとも1つの開口128が配置されている。
パイプ要素78を通り、第2のパイプ部102に流れ込む流体は、分配パイプ124に流れ込み、そこから分配空間46に導入される。この導入は保持体40がパイプ要素78に対して(第1の回動軸96と第2の回動軸98の両方に関して)いずれの回動位置にあっても成される。
T継手122は第2のパイプ部102に対して、該第2のパイプ部102から分配パイプ124へ流体を流すことができるように配置されており、適切に流れを方向転換させて幅方向58に平行な本流の方向に向け、一又は複数の開口128を通じて分配空間46内へ流出させる。
第2の連結部118には第2のバネ装置130が割り当てられている。この第2のバネ装置130は、第2の回動軸98を中心とする回動に関して復元力を保持体40に作用させることにより、第2の保持体40をその揺動に関してパイプ要素78に対する基準位置へ戻そうとする。
この基準位置は例えば図7及び図3に示されている。
基準位置ではパイプ要素78は例えば部分領域172(図14)で以て相手領域134に当接して保持体40上に配置されている。この基準位置から出発するときは回動方向136(図14)にしか回動できない。
一実施形態では、第2の回動軸98に関する基準位置が、該第2の回動軸98が少なくとも近似的に包絡面74に平行であるようになっている。
この基準位置から出発してパイプ要素78は保持体40に対して第2の回動軸98を中心として回動方向136にのみ回動することができる。
この基準位置における回動角度範囲を第1の長軸84に関して述べると、回動角度範囲は特に少なくとも約60度(即ち0度から少なくとも60度まで)、好ましくは少なくとも約65度、好ましくは少なくとも約70度、特に少なくとも約75度である。これについては後でより詳しく説明する。
第2のバネ装置130は分配パイプ124にも(直接又は間接的に)保持体40にも支えられている。
一実施例では第2のバネ装置130が一又は複数のねじりバネ138、特に正確に1つのねじりバネ138を含んでいる。このねじりバネ138は分配パイプ124の腕部上に配置されており、保持体40がパイプ要素78に対して基準位置から変位したときに適宜のねじりモーメントを生じさせ、先に述べたように、適宜の復元力を作用させてその基準位置に再び戻そうとする。
保持体40は自由空間140を備えている。これは特に内側への湾曲部として構成されている。この自由空間140は連結装置94の配置及び位置決めのためのものであり、パイプ要素78と保持体40の間で第1の回動軸96及び第2の回動軸98を中心とする適切な回動が可能になるように構成されている。
自由空間140は蓋142で覆われている。
第2のバネ装置130は蓋142の内面上に支持されている。この支持は保持体40上での支持である。
図11は床ノズル32を上から見た図である。第1の回動軸96に関してはその都度の基準位置が設定され、第2の回動軸98に関しては適切な基準位置が設定されている。図12は図11と同じ図であるが、蓋142が外されている。
別の実施形態(図17から19)ではパイプ要素78’が設けられている。このパイプ要素78’は基本的には前述のパイプ要素78と同じ構成である。
パイプ要素78’上には第2のパイプ部202が該パイプ要素に回転不能に結合されている。この第2のパイプ部202は、先にパイプ要素78に関して述べたように、パイプ要素78’の連結領域に対して角度をつけて配置されている。
第1の連結部200を形成するために第2のパイプ部202が第1のパイプ部204内に第1の回動軸196を中心として回転可能に配置されている。
第2のパイプ部204は、先に流体分配器120に基づいて述べたように、流体分配器220の一部である。この流体分配器220は基本的には流体分配器120と同じ構成であり、第2の回動軸198を中心として回転可能に保持体40に接続されている。また、保持体40は前述のように構成されている。
第1のパイプ部204内にはリンク要素206がある。このリンク要素206は第1の回動軸196に関して回転不能に第1のパイプ部204と接続されている。第1のパイプ部204が第2のパイプ部202に対して第1の回動軸196を中心として相対的に回転すると、それに応じてリンク要素206が第2のパイプ部202に対して第1の回動軸196を中心として同じように相対的に回転する。
第1のバネ装置208が設けられている。これは、第2のパイプ部202が第1のパイプ部204に対して基準位置から変位した後、その変位を生じさせる外力が取り除かれると、第2のパイプ部202の位置を元に戻す。
一実施例では第1のバネ装置208がコイルバネ210を含む。このバネは第2のパイプ部202の適宜の桟部212及びリンク要素206に支持されている。
リンク要素206は、第1のバネ装置208との関係において、第2のパイプ部202が第1のパイプ部204に対して第1の回動軸196を中心として基準位置から第1の回動方向及びそれと反対の第2の回動方向のいずれに回転したとしてもコイルバネ210が圧縮されるように構成されている。このバネは、第2のパイプ部202を再び基準位置へ戻そうとする適切な力を及ぼす。
一実施形態では、第2のパイプ部202にリンク要素206のための対向要素214が形成されており、そこにリンク要素206が支持される。これにより、リンク要素206を対向要素214上で強制的に案内するリンク軌道が形成される。
対向要素214はリンク要素206のための対向軌道216を備えている。
また対向軌道216は、第1のパイプ部204に対する第2のパイプ部202の基準位置に関して、第1の回動軸296に対して対称に構成されている。
対向軌道216は特に第1の傾斜「平面」218aと第2の傾斜「平面」218bを含む(図19)。これらの傾斜は互いに逆向き且つ対称である。傾斜平面218a及び218bは特に第1の回動軸196を中心とする回転に適合するための湾曲を有している。
リンク要素206はその外側形状が第1の傾斜平面218a及び第2の傾斜平面218bに適合されている。
図17及び19では第1のパイプ部204に対する第2のパイプ部202の基準位置が示されている。リンク要素206はこの位置では対向軌道216に対して対称である。コイルバネ210を有する第1のバネ装置208は、基準位置においては第2のパイプ部202と第1のパイプ部204との間に相対的な回転モーメントが働かない乃至はその回転モーメントが非常に小さいため、第1のバネ装置208の力だけでは基準位置から離れることができない、というように構成されている。
例えば(図19及び20)第2のパイプ部202に対する第1のパイプ部204の回転を(図19の図で基準位置から左方向へ)生じさせるような十分に大きな力がかかると、リンク要素206はそれに対応する対向軌道216で回動方向に応じて第1の傾斜平面218a又は第2の傾斜平面218bの上で滑動する。これにより対向要素214を基準とするコイルバネ210のためのリンク要素206の支持領域の距離が大きくなる。
これが今度はコイルバネ210の圧縮を生じさせる。
この状態に達するには第1のバネ装置208の力を上回る外力が必要である。
第1の回動軸196を中心として基準位置からの回転を生じさせるこの外力が取り除かれると、コイルバネ210の力によりリンク要素206が対向軌道216に押し付けられ、リンク要素206が第1の回動軸196を中心として回転し、最後に基準位置に達する。この結果、第2のパイプ部202に対して第1のパイプ部204が相対的に回転し、最後に基準位置に達する。
そうすると、再び図17及び18に示した位置に達する。
保持体40への流体分配器220の結合は前述の通りである。
床ノズル32は軽量に構成することができる。その質量は特に最大でも240g、特に最大でも230g、特に最大でも210gである。なお、この質量は保持体40、パイプ要素78(又は78’)及び連結装置94の合計である(清掃布34は含まず)。
パイプ要素78又は78’に対する保持体40のその都度の基準位置を作り出すために保持体40の自重は必要ない。他に力のかかっていない状態では、第1のバネ装置108又は208が生じさせる復元力により第1の回動軸96又は196に関する自動的な復元が行われる。第2のバネ装置130は、他に力のかかっていない状態では、第2の回動軸98又は198に関する自動的な復元を生じさせる。この復元は保持体40の自重に依存しない。
外力が作用していないとき、保持体40はパイプ要素78又は78’に対して第1の回動軸96又は196及び第2の回動軸98又は198に関する基準位置にある。これにより保持体40は鏡映面76に対して所定の決まった位置を取る。
これにより、後でより詳しく説明するように、簡単に清掃布34を保持体40に固定する若しくは外すこと、又はカーペット滑動装置との結合を解除する若しくは結合を作り出すことができる。
清掃布34を着脱可能に保持するための保持装置52が保持体40上に配置されており、特に枠縁部50に配置されている。保持装置52は、清掃布34をほぼ垂れ下がりのない状態で保持体40上に着脱可能に固定できるように構成されている。
保持装置52は特に複数の保持部144(図8)を含んでいる。保持体40上の適宜の保持部144にはそれぞれ清掃布34上の相手側保持部146(例えば図16参照)が割り当てられている。これにより相手側保持部146とそれに割り当てられた保持部144の間に固定用の結合が作り出される。そしてこの結合を通じて清掃布34が保持装置52を介して保持体40上に(着脱可能に)清掃作業のために保持される。
例として、枠縁部50のうち前面端部60がある第1の部分領域148に間隔をあけた複数の保持部144が配置され、枠縁部50のうち後面端部62がある反対側の第2の部分領域150にも同様に間隔をあけた複数の保持部144が配置されている。
各保持部144は幅方向58に平行な方向に延在している。
特に、各保持部144はこの幅方向58に幅bを有している。
ここで特に、保持部144の全ての幅の和が幅方向58における保持体40の全幅Bの少なくとも30%、特に好ましくは少なくとも40%、例えば少なくとも50%になるようにする。
図8に示した実施例の場合、保持部144の全幅はb+b+bである。
パイプ要素78(又は78’)の投影領域内で、特に鏡映面76上において、枠縁部50の第1の部分領域148及び第2の部分領域150上にそれぞれ保持部144があれば好ましい。これにより垂れ下がりを効果的に回避する又は少なくとも低減することができる。
枠縁部50には特に等間隔で保持部144が配置されている。これらは好ましくは同じ幅bを有し、特に好ましくは第1の部分領域148と第2の部分領域150に配置されている。
一実施例では保持装置52が掛着結合部として構成され、保持部144は掛着フックを有する掛着保持部であり、清掃布34の相手側保持部146と結合可能である。
特に、保持部144の掛着フックは枠縁部50に、従って保持体40に統合されており、これと例えば一体的に結合されている。
清掃布40が保持装置52に固定されているとき、蒸気掃除機8の運転中に流体(特に蒸気)が分配空間46を通って清掃布34の裏面152に当たる。いわば清掃布34は、保持装置52に固定されているとき、分配空間46を下方に清掃対象面まで覆う蓋となる。清掃布34の裏面152とは反対の表側の面154が清掃対象面に作用する。
保持体40の分配空間46内にはブリッジ要素156が配置されており、特に間隔をあけた複数のブリッジ要素156が設けられている(例えば図8参照)。ブリッジ要素156は特に波状に形成されている。
ブリッジ要素は分配空間46へ流体を分配する働きと清掃布34の裏面152に流体(特に蒸気)を均一に当てる働きをする。更に、ブリッジ要素が清掃布34で覆われている箇所では該要素を介して清掃対象面にある程度の機械的な力を及ぼすことができる。
清掃布34は舌部158を備えている(例えば図16参照)。舌部158は清掃布34が保持体40上に固定されているときに該保持体40からはみ出す。
一実施例では舌部が後面端部62を超えて後方にはみ出している。
この舌部150に例えば印刷をすることで、操作者に対して裏面152を保持装置52用の相手側保持部146を有する面として示すことができる。
舌部158は保持体40から清掃布34を容易に着脱可能にする上で役立つ。
例えば、清掃布34が床の上にあるとき、操作者は舌部158を足で踏み、拭きモップ24を保持体40とともに上方へ(図16で符号60を付した矢印で示すように)引き上げる。これにより、保持部144と相手側保持部146の間の結合が解除され、清掃布34が拭きモップ24から引き離される。
清掃布34は保持体40に固定されているときに該保持体40の各端部(横の端部54、56及び前後面の端部60、62)からはみ出していることが好ましい。適宜の突出した領域162(図1参照)が清掃作業の際に「衝撃緩衝部」、即ち緩衝装置として働く。これにより、家具、壁、扉等への保持体40の強い衝突が防止される又は少なくとも和らげられる。
一実施例では床ノズル32がカーペット滑動装置164を含む、又は該ノズルにカーペット滑動装置164が割り当てられている。
カーペット滑動装置164は蒸気による繊維製の床面の補修に用いられる。
カーペット滑動装置164は下面に一又は複数の開口168を有する桶状要素166を含んでいる。補修運転の際には開口168を通じて適宜の繊維製の面に蒸気を当てる。
桶状要素166は、床ノズル32を特にそれに装着された清掃布34と一緒に収容できるように構成されている。
その際は上から(図16で符号170を付した矢印で示すように)収容することができる。
床ノズル32は、場合によりそこに装着された清掃布34と一緒に、桶状要素166の内部空間172内に収容される。
桶状要素166は蓋舌部174を備えている。蓋舌部は収容された床ノズル32が符号160の方向(上方)に抜けることを阻止するように配置されている。
更に、一又は複数の掛け止め要素176が設けられている。この要素は特に蓋舌部174に対向するように配置されており、特に保持体40との掛け止めを可能にする。この掛け止め要素も同様に符号160で示した上方への抜けを阻止する。こうして桶状要素166の内部空間172において保持体40の形状適合的且つ固定的な配置を達成することができる。
一実施例では、横に突出する舌部178が桶状要素166に配置されている。
操作者はこの舌部178を踏み、拭きモップ24に適宜の力をかけて符号160のように上方へ引くことにより掛け止め要素176による掛け止めを外した後、桶状要素166から床ノズル32を斜めに引き抜くことができる。
拭きモップ24又は床ノズル32は以下のように機能する。
床ノズル32は軽量に且つ少なくとも第1の領域66及び第3の領域70において小さな高さ寸法で構成することができる。これにより該ノズルは高い操作性を示す。
保持装置52は小さな重量で構成することができる。一又は複数の保持部144は質量が小さい。
保持体40への清掃布34の固定は特に、適切に広げられた清掃布34上に、保持装置52を有する保持体40を置くことにより、符号170の方向に行うことができる。
清掃布34は、操作者が舌部158を踏んで保持体40を上方へ引き離すことにより簡単に外すことができる。
清掃布34は幅方向58に大きな長さにわたって固定されているため、垂れ下がりなし又はわずかな垂れ下がりのみで保持装置52に保持することができる。一又は複数の保持部144はその全幅(個々の幅の和)に関して言えば大きな固定長を有している。
軽量な構成と回動軸96及び98(又は196及び198)を持つ連結装置94とにより可動の床ノズル32が得られる。このノズルは高い操作性を示す。このノズルは家具の下を通る高さを有している。
第1のバネ装置108又は208と第2のバネ装置130により、保持体40は、外力がかかっていなければ、パイプ要素78又は78’に対してその都度の基準位置を取る。この基準位置に達するのに保持体40の自重は必要ない。
第1の回動軸96又は196及び第2の回動軸98又は198に関する基準位置が決まっているため、保持体40を清掃布34と簡単に結合したり布から外したりできる。
更に床ノズル32をカーペット滑動装置164に結合したり取り外したりすることも簡単にできる。
操作者は拭きモップ24を清掃対象面180(図2参照)に対して最適な位置にすることができる。
図2は柄26をその基準位置に対してある角度162に配置した状態の一例である。この角度182は図2に示した位置におけるパイプ要素78の第1の長軸84と第2の回動軸98に関する基準位置との間の角度に相当する。この基準位置における第1の長軸84は図2に符号184で示されている(基準位置184においては第1の長軸84と第2の長軸88の間の角が鋭角90である)。
図3は第2の回動軸98に関する対応する基準位置を示している。
操作者が図3に示した基準位置から出発して第2の回動軸98を中心としてパイプ要素78を保持体40に対して回動させると、第2のバネ装置130が復元力を及ぼす。
図2に示した位置では、清掃布34を装着した保持体40は清掃対象面180上で図3に示した基準位置から図2に示した位置へ移行した状態にある。
図4は保持体40に対するパイプ要素78の別の回動位置を示している。柄26は(符号184で示した)基準位置に対して角度186にある。柄26と包絡面74又は清掃対象面180との間の角度188は鋭角90と前記角度186の和である。
図5はパイプ要素78が保持体40に対して第1の回動軸96に関して基準位置にあるときの姿勢を示している。
図5はパイプ要素78が保持体40に対して首振り運動により第1の回動軸96を中心として回動したときの姿勢を示している。
この姿勢では第1のバネ装置108が基準位置に戻ろうとする復元力を及ぼす。
第1のバネ装置108は図示した実施例ではねじりバネ114を含んでいる。
第1のバネ装置208の実施例ではリンク要素206と対向要素214を有する連結リンク案内部を備えるコイルバネ210が設けられ、それが第2のパイプ部202と第1のパイプ部204の間に第1の回動軸196に関する復元力を及ぼして、両方の要素を互いにそれらの相対的な基準位置へと導こうとする。
本発明は、保持された清掃布34に流体(特に蒸気)を当てることができる床ノズル32を提供する。床ノズル32は連結装置94により広い範囲で運動可能である。パイプ要素78又は78’は保持体40を基準として柔軟に配置することができる。従って、保持体40とそれに保持された清掃布34をパイプ要素78又は78’を基準として柔軟に配置することができる。物の下を通過する等の有用な動きの際に高い操作性が得られる。
適宜の外部からの力の影響がなくなると、第1のバネ装置108又は208及び第2のバネ装置130による復元により、保持体40がパイプ要素78又は78’に対する(従って柄26に対する)基準位置に自動的に達する。
床ノズル32は軽量に構成し、少ない材料消費で製造することができる。
簡単な設計の構造が得られる。特に流体分配器120又は220のT継手122は第2の連結部118の連結部品、特に第2の連結部118のシャフトとなる。
8…蒸気掃除機
10…蒸気発生装置
12…貯水タンク
14…蒸気発生器
16…プラグ
18…ホース
20…ピストル状操作部
22…取っ手
24…拭きモップ
26…柄
28a…パイプ
28b…パイプ
30…操作要素
32…床ノズル
34…清掃布
36…下面
38…裏面
40…保持体
42…上面
44…下面
46…分配空間
48…板要素
50…枠縁部
52…保持装置
54…第1の横の端部
56…第2の横の端部
58…幅方向
60…前面端部
62…後面端部
64…前後方向
66…第1の領域
68…第2の領域
70…第3の領域
72…高さ方向
74…包絡面
76…鏡映面
78、78’…パイプ要素
80…連結具
82…第1の領域
84…第1の長軸
86…第2の領域
88…第2の長軸
90…鋭角
92…保持要素
94…連結装置
96…第1の回動軸
98…第2の回動軸
100…第1の連結部
102…第2のパイプ部
104…第1のパイプ部
106…流体通過領域
108…第1のバネ装置
110…第1の回動方向
112…第2の回動方向
114…ねじりバネ
116…隙間
118…第2の連結部
120…流体分配器
122…T継手
124…分配パイプ
126…ブッシュ
128…開口
130…第2のバネ装置
132…部分領域
134…相手領域
136…回動方向
138…ねじりバネ
140…自由空間
142…蓋
144…保持部
146…相手側保持部
148…第1の部分領域
150…第2の部分領域
152…裏面
154…表側の面
156…ブリッジ要素
158…舌部
160…「上へ」
162…突出した領域
164…カーペット滑動装置
166…桶状要素
168…開口
170…「上から」
172…内部空間
174…蓋舌部
176…掛け止め要素
178…舌部
180…清掃対象面
182…角度
184…基準位置
186…角度
188…角度
196…第1の回動軸
198…第2の回動軸
200…第1の連結部
202…第2のパイプ部
204…第1のパイプ部
206…リンク要素
208…第1のバネ装置
210…コイルバネ
212…桟部
214…対向要素
216…対向軌道
218a…第1の傾斜平面
218b…第2の傾斜平面
220…流体分配器

Claims (47)

  1. 保持体(40)と、該保持体(40)上に配置された、清掃布(34)を保持するように構成された保持装置(52)と、連結装置(94)を介して前記保持体(40)上に配置されたパイプ要素(78、78’)とを含み、前記連結装置(94)が第1の連結部(100、200)を含み、該第1の連結部を介して前記保持体(40)が第1の回動軸(96、196)を中心として前記パイプ要素(78、78’)に対して回動可能であり、前記連結装置(94)が第2の連結部を含み、該第2の連結部を介して前記保持体(40)が前記第1の回動軸(96、196)と交差する第2の回動軸(98、198)を中心として前記パイプ要素(78、78’)に対して回動可能であり、更にバネ装置(108、208)を含み、該バネ装置は前記第1の連結部(100、200)に割り当てられ、前記パイプ要素(78、78’)に対して前記保持体(40)が前記第1の回動軸(96、196)を中心として基準位置に対して回動したときに該保持体(40)を前記基準位置へ戻そうとする復元力を及ぼすことを特徴とする蒸気掃除機用床ノズル。
  2. 前記第1の回動軸(96、196)が前記パイプ要素(78、78’)に対して前記保持体(40)を首振り運動させるための首振り軸であることを特徴とする請求項1に記載の床ノズル。
  3. 前記第2の回動軸(98、198)が前記パイプ要素(78、78’)に対して前記保持体(40)を揺動させるための転がり軸であることを特徴とする請求項1又は2に記載の床ノズル。
  4. 前記第1の連結部(100)に割り当てられた前記バネ装置(108)が少なくとも1つのねじりバネ(114)を含み、該ねじりバネが特に開いたり閉じたりするように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の床ノズル。
  5. リンク要素(206)と対向要素(214)とを有するリンク軌道が前記第1の連結部(200)に割り当てられ、前記バネ装置(208)が前記リンク要素(206)に支持されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の床ノズル。
  6. 前記基準位置が前記パイプ要素(78、78’)に対する前記保持体(40)の対称位置であり、該保持体(40)が前記パイプ要素(78、78’)に対して前記基準位置から出発して第1の回動方向(110)及び該第1の回動方向(110)と反対の第2の回動方向(112)に回動可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の床ノズル。
  7. 前記第1の回動軸(96、196)を中心とする回動のための前記保持体(40)の前記パイプ要素(78、78’)に対する回動角度範囲が前記基準位置を基準として少なくとも±60度、特に少なくとも±70度、特に少なくとも±90度、そして特に少なくともほぼ±90度にあることを特徴とする請求項6に記載の床ノズル。
  8. 前記第1の連結部(100、200)に割り当てられた前記バネ装置(108、208)が、同じ大きさで変位した場合に前記第1の回動方向(110)及び前記第2の回動方向(112)に少なくとも近似的に同じ復元力が作用するように構成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の床ノズル。
  9. 前記第1の連結部(100、200)が第1のパイプ部(104、204)及び第2のパイプ部(102、202)を含み、該第2のパイプ部(102、202)が該第1のパイプ部(104、204)の内部に前記第1の回動軸(96、196)を中心として回転可能に横たえられており、該第1のパイプ部(104、204)と該第2のパイプ部(102、202)のうち一方のパイプ部(104、204)が前記第1の回動軸(96、196)に関して回転不能に前記パイプ要素(78、78’)と結合され、他方のパイプ部(102、202)が前記第1の回動軸(96、196)に関して回転不能に前記保持体(40)に結合されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の床ノズル。
  10. 前記第2のパイプ部(102、202)が流体通過領域(106)を備えていることを特徴とする請求項9に記載の床ノズル。
  11. 前記第1の連結部(100、200)に割り当てられた前記バネ装置(108、208)が前記第1のパイプ部(104、204)及び前記第2のパイプ部(102、202)に支持されていることを特徴とする請求項9又は10に記載の床ノズル。
  12. 前記第2の連結部(118)が流体分配部(120、220)を含み、該流体分配部(120、220)を通じて前記保持体(40)の下面へ流体を供給できることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の床ノズル。
  13. 前記流体分配部(120、220)がT継手(122)である又はT継手(122)を含むことを特徴とする請求項12に記載の床ノズル。
  14. 前記第2の連結部(118)が分配パイプ(124)を含み、該分配パイプが前記第2の回動軸(98、198)を中心として回動可能に前記保持体(40)上に横たえられていることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の床ノズル。
  15. 前記分配パイプ(124)上に、前記第1の連結部(100、200)の一部であって特に前記パイプ要素(78,78’)に対して前記第1の回動軸(96、196)を中心として回動可能であるパイプ部(104、204)が配置されていることを特徴とする請求項14に記載の床ノズル。
  16. 前記第2の連結部(118)に割り当てられたバネ装置(130)、特に少なくとも1つのねじりバネ(138)を含むバネ装置(130)が前記分配パイプ(124)及び前記保持体(40)に支持されていることを特徴とする請求項14又は15に記載の床ノズル。
  17. 前記パイプ要素(78、78’)がL字継手である又はL字継手の一部であることを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の床ノズル。
  18. 前記L字継手が第1の領域(82)と第2の領域(86)を含み、該第1の領域(82)の長軸(84)と該第2の領域(86)の長軸(88)が互いに鋭角(90)を成すように向けられ、特に該第2の領域(86)が前記第1の連結部(100)の一部であることを特徴とする請求項17に記載の床ノズル。
  19. 前記パイプ要素(78、78’)が剛性パイプ(28a)及び/又はホース(18)及び/又はピストル状操作部(20)のための連結具(80)を備えること、特に該連結具の結合が着脱可能であることを特徴とする請求項1〜18のいずれかに記載の床ノズル。
  20. 前記第2の連結部(118)に復元装置(130)が割り当てられ、該復元装置が前記保持体(40)を前記パイプ要素(78、78’)に対して前記第2の回動軸(98、198)に関して基準位置へ移動させようとすることを特徴とする請求項1〜19のいずれかに記載の床ノズル。
  21. 前記復元装置がバネ装置(130)であり、特に少なくとも1つのねじりバネ(138)を含んでいることを特徴とする請求項20に記載の床ノズル。
  22. 前記パイプ要素(78、78’)が前記第2の回動軸(98、198)を中心として前記基準位置から出発して少なくとも第1の回動方向(136)に少なくとも60度、特に少なくとも65度、また特に少なくとも70度、さらまた特に少なくとも75度の回動角度範囲で前記保持体(40)に対して回動可能であることを特徴とする請求項20又は21に記載の床ノズル。
  23. 前記パイプ要素(78)が前記基準位置から出発して第1の回動方向(136)にのみ回動可能であって該第1の回動方向(136)と反対の第2の回動方向への回動は阻止されるように前記基準位置が設定されていることを特徴とする請求項20〜22のいずれかに記載の床ノズル。
  24. 前記保持体(40)が特に内側に湾曲した形状の自由領域(140)を備え、前記パイプ要素(78、78’)が該自由領域(140)の範囲で前記連結装置(94)を介して前記保持体(40)と結合されていることを特徴とする請求項1〜23のいずれかに記載の床ノズル。
  25. 前記保持体(40)が、第1の領域(66)と、該第1の領域(66)と結合された第2の領域(68)と、該第2の領域(68)と接続された第3の領域(70)とを備え、前記連結装置(94)が前記第2の領域(68)に配置されていることを特徴とする請求項1〜24のいずれかに記載の床ノズル。
  26. 前記第1の領域(66)及び前記第3の領域(70)が少なくとも近似的に同じ構成であり、特に前記第2の領域(68)に対して対称に配置及び構成されていることを特徴とする請求項25に記載の床ノズル。
  27. 前記保持体(40)の下面に対する包絡面(74)を基準とした前記第1の領域(66)及び前記第3の領域(70)の最大高さ(H、H)が前記第2の領域(68)の最大高さよりも低いことを特徴とする請求項25又は26に記載の床ノズル。
  28. 前記第1の領域及び/又は前記第3の領域の最大高さ(H、H)が最大でも25mm、特に最大でも20mm、特に最大でも17mmであることを特徴とする請求項27に記載の床ノズル。
  29. 互いに対向する横の端部(54、56)の間の前記保持体(40)の全幅(B)を基準として、前記第2の領域(68)の幅(B)が最大でも前記全幅(B)の45%、特に最大でも40%、特に最大でも35%であることを特徴とする請求項24〜27のいずれかに記載の床ノズル。
  30. 清掃布(34)を装着していない床ノズルの質量が最大でも240g、特に最大でも230g、特に最大でも210gであることを特徴とする請求項1〜29のいずれかに記載の床ノズル。
  31. 前記保持体(40)の下面に分配空間(46)が形成され、該分配空間(46)内へ流体を導入可能であり、前記保持体(40)に清掃布(34)が装着されると該分配空間(46)が該清掃布(34)により覆われることを特徴とする請求項1〜30のいずれかに記載の床ノズル。
  32. 前記分配空間(46)内にブリッジ要素(156)が配置されていれことを特徴とする請求項31に記載の床ノズル。
  33. 前記保持体(40)が第1の横の端部(54)とその反対にある第2の横の端部(56)とを備え、前記保持装置が清掃布(34)用の一又は複数の保持部(144)を有し、該保持部(144)が前記保持体(40)上で前記第1の横の端部(54)と前記第2の横の端部(56)の間にあり、特に前記第1の横の端部(54)と前記第2の横の端部(56)の間で幅方向(58)に延在していることを特徴とする請求項1〜32のいずれかに記載の床ノズル。
  34. 前記幅方向(58)における前記保持部(144)の全ての幅(b、b、b)の和としての全幅が前記幅方向(58)における前記保持体(40)の全幅(B)の少なくとも30%、特に少なくとも40%であることを特徴とする請求項33に記載の床ノズル。
  35. 前記保持体が枠縁部(50)を備え、該枠縁部(144)に少なくとも1つの保持部(144)が配置され、該枠縁部(144)が特に外周を囲むように構成されていることを特徴とする請求項33又は34に記載の床ノズル。
  36. 間隔をあけた複数の保持部(144)を備えることを特徴とする請求項33〜35のいずれかに記載の床ノズル。
  37. 保持部(144)の配列が均等な配置であることを特徴とする請求項36に記載の床ノズル。
  38. 前記保持体(40)を前記清掃布(34)の上に置くと前記保持装置(52)上で該清掃布(34)が固定できるように、及び/又は、前記清掃布(34)から前記保持体(40)をある方向(160)に引き離すことにより該保持体(40)上での該清掃布(34)の固定が解除できるように、前記少なくとも1つの保持部(144)が構成されていることを特徴とする請求項33〜37のいずれかに記載の床ノズル。
  39. 前記少なくとも1つの保持部(144)が前記清掃布(34)上の相手側保持部のための掛着フックを有する掛着保持部であることを特徴とする請求項33〜38のいずれかに記載の床ノズル。
  40. 前記少なくとも1つの掛着保持部が前記保持部(40)上に一体成形されていることを特徴とする請求項39に記載の床ノズル。
  41. 前記清掃布(34)が、前記保持体(40)に固定されているとき少なくとも一方の側、特に全ての側で該保持体(40)の外へはみ出るように構成されていることを特徴とする請求項1〜40のいずれかに記載の床ノズル。
  42. 前記清掃布(34)が少なくとも1つの舌部(158)を備え、該清掃布(34)が前記保持体(40)に固定されているときに該舌部が該保持体(40)からはみ出し、該清掃布(34)を前記保持装置(52)から取り外すために役立つことを特徴とする請求項1〜41のいずれかに記載の床ノズル。
  43. 前記清掃布(34)が前記保持装置(52)に固定されているときに該清掃布(34)が垂れ下がらずに前記保持体(40)上に保持されることを特徴とする請求項1〜42のいずれかに記載の床ノズル。
  44. カーペット滑動装置(164)を含み、その中に前記保持体(40)が特にそれに固定された清掃布(34)と一緒に収容可能であることを特徴とする請求項1〜43のいずれかに記載の床ノズル。
  45. 請求項1〜44のいずれかに記載の床ノズル(32)を備えることを特徴とする拭きモップ。
  46. 蒸気発生器を有する蒸気発生装置(10)と、請求項1〜44のいずれかに記載の床ノズル(32)又は請求項45に記載の拭きモップ(24)と含むことを特徴とする蒸気掃除機。
  47. 前記床ノズル(32)を直接及び/又は一又は複数のパイプ(26a、26b)を介して及び/又は一又は複数のホース(18)を介して接続できる又は接続されているピストル状操作部(20)を備えることを特徴とする請求項46に記載の蒸気掃除機。
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