JP2020512301A - 心臓血管疾患の治療のためのハーブ・ミネラル製剤及びその調製方法 - Google Patents

心臓血管疾患の治療のためのハーブ・ミネラル製剤及びその調製方法 Download PDF

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Abstract

心臓血管疾患の治療のためのハーブ・ミネラル製剤及びその調製方法を本明細書に開示する。開示したハーブ・ミネラル製剤には、心臓血管疾患の治療を促進するハーブ及びミネラル成分が含まれる。心臓血管疾患には、心臓及び血管に関連するあらゆる症状が含まれる。さらに、開示した製剤は、抗酸化剤、抗ストレス剤、脂質低下剤、アテローム発生剤、血圧降下剤、アポトーシス抑制剤及び心臓保護剤としても有用であり得る。

Description

関連出願への相互参照
本出願は、2017年2月27日に提出されたインド仮出願201741006955に基づき、それに由来し、その内容を参照により本明細書に援用する。
技術分野
本明細書に開示される実施形態は、心臓血管及び関連する合併症の治療及び予防に有効なハーブ・ミネラル製剤に関する。また、そのような製剤の調製方法にも関する。
心臓血管疾患(CVD)は、世界的に主要な死亡原因の1つであることが分かっている。それは、心臓と血管に関連する一群の疾患である。また、それは、冠動脈疾患、心臓血管疾患、高血圧性心臓疾患、末梢動脈疾患などの疾患を含んでいる。
動脈にプラークが蓄積する状態であるアテローム性動脈硬化症は、CVDの主な原因である。CVDの危険因子には、高血圧(high blood pressure)、高血圧(hypertension)、ストレス、高脂血症、糖尿病、運動不足、肥満などが含まれる。これらは、CVDを防ぐために調整できる危険因子である。老齢、性別、家族歴など、調整できない他の危険因子も存在する。
確立された危険因子を軽減することにより、ほとんどのCVDを予防できる。健康的な食事の維持、アルコール消費量の制限、禁煙、砂糖消費量の削減、ストレス管理など、特定のライフスタイルの変更を実施するだけで、CVDの発症リスクを軽減するのに役立つ場合がある。しかしながら、ライフスタイルの変更では、CVDの予防に不十分であることが判明した場合、薬剤又は医療処置が必要になる場合がある。
世界的に主要な死亡原因の1つであるため、CVDを治療できる薬物を開発するための広範な研究が行われている。現代医学は、そのためのさまざまな薬を提供している。これらの薬剤による治療は、CVDの種類によって異なる。さまざまな種類の薬剤には、ACE阻害薬、抗不整脈薬、アンジオテンシンII受容体遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬、ジゴキシン、利尿薬、硝酸塩などが含まれる。しかしながら、CVDの管理は生涯にわたって努力する場合があり、また、薬剤を多く使用する必要がある場合がある。多く使用する場合、逆症療法的介入はしばしば不利な又は望ましくない副作用をもたらす。
あるいは、心臓血管疾患の治療では、アーユルヴェーダの介入も知られている。多くのハーブ製剤が、さまざまなハーブの治癒特性に関する知識に基づいて開発されている。しかしながら、そのような製剤の有効性には議論の余地がある。したがって、心臓血管疾患を治療/管理する効果的な方法が必要である。
開示された実施形態の目的
本明細書に開示される実施形態の主な目的は、心臓血管疾患を治療するための組成物及び方法を提供することである。
本明細書に開示される実施形態の第2の目的は、心臓血管疾患を予防するための組成物及び方法を提供することである。
本明細書に開示される実施形態の別の目的は、ハーブ・ミネラル製剤及びその調製方法を提供することである。
本明細書の実施形態のこれらの及び他の目的は、以下の説明及び添付の図面と併せて考慮すると、よりよく認識及び理解されるであろう。しかしながら、以下の説明は、好ましい実施形態及びその多数の具体的な詳細を示しているが、限定ではなく例示として与えられていることを理解されたい。本明細書の実施形態の範囲内で、その精神から逸脱することなく、多くの変更及び改変を行うことができ、本明細書の実施形態はそのようなすべての改変を含む。
本明細書に開示される実施形態は、添付図面に示されており、その全体を通して、同様の参照文字は、様々な図の対応する部分を示している。本明細書の実施形態は、図面を参照して以下の説明からよりよく理解されるであろう。
図1(a)は、スワルナ・マクシカ・バスマ(Swarna Maksika Bhasma)の調製のフローチャートを示す。 図1(b)は、アブラカ・バスマ(Abhraka Bhasma)の調製のフローチャートを示す。 図1(c)は、ロハ・バスマ(Loha Bhasma)の調製のフローチャートを示す。 図1(d)は、ムクタ・スクティ・バスマ(Mukta sukti Bhasma)の調製のフローチャートを示す。 図1(e)は、プラバラ・バスマ(Pravala Bhasma)の調製のフローチャートを示す。
図2は、強化錠剤の調製のフローチャートを示す。
図3は、CK−MB活性に対する試験薬物の効果を示す。
図4は、Na+K+ATPアーゼに対する試験薬物の効果を示す。
図5は、Mg2+ATPアーゼに対する試験薬物の効果を示す。
図6は、Ca2+ATPアーゼに対する試験薬物の効果を示す。
図7は、脂質過酸化物含有量に対する試験薬物の効果を示す。
図8は、スーパーオキシドジスムターゼ活性に対する試験薬物の効果を示す。
図9は、GSH活性に対する試験薬物の効果を示す。
図10は、GPX活性に対する試験薬物の効果を示す。
図11は、アポトーシスマーカーに対する試験薬物の効果を示す。
図12は、収縮期血圧に対する試験薬物の効果を示す。
図13は、弛緩期血圧に対する試験薬物の効果を示す。 上記は、本明細書に開示される実施形態に従う。
詳細な説明
本明細書の実施形態ならびにその様々な特徴及び有利な詳細は、添付の図面に示され、以下の説明で詳述される非限定的な実施形態を参照してより完全に説明される。周知の構成要素及び処理技術の説明は、本明細書の実施形態を不必要に不明瞭にしないように省略されている。本明細書で使用される例は、単に、本明細書の実施形態を実施できる方法の理解を容易にし、さらに当業者が本明細書の実施形態を実施できるようにすることを意図している。したがって、実施例を、本明細書の実施形態の範囲を限定するものと解釈すべきではない。
本明細書の実施形態により、治療的有用性のあるハーブ・ミネラル製剤、及び該製剤の調製方法が達成される。本明細書に開示されているハーブ・ミネラル製剤は、心臓血管疾患及び心臓血管系に関連する合併症の治療及び予防に有用である。本明細書の様々な実施形態では、心臓血管疾患には、心臓不整脈、虚血性心臓疾患、冠動脈疾患、弁欠損など、心臓及び血管に関連するあらゆる状態が含まれ得る。さらに、心臓血管系に関する合併症は、高血圧、高血糖、高脂血症などを含むCVDの危険因子に関連すると一般的に知られているか、又はそのような危険因子と考えられるあらゆる症状であり得る。開示された製剤には、抗酸化剤、抗ストレス剤、脂質低下剤、抗アテローム発生(atherogenic)剤、血圧降下剤、アポトーシス抑制剤及び心臓保護剤としての用途もまた見出される。したがって、本明細書に開示される実施形態は、心臓血管疾患の治療/予防のための方法を達成する。心臓血管疾患のリスクを低減する方法の実施形態もまた開示される。
製剤
本明細書に開示される実施形態は、ハーブ及びミネラルを有するハーブ・ミネラル製剤を提供する。一実施形態では、ハーブ・ミネラル製剤は、ハーブ成分及びミネラル成分を含む。別の実施形態では、ハーブ・ミネラル製剤は、ハーブ成分、ミネラル成分及び適切な賦形剤を含む。
ハーブ成分
一実施形態では、ハーブ成分は、以下のハーブ、もしくはこれらの抽出物、又はこれらのハーブから抽出された活性成分を含む:テルミナリア・アルジュナ(Terminalia arjuna)、シダ・ロンビフォリア(Sida rombifolia)、ウィタニア・ソムニフェラ(Withania somnifera)、ティノスポラ・コーディフォリア(Tinospora cordifolia)、プニカ・グラナツム(Punica granatum)、エンベリア・リベス(Embelia ribes)、ルビア・コルディフォリア(Rubia cordifolia)、ナルドスタキス・ジャタマンシ(Nardostachys jatamansi)、エンブリカ・オフィキナリス(Emblica officinalis)、テルミナリア・チェブラ(Terminalia chebula)、テルミナリア・ベレリカ(Terminalia bellerica)、ピペル・ロンガム(Piper longum)、ピペル・ニグラム(Piper nigrum)、ジンギベル・オフィキナリス(Zingiber officinalis)、ボルハビア・ディフューザ(Boerhavia diffusa)、バンブー・マンナ(Bamboo manna)、マドゥカ・インディカ(Madhuka indica)、アザディラクタ・インディカ(Azhadirachta indica)、ピクロリザ・クロア(Picrorhiza kurroa)、ホーリー・バジル(Holy basil)、コミフォラ・ムクル(Commiphora mukul)、ステレオスペルマム・スアベオレンス(Stereospermum(Steriospermum) suaveolens)、プレムナ・ムクロナタ(Premna mucronata)、グメリナ・アルボレア(Gmelina arborea)、エーグル・マーメロス(Aegle marmelos)、オロキシルム・インディクム(Oroxylum indicum)、デスモディウム・ガンゲチクム(Desmodium gangeticum)、ウラリア・ピクタ(Uraria picta)、ソラナム・インディクム(Solanum indicum)及びソラナム・キサントカルプム(Solanum xanthocarpum)。
一実施形態では、ハーブ成分は、ハーブ全体を含んでもよいし、あるいは、根、果実、茎、葉、根茎などのハーブの特定の部分を含んでもよい。一実施形態では、ハーブ成分は、以下のもの又はそれらの抽出物を含む:テルミナリア・アルジュナの茎皮;シダ・ロンビフォリア、ウィタニア・ソムニフェラ、ルビア・コルディフォリア、ナルドスタキス・ジャタマンシ、ボルハビア・ディフューザ、ピクロリザ・クロア、ステレオスペルマム・スアベオレンス、プレムナ・ムクロナタ、グメリナ・アルボレア、エーグル・マーメロス、オロキシルム・インディクム、ソラナム・インディクムの根;エンベリア・リベス、エンブリカ・オフィキナリス、テルミナリア・チェブラ、テルミナリア・ベレリカ、ピペル・ロンガム、ピペル・ニグラム、トリビュラス・テレストリス(Tribulus terrestris)の果実;アザディラクタ・インディカの皮;ソラナム・キサントカルプム、ウラリア・ピクタ、デスモディウム・ガンゲチクムの植物;ティノスポラ・コーディフォリアの茎;プニカ・グラナツムの果実果皮;ジンギベル・オフィキナリスの根茎;バンブー・マンナの滲出物;マドゥカ・インディカの花;ホーリー・バジルの葉及びコミフォラ・ムクルのゴム樹脂。しかしながら、ハーブ成分に、ハーブ・ミネラル製剤の意図される機能を特に妨げることなく、葉、花などのハーブの他の部分が含まれることもまた特許請求の範囲内である。
本明細書に開示されるハーブ(全体又は一部)は、当分野で一般的に知られている任意の形態で製剤に含まれ得る。例えば、ハーブは、抽出物を得るために処理され、乾燥、粉末化、ペレット化、濃縮などされ得る。一実施形態では、ハーブは乾燥及び粉末化され、製剤にさらに組み込まれる。
一実施形態では、ハーブ成分は、8〜12重量%の範囲の量のテルミナリア・アルジュナ、2〜6重量%の範囲の量のシダ・ロンビフォリア、2〜6重量%の範囲の量のウィタニア・ソムニフェラ、2〜6重量%の範囲の量のティノスポラ・コーディフォリア、2〜6重量%の範囲の量のプニカ・グラナツム、2〜6重量%の範囲の量のエンブリカ・オフィキナリス及び2〜6重量%の範囲の量のコミフォラ・ムクルを含む。さらに、別の実施形態では、ハーブ成分は、以下のもののうち少なくとも1種を、好ましくは、4重量%以下(≦4重量%)の量で含む:エンベリア・リベス、ルビア・コルディフォリア、ナルドスタキス・ジャタマンシ、テルミナリア・チェブラ、テルミナリア・ベレリカ、ピペル・ロンガム、ピペル・ニグラム、ジンギベル・オフィキナリス、ボルハビア・ディフューザ、バンブー・マンナ、マドゥカ・インディカ、アザディラクタ・インディカ、ピクロリザ・クロア、ホーリー・バジル、ステレオスペルマム・スアベオレンス、プレムナ・ムクロナタ、グメリナ・アルボレア、エーグル・マーメロス、オロキシルム・インディクム、デスモディウム・ガンゲチクム、ウラリア・ピクタ、ソラナム・インディクム、ソラナム・キサントカルプム及びトリビュラス・テレストリス。
ミネラル成分
一実施形態では、ミネラル成分は、スワルナ・マクシカ・バスマ(Swarna Maksika blasma)、アブラカ・バスマ(Abhraka bhasma)、ロハ・バスマ(Loha bhasma)、ムクタスクティ・バスマ(Muktasukti bhasma)、及びプラバラ・バスマ(Pravala bhasma)などのバスマ又はか焼(calcined)調製物を含む。あるいは、ミネラル成分は、鉄、雲母、黄銅鉱及びサンゴ(coral)のうち少なくとも1種からなる群から選択され得る。開示される実施形態では、バスマは、ハーブ成分と共に、心臓血管疾患及び関連する合併症の治療に有用な生物学的に利用可能なハーブ・ミネラル複合体を形成する。別の実施形態では、ミネラル成分はシラジット(Shilajit)をさらに含む。しかしながら、ハーブ・ミネラル製剤は、ハーブ・ミネラル製剤の意図される機能を特に妨げることなく、代替物として又は追加的に、他の同様のか焼調製物又はミネラルを含むこともまた本明細書で提供される特許請求の範囲内にある。
一実施形態では、ミネラル成分は、1〜4重量%の範囲のシラジットを含む。別の実施形態では、ミネラル成分は、2重量%以下(≦2重量%)の量のムクタスクティ・バスマ、2重量%以下(≦2重量%)の量のロハ・バスマ、3重量%以下(≦3重量%)の量のアブラカ・バスマ、2重量%以下(≦2重量%)の量のスワルナマクシカ・バスマ(Swarnamaksika bhasma)及び2重量%以下(≦2重量%)の量のプラバラ・バスマを含む。
本明細書の様々な実施形態では、開示される製剤は、適切な賦形剤をさらに含み得る。適切な賦形剤のリストには、当技術分野で一般的に知られている溶媒、結合剤、潤滑剤、ハーブ担体、油及び塩が含まれる。一実施形態では、賦形剤はアカシアゴムを含む。
さらに、開示される製剤の様々な実施形態に含まれ得るハーブ成分及びミネラル成分の量は、0〜12重量%の範囲であり得る。一実施形態では、製剤は、テルミナリア・アルジュナ(8〜12重量%)、シダ・ロンビフォリア(2〜6重量%)、ウィタニア・ソムニフェラ(2〜6重量%)、ティノスポラ・コーディフォリア(2〜6重量%)、プニカ・グラナツム(2〜6重量%)、エンブリカ・オフィキナリス(2〜6重量%)及びコミフォラ・ムクル(2〜6重量%)、シラジット(1〜4重量%)、ムクタスクティ・バスマ(Muktasukti bhasma)(≦2重量%)、ロハ・バスマ(Loha bhasma)(≦2重量%)、アブラカ・バスマ(Abhraka bhasma)(≦3重量%)、スワルナマクシカ・バスマ(Swarnamaksika bhasma)(≦2重量%)及びプラバラ・バスマ(Pravala bhasma)(≦2重量%)を含む。
別の実施形態では、製剤は、以下のもののうち少なくとも1種を、好ましくは、4重量%以下(≦4重量%)の量でさらに含む:エンベリア・リベス、ルビア・コルディフォリア、ナルドスタキス・ジャタマンシ、テルミナリア・チェブラ、テルミナリア・ベレリカ、ピペル・ロンガム、ピペル・ニグラム、ジンギベル・オフィキナリス、ボルハビア・ディフューザ、バンブー・マンナ、マドゥカ・インディカ、アザディラクタ・インディカ、ピクロリザ・クロア、ホーリー・バジル、ステレオスペルマム・スアベオレンス、プレムナ・ムクロナタ、グメリナ・アルボレア、エーグル・マーメロス、オロキシルム・インディクム、デスモディウム・ガンゲチクム、ウラリア・ピクタ、ソラナム・インディクム、ソラナム・キサントカルプム及びトリビュラス・テレストリス。
さらに、アカシアゴムの量は、賦形剤としての活性を発揮するのに適した任意の量であり得る。一実施形態では、製剤は、製剤500mg当たり0〜50mgの範囲、好ましくは10重量%のアカシアゴムを含み得る。
しかしながら、成分の量がわずかに変動しても、ハーブ・ミネラル製剤の意図される機能を特に妨げることなく、実施できることは明らかである。
本明細書に開示されるハーブ・ミネラル製剤は、経口投与に適するように様々な剤形に製剤化することができる。ハーブ・ミネラル製剤は、粉末、錠剤、ペレット、ロゼンジ、顆粒、カプセル、溶液、エマルジョン、懸濁液の形態で、又は使用に適した他の任意の形態であり得る。一実施形態では、ハーブ・ミネラル製剤は、経口投与に適した粉末の形態で製剤化される。別の実施形態では、ハーブ・ミネラル製剤は、錠剤、好ましくは500mgの錠剤の形態で製剤化される。例えば:表1は、500mgの錠剤中の各成分の量を示している。
本明細書では、CVD及び関連する合併症を治療/予防するための錠剤をさらに開示する。一実施形態では、錠剤は、表1に示すように、ハーブ成分、ミネラル成分、及び賦形剤を有する500mgの錠剤である。

開示される錠剤形態のハーブ・ミネラル製剤(「薬物」又は「試験薬物」とも呼ばれる)の実施形態は、当分野で一般的に知られている方法によって、例えば、物理化学的に、植物成分について分析された。分析及び得られた結果については、例示のみを目的として以下に実施例として含まれており、本明細書で提供される特許請求の範囲を限定するように解釈すべきではない。特許請求の範囲から逸脱することなく、材料及び方法の両方に対して多くの改変を実施できることは、当業者には明らかであろう。
例1:
物理化学的調査:灰分、錠剤硬度、崩壊時間、アルコール可溶性抽出値及びクロロホルム可溶性抽出値のような物理化学的調査は、アーユルヴェーダ(Ayurveda)のインド薬局方(Indian Pharmacopeia)に与えられたパラメーターに従って分析された。錠剤の崩壊時間は、錠剤崩壊機(I.P.Std.Rotek)を使用して確認し、錠剤の硬度は錠剤硬度試験機(Secor.India)を使用して調べた。各実験を3回繰り返した。表2は、該物理化学分析の結果を示している。
例2:
植物成分試験:グリコシド、ステロイド、サポニン、タンパク質、タンニンなどの様々な植物成分をスクリーニングするために試験を行った。
表3は、植物成分について行われた定性分析の結果を示している。この試験では、疾患を治すことができる薬物を作ることができる、アルカロイド、ステロイド、グリコシドなどの存在が示された。
方法
本明細書では、ハーブ・ミネラル製剤を調製する方法の実施形態を開示する。一実施形態では、該方法は、以下の工程を含む:
グラインダーでバスマ及びシラジットを粉砕する工程;
微粉末化ハーブを前記グラインダーに添加する工程;及び
粉砕を継続しながら、粉砕煎剤(decoction)を添加して、粉砕塊を得る工程。
バスマには、ムクタスクティ・バスマ、ロハ・バスマ、アブラカ・バスマ、スワルナマクシカ(Swarnamaksika)・バスマ及びプラバラ・バスマのうちの少なくとも1種が含まれる。バスマとシラジットとの混合物は、半固体形態であり得る。一実施形態では、粉砕は、約3時間の持続期間、実施し得る。
さらに、微粉末化ハーブには、微粉末化した以下のものが含まれる:テルミナリア・アルジュナの茎皮、シダ・ロンビフォリアの根、ウィタニア・ソムニフェラの根、ルビア・コルディフォリアの根、ナルドスタキス・ジャタマンシの根、ボルハビア・ディフューザの根、ピクロリザ・クロアの根、ステレオスペルマム・スアベオレンスの根、プレムナ・ムクロナタの根、グメリナ・アルボレア、エーグル・マーメロスの根、オロキシルム・インディクムの根、ソラナム・インディクムの根、エンベリア・リベスの果実、エンブリカ・オフィキナリスの果実、テルミナリア・チェブラの果実、テルミナリア・ベレリカの果実、ピペル・ロンガムの果実、ピペル・ニグラムの果実、トリビュラス・テレストリスの果実、アザディラクタ・インディカの皮、ソラナム・キサントカルプムの植物、ウラリア・ピクタの植物、デスモディウム・ガンゲチクムの植物、ティノスポラ・コーディフォリアの茎、プニカ・グラナツムの果実果皮、ジンギベル・オフィキナリスの根茎、バンブー・マンナの滲出液、マドゥカ・インディカの花、ホーリー・バジルの葉及びコミフォラ・ムクルのゴム樹脂。
粉砕煎剤は、選択したハーブ(粉砕ハーブとも呼ばれる)の煎剤である。一実施形態では、粉砕煎剤は、以下のものからなる群から選択される1種又はそれ以上の粉砕ハーブの煎剤である:テルミナリア・アルジュナ、アスパラガス・ラセモサス(Asparagus racemosus)、アサフェティダ(Asafetida)、クミン・シミナム(Cuminum cyminum)、プルンバゴ・ロゼア(Plumbago rosea)、バリオスペルマム・モンタナム(Baliospermum montanum)、オシマム・サンクタム(Ocimum sanctum)、アロエベラ(Aloevera)、プランタゴ・オバタ(Plantago ovata)、ステレオスペルマム・スアベオレンス、プレムナ・ムクロナタ、グメリナ・アルボレア、エーグル・マーメロス、オロキシルム・インディクム、デスモディウム・ガンゲチクム、ウラリア・ピクタ、ソラナム・インディクム、ソラナム・キサントカルプム及びトリビュラス・テレストリス。
煎剤は、当分野で一般的に知られている任意の煎じ方によって得ることができる。一実施形態では、粉砕煎剤の調製方法は以下の工程を含む:
粉砕ハーブを浸漬する工程、例えば、粉末化した以下のものを浸漬する工程;テルミナリア・アルジュナの乾燥皮、アスパラガス・ラセモサスの生根、アサフェティダの樹脂、クミン・シミナムの乾燥果実、プルンバゴ・ロゼアの乾燥根、バリオスペルマム・モンタナムの乾燥根、オシマム・サンクタムの乾燥葉、アロエベラの生葉、プランタゴ・オバタの乾燥種、ステレオスペルマム・スアベオレンスの乾燥根、プレムナ・ムクロナタの乾燥根、グメリナ・アルボレアの乾燥根、エーグル・マーメロスの乾燥根、オロキシルム・インディクムの乾燥根、デスモディウム・ガンゲチクムの乾燥植物、ウラリア・ピクタの乾燥植物、ソラナム・インディクムの乾燥根、ソラナム・キサントカルプムの乾燥植物及びトリビュラス・テレストリスの乾燥果実、ならびに
浸漬したハーブの混合物を濃縮する工程。
一実施形態では、浸漬は、粉砕ハーブを16部の水に一晩、浸漬することにより実施し得る。さらなる実施形態では、濃縮は、高温にて、好ましくは、約80℃〜85℃にて、残りの液体が1/8になるまで沸騰させることにより実施し得る。濃度は、Brixメーターを使用して確認し得る。
さらに、粉砕煎剤を添加した後、粉砕を継続する。一実施形態では、粉砕を、約72時間、好ましくは120rpmで継続して、粉砕塊を得る。一実施形態では、調製方法は、粉砕塊に賦形剤を添加する工程をさらに含んでもよく、ここでは、粉砕を3時間、継続しながら、粉砕煎剤に溶解する(dissolving)ことによって、アカシアゴムを粉砕塊に添加して、半固体の塊を得ることができる。調製方法は、50℃〜60℃で、好ましくは熱風オーブン内にて乾燥する工程;湿式造粒する工程;及びパンチングして500mgの錠剤を得る工程をさらに含み得る。図2は、強化錠剤を調製するためのフローチャートを示す。表4は、粉砕に必要なハーブ(粉砕ハーブ)の実施形態を示す。
開示されるハーブ・ミネラル製剤の様々な実施形態で使用されるバスマは、当分野で一般的に知られている方法によって調製することができる。バスマは、スワルナマクシカ(Swarnamakshika)、雲母、鉄、真珠貝(pearl oyster)などの真正標準ミネラルを出発材料として選択すること;熱風オーブンで乾燥すること;粉砕、クエンチング、沸騰などによりミネラルを精製すること;ハーブ煎剤と粉砕すること;ディスクに調製すること;ディスクを乾燥すること;シャラバサム・プータ(Sharavasam puta)を調製すること;シャラバサム・プータをガジャ・プータ(Gaja puta)に供すること;及び冷却後にディスクを粉末化することによって調製することができる。当分野で一般的に知られているように、ディスクを粉末化した後、粉末に、再びハーブ煎剤との粉砕を数多く繰り返し、続いてディスクに調製し;ディスクを乾燥し;シャラヴァサム・プータを調製し;シャラヴァサム・プータをガジャ・プータに供し;そして、バスマが得られるまで粉末化する。繰り返しの回数は、0〜30回の間で変化させることができる。一実施形態では、方法は、バスマが得られるまで、30回も繰り返される。
バスマの調製に使用される出発材料には、当分野で一般的に使用される標準ミネラルが含まれ得る。一実施形態では、スワルナ・マクシカ・バスマ(Swarna Makshika Bhasma)の調製物は、出発材料としてスワルナ・マクシカ(swarna makshika)を含む。図1(a)は、スワルナ・マクシカ(swarna makshika)を出発材料として使用して、スワルナ・マクシカ・バスマ(Swarna Makshika Bhasma)を調製するためのフローチャートを示す。
別の実施形態では、アブラカ・バスマ(Abhraka bhasma)の調製物は、出発材料として雲母を含む。図1(b)は、出発材料として雲母を使用して、アブラカ・バスマ(Abhraka Bhasma)を調製するためのフローチャートを示す。一実施形態では、ロハ・バスマ(Loha Bhasma)の調製物は、出発材料として鋼鉄を含む。図1(c)は、出発材料として鋼鉄を使用して、ロハ・バスマを調製するためのフローチャートを示す。さらに、一実施形態では、ムクタスクティ・バスマ(Muktasukti Bhasma)の調製物は、出発材料として真珠貝を含む。図1(d)は、出発材料として真珠貝の混合物を使用して、ムクタスクティ・バスマ(Muktasukti Bhasma)を調製するためのフローチャートを示す。一実施形態では、プラバラ・バスマ(Pravala Bhasma)の調製物は、出発材料としてサンゴを含む。図1(e)は、出発材料としてサンゴを使用して、プラバラ・バスマを調製するためのフローチャートを示す。
一実施形態では、ミネラルの精製は、ミネラルを岩塩及びレモン汁と混合し、部分的に酸化されて赤みがかった粉末になるまで強熱することを含み、それは、スワルナ・マクシカ・バスマ(Swarna makshika Bhasma)の調製にさらに使用される。別の実施形態では、ミネラルの精製は、牛乳におけるミネラルのクエンチングを含み、それは、アブラカ・バスマの調製にさらに使用される。
さらに別の実施形態では、ミネラルの精製は、トリファラ(Triphala)煎剤におけるミネラルのクエンチングを含み、これは、ロハ・バスマの調製にさらに使用される。さらに別の実施形態では、ミネラルの精製は、カンジカ(Kanjika)(酸(sour)を入れた粥(gruel))におけるミネラルのクエンチングを含み、これは、ムクタ・スクティ・バスマ(Mukta sukti Bhasma)の調製にさらに使用される。
さらに、一実施形態では、ミネラルの精製は、ミネラルをバリラ(Barilla)のアルカリ性溶液中で沸騰させることを含み、それは、プラバラ・バスマ(Pravala bhasma)の調製にさらに使用される。
使用されるハーブ煎剤は、バスマの調製にて粉砕のために一般的に使用される任意のハーブ煎剤であり得る。一実施形態では、ハーブ煎剤は、ニンブ・スワラサ(Nimbu Swarasa)(レモン汁)及びクラサ・クワサ(Kulatha Kwatha)(ドリコス・ビフロルス(Dolochos biflorus)の煎剤)のうちの少なくとも1種を含み、それは、スワルナ・マクシカ・バスマ(Swarna Makshika bhasma)の調製に有用である。別の実施形態では、ハーブ煎剤は、以下のもののうち少なくとも1種を含み、それは、Abhraka Bhasmaの調製に有用である:アルカ・クシーラ(Arka Ksheera)(カロトロピス・プロケラ(calotropis(calotropes) procera)のラテックス)、スヌーヒ・クシーラ(Snuhi Ksheera)(ユーフォルビア・キリン角(Euphorbia neriifolia)のラテックス)、ヴァータ・クシーラ(Vata Ksheera)(ベンガルボダイジュ(Ficus bengalensis)のラテックス)、カカマチ・ラサ(Kakamachi Rasa)(ヤマホウズキ(Solanum nigrum)の植物全体の生汁)、ゴクシュラ・クワサ(Gokshura Kwatha)(トリビュラス・テレストリスの果実の煎剤)、アパマルガ・ラサ(Apamarga Rasa)(ケイノコヅチ(Achyranthus aspera)の植物の汁)、ヴァータ・プラロア・スワラサ(Vata Praroha Swarasa)(ベンガルボダイジュ(Ficus bengalensis)の気根の汁)、ゴムトラ(Gomutra)(牛尿)、トゥルシー・スワラサ(Tulasi Swarasa)(カミメボウキ(Ocimum sanctum)の葉の生汁)、カダリ・シパ・ジャラ(Kadali Shipha Jala)(オオバコ(plantain)の根茎の汁)、エランダ・パトラ・ラサ(Eranda patra rasa)(トウゴマ(Ricinus communis)の葉の汁)、及びグダ(Guda)(ヤシ糖(Jaggery))。一実施形態では、ハーブ煎剤は、トリファラ・カシャヤ(Triphala Kashaya)(テルミナリア・チェブラ、テルミナリア・ベレリカ及びエンブリカ・オフィキナリスの果実の煎剤)を含み、それは、ロハ・バスマの調製に有用である。一実施形態では、ハーブ煎剤は、アロエベラ(Aloe Vera)汁を含み、それは、ムクタスクティ・バスマ(Muktasukti Bhasma)の調製に有用である。別の実施形態では、ハーブ煎剤は、アロエ・ベラ(葉の生汁)、セスバニア・セバン(Sesbania seban)(葉の生汁)、アスパラガス・ラセモサス(根の生汁)及び牛乳のうち少なくとも1種を含み、それは、プラバラ・バスマの調製に有用である。
処理
本明細書では、心臓血管疾患を治療/予防する方法の実施形態を開示する。また、CVDのリスクを低減する方法の実施形態も開示する。
一実施形態では、該方法は、ハーブ成分、ミネラル成分及び適切な賦形剤を有する組成物を患者に投与することを含み、
ハーブ成分は、テルミナリア・アルジュナ(8〜12重量%)、シダ・ロンビフォリア(2〜6重量%)、ウィタニア・ソムニフェラ(2〜6重量%)、ティノスポラ・コーディフォリア(2〜6重量%)、プニカ・グラナツム(2〜6重量%)、エンブリカ・オフィキナリス(2〜6重量%)、コミフォラ・ムクル(2〜6重量%)のハーブならびにテルミナリア・アルジュナ、シダ・ロンビフォリア、ウィタニア・ソムニフェラ、ティノスポラ・コーディフォリア、プニカ・グラナツム、エンベリア・リベス、ルビア・コルディフォリア、ナルドスタキス・ジャタマンシ、エンブリカ・オフィキナリス、テルミナリア・チェブラ、テルミナリア・ベレリカ、ピペル・ロンガム、ピペル・ニグラム、ジンギベル・オフィキナリス、ボルハビア・ディフューザ、バンブー・マンナ、マドゥカ・インディカ、アザディラクタ・インディカ、ピクロリザ・クロア、ホーリー・バジル、コミフォラ・ムクル、ステレオスペルマム・スアベオレンス、プレムナ・ムクロナタ、グメリナ・アルボレア、エーグル・マーメロス、オロキシルム・インディクム、デスモディウム・ガンゲチクム、ウラリア・ピクタ、ソラナム・インディクム及びソラナム・キサントカルプムからなる群から選択される少なくとも1種のハーブを含み;そして
ミネラル成分は、シラジット(1〜4重量%)、ならびにムクタスクティ・バスマ(Muktasukti bhasma)(≦2重量%)、ロハ・バスマ(Loha bhasma)(≦2重量%)、アブラカ・バスマ(Abhraka bhasma)(≦3重量%)、スワルナマクシカ・バスマ(Swarnamaksika bhasma)(≦2重量%)及びプラバラ・バスマ(Pravala bhasma)(≦2重量%)のうち少なくとも1種を含む。
一実施形態では、患者は、心臓血管疾患を有する/これらを有する疑いのある人を含む、そのような治療を必要とする任意の個人であり得る。さらに、患者は、心臓及び血管に関連する合併症を有する/これらを有する疑いのある任意の個人であり得る。一実施形態では、心臓血管疾患には、心不整脈(cardiac arrhythmias)、虚血性心臓疾患(ischemic heart diseases)、冠動脈疾患(coronary artery disease)、弁欠損(valve defects)、僧帽弁逸脱(mitral valve prolapse)などが含まれる。さらに、患者は、心臓血管疾患の傾向がある又はこれのリスクがある任意の個人、例えば、高血圧、肥満、高血糖などを有する個人であり得る。
一実施形態では、CVDを治療/予防する方法は、開示された製剤を患者に投与することを含み、開示された製剤は、抗酸化剤、抗ストレス剤、脂質低下剤、抗アテローム形成剤(atherogenic agent)、血圧降下剤、アポトーシス抑制剤及び心臓保護剤のうち少なくとも1種として作用する。
開示された治療方法は、治療の主要なラインとして、又は他のCVD治療方法の補助として使用され得る。一実施形態では、この方法は、CVDを有する各個人の健康状態の改善に役立ち得る。
試験薬物の投与量及び治療計画は、患者に応じて異なり得る。開示された製剤は、急性経口毒性試験、及び挙動と神経系に対するそれの影響を確認する試験に供した。この試験により、最大可能用量である6000mg/kg(体重)の用量でさえも、試験薬物に毒性がないことが証明された。また、挙動や神経系に有害な影響を及ぼさないこともわかった。
実施例により以下に記載されるように、開示された製剤(試験薬物又は試験製品とも呼ばれる)は、前臨床試験及び臨床試験により心臓保護活性の有効性についてさらに評価された。本明細書に開示される製剤の実施形態は、例示のみを目的として以下の実施例を参照することによりさらに説明されており、本明細書の実施形態の範囲を限定するものと解釈すべきではない。特許請求の範囲から逸脱することなく、材料及び方法の両方に対して多くの改変を実施し得ることは、当業者には明らかであろう。
例3:前臨床試験
この試験の目的は、イソプロテレノール(ISP)が誘導する心筋梗塞(myocardial infarction)の実験モデルに対する試験製品の心臓保護活性を分析することであった。Na+K+ATPアーゼ、Ca2+ATPアーゼ及びMg2+ATPアーゼのような膜結合酵素に対する試験薬物の効果を調査した。ISPが誘導する心筋梗塞におけるアポトーシス及びプレアポトーシスマーカー遺伝子発現に対する試験薬物の作用を分析した。また、CK−MB活性及び酸化ストレスマーカーに対する試験薬物の効果も評価した。
実験の詳細:
動物:試験用に、体重150〜200gのオスのSprague−Dawleyラット35匹を選択した。動物を、周囲温度23±2℃、及び相対湿度40〜65%の換気の良い部屋で、12時間明/12時間暗サイクルの人工光周期で個々のポリカーボナートケージに収容した。標準的なげっ歯動物用ペレット飼料(Nutrilab Rodent、Tetragon Chemie、インド)と精製水(RIOS、USA)を不断給餌により与えた。実験動物は、実験前に実験室条件に7日間順応させた。試験プロトコルは、Institutional Animal Ethical Committee(IAEC)によって承認された。
実験グループ及び設計:ラットを、体重について無作為に5つのグループに分けた。ISP(120mg/kg)をラットに19日目と21日目に皮下注射して、実験的心筋梗塞を誘導した。試験薬物は、試験全体を通じて経口投与した。
グループI(正常対照):0.5%CMC
グループII(陽性対照):0.5%CMC+ISP(120mg/kg)
グループIII(標準):カルベジロール(2mg/kg/日、p.o)+ISP(120mg/kg、s.c.)
グループIV(低用量):試験薬物(50mg/kg/日、p.o)+ISP(120mg/kg、s.c.)
グループV(高用量):試験薬物(100mg/kg/日、p.o)+ISP(120mg/kg、s.c.)
体重の変化を毎週記録した。実験の終わりに、血液を採取し、生化学的調査のために血漿を分離した。動物を安楽死させ、解剖して臓器(心臓、腎臓、副腎)を取り出し、重量を計測した。心臓ホモジェネートをさらなる分析に使用し、以下の様々な例に示すように、LVを、アポトーシスマーカー遺伝子発現の分析のために分離した。
生化学的パラメーター
例3(a):CK−MB(クレアチニンキナーゼ−MB)
CK−MB活性は、半自動生化学分析装置を使用してキット法(Spinreact、スペイン)により測定した。
CK−MB活性に対する試験薬物の影響:図3は、CK−MB活性を示す。ISPで誘導されたラットは、正常なラットと比較して、CK−MB活性の有意な上昇(P<0.01)を示したが、試験薬物による前処理によりその活性は低下した(P<0.01)。
ISP誘導ラットの血清マーカー酵素CK−MBは、心筋傷害の重症度を評価するための指標として役立つ。心筋の湿潤重量の増加に伴って、この活性が増加し、アポトーシス経路が開始されたことを確認する。薬物により得られる心臓保護の程度は、CK−MB活性の有意な低下に関連している。したがって、試験薬物での前処理により、著しく高い心臓保護効果が得られ、心筋膜の完全性が維持される。
例3(b):Na+K+ATPアーゼ
試薬
1. トリスHCl(184mM)pH−7.5:蒸留水50ml中1.449g
2. KCl(50mM):蒸留水10ml中37.275mg
3. EDTAナトリウム(1mM):蒸留水10ml中4mg
4. NaCl(600mM):蒸留水10ml中350.64mg
5. 10%TCA:蒸留水100ml中10g
6. 15%メタ重硫酸ナトリウム:蒸留水50ml中7.5g
7. 20%硫酸ナトリウム:蒸留水10ml中2g
8. 5N H2SO4:蒸留水100ml中H2SO4、13.5ml
9. モリブデン酸アンモニウム(2.5%):5N硫酸100ml中2.5g
10. ANSA(0.1%):15%メタ重硫酸ナトリウム39ml中100mg。その後、20%亜硫酸ナトリウム1mlを加え、蒸留水で体積を100mlにした。
プロトコル:Na+K+ATPアーゼは、トリスHCl緩衝液250μlを採取し、続いて、1mMのNa.EDTAを50μlと共に600mMのNaClを50μl、50mMのKCl(KCL)を50μl、及び80mMのATPを50μl、加えることによりアッセイした。反応混合物を37℃で10分間プレインキュベートした。その後、10%ホモジェネート25μlを単独で試験用に加え、さらに37℃で1時間、インキュベートした。10%TCAを添加して、直ちに反応を停止させた。それに対応して、対照反応速度は、反応を停止させた後に、10%ホモジェネート25μlのみを加えることにより評価した。沈殿物は、3500rpmで10分間、遠心分離することにより除去した。上清50μlに、蒸留水1075μl、モリブデン酸アンモニウム125μl及びANSA50μlを添加し、37℃で10分間、インキュベートした。上清を除いた全ての試薬を含むブランクに対して、青色の強度を、分光光度計を使用して、640nmにて読み取った。結果は、遊離したPiのμg/分/タンパク質のmgで表される。
膜結合酵素:Na ATPアーゼに対する試験薬物の効果:図4は、NaATPアーゼ活性を示す。ISP誘導ラットでは、NaATPアーゼの有意な(P<0.01)減少を示すことが観察された。一方、試験薬物(50及び100mg/kg)による前処理では、用量に関係なく、NaATPアーゼ活性の有意な(P<0.01)上昇が示された。
膜結合酵素であるNaATPアーゼは、筋肉の収縮及び弛緩中のナトリウムイオン流入及びカリウムイオン流出(reflex)の原因となる。ISPによる心筋梗塞の誘導では、ナトリウムイオンの流入を抑制し、それによって心筋の収縮と弛緩が妨げられた。試験薬物による前処理では、NaATPアーゼ活性の増加において参照薬物であるカルベジロールと同等であった。
例3(c):Mg2+ATPアーゼ
試薬:
1. トリスHCl(0.1M)pH−7.4:蒸留水100ml中1.576g
2. KCl(0.1M):蒸留水10ml中74.55mg
3. MgCl2(0.1M):蒸留水10ml中200mg
4. ATP(80mM):蒸留水10ml中440mg
5. 10%TCA:蒸留水100ml中10g
6. 15%メタ重硫酸ナトリウム:蒸留水50ml中7.5g
7. 20%硫酸ナトリウム:蒸留水10ml中2g
8. 5NのH2SO4:蒸留水100ml中H2SO4が13.5ml
9. モリブデン酸アンモニウム(2.5%):5N硫酸100ml中2.5g。
10. ANSA(0.1%):15%メタ重硫酸ナトリウム39ml中100mg。その後、20%亜硫酸ナトリウム1mlを加え、蒸留水で体積を100mlにした。
プロトコル:総ATPアーゼは、トリスHCL緩衝液0.75mlを採取し、続いて、100mMのMgCl50μlと共に100mMのKClを50μl、及び80mMのATPを50μl、加えることによりアッセイした。反応混合物を37°Cで2分間、プレインキュベートした。その後、10%ホモジェネート50μlを単独で試験用に加え、さらに37℃で20分間インキュベートした。10%TCA500μlを添加して、反応を直ちに停止させた。これに対応して、対照反応速度は、反応を停止させた後に、10%ホモジェネート50μlのみを添加することにより評価した。沈殿物は、3500rpmで10分間、遠心分離することにより除去した。上清50μlに、蒸留水1075μl、モリブデン酸アンモニウム125μl及びANSA50μlを添加し、10分間、37℃でインキュベートした。上清を除いた全ての試薬を含むブランクに対して、青色の強度を、分光光度計を使用して、640nmにて読み取った。結果は、遊離したPiのμg/分/タンパク質のmgで表される。
膜結合酵素:Mg 2+ ATPアーゼに対する試験薬物の効果:図5は、Mg2+ATPアーゼ活性を示す。ISP誘導ラットは、正常対照ラットと比較して、Mg2+ATPアーゼの有意な(P<0.01)減少を示すことが観察された。一方、試験薬物(50及び100mg/kg)による前処理では、用量に関係なく、Mg2+ATPアーゼ活性の有意な(P<0.01)上昇が示された。Mg2+ATPアーゼは、細胞内、Mg2+レベルを調整する。試験薬物による前処理では、Mg2+ATPアーゼ活性の増加において参照薬物であるカルベジロールと同等であった
例3(d):Ca2+ATPアーゼ
試薬:
1. トリスHCl(0.1M)pH−7.4:蒸留水100ml中1.576g
2. KCl(0.1M):蒸留水10ml中74.55mg
3. CaCl2(0.1M):蒸留水10ml中147.02mg
4. ATP(80mM):蒸留水10ml中440mg
5. 10%TCA:蒸留水100ml中10g
6. 15%メタ重硫酸ナトリウム:蒸留水50ml中7.5g
7. 20%硫酸ナトリウム:蒸留水10ml中2g
8. 5NのH2SO4:蒸留水100ml中H2SO4が13.5ml
9. モリブデン酸アンモニウム(2.5%):5N硫酸100ml中2.5g。
10. ANSA(0.1%):15%メタ重硫酸ナトリウム39ml中100mg。その後、20%亜硫酸ナトリウム1mlを加え、蒸留水で容量を100mlにした。
プロトコル:Ca2+ATPアーゼは、トリスHCL緩衝液0.75mlを採取し、続いて、100mMのKClを50μl、100mMのCaClを50μl、及び80mMのATPを50μl、加えることによりアッセイした。反応混合物を37°Cで2分間プレインキュベートした。その後、10%ホモジェネート50μlを単独で試験用に加え、さらに37℃で20分間インキュベートした。10%TCA500μlを添加して、反応を直ちに停止させた。これに対応して、対照反応速度は、反応を停止させた後に、10%ホモジェネート50μlのみを添加することにより評価した。沈殿物は、3500rpmで10分間、遠心分離することにより除去した。上清50μlに、蒸留水1075μl、モリブデン酸アンモニウム125μl及びANSA50μlを添加し、10分間、37℃でインキュベートした。上清を除いた全ての試薬を含むブランクに対して、青色の強度を、分光光度計を使用して、640nmにて読み取った。結果は、遊離したPiのμg/分/タンパク質のmgで表される。
Ca 2+ ATPアーゼに対する試験薬物の効果:図6は、Ca2+ATPアーゼ活性を示す。ISPを投与したラットでは、正常対照ラットと比較して、Ca2+ATPアーゼ活性が増加することが観察された。一方、試験薬物による前処理では、Ca2+ATPアーゼ活性の低下が示され、結果は用量濃度とは無関係であった。
細胞内カルシウム(Ca2+)レベルは、Ca2+ATPアーゼにより維持及び調整される。ISP処理ラットでは、増強されたCa2+ATPアーゼ及び細胞内Ca2+過多は、アデニル酸シクラーゼの作用と相関する可能性がある。cAMPによるCa2+チャネルタンパク質のリン酸化は、心筋へのCa2+の流入を増加させ、それにより心筋に負担をかけると予想される。発明者らの研究では、試験薬物を予め補充することにより、ISP注入に起因するCa2+ATPアーゼの変動(perturbations)に対して強力な耐性を示した。
酸化ストレス−ISP誘導心筋梗塞に対する試験薬物の抗酸化剤能
例3(e):脂質ヒドロペルオキシド(LPO)
試薬:
1. チオバルビツール酸(TBA)(0.8%):0.5NのHCl中0.8gms
2. ブチル化ヒドロキシルトルエン(0.05%):メタノール中0.05gms。
3. 生理食塩水(0.9%):蒸留水100ml中0.9g
プロトコル:この方法は、実験ラットの心臓ホモジェネート0.5mlを、生理食塩水0.8ml、BHT0.5ml及びTBA試薬3.5mlと共に沸騰水浴中で1.5(11/2)分間加熱することを含む。冷却後、溶液を2,000rpmで10分間、遠心分離し、得られた沈殿物を除去した。上清の吸光度は、生物的試料を除いたすべての試薬を含むブランクに対して分光光度計を使用して532nmにて測定した。値はmg/組織のgで表された(Okhawa Hら、1979)。
脂質過酸化(チオバルビツール酸反応性物質):図7は、LPO含有量を示す。ISP誘導ラットは、正常対照ラットと比較した場合、心臓TBARSのレベルの有意な増加を示した。試験薬物での前処理により、ISP誘導ラットの心臓TBARSのレベルが大幅に低下することが示された。結果は、標準薬物であるカルベジロールと同等であった。
ISP処理では、フリーラジカル部分が、最終的には、活性酸素種(ROS)の生成を高める酸素と反応するそのキニーネ代謝物を介して生成されることが知られている。好気性代謝の非常に有毒な副産物であるROSは、細胞膜及び脂質過酸化物の形成を促進する高分子と広範囲に反応して、組織の損傷を引き起こすことが知られている。脂質過酸化は、心筋壊死における重要な病原性事象であり、脂質ヒドロペルオキシドの蓄積により、心臓構成要素の損傷がもたらされる。イソプロテレノール投与後の発明者らの研究で観察された脂質過酸化の最終生成物であるMDAのレベルの増加は、フリーラジカルが介在する膜損傷による可能性がある。発明者らの発見により、試験薬物には脂質過酸化阻害活性があることが示唆される。
例3(f):スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)
試薬:
1.ピロリン酸ナトリウム緩衝液(0.025M):蒸留水100ml中1.115g。
2.フェナゾニウムメトスルファート(PMS)(186μM):蒸留水10ml中3mg(930μM)。その後、1:5希釈を行って186μMを得た。
3.ニトロブルーテトラゾリウム(塩化物)(NBT)(300μM):リン酸緩衝液10ml中3mg。
4. NADH(780μM):リン酸緩衝液10ml中6mg。
プロトコル:スーパーオキシドジスムターゼは、心臓ホモジェネート0.05mlを採取し、ピロリン酸ナトリウム緩衝液(0.025M、PH8.3)0.3ml、PMS(186μM)0.025ml及びNBT(PH8.3の緩衝液中で300μM)0.075mlを添加することによりアッセイした。NADH(PH8.3の緩衝液中で780μM)0.075mlの添加により反応を開始した。30℃(300C)で90秒間、インキュベートした後、氷酢酸0.25mlの添加により反応を停止させた。次に、反応混合物を激しく攪拌し、n−ブタノール2.0mlと振盪した。混合物を10分間静置し、遠心分離した。n−ブタノール1.5mlを単独でブランクとして使用した。色素原の色強度は560nmで読み取った(Kakkar、P.ら、1984)。
スーパーオキシドジスムターゼ活性:図8はSOD活性を示す。ITは、正常対照ラットと比較した場合、ISP誘導ラットでは、スーパーオキシドジスムターゼレベルが減少したことが観察された。試験薬物での前処理では、ビヒクル処理したISP誘導ラットと比較した場合、SODレベルの用量依存的増加が示された。試験薬物処置したもの(ラット)のSODレベルは、標準薬物であるカルベジロール処置ラットのSODレベルと同等であった。
スーパーオキシドアニオン及び他の活性酸素種により、ラット心筋では、酸化ストレスと一般的に呼ばれる酸化環境が生成される。フリーラジカル消去抗酸化剤の中で、SODは酸化的損傷に対する細胞防御であると考えた。その結果、ISP投与後のSODレベルの低下は、試験薬物による前処理によって大幅に改善されると考えた。
例3(g):GSH及びグルタチオンペルオキシダーゼ活性
グルタチオンペルオキシダーゼ[GPX]
試薬:
1. アジ化ナトリウム(10mM):蒸留水25ml中16mg
2. GSH(2mM):蒸留水50ml中30.732mg。
3. H2O2(1mM):蒸留水1000ml中29μl
4. 10%TCA:蒸留水100ml中10g
5. K.EDTA(0.4mM):蒸留水100ml中16mg
6. トリスHCL緩衝液(0.4mM):蒸留水100ml中6.304g
7. DTNB(0.6mM):PO4緩衝液50ml中12mg。
プロトコル:グルタチオンペルオキシダーゼ(GPX)は、アジ化ナトリウム100μlと共に0.4mMのK.EDTA、トリスHCL緩衝液(0.4M)を200μl及び酵素調製物(溶血産物)200μlを採取し、十分に混合することによりアッセイした。その後、還元型グルタチオン溶液(2mM)200μl、続いて、H2O2を0.1ml加えた。10%TCA0.5mlを加えることにより、全体の反応を停止させた。沈殿物は、4000rpmで10分間、遠心分離することにより除去した。吸光度は、分光光度計を使用して412nmにて読み取った。これに対応して、非酵素反応速度は、酵素試料を緩衝液で置き換えることにより評価した。結果は、消費されたGSHのmg/分/タンパク質のmgとして表される(Rotruck、Jら、1973)。
還元型グルタチオン[GSH]
試薬:
1. 5%TCA:蒸留水100ml中5g。
2. リン酸緩衝液(pH:8)0.2M
3. DTNB(0.6mM):PO4緩衝液50ml中12mg。
プロトコル:グルタチオン含有量は、該方法に従って推定された(Morenら、1979)。血清0.25mlを等量の氷冷5%TCAに加えた。沈殿物は、4000rpmで10分間、遠心分離することにより除去した。上清のアリコート1mlに、0.2Mリン酸緩衝液、pH8.0を0.25ml及びDTNB(0.2Mリン酸緩衝液、pH8.0中0.6mM)0.5mlを加えて、十分に混合した。吸光度は、分光光度計を使用して412nmにて読み取った。値はmg/組織のgで表した。
GSH及びグルタチオンペルオキシダーゼ活性:正常ラット及びISP誘導ラットの心臓におけるGSH活性を図9に示し、GPX活性を図10に示す。ラットのISP誘導心筋梗塞では、正常対照グループと比較して、陽性対照グループの抗酸化剤レベルが有意に(p<0.01)減少し、GSH、GPX活性が有意に増加したことを示した。ISP誘導ラットに対する用量依存的試験薬物での前処理により、陽性対照グループと比較して、これらの酵素の活性は有意に増加した。グルタチオンは、過酸化水素の還元により、フリーラジカル媒介傷害から心筋を保護することが知られており、心臓壊死の誘導の間、還元型グルタチオンレベルは減少することになる(Kocak、H.ら、1992)。心筋梗塞では、酸化ストレスに対する保護メカニズムにより、GSHレベルは低下する。ISPの投与により、血漿及び心臓組織のGSHレベルが低下することがわかった(Jiら、1988)。GPX及びGSH(GST)の活性は、ISP誘導ラットで著しく低下する。心臓におけるGPXの内因性酵素不活性化により、酸化型グルタチオンが蓄積する(Ferrari Rら、1985)。スルフヒドリル基を含む酵素による酸化型グルタチオンの不活性化は、タンパク質合成を阻害する(Jiら、1988)。現在の研究では、ISP誘導心筋梗塞グループの試験薬物での前処理に対して、GSH、GPXの活性が用量に依存して増加することにより、フリーラジカルによって引き起こされる伸縮性細胞損傷に対する試験薬物の抗酸化剤能が示された。
例3(i):ビウレット法による総タンパク質。
試薬:
1. 0.2N水酸化ナトリウム
2. 1%酒石酸カリウムナトリウム中の0.5%硫酸銅(CuSO・5HO)。
3. ストックビウレット溶液:0.2NのNaOH40ml中に酒石酸カリウムナトリウム4.5gを溶解する。次に、CuSO1.5gを加え、完全に溶解させる。最後に、500mgのKIを加え、0.2NのNaOHで体積を100mlにする。
4. ワーキングビウレット溶液:ストックビウレット溶液から1:5に希釈。
5. ストックタンパク質溶液:ウシ血清アルブミン(画分V)50mgを正確に秤量し、蒸留水に溶かし、標準フラスコで50mlにする。
6. ワーキング標準:ストック溶液10mlを標準フラスコ中で蒸留水にて50mlに希釈する。この溶液の1mlには200μgのタンパク質が含まれている。
プロトコル:タンパク質は、0.2mlの生理食塩水、10%ホモジェネートを採取し、続いて、ワーキングビウレット試薬1.25mlを添加して、アッセイすることにより、推定した。前記のものを室温で15分間、インキュベートした。色強度を540nmにて読み取った。
イソプロテレノール(ISP)を注射したラット(陽性対照)は、対照ラットと比較して、総タンパク質レベルの有意な(P <0.001)減少を示した。ISP注射ラットへの試験薬物の投与(低用量)では、総タンパク質レベルは有意な(P<0.05)増加を示し、高用量の試験薬物グループ及び標準グループ(カルベジロール−2mg/kg)の両方では、タンパク質レベルは非常に有意に(ほぼ正常レベルに)増加することが観察された。
イソプロテレノールを注射したラットにおいて血清総タンパク質のレベルが減少したのは、イソプロテレノールによってフリーラジカルの産生が増加したことに起因する可能性がある。試験薬物を投与した場合、ISP注射ラットと比較して、血清タンパク質レベルが用量依存的に改善した。この改善は、標準グループの改善に匹敵する。表5は、総タンパク質に対する試験薬物の効果を示す。
例3(j):逆転写酵素(RT)
カスパーゼ、Bax、BCl2及びp53のmRNA発現レベルを決定するために、PCRを実施した。要するに、TRIzol Reagent(Sigma、USA)を使用して、左心室(心臓)から総RNAを抽出した。均質化後、該チューブを10分間、インキュベートし、1000rpmで5分間、遠心分離した。クロロホルム200μlを上清に加え、室温で5分間、インキュベートし、12000rcfで20分間、遠心分離した。次に、イソプロピルアルコール500μlを上清に加えて、全RNAを沈殿させ、10分間、インキュベートした後、12000rcfで15分間、遠心分離した。上清を注意深くデカントし、ペレットを75%エタノールで3回洗浄し、12000rcfで15分間、遠心分離し、ペレットを風乾させた。ペレットをRNアーゼフリーの水20μlに再懸濁し、使用するまで−80℃で保存した。単離したRNAを、PCRマスターサイクラーグラジエントを使用して、逆転写及び重合反応させて、cDNAを得た。形成されたcDNAをアガロースゲルにセットして、80Vで30分間電気泳動を行い、形成されたバンドを使用して、遺伝子発現を分析した。200ナノグラムのRNAを、製造者の指示書(Genet Bio、韓国)に従って、逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT−PCR)に使用した。各PCR反応(42℃で30秒間、94℃で5分間(1サイクル);94℃で1分間、カスパーゼ(56.0)、Bax(58.8)、Bcl2(56.7)及びp53(57.9)で1分間、72℃で1分間(35サイクル);そして最後の伸長反応フェーズは74℃で10分間)に対して以下の配列決定を実施した。
タンパク質の遺伝子配列(5’−3’)は以下の通りである。
Bax−
フォワードプライマー−GAGTGTCTCCGGCGAATTG
リバースプライマー−TGGTGAGCGAGGCGGTGAC
Bcl2−
フォワードプライマー−CGGGAGATCGTGATGAAGT
リバースプライマー−CCACCGAACTCAAAGAAGG
カスパーゼ3−
フォワードプライマー−CTGGACTGCGGTATTGAG
リバースプライマー−GGGTGCGGTAGAGTAAG
P53−
フォワードプライマー−GGATGCCCGTGCTGCCGAGGAG
リバースプライマー−AGTGAAGGGACTAGCATTGTC
データ分析
統計分析は、GraphPad Prism、4.03(San Diego、US)を使用して実施した。データは、平均±SEMで表した。平均差は、一元配置分散分析(one way ANOVA)及び事後検定(post hoc test)としてTukeyの多重比較で分析した。0.05未満の確率値を、統計的有意性基準とした。
アポトーシスマーカーに対する試験薬物の効果:図11は、アポトーシスマーカーの遺伝子発現を示している。ISPによる心筋梗塞の誘導により、アポトーシスマーカーであるカスパーゼ3、P53及びBaxの発現が増加し、抗アポトーシスマーカーBCL−2の発現が減少した。アポトーシスのカスケードでは、カスパーゼ3の発現の増加により他のカスパーゼのリン酸化をもたらすが、一方で、P53はBCL−2の発現を阻害し、逆にBaxの発現を高める。Baxは、順に、シトクロムCを阻害し、それにより、活性酸素種の産生を高める。BCL−2タンパク質及びBaxタンパク質は、さまざまなアポトーシス刺激の細胞生存シグナルを調節することが知られている(Suttonら、1997)。この後、発明者らは、ISP誘導ラットでの試験薬物による処置における可能性のある成果について調査した。試験薬物による処置により、BCL−2の発現は著しく増加し、一方、カスパーゼ−3、P53及びBaxの発現は減少した。
臨床的観察:グループ間で死亡は観察されなかった。イソプロテレノールで誘導したラットは、心拍数と動悸の増加を示した。筋肉の剛性が動物にて観察され、動物の運動と活動が減少した。眼球の突出である眼球突出は、イソプロテレノールの誘導後に非常に顕著であった。それらは、呼吸速度の増加を示した。さらに、心筋梗塞の症状は、ISP注射動物ではっきりと現れ、これらの臨床的徴候のオフセットは陽性対照では拡大した。
試験薬物の体重に対する効果:表6は、3週間の動物の体重を示す。0日目、7日目及び14日目の実験グループ間で、有意な体重変化は観察されなかったが、21日目の体重に有意な変化があった。
臓器重量に対する試験薬物の効果:表7は、様々なグループの臓器重量を示す。処置グループ間で、腎臓と副腎の重量に有意な差は観察されなかった。ISP誘導MIラットは、正常なラットと比較して、心臓重量の増加(24%)を示したが、試験薬物での処置により、その変化は変わった。
例4:臨床試験
既に血圧降下剤を服用している男性86人及び女性74人を含む150人の高血圧患者に、既存のアロパシー薬と共に試験薬物を服用するよう助言した。彼らを、6週間の期間、研究した。
用量:2つの錠剤(500mg×02)を、1日に2回、食後に水で飲んだ。
結果と観察
表8は、試験薬物投与前ならびに3週間後及び6週間後の平均B.Pを示す(n=150)。
図12は、収縮期B.Pに対する試験薬物の効果を示す。図13は、弛緩期B.Pに対する試験薬物の効果を示す。
試験薬物を使用した後、収縮期と弛緩期の両方の安静時脈拍数及び血圧は、有意な減少を示した。血圧の低下とアロパシー薬の投与量の削減に役立つことに加えて、一般的な健康感もあった。試験薬物で6か月間治療した後、多くの場合、他の血圧降下薬の投与量が効果的に減少した。
注:軽度の僧帽弁逆流を伴う僧帽弁逸脱の場合、試験製品を8ヶ月間投与した場合、2D超音波心臓検査により、僧帽弁逸脱が完全に解消され、僧帽弁逆流は観察されないことが確認された。患者は症状が無くなり、心室腔と心拍出量は正常範囲内であった。
前述の研究により、試験製品に毒性がないことが証明された。前臨床試験では、イソプロテレノール誘導心筋梗塞実験モデルにおいて、試験製品が抗アポトーシス経路を介してその心臓保護作用を発揮することが示される。臨床試験では、試験薬物の血圧降下作用、心臓保護作用、弁矯正作用が確認される。
特定の実施形態の前述の説明は、本明細書の実施形態の包括的な性質を十分に明らかにするので、他の人は、現在の知識を適用することにより、一般的な概念から逸脱することなく、そのような特定の実施形態を様々な用途に容易に改変及び/又は適応させることができ、したがって、そのような適応及び改変は、開示された実施形態の等価物の意味及び範囲内で理解されるべきであり、そのことが意図される。本明細書で使用される表現又は用語は説明のためのものであり、限定のためではないことを理解されたい。したがって、本明細書の実施形態を好ましい実施形態に関して説明したが、当業者は、本明細書に記載の実施形態の精神及び範囲内で修正を加えて本実施形態を実施できることがわかるであろう。

Claims (23)

  1. 以下の成分を含む、心臓血管疾患の治療及び管理のための製剤:
    テルミナリア・アルジュナ(Terminalia arjuna)、シダ・ロンビフォリア(Sida rombifolia)、ウィタニア・ソムニフェラ(Withania somnifera)、ティノスポラ・コーディフォリア(Tinospora cordifolia)、プニカ・グラナツム(Punica granatum)、エンブリカ・オフィキナリス(Emblica officinalis)及びコミフォラ・ムクル(Commiphora mukul)、又はそれらの抽出物を含むハーブ成分;ならびに
    シラジット及びバスマを含むミネラル成分。
  2. テルミナリア・アルジュナが8〜12重量%の範囲の量で存在し、シダ・ロンビフォリアが2〜6重量%の範囲の量で存在し、ウィタニア・ソムニフェラが2〜6重量%の範囲の量で存在し、ティノスポラ・コーディフォリアが2〜6重量%の範囲の量で存在し、プニカ・グラナツムが2〜6重量%の範囲の量で存在し、エンブリカ・オフィキナリスが2〜6重量%の範囲の量で存在し、そしてコミフォラ・ムクルが2〜6重量%の範囲の量で存在する、請求項1に記載の製剤。
  3. ハーブ成分が、エンベリア・リベス(Embelia ribes)、ルビア・コルディフォリア(Rubia cordifolia)、ナルドスタキス・ジャタマンシ(Nardostachys jatamansi)、テルミナリア・チェブラ(Terminalia chebula)、テルミナリア・ベレリカ(Terminalia bellerica)、ピペル・ロンガム(Piper longum)、ピペル・ニグラム(Piper nigrum)、ジンギベル・オフィキナリス(Zingiber officinalis)、ボルハビア・ディフューザ(Boerhavia diffusa)、バンブー・マンナ(Bamboo manna)、マドゥカ・インディカ(Madhuka indica)、アザディラクタ・インディカ(Azhadirachta indica)、ピクロリザ・クロア(Picrorhiza kurroa)、ホーリー・バジル(Holy basil)、ステレオスペルマム・スアベオレンス(Stereospermum(Steriospermum) suaveolens)、プレムナ・ムクロナタ(Premna mucronata)、グメリナ・アルボレア(Gmelina arborea)、エーグル・マーメロス(Aegle marmelos)、オロキシルム・インディクム(Oroxylum indicum)、デスモディウム・ガンゲチクム(Desmodium gangeticum)、ウラリア・ピクタ(Uraria picta)、ソラナム・インディクム(Solanum indicum)、ソラナム・キサントカルプム(Solanum xanthocarpum)、及びトリビュラス・テレストリス(Tribulus terrestris);又はそれらの抽出物からなる群から選択される少なくとも1種のハーブをさらに含む、請求項1に記載の製剤。
  4. ハーブが、≦4重量%の量で存在する、請求項3に記載の製剤。
  5. ミネラル成分が、ムクタスクティ・バスマ(Muktasukti bhasma)、ロハ・バスマ(Loha bhasma)、アブラカ・バスマ(Abhraka bhasma)、スワルナマクシカ・バスマ(Swarnamaksika bhasma)及びプラバラ・バスマ(Pravala bhasma)からなる群から選択される少なくとも1種のバスマを含む、請求項1に記載の製剤。
  6. シラジットが、1〜3重量%の範囲の量で存在する、請求項1に記載の製剤。
  7. ムクタスクティ・バスマが≦2重量%の量で存在し、ロハ・バスマが≦2重量%の量で存在し、アブラカ・バスマが≦3重量%の量で存在し、スワルナマクシカ・バスマが≦2重量%の量で存在し、そしてプラバラ・バスマが≦2重量%の量で存在する、請求項5に記載の製剤。
  8. 適切な賦形剤、好ましくはアカシアゴム(gum acacia)をさらに含む、請求項1に記載の製剤。
  9. 製剤が、粉末の形態である、請求項1に記載の製剤。
  10. 製剤が、錠剤の形態である、請求項1に記載の製剤。
  11. 錠剤が、500mgの錠剤の形態である、請求項10に記載の製剤。
  12. 心臓血管疾患を治療及び予防するための薬剤の調製における請求項1に記載の製剤の使用。
  13. 心臓血管疾患のリスクを低減するための薬剤の調製における請求項1に記載の製剤の使用。
  14. 以下の工程を含む、請求項1に記載の製剤の調製方法:
    バスマ及びシラジットを粉砕する工程;
    微粉末化ハーブを添加する工程;及び
    粉砕を継続しながら、粉砕煎剤を添加して、粉砕塊を得る工程。
  15. バスマが、ムクタスクティ・バスマ、ロハ・バスマ、アブラカ・バスマ、スワルナマクシカ・バスマ及びプラバラ・バスマからなる群から選択される、請求項14に記載の製剤の調製方法。
  16. 微粉末化ハーブが、微粉末形態の以下のものを含む、請求項14に記載の製剤の調製方法:テルミナリア・アルジュナ(乾燥茎皮)、シダ・ロンビフォリア(乾燥根)、ウィタニア・ソムニフェラ(乾燥根)、ルビア・コルディフォリア(Rubia cordifolia)(乾燥根)、ナルドスタキス・ジャタマンシ(Nardostachys jatamansi)(乾燥根)、ボルハビア・ディフューザ(Boerhavia diffusa)(乾燥根)、ピクロリザ・クロア(Picrorhiza kurroa)(乾燥根)、ステレオスペルマム・スアベオレンス(Stereospermum(Steriospermum) suaveolens)(乾燥根)、プレムナ・ムクロナタ(Premna mucronata)(乾燥根)、グメリナ・アルボレア(Gmelina arborea)(乾燥根)、エーグル・マーメロス(Aegle marmelos)(乾燥根)、オロキシルム・インディクム(Oroxylum indicum)(乾燥根)、ソラナム・インディクム(Solanum indicum)(乾燥根)、エンベリア・リベス(Embelia ribes)(乾燥果実)、エンブリカ・オフィキナリス(乾燥果実)、テルミナリア・チェブラ(Terminalia chebula)(乾燥果実)、テルミナリア・ベレリカ(Terminalia bellerica)(乾燥果実)、ピペル・ロンガム(Piper longum)(乾燥果実)、ピペル・ニグラム(Piper nigrum)(乾燥果実)、トリビュラス・テレストリス(Tribulus terrestris)(乾燥果実)、アザディラクタ・インディカ(Azhadirachta indica)(乾燥皮)、ソラナム・キサントカルプム(Solanum xanthocarpum)(乾燥植物)、ウラリア・ピクタ(Uraria picta)(乾燥植物)、デスモディウム・ガンゲチクム(Desmodium gangeticum)(乾燥植物)、ティノスポラ・コーディフォリア(乾燥茎)、プニカ・グラナツム(乾燥果実果皮)、ジンギベル・オフィキナリス(Zingiber officinalis)(乾燥根茎)、バンブー・マンナ(Bamboo manna)(滲出物)、マドゥカ・インディカ(Madhuka indica)(乾燥花)、ホーリー・バジル(Holy basil)(乾燥葉)及びコミフォラ・ムクル(ゴム樹脂)。
  17. 粉砕煎剤が、以下のものからなる群から選択される少なくとも1種のハーブの煎剤である、請求項14に記載の製剤の調製方法:テルミナリア・アルジュナ、アスパラガス・ラセモサス(Asparagus racemosus)、アサフェティダ(Asafetida)、クミン・シミナム(Cuminum cyminum)、プルンバゴ・ロゼア(Plumbago rosea)、バリオスペルマム・モンタナム(Baliospermum montanum)、オシマム・サンクタム(Ocimum sanctum)、アロエベラ(Aloevera)、プランタゴ・オバタ(Plantago ovata)、ステレオスペルマム・スアベオレンス、プレムナ・ムクロナタ、グメリナ・アルボレア、エーグル・マーメロス、オロキシルム・インディクム、デスモディウム・ガンゲチクム、ウラリア・ピクタ、ソラナム・インディクム、ソラナム・キサントカルプム及びトリビュラス・テレストリス。
  18. 治療的有効量の請求項1に記載の製剤を投与することを含む、心臓血管疾患のリスクを低減する方法。
  19. 治療的有効量の請求項1に記載の製剤を投与することを含む、心臓血管疾患を治療及び予防する方法。
  20. 製剤が、好ましくは、500mgの錠剤2個の用量で、1日2回投与される、請求項19に記載の心臓血管疾患を治療及び予防する方法。
  21. 治療的有効量の請求項1に記載の製剤を投与することを含む、心臓血管疾患を治療及び予防する方法。
  22. 治療的有効量が、500〜1000mgであり、1日1〜3回投与される、請求項19に記載の心臓血管疾患を治療及び予防する方法。
  23. 製剤が、心臓血管疾患の治療のために処方された少なくとも1種の他の薬剤の投与と共に投与される、請求項19に記載の心臓血管疾患を治療/予防する方法。
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