JP2020509673A - 周波数情報を有するウェイクアップ信号 - Google Patents

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Abstract

本出願は、無線ネットワークにおいて第1の無線装置(100)を動作させる方法に関する。ウェイクアップ信号を受信すべき少なくとも1つのターゲット無線装置(200)が決定され、このウェイクアップ信号によって、少なくとも1つのターゲット無線装置のウェイクアップ受信機は、ターゲット無線装置の主送受信機が、第1の無線装置から少なくとも第1のメッセージを受信する準備ができているはずであることを通知される。さらに、少なくとも第1のメッセージを少なくとも1つのターゲット無線装置に送信すべき周波数を決定し、周波数情報をウェイクアップ信号に符号化し、このウェイクアップ信号により、少なくとも第1のメッセージが受信されることになる周波数について、少なくとも1つのターゲット無線装置に通知される。このウェイクアップ信号は、符号化された周波数情報とともに、少なくとも1つのターゲット無線装置に送信される。【選択図】図4

Description

本出願は、ウェイクアップ信号をターゲット無線装置に送信する、無線ネットワーク内の第1の無線装置を動作させる方法に関する。本出願はさらに、ターゲット無線装置を動作させる方法、ならびにこれに対応する第1の無線装置およびターゲット無線装置に関する。さらに、ターゲット無線装置および第1の無線装置を含むシステム、コンピュータプログラム、ならびにキャリアが提供される。
当技術分野では、ほんのわずかのレイテンシを増加させるだけで省エネルギーのデータ受信を可能にする、ウェイクアップ受信機(WUR)が知られている。送信するものまたは受信するものが存在しない限りオフにされる、主送受信機に加えて、低消費電力のウェイクアップ受信機を実現することができる。ウェイクアップ受信機は、受信すべきメッセージが存在するとき、主送受信機を起動する。このメッセージは、データメッセージまたは制御メッセージとすることができる。主送受信機は、データの送受信用に使用される。ウェイクアップ受信機は、簡略な受信機であり、主に、必要に応じて主送受信機のオン/オフを切り替えるものである。ウェイクアップ受信機の用途の1つの分野は、WLANおよびWi−Fiの技術分野におけるものである。無線ネットワークのアクセスポイントは、ウェイクアップ信号(WUS)を無線装置に送信することができる。このWUSは、特定の無線装置で利用可能なダウンリンクデータが存在することを示す。受信無線装置でのウェイクアップ受信機は、数ビットの情報を搬送するウェイクアップ信号を処理することができ、このウェイクアップ受信機は、ウェイクアップ信号の識別子セクションが予想されるシーケンスのビットにマッチする場合にのみ、主送受信機を起動する。したがって、この受信機は、このシーケンスのビット内でそのアドレスを認識し、したがって、WUSが受信側エンティティを対象としていると判定することができる。米国特許第9,313,739B号は、パケットの第1の部分が、受信機をアクティブにするための命令を含み、第2の部分が、ウェイクアップ信号を受信するのに応答して、選択されたアクションを実行するための命令を含む、ウェイクアップパケット用のフォーマットを開示する。
さらに、ビーコンフレームをウェイクアップ信号内で伝えることができ、受信装置が、信号、ポーリングフレーム、肯定応答フレームを送信することによって、受信したウェイクアップ信号に応答し、次いで、競合することなくアップリンク送信用のモードに入ることができる。アクセスポイントはまた、ビーコンの前にウェイクアップ信号を送信することができ、このビーコンは、入力ビーコンを示し、受信機がビーコン内でページングされているかどうかを示してもよい。受信機は、ビーコン内でページングされていない場合、主送受信機をアクティブにする必要はない。
無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)で使用されるMACアドレスは、48ビットである。数多くの例では、必要となるオーバヘッドが少ない場合、アソシエーション識別子(AID)が使用される。このアソシエーション識別子は、無線装置のアドレス、または無線装置のグループのブロードキャストアドレス/マルチキャストアドレスを表す、長さが短いビットマップである。一例として、アソシエーション識別子がゼロの場合は、マルチキャストアドレス/ブロードキャストアドレスを表すことができ、既定の無線装置のグループを、選択されたアソシエーション識別子に割り当てることができる。複数のアクセスポイントの基本サービスセットを利用するときに有用な数ビットを使用して、基本サービスセット(BSS)のアドレスを部分的に識別することも可能である。
標準動作では、WLAN無線装置は、すべてのフレームを復号する必要がある。ダウンリンクデータの場合、無線装置は、入力フレームを復号することによって、ダウンリンクトラフィックが、それ自体を対象としているのか、それとも別の無線装置を対象としているのか識別する。アップリンクトラフィックの場合、OFDMA 802.11axでは、無線装置は、トリガフレーム(TF)またはトリガフレームランダムアクセス(TF−R)を有する専用または無作為のリソースを使用して、スケジュールされる。標準802.11acおよびこれよりも前の標準では、リッスンビフォアトークを実行した後にアップリンク送信が発生する。
無線システムでは、ユニキャストメッセージおよびブロードキャストメッセージが存在する。こうしたメッセージは、データペイロード、またはMACペイロードなどの制御情報もしくは管理情報を搬送することができる。WLANでのブロードキャストメッセージの例は、ビーコンフレーム、トリガフレーム、またはTIM(トラフィックインジケータマップ)フレームである。
電力を節減しようとし、またダウンリンク方向に到達可能でなければならない無線装置は、周期的に起動し、ビーコンフレームおよび/またはTIMフレームを復号する必要がある。こうしたフレーム内で搬送されるTIM要素は、ダウンリンクデータが、省電力モードでの無線装置に利用可能であり、ビーコンフレームから切り離して送信できることを示す。
トリガフレーム(TF)は、802.11axに導入されたものであり、アクセスポイントによって送信されて、チャネル検知を実行することは必要とせず、無線装置によるマルチユーザのアップリンク送信を可能にする。同様に、アクセスポイントは、トリガフレームランダムアクセス(TF−R)を送信してもよく、ここで、1つまたは複数の無線装置が、特定のリソースユニット上でアップリンクアクセス権の獲得を競ってもよい。
さらに、IEEE 802.11axに基づく狭帯域(NB)WLAN/Wi−Fiが知られており、この技術は、従来型のWi−Fiネットワークで実例であるキャリア検知多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA)を使用してもよい。以下では、WLANとWi−Fiを区別なく使用する。狭帯域のWi−Fi装置は、2.4GHzのスペクトル内のたとえば2MHzなど、狭いチャネル帯域で動作すると予想される。狭帯域Wi−Fi装置は、20MHzの比較的広いチャネル帯域幅で送信される従来型のWi−Fi送信を復号することができず、同様に、従来型のWi−Fi無線装置は、狭帯域のWi−Fi送信を復号することができない。しかし、このことは、狭帯域無線装置が、従来型のWi−Fiからの送信についてチャネル検知を実行することができず、従来型の送信を復号するために、エネルギー検出しきい値に依存しなければならない場合があることを意味する。同様に、従来型の無線装置はまた、狭帯域のWi−Fi送信を検出するために、エネルギー検出しきい値に依存しなければならない場合がある。この問題は、Wi−Fiに限定されないが、無線装置によっては狭帯域で動作し、全帯域幅で動作することができないそれぞれの無線ネットワークに当てはまり、無線ネットワークにおいて、全帯域幅で動作し、狭帯域で動作することのできない従来型の無線装置が存在する。狭帯域無線装置は、信頼性の高いキャリア検知を実行できないので、アップリンクトラフィックを送信するには、アクセスポイントからのトリガフレームまたはトリガフレームランダムアクセス(TF−R)の送信を受信するのを待たなければならない。その結果、狭帯域無線装置は、アップリンクチャネルアクセスを実行しなくてもよく、アクセスポイントからのトリガフレームまたはTF−Rの送信を待って、アップリンクトラフィックを送信することになる。狭帯域無線装置は、周波数領域での柔軟性を制限する同じ周波数で常にトリガフレームもしくはTF−Rを受信する場合もあり、またはトリガフレームもしくはTF−Rを探すために様々な周波数をスキャンする場合もある。しかし、このことは、トリガフレームもしくはTF−Rをスキャンするか、または固定周波数でトリガフレームもしくはTF−Rを待つことによって、狭帯域無線装置で不必要な電力が消費されることを意味する。
したがって、無線ネットワークにおいて、消費する電力が相対的に低い無線装置を実現することが必要である。
この必要性は、独立クレームの各特徴によって満たされる。さらなる態様が、従属クレームに記載されている。
第1の態様によれば、無線ネットワークにおいて第1の無線装置を動作させる方法が提供され、この方法は、ウェイクアップ信号を受信すべき少なくとも1つのターゲット無線装置を決定し、このウェイクアップ信号によって、少なくとも1つのターゲット無線装置のウェイクアップ受信機は、このターゲット無線装置の主送受信機が、第1の無線装置から少なくとも第1のメッセージを受信する準備ができているはずであることを通知される。第1の無線装置はさらに、少なくとも第1のメッセージを少なくとも1つのターゲット無線装置に送信すべき周波数を決定する。さらに、周波数情報がウェイクアップ信号に符号化され、この信号により、少なくとも第1のメッセージが受信されることになる周波数について、この少なくとも1つのターゲット無線装置に通知される。次いで、このウェイクアップ信号は、符号化された周波数情報とともに、少なくとも1つのターゲット無線装置に送信される。
周波数情報がウェイクアップ信号に符号化されると、第1の無線装置とターゲット無線装置の間でさらなるデータ交換が発生する可能性のある周波数について、受信無線装置であるターゲット無線装置に通知することができる。したがって、受信した周波数情報を考慮に入れて、このターゲット無線装置の主送受信機を同調させることができる。ターゲット無線装置は、今後に予定されるデータ交換の周波数について知っている。したがって、わずかでも可能なら、ターゲット無線装置が周波数帯域をスキャンする必要はない。特に、無線ネットワークで利用可能な周波数帯域を、同時にかつ完全にスキャンできない狭帯域のターゲット無線装置の場合、このターゲット無線装置は、第1の無線装置である送信無線装置からトリガを受信するのを待たなくてもよく、ターゲット無線装置としての受信無線装置は、どの周波数範囲でデータ交換が発生することになるのかを知っている。周波数帯域または周波数帯域の一部分のスキャンを省略することができるので、電力消費およびレイテンシがさらに削減される。
さらに、メモリおよび少なくとも1つのプロセッサを備える、対応する第1の無線装置が提供され、ここで、メモリは少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を含み、第1の無線装置は、前述のステップおよび以下でより詳細に説明されるステップを実行するように動作する。
さらに、無線ネットワークにおいてターゲット無線装置を動作させる方法が提供され、ここで、このターゲット無線装置は、少なくともウェイクアップ受信機および主送受信機を備える。ターゲット無線装置は、無線ネットワークの第1の無線装置からウェイクアップ信号を受信し、受信したこのウェイクアップ信号が、ウェイクアップ信号を受信するターゲット無線装置を対象としているかどうか判定する。この場合には、ターゲット無線装置の非アクティブな主送受信機がアクティブになり、ウェイクアップ信号に存在する周波数情報が復号され、これにより、少なくとも第1のメッセージが第1の無線装置から受信されることになる周波数について、ターゲット無線装置に通知される。主送受信機をアクティブにし、周波数情報から推定される周波数に同調させることができる。
第1の無線装置に関連して先に述べたように、受信無線装置であるターゲット無線装置は、符号化された周波数情報を使用することができ、主送受信機を所望の周波数に直接同調することができる。これには、周波数帯域を検索しなくてもよいという利点がある。さらに、主送受信機が無線ネットワーク内の周波数帯域を完全に検索できないとき、ターゲット無線装置は、無線ネットワークで使用される可能性のある他の周波数帯域を気にかける必要はないが、それというのも、ウェイクアップ信号での周波数情報から推定される周波数において、第1の無線装置とのデータ交換が発生することになると知っているからである。
さらに、ウェイクアップ受信機、主送受信機、メモリ、および少なくとも1つのプロセッサを備えるターゲット無線装置が提供され、ここで、メモリは、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を含み、ターゲット無線装置は、前述のまたは以下でより詳細に説明するターゲット無線装置の各ステップを実行するように動作する。
ターゲット無線装置はまた、第1の無線装置からウェイクアップ信号を受信するためのモジュール、および受信したウェイクアップ信号がターゲット無線装置を対象としているかどうか判定するためのモジュールを備えることができる。ターゲット無線装置は、非アクティブな主送受信機をアクティブにするためのモジュール、およびウェイクアップ信号に存在する周波数情報を復号するためのモジュール、および周波数情報から推定される周波数に主送受信機を同調させるためのモジュールをさらに備えることができる。
第1の無線装置は、ウェイクアップ信号を受信すべき少なくとも1つのターゲット無線装置を決定するためのモジュール、および少なくとも第1のメッセージをターゲット無線装置に送信すべき周波数を決定するためのモジュールを備えることができる。第1の無線装置は、周波数情報をウェイクアップ信号に符号化するためのモジュール、および符号化された周波数情報を有するウェイクアップ信号をターゲット無線装置に送信するためのモジュールをさらに備えてもよい。
さらに、ターゲット無線装置および第1の無線装置を備えるシステムが提供される。
さらに、第1の無線装置またはターゲット無線装置の少なくとも1つのプロセッサによって実行されるプログラムコードを含むコンピュータプログラムが提供され、ここで、このプログラムコードを実行することにより、少なくとも1つのプロセッサが、第1の無線装置またはターゲット無線装置において先に述べられ、または以下でさらに詳細に説明される方法を実行できるようになる。さらに、コンピュータプログラムを含むキャリアが提供され、ここでキャリアは、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ読取り可能な記憶媒体のうちの1つである。
前述の特徴および以下でまだ説明していない特徴は、示されたそれぞれの組合せにおいてだけでなく、他の組合せにおいても、または本出願の範囲から逸脱することなく分離して使用できることを理解されたい。前述の態様および実施形態の特徴は、他の方法で明示的に述べない限り、他の実施形態において互いに組み合わせてもよい。
同じ参照番号が同じ要素を指す添付図面とともに読むと、以下の詳細な説明から、本出願の前述および追加の特徴および効果が明らかになろう。
第1の無線装置およびターゲット無線装置を備え、このターゲット無線装置が、周波数情報を含むウェイクアップ信号を受信する、システムの例示的なアーキテクチャを示す図である。 図1に示す2つの無線装置間の通信に使用されるウェイクアップ信号の例示的な概略構造を示す図である。 送信装置としての第1の無線装置と、時間情報がウェイクアップ信号に含まれる他の2つの無線装置との間の例示的なメッセージフローを示す図である。 送信無線装置が、周波数情報をウェイクアップ信号に含む、図1に示す各エンティティ間の例示的なメッセージフローを示す図である。 送信無線装置が、時間情報および周波数情報をウェイクアップ信号に含む、図1に示す各エンティティ間の例示的なメッセージフローを示す図である。 送信無線装置が、両方の無線装置専用の周波数情報を含むウェイクアップ信号を生成する、図1に示すエンティティ間の例示的なメッセージフローを示す図である。 周波数情報がウェイクアップ信号に符号化され、送信無線装置が、図示した時間および周波数でトリガフレームを無線装置に送信する、例示的な概略メッセージフローを示す図である。 周波数情報をウェイクアップ信号にエンコードする第1の無線装置によって実行される方法の、例示的な流れ図である。 符号化された周波数情報を有するウェイクアップ信号を受信するターゲット無線装置によって実行される方法の、例示的な流れ図である。 符号化された周波数情報を有するウェイクアップ信号を生成する第1の無線装置の、例示的な概略図である。 符号化された周波数情報を有するウェイクアップ信号を受信するターゲット無線装置の、例示的な概略図である。 符号化された周波数情報を有するウェイクアップ信号を生成する第1の無線装置の、別の例示的な概略図である。 符号化された周波数情報を有するウェイクアップ信号を受信するターゲット無線装置の、別の例示的な概略図である。
以下では、添付図面を参照して、本出願の各実施形態を詳細に説明することにする。各実施形態の以下の説明は、限定的な意味で解釈すべきではないことを理解されたい。本出願の範囲は、以下に説明する実施形態または各図面によって限定されるものではなく、これらは、もっぱら例示するためのものである。
各図面は概略図であると考えるべきであり、各図面に示してある要素は、必ずしも一定の縮尺で示してあるわけではない。むしろ、こうした様々な要素は、その機能および一般的な目的が当業者に明らかになるように示してある。各図面に示し、以下に説明する、機能ブロック、装置、構成部品、または、物理的もしくは機能的なユニットの間の任意の接続または結合はまた、間接的な接続または結合によって実装してもよい。構成部品間の結合は、有線接続または無線接続を介して確立してもよい。機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはその組合せで実装してもよい。
図1には、第1の無線装置100が、他の無線装置であるターゲット無線装置200と通信する、無線ネットワークの概略図が示してある。第1の無線装置は、アクセスポイント(たとえば、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)または基地局)とすることができる。ターゲット無線装置200は、個人すなわちユーザが、自分の個人的なコミュニケーションのために使用する装置を指すことができる。これは、電話タイプの装置、または、無線データ接続を備えたラップトップ、ノートブック、ノートパッド、タブレットのような携帯型情報端末タイプの装置とすることができる。無線装置は、モノのインターネット(IoT)のコンテキストにおいて使用される無線装置とすることもできる。一例として、無線装置は、別の機器に取り付けられた狭帯域無線装置でもよく、この無線装置は、第1の無線装置すなわちアクセスポイント100に接続される機器に関連付けられたデータを送信し、かつ/またはこの機器向けの制御情報を第1の無線装置から受信する。無線装置は、スマートメータまたはデータを送信する他の任意の装置とすることができる。無線装置200は、(たとえば、第1の無線装置によって)無線ネットワークで使用される全帯域幅に対応する、たとえば20MHzの全帯域幅と比較して、2MHzなど相対的に狭いチャネル帯域幅で動作することができる。したがって、無線装置は、サブバンドごとに全帯域幅を検索することができるが、同時にすべての周波数を検索することはできない。無線ネットワークは、WLANすなわちWi−Fiネットワーク、またはBluetooth Low Energy、802.15.4eなど、似かよった他の任意のネットワークとすることができる。無線装置200は、無線ネットワークでの通信において許可される完全な周波数スペクトルを検索できないように設定してもよい。
図11に関連して以下に説明するように、無線装置200は、第1の無線装置すなわちアクセスポイント100とのデータ通信に使用される主送受信機を備える。さらに、無線装置200のそれぞれは、主に、必要に応じて主送受信機をオンにすることを目的とするウェイクアップ受信機を備える。ウェイクアップ受信機は、ある一定の周波数範囲でのウェイクアップ信号の受信について無線ネットワークを検査するだけの単純な受信機として設計される。ウェイクアップ信号をウェイクアップ受信機が検出すると、この受信機は、たとえばウェイクアップ信号に含まれるアドレスに基づいて、受信した信号が自らの無線装置を対象としているかどうか検出する。自らの無線装置がアドレス指定される場合、ウェイクアップ受信機は、主送受信機を起動することができ、この場合、この主送受信機はデータ受信およびデータ送信についての役割を担う。
以下でさらに詳細に説明するように、無線装置100によって生成されるウェイクアップ信号は、特定のリソースユニットまたは特定のターゲット時間に無線装置100によるこの先のフレーム送信に関連する情報をも示すように設計および拡張される。さらに、ウェイクアップ信号は、ターゲット無線装置用のダウンリンクデータの可用性を示すように生成することができる。図2に示すように、ウェイクアップ信号は、第1の部分250およびペイロード部分260を含むことができる。第1の部分250は、レガシーショートトレーニングフィールド251、レガシーロングトレーニングフィールド252、およびレガシー信号フィールド253を含むことができる。図2に示すように、ペイロード部分260は、ウェイクアッププリアンブル261、MAC(媒体アクセス制御)ヘッダ262、フレーム本体263、およびフレームチェックシーケンス264を含むことができる。以下に説明するように、周波数情報および/または時間情報は、ウェイクアップ信号に含まれることになる。一例として、周波数情報および/または時間情報は、ウェイクアップ信号のフレーム本体263に含めることができる。
ウェイクアップ信号が第1の無線装置100によってどのように送信されるかの様々な例が、図3〜7とともに説明してある。こうした図では、第1の無線装置100が、アクセスポイント、ショートAP、または送信機として示してあり、ここでウェイクアップ信号が送信される様々なターゲット装置が、装置xおよび装置yと名付けられている。
図3に関連して、時間情報がウェイクアップ信号に符号化され、この信号を使用して、所望の時点で1つまたは複数のターゲット無線装置の主送受信機を起動することのできる一例を説明する。ステップS31において、第1の無線装置すなわち送信機は、1つまたは複数のターゲット無線装置を決定する。図示した例では、この無線装置は、ウェイクアップ信号を送信すべき無線装置xである。ステップS32において、時間情報がウェイクアップ信号に符号化され、一例として、主受信機を介してこの先の送信を受信するためのターゲット時間に符号化される。このステップでは、アクセスポイントが、受信装置xへの次のフレームの送信プロセスを開始することになる、おおよその時間を決定することができる。一例として、アクセスポイントが無線装置xでのトリガフレームを5msで送信しようとしているという情報を符号化してもよい。次いで、おおよそのこの時間が、WUS内の時間情報として符号化され、たとえば、フレームのおおよその送信時間からウェイクアップ信号の送信時間を差し引いた差として符号化される。ステップS33では、符号化された時間情報を有するウェイクアップ信号(WUS)が送信される。この信号は、無線装置xおよび無線装置yによって検出することができる。ステップS34では、無線装置yは、自らが信号の所期の受信者ではなく、したがって、この無線装置yによってさらなるアクションが実行されないと判定する。ステップS35では、無線装置xは、信号が自らを対象としていることを認識し、ウェイクアップ信号に存在する時間情報を復号する。ターゲット時間は、ウェイクアップ信号の受信時間に、次のフレームの送信時間からウェイクアップ信号の送信時間を差し引いた差に対応するターゲット時間デルタを加えた時間とすることができる。ステップS36では、決定されたターゲット時間で期限切れになる場合がある(たとえば、カウンタとして実装される)タイマを設定してもよい。タイマがターゲット時間で期限切れになったとき、ステップS37に示すように、ウェイクアップ受信機は、主送受信機に起動すべきことを通知する。これは、どのようにして主送受信機をアクティブにできるかの、実現可能な1つの実装形態である。別の例は、絶対ターゲット時間を含めることになり、ここで、この絶対ターゲット時間に達すると、送受信機がアクティブになる。次いで、ステップS38では、送受信機をアクティブにすることができる。
図4とともに、別の例をさらに詳細に論じる。図4の例では、周波数情報がウェイクアップ信号に符号化される。ステップS41では、アクセスポイントは、ウェイクアップ信号、またその後に他のデータを送信すべきターゲット装置(または、図4には示していないターゲット装置のグループ)を決定する。ステップS42では、ターゲット周波数は、その他のデータがアクセスポイントからターゲット無線装置に、どの周波数で送信されることになるのかを示すウェイクアップ信号に符号化される。一例として、周波数領域ポイントまたはリソースユニットは、ターゲット無線装置xへの他のデータの送信が実行されることになるウェイクアップ信号に含まれてもよい。これに向けて、ターゲット無線装置へのフレームの送信に利用されることになるリソースユニットについての情報を取得することができ、一例として、周波数情報は、ある特定のリソースユニットにおいて、アクセスポイントがメッセージまたはフレームを送信しようとしているという情報を符号化することができる。次いで、このリソースユニット情報をウェイクアップ信号に符号化することができる。ここで、絶対符号化を使用してもよく、一例として、リソースユニットまたは周波数を番号で示してもよい。さらに、無線装置に送信されるウェイクアップ信号を参照して、または規定された周波数を参照してデルタを規定してもよい場合、このデルタを使用する符号化を使用してもよい。
図1とともに示すように、無線装置xおよびyは、無線ネットワークにおいて情報が送信される際の完全な周波数範囲で動作できなくてもよい。しかし、アクセスポイントは、無線装置が情報を送受信できる狭帯域周波数範囲を認識することができる。したがって、もはやウェイクアップ信号は、無線装置が監視できる周波数帯域で送信される狭帯域信号でもよい。
周波数差(デルタ)が符号化されると、様々な大きさの正または負のデルタがウェイクアップ信号に符号化されてもよい。ウェイクアップ信号が、たとえばサブバンドまたはサブチャネル4を使用し、次のメッセージまたは次のフレームが、サブバンドまたはサブチャネル1で送信されると、デルタは−3でもよい。デルタが0のとき、このことは、ウェイクアップ信号が送信されたのと同じ周波数で、ウェイクアップ信号の後に受信される次のフレームが送信されることを意味してもよい。次いで、ステップS43では、ウェイクアップ信号がアクセスポイントによって送信される。この例では、ウェイクアップ信号は、無線装置xの専用であった。その結果、ステップS44では、無線装置yは、そのアドレスを認識せず、したがって、メッセージの所期の受信者ではないことになる。しかし、ステップS45では、無線装置xが、そのアドレスを認識し、周波数情報を復号する。次いで、ウェイクアップ受信機は、ステップS46で主送受信機を起動し、ステップS47で主送受信機がアクティブになり、この主送受信機が、周波数情報から推定される周波数に同調する。前述の例では、ウェイクアップ受信機が、周波数情報を復号する。しかし、ウェイクアップ受信機での動作を単純なものに保ち、ウェイクアップ受信機でのエネルギー消費を低く保つために、ウェイクアップ受信機は、もっぱらアドレスを復号することも可能である。ウェイクアップ受信機は、ウェイクアップ信号が、それ自体を対象としていると判断すると、完全なウェイクアップ信号または符号化された周波数情報を含むウェイクアップ信号の一部分を送受信機に転送してもよく、この送受信機が、周波数情報の復号について役割を担うことになる。
図5とともに、アクセスポイントが周波数情報および時間情報をウェイクアップ信号に符号化する一例を説明する。ステップS51は、ステップS41およびS31に類似しており、どの無線装置(または、無線装置のグループ)にメッセージを送信すべきか決定するステップを説明する。ステップS52では、アクセスポイントが次のメッセージまたはデータを受信無線装置に送信することになる時間を決定することができ、次のメッセージの送信用に利用されることになる周波数情報についての情報を取得することができる。
一例として、次のメッセージ、たとえば規定されたリソースユニットにおける5msでの無線装置xへのトリガフレームを、アクセスポイントが送信しようとしている情報を、ウェイクアップ信号に符号化してもよい。次いで、周波数情報および時間情報はウェイクアップ信号に符号化され、ステップS53では、ウェイクアップ信号がターゲット無線装置に送信される。ステップS54では、無線装置yはメッセージの正しい受信者ではないと判定し、無線装置xは所期の受信者であると判定し、ウェイクアップ信号に含まれる時間情報および周波数情報を復号する(ステップS55)。ステップS56では、時間情報に基づいて決定されるターゲット時間にタイマが設定され、タイマが期限切れになると、ステップS57において、ウェイクアップ受信機は、主送受信機に起動すべきであると通知する。時間情報および周波数情報は、ウェイクアップ受信機によって既に復号されていてもよく、復号された形式で主送受信機に送信されてもよい。あるいは、周波数情報を、処理することなく主送受信機に転送してもよく、次いで、この主送受信機は、受信した情報を処理し、これ自体をアクティブにし、周波数情報に含まれる周波数に同調する(ステップS58)。
図6には、ウェイクアップ信号が無線装置xとyの両方に専用である実施形態が説明してある。ステップS61では、アクセスポイントは、バッファ内に提供された利用可能なデータを、どの無線装置に送信すべきか決定する。図示した例では、この例は装置xおよび装置yである。すべての無線装置または無線装置のある一定のグループをアドレス指定すべきことを示す宛先表示(たとえば、ターゲット無線装置の1つもしくは複数のアドレス、またはターゲット無線装置の1つもしくは複数のグループアドレス)とともに、ステップS62で、ターゲット周波数情報がウェイクアップ信号に符号化される。ステップS62は、図4とともに論じるステップS42に対応することができる。次に、ステップS63では、符号化された周波数情報を有するウェイクアップ信号が送信される。両方の無線装置は、ステップS64およびS65で、自らが正しい受信者であることを認識し、ウェイクアップ信号に含まれる周波数情報を復号する。ステップS66およびS67では、対応する無線装置が、メッセージを主送受信機に送信して、この主送受信機を起動し、ステップS68およびS69では、対応する主送受信機が、アクティブにされ、ウェイクアップ信号に含まれている対応する周波数に同調させられる。さらに詳細にこれまで述べたように、主送受信機自体は、周波数情報を復号してもよく、またはウェイクアップ受信機は、少なくとも部分的に周波数情報を復号し、この周波数情報を含む信号の一部分を送受信機に送信してもよく、もしくは復号された周波数情報を主送受信機に既に送信していてもよい。
図7とともに、アクセスポイントが、どのタイプのフレームを受信無線装置が予想できるのかという情報をウェイクアップ信号にさらに含む実施形態が開示される。ステップS71では、アクセスポイントは、どの無線装置(または無線装置のグループ)が、ウェイクアップ信号の受信者になるかを決定する。さらに、トリガフレームがアクセスポイントの送信バッファに提供され、その結果、ステップS72で、アクセスポイントは、トリガフレームが送信されることになる周波数情報および/またはターゲット時間情報とともに符号化することができる。次いで、ステップS73では、符号化された情報を有するウェイクアップ信号が送信される。次いで、無線装置xは、ウェイクアップ信号が、この装置を対象としていることを認識し、ステップS74で少なくとも時間情報を復号する。ステップS75では、タイマが設定され、このタイマが期限切れになると、主送受信機は、データがアクセスポイントから受信されることになると通知される(ステップS76)。ステップS77では、主送受信機がアクティブにされ、この主送受信機は、復号された周波数情報に同調する。ステップS78では、示された時間および示された周波数で、アクセスポイントによってトリガフレームが送信される。受信無線装置が、示されたフレームを既定の期間内に受信しない場合、やはり主送受信機を非アクティブにすることができる。示されたフレームタイプの受信を主送受信機が待つ既定の期間は、ミリ秒の範囲(たとえば、1msまたは2ms)でもよい。
図8には、第1の無線装置すなわちアクセスポイント100によって実行され、前述の様々な例で実行される各ステップの一部の概要が示してある。ステップS81では、第1の無線装置は、ウェイクアップ信号を受信して、今後に予定されるデータ交換をターゲット無線装置に通知すべき、少なくとも1つのターゲット無線装置を決定する。ステップS82では、今後に予定されるデータ交換での周波数が決定され、たとえば、リソースユニットにおいては、ターゲット無線装置とのこの先のデータ交換を実行すべきである。ステップS83では、周波数情報がウェイクアップ信号に符号化される。周波数情報は、図2に示すフレーム本体263に含めることができるが、この周波数情報は、ウェイクアップ信号の他の任意の部分に含めてもよい。さらに、ウェイクアップ信号は、図2に示すものと異なるように設計してもよいことを理解されたい。周波数に加えて、ウェイクアップ信号にさらなる情報を含めることが可能である。前述の通り、ターゲット時間を含めることがさらに可能である。このターゲット時間は、送信装置が送信のプロセスを開始する際の時間とすることができ、これは、送信装置が送信用のチャネル検知を開始するときでもよい。代わりとして、またはさらに、送信装置は、送信無線装置からターゲット無線装置に送信される次の情報が、どのような種類のメッセージ、またはどのような種類のデータフレームになるのかの情報を、ウェイクアップ信号に含んでもよい。ステップS84では、符号化された情報を有するウェイクアップ信号が、ターゲット無線装置に送信される。前述の通り、ターゲット無線装置は、単一の無線装置でもよく、またはブロードキャストもしくはマルチキャストの状況において、このターゲット無線装置は、送信無線装置に接続された一群のまたはすべての無線装置を含んでもよい。
図9には、第1の無線装置すなわちアクセスポイントが送信するウェイクアップ信号を受信する、ターゲット無線装置によって実行される例示的な流れ図の概要が示してある。ステップS91では、ターゲット無線装置は、ウェイクアップ信号を受信し、ステップS92において、このターゲット無線装置は、自らがウェイクアップ信号の所期の受信者であるかどうか判定する。そうでない場合には、この方法は、ステップS97で終了する。しかし、ターゲット無線装置は、自らがメッセージの正しい受信者であると判定する場合、ターゲット無線装置は、ステップS93において周波数情報などウェイクアップ信号に符号化された情報を復号する。時点、または受信すべきデータフレームのタイプなど、ウェイクアップ信号にさらなる情報が存在する場合、この情報もターゲット無線装置によって復号される。ステップS94において、無線装置は主送受信機をアクティブにする。ステップS95では、次いで主受信機は、周波数情報から復号された周波数に同調する。ステップS92およびS93は、ウェイクアップ受信機によって実行することができる。さらに、たとえばステップS93で主受信機をアクティブにする前に、ウェイクアップ受信機が、ウェイクアップ信号に存在する情報を完全に(または、少なくとも部分的に)復号することが可能である。時点についての情報がウェイクアップ信号に存在するとき、この情報は、ウェイクアップ受信機によって復号されてもよく、その結果、このウェイクアップ受信機は、主送受信機を起動すべきとき、またはアクティブにすべきときに(次いで、この時点の復号が、ステップS93の前に生じる場合がある)、タイマを開始することができる。しかし、ウェイクアップ信号に含まれる周波数の決定、および/またはフレームのタイプの決定が、主送受信機によって実行されることも可能である。この方法は、ステップS96で終了する。
図10には、第1の無線装置100での概略アーキテクチャの概要が示してある。第1の無線装置または送信機、すなわちアクセスポイント100は、無線装置200など無線ネットワークの内側または外側での他のエンティティと通信する機能を表す送受信機110を備える。送受信機110は、他のエンティティからユーザデータまたは制御メッセージを受信するのに使用され、ウェイクアップ信号など他のエンティティにユーザデータまたは制御メッセージを送信するのに使用される。第1の無線装置100はさらに、無線エンティティ100の動作について役割を担う1つまたは複数の処理ユニットを含むプロセッサ120を備える。プロセッサ120は、メモリ130に記憶された命令を実行することができる。このメモリは、第1の無線装置が関係し、(たとえば、図8に関連して)先に論じたような、または以下でより詳細に説明するような機能を実装するように、プロセッサ120によって実行される適切なプログラムコードを含むことができる。
ターゲット無線装置200は、無線エンティティ100などの他のエンティティからデータまたは制御メッセージを受信するように設定された、ウェイクアップ受信機215を備える。前述の通り、ウェイクアップ受信機は、ウェイクアップ信号を受信し、受信したメッセージが受信無線装置を対象としているかどうか判定できるよう、ウェイクアップ信号内の情報を復号するように設定される。ウェイクアップ受信機は、この場合、無線ネットワークの内側または外側の他のエンティティとの通信について役割を担う、主送受信機210を起動することができる。主送受信機210は、他のエンティティにデータまたは制御メッセージを送信し、他のエンティティからユーザデータまたは制御メッセージを受信するために設けられる。無線装置200はさらに、メモリ230に記憶された命令を実行することのできる1つまたは複数の処理ユニットを含むプロセッサ220を備える。メモリ230は、(たとえば、図9に関連して)無線装置200が関係する前述の機能を実装するために、プロセッサ220によって実行される適切なプログラムコードを含むことができる。
メモリ130、230には、たとえばフラッシュリードオンリメモリなどのリードオンリメモリ、ランダムアクセスメモリ、ハードディスクやソリッドステートディスクなどの大容量記憶装置などが含まれ得る。
図10および図11に示す構造は単に概略的なものであり、こうした図に示す各装置は、明確にするために図示されてこなかったさらなる構成部品、たとえば、さらなるインターフェースまたはプロセッサを実際には備えてもよいことを理解されたい。また、メモリは、図示してこなかったさらなるタイプのプログラムモジュール、一例として、無線装置の既知の機能を実装するためのプログラムモジュールを含んでもよいことを理解されたい。
図12には、第1の無線装置すなわちアクセスポイント400のさらなる一例が示してある。無線装置は、ターゲット無線装置を決定するためのモジュール410を備える。さらに、少なくとも周波数を決定するためのモジュール420が提供され、このモジュールは、どの周波数でターゲット無線装置とのデータ交換を実行すべきかを決定する。装置400はさらに、周波数情報(これに加えて任意で、時点またはデータフレームタイプのような他の情報)をウェイクアップ信号に符号化するためのモジュール430、および符号化された周波数情報を有するウェイクアップ信号を送信するためのモジュール440を備える。
図13とともに、ターゲット無線装置500のさらなる例が示してある。ターゲット無線装置は、符号化された情報を有するウェイクアップ信号を受信するように設定されたモジュール510を備える。さらに、ウェイクアップ信号の宛先を決定するため、および受信したウェイクアップ信号が受信無線装置を対象としているかどうか判定するためのモジュール520が提供される。さらに、ウェイクアップ信号から復号された情報を考慮に入れて、非アクティブな主送受信機をアクティブにするためのモジュール530が提供される。受信無線装置はさらに、周波数情報を復号するためのモジュール540、および復号された周波数に同調するためのモジュール550を備える。次いで、無線装置500は、たとえば復号された周波数帯域において、復号された周波数でデータを送受信することができる。
図11および13に示す無線装置200および500は、第1の無線装置とターゲット無線装置の間のネットワークでの通信に使用される、利用可能な周波数帯域の一部のみをスキャンすることのできる狭帯域無線装置とすることができる。WLANチャネルを、様々なサブチャネルまたはサブバンドに分割することができる。狭帯域無線装置は、WLANチャネルのサブバンドの一部またはすべてで動作することができるが、同時には動作できない。
対照的に、第1の無線装置100または400は、無線ネットワークの利用可能なすべての周波数帯域で通信し、スキャンすることができる。
前述の説明および考察から、第1の無線装置100および400について、またターゲット無線装置200または500について、いくつかの一般的な結論を導き出すことができる。
第1の無線装置に関する限り、ウェイクアップ信号に符号化される周波数情報は、ターゲット無線装置へのウェイクアップ信号の後に、少なくとも1つの第1のメッセージがターゲット無線装置に送信される際の周波数領域を含んでもよい。
別の実施形態では、少なくとも第1のメッセージを第1の無線装置が少なくとも1つのターゲット無線装置200に送信開始することになる時点を、規定することが可能である。さらに、第1の無線装置は、時間情報をウェイクアップ信号に符号化することができ、これによって、規定された時点について、少なくとも1つのターゲット無線装置のウェイクアップ受信機に通知される。ウェイクアップ信号は、符号化された時間情報および周波数情報とともに、第1の無線装置によって少なくとも1つのターゲット無線装置に送信することができる。ここで、時間情報は、ウェイクアップ信号の送信時間と、少なくとも1つの第1のメッセージの送信時間との差として符号化してもよい。別の実施形態では、時間情報が絶対時間として符号化されることも可能である。
周波数情報の符号化に関する限り、絶対周波数値を表す値として、またはウェイクアップ信号の周波数と、少なくとも1つの第1のメッセージの周波数との周波数差を表す相対値として、周波数をウェイクアップ信号に符号化してもよい。
第1の無線装置はまた、どのタイプのデータフレームまたはメッセージが、ウェイクアップ信号の後の次のデータフレームまたはメッセージとして予想できるかを、ウェイクアップ信号情報に符号化してもよい。
ターゲット無線装置に関する限り、このターゲット無線装置は、少なくとも1つの第1のメッセージが受信されることになる周波数領域を復号することによって、周波数情報を復号することができる。
さらに、ターゲット無線装置は、少なくとも1つの第1のメッセージを第1の無線装置が送信開始することになる時点について、ターゲット無線装置に通知されるウェイクアップ信号に符号化された時間情報を復号してもよい。次いで、ターゲット無線装置は、復号された時間情報に基づいてカウンタを設定し、このカウンタからの起動信号に基づいて非アクティブな主送受信機をアクティブにすることができる。
さらに、ターゲット無線装置は、ウェイクアップ信号の後の第1のメッセージにおいて、次のデータフレームとしてどのタイプのデータフレームを予想できるのかを示す情報が、ウェイクアップ信号に符号化されているかどうか判定することができる。次いで、ウェイクアップ信号がフレームのタイプについての情報を含む場合、ターゲット無線装置は、このターゲット無線装置を対象とした予想されるタイプのフレームが受信されたかどうかを、規定された期間にわたって検査してもよい。予想されるタイプのフレームが規定された期間内に受信されない場合、やはり主送受信機が非アクティブになってもよい。
さらなる一実施形態では、主送受信機の起動後の規定された期間において、タイマからの起動信号に基づいて、予想されるタイプのフレームが受信されたかどうかを検査することが可能である。
ウェイクアップ信号の受信、ウェイクアップ信号が無線装置を対象としているかどうかの判定、および非アクティブな主送受信機の起動を、ターゲット無線装置のウェイクアップ受信機によって実行してもよい。周波数情報の復号、およびこの周波数情報から推定される周波数への同調を、主送受信機によって実行してもよい。しかし、周波数情報の復号を、ウェイクアップ受信機によって実行してもよい。
様々な無線装置が互いに通信するネットワークは、無線のローカルエリアネットワーク(LAN)とすることができる。
第1の無線装置は、アクセスポイントまたは基地局でもよい。アクセスポイントは、狭帯域送信を支持するWLAMまたはWi−Fiアクセスポイントでもよい。
ターゲット無線装置は、モバイル無線装置、たとえば、携帯電話、ラップトップ、PDA、またはタブレットでもよい。さらに、ターゲット無線装置は、センサまたはIoT装置でもよく、これらはモバイルでもよく、または固定設置してもよい。
要するに、様々な情報によって改善されたウェイクアップ信号が使用される場合、無線装置は、主送受信機がオンになる時間を最適化することができ、様々な周波数帯域に同調する必要がなく、または利用可能な周波数チャネルで待ち受けるのに、主送受信機を早めに起動する必要がないので、電力を節減することができる。トリガフレームが受信されるのを待つよりも長く主受信機がスリープするのに役立つ、ウェイクアップ信号の一部分としてアップリンクスケジューリング情報を共有してもよいので、長期的には電力を節減することができる。さらに、送信無線装置、アクセスポイントは、周波数領域および時間領域において受信無線装置がこうしたフレームを検索する必要がないように、特定の時間およびリソースで、狭帯域ビーコン送信または狭帯域トリガフレーム送信を示してもよい。

Claims (33)

  1. 無線ネットワークにおいて第1の無線装置(100)を動作させる方法であって、
    −ウェイクアップ信号を受信すべき少なくとも1つのターゲット無線装置(200)を決定することであって、前記ウェイクアップ信号によって、前記少なくとも1つのターゲット無線装置のウェイクアップ受信機は、前記ターゲット無線装置の主送受信機が、前記第1の無線装置から少なくとも第1のメッセージを受信する準備ができてはずであることを通知される、少なくとも1つのターゲット無線装置を決定することと、
    −前記少なくとも第1のメッセージを前記少なくとも1つのターゲット無線装置に送信すべき周波数を決定することと、
    −周波数情報を前記ウェイクアップ信号に符号化することであって、前記ウェイクアップ信号により、前記少なくとも第1のメッセージが受信されることになる周波数について、前記少なくとも1つのターゲット無線装置に通知される、周波数情報を符号化することと、
    −前記符号化された周波数情報を有する前記ウェイクアップ信号を、前記少なくとも1つのターゲット無線装置に送信することと
    を含む、方法。
  2. 前記周波数情報は、前記少なくとも第1のメッセージが、前記少なくとも1つのターゲット無線装置に送信されることになる周波数領域を含む、請求項1に記載の方法。
  3. −前記少なくとも第1のメッセージを前記第1の無線装置が前記少なくとも1つのターゲット無線装置(200)に送信開始することになる時点を、規定することと、
    −時間情報を前記ウェイクアップ信号に符号化することであって、前記ウェイクアップ信号によって、前記規定された時点について、前記少なくとも1つのターゲット無線装置の前記ウェイクアップ受信機に通知される、時間情報を符号化することと、
    −前記符号化された時間情報および周波数情報を含む前記ウェイクアップ信号を、前記少なくとも1つのターゲット無線装置に送信することと、
    をさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記時間情報が、前記ウェイクアップ信号の送信時間と前記少なくとも1つの第1のメッセージの送信時間との差として符号化される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記周波数が、絶対周波数値を表す値として前記ウェイクアップ信号に符号化される、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記周波数が、前記ウェイクアップ信号の周波数と前記少なくとも1つの第1のメッセージの周波数との周波数差を表す相対値として、前記ウェイクアップ信号に符号化される、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記ウェイクアップ信号の後の前記第1のメッセージにおいて、次のデータフレームとしてどのタイプのデータフレームを予想できるのかという情報を、前記ウェイクアップ信号にさらに符号化する、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 無線ネットワークにおいて、少なくともウェイクアップ受信機、および主送受信機を備えるターゲット無線装置(200)を動作させる方法であって、
    −前記無線ネットワークの第1の無線装置(100)からウェイクアップ信号を受信することと、
    −前記受信されたウェイクアップ信号が、前記ウェイクアップ信号を受信する前記ターゲット無線装置を対象としているかどうか判定することとを含み、対象としている場合には、
    −前記ターゲット無線装置(200)の非アクティブな前記主送受信機(210)をアクティブにすることと、
    −前記ウェイクアップ信号に存在する周波数情報を復号することであって、前記ウェイクアップ信号によって、少なくとも第1のメッセージが前記第1の無線装置から受信されることになる周波数について、前記ターゲット無線装置に通知される、周波数情報を復号することと、
    −前記主送受信機(210)を、前記周波数情報から推定される周波数に同調させることと
    を含む、方法。
  9. 周波数情報を復号することが、前記少なくとも第1のメッセージが受信されることになる周波数領域を復号することを含む、請求項8に記載の方法。
  10. −前記ウェイクアップ信号に符号化された時間情報を復号することであって、前記ウェイクアップ信号によって、少なくとも1つのメッセージを前記第1の無線装置が送信開始することになる時点について、前記ターゲット無線装置に通知される、時間情報を復号することと、
    −前記復号された時間情報に基づいて前記ターゲット無線装置のカウンタを設定することと、
    −前記カウンタからの起動信号に基づいて非アクティブな前記主送受信機をアクティブにすることと
    をさらに含む、請求項8または9に記載の方法。
  11. 前記ウェイクアップ信号の後の前記第1のメッセージにおいて、次のデータフレームとしてどのタイプのデータフレームが予想できるかを示す情報が、前記ウェイクアップ信号に符号化されているかどうか判定するステップをさらに含み、
    前記ウェイクアップ信号がフレームのタイプについての情報を含む場合、前記ターゲット無線装置を対象とした前記予想されるタイプのフレームが受信されたかどうかが、規定された期間にわたって検査され、前記予想されるタイプのフレームが、前記規定された期間内に受信されないとき、前記主送受信機が非アクティブにされる、請求項8から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記予想されるタイプのフレームが受信されたかどうかが、前記起動信号に基づいて、前記主送受信機の起動後の前記規定された期間にわたって検査される、請求項10および11に記載の方法。
  13. 前記周波数情報を復号すること、および前記周波数情報から推定される周波数に同調させることが、前記主送受信機によって実行される、請求項8から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記無線ネットワークが、無線のローカルエリアネットワーク(LAN)である、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. メモリ(130)、および少なくとも1つのプロセッサ(120)を備える、無線ネットワークの第1の無線装置(100)であって、前記メモリが、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を含み、前記第1の無線装置(100)が、
    −ウェイクアップ信号を受信すべき少なくとも1つのターゲット無線装置(200)を決定し、前記ウェイクアップ信号によって、前記少なくとも1つのターゲット無線装置のウェイクアップ受信機は、前記ターゲット無線装置の主送受信機が、前記第1の無線装置から少なくとも第1のメッセージを受信する準備ができているはずであることを通知され、
    −前記少なくとも第1のメッセージを前記少なくとも1つのターゲット無線装置に送信すべき周波数を決定し、
    −周波数情報を前記ウェイクアップ信号に符号化し、前記ウェイクアップ信号により、前記少なくとも第1のメッセージが受信されることになる周波数について、少なくとも1つのターゲット無線装置に通知され、
    −前記符号化された周波数情報を有する前記ウェイクアップ信号を、前記少なくとも1つのターゲット無線装置に送信するように動作する、
    第1の無線装置。
  16. 前記周波数情報は、前記少なくとも第1のメッセージが、前記少なくとも1つのターゲット無線装置に送信されることになる周波数領域を含む、請求項15に記載の第1の無線装置。
  17. 前記第1の無線装置は、
    −前記少なくとも第1のメッセージを前記第1の無線装置が前記少なくとも1つのターゲット無線装置(200)に送信開始することになる時点を規定し、
    −時間情報を前記ウェイクアップ信号に符号化し、前記ウェイクアップ信号によって、前記規定された時点について、前記少なくとも1つのターゲット無線装置の前記ウェイクアップ受信機に通知され、
    −前記符号化された時間情報および周波数情報を含む前記ウェイクアップ信号を、前記少なくとも1つのターゲット無線装置に送信するように動作する、請求項15または16に記載の第1の無線装置。
  18. 前記第1の無線装置が、前記ウェイクアップ信号の送信時間と前記少なくとも1つの第1のメッセージの送信時間との差として、前記時間情報を符号化するように動作する、請求項17に記載の第1の無線装置。
  19. 前記第1の無線装置が、前記周波数を、絶対周波数値を表す値として前記ウェイクアップ信号に符号化するように動作する、請求項15から18のいずれか一項に記載の第1の無線装置。
  20. 前記第1の無線装置が、前記周波数を、前記ウェイクアップ信号の周波数と前記少なくとも1つの第1のメッセージの周波数との周波数差を表す相対値として、前記ウェイクアップ信号に符号化するように動作する、請求項15から18のいずれか一項に記載の第1の無線装置。
  21. 前記第1の無線装置が、前記ウェイクアップ信号の後の前記第1のメッセージにおいて、次のデータフレームとしてどのタイプのデータフレームを予想できるかを前記ウェイクアップ信号情報に符号化するように動作する、請求項15から20のいずれか一項に記載の第1の無線装置。
  22. 前記第1の無線装置が、無線のローカルエリアネットワーク(LAN)のアクセスポイントである、請求項15から21のいずれか一項に記載の第1の無線装置。
  23. 無線ネットワークにおいて動作するターゲット無線装置(200)であって、ウェイクアップ受信機(215)、主送受信機(210)、メモリ(230)、および少なくとも1つのプロセッサ(220)を備え、前記メモリが、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を含み、前記ターゲット無線装置が、
    −前記無線ネットワークの第1の無線装置からウェイクアップ信号を受信し、
    −前記受信されたウェイクアップ信号が、前記ウェイクアップ信号を受信する前記ターゲット無線装置を対象としているかどうか判定し、対象としている場合には、
    −前記ターゲット無線装置(200)の非アクティブな前記主送受信機(210)をアクティブにし、
    −前記ウェイクアップ信号に存在する周波数情報を復号し、前記ウェイクアップ信号によって、少なくとも第1のメッセージが前記第1の無線装置から受信されることになる周波数について、前記ターゲット無線装置に通知され、
    −前記主送受信機(210)を、前記周波数情報から推定される周波数に同調させるように動作する、
    ターゲット無線装置。
  24. 前記ターゲット無線装置が、周波数情報を復号するために、前記少なくとも第1のメッセージが受信されることになる周波数領域を復号するように動作する、請求項23に記載のターゲット無線装置。
  25. −前記ウェイクアップ信号に符号化された時間情報を復号し、前記ウェイクアップ信号によって、少なくとも1つのメッセージを前記第1の無線装置が送信開始することになる時点について、前記ターゲット無線装置に通知され、
    −前記復号された時間情報に基づいて前記ターゲット無線装置のカウンタを設定し、
    −前記カウンタからの起動信号に基づいて前記非アクティブな主送受信機をアクティブにするように動作する、請求項23または24に記載のターゲット無線装置。
  26. 前記ターゲット無線装置は、次のデータフレームとして、前記少なくとも第1のメッセージにおいてどのタイプのフレームが受信されると予想されるのかを示す情報が、前記ウェイクアップ信号に符号化されるかどうか判定するように動作し、前記ウェイクアップ信号が、フレームのタイプについての情報を含む場合、前記ターゲット無線装置は、前記ターゲット無線装置を対象とした前記予想されるタイプのフレームが受信されたかどうかを、規定された期間にわたって検査するように動作し、前記予想されるタイプのフレームが、前記規定された期間内に受信されないとき、前記ターゲット無線装置が、前記主送受信機を非アクティブにするように動作する、請求項23から25のいずれか一項に記載のターゲット無線装置。
  27. 前記ターゲット無線装置は、前記予想されるタイプのフレームが受信されたどうかを、前記主送受信機の起動後、前記規定された期間にわたって検査するように動作する、請求項25および26に記載のターゲット無線装置。
  28. 前記ウェイクアップ受信機が、前記ウェイクアップ信号を受信し、前記ウェイクアップ信号が、前記ターゲット無線装置を対象としているかどうか判定し、前記非アクティブな主送受信機をアクティブにするように動作する、請求項23から27のいずれか一項に記載のターゲット無線装置。
  29. 前記主送受信機が、前記周波数情報を復号し、前記周波数情報から推定される周波数に同調するように動作する、請求項23から28のいずれか一項に記載のターゲット無線装置。
  30. 前記第1の無線装置と前記ターゲット無線装置の間で通信するために、利用可能な周波数帯域の一部分のみをスキャンし、前記無線ネットワークで使用される利用可能な全周波数帯域をスキャンしないように設定された狭帯域無線装置としてさらに設定される、請求項23から29のいずれか一項に記載のターゲット無線装置。
  31. 請求項23から30のいずれか一項に記載のターゲット無線装置(200)と、請求項15から22のいずれか一項に記載の第1の無線装置(100)とを備える、システム。
  32. 第1の無線装置(100)またはターゲット無線装置(200)の少なくとも1つのプロセッサ(120、220)によって実行されるプログラムコードを含むコンピュータプログラムであって、前記プログラムコードの実行によって、前記少なくとも1つのプロセッサが、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法を実行することになる、コンピュータプログラム。
  33. 請求項32に記載のコンピュータプログラムを含むキャリアであって、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである、キャリア。
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