JP2020509579A - 磁束キュービットのためのxxカプラ - Google Patents

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Abstract

2つの磁束キュービットを結合するためのシステムおよび方法が提供される。量子回路アセンブリは、少なくとも2つのポテンシャルエネルギー極小点を有する第1の磁束キュービットと、少なくとも2つのポテンシャルエネルギー極小点を有する第2の磁束キュービットとを含む。第1および第2のキュービットによって形成されたシステムは、結合前に少なくとも4つのポテンシャルエネルギー極小点を有し、4つのポテンシャルエネルギー極小点の各々は、第1の磁束キュービットおよび第2の磁束キュービットを含むシステムの少なくとも1つの固有状態を含む。カプラは、システムの第1のポテンシャルエネルギー極小点とシステムの第2のポテンシャルエネルギー極小点との間の第1のトンネリング経路、およびシステムの第3のポテンシャルエネルギー極小点とシステムの第4のポテンシャルエネルギー極小点との間の第2のトンネリング経路を形成する。カプラは、等しいビットパリティの状態を表すポテンシャルエネルギー極小点間に第1および第2のトンネリング経路を形成する。

Description

本発明は、連邦政府契約番号30069353の下で政府の支援を受けて行われた。政府は本発明において一定の権利を有し得る。
本発明は量子コンピューティングに関し、より詳細には、磁束キュービットのX基底状態を結合するためのカプラに関する。
古典的なコンピュータは、古典的な物理学の法則に従って状態を変える情報のバイナリビットを処理することによって動作する。これらの情報ビットは、ANDおよびORゲートなどの単純な論理ゲートを使用することによって修正することが可能である。バイナリビットは、論理ゲートの出力に生じる高または低信号レベルによって物理的に生成され、論理1(例えば、高電圧)または論理0(例えば、低電圧)のいずれかを表す。2つの整数を乗算するような古典的なアルゴリズムは、これらの単純な論理ゲートの長い列に分解することが可能である。古典的なコンピュータのように、量子コンピュータもビットおよびゲートを有している。論理1および0を使用する代わりに、量子ビット(「キュービット(qubit)」)は、量子力学を使用して両方の可能性を同時に占有する。この能力および他の独自の量子力学的特徴は、量子コンピュータが、古典的なコンピュータのそれより指数関数的に速くある種の問題を解くことを可能にする。
本発明の一態様によれば、量子回路アセンブリは、少なくとも2つのポテンシャルエネルギー極小点を有する第1の磁束キュービットと、少なくとも2つのポテンシャルエネルギー極小点を有する第2の磁束キュービットとを含む。第1のキュービットおよび第2のキュービットによって形成されたシステムは、結合前に少なくとも4つのポテンシャルエネルギー極小点を有し、4つのポテンシャルエネルギー極小点の各々は、第1の磁束キュービットおよび第2の磁束キュービットを含むシステムの少なくとも1つの固有状態を含む。カプラは、システムの第1のポテンシャルエネルギー極小点とシステムの第2のポテンシャルエネルギー極小点との間の第1のトンネリング経路、およびシステムの第3のポテンシャルエネルギー極小点とシステムの第4のポテンシャルエネルギー極小点との間の第2のトンネリング経路を形成する。カプラは、等しいビットパリティの状態を表すポテンシャルエネルギー極小点間に第1および第2のトンネリング経路を形成し、第1のポテンシャルエネルギー極小点が状態|01>を表し、第2のポテンシャルエネルギー極小点が状態|10>を表し、第3のポテンシャルエネルギー極小点が状態|00>を表し、第4のポテンシャルエネルギー極小点が状態|11>を表すようにする。
本発明の他の態様によれば、2つの磁束キュービットの量子状態を結合するための方法が提供される。第1の磁束キュービットは、少なくとも1つの調整可能なジョセフソン接合を備えるカプラを介して第2の磁束キュービットに電気的に結合されて、第1及び第2のキュービットによって形成されたシステムに関連する第1のペアのポテンシャルエネルギー極小点間の第1のトンネリング経路と、システムに関連する第2のペアのポテンシャルエネルギー極小点間の第2のトンネリング経路とを形成する。制御信号が、少なくとも1つの調整可能な接合に印加されて、第1のトンネリング経路に関連する第1のトンネリングエネルギーおよび第2のトンネリング経路に関連する第2のトンネリングエネルギーのうちの1つを調整する。
本発明のさらに別の態様によれば、量子回路アセンブリは、少なくとも2つのポテンシャルエネルギー極小点を有する第1の磁束キュービットと、少なくとも2つのポテンシャルエネルギー極小点を有する第2の磁束キュービットとを含む。第1のキュービットおよび第2のキュービットによって形成されたシステムは、結合前に少なくとも4つのポテンシャルエネルギー極小点を有し、4つのポテンシャルエネルギー極小点の各々は、第1の磁束キュービットおよび第2の磁束キュービットを含むシステムの量子状態を含む。複数の調整可能なジョセフソン接合を含むカプラは、システムの第1のポテンシャルエネルギー極小点とシステムの第2のポテンシャルエネルギー極小点との間の第1のトンネリング経路、およびシステムの第3のポテンシャルエネルギー極小点とシステムの第4のポテンシャルエネルギー極小点との間の第2のトンネリング経路を形成する。カプラは、複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに印加された制御信号を介して調整可能であり、第1のトンネリング経路に関連する第1のトンネリングエネルギーおよび第2のトンネリング経路に関連する第2のトンネリングエネルギーを調整する。
2つの結合された磁束キュービットを備えるシステムの一例を示す図である。 XX相互作用を生成するための量子回路の高レベル概略図である。 2つの磁束キュービット間にXX相互作用を生成するための量子回路の一例を示す図である。 位相基準で図3の回路を表すエネルギー図である。 2つの磁束キュービット間にXX相互作用を生成するための量子回路の他の例を示す図である。 2つの磁束キュービット間にXX相互作用を生成するための量子回路のさらに別の例を示す図である。 2つの磁束キュービットの量子状態を結合するための方法の一例を示す図である。
システムおよび方法は、2つの磁束キュービット間にXX結合を提供している。2つのキュービット間のXX結合は、第1および第2のキュービットの状態が両方とも+X方向を指すか、または両方とも−X方向を指すX軸に沿った同じ方向に整列することをエネルギー的に有利にする。各軸は、キュービットのブロッホ球上で定義された特定の量子状態に対応する。XX相互作用は、量子アニーリングマシンで使用されるZZおよびZハミルトニアン項に概して関連したnon−stoquasticハミルトニアンの生成、参照により本明細書に組み込まれる、2016年8月1日に出願された「マルチステップ断熱ドラッグによる量子ゲート」と題する同時係属出願第15/225,102号に記載されているものなどのような様々な量子論理ゲート、および参照により本明細書に組み込まれる、2016年8月1日に出願された「受動ノイズ抑制を用いた量子演算」と題する同時係属出願第15/225,210号に記載されているものなどのような様々な受動ノイズ抑制方式を含む複数の用途を有する。
図1は、2つの結合された磁束キュービットを含むシステム10の一例を示す。このシステムは、第1の磁束キュービット12と、XXカプラ16を介して第1の磁束キュービットに動作可能に結合された第2の磁束キュービット14とを含む。磁束キュービットは、一般的に言えば、いくつかのジョセフソン接合によって遮られた超伝導ループである。バイアス要素は図1の単純化された例には示されていないが、一般的な動作では、磁束キュービットは、超伝導磁束量子Φの単位で磁束によってバイアスされる。印加されたバイアス磁束が磁束量子の二分の一に近く、かつ適切なデバイスパラメータに対してシステムのポテンシャルエネルギーが2つの極小点を示す場合、一方は超伝導ループにおける時計回りの電流に、そして他方は反時計回りの電流に対応する。可能性のある2つの電流の方向は、システムの最小エネルギー量子状態を表す。バイアス磁束の磁束量子の半分であっても単一のポテンシャル井戸を有することも可能であるが、本明細書に記載された二重井戸型は、本発明のカプラがエネルギー的に縮退した状態でも機能する独自の能力を強調する。
2つの磁束キュービット12および14を含む量子システムは、両方のキュービットが適切にバイアスされていると仮定すると、4つのエネルギー極小点を有する。標準基底において電流の第1の方向(例えば、時計回り)を参照するために|0>を使用し、第2の方向(例えば、反時計回り)に適用するために|1>を使用すると、エネルギー極小点を表す4つの状態は、|00>、|01>、|10>、および|11>である。エネルギー極小点は、ポテンシャル障壁によって分離されており、ある極小点から別の極小点への遷移には、量子トンネリングがない場合は、一方または両方のキュービットを励起状態にし、次いで励起された(単数または複数の)キュービットがエネルギー極小点のうちの1つに再び落ちるために、一般にシステムへのエネルギーの印加を必要とする。
量子回路は、所与のキュービットの状態がエネルギーの印加なしに変化し得る非ゼロ確率があるように設計することができる。一般に、磁束キュービットループにおけるジョセフソン接合は、2つ以上の極小点と、多次元位相波動関数がトンネルすることができる障壁とを有するポテンシャルを生成する。本発明の一態様によれば、XXカプラ16は、第1の磁束キュービット12および第2の磁束キュービット14の複数の状態に関連するポテンシャル極小点間に複数のトンネリング経路を形成し、等しいビットパリティを有する基底状態のペア間のトンネリング経路が形成されるようになる。言い換えれば、XXカプラ16は、2つのキュービットによって形成されたシステムが状態|00>と|11>との間で、および状態|01>と|10>との間でトンネルすることを可能にする。実質的に、第1のトンネリング経路は、第1の相互作用g(|01><10|+|10><01|)を生成し、gは第1の相互作用の強度またはトンネリングエネルギーであり、第2のトンネリング経路は、第2の相互作用g(|00><11|+|11><00|)を生成し、gは第2の相互作用の強度である。所与のトンネリング経路に対する相互作用強度gは、2つの状態間のトンネリング障壁の高さに依存し、結合項の基底状態と励起状態との間で分裂するエネルギーの半分に等しい。2つの相互作用の合計は、標準基底、またはZ基底で書かれたXX相互作用である。
提案されたXXカプラ16の利点は、ブロッホ球の他の軸に沿ってキュービットを結合することなく、または単一キュービットトンネリングのような単一キュービット効果を導入することなく、XX相互作用を提供できることである。カプラジョセフソン接合が製造ばらつきによりわずかに異なる臨界電流を有する場合、カプラは相互作用gXXXX+gYYYY+gZZZZを生じる可能性があり、gYYおよびgZZの符号は、カプラ接合の臨界電流の相対値に応じて正または負であり得る。gYYおよびgZZの大きさは、1つまたは複数の接合を、複合接合などの調整可能な接合で置き換えることによってゼロに調整することが可能である。例えば、複合接合が使用される場合、結合強度は、複合接合ループ内の磁束を調整することによって調整することができる。接合の変動が小さい場合は、gYYおよびgZZを調整してゼロにするのに必要な調整可能な接合は1つだけである。接合変動が大きい場合、複数の接合が調整可能な接合に置き換えられて、gYYおよびgZZを調整してゼロにすることができる。これは、XX結合強度を調整することを可能にし、そして所望の場合ゼロに設定することさえも可能にする。純粋なZZ結合が望まれる場合、トンネリング障壁は、第1の組の制御磁束を用いて上昇させることができ、それによってポテンシャル極小点間のすべてのトンネリングを遮断し、00および11極小点の両方は、第2の組の制御磁束を用いて、01および10極小点に対してエネルギーを上昇させるか、または低下させることが可能である。さらに、提案されたカプラは、縮退したエネルギー状態、すなわち同じエネルギーを有するエネルギー状態を有するキュービットに使用することができる。磁束キュービットは、縮退基底状態で動作することができるキュービットの一般的な例である。本発明者らは、現在の製造技術を考慮すると、提案されたカプラを介して、2つの磁束キュービット間に2ギガヘルツもの高い結合強度を達成できることを見出した。
図2は、XX相互作用を生成するための量子回路30の高レベル概略図を示す。図3、図5、および図6のより具体的な例とは対照的に、図示の回路は、含まれる概念をよりよく説明するために概念的なレベルで提供されている。回路30は、XXカプラ40によって結合された第1の磁束キュービット32および第2の磁束キュービット34を含む。カプラ40は、2つの磁束キュービット32および34を含むシステムの量子状態を表す、ポテンシャルエネルギー極小点間に第1のトンネリング経路42および第2のトンネリング経路44を形成するように構成されている。第1の制御機構52は、第1のトンネリング経路42に沿ったトンネリング強度および第1のトンネリング経路を介して結合された状態の絶対エネルギーを変化させる1つまたは複数の制御磁束を生成する。第2の制御機構54は、第2のトンネリング経路44に沿ったトンネリング強度および第2のトンネリング経路を介して結合された状態の絶対エネルギーを変化させる1つまたは複数の制御磁束を生成する。第3の制御機構56は、磁束キュービットおよびカプラの両方を含む、量子回路の特定のノード上にオフセット電荷値を設定する電圧信号を供給する。オフセット電荷の制御は、XX結合の符号を正または負のいずれかに調整することを可能にする。
図3は、2つの磁束キュービット間にXX相互作用を生成するための量子回路70の一例である。図示の実装形態では、2つの磁束キュービットは調整可能ではなく、少なくとも部分的にカプラアセンブリ自体に統合されており、回路70は、適切な回路パラメータに対して二重縮退基底状態
を有する単一アセンブリとして概念化することができる。ここで、第1の磁束キュービットの状態(0または1)は、第1のジョセフソン接合72および第2のジョセフソン接合73を通過する電流の方向を表し、第2の磁束キュービットの状態(0または1)は、第3のジョセフソン接合74および第4のジョセフソン接合75を通過する電流の方向を表す。上述のように、磁束キュービットはカプラと一体であるが、カプラは、第5、第6、第7、および第8のジョセフソン接合76〜79ならびにキャパシタ80を含むと考えることができる。任意の数の接合を、磁束で調節可能な複合接合などの調節可能な接合で置き換えることができることに留意されたい。中程度の接合非対称性の存在下では、高純度XX相互作用のためには2つの調整可能な接合を組み込むことで十分である。図3の回路は、2つの接合214および224が複合接合に置き換えられ、ほぼゼロのジョセフソンエネルギーに調整されている図6の回路の例と見なすこともできる。この場合、2つの接合214および224は回路から省略することができ、図3における簡略化された回路を生成する。
各ジョセフソン接合72〜79ならびにキャパシタ80は、そのコンポーネントに亘る超伝導位相δを有する。例示の目的で、第1のジョセフソン接合72および第2のジョセフソン接合73の各々は、同じ超伝導位相δを有すると仮定され、第3のジョセフソン接合74および第4のジョセフソン接合75の各々は、同じ超伝導位相δを有すると仮定される。この仮定の下では、カプラによるポテンシャルUは次のように書くことができる。
ここで、Eは第5のジョセフソン接合76のジョセフソンエネルギーであり、Eは第6のジョセフソン接合77のジョセフソンエネルギーであり、Eは第7のジョセフソン接合78のジョセフソンエネルギーであり、Eは第8のジョセフソン接合79のジョセフソンエネルギーであり、δはキャパシタ80に亘る超伝導位相であり、fは接合72から77を含むアセンブリのループを通る磁束量子での磁束であり、fは接合72、73、77、および78を含むアセンブリのループを通る磁束量子での磁束であり、fは接合74、75、77、および79を含むアセンブリのループを通る磁束量子での磁束である。
=E=E=E=E、f=0、およびf=f=0.5の場合、ポテンシャルは次のように書き換えられる。
このポテンシャルは、δ=0に対し、エネルギーが線δ=δに沿って正であり、線δ=−δに沿って負であるという望ましい性質を有する。δ=πにおいては、その反対が真となり、エネルギーは線δ=δに沿って負であり、線δ=−δに沿って正である。ここで、それぞれ位相変数δおよびδであるジョセフソン接合を有する2つの結合されていない磁束キュービットは、[±δ,±δ]で4つの極小点を有するポテンシャルを有し、ここで|δ|は各磁束キュービットに対する二重井戸ポテンシャルの極小点での位相の大きさである。カプラを導入することは、δ=0において、2つの状態
に対する2つの状態±[δ,δ]のエネルギーを上昇させ、δ=πにおいてはその逆である。従って、極小点のペアは定数δの別々の面に位置する。
図4は、超伝導位相δ、δ、およびδに関して、図3の回路を表すエネルギー図である。エネルギー図では、灰色の形状は同じエネルギーを有する面を表し、それよりも小さい黒一色の形状はポテンシャルの4つの極小点を表す。4つの極小点は、極小点における位相δおよびδの符号に基づいてラベル付けされ、それらはキュービット内の電流の方向を決定する。エネルギー図の第1の表示110は、δ−δ面へのエネルギー図の投影を示す。横軸112は、2πで割ったラジアンで表した第2のキュービットに関連するジョセフソン接合74および75の超伝導位相δの値を表し、縦軸114は、2πで割ったラジアンで表した関連するキャパシタ80の超伝導位相δの値を表す。2つの極小点|01>および|10>は、面δ=0上に位置し、他の2つの極小点|00>および|11>は、δ/2π=0.5、より簡単には、δ=πに対応する面上に位置することが理解されるだろう。
エネルギー図の第2の表示120は、δ−δ面へのエネルギー図の投影を示す。横軸122は、2πで割ったラジアンで表した第1のキュービットに関連するジョセフソン接合72および73の超伝導位相δの値を表し、縦軸124は、2πで割ったラジアンで表した第2のキュービットに関連するジョセフソン接合74および75の超伝導位相δの値を表す。2つの極小点|01>および|10>は、面δ=−δ上に位置し、他の2つの極小点|00>および|11>は、面δ=δ上に位置することが理解されよう。エネルギー図の第3の表示130は、斜視図を示す。他の表示110および120と同様に、第1の軸132は、2πで割ったラジアンで表した第1のキュービットに関連するジョセフソン接合72および73の超伝導位相δの値を表し、第2の軸134は、2πで割ったラジアンで表した第2のキュービットに関連するジョセフソン接合74および75の超伝導位相δの値を表し、第3の軸136は、2πで割ったラジアンで表した関連するキャパシタ80の超伝導位相δの値を表す。
図から分かるように、波動関数の広がりが、δ−δ面において大きく、トンネル結合を可能にするが、δ方向では小さい場合、所望の基底状態
が形成される。−XX相互作用の強度は、ポテンシャル極小点間のトンネル結合の強度によって与えられる。ある極小点から別の極小点への複数のトンネリング経路がある場合、オフセット電荷がアハラノフ−キャッシャー(Aharonov−Casher)効果からの干渉のためにトンネリングエネルギーに影響を与える可能性がある。さらに、キャパシタ80のキャパシタンスは、一方向に広がる波動関数を減少させるように選択され得ることが理解されるだろう。波動関数の広がりのこの減少は、2組の極小点を切り離すことができ、カプラが前述の2つの基底状態を達成することを可能にする。機能的なカプラは、図3の接合72〜75のうちの1つまたは複数が適切な値のインダクタで置き換えられている場合にも構成できることが理解されるだろう。また、適切なインダクタを追加することによって、この回路が相互インダクタンスを介して2つの磁束キュービットを結合することができ、その結果、キュービットとカプラとが互いに電気的に絶縁されることが理解されるだろう。
図5は、2つの磁束キュービット間にXX相互作用を生成するための、複数のジョセフソン接合151〜156を含む量子回路150の別の例である。図3のように2つの磁束キュービットは調整可能ではなく、カプラアセンブリ自体に組み込まれている。しかしながら、一般的には、第1の磁束キュービットの状態は、接合153を通過する電流の方向によって表され、第2の磁束キュービットの状態は、接合155を通過する電流の方向によって表される。磁束キュービットはカプラと一体であるが、カプラは第1のジョセフソン接合151および第2のジョセフソン接合152を含むと見なすことができる。しかしながら、任意の数の接合が、複合ジョセフソン接合または調整可能なジョセフソンエネルギーを有する他の要素で置き換えられ得ることが理解されるだろう。例えば製造プロセスにおけるわずかな変動による接合非対称性の存在下では、高純度XX相互作用のためには調整可能な接合を組み込むことで十分である。
図6は、2つの磁束キュービット210および220の間にXX相互作用を生成するための量子回路200のさらに別の例である。図示の実装形態では、各磁束キュービット210および220は、印加された磁束を介して調整可能であり、その結果、キュービットのエネルギー準位の相対エネルギーおよびエネルギー状態間の障壁高さの一方または両方を調整することができる。第1の磁束キュービット210は、磁束量子の公称で半分を囲むループ内に配置された3つのジョセフソン接合212〜214を含む。第2の磁束キュービット220は、磁束量子の公称で半分を囲むループ内に配置された3つのジョセフソン接合222〜224を含む。
カプラ230は、第1の基準ノード216および第4の基準ノード226の各々に接続された第1のジョセフソン接合232と、第2の基準ノード217および第5の基準ノード227の各々に接続された第2のジョセフソン接合233とを備える。第3のジョセフソン接合234が第1の基準ノード216および第5の基準ノード227の各々に接続され、第4のジョセフソン接合235が第2の基準ノード217および第4の基準ノード226の各々に接続されて、カプラは、4つのジョセフソン接合を含む「ねじれたループ」を形成する。キャパシタ238は、第3の基準ノード218および第6の基準ノード228の各々に接続されている。
ジョセフソン接合のジョセフソンエネルギーは、一般に静的であることが理解されるだろう。一実装形態では、カプラ230を構成する1つまたは複数のジョセフソン接合232〜235は、印加される磁束または他の制御信号を介して調整可能なジョセフソンエネルギーを有する調整可能要素と置き換えられ得る。そのような要素の一例は、複合ジョセフソン接合である。実際には、少なくとも1つの調整可能な接合は、最善の状況下であっても製造プロセスにおけるばらつきを補正するために推奨され、実際には、この目的のために2つの調整可能な接合が使用され得る。一実装形態では、カプラによって形成されたトンネリング経路のトンネリングエネルギーを調整してデバイスによって提供される結合を変更または除去することができるように、ジョセフソン接合232〜235のすべてを調整可能にすることができる。例えば、トンネリングエネルギーは、XX結合を排除するためにゼロ近くまで低減することができ、またはZZ結合の要素を追加するために等しくないようにすることができる。別の実装形態では、キャパシタ238を省略し、ゲート電圧によって制御されるオフセット電荷を使用して、望ましくないトンネリングを抑制し、結合の符号を制御することができる。これはアハラノフ−キャッシャー干渉を介して可能であり、それによって回路内の超伝導アイランド上のオフセット電荷は、極小から他への2つのトンネリング経路間に位相差を引き起こす。オフセット電荷が0.5クーパー対である場合、干渉は破壊的でありトンネリングは起こらない。オフセット電荷が0.5〜1クーパー対である場合、正のXX結合の場合のように、トンネリングエネルギーは負になり、反対称の基底状態になる。
図1〜図6で上述した構造上および機能上の特徴を考慮すると、例示的な方法は、図7を参照してよりよく理解されるだろう。説明を簡単にするために、図7の方法は順次実行されるものとして示され説明されているが、他の例では、いくつかの動作が本明細書に示され記載されたものとは異なる順序で、および/または同時に起こり得るので、本発明は示された順序によって制限されないことを理解されたい。
図7は、2つの磁束キュービットの量子状態を結合するための方法300の一例を示す。302において、第1の磁束キュービットは、容量性および/または相互誘導性および/またはガルバニック相互作用に加えて、少なくとも1つが調整可能である複数のジョセフソン接合を備えるカプラを介して第2の磁束キュービットに電気的に結合される。カプラは、第1および第2のキュービットによって形成されたシステムに関連する第1のペアのエネルギー極小点間の第1のトンネリング経路と、システムに関連する第2のペアのエネルギー極小点間の第2のトンネリング経路とを形成する。一実装形態では、トンネリング経路は、等しいビットパリティを有するシステムの状態を表す極小点間、すなわち状態|00>および|11>間および状態|01>および|10>間に形成されている。
304において、磁束または電圧を生成する電流などの制御信号が、1つまたは複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに印加されて、第1のトンネリング経路に関連する第1のトンネリングエネルギーおよび第2のトンネリング経路に関連する第2のトンネリングエネルギーを選択する。本発明の一態様によれば、印加された信号を介したトンネリングエネルギーの選択は、カプラの結合挙動を制御することができる。例えば、第1および第2の結合エネルギーが実質的に等しくなるように制御信号が印加されると、第1の磁束キュービットと第2の磁束キュービットとの間にXX結合が生成される。純粋なXX結合を維持するために、1つまたは複数の他の調整可能なジョセフソン接合が制御信号で調整されて、単一キュービットトンネリング効果およびYYおよびZZ結合が回避されることを確実にすることができる。別の例では、制御信号は、第1および第2の結合エネルギーが等しくならないように印加されて、第1の磁束キュービットと第2の磁束キュービットとの間にXX結合、YY結合、および/またはZZ結合を提供することができる。最後に、第1の磁束キュービットおよび第2の磁束キュービットを選択的に分離するように、第1および第2の結合エネルギーが実質的にゼロに等しくなるように制御信号が印加され得る。従って、カプラによって提供された結合は、量子論理ゲート動作および他の用途のために制御され得る。
以上の説明は本発明の例である。当然のことながら、本発明を説明する目的のために構成要素または方法の考え得るあらゆる組み合わせを説明することは不可能であるが、当業者は、本発明の多くのさらなる組み合わせおよび置換が可能であることを認識するであろう。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲内に含まれるすべてのそのような代替形態、修正形態、および変形形態を包含することを意図されている。
以上の説明は本発明の例である。当然のことながら、本発明を説明する目的のために構成要素または方法の考え得るあらゆる組み合わせを説明することは不可能であるが、当業者は、本発明の多くのさらなる組み合わせおよび置換が可能であることを認識するであろう。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲内に含まれるすべてのそのような代替形態、修正形態、および変形形態を包含することを意図されている。
以下に、本開示に含まれる技術思想を付記として記載する。
[付記1]
量子回路アセンブリであって、
少なくとも2つのポテンシャルエネルギー極小点を有する第1の磁束キュービットと、
少なくとも2つのポテンシャルエネルギー極小点を有する第2の磁束キュービットであって、第1のキュービットおよび第2のキュービットによって形成されたシステムが結合前に少なくとも4つのポテンシャルエネルギー極小点を有し、前記4つのポテンシャルエネルギー極小点の各々が、前記第1の磁束キュービットおよび前記第2の磁束キュービットを含むシステムの少なくとも1つの固有状態を含むように、少なくとも2つのポテンシャルエネルギー極小点を有する第2の磁束キュービットと、
前記システムの第1のポテンシャルエネルギー極小点と前記システムの第2のポテンシャルエネルギー極小点との間に第1のトンネリング経路を形成し、前記システムの第3のポテンシャルエネルギー極小点と前記システムの第4のポテンシャルエネルギー極小点との間に第2のトンネリング経路を形成するカプラと
を備え、前記カプラは、等しいビットパリティの状態を表すポテンシャルエネルギー極小点間に前記第1および第2のトンネリング経路を形成し、前記第1のポテンシャルエネルギー極小点が状態|01>を表し、前記第2のポテンシャルエネルギー極小点が状態|10>を表し、前記第3のポテンシャルエネルギー極小点が状態|00>を表し、前記第4のポテンシャルエネルギー極小点が状態|11>を表すようにする、量子回路アセンブリ。
[付記2]
前記カプラは、前記第1および第2のポテンシャルエネルギー極小点の間の第1のトンネリングエネルギーが前記第3および第4のポテンシャルエネルギー極小点の間の第2のトンネリングエネルギーに実質的に等しくなるように、前記第1および第2のトンネリング経路を形成する、付記1の量子回路アセンブリ。
[付記3]
前記カプラは、前記第1の磁束キュービットおよび前記第2の磁束キュービットの各々に動作可能に結合され、かつ前記システムの波動関数の広がりを減少させて、前記システムの第1のポテンシャルエネルギー極小点および前記システムの第2のポテンシャルエネルギー極小点を、前記システムの第3のポテンシャルエネルギー極小点および前記システムの第4のポテンシャルエネルギー極小点から分離する、複数のジョセフソン接合およびキャパシタを含む、付記1に記載の量子回路アセンブリ。
[付記4]
前記第1の磁束キュービットに関連する第1の超伝導位相δ と、前記第2の磁束キュービットに関連する第2の超伝導位相δ と、キャパシタに関連する第3の超伝導位相δ とによって定義される位相基準において、前記カプラは、面δ =0内において、線δ =δ に沿って正であり、線δ =−δ に沿って負であり、面δ =π内において、線δ =δ に沿って負であり、線δ =−δ に沿って正であるポテンシャルエネルギーを前記システムに導入する、付記3に記載の量子回路アセンブリ。
[付記5]
前記カプラは、前記第1の磁束キュービットに関連する第1の基準ノードおよび前記第2の磁束キュービットに関連する第2の基準ノードの各々に結合された第1のジョセフソン接合と、前記第1の磁束キュービットに関連する第3の基準ノードおよび前記第2の磁束キュービットに関連する第4の基準ノードの各々に結合された第2のジョセフソン接合と、前記第1の基準ノードおよび前記第4の基準ノードの各々に結合された第3のジョセフソン接合と、前記第3の基準ノードおよび前記第2の基準ノードの各々に結合された第4のジョセフソン接合とを含む、付記3に記載の量子回路アセンブリ。
[付記6]
前記カプラを構成する前記複数のジョセフソン接合のうちの少なくとも1つは、ジョセフソン接合のジョセフソンエネルギーが、印加された磁束を介して調整されることができるように、調整可能な素子の一部として実装されている、付記3に記載の量子回路アセンブリ。
[付記7]
前記調整可能な素子は、複合ジョセフソン接合である、付記6に記載の量子回路アセンブリ。
[付記8]
前記カプラを構成する前記複数のジョセフソン接合の各々は、前記印加された磁束を介して前記カプラを選択的に活性化することができるように、調整可能な素子の一部として実装されている、付記6に記載の量子回路アセンブリ。
[付記9]
前記ジョセフソン接合のジョセフソンエネルギーは、各キュービット内のトンネリング障壁が単一キュービットトンネリング効果を阻むのに十分大きいように調整されている、付記6に記載の量子回路アセンブリ。
[付記10]
前記カプラは、前記第1のトンネリング経路が、前記第1および第2のポテンシャルエネルギー極小点のいずれかに関連する唯一のトンネリング経路であり、前記第2のトンネリング経路が、前記第3および第4のポテンシャルエネルギー極小点のいずれかに関連する唯一のトンネリング経路であるように構成されている、付記1に記載の量子回路アセンブリ。
[付記11]
2つの磁束キュービットの量子状態を結合する方法であって、
少なくとも1つの調整可能なジョセフソン接合を備えるカプラを介して第1の磁束キュービットおよび第2の磁束キュービットを電気的に結合して、第1及び第2のキュービットによって形成されたシステムに関連する第1のペアのポテンシャルエネルギー極小点間の第1のトンネリング経路と、前記システムに関連する第2のペアのポテンシャルエネルギー極小点間の第2のトンネリング経路とを形成すること、
前記少なくとも1つの調整可能な接合に制御信号を印加して、前記第1のトンネリング経路に関連する第1のトンネリングエネルギーおよび前記第2のトンネリング経路に関連する第2のトンネリングエネルギーのうちの1つを調整すること
を含む方法。
[付記12]
前記複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに磁束を印加することは、第1および第2の結合エネルギーが実質的に等しくなるように前記複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに磁束を印加して、前記第1の磁束キュービットと前記第2の磁束キュービットとの間のXX結合を提供することを含む、付記11に記載の方法。
[付記13]
前記複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに磁束を印加することは、単一キュービットトンネリング効果が回避されるように前記複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに磁束を印加することを含む、付記11に記載の方法。
[付記14]
前記複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに磁束を印加することは、第1および第2の結合エネルギーが等しくないように前記複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに磁束を印加して、前記第1の磁束キュービットと前記第2の磁束キュービットとの間のXX結合およびZZ結合を提供することを含む、付記11に記載の方法。
[付記15]
前記複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに磁束を印加することは、前記第1の磁束キュービットと前記第2の磁束キュービットとを選択的に分離するように、第1および第2の結合エネルギーが実質的にゼロに等しくなるように前記複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに磁束を印加することを含む、付記11に記載の方法。
[付記16]
量子回路アセンブリであって、
少なくとも2つのポテンシャルエネルギー極小点を有する第1の磁束キュービットと、
少なくとも2つのポテンシャルエネルギー極小点を有する第2の磁束キュービットであって、第1のキュービットおよび第2のキュービットによって形成されたシステムが結合前に少なくとも4つのポテンシャルエネルギー極小点を有し、前記4つのポテンシャルエネルギーの各々が、前記第1の磁束キュービットおよび前記第2の磁束キュービットを含むシステムの量子状態を含むように、少なくとも2つのポテンシャルエネルギー極小点を有する第2の磁束キュービットと、
複数の調節可能なジョセフソン接合を含み、前記システムの第1のポテンシャルエネルギー極小点と前記システムの第2のポテンシャルエネルギー極小点との間に第1のトンネリング経路を形成し、前記システムの第3のポテンシャルエネルギー極小点と前記システムの第4のポテンシャルエネルギー極小点との間に第2のトンネリング経路を形成するカプラと
を備え、前記カプラは、前記第1のトンネリング経路に関連する第1のトンネリングエネルギーと、前記第2のトンネリング経路に関連する第2のトンネリングエネルギーとを調整するために複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに印加される制御信号を介して調整可能である、量子回路アセンブリ。
[付記17]
前記複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに磁束が印加されて、前記第1の磁束キュービットと前記第2の磁束キュービットとの間にXX結合を提供するように、実質的に等しい第1および第2の結合エネルギーを選択する、付記16に記載の量子回路アセンブリ。
[付記18]
前記カプラは、前記第1の磁束キュービットおよび前記第2の磁束キュービットの各々に動作可能に結合され、かつ前記システムの波動関数の広がりを減少させて、前記システムの第1のポテンシャルエネルギー極小点および前記システムの第2のポテンシャルエネルギー極小点を、前記システムの第3のポテンシャルエネルギー極小点および前記システムの第4のポテンシャルエネルギー極小点から分離するキャパシタをさらに含む、付記16に記載の量子回路アセンブリ。
[付記19]
前記第1の磁束キュービットに関連する第1の超伝導位相δ と、前記第2の磁束キュービットに関連する第2の超伝導位相δ と、キャパシタに関連する第3の超伝導位相δ とによって定義される位相基準において、前記カプラは、面δ =0内において、線δ =δ に沿って正であり、線δ =−δ に沿って負であり、面δ =π内において、線δ =δ に沿って負であり、線δ =−δ に沿って正であるポテンシャルエネルギーを前記システムに導入する、付記18に記載の量子回路アセンブリ。
[付記20]
前記カプラは、等しいビットパリティの状態を表すポテンシャルエネルギー極小点間に前記第1および第2のトンネリング経路を形成し、前記第1のポテンシャルエネルギー極小点が状態|01>を表し、前記第2のポテンシャルエネルギー極小点が状態|10>を表し、前記第3のポテンシャルエネルギー極小点が状態|00>を表し、前記第4のポテンシャルエネルギー極小点が状態|11>を表すようにする、付記16に記載の量子回路アセンブリ。

Claims (20)

  1. 量子回路アセンブリであって、
    少なくとも2つのポテンシャルエネルギー極小点を有する第1の磁束キュービットと、
    少なくとも2つのポテンシャルエネルギー極小点を有する第2の磁束キュービットであって、第1のキュービットおよび第2のキュービットによって形成されたシステムが結合前に少なくとも4つのポテンシャルエネルギー極小点を有し、前記4つのポテンシャルエネルギー極小点の各々が、前記第1の磁束キュービットおよび前記第2の磁束キュービットを含むシステムの少なくとも1つの固有状態を含むように、少なくとも2つのポテンシャルエネルギー極小点を有する第2の磁束キュービットと、
    前記システムの第1のポテンシャルエネルギー極小点と前記システムの第2のポテンシャルエネルギー極小点との間に第1のトンネリング経路を形成し、前記システムの第3のポテンシャルエネルギー極小点と前記システムの第4のポテンシャルエネルギー極小点との間に第2のトンネリング経路を形成するカプラと
    を備え、前記カプラは、等しいビットパリティの状態を表すポテンシャルエネルギー極小点間に前記第1および第2のトンネリング経路を形成し、前記第1のポテンシャルエネルギー極小点が状態|01>を表し、前記第2のポテンシャルエネルギー極小点が状態|10>を表し、前記第3のポテンシャルエネルギー極小点が状態|00>を表し、前記第4のポテンシャルエネルギー極小点が状態|11>を表すようにする、量子回路アセンブリ。
  2. 前記カプラは、前記第1および第2のポテンシャルエネルギー極小点の間の第1のトンネリングエネルギーが前記第3および第4のポテンシャルエネルギー極小点の間の第2のトンネリングエネルギーに実質的に等しくなるように、前記第1および第2のトンネリング経路を形成する、請求項1の量子回路アセンブリ。
  3. 前記カプラは、前記第1の磁束キュービットおよび前記第2の磁束キュービットの各々に動作可能に結合され、かつ前記システムの波動関数の広がりを減少させて、前記システムの第1のポテンシャルエネルギー極小点および前記システムの第2のポテンシャルエネルギー極小点を、前記システムの第3のポテンシャルエネルギー極小点および前記システムの第4のポテンシャルエネルギー極小点から分離する、複数のジョセフソン接合およびキャパシタを含む、請求項1に記載の量子回路アセンブリ。
  4. 前記第1の磁束キュービットに関連する第1の超伝導位相δと、前記第2の磁束キュービットに関連する第2の超伝導位相δと、キャパシタに関連する第3の超伝導位相δとによって定義される位相基準において、前記カプラは、面δ=0内において、線δ=δに沿って正であり、線δ=−δに沿って負であり、面δ=π内において、線δ=δに沿って負であり、線δ=−δに沿って正であるポテンシャルエネルギーを前記システムに導入する、請求項3に記載の量子回路アセンブリ。
  5. 前記カプラは、前記第1の磁束キュービットに関連する第1の基準ノードおよび前記第2の磁束キュービットに関連する第2の基準ノードの各々に結合された第1のジョセフソン接合と、前記第1の磁束キュービットに関連する第3の基準ノードおよび前記第2の磁束キュービットに関連する第4の基準ノードの各々に結合された第2のジョセフソン接合と、前記第1の基準ノードおよび前記第4の基準ノードの各々に結合された第3のジョセフソン接合と、前記第3の基準ノードおよび前記第2の基準ノードの各々に結合された第4のジョセフソン接合とを含む、請求項3に記載の量子回路アセンブリ。
  6. 前記カプラを構成する前記複数のジョセフソン接合のうちの少なくとも1つは、ジョセフソン接合のジョセフソンエネルギーが、印加された磁束を介して調整されることができるように、調整可能な素子の一部として実装されている、請求項3に記載の量子回路アセンブリ。
  7. 前記調整可能な素子は、複合ジョセフソン接合である、請求項6に記載の量子回路アセンブリ。
  8. 前記カプラを構成する前記複数のジョセフソン接合の各々は、前記印加された磁束を介して前記カプラを選択的に活性化することができるように、調整可能な素子の一部として実装されている、請求項6に記載の量子回路アセンブリ。
  9. 前記ジョセフソン接合のジョセフソンエネルギーは、各キュービット内のトンネリング障壁が単一キュービットトンネリング効果を阻むのに十分大きいように調整されている、請求項6に記載の量子回路アセンブリ。
  10. 前記カプラは、前記第1のトンネリング経路が、前記第1および第2のポテンシャルエネルギー極小点のいずれかに関連する唯一のトンネリング経路であり、前記第2のトンネリング経路が、前記第3および第4のポテンシャルエネルギー極小点のいずれかに関連する唯一のトンネリング経路であるように構成されている、請求項1に記載の量子回路アセンブリ。
  11. 2つの磁束キュービットの量子状態を結合する方法であって、
    少なくとも1つの調整可能なジョセフソン接合を備えるカプラを介して第1の磁束キュービットおよび第2の磁束キュービットを電気的に結合して、第1及び第2のキュービットによって形成されたシステムに関連する第1のペアのポテンシャルエネルギー極小点間の第1のトンネリング経路と、前記システムに関連する第2のペアのポテンシャルエネルギー極小点間の第2のトンネリング経路とを形成すること、
    前記少なくとも1つの調整可能な接合に制御信号を印加して、前記第1のトンネリング経路に関連する第1のトンネリングエネルギーおよび前記第2のトンネリング経路に関連する第2のトンネリングエネルギーのうちの1つを調整すること
    を含む方法。
  12. 前記複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに磁束を印加することは、第1および第2の結合エネルギーが実質的に等しくなるように前記複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに磁束を印加して、前記第1の磁束キュービットと前記第2の磁束キュービットとの間のXX結合を提供することを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに磁束を印加することは、単一キュービットトンネリング効果が回避されるように前記複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに磁束を印加することを含む、請求項11に記載の方法。
  14. 前記複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに磁束を印加することは、第1および第2の結合エネルギーが等しくないように前記複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに磁束を印加して、前記第1の磁束キュービットと前記第2の磁束キュービットとの間のXX結合およびZZ結合を提供することを含む、請求項11に記載の方法。
  15. 前記複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに磁束を印加することは、前記第1の磁束キュービットと前記第2の磁束キュービットとを選択的に分離するように、第1および第2の結合エネルギーが実質的にゼロに等しくなるように前記複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに磁束を印加することを含む、請求項11に記載の方法。
  16. 量子回路アセンブリであって、
    少なくとも2つのポテンシャルエネルギー極小点を有する第1の磁束キュービットと、
    少なくとも2つのポテンシャルエネルギー極小点を有する第2の磁束キュービットであって、第1のキュービットおよび第2のキュービットによって形成されたシステムが結合前に少なくとも4つのポテンシャルエネルギー極小点を有し、前記4つのポテンシャルエネルギーの各々が、前記第1の磁束キュービットおよび前記第2の磁束キュービットを含むシステムの量子状態を含むように、少なくとも2つのポテンシャルエネルギー極小点を有する第2の磁束キュービットと、
    複数の調節可能なジョセフソン接合を含み、前記システムの第1のポテンシャルエネルギー極小点と前記システムの第2のポテンシャルエネルギー極小点との間に第1のトンネリング経路を形成し、前記システムの第3のポテンシャルエネルギー極小点と前記システムの第4のポテンシャルエネルギー極小点との間に第2のトンネリング経路を形成するカプラと
    を備え、前記カプラは、前記第1のトンネリング経路に関連する第1のトンネリングエネルギーと、前記第2のトンネリング経路に関連する第2のトンネリングエネルギーとを調整するために複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに印加される制御信号を介して調整可能である、量子回路アセンブリ。
  17. 前記複数の調整可能な接合のうちの少なくとも1つに磁束が印加されて、前記第1の磁束キュービットと前記第2の磁束キュービットとの間にXX結合を提供するように、実質的に等しい第1および第2の結合エネルギーを選択する、請求項16に記載の量子回路アセンブリ。
  18. 前記カプラは、前記第1の磁束キュービットおよび前記第2の磁束キュービットの各々に動作可能に結合され、かつ前記システムの波動関数の広がりを減少させて、前記システムの第1のポテンシャルエネルギー極小点および前記システムの第2のポテンシャルエネルギー極小点を、前記システムの第3のポテンシャルエネルギー極小点および前記システムの第4のポテンシャルエネルギー極小点から分離するキャパシタをさらに含む、請求項16に記載の量子回路アセンブリ。
  19. 前記第1の磁束キュービットに関連する第1の超伝導位相δと、前記第2の磁束キュービットに関連する第2の超伝導位相δと、キャパシタに関連する第3の超伝導位相δとによって定義される位相基準において、前記カプラは、面δ=0内において、線δ=δに沿って正であり、線δ=−δに沿って負であり、面δ=π内において、線δ=δに沿って負であり、線δ=−δに沿って正であるポテンシャルエネルギーを前記システムに導入する、請求項18に記載の量子回路アセンブリ。
  20. 前記カプラは、等しいビットパリティの状態を表すポテンシャルエネルギー極小点間に前記第1および第2のトンネリング経路を形成し、前記第1のポテンシャルエネルギー極小点が状態|01>を表し、前記第2のポテンシャルエネルギー極小点が状態|10>を表し、前記第3のポテンシャルエネルギー極小点が状態|00>を表し、前記第4のポテンシャルエネルギー極小点が状態|11>を表すようにする、請求項16に記載の量子回路アセンブリ。
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