JP2020509484A - 気象データの統計的分析を用いて経済動向を予想するシステム及び方法 - Google Patents

気象データの統計的分析を用いて経済動向を予想するシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

開示されているのは、従来式のシステムの技術的問題を克服する経済予想システムである。従来式の経済予想システムは、過去の経済の動きを分析して、未来の動きを予測する統計モデルを構築することが可能である。しかしながら、従来式システムは、過去の気象データを取り込むと、気象尺度の高い多重共線性が原因で、生成するモデルがオーバーフィット及び/又はアンダーフィットになる。開示のシステムは、(各グループ中の気象尺度の多重共線性に基づいて)グループ分けされた気象尺度を分析し、各グループ中の1つ以上の最も統計的に有意な気象尺度を使用して統計モデルを生成することによって、従来式システムの技術的問題を克服する。

Description

気象データの統計的分析を用いて経済動向を予想するシステム及び方法に関する。
マクロ経済動向及びミクロ経済動向は、インフラストラクチャの可用性からエネルギ消費まで、天候に左右されることが多い。同様に人間の行動も(意識的であれ意識下であれ)天候に左右されることが多い。そこで、企業や他の組織は、全体的な経済動向から個々の製品の需要まで、あらゆることを予測する正確な予想を必要とする。
従来式の経済予想システムは、過去の経済の動きを分析して、未来の経済の動きを予測する経済予想モデルを構築する。気象データベースには、過去の事象と相関があるかもしれない履歴気象データが含まれる。従って、従来式の幾つかの経済予想システムは、過去の気象データを取り込んで、経済の動きを気象条件の関数としてモデル化することにより、予想される気象条件及び気候条件を考慮して未来の経済の動きを予測する。
従来式の経済予想システムは、関心対象の経済尺度をモデル化するにあたり、関心対象の経済尺度と相関があるかもしれない、利用できる全ての尺度を分析し、関心対象の経済尺度と相関がある尺度を特定し、関心対象の経済尺度を、関心対象の経済尺度と統計的に有意な相関がある全ての尺度の関数として予想するモデルを生成する。
しかしながら、従来式のシステムは、過去の気象尺度の多重共線性の為に、過去の気象尺度に基づく過去事象のモデル化には不十分な構造である。多重共線性は、2つ以上の尺度の間に中程度又は高度の相関がある場合に発生する現象である。気象学及び気候科学の分野では、気象尺度の数がかなり増えている。例えば、アキュウェザー・エンタープライズ・ソリューションズ(ペンシルベニア州ステートカレッジ)(AccuWeather Enterprise Solutions of State College, PA)から現在提供されている気象データベースには、1次導関数、2次導関数等を含めて300を超える数の気象尺度が含まれている。それらの増えた気象尺度の幾つかは、よりシンプルな経済予想システムで検討できる、よりシンプルな気象尺度よりも経済動向をよく予測する。しかしながら、利用可能な気象尺度の数が300を超えることで、多重共線性が頻繁に発生する。これは、それらの気象尺度の幾つかが同じ現象に強く関連する測定値である為である。例えば、毎日の高い気温、低い気温、及び平均気温は全て異なる尺度である。しかしながら、それらは全て、特定の日の特定の場所の大気中に存在する熱を測定していることから、それら全ての間に高い相関がある。
履歴気象尺度の高い多重共線性の為に、従来式の経済予想システムで生成されるモデルはオーバーフィットかアンダーフィットになる。オーバーフィットは、分析が特定のデータ群に過剰に近づいて、又は過剰に厳密に対応した結果であり、従って、未来の観測結果の正確な予測に失敗する可能性がある。オーバーフィットしたモデルは、本質的には、過去データ中の残差変動(即ち、ノイズ)に追従しており、この変動が未来データ中に発生することは期待されない為、このモデルは不正確な予想につながる。アンダーフィットは、統計モデルがデータの基本構造を十分に取り込めなかった場合に発生する。アンダーフィットの単純な一例は、非線形データに線形モデルをフィットさせることであり、この場合は予測性能が不十分になりがちである。しかしながら、正確に規定されたモデルであれば現れるであろう幾つかのパラメータ又は項が欠落すると、モデルがアンダーフィットになる可能性がある。
そこで、履歴気象尺度の高い多重共線性に起因してモデルがオーバーフィットになったりアンダーフィットになったりすることなく、予想された気象尺度に基づいて未来の経済動向を予想する経済予想システムが必要とされている。
本発明は、上記従来技術における課題を解決するためになされたものである。
従来式の予想システムのそれら及び他の技術的問題を克服する経済予想システムを提供する。このシステムは、(各グループ中の気象尺度の多重共線性に基づいて)グループ分けされた気象尺度を分析し、各グループ中の最も統計的に有意な気象尺度を識別し、各グループ中の1つ以上の最も統計的に有意な気象尺度を使用して統計モデルを生成し、予想気象尺度を受け取り、統計モデル及び予想気象尺度に基づいて関心対象の経済実績尺度を予想する。
従来式の方法で生成されるモデルがアンダーフィット又はオーバーフィットになるのに対して、開示のシステムは、気象尺度の多重共線性に基づいてグループ分けされたそれらの気象尺度を分析することによって、検査の為の計算コストが高い多数の気象尺度を使用する場合でも、未来の経済動向を最もよく予測する気象尺度を効率的に識別する。
例示的実施形態の諸態様は、添付図面を参照することにより、よりよく理解されるであろう。図面中の各構成要素は、縮尺が必ずしも正確ではなく、むしろ、例示的実施形態の原理を図解することに重点を置いている。
一例示的実施形態による経済予想システムのブロック図である。 一例示的実施形態による、履歴気象尺度に基づいて関心対象の経済実績尺度のモデルを生成すること、並びに、予想気象尺度に基づいて関心対象の経済実績尺度の予想を生成することのプロセスの概要を示すフローチャートである。 一例示的実施形態による、各グループ中の最も統計的に有意な履歴気象尺度を選択するプロセスを示すブロック図である。 一例示的実施形態による経済予想システム100のアーキテクチャ400のブロック図である。 別の例示的実施形態による経済予想システム100の別のアーキテクチャ500のブロック図である。 別の例示的実施形態による経済予想システム100の別のアーキテクチャ600のブロック図である。
以下では、本発明の例示的実施形態の様々な図を示す図面を参照する。図面、及び本明細書の図面説明においては、特定の術語の使用は、あくまで便宜上であって、本発明の実施形態を限定するものとして解釈されるべきではない。更に、以下の図面及び説明では、全体を通して類似の参照符号は類似の要素を示している。
図1は、一例示的実施形態による経済予想システム100のブロック図である。
図1に示されるように、経済予想システム100は、経済実績データベース120、履歴気象データベース140、気象予想データベース160、及び経済予想エンジン180を含む。
履歴経済実績データベース120は、地理的位置が特定され時点インデックスが付加された履歴経済実績尺度122を格納する。履歴経済実績尺度122のそれぞれは、特定の場所124で特定の時点126に発生した1つ以上の事象を記述する。履歴経済実績データベース120は、地理的位置が特定され時点インデックスが付加された履歴経済実績尺度122のそれぞれについて、各尺度の大きさ122、場所124、及び時点126を格納する。場所124は、緯度及び経度、自治体(例えば、市、郡、州等)、地域等として表現されてよい。時点126は、日付、その日付における特定の時刻等であってよい。
履歴経済実績尺度122は、小売売上尺度(例えば、ドル建て売上、店頭販売量、動向の数、個々のSKU数でのアイテムの売上等)、インフラストラクチャ尺度(例えば、場所の可用性、停電数等)、コモディティ尺度(例えば、エネルギ使用量、他のコモディティの需要)、人的資源尺度(例えば、従業員の可用性)等を含んでよい。
履歴経済実績尺度122はサードパーティソースから入手可能であり、そのようなサードパーティソースとして、政府系ソース、例えば、米国海洋大気庁(National Oceanic and Atmospheric Administration)(NOAA)、米国航空宇宙局 (National Aeronautics and Space Administration)(NASA)、米国保健資源事業局(Health Resources & Services Administration)(HRSA)、米国経済分析局(Bureau of Economic Analysis)(BEA)、及び米国労働統計局(Bureau of Labor Statistics)(BLS)があり、又、民間の経済データソース、例えば、干ばつモニタ(Drought Monitor)、国立雪氷データセンタ(National Snow and Ice Data Center)(NSIDC)、ESRI市場(ESRI Marketplace)データ、コーネル社会経済研究所(Cornell Institute for Social and Economic Research)(CISER)、ツイッター(登録商標)及びフェイスブックのデータ、金融市場データ、及び停電データがある(フェイスブックはフェイスブック社(Facebook, Inc.)の商標であり、ツイッターはツイッター社(Twitter, Inc.)の商標である)。しかしながら、ほとんどの場合、経済予想システム100は、特定クライアント向けの経済動向の予想に使用され、この予想は、そのクライアントから入手した履歴経済実績尺度122に基づいて行われる。
履歴気象データベース140は、地理的位置が特定され時点インデックスが付加された履歴気象尺度142を格納する。地理的位置が特定され時点インデックスが付加された履歴気象尺度142のそれぞれは、やはり、特定の場所144及び特定の時点146における気象条件又は環境条件を記述する。履歴気象データベース140は、地理的位置が特定され時点インデックスが付加された履歴気象尺度142のそれぞれについて、各尺度の大きさ142、場所144、及び時点146を格納する。場所144は、緯度及び経度、自治体(例えば、市、郡、州等)、地域等として表現されてよい。時点146は、日付、その日付における特定の時刻等であってよい。
履歴気象尺度142としては、気温尺度(例えば、最高気温、最低気温、日平均気温(24時間)、最高気温の平年からの偏差、最低気温の平年からの偏差、日平均気温の平年からの偏差、日平均気温(最高/最低)、その他)、露点尺度、相対湿度尺度、地温尺度、及び水分尺度(例えば、最大露点温度、最小露点温度、平均露点温度、最大相対湿度、最小相対湿度、平均相対湿度、最大湿球温度、最小湿球温度、平均湿球温度、土壌水分、その他)、気圧尺度(例えば、最高気圧、最低気圧、平均気圧、その他)、冷房度日尺度、暖房度日尺度、積算有効度日尺度、積算成長度日尺度、及び凍結度日尺度(例えば、冷房度日、暖房度日、積算有効度日、積算成長度日、凍結度日、その他)、風尺度(例えば、最大持続風速、最小持続風速、平均持続風速、最大突風、その他)、太陽放射照度尺度(例えば、最大太陽放射照度、最小太陽放射照度、平均太陽放射照度、総太陽放射照度、その他)、日照尺度(例えば、総日照時間(分)、日照可能時間(分)、日照率(%)、その他)、降水尺度(例えば、観測された1日の水当量、1日の水当量が平年並みである割合(%)、その他)、雪尺度、凍結尺度、氷尺度、及びみぞれ尺度(例えば、降雪量、0.50インチにおける雪、地表の雪、35マイル以内の雪、その他)、春の嵐尺度、熱帯性低気圧尺度、ハリケーン尺度、及び視界尺度(例えば、平均視界、0.50マイルにおける視界、2.00マイルにおける視界、その他)があってよい。履歴気象尺度142は、1次導関数、2次導関数等を含んでよい。履歴気象尺度142は独自の気象尺度を含んでよく、例えば、日平均REALFEEL気温、1日の最高REALFEEL気温、1日の最低REALFEEL気温等を含んでよい(REALFEELはアキュウェザー社(AccuWeather, Inc.)の登録商標である)。
履歴気象尺度142は、例えば、アキュウェザー社(AccuWeather, Inc.)、アキュウェザー・エンタープライズ・ソリューションズ社(AccuWeather Enterprise Solutions, Inc.)、国立気象局(National Weather Service)(NWS)、国立ハリケーン・センター(National Hurricane Center)(NHC)、カナダ環境省(Environment Canada)、他の政府系機関(例えば、英国気象サービス(U.K. Meteorologic Service)、日本国気象庁(Japan Meteorological Agency)等、民間企業(例えば、ヴァイサラの北米雷検知ネットワーク(Vaisalia’s U.S. National Lightning Detection Network)、ウェザー・ディシジョン・テクノロジーズ社(Weather Decision Technologies, Inc.))、個人(例えば、スポッター ネットワーク(Spotter Network)のメンバ)等から入手可能である。履歴気象尺度142は更に、(例えば、米国環境保護庁(Environmental Protection Agency)(EPA)から入手された)環境条件に関する情報、及び/又は(例えば、米国地質調査所(U.S. Geological Survey)(USGS)から入手された)自然災害(地震など)に関する情報を含んでよい。
気象予想データベース160は、予想気象尺度162を格納する。予想気象尺度162は、特定の場所164及び特定の時点166における、予想される気象条件又は環境条件を含む。場所164は、緯度及び経度、自治体(例えば、市、郡、州等)、地域等として表現されてよい。時点166は、日付、その日付における特定の時刻等であってよい。予想気象尺度162は、短期予想気象尺度、長期予想気象尺度、長期気候学的尺度等であってよい。
予想気象尺度162は、履歴気象尺度142と同じ気象尺度を含み、同じソースから入手可能である。経済予想システム100は更に、気象予想エンジン(図示せず)を含んでよく、気象予想エンジンは、予想気象尺度162の幾つか又は全てを生成し、例えば、大気及び海洋の1つ以上の数学モデルを使用して、現在の気象条件に基づく未来の気象条件を予測する。
経済予想エンジン180は、関心対象の、地理的位置が特定され時点インデックスが付加された履歴経済実績尺度122と、地理的位置が特定され時点インデックスが付加された履歴気象尺度142との相関に基づいて、関心対象の各経済実績尺度122の統計モデルを構築する。後で詳述されるように、経済予想エンジン180が関心対象の履歴経済実績尺度122と相関がある履歴気象尺度142を識別し、それによって、このモデルは、予想気象尺度162に基づいて関心対象の経済実績尺度122を予想するように生成及び使用されることが可能である。
ただし、経済予想エンジン180は、全ての気象尺度142を一緒くたに分析するわけではなく、統計的に有意であると認められた全ての履歴気象尺度142を使用して統計モデルを構築するわけでもない。これは、そのようにすると、本開示の背景技術の項で説明されたように、モデルがオーバーフィット又はアンダーフィットになる為であり、それは、部分的には、履歴気象尺度142の多重共線性に起因する。
その代わりに、経済予想エンジン180は、履歴気象尺度142の各グループを別々に分析し、各グループにおいて最も統計的に有意な履歴気象尺度142のうちの1つ以上を識別する。各グループは、履歴気象尺度142の多重共線性に基づいてグループ化された履歴気象尺度142を含む。
一例示的実施形態では、経済予想エンジン180は、以下の10個のグループの履歴気象尺度142を使用する。
1.気温尺度
a.最高気温
b.最低気温
c.日平均気温(24時間)
d.最高気温の平年からの偏差
e.最低気温の平年からの偏差
f.日平均気温の平年からの偏差
g.日平均気温(最高/最低)
h.その他
2.露点尺度、相対湿度尺度、地温尺度、及び水分尺度
a.最大露点温度
b.最小露点温度
c.平均露点温度
d.最大相対湿度
e.最小相対湿度
f.平均相対湿度
g.最大湿球温度
h.最小湿球温度
i.平均湿球温度
j.土壌水分
k.その他
3.気圧尺度
a.最高気圧
b.最低気圧
c.日平均気圧
d.その他
4.冷房度日尺度、暖房度日尺度、積算有効度日尺度、積算成長度日尺度、及び凍結度日尺度
a.冷房度日
b.暖房度日
c.積算有効度日
d.積算成長度日
e.凍結度日
f.その他
5.風尺度
a.最大持続風速
b.最小持続風速
c.平均風速
d.最大突風
e.その他
6.太陽放射照度尺度
a.最大太陽放射照度
b.最小太陽放射照度
c.平均太陽放射照度
d.総太陽放射照度
e.その他
7.日照尺度
a.総日照時間(分)
b.日照可能時間(分)
c.日照率(%)
d.その他
8.降水尺度
a.観測された1日の水当量
b.1日の水当量が平年並みである割合(%)
c.その他
9.雪尺度、凍結尺度、氷尺度、及びみぞれ尺度
a.降雪量
b.0.50インチにおける雪
c.地表の雪
d.35マイル以内の雪
e.その他
10.春の嵐尺度、熱帯性低気圧尺度、ハリケーン尺度、及び視界尺度
a.平均視界
b.0.50マイルにおける視界
c.2.00マイルにおける視界
d.その他
履歴気象尺度142は、それらの多重共線性に基づいて(例えば、上記に示したように)グループ分けされる。具体的には、履歴気象尺度142のグループ分けは、ピアソン相関係数の絶対値が最大である履歴気象尺度142同士が同じグループになるように行われる。表1は、ピアソン相関係数を使用して多重共線性を特定する場合の経験則を示す。
Figure 2020509484
表2は、ピアソン相関係数に基づく履歴気象尺度142のグループ分けの簡略化された例を示しており、ここでは、3つの気温尺度(最高気温、最低気温、及び平均気温)、並びに3つの風尺度(最大風速、最小風速、及び平均風速)だけを使用している。
Figure 2020509484
表2に示されるように、最高気温、最低気温、及び平均気温は全て、互いに対して強い(この例では正の)相関があり、従って、(気温尺度として)同じグループになる。同様に、最大風速、最小風速、及び平均風速は全て、互いに対して中程度から強い(この例では正の)相関があり、従って、(風尺度として)同じグループになる。逆に、どの気温尺度も、どの風尺度とも(正であれ負であれ)弱い相関すらない。従って、この例の気温尺度とこの例の風尺度は別々のグループに分けられる。
図2は、一例示的実施形態による、上述のようにグループ分けされた履歴気象尺度142に基づいて関心対象の経済実績尺度122のモデルを生成すること、並びに、予想気象尺度162に基づいて関心対象の経済実績尺度122の予想を生成することのプロセス200の概要を示すフローチャートである。プロセス200は、関心対象の経済実績尺度122のそれぞれについて、経済予想エンジン180によって実施される。
ステップ210で、履歴気象尺度142の各グループについて、相関分析が実施される。相関分析では、関心対象の経済実績尺度122に対する各履歴気象尺度142のピアソン相関係数及び統計的有意性(例えば、確率値(「p値」))を計算する。
ステップ220で、履歴気象尺度142の各グループから、最多で所定の数の最も統計的に有意な履歴気象尺度142が選択される。プロセス210及び220での、相関分析を実施することと、各グループ中の最も統計的に有意な履歴気象尺度142を選択することと、については図3を参照して詳述する。
ステップ230で、選択された履歴気象尺度142を使用した統計モデルが生成される。予想モデルは、回帰分析(例えば、線形回帰分析、ロジスティック回帰分析、最良サブセット回帰分析、段階的重回帰分析等)、決定木(例えば、C5、CART、CHAID等)、ニューラルネットワーク(多層パーセプトロン、放射基底関数等)、又は他の人工知能等を使用して生成されてよい。
ステップ240で、予想気象尺度162が受け取られる。
ステップ250で、関心対象の経済実績尺度122の予想が生成される。この予想は、ステップ230で生成された統計モデルと、ステップ240で受け取られた予想気象尺度162とに基づいて行われる。
ステップ260では、ステップ250で生成された予想が出力される。予想は、グラフィカルユーザインタフェースによりユーザに対して出力されてよい。追加又は代替として、予想は、クライアントコンピューティング装置(例えば、関心対象の経済実績尺度122のソース)への送信の為に通信ネットワークに出力されてよい。
図3は、一例示的実施形態による、各グループ中の最も統計的に有意な履歴気象尺度142を判別及び選択するプロセス210及び220を示すブロック図である。
図3に示されるように、履歴気象尺度142のそれぞれは、グループ分けされている。この例では、履歴気象尺度142は、グループAからグループJに分けられており、グループAは尺度A1、尺度A2等を含み、グループBは尺度B1、尺度B2等を含む。
履歴気象尺度142の各グループについて、相関分析が実施されて、各履歴気象尺度142のピアソン相関係数及び統計的優位性が識別される。具体的には、グループAについては、ステップ210で相関分析が実施されて、関心対象の経済実績尺度122に対する、グループAの履歴気象尺度A1、A2等のそれぞれのピアソン相関係数及び統計的優位性が識別される。同様に、グループBについては、ステップ211で相関分析が実施されて、関心対象の経済実績尺度122に対する、グループBの履歴気象尺度B1、B2等のそれぞれのピアソン相関係数及び統計的優位性が識別される。グループCからグループJの履歴気象尺度142のそれぞれについても、ステップ212からステップ219において同様の相関分析が実施される。
表3は、7つの気温尺度のピアソン相関係数及び統計的優位性を識別する例を示す(上述の例のグループA)。
Figure 2020509484
履歴気象尺度142の各グループにおいて、最多でn個の最も有意な履歴気象尺度142が選択される。具体的には、ステップ220のグループAにおいては、統計的優位性が所定閾値以内である履歴気象尺度142が斜n個あるとすれば、ピアソン相関係数の絶対値が最大であるn個の履歴気象尺度142が選択される(所定閾値は、例えば、p≦0.05であってよく、又はより好ましくはp≦0.01であってよく、又は最も好ましくはp≦0.001であってよい)。同様に、ステップ221のグループBにおいては、(統計的優位性が所定閾値以内である履歴気象尺度142がn個あるとすれば)ピアソン相関係数の絶対値が最大であるn個の履歴気象尺度142が選択される。ステップ222からステップ229においても同様の選択プロセスが実施されて、グループCから最多でn個の尺度が選択され、グループDから最多でn個の尺度が選択され、…グループJから最多でn個の尺度が選択される。
表3の例を再度参照すると、グループAから選択される履歴気象尺度142の数nが2であれば、経済予想エンジン180は、統計モデルを構築する為に、最高気温の平年からの偏差と日平均気温の平年からの偏差とを選択することになる。
各グループから選択される履歴気象尺度の数nは、グループごとに異なってよい。上述の、履歴気象尺度142の特定の10個のグループを使用すると、最も好ましい実施形態では、経済予想エンジン180は、最も有意な2つの気温尺度(グループ1)と、最も有意な2つの露点尺度、相対湿度尺度、地温尺度、及び水分尺度(グループ2)と、1つの最も統計的に有意な気圧尺度(グループ3)と、最も統計的に有意な2つの冷房度日尺度、暖房度日尺度、積算有効度日尺度、積算成長度日尺度、及び凍結度日尺度(グループ4)と、最も統計的に有意な2つの風尺度(グループ5)と、最も統計的に有意な1つの太陽放射照度尺度(グループ6)と、最も統計的に有意な2つの日照尺度(グループ7)と、最も統計的に有意な2つの降水尺度(グループ8)と、最も統計的に有意な3つの雪尺度、凍結尺度、氷尺度、及びみぞれ尺度(グループ9)と、最も統計的に有意な3つの熱帯性低気圧尺度、ハリケーン尺度、及び視界尺度(グループ10)と、を選択する。
上述のように、経済予想エンジン180は、全グループから選択された履歴気象尺度142(最も好ましい実施形態では、関心対象の経済実績尺度122に対して最も統計的に有意な20個の履歴気象尺度142)を使用し、関心対象の経済実績尺度122を予想する統計モデルを生成する。
図4は、一例示的実施形態による経済予想システム100のアーキテクチャ400のブロック図である。
図4に示されるように、アーキテクチャ400は、(例えば、1つ以上のクライアント側ネットワーク432を介して通信する)1つ以上のクライアント側装置420と、(例えば、1つ以上のサーバ側ネットワーク434を介して通信する)1つ以上のサーバ側装置440と、を含んでよい。クライアント側装置420は、インターネットなどのワイドエリアネットワーク436を介してサーバ側装置と通信してよい。クライアント側装置420は、1つ以上のクライアントコンピュータ422、424等を、非一時的コンピュータ可読記憶媒体426とともに含んでよい。サーバ側装置440は、1つ以上のサーバ442、444等を、非一時的コンピュータ可読記憶媒体446とともに含んでよい。
クライアントコンピュータ422、424等のそれぞれは、ネットワーク432、436等を介してデータの送信及び/又は受信を行うように構成された任意の適切なハードウェアコンピューティング装置であってよい。クライアントコンピュータ422、424等のそれぞれは、例えば、サーバ、パーソナルコンピュータ、ノートブックコンピュータ、スマートフォン、個人用携帯情報端末(PDA)、タブレット、ネットワーク接続車両等のような、ネットワーク接続されたコンピューティング装置であってよい。各クライアントコンピュータは、内部記憶装置及びハードウェアプロセッサ(例えば、中央処理ユニット(CPU))を含む。クライアントコンピュータ422、424等の幾つか又は全てが、出力装置(例えば、ディスプレイ)及び入力装置(例えば、キーボード、マウス、タッチパッド等)を含んでよい。1つ以上のサーバ442、444等のそれぞれは、ネットワーク434、436等を介してデータの送信及び/又は受信を行うように構成された任意の適切なハードウェアコンピューティング装置であってよい。1つ以上のサーバ442、444等のそれぞれは、例えば、アプリケーションサーバ及びウェブサーバであってよく、ウェブサーバは、クライアント側コンピューティング装置420からアクセス可能なウェブサイトをホストする。1つ以上のサーバ442、444等のそれぞれは、内部非一時的記憶装置と少なくとも1つのハードウェアコンピュータプロセッサとを含む。各非一時的コンピュータ可読記憶媒体426及び446は、ハードディスク、ソリッドステートメモリ等を含んでよい。1つ以上のネットワーク432、434、436等は、インターネット、セルラネットワーク、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)等の任意の組み合わせを含んでよい。ネットワーク432、434、436等を介しての通信は、有線接続及び/又は無線接続によって実現されてよい。
図1を再度参照すると、経済予想システム100は、経済実績データベース120、履歴気象データベース140、気象予想データベース160、及び経済予想エンジン180を含む。経済予想エンジン180は、ソフトウェア命令がハードウェアコンピュータプロセッサで実行されることによって実現されてよい。経済予想エンジン180は、ソフトウェア命令が、(サーバ側の)サーバ442、444等のうちの1つ、及び/又は(クライアント側の)クライアントコンピュータ422、424等のうちの1つで実行されることによって実現されてよい。同様に、経済実績データベース120、履歴気象データベース140、及び気象予想データベース160は、(サーバ側440の)非一時的コンピュータ可読記憶媒体446、及び/又は(クライアント側420の)非一時的コンピュータ可読記憶媒体426に格納されてよい。
図4に示されたアーキテクチャ400では、経済予想エンジン180は、ソフトウェア命令が(サーバ側の)サーバ442、444等のうちの1つで実行されることによって実現され、経済実績データベース120、履歴気象データベース140、及び気象予想データベース160は、(サーバ側440の)非一時的コンピュータ可読記憶媒体446に格納される。しかしながら、経済実績尺度122、並びに経済実績尺度122に関連付けられた場所124及び時点126は、(クライアント側420の)1つ以上のクライアントコンピュータ422、424等から受け取られてよい。この実施形態では、経済予想エンジン180は、関心対象の各経済実績尺度122の予想を、ワイドエリアネットワーク436を介してクライアントコンピュータ422又は424のうちの1つ以上に送信する為に、サーバ側ネットワーク434に出力してよい。クライアントコンピュータ422、424等は、グラフィカルユーザインタフェースにより、予想をユーザに対して出力してよい。
図5は、別の例示的実施形態による経済予想システム100の別のアーキテクチャ500のブロック図である。
図5に示されたアーキテクチャ500は、図4に示されたアーキテクチャ400とよく似ており、異なる点として、経済予想エンジン180は、ソフトウェア命令が(クライアント側420の)クライアントコンピュータ422、424等のうちの1つで実行されることによって実現され、経済実績データベース120、履歴気象データベース140、及び気象予想データベース160は、(クライアント側420の)非一時的コンピュータ可読記憶媒体426に格納される。この実施形態では、履歴気象尺度142(並びに履歴気象尺度142に関連付けられた場所144及び時点146)及び予想気象尺度162(並びに予想気象尺度162に関連付けられた場所164及び時点166)は、(サーバ側440の)1つ以上のサーバ442、444等から受け取られてよい。この実施形態では、経済予想エンジン180は、関心対象の各経済実績尺度122の予想を、グラフィカルユーザインタフェースにより、ユーザに対して出力してよい。
図6は、別の例示的実施形態による経済予想システム100の別のアーキテクチャ600のブロック図である。
図5に示されたアーキテクチャ600は、図4に示されたアーキテクチャ400とよく似ており、異なる点として、アーキテクチャ600は更に、クラウドコンピューティングプラットフォーム620(例えば、機械学習プラットフォーム又は他の人工知能プラットフォーム)を含む。クラウドコンピューティングプラットフォーム620は、例えば、マイクロソフト・アジュール(Microsoft Azure)機械学習環境であってよい。この実施形態では、経済予想エンジン180は、ソフトウェア命令がクラウドコンピューティングプラットフォーム620で実行されることによって実現される。アーキテクチャ400及びアーキテクチャ500と同様に、経済実績データベース120、履歴気象データベース140、及び気象予想データベース160は、(サーバ側440の)非一時的コンピュータ可読記憶媒体424、及び/又は(クライアント側420の)非一時的コンピュータ可読記憶媒体426に格納されてよい。
現在利用可能な気象データベースの履歴気象尺度142の数は300を超えている為、上述の次元縮小プロセスによって、経済予想システム100は、(従来式の経済予想システムで行われうるように)全ての尺度と一緒くたに検査された場合には潜在的に見失われるかもしれない有意な尺度142を見つけ出すことが可能になり、これによって、関心対象の経済実績尺度122の予想に使用される統計モデルの精度が向上する。一例として、風速、気温、及び湿度が一緒くたに検査される場合、気温及び湿度が、それらの強い相互作用に起因して統計的に有意になる場合があり、その場合には、関心対象の経済実績尺度122に対する風速の影響が薄まる。これに対し、上述のように経済予想システム100が風速を他の風速尺度と併せて検査した場合、経済予想システム100は、最大持続風速と最大突風風速とが特定の経済実績尺度122に対して統計的に有意であることを見つけ出した。
経済予想システム100は、非常に正確な経済動向予想を生成する。これは、未来モデルの正確さを犠牲にすることなく、履歴気象尺度142の数を減らして、より管理しやすいセットにすることと、各グループの中で最も統計的に有意な履歴気象尺度142により分析プロセスを実施することと、によって行われる。開示の経済予想システム100は更に、ユーザが様々な分析プロジェクトを実施する為の、再現性のある結果を提供する。
概して、検査に使用可能な多数の履歴気象尺度142を検査するのは、計算コストが高い。履歴気象尺度142をグループ分けして検査することにより(且つ、後で各グループ中の最も統計的に有意な履歴気象尺度142を組み合わせて統計モデルを生成することにより)、経済予想システム100は、各グループ中のどの履歴気象尺度142が関心対象の経済実績尺度122と有意な関係にあるかを効率的に判定することが可能である。
経済予想システム100は更に、経済動向の最も正確な見通し及び予想をクライアントに提供して、クライアントが予想気象尺度162を利用して、未来の売上を増やす事象を取り込み、売上を減らす事象を最小化することができるようにすることが可能である。経済予想システム100は、製品ライン及び地理的領域の全体にわたって、より効果的なプランニング及び売上増加を可能にする。
従来式の経済予想システムは、履歴気象尺度142を一緒くたに分析する為に、生成される統計モデルがアンダーフィット及び/又はオーバーフィットになる可能性があるという技術的な問題があり、これは、部分的には、履歴気象尺度142の高い多重共線性が原因である。経済予想システム100は、この技術的問題を克服する。従来式の経済予想システムは、履歴気象尺度142を一緒くたに分析することによって、生成する統計モデルがアンダーフィットになる可能性があり、この統計モデルは、関心対象の経済実績尺度122を、以下の5つの履歴気象尺度142だけの関数として予想する。
・日照可能時間(分)
・計算された日照率(%)
・0.50インチにおける雪
・地表の雪
・総水当量
これに対し、経済予想システム100は、上述の次元縮小プロセスを用いることにより、履歴気象尺度142が一緒くたに分析された場合には見失われる、関心対象の経済実績尺度122との関係がより微細な履歴気象尺度142を識別することが可能である。従って、経済予想システム100が上述の次元縮小プロセスを用いて生成する統計モデルは、関心対象の経済実績尺度122を、以下の13個の履歴気象尺度142の関数として予想する。
・平均風速
・最大湿球温度
・最小相対湿度
・最小持続風速
・日照可能時間(分)
・計算された日照率(%)
・0.50インチにおける雪
・地表の雪
・35マイル以内の雪
・土壌水分
・総水当量
・0.50マイルにおける視界
・2.00マイルにおける視界
ここまで好ましい実施形態について説明してきたが、本開示を精査した当業者であれば容易に理解されるように、本発明の範囲から逸脱しない限り、他の実施形態も実現可能である。例えば、具体的な数のハードウェアコンポーネント、ソフトウェアモジュール等の開示は、例示的であって限定的ではない。従って、本発明は、添付の特許請求項によってのみ限定されるものとして理解されたい。

Claims (21)

  1. 関心対象の経済実績尺度を予想するシステムであって、
    前記関心対象の経済実績尺度を含む、1つ以上の、地理的位置が特定され時点インデックスが付加された履歴経済実績尺度を格納する履歴経済実績データベースと、
    地理的位置が特定され時点インデックスが付加された履歴気象尺度を格納する履歴気象データベースであって、前記履歴気象尺度は、高い多重共線性を有する前記履歴気象尺度同士が同じグループになるようにグループ分けされる、前記履歴気象データベースと、
    地理的位置が特定され時点インデックスが付加された予想気象尺度を格納する気象予想データベースと、
    経済予想エンジンであって、
    相関分析を実施して、前記関心対象の経済実績尺度に対する前記履歴気象尺度のそれぞれの相関及び統計的有意性を識別するステップと、
    各グループから、前記関心対象の経済実績尺度に対して最も高い相関を有し、統計的有意性が所定の閾値を満たすか超える、最多で所定の数の履歴気象尺度を選択するステップと、
    前記グループの全てから前記選択された履歴気象尺度を使用して、前記関心対象の経済実績尺度を予想する統計モデルを生成するステップと、
    前記統計モデル及び前記予想気象尺度を使用して前記関心対象の経済実績尺度を予想するステップと、
    前記関心対象の予想経済実績尺度を、ユーザに対して表示する為に出力するステップと、
    を実施する前記経済予想エンジンと、
    を含むシステム。
  2. 前記経済予想エンジンは、回帰分析を用いて前記統計モデルを生成する、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記経済予想エンジンは、決定木を用いて前記統計モデルを生成する、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記経済予想エンジンは、ニューラルネットワークを用いて前記統計モデルを生成する、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記履歴気象尺度は、互いに対するピアソン相関係数の絶対値が最大である前記履歴気象尺度同士が同じグループになるようにグループ分けされる、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記経済予想エンジンは、各グループから、前記関心対象の経済実績尺度に対してピアソン相関係数の絶対値が最大である、最多で前記所定の数の履歴気象尺度を選択する、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記グループは第1のグループ及び第2のグループを含み、
    前記経済予想エンジンは、前記第1のグループから、最多で第1の所定の数の履歴気象尺度を選択し、前記第1のグループから、最多で第2の所定の数の履歴気象尺度を選択し、
    前記第1の所定の数は、前記第2の所定の数と異なる、
    請求項1に記載のシステム。
  8. 統計的有意性の前記所定の閾値は、0.05以下の確率値である、請求項1に記載のシステム。
  9. 気象尺度の前記グループとして、気温尺度のグループ、露点尺度、相対湿度尺度、地温尺度、及び水分尺度のグループ、気圧尺度のグループ、冷房度日尺度、暖房度日尺度、積算有効度日尺度、積算成長度日尺度、及び凍結度日尺度のグループ、風尺度のグループ、太陽放射照度尺度のグループ、日照尺度のグループ、降水尺度のグループ、雪尺度、凍結尺度、氷尺度、及びみぞれ尺度のグループ、並びに春の嵐尺度、熱帯性低気圧尺度、ハリケーン尺度、及び視界尺度のグループがある、請求項1に記載のシステム。
  10. 前記経済予想エンジンは、最多で2つの気温尺度と、最多で2つの露点尺度、相対湿度尺度、地温尺度、及び水分尺度と、最多で1つの気圧尺度と、最多で2つの冷房度日尺度、暖房度日尺度、積算有効度日尺度、積算成長度日尺度、及び凍結度日尺度と、最多で2つの風尺度と、最多で1つの太陽放射照度尺度と、最多で2つの日照尺度と、最多で2つの降水尺度と、最多で3つの雪尺度、凍結尺度、氷尺度、及びみぞれ尺度と、最多で3つの春の嵐尺度、熱帯性低気圧尺度、ハリケーン尺度、及び視界尺度と、を選択する、請求項9に記載のシステム。
  11. 地理的位置が特定され時点インデックスが付加された履歴気象尺度に基づいて関心対象の経済実績尺度を予想する方法であって、前記履歴気象尺度は、高い多重共線性を有する前記履歴気象尺度同士が同じグループになるようにグループ分けされ、
    前記関心対象の経済実績尺度を含む、1つ以上の、地理的位置が特定され時点インデックスが付加された履歴経済実績尺度を受け取るステップと、
    地理的位置が特定され時点インデックスが付加された予想気象尺度を受け取るステップと、
    相関分析を実施して、前記関心対象の経済実績尺度に対する前記履歴気象尺度のそれぞれの相関及び統計的有意性を識別するステップと、
    各グループから、前記関心対象の経済実績尺度に対して最も高い相関を有し、統計的有意性が所定の閾値を満たすか超える、最多で所定の数の履歴気象尺度を選択するステップと、
    前記グループの全てから前記選択された履歴気象尺度を使用して、前記関心対象の経済実績尺度を予想する統計モデルを生成するステップと、
    前記統計モデル及び前記予想気象尺度を使用して前記関心対象の経済実績尺度を予想するステップと、
    前記関心対象の予想経済実績尺度を、ユーザに対して表示する為に出力するステップと、
    を含む方法。
  12. 前記統計モデルは、回帰分析を用いて生成される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記統計モデルは、決定木を用いて生成される、請求項11に記載の方法。
  14. 前記統計モデルは、ニューラルネットワークを用いて生成される、請求項11に記載の方法。
  15. 前記履歴気象尺度は、互いに対するピアソン相関係数の絶対値が最大である前記履歴気象尺度同士が同じグループになるようにグループ分けされる、請求項11に記載の方法。
  16. 各グループから、前記関心対象の経済実績尺度に対してピアソン相関係数の絶対値が最大である、前記所定の数の履歴気象尺度が選択される、請求項11に記載の方法。
  17. 前記グループは第1のグループ及び第2のグループを含み、
    前記第1のグループから、第1の所定の数の履歴気象尺度が選択され、前記第1のグループから、最多で第2の所定の数の履歴気象尺度が選択され、
    前記第1の所定の数は、前記第2の所定の数と異なる、
    請求項11に記載の方法。
  18. 統計的有意性の前記所定の閾値は、0.05以下の確率値である、請求項11に記載の方法。
  19. 気象尺度の前記グループとして、気温尺度のグループ、露点尺度、相対湿度尺度、地温尺度、及び水分尺度のグループ、気圧尺度のグループ、冷房度日尺度、暖房度日尺度、積算有効度日尺度、積算成長度日尺度、及び凍結度日尺度のグループ、風尺度のグループ、太陽放射照度尺度のグループ、日照尺度のグループ、降水尺度のグループ、雪尺度、凍結尺度、氷尺度、及びみぞれ尺度のグループ、並びに春の嵐尺度、熱帯性低気圧尺度、ハリケーン尺度、及び視界尺度のグループがある、請求項11に記載の方法。
  20. 最多で2つの気温尺度と、最多で2つの露点尺度、相対湿度尺度、地温尺度、及び水分尺度と、最多で1つの気圧尺度と、最多で2つの冷房度日尺度、暖房度日尺度、積算有効度日尺度、積算成長度日尺度、及び凍結度日尺度と、最多で2つの風尺度と、最多で1つの太陽放射照度尺度と、最多で2つの日照尺度と、最多で2つの降水尺度と、最多で3つの雪尺度、凍結尺度、氷尺度、及びみぞれ尺度と、最多で3つの春の嵐尺度、熱帯性低気圧尺度、ハリケーン尺度、及び視界尺度と、が選択される、請求項19に記載の方法。
  21. コンピュータプロセッサで実行された場合に、地理的位置が特定され時点インデックスが付加された履歴気象尺度に基づいて関心対象の経済実績尺度を予想することを前記コンピュータプロセッサに行わせる命令を記憶している非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記履歴気象尺度は、高い多重共線性を有する前記履歴気象尺度同士が同じグループになるようにグループ分けされ、前記命令は、
    前記関心対象の経済実績尺度を含む、1つ以上の、地理的位置が特定され時点インデックスが付加された履歴経済実績尺度を受け取るステップと、
    地理的位置が特定され時点インデックスが付加された予想気象尺度を受け取るステップと、
    相関分析を実施して、前記関心対象の経済実績尺度に対する前記履歴気象尺度のそれぞれの相関及び統計的有意性を識別するステップと、
    各グループから、前記関心対象の経済実績尺度に対して最も高い相関を有し、統計的有意性が所定の閾値を満たすか超える、最多で所定の数の履歴気象尺度を選択するステップと、
    前記グループの全てから前記選択された履歴気象尺度を使用して、前記関心対象の経済実績尺度を予想する統計モデルを生成するステップと、
    前記統計モデル及び前記予想気象尺度を使用して前記関心対象の経済実績尺度を予想するステップと、
    前記関心対象の予想経済実績尺度を、ユーザに対して表示する為に出力するステップと、
    を含むプロセスを前記コンピュータに実施させる、
    非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
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